JP2018514504A - 毛髪処理組成物、キット及びその方法 - Google Patents

毛髪処理組成物、キット及びその方法 Download PDF

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Abstract

毛髪処理組成物、特に、1種以上の酸化剤と、アンモニア、その塩及びそれらの混合物からなる群から選択される1種以上のアルカリ化剤と、1種以上の脂肪族アルコールと、1種以上の非イオン界面活性剤と、少量の特定の脂肪族化合物とを含む毛髪染色及び/又は脱色組成物。キット及びその方法も提供される。塗布の際に前記アルカリ化剤の臭いを除去又は低減すると共に、優れた毛髪トリートメント性能(特に、優れた染色及び脱色性能)が達成される。

Description

本発明は、毛髪処理組成物に関し、特に、アンモニア、その塩及びそれらの混合物からなる群から選択されるアルカリ化剤と、1種以上の脂肪族アルコールと、脂肪族アルコールとは異なる1種以上の非イオン界面活性剤と、少量の脂肪族化合物とを含む(或いは脂肪族化合物をまったく含まない)毛髪の染色組成物及び/又は脱色組成物に関する。本発明は、キット及びその方法にも関する。本発明は、塗布の際の前記アルカリ化剤の臭いを低減又は除去すると共に、優れた毛髪処理性能(特に、優れた染色及び脱色性能)をもたらす。
毛髪染料を塗布してケラチン繊維(特に人間の毛髪)の色をいつまでも変えることはよく知られている。希望する毛髪の色及び色の強さを消費者に提供するために、非常に複雑な化学過程が利用される。永久的毛髪着色配合物は典型的には、酸化毛髪染料前駆体を含み、この前駆体は角質を通り抜けて毛髪及び皮質に浸透し、そこで相互に、また好適な酸化剤と反応して、最終染料分子を形成することができる。結果として生じるこうした分子はサイズが大きいため、その後の水及び/又は洗浄剤による洗浄時に毛髪の中から容易に外に出ることができない。それゆえに、消費者の望みどおり色がいつまでも保たれる。この反応は典型的には、アルカリ化剤及び酸化剤の存在下で約8.5〜約10.5のpH(およそpH10)で行われる。
市販の毛髪着色製品は長年にわたって提供されてきたという事実にもかかわらず、そうした製品はいまだに幾つもの消費者に関係した欠陥がある。
典型的には、永久染毛剤製品は、アルカリ(典型的には、アンモニアの供給源)を含むであろう。これは、毛髪を膨潤させて、染料前駆体分子が毛髪に入り込めるようにするという目的を果たすのに役立ち、さらに、酸化剤(典型的には過酸化水素)による明るくする効果を向上させる。アンモニアは、他のアルカリ化剤と比較して、毛髪の染色及び/又は脱色性能並びに毛髪損傷特性(hair damage profile)が最もよい。しかし、アンモニアは揮発性でもあり、その臭いはそのような製品の消費者にとって極めて不快なものである。特に、そうした毛髪の染色及び/又は脱色製品は鼻のすぐ近くで使用されるので、極めて不快である。それゆえに、消費者が望むような明るさの程度(lightening level)及び色をもたらすが、それでも感知されるアンモニア臭が少ないか又はなくなっている、酸化毛髪染色及び/又は脱色組成物、そのキットを提供することが非常に望ましいであろう。
上に示した改善分野に対処するための数々の試みについて文献に記載されている。例えば、カーボネート及び/又はカルバメート化合物を含む毛髪染色及び/又は脱色組成物が記載されている。モノエタノールアミンなどのアルカリ化剤(アンモニア及びその塩の代替品)を含む毛髪染色及び/又は脱色組成物も記載されている。アンモニア臭を遮断し、かつ/又は打ち消す化合物についても記載されている。さらに、ある特定量の脂肪族化合物を含む組成物も開発された。しかし、そうした以前の試みは、更に進んだ基準に対しては十分満足のいくものであることが示されていない。なぜなら、それらは、色の送達、取込み及び/又は耐久性が不十分であることを含む限られた毛髪染色及び/又は脱色性能、もろい繊維が形成されることを含む毛髪への著しい損傷を示し、かつ/又は、組成物を毛髪に塗布すると毛髪にべたつき感が生じることがあるためである。実施形態によっては、組成物中に脂肪族化合物を使用すると、さらに欠点が生じることがある。例えば、組成物を製造するための方法はいっそう複雑になり、組成物は、高温で安定性がなくなることがある。
アンモニア臭を低減させた組成物が、国際公開第2014/090645(A2)号、米国特許出願公開第2014/0165299(A1)号、米国特許出願公開第2014/0165300(A1)号及び国際公開第2015/018412(A2)号に開示されている。
しかし、特に、毛髪に塗布する際に、臭いが少ないか又は無臭である、アンモニア及び/又はその塩を含む組成物を提供することが未だに必要とされている。また、毛髪処理性能が優れているにもかかわらず、臭いが少ないか又は無臭である、アンモニア及び/又はその塩を含む組成物を提供することも必要とされている。また、毛髪繊維に大きな損傷を与えることのない、臭いが少ないか又は無臭である、アンモニア及び/又はその塩を含む組成物を提供することも必要とされている。また、毛髪にべたつき感を与えることのない、臭いが少ないか又は無臭である、アンモニア及び/又はその塩を含む組成物を提供することも必要とされている。最後に、作りやすく、高温での良好な安定性を特徴とする、臭いが少ないか又は無臭である、アンモニア及び/又はその塩を含む組成物を提供することも必要とされている。
1つの態様では、本発明は、毛髪へ塗布する前に混合される第1の水性成分及び第2の水性成分を含む、毛髪染色及び/又は脱色組成物に関する。第1の水性成分は、化粧用として許容可能なキャリア中に、1種以上の酸化剤と、任意選択で、1種以上の脂肪族アルコールと、任意選択で、脂肪族アルコール以外の1種以上の非イオン界面活性剤と、を含む。第2の水性成分は、化粧用として許容可能なキャリア中に、アンモニア、その塩及びそれらの混合物からなる群から選択される1種以上のアルカリ化剤と、1種以上の脂肪族アルコールと、脂肪族アルコール以外の1種以上の非イオン界面活性剤とを含む。組成物中に含まれる脂肪族アルコールの総量と、脂肪族アルコール以外の非イオン界面活性剤の総量との比は、10:0.1〜10:4.2の範囲である。組成物は、鉱油、炭化水素油及びそれらの混合物からなる群から選択される脂肪族化合物を総量で、組成物の全重量の1%未満含む。組成物は、アニオン界面活性剤を総量で、組成物の全重量の0.5%未満含み、カチオン界面活性剤を総量で、組成物の全重量の0.5%未満含む。
別の態様では、本発明は、毛髪染色及び/又は脱色キットに関する。別の態様では、本発明は、毛髪を染色及び/又は脱色する方法に関する。
本明細書で使用される取り扱い対象の「毛髪」という用語は、「生きていても」よく(すなわち、生体上にあるものであってもよく)、或いは「生きていないもの」(すなわち、かつら、ヘアピース又は生きていないケラチン繊維の集合体)であってもよい。哺乳類(好ましくは人間)の毛髪が好ましい。しかし、羊毛、毛皮及び他のケラチン含有繊維も、本発明による組成物に適した基材である。
「毛髪染色」組成物とは、毛髪の色を変えるのに適した組成物を意味する。毛髪染色組成物は、特に明記されていない限り、以下、「組成物」と呼ぶ。毛髪染色組成物は、酸化染料前駆体又は直接染料を含むことができ、脱色専用組成物(主に、毛幹に含まれる天然メラニンが酸化剤によって劣化することで、色の変化が生じるもの)の場合には、染料をまったく含まないか又は実質的に含まないことがある。本明細書で使用される「毛髪染色」組成物という用語は、毛髪脱色製品及び毛髪酸化染色製品に適用される。
「脂肪族アルコール」は、14〜30個の炭素原子を有する、飽和又は不飽和、直鎖又は分枝の非アルコキシル化アルコールを意味する。
特に明記されていない限り、パーセントはすべて、毛髪染色組成物(すなわち、毛髪に塗布する組成物である、すぐに使える組成物)の重量パーセントである。処理の際に二種類以上の組成物を使用する場合、考慮する全重量は、毛髪に同時に塗布するすべての組成物の全重量(すなわち、「頭部」にある重量)である。それは、典型的には、特に明記されていない限り、酸化組成物(顕色剤、及び/又は酸化組成物/成分とも呼ばれる)を、染料組成物(毛髪染料、及び/又は染料組成物/成分とも呼ばれる)と混ぜ合わせることによって得られるものである。特に具体的な記載がない限り、比及びパーセントはすべて、重量比又は重量パーセントである。
本発明は、第1の水性成分及び第2の水性成分を含み、毛髪へ塗布する前に前記第1の水性成分と第2の水性成分とが混合される、毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物に関する。第1の水性成分(顕色剤成分又は酸化成分とも呼ぶ)は、化粧用として許容可能なキャリア中に、1種以上の酸化剤と、任意選択で、1種以上の脂肪族アルコール及び/又は1種以上の非イオン界面活性剤(脂肪族アルコール以外のもの)とを含む。第2の水性成分(毛髪染料成分又は染料成分とも呼ばれる)は、化粧用として許容可能なキャリア中に、アンモニア、その塩及びそれらの混合物からなる群から選択される1種以上のアルカリ化剤と、1種以上の脂肪族アルコールと、脂肪族アルコール以外の1種以上の非イオン界面活性剤とを含む。
組成物中に含まれる脂肪族アルコールの総量と、脂肪族アルコール以外の非イオン性界面活性剤の総量との比は、10:0.1〜10:4.2、或いは10:0.1〜10:4.1、或いは10:0.1〜10:4、或いは10:0.5〜10:3.5、或いは10:1〜10:2の範囲である。
第2の水性成分に含まれる脂肪族アルコールの総量と、脂肪族アルコール以外の非イオン界面活性剤の総量との比は、10:0.1〜10:4.5、或いは10:0.1〜10:4、或いは10:1〜10:4、或いは10:1〜10:3の範囲である。
第1の成分と第2の成分とは、毛髪に塗布する前に、5:1〜1:5、或いは3:1〜1:3、或いは2:1〜1:2の範囲の比で、或いは1:1の比で混合してもよい。
組成物は、1種以上の脂肪族アルコールを含む。脂肪族アルコールは、直鎖及び/又は分岐のC14〜C30脂肪族アルコールからなる群から、或いはC14〜C30脂肪族アルコールからなる群から、或いはセチルアルコール、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール、ベヘニルアルコール、それらの任意の混合物からなる群から選択されてもよい。組成物は、脂肪族アルコールを総量で、組成物の全重量の0.5%〜20%、或いは2%〜10%、或いは4%〜8%の範囲の含んでもよい。上に述べたそれぞれの特定の脂肪族アルコール又はそれらの混合物の量は、組成物中の脂肪族アルコールの総量の100%まで(又は100%)を占めることができる。
組成物は、脂肪族アルコール以外の1種以上の非イオン界面活性剤を含む。非イオン界面活性剤は、1つ以上のポリエチレンオキシド鎖を含む非イオン界面活性剤から選択でき、その非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンひまし油、ポリオキシエチレン水素化ひまし油、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド及びそれらのモノエタノールアミンとジエタノールアミン誘導体及びポリエトキシル化脂肪アミン、並びにそれらの混合物が挙げられる。非イオン界面活性剤は、ポリオキシエチレンC8〜C30アルキルエーテルからなる群から、或いは少なくとも5個のエチレンオキシド単位、又は少なくとも10個のエチレンオキシド単位、又は少なくとも20個のエチレンオキシド単位を有するポリオキシエチレンC8〜C30アルキルエーテルからなる群から、或いは10〜200個のエチレンオキシド単位を有するポリオキシエチレンC8〜C30アルキルエーテルからなる群から、或いは20〜200個のエチレンオキシド単位を有するポリオキシエチレンC8〜C30アルキルエーテルからなる群から、或いはセテアレス−25、ステアレス−20、ステアレス−100、ステアレス−150、ステアレス−200、及びそれらの混合物からなる群から選択してよい。
或いは、非イオン界面活性剤は、ポリエチレンオキシド鎖を含まなくてもよい。ポリエチレンオキシド鎖を含まない非イオン界面活性剤の代表的な例としては、ポリグリセロール化脂肪酸、ポリグリセロール化脂肪酸アミド、ポリグリセロール化アルキルフェノール、ポリグリセロール化[アルファ]−ジオール、ポリグリセロール化アルコール、アルキルポリグルコシド、糖エステル及びそれらの混合物がある。
組成物は、脂肪族アルコール以外の非イオン界面活性剤を総量で、組成物の全重量の0.2%〜5%、或いは0.5%〜3%、或いは0.7%〜1.5%の範囲で含んでもよい。上に述べたそれぞれの特定の非イオン界面活性剤又はそれらの混合物の量は、組成物中の非イオン界面活性剤の総量の100%まで(又は100%)を占めることができる。
組成物は、脂肪族アルコール及び非イオン界面活性剤を総量で、組成物の全重量の1%〜30%、或いは1.5%〜15%の範囲で含んでもよい。
脂肪族アルコール及び非イオン界面活性剤は、一部又は全部が、ゲルネットワーク系で組成物中に含まれていてもよい。脂肪族アルコール及び非イオン界面活性剤は、一部又は全部が、ゲルネットワーク系で第1の水性成分及び/又は第2の水性成分中に含まれていてもよい。
ゲルネットワークを形成させるには、脂肪族アルコールと水との分散液を、界面活性剤と一緒に、80℃を超える温度まで加熱することが必要である。この混合過程の間に、脂肪族アルコールが溶融し、界面活性剤が脂肪族アルコールの液滴中に分配される。界面活性剤により、水が界面活性剤と一緒に脂肪族アルコール中に取り込まれる。これにより、等方性の脂肪族アルコールの液滴が、液晶相の液滴に変化する。混合物が鎖溶融温度より下まで冷却されると、液晶相は固体結晶のゲルネットワークに変換される。ゲルネットワークは、アンモニア臭を低減させるのに寄与することができるか、或いは除去することにさえ寄与することができる。
組成物中に存在する脂肪族アルコールの50%〜100%、或いは70%〜100%、或いは90%〜100%、或いは実質的に100%が、ゲルネットワーク内に含まれてもよい。組成物中に存在する非イオン界面活性剤の50%〜100%、或いは70%〜100%、或いは90%〜100%、或いは実質的に100%が、ゲルネットワーク内に含まれてもよい。
組成物は、鉱油、炭化水素油及びそれらの混合物からなる群から選択される脂肪族化合物を総量で、組成物の全重量の1%未満、或いは0.5%未満含む。商業的に好適な原料としては、ExxonMobileのMarcol(商標)シリーズ、特に、Marcol(商標)52及びMarcol(商標)82の原料がある。上に述べたそれぞれの特定の脂肪族化合物又はそれらの混合物の量は、組成物中の脂肪族化合物の総量の100%まで(又は100%)を占めることができる。
驚くべきことに、本発明者らは、特定の種類の化合物を注意深く選択しかつ組み合わせて使用することにより、アンモニア臭(塗布時に特に顕著である)及び毛髪上への毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物の残留を著しく減少させることができるか、又は除去することさえできることを見出した。実際、本発明者らは、脂肪族アルコール及び非イオン界面活性剤が特定の比率で組成物中に含まれる場合に、脂肪族アルコールと非イオン界面活性剤とによって、臭いが低減又は除去されることを見出した。驚くべきことに、本発明者らは、鉱油、炭化水素油、及びそれらの混合物からなる群から選択される少量の脂肪族化合物を用いるか、又は脂肪族化合物を用いなくても(すなわち、毛髪にべたつき感を与えることなく、またこうした組成物を製造するための方法を複雑にしたり、高温での組成物の安定性を減少させたりすることもなく)、臭いの低減又は除去をまさに達成できることを見出した。
染色及び/又は脱色性能(色の送達、取込み及び耐久性を含む)が損なわれないこと、また従来のアンモニア含有組成物と比較して、組成物が毛髪繊維にさらに損傷を与えないことも見出された。
本発明による組成物は、1種以上の酸化剤をさらに含む。当該技術分野において知られている任意の酸化剤を使用してよい。好ましい酸化剤は、水溶性の過酸化物酸化剤である。本明細書で使用される「水溶性」とは、標準状態において、少なくとも0.1g、好ましくは1g、より好ましくは10gの酸化剤が、1リットルの脱イオン水(25℃)中に溶解することを意味する。酸化剤は、初期の可溶化及びメラニンの脱色(ブリーチ)に役立ち、またこれにより毛幹中の酸化染料前駆体の酸化(酸化染色)が促進される。
好適な水溶性酸化剤としては、水溶液中で過酸化水素を生じることができる無機過酸化物質があるが、それらに限定されない。好適な水溶性の過酸化物酸化剤としては、過酸化水素;無機アルカリ金属過酸化物(過ヨウ素酸ナトリウム及び過酸化ナトリウムなど);有機過酸化物(過酸化尿素及び過酸化メラミンなど);無機過酸化水素化物塩脱色化合物(過酸化ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩、過硫酸塩といったもののアルカリ金属塩など);及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。無機過酸化水素化物塩は、例えば、一水和物、四水和物として含めてもよい。アルキル/アリール過酸化物及び/又はペルオキシダーゼを使用してもよい。所望される場合には、2種類以上のそのような酸化剤の混合物を使用することもできる。酸化剤は、水溶液として、或いは使用前に溶かす粉末として提供してもよい。
特定の実施形態では、組成物は、過酸化水素、過炭酸塩(これは、酸化剤と、炭酸イオン及び又はアンモニウムイオンとの両方の供給源として使用することもできる)、過硫酸塩、及びそれらの混合物からなる群から選択される水溶性酸化剤を含むか、或いは水溶性酸化剤は過酸化水素である。
組成物は、酸化剤を総量で、組成物の全重量の0.1%〜10%、或いは1%〜7%、或いは2%〜5%の範囲で含んでもよい。上に述べたそれぞれの特定の酸化剤又はそれらの混合物の量は、組成物中の酸化剤の総量の100%まで(又は100%)を占めることができる。
組成物は、1種以上のアルカリ化剤を含み、そのアルカリ化剤は、アンモニア、その塩及びそれらの混合物からなる群から選択されるか;或いはアンモニア、ハロゲン化アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、乳酸アンモニウム、グリシンアンモニウム、アスパラギン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、過塩素酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、ケイ酸アンモニウム、ホウ酸アンモニウム、及びそれらの混合物からなる群から選択されるか;或いはアルカリ化剤はアンモニア、炭酸アンモニウム、及びそれらの混合物からなる群から選択されるか;或いはアルカリ化剤がアンモニアであるか;或いはアルカリ化剤が炭酸アンモニウムである。アンモニウムイオンと炭酸イオンは(存在する場合)、3:1〜1:10、或いは2:1〜1:5の重量比で組成物中に存在する。
組成物は、アルカリ化剤を総量で、組成物の全重量の0.1%〜10%、或いは0.5%〜6%、或いは1%〜4%の範囲で含んでもよい。上に述べたそれぞれの特定のアルカリ化剤又はそれらの混合物の量は、組成物中のアルカリ化剤の総量の100%まで(又は100%)を占めることができる。
組成物は、化粧用として許容可能なキャリア又は溶剤を含む。溶剤は、水、又は水と(普通は十分には水溶性でないであろう化合物を溶かす)少なくとも1種の有機溶媒との混合物から選択できる。
好適な有機溶剤としては、C1〜C4低級アルカノール(エタノール、プロパノール、イソプロパノールなど);芳香族アルコール(ベンジルアルコール及びフェノキシエタノールなど);ポリオール及びポリオールエーテル(カルビトール、2−ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、モノメチルエーテル、ヘキシレングリコール、グリセロール、エトキシグリコール、ブトキシジグリコール、エトキシジグリセロール、ジプロピレングリコール、ポリグリセロールなど);炭酸プロピレン;及びそれらの混合物があるが、それらに限定されない。
溶剤は、水、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、グリセロール、1,2−プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、エトキシジグリコール及びそれらの混合物からなる群から選択できる。
組成物は、主成分として水を、特に総量で、組成物の全重量の少なくとも50%、或いは少なくとも60%、或いは少なくとも70%の範囲で含んでもよい。典型的には、組成物は、有機溶媒(存在する場合)を総量で、組成物の全重量の1%〜30%の範囲で含む。
組成物は、酸化染料前駆体をさらに含んでもよく、酸化染料前駆体は、通常、一次中間体(顕色剤としても知られる)又はカップラー(2次中間体としても知られる)のいずれかに分類される。様々な色合いを得るために、様々なカップラーを一次中間体と一緒に使用できる。酸化染料前駆体は、遊離塩基であっても、化粧用として許容可能なその塩であってもよい。
典型的には、組成物は、酸化染料前駆体を総量で、組成物の全重量の最大12%まで、或いは0.1%〜10%、或いは0.3%〜8%、或いは0.5%〜6%の範囲で含んでもよい。
好適な一次中間体としては、トルエン−2,5−ジアミン、p−フェニレンジアミン、N−フェニル−p−フェニレンジアミン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、ヒドロキシプロピル−ビス−(N−ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン)、2−メトキシメチル−p−フェニレンジアミン、2−(1,2−ジヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2,2’−(2−(4−アミノフェニルアミノ)エチルアザンジイル)ジエタノール、2−(2,5−ジアミノ−4−メトキシフェニル)プロパン−1,3−ジオール、2−(7−アミノ−2H−ベンゾ[b][1,4]オキサジン−4(3H)−イル)エタノール、2−クロロ−p−フェニレンジアミン、p−アミノフェノール、p−(メチルアミノ)フェノール、4−アミノ−m−クレゾール、6−アミノ−m−クレゾール、5−エチル−o−アミノフェノール、2−メトキシ−p−フェニレンジアミン、2,2’−メチレンビス−4−アミノフェノール、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、2,5,6−トリアミノ−4−ピリミジノール、1−ヒドロキシエチル−4,5−ジアミノピラゾールスルフェート、4,5−ジアミノ−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−イソプロピルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ブチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ペンチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ベンジルピラゾール、2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1(5H)−オンジメトスルホネート、4,5−ジアミノ−1−ヘキシルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−ヘプチルピラゾール、メトキシメチル−1,4−ジアミノベンゼン、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N−(4−アミノフェニル)−1,2−ジアミノエタン(diaminothane)、それらの塩及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
好適なカップラーとしては、レゾルシノール、4−クロロレゾルシノール、2−クロロレゾルシノール、2−メチルレゾルシノール、4,6−ジクロロベンゼン−1,3−ジオール、2,4−ジメチルベンゼン−1,3−ジオール、m−アミノフェノール、4−アミノ−2−ヒドロキシトルエン、2−メチル−5−ヒドロキシエチルアミノフェノール、3−アミノ−2,6−ジメチルフェノール、3−アミノ−2,4−ジクロロフェノール、5−アミノ−6−クロロ−o−クレゾール、5−アミノ−4−クロロ−o−クレゾール、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、2−アミノ−5−エチルフェノール、2−アミノ−5−フェニルフェノール、2−アミノ−5−メチルフェノール、2−アミノ−6−メチルフェノール、2−アミノ−5−エトキシフェノール、5−メチル−2−(メチルアミノ)フェノール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソール、1,3−ビス−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン、2,2’−(2−メチル−1,3−フェニレン)ビス(アザンジイル)ジエタノール、ベンゼン−1,3−ジアミン、2,2’−(4,6−ジアミノ−1,3−フェニレン)ビス(オキシ)ジエタノール、3−(ピロリジン−1−イル)アニリン、1−(3−(ジメチルアミノ)フェニル)尿素、1−(3−アミノフェニル)尿素、1−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、1,5−ナフタレンジオール、2,7−ナフタレンジオール又は1−アセトキシ−2−メチルナフタレン、4−クロロ−2−メチルナフタレン−1−オール、4−メトキシ−2−メチルナフタレン−1−オール、2,6−ジヒドロキシ−3,4−ジメチルピリジン、2,6−ジメトキシ−3,5−ピリジンジアミン、3−アミノ−2−メチルアミノ−6−メトキシピリジン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、2,6−ジアミノピリジン、ピリジン−2,6−ジオール、5,6−ジヒドロキシインドール、6−ヒドロキシインドール、5,6−ジヒドロキシインドリン、3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5(4H)−オン、1,2,4−トリヒドロキシベンゼン、2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソール−5−イルアミノ)エタノール(これは、ヒドロキシエチル−3,4−メチレンジオキシアニリンとしても知られている)、及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
組成物は、更なる色(特にその強さに関連して)を加えるのに十分な量だけ、混和性のある直接染料を更に含んでもよい。典型的には、組成物は、直接染料を総量で、組成物の全重量の0.05%〜4%の範囲で含んでもよい。
好適な直接染料としては、酸性染料(Acid Yellow 1、Acid Orange 3、Acid Black 1、Acid Black 52、Acid Orange 7、Acid Red 33、Acid Yellow 23、Acid Blue 9、Acid Violet 43、HC Blue 16、Acid Blue 62、Acid Blue 25、Acid Red 4など);塩基性染料(Basic Brown 17、Basic Red 118、Basic Orange 69、Basic Red 76、Basic Brown 16、Basic Yellow 57、Basic Violet 14、Basic Blue 7、Basic Blue 26、Basic Red 2、Basic Blue 99、Basic Yellow 29、Basic Red 51、Basic Orange 31、Basic Yellow 87、4−(3−(4−アミノ−9,10−ジオキソ−9,10−ジヒドロアントラセン−1−イルアミノ)プロピル)−4−メチルモルホリン−4−イウム−硫酸メチル、(E)−1−(2−(4−(4,5−ジメチルチアゾール−2−イル)ジアゼニル)フェニル)(エチル)アミノ)エチル)−3−メチル−1H−イミダゾール−3−イウムクロリド、(E)−4−(2−(4−(ジメチルアミノ)フェニル)ジアゼニル)−1−メチル−1H−イミダゾール−3−イウム−3−イル)ブタン−1−スルホネート、(E)−4−(4−(2−メチル−2−フェニルヒドラゾノ)メチル)ピリジニウム−1−イル)ブタン−1−スルホネート、N,N−ジメチル−3−(4−(メチルアミノ)−9,10−ジオキソ−4a,9,9a,10−テトラヒドロアントラセン−1−イルアミノ)−N−プロピルプロパン−1−アミニウムブロミドなど);分散染料(Disperse Red 17、Disperse Violet 1、 Disperse Red 15、Disperse Black 9、Disperse Blue 3、Disperse Blue 23、Disperse Blue 377など);ニトロ染料(1−(2−(4−ニトロフェニルアミノ)エチル)尿素、2−(4−メチル−2−ニトロフェニルアミノ)エタノール、4−ニトロベンゼン−1,2−ジアミン、2−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン、ピクラミン酸、HC Red No.13、2,2’−(2−ニトロ−1,4−フェニレン)ビス(アザンジイル)ジエタノール、HC Yellow No.5、HC Red No.7、HC Blue No.2、HC Yellow No.4、HC Yellow No.2、HC Orange No.1、HC Red No.1、2−(4−アミノ−2−クロロ−5−ニトロフェニルアミノ)エタノール、HC Red No.3、4−アミノ−3−ニトロフェノール、4−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−ニトロフェノール、2−アミノ−3−ニトロフェノール、2−(3−(メチルアミノ)−4−ニトロフェノキシ)エタノール、3−(3−アミノ−4−ニトロフェニル)プロパン−1,2−ジオール、HC Yellow No.11、HC Violet No.1、HC Orange No.2、HC Orange No.3、HC Yellow No.9、HC Red No.10、HC Red No.11、2−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−4,6−ジニトロフェノール、HC Blue No.12、HC Yellow No.6、HC Yellow No.12、HC Blue No.10、HC Yellow No.7、HC Yellow No.10、HC Blue No.9、2−クロロ−6−(エチルアミノ)−4−ニトロフェノール、6−ニトロピリジン−2,5−ジアミン、HC Violet No.2、2−アミノ−6−クロロ−4−ニトロフェノール、4−(3−ヒドロキシプロピルアミノ)−3−ニトロフェノール、HC Yellow No.13、6−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン、HC Red No.14、HC Yellow No.15、HC Yellow No.14、N2−メチル−6−ニトロピリジン−2,5−ジアミン、N1−アリル−2−ニトロベンゼン−1,4−ジアミン、HC Red No.8、HC Green No.1、HC Blue No.14など);天然染料(アナトー、アントシアニン、ビートの根、カロチン、カプサンシン、リコピン、クロロフィル、ヘンナ、インジゴ、コチニールなど);及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
組成物は、1種以上のキレート剤(「キレート化剤」、「金属イオン封鎖剤」、又は「補足剤」としても知られている)を、配合成分(特に酸化剤、さらに詳しくは、過酸化物)との反応に利用できる金属の量を減少させるのに十分な量だけ、さらに含んでもよい。当該技術分野において知られている任意の好適なキレート剤を使用してよい。
組成物は、キレート剤を総量で、組成物の全重量の少なくとも0.01%、或いは0.01%〜5%、或いは0.25%〜3%、或いは0.5%〜1%の範囲で含んでもよい。
好適なキレート剤としては、カルボン酸(アミノカルボン酸など)、ホスホン酸(アミノホスホン酸など)、ポリリン酸(直鎖ポリリン酸など)、それらの塩、及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。「その塩」とは、キレート剤との関連においては、キレート剤と同じ機能構造を含むすべての塩を意味し、それは、アルカリ金属塩、アルカリ土類塩、アンモニウム塩、置換アンモニウム塩、及びそれらの混合物;或いはナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、及びそれらの混合物;或いはモノエタノールアンモニウム塩、ジエタノールアンモニウム塩、トリエタノールアンモニウム塩、及びそれらの混合物を含むものを指す。
組成物は、ジエチレントリアミン−N,N’,N’’−ポリ酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸(DTPA)、ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、ジアミン−N,N’−ジポリ酸、モノアミンモノアミド−N,N’−ジポリ酸、エチレンジアミンジコハク酸(EDDS)、それらの塩、それらの誘導体、及びそれらの混合物からなる群から選択されるキレート剤;或いはエチレンジアミンジコハク酸(EDDS)を含んでもよい。
組成物は、1種以上のラジカルスカベンジャーをさらに含んでもよい。本明細書で使用される「ラジカルスカベンジャー」という用語は、ラジカル(好ましくは炭酸ラジカル)と反応して、そのラジカル種を一連の速い反応によって反応性の低い種に変換することのできる種を表す。1つの実施形態では、ラジカルスカベンジャーはアルカリ化剤とは異なり、且つ/又は、染色/脱色プロセス時の毛髪の損傷を減少させるのに十分な量で存在する。
組成物は、ラジカルスカベンジャーを総量で、組成物の全重量の0.1%〜10%、或いは1重量%〜7%の範囲で含んでもよい。
好適なラジカルスカベンジャーとしては、アルカノールアミン、アミノ糖、アミノ酸、アミノ酸のエステル、及びそれらの混合物;或いは3−アミノ−1−プロパノール、4−アミノ−1−ブタノール、5−アミノ−1−ペンタノール、1−アミノ−2−プロパノール、1−アミノ−2−ブタノール、1−アミノ−2−ペンタノール、1−アミノ−3−ペンタノール、1−アミノ−4−ペンタノール、3−アミノ−2−メチルプロパン−1−オール、1−アミノ−2−メチルプロパン−2−オール、3−アミノプロパン−1,2−ジオール、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、グリシン、アルギニン、リジン、プロリン、グルタミン、ヒスチジン、サルコシン、セリン、グルタミン酸、トリプトファン、それらの塩、及びそれらの混合物;或いはグリシン、サルコシン、リジン、セリン、2メトキシエチルアミン、グルコサミン、グルタミン酸、モルホリン、ピペリジン、エチルアミン、3アミノ−1−プロパノール、及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。ラジカルスカベンジャーとの関連で本明細書において使用される「それらの塩」という用語は、特にカリウム塩、ナトリウム塩、アンモニウム塩、及びそれらの混合物を意味する。
組成物はさらに、pHが3〜13、或いは8〜12、或いは9〜11であってよい。組成物は、上で説明したアルカリ化剤に加えて、pH調整剤及び/又は緩衝剤を、組成物のpHが3〜13、或いは8〜12、或いは9〜11の範囲に収まるように調整するのに十分有効な量だけ含むこともできる。
好適なpH調整剤及び/又は緩衝剤としては、アンモニア;アルカノールアミド(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3,−プロパンジオールなど);グアニジニウム塩;アルカリ金属及び水酸化アンモニウム及び炭酸アンモニウム;並びにそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
さらに、pH調整剤及び/又は緩衝剤として、水酸化ナトリウム;炭酸アンモニウム;酸味料(例えば、リン酸、酢酸、アスコルビン酸、クエン酸又は酒石酸、塩酸が含まれる無機酸及び有機酸など);及びそれらの混合物があるが、それらに限定されない。
組成物は、過度に毛髪から滴ったり雑然とした状態になったりすることなく、毛髪に容易に塗布できるように、組成物に粘性をもたらすのに十分な量だけ、増粘剤及び/又はレオロジー改質剤を更に含んでもよい。
組成物は、増粘剤を総量で、組成物の全重量の少なくとも0.1%、或いは少なくとも0.5%、或いは少なくとも1%の範囲で含んでもよい。
好適な増粘剤としては、会合性ポリマー、多糖類、非会合性ポリカルボン酸ポリマー、及びそれらの混合物があるが、それらに限定されない。市販の耐塩増粘剤としては、キサンタン、グアール、ヒドロキシプロピルグアール、スクレログルカン、メチルセルロース、エチルセルロース(Aquacoteとして市販されている)、ヒドロキシエチルセルロース(Natrosol)、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、微結晶性セルロース、ヒドロキシブチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース(Klucel)、ヒドロキシエチルエチルセルロース、セチルヒドロキシエチルセルロース(Natrosol Plus 330)、N−ビニルピロリドン(Povidone)、アクリレート/セテス−20イタコネートコポリマー(Structure 3001)、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸(Structure ZEA)、ポリエトキシル化ウレタン又はポリカルバミルポリグリコールエステル(PEG−150/Decyl/SMDIコポリマー(Aculyn 44)、PEG−150/ステアリル/SMDIコポリマー(Aculyn 46)など)、トリヒドロキシステアリン(Thixcin)、アクリレートコポリマー(Aculyn 33)又は疎水変性アクリレートコポリマー(Aculyn 22のようなアクリレート/ステアレス−20メタクリレートコポリマーなど)、アクリレート/ステアレス−20メタクリレートクロスポリマー(Aculyn 88)、アクリレート/ネオデカン酸ビニルクロスポリマー(Aculyn 38)、アクリレート/ベヘネス−25メタクリレートコポリマー(Aculyn 28)、アクリレート/C10−30アルキルアクリレートクロスポリマー(Carbopol ETD 2020)、少なくとも1つの脂肪鎖と少なくとも1つの親水性単位とを含む非イオン性の両染性ポリマー(少なくとも1つの脂肪鎖を含むポリエーテルウレタンから選択される)、セテス−10ホスフェートとジ−セチルホスフェートとセテアリルアルコールとのブレンド(Crodafos CESとして入手可能)、及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。組成物は、アニオン及びカチオン性ポリマーから選択される増粘剤を総量で、組成物の全重量の1%未満、あるいは0.1%未満含んでもよい。
組成物は、炭酸イオン、カルバメートイオン、炭酸水素イオン、及びそれらの混合物の供給源を、染色過程の間の毛髪への損傷を減少させるのに十分な量だけさらに含んでもよい。
組成物は、炭素イオン供給源を総量で、組成物の全重量の0.1%〜15%、或いは0.1%〜10%、或いは1%〜7%の範囲で含んでもよい。
好適な炭酸イオンの供給源としては、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸グアニジン、炭酸水素グアニジン、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム及びそれらの混合物;或いは炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、及びそれらの混合物;或いは炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
組成物は、1種以上のコンディショニング剤をさらに含んでもよく、且つ/又は1種以上のコンディショニング剤を含む組成物と組み合わせて使用してもよい。当該技術分野において知られている任意の好適なコンディショニング剤を使用してもよい。
組成物は、コンディショニング剤を総量で、組成物の全重量の0.05%〜20%、或いは0.1%〜15%、或いは0.2%〜10%、或いは0.2%〜2%、或いは0.5%〜2%の範囲で含んでよい。コンディショニング剤を、別の前処理及び/又は後処理組成物に含めることができる。
好適なコンディショニング剤としては、シリコーン、アミノシリコーン、脂肪族アルコール、ポリマー樹脂、ポリオールカルボン酸エステル、カチオン性ポリマー、カチオン界面活性剤、不溶性油類及び油から得られる物質及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。別のコンディショニング剤としては、鉱油及び他の油類(グリセリン及びソルビトールなど)がある。組成物は、カチオン性コンディショニング剤を総量で、組成物の全重量の1%未満、或いは0.1%未満含んでもよい。
組成物は、非イオン界面活性剤以外の界面活性剤をさらに含んでもよい。好適な界面活性剤は一般に、親油性の鎖長が8〜30個の炭素原子であり、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン界面活性剤、及びそれらの混合物から選択できる。当該技術分野において知られている任意の好適な界面活性剤を使用してもよい。
組成物は、アニオン界面活性剤を総量で、組成物の全重量の0.5%未満、或いは0.3%未満、或いは0.1%未満含む。或いは、組成物は、アニオン界面活性剤を含まなくてもよい。
組成物は、カチオン界面活性剤を総量で、組成物の全重量の0.5%未満、或いは0.3%未満、或いは0.1%未満含む。或いは、組成物は、カチオン界面活性剤を含まなくてもよい。
組成物は、アニオン界面活性剤を総量で、組成物の全重量の0.3%未満含み、且つカチオン界面活性剤を総量で、組成物の全重量の0.3%未満含んでもよい。
組成物は、総量で、組成物の全重量の0.1%未満だけアニオン界面活性剤を含み、カチオン界面活性剤を総量で、組成物の全重量の0.1%未満含んでもよい。
組成物は、アニオン界面活性剤も、カチオン界面活性剤も含まなくてもよい。驚くべきことに、本発明者らは、毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物がアニオン及び/又はカチオン界面活性剤を含まないと、アンモニア臭がかなり低減することを見出した。実際、アニオン界面活性剤及び/又はカチオン界面活性剤を組成物中に含めるとゲルネットワークの構造を変えることができると考えられ、前記ゲルネットワークの存在は、毛髪への塗布時のアンモニア臭を低減させるのに必要である。
組成物は、脂肪族アルコールでも非イオン界面活性剤でもない界面活性剤を総量で、組成物の全重量の1%未満、或いは0.5%未満、或いは0.3%未満、或いは0.1%未満含んでもよい。
組成物は、上に示した成分のほかに、組成物の特性をさらに向上させるために更なる成分を含んでもよいが、そうした成分が請求項で除外されていない場合に限る。好適な更なる成分としては、溶剤;ペルオキシ炭酸イオン供給源;アニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、両性ポリマーの又は双性オン性ポリマー、及びそれらの混合物;芳香剤;酵素;分散剤;過酸化物安定剤;酸化防止剤;天然成分(タンパク質、タンパク体、及び植物抽出物など);セラミド類;保存剤;乳白剤及び真珠箔(二酸化チタン及び雲母など);及びそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
上記の好適な更なる成分は、以下には具体的に記載されていないが、International Cosmetics Ingredient Dictionary and Handbook,(8th ed.;The Cosmetics,Toiletry,and Fragrance Association)に列挙されている。特に、第2巻のセクション3(化学品の分類)及びセクション4(機能)は、特定の目的又は複数の目的を達成するための具体的な補助剤を識別するのに役立つ。こうした成分の幾つかについて以下に説明するが、こうした開示は、当然ながら詳しいものではない。
組成物は、アミン化合物及び/又はリン脂質化合物を含まなくてもよく、或いは脂肪族モノアミン化合物、少なくとも3つのアミノ基を有するポリアミン化合物及び脂肪族第四アミン化合物及び/又はリン脂質化合物を含まなくてもよい。
組成物は、アニオン性及びカチオン性ポリマーから選択されるポリマーを総量で、組成物の全重量の1%未満、或いは0.1%未満含んでもよい。或いは、組成物は、アニオン性及びカチオン性ポリマーを含まなくてもよい。
組成物の粘度は、1000〜60000cPs、或いは2000〜30000cPs、或いは3000〜25000cPsであってよい。粘度は、付属品としてコーン及びプレートを備えたブルックフィールド粘度計で測定する。0〜12000cPsの範囲の粘度の場合、S42プレート付きのブルックフィールドDV−11粘度計を使用する。1rpmで読み取る前に、2mlの組成物の試料を、26.7℃で3分間かけて平衡状態にする。12,000〜60,000cPsの範囲の粘度の場合、S52プレート付きのブルックフィールドDV−1粘度計を使用する。1rpmで読み取る前に、0.5mlの組成物の試料を、26.7℃で1分間かけて平衡状態にする。
組成物は、毛髪に塗布される泡の形態で提供されてもよい。典型的には、混合した組成物中に含められる起泡剤(典型的には、酸化組成物又は染料組成物のいずれか又はその両方に存在)と、手動泡形成装置とを組み合わせることにより、泡が形成される。そのような手動の泡形成装置は当該技術分野において知られており、それには、エアゾール装置、スクイズフォーマー及びポンプフォーマーがある。
好適な起泡剤としては、界面活性剤(アニオン、非イオン及び両性の界面活性剤(非イオン界面活性剤が好ましい);多糖類(本明細書に記載のもの);ポリビニルピロリドン及びそのコポリマー;アクリルポリマー(アクリレートコポリマー(Aculyn 33)及びアクリレート/ステアレス−20メタクリレート(Aculyn 22);C12−C24脂肪酸(ステアレートなど)及びそれらの混合物がある。
第1の成分及び/又は第2の成分中に組み込まれる、酸化剤、アルカリ化剤、脂肪族アルコール、非イオン界面活性剤、脂肪族化合物及び化粧用として許容可能なキャリアが、上に明記されている。同様に、第1及び/又は第2組成物中に組み込まれる、酸化染料前駆体、直接染料、キレート剤、ラジカルスカベンジャー、pH調整剤及び/又は緩衝剤、増粘剤及び/又はレオロジー改質剤、炭酸イオン供給源、コンディショニング剤、界面活性剤及び任意の更なる成分を含む任意の好適な任意選択化合物も上に明記されている。
第1の成分及び第2の成分は、5秒〜3分、或いは15秒〜2分、或いは30秒〜1分の間混合されてもよい。
安定性及び反応性を考慮して、化合物を第1の成分及び/又は第2の成分中に均一に含めることができ、好ましくは2つの成分のうちの一方に含めることができる。鉱油、炭化水素油及びそれらの混合物からなる群から選択される脂肪族化合物(存在する場合)を、第1の成分中に含めることができ、第2の成分は前記脂肪族化合物を含まない。脂肪族アルコール及び/又は非イオン界面活性剤を、第1の成分及び/又は第2の成分中に含めてもよい。
一次中間体及びカップラーを含んでいる酸化染料前駆体は、通常、第2の成分中に含める。直接染料は、通常、第2の成分中に含める。キレート剤は、第1の成分及び/又は第2の成分中に含めることができるが、キレート剤は、通常、安定性の理由で第1の成分中に含める。
別の態様では、本発明は、個別パッケージ化された第1の成分及び個別パッケージ化された第2の成分を含む、毛髪の染色及び/又は脱色用キットに関する。個別パッケージ化された成分とは、成分が、個別の容器にパッケージ化されてもよいし又は仕切られた容器にパッケージ化されてもよいことを意味する。消費者は、使用及び毛髪への塗布の直前に、第1の成分及び第2の成分を混ぜ合わせる。第1の成分及び第2の成分は、毛髪に塗布する前に、5秒〜3分間、或いは15秒〜2分間、或いは30秒〜1分間、混ぜ合わせることができる。
一緒にした混合物を(毛髪全体に均一に塗布されるように)数分間揉み込んだ後、染色が行われるのに十分な量(通常は、2分〜60分、典型的には30分〜45分)、毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物を毛髪上に留まらせる。その後、消費者又はサロンの専門家は、水及び/又はシャンプーで毛髪を徹底的に洗浄し、乾燥させる。毛髪が元の色から望みの色に変わったのが分かるであろう。
キットは、コンディショニング組成物、前処理組成物、及び/又はカラーリフレッシャー(colour refresher)組成物からなる群から選択される第3の成分も含んでよい。前処理は、毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物を塗布する前に毛髪に塗布することができる。コンディショニング組成物(コンディショニング剤を含む)は、毛髪へ塗布する前に第1の成分及び第2の成分と混ぜ合わせることができるか、又は別の仕方として、毛髪に個別に、例えば、毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物を塗布した後に塗布することができる。カラーリフレッシャー組成物(任意選択で、予め形成された染料を含む)を、毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物を塗布した後に塗布することができる。成分は、染料の前駆体又は濃縮物のキャリアであってもよい。
別の態様では、本発明は、上に明記した染色組成物及び/又は脱色組成物を毛髪に塗布することを含む、毛髪を染色及び/又は着色する方法に関する。この方法は、上に明記した第1の成分を提供する工程と;上に明記した第2の成分を提供する工程と;毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物を得るために第1の成分と第2の成分とを混合する工程と;得られた組成物を毛髪に塗布する工程と;任意選択で、塗布された組成物を、5分〜60分或いは10分〜30分間毛髪上に残したままにする工程と;任意選択で、リンス組成物で毛髪を洗浄するか、又は水で毛髪を洗浄する工程と;任意選択で、クレンジング組成物で毛髪を清浄にする工程と;任意選択で、コンディショニング組成物及び/又はトリートメント組成物で毛髪を処理する工程と;任意選択で、毛髪を乾燥させる工程とを含んでもよい。
上述したキットは当該技術分野でよく知られており、各容器内の組成物は、標準的な方法のいずれを用いても製造できる。標準的な方法としては、a)「水中油型」法、b)「相反転」法及びc)「ワンポット」法がある。例えば、「水中油型」法を用いる場合、本発明における界面活性剤を90℃において組成物の全水分量のおよそ50%になるまで加え、15〜30分間均質化し、その後室温まで冷やし、こうしてゲルネットワーク増粘剤プレミックスを形成させる。その後、冷たい状態で、このプレミックスを残りの量の水、他の任意選択の成分及び/又は酸化剤と混ぜ合わせ、そのようにして上述の脱色又は染色キットの第1の成分及び第2の成分の部分を形成させる。
本発明は、様々なパッケージ装置及び/又は分配装置で提供できる。これらの分配装置は、独立して又は互いに組み合わせて使用してもよい個別の装置の形態で実現することができる。典型的には、毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物は、使用前には互いに別々に組成物を保管できるように、個別の単一容器又は多区画容器に含まれている。その後、混合手段によって組成物を混ぜ合わせ、次いで装置から取り出して、塗布手段で消費者の毛髪に塗布する。
使用できる最も一般的なパッケージ装置は、顕色剤成分を、容器(瓶、チューブ、エアロゾル、又はサッシェなど)内に保管すること、また染料成分を個別に、顕色剤容器内の別の区画内に、より好ましくは、同一であってもよい個別の容器(例えば、二重サッシェ又はエアロゾル装置など)或いは異なってもよい個別の容器(瓶及びチューブ装置など)内に保管することを行う。任意の組合せを使用でき、典型的には、保管される組成物のタイプ(すなわち、濃厚タイプか希薄タイプかどうか)に左右される。消費者又はヘアサロンの専門家は、任意の手段で顕色剤成分と毛髪染料成分を混合することができ、その手段としては、ミキシングボウル及び/又は混合器具を使用する方法、ある成分を別の成分の容器に加え、その後混合するという方法、又は単一容器又はサッシェ内の成分の個別の区画の間に配置されているシールに穴をあけるかそれを取り除き、その後混合するという方法がある。
本明細書で上述した装置は、毛髪への製品の塗布をし易くするために、製品の送達及び又は塗布具と組み合わせて使用することもできる。それには、容器の1つに取り付けられたノズルを使用したり、個別の塗布装置(櫛又ははけなど)を使用したり、分配用ノズルに取り付けられたくし、又は分配用ノズルの代わりに取り付けられた櫛(これにより、空洞の歯、及び櫛の歯内の分配穴を介して、製品が分配される)を使用したりすることが含まれる。塗布装置は、明るくするなど(櫛、ブラシ及び器具、フォイルを明るくしたり、キャップを明るくしたりするなど)の特定の効果を達成するのに役立つ装置を含むこともできる。ヒンジ付き装置(その中に、ある量の組成物を入れ、それを使用して、予め決めた/選択した毛髪ストランドに組成物を塗布する)を備えた明るくする装置を使用することもできる。別の装置技術を使用して、毛髪への製品の浸透を促進することもできる。そのような技術の例としては、加熱装置、紫外線装置及び超音波装置がある。毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物、及び対応する第1の成分及び第2の成分は、当該技術分野において知られている、酸化毛髪染色及び/又は脱色製品を製造するための従来の方法で製造でき、好適な容器内で各成分組成物の成分を混ぜ合わせ、その後、ふさわしい個々の容器にパッケージ化する。
毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物−アンモニア臭の検出−毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物を毛髪繊維へ塗布した場合の検出
以下の組成物を調製した。
Figure 2018514504
Figure 2018514504
Figure 2018514504
実験データの第1セット−脂肪族アルコールと非イオン界面活性剤との比の影響
顕色剤と毛髪染料成分とを1:1の比で混合して、以下に示す8種類の毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物を得た。
毛髪繊維への塗布時に組成物が放出するアンモニア臭は、以下に示す0〜5の段階に従って専門家のグループが数量化した:0=アンモニア臭は感知不可;1=非常に弱いアンモニア臭;2=弱いアンモニア臭;3=中程度のアンモニア臭;4=強いアンモニア臭;5=非常に強いアンモニア臭。それぞれの組成物の平均点を計算した。
アンモニアを含有する従来の毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物と比較して、点数が0〜2であった場合、組成物は臭いを顕著に減少させると見なした。臭いが3以上のランクの組成物はどれも、顕著にアンモニア臭を減少させるとは見なさなかった。
Figure 2018514504
結果から、混合組成物中の脂肪族アルコールと非イオン界面活性剤との比が10:4.3より上である場合に、アンモニア臭の改善が顕著だった(点数が2以下)ことが分かる。
実験データの第2セット−アニオン界面活性剤が存在する場合の影響
顕色剤と毛髪染料成分とを1:1の比で混合して、以下に示す4種類の毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物を得た。
毛髪繊維への塗布時に組成物が放出するアンモニア臭は、以下に示す0〜5の段階に従って専門家のグループが数量化した:0=アンモニア臭は感知不可;1=非常に弱いアンモニア臭;2=弱いアンモニア臭;3=中程度のアンモニア臭;4=強いアンモニア臭;5=非常に強いアンモニア臭。それぞれの組成物の平均点を計算した。
点数が0〜2であった場合、アンモニアを含有する従来の毛髪染色組成物及び/又は脱色組成物と比較して、組成物は臭いを顕著に減少させると見なした。臭いが3以上のランクの組成物はどれも、顕著にアンモニア臭を減少させるとは見なさかった。
Figure 2018514504
結果から、少量のアニオン界面活性剤を含む組成物の場合、アンモニア臭の顕著な改善(点数が2以下)が見られたことが分かる。
本明細書に開示されている寸法及び値は、記載されている数値そのものに厳密に限定されると理解されるべきではない。そうではなく、特に明記されていない限り、そのような寸法のそれぞれは、記載されている値及びその値に近い機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図している。例えば、「1%」で示される濃度は、「約1%」を意味することを意図している。

Claims (14)

  1. 毛髪に塗布する前に混合される第1の水性成分と第2の水性成分とを含む毛髪染色及び/又は脱色組成物であって、
    −前記第1の水性成分が、化粧用として許容可能なキャリア中に、
    −1種以上の酸化剤と、
    −任意選択で、1種以上の脂肪族アルコールと、
    −任意選択で、脂肪族アルコール以外の1種以上の非イオン界面活性剤とを含み、
    −前記第2の水性成分が、化粧用として許容可能なキャリア中に、
    −アンモニア、その塩及びそれらの混合物からなる群から選択される1種以上のアルカリ化剤と、
    −1種以上の脂肪族アルコールと
    −脂肪族アルコール以外の1種以上の非イオン界面活性剤とを含み、
    前記組成物に含まれる脂肪族アルコールの総量と、脂肪族アルコール以外の非イオン性界面活性剤の総量との比が、10:0.1〜10:4.2、好ましくは10:0.1〜10:4.1、より好ましくは10:0.1〜10:4、さらにより好ましくは10:0.5〜10:3.5、最も好ましくは10:1〜10:2の範囲であり、且つ
    前記組成物が、鉱油、炭化水素油及びそれらの混合物からなる群から選択される脂肪族化合物を総量で、前記組成物の全重量の1%未満、好ましくは0.5%未満含み、より好ましくは、前記組成物が、鉱油、炭化水素油及びそれらの混合物からなる群から選択される脂肪族化合物を含まず、且つ
    前記組成物が、アニオン界面活性剤を総量で、前記組成物の全重量の0.5%未満、好ましくは0.3%未満、より好ましくは0.1%未満含み、さらにより好ましくは、前記組成物がアニオン界面活性剤を含まず、且つ、
    前記組成物が、カチオン界面活性剤を総量で、前記組成物の全重量の0.5%未満、好ましくは0.3%未満、より好ましくは0.1%未満含み、さらにより好ましくは、前記組成物がカチオン界面活性剤を含まない、
    毛髪染色及び/又は脱色組成物。
  2. 前記第2の水性成分に含まれる脂肪族アルコールの総量と脂肪族アルコール以外の非イオン界面活性剤の総量との比が、10:0.1〜10:4.5、好ましくは10:0.1〜10:4、より好ましくは10:1〜10:4、さらにより好ましくは10:1〜10:3の範囲である、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記第1の成分と前記第2の成分とが、5:1〜1:5、好ましくは3:1〜1:3、より好ましくは2:1〜1:2の範囲の比で、さらにより好ましくは1:1の比で混合される、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記組成物が、脂肪族アルコールでも非イオン界面活性剤でもない界面活性剤を総量で、前記組成物の全重量の1%未満、好ましくは0.5%未満、より好ましくは0.3%未満、さらにより好ましくは0.1%未満含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記組成物が、アニオン性ポリマー及びカチオン性ポリマーから選択されるポリマーを総量で、前記組成物の全重量の1%未満、好ましくは0.1%未満含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記脂肪族アルコールが、直鎖及び/又は分岐のC14〜C30脂肪族アルコールからなる群から選択され、好ましくはC14〜C30脂肪族アルコールからなる群から選択され、より好ましくはセチルアルコール、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール、ベヘニルアルコール、それらの任意の混合物からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記組成物が、脂肪族アルコールを総量で、前記組成物の全重量の0.5%〜20%、好ましくは2%〜10%、好ましくは4%〜8%の範囲で含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記非イオン界面活性剤が、ポリオキシエチレンC8〜C30アルキルエーテルからなる群から選択され、好ましくは少なくとも5個のエチレンオキシド単位を有するポリオキシエチレンC8〜C30アルキルエーテルからなる群から選択され、より好ましくは10〜200個のエチレンオキシド単位を有するポリオキシエチレンC8〜C30アルキルエーテルからなる群から選択され、さらにより好ましくは20〜200個のエチレンオキシド単位を有するポリオキシエチレンC8〜C30アルキルエーテルからなる群から選択され、最も好ましくはセテアレス−25、ステアレス−20、ステアレス−100、ステアレス−150、ステアレス−200、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 前記組成物が、脂肪族アルコール以外の非イオン界面活性剤を総量で、前記組成物の全重量の0.2%〜5%、好ましくは0.5%〜3%、より好ましくは0.7%〜1.5%の範囲で含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 前記組成物が、脂肪族アルコール及び非イオン界面活性剤を総量で、前記組成物の全重量の1%〜30%、好ましくは1.5%〜15%の範囲で含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の第1の成分及び第2の成分をそれぞれ含む、第1のユニット及び第2のユニットを含む、毛髪染色及び/又は脱色用キット。
  12. コンディショニング組成物、前処理組成物、及び/又はカラーリフレッシャー組成物からなる群から選択される第3の成分をさらに含む、請求項11に記載のキット。
  13. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物を毛髪に塗布することを含む、毛髪を染色及び/又は脱色する方法。
  14. −請求項1〜10のいずれか一項に記載の第1の成分を提供する工程と、
    −請求項1〜10のいずれか一項に記載の第2の成分を提供する工程と、
    −毛髪染色及び/又は脱色組成物を得るために前記第1の成分及び前記第2の成分を混合する工程と、
    −前記得られた組成物を毛髪に塗布する工程と、
    −任意選択で、毛髪を染色するのに十分な時間、前記塗布された組成物を毛髪に残したままにする工程と、
    −任意選択で、リンス組成物を用いて毛髪を洗浄するか、又は水で毛髪を洗浄する工程と、
    −任意選択で、クレンジング組成物を用いて毛髪を清浄にする工程と、
    −任意選択で、コンディショニング及び/又はトリートメント組成物で毛髪を処理する工程と、
    −任意選択で、毛髪を乾燥させる工程とを含む、請求項13に記載の毛髪の染色及び/又は脱色方法。
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