JP4072114B2 - 酸化染毛剤組成物 - Google Patents

酸化染毛剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4072114B2
JP4072114B2 JP2003378561A JP2003378561A JP4072114B2 JP 4072114 B2 JP4072114 B2 JP 4072114B2 JP 2003378561 A JP2003378561 A JP 2003378561A JP 2003378561 A JP2003378561 A JP 2003378561A JP 4072114 B2 JP4072114 B2 JP 4072114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
agent
hair
poe
composition
cationic surfactant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003378561A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005139133A (ja
Inventor
克夫 橋本
貴弘 山下
和也 芝田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP2003378561A priority Critical patent/JP4072114B2/ja
Publication of JP2005139133A publication Critical patent/JP2005139133A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4072114B2 publication Critical patent/JP4072114B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本発明は酸化染毛剤組成物、特にその基剤の改良に関する。
近年、消費者の意識の変化と共に毛髪を明るくしたいという要望が高まり、染毛剤の市場が拡大している。
染毛剤は、ブリーチ効果を伴い元の毛髪よりも明るい色調に染色することができ、効果が持続的であることから、特に酸化染毛剤が広く利用されている。そして酸化染毛剤は、アルカリ剤及び酸化染料を含む第1剤と、酸化剤を含む第2剤からなる二剤式のものが主流となっており、これは施術の際に第1剤と第2剤を混合し、毛髪に塗布し、一定時間放置後洗い流して使用するものである(図1参照)。
一般に、酸化染毛剤の第1剤には、染毛時の毛髪の保護を目的として高級アルコール等の油性成分が配合されている。そして、その油性成分の乳化のために界面活性剤が配合されている。乳化安定性に優れ、施術後の毛髪の感触に優れる染毛剤を得るために、近年、染毛剤に用いられる界面活性剤の種類、量等の検討が行われている。
例えば、特開平07−82123号公報には、両性界面活性剤及びカチオン性界面活性剤を配合した染毛剤が開示されている。
また、特開2003−171247号公報には、アニオン性界面活性剤を含有し、実質的に非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を含有しない染毛剤が開示されている。
特開平07−82123号公報 特開2003−171247号公報
しかしながら、上記の染毛剤においては、基剤の乳化安定性、及び染毛後の手触りが良好であるとは言えず、また深みのある色合いに染め上げることも難しかった。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、基剤の乳化安定性が良好で、且つ施術後の毛髪のなめらかさを付与する酸化染毛剤組成物を提供することにある。
本発明者等は、前記目的を達成するために鋭意研究を行った結果、カチオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤とを組み合わせて使用し、その配合量と配合質量比を特定の範囲にすることにより、基剤の乳化安定性が向上し、染毛後の手触りが良好になることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明の主題は、(A)カチオン性界面活性剤と、(B)ノニオン性界面活性剤と、高級アルコールと、水と、アルカリ剤と、酸化染料とを含む乳化型第1剤と、
酸化剤を含む第2剤と、
からなる酸化染毛剤組成物において、
さらに下記一般式(I)で表されるアミノ変性高分子シリコーンまたはアンモニウム変性高分子シリコーンを第1剤及び/又は第2剤に含み、
組成物全体において(A)カチオン性界面活性剤と(B)ノニオン性界面活性剤の配合量の合計が0.05〜5.0質量%であり、組成物全体において(A)カチオン性界面活性剤と(B)ノニオン性界面活性剤の配合質量比が(A)/(B)=1〜10であることを特徴とする酸化染毛剤組成物である。
Figure 0004072114
[式中、R1はメチル基または一部がフェニル基を表し、R2はR3と同一またはメチル基または水酸基を表す。R3は式R4Z{R4は3から6の炭素原子を有する2価のアルキレン基を表し、Zは−NR5 2、−N+5 3-、−NR5(CH2aNR5 2、−NR5(CH2a+5 3-および−NR5(CH2aN(R5)C=O(R6)(R5は水素または1から4の炭素原子を有するアルキル基を表し、R6は1から4の炭素原子を有するアルキル基を表し、AはCl、BrまたはIを表し、aは2から6の整数である。)からなる群から選ばれる1価の基を表す。}で表されるアミノ基またはアンモニウム基を有する置換基を表し、m及びnはそれぞれ正の整数でm+nは3000〜20000の整数を表し、n/mは1/500〜1/10000である。]
前記組成物において、組成物全体において、カチオン性界面活性剤に対する高級アルコールのモル比が3〜15であることが好適である。
本発明によれば、(A)カチオン性界面活性剤と(B)ノニオン性界面活性剤の配合量の合計を組成物全体に対して0.05〜5.0質量%とし、(A)カチオン性界面活性剤と(B)ノニオン性界面活性剤の配合質量比を(A)/(B)=1〜10の範囲とすることにより、基剤の乳化安定性が良好で、且つ毛髪に優れた滑らかさを付与する酸化染毛剤組成物を得ることができる。
以下、本発明の好適な実施形態について説明する。
<カチオン性界面活性剤>
本発明の酸化染毛剤組成物において、カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N'-ジメチル-3,5-メチレンピペリジニウム)、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POE-アルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が挙げられ、化粧品一般に使用されるものであれば特に限定されないが、具体的には下記一般式(II)で表されるモノアルキル型第4級アンモニウム塩、
Figure 0004072114
(式中、Rはヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数8〜36の直鎖または分岐のアルキル基を、R、R及びR10は同一または異なっていてもよく、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数1〜3のアルキル基またはベンジル基を、Xはハロゲン原子または炭素数1又は2のアルキル硫酸基を表す。)
あるいは下記一般式(III)で表されるジアルキル型第4級アンモニウム塩等が好適である。
Figure 0004072114
(式中、R11及びR12は同一または異なっていてもよく、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数8〜36の直鎖又は分岐のアルキル基を、R13及びR14は同一または異なっていてもよく、ヒドロキシル基が置換していてもよい炭素数1〜3のアルキル基またはベンジル基を、Xはハロゲン原子または炭素数1又は2のアルキル硫酸基を表す。)
上記一般式(II)で表されるモノアルキル型第4級アンモニウム塩としては、例えば塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化ミリスチルトリメチルアンモニウム、臭化ミリスチルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ベヘニルトリメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウムメタンスルホネート、ステアリルトリメチルアンモニウムメタンスルホネート、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化セチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化オクチルジヒドロキシエチルメチルアンモニウム、塩化2−デシルテトラデシルトリメチルアンモニウム、塩化2−ドデシルヘキサデシルトリメチルアンモニウム等を挙げることができる。
上記一般式(III)で表されるジアルキル型第4級アンモニウム塩としては、例えば塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(C12〜C15)ジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(C14〜C18)ジメチルアンモニウム、塩化ジ(2−ヘキシルデシルジメチルアンモニウム、塩化ジ(2−オクチルドデシル)ジメチルアンモニウム等を挙げることができる。
上記第4級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤の中でも特に、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムを使用すると、安定性の良い組成物が得られやすいため好ましい。
カチオン性界面活性剤は、1種又は2種以上をそれぞれ第1剤のみ、又は第1剤と第2剤の両方に配合することができる。
<ノニオン性界面活性剤>
本発明の酸化染毛剤組成物においてノニオン性界面活性剤としては、親油性のノニオン性界面活性剤あるいは親水性のノニオン性界面活性剤を使用することができる。
親油性のノニオン性界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α'-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性のノニオン性界面活性剤としては、例えば、POE-ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等);POE-グリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POE-グリセリンモノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセリントリイソステアレート等のPOE-モノオレエート等);POE-脂肪酸エステル類(例えば、POE-ジステアレート、POE-モノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POE-アルキルエーテル類(例えば、POE-ラウリルエーテル、POE-オレイルエーテル、POE-ステアリルエーテル、POE-ベヘニルエーテル、POE-2-オクチルドデシルエーテル、POE-コレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POP-アルキルエーテル類(例えば、POE・POP-セチルエーテル、POE・POP-2-デシルテトラデシルエーテル、POE・POP-モノブチルエーテル、POE・POP-水添ラノリン、POE・POP-グリセリンエーテル等);テトラ POE・テトラPOP-エチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POE-ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POE-ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油、POE-硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE-硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE-硬化ヒマシ油マレイン酸等);POE-ミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POE-ソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POE-プロピレングリコール脂肪酸エステル;POE-アルキルアミン;POE-脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
ノニオン性界面活性剤は、1種又は2種以上をそれぞれ第1剤のみ、又は第1剤と第2剤の両方に配合することができる。
カチオン性界面活性剤を配合することにより、脱色力や染色力が良くなる。しかしながらカチオン性界面活性剤だけであると乳化安定性が悪いことがある。
カチオン性界面活性剤にノニオン性界面活性剤を加えることにより、染毛剤組成物の第1剤、第2剤の乳化安定性が向上する。ところが、ノニオン性界面活性剤を多量に配合した場合、すすぎ時や仕上がり時の手触りがきしむことがある。
よって、第1剤、第2剤それぞれにおいて、ノニオン性界面活性剤の配合質量は、カチオン性界面活性剤の配合質量より少ないことが好適である。具体的には組成物全体において、(A)カチオン性界面活性剤と(B)ノニオン性界面活性剤の配合質量比が(A)/(B)=1〜10であることが好適である。組成物全体において(A)/(B)が1より小さいとすすぎ時や仕上がり時の手触りがきしむことがあり、(A)/(B)が10より大きいと乳化安定性が悪くなることがある。上記量的関係で配合すると、優れた乳化安定性が獲得でき、且つ毛髪がべたつくことなく優れた滑らかさ、光沢を付与することができる。
また、カチオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤の配合量の合計は、第1剤、第2剤混合使用時の組成物全体において0.05〜5.0質量%であることが好適である。0.05質量%未満では、染色力や施術後の髪の感触が悪くなることがあり、5.0質量%を超えると、粘度が高くなりすぎることがある。
<高級アルコール>
本発明の酸化染毛剤組成物において高級アルコールは、化粧品一般に使用されるものであれば特に限定されないが、具体的には、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、2−オクチルドデカノール、オレイルアルコール等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。
特に、セチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、及びオレイルアルコールが好ましい。
高級アルコールは、第1剤のみ、又は第1剤及び第2剤の両方に配合することができる。
第1剤、第2剤混合使用時の組成物全体において、高級アルコールは、カチオン性界面活性剤に対して、モル比3〜15の範囲であることが特に好適である。上記範囲のモル比であると、施術後の髪の感触が良好となるが、3未満あるいは15を超えると施術後の髪の感触が悪くなることがある。
さらに、高級アルコールとカチオン性界面活性剤とが上記範囲のモル比であると、第1剤、第2剤混合物にチキソトロピー性が発現される。チキソトロピー性とは、攪拌することによりゲルが流動性のゾルに変わり、これを放置しておくと再びゲルに戻る性質のことであり、粘性率―ずり応力の曲線にヒステリシスが生じる。すなわち、塗布時には、粘度が低くなり塗り拡げやすく(ゾル)、塗布後は毛髪上にとどまるため、垂れ落ちにくい(ゲル)。モル比が3未満であると粘度が高くなりすぎ塗布時に塗り拡げにくく、15を超えると粘度が低くなりすぎ塗布後に垂れ落ちやすくなってしまう。
<アミノ変性高分子シリコーン・アンモニウム変性高分子シリコーン>
本発明の酸化染毛剤組成物は、さらに下記一般式(I)で表されるアミノ変性高分子シリコーンまたはアンモニウム変性高分子シリコーンを配合することにより、より一層染色力が上昇し、滑らかな仕上がり感が得られる。
Figure 0004072114
[式中、R1はメチル基または一部がフェニル基を表し、R2はR3と同一またはメチル基または水酸基を表す。R3は式R4Z{R4は3から6の炭素原子を有する2価のアルキレン基を表し、Zは−NR5 2、−N+5 3-、−NR5(CH2aNR5 2、−NR5(CH2a+5 3-および−NR5(CH2aN(R5)C=O(R6)(R5は水素または1から4の炭素原子を有するアルキル基を表し、R6は1から4の炭素原子を有するアルキル基を表し、AはCl、BrまたはIを表し、aは2から6の整数である。)からなる群から選ばれる1価の基を表す。}で表されるアミノ基またはアンモニウム基を有する置換基を表し、mおよびnはそれぞれ正の整数でm+nは3000〜20000の整数を表し、n/mは1/500〜1/10000である。]
中でも上記一般式(I)中、R1がメチル基、R2がメチル基、水酸基、R3が−(CH23NH2、−(CH23N(CH32、−(CH23+(CH33Clであるもの等が好適に用いられる。
また上記一般式(I)中、m+nは3000〜20000であるが、特に好ましくは4000〜20000である。m+nが3000未満では油状になり、染色力の上昇効果が不十分となる。一方、20000を超えると他の原料に溶解しにくくなる。また、n/mは1/500〜1/10000であるが、特に好ましくは1/500〜1/2000である。n/mが1/500を超えると高分子シリコーン中のアミノ基またはアンモニウム基の含有率が高くなり、製造時に架橋反応等が起きることがあり、あるいは原料臭の点からも好ましくない。一方、1/10000未満では、染色力の上昇効果が不十分となる。
本発明に用いられるアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンは、常法により製造することができる。例えばγ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、環状ジメチルポリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサンをアルカリ触媒下に重縮合反応させることによって製造することができるが、これに限定されない。
アミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンの配合量は、組成物中0.01〜10.0質量%であり、好ましくは0.1〜7.0質量%である。0.01質量%未満では染色力上昇効果を付与することができず、一方、10.0質量%を超えると、毛髪にべたつきを生じることがある。アミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンは、1種又は2種以上を第1剤及び第2剤のどちらか一方、または両方に配合することができる。
アミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンをカチオン性と界面活性剤と組合わせて使用することにより、染色力がさらに改良されることはこれまで知られていなかった。
<アルカリ剤>
染毛剤組成物において、アルカリ剤は第1剤に含まれ、重要な作用を有している。すなわちアルカリ剤は、系をアルカリ性にすることにより毛髪を柔軟にし、膨潤させて脱色や染毛をしやすくするほか、第1剤、第2剤混合時に第2剤の有効成分である過酸化水素等の酸化剤を分解し、発生するペルヒドロキシアニオンにより、毛髪中のメラニン色素を分解し、毛髪を脱色する作用を有する。また、酸化染料を毛髪中に酸化定着させる基礎的な作用も有する。
Figure 0004072114
本発明において、染毛剤組成物におけるアルカリ剤としては、アンモニア、アルカノールアミン等、通常染毛剤組成物に用いられるアルカリ剤が使用される。アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。
アルカリ剤は、第1剤、第2剤混合時の組成物全体に対して、0.1〜10質量%、特に0.5〜5質量%含むことが好適である。
0.1質量%未満であると、十分な脱色力、染色力が得られないことがある。また10質量%を超えて配合しても、配合量の増加に見合った効果の向上を期待することができないうえ、皮膚刺激性が感じられることがあるため好ましくない。
<酸化染料>
本発明の酸化染毛剤組成物の第1剤に配合される酸化染料としては、例えば、p-フェニレンジアミン、p-トルイレンジアミン、N-メチル-p-フェニレンジアミン、N,N-ジメチル-p-フェニレンジアミン、N,N-ジエチル-2-メチル-p-フェニレンジアミン、N-エチル-N-(ヒドロキシエチル)-p-フェニレンジアミン、クロル-p-フェニレンジアミン、2-(2′-ヒドロキシエチルアミノ)-5-アミノトルエン、N,N-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-p-フェニレンジアミン、メトキシ-p-フェニレンジアミン、2,6-ジクロル-p-フェニレンジアミン、2-クロル-6-ブロム-p-フェニレンジアミン、2-クロル-6-メチル-p-フェニレンジアミン、6-メトキシ-3-メチル-p-フェニレンジアミン、2,5-ジアミノアニソール、N-(2-ヒドロキシプロピル)-p-フェニレンジアミン、N-2-メトキシエチル-p-フェニレンジアミン等の1種又は2種以上のNH−基、NHR-基又はNHR−基(Rは炭素数1〜4のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を示す)を有するp-フェニレンジアミン類;2,5-ジアミノピリジン誘導体;p-アミノフェノール、2-メチル-4-アミノフェノール、3-メチル-4-アミノフェノール、2-クロロ-4-アミノフェノール、3-クロロ-4-アミノフェノール、2,6-ジメチル-4-アミノフェノール、3,5-ジメチル-4-アミノフェノール、2,3-ジメチル-4-アミノフェノール、2,5-ジメチル-4-アミノフェノール、2,4-ジアミノフェノール、5-アミノサリチル酸等のp-アミノフェノール類、o-アミノフェノール類、o-フェニレンジアミン類等を配合することができる。
さらにカップラーを配合することもでき、例えば、α-ナフトール、o-クレゾール、m-クレゾール、2,6-ジメチルフェノール、2,5-ジメチルフェノール、3,4-ジメチルフェノール、3,5-ジメチルフェノール、ベンズカテキン、ピロガロール、1,5-ジヒドロキシナフタレン、1,7-ジヒドロキシナフタレン、5-アミノ-2-メチルフェノール、5-(2′-ヒドロキシエチルアミノ)-4-メトキシフェノール、ヒドロキノン、2,4-ジアミノアニソール、m-トルイレンジアミン、4-アミノフェノール、レゾルシン、レゾルシンモノメチルエーテル、m-フェニレンジアミン、1-フェニル-3-メチル-5-ピラゾロン、1-フェニル-3-アミノ-5-ピラゾロン、1-フェニル-3,5-ジケト-ピラゾリジン、1-メチル-7-ジメチルアミノ-4-ヒドロキシ-2-キノロン、m-アミノフェノール、4-クロロレゾルシン、2-メチルレゾルシン、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、2,6-ジアミノピリジン、3,5-ジアミノトリフロロメチルベンゼン、2,4-ジアミノフロロベンゼン、3,5-ジアミノフロロベンゼン、2,4-ジアミノ-6-ヒドロキシピリミジン、2,4,6-トリアミノピリミジン、2-アミノ-4,6-ジヒドロキシピリミジン、4-アミノ-2,6-ジヒドロキシピリミジン、4,6-ジアミノ-2-ヒドロキシピリミジン等を配合することができる。
また上記物質の他、「医薬部外品規格」(薬事日報社、1991年6月発行)に記載されたものを適宜用いることができる。さらに酸性染料、塩基性染料、HC染料を配合することもできる。
本発明においては、カチオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤を上記範囲の量的関係において含むことにより、有意に脱色力、染色力が向上することから、従来と比べて染料の配合量を減少することが可能となった。
<酸化剤>
本発明の酸化染毛剤組成物の第2剤に用いられる酸化剤としては、過酸化水素、過炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム・過酸化水素付加物、ピロリン酸ナトリウム・過酸化水素付加物等が挙げられる。酸化剤は、第1剤、第2剤混合時の組成物全体に対して0.1〜20質量%、特に1〜10質量%含むことが好適である。
本発明の酸化染毛剤組成物は、第1剤、第2剤を任意の比率で混合し用いることができるが、混合質量比は第1剤:第2剤=2:1〜1:3であることが好適である。
本発明にかかる組成物においては、上記した必須構成成分の他にこれらの所望する形態や剤型に応じて通常公知の基剤成分等を、その配合により本発明の効果を質的・量的に損なわない範囲で広く配合して用いることができる。例えば上記以外の油分、pH調製剤、保湿剤、ポリペプチド類、グリコール類、アルコール類、有機溶剤、粉末類、酸化防止剤、防腐剤、金属封鎖剤、タンパク質誘導体、アミノ酸類、コンディショニング剤、シリコーン類、植物抽出物、ビタミン類、色素、香料、顔料、紫外線吸収剤等を必要に応じて、1種又は2種以上を適宜配合することが出来る。
本発明の染毛剤組成物は、通常の方法に従って製造することができ、その形態は特に限定されないが、第1剤、第2剤の混合使用時の形態が流動性の高い液状である場合、施術中に染毛剤が毛髪から垂れ落ち、皮膚や衣服に付着したり、顔面に流れ落ちたりすることがある。このため、乳液状、クリーム状、ゲル状、ペースト状、エアゾール状、エアゾールフォーム状等であることが好ましい。さらに、第1剤と第2剤の形態は同一でなくてもよく、例えばクリーム状の第1剤と乳液状の第2剤との組み合わせ、クリーム状の第1剤と透明液状の第2剤との組み合わせのようにすることもできる。
本発明の染毛剤組成物において、染料を用いない場合、脱色用組成物としても応用が可能である。この脱色用組成物は、髪色を明るい色合いにすることができ、また毛髪に対するダメージが少なく、施術後の髪に滑らかな感触を与えることができる。さらに、脱色用組成物に粉末状の酸化剤を加えて脱色効果を高めることもできる。粉末状の酸化剤としては、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過炭酸カリウム、過炭酸ナトリウム等を用いることができる。
以下、本発明の好適な実施例についてさらに詳しく説明する。なお、本発明はこれにより限定されるものではない。また、配合量(%)は特に記載のない限り質量%である。
初めに、本発明にかかる酸化染毛剤組成物の使用性(脱色力、染色力、塗布しやすさ、髪の感触、及び乳化安定性)の具体的な評価方法ならびにその評価基準について下記に説明する。
使用性の評価方法と評価基準
<脱色力>
脱色力の試験には試験例から染料(パラフェニレンジアミン、レゾルシン、パラニトロメタフェニレンジアミン、オレンジII、HC Red BN)を抜去したものを用いて評価を行った。
第1剤と第2剤を質量比1:1で混合し、得られた混合物8gを黒毛束(人毛)4gに塗布し、30℃にて20分間放置後、ぬるま湯で充分すすぎ、シャンプー後微風にて乾燥し、脱色度合いを評価した。
明るさの尺度はトーンで表すが、明るくなるにつれて数字が減少し、5トーンを一般的な黒毛、1トーンをハイブリーチした毛髪とする。通常脱色された(明るくなった)と判断されるのは、4トーン未満になった時である。従って脱色度合いは目視にて、以下の基準で評価した。
A :3トーン未満(非常に明るくなった)
B :3トーン以上4トーン未満(明るくなった)
C :4トーン以上(明るくなっていない)
<染色力>
第1剤と第2剤を質量比1:1で混合し、得られた混合物8gを山羊毛束4gに塗布し、30℃にて20分間放置後、ぬるま湯で充分すすぎ、シャンプー後微風にて乾燥し、染色度合いを目視にて、以下の基準で評価した。
AA:濃い褐色に染まった
A :褐色に染まった
B :薄い褐色に染まった
C :ほとんど染まっていない
<塗布しやすさ>
組成物の塗布しやすさ(塗り拡げやすさ、垂れ落ちのなさ)を10人のパネラーでの官能評価にて、以下の基準で評価した。
A :塗布しやすいと答えた人が8人以上
B :塗布しやすいと答えた人が4〜7人
C :塗布しやすいと答えた人が3人以下
<髪の感触>
染色後の毛束の感触(なめらかでしっとり感があり、且つべたつかないかどうか)を10人のパネラーでの官能評価にて、以下の基準で評価した。
AA:感触が良いと答えた人が9人以上
A :感触が良いと答えた人が6〜8人
B :感触が良いと答えた人が4〜6人
C :感触が良いと答えた人が3人以下
<乳化安定性>
第1剤及び第2剤をそれぞれガラス瓶に充填し、0℃、室温、50℃に1ヶ月間放置後、以下の基準で評価した。
A :全く分離が見られない
B :ごくわずかに油分が分離する
C :著しい油分の分離が認められる
[カチオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤の配合比]
組成物全体においてのカチオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤の配合比と、使用性との関係について試験した。結果を表1に示す。
(表1)

試 験 例
1 2 3 4 5 6 7
組成物全体においての(A)/(B)比 − 20 10 2 1 0.75 −
第1剤(クリーム状)
(A)カチオン性界面活性剤
塩化べヘニルトリメチルアンモニウム 2.0 2.0 1.8 1.4 1.0 0.9 −
(B)ノニオン性界面活性剤
POE(20)セチルエーテル − 0.1 0.2 0.7 1.0 1.2 2.0
セチルアルコール 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0
モノエタノールアミン 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0
アンモニア水(28%) 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0
プロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
亜硫酸ナトリウム 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
エデト酸二ナトリウム二水和物 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
パラフェニレンジアミン 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0
レゾルシン 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
パラニトロメタフェニレンジアミン 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
精製水 残量 残量 残量 残量 残量 残量 残量
第2剤(液状)
過酸化水素水 16.0 16.0 16.0 16.0 16.0 16.0 16.0
メチルパラベン 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
リン酸 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
リン酸水素2ナトリウム 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
精製水 残量 残量 残量 残量 残量 残量 残量
脱色力 A A A A A A C
染色力 A A A A A A C
塗布しやすさ A A A A A A A
髪の感触 A A A A A C C
乳化安定性 C B A A A A B
(A)カチオン性界面活性剤と(B)ノニオン性界面活性剤との配合比(A)/(B)が、1より小さい試験例6においては、髪の感触が悪かった。さらにカチオン性界面活性剤を配合しない試験例7においては、染まりが悪く、髪の感触や乳化安定性も劣るものであった。また、ノニオン性界面活性剤を配合しない試験例1、及び(A)/(B)が10より大きい試験例2においては、乳化安定性が悪かった。
これに対して、(A)/(B)が1〜10の範囲である試験例3〜5は、染まりが良く、乳化安定性に優れ、染色後の髪は滑らかであった。
以上より、組成物全体においての(A)カチオン性界面活性剤と(B)ノニオン性界面活性剤との配合比(A)/(B)は1〜10であることが好適であることが確認された。
なお、第1剤のみにおいて(A)/(B)比が1〜10の範囲内であっても、組成物全体においての(A)/(B)比が1未満である場合(試験例9)は、脱色力、仕上がりの髪の感触が劣る。よって組成物全体においての(A)/(B)比が1〜10であることが好適である。
(表2)

試 験 例
8 9

組成物全体においての(A)/(B)比 1 1.5
第1剤においての(A)/(B)比 1.5 0.6
第1剤(クリーム状)
(A)カチオン性界面活性剤
塩化べヘニルトリメチルアンモニウム 3.0 3.0
(B)ノニオン性界面活性剤
POE(20)セチルエーテル 2.0 2.0
セチルアルコール 7.0 7.0
モノエタノールアミン 3.0 3.0
アンモニア水(28%) 4.0 4.0
プロピレングリコール 5.0 5.0
亜硫酸ナトリウム 0.1 0.1
エデト酸二ナトリウム二水和物 0.2 0.2
パラフェニレンジアミン 1.0 1.0
レゾルシン 0.5 0.5
パラニトロメタフェニレンジアミン 0.1 0.1
精製水 残量 残量
第2剤(液状)
(A)カチオン性界面活性剤
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0 −
(B)ノニオン性界面活性剤
POE(15)セチルエーテル 3.0 3.0
過酸化水素水 16.0 16.0
メチルパラベン 0.1 0.1
リン酸 0.2 0.2
リン酸水素2ナトリウム 0.2 0.2
精製水 残量 残量
脱色力 A B
染色力 A A
塗布しやすさ A A
髪の感触 A C
乳化安定性 A B
[カチオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤の配合量]
カチオン性界面活性剤とノニオン性界面活性剤の配合量と、使用性との関係について試験した。結果を表3に示す。
(表3)

試 験 例
10 11 12 13 14
組成物全体に対する(A)と(B)の配合量の合計
0.025 0.05 1.0 5.0 6.0
第1剤(クリーム状)
(A)カチオン性界面活性剤
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム
0.02 0.04 0.8 4.0 4.5
(B)ノニオン性界面活性剤
POE(20)セチルエーテル 0.005 0.01 0.2 1.0 1.5
ステアリルアルコール 0.26 0.54 2.6 30.0 10.0
モノエタノールアミン 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0
アンモニア水(28%) 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0
プロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
亜硫酸ナトリウム 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
エデト酸二ナトリウム二水和物 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
パラフェニレンジアミン 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0
レゾルシン 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
パラニトロメタフェニレンジアミン 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
精製水 残量 残量 残量 残量 残量
第2剤(液状)
過酸化水素水 16.0 16.0 16.0 16.0 16.0
メチルパラベン 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
リン酸 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
リン酸水素2ナトリウム 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
精製水 残量 残量 残量 残量 残量
脱色力 C A A A B
染色力 B A A A B
塗布しやすさ B A A A C
髪の感触 C A A A B
乳化安定性 A A A A B
組成物全体に対しての配合量の合計が0.05質量%未満である試験例10においては、髪の感触が悪かった。加えて、塗布時に垂れ落ちが起こり、脱色・染色効果も劣るものであった。また、5.0質量%を超える試験例14においては、塗布時に塗り拡げにくく、脱色・染色効果、髪の感触、乳化安定性においても劣るものであった。これに対して、カチオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤を合計で0.05〜5.0質量%含む試験例11〜13は、塗布時に塗り拡げやすく且つ垂れ落ちもなく、乳化安定性、脱色・染色効果、仕上がりの髪の感触に優れたものであった。
以上より、カチオン性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤の組成物全体に対しての配合量の合計は0.05〜5.0質量%が好適であることが確認された。
[高級アルコール]
高級アルコールの第4級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤に対するモル比と、使用性との関係について試験した。結果を表4に示す。
なお、分子量は以下の通りである。
セチルアルコール:242.4
ステアリルアルコール:270.5
オレイルアルコール:268.5
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム:404.2
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム:348.1
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム:586.5
(表4)

試 験 例
15 16 17 18 19 20 21
高級アルコール/第4級アンモニウム塩型界面活性剤(モル比)
19.88 13.91 11.72 8.08 6.96 3.48 1.16
第1剤(クリーム状)
高級アルコール
セチルアルコール 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0
ステアリルアルコール 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0
カチオン性界面活性剤
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム
0.7 1.0 − − 2.0 4.0 12.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム
− − 2.0 − − − −
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム
− − − 2.0 − − −
ノニオン性界面活性剤
POE(20)セチルエーテル
0.2 0.2 − − 0.2 0.2 0.2
POE(4)オレイルエーテル
− − 0.2 0.2 − − −
モノエタノールアミン 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0
アンモニア水(28%) 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0
プロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
亜硫酸ナトリウム 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
エデト酸二ナトリウム二水和物
0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
パラフェニレンジアミン 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0
レゾルシン 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
パラニトロメタフェニレンジアミン
0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
精製水 残量 残量 残量 残量 残量 残量 残量
第2剤(液状)
過酸化水素水 16.0 16.0 16.0 16.0 16.0 16.0 16.0
メチルパラベン 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
リン酸 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
リン酸水素2ナトリウム 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
精製水 残量 残量 残量 残量 残量 残量 残量
脱色力 B A A A A A B
染色力 B A A A A A B
塗布しやすさ B A A A A A C
髪の感触 B A A A A A B
乳化安定性 A A A A A A B
高級アルコールのカチオン性界面活性剤に対するモル比が15以上である試験例15、及びモル比が3未満である試験例21においては、毛髪の脱色・染色効果、髪の感触がやや劣るものであった。さらにモル比が15以上である試験例15では、粘度が低くなりすぎ塗布後に垂れ落ちが起こり、3未満である試験例21では、粘度が高くなりすぎ塗布時に塗り拡げにくかった。これに対して、高級アルコールのカチオン性界面活性剤に対するモル比が3〜15である試験例16〜20は、塗布時に塗り拡げやすく且つ垂れ落ちもなく、乳化安定性、脱色・染色効果、仕上がりの髪の感触に優れたものであった。
以上より、高級アルコールの第4級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤に対するモル比は特に3〜15であることが好適である。
[アミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーン]
表5の酸化染毛剤組成物の第1剤と第2剤を質量比1:1で混合し、得られた混合物8gを山羊毛束4gに塗布し、30℃にて30分間放置後、ぬるま湯で充分すすぎ、シャンプー後微風にて乾燥し、使用性を試験した。
(表5)

試 験 例
22 23 24 25 26 27
第1剤(クリーム状)
シリコーン
シリコーンゴム(*1) − 4.0 − − − −
アミノ変性高分子シリコーンゴム(*2) − − 4.0 − − −
トリメチルシロキシケイ酸(*3) − − − 4.0 − −
メチルフェニルポリシロキサン(*4) − − − − 4.0 −
アミノ変性シリコーンオイル(*5) − − − − − 4.0
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0 2.0
POE(20)セチルエーテル 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
セチルアルコール 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0
モノエタノールアミン 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0
アンモニア水(28%) 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0 4.0
プロピレングリコール 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0
亜硫酸ナトリウム 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
エデト酸二ナトリウム二水和物 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
パラフェニレンジアミン 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0
レゾルシン 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5
パラニトロメタフェニレンジアミン 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
オレンジII 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05
HC Red BN 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05
精製水 残量 残量 残量 残量 残量 残量
第2剤(液状)
過酸化水素水 16.0 16.0 16.0 16.0 16.0 16.0
メチルパラベン 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1
リン酸 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
リン酸水素2ナトリウム 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2
精製水 残量 残量 残量 残量 残量 残量
脱色力 A A A A A A
染色力 A A AA A A A
塗布しやすさ A A A A A A
髪の感触 A A AA A A A
乳化安定性 A A A A A A
*1:高重合ジメチルポリシロキサン(重合度平均5000)を30質量%含有するエマルジョン組成物
*2:高重合ジメチルシロキサン・メチル(アミノプロピル)シロキサン共重合体(ジメチルシロキサン単位平均重合度10000、メチル(アミノプロピル)シロキサン単位平均重合度10)を15質量%含有するエマルジョン組成物
*3:BY11-018TM (東レ・ダウコーニング社製)
*4:SH556TM(東レ・ダウコーニング社製)
*5:SF8452CTM(東レ・ダウコーニング社製)
シリコーンを配合しない試験例22と比較して、アミノ変性高分子シリコーンを配合した試験例24において、著しく染色力が上昇し、髪の感触が良好になることが確認された。
さらに本発明者らが試験した結果、アミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーンの配合量が、組成物中0.01〜10.0質量%、特に0.1〜7.0質量%である時、染色力上昇効果を付与し、滑らかな仕上がり感が得られることができることが確認された。
以下に、本発明を実施するために好適な酸化染毛剤組成物の処方例を挙げるが、本発明の技術範囲はこれら実施例により限定されるものではない。なお、実施例の酸化染毛剤組成物は、すべて乳化安定性に優れ、毛髪に優れた滑らかさを付与するものであった。
<処方例1 クリーム状染毛剤>
第1剤(クリーム状)処方 質量%
パラフェニレンジアミン 0.1
レゾルシン 0.1
パラアミノフェノール 0.3
モノエタノールアミン 6.0
28%アンモニア水 2.0
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 3.0
ポリオキシエチレン(4)ステアリルエーテル 1.0
イソステアリン酸 0.1
アミノプロピルメチコーン乳化物(*6) 2.0
ジメチコーン乳化物(*7) 4.0
セトステアリルアルコール(5050) 9.0
1,3−ブチレングリコール 3.0
ベンジルアルコール 1.0
イソオクタン酸 セチル 2.0
ポリエチレングリコール6000 0.02
亜硫酸水素ナトリウム 0.2
L−アスコルビン酸 0.5
食塩 0.1
精製水 残部
合計 100.0
第2剤(クリーム状)処方 質量%
過酸化水素水(35%) 15.0
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0
ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 3.0
アミノプロピルメチコーン乳化物(*6) 1.0
ジメチコーン乳化物(*7) 1.0
セトステアリルアルコール(5050) 2.5
ソルビトール 10.0
リン酸 0.2
リン酸水素ニナトリウム 0.2
精製水 残部
合計 100.0
混合比率 第1剤:第2剤=1:1
(第1剤の調製法)
一部の精製水と多価アルコール類を70℃に加熱し界面活性剤を溶解させた後、油性成分を添加しホモジナイズした。室温まで冷却後、モノエタノールアミン、電解質、染料が溶解された水溶液、シリコーン乳化物、ベンジルアルコール、アンモニア水を添加し十分に混合し、調製した。
(第2剤の調製法)
一部の精製水と多価アルコール類を70℃に加熱し界面活性剤を溶解させた後、油性成分を添加しホモジナイズした。室温まで冷却後、塩類が溶解された水溶液、シリコーン乳化物、過酸化水素水を添加し十分に混合し、調製した。
<処方例2 乳液状染毛剤処方>
第1剤(クリーム状) 質量%
パラフェニレンジアミン 0.4
レゾルシン 0.1
パラアミノオルソクレゾール 0.05
パラアミノフェノール 0.5
モノエタノールアミン 2.0
28%アンモニア水 8.0
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 2.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.3
セタノール 5.7
ポリオキシエチレン(8)ステアリルエーテル 0.2
アミノプロピルメチコーン乳化物(*6) 1.0
ジメチコーン乳化物(*7) 3.0
HC 赤 BN 0.2
亜硫酸水素ナトリウム 0.1
L−アスコルビン酸 0.6
精製水 残部
合計 100.0
第2剤(乳液状) 質量%
過酸化水素水(35%) 15.0
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油 0.5
流動パラフィン 0.5
ジプロピレングリコール 30.0
マーコート3330Plus(マツモト交商) 1.0
マーコート280 0.01
乳酸 0.5
精製水 残部
合計 100.0
混合比率 第1剤:第2剤=1:1
(第1剤の調製法)
一部の精製水と多価アルコール類を70℃に加熱し界面活性剤を溶解させた後、油性成分を添加しホモジナイズした。室温まで冷却後、モノエタノールアミン、電解質、染料が溶解された水溶液、シリコーン乳化物、ベンジルアルコール、アンモニア水を添加し十分に混合し、調製した。
(第2剤の調製法)
一部の精製水と多価アルコール類を70℃に加熱し界面活性剤を溶解させた後、油性成分を添加しホモジナイズした。室温まで冷却後、塩類が溶解された水溶液、シリコーン乳化物、過酸化水素水を添加し十分に混合し、調製した。
<処方例3 エアゾール式染毛剤>
第1剤(クリーム状) 質量%
パラフェニレンジアミン 0.15
レゾルシン 0.1
メタアミノフェノール 0.05
パラアミノオルトクレゾール 0.2
パラアミノフェノール 0.8
28%アンモニア水 7.0
モノエタノールアミン 2.0
塩化ステアリルジメチルアンモニウム 1.6
N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]L−アルギニン塩酸塩
0.3
ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 0.3
プロピレングリコール 10.0
アミノプロピルメチコーン乳化物(*6) 1.0
ジメチコーン乳化物(*7) 3.0
セトステアリルアルコール(5050) 5.0
カチオン化ローカストビーンガム(*8) 3.0
精製水 残部
合計 100.0
第2剤(クリーム状) 質量%
過酸化水素水(35%) 16.0
ベヘニルトリメチルアンモニウム メチル硫酸 1.5
セチルアルコール 2.0
硬化ナタネ油アルコール 7.0
ポリオキシエチレン(15)セチルエーテル 1.0
カチオン化ローカストビーンガム(*8) 0.2
リン酸 0.2
リン酸水素ニナトリウム 0.2
精製水 残部
合計 100.0
(第1剤の調製法)
一部の精製水と多価アルコール類を70℃に加熱し界面活性剤を溶解させた後、油性成分を添加しホモジナイズした。室温まで冷却後、モノエタノールアミン、電解質、染料が溶解された水溶液、シリコーン乳化物、ベンジルアルコール、アンモニア水を添加し十分に混合し、調製した。
(第2剤の調製法)
一部の精製水と多価アルコール類を70℃に加熱し界面活性剤を溶解させた後、油性成分を添加しホモジナイズした。室温まで冷却後、塩類が溶解された水溶液、シリコーン乳化物、過酸化水素水を添加し十分に混合し、調製した。
インナーバッグ式エアゾール容器に第1剤、第2剤それぞれを充填し、混合比率が第1剤:第2剤=1:1となるように調整されたステムからブラシ形状のスパウトに同時にクリームを突出させ、毛髪上で混合しながら塗布した。
<処方例4 クリーム状染毛剤>
第1剤(クリーム状)処方 質量%
パラフェニレンジアミン 0.1
レゾルシン 0.1
メタアミノフェノール 0.3
モノエタノールアミン 1.0
28%アンモニア水 4.0
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 1.8
ポリオキシエチレン(4)ステアリルエーテル 1.0
ABIL QUAT 3474(*9) 1.0
アミノプロピルメチコーン乳化物(*6) 1.0
ジメチコーン乳化物(*7) 1.0
セトステアリルアルコール(5050) 6.0
ジグリセリン 2.0
フェノキシエタノール 0.3
ポリエチレングリコール400 0.1
カチオン化グアガム(*10) 0.5
亜硫酸水素ナトリウム 0.2
L−アスコルビン酸 0.5
精製水 残部
合計 100.0
第2剤(クリーム状)処方 質量%
過酸化水素水(35%) 16.0
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2.0
ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 2.8
アミノプロピルメチコーン乳化物(*6) 0.5
ジメチコーン乳化物(*7) 0.5
ABIL QUAT 3272(*11) 1.0
セトステアリルアルコール(5050) 2.5
ソルビトール 10.0
リン酸 0.2
炭酸水素ニナトリウム 0.2
精製水 残部
合計 100.0
混合比率 第1剤:第2剤=1:1
(第1剤の調製法)
一部の精製水と多価アルコール類を70℃に加熱し界面活性剤を溶解させた後、油性成分を添加しホモジナイズした。室温まで冷却後、モノエタノールアミン、電解質、染料が溶解された水溶液、シリコーン乳化物、ベンジルアルコール、アンモニア水を添加し十分に混合し、調製した。
(第2剤の調製法)
一部の精製水と多価アルコール類を70℃に加熱し界面活性剤を溶解させた後、油性成分を添加しホモジナイズした。室温まで冷却後、塩類が溶解された水溶液、シリコーン乳化物、過酸化水素水を添加し十分に混合し、調製した。
*6: 式(I)においてR=R=CH、R=CHCHCHNH、m=10,000、n=10のアミノプロピルメチコーン80%、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム2%、水残部の組成で、乳化粒子径1.0〜20μmに調整された乳化物。
*7: 重合度6000のジメチコーン32%、重合度25のジメチコーン48%、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム2%、水残部の組成で、乳化粒子径1.0〜10μmに調整された乳化物。
*8: 東邦化学工業社製:カチナールCLB−100
*9: degussa社製 両末端アミドカチオン化ジメチコーン
*10: 大日本製薬社製 ラポールガムCG−M
*11: degussa社製 両末端アミドカチオン化ジメチコーン
酸化染毛剤の機構を示した図である。

Claims (2)

  1. (A)カチオン性界面活性剤と、(B)ノニオン性界面活性剤と、高級アルコールと、水と、アルカリ剤と、酸化染料とを含む乳化型第1剤と、
    酸化剤を含む第2剤と、
    からなる酸化染毛剤組成物において、
    さらに下記一般式(I)で表されるアミノ変性高分子シリコーンまたはアンモニウム変性高分子シリコーンを第1剤及び/又は第2剤に含み、
    組成物全体において(A)カチオン性界面活性剤と(B)ノニオン性界面活性剤の配合量の合計が0.05〜5.0質量%であり、組成物全体において(A)カチオン性界面活性剤と(B)ノニオン性界面活性剤の配合質量比が(A)/(B)=1〜10であることを特徴とする酸化染毛剤組成物。
    Figure 0004072114
    [式中、R1はメチル基または一部がフェニル基を表し、R2はR3と同一またはメチル基または水酸基を表す。R3は式R4Z{R4は3から6の炭素原子を有する2価のアルキレン基を表し、Zは−NR5 2、−N+5 3-、−NR5(CH2aNR5 2、−NR5(CH2a+5 3-および−NR5(CH2aN(R5)C=O(R6)(R5は水素または1から4の炭素原子を有するアルキル基を表し、R6は1から4の炭素原子を有するアルキル基を表し、AはCl、BrまたはIを表し、aは2から6の整数である。)からなる群から選ばれる1価の基を表す。}で表されるアミノ基またはアンモニウム基を有する置換基を表し、m及びnはそれぞれ正の整数でm+nは3000〜20000の整数を表し、n/mは1/500〜1/10000である。]
  2. 請求項1に記載の酸化染毛剤組成物において、組成物全体において、カチオン性界面活性剤に対する高級アルコールのモル比が3〜15であることを特徴とする酸化染毛剤組成物。
JP2003378561A 2003-11-07 2003-11-07 酸化染毛剤組成物 Expired - Lifetime JP4072114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003378561A JP4072114B2 (ja) 2003-11-07 2003-11-07 酸化染毛剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003378561A JP4072114B2 (ja) 2003-11-07 2003-11-07 酸化染毛剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005139133A JP2005139133A (ja) 2005-06-02
JP4072114B2 true JP4072114B2 (ja) 2008-04-09

Family

ID=34688913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003378561A Expired - Lifetime JP4072114B2 (ja) 2003-11-07 2003-11-07 酸化染毛剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4072114B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4162585B2 (ja) * 2003-12-24 2008-10-08 花王株式会社 酸化染毛又は脱色用第1剤組成物
JP5058452B2 (ja) * 2005-06-10 2012-10-24 株式会社マンダム 毛髪脱色剤並びに酸化染毛剤
JP2007077114A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Hoyu Co Ltd 染毛剤組成物及び脱色剤組成物
FR2915890B1 (fr) 2007-05-07 2012-12-21 Oreal Composition pour la teinture des fibres keratiniques comprenant au moins un silicone aminee particuliere et de la monoethanolamine.
US10064471B2 (en) * 2007-11-02 2018-09-04 Combe Incorporated Air oxidation hair dye application system and method for coloring hair using the same
JP5517493B2 (ja) * 2009-06-01 2014-06-11 ホーユー株式会社 毛髪化粧料組成物
JP5702918B2 (ja) 2009-06-01 2015-04-15 ホーユー株式会社 毛髪化粧料組成物
JP5236105B2 (ja) * 2012-08-09 2013-07-17 ホーユー株式会社 毛髪化粧料組成物
JP6376766B2 (ja) * 2014-02-10 2018-08-22 ホーユー株式会社 酸化染毛剤組成物及び染毛方法
EP2974712B1 (en) * 2014-07-14 2018-02-14 Noxell Corporation Hair treatment composition, kit and method thereof
DE102014217994A1 (de) 2014-09-09 2016-03-10 Henkel Ag & Co. Kgaa Oxidationsfärbemittel mit speziellen nichtionischen linearen Siliconpolymeren
JP2017057165A (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 株式会社ナンバースリー 酸化染毛剤
JP6716361B2 (ja) * 2016-06-24 2020-07-01 株式会社ダリヤ 染毛または脱色用第1剤乳化組成物
RU2665392C1 (ru) * 2017-07-27 2018-08-29 Талагаева Елена Владимировна Красящая композиция для окислительного окрашивания волос
KR101943523B1 (ko) 2018-06-28 2019-01-29 이강현 모발 염색 나노 복합체, 그의 제조방법 및 그를 포함하는 모발 염색제

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06247833A (ja) * 1993-02-23 1994-09-06 Kao Corp 角質繊維染色組成物
JPH11193223A (ja) * 1997-12-26 1999-07-21 Kao Corp 毛髪の染色及び脱色用酸化剤組成物
JP3890161B2 (ja) * 1999-04-15 2007-03-07 ホーユー株式会社 酸化染毛剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005139133A (ja) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004189717A (ja) 染毛用組成物
US6071504A (en) Hair treatment composition comprising alkalizing agent
JP2007126415A (ja) 染毛・脱色剤組成物
JP4072114B2 (ja) 酸化染毛剤組成物
DK161009B (da) Praeparater til farvning af haar indeholdende oxidationsfarver og et grundlag
JP3645659B2 (ja) 染毛用第1剤組成物
US7458995B1 (en) Hair dye compositions
US8349024B2 (en) Hair treatment composition
EP3006017A1 (en) Hair cosmetic
JP4144992B2 (ja) 液体式染毛剤第1剤組成物
JP5632150B2 (ja) 毛髪処理剤
CN103619314A (zh) 包含烷氧基化脂肪醇醚和脂肪醇或脂肪酸酯的染料组合物
JP2003081791A (ja) 酸化剤組成物、毛髪染色剤又は毛髪脱色剤
US7419656B2 (en) Hair dye compositions
JP4999380B2 (ja) 酸化染毛剤組成物
US6110450A (en) Hair care compositions comprising ceramide
JP2001328927A (ja) 染毛剤組成物
JP4999411B2 (ja) 酸化染毛剤組成物
JP3890159B2 (ja) 液状染毛剤組成物
EP1478334B1 (en) Compositions for dyeing keratinous fibres comprising a levelling agent, use and method
JPH11180837A (ja) 角質繊維染色用組成物
JP4999403B2 (ja) 酸化染毛剤組成物
JP4999389B2 (ja) 酸化染毛剤組成物
JP2008120743A (ja) 毛髪処理用組成物
JP5348837B2 (ja) 毛髪処理用組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080118

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4072114

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term