JP2018511032A - 機械振動子および関連する製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ストリップ11を備える機械振動子に関し、ストリップ11は、1つの面の第1の方位Ds1に沿って延在する結晶格子を有する第1のシリコン層Cs1と、シリコンのものと反対の符号のヤング率の熱係数を有する材料で構成される熱補償層Co1と、面の第2の方位Ds2に沿って延在する結晶格子を有する第2のシリコン層Cs2とを含み、第1の方位Ds1および第2の方位Ds2は、層の面内で45°の角度でオフセットされており、熱補償層Co1は、第1のシリコン層Cs1と第2のシリコン層Cs2との間に延在する。【選択図】図1

Description

本発明は、機械振動子の分野、および、そのような機械振動子を製造する方法に関する。本発明は、時計などの機械的なぜんまい仕掛けのアセンブリのロッカーアームに使用されることを意図される渦巻ばねへの適用が特に有利である。
機械振動子は、力の影響下において、安定した点に対して維持される錘の移動を可能にする装置である。機械振動子によって錘に瞬間的に加えられる力は、機械振動子が構成される材料の剛性を含むいくつかのパラメータに依存する。従来、機械振動子は、直線部、螺旋状または渦巻状など、多数の形態をとり得るストリップにより構成される。
機械的なぜんまい仕掛けのアセンブリのロッカーアームを備えることを意図される渦巻ばねなど、特定の精密な用途は、温度の関数として変動する剛性が可能な限り少ない渦巻形状のストリップを必要とする。渦巻型のばねの剛性は、以下のように定められる。
Figure 2018511032
(式中、φはばねのねじり角度、Mは渦巻ばねの戻しトルクである。)
特定の材料で構成されたストリップに対するこの戻しトルクに関する等式は、以下のように定められる。
Figure 2018511032
(式中、Eはストリップに用いられた材料のヤング率、Lはストリップの長さ、wはストリップの幅、およびtはストリップの厚さである。)
渦巻の固有の共振周波数は、その剛性の平方根に比例する。結果として、渦巻の周波数は、ストリップの材料のヤング率の平方根に比例する。ゆえに、ヤング率が温度の関数として変動すると、渦巻の周波数も温度の関数として変動する。従って、温度における変動が少ない場合、渦巻の周波数は、ヤング率の温度における変動の一次式に依存する。ゆえに、以下の等式が、温度の関数としてのヤング率の変動を示すと認識される。
Figure 2018511032
(式中、αEはヤング率の熱係数、Eは温度Tでのヤング率、およびE0は温度T0でのヤング率である。)
構成要素の数(鉄、炭素、ニッケル、クロム、タングステン、モリブデン、ベリリウム、ニオブなど)の観点、ならびに、温度の影響および磁性収縮(磁化の影響下での磁性物の収縮)の影響などの2つの反対の影響を組み合わせることによって、金属の弾性係数における変動の自動補償を得るために用いられる治金処理の観点、の両方において複雑な合金を用いて機械振動子を製造することが知られている。しかしながら、これらの機械振動子は製造することが困難である。第1に、これは、合金を製造するために用いられる処理の複雑さによるものであり、金属の内在する機械的特性は、1つの生産と別の生産で一定ではない。また、調整、すなわち、振動子が正常であることを確実にすることを可能にする技術は、緻密で時間がかかる。
この操作は、多くの手動の動作を要し、多くの欠陥部品が廃棄されなければならない。これらの理由により、製造には費用がかかり、一定の品質を維持することは、現在も進行中の課題である。
また、デザインの不変性および精度を向上させるために、シリコンウェハをエッチングすることによって機械振動子を製造することも公知である。このような機械振動子を製造するための方法は、概して、単結晶シリコンウェハを用いる。それゆえ、これらの機械振動子は、用いられるシリコンウェハによってあらかじめ定められる単結晶方位を有し、たとえば、全て<100>の方位を有する。しかしながら、単結晶シリコンのヤング率は、材料の全ての方位において同一ではなく、これは動作軸に応じた機械的挙動の差を生じさせる。
特許文献1は、単結晶シリコンウェハから製造される渦巻型の機械振動子に関する。渦巻状のストリップのヤング率の温度変動は、シリコンストリップ内に配置される2つの非晶質層によって補償され、非晶質層のヤング率の熱係数は、シリコンのものと反対である。この文献は、単結晶シリコンウェハの面の複数の方位において、ヤング率の温度変動を同一の方法では補償しない。
特許文献2および特許文献3も、単結晶シリコンウェハから製造される渦巻型の機械振動子を取り扱う。ヤング率の温度変動は、シリコンストリップの周りに巻かれた非晶質の酸化シリコンの層によって補償される。約20℃の周囲温度で、シリコンに対するヤング率の熱係数は−64.10-6-1であり、酸化シリコンに対するヤング率の熱係数は187,5.10-6-1である。
特許文献2は、ストリップにより予測される応力の関数としての、ストリップの幅の調整によって、面の複数の方位においてシリコンストリップのヤング率における変動を補償することを提案する。この解決策は、ストリップ上の予測される応力を全て把握し、それに応じてストリップの形状を適合させることを要することから、実施することがとりわけ複雑である。
特許文献3は、面の複数の方位において同様の機械的特徴を有する結晶軸{1、1、1}にしたがって配向される特異なシリコンストリップを用いることによってこの問題を解決することを提案する。この実施は、機械振動子の製造方法を大いに制限する非常に特異なシリコンを要する。
瑞国特許出願第699780号明細書 欧州特許第1422436号明細書 欧州特許第2215531号明細書
それゆえ本発明の技術的課題は、製造が単純で、面の全ての方位において機械的特徴が同一である、単結晶シリコンの機械振動子を達成することからなる。さらに、本発明は、温度の関数としての機械的特徴における変動を削減することも目的とする。
本明細書に記載の発明は、熱補償層を介在させることにより結晶格子方位がオフセットされる2つの単結晶シリコンの層を作ることによって、この技術的課題に応じる。
第1の態様によれば、本発明は、面の第1の方位に沿って延在する結晶格子を含む第1のシリコン層と、シリコンのものと反対の符号のヤング率の熱係数を有する材料で作製される熱補償層と、面の第2の方位に沿って延在する結晶格子を有する第2のシリコン層とを有するストリップを設けられた機械振動子に関し、第1および第2の方位は、層の面内で45°の角度でオフセットされており、熱補償層は、第1のシリコン層と第2のシリコン層との間に延在する。
本発明の目的のために、ストリップは、それゆえいくつかの材料の層を含む複合構造であって、一体型構造ではない。
本発明はゆえに、温度にかかわらず、面の全ての方位において機械的挙動が同一である機械振動子を得ることを可能にする。材料の複数の方向における、単結晶シリコンのヤング率の変動は、45°オフセットされた2つの同一の単結晶シリコン層の存在によって補償される。温度の関数としての、機械的特徴に対するヤング率の熱係数の影響は、熱補償層によって削減される。ゆえに、ストリップは概して、検討中の面がどの方位でも、またどの温度でも、本質的に同様に動く。たとえば、面内で等方性(または非晶質)の熱補償層を選択することによって、層もまた、同様に等方性であるヤング率の熱係数を有する。ゆえにこの熱補償層は、ストリップの剛性における変動を均一に補償する。さらに、複雑な製造工程を要するであろう、面内で等方性の単結晶ネットワークを設けることは不要である。
一実施形態によれば、上述のストリップは、第1のシリコン層の方位と平行な第3の方位に沿って延在する結晶格子を含む第3のシリコン層と、シリコンのものと反対の符号のヤング率の熱係数を有する材料で作製される第2の熱補償層とを含み、各熱補償層は、2つの重ね合わされるシリコン層の間に配置され、他の2つのシリコン層の間に配置されるシリコン層の方位は、他の2つのシリコン層の方位に対して45°の角度だけオフセットされている。この実施形態は、さらなる層を用いることによって各熱補償層の厚さを削減する。
一実施形態によれば、上述のストリップは、シリコンのものと反対の符号のヤング率の熱係数を有する材料で作製される外側の層を含む。第1のシリコン層と第2のシリコン層との間に延在する熱補償層を用いることにより、外側の層の厚さを削減することが可能となる。
一実施形態によれば、材料がシリコンのものと反対の符号のヤング率の熱係数を有する熱補償層は、酸化シリコンにより作製される。
酸化シリコンは空気と接触するかまたは酸化チャンバにあるシリコンから得られることから、この実施形態は機械振動子の製造方法を容易にする。
一実施形態によれば、シリコンのものと反対の符号のヤング率の熱係数を有する材料の、シリコン層に対する体積比は、材料の特質に依存する。たとえば、酸化シリコンについては、略20℃の周囲温度で、20%〜30%、好ましくは略26%である。この実施形態は、ストリップの熱の感度を効率的に補償することを可能にする。さらに、第1のシリコン層と第2のシリコン層との間に延在する熱補償層を用いることは、外側の層の厚さを削減することを可能にし、これは製造時間を減少させ、外側の層の品質を向上させる。
一実施形態によれば、機械振動子は、渦巻状のストリップにより構成されている機械的なぜんまい仕掛けのアセンブリのロッカーアームを備えるように構成される渦巻ばねである。本発明は、精密な時計を製造するために用いられる渦巻ばねに特に適している。また本発明は、たとえば音叉型の、他の機械的な振動子または共振器の製造にも適している。
第2の態様によれば、本発明は、上述のような機械振動子を製造するための方法に関する。
一実施形態によれば、方法は以下のステップ、すなわち、絶縁膜上シリコン型(silicon-on-insulator(SOI))の第1のシリコンウェハのシリコン層上に熱補償層を置くステップ、機械振動子のパターンを熱補償層上および第1の絶縁膜上シリコンウェハのシリコン層上にエッチングするステップ、第2のシリコンウェハの1つのシリコン層が熱補償層と接触するように、第2の絶縁膜上シリコンウェハを、第1のシリコンウェハに対して45°の回転で、第1のシリコンウェハ上にシールするステップ、第1の絶縁膜上シリコンウェハから基板および絶縁層を除去するステップ、第1のシリコン層をマスクとして用いて、第2のシリコンウェハのシリコン層にエッチングを施すステップ、および第2の絶縁膜上シリコンウェハから基板および絶縁層を除去するステップを含み、第1および第2の絶縁膜上シリコンウェハは、絶縁層に覆われ、その後単結晶シリコン層に覆われる基板を用いて製造される。
本発明の目的のために、「材料の層を置く」という語句は、堆積により材料を付加すること、既存の層の成長および変換により材料を付加すること、または、補助層をシールすることにより補助層を移すこと、からなるプロセスを意味する。
一実施形態によれば、方法は以下のステップ、すなわち、第1の絶縁膜上シリコンウェハのシリコン層上に熱補償層の第1の部分を置くステップ、第2の絶縁膜上シリコンウェハのシリコン層上に熱補償層の第2の部分を置くステップ、機械振動子のパターンを、熱補償層の第1の部分上および第1の絶縁膜上シリコンウェハのシリコン層上にエッチングするステップ、機械振動子のパターンを、熱補償層の第2の部分上および第2の絶縁膜上シリコンウェハのシリコン層上にエッチングするステップ、熱補償層の2つの部分が接触するように、第2のシリコンウェハを、第1のシリコンウェハに対して45°の回転で、第1のシリコンウェハ上にシールするステップ、第2の絶縁膜上シリコンウェハの基板および絶縁層を除去するステップ、および第1のSOIウェハから基板および絶縁層を除去するステップを含み、第1および第2のSOIウェハは、絶縁層に覆われ、その後単結晶シリコン層に覆われる基板により構成される。
一実施形態によれば、方法は以下のステップ、すなわち、機械振動子のパターンを、二重の絶縁膜上シリコン型の、第1のシリコン層、第2の絶縁層および第2のシリコン層上にエッチングするステップ、およびシリコンウェハから基板および第1の絶縁層を除去するステップを含み、第1の二重絶縁膜上シリコンウェハは、第1の絶縁層、第1の単結晶シリコン層、第2の絶縁層および第2の単結晶シリコン層に覆われる基板により構成され、二重絶縁膜上シリコンウェハの第1および第2のシリコン層は、方位が45°の角度でオフセットされている結晶格子を有する。
一実施形態によれば、方法は以下のステップ、すなわち、機械振動子のパターンを、第1の二重の絶縁膜上シリコンウェハの、第2のシリコン層および第2の絶縁層上にエッチングするステップ、第2のシリコンウェハを第1のシリコンウェハの第2のシリコン層上にシールするステップ、第1のシリコンウェハから基板および第1の絶縁層を除去するステップ、機械振動子のパターンを、第1のシリコンウェハの第1のシリコン層上にエッチングするステップ、および第2のシリコンウェハを除去するステップを含み、第1の二重SOIウェハは、第1の絶縁層、第1の単結晶シリコン層、第2の絶縁層に覆われ、その後第2の単結晶シリコン層に覆われる基板からなり、二重絶縁膜上シリコンウェハの第1および第2のシリコン層は、方位が45°の角度でオフセットされている結晶格子を有し、第2のシリコンウェハは、熱補償絶縁層に覆われても覆われなくてもよい単一のシリコン層によって構成される。
一実施形態によれば、方法は以下のステップ、すなわち、第1のSOIウェハのシリコン層上に熱補償層を置くステップ、機械振動子のパターンを、熱補償層上および第1のシリコンウェハのシリコン層上にエッチングするステップ、第2のシリコンウェハが熱補償層と接触するように、第2のシリコンウェハを、第1のシリコンウェハに対して45°の回転で、第1のシリコンウェハ上にシールするステップ、第2のシリコンウェハを薄くするステップ、機械振動子のパターンを第2のシリコンウェハ上にエッチングするステップ、および第1のシリコンウェハの基板および絶縁層を除去するステップを含み、第1の絶縁膜上シリコンウェハは、絶縁層に覆われ、その後単結晶シリコン層に覆われる基板により構成され、第2のシリコンウェハは、熱補償絶縁層に覆われても覆われなくてもよい単一のシリコン層により構成される。
一実施形態によれば、方法は以下のステップ、すなわち、絶縁膜上シリコンウェハの基板を薄くするステップ、機械振動子のパターンをシリコンウェハのシリコン層上にエッチングするステップ、シリコンウェハの基板上に構造化層を置くステップ、第1のシリコン層をマスクとして用いて、シリコンウェハの基板および絶縁層上に機械振動子のパターンをエッチングするステップ、およびシリコンウェハの基板の構造化層を除去するステップを含み、絶縁膜上シリコンウェハは、絶縁層に覆われ、その後単結晶シリコン層に覆われる基板により構成され、シリコンウェハの第1のシリコン層およびシリコン基板は、方位が45°の角度でオフセットされている結晶格子を有する。
一実施形態によれば、方法は、ストリップの酸化という、さらなる段階を含む。
一実施形態によれば、少なくとも1つのシリコンウェハは、第1の絶縁層、第1の単結晶シリコン層、第2の絶縁層、第2の単結晶シリコン層に覆われ、その後第3の単結晶シリコン層に覆われる基板により構成される、三重の絶縁膜上シリコン型のものであり、二重の絶縁膜上シリコンウェハの第1および第2のシリコン層は、方位が45°の角度でオフセットされている結晶格子を有する。
本発明の実施形態の方法およびそこから生じる利点は、添付の図面を用いて、図1〜12が次のことを示している以下の実施形態において前面に明らかとなるだろう。
本発明の第1の実施形態による機械振動子のストリップの断面図である。 <100>型のシリコンウェハ上の、結晶格子の軸の様々な方位の概略図である。 結晶格子の中心線の面における方位による、図1のストリップの2つのシリコン層の1つの機械的特徴の代表図である。 本発明の第2の実施形態による機械振動子のストリップの断面図である。 本発明の第3の実施形態による機械振動子のストリップの断面図である。 本発明の第4の実施形態による機械振動子のストリップの断面図である。 1つの第1の実施形態による図1のストリップの製造方法の概略図である。 第2の実施形態による図1のストリップの製造方法の概略図である。 第3の実施形態による図1のストリップの製造方法の概略図である。 第4の実施形態による図1のストリップの製造方法の概略図である。 第5の実施形態による図1のストリップの製造方法の概略図である。 第6の実施形態による図1のストリップの製造方法の概略図である。
図1は、たとえば、直線部、螺旋状または渦巻状の、3つの層のスタックを含む機械振動子のストリップ(11)を示し、第1の単結晶シリコン層(Cs1)は熱補償層(Co1)と直接接触し、熱補償層(Co1)は第2の単結晶シリコン層(Cs2)と直接接触する。第1のシリコン層(Cs1)は、高さhs1にわたって、およびストリップ(11)の全幅Lにわたって延在する。第2のシリコン層(Cs2)は、高さhs1と本質的に同一の高さhs2にわたって、およびストリップ(11)の全幅Lにわたって延在する。熱補償層(Co1)は、2つの高さhs1およびhs2よりもかなり小さな高さho1にわたって、およびストリップ(11)の全幅Lにわたって延在する。
2つのシリコン層(Cs1、Cs2)は、2つの同一の結晶格子を含む。各シリコン層(Cs1、Cs2)の各結晶格子は、所定の方位(Ds1、Ds2)を有する。シリコン層の「方位」という語は、対応するシリコン層(Cs1、Cs2)の面において結晶格子が最大のヤング率を有する結晶格子の方位を意味すると考えられる。
図1、4、5および6のハッチングは、方位(Ds1、Ds2およびDs3)の間のオフセットの概略図を提供する。
しかしながら、方位(Ds1、Ds2およびDs3)の間のオフセットは、シリコン層(Cs1、Cs2およびCs3)の面内にあるので、ストリップ(11)の写実的な断面図においては同様に見えない。「結晶格子が1つの方位に沿って延在する」という語句は、結晶格子が、最大のヤング率が所定の方位で得られる結晶構造を含むことを意味する。
図2は、3つの線形ばねに従ってモデリングされた第1のシリコン層(Cs1)の、<100>型の単結晶網を示す。<100>型の結晶格子に関して、x軸の結晶方位[−110]およびy軸の結晶方位[−1−10]における第1のシリコン層(Cs1)の機械的強度は、x1軸の結晶方位[100]およびy1軸の結晶方位[010]における機械的強度よりも大きい。図3は、一定の温度で<100>型の結晶格子の面において識別される力Fの角度方向の関数としての、<100>型のウェハの機械的特徴を示す。Eはヤング率の変動を表す。機械的な強さは、<110>および
Figure 2018511032
の方位で局所的な最大値を有し、<100>および<010>の方位で局所的な最小値を有する。このため、第1のシリコン層(Cs1)の<100>型の結晶格子の剛性は、x[−110]およびy1[010]方位において異なると推定できる。この剛性は、x[−110]方位とy[−1−10]方位との間では同一である。
熱補償層(Co1)の厚さがあるとすれば、ストリップ(11)の機械的特性は、2つのシリコン層(Cs1、Cs2)の機械的特性に大いに依存する。2つのシリコン層(Cs1、Cs2)が、同一の結晶方位、およびhs1=hs2などの同一の高さを有する場合、x[−110]方位におけるストリップ(11)の強度FtotXは、2つのシリコン層(Cs1、Cs2)の強度(F1、F2)の合計に等しい。2つのシリコン層(Cs1、Cs2)の方位x[−110]におけるヤング率E-110が同一である場合、強度F1およびF2も以下のように同一である。
Figure 2018511032
(式中、εは歪み係数を示す。)
方位x[−110]におけるストリップ(11)の強度FtotXはそれゆえ、
Figure 2018511032
である。
このx[−110]方位における強度FtotXは、単心渦巻である場合、Y[−1−10]方位においても同一である。
しかしながら、y1[010]方位におけるストリップ(11)の強度Ftoty1は、
Figure 2018511032
である。
しかしながら、図3は、y1[010]方位におけるシリコン層(Cs1、Cs2)のヤング率E010が、x[−110]方位におけるシリコン層(Cs1、Cs2)のヤング率E-110よりも小さいことを示し、これはx[−110]およびy1[010]方位における強度に差を生じさせる。ゆえに、x[−110]方位におけるストリップ(11)の強度FtotXは、y1[010]方位におけるストリップ(11)の強度Ftoty1よりも大きい。ストリップ(11)はゆえに、y1[010]方位において強度が弱い。
本発明は、シリコン層(Cs1、Cs2)の面においてシリコン層(Cs1およびCs2)の方位(Ds1、Ds2)を45°の角度だけシフトすることによって、この強度における差を補う。ゆえに、所定の方位におけるヤング率は、2つの層(Cs1およびCs2)の間で異なる。たとえば、y1[010]方位において、第1のシリコン層(Cs1)のヤング率E-110は、第2のシリコン層(Cs2)のヤング率E010とは異なる。方位x[−110]におけるストリップ(11)の強度FtotXはそれゆえ、
Figure 2018511032
である。
y1[010]方位におけるストリップ(11)の強度Ftoty1は、
Figure 2018511032
である。
1-10がE-110と等しいと仮定すると、強度は2つの方位x[−110]およびy1[010]において同一である。図1のストリップ(11)の構造は、ゆえに、結晶格子の全ての方位x、yおよびy1で同一の機械的特徴をもたらす。
熱補償層(Co1)は、温度の関数としてのシリコン層(Cs1、Cs2)の機械的強度における変動が少なくとも部分的に熱補償層(Co1)によって補われるように、シリコンのものと反対の符号のヤング率の熱係数を有する材料で構成される。熱補償層(Co1)は、好ましくは酸化シリコンから作られる。約20℃の周囲温度で、シリコンに対するヤング率の熱係数は−64.10-6-1である一方で、酸化シリコンに対するヤング率の熱係数は187,5.10-6-1である。ゆえに、少なくとも部分的に、温度の関数としてのシリコン層(Cs1、Cs2)の機械的強度における変動を補うためには、熱補償層(Co1)とシリコン層(Cs1、Cs2)との間の体積比が約20℃の周囲温度で少なくとも20%である。図1において、ho1.L部分の表面積は、それゆえ、L.hs1部分およびL.hs2部分の表面積の少なくとも20%である。
図4は、ストリップ(11)が、2つの熱補償層(Co1、Co2)によって分散された3つのシリコン層(Cs1、Cs2、Cs3)を含む本発明の変形例を示す。第1および第3のシリコン層(Cs1、Cs3)は、同一の方位(Ds1、Ds3)に向けられた結晶格子を有する。第1および第3のシリコン層(Cs1、Cs3)の間に配置される第2のシリコン層Cs2は、方位(Ds2)が方位(Ds1、Ds3)に対して45°の角度でオフセットされた結晶格子を含む。結晶格子の全ての方位(x、yおよびy1)において同一の機械的特徴を得るために、第2のシリコン層(Cs2)の高さhs2は、他の2つのシリコン層(Cs1、Cs3)の高さhs1およびhs3の合計と等しくなければならない。少なくとも部分的に温度変動を補うために、高さho1およびho2の合計は、酸化シリコンの場合、高さhs1、hs2およびhs3の合計の少なくとも20%でなければならない。
図5および6は、熱補償層が図1および4のストリップ(11)の周りにも配置されている変形例を示す。この実施形態は、シリコン層(Cs1、Cs2)の間に位置する熱補償層(Co1)の厚さを削減することを可能にする。たとえば、図5の場合、熱補償層の表面積は以下の面積を含む。
・ho1.L、ストリップ(11)の上部の、外側の層(Coe)の面積
・Lo1.H、ストリップ(11)の左側の、外側の層(Coe)の面積
・Lo2.H、ストリップ(11)の右側の、外側の層(Coe)の面積
・ho3.L、ストリップ(11)の下部の、外側の層(Coe)の面積
・ho2.L、シリコン層(Cs1、Cs2)の間の層(Co1)の面積
これらの表面積の合計も、酸化シリコンの場合は、温度変動を補うためにシリコン層(Cs1、Cs2)の表面hs1.Lsおよびhs2.Lsの合計の少なくとも20%でなければならない。ゆえに、熱補償層、すなわち、内部の層(Co1)および外側の層(Coe)の厚さは、図1の実施形態よりも小さい。図6は、図4に示されたようにストリップが3つのシリコン層(Cs1、Cs2およびCs3)を含む同一の実施形態を示す。
図7〜12は、図1のストリップ(11)の製造方法を示す。図7の方法は、絶縁膜上シリコン型(SOI)の2つのシリコンウェハを用いる。各絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハは、絶縁層(Ci1、Ci2)に覆われ、その後単結晶シリコン層(Cs1、Cs2)に覆われる基板(Su1、Su2)を含む。基板(Su1、Su2)はシリコンから作られ得る。第1のステップ(21)において、熱補償層(Co1)は、第1のSOIウェハのシリコン層(Cs1)上に置かれる。第2のステップ(22)において、機械振動子のパターンが、熱補償層(Co1)上およびシリコン層(Cs1)上にエッチングされる。第3のステップ(23)において、第2のウェハのシリコン層(Cs2)が熱補償層(Co1)上にシールされる。第2のウェハは、このシールステップ(23)の前に、第1のウェハに対して45°の角度だけオフセットされるので、結晶格子の方位(Ds1、Ds2)も45°の角度だけオフセットされる。1つのステップ(24)では、アセンブリは反転され、第1のウェハの基板(Su1)および絶縁層(C1)が除去される。1つのステップ(25)では、第2のウェハのシリコン層(Cs2)は、第1のシリコン層をエッチングマスクとして用いて、機械振動子のパターンでエッチングを施される。エッチングは、深堀反応性イオンエッチング技術(DRIE、「深掘り反応性イオンエッチング(Deep Reactive Ion Etching)」としても知られる)によって実施され得る。第2のシリコンウェハの基板(Su2)および絶縁層(Ci2)は、その後、機械的振動子を自由にするためにステップ(26)において除去される。
図8は、同様に2つのSOIウェハを用いる実施形態の方法を示す。ステップ(32および33)において、熱補償層(Co1)の2つの部分(Cop1、Cop2)は、2つのSOIウェハの各シリコン層(Cs1、Cs2)上にそれぞれ置かれる。
ステップ(34および35)において、振動子のパターンは、その後、熱補償層(Co1)の2つの部分(Cop1、Cop2)上、および2つのウェハの2つのシリコン層(Cs1、Cs2)上にエッチングされる。ステップ(36)において、2つの部分(Cop1、Cop2)はその後、完全な熱補償層(Co1)を形成するために、ウェハの間に45°のオフセットでシールされる。ステップ(37、38)は、機械振動子を自由にするために、2つの基板(Su1、Su2)および2つの絶縁層(Ci1、Ci2)を除去することを基礎とする。
図9は、単一の二重SOIウェハを用いる実施形態の方法を示す。二重SOIウェハは、第1の絶縁層(Ci1)、第1の単結晶シリコン層(Si1)、第2の絶縁層(Ci2)に覆われ、その後第2の単結晶シリコン層(Si2)に覆われる基板(Su1)からなる。第2の絶縁層(Ci2)はそれゆえ、ストリップ(11)の熱補償層(Co1)の機能を果たす。第1のシリコン層(Cs1)および第2のシリコン層(Cs2)は、方位が45°の角度だけオフセットされる結晶格子を含む。第1のステップ(41)は、第1のシリコン層(Cs1)、第2の絶縁層(Ci2)および第2のシリコン層(Cs2)上に機械振動子のパターンをエッチングすることからなる。第2のステップ(42)は、機械振動子を自由にするために、基板(Su1)および第1の絶縁層(Ci1)を除去することを基礎とする。
図10は、二重SOIウェハを用いる図9の方法の変形例を示す。第1のステップ(51)は、第2のシリコン層(Cs2)および第2の絶縁層(Ci2)上に機械振動子のパターンをエッチングすることを基礎とする。第2のステップ(52)において、シリコンウェハ(Si2)は第2のシリコン層(Cs2)上にシールされる。このシリコンウェハ(Si2)は、構造物のための媒介物としてのみ作用する犠牲的な層であって、後続のステップにおいては除去される。ステップ(53)において、アセンブリは反転させられ、第1のウェハの基板(Su1)および第1の絶縁層(Ci1)は除去される。機械振動子のパターンは、ステップ(54)において第1のシリコン層(Cs1)上にエッチングされ、ステップ(55)においてシリコンウェハ(Si2)は機械振動子を自由にするために除去される。
図9における方法の変形例は、ストリップ(11)が厚過ぎてエッチングステップ(41)により第1のシリコン層(Cs1)にエッチングが適切に施され得ない場合に実施され得る。
図11は、SOIウェハおよびシリコンウェハ(Si2)を用いる実施形態の方法を示す。第1のステップ(61)において、熱補償層(Co1)は、第1のSOIウェハのシリコン層(Cs1)上に置かれる。第2のステップ(62)において、熱補償層(Co1)上およびシリコン層(Cs1)上に機械振動子のパターンがエッチングされる。シリコンウェハ(Si2)はその後ステップ(63)において、熱補償層(Co1)上に45°のオフセットでシールされる。ステップ(64)は、図1のストリップ(11)の第2のシリコン層(Cs2)に望まれる高さhs2が得られるまで、シリコンウェハ(Si2)を薄くすることを基礎とする。ステップ(65)において、機械振動子のパターンは、シリコンウェハ(Si2)により形成される第2のシリコン層(Cs2)上にエッチングされ、ステップ(66)において、基板(Su1)および絶縁層(Ci1)は、機械振動子を自由にするために除去される。
図12は、基板(Su1)がシリコンから作られて図1の第2のシリコン層(Cs2)を形成する、SOI型の単一のウェハを用いる実施形態の方法を示す。熱補償層(Co1)は、絶縁層(Ci1)によって形成され、好ましくは酸化シリコンで作られる。第1のステップ(71)は、図1のストリップ(11)の第2のシリコン層(Cs2)に望まれる高さhs2が得られるまで、基板(Su1)を薄くすることを基礎とする。ステップ(72)において、機械的振動子のパターンがシリコン層(Cs1)上にエッチングされる。構造化層(Cst)はその後ステップ(73)において、構造物を強化するために、薄くされた基板(Su1)上に置かれ、その後機械的振動子のパターンは、ステップ(74)において絶縁層(Ci1)および基板(Su1)上にエッチングされる。ステップ(75)において、構造化層(Cst)は機械振動子を自由にするために除去される。
これらの方法の変形例は、図4〜6の変形例の1つを実施するように改変され得る。たとえば、外側の熱補償層(Coe)は、シリコン酸化チャンバにおいて製造されてもよく、ゆえにストリップ(11)の周りに酸化シリコンの層を形成する。第2の熱補償層(Co2)および第3のシリコン層(Cs3)は、たとえば、絶縁膜上シリコン型の第3のウェハをシールし、対応する付加的なエッチングステップを実施することによって製造されてもよい。本発明は、ゆえに、ストリップのサイズを増加させることなく、また面において等方性のシリコン層を用いることなく、その剛性が面内で等方性で、かつ、温度に依存しない、機械振動子を得ることを可能にする。

Claims (15)

  1. ストリップ(11)を備える機械振動子であって、前記ストリップ(11)は、
    面の第1の方位に沿って延在する結晶格子を有する第1のシリコン層(Cs1)と、
    シリコンのものと反対の符号のヤング率の熱係数を有する材料で作製される熱補償層(Co1)と
    を備え、前記ストリップ(11)は、前記面の第2の方位に沿って延在する結晶格子を有する第2のシリコン層(Cs2)をさらに含み、
    前記第1の方位(Ds1)および前記第2の方位(Ds2)は、前記層の前記面内で45°の角度だけオフセットされており、
    前記熱補償層(Co1)は、前記第1のシリコン層と前記第2のシリコン層(Cs1、Cs2)との間に延在することを特徴とする機械振動子。
  2. 前記ストリップ(11)が、
    前記第1のシリコン層の方位(Ds1)と平行な第3の方位(Ds3)に沿って延在する結晶格子を含む第3のシリコン層(Cs3)と、
    前記シリコンのものと反対の符号のヤング率の熱係数を有する材料で作製される第2の熱補償層(Co2)と
    を含み、
    各熱補償層(Co1、Co2)は、2つの重ね合わされるシリコン層(Cs1、Cs2、Cs3)の間に配置され、
    他の2つのシリコン層(Cs1、Cs3)の間に配置される前記第2のシリコン層(Cs2)の方位は、前記他の2つのシリコン層(Cs1、Cs3)の方位に対して45°の角度だけオフセットされていることを特徴とする請求項1記載の機械振動子。
  3. 前記ストリップ(11)が、前記シリコンのものと反対の符号のヤング率の熱係数を有する材料で作製される外側の熱補償層(Coe)を含むことを特徴とする請求項1または2記載の機械振動子。
  4. 前記熱補償層(Co1、Co2、Coe)の前記材料が前記シリコンのものと反対の符号のヤング率の熱係数を有し、前記熱補償層(Co1、Co2、Coe)が、酸化シリコン(SiO2)で作製されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の機械振動子。
  5. 前記シリコンのものと反対の符号のヤング率の熱係数を有する前記材料と、前記シリコン層(Cs1、Cs2、Cs3)との間の体積比が、略20℃の周囲温度で、20%と30%との間、好ましくは略26%であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の機械振動子。
  6. 前記機械振動子が、機械的なぜんまい仕掛けのアセンブリのロッカーアームを備えるように構成され、渦巻状のストリップ(11)により形成されている渦巻ばねであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の機械振動子。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の機械振動子の製造方法であって、前記方法は、
    前記機械振動子のパターンを、前記第1のシリコン層(Cs1)上、ならびに前記熱補償層(Co1)および前記第2のシリコン層(Cs2)上にエッチングすること
    を含むことを特徴とする製造方法。
  8. 前記方法が、
    第1の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハの第1のシリコン層(Cs1)上に熱補償層(Co1)を置くステップ(21)と、
    前記機械振動子の前記パターンを、前記熱補償層(Co1)上および前記第1の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハの前記第1のシリコン層(Cs1)上にエッチングするステップ(22)と、
    第2のシリコンウェハの第2のシリコン層(Cs2)が前記熱補償層(Co1)と接触するように、第2の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハを、前記第1のシリコンウェハに対して45°の回転で、前記第1のシリコンウェハ上にシールするステップ(23)と、
    前記第1の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハの基板(Su1)および絶縁層(Ci1)を除去するステップ(24)と、
    前記第1のシリコン層(Cs1)をマスクとして用いて、前記第2のシリコンウェハの前記第2のシリコン層(Cs2)にエッチングを施すステップ(25)と、
    前記第2の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハの基板(Su2)および絶縁層(Ci2)を除去するステップ(26)と
    を含み、
    前記第1および第2の絶縁膜上シリコン(SOI)シリコンウェハは、絶縁層(Ci1、Ci2)に覆われ、その後単結晶の第1または第2の前記シリコン層(Cs1、Cs2)の1つに覆われる基板(Su1、Su2)により構成されることを特徴とする請求項7記載の機械振動子の製造方法。
  9. 前記方法が、
    第1の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハの第1のシリコン層(Cs1)上に熱補償層(Co1)の第1の部分(Cop1)を置くステップ(32)と、
    第2の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハの第2のシリコン層(Cs2)上に前記熱補償層(Co1)の第2の部分(Cop2)を置くステップ(33)と、
    前記機械振動子の前記パターンを、前記熱補償層(Co1)の前記第1の部分(Cop1)上および前記第1の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハの前記第1のシリコン層(Cs1)上にエッチングするステップ(34)と、
    前記機械振動子の前記パターンを、前記熱補償層(Co1)の前記第2の部分(Cop2)上および前記第2の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハの前記第2のシリコン層(Cs2)上にエッチングするステップ(35)と、
    前記熱補償層(Co1)の2つの部分(Cop1、Cop2)が接触するように、前記第2のシリコンウェハを、前記第1のシリコンウェハに対して45°の回転で、前記第1のシリコンウェハ上にシールするステップ(36)と、
    前記第2の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハの基板(Su2)および絶縁層(Ci2)を除去するステップ(37)と、
    前記第1の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハの基板(Su1)および絶縁層(Ci1)を除去するステップ(38)と
    を含み、
    前記第1および第2の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハは、絶縁層(Ci1、Ci2)に覆われ、その後単結晶の第1または第2の前記シリコン層(Cs1、Cs2)の1つに覆われる基板(Su1、Su2)により構成されることを特徴とする請求項7記載の機械振動子の製造方法。
  10. 前記方法が、
    前記機械振動子の前記パターンを、二重の絶縁膜上シリコン型(二重SOI)のシリコンウェハの、第1のシリコン層(Cs1)、第2の絶縁層(Ci2)および第2のシリコン層(Cs2)上にエッチングするステップ(41)と、
    前記シリコンウェハの基板(Su1)および第1の絶縁層(Ci1)を除去するステップ(42)と
    を含み、
    第1の前記絶縁膜上シリコン(二重SOI)ウェハは、第1の絶縁層(Ci1)、第1の単結晶シリコン層(Cs1)、第2の絶縁層(Ci2)に覆われ、その後第2の単結晶シリコン層(Cs2)に覆われる基板(Su1)により構成され、前記二重の絶縁膜上シリコン(二重SOI)ウェハの前記第1および第2のシリコン層(Cs1、Cs2)は、45°の角度で方位がオフセットされている結晶格子を含むことを特徴とする請求項7記載の機械振動子の製造方法。
  11. 前記方法が、
    前記機械振動子の前記パターンを、第1の二重の絶縁膜上シリコン(二重SOI)ウェハの、第2のシリコン層(Cs2)および第2の絶縁層(Ci2)上にエッチングするステップ(51)と、
    第2のシリコンウェハ(Si2)を前記第1のシリコンウェハの前記第2のシリコン層(Cs2)上にシールするステップ(52)と、
    前記第1のシリコンウェハの基板(Su1)および第1の絶縁層(Ci1)を除去するステップ(53)と、
    前記機械振動子の前記パターンを、前記第1のシリコンウェハの第1のシリコン層(Cs1)上にエッチングするステップ(54)と、
    前記第2のシリコンウェハ(Si2)を除去するステップ(55)と
    を含み、
    前記第1の二重の絶縁膜上シリコン(二重SOI)ウェハは、第1の絶縁層(Ci1)、第1の単結晶シリコン層(Cs1)、第2の絶縁層(Ci2)に覆われ、その後第2の単結晶シリコン層(Cs2)に覆われる基板(Su1)により構成され、前記二重の絶縁膜上シリコン(二重SOI)ウェハの前記第1および第2のシリコン層(Cs1、Cs2)は、45°の角度で方位がオフセットされている結晶格子を含み、
    前記第2のシリコンウェハ(Si2)は、絶縁層に覆われても覆われなくてもよい単一のシリコン層により構成されることを特徴とする請求項7記載の機械振動子の製造方法。
  12. 前記方法が、
    第1の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハのシリコン層(Cs1)上に熱補償層(Co1)を置くステップ(61)と、
    前記機械振動子の前記パターンを、前記熱補償層(Co1)上および前記第1のシリコンウェハの前記シリコン層(Cs1)上にエッチングするステップ(62)と、
    第2のシリコンウェハ(Si2)が前記熱補償層(Co1)と接触するように、前記第2のシリコン層(Cs2)を含む第2のシリコンウェハ(Si2)を、前記第1のシリコンウェハに対して45°の回転で、前記第1のシリコンウェハ上にシールするステップ(63)と、
    前記第2のシリコンウェハ(Si2)を薄くするステップ(64)と、
    前記機械振動子の前記パターンを前記第2のシリコンウェハ(Si2)上にエッチングするステップ(65)と、
    前記第1のシリコンウェハの基板(Su1)および絶縁層(Ci1)を除去するステップ(66)と
    を含み、
    前記第1の絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハは、絶縁層(Ci1)に覆われ、その後単結晶シリコン層(Cs1)に覆われる基板(Su1)により構成され、
    前記第2のシリコンウェハ(Si2)は、絶縁層に覆われても覆われなくてもよい単一のシリコン層により構成されることを特徴とする請求項7記載の機械振動子の製造方法。
  13. 前記方法が、
    絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハの前記第2のシリコン層(Cs2)を形成する基板(Su1)を薄くするステップ(71)と、
    前記機械振動子の前記パターンを前記シリコンウェハのシリコン層(Cs1)上にエッチングするステップ(72)と、
    前記シリコンウェハの前記基板(Su1)上に構造化層(Cst)を置くステップ(73)と、
    前記第1のシリコン層をマスクとして用いて、前記シリコンウェハの基板(Su1)および絶縁層(Ci1)上に前記機械振動子の前記パターンをエッチングするステップ(74)と、
    前記シリコンウェハの前記基板(Su1)の前記構造化層(Cst)を除去するステップ(75)と
    を含み、
    前記絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハは、絶縁層(Ci1)に覆われ、その後単結晶シリコン層(Cs1)に覆われるシリコン基板(Su1)により構成され、前記絶縁膜上シリコン(SOI)ウェハの前記第1のシリコン層(Cs1)および前記シリコン基板(Su1)は、45°の角度で方位がオフセットされている結晶格子を有することを特徴とする請求項7記載の機械振動子の製造方法。
  14. 前記方法が前記ストリップの酸化というさらなるステップを含むことを特徴とする請求項8〜13のいずれか1項に記載の機械振動子の製造方法。
  15. 前記方法が、第2の熱補償層(Co2)および第3のシリコン層(Cs3)を取り付けることからなる、さらなるステップを含むことを特徴とする請求項8〜14のいずれか1項に記載の機械振動子の製造方法。
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