JP2018509979A - 熱可塑性ギプス - Google Patents

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Abstract

本発明の実施形態に従った熱可塑性ギプスは、メッシュ形態および熱可塑性を有する構造と、構造の外表面に設けられた外側カバーと、外側カバーの外表面に設けられた、弾性を有する緩衝パッドと、緩衝パッドの外表面に設けられた、ユーザの身体に接触するよう構成される仕上げ材とを含む。外側カバー、緩衝パッドおよび仕上げ材の融点は、構造のものより高い。仕上げ材は、緩衝パッドのものとは異なる多孔度を有する。

Description

本発明は、熱可塑性ギプスに関し、より詳細には、熱可塑性材料で形成され、治療過程においてヒトまたは動物の損傷部分(患部)が動くのを防ぐことが可能な熱可塑性ギプスに関する。
関節、腕または脚が骨折または損傷した場合における円滑な治療のためのギプス、副子、ブレース、矯正器具、その他の医療用矯正器具等は、ギプスと総称される。
一般に、損傷した関節、腕または脚を固定すべく、包帯および硬膏を用いて、ギプスがそれらに配置される。しかしながら、硬膏は、重く、一旦乾燥すると再成型され得ず、また、湿気にさらされた場合、劣化しまたは破損する。よって、ギプスを装着した患者が入浴またはシャワーをするのは困難である。さらに、患者の、ギプスが配置された部分は、通気性が不十分である。
容易に損傷せず、良好な通気性を有するギプスの例は、米国特許第6,673,029号明細書において開示される水硬化性ギプス、韓国登録特許第10−1425883号公報において開示される水硬化性ギプス、およびそれらに類するものを含む。
しかしながら、開示される水硬化性ギプスは、製造されている間は水または湿気との接触が防がれるべきなので生産性が低く、製造後は気密性があるように保存してそれらを湿気から保護すべきなので保存が難しく、また、一旦硬化させられると再使用され得ない。よって、水硬化性ギプスは、患者の回復状態に応じて変更が必要な場合でも、変更または再使用され得ない。
これらの問題を解決すべく、韓国登録特許第10−1414493号公報および第10−1538642号公報は、十分な強度を有するようコアを有する熱可塑性ギプスを開示している。
韓国登録特許第10−1538644号公報および第10−1538645号公報は、軟外側カバーが外周表面に設けられることで、スティフナおよび変化制限要素として機能し、かつ、ギプスの表面が患者の肌と接触している場合でも患者が不快に感じるのを防ぐ構造を開示している。
しかしながら、そのようなよく知られたギプスは、硬い表面をギプスが有するので、または患者の肌と長時間接触するはずなので、患者の不都合を増し得、また、それに衝撃が加えられた場合、損傷部位に痛みを生じさせ得る。
従って、図1に示されるように、従来、比較的微細なメッシュ形態のギプスが損傷部位に配置される前に、下部パッド(またはスキンプロテクタ)が損傷部位の周囲に配置され、次に、下部パッドにギプスを固定することにより、患部が治療されてきた。この場合、損傷部位は、下部パッドに起因して通気性が不十分である。下部パッドは、例えば、患者がシャワーをしていて水が下部パッドに吸収される場合、長時間湿っている。よって、ユーザは、不快に感じるであろう。
開示 熱可塑性材料で形成された、メッシュ形態を有する従来のギプスの上述の問題を解決すべく、本発明は、ユーザがギプスを装着した場合に引き起こされ得るユーザに対する不都合を解消するよう、損傷部位に加えられる衝撃を吸収するよう、良好な通気性を有するよう、かつ、装着に適し耐久性があるよう、発泡体で形成され、かつ、ギプスとユーザの肌との間の境界面に積層された緩衝パッドを含むギプスに関する。
本発明の一態様は、ユーザの身体を被覆および固定するための複数の網が対角線方向に互いに交差するメッシュ形態の構造と、構造とユーザの肌との間の境界面に積層された、発泡体で形成された緩衝パッドとを有する熱可塑性ギプスを提供する。
熱可塑性ギプスにおいて、ゴムで形成された外側カバーが構造の外周表面に取り付けられ得、メッシュ形態のコアが構造に含まれ得る。緩衝パッドは、異なる発泡度を有する2つまたはそれより多い層を含み得る。
本発明に従った緩衝パッドにおいて、発泡体は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアセテートおよびポリウレタンからなる群から選択される1または複数の種類の樹脂を含み得る。緩衝パッドは、接着材を用いることなく、インサート射出成形により構造に接合され得る。本発明に従った緩衝パッドは、45未満のショアC硬度を有する。
本発明に従った、メッシュ形態の構造を有するギプスは、ユーザがギプスを装着した場合に引き起こされるユーザにとってのあらゆる不都合を除去するよう、患部に加わる衝撃を吸収するよう、かつ、装着に適し耐久性があるよう、発泡体で形成され、かつ、ギプスとユーザの肌との間の境界面に積層された緩衝物を含む。
関連技術に従った、下部パッドおよびギプスの装着例を示す図である。
本発明の実施形態に従った、それに積層された緩衝パッドを含む熱可塑性ギプスの断面図である。
本発明に従った、その緩衝パッドを含む熱可塑性ギプスの外形図である。
本発明の別の実施形態に従った、それに積層された緩衝パッドを含む熱可塑性ギプスの断面図である。
本発明のさらなる実施形態に従った、それに積層された緩衝パッドを含む熱可塑性ギプスの断面図である。
本発明の別の実施形態に従った、それに積層された仕上げ材を含む熱可塑性ギプスの断面図である。
本発明に従った熱可塑性ギプスは、請求項1に基づいて実装され得る。
以下、本発明の例示的な実施形態が添付の図面を参照して詳細に説明されるが、本発明の着想は、それらに限定されるものではない。本発明の着想を理解する当業者であれば、本発明と同じ範囲内の他の構成要素を追加、変更または省略することにより、本発明の範囲内に入る他の後退的な発明または他の実施形態を容易に示唆し得る。他の後退的な発明または他の実施形態は本発明の範囲内に入ることが理解されるべきである。
図面において、本明細書に記載される実施形態と同じ範囲内に入る、同じ機能を有する構成要素には、同じ参照番号が割り当てられる。
以下、本発明の例示的な実施形態が添付の図面を参照して詳細に説明される。
本発明は、患者の骨折部分またはそれらに類するものを被覆および固定または矯正する熱可塑性ギプスの組成に関する。図2に示されるように、本発明に従ったギプスは、構造10と、発泡体で形成され、ユーザの肌に接触する当該構造の表面に積層された緩衝パッド100とを含む。
構造10は、多角形状を各々が有する開口が均一に形成されたメッシュ形態を有する。この場合、メッシュ形態である構造10の横断面は、外部からの力または衝撃に耐えるのに十分な強度を確保すべく、その高さがその幅より大きい矩形形状に成形される。構造10は、ポリカプロラクトン(PCL)基材を含むPCL複合材で形成される。
構造10を含むギプス全体の形状は、韓国登録特許第10−1425883号公報、第10−1414493号公報、第10−1538642号公報、第10−1538644号公報および第10−1538645号公報において開示される、本発明の発明者により事前に発明されていたギプスのものと同じであり得、または類似し得る。図3に示されるように、緩衝パッド100は、交差する複数の網により得られるメッシュ形態を有する、ユーザの肌と接触する構造10の表面全体に積層される。
PCLは、構造10を形成するのに用いられるPCL複合材の主成分として用いられる。本発明において採用されるPCLは、カプロラクトンの開環重合を通じて生成されるポリエステルの一種であり、結晶性高分子であり、かつ、50〜80℃という低い融点を有する。
さらに、本発明において採用されるPCLは、20,000〜80,000の重量平均分子量を有する。PCLの平均分子量が20,000より少ない場合、PCL複合材の機械物理特性(衝撃強度)は低い。よって、PCLが構造として機能することは期待されない。よって、高分子量のPCLを用いることが好ましい。しかしながら、PCLの重量平均分子量が80,000より多い場合、PCL複合材のモジュラスおよび流動性は低く、当該PCLは、成形材料として適切ではない。
PCLの融点は、上述の条件において約50〜80℃の範囲内にある。よって、ギプスは、損傷部位に容易に配置され得る。
しかしながら、構造10がPCLのみで形成される場合、その物理特性(例えば、引張り強度)は低い。よって、物理特性を向上させるべく、ガラスファイバまたはカーボンファイバが強度補強材料としてPCLに加えられ得る。
別の実施形態において、図4に示されるように、コア20を含む構造10と、発泡体で形成され、構造10とユーザの肌との間の境界面に積層された緩衝パッド100とが設けられる。
コア20は、熱可塑性合成樹脂エラストマで形成され、構造10のものより高い融点を有することが好ましい。この場合、構造10のものより高い融点を有するコア20の材料は、例えば、ポリウレタン、ポリエチレン、軟性PVC、ポリプロピレン共重合体等の弾性材料であり得る。この場合、構造10の各側面は、その高さがその幅より大きい格子断面形状を有する。よって、構造10は、外部からの力または衝撃に耐えるのに十分な強度を有する。
さらなる実施形態において、図5に示されるように、ゴムで形成された外側カバー30が取り付けられた構造10と、発泡体で形成され、構造10とユーザの肌との間の境界面に積層された緩衝パッド100とが設けられる。
この場合、外側カバー30は、構造10を被覆して、構造10が溶融された場合に構造10が過剰に伸びることを防ぐ。これにより、構造10は、メッシュ形態において矩形形状を維持し得、構造10が伸ばされた場合に構造10の強度が減るのを防ぐべく構造10の厚さが減ることを防ぎ得、かつ、構造10の硬い表面が患者の肌と直接接触することを防ぐ緩衝物として機能し得る。
しかしながら、外側カバー30は、適切な強度および弾性の両方を発揮すべきであり、よって、ショア硬度D2〜35のゴム材料で形成される。よって、外側カバー30は、ギプスが患者の肌と接触している場合にギプスを装着している感触を減らすものの、外部からの衝撃を十分には吸収しない。よって、外側カバー30は、外側カバーを有しない構造と比較してある程度の緩衝機能を発揮するが、十分な緩衝効果はもたらさない。
よって、本発明の所望の効果は、本実施形態に従った外側カバー30を含む構造10とユーザの肌との間の境界面に、発泡体で形成された緩衝パッドが積層された場合に得られ得る。
本発明において、構造10は、構造10が70〜80℃に加熱されて患者の損傷部位に配置される場合に高い成形性を有するべきであり、構造10が損傷部位に配置された後に外部からの衝撃または力に耐えるべく十分な強度を有するべきであり、かつ、射出成形を通じて構造10を製造するのに適切な高い流動性を有するべきである。
構造10に積層された緩衝パッドは、外部からの力、湿気、熱またはそれらに類するものに起因して剥離、変形または破損しないよう、構造10に対して高い接着強度を有するべきである。
よって、本発明に従った緩衝パッドは、発泡体で形成されることが好ましい。この場合、発泡体は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアセテートおよびポリウレタンからなる群から選択される1または複数の種類の樹脂を発泡させることにより製造されることが好ましい。
弾性および可撓性を向上させるべく、当該樹脂は、1または複数の種類の高弾性エラストマと混合させられ得る。1または複数の種類の高弾性エラストマは、SBS、SISまたはSEBSなどのスチレン系TPE、EPR、EPDM、エチレン‐α‐オレフィン共重合体、ブタジエン系ゴム材料、熱可塑性エラストマ(TPOなど)、およびそれらの混合物を含む。
発泡体の機械的強度、弾性および可撓性は、発泡倍率に応じて異なり得る。よって、発泡倍率は、ギプスの用途に従って変更され得る。発泡倍率は、5〜40倍の範囲にあることが好ましく、5〜30倍の範囲にあることがより好ましい。
発泡倍率が低い場合、発泡体の機械的強度は増すが、その弾性は減る。発泡倍率が過剰に高い場合、または非架橋発泡体の場合、発泡セルは高温で破損し得、よって、欠陥製品が生産され得る。よって、発泡倍率は、上述の範囲にあるよう調節されることが好ましい。緩衝パッドは、異なる発泡度を有する2つまたはそれより多い層で形成され得る。
メッシュ構造を有するギプスと、高い発泡度を有する緩衝パッドとが溶融接合により互いに溶融される場合、緩衝パッドの発泡セルは、溶融接合中に破裂する可能性があり、よって、緩衝パッドの衝撃吸収機能が円滑に実行され得ず、溶融状態が悪化し得る。対照的に、低い発泡度を有する緩衝パッドは、低い衝撃吸収性能を有し、ギプスを装着している感触を減らす。よって、低い発泡度を有するパッドと、高い発泡度を有するパッドとが共に積層されることで、低い発泡度を有する部分が溶融部分として用いられ、高い発泡度を有する部分がユーザの肌と接触する部分として用いられる2つまたはそれより多い層を有するシートを形成する場合に、緩衝パッドの発泡セルの破裂は防がれ得、衝撃吸収性能は向上し得る。
代替的に、低い融点を有する材料(例えば、EVA)で形成される発泡体は、ユーザの肌と接触する部分として用いられ得、比較的高い融点を有する材料(例えば、LDPE)で形成される発泡体は、溶融部分として用いられ得る。
本発明に従った緩衝パッドを発泡させる処理は、架橋発泡処理または非架橋発泡処理であり得る。
架橋発泡処理の例は、化学架橋発泡処理および電子ビーム架橋発泡処理を含む。化学架橋発泡処理では、ラジカルが高温で形成され、樹脂を、架橋反応を生じさせる架橋剤、および高温で分解し、気体を生成する発泡体と混合することにより、シートが成形され、次に、得られた構造が、架橋反応および発泡体分解反応が生じない低温で押し出し成形され、そして、成形されたシートに高温の横方向の空洞の内部を通過させることにより、架橋反応を通じて発泡体が生成される。
電子ビーム架橋発泡処理では、架橋剤を用いることなく発泡体と樹脂とを共に混合および押し出し成形することにより、非発泡シートが製造され、電子ビームがこのシートに向けて発されて架橋反応を生じさせ、そして、このシートに高温の横方向または縦方向の空洞の内部を通過させることにより、発泡体が生成される。
非架橋発泡処理の例は、化学発泡体を用いる方法と、気体の発泡体を用いる方法とを含む。ここでは、発泡体は、架橋反応を用いることなく、一次押し出し成形処理により生成される。
この場合、溶融状態において架橋樹脂の粘性および弾性が著しく増すので、架橋樹脂は、非架橋発泡シートのものより小さくより均一な気泡を有する。よって、発泡体は、高い弾性および復元力を有し、軟らかく感じる。 発泡体が架橋でない場合、薄い気泡壁が高温で迅速に溶融され、よって、セルが破損する。よって、非架橋発泡処理は、本発明に従ったインサート射出成形処理により実行される緩衝パッド接合処理には適切ではない。よって、緩衝パッドは、架橋発泡処理または電子ビーム架橋発泡処理により製造されることが好ましい。
本発明に従った緩衝パッドおよび構造は、インサート射出成形により互いに接合される。
緩衝パッドと構造とを接合する方法の例は、接着材を用いる接合方法および高温で実行される熱接合方法を含む。
接着材を用いる接合方法では、構造と緩衝パッドとは、構造もしくは構造を被覆する外側カバーの表面、緩衝パッドの表面またはその両方に接着材を付け、それらを重ね合わせて、かつ、それらに圧力を加えることにより、互いに接合される。よって、接合は、低温で実行され得る。しかしながら、この方法は好ましくない。なぜなら、この方法は複雑であり、液体接着材の使用に起因して作業場が汚れ得、かつ、完成したギプスに有害物質が残留し得るからである。
熱接合方法では、構造または外側カバーの接合されるべき表面と、緩衝パッドの表面とは、構造、外側カバーおよび緩衝パッドが溶融する融点以上にそれらを加熱し、それらを重ね合わせて、かつ、それらに圧力を加えることにより、互いに接合される。この方法は、高温処理または接着材を用いる処理より単純であり、環境に配慮したものである。
しかしながら、熱接合方法の処理効率は低い。なぜなら、構造がインサート射出成形により成形されるか、外側カバーで被覆された構造が成形され、次に、緩衝パッドを構造に接合する処理がさらに実行されるからである。
よって、本発明において、接合処理は、さらなる処理を実行することなく、インサート射出成形処理中に緩衝パッドを接合することにより実行される。
つまり、シートを形成する緩衝パッドは、構造の形状に切断され、次に、構造またはその外側カバーを成形するために、金型の移動板のコアに挿入される。
外側カバーを含む構造の場合、一次成形された構造が金型に挿入され、外側カバーを形成するためのゴム材料がインサート成形される。これにより、高温で溶融された樹脂は、金型に流れ込んで外側カバーを形成するとすぐに、加熱により緩衝パッドに接合され得る。よって、構造が外側カバーで被覆され、かつ、緩衝パッドが外側カバーの表面に接合されたギプスは、1つの処理で製造され得る。
外側カバーを含まない構造の場合、一次成形された構造は、当該構造を金型に射出することにより成形され、当該構造の形状に切断された緩衝パッドが金型の移動板のコアに挿入される。これにより、当該構造は、成形されるとすぐに、加熱により緩衝パッドに接合され得る。よって、緩衝パッドが接合されたギプスは、1つの処理で製造され得る。
本発明において、ギプスに接合された緩衝パッドは、好ましくは、密度0.03〜0.1g/cmおよびショアC硬度45未満を有するべきであると判断された。
緩衝パッドの密度が極めて高く、上述の範囲を上回る場合、緩衝パッドは、極めて硬く、ギプスの装着感を大幅に損なう。緩衝パッドの密度が極めて低い場合、その耐久性が減り、よって、緩衝パッドは、破損または剥離する可能性がある。従って、緩衝パッドは、上述の範囲を満たすよう製造されることが好ましい。
ショアC硬度が極めて高く、当該範囲を上回る場合、緩衝パッドは、十分な弾性を有さず、ギプスの装着感を大幅に損なう。ショアC硬度が極めて低い場合、緩衝パッドの耐久性が減り、よって、緩衝パッドは、破損する可能性がある。従って、緩衝パッドは、上述の範囲を満たすよう製造されることが好ましい。
本発明において、緩衝パッドと構造とは、十分な接着強度で接合される。よって、ASTM D903による割裂抵抗250N/100mm以上を有するように緩衝パッドが製造された場合、緩衝パッドは、構造から剥離することが防がれ、よって、高い接着強度を発揮する。割裂抵抗が十分でない場合において、ギプスが床に対して押されたときは、緩衝パッドは、部分的に剥離し、または損傷する。よって、適切な割裂抵抗は250N/100mm以上であると判断された。ここで、本発明は、以下の例に基づいて、より詳細に説明される。
[例1] Yongbo Chemical Co., Ltd.により製造され、発泡倍率10倍および厚さ1mmを有するLDPE架橋発泡シートが、成形キャビティなどのメッシュ形態に切断されて射出成形キャビティに挿入され、メッシュ形態のガラスファイバで強化された一次射出成形PCLにより製造された構造が、金型内部の発泡シートの前に配置された。
次に、外側カバーの材料として用いられるTPE樹脂が160〜170℃でインサート射出成形されることで、外側カバーの材料で被覆され、かつ、緩衝パッドとしてその表面に積層された発泡シートを有する構造を含むギプスが製造された。
[例2〜9] 以下の表1に示されるように、ギプスが、例1におけるものと同じ態様だが、異なる発泡倍率と、厚さと、材料とを有する発泡シートを用いて製造された。[例10]
Yongbo Chemical Co., Ltd.により製造され、発泡倍率10倍および厚さ1mmを有するLDPE架橋発泡シートが、成形キャビティなどのメッシュ形態に切断され、射出成形キャビティに挿入された。
ガラスファイバで強化された、構造として用いられるPCL複合材が150℃でインサート射出成形されることで、発泡シートが当該構造の表面に緩衝パッドとして積層された、メッシュ形態のギプスが製造された。
[例11〜18] 以下の表1に示されるように、ギプスが、例10におけるものと同じ態様だが、異なる発泡倍率と、厚さと、材料とを有する発泡シートを用いて製造された。
[比較例] 緩衝パッドなしで構造のみを金型に搭載することにより外側カバーがインサート射出成形された従来のギプスが製造されていた。
Figure 2018509979
Figure 2018509979
緩衝シートの特性 発泡倍率に従って緩衝シートの特性を評価すべく、LDPE緩衝シートの密度、引張り強度、伸長速度、引裂き強度、熱による寸法変更、硬度および外観が、発泡倍率を変更しているものの間で評価された。
外観評価では、緩衝シートが肉眼で確認された場合において、緩衝シートが良好な表面状態を有しており、欠陥がなかったときには、「◎」が付され、いくつかの欠陥があるものの、緩衝シートを用いるのに問題はなかったときには、「○」が付され、発泡セルが部分的に変形していたときには、「Δ」が付され、発泡セルの大きな部分が破裂していたときには、「×」が付された。緩衝シートの特性を評価した結果が以下の表2に示される。
Figure 2018509979
緩衝シートの特性を評価した結果により、発泡倍率が5〜30倍だった場合に、良好な外観を有し、かつ、ショアC硬度27〜70を満たす緩衝シートが得られたことが明らかになった。
さらに、その樹脂の種類を変更している間に緩衝シートの特性を評価すべく、発泡倍率が20倍であった場合に、LDPE緩衝シート、LDPE/EVA緩衝シートおよびPP緩衝シートの各々の密度、引張り強度、伸長速度、引裂き強度、熱による寸法変更、硬度および外観が評価された。緩衝シートの特性を評価した結果が以下の表3に示される。
Figure 2018509979
有機機能試験(装着の感触) 例1〜18に従って製造されたギプスと、緩衝パッドを含んでいなかった、比較例に従った従来のギプスとを、一般的な男性10人の腕および一般的な女性10人の腕に取り付けることにより、有機機能試験が行われた。これにより、男性および女性がギプスを装着した場合の緩衝性能およびギプスの装着感が評価された。
緩衝パッドを含んでいなかった従来のギプスを装着している感触に対して3点が与えられ、ギプスを装着していない感触に対して10点が与えられた場合、実生活環境において例1〜18に従ったギプスの各々を装着している感触に対して1点から10点までの範囲の点数が与えられ、当該点数の平均が算出された。
Figure 2018509979
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有機機能試験の結果により、例1〜18に従った緩衝パッドを含むギプスを装着している感触は、外側カバーのみを含み、緩衝パッドを含んでいなかった従来のギプスを装着している感触より良かったことが明らかになった。しかしながら、発泡厚さ1mmおよび発泡倍率10倍を有する極めて薄いPP緩衝シートの場合、ギプスを装着している感触に対して比較的低い点数が与えられた。よって、発泡厚さおよび発泡倍率は、緩衝パッドの材料に従って調節されるべきである。この場合、ショアC硬度は45より大きく、よって、ギプスを装着している感触は大いに減った。
発泡倍率20倍を有するPP緩衝シートの場合、ショアC硬度は45より大きく、ギプスを装着している感触に対して与えられた点数の平均値は、他の例のものより低い5.2だった。よって、ショアC硬度が45未満という条件を満たすことは本発明に従ったギプスを装着している感触を向上させるための主な要因であると判断された。
本発明に従った緩衝パッドの適用がギプスを装着している感触を向上させることが分かったのは、ギプスの表面がユーザの肌と直接接触している場合、硬く不自然な感触を緩衝パッドが軽減したということがその理由である。
図6に示されるように、本発明の実施形態に従った熱可塑性ギプスは、上述のようにメッシュ形態および熱可塑性を有する構造10と、構造10の外表面に設けられた外側カバー30と、外側カバー30の外表面に設けられた、弾性を有する緩衝パッド100とを含む。熱可塑性ギプスは、ユーザの身体と接触する緩衝パッド100の外表面に設けられた仕上げ材200をさらに含み得る。
例えば、仕上げ材200は、ギプスがユーザの身体と接触している場合、ギプスを装着している感触を向上させ得る。
例えば、外側カバー30、緩衝パッド100および仕上げ材200の融点は、構造10のものより高い可能性がある。
よって、構造10のみが溶融され得、外側カバー30、緩衝パッド100および仕上げ材200は、ある温度に加熱された場合、溶融され得ない。
例えば、緩衝パッド100の融点は、外側カバー30のものより高い可能性がある。
例えば、仕上げ材200は、緩衝パッド100のものとは異なる多孔度を有し得る。
さらに、仕上げ材200は、緩衝パッド100のものとは異なる摩擦係数を有し得る。
例えば、仕上げ材200の多孔度が緩衝パッド100のものより高い場合、仕上げ材200は、汗または湿気をよく吸収し得る。
対照的に、仕上げ材200の多孔度が緩衝パッド100のものより低い場合、仕上げ材200の、ユーザの身体と接触する領域は大きく、よって、ユーザは快適に感じるであろうし、より多量の熱がユーザの身体から仕上げ材200へと移り得る。
従って、異なる物理特性を有する複数の仕上げ材のうちの1つが、季節またはユーザの年齢もしくは嗜好に従って仕上げ材200として選択され得、緩衝パッド100の外表面に配置され得る。
例えば、仕上げ材200は、布、生地、フェルト、合成繊維、天然繊維、ゴム、合成樹脂またはそれらに類するものであり得る。
しかしながら、仕上げ材200は、それらに限定されるものではなく、また、材料がユーザの身体に接触している場合に快適な感触が得られる限り、様々な種類の材料が選択され得ることが、当業者には明らかであろう。
同様に、緩衝パッド100は、発泡体に限定されるものではなく、布、生地、フェルト、合成繊維、天然繊維、ゴム、合成樹脂またはそれらに類するものであり得る。
本発明の実施形態に従った熱可塑性ギプスは、緩衝パッド100と外側カバー30との間に形成された、緩衝パッド100および外側カバー30のものとは異なる多孔度を有する第1層300をさらに含み得る。例えば、第1層300の多孔度は、緩衝パッド100のものより低い可能性がある。
よって、例えば、緩衝パッド100の耐久性は、緩衝パッド110が外側カバー30から分離されることが防がれ得るよう強化され得る。第1層300は、外側カバー30と緩衝パッド100とを接続し得る。
外側カバー30は、第1層300の1つの表面に接続され得、緩衝パッド100は、第1層300の別の表面に接続され得る。
第1層300は、緩衝パッド100の耐久性を強化し得、緩衝パッド100を外側カバー30の所定の位置に固定し得る。例えば、第1層300の融点は、構造10のものより高い可能性がある。例えば、第1層300は、接着材として機能する材料で形成され得る。
例えば、第1層300は、外側カバー30が溶融されて緩衝パッド100の開口に配置される場合に形成される、外側カバー30および緩衝パッド100が共存する領域であると理解され得る。
代替的に、第1層300は、緩衝パッド100が溶融されて外側カバー30の開口に配置される場合に形成される、外側カバー30および緩衝パッド100が共存する領域であると理解され得る。
本発明の実施形態に従った熱可塑性ギプスは、緩衝パッド100と仕上げ材200との間に形成された、緩衝パッド100および仕上げ材200のものとは異なる多孔度を有する第2層400をさらに含み得る。
例えば、第2層400の多孔度は、緩衝パッド100および仕上げ材200のものより低い可能性がある。
よって、例えば、仕上げ材200の耐久性は、仕上げ材200が緩衝パッド100から分離されることが防がれ得るよう強化され得る。第2層400は、仕上げ材200と緩衝パッド100とを接続し得る。
緩衝パッド100は、第2層400の1つの表面に接続され得、仕上げ材200は、第2層400の別の表面に接続され得る。
第2層400は、仕上げ材200の耐久性を強化し得、仕上げ材200を緩衝パッド100の所定の位置に固定し得る。例えば、第2層400の融点は、構造10のものより高い可能性がある。例えば、第2層400は、接着材として機能する材料で形成され得る。
例えば、第2層400は、緩衝パッド100が溶融されて仕上げ材200の開口に配置される場合に形成される、仕上げ材200および緩衝パッド100が共存する領域であると理解され得る。
代替的に、第2層400は、仕上げ材200が溶融されて緩衝パッド100の開口に配置される場合に形成される、仕上げ材200および緩衝パッド100が共存する領域であると理解され得る。例えば、第1層300は、第2層400のものとは異なる多孔度を有し得る。例えば、第1層300の多孔度は、第2層400のものより高い可能性がある。
従って、第1層300は、緩衝パッド100を外側カバー30により堅固に固定し得、第2層400は、仕上げ材200の開口に流れ込む汗および湿気を吸収し得る。
本発明の構造および機能が本発明の実施形態に関連して上述されたが、本発明は、それらに限定されるものではなく、また、本発明の着想および範囲から逸脱することなく本発明において様々な変更または修正が行われ得ることが、当業者には明らかであろう。従って、そのような変更または修正が、添付の請求項により定義される本発明の範囲内に入ることが理解されるべきである。

Claims (6)

  1. メッシュ形態および熱可塑性を有する構造と、
    前記構造の外表面に設けられた外側カバーと、
    前記外側カバーの外表面に設けられた、弾性を有する緩衝パッドと、
    前記緩衝パッドの外表面に設けられた、ユーザの身体と接触するよう構成される仕上げ材とを備え、
    前記外側カバー、前記緩衝パッドおよび前記仕上げ材の融点が前記構造の融点より高く、
    前記仕上げ材は、前記緩衝パッドの多孔度とは異なる多孔度を有する、
    熱可塑性ギプス。
  2. 前記緩衝パッドと前記外側カバーとの間に形成され、前記緩衝パッドおよび前記外側カバーの多孔度とは異なる多孔度を有する第1層をさらに備える、請求項1に記載の熱可塑性ギプス。
  3. 前記第1層は、前記構造の前記融点より高い融点を有する、請求項2に記載の熱可塑性ギプス。
  4. 前記緩衝パッドと前記仕上げ材との間に形成され、前記緩衝パッドおよび前記仕上げ材の多孔度とは異なる多孔度を有する第2層をさらに備える、請求項1に記載の熱可塑性ギプス。
  5. 前記第2層は、前記構造の前記融点より高い融点を有する、請求項4に記載の熱可塑性ギプス。
  6. 前記緩衝パッドと前記外側カバーとの間に形成され、前記緩衝パッドおよび前記外側カバーの多孔度とは異なる多孔度を有する第1層と、
    前記緩衝パッドと前記仕上げ材との間に形成され、前記緩衝パッドおよび前記仕上げ材の多孔度とは異なる多孔度を有する第2層とを
    さらに備え、
    前記第1層の前記多孔度は、前記第2層の前記多孔度とは異なる、請求項1に記載の熱可塑性ギプス。
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