JP2018509364A - ガラス製造装置および方法 - Google Patents

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Abstract

本体部分を有する送出槽を備えたガラス製造装置であり、本体部分は、本体部分の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を有する。一実施の形態において本体部分の上方端部は、送出槽に接続された導管の下流端部における移動経路の最上部分と、実質的に同等であるか、あるいはこれよりも低い。別の実施形態において送出管の中心軸は、送出槽の本体部分の中心軸からある距離だけずれている。さらに別の実施形態において送出槽は円錐状上部を含み、円錐状上部は、0°超から約20°までのテーパ角を有している。さらなる実施形態においては方法が、上記で参照したガラス製造装置の実施形態の1つまたは任意の組合せで、ガラスを製造するステップを含む。

Description

関連出願の説明
本出願は、その内容が引用されその全体が参照することにより本書に組み込まれる、2015年2月26日に出願された米国仮特許出願第62/121264号の優先権の利益を米国特許法第119条の下で主張するものである。
本開示は、一般にガラス製造装置および方法に関し、より具体的には、送出槽を備えたガラス製造装置、および送出槽を用いてガラスを製造する方法に関する。
ガラス製造装置に送出槽を提供するものは周知である。ガラス製造時に送出槽は、溶融材料をガラス製造装置の上流位置からガラス製造装置の下流位置へと送出するのを助けることができる。
詳細な説明において説明されるいくつかの例示的な態様の基本的な理解を提供するために、以下に本開示の簡単な概要を示す。
本開示は、一般にガラス製造装置および方法に関し、より具体的には、送出槽を備えたガラス製造装置、および送出槽を用いてガラスを製造する方法に関する。
第1の実施形態によれば、ガラス製造装置は、送出槽に接続された下流端部を含む、導管を備えている。導管は、溶融材料を移動経路に沿って送出槽へと送出するように構成されたものでもよい。送出槽は本体部分をさらに備えたものでもよく、この本体部分は、本体部分の中心軸に沿って延在している、円筒状内側表面を有する。本体部分の上方端部の高度は、導管の下流端部における移動経路の最上部分と、実質的に同等であるか、あるいはこれよりも低いものとすることができる。
第1の実施形態の一実施の形態において、ガラス製造装置は、送出槽から溶融材料を受け入れるように構成された注入口を有する、成形槽をさらに備えていてもよい。特定の一実施の形態において、成形槽は、注入口から溶融材料を受け入れるように構成されたトラフと、ウェッジとをさらに備え得る。溶融材料がトラフから溢れ出て、ウェッジの合流する表面を流れ落ち、ガラスリボンとしてウェッジの底部から延伸され得るように、成形槽は構成され得る。
第1の実施形態の別の実施形態において、円筒状内側表面は、本体部分の上方端部から本体部分の下方端部まで、実質的に一定の直径を有し得る。
第1の実施形態のさらに別の実施形態において送出槽は、本体部分の上方端部に取り付けられた、円錐状上部をさらに含むものでもよく、この円錐状上部は、0°超から約20°までのテーパ角の円錐状テーパを有し得る。特定の一実施の形態において、直立管を円錐状上部に接続してもよい。直立管は、送出槽内の圧力を均一にするように構成され得る。
第1の実施形態のさらに別の実施形態において、ガラス製造装置は、導管に取り付けられた直立管をさらに備えていてもよい。直立管は、送出槽内の圧力を均一にするように構成され得る。
第1の実施形態のさらなる実施形態において、ガラス製造装置は、送出槽から溶融材料を受け入れるように構成された、送出管をさらに備えていてもよい。送出管は、送出管の中心軸に沿って延在する、円筒状内側表面を備え得る。送出管の中心軸は、送出槽の本体部分の中心軸からある距離だけずれていてもよい。特定の一実施の形態において、送出槽の本体部分の中心軸からの、送出管の中心軸のずれの距離は、送出槽の本体部分の直径の0%超から約50%の範囲でもよい。別の特定の実施形態において送出管の中心軸は、送出槽の本体部分の中心軸から、導管の下流端部から離れる方向にずれていてもよい。さらに別の特定の実施形態において、送出管の中心軸は、送出槽の本体部分の中心軸に実質的に平行でもよい。
第1の実施形態のさらなる実施形態においては、第1の実施形態のガラス製造装置でガラスを製造する方法が、溶融材料を移動経路に沿って、導管の下流端部を通じて送出槽の本体部分の内部へと通過させるステップを含み得る。本体部分の中の溶融材料の最上部分の高度は、導管の下流端部における溶融材料の最上部分と、実質的に同等であるか、あるいはこれよりも低いものとすることができる。特定の一実施の形態において、この方法はさらに、溶融材料を本体部分の内部に通過させ、さらに溶融材料を送出槽から成形槽へと通過させるステップを含み得る。さらに特定の実施形態において、この方法は、溶融材料を成形槽から延伸してガラスリボンにするステップをさらに含み得る。別の実施形態においてこの方法は、溶融材料を送出槽から送出管へと通過させるステップを含むものでもよく、この送出管は、送出管の中心軸に沿って延在する、円筒状内側表面を備えている。送出管の中心軸は、送出槽の本体部分の中心軸からある距離だけずれていてもよい。別の特定の実施形態においてこの方法は、本体部分の上方端部に取り付けられた円錐状上部によって画成された、領域内に、溶融材料を流入させるステップをさらに含み得、円錐状上部は、0°超から約20°までのテーパ角の円錐状テーパを有している。
当然のことながら第1の実施形態は、単独で、あるいは上で論じた第1の実施形態の実施形態の1つまたは任意の組合せと組み合わせて提供され得る。
第2の実施形態によれば、ガラス製造装置が、本体部分を含む送出槽を備えたものでもよく、この本体部分は、本体部分の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を備えている。ガラス製造装置は、送出槽から溶融材料を受け入れるように構成された、送出管をさらに備えていてもよい。送出管は、送出管の中心軸に沿って延在する、円筒状内側表面を備え得る。送出管の中心軸は、送出槽の本体部分の中心軸からある距離だけずれていてもよい。
第2の実施形態の一実施の形態において、ガラス製造装置は、送出管から溶融材料を受け入れるように構成された注入口を有する、成形槽をさらに備えていてもよい。特定の一実施の形態において、成形槽は、注入口から溶融材料を受け入れるように構成されたトラフと、ウェッジとをさらに備え得る。溶融材料がトラフから溢れ出て、ウェッジの合流する表面を流れ落ち、ガラスリボンとしてウェッジの底部から延伸され得るように、成形槽は構成され得る。
第2の実施形態の別の実施形態において、送出槽の本体部分の円筒状内側表面は、本体部分の上方端部から本体部分の下方端部まで、実質的に一定の直径を有し得る。
第2の実施形態のさらに別の実施形態において送出槽は、本体部分の上方端部に取り付けられた、円錐状上部をさらに含むものでもよく、この円錐状上部は、0°超から約20°までのテーパ角の円錐状テーパを有している。特定の一実施の形態において、ガラス製造装置は、円錐状上部に接続された直立管をさらに備えていてもよい。直立管は、送出槽内の圧力を均一にするように構成され得る。
第2の実施形態のさらに別の実施形態において、ガラス製造装置は、送出槽に接続された下流端部を有する導管と、この導管に取り付けられた直立管とをさらに備えている。直立管は、送出槽内の圧力を均一にするように構成され得る。
第2の実施形態のさらに別の実施形態において、送出槽の本体部分の中心軸からの、送出管の中心軸のずれの距離は、送出槽の本体部分の直径の0%超から約50%の範囲でもよい。
第2の実施形態のさらに別の実施形態において、ガラス製造装置は、送出槽に接続された下流端部を有する導管をさらに備え得る。送出管の中心軸は、送出槽の本体部分の中心軸から、導管の下流端部から離れる方向にずれていてもよい。
第2の実施形態の別の実施形態において、送出管の中心軸は、送出槽の本体部分の中心軸に実質的に平行でもよい。
第2の実施形態のさらなる実施形態においては、第2の実施形態のガラス製造装置でガラスを製造する方法が、溶融材料を送出槽に通過させるステップと、溶融材料を本体部分の内部に、送出槽の本体部分の中心軸に沿った方向に通過させるステップと、溶融材料を送出槽から送出管へと通過させるステップと、溶融材料を送出管に、送出管の中心軸の方向に通過させるステップとを含み得る。特定の一実施の形態において、この方法はさらに、溶融材料を送出管から成形槽へと通過させるステップを含み得る。別の特定の実施形態において、この方法は、溶融材料を成形槽から延伸してガラスリボンにするステップをさらに含み得る。別の特定の実施形態において、この方法は、本体部分の上方端部に取り付けられた円錐状上部によって画成された領域内に、溶融材料を流入させるステップをさらに含み得る。円錐状上部は、0°超から約20°までのテーパ角の円錐状テーパを有している。
当然のことながら第2の実施形態は、単独で、あるいは上で論じた第2の実施形態の実施形態の1つまたは任意の組合せと組み合わせて提供され得る。
第3の実施形態によれば、ガラス製造装置が、本体部分を含む送出槽を備えたものでもよく、この本体部分は、本体部分の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を備えている。送出槽は、本体部分の上方端部に取り付けられた、円錐状上部を含み得る。円錐状上部は、0°超から約20°までのテーパ角の円錐状テーパをさらに有し得る。
第3の実施形態の一実施の形態において、ガラス製造装置は、円錐状上部に接続された直立管をさらに備えていてもよい。直立管は、送出槽内の圧力を均一にするように構成され得る。
第3の実施形態の別の実施形態において、ガラス製造装置は、送出槽から溶融材料を受け入れるように構成された注入口を有する、成形槽をさらに備えていてもよい。
第3の実施形態のさらに別の実施形態において、成形槽は、注入口から溶融材料を受け入れるように構成されたトラフと、ウェッジとをさらに備えていてもよい。溶融材料がトラフから溢れ出て、ウェッジの合流する表面を流れ落ち、ガラスリボンとしてウェッジの底部から延伸され得るように、成形槽は構成され得る。
第3の実施形態の別の実施形態において、円筒状内側表面は、本体部分の上方端部から本体部分の下方端部まで、実質的に一定の直径を有し得る。
第3の実施形態のさらに別の実施形態において、この方法は、円錐状上部によって画成された領域内に、溶融材料を流入させるステップを含み得る。
当然のことながら第3の実施形態は、単独で、あるいは上で論じた第3の実施形態の実施形態の1つまたは任意の組合せと組み合わせて提供され得る。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明は、本開示の実施形態を示したものであること、また説明および請求される実施形態の本質および特徴を理解するための概要または構成を提供するよう意図されたものであることを理解されたい。添付の図面は、実施形態のさらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれかつその一部を構成する。図面は本開示の種々の実施形態を示し、そしてその説明とともに、その原理および動作の説明に役立つ。
本開示のこれらおよび他の特徴、態様、および利点は、添付の図面を参照して読むと、さらに理解することができる。
第1の実施形態の送出槽を含むガラス製造装置を示した概略図 図1の線2−2に沿った、ガラス製造装置の断面斜視図 第2の実施形態の送出槽の側面図 図3の線4−4に沿った、第2の実施形態の送出槽の上面図 図4の線5−5に沿った、第2の実施形態の送出槽の垂直断面図 第3の実施形態の送出槽の側面図 図6の第3の実施形態の送出槽の垂直断面図 第4の実施形態の送出槽の側面図 図8の第4の実施形態の送出槽の垂直断面図 第5の実施形態の送出槽の側面図 図10の第5の実施形態の送出槽の垂直断面図
ここで、本開示の実施形態を示した添付の図面を参照して、装置および方法を以下でより十分に説明する。可能な限り、図面を通じて、同じまたは同様の部分の参照に同じ参照番号を使用する。ただし、本開示は多くの異なる形で具現化され得、本書に明記される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。
本開示の種々のガラス製造装置および方法を使用して、ガラス物品(例えば、容器、リボン等)を生成することができる。ある特定の例ではガラス製造装置および方法を使用して、ガラスリボンを含むガラス物品を生成することができ、ガラスリボンを1以上のガラスシートへとさらに処理することができる。例えばガラス製造装置は、ダウンドロー、アップドロー、フロート、フュージョン、プレス圧延、スロットドロー、または他のガラス成形技術によって、ガラスリボンを成形するように構成され得る。
これらのプロセスのいずれかによるガラスリボンを続いて分割し、所望のディスプレイ用途へとさらに処理するのに適した板ガラスを提供することができる。ガラスシートは、液晶ディスプレイ(LCD)、電気泳動ディスプレイ(EPD)、有機発光ダイオードディスプレイ(OLED)、プラズマディスプレイパネル(PDP)などを具現化する、広範なディスプレイ用途に使用することができる。ガラスシートは、ある場所から別の場所への移送を必要とし得ることが多い。
図1は、ガラスリボン103を延伸するように構成された、一例のガラス製造装置101を概略的に示したものである。説明のために、ガラス製造装置101をフュージョンダウンドロー装置として図示しているが、アップドロー、フロート、プレス圧延、スロットドロー等のために構成された他のガラス製造装置を、さらなる例において提供してもよい。さらに、上述したように本開示の実施形態は、ガラスリボンを生成するものに限定されない。実際に、本開示において提示される概念は、様々なガラス製造装置で、様々なガラス物品を生成するために使用することができる。
図示のようにガラス製造装置101は、貯蔵容器109からバッチ材料107を受け入れるように構成された、溶解槽105を含み得る。バッチ材料107は、モータ113で動くバッチ送出装置111によって取り込むことができる。モータ113により所望量のバッチ材料107を、矢印117で示されているように溶解槽105内へと導入することができる。溶解槽105は次いでバッチ材料107を、多量の溶融材料121へと溶解することができる。
ガラス製造装置101は、溶解槽105の下流に位置しかつ第1の接続管129を用いて溶解槽105に結合された、清澄槽127、例えば清澄管をさらに含み得る。混合槽131、例えば攪拌チャンバを、清澄槽127の下流にさらに設置してもよく、また送出槽133が混合槽131の下流に設置され得る。図示のように、第2の接続管135で清澄槽127を混合槽131に結合させることができ、また第3の接続管137で混合槽131を送出槽133に結合させることができる。さらに図示されているように、送出槽133からフュージョンドロー装置140へと溶融材料121を送出するために、随意的な送出管139が位置付けられ得る。以下でより十分に論じるが、フュージョンドロー装置140は、溶融材料121を延伸してガラスリボン103にするように構成され得る。図示の実施形態においてフュージョンドロー装置140は、例えば送出管139によって送出槽133から溶融材料を直接または間接的に受け入れるように構成された注入口141を備えた、成形槽143を含み得る。提供される場合、送出管139は、送出槽133から溶融材料を受け入れるように構成され得、成形槽143の注入口141は、送出管139から溶融材料を受け入れるように構成され得る。
図示のように、溶解槽105、清澄槽127、混合槽131、送出槽133、および成形槽143は、ガラス製造装置101に沿って連続して設置され得る、溶融材料ステーションの例である。
溶解槽105と、成形槽143の機構は、典型的には、耐火材料、例えば耐火セラミック(例えば、セラミックレンガ、セラミック製の一体型成形本体等)から作製されている。ガラス製造装置101は典型的には、白金、または例えば白金ロジウム、白金イリジウム、およびこれらの組合せなどの白金含有金属から作製された、構成要素をさらに含み得るが、この構成要素は、モリブデン、パラジウム、レニウム、タンタル、チタン、タングステン、ルテニウム、オスミウム、ジルコニウム、およびこれらの合金などの、耐火金属、および/または二酸化ジルコニウムも含み得る。白金含有構成要素としては、第1の接続管129、清澄槽127(例えば、清澄管)、第2の接続管135、混合槽131(例えば、攪拌チャンバ)、第3の接続管137、送出槽133、送出管139、注入口141、および成形槽143の機構、のうちの1以上を挙げることができる。
図2は、図1の線2−2に沿った、ガラス製造装置101の断面斜視図である。図示のように成形槽143は、注入口141から溶融材料121を受け入れるように構成された、トラフ200を備え得る。成形機器143は成形ウェッジ201をさらに備え、成形ウェッジ201は、成形ウェッジ201の対向する両端部間に延在する、一対の下向き傾斜合流面部分203、205を有する。一対の下向き傾斜合流面部分203、205は、延伸方向207に沿って合流して底部209を形成する。延伸平面211は底部209を通って延在し、このときガラスリボン103は、延伸平面211に沿って延伸方向207に延伸され得る。延伸平面211は図示のように底部209を二等分するものでもよいが、底部209に対して他の向きに延在するものでもよい。
図2を参照すると、一例において溶融材料121は、成形槽143の注入口141からトラフ200内へと流入することができる。溶融材料121は次いで、対応する堰202a、202bを同時に越えて流れてトラフ200から溢れ出し、さらに対応する堰202a、202bの外側表面204a、204bを覆って下向きに流れることができる。次いで、溶融材料の夫々の流れは成形ウェッジ201の下向き傾斜合流面部分203、205に沿って流れ、流れが合流して融合しガラスリボン103となる位置である、成形槽143の底部209から延伸される。ガラスリボン103は次いで、延伸平面211内において底部209から延伸方向207に沿って延伸され得る。
図2に示されているようにガラスリボン103は、第1の主表面213および第2の主表面215を備えて底部209から延伸され得る。図示のように、第1の主表面213および第2の主表面215は反対方向に向いており、これらの間の厚さ217は、例えば約50μmから約750μm、例えば約100μmから約700μm、例えば約200μmから約600μm、例えば約300μmから約500μmなど、約1mm以下とすることができる。
いくつかの実施形態において、ガラスリボンをフュージョンドローするためのガラス製造装置101は、少なくとも1つのエッジロールアセンブリ149a、149bをさらに含み得る。図示の各エッジロールアセンブリ149a、149bは、ガラスリボン103の対応する対向エッジ部分223a、223bに適切な仕上げを提供するように構成された、エッジロールの対221を含み得る。さらなる例においてガラス製造装置101は、第1の牽引ロールアセンブリ151aおよび第2の牽引ロールアセンブリ151bをさらに含み得る。図示の各牽引ロールアセンブリ151a、151bは、ガラスリボン103を延伸平面211の延伸方向207に牽引するのを助けるように構成された、牽引ロールの対153を含み得る。
本開示のガラス製造装置101は、本開示の種々の実施形態による送出槽の特徴の1つまたは任意の組合せを組み込んだ、送出槽を含み得る。図1は、本開示の第1の実施形態による送出槽133を示している。図3〜5は、本開示の第2の実施形態による送出槽301を示している。図6および7は、本開示の第3の実施形態による送出槽601を示している。図8および9は、本開示の第4の実施形態による送出槽801を示している。図10および11は、本開示の第5の実施形態による送出槽1001を示している。
送出槽133、301、601、および1001の実施形態によって明示されているように、送出槽の本体部分の上方端部の高度は、導管137(例えば、図1に示されている「第3の導管」137)の下流端部138における移動経路の最上部分と、実質的に同等であるか、あるいはこれよりも低いものとすることができる。例として図3〜5の送出槽301を、特に区別されていない限り、送出槽301に対して説明されたものと同一または類似の特徴を他の送出槽133、601、および1001の種々の特徴が含み得るという理解の下、説明する。
図3には、送出槽301に接続された導管137の下流端部138が示されている。一例において導管137は、移動経路303の上向き傾斜移動セグメントを随意的に画成し得る、中間セグメント136を含み得る。動作時に溶融材料121は、図5に示されているように、上向き傾斜移動セグメントに沿って導管137の下流端部138へと、方向501に移動することができる。溶融材料121は次いで水平移動セグメントに沿って、送出槽301の内部505へと方向503に移動することができる。一例において下流端部138の移動方向503は、重力の方向「G」に垂直に移動する実質的に水平なものでもよいが、さらなる例では他の方向を提供してもよい。導管137は、上流の溶融材料ステーション(例えば混合槽131)に接続された上流端部134から、送出槽に接続された下流端部138まで、延在しているように図示されているが、さらなる実施形態において導管は、提供される場合、送出槽に接続された下流端部138を備えているものでもよい。例えば、導管は下流端部を含む連結器を備えたものでもよく、このとき別の導管または上流の溶融材料ステーションを、この連結器に接続してもよい。
本開示の各送出槽は本体部分をさらに備えたものでもよく、この本体部分は、本体部分の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を備えている。種々の形状の円筒状内側表面を提供することができる。例えば円筒状内側表面は、中心軸に垂直な複数の平面に沿った断面形状が円形形状である、円形円筒状表面を含み得る。さらなる例において円筒状内側表面は、中心軸に垂直な複数の平面に沿った断面形状が夫々、楕円、放物線、または曲線形状である、楕円形円筒状表面、放物線円筒状表面、または他の曲線円筒状表面を含み得る。いくつかの実施形態において、円形の円筒状内側表面では製造が容易になり、また送出槽の本体部分の円形円筒状構成に沿った加熱コイルの据付けが単純化される。
図示のように送出槽133、301、601、801、および1001は夫々、対応する本体部分161、305、603、803、および1003を含み、これらはその本体部分の中心軸に沿って延在する、円形円筒状内側表面を備えている。実例として、図3〜5に示されている本体部分305の円形円筒状内側表面の特徴を、図1および6〜11に示されている本体部分161、603、803、および1003がこれと類似または同一の特徴を含み得るという理解の下、説明する。図3に示されているように、送出槽301の本体部分305は円筒状構成(例えば、円形円筒状構成)を有する。図5に示されているように、本体部分305は前方壁507と随意的な後方壁509とを含み得る。本体部分305は、本体部分305の中心軸513(例えば図示の対称軸513)を完全に囲み得る、および/または本体部分305の中心軸513を部分的に囲み得る、円形円筒状内側表面511を有する。例えば、図3〜5の実施形態から明らかであろうが、本体部分305の上方端部307(例えば最も上方の端部)と下方端部309(例えば最も下方の端部)との間の全高「H3」の、部分的高さ「H1」は、本体部分305の中心軸513を一部のみ囲む円形円筒状内側表面511aを含み得る。実際には図示のように、本体部分305の一部515が導管137の下流端部138に対して横方向に開口して、溶融材料121が送出槽301の内部505へと少なくとも部分的に横方向に入るのを可能にすることができる。さらに図示されているように、本体部分305の全高「H3」の別の部分的高さ「H2」は、本体部分305の中心軸513を完全に囲む円形円筒状内側表面511bを含む。
図示されていないが、本体部分305の全高「H3」の全体が、本体部分305の中心軸513を完全に囲む円筒状内側表面(例えば円形円筒状内側表面)を含むものでもよい。このような例では、溶融材料121の全てまたは実質的に全ては、本体部分305の開口した上方端部307(例えば最も上方の端部)を通って本体部分305の内部に入ることができる。さらなる実施形態においては、図示されていないが、本体部分305の全高「H3」の全体が、本体部分305の中心軸513を部分的に囲む円筒状内側表面(例えば円形円筒状内側表面)を含み得る。このような例では、溶融材料121の相当な部分(例えば溶融材料121の実質的に全て)が、本体部分305の内部に横方向に入るように構成され得る。
円筒状内側表面の全高「H3」に沿った断面は、図5に示されかつ図3および4に概略的に示されている、半径「R1」を有する。半径「R1」は、溶融ガラスの全体の流量など、様々な因子に基づいて選択され得る。本体部分305の壁に円筒状の形状を提供すると、円形の外周を有する物体への据付けが比較的容易である加熱要素の収容を、助けるのに有益になり得る。半径「R1」は高さに沿って変化するものでもよいが、図示の実施形態において本体部分305は、本体部分305の上方端部307から本体部分305の下方端部309まで全高「H3」の全体に亘って、実質的に同じ半径「R1」と、結果として実質的に同じ直径(すなわち、直径=2×R1)を有し得る。
本開示のいくつかの実施形態において、本体部分の上方端部の高度は、導管の下流端部における移動経路の最上部分と、実質的に同等であるか、あるいはこれよりも低くなり得る。例えば、図1、3〜7、10および11に示されているように、各送出槽133、301、601、および1001の夫々の本体部分161、305、603、および1003の上方端部の高度は、導管の下流端部における移動経路の最上部分と、実質的に同等であるか、あるいはこれよりも低い。本体部分の上方端部の高度を、導管の下流端部における移動経路の最上部分と実質的に同等であるか、あるいはこれよりも低いものとして提供すると、流れが沈滞する領域を減少させて、それにより導管の下流端部における移動経路の最上部分よりも本体部分の上方端部が高く位置している場合に起こり得る、望ましくないガラスの欠陥を防ぐ助けになり得ることが見出された。
図3〜5の実施形態に示されているように、送出槽301の本体部分305の上方端部307(例えば最も上方の端部307)の高度は、下流端部138における移動経路303の最上部分516の高度よりも(例えば、距離517だけ)低くなり得る。図6〜7の実施形態にさらに示されているように、送出槽601の本体部分603の上方端部605(例えば最も上方の端部605)の高度は、下流端部138における移動経路303の最上部分607の高度よりも(例えば、距離609だけ)低くなり得る。
図1および10〜11は、本体部分161、1003の上方端部の高度が、導管の下流端部における移動経路の最上部分と実質的に等しくなり得る実施形態を示している。例として図10および11に示されている実施形態を、その類似または同一の特徴が図1に示されている実施形態に提供され得るという理解の下、説明する。例えば図10および11に示されているように、送出槽1001の本体部分1003の上方端部1005(例えば最も上方の端部1005)は、下流端部138における移動経路303の最上部分1007の高度と実質的に等しくなり得る。
いくつかの実施形態において(例えば、図1および6〜11参照)送出槽133、601、801、1001は、本体部分の上方端部に取り付けられた、円錐状上部(例えば、円錐台形、双曲面、または他の多角形の上部)を含み得る。例えば図8〜9は、本体部分803の上方端部804に取り付けられ得る円錐状上部805を含む、送出槽801を示している。図示の円錐状上部805は、比較的大きいものとされ得るテーパ角「A」を有した、円錐状テーパを備えたものでもよく、この場合、比較的多量のガラス溶融物が円錐状上部805の領域807内に蓄積し得る。さらなる実施形態において円錐状テーパのテーパ角「A」は、0°超から約20°までの範囲内になるように減少させてもよい。さらなる実施形態においてテーパ角「A」は、例えば0°超から約10°、0°超から約5°など、0°超から約15°までの範囲内、また例えば約5°から約20°、約5°から約15°、約5°から約10°、約10°から約20°、約10°から約15°、約15°から約20°などの範囲内になるように減少させてもよい。円錐状テーパを減少させると、円錐状上部によって画成される領域が減少し、結果として円錐状上部によって画成される領域内に存在するガラス溶融物の潜在的な沈滞領域が減少するため、望ましくなり得ることが見出された。
図1、6、7、および10〜11の実施形態の各送出槽133、601、および1001は、上記で参照した0°超から約20°までの範囲内の、上記で参照したテーパ角「A」を有する円錐状上部を備えている。本開示全体を通じて「円錐状上部」には、円錐台形、双曲面、または他の多角形の上部など、広範な形状が含まれ得る。いくつかの例では、図8に示されているように円錐状上部は、円錐状上部の中心軸に垂直な平面に沿った複数の断面が円形の断面を含む、円形円錐状上部を含み得る。円錐状上部は、壁が中心軸に関して異なる角度でテーパされて、(例えば、導管および/または本体部分の)異なる高度に適応することができる、図1、6、7、および10〜11に示されているものなど、他の形状を含むものでもよい。例として図6〜7に示されている送出槽601の円錐状上部611の特徴を、送出槽133および1001の円錐状上部がこれと同一または類似の特徴を含み得るという理解の下、説明する。図7は、中心軸616(例えば、図示の対称軸616)を有する円錐状上部611の断面を示したものである。円錐状上部611は円錐状壁613を含み、この円錐状壁613は、上記で参照した0°超から約20°の範囲内のテーパ角「A」だけ、中心軸616に向かって上向きおよび内向きにテーパされたものでもよい。このテーパされた角度とは、円錐状上部の中心軸616に垂直な平面に対する、壁の断面形状の角度である。本体部分603の上方端部605の高度は導管137の下流端部138における移動経路303の最上部分607よりも低いため、図7に示されている円錐状壁613の左側での角度「A」は図7に示されている円錐状壁613の右側の角度「A」よりも小さくなり、同時に全てのテーパ角「A」は上記で参照した0°超から約20°の範囲内である。
テーパ角「A」のテーパが減少すると、円錐状上部611によって画成される領域615を減少させることができ、これによりこの領域内に蓄積および沈滞し得る溶融材料の量が減少する。さらに、いくつかの実施形態においてテーパ角「A」は、あらゆる気泡を円錐状壁613の内側表面に沿って上向きに移動させるのにも十分なものとなり得、この気泡は、円錐状上部611の最上部分に通じるように位置付けられ得る図示の随意的な直立管701によって、放出することができる。
随意的であるが、本開示の各実施形態は、図6および7に示されている上記で参照した直立管701に類似または同一の直立管を含み得る。図示のように直立管701は、溶融材料121の自由表面703を直立管701の長さの範囲内に設定することができる、比較的小さい直径の管を含むものでもよい。直立管を比較的小さい直径とすると、直立管内に沈滞する溶融材料の量を減少させることができる。同時に直立管701は、周囲雰囲気に露出される溶融材料の自由表面703を提供し、それにより送出槽内の圧力を均一にすることができる。図示のように直立管701を円錐状上部611の頂点に提供してもよく、このとき円錐状壁613の内側表面に沿って移動する気泡は、周囲環境に放出させるために自由表面703へと上に移動するよう、直立管701内に供給され得る。
直立管は、提供される場合、気泡を放出させて送出槽内の圧力を均一にすることを依然として可能にしながら、円錐状上部から外して位置付けることもできる。一実施の形態では図3〜5に示されているように、直立管311を導管137に、例えば導管の下流端部138に取り付けてもよい。導管の下流端部138をさらに最も高い高度に設けることができると、気泡を直立管311へと、続いて除去するためにさらに効果的に移動させることができる。さらに直立管311を、送出槽301内の圧力を均一にすることができる位置に、さらに位置付けてもよい。図3および4に陰線で示されているように、直立管311aを代わりに、傾斜した上部313の上方端部に設けてもよい。送出槽301内の溶融ガラスを通って上へと移動した気泡は、傾斜した上部313を上って移動し、直立管311aまたは直立管311内に受け入れられ得る。
前述したように、いくつかの実施形態においてガラス製造装置101は、送出槽から溶融材料を受け入れるように構成された、送出管をさらに備え得る。いくつかの実施形態において送出管は、送出槽から溶融材料を受け入れるように構成され得、成形槽の注入口は、送出管から溶融材料を受け入れるように構成され得る。図1および3〜11は、互いに類似した、または同一のものとすることも可能な送出管139の実施形態を示したものであるが、さらなる実施形態では異なる構成を提供してもよい。従って、本開示全体に亘るいずれかの実施形態の任意の送出管139に関する説明は、本開示全体に亘る他の実施形態の任意の送出管に適用することができる。
図5に示されているように送出管139は、中心軸521を中心に対称的に配置された、内側表面519を含み得る。さらに図5に示され、概略的に図3〜4に示されているように、内側表面519は、送出管139の中心軸521に沿って延在している、半径「R2」の円筒状内側表面519を含み得る。
いくつかの実施形態において、送出管の中心軸は、送出槽の中心軸と実質的に一致するものでもよい。例えば図6〜7の実施形態は、送出管139の中心軸521が送出槽601の本体部分603の中心軸705と実質的に一致し得ることを示している。図7にさらに図示されているように、いくつかの実施形態は、円錐状上部611の中心軸616に実質的に一致する、送出管139の中心軸521をさらに提供し得る。
本開示の実施形態は、送出槽の本体部分の中心軸からある距離だけずれたものとされ得る、送出管の中心軸をさらに随意的に提供する。例えば、図1、3〜5、および8〜11に示されている実施形態は、送出槽の本体部分の中心軸からある距離だけずれている、送出管の中心軸を随意的に提供する。実例として図3〜5の実施形態を参照すると、送出管139の中心軸521は、送出槽301の本体部分305の中心軸513から距離523だけずれたものでもよい。種々の随意的な位置ずれの距離523を、本開示の態様に従って提供することができる。例えば位置ずれの距離523は、送出槽301の本体部分305の直径の0%超から約50%でもよい。さらなる実施形態において位置ずれの距離523は、送出槽301の本体部分305の直径の、例えば、0%超から約40%、0%超から約30%、0%超から約20%、0%超から約10%、約10%から約50%、約10%から約40%、約10%から約30%、約10%から約20%、約20%から約50%、約20%から約40%、約20%から約30%、約30%から約50%、約30%から約40%、約40%から約50%などでもよい。さらにまたは代わりに、最小および最大の位置ずれの距離523を、本体部分の円筒状内側表面の半径「R1」と、送出管の円筒状内側表面の半径「R2」に関連するものとして表現することができる。一実施の形態において最大の位置ずれの距離523は、R1とR2の間の差とすることができる(すなわち、R1−R2)。別の例において最小の位置ずれの距離523は、R1とR2の間の差の半分、すなわち(R1−R2)/2とすることができる。
いくつかの実施形態において送出管の中心軸は、送出槽の本体部分の中心軸から、導管の下流端部から離れる方向にずれていてもよい。例えば図3〜5に示されているように、送出管139の中心軸521は、送出槽301の本体部分305の中心軸513から、導管137の下流端部138から離れる方向にずれていてもよい。特定の図示の実施形態において、位置ずれ方向は下流端部138における移動方向503を含み得るが、さらなる実施形態において位置ずれ方向は、導管の下流端部から離れ、かつ下流端部138の移動方向503に対して傾斜したものでもよい。
図示されていないが、本開示のいくつかの実施形態において送出管の中心軸は、送出槽の本体部分の中心軸に対して傾斜したものでもよい。あるいは、図3〜5の(および図1および8〜11の実施形態にさらに示されている)実施形態を参照すると、送出管139の中心軸521は、送出槽301の本体部分305の中心軸513に対して実質的に平行でありかつ位置がずれたものでもよい。
実例として図3〜5に示されているように、テーパした移行部525を提供して、送出管を送出槽の本体部分に取り付けてもよい。テーパした移行部は、図示のように本体部分の半径「R1」が送出管の半径「R2」よりも大きいような、異なる内径に適応するべく設計され得る。テーパした移行部はさらに、送出槽の本体部分の中心軸と送出管の中心軸との間の、いかなる位置のずれにも適応することができる。
上で論じたガラス製造装置の種々の特徴は、単独で、または組み合わせて提供してもよく、いくつかの実施形態においてこれらの特徴は、導管137から成形槽143の注入口141への溶融材料の流線的な送出を助けることができる。結果として、溶融ガラスの沈滞領域を防ぐまたは最小限に抑えることができ、この溶融ガラスの沈滞領域が防がれずまたは最小限に抑えられずに流れ出ると、溶融材料から最終的に形成されるガラス物品に望ましくない筋が生じることがある。
図1〜7、10および11のガラス製造装置でガラスを製造する方法を、ここで図3〜5の実施形態を特に参照して説明する。この方法は、溶融材料121を、導管137の下流端部138を通る移動経路303に沿って、送出槽301の本体部分305の内部へと通過させるステップを随意的に含み得る。本体部分161、305、603、1003内の溶融材料121の最上部分は、導管137の下流端部138における溶融材料121の最上部分と、実質的に同等である(161、1003参照)か、あるいはこれよりも低い(305、603参照)高度になり得る。本体部分の中の溶融材料の最上部分を、導管の下流端部における溶融材料の最上部分と実質的に同等の高度か、あるいはこれよりも低い高度に設定すると、本体部分の内部の中で溶融材料の一部が沈滞するのを防ぐことができ、それにより溶融材料から最終的に形成されるガラス物品における望ましくない筋を、減少または排除するのを助けることができる。
図1〜5および8〜11のガラス製造装置でガラスを製造する方法を、ここで図3〜5の実施形態を特に参照して説明する。この方法は、溶融材料121を送出槽301へと通過させるステップを随意的に含み得る。溶融材料121を次いで送出槽301から、送出管139の中心軸521に沿って延在している円筒状内側表面519を含む、送出管139へと通過させてもよく、このとき送出管139の中心軸521は、送出槽301の本体部分305の中心軸513から距離523だけずれている。一実施の形態では溶融材料を、本体部分の内部に、送出槽の本体部分の中心軸に沿った方向に通過させてもよい。例えば溶融材料を、本体部分の中心軸に沿った方向の方向成分を有する方向に、通過させることができる。溶融材料を次いで、送出槽から送出管へと通過させ、さらにこのとき送出管に、送出管の中心軸の方向に通過させてもよい。例えば溶融材料を、送出管の中心軸の方向の方向成分を有する方向に、通過させることができる。送出管の中心軸の位置を、送出槽の本体部分の中心軸からずれさせると、溶融材料は導管から送出槽を通過して送出管へと滑らかに移行することができる。従って、位置がずれた配置により、送出槽内で溶融材料の一部が沈滞するのを防ぐことができ、それにより溶融材料から最終的に形成されるガラス物品における望ましくない筋を、減少または排除するのを助けることができる。
図1、6、7、10および11のガラス製造装置でガラスを製造する方法を、ここで図6〜7の実施形態を特に参照して説明する。この方法は、本体部分603の上方端部605に取り付けられた円錐状上部611によって画成された領域615内に、溶融材料を流入させるステップを随意的に含むものでもよく、このとき円錐状上部611は、上記で参照した0°超から約20°の範囲のいずれかの、円錐状テーパ角「A」を含む。円錐状上部611に、上記で参照した0°超から約20°の範囲の上記で参照したテーパ角「A」を提供すると、円錐状上部によって画成される領域615を減少させることができ、それにより円錐状上部内の溶融材料の沈滞を防ぐことができる。従って、上記で参照したテーパ角「A」により、円錐状上部によって画成される領域内で溶融材料の一部が沈滞するのを防ぐことができ、それにより溶融材料から最終的に形成されるガラス物品における望ましくない筋を、減少または排除するのを助けることができる。同時に上記で参照したテーパ角「A」により、気泡を誘導して例えば直立管で集め、溶融材料の流れの中に取り込まれ得る気泡を減少させることができる。
種々の開示される実施形態は、その特定の実施形態に関連して説明される、特定の特徴、要素、またはステップを含み得ることが理解されよう。特定の特徴、要素、またはステップは、ある特定の実施形態の関連で説明されるが、代わりの実施形態と交換してまたは組み合わせて、種々の説明されていない組合せまたは置換の状態にし得ることも理解されよう。
本書では、名詞は「少なくとも1つ」の対象を指し、明確に反対の指示がなければ「唯一」に限定されるべきではないことも理解されたい。同様に「複数の」は、「2以上」を示すよう意図されている。
本書では範囲を、「約」ある特定の値から、および/または「約」別の特定の値までと表現することがある。このように範囲が表現されるとき、いくつかの実施形態が、そのある特定の値から、および/または他方の特定の値までを含む。同様に、値が先行詞「約」を用いて近似値で表現されるとき、その特定の値は別の態様を形成することを理解されたい。各範囲の端点は、他方の端点との関連で、また他方の端点とは無関係に、意味を持つものであることをさらに理解されたい。
本書では「実質的」、「実質的に」という用語およびその変形は、説明される特徴が、ある値または説明に、等しいまたは略等しいことを表示することを目的としている。
他に明確に述べられていなければ、本書に明記されるいずれの方法も、そのステップを特定の順序で実行する必要があると解釈されることを全く意図していない。従って、方法の請求項がそのステップが行われる順序を実際に説明していない場合、あるいはそれ以外に請求項または説明の中でそのステップが特定の順序に限定されるべきであると具体的に述べられていない場合には、何らかの特定の順序が推測されることは全く意図されていない。
特定の実施形態の種々の特徴、要素、またはステップは、移行句「備える」を用いて開示され得るが、移行句「から成る」または「から本質的に成る」を用いて説明され得るものを含め、代わりの実施形態が含意されることを理解されたい。従って、例えばA+B+Cを備えた装置に含意される代わりの実施形態には、装置がA+B+Cから成る実施形態と、装置がA+B+Cから本質的に成る実施形態とが含まれる。
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本開示の種々の改変および変形が作製可能であることは当業者には明らかであろう。従って、本開示の改変および変形が添付の請求項およびその同等物の範囲内であるならば、本発明はこのような改変および変形を含むと意図されている。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラス製造装置であって、
送出槽に接続された下流端部を備えている、溶融材料を移動経路に沿って前記送出槽へと送出するように構成された、導管、
を備え、前記送出槽が本体部分を含み、該本体部分が、該本体部分の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を有し、前記本体部分の上方端部の高度が、前記導管の前記下流端部における前記移動経路の最上部分と、実質的に同等であるか、あるいはこれよりも低いことを特徴とするガラス製造装置。
実施形態2
前記送出槽から前記溶融材料を受け入れるように構成された注入口を有する、成形槽をさらに備えていることを特徴とする実施形態1記載のガラス製造装置。
実施形態3
前記成形槽が、前記注入口から前記溶融材料を受け入れるように構成されたトラフと、ウェッジとをさらに備え、さらに、前記溶融材料が前記トラフから溢れ出て前記ウェッジの合流する表面を流れ落ちガラスリボンとして該ウェッジの底部から延伸され得るように、前記成形槽が構成されていることを特徴とする実施形態2記載のガラス製造装置。
実施形態4
前記円筒状内側表面が、前記本体部分の前記上方端部から前記本体部分の下方端部まで、実質的に一定の直径を有していることを特徴とする実施形態1記載のガラス製造装置。
実施形態5
前記送出槽が、前記本体部分の前記上方端部に取り付けられた、円錐状上部をさらに含み、該円錐状上部が、0°超から約20°までのテーパ角の円錐状テーパを有していることを特徴とする実施形態1記載のガラス製造装置。
実施形態6
前記円錐状上部に接続され、前記送出槽内の圧力を均一にするように構成された、直立管をさらに備えていることを特徴とする実施形態5記載のガラス製造装置。
実施形態7
前記導管に取り付けられ、前記送出槽内の圧力を均一にするように構成された、直立管をさらに備えていることを特徴とする実施形態1記載のガラス製造装置。
実施形態8
前記送出槽から前記溶融材料を受け入れるように構成された、送出管をさらに備え、前記送出管が、該送出管の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を有するものであり、前記送出管の前記中心軸が、前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸からある距離だけずれていることを特徴とする実施形態1記載のガラス製造装置。
実施形態9
前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸からの、前記送出管の前記中心軸のずれの前記距離が、前記送出槽の前記本体部分の直径の0%超から約50%であることを特徴とする実施形態8記載のガラス製造装置。
実施形態10
前記送出管の前記中心軸が、前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸から、前記導管の前記下流端部から離れる方向にずれていることを特徴とする実施形態8記載のガラス製造装置。
実施形態11
前記送出管の前記中心軸が、前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸と実質的に平行であることを特徴とする実施形態8記載のガラス製造装置。
実施形態12
実施形態1のガラス製造装置でガラスを製造する方法であって、
前記溶融材料を前記移動経路に沿って、前記導管の下流端部を通じて前記送出槽の前記本体部分の内部へと通過させるステップ、
を含み、前記本体部分の中の前記溶融材料の最上部分の高度が、前記導管の前記下流端部における前記溶融材料の最上部分と、実質的に同等であるか、あるいはこれよりも低いことを特徴とする方法。
実施形態13
前記溶融材料を前記本体部分の前記内部に通過させるステップ、および、
前記溶融材料を前記送出槽から成形槽へと通過させるステップ、
をさらに含むことを特徴とする実施形態12記載の方法。
実施形態14
前記溶融材料を前記成形槽から延伸してガラスリボンにするステップを、さらに含むことを特徴とする実施形態13記載の方法。
実施形態15
前記溶融材料を前記送出槽から送出管へと通過させるステップをさらに含み、前記送出管が、該送出管の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を有するものであり、前記送出管の前記中心軸が、前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸からある距離だけずれていることを特徴とする実施形態12記載の方法。
実施形態16
前記本体部分の上方端部に取り付けられた円錐状上部によって画成された、領域内に、前記溶融材料を流入させるステップをさらに含み、前記円錐状上部が、0°超から約20°までのテーパ角の円錐状テーパを有していることを特徴とする実施形態12記載の方法。
実施形態17
ガラス製造装置において、
本体部分を備えた送出槽であって、前記本体部分が、該本体部分の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を有している、送出槽、および、
前記送出槽から溶融材料を受け入れるように構成された、送出管、
を備え、前記送出管が、該送出管の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を有するものであり、前記送出管の前記中心軸が、前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸からある距離だけずれていることを特徴とするガラス製造装置。
実施形態18
前記送出管から前記溶融材料を受け入れるように構成された注入口を有する、成形槽をさらに備えていることを特徴とする実施形態17記載のガラス製造装置。
実施形態19
前記成形槽が、前記注入口から前記溶融材料を受け入れるように構成されたトラフと、ウェッジとをさらに備え、さらに、前記溶融材料が前記トラフから溢れ出て前記ウェッジの合流する表面を流れ落ちガラスリボンとして該ウェッジの底部から延伸され得るように、前記成形槽が構成されていることを特徴とする実施形態18記載のガラス製造装置。
実施形態20
前記送出槽の前記本体部分の前記円筒状内側表面が、前記本体部分の上方端部から前記本体部分の下方端部まで、実質的に一定の直径を有していることを特徴とする実施形態17記載のガラス製造装置。
実施形態21
前記送出槽が、前記本体部分の前記上方端部に取り付けられた、円錐状上部をさらに含み、該円錐状上部が、0°超から約20°までのテーパ角の円錐状テーパを有していることを特徴とする実施形態17記載のガラス製造装置。
実施形態22
前記円錐状上部に接続され、前記送出槽内の圧力を均一にするように構成された、直立管をさらに備えていることを特徴とする実施形態21記載のガラス製造装置。
実施形態23
前記送出槽に接続された下流端部を有する、導管と、該導管に取り付けられ、前記送出槽内の圧力を均一にするように構成された、直立管とをさらに備えていることを特徴とする実施形態17記載のガラス製造装置。
実施形態24
前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸からの、前記送出管の前記中心軸のずれの前記距離が、前記送出槽の前記本体部分の直径の0%超から約50%であることを特徴とする実施形態17記載のガラス製造装置。
実施形態25
前記送出槽に接続された下流端部を有する、導管をさらに備え、前記送出管の前記中心軸が、前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸から、前記導管の前記下流端部から離れる方向にずれていることを特徴とする実施形態17記載のガラス製造装置。
実施形態26
前記送出管の前記中心軸が、前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸と実質的に平行であることを特徴とする実施形態17記載のガラス製造装置。
実施形態27
実施形態17のガラス製造装置でガラスを製造する方法であって、
前記溶融材料を前記送出槽に通過させるステップ、
前記溶融材料を、前記送出槽の前記本体部分の内部に、該本体部分の中心軸に沿った方向に通過させるステップ、
前記溶融材料を、前記送出槽から前記送出管へと通過させるステップ、および、
前記溶融材料を前記送出管に、該送出管の中心軸の方向に通過させるステップ、
を含むことを特徴とする方法。
実施形態28
前記溶融材料を前記送出管から成形槽へと通過させるステップをさらに含むことを特徴とする実施形態27記載の方法。
実施形態29
前記溶融材料を前記成形槽から延伸してガラスリボンにするステップを、さらに含むことを特徴とする実施形態28記載の方法。
実施形態30
前記本体部分の上方端部に取り付けられた円錐状上部によって画成された、領域内に、前記溶融材料を流入させるステップをさらに含み、前記円錐状上部が、0°超から約20°までのテーパ角の円錐状テーパを有していることを特徴とする実施形態27記載の方法。
実施形態31
ガラス製造装置において、
本体部分を備えた送出槽であって、前記本体部分が、該本体部分の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を有している、送出槽、
を備え、さらに該送出槽が、該本体部分の上方端部に取り付けられた、円錐状上部をさらに含み、該円錐状上部が、0°超から約20°までのテーパ角の円錐状テーパを有していることを特徴とするガラス製造装置。
実施形態32
前記円錐状上部に接続され、前記送出槽内の圧力を均一にするように構成された、直立管をさらに備えていることを特徴とする実施形態31記載のガラス製造装置。
実施形態33
前記送出槽から溶融材料を受け入れるように構成された注入口を有する、成形槽をさらに備えていることを特徴とする実施形態31記載のガラス製造装置。
実施形態34
前記成形槽が、前記注入口から前記溶融材料を受け入れるように構成されたトラフと、ウェッジとをさらに備え、さらに、前記溶融材料が前記トラフから溢れ出て前記ウェッジの合流する表面を流れ落ちガラスリボンとして該ウェッジの底部から延伸され得るように、前記成形槽が構成されていることを特徴とする実施形態33記載のガラス製造装置。
実施形態35
前記円筒状内側表面が、前記本体部分の前記上方端部から前記本体部分の下方端部まで、実質的に一定の直径を有していることを特徴とする実施形態31記載のガラス製造装置。
実施形態36
実施形態31のガラス製造装置でガラスを製造する方法であって、前記円錐状上部によって画成された領域内に、前記溶融材料を流入させるステップを含むことを特徴とする方法。
101 ガラス製造装置
121 溶融材料
133、301、601、801、1001 送出槽
137 導管
138 下流端部
139 送出管
161、305、603、803、1003 本体部分
303 移動経路
307、605、804、1005 上方端部
309 下方端部
505 内部
511 円形円筒状内側表面
513、705 本体部分の中心軸
516 最上部分
519 内側表面
521 送出管の中心軸

Claims (15)

  1. ガラス製造装置であって、
    送出槽に接続された下流端部を備えている、溶融材料を移動経路に沿って前記送出槽へと送出するように構成された、導管、
    を備え、前記送出槽が本体部分を含み、該本体部分が、該本体部分の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を有し、前記本体部分の上方端部の高度が、前記導管の前記下流端部における前記移動経路の最上部分と、実質的に同等であるか、あるいはこれよりも低いことを特徴とするガラス製造装置。
  2. 前記送出槽から前記溶融材料を受け入れるように構成された注入口を有する、成形槽をさらに備え、前記成形槽が、前記注入口から前記溶融材料を受け入れるように構成されたトラフと、ウェッジとをさらに含み、さらに、前記溶融材料が前記トラフから溢れ出て前記ウェッジの合流する表面を流れ落ちガラスリボンとして該ウェッジの底部から延伸され得るように、前記成形槽が構成されていることを特徴とする請求項1記載のガラス製造装置。
  3. 前記円筒状内側表面が、前記本体部分の前記上方端部から前記本体部分の下方端部まで、実質的に一定の直径を有していることを特徴とする請求項1または2記載のガラス製造装置。
  4. 前記送出槽が、前記本体部分の前記上方端部に取り付けられた、円錐状上部をさらに含み、該円錐状上部が、0°超から約20°までのテーパ角の円錐状テーパを有していることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載のガラス製造装置。
  5. 前記送出槽から前記溶融材料を受け入れるように構成された、送出管をさらに備え、前記送出管が、該送出管の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を有するものであり、前記送出管の前記中心軸が、前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸からある距離だけずれているものであり、
    前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸からの、前記送出管の前記中心軸のずれの前記距離が、前記送出槽の前記本体部分の直径の0%超から約50%である、または、
    前記送出管の前記中心軸が、前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸から、前記導管の前記下流端部から離れる方向にずれている、または、
    前記送出管の前記中心軸が、前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸と実質的に平行である
    ことを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載のガラス製造装置。
  6. ガラス製造装置において、
    本体部分を備えた送出槽であって、前記本体部分が、該本体部分の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を有している、送出槽、および、
    前記送出槽から溶融材料を受け入れるように構成された、送出管、
    を備え、前記送出管が、該送出管の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を有するものであり、前記送出管の前記中心軸が、前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸からある距離だけずれていることを特徴とするガラス製造装置。
  7. 前記送出管から前記溶融材料を受け入れるように構成された注入口を有する、成形槽をさらに備え、前記成形槽が、前記注入口から前記溶融材料を受け入れるように構成されたトラフと、ウェッジとをさらに含み、さらに、前記溶融材料が前記トラフから溢れ出て前記ウェッジの合流する表面を流れ落ちガラスリボンとして該ウェッジの底部から延伸され得るように、前記成形槽が構成されていることを特徴とする請求項6記載のガラス製造装置。
  8. 前記送出槽の前記本体部分の前記円筒状内側表面が、前記本体部分の上方端部から前記本体部分の下方端部まで、実質的に一定の直径を有していることを特徴とする請求項6または7記載のガラス製造装置。
  9. 前記送出槽が、前記本体部分の前記上方端部に取り付けられた、円錐状上部をさらに含み、該円錐状上部が、0°超から約20°までのテーパ角の円錐状テーパを有していることを特徴とする請求項6から8いずれか1項記載のガラス製造装置。
  10. 前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸からの、前記送出管の前記中心軸のずれの前記距離が、前記送出槽の前記本体部分の直径の0%超から約50%であることを特徴とする請求項6から9いずれか1項記載のガラス製造装置。
  11. 前記送出槽に接続された下流端部を有する、導管をさらに備え、前記送出管の前記中心軸が、前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸から、前記導管の前記下流端部から離れる方向にずれていることを特徴とする請求項6から10いずれか1項記載のガラス製造装置。
  12. 前記送出管の前記中心軸が、前記送出槽の前記本体部分の前記中心軸と実質的に平行であることを特徴とする請求項6から11いずれか1項記載のガラス製造装置。
  13. ガラス製造装置において、
    本体部分を備えた送出槽であって、前記本体部分が、該本体部分の中心軸に沿って延在している円筒状内側表面を有している、送出槽、
    を備え、さらに該送出槽が、該本体部分の上方端部に取り付けられた、円錐状上部をさらに含み、該円錐状上部が、0°超から約20°までのテーパ角の円錐状テーパを有していることを特徴とするガラス製造装置。
  14. 前記送出槽から溶融材料を受け入れるように構成された注入口を有する、成形槽をさらに備え、前記成形槽が、前記注入口から前記溶融材料を受け入れるように構成されたトラフと、ウェッジとをさらに含み、さらに、前記溶融材料が前記トラフから溢れ出て前記ウェッジの合流する表面を流れ落ちガラスリボンとして該ウェッジの底部から延伸され得るように、前記成形槽が構成されていることを特徴とする請求項13記載のガラス製造装置。
  15. 前記円筒状内側表面が、前記本体部分の前記上方端部から前記本体部分の下方端部まで、実質的に一定の直径を有していることを特徴とする請求項13または14記載のガラス製造装置。
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