JP2019518703A - ガラス供給を方向付けるための装置および方法 - Google Patents

ガラス供給を方向付けるための装置および方法 Download PDF

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Abstract

ガラス製造装置および方法は、成形装置と、溶融および供給構成部材とを含む。その溶融および供給構成部材は、第1の方向にその溶融および供給構成部材に少なくとも一部に沿って延在する供給経路に沿って溶融ガラスを流すように構成されている。その成形装置は、第1の方向に対してある角度の縦方向に延在する。

Description

優先権
本出願は、その内容が依拠され、ここに全て引用される、2016年6月23日に出願された米国仮特許出願第62/353881号の米国法典第35編第119条の下での優先権の恩恵を主張するものである。
本開示は、広く、ガラス物品を製造するための装置および方法に関し、より詳しくは、多数の供給方向を有する、ガラス物品を製造するための装置および方法に関する。
テレビ、並びに電話やタブレットなどの携帯型装置を含む、ディスプレイ用途のためのガラスシートなどのガラス物品の製造において、ガラス物品の製造に使用される過程および装置の効率および融通性を増す必要が引き続きある。
ここに開示された実施の形態は、ガラス物品製造装置を含む。その装置は、成形装置と、溶融および供給構成部材であって、第1の方向にその溶融および供給構成部材の少なくとも一部に沿って延在する供給経路に沿って溶融ガラスを流すように構成された溶融および供給構成部材とを備える。その成形装置は、第1の方向に対してある角度の縦方向に延在する。
ここに開示された実施の形態は、ガラス物品を製造する方法も含む。その方法は、溶融および供給構成部材であって、第1の方向にその溶融および供給構成部材の少なくとも一部に沿って延在する供給経路に沿って溶融ガラスを流すように構成された溶融および供給構成部材に沿ってガラス溶融物を処理する工程を含む。この方法は、そのガラス溶融物を成形装置内で処理する工程も含む。その成形装置は、第1の方向に対してある角度の縦方向に延在する。
ここに開示された実施の形態の追加の特徴および利点は、以下の詳細な説明に述べられており、一部は、その説明から当業者に容易に明白となるか、または以下の詳細な説明、特許請求の範囲、並びに添付図面を含む、ここに記載されたような開示の実施の形態を実施することによって、認識されるであろう。
先の一般的な説明および以下の詳細な説明の両方とも、請求項に記載された実施の形態の性質および特徴を理解するための概要または骨子を与えることを目的とした実施の形態を提示していることを理解すべきである。添付図面は、さらなる理解を与えるために含まれ、本明細書に包含され、その一部を構成する。図面は、本開示の様々な実施の形態を示しており、説明と共に、その原理と作動を説明する働きをする。
例示のフュージョンダウンドロー式ガラス製造装置および過程の説明図 図1の例示の装置および過程の実施の形態であって、シート搬送構成部材が、ここに記載されたような第1の方向に対してほぼ垂直の第2の方向に延在するように成形装置が向けられている実施の形態の上面図 成形装置の縦方向とここに記載されたような第1の方向との間の角度、並びに供給容器の出口導管に対する成形装置の入口導管の向きの関係を示す分解上面図 図1の例示の装置および過程の代わりの実施の形態であって、シート搬送構成部材が、ここに記載されたような第1の方向とほぼ同じ第2の方向に延在するように成形装置が向けられている代わりの実施の形態の上面図 図1の例示の装置および過程の代わりの実施の形態であって、シート搬送構成部材が、ここに記載されたような第1の方向とほぼ反対の第2の方向に延在するように成形装置が向けられている代わりの実施の形態の上面図 ここに開示された実施の形態による成形装置であって、その高さが、縦方向と横断方向の少なくとも一方で独立して調節できる成形装置の上面切り欠き図
ここで、その例が添付図面に示されている、本開示の現在好ましい実施の形態を詳しく参照する。できるときはいつでも、同じまたは同様の部分を称するために、図面に亘り、同じ参照番号が使用される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具体化されることがあり、ここに述べられた実施の形態に限定されると考えるべきではない。
範囲は、「約」1つの特定の値から、および/または「約」別の特定の値まで、としてここに表現することができる。そのような範囲が表現された場合、別の実施の形態は、その1つの特定の値から、および/または他方の特定の値までを含む。同様に、値が、例えば、「約」という先行詞を使用して、近似として表現されている場合、その特定の値は別の実施の形態を形成することが理解されよう。複数の範囲の各々の端点は、他方の端点に関してと、他方の端点とは関係なくの両方で有意であることがさらに理解されよう。
ここに使用されるような方向の用語−例えば、上、下、右、左、前、後、上部、底部−は、描かれた図面に関してのみ使用され、絶対的な方向を暗示する意図はない。
特に明記のない限り、ここに述べられたどの方法も、その工程が特定の順序で行われることが要求されることも、どの装置についても、特定の方向が要求されることも決して意図されていない。したがって、方法の請求項が、その工程がしたがうべき順序を実際に述べていない場合、またはどの装置の請求項も、個々の構成部材に対する順序または向きを実際の列挙していない場合、もしくはそれらの工程が特定の順序に限定されるべきことが請求項または説明に他に具体的に述べられていない場合、または装置の構成部材に対する特定の順序または向きが請求項または説明に列挙されていない場合、どの点に関しても、順序または向きが暗示されていることは決して意図されていない。これは、工程、オペレーショナルフローの配列、構成部材の順序、または構成部材の向きに関する論理事項;文法構成または句読点に由来する単純な意味、および;明細書に記載された実施の形態の数またはタイプを含む、解釈のどの考えられる不明確な基準(non-express basis)にも適用する。
ここに用いられているように、名詞は、文脈がそうではないと明白に示していない限り、複数の対象も含む。それゆえ、例えば、ある構成部材に対する言及は、文脈がそうではないと明白に示していない限り、そのような構成部材を2つ以上有する態様を含む。
例示のガラス製造装置10が、図1に示されている。ある例では、ガラス製造装置10は、溶融槽14を含み得るガラス溶融炉12を備えることができる。ガラス溶融炉12は、溶融槽14に加え、必要に応じて、原材料を加熱し、その原材料を溶融ガラスに転化させる加熱素子(例えば、燃焼バーナまたは電極)などの1つ以上の追加の構成部材を含み得る。別の例では、ガラス溶融炉12は、溶融槽の近傍からの熱損失を低下させる熱管理装置(例えば、断熱構成部材)を含むことがある。さらに別の例では、ガラス溶融炉12は、原材料のガラス溶融物への溶融を促進する電子装置および/または電気機械装置を含むことがある。さらにまた、ガラス溶融炉12は、支持構造(例えば、支持筐体、支持部材など)または他の構成部材を含むことがある。
ガラス溶融槽14は、典型的に、耐火セラミック材料、例えば、アルミナまたはジルコニアを含む耐火セラミック材料などの耐火材料から作られる。ある例では、ガラス溶融槽14は、耐火セラミックレンガから構成されることがある。ガラス溶融槽14の特定の実施の形態が、以下により詳しく記載されている。
ある例では、前記ガラス溶融炉は、ガラス基板、例えば、連続長のガラスリボンを製造するためのガラス製造装置の構成部材として組み込まれることがある。ある例では、本開示のガラス溶融炉は、スロットドロー装置、フロート浴装置、フュージョン法などのダウンドロー装置、アップドロー装置、圧延装置、管延伸装置またはここに開示された態様から恩恵を受けるであろう任意の他のガラス製造装置を含むガラス製造装置の構成部材として組み込まれることがある。一例として、図1は、個々のガラスシートに後で加工されるためのガラスリボンをフュージョンドローするためのフュージョンダウンドロー式ガラス製造装置10の構成部材としてのガラス溶融炉12を概略示している。
ガラス製造装置10(例えば、フュージョンダウンドロー装置10)は、必要に応じて、ガラス溶融槽14に対して上流に配置された上流ガラス製造装置16を備えることができる。ある例では、上流ガラス製造装置16の一部または全体が、ガラス溶融炉12の部分として組み込まれることがある。
図の例に示されるように、上流ガラス製造装置16は、貯蔵容器18、原材料供給装置20およびその原材料供給装置に接続されたモータ22を備えることができる。貯蔵容器18は、矢印26で示されるように、ガラス溶融炉12の溶融槽14に供給され得るある量の原材料24を貯蔵するように構成されることがある。原材料24は、典型的に、1種類以上のガラス形成金属酸化物および1種類以上の改質剤を含む。ある例では、原材料供給装置20は、原材料供給装置20が貯蔵容器18から溶融槽14に所定量の原材料24を供給するように、モータ22で駆動することができる。別の例では、モータ22は、溶融槽14の下流で感知された溶融ガラスのレベルに基づいて制御された速度で原材料24を導入するように、原材料供給装置20を駆動することができる。溶融槽14内の原材料24は、その後、加熱されて、溶融ガラス28を形成することができる。
ガラス製造装置10は、必要に応じて、ガラス溶融炉12に対して下流に配置された下流ガラス製造装置30も備えることができる。ある例では、下流ガラス製造装置30の一部は、ガラス溶融炉12の部分としてと組み込まれることがある。ある例では、下記に述べられる第1の結合導管32、または下流ガラス製造装置30の他の部分が、ガラス溶融炉12の部分として組み込まれることがある。第1の結合導管32を含む、その下流ガラス製造装置の構成要素は、貴金属から形成されることがある。適切な貴金属の例としては、白金、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウムおよびパラジウム、またはその合金からなる金属の群より選択される白金族金属が挙げられる。例えば、そのガラス製造装置の下流の構成部材は、約70から約90質量%の白金および約10から約30質量%のロジウムを含む白金・ロジウム合金から形成されることがある。しかしながら、他の適切な金属としては、モリブデン、パラジウム、レニウム、タンタル、チタン、タングステンおよびその合金が挙げられる。
下流のガラス製造装置30は、溶融槽14から下流に位置し、上述した第1の結合導管32によって溶融槽14に結合される、清澄槽34などの、第1の状態調節(すなわち、処理)槽を含むことができる。ある例では、溶融ガラス28は、第1の結合導管32を通じて、溶融槽14から清澄槽34に重力送りされることがある。例えば、重力により、溶融ガラス28が溶融槽14から清澄槽34まで第1の結合導管32の内部通路を通過することができる。しかしながら、他の状態調節槽が、溶融槽14の下流に、例えば、溶融槽14と清澄槽34との間に、配置されてもよいことを理解すべきである。いくつかの実施の形態において、状態調節槽が溶融槽と清澄槽との間に用いられることがあり、ここで、第1の溶融槽からの溶融ガラスは、さらに加熱されて、溶融過程を継続する、または清澄槽に入る前に、溶融槽内の溶融ガラスの温度より低い温度に冷却される。
様々な技術によって、清澄槽34内の溶融ガラス28から気泡を除去することができる。例えば、原材料24は、加熱されたときに、化学還元反応を経て、酸素を放出する酸化スズなどの多価成分(すなわち、清澄剤)を含むことがある。他の適切な清澄剤としては、制限なく、ヒ素、アンチモン、鉄およびセリウムが挙げられる。清澄槽34は、溶融槽の温度より高い温度に加熱され、それによって、溶融ガラスと清澄剤を加熱する。その清澄剤の温度誘発化学還元により生じる酸素気泡が清澄槽内の溶融ガラスを通って上昇し、ここで、溶融炉内で生成された溶融ガラス中の気体は、清澄剤により生じた酸素気泡中に拡散または融合し得る。次に、拡大した気泡は、清澄槽内の溶融ガラスの自由表面まで上昇し、その後、清澄槽から排出することができる。その酸素気泡は、さらに、清澄槽内の溶融ガラスの機械的混合を誘発することができる。
下流のガラス製造装置30は、溶融ガラスを混合するための混合槽36などの別の状態調節槽をさらに含むことができる。混合槽36は、清澄槽34の下流に位置することがある。混合槽36を使用して、均質なガラス溶融組成物を提供し、それによって、清澄槽から出た清澄済み溶融ガラス内にそうしなければ存在するかもしれない化学的または熱的不均一の脈理を減少させることができる。図から分かるように、清澄槽34は、第2の結合導管38により混合槽36に結合されることがある。ある例では、溶融ガラス28は、第2の結合導管38により清澄槽34から混合槽36に重力送りされることがある。例えば、重力により、溶融ガラス28が清澄槽34から混合槽36まで第2の結合導管38の内部通路を通過することができる。混合槽36が清澄槽34の下流に示されているが、混合槽36は、清澄槽34の上流に配置されても差し支えないことに留意すべきである。いくつかの実施の形態において、下流のガラス製造装置30は、多数の混合槽、例えば、清澄槽34の上流の混合槽および清澄槽34の下流の混合槽を含むことがある。これらの多数の混合槽は、同じ設計のものであっても、異なる設計のものであってもよい。
下流のガラス製造装置30は、混合槽36の下流に配置することができる供給槽40などの別の状態調節槽をさらに含むことができる。供給槽40は、下流の成形装置に供給すべき溶融ガラス28を状態調節することができる。例えば、供給槽40は、出口導管44によって溶融ガラス28の成形体42への一貫した流れを調節するおよび/または提供するための蓄積装置および/または流量調整器の機能を果たすことができる。図から分かるように、混合槽36は、第3の結合導管46により供給槽40に結合することができる。ある例では、溶融ガラス28は、第3の結合導管46により混合槽36から供給槽40に重力送りされることがある。例えば、重力は、溶融ガラス28を混合槽36から供給槽40まで第3の結合導管46の内部通路に押し通すことができる。
下流のガラス製造装置30は、上述した成形体42および入口導管50を含む成形装置48をさらに備えることができる。出口導管44は、溶融ガラス28を供給槽40から成形装置48の入口導管50に供給するように配置することができる。例えば、例では、出口導管44は、入口導管50内に入れ子にされ、その内面から間隙を介し、それによって、出口導管44の外面と入口導管50の内面との間に位置する溶融ガラスの自由表面を提供することができる。フュージョンダウンドロー式ガラス製造装置における成形体42は、成形体の上面に配置された樋52およびその成形体の底縁56に沿って延伸方向に集束する集束成形面54を備えることができる。供給槽40、出口導管44および入口導管50を通って成形体の樋に供給される溶融ガラスは、その樋の側壁から溢れ、溶融ガラスの別個の流れとして集束する成形面54に沿って下降する。溶融ガラスの別個の流れは、底縁56の下でそれに沿って接合して、ガラスが冷え、ガラスの粘度が増加するときのガラスリボンの寸法を制御するために、重力、エッジロール72および牽引ロール82などにより、ガラスリボンに張力を印加することによって、底縁56から延伸方向60に延伸される1つのガラスリボン58を生成する。したがって、ガラスリボン58は、粘弾性移行を経て、機械的性質を獲得し、これにより、ガラスリボン58に安定な寸法特徴が与えられる。ガラスリボン58は、いくつかの実施の形態において、ガラスリボンの弾性領域においてガラス分割装置100によって、個々のガラスシート62に分割されることがある。次に、ロボット64が、保持器具65を使用して、個々のガラスシート62をコンベヤシステムに移送することができ、その後、個々のガラスシートをさらに処理することができる。
図2は、成形装置48から出るガラスリボンおよびシートの少なくとも一方を処理するために使用できるシート搬送構成部材150を含む、図1のガラス製造装置の実施の形態の上面図である。図2に示された実施の形態において、出口導管44の上流の、それを含む構成要素は、溶融および供給構成部材140を含む。図2に示されるように、そのガラス製造装置は、供給経路に沿って溶融ガラスを流すように構成されており、その経路は、第1の方向D1に沿って、溶融および供給構成部材140の全体に沿ってなど、溶融および供給構成部材140の少なくとも一部に沿って延在し得る。例えば、D1に沿って延在する供給経路は、少なくとも、混合槽36から供給槽40まで延在し得る。D1に沿って延在する供給経路は、溶融槽14から供給槽40までを含み、貯蔵容器18から供給槽40までをさらに含む、清澄槽34から供給槽40までなどの、溶融および供給構成部材140に沿ってより長い距離に亘り延在することもある。
図2に示された実施の形態における成形装置48は、縦方向Lに向けられている。この実施の形態において、シート搬送構成部材150は、第1の方向D1に対してほぼ垂直な第2の方向D2に延在する。
ここに開示された実施の形態は、成形装置48が、第1の方向D1に対してある角度の縦方向Lに延在するものを含む。図3は、成形装置48の縦方向Lと第1の方向D1との間の角度θを示す分解上面図を示す。角度θは、約1度から約180度など、さらには約90度を含む、約1度から約90度などの、約1度から約360度などの、ゼロではないどのような値であっても差し支えない。
成形装置48は、例えば、供給槽40の出口導管44に対する入口導管50の変更可能な向きを示す、図3に示されるように、例えば、第1の方向D1に対して成形装置48の入口導管50の向きを変えることにより、第1の方向D1に対して角度θの縦方向Lに延在し得る。詳しくは、供給槽40は、出口導管44と流体連結しており、成形装置48の成形体42は入口導管50と流体連結しており、ここで、入口導管50は出口導管44に対して方向付けることができる。図3から分かるように、出口導管44および入口導管50の両方とも、それぞれ、ほぼ円形の断面を有するので(図3の実施の形態において、入口導管50は出口導管44の周囲を取り囲んでいる)、入口導管50は、出口導管44に対して、矢印170で示されるように、方向付けることができる。詳しくは、入口導管50は、約0から約180度の任意の角度を含む、約0から約360度の任意の角度など、出口導管44および第1の方向D1に対して任意の角度で方向付けることができる。
成形装置48の入口導管50は、第1の方向D1に対して任意の角度で方向付けることができるので、成形装置48の縦方向L(図2、4、および5に示されるように)は、第1の方向D1に対して角度θで方向付けられるように構成されている。これにより、溶融ガラスが第1の方向D1に沿って供給槽40に流れ込み、成形装置48の縦方向Lに沿って成形体42に流れ込むことができ、それによって、第1の方向D1に対する縦方向Lに応じて、様々な流動方向が可能になる。例えば、図2に示されるように、成形装置48の縦方向Lは、第1の方向D1とほぼ同じであることがある。あるいは、例えば、図4および5に示されるように、成形装置48の縦方向Lは、第1の方向D1に対してほぼ垂直であることがある。成形装置48の縦方向Lは、第1の方向D1に対して他の角度で延在することもある(図示せず)。
図4および5は両方とも、成形装置48の縦方向Lが第1の方向D1に対してほぼ垂直である実施の形態を示しているが、それらは、それぞれ、ほぼ反対の第2の方向D2に延在するシート搬送構成部材150を示している。具体的に、図4は、シート搬送構成部材150が、第1の方向D1とほぼ同じ第2の方向D2に延在している、図1の装置の実施の形態の上面図を示している。反対に、図5は、シート搬送構成部材150が、第1の方向D1とほぼ反対の第2の方向D2に延在している、図1の装置の実施の形態の上面図を示している。
図2、4、および5は、第2の方向D2が、それぞれ、第1の方向D1と、ほぼ垂直、ほぼ同じ、およびほぼ反対である、実施の形態を示しているが、ここに開示された実施の形態は、第1の方向D1に対して約0度から約180度など、第2の方向D2が約0度から約360度に及ぶような、第2の方向D2が第1の方向D1に対して任意の角度で延在するように構成されているものを含むことを理解すべきである。
第1の方向D1に対する成形装置48の向きにかかわらず、成形装置48の高さ、および同様に成形体42の高さは、成形体42上のガラスの流れが、所望の特徴を有するガラスリボンの製造をもたらすように調節することができる。例えば、図6に示されるように、成形装置48の高さは、ここに開示された方向のいずれに関する縦方向Lおよび横断方向Tのいずれか一方で独立して調節可能であり得る。そのような調節は、例えば、図6の点A〜Dにより示されるように、成形装置48の角位置の上に位置する、独立して調節可能な懸垂ジャッキ機構を使用して、行うことができる。
シート搬送構成部材150は、ガラスリボンまたはガラスリボンから分割された個々のシートを第2の方向D2に搬送することができる。例えば、シート搬送構成部材150は、いくつかの例示の実施の形態において、カテナリー区域を含むことがあり、これは、規定の掃引角度により第2の方向に対してほぼ垂直から、薄い可撓性ガラスリボンなどのガラスリボンを曲げることができる。シート搬送構成部材150は、洗浄構成部材、被覆構成部材、エッジ仕上げ構成部材、エッチング構成部材、および薄い可撓性ガラスリボンの場合には、巻き付け構成部材(図示せず)などの、他のリボンまたはシート仕上げ、検査、および/または包装構成部材をさらに含むことがある。
第1の方向に対してある角度の縦方向に延在する成形装置を含む、ここに開示された実施の形態は、特に、第2の方向が流動方向と同じまたは反対であるように構成されている場合、施設空間のより効率的な使用を含む、以前より公知のガラス物品製造装置および方法を上回るいくつかの利点を可能にすることができる。ここに開示された実施の形態は、勾配であって、存在することがあり、成形装置の流動方向を、そのような勾配の影響を最小にする方向に調節できるようにすることによって、供給槽の出口導管に方向的に依存することがある、粘度または組成勾配などの勾配の潜在的に望ましくない影響も低下させるであろう。これは、次に、改善された厚さまたは組成の均一性などの、改善された属性を有するガラス物品またはシートの形成をもたらし得る。
先の実施の形態は、フュージョンダウンドロー法に関して記載されてきたが、そのような実施の形態は、フロート法、スロットドロー法、アップドロー法、および圧延法などの、他のガラス成形法にも適用できることを理解すべきである。
本開示の精神および範囲から逸脱せずに、本開示の実施の形態に、様々な改変および変更を行えることが当業者に明白であろう。それゆえ、本開示は、そのような改変および変更を、それらが付随の特許請求の範囲およびその等価物の範囲内に入るという条件で包含することが意図されている。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラス物品製造装置において、
成形装置と、
溶融および供給構成部材であって、第1の方向に該溶融および供給構成部材の少なくとも一部に沿って延在する供給経路に沿って溶融ガラスを流すように構成された溶融および供給構成部材と、
を備え、
前記成形装置は、前記第1の方向に対してある角度の縦方向に延在する、ガラス製造装置。
実施形態2
第2の方向に延在するシート搬送構成部材をさらに備える、実施形態1に記載のガラス物品製造装置。
実施形態3
前記溶融および供給構成部材は、出口導管と流体連結した供給槽を含み、前記成形装置は、入口導管と流体連結した成形体を含み、前記ガラス物品製造装置は、溶融ガラスを前記第1の方向に沿って前記供給槽に流れ込ませるように構成されており、溶融ガラスを前記縦方向に沿って前記成形体に流れ込ませるように構成されている、実施形態1に記載のガラス物品製造装置。
実施形態4
前記第1の方向と前記縦方向との間の角度が、約1度から約90度に及ぶ、実施形態1に記載のガラス物品製造装置。
実施形態5
前記第2の方向が前記第1の方向とほぼ同じである、実施形態2に記載のガラス物品製造装置。
実施形態6
前記第2の方向が前記第1の方向とほぼ反対である、実施形態2に記載のガラス物品製造装置。
実施形態7
前記第1の方向が前記溶融および供給構成部材の全体に沿って延在している、実施形態1に記載のガラス物品製造装置。
実施形態8
前記成形装置の高さが、前記縦方向および横断方向の少なくとも一方において独立して調節可能である、実施形態1に記載のガラス物品製造装置。
実施形態9
前記シート搬送構成部材がカテナリー区域を含む、実施形態2に記載のガラス物品製造装置。
実施形態10
ガラス物品を製造する方法において、
溶融および供給構成部材であって、第1の方向に該溶融および供給構成部材の少なくとも一部に沿って延在する供給経路に沿って溶融ガラスを流すように構成された溶融および供給構成部材に沿ってガラス溶融物を処理する工程、および
前記ガラス溶融物を成形装置内で処理する工程、
を含み、
前記成形装置は、前記第1の方向に対してある角度の縦方向に延在する、方法。
実施形態11
第2の方向に延在するシート搬送構成部材に沿ってガラスリボンおよびシートの少なくとも一方を処理する工程をさらに含む、実施形態10に記載の方法。
実施形態12
前記溶融および供給構成部材は、出口導管と流体連結した供給槽を含み、前記成形装置は、入口導管と流体連結した成形体を含み、前記ガラス物品製造装置は、溶融ガラスを前記第1の方向に沿って前記供給槽に流れ込ませるように構成されており、溶融ガラスを前記縦方向に沿って前記成形体に流れ込ませるように構成されている、実施形態10に記載の方法。
実施形態13
前記第1の方向と前記縦方向との間の角度が、約1度から約90度に及ぶ、実施形態10に記載の方法。
実施形態14
前記第2の方向が前記第1の方向とほぼ同じである、実施形態11に記載の方法。
実施形態15
前記第2の方向が前記第1の方向とほぼ反対である、実施形態11に記載の方法。
実施形態16
前記第1の方向が前記溶融および供給構成部材の全体に沿って延在している、実施形態10に記載の方法。
実施形態17
前記成形装置の高さが、前記縦方向および横断方向の少なくとも一方において独立して調節可能である、実施形態10に記載の方法。
実施形態18
前記シート搬送構成部材がカテナリー区域を含む、実施形態11に記載の方法。
10 ガラス製造装置
12 ガラス溶融炉
14 溶融槽
16 上流ガラス製造装置
18 貯蔵容器
20 原材料供給装置
22 モータ
24 原材料
28 溶融ガラス
30 下流ガラス製造装置
32 第1の結合導管
34 清澄槽
36 混合槽
38 第2の結合導管
40 供給槽
42 成形体
44 出口導管
46 第3の結合導管
48 成形装置
50 入口導管
58 ガラスリボン
62 ガラスシート
64 ロボット
65 保持器具
72 エッジロール
82 牽引ロール
140 溶融および供給構成部材
150 シート搬送構成部材

Claims (12)

  1. ガラス物品製造装置において、
    成形装置と、
    溶融および供給構成部材であって、第1の方向に該溶融および供給構成部材の少なくとも一部に沿って延在する供給経路に沿って溶融ガラスを流すように構成された溶融および供給構成部材と、
    を備え、
    前記成形装置は、前記第1の方向に対してある角度の縦方向に延在する、ガラス製造装置。
  2. 第2の方向に延在するシート搬送構成部材をさらに備える、請求項1記載のガラス物品製造装置。
  3. 前記溶融および供給構成部材は、出口導管と流体連結した供給槽を含み、前記成形装置は、入口導管と流体連結した成形体を含み、前記ガラス物品製造装置は、溶融ガラスを前記第1の方向に沿って前記供給槽に流れ込ませるように構成されており、溶融ガラスを前記縦方向に沿って前記成形体に流れ込ませるように構成されている、請求項1または2記載のガラス物品製造装置。
  4. 前記第2の方向が前記第1の方向とほぼ同じである、請求項2記載のガラス物品製造装置。
  5. 前記第2の方向が前記第1の方向とほぼ反対である、請求項2記載のガラス物品製造装置。
  6. 前記成形装置の高さが、前記縦方向および横断方向の少なくとも一方において独立して調節可能である、請求項1から5いずれか1項記載のガラス物品製造装置。
  7. ガラス物品を製造する方法において、
    溶融および供給構成部材であって、第1の方向に該溶融および供給構成部材の少なくとも一部に沿って延在する供給経路に沿って溶融ガラスを流すように構成された溶融および供給構成部材に沿ってガラス溶融物を処理する工程、および
    前記ガラス溶融物を成形装置内で処理する工程、
    を含み、
    前記成形装置は、前記第1の方向に対してある角度の縦方向に延在する、方法。
  8. 第2の方向に延在するシート搬送構成部材に沿ってガラスリボンおよびシートの少なくとも一方を処理する工程をさらに含む、請求項7記載の方法。
  9. 前記溶融および供給構成部材は、出口導管と流体連結した供給槽を含み、前記成形装置は、入口導管と流体連結した成形体を含み、前記ガラス物品製造装置は、溶融ガラスを前記第1の方向に沿って前記供給槽に流れ込ませるように構成されており、溶融ガラスを前記縦方向に沿って前記成形体に流れ込ませるように構成されている、請求項7または8記載の方法。
  10. 前記第2の方向が前記第1の方向とほぼ同じである、請求項8記載の方法。
  11. 前記第2の方向が前記第1の方向とほぼ反対である、請求項8記載の方法。
  12. 前記成形装置の高さが、前記縦方向および横断方向の少なくとも一方において独立して調節可能である、請求項7から11いずれか1項記載の方法。
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