JP2018507118A - 不透明度が増加したラッピングフィルム - Google Patents

Abstract

不透明度が高い多層グラフィックフィルムを説明する。フィルムは長期間着脱性を示し得る。一部の場合に、フィルムは車両ラッピングフィルムとしての使用に非常に適する。また、フィルムを使用する方法およびフィルムを製造する方法を説明する。

Description

関連出願に対する相互参照
本願は、２０１４年１２月３０日付けで仮出願された米国仮特許出願第６２，０９７，９４４号である優先権を主張し、この優先権の全文は本願に参考として援用される。

本発明は、不透明度が増加したラッピングフィルム（ｗｒａｐｐｉｎｇ ｆｉｌｍ）、および改善されたラッピングフィルムを形成し使用する方法に関するものである。

車両ラップ（ｖｅｈｉｃｌｅ ｗｒａｐ）は、バン（ｖａｎ）、乗用車、トラック、トレーラー、バス、レクリエーション車両などの車両（以下、「車両」という。）に広告を装飾および／または配置する公知の手段である。すなわち、車両ラップは、典型的に、グラフィックイメージが印刷されたビニルまたはその他の順応性材料であるプラスチックシートである。ラップは、好ましくは、車両の外部に（例えば、接着剤を通じて）着脱可能に付着されることによって、車両がカスタムペイントされることを提案する。車両ラップの長所の一つは、多少煩雑ではあるが除去が可能であり、ペイントされたソリューションとは異なり、デザインを変更できることである。

様々な面で満足できるものの、長期間後でも容易に除去できるラッピングフィルムが必要である。

ラッピングフィルムの外観、特にフィルム上の任意のグラフィックイメージの外観は、典型的に重要な因子である。高度に不透明なフィルムは、典型的に魅力的な外観および特にフィルム上のカラーまたはグラフィックイメージに関して改善された美的品質を表わす。しかし、フィルムの不透明度を増加させるための従来の技術は典型的に費用の上昇、フィルム厚さの増加、および／またはさらに大きな製造の複雑性を招く。

したがって、前述のような付随的な問題点がなく、不透明度が比較的高いラッピングフィルムが必要である。

以前の接近法に関連する困難性および短所は次のように本発明で取り扱われる。

一態様において、本発明は、透明接着層、タイコート（ｔｉｅ ｃｏａｔ）層、白色層、カラー層、および透明層を含む多層フィルムを提供する。タイコート層は透明接着層と白色層の間にすぐ隣接して配置される。

他の一態様において、本発明は、透明接着層、タイコート層、カラー層、および透明層を含む多層フィルムを提供する。タイコート層は透明接着層とカラー層の間にすぐ隣接して配置される。

理解できるように、本明細書に記述された発明においては、他の相違する実施例が可能であり、そのすべての細部事項は請求の対象から逸脱することなく多様な観点で変形され得る。したがって、図面および説明は例示的なものであって制限的ではないと見なされるべきである。

本発明に係る多層フィルムの一実施例の概略的な断面図。 本発明に係る多層フィルムの他の一実施例の概略的な断面図。

本発明は、車両に使用するためのラッピングフィルムとして使用するのに特に適する多様な多層フィルムを提供する。本発明の多層フィルムは、比較的高い不透明度を表わす。多層フィルムの所定バージョンにおいて、フィルムは長期間着脱性（ＬＴＲ）を示すが、フィルムは、車両の表面に比較的長時間の間、例えば最大３ヶ月まで、さらに具体的には１年以上付着されて典型的な環境因子に露出された後、車両の表面が損傷することなく車両の表面から容易に除去され得る。一実施例では、（ｉ）透明接着層、（ｉｉ）タイコート層、（ｉｉｉ）白色層、（ｉｖ）カラー層、および（ｖ）透明層を含む多層フィルムを提供する。他の一実施例では、（ｉ）透明接着層、（ｉｉ）タイコート層、（ｉｉｉ）カラー層、および（ｉｖ）透明層を含む多層フィルムを提供する。このような各実施例、各層、各構造、および本発明の付加的な細部事項のそれぞれは、すべて本明細書でより詳細に説明される。

本発明の多層フィルムの所定バージョンは、比較的高い不透明度を表わす。「比較的高い不透明度」という用語は、８０％超過、より具体的には８５％超過、さらに具体的には９０％超過、特定実施例では９５％超過、具体的な実施例では９８％超過、および他の実施例では９９％超過の不透明度を表わす。不透明度とその測定はＡＳＴＭ Ｄ１７４６に説明されている。多層フィルムの各層のうち多くは「透明」なものと説明されている。本願で用いられる前記用語は、少なくとも約８５％、多くの実施例では少なくとも９０％、および所定バージョンでは少なくとも９２％の透明度を表わすように光学的に透明であるか実質的に透明な層を示す。透明度およびその測定はＡＳＴＭ Ｄ１７４６に説明されている。

認識できるように、透明接着層は、典型的にフィルムを塗布する際に車両表面などの収容表面と接触する多層フィルムの層である。本発明は多様な層のシークエンス、配列、または「順序」を含むが、本発明の多くの実施例では所定の関係が存在する。例えば、タイコート層は、典型的に任意の接着層と白色層またはカラー層の間に存在し、所定バージョンではそのような層にすぐ隣接している。そして、カラー層と白色層を含むフィルムにおいて、典型的にそのような層は互いにすぐ隣接している。多層フィルムのこのような配列および他の態様は、他の相応するフィルムに比べて非常に高い不透明度を招くことが明らかになっている。

透明接着層
この層には多様な種類の接着剤が使用され得る。本発明の多くのバージョンにおいて、接着剤は透明なアクリル性の永久的な接着剤である。市販されている接着剤のような例はＡｖｅｒｙ Ｄｅｎｎｉｓｏｎから入手可能なＦＡＳＳＯＮ Ｓ−４０００である。

本発明の多くのバージョンにおいて、接着層は、多層フィルムに混入されると、長期間着脱性（ＬＴＲ）を示す。前述した通り、この特性は、フィルムが以前に少なくとも３ヶ月の期間の間塗布された車両の表面からそのフィルムが除去され得ることを示す。本発明はこのようなＬＴＲ特性を示さないフィルムも含む。対象フィルムにＬＴＲ特性が不要の場合には、他の接着剤を使用することができる。このような他の接着剤の非制限的な例としては、ＦＡＳＳＯＮ Ｓ−６５２、Ｓ−６７００、Ｓ−６５９、およびＳ−８０７２がある。本発明の特定バージョンにおいて、対象フィルムにＬＴＲ特性が不要の場合には、多様な溶媒アクリル性接着剤および非溶媒アクリル性接着剤を潜在的に使用することができる。

接着層の厚さは、約０．２ミル（ｍｉｌ）〜約２．０ミル、さらに具体的には約１．２５ミル〜約１．６ミル、および多くの実施例では約１．４ミルであり得る。

タイコート層
多様なタイコート材料を使用することができる。本発明の多くのバージョンで、タイコート材料は着色され、灰色または白色のような特定の色相を表わすように着色され得る。本発明は他の色相を生成するための顔料の使用を含む。使用可能且つ市販されている灰色タイコート材料の例としては、ＡＰＶ Ｅｎｇｉｎｅｅｒｅｄ Ｃｏａｔｉｎｇｓから入手可能なＡＰＶ Ａ−８８９２がある。使用可能且つ市販されている白色タイコート材料の例としては、ＡＰＶ Ｅｎｇｉｎｅｅｒｅｄ Ｃｏａｔｉｎｇｓから入手可能なＡＰＶ Ａ−１０６０がある。

タイコート層の厚さは約０．１ミル〜約１．４ミル、さらに具体的には約０．２ミル〜約１．０ミルであり得る。所定実施例で、タイコートの厚さは約０．１６ミル〜約０．２６ミル、さらに具体的には約０．２ミルである。そして他の特定実施例で、タイコートの厚さは約０．７５ミル〜約０．９５ミル、さらに具体的には約０．８ミルである。

すぐ隣接する白色層またはカラー層上に液体タイコート材料を塗布するにあたって、タイコートは約３ｇｓｍ〜約３０ｇｓｍの範囲、特に５ｇｓｍ〜２１ｇｓｍの範囲のコート重量で塗布され得、所定実施例では５ｇｓｍまたは２１ｇｓｍで塗布され得る。

タイコート層およびその処理に関する追加の細部事項は、米国特許第６，０４２，６７８号、第６，６３０，０４９号、第７，０６０，３５１号、第６，３３６，９８８号、第６，５４７，９１２号、および第６，１０６，９８２号に提供されている。

白色層
白色層は、多層フィルムの全体の外観において白色を提供するために十分な量の均一に分散した顔料を含有する可撓性の合成樹脂コーティング組成物を含む。白色層に含まれた樹脂材料は、必要な外部フィルム表面特性を生成するためにフィルムの他の層と一緒に機能する。多層フィルムに使用される白色層は典型的に白色ビニル材料である。

白色層の厚さは、典型的に約１．０ミル〜約２ミル、特に約１．２ミル〜約１．８ミル、さらに具体的には約１．４ミル〜約１．６ミル、および特定実施例では約１．５ミルである。

白色層およびその処理に関する追加の細部事項は、米国特許第６，０４２，６７８号、第６，６３０，０４９号、第７，０６０，３５１号、第６，７３３，８７０号、第６，５４７，９１２号、および第６，１７１，６８１号に提供されている。

カラー層
カラー層は、車両外部での使用に必要な外観を提供するために十分な量の均一に分散した顔料を含有する可撓性合成樹脂コーティング組成物を含む。カラー層に含まれた樹脂材料は、必要な外部フィルム表面特性を生成するために多層フィルム内の他の層と一緒に機能する。多層フィルムに使われるカラー層は、典型的に着色されたビニル材料である。

カラー層および／または前記した白色層は、好ましい着色を維持するのに十分な不透明度を提供するために、相当なレベルの顔料を含有することもある。大半のカラーに対し、層に含まれた固形分の約２重量％〜約３０重量％の顔料レベルは最終フィルムで所望の不透明度を生成する。使用される顔料のレベルはカラーによって可変的である。例えば、車体パネル上で使用される白色コートの場合、全固形分の約３０重量％の顔料レベルを使用することができる。車体パネル上に塗布されるカーボンブラック顔料を使用するブラックカラーコートの場合、例えば、約２重量％の顔料を使用することができる。

カラー層および／または白色層に含まれた顔料は、外部車両特性に影響を及ぼす恐れがある。例えば、互いに異なる顔料は、同じカラーであっても、耐候性（ｗｅａｔｈｅｒｉｎｇ）、特にＵＶ耐候性に対する耐性に関して大きく可変し得る。カラー層および／または白色層に分散した顔料は可塑剤を保有することもでき、これにより、インターコート接着および揮発性ヘイズ（ｈａｚｅ）の問題を起こし得るマイグレーション（ｍｉｇｒａｔｉｏｎ）を防止することもできる。カラー層および／または白色層における高い顔料レベルは、また、耐久性および延伸（ｅｌｏｎｊｇａｔｉｏｎ）などのコーティングの機械的特性に影響を及ぼす可能性がある。

したがって、好ましいカラー層および／または白色層の配合は、外観および耐久性特性を提供し、このような特性は透明層などの他の層と組み合わせて外部車両の使用に適する特性を有する多層フィルムを生成する。

カラー層の厚さは、典型的に約１．０ミル〜約２．５ミル、さらに具体的には約１．２ミル〜約２．２ミル、および所定実施例では約１．４ミル〜約１．６ミル、さらに具体的には約１．５ミルであり、他の実施例では約１．８ミル〜約２．２ミル、さらに具体的には約２．０ミルである。

カラー層およびその処理に関する追加の細部事項は、米国特許第６，０４２，６７８号、第６，６３０，０４９号、第７，０６０，３５１号、第６，７３３，８７０号、第６，５４７，９１２号、および第６，１７１，６８１号に提供されている。

透明層
透明層は、薄膜形態でコーティングされた、透明または実質的に透明な熱可塑性合成樹脂コーティング組成物である。透明層は、典型的に車両の表面のような対象表面に塗布された後のフィルムの最外部層または表面を構成する。多層フィルムに使用される透明層は、一般に、透明なビニル材料である。透明層に含まれた樹脂材料は、必要な外部フィルムの表面特性を生成するためにフィルムの他の層と一緒に機能する。

透明層の厚さは、約０．２ミル〜約１．５ミル、さらに具体的には約１．０ミル〜約１．４ミル、さらに具体的には約１．１ミル〜約１．３ミル、および他の実施例では約１．２ミルであり得る。

透明層およびその処理に関する追加の細部事項は、米国特許第６，２９６，７３２号、第６，７７３，８０４号、第６，０４２，６７８号、第６，６３０，０４９号、および第７，０６０，３５１号に提供されている。

追加層
本発明の多層フィルムは、前述した層の多様な組合わせの他に一つ以上の層を含むことができる。追加層の非制限的な例としては、典型的に透明となり得るトップ層またはトップコート層がある。多数のカラー層も使用することができる。一つ以上の補助不透明化層がさらに多層フィルムに混入され得る。また、シリコン層、特に当業界に公知のポリジメチルシロキサン離型剤などの一つ以上の離型層が含まれ得る。ライナー層、ライナー組立体、およびキャリアフィルムまたは作用剤がさらに本発明の多層フィルムに混入され得る。

多層フィルムの総厚は、約３ミル〜約８ミル、さらに具体的には約４ミル〜約７ミル、および所定バージョンでは約５ミル〜約６ミルであり得る。本発明は、３ミル未満の総厚および８ミル超過の総厚を有する本願に記載された多層フィルムを含む。

図１は、本発明に係る多層フィルム１の一実施例の概略的な断面図である。多層フィルム１は、透明接着層１０、例えば灰色であり得るタイコート層２０、白色層３０、カラー層４０、および透明層５０を含む。タイコート層２０は、透明接着層１０と白色層３０との間にすぐ隣接して配置される。白色層３０はカラー層４０にすぐ隣接している。カラー層４０は透明層５０にすぐ隣接している。多層フィルム１は、車両の表面のような表面に塗布するための接着面１２、および反対方向へ向かう最上部または外部面５２を限定する。

図２は、本発明に係る多層フィルム１００の他の一実施例の概略的な断面図である。多層フィルム１００は、透明接着層１１０、例えば白色であり得るタイコート層１２０、カラー層１３０、および透明層１４０を含む。タイコート層１２０は、透明接着層１１０とカラー層１３０との間にすぐ隣接して配置される。多層フィルム１００は、車両の表面のような表面に塗布するための接着面１１２、および反対方向へ向かう最上部または外部面１４２を限定する。

方法
本発明の多様な多層フィルムは、幅広い技術および動作を用いて形成され得る。多くの方法において、前述した白色ビニル層またはカラービニル層のような白色または着色された重合体フィルム層は、一面においてタイコート層と対面コーティングされる。タイコート層の十分な乾燥後に、透明接着層がタイコート層上に成膜される。透明接着層および／またはタイコート層は、一つ以上の乾燥および／または硬化作業などの付加処理を受けることもある。

単一の白色またはカラービニル層を使用するなどの所定の実施例において、ビニル層の他面（すなわち、タイコート層の反対側に向かう面）は、透明層にすぐ隣接して収容されおよび／または位置し得る。

カラービニル層または第２ビニル層のような付加層を含む実施例で、その層は、典型的に（ｉ）白色ビニル層または第１ビニル層と（ｉｉ）透明接着層に対向する多層フィルムの最外部層上に配置された透明層の間に位置する。このような追加層は、当業界に公知の技術によって透明接着層を含有するフィルムの組立体と結合されるかその組立体に混入され得る。

多層フィルムは、例えば、次のように車両の表面に塗布され得る。車両準備のために、車体パネルのすべての領域を徹底的に洗浄して任意の保護コーティングを除去する。

洗浄方法は、典型的に清潔で糸くずの出ない布を使用して選択事項であるクリーナーで該当領域をふき取ることを含む。続いて、清潔で糸くずの出ない布を使用して、領域全体を乾かすようにふき取る（ｄｒｙ−ｗｉｐｅ）。追加汚染を防止するために、乾かすようにふき取るステップの後は、フィルムをできるだけ早く塗布すべきである。

温度効果は、塗布特性に大きな影響を与える可能性がある。フィルムは、空気、フィルム、および車体の表面温度が２１℃〜３２℃のときに最も容易に塗布される。２１℃未満での塗布のためには、加熱ランプまたは他の適切な手段を用いて車体の表面およびフィルムを加熱する。車体の表面は３２℃を超過すると冷却すべきである。フィルムと表面温度が１５℃未満の時にはフィルムを塗布すべきではない。

道具および装備には、プラスチックス・キージー（フェルト・オーバースリーブ（ｆｅｌｔ ｏｖｅｒｓｌｅｅｖｅ）があるものおよびないものすべて）、スプレー瓶、空気放出道具またはピン、かみそり、ヒートガン（ｈｅａｔ ｇｕｎ）、清潔で糸くずの出ない布、ヒーター、および洗剤または界面活性剤が含まれる。

汚染はフィルム塗布において可視的であり得るため、作業領域にはドラフト（ｄｒａｆｔ）が存在すべきではなく、ホコリまたは汚物があるべきではない。照明は影がなく、すべての車両の輪郭線が明確に現われるほど明るくあるべきであり、特に下部車体の領域で明るくあるべきである。加熱ランプは、低温が予想される場合、使用可能であるべきである。

塗布方法の第１ステップは、（ライナーがある場合）接着層を覆うライナーを除去することである。ライナー除去のステップの間、フィルムはライナー面が上にくるようにして清潔で平たい表面に置いておく。ライナーはなめらかな１８０°の動きで除去される。フィルムからライナーを除去することが必須であり、ライナーからフィルムを除去するとフィルムが延びてしまう恐れがあるため、ライナーからフィルムを除去することは必須ではない。

続いて、フィルムは車体パネルの適切な位置に整列される。スキージーを使用してフィルムを表面に対して隙間なく重なるストロークで加圧して、中央から始めて外側へと作業しながら、整列が正確で確実に維持されるようにする。すべての空気がフィルムの下から除去され、適切な縁の結合が保障されるまでスキージー作業を繰り返す。

塗布されたフィルムにおいて、空気除去道具またはピンによって貫通し得る気泡を検査する。スキージーを使用して空気を貫通した孔を通じて排出する。フィルムをトリミング（ｔｒｉｍ）する必要がある場合、任意のペイントされた領域の損傷を防止するために、バックアップ・テンプレートがある鋭いかみそりを使用する。製造欠陥、シワ、または誤整列に対してフィルムの表面全体を検査する。フェルト・オーバースリーブがあるスキージーを使用してフィルムの表面全体を再びスキージー作業し、テープの剥離を防止するためにすべての縁が適切な圧力を受けたことを確かめる。

表１と表２は、本発明に係る多層フィルムの二つの具体的な実施例を表わす。

例
本発明の多様な多層フィルムを評価するために、不透明度測定を行い、Ａｖｅｒｙ ＤｅｎｎｉｓｏｎのＳＷ ９００ Ｓｕｐｒｅｍｅ Ｗｒａｐｐｉｎｇ Ｆｉｌｍという名称で市販中の多様な車両ラッピングフィルムの不透明度測定値と比較した。下記の表３はこのテスト結果を要約したものである。

本発明の多層フィルムを次のように製造して指定した。
「ＷＶＬおよびＨＨＧＴＣ」多層フィルムは、本願で説明している通り、白色ビニル層と灰色タイコートとを含む図１に図示したフィルム１のような構造を用いる。灰色タイコートを５ｇｓｍのコート重量で塗布した。

「ＨＨＷＴＣ」多層フィルムは、本願で説明する通りであり、２１ｇｓｍのコート重量の白色タイコートを使用する図２に図示したフィルム１００などの構造を用いる。

「ＨＨＧＴＣ」多層フィルムは、本願で説明する通りであり、５ｇｓｍのコート重量の灰色タイコートを使用する図２に図示したフィルム１００などの構造を用いる。

「ＷＶＬおよびＨＨＧＴＣ」、「ＨＨＷＴＣ」、および「ＨＨＧＴＣ」などの多様なフィルムのサンプルそれぞれは、比較対象である表３に記載の前述のＳＷ９００フィルムの同一カラーに該当するカラー層を含む。

表３に提示された不透明度測定の比較で明らかなように、本発明のフィルムは非常に高い不透明度を表わす。

多くの他の利点は、この技術の今後の適用および開発から明らかになるであろう。
本願に言及されたすべての特許、出願、標準、および文献の全文は本願に参考として援用される。

本発明は、本願に説明された特徴および態様のすべての動作可能な組合わせを含む。したがって、例えば、一つの特徴が一実施例と関連して説明され、他の特徴が他の実施例と関連して説明される場合、本発明はこれらの特徴の組合わせを有する実施例を含むことが理解できるであろう。

前述した通り、本発明は既存の戦略、システム、および／または装置と関連した多くの問題点を解決する。しかし、本主題の本質を説明するために本願に記述され説明された構成要素の細部事項、材料、および配列における多様な変化が、添付の特許請求の範囲に記載の通り、請求対象の原理と範囲から逸脱することなく通常の技術者によってなされ得ることも理解できるであろう。

Claims (18)

1. 多層フィルムであって、
   透明接着層；
   タイコート層；
   白色層；
   カラー層；および
   透明層を含み、
   前記タイコート層は前記透明接着層と前記白色層との間にすぐ隣接して配置される、多層フィルム。
2. 前記白色層は前記カラー層にすぐ隣接する、請求項１に記載の多層フィルム。
3. 前記カラー層は前記透明層にすぐ隣接する、請求項１または請求項２に記載の多層フィルム。
4. 前記タイコート層は灰色（ｇｒａｙ）である、請求項１〜請求項３のいずれか一項に記載の多層フィルム。
5. 前記透明接着層の厚さ範囲は０．２ミル（ｍｉｌ）〜２．０ミルである、請求項１〜請求項４のいずれか一項に記載の多層フィルム。
6. 前記タイコート層の厚さ範囲は０．１ミル〜１．４ミルである、請求項１〜請求項５のいずれか一項に記載の多層フィルム。
7. 前記白色層の厚さ範囲は１．０ミル〜２．０ミルである、請求項１〜請求項６のいずれか一項に記載の多層フィルム。
8. 前記カラー層の厚さ範囲は１．０ミル〜２．５ミルである、請求項１〜請求項７のいずれか一項に記載の多層フィルム。
9. 前記透明層の厚さ範囲は０．２ミル〜１．５ミルである、請求項１〜請求項８のいずれか一項に記載の多層フィルム。
10. 前記タイコート層は灰色であり、前記透明接着層の厚さは約１．４ミルであり、灰色である前記タイコート層の厚さは約０．２ミルであり、前記白色ビニル層の厚さは約１．５ミルであり、前記カラー層の厚さは約１．５ミルであり、前記透明ビニル層の厚さは約１．２ミルである、請求項１〜請求項９のいずれか一項に記載の多層フィルム。
11. 多層フィルムであって、
    透明接着層；
    タイコート層；
    カラー層；および
    透明層を含み、
    前記タイコート層は前記透明接着層と前記カラー層との間にすぐ隣接して配置される、多層フィルム。
12. 前記タイコート層は白色である、請求項１１に記載の多層フィルム。
13. 前記透明接着層の厚さ範囲は０．２ミル〜２．０ミルである、請求項１１または請求項１２に記載の多層フィルム。
14. 前記タイコート層の厚さ範囲は０．１ミル〜１．４ミルである、請求項１１〜請求項１３のいずれか一項に記載の多層フィルム。
15. 前記カラー層の厚さ範囲は１．０ミル〜２．５ミルである、請求項１１〜請求項１４のいずれか一項に記載の多層フィルム。
16. 前記透明層の厚さ範囲は０．２ミル〜１．５ミルである、請求項１１〜請求項１５のいずれか一項に記載の多層フィルム。
17. 前記カラー層は前記透明層にすぐ隣接する、請求項１１〜請求項１６のいずれか一項に記載の多層フィルム。
18. 前記タイコート層は白色であり、前記透明接着層の厚さは約１．４ミルであり、白色である前記タイコート層の厚さは約０．８ミルであり、前記カラービニル層の厚さは約２．０ミルであり、前記透明層の厚さは約１．２ミルである、請求項１１〜請求項１７のいずれか一項に記載の多層フィルム。

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