JP2018505013A - 薬剤包装用供給装置 - Google Patents

Abstract

開示された本発明による薬剤包装用供給装置は、薬剤包装紙に薬剤を供給させるものであって、薬剤が供給される供給経路を提供する供給ユニットと、供給ユニットを傾斜して弾性支持する支持ユニットと、供給ユニットを振動させる振動ユニットと、供給ユニットを経由する薬剤を感知する感知ユニットと、を含む。このような構成によれば、薬剤の供給不良を減少させることができて、薬剤の供給品質の向上に寄与しうる。

Description

本発明は、薬剤包装用供給装置に係り、より具体的には、一個ずつ分離されて流入された薬剤を薬剤包装紙に供給させる供給性を向上させうる薬剤包装用供給装置に関する。

多様な症状の病患によって処方された処方箋に対応して、薬剤を自動で排出して、１回分ずつ小分けして包装する薬剤包装装置が最近普及されている。このような薬剤包装装置は、複数の薬剤のうちから薬剤を一個ずつ分離して包装しなければならない。

前記薬剤包装装置は、複数の薬剤が収容されて貯蔵された貯蔵桶から一個ずつ分離されて排出される薬剤を、薬剤包装紙に案内する供給装置を備える。ところで、前記貯蔵桶から一個ずつ順次に排出された薬剤が供給装置を通じて供給されるに当って、時差を置いて貯蔵桶から供給された薬剤が重畳されて薬剤包装紙に同時に供給されるか、供給装置内で停滞されるような問題点が引き起こされる。すなわち、前記薬剤が、供給装置を経る薬剤の供給不良が引き起こされる。

韓国公開特許第１０−２０１２−００８２５４７号公報 実開平０５−０３７７４３号公報 実開平０５−０３７７４２号公報 韓国登録特許第１０−１０１４８７４号公報 韓国登録特許第１０−１２３１７７６号公報

本発明は、前記問題点を勘案して案出されたものであって、一定間隔で薬剤を分類して供給することによって、薬剤の供給不良を防止することができる薬剤包装用供給装置を提供するところにその目的がある。

前記目的を果たすための本発明による薬剤包装用供給装置は、薬剤包装紙に薬剤を供給させるものであって、前記薬剤が供給される供給経路を提供する供給ユニットと、前記供給ユニットを弾性支持する支持ユニットと、前記供給ユニットを振動させる振動ユニットと、前記供給ユニットを経由する前記薬剤を感知する感知ユニットと、を含む。

一態様によれば、前記供給ユニットは、断面が“Ｕ”字状であり、前記薬剤が流入されて排出される方向に下降するように傾いた管状を有する。

一態様によれば、前記支持ユニットは、前記薬剤が供給される供給方向を基準に前記供給ユニットの入側が出側に向けて下降するように傾斜して、前記供給ユニットを支持する。

一態様によれば、前記支持ユニットは、前記供給ユニットの入側を弾性支持するバネヒンジを含む。

一態様によれば、前記振動ユニットは、前記供給ユニットに設けられた振動子を含む。

一態様によれば、前記感知ユニットは、前記薬剤の供給方向を基準に前記供給ユニットの入側に設けられて、前記供給ユニットに流入される前記薬剤を感知する第１センサーと、前記薬剤の供給方向を基準に前記供給ユニットの出側に設けられて、前記供給ユニットから排出される前記薬剤を感知する第２センサーと、前記第１及び第２センサーの間に少なくとも１つ設けられて、前記供給ユニットを経由する前記薬剤を感知する第３センサーと、を含む。

一態様によれば、前記感知ユニットによって感知された情報に基づいて、選択的に前記薬剤の排出を遮断させるシャッターが、前記薬剤の供給方向を基準に前記供給ユニットの出側に設けられる。

前記のような構成を有する本発明によれば、第１に、薬剤を振動を用いて排出させることができて、薬剤の供給力の向上に寄与しうる。

第２に、供給ユニットを弾性支持することによって、薬剤の重量に関係なく供給ユニットに流入される薬剤の流入性を一定に保持しうる。

第３に、供給ユニットを経由する薬剤を感知することによって、薬剤が供給されずに停滞されるような供給不良を感知して対応させうる。

本発明の一実施形態による薬剤包装用供給装置を概略的に示す斜視図である。 図１のII−II線に沿って切断して概略的に示す断面図である。 図１に示された薬剤包装用供給装置を概略的に示す平面図である。

以下、本発明の望ましい一実施形態を添付図面を参考にして説明する。

図１に示したように、本発明の望ましい一実施形態による薬剤包装用供給装置１は、薬剤包装紙（Ｐ）に薬剤（Ｍ）を供給させるものであって、供給ユニット１０、支持ユニット２０、振動ユニット３０及び感知ユニット４０を含む。

前記供給ユニット１０は、薬剤（Ｍ）が供給される供給経路を提供する。前記供給ユニット１０は、詳しく図示されていないが、入側は、薬剤（Ｍ）が貯蔵された貯蔵手段（図示せず）と連結され、出側は、薬剤包装紙（Ｐ）と連結されて、貯蔵手段（図示せず）から排出された薬剤（Ｍ）を薬剤包装紙（Ｐ）に供給する。

この際、前記供給ユニット１０の入側には、薬剤（Ｍ）が流入される流入口１１が設けられ、出側には、開閉可能なシャッター１２が設けられる。前記シャッター１２は、薬剤包装紙（Ｐ）に排出される薬剤（Ｍ）を選択的に遮断させる。すなわち、前記薬剤（Ｍ）の供給不良または薬剤包装紙（Ｐ）の待機不良のような多様な不良要因がある場合、供給ユニット１０の出側を閉鎖するようにシャッター１２が設けられる。参考までに、前記シャッター１２は、シャッター駆動部１３によって別途に駆動される。

前記供給ユニット１０は、図２の図示のように、上部が開放された形状、すなわち、断面が“Ｕ”字状に延びた管状を有する。このような供給ユニット１０の“Ｕ”字状の断面形状によって、薬剤（Ｍ）が摩擦の発生が低減した状態で供給ユニット１０を通過することができて、薬剤（Ｍ）の破損が防止される。

参考までに、本実施形態では、前記供給ユニット１０が薬剤（Ｍ）を一方向に案内するように直線方向に延びた管状であると図示及び例示するが、必ずしもこれに限定されるものではない。すなわち、前記供給ユニット１０が、“「”字状のように薬剤（Ｍ）の供給方向を変換させることができる管状を有するように、薬剤（Ｍ）の供給環境によって多様に可変可能であるということは当然である。

前記支持ユニット２０は、供給ユニット１０を傾斜して弾性支持する。前記支持ユニット２０は、薬剤（Ｍ）が供給される方向を基準に供給ユニット１０の入側が出側に向けて傾斜して供給ユニット１０を支持する。

一方、前記支持ユニット２０は、図２の図示のように、供給ユニット１０の入側を弾性支持するバネヒンジを含んで、支持ユニット２０の入側を弾性支持する。このようなバネヒンジを含んだ支持ユニット２０によって、供給ユニット１０の入側に重量が重い薬剤（Ｍ）が供給されても、薬剤（Ｍ）の流入を弾性支持させうる。

前記振動ユニット３０は、供給ユニット１０を振動させる。このような振動ユニット３０は、供給ユニット１０の一側に設けられて振動を発生させる振動子を含んで、供給ユニット１０に振動を伝達する。前記振動ユニット３０は、供給ユニット１０を振動させることによって、供給ユニット１０の入側から出側に向けて薬剤（Ｍ）が停滞されずに移動するようにガイドする。

前記振動ユニット３０及び支持ユニット２０が、いずれも供給ユニット１０の入側に位置しうる。支持ユニットのバネヒンジが、供給ユニット１０の入側を弾性支持している。したがって、振動ユニット３０の振動によって、供給ユニット１０は、入側から出側にその変形量が大きくなる。また、前記のように、前記支持ユニット２０が、前記薬剤が供給される供給方向を基準に前記供給ユニットの入側が出側に向けて下降するように傾斜して、前記供給ユニットを支持する。

これにより、供給ユニット１０の入側に流入された薬剤（Ｍ）が互いに積層されているとしても、その振動幅が大きくなるにつれて、供給ユニットの出側に行きながら、詰まりが解消されて、順次に１つずつ平行に移送されうる。これにより、簡便に薬剤が一列に排出される。
前記感知ユニット４０は、供給ユニット１０を経由する薬剤（Ｍ）を感知する。前記感知ユニット４０は、図２及び図３の図示のように、第１ないし第３センサー４１、４２、４３を含んで、供給ユニット１０内で薬剤（Ｍ）を感知する。

前記第１センサー４１は、薬剤（Ｍ）の供給方向（Ｓ）を基準に供給ユニット１０の入側に設けられて、供給ユニット１０に流入される薬剤を感知する。前記第２センサー４２は、薬剤（Ｍ）の供給方向（Ｓ）を基準に供給ユニット１０の出側に設けられて、供給ユニット１０から排出される薬剤（Ｍ）を感知する。そして、前記第３センサー４３は、第１及び第２センサー４１、４２の間に少なくとも１つ設けられて、供給ユニット１０を経由する薬剤（Ｍ）を感知する。

一方、前記第１ないし第３センサー４１、４２、４３によって感知された情報に基づいて、供給ユニット１０の出側に設けられたシャッター１２が選択的に動作する。具体的に、前記第１ないし第３センサー４１、４２、４３のうち少なくとも何れか１つのセンサーのうちから供給ユニット１０を経由する薬剤（Ｍ）の供給不良が感知されれば、シャッター１２が供給ユニット１０の出側を遮断させる。

前記第１ないし第３センサー４１、４２、４３は、それぞれ単一個で供給ユニット１０に設けられると図示するが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、前記第１ないし第３センサー４１、４２、４３が、供給ユニット１０の円周方向に互いに対向するように一対に設けられるか、複数個設けられるように、多様に可変可能であるということは当然である。それだけではなく、前記第３センサー４３は、供給方向（Ｓ）に対して平行に複数個設けられる変形例も可能であるということは当然である。

前記のような構成を有する本発明による薬剤包装用供給装置１の薬剤（Ｍ）供給方法を図１ないし図３を参考にして説明する。

図１の図示のように、前記支持ユニット２０によって弾性支持される供給ユニット１０の入側に薬剤（Ｍ）が流入されれば、感知ユニット４０の第１センサー４１が薬剤（Ｍ）の流入を感知する。前記供給ユニット１０に流入された薬剤（Ｍ）は、供給ユニット１０の傾いた角度と振動ユニット３０の振動とによって供給方向（Ｓ）に移動して、第３センサー４３を経由した後、供給ユニット１０の出側に移動する。前記供給ユニット１０の出側に移動した薬剤（Ｍ）は、開放されたシャッター１２によって供給ユニット１０から排出される。この際、前記供給ユニット１０の出側に設けられた第３センサー４３が排出される薬剤（Ｍ）を感知することによって、薬剤（Ｍ）の供給を感知させうる。

上述したように、本発明の望ましい実施形態を参照して説明したが、当該技術分野の熟練された当業者ならば、下記の特許請求の範囲に記載の本発明の思想及び領域から外れない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させうるということを理解できるであろう。

本発明は、病院、薬局、家庭、シルバータウンなどで使われる薬剤包装装置に適用可能である。

１ 薬剤包装用供給装置
１０ 供給ユニット
１１ 流入口
１２ シャッター
１３ シャッター駆動部
２０ 支持ユニット
３０ 振動ユニット
４０ 感知ユニット
４１ 第１センサー
４２ 第２センサー
４３ 第３センサー
Ｍ 薬剤
Ｐ 薬剤包装紙
Ｓ 供給方向

Claims (8)

1. 薬剤包装紙に薬剤を供給させる薬剤包装用供給装置において、
   薬剤が貯蔵された貯蔵手段と、
   前記貯蔵手段から前記薬剤が供給される入側及び前記薬剤が排出される出側を有し、入側と出側との間を連結する供給経路を提供するものであって、
   前記入側よりも出側が低く配された供給ユニットと、
   前記供給ユニットの入側を弾性支持する支持ユニットと、
   前記供給ユニットの入側よりも出側がさらに振幅が大きくなるように、前記供給ユニットを振動させる振動ユニットと、
   前記供給ユニットを経由する前記薬剤を感知する感知ユニットと、
   を含む薬剤包装用供給装置。
2. 前記供給ユニットは、断面が“Ｕ”字状である管状を有する請求項１に記載の薬剤包装用供給装置。
3. 前記支持ユニットは、前記薬剤が供給される供給方向を基準に前記供給ユニットの入側が出側に向けて下降するように傾斜して、前記供給ユニットを支持する請求項１に記載の薬剤包装用供給装置。
4. 前記支持ユニットは、前記供給ユニットの入側を弾性支持するバネヒンジを含む請求項１に記載の薬剤包装用供給装置。
5. 前記振動ユニットは、前記供給ユニットの入側に設けられた振動子を含む請求項１に記載の薬剤包装用供給装置。
6. 前記感知ユニットは、
   前記薬剤の供給方向を基準に前記供給ユニットの入側に設けられて、前記供給ユニットに流入される前記薬剤を感知する第１センサーと、
   前記薬剤の供給方向を基準に前記供給ユニットの出側に設けられて、前記供給ユニットから排出される前記薬剤を感知する第２センサーと、
   前記第１及び第２センサーの間に少なくとも１つ設けられて、前記供給ユニットを経由する前記薬剤を感知する第３センサーと、
   を含む請求項１に記載の薬剤包装用供給装置。
7. 前記感知ユニットによって感知された情報に基づいて、選択的に前記薬剤の排出を遮断させるシャッターが、前記薬剤の供給方向を基準に前記供給ユニットの出側に設けられる請求項１ないし請求項６のうち何れか一項に記載の薬剤包装用供給装置。
8. 前記入側と出側との間の傾斜は、振動が発生しない場合には、薬剤が供給ユニットの入側から他側に下降せず、振動によって下降する傾斜であることを特徴とする請求項１に記載の薬剤包装用供給装置。

Images