JP2018502714A - 底部換気型汚泥乾燥装置に適用される橋状部材および汚泥乾燥装置 - Google Patents

底部換気型汚泥乾燥装置に適用される橋状部材および汚泥乾燥装置 Download PDF

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Abstract

本開示は、汚泥乾燥装置(1)に適用される橋状部材(401)を提供する。装置(1)の乾燥室(6)の底部が平面状または凹面状の表面を有し、外部と連通する連通口(5)が平面状または凹面状の表面上に形成される。橋状部材(401)は、連通口(5)の長手方向に沿って連通口(5)の上方に跨設される。橋状部材(401)の両端は、連通口(5)の両端付近で乾燥室(6)の底部に固設されている。橋状部材(401)は、連通口(5)の幅方向に沿って連通口(5)を覆うことによって、橋状部材(401)と乾燥室(6)の底部との間に側方開口(402)を形成する。乾燥ガスは、連通口(5)と側方開口(402)との間に形成された湾曲経路を介して、外部から乾燥室(6)に流入することができる。橋状部材(401)の位置は、乾燥室(6)内に設けられた撹拌組立体(7)に対応する。撹拌組立体(7)は、回転軸(701)と、回転軸に固定された撹拌部(702)とを備え、回転軸(701)の回転中に、撹拌部(702)の先端の側縁を用いて、側方開口(402)付近の汚泥を掻き取るように構成されている。また、本開示は、橋状部材(401)を用いた汚泥乾燥装置(1)を提供する。

Description

分野
本開示は、汚泥乾燥分野および橋状部材に関し、特に一体式の底部乾燥型汚泥乾燥装置の乾燥室の底部に適用される橋状部材に関する。また、本発明は、橋状部材を用いた汚泥乾燥装置に関する。
背景
一般的には、汚泥乾燥装置は、乾燥室の底部または側面から乾燥ガスを乾燥室に導入することによって、汚泥を乾燥する。底部からの汚泥の漏出を防止するために、乾燥室の底部にスリットまたは小孔を形成することによって、スリットまたは小孔から乾燥ガスを乾燥室内に吹き込み、汚泥を乾燥すると共に、汚泥を上方に押し上げる。しかしながら、この乾燥方法は、少量の汚泥を乾燥することができるが、大規模な汚泥乾燥作業を行うことが困難である。
中国発明特許CN101186422Aは、循環式マルチ乾燥室流動床による汚泥乾燥方法を開示した。この方法に採用された、底部から高圧ガスを導入する流動床は、大量のエネルギーを消耗し且つ非効率的であり、連続的且つ大規模な汚泥乾燥処理を行うことが困難である。
本願の出願人によって出願され、特許された中国実用新案CN201000261Yは、低温汚泥乾燥装置を開示した。この乾燥装置は、一定量の汚泥を乾燥することができるが、底部の小孔から乾燥ガスを導入するため、多量の汚泥を乾燥すると共に、エネルギーを節約するいう目的を達成することが困難である。
本願の出願人により出願された中国特許出願第201510006479.4号は、底部乾燥式の汚泥乾燥装置を開示した。この汚泥乾燥装置において、第1乾燥室に配置された撹拌組立体が汚泥を撹拌する際に、乾燥ガスが底部に形成された連通口を通って第2乾燥室から第1乾燥室に流入し、下方から上方に沿って、底部上に置かれた汚泥を乾燥する。しかしながら、汚泥を乾燥する間に、汚泥は、連通口を詰まらせるまたは連通口を通って第2乾燥室に進入することが多い。その結果、乾燥ガスは、連通口を通って第1乾燥室にスムーズに流入することが困難となり、汚泥の乾燥が遅くなる。
上記の問題を解決するために、汚泥の乾燥効率を改善するための新しい底部構造を提供することが望ましい。
概要
本開示は、一体式の底部乾燥型汚泥乾燥装置の乾燥室の底部に適用される橋状部材を提供する。本発明の汚泥乾燥装置において、乾燥室の底部に連通口を形成することによって、外部の気体が乾燥室に流入することができる。連通口の上方に橋状部材を設けることによって、底部に置かれた汚泥が連通口を通って乾燥室から漏出することを防止し、乾燥ガスが乾燥室にスムーズに流入することを促進する。
本発明の汚泥乾燥装置において、橋状部材を連通口の上方に設けることによって、橋状部材と底部との間に側方開口が形成される。その結果、連通口と側方開口との間に湾曲経路が形成され、乾燥室からの汚泥の漏出を大幅に低減することができる。
本発明の汚泥乾燥装置において、乾燥室の底部は、平面状または凹面状の表面を有してもよく、橋状部材は、弓状部または板状部であってもよい。したがって、橋状部材と乾燥室の底部との間に形成された側方開口は、さまざまな形状を有してもよい。
本発明の汚泥乾燥装置において、連通口の長手方向と乾燥室の長手方向とは、交差または略直交しており、連通口の上方に跨設された橋状部材の長手方向は、連通口の長手方向と略平行である。さらに、底部上の橋状部材は、乾燥室内に設けられた撹拌組立体の撹拌部に対応するよう構成することができ、その結果、撹拌部のブレードまたはラチェットの掻き取り先端が側方開口付近の汚泥を掻き取ることができ、乾燥ガスが外部から乾燥室内によりスムーズに流入することができる。
本開示は、橋状部材を有する汚泥乾燥装置をさらに提供する。汚泥乾燥装置は、第1乾燥室と第2乾燥室との間に設けられた仕切板または底壁を含む。仕切板上の連通口の上方に橋状部材を設けることにより、第2乾燥室内の乾燥ガスが第1乾燥室内にスムーズに流入することができ、汚泥の乾燥効率を改善する。
本発明の乾燥装置は、実質的に一体式のものであってもよい。本発明の乾燥装置は、乾燥効率が高く、エネルギー消費量が少なく、設置面積が小さく、適応性が高いなどの利点を有し、現在の市場需要を完全に満たす。人口密度の高い都市には下水処理場が散在するため、既存の下水処理場の装置を最小限に改造して、本発明の一体式の汚泥乾燥装置を設置することができる。
本開示の汚泥乾燥装置および方法は、汚泥の高粘性、集塊の容易性および崩壊の困難性という問題を解決した。撹拌組立体内の撹拌部が第1乾燥室内の汚泥を絶えずに切断、破砕および撹拌すると共に、撹拌部のブレードまたはラチェットの掻き取り先端もしくはブレードまたはラチェットの先端に固定された掻き取り部材が側方開口付近の汚泥を掻き取ることによって、乾燥ガスと汚泥との接触頻度を高める。
以下、図面を参照しながら、詳細な説明を用いて、好ましい実施形態に係る本発明の構造、利点および効果を説明する。
底部乾燥型汚泥乾燥装置の乾燥室の底部の一部に位置する連通口の上方に設けられた橋状部材を示す立体概略図である。 底部の各連通口の上方に設けられた橋状部材を備えた汚泥乾燥装置の乾燥室を示す立体概略図である。 図2に示す乾燥室内に配置された撹拌組立体に対して橋状部材の位置を示す立体概略図である。 図3の円Aで囲まれた部分を示す拡大縦断面図である。 図3の円Aで囲まれた部分を示す拡大横断面図である。 図1に示したものと類似する橋状部材の別の実施形態を示す横断面図である。 本開示に係る橋状部材の別の実施形態を示す立体概略図である。 図7の線F−Fに沿って切断した橋状部材を示す横断面図である。 本開示に係る橋状部材の別の実施形態を示す立体概略図である。 図8の線G−Gに沿って切断した橋状部材を示す横断面図である。 図8の線g−gに沿って切断した橋状部材を上方から示す縦断面図である。 本開示に係る橋状部材の別の実施形態を示す立体概略図である。 図9の線I−Iに沿って切断した橋状部材を示す横断面図である。 本開示に係る橋状部材を使用する底部乾燥型汚泥乾燥装置の一部を示す縦断面図である。 図10の汚泥乾燥装置を示す横断面図である。 本開示に係る橋状部材を使用する底部乾燥型汚泥乾燥装置の乾燥室の別の好ましい実施形態を示す局所立体概略図である。 図12に示す乾燥室の底部の一部の連通口の上方に設けられた橋状部材を示す立体概略図である。 図10の円Bで囲まれた部分を示す拡大横断面図である。 図10の円Bで囲まれた部分を示す拡大縦断面図である。 本開示に係る橋状部材の別の実施形態を示す横断面図である。 本開示に係る橋状部材の別の実施形態を示す立体概略図である。 図15の線L−Lに沿って切断した橋状部材を示す横断面図である。 本開示に係る橋状部材の別の実施形態を示す立体概略図である。 図16の線M−Mに沿って切断した橋状部材を示す横断面図である。 図16の線N−Nに沿って切断した橋状部材を上方から示す縦断面図である。 本開示に係る橋状部材別の実施形態を示す立体概略図である。 図17の線P−Pに沿って切断した橋状部材を示す縦断面図である。
詳細な説明
図1は、一体式の底部乾燥型汚泥乾燥装置に使用される橋状部材の1つの好ましい実施形態を示している。図示のように、汚泥乾燥装置の乾燥室の底壁または底部4の一部に、底部を貫通するように連通口5を形成する。連通口5の上方に橋状部材401が設けられている。図2は、底部乾燥型汚泥乾燥装置の乾燥室6の底部4の連通口の上方に橋状部材を設ける好ましい実施形態を示し、図3は、図2の乾燥室6内に設けられた撹拌組立体7と橋状部材401との相対位置を示している。
図1〜3を参照して、乾燥室6の底部4は、平面状の表面を有する。外部からの乾燥ガスが乾燥室6に流入するように、底部4に1つ以上の連通口5を形成する。逆U字形の橋状部材401は、中央の水平部分(または水平板)と、水平部分の両端にそれぞれ接続された2つの平行な垂直部分(または垂直板)とを含み、水平部分は、底部4上の連通口5の上方に配置され、各垂直部分の端部は、底部4に固定されている。2つの端部は、溶接、リベット止め、ボルト止めまたは他の方法によって、乾燥室6の底部4に固定されてもよい。図1において、逆U字形の橋状部材401の垂直部分は、平面状の表面を有する底部4に対して実質的に垂直であり、橋状部材401の水平部分と底部4との間に側方開口402が形成される。橋状部材401が3つの線状板部を備え且つ隣接する2つの板部が互いに垂直であるため、橋状部材401と底部4との間に、2つの矩形状の側方開口402が形成される。
一体式の底部乾燥型汚泥乾燥装置において、乾燥室6の底部4に連通口5が形成されているため、乾燥を行う汚泥を投入して、底部4に配置した後、乾燥室内の撹拌組立体7による撹拌および乾燥室6に進入した乾燥ガスによる乾燥によって、一部の汚泥は、連通口5を介して乾燥室6から落下または漏出する可能性がある。このことは、乾燥室6に進入する乾燥ガスの流れを妨げるだけでなく、汚泥乾燥プロセスの制御にも悪影響をもたらす。連通口5の上方に橋状部材を設けることによって、汚泥の漏出を大幅に低減することができる。図示のように、撹拌組立体7は、回転軸701と、回転軸701に固定され、汚泥を撹拌するための1つ以上の撹拌部702とを備える。撹拌組立体7は、乾燥室の長手方向Gと平行になるように乾燥室6内に水平に設けられている。回転軸701の両端は、乾燥室の対向端壁の穴201にそれぞれ設けられている。乾燥室6の底部4には、複数の長方形の連通口5が、乾燥室の長手方向Gに沿って離間して設けられている。連通口5の長手方向は、乾燥室の長手方向Gと交差または略直交する。連通口5の上方に跨設された橋状部材401の長手方向は、連通口5の長手方向と略平行である。橋状部材401の水平部の長さは、連通口5の長さよりも長くてもよく、同様であってもよい。したがって、橋状部材401は、連通口5の長手方向に沿って、橋のように連通口5を跨ぐことができる。撹拌組立体7の複数の撹拌部702は、複数の連通口と概ね同様の数および同様の間隔を有するように構成されている。連通口5の長手方向は、撹拌組立体7の回転軸701と交差または略直交する。したがって、橋状部材401と底部4との間に形成される側方開口の開口方向と撹拌組立体7の回転軸701とは、略平行である。撹拌組立体7の各撹拌部702は、橋状部材401と千鳥状に配置されている。すなわち、撹拌部は、側方開口402の前面領域に面する。換言すれば、撹拌組立体7の各撹拌部702の先端または外周の側縁は、橋状部材401の側方開口402に近接している。これによって、撹拌部702は、回転軸701を中心にして回転するときに、少なくとも1つの側方開口402付近の汚泥を掻き取ることができる。図4および5に示すように、撹拌組立体7の撹拌部702の1つのブレードまたはラチェット703は、橋状部材401と底部4との間の側方開口402付近の汚泥を掻き取る位置に位置している。外部からの乾燥ガスは、連通口5に流入した後、迂回して側方開口402を通過して、すなわち連通口5と側方開口402との間に形成された湾曲経路を通過して、乾燥室に流入する。換言すれば、撹拌組立体7の撹拌部702の1つのブレードまたはラチェット703は、当該ブレードまたはラチェット703の先端が底部4および側方開口402の前面領域を掃くのに十分な長さを有するように構成される。
連通口5は、図示では矩形状を有するが、台形、三角形、弓形、円形などさまざまな形状を有してもよい。また、連通口5と橋状部材401とは、同様の数を有しなくてもよく、必要に応じて構成されてもよい。連通口5の長手方向は、撹拌組立体7の回転軸701と交差または略直交する。連通口5の長手方向に沿って連通口5の上方に跨設された橋状部材401の水平部分は、幅方向に沿って連通口5の全部または一部を覆ってもよい。すなわち、撹拌組立体7の撹拌部702が回転時に橋状部材401と底部4との間に形成された側方開口402付近の汚泥を掻き取ることができる限り、橋状部材401は、連通口5の幅の一部を覆ってもよい。図4および5に示すように、逆U字形の橋状部材401は、長手方向に沿って連通口5の上方に跨設され、橋状部材の幅方向に沿って橋状部材の側面と底部4との間には、2つの側方開口402が形成されている。2つの側方開口402の開口方向は、撹拌組立体7の回転軸701に平行である。図示は、1つの側方開口402に隣接して設けられた撹拌部702を示しているが、2つの橋状部材の間に撹拌部を設けてもよい。この場合、撹拌部702もしくは撹拌部のブレードまたはラチェットの幅は、対向する2つの側方開口402の間の汚泥を掻き取るように、2つの橋状部材401の間の距離よりも僅かに小さい。
本開示の他の実施形態において、橋状部材401の幅方向に、すなわち、橋状部材の一方側に、阻流板403を設けることによって、一方の側方開口402をブロックし、他方の側方開口402を開放のままにする。これによって、乾燥ガスは、一方向に沿って、乾燥室6内に流入することができる。図6に示すように、阻流板403は、乾燥ガスの流れを阻止するように、橋状部材401の側方開口402内に配置される。これによって、撹拌組立体7の撹拌部702は、側方開口402の一方側付近の汚泥を掻き取るだけでよい。このように阻流板403を配置することによって、乾燥ガスは、一方向に沿って、側方開口402から第1乾燥室6aに進入し、乾燥ガスが反対側の開口から乾燥室6に進入することを防止し、汚泥が乾燥室から漏出することを回避する。
図7および7Aは、本開示の橋状部材の別の実施形態を示している。2つの側方開口402をブロックするように、橋状部材401の両側に2つの阻流板403aおよび403bをそれぞれ設け、1つの阻流板403aは、一方の側方開口402を完全にブロックし、他方の阻流板には、乾燥ガスが通過できる孔404を開設している。孔404を有する阻流板403bは、側方開口を小さくするために設けられている。これによって、汚泥が側方開口402から連通口5までの湾曲経路を介して、乾燥室6の外部に漏出することをより効率的に防止することができる。
図8、8Aおよび8Bは、本開示の橋状部材401の別の実施形態を示している。阻流板403を用いて、橋状部材401の一方側の側方開口402を完全にロックし、他方の側方開口402内に複数のフェンス板405を設ける。複数のフェンス板405は、橋状部材401の長手方向に沿って互いに離間される。各々のフェンス板405は、側方開口402の開口方向、すなわち、ハウジングの長手方向Gに対して一定の角度、好ましくは0〜85°の角度、より好ましくは30〜60°の角度を有する。これによって、複数のフェンス板405のうち隣接する2つのフェンス板405の間には、側方開口402の開口方向に対して一定の角度を有するスリット404bが形成される。これによって、汚泥がスリット404b(または側方開口402)から連通口5までの湾曲経路を介して、乾燥室6の外部に漏出することをより効率的に防止することができる。
図9および9Aは、本開示の橋状部材401の別の実施形態を示している。橋状部材401の各垂直部分4011は、横方向に垂直な一辺を有する台形形状を有する。台形の上底4012は、連通口5を跨ぐ橋状部材401の短い水平部分である。台形の他の側辺は、傾斜部分4013および垂直部分4014の2つの直線部分によって形成された折線である。したがって、橋状部材の幅方向の阻流板403、すなわち、一側辺の阻流板403は、橋状部材の垂直部分4011の折線側辺に対応する湾曲板である。底部4に隣接する湾曲した阻流板の部分は、短い垂直部分であり、橋状部材401の水平部分に隣接する部分は、傾斜部分である。換言すれば、湾曲した阻流板403は、より短い垂直部分4014を橋状部材401の垂直部分4011の傾斜部分4013と一致するように構成される。これによって、橋状部材401の垂直部分4011の垂直な一辺側の側方開口402を開放のままに維持する。このように、阻流板を湾曲するように構成する場合、撹拌組立体7によって、阻流板を設けられた側から、汚泥を側方開口を開放のままに維持した側に移動させることが容易になり、汚泥の漏出を防止すると共に、阻流板のブロックに起因する汚泥の蓄積を低減する。
図10は、本開示の底部乾燥型汚泥乾燥装置の1つの好ましい実施形態を示している。図11は、図10の汚泥乾燥装置の横断面図であり、一体式の汚泥乾燥装置を概略的に示している。底部乾燥型汚泥乾燥装置1は、ハウジングを備え、ハウジングには、ハウジングの空間を2つの室、すなわち、第1乾燥室6aおよび第2乾燥室6bに区画する仕切板4が設けられている。仕切板4には、第1乾燥室6aおよび第2乾燥室6bを連通するための連通口5が形成されいる。これによって、乾燥ガスは、第2乾燥室6bから第1乾燥室6aに流入することができる。図示には、第1乾燥室6aおよび第2乾燥室6bは、上下に配置されているが、さまざまな態様で配置されてもよい。ハウジングは、本体2と、上蓋(または蓋)3と、底板4aとを備える。本体2の上部、上蓋3および仕切板4は、第1乾燥室6aを形成し、本体2の下部、仕切板4および底板4aは、第2乾燥室6bを形成する。しかしながら、ハウジングは、さまざまな部材またはさまざまな方法で形成されてもよい。例えば、本体2の上部を仕切板4と一体に形成し、仕切板の上面を第1乾燥室6aの底部とし、本体2の下部を仕切板4に固定し、仕切板の下面を第2乾燥室6bの頂部として使用してもよい。また、本体2の下部を仕切板4と一体に形成してもよく、底板4aを設けず、本体2を地面に設けてもよい。本体2は、矩形の形状を有するが、正方形、多角形、楕円形または他の形状を有してもよい。
図示のように、ハウジングの上蓋3には、乾燥を行う汚泥を第1乾燥室に導入するための投入口8と、汚泥を乾燥した排気ガスまたは乾燥ガスを排出するための排気口10とが設けられる。投入口8から離れた仕切板4付近の本体2の上部の端壁には、乾燥した汚泥を排出するための排出口9が設けられている。別の実施形態において、必要に応じて、第1乾燥室の投入口8および排気口10は、本体2および上蓋3のいずれか一方の任意の位置に、すなわち、第1乾燥室6aの上部の任意の位置に設けられてもよい。同様に、排出口9は、側壁および端壁を含む本体2の上部の任意の位置に、すなわち、第1乾燥室6aの周壁の任意の位置に設けられてもよい。
仕切板4には、複数の矩形の連通口5が間隔を空けて形成され、各連通口の上方には、橋状部材401が設けられている。連通口5は、さまざまな形状、例えば、台形、矩形、三角形、弓形および円形を有してもよい。連通口5は、1つであってもよく、複数であってもよい。換言すれば、連通口5の形状または数に制限がなく、必要に応じて設けることができる。連通口の形状に応じて、連通口の上方に設けられた橋状部材を変更してもよい。複数の連通口5は、ハウジングの長手方向Gに沿ってグループに分けられ、各グループの連通口5は、互いに離間している。各連通口5の長手方向は、ハウジングの長手方向Gと交差しており、好ましくはハウジングの長手方向Gと直交する。
図12は、第1乾燥室に設けられた撹拌組立体の好ましい実施形態を示している。この実施形態において、汚泥を撹拌するための2つの撹拌組立体7a、7bは、ハウジングの長手方向Gに沿って、互いに平行に配置されている。2つの撹拌組立体7a、7bが同様または類似の構成を有するため、2つの撹拌組立体のうちの1つ、例えば、撹拌組立体7aについて説明する。撹拌組立体7aは、回転軸701aと、回転軸701aに固定され、汚泥を撹拌するための撹拌部702aとを備えている。撹拌部702aは、4つのブレードまたはラチェット703aを含み、各ブレードまたはラチェット703aは、回転軸701aから径方向外側に延在する。したがって、回転軸701aと共に回転する撹拌部702aは、輪郭上、プロペラのブレードと類似している。しかしながら、撹拌部702aの形状は、これに限定されず、歯車の形状と同様に形成されてもよい。回転軸701a上に1つ以上の撹拌部702aを設けてもよく、各撹拌部702aが1つ以上のブレードまたはラチェット703aを備えてもよい。また、各撹拌部702aの複数のブレードまたはラチェット703aは、回転軸701aから異なる長さで延在してもよい。複数の撹拌部702aのうち少なくとも1つの撹拌部は、より長いブレードまたはラチェットを有してもよく、他の撹拌部は、より短いブレードまたはラチェットを有してもよい。図示のブレードまたはラチェットは、溶接によって回転軸701aに固定されているが、ボルト締め、リベット止めまたは他の固定方法によって固定することができる。例えば、ブレードまたはラチェットは、軸帯、軸鞘または軸頭(図示せず)に接続または固定され、その後、回転軸701aに取り付けられてもよい。回転軸701aの両端部は、軸受を介して本体2の対向端壁に設けられた穴201aおよび201bにそれぞれ取り付けられてもよい。
乾燥ガス(図中の矢印を参照)が仕切板4内の連通口5を介して第2乾燥室6bから第1乾燥室6aに流入し、汚泥を乾燥してから排気口10を介して排出されるため、汚泥と接触する機会が多くなる。しかしながら、投入口8を介して乾燥を行う汚泥を第1乾燥室6aに供給し、仕切板4に堆積した後、撹拌組立体7a、7bの撹拌部702a、702bによる撹拌および乾燥ガスによる作用によって、汚泥の一部が連通口5を介して第1乾燥室6aから第2乾燥室6bに落下または漏出する可能性がある。汚泥の漏出を低減するために、連通口5の上方に橋状部材401を設ける。このように、橋状部材401を用いて、連通口を介して第2乾燥室6bに漏出する汚泥を防止することができる。図10〜12に示すように、第1乾燥室6aと第2乾燥室6bとの間の仕切板4は、湾曲板であってもよく、上面が凹んだ板であってもよい。ハウジングの長手方向Gから見た場合、仕切板4の断面形状は、下方に湾曲するまたは凹む上面を有する。換言すれば、凹んだ湾曲部分は、第1乾燥室6aから第2乾燥室6bに下方に突出する、すなわち、第1乾燥室6aは、凹んだ底部を有する。したがって、仕切板は、ハウジングの長手方向Gに沿って凹んでいる。図示のように、2つの撹拌組立体7a、7bに各々面する仕切板4の湾曲部分は、凹んでおり、好ましくは、各凹部が撹拌部702aまたは702bに対応する。各凹部の形状は、円弧状であってもよい。連通口の上方に設けられた橋状部材は、平坦板、湾曲板、ヘリンボン板などであってもよい。さらに、橋状部材401を1つ以上の連通口5の上方に設けてもよい。連通口の数と橋状部材の数とは、同様でなくてもよい。
橋状部材401は、連通口5の長手方向に沿って連通口5を跨ぎ、且つ連通口5の長手方向と略平行になるように構成される。橋状部材401は、連通口5よりも長いため、連通口5の長手方向に沿って、橋のように連通口5の上方に橋設することができる。橋状部材401の両端は、連通口の端縁付近の仕切板4に各々固定される。上述したように、橋状部材401の中間部分が連通口5の上方に位置しているため、橋状部材401と仕切板4との間に側方開口402を形成する。側方開口402は、橋状部材401の一方側に形成されてもよく、橋状部材401の両側に各々形成されてもよい。連通口5の上方に設けられた橋状部材401は、第1乾燥室6aから第2乾燥室6bに落下または漏出する汚泥を低減するが、側方開口付近に堆積された汚泥は、第2乾燥室6bから第1乾燥室6aに流入する乾燥ガスを妨げる。乾燥ガスの流動を促進するために、撹拌部702a、702bのブレードまたはラチェット703a、703bは、橋状部材401の側方開口402付近の汚泥を掻き取ることができるように設計されている。各回転軸701a、701bに設けられた撹拌組立体7a、7bの撹拌部702a、702bの間隔は、仕切板4上の各列の複数の連通口または橋状部材間の距離によって決定される。これによって、回転軸の回転中に、各撹拌部702a、702bの長いブレードまたはラチェット703a、703bの先端の側縁もしくはブレードまたはラチェット703a、703bに取り付けられた掻き取り部材704a、704bの先端の側縁は、橋状部材401の側方開口402付近の汚泥を掻き取る。また、円盤状または歯車状の撹拌部の場合、外周または頂端上の突起または歯の側縁を用いて、汚泥を撹拌してもよい。図示のように、2つの撹拌組立体7a、7bは、第1回転軸701a上の第1撹拌部702aと第2回転軸701b上の第2撹拌部702bとが間隔を空けて隔てられた2列の連通口5またはその上方に設けられた橋状部材401に各々対応するように、構成されてもよい。連通口5を介して第2乾燥室6bから第1乾燥室6aに乾燥ガスをスムーズに流入させるために、撹拌組立体7a、7bの撹拌部702a、702bのブレードまたはラチェット703a、703bを、十分な長さを有するように設計してもよい。これによって、撹拌部702a、702bが回転軸701a、701bと共に回転するときに、ブレードまたはラチェットの先端の側縁は、側方開口402付近の汚泥を掻き取ることができる。一般的に、複数の撹拌部702a、702bのうち少なくとも1つは、先端で汚泥を掻き取ることができる少なくとも1つのブレードまたはラチェット703a、703bを有してもよい。また、撹拌部702a、702bの数と、連通口5の数またはその上方に設けられた橋状部材401の数とは、同様でなくてもよい。
別の実施形態において、撹拌組立体7は、回転軸701と、回転軸に固定された撹拌部702とを備え、撹拌部702は、ブレードまたはラチェット703を有する。ブレードまたはラチェット703の先端は、汚泥を掻き取ることができる。2つの撹拌部702のブレードまたはラチェット703に、掻き取り部材を取り付けてもよい。掻き取り部材を取り付けたブレードまたはラチェットは、他のブレードまたはラチェットと同様の長さを有する。ブレードまたはラチェットに取り付けられた掻き取り部材は、他のブレードまたはラチェットの先端と同様に機能する。さらに別の実施形態において、撹拌部702のブレードまたはラチェットを異なる長さに形成してもよく、必要に応じて、より短いブレードまたはラチェットに、例えばその先端に掻き取り部材を取り付けてもよい。
図13および13Aは各々、図10の円Bで囲まれた一部の橋状部材の立体図および断面図を示している。これらの図は、連通口、連通口の上方に設けられた橋状部材、および橋状部材と仕切板との間に形成された側方開口に位置している撹拌組立体のブレードまたはラチェットの掻き取り先端を示している。連通口5は、凹面状の表面を有する仕切板に形成され、平坦板状の橋状部材401は、連通口の上方に設けられている。回転軸に固定された撹拌部702が橋状部材401に対応して設けられているため、撹拌部702のブレードまたはラチェット703の掻き取り先端の側縁または撹拌部702のブレードまたはラチェットに固定された掻き取り部材の先端の側縁は、橋状部材401の側方開口402に面する。これによって、撹拌部702は、回転時に、橋状部材401の側方開口402付近の汚泥を掻き取ることができ、連通口5に流入した乾燥ガスは、側方開口402を介して第1乾燥室6aにスムーズに進入することができる。撹拌部702a、702bのブレードまたはラチェットは、汚泥の掻き取りに加えて、汚泥を切断、破砕および撹拌するように機能する。さらに、掻き取り先端を有するまたはその先端に固定された掻き取り部材を有する撹拌部のブレードまたはラチェットを2つの橋状部材401の間に設置することができる。これによって、ブレードまたはラチェットの先端の側縁もしくはブレードまたはラチェットに固定された掻き取り部材の先端の側縁は、2つの橋状部材401の対向する側方開口402付近の汚泥を掻き取ることができる。
図13Bは、ハウジングの長手方向から見た仕切板上の図13Aの橋状部材の位置を示している。撹拌部のブレードまたはラチェット703の先端は、乾燥室の底部に近接している。掻き取る範囲において、ブレードまたはラチェット703の先端と仕切板との間の距離は、実質的に等しい。理解すべきことは、撹拌組立体の回転軸または回転軸を取り付けるための孔をハウジングの垂直方向に沿って調整する場合、回転軸の軸とブレードまたはラチェットの先端との間の距離rが変化する。したがって、ブレードまたはラチェットの長さを選択することによって、ブレードまたはラチェットの先端と仕切板との間の距離を決定し、掻き取る汚泥の量を決定することができる。換言すれば、回転軸の軸線と撹拌部の最も長いブレードまたはラチェットの先端との間の距離rが湾曲した仕切板の下方に凹む円弧状領域の半径Rよりも小さくなるように、撹拌組立体の寸法を選択することができる。撹拌組立体7a、7bの回転軸701a、701bがハウジングの長手方向Gに平行に配置されているため、回転軸は、連通口5の長手方向と交差または直交する。したがって、側方開口402の開口方向は、回転軸の軸方向またはハウジングの長手方向Gと実質的に平行である。乾燥ガスは、連通口5に流入した後、側方開口を迂回してから第1乾燥室6aに到達する。同様に、汚泥も、側方開口402と連通口5との間に形成された湾曲経路を通らないと、第1乾燥室6aから第2乾燥室6bに漏出できない。これによって、汚泥の漏出量を大幅に低減する。側方開口402付近の汚泥を掻き取ることによって、汚泥の漏出量を低減すると共に、乾燥ガスの流動を加速することができ、汚泥の乾燥効率を改善することができる。
図示のように、千鳥状に配置された2つの撹拌組立体7a、7bにおいて、第1回転軸701a上に設けられた第1撹拌部702aのブレードまたはラチェットの掻き取り先端もしくはブレードまたはラチェットに固定された掻き取り部材の先端は、第2回転軸701bに近接し、且つ隣接する2つの第2撹拌部702bの間に位置する。逆も同様である。これによって、第1回転軸701aと第2回転軸701bとの間の距離を短くすることができ、第1撹拌部702aと第2回転軸701bとの間の干渉を防止することもできる。別の実施形態において、同一の回転軸上の2つの隣接する撹拌部をグループ化し、第1回転軸701a上の各撹拌部グループ702aと第2回転軸701b上の各撹拌部グループ702bとを千鳥状に配置し、且つ、第1回転軸701a上の各撹拌部グループ702aを第2回転軸701b上の隣接する2つの撹拌部グループ702bの間に配置する。さらに別の実施形態において、同一の回転軸上の3つの隣接する撹拌部をグループ化し、一回転軸上の各撹拌部グループと他の回転軸上の各撹拌部グループとは、千鳥状に配置される。撹拌部がどのように回転軸上に配置されても、撹拌部の大部分を複数の連通口5またはその上方の橋状部材401に各々対応するようにしなければならない。これによって、撹拌部702a、702bのブレードまたはラチェット703a、703bの掻き取り先端もしくはブレードまたはラチェットに固定された掻き取り部材704a、704bの先端は、橋状部材401の側方開口402付近の汚泥を掻き取ることができ、それによって乾燥ガスが第1乾燥室6a内にスムーズに流入することができる。簡潔に言えば、仕切板上の連通口または橋状部材の位置は、回転軸上の撹拌部の位置と相関する。
第1撹拌組立体7aおよび第2撹拌組立体7bの回転軸701a、701bの一端には、伝動装置(図示せず)に接続された動力入力部が設けられている。外部の動力装置は、伝動装置を駆動することによって、回転軸701a、701bを順次に回転させる。回転軸701a、701b上の動力入力要素、例えば歯車またはベルトプーリ18aは、回転軸701a、701bのうち1つを回転させることによって、他方を回転させる。第1回転軸701aおよび第2回転軸701bは、互いに反対方向に回転してもよく、共に同一方向に回転してもよい。
側方開口402の形状は、橋状部材401の形状および仕切板の凹み上面に依存する。好ましくは、仕切板4の凹み部分の断面形状は、各撹拌組立体7a、7bの撹拌部702a、702bのブレードまたはラチェット703a、703bの掻き取り先端もしくはブレードまたはラチェットに固定された掻き取り部材704a、704bの先端の回転軌跡と一致する。例えば、橋状部材401が平坦板であり、仕切板4の凹み部分が円弧状である場合、側方開口402は、三日月形状を有する。好ましくは、撹拌組立体に面する湾曲面仕切板の円弧状凹み部分の半径Rは、回転軸の軸線と撹拌部の先端との間の距離rよりも僅かに大きい。
図10および11を参照して、第2乾燥室6bは、本体2の下部に設けられた給気口15を含む。すなわち、給気口15は、第2乾燥室6bの側壁または底部に設けられ、汚泥を乾燥する乾燥ガスを第2乾燥室6bに導入する。給気口は、1つであってもよく、複数であってもよい。仕切板4上の連通口5の上方に設けられた橋状部材401および撹拌部702a、702bのブレードまたはラチェットの掻き取り先端もしくはブレードまたはラチェットに固定された掻き取り部材704a、704bの先端による橋状部材401の側方開口402付近の汚泥の掻き取りによって、第1乾燥室6aから第2乾燥室6bに落下する汚泥の量を低減したが、一部の汚泥が側方開口402と連通口5との間に形成された湾曲経路を通って第2乾燥室6bに漏出する可能性がある。第2乾燥室6bに漏出した汚泥を除去するために、本体の下部の一端に掃除口15aを設ける。すなわち、掃除口15aは、第2乾燥室6bの底部に近い端壁に設けられている。掃除口15aは、第2乾燥室6bに蓄積された汚泥を除去するためのものである。また、掃除口15aは、側壁と端壁を含む周壁に設けられてもよく、底部に設けられてもよい。排出組立体25が、底板4aに近接して第2乾燥室6bに設けられている。排出組立体25は、螺旋コンベヤであってもよく、または帯式コンベヤ、チェーンコンベヤ、ガスコンベヤなどであってもよい。螺旋コンベアは、回転軸25aと、回転軸25aに固定された螺旋25bとを有する。回転軸25aは、本体2の下部の端壁に支持されている。回転軸25aの一方の端部は、動力入力要素に接続され、他方の端部は、掃除口15a内に延在している。回転軸25aが伝動装置の駆動により回転すると、螺旋25bは、汚泥を第2乾燥室6bの一端に設けられた掃除口15aに搬送し、ハウジングから排出する。第2乾燥室6bの断面は、略漏斗状を有する。第2乾燥室6bの側壁、すなわち、本体2の下部の側壁は、底板4aに向かって徐々に狭くなる。底板4a近くの狭窄部の形状は、円弧または半円である。円弧または半円の半径は、螺旋25bの外周の回転軌跡の半径よりも僅かに大きい。これによって、第2乾燥室6bの底部に、円弧状の断面を有する長手通路またはチャネルが形成される。側方開口402を通って第1乾燥室6aから漏出した汚泥は、円弧状断面の長手通路に蓄積され、長手通路内に設けられた螺旋コンベアによってハウジングから容易に排出される。また、第2乾燥室6bに漏出した汚泥は、第2乾燥室6b内の乾燥ガスによって再乾燥または二次乾燥され、汚泥の含水量をさらに低減することができる。別の実施形態において、本体2の下部の側壁には、排出口と、排出口を閉塞するための脱着板とを設けてもよい。第2乾燥室6bに汚泥が過剰になる場合、脱着板を取り外して、汚泥を除去することができる。これによって、第2乾燥室6b内の乾燥ガスのスムーズな流れを保証することができる。第2乾燥室6bを密閉状態に維持するため、掃除口15aの外側に可動阻流板29を設けることによって、乾燥ガスの漏れを防止することができる。汚泥を排出するときに、可動阻流板29は、開放される。
図11を参照して、汚泥乾燥装置1は、図10に示されていない送風装置12をさらに備える。送風装置12は、配管12aおよび給気口15を介して第2乾燥室6bと連通し、乾燥ガスを第2乾燥室6bに吹き込む。また、汚泥乾燥装置1は、吸引装置13をさらに備えてもよい。吸引装置13は、配管13aおよび排気口10を介して第1乾燥室6aと連通する。第2乾燥室6bに搬送された乾燥ガスは、熱ガス、化学物質を含むガス、熱風、常温ガスまたは低温ガスなどの乾燥媒体であってもよく、特別に調製された乾燥媒体であってもよい。送風装置12は、第2乾燥室6bに流入する乾燥ガスの速度を加速し、吸引装置13は、第1乾燥室6aからの排ガスの流出を促進する。典型的には、送風装置は、送風機またはファンであってもよく、吸引装置は、吸気ファンであってもよい。送風装置12に代えて、加圧装置を使用して、所定の圧力で乾燥ガスを第2乾燥室6bに搬送し、高速で乾燥ガスを第1乾燥室6aに流入させる。同様に、吸引装置13に代えて、減圧装置を使用して、排ガスの流動を加速し、汚泥の乾燥効率を向上させることができる。
汚泥の乾燥を促進するために、第2乾燥室6bに搬送される乾燥ガスを加熱してもよい。加熱装置(図示せず)は、送風装置の上流側または下流側に単独に設けられてもよく、送風装置と一体に形成されてもよい。加熱後の乾燥ガスは、送風装置または加圧装置によって第2乾燥室6bに搬送され、第2乾燥室内の汚泥を再乾燥することができる。加熱された乾燥ガスが第2乾燥室6bに落下または漏出した汚泥を再乾燥すると共に、一部の熱が金属製の本体2および仕切板4を介して仕切板4上に堆積されている汚泥に伝わり、第1乾燥室6a内の汚泥を補助的に乾燥する。
図14は、図6の橋状部材に類似する橋状部材の別の実施形態を示している。具体的には、橋状部材401の幅方向に阻流板403を設けることによって、一方の側方開口402をブロックし、他方の側方開口402を開放のままにする。これによって、乾燥ガスは、一方向に沿って、乾燥室6内に流入することができる。阻流板403は、乾燥ガスの流れを阻止するように、橋状部材401の長手方向に沿って、側方開口402内に配置される。これによって、撹拌組立体7の撹拌部702は、他方の側方開口402付近の汚泥を掻き取るだけでよい。このように阻流板403を配置することによって、乾燥ガスは、一方向に沿って、側方開口402から第1乾燥室6aに進入し、乾燥ガスが反対側の開口から乾燥室6に進入することおよび汚泥が乾燥室から漏出することを防止する。 図15および15Aは、図7および7Aの橋状部材に類似する橋状部材の別の実施形態を示している。具体的には、橋状部材401の幅方向に沿って、2つの阻流板403aおよび403bを用いて、2つの側方開口402をブロックし、一方の阻流板403bには側方開口402よりも小さい孔404を開設する。
図16、16Aおよび16Bは、図7、7Aおよび8、8Aの橋状部材に類似する橋状部材の別の実施形態を示している。具体的には、橋状部材401の幅方向、すなわち側方開口の開口方向に沿って第1阻流板403aを設けることによって、橋状部材401の一方の側方開口402をブロックすると共に、第2阻流板403bを他方の側方開口402をブロックするように設ける。第2阻流板403bには、孔404aを開設している。孔404aは、三日月の形状を有してもよく、矩形、楕円形などの他の形状を有してもよい。孔404a内には、複数のフェンス板405が垂直に設けられる。各フェンス板405は、ハウジングの長手方向Gに対して一定の角度を有する。これによって、隣接する2つのフェンス板の間に、孔404aの開口方向、すなわち、ハウジングの長手方向Gに対して一定の角度αを有するスリット404bが形成される。したがって、複数のスリット404bを通って流れる乾燥ガスの方向と、側方開口402または孔404aを通って流れる乾燥ガス方向とは、角度αを形成する。この角度は、好ましくは0〜85°であり、より好ましくは30〜60°である。これによって、汚泥がスリット404bから連通口5までの湾曲経路を介して、乾燥室6の外部に漏出することを防止することができ、乾燥ガスが第1乾燥室6aにスムーズに流入することを保証することができる。さらに、阻流板403aまたは403bに小さい貫通孔の配列を形成することによって、汚泥の漏出を回避することができる。
図17および17Aは、本開示の橋状部材の別の実施形態を示している。橋状部材401は、長手方向に沿って、連通口5付近の底部4の円弧状凹み部分の曲率よりも小さい曲率で下方に湾曲した板である。各橋状部材401は、連通口5の上方に斜めに配置されている。図17Aに示すように、橋状部材401の幅方向に沿って、橋状部材401の左側縁または前側縁は、右側縁または後側縁よりも高い。橋状部材401の左側または前側の部分は、連通口5の左側または前側の一部を覆い、橋状部材401の右側または後側の部分は、連通口5の右側または後側の一部を覆っている。すなわち、各橋状部材401は、乾燥室の長手方向に沿って、隣接する2つの連通口5の上方に斜めに設けられ、より高い前側縁は、前方の連通口5の上方まで延在し、より低い後側縁は、後方の連通口5の上方まで延在する。複数の橋状部材401は、乾燥室の長手方向に沿って配置され、隣接する2つの橋状部材401は、後者の橋状部材のより高い前側縁が前者の橋状部材のより低い後側縁の上方に位置するように配置される。これによって、隣接する2つの橋状部材は、部分的に重なることによって、重なる区域に湾曲スリットを形成する。湾曲スリットは、乾燥室の長手方向に対して、例えば20〜60°の鋭角を有してもよい。
上述したように、湾曲底部に設けられた橋状部材は、平坦板に限定されず、さまざまな形状の板を含んでもよい。例えば、前述したように、湾曲底部に設けられた橋状部材401は、1つの垂直部分と1つの湾曲部分との組み合わせ、または2つの垂直部分と1つまたは2つの湾曲部分との組み合わせ、または弓形に湾曲した板であってもよい。例えば、橋状部材は、長手方向の両端に2つの短い水平直線部分と、中央の隆起円弧または凹み円弧部分とを有してもよい。2つの直線部分からなるヘリンボン形の橋状部材401は連通口5の上方に設けられてもよい。明らかには、橋状部材がどのような形状を有しても、平面状または凹面状の底部4に設けられた場合、橋状部材401と底部4との間に形成された側方開口402またはスリット404の開口方向を、乾燥室6の長手方向に対して実質的に平行であるまたは鋭角を形成するように保証しなければならない。これによって、乾燥室内の撹拌組立体の撹拌部702の先端は、側方開口402またはスリット404付近の汚泥を掻き取ることができる。さらに、撹拌組立体に面する第1乾燥室内の湾曲底部4の凹み円弧部分の曲率を撹拌組立体7の撹拌部702の先端の回転軌跡の曲率に近似させてもよい。すなわち、撹拌組立体7に対向する湾曲底部の円弧部分の半径は、撹拌部の先端の回転軌跡の半径よりも僅かに大きい。これにより、橋状部材の配置を容易に行うことができ、撹拌される汚泥の回収も容易になり、汚泥の乾燥を促進することができる。
図6および14に示すように、本開示の橋状部材401の一方側に垂直な阻流板403を設けることによって一方の側方開口402をブロックしたが、この阻流板は、傾斜板または湾曲板であってもよい。例えば、図9Aに示された橋状部材401の両端に設けられ、横方向に台形形状を有する垂直部分4011の底部4に隣接する短い垂直部分4014の代わりに、橋状部材401の水平部分に隣接する傾斜部分4013を底部4まで延在してもよい。また、湾曲辺を用いて、台形の短い垂直部分および傾斜部分を置換することもできる。したがって、橋状部材401の水平部分から底部4まで延在する傾斜板または湾曲板を用いて、阻流板403を置換することができる。以下のような撹拌組立体を乾燥室6に設けることができる。具体的には、この撹拌組立体は、側方開口402付近の汚泥を掻き取ると共に、乾燥室の長手方向に沿って汚泥を押す。この場合、阻流板403は、汚泥が押される方向とは反対方向に位置する側方開口402をブロックする。乾燥後の汚泥を乾燥室6の一端に設けられた排出口9から排出するために、撹拌組立体は、側方開口付近の汚泥を掻き取ると共に、汚泥を排出口9に向かって押すことができる。撹拌組立体が汚泥を押している間、阻流板403が側方開口402から連通口5までの湾曲経路をブロックするため、湾曲経路を介して乾燥室6から汚泥の落下または漏出を防止することができる。また、留意すべきことは、前述した橋状部材は、対応する任意の仕切板に適用することができることである。例えば、図10および11に示された凹面状の仕切板を平面状の仕切板で置換する場合、平面状の仕切板に対応する全ての橋状部材を使用することができる。
上述したように、第1乾燥室6aが第2乾燥室6bの上方に位置するように、2つの乾燥室を配置することによって、橋状部材401を使用して、第1乾燥室6aの底部4上の汚泥が連通口5を介して第2乾燥室6bに落下または漏出することを容易に防止することができる。しかしながら、本開示の橋状部材は、このような一体式の底部乾燥型汚泥乾燥装置に限定されない。例えば、本開示に係る橋状部材は、単一の乾燥室を有する一体式の底部乾燥型汚泥乾燥装置にも使用することができる。この汚泥乾燥装置において、乾燥室が地面から一定の距離だけ上昇され、乾燥室の底部と地面との間の外部乾燥ガスが連通口を介して乾燥室に流入することができる。外部から底部の連通口に管路を接続することによって、管路を介して乾燥ガスを対応する連通口に供給してもよい。したがって、乾燥室の底部の連通口の上方に橋状部材を設ける場合、底部に積載された汚泥が側方開口から連通口までの湾曲経路を通らないと乾燥室から漏出することができない。汚泥の漏出を大幅に低減し、作業環境を改善することができる。
本開示は、複数の好ましい実施形態を開示しているが、本発明は、本開示の記載に限定されない。当業者なら、本開示の範囲内で、本開示の底部乾燥型汚泥乾燥装置の要素または部材に対して変形または改変を容易に行うことができ、そのような変形または改変は、本開示の範囲内に含まれる。

Claims (15)

  1. 底部換気型汚泥乾燥装置に適用される橋状部材であって、
    前記汚泥乾燥装置の乾燥室の底部が平面状または凹面状の表面を有し、前記平面状または凹面状の表面上には、外部と連通する少なくとも1つの連通口が形成され、前記少なくとも1つの連通口の長手方向が前記乾燥室の長手方向と交差し、
    前記橋状部材は、弓状部または板状部を備え、前記少なくとも1つの連通口の長手方向に沿って前記少なくとも1つの連通口の上方に跨設され、前記橋状部材の両端は、前記少なくとも1つの連通口の両端付近で前記底部に固設され、前記橋状部材は、前記少なくとも1つの連通口の幅方向に沿って、前記少なくとも1つの連通口を完全にまたは部分的に覆うことによって、前記橋状部材と前記底部との間に少なくとも1つの側方開口を形成し、
    前記橋状部材は、前記少なくとも1つの連通口と前記少なくとも1つの側方開口との間に形成され、乾燥ガスを外部から前記乾燥室に流入させる少なくとも1つの湾曲経路を備え、
    前記橋状部材の位置は、汚泥を撹拌するために前記乾燥室内に設けられた少なくとも1つの撹拌組立体に対応しており、
    前記少なくとも1つの撹拌組立体は、回転軸と、前記回転軸に固定された少なくとも1つの撹拌部とを含み、
    前記撹拌組立体は、前記回転軸の回転中に、前記少なくとも1つの撹拌部の先端の側縁を用いて、前記少なくとも1つの側方開口付近の汚泥を掻き取るように構成されている、橋状部材。
  2. 前記弓状部は、少なくとも2つの部分を含み、
    前記少なくとも2つの部分の1つは、線状部分であり、
    前記線状部分は、前記底部に対して一定の角度で、前記少なくとも1つの連通口の付近に設けられている、請求項1に記載の橋状部材。
  3. 前記弓状部は、その両端に線状部分を各々含み、
    2つの前記線状部分は、互いに平行であり、前記底部に対して一定の角度で、前記少なくとも1つの連通口の付近に設けられている、請求項1または2に記載の橋状部材。
  4. 前記板状部は、前記底部の前記凹面に固定され、前記少なくとも1つの連通口の上方に配置されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の橋状部材。
  5. 前記板状部は、平坦板であり、
    前記平坦板は、前記底部の凹面に固定され、前記少なくとも1つの連通口の上方に配置され、
    前記凹面は、円弧面である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の橋状部材。
  6. 前記橋状部材と前記底部との間に2つの側方開口が形成され、
    前記2つの側方開口の一方には、前記側方開口を通って前記乾燥室に流入する乾燥ガスを阻止するための阻流板が設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の橋状部材。
  7. 前記橋状部材と前記底部との間に形成された前記側方開口の他方には、阻流板が設けられ、
    前記阻流板には、乾燥ガスを前記乾燥室に流入させるための少なくとも1つの孔が形成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の橋状部材。
  8. 前記橋状部材と前記底部との間の他方の側方開口には、複数のフェンス板が設けられ、
    前記複数のフェンス板は、前記他方の側方開口に沿って間隔を空けて離間して垂直に設けられ、
    各フェンス板は、前記他方の側方開口の開口方向に対して一定の角度で傾斜することによって、前記複数のフェンス板のうち隣接する2つのフェンス板の間に、前記他方の側方開口の開口方向に対して一定の角度で傾斜するスリットを形成する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の橋状部材。
  9. 複数のフェンス板が、前記少なくとも1つの孔に沿って設けられ、
    前記複数のフェンス板は、前記少なくとも1つの孔に沿って間隔を空けて垂直に設けられ、
    各フェンス板は、前記少なくとも1つの孔の開口方向に対して一定の角度で傾斜することによって、前記複数のフェンス板のうち隣接する2つのフェンス板の間に、前記少なくとも1つの孔の開口方向に対して一定の角度で傾斜するスリットを形成する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の橋状部材。
  10. 前記線状部分は、前記少なくとも1つの連通口付近の前記底部に対して垂直に構成されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の橋状部材。
  11. 前記板状部は、長手方向に沿って円弧板であり、
    前記円弧板は、前記底部に対して一定の角度で、前記少なくとも1つの連通口の上方に斜めに設けられ、
    前記円弧板の幅方向の上側縁部は、隣接する2つの連通口のうち一方の連通口の一部を覆い、前記円弧板の幅方向の下側縁部は、隣接する2つの連通口のうち他方の連通口の一部を覆い、
    複数の円弧板のうち隣接する2つの円弧板の2つの側縁は、互いに重なり、
    後方の円弧板の上側縁部を前方の円弧板の下側縁部の上方に設けることによって、2つの円弧板の重なる縁部の間に、前記乾燥室の長手方向に対して一定の角度で傾斜するスリットを形成する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の橋状部材。
  12. 前記汚泥撹拌組立体の前記撹拌部は、前記回転軸から径方向外側に延在する少なくとも1つのブレードまたはラチェットを有し、
    前記汚泥撹拌組立体は、前記少なくとも1つのブレードまたはラチェットの先端もしくは前記先端に取り付けられた掻き取り部材を用いて、前記少なくとも1つの側方開口付近の汚泥を掻き取るように構成されている、請求項1〜11のいずれか1項に記載の橋状部材。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の橋状部材を有する汚泥乾燥装置であって、
    ハウジングを備え、前記ハウジングには、前記ハウジングの内部空間を第1乾燥室および第2乾燥室に区画する仕切板が設けられ、
    前記第1乾燥室の上部に設けられ、乾燥を行う汚泥を投入するための投入口および汚泥を乾燥した後の乾燥ガスを排出するための排気口、並びに前記第1乾燥室の周壁に設けられ、乾燥された汚泥を排出するための排出口と、
    前記第2乾燥室の側壁に設けられ、汚泥を乾燥する乾燥ガスを供給するための少なくとも1つの給気口と、
    前記第1乾燥室に設けられ、回転軸と前記回転軸に固定された複数の撹拌部とを有する少なくとも1つの汚泥撹拌組立体と、
    前記仕切板に設けられた複数の連通口とを備え、
    前記複数の連通口は、前記第1乾燥室の長手方向に沿って間隔を空けて設けられ、橋状部材が前記連通口の少なくとも1つの上方に設けられ、少なくとも1つの側方開口が前記橋状部材と前記仕切板との間に形成され、
    前記少なくとも1つの汚泥撹拌組立体は、前記複数の撹拌部を前記複数の連通口の上方の前記橋状部材に各々対応させることによって、各撹拌部が汚泥を撹拌すると共に、前記少なくとも1つの側方開口付近の汚泥を掻き取り、乾燥ガスを前記第2乾燥室から前記第1乾燥室に流入させるように構成されている、汚泥乾燥装置。
  14. 前記少なくとも1つの汚泥撹拌組立体の前記複数の撹拌部の各々は、前記回転軸から径方向外側に延在する少なくとも1つのブレードまたはラチェットを有し、
    前記1つのブレードまたはラチェットは、前記少なくとも1つの側方開口付近の汚泥を掻き取るまたは部分的に掻き取る、請求項13に記載の汚泥乾燥装置。
  15. 前記複数の連通口のうち各連通口の上方に設けられた前記橋状部材と前記底部との間の前記少なくとも1つの側方開口の開口方向は、前記ハウジングの長手方向に対して一定の角度で傾斜している、請求項13または14に記載の汚泥乾燥装置。
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