JP2018207329A - プロファイル調整方法、プロファイル調整プログラム、及び、プロファイル調整システム - Google Patents

プロファイル調整方法、プロファイル調整プログラム、及び、プロファイル調整システム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の色変換を行う場合にプロファイルを調整する作業の利便性を向上させることが可能な技術を提供する。【解決手段】出力プロファイルと組み合わせる第一要素として第一入力プロファイルを受け付け、前記出力プロファイルと組み合わせる第二要素として第二入力プロファイルとスポットカラーとの少なくとも一方を受け付け、前記第一要素と前記出力プロファイルとに従って色変換する場合において調整の第一目標を受け付け、第二要素と前記出力プロファイルとに従って色変換する場合において調整の第二目標を受け付け、前記第一目標及び前記第二目標に基づいて前記出力プロファイルを調整する、プロファイル調整方法。入力プロファイルと組み合わせる第一要素として第一出力プロファイルを受け付け、前記入力プロファイルと組み合わせる第二要素として第二出力プロファイルを受け付けてもよい。【選択図】図8

Description

本発明は、色空間の座標値の変換に使用するプロファイルを調整する技術に関する。
インクジェットプリンターをオフセット印刷等といった印刷の校正用途に使う場合、要求される色再現精度(色を正確に再現する度合い)が非常に高い。これを実現する仕組みとしては、ICC(International Color Consortium)プロファイルを用いたカラーマネジメントシステムがある。ICCプロファイルは、印刷機(例えばオフセット印刷機)、インクジェットプリンター、等といったカラー機器の機器依存カラーと機器非依存カラーとの対応関係を表すデータである。印刷機やインクジェットプリンターの機器依存カラーは、例えば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、及び、K(ブラック)の使用量を表すCMYK値で表される。機器非依存カラーは、例えば、機器独立色空間(device independent color space)であるCIE(国際照明委員会)L***色空間の色彩値(「*」を省略してLab値とする。)やCIE XYZ色空間の色彩値で表される。
ここで、印刷機のICCプロファイルを入力プロファイルとし、インクジェットプリンターのICCプロファイルを出力プロファイルとする。印刷機におけるCMYK値(CMYKt値とする。)を入力プロファイルに従ってPCS(Profile Connection Space;プロファイル接続空間)の色彩値(例えばLab値)に変換すると、この色彩値を出力プロファイルに従ってインクジェットプリンターのCMYK値(CMYKp値とする。)に変換することができる。CMYKp値に従ってインクジェットプリンターで印刷を行うと、インクジェットプリンターで印刷機の色に近い色を再現することができる。実際には、プロファイルの誤差、色測定誤差、プリンターの変動、等により、期待する色が再現できない場合がある。このような場合、ICCプロファイルを修正することにより、対象の色の変換精度を上げている。
特許文献1には、校正機をターゲットデバイスとしてCMYKプリンターの色再現を調整するためにCMYKプリンター用の出力プロファイルの入力値(Lab値)を調整する方法が開示されている。この出力プロファイルに組み合わせられた入力プロファイルは、校正機用の入力プロファイルの一種類だけである。
特開2003−87589号公報
例えば、印刷等を行う場合、一つのプリンター用出力プロファイルに対して、印刷機用のCMYKデータに対する入力プロファイルの他、表示装置用のRGBデータに対する入力プロファイルや、Lab値で直接色を指定するスポットカラーが組み合わされることがある。この場合、印刷機用入力プロファイルとプリンター用出力プロファイルとの組合せだけ最適化すると、他の入力プロファイル(例えば表示装置用入力プロファイル)やスポットカラーとプリンター用出力プロファイルとの組合せでは色再現精度の十分な向上が望めない。他の入力プロファイルやスポットカラーとプリンター用出力プロファイルとの組合せでも十分な色再現精度を得るためには、プリンター用出力プロファイルと組み合わせる対象を切り替える必要がある。
また、一つの入力プロファイルに対して、被印刷物の種類に応じて異なる出力プロファイルが組み合わされることがある。この場合、入力プロファイルと或る種類の被印刷物用の出力プロファイルとの組合せだけ最適化すると、別の種類の被印刷物用の出力プロファイルとの組合せでは色再現精度の十分な向上が望めない。
尚、上述のような問題は、インクジェットプリンターを対象としたプロファイルを調整する場合に限らず、種々のカラー機器を対象としたプロファイルを調整する場合にも存在する。
本発明の目的の一つは、複数の色変換を行う場合にプロファイルを調整する作業の利便性を向上させることが可能な技術を提供することにある。
上記目的の一つを達成するため、本発明は、第一の色空間の第一座標値から第二の色空間の第二座標値への変換に使用するプロファイルを調整するプロファイル調整方法であって、
プロファイル接続空間の第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した出力プロファイルと組み合わせる第一要素として、前記第一座標値と前記第三座標値との対応関係を規定した第一入力プロファイルを受け付ける第一指定工程と、
前記出力プロファイルと組み合わせる第二要素として、前記第一座標値と前記第三座標値との対応関係を規定した第二入力プロファイルと、前記第三座標値で表されたスポットカラーと、の少なくとも一方を受け付ける第二指定工程と、
前記第一要素と前記出力プロファイルとに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第一目標を受け付ける第一目標受付工程と、
前記第二要素と前記出力プロファイルとに従って前記第一座標値と前記第三座標値との少なくとも一方から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第二目標を受け付ける第二目標受付工程と、
受け付けられた前記第一目標及び前記第二目標に基づいて前記出力プロファイルを調整するプロファイル調整工程と、を含む、態様を有する。
また、本発明は、第一の色空間の第一座標値から第二の色空間の第二座標値への変換に使用するプロファイルを調整するプロファイル調整方法であって、
前記第一座標値とプロファイル接続空間の第三座標値との対応関係を規定した入力プロファイルと組み合わせる第一要素として、前記第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した第一出力プロファイルを受け付ける第一指定工程と、
前記入力プロファイルと組み合わせる第二要素として、前記第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した第二出力プロファイルを受け付ける第二指定工程と、
前記入力プロファイルと前記第一要素とに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第一目標を受け付ける第一目標受付工程と、
前記入力プロファイルと前記第二要素とに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第二目標を受け付ける第二目標受付工程と、
受け付けられた前記第一目標及び前記第二目標に基づいて前記入力プロファイルを調整するプロファイル調整工程と、を含む、態様を有する。
さらに、本発明は、上述したプロファイル調整方法の各工程に対応する機能をコンピューターに実現させるプロファイル調整プログラムの態様を有する。
さらに、本発明は、上述したプロファイル調整方法の各工程に対応するユニット(「部」)を含むプロファイル調整システムの態様を有する。
上述した態様は、複数の色変換を行う場合にプロファイルを調整する作業の利便性を向上させる技術を提供することができる。
プロファイル調整システムの構成例を模式的に示すブロック図。 カラーマネジメントフローの例を模式的に示す図。 別のカラーマネジメントフローの例を模式的に示す図。 各種プロファイルの関係の例を模式的に示す図。 プロファイルの構造例を模式的に示す図。 プロファイル調整処理の例を示すフローチャート。 プロファイル及びパラメーター設定処理の例を示すフローチャート。 ユーザーインターフェイス画面の例を模式的に示す図。 ユーザーインターフェイス画面の例を模式的に示す図。 詳細設定画面の例を模式的に示す図。 詳細設定画面の例を模式的に示す図。 出力プロファイルを調整対象とした場合の目標受付領域の例を模式的に示す図。 入力プロファイルを調整対象とした場合の目標受付領域の例を模式的に示す図。 図14Aは調整点を設定する例を模式的に示す図、図14Bは調整範囲に重なりが生じた場合の調整量の配分の例を模式的に示す図。 出力プロファイル調整データセット生成処理の例を示すフローチャート。 入力プロファイル調整データセット生成処理の例を示すフローチャート。 図17A,17Bは現在の出力値の算出例を模式的に示す図、図17Cは現在の出力値を算出する式の例を模式的に示す図。 図18A〜18Cは調整対象色空間に応じた目標出力値の算出例を模式的に示す図。 目標出力値を算出する式の例を模式的に示す図。 図20A,20Bは調整対象プロファイルの入力値及び調整目標値を求める例を模式的に示す図、図20Cは調整対象プロファイルの入力値及び調整目標値を算出する式の例を模式的に示す図。 図21Aは出力プロファイルを調整するためのデータセットの例を模式的に示す図、図21Bは入力プロファイルを調整するためのデータセットの例を模式的に示す図。 図22Aは調整対象プロファイルの出力色空間において調整する場合の各格子点の調整量を模式的に示す図、図22Bは調整対象プロファイルの入力色空間において調整する場合の各格子点の調整量を模式的に示す図。 図23Aは最近傍格子点に対する出力値の調整量を決定する例を模式的に示す図、図23B最近傍格子点の周囲の格子点に対する出力値の調整量を決定する例を模式的に示す図。
以下、本発明の実施形態を説明する。むろん、以下の実施形態は本発明を例示するものに過ぎず、実施形態に示す特徴の全てが発明の解決手段に必須になるとは限らない。
(1)本発明に含まれる技術の概要:
まず、図1〜23に示される例を参照して本発明に含まれる技術の概要を説明する。尚、本願の図は模式的に例を示す図であり、これらの図に示される各方向の拡大率は異なることがあり、各図は整合していないことがある。むろん、本技術の各要素は、符号で示される具体例に限定されない。
[態様1]
本技術の一態様に係るプロファイル調整方法は、第一の色空間CS1(例えばCMYK色空間やRGB色空間)の第一座標値(例えばCMYK値やRGB値)から第二の色空間CS2(例えばcmyk色空間)の第二座標値(例えばcmyk値)への変換に使用するプロファイル500を調整するプロファイル調整方法であって、第一指定工程ST1、第二指定工程ST2、第一目標受付工程ST3、第二目標受付工程ST4、及び、プロファイル調整工程ST7を含む。前記第一指定工程ST1では、プロファイル接続空間CS3(例えばLab色空間)の第三座標値(例えばLab値)と前記第二座標値との対応関係を規定した出力プロファイル620と組み合わせる第一要素として、前記第一座標値と前記第三座標値との対応関係を規定した第一入力プロファイル611を受け付ける。前記第二指定工程ST2では、前記出力プロファイル620と組み合わせる第二要素として、前記第一座標値と前記第三座標値との対応関係を規定した第二入力プロファイル612と、前記第三座標値で表されたスポットカラー645と、の少なくとも一方を受け付ける。前記第一目標受付工程ST3では、前記第一要素(611)と前記出力プロファイル620とに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色(例えば調整点P0)を表す座標における調整の第一目標T1を受け付ける。前記第二目標受付工程ST4では、前記第二要素(612,645)と前記出力プロファイル620とに従って前記第一座標値と前記第三座標値との少なくとも一方から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色(P0)を表す座標における調整の第二目標T2を受け付ける。前記プロファイル調整工程ST7では、受け付けられた前記第一目標T1及び前記第二目標T2に基づいて前記出力プロファイル620を調整する。
上記態様1では、第一入力プロファイル611と出力プロファイル620とに従った第一の色変換において前記出力プロファイル620が調整され、第二入力プロファイル612又はスポットカラー645と前記出力プロファイル620とに従った第二の色変換においても前記出力プロファイル620が調整される。このため、出力プロファイル620を調整するために組合せの対象を切り替える必要が無い。従って、前記第一の色変換と前記第二の色変換とを含む複数の色変換を行う場合に出力プロファイルを調整する作業の利便性を向上させるプロファイル調整方法を提供することができる。
ここで、プロファイル接続空間には、CIE Lab色空間、CIE XYZ色空間、等といった色空間が含まれる。
第一の色空間には、CMYK色空間、CMY色空間、RGB色空間、等が含まれる。尚、Rは赤を意味し、Gは緑を意味し、Bは青を意味する。
第二の色空間には、CMYK色空間、CMY色空間、RGB色空間、等が含まれる。以下述べる実施形態では、第二の色空間がCMYK色空間である場合に第一の色空間のCMYK色空間と区別するため第二の色空間をcmyk色空間と表記している。
調整対象の色を表す座標は、第一の色空間の第一座標値で表されてもよいし、第二の色空間の第二座標値で表されてもよいし、プロファイル接続空間の第三座標値で表されてもよい。
調整対象の色を表す座標における調整の目標は、色空間の座標値で表されてもよいし、色空間の現在の座標値からの差分で表されてもよい。
出力プロファイルと組み合わせる第二要素は、2以上でもよく、2以上の第二入力プロファイルでもよいし、2以上のスポットカラーでもよいし、第二入力プロファイルとスポットカラーの両方でもよい。
尚、上記態様1の付言は、以下の態様も同様である。
[態様2]
また、本技術の別の態様に係るプロファイル調整方法は、第一の色空間CS1(例えばCMYK色空間やRGB色空間)の第一座標値(例えばCMYK値やRGB値)から第二の色空間CS2(例えばcmyk色空間)の第二座標値(例えばcmyk値)への変換に使用するプロファイル500を調整するプロファイル調整方法であって、第一指定工程ST1、第二指定工程ST2、第一目標受付工程ST3、第二目標受付工程ST4、及び、プロファイル調整工程ST7を含む。前記第一指定工程ST1では、前記第一座標値とプロファイル接続空間CS3の第三座標値との対応関係を規定した入力プロファイル610と組み合わせる第一要素として、前記第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した第一出力プロファイル621を受け付ける。前記第二指定工程ST2では、前記入力プロファイル610と組み合わせる第二要素として、前記第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した第二出力プロファイル622を受け付ける。前記第一目標受付工程ST3では、前記入力プロファイル610と前記第一要素(621)とに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色(例えば調整点P0)を表す座標における調整の第一目標T1を受け付ける。前記第二目標受付工程ST4では、前記入力プロファイル610と前記第二要素(622)とに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色(P0)を表す座標における調整の第二目標T2を受け付ける。前記プロファイル調整工程ST7では、受け付けられた前記第一目標T1及び前記第二目標T2に基づいて前記入力プロファイル610を調整する。
上記態様2では、入力プロファイル610と第一出力プロファイル621とに従った第一の色変換において前記入力プロファイル610が調整され、前記入力プロファイル610と第二出力プロファイル622とに従った第二の色変換においても前記入力プロファイル610が調整される。このため、入力プロファイル610を調整するために組合せの対象を切り替える必要が無い。従って、前記第一の色変換と前記第二の色変換とを含む複数の色変換を行う場合に入力プロファイルを調整する作業の利便性を向上させるプロファイル調整方法を提供することができる。
ここで、入力プロファイルと組み合わせる第二要素は、2以上の第二出力プロファイルでもよい。この付言は、以下の態様も同様である。
[態様3]
図8,9に例示するように、前記第一目標受付工程ST3では、前記第一の色空間CS1、前記第二の色空間CS2、及び、前記プロファイル接続空間CS3の内の2種類以上の色空間の中からいずれか一つを第一調整対象色空間CS7として受け付けてもよい。該第一目標受付工程ST3では、前記第一調整対象色空間CS7において調整対象の色(P0)を表す座標における調整の前記第一目標T1を受け付けてもよい。本態様では、第一目標T1を受け付けるための座標値を、第一の色空間CS1の第一座標値、第二の色空間CS2の第二座標値、及び、プロファイル接続空間CS3の第三座標値の内の2種類以上の座標値から選択することができる。従って、本態様は、プロファイルを調整する作業の利便性をさらに向上させる技術を提供することができる。
尚、上記態様3には含まれないが、第一調整対象色空間が予め決められている場合も、本技術に含まれる。
[態様4]
図8,9に例示するように、前記第二目標受付工程ST4では、前記第一の色空間CS1、前記第二の色空間CS2、及び、前記プロファイル接続空間CS3の内の2種類以上の色空間の中からいずれか一つを第二調整対象色空間CS8として受け付けてもよい。該第二目標受付工程ST4では、前記第二調整対象色空間CS8において調整対象の色(P0)を表す座標における調整の前記第二目標T2を受け付けてもよい。本態様では、第二目標T2を受け付けるための座標値を、第一の色空間CS1の第一座標値、第二の色空間CS2の第二座標値、及び、プロファイル接続空間CS3の第三座標値の内の2種類以上の座標値から選択することができる。従って、本態様は、プロファイルを調整する作業の利便性をさらに向上させる技術を提供することができる。
尚、上記態様4には含まれないが、第二調整対象色空間が予め決められている場合も、本技術に含まれる。
[態様5]
図12,13等に例示するように、本プロファイル調整方法は、前記プロファイル調整工程ST7において調整する対象である調整対象プロファイル550(出力プロファイル620又は入力プロファイル610)のうち前記第一目標T1及び前記第二目標T2に基づいて調整する調整範囲A0を受け付ける調整範囲指定工程ST5をさらに含んでもよい。前記プロファイル調整工程ST7では、前記第一目標T1及び前記第二目標T2に基づいて前記調整対象プロファイル550の前記調整範囲A0を調整してもよい。本態様は、調整対象プロファイル550のうち第一目標T1及び第二目標T2に基づいて調整する調整範囲A0を指定することができるので、プロファイルを調整する作業の利便性をさらに向上させる技術を提供することができる。
ここで、調整範囲は、色空間の一部に限定されず、色空間の全体でもよい。この付言は、以下の態様も同様である。
尚、上記態様5には含まれないが、調整範囲が固定されている場合も、本技術に含まれる。
[態様6]
図10,11,14Bに例示するように、前記プロファイル調整工程ST7では、調整する対象である調整対象プロファイル550に対して前記第一目標T1により調整する範囲(A1)と前記第二目標T2により調整する範囲(A2,A3)とに重なりが生じる場合、該重なりが生じた範囲(A4〜A7)において、前記第一目標T1による調整の程度を表す第一調整量(例えば調整量D1)と前記第二目標T2による調整の程度を表す第二調整量(例えば調整量D2,D3)とを用いて求められる調整量Dとなるように前記調整対象プロファイル550を調整してもよい。この態様は、第一目標T1により調整する範囲(A1)と第二目標T2により調整する範囲(A2,A3)とに重なりが生じた範囲(A4〜A7)において調整対象プロファイル550の調整に第一調整量(D1)と第二調整量(D2,D3)とが反映されるので、複数の色変換を行う場合にプロファイルを調整する好適な技術を提供することができる。
[態様7]
図10,11,14Bに例示するように、本プロファイル調整方法は、前記重なりが生じた範囲(A4〜A7)における調整量Dを求めるための前記第一調整量(D1)と前記第二調整量(D2,D3)との少なくとも一方に対する係数(例えば重みa1,a2,a3)の設定を受け付ける係数設定工程ST6をさらに含んでもよい。前記プロファイル調整工程ST7では、前記重なりが生じた範囲(A4〜A7)において、前記係数(a1,a2,a3)に従って前記第一調整量(D1)と前記第二調整量(D2,D3)とを用いて求められる調整量Dとなるように前記調整対象プロファイル550を調整してもよい。本態様は、重なりが生じた範囲(A4〜A7)において調整対象プロファイル550の調整に第一調整量(D1)と第二調整量(D2,D3)との少なくとも一方を反映させる程度をユーザーが設定することができるので、プロファイルを調整する作業の利便性をさらに向上させる技術を提供することができる。
[態様8]
図6等に例示するように、前記プロファイル調整工程ST7では、前記第一目標T1及び前記第二目標T2が前記第二座標値で表されていない場合、前記第一目標T1及び前記第二目標T2に対応する前記第二座標値を目標出力値TargetOutとして求め、前記調整対象の色(P0)を表す座標から、前記第一要素又は前記第二要素、及び、調整する対象である調整対象プロファイル550に従って得られる前記第二座標値を前記目標出力値TargetOutに近付けるように前記調整対象プロファイル550を調整してもよい。この態様は、出力色を表す第二座標値を基準として調整対象プロファイル550が調整されるので、色再現精度を向上させる技術を提供することができる。
ここで、前記プロファイル調整工程ST7では、得られる前記第二座標値を前記目標出力値TargetOutに近付ける演算処理を繰り返して前記調整対象プロファイル550を調整してもよい。
尚、上記態様8には含まれないが、プロファイル接続空間の第三座標値や第一の色空間の第一座標値を目標値に近付けるように調整対象プロファイルを調整することも、本技術に含まれる。
[態様9]
ところで、本技術の一態様に係るプロファイル調整プログラムPR0は、態様1の各工程に対応する機能、すなわち、第一指定工程ST1に対応する第一指定機能FU1、第二指定工程ST2に対応する第二指定機能FU2、第一目標受付工程ST3に対応する第一目標受付機能FU3、第二目標受付工程ST4に対応する第二目標受付機能FU4、及び、プロファイル調整工程ST7に対応するプロファイル調整機能FU7をコンピューターに実現させる。本態様は、複数の色変換を行う場合に出力プロファイルを調整する作業の利便性を向上させるプロファイル調整プログラムを提供することができる。本プロファイル調整プログラムPR0は、調整範囲指定工程ST5に対応する調整範囲指定機能FU5、及び、係数設定工程ST6に対応する係数設定機能FU6をコンピューターに実現させてもよい。
[態様10]
また、本技術の別の態様に係るプロファイル調整プログラムPR0は、態様2の各工程に対応する機能、すなわち、第一指定工程ST1に対応する第一指定機能FU1、第二指定工程ST2に対応する第二指定機能FU2、第一目標受付工程ST3に対応する第一目標受付機能FU3、第二目標受付工程ST4に対応する第二目標受付機能FU4、及び、プロファイル調整工程ST7に対応するプロファイル調整機能FU7をコンピューターに実現させる。本態様は、複数の色変換を行う場合に入力プロファイルを調整する作業の利便性を向上させるプロファイル調整プログラムを提供することができる。本プロファイル調整プログラムPR0は、調整範囲指定工程ST5に対応する調整範囲指定機能FU5、及び、係数設定工程ST6に対応する係数設定機能FU6をコンピューターに実現させてもよい。
[態様11]
さらに、本技術の一態様に係るプロファイル調整システム(例えばホスト装置100)は、態様1の各工程に対応するユニット、すなわち、第一指定工程ST1に対応する第一指定部U1、第二指定工程ST2に対応する第二指定部U2、第一目標受付工程ST3に対応する第一目標受付部U3、第二目標受付工程ST4に対応する第二目標受付部U4、及び、プロファイル調整工程ST7に対応するプロファイル調整部U7を含む。本態様は、複数の色変換を行う場合に出力プロファイルを調整する作業の利便性を向上させるプロファイル調整システムを提供することができる。本プロファイル調整システムは、調整範囲指定工程ST5に対応する調整範囲指定部U5、及び、係数設定工程ST6に対応する係数設定部U6を含んでもよい。
[態様12]
さらに、本技術の別の態様に係るプロファイル調整システム(例えばホスト装置100)は、態様2の各工程に対応するユニット、すなわち、第一指定工程ST1に対応する第一指定部U1、第二指定工程ST2に対応する第二指定部U2、第一目標受付工程ST3に対応する第一目標受付部U3、第二目標受付工程ST4に対応する第二目標受付部U4、及び、プロファイル調整工程ST7に対応するプロファイル調整部U7を含む。本態様は、複数の色変換を行う場合に入力プロファイルを調整する作業の利便性を向上させるプロファイル調整システムを提供することができる。本プロファイル調整システムは、調整範囲指定工程ST5に対応する調整範囲指定部U5、及び、係数設定工程ST6に対応する係数設定部U6を含んでもよい。
さらに、本技術は、プロファイル調整システムの制御方法、プロファイル調整システムを含む複合システム、複合システムの制御方法、プロファイル調整システムの制御プログラム、複合システムの制御プログラム、プロファイル調整プログラムや前記制御プログラムを記録したコンピューター読み取り可能な媒体、等に適用可能である。前述の装置は、分散した複数の部分で構成されてもよい。
(2)プロファイル調整システムの構成の具体例:
図1は、プロファイル調整システムの構成例としてホスト装置100を模式的に示している。このホスト装置100は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、記憶装置114、表示装置115、入力装置116、測色装置117、通信I/F(インターフェイス)118、等が接続されて互いに情報を入出力可能とされている。
記憶装置114は、図示しないOS(オペレーティングシステム)、プロファイル調整プログラムPR0、等を記憶している。これらは、適宜、RAM113に読み出され、プロファイル500の調整処理に使用される。ここで、プロファイル500は、入力プロファイル610、及び、出力プロファイル620を総称している。RAM113と記憶装置114の少なくとも一方には、各種情報、例えば、入力プロファイル610、出力プロファイル620、スポットカラー645、調整履歴700、等が格納される。記憶装置114には、フラッシュメモリー等の不揮発性半導体メモリー、ハードディスク等の磁気記憶装置、等を用いることができる。
表示装置115には、液晶表示パネル等を用いることができる。入力装置116には、ポインティングデバイス、キーボードを含むハードキー、表示パネルの表面に貼り付けられたタッチパネル、等を用いることができる。測色装置117は、カラーチャートが形成される媒体の例である被印刷物(print substrate)に形成された各カラーパッチを測色して測色値を出力可能である。パッチは、色票とも呼ばれる。測色値は、例えば、CIE Lab色空間における明度L及び色度座標a,bを表す値とされる。測色装置117は、ホスト装置100の外部に設けられてもよい。ホスト装置100は、測色装置117から複数の測色値を含む測色データを取得して各種処理を行う。通信I/F 118は、プリンター200の通信I/F 210に接続され、プリンター200に対して印刷データ等といった情報を入出力する。通信I/F 118,210の規格には、USB(Universal Serial Bus)、近距離無線通信規格、等を用いることができる。通信I/F 118,210の通信は、有線でもよいし、無線でもよく、LAN(Local Area Network)やインターネット等といったネットワーク通信でもよい。
図1に示すプロファイル調整プログラムPR0は、第一指定機能FU1、第二指定機能FU2、第一目標受付機能FU3、第二目標受付機能FU4、調整範囲指定機能FU5、係数設定機能FU6、及び、プロファイル調整機能FU7をホスト装置100に実現させる。
尚、ホスト装置100には、パーソナルコンピューター(タブレット型端末を含む。)といったコンピューター等が含まれる。ホスト装置100は、一つの筐体内に全構成要素111〜118を有してもよいが、互いに通信可能に分割された複数の装置で構成されてもよい。また、プリンターがホスト装置100にあっても、本技術を実施可能である。
図1に示すプリンター200は、色材としてC(シアン)インク、M(マゼンタ)インク、Y(イエロー)インク、及び、K(ブラック)インクを記録ヘッド220から吐出(噴射)して印刷データに対応する出力画像IM0を形成するインクジェットプリンターであるものとする。記録ヘッド220は、インクカートリッジCc,Cm,Cy,CkからそれぞれCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)のインクが供給され、ノズルNc,Nm,Ny,NkからそれぞれCMYKのインク滴280を吐出する。インク滴280が被印刷物ME1に着弾すると、インクドットが被印刷物ME1に形成される。その結果、被印刷物ME1上に出力画像IM0を有する印刷物が得られる。
(3)カラーマネジメントシステムの具体例:
次に、図2,3を参照して、本技術を適用可能なカラーマネジメントシステムの例を説明する。
図2,3に示すカラーマネジメントシステムは、印刷原稿データD0をRIP(Raster Image Processor)400で印刷色cmykp(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)を表す出力データに変換してインクジェットプリンター200に印刷物を形成させる。印刷原稿データD0は、色合わせのターゲット装置の例であるターゲット印刷機300のCMYKのインク(色材)で目標とする色(目標色Ct)を再現するためのプロセスカラーCMYKinを表す。印刷原稿データD0には、カラーライブラリーの色名も指定可能である。この色名は、スポットカラー645に対応している。カラーライブラリーには、例えば、Pantone(登録商標)カラーライブラリー等を使用可能である。
ターゲット印刷機300は、オフセット印刷機であるものとするが、グラビア印刷機、フレキソ印刷機、等でもよい。目標色Ctは、例えば、CIE Lab色空間の座標値(Lab値)で表される。図2には、ターゲット印刷機300が被印刷物に目標色Ctを表すカラーチャートを印刷し、測色装置がカラーチャートの各パッチを測色して測色値Labtを取得する様子が示されている。プロセスカラーCMYKinは、ターゲット印刷機300で使用されるCMYKのインクの使用量に対応し、ターゲット印刷機300に依存するCMYK色空間の座標を表す。
図2に示すRIP400は、第一入力プロファイル611、第二入力プロファイル612、出力プロファイル620、及び、カラーライブラリー640を有している。入力プロファイル610は、第一入力プロファイル611と第二入力プロファイル612を総称している。第一入力プロファイル611は、ターゲット印刷機300で使用されるCMYKのインクの色特性を記述したファイルである。第二入力プロファイル612は、図示しない表示装置に依存するRGBの色特性を記述したファイルである。出力プロファイル620は、インクジェットプリンター200で使用されるインクの色特性を記述したファイルである。入力プロファイル610及び出力プロファイル620には、例えば、ICCプロファイルのデータフォーマットを用いることができる。カラーライブラリー640は、色名に対応するスポットカラー645を記述したファイルである。スポットカラー645は、Lab値で表されている。
印刷原稿データD0のプロセスカラーCMYKinは、第一入力プロファイル611に従ってLab色空間の色Labsに変換される。加法混色となる三原色R(赤)、G(緑)、及び、B(青)の強度を表すプロセスカラーRGBinは、第二入力プロファイル612に従ってLab色空間の色Labsに変換される。色名は、カラーライブラリー640に従ってLab色空間の色Labsに変換される。これらの色Labsは、出力プロファイル620に従って印刷色cmykpに変換される。プリンター200がCMYKの計4色のインクを使用する場合、印刷色cmykpは、プリンター200に出力され、印刷物に再現される。図2には、プリンター200が被印刷物に印刷色cmykpを表すカラーチャートを印刷し、測色装置がカラーチャートの各パッチを測色して測色値Labpを取得する様子が示されている。プリンター200がLc(ライトシアン)、Lm(ライトマゼンタ)、Dy(ダークイエロー)、Lk(ライトブラック)、等のインクも使用する場合、RIP400又はプリンター200が印刷色cmykpを濃色と淡色に分版すると、プリンター200が印刷色cmykpを印刷物に再現することができる。むろん、印刷色自体も、CMYKの計4色に限定されない。
尚、RIP400は、プロセスカラーCMYKin以外にも、減法混色となる三原色CMYのみの色材の使用量を表すプロセスカラー(CMYinとする。)等とLab色空間の座標値とを変換するための入力プロファイルも有している。従って、RIP400は、プロセスカラーCMYin等もLab色空間経由で印刷色cmykpに変換可能である。加えて、RIP400は、Lab色空間の色Labsを入力して印刷色cmykpに変換することも可能である。
図3に示すRIP400は、入力プロファイル610、被印刷物A用の第一出力プロファイル621、及び、被印刷物Aとは別の種類の被印刷物B用の第二出力プロファイル622を有している。出力プロファイル620は、第一出力プロファイル621と第二出力プロファイル622を総称している。入力プロファイル610は、ターゲット印刷機300で使用されるCMYKのインクの色特性を記述したファイルである。第一出力プロファイル621は、インクジェットプリンター200が被印刷物Aを使用する場合に目標色Ctを再現するためのインクの色特性を記述したファイルである。被印刷物Aの使用を前提とする場合、Lab色空間の色Labsは、第一出力プロファイル621に従って印刷色cmykpAに変換される。第二出力プロファイル622は、インクジェットプリンター200が被印刷物Bを使用する場合に目標色Ctを再現するためのインクの色特性を記述したファイルである。被印刷物Bの使用を前提とする場合、Lab色空間の色Labsは、第二出力プロファイル622に従って印刷色cmykpBに変換される。むろん、出力プロファイル621,622には、例えば、ICCプロファイルのデータフォーマットを用いることができる。
以上により、インクジェットプリンター200でターゲット印刷機300の色に近い色を再現することができる。しかし、実際には、プロファイルの誤差、色測定誤差、プリンターの変動、等により、期待する色が再現できない場合がある。このような場合、プロファイル610,620を修正することにより、対象の色の変換精度を上げている。出力プロファイル620を修正する場合、PCS(プロファイル接続空間)でのLabs値を目標値とし、プリンター200で印刷した色を測色した結果(LabpA,LabpB)を現在値として、両者の色差を計算し、この色差を少なくするように出力プロファイル620を修正することが考えられる。また、入力プロファイル610を修正する場合、カラーチャートのデータを入力プロファイル610と出力プロファイル620とで変換してカラーチャートを印刷し、各パッチの測色結果(LabpA,LabpB)と目標色彩値(Labt)との色差を計算し、この色差を少なくするように入力プロファイル610を修正することが考えられる。ここで、測色結果LabpAは被印刷物Aに形成されたパッチの測色値を示し、測色結果LabpBは被印刷物Bに形成されたパッチの測色値を示している。
ただ、以下の理由によって期待する色が得られなかったり、手間がかかったりする場合がある。
理由1.印刷した結果を測色する必要があるので、測定機が必要であり、目視での色合わせに対応することができない。
理由2.入力プロファイル610を修正する場合、色差の計算結果を入力プロファイル610にフィードバックしている。しかし、誤差の原因が出力プロファイル620にあると考えられる場合、他の入力プロファイルについても修正する必要がある。(この場合、計算結果を出力プロファイル620にフィードバックして出力プロファイル620を修正することにより、他の出力プロファイルを修正する必要が無くなる。)
また、図2で示したように、一つのプリンター用出力プロファイル620に対して、ターゲット印刷機300用の第一入力プロファイル611の他、表示装置用の第二入力プロファイル612や、Lab値で直接色を指定するスポットカラー645が組み合わされることがある。この場合、ターゲット印刷機用の第一入力プロファイル611とプリンター用の出力プロファイル620との組合せだけ最適化すると、表示装置用の第二入力プロファイル612やスポットカラー645とプリンター用出力プロファイル620との組合せでは色再現精度の十分な向上が望めない。
また、図3で示したように、一つの入力プロファイル610に対して、被印刷物A,Bに応じた複数の出力プロファイル620が組み合わされることがある。この場合、入力プロファイル610と第一出力プロファイル621との組合せだけ最適化すると、入力プロファイル610と第二出力プロファイル622との組合せでは色再現精度の十分な向上が望めない。
本具体例では、プロファイル調整プログラムPR0が実現させる機能FU1〜FU7により、複数の色変換を行う場合にプロファイルを調整する作業の利便性を向上させ、さらに高い色再現精度や階調性を実現させている。
(4)プロファイルの具体例:
図4は、入力プロファイル610、出力プロファイル620、及び、デバイスリンクプロファイル630の関係を模式的に例示している。
図4に示すように、入力プロファイル610は、ターゲット印刷機300の使用インクに合わせたCMYK色空間(第一の色空間CS1の例)のCMYK値(Ci,Mi,Yi,Ki)と、Lab色空間(PCS(プロファイル接続空間)CS3の例)のLab値(Li,ai,bi)と、の対応関係を規定したデータである。この場合のA2Bテーブルの格子点GD1は、通常、CMYK色空間にC軸方向、M軸方向、Y軸方向、及び、K軸方向へ略等間隔となるように並べられる。尚、ここでの変数iは、CMYK色空間(CS1)に設定された格子点GD1を識別する変数である。CMYK値は、第一座標値の例である。Lab値は、第三座標値の例である。入力プロファイル610において、CMYK色空間(CS1)は入力色空間CS4の例であり、Lab色空間(CS3)は出力色空間CS5の例である。
出力プロファイル620は、Lab色空間(CS3)のLab値(Lj,aj,bj)と、インクジェットプリンター200の使用インクに合わせたcmyk色空間(第二の色空間CS2の例)のcmyk値(cj,mj,yj,kj)と、の対応関係を規定したデータである。この場合のB2Aテーブルの格子点GD2は、通常、Lab色空間にL軸方向、a軸方向、及び、b軸方向へ略等間隔となるように並べられる。尚、ここでの変数jは、Lab色空間(CS3)に設定された格子点GD2を識別する変数である。「cmyk色空間」と表現しているのは、プリンター200の使用インクに合わせた色空間をターゲット印刷機300に合わせた色空間と区別するためである。cmyk値は、第二座標値の例である。出力プロファイル620において、Lab色空間(CS3)は入力色空間CS4の例であり、cmyk色空間(CS2)は出力色空間CS5の例である。
デバイスリンクプロファイル630は、CMYK色空間(CS1)のCMYK値(Ci,Mi,Yi,Ki)と、cmyk色空間(CS2)のcmyk値(ci,mi,yi,ki)と、の対応関係を規定したデータである。ここでの変数iは、CMYK色空間(CS1)に設定された格子点GD1を識別する変数である。デバイスリンクプロファイル630は、入力プロファイル610と出力プロファイル620とを結合することにより得られる。入力プロファイル610において、CMYK色空間(CS1)は入力色空間CS4の例であり、cmyk色空間(CS2)は出力色空間CS5の例である。
図5は、プロファイル500の構造を模式的に例示している。図5に示すプロファイル500は、ICCプロファイルであり、プロファイルヘッダー510とタグテーブル520を含む。プロファイル500には、PCSと機器従属色空間(device dependent color space)との間でカラー情報を変換するために必要な情報であるタグ(tag)521が含まれている。タグ521には、プロファイル500をカスタマイズするためのプライベートタグ523が含まれてもよい。
デバイス(300,200)用のA2Bxタグ(図5に示すxは0、1、又は、2)は、エレメントデータ530として、機器従属色空間(CMYK色空間、cmyk色空間)からLab色空間に変換するための色変換テーブルを含んでいる。デバイス(300,200)用のB2Axタグは、エレメントデータ530として、Lab色空間から機器従属色空間(CMYK色空間、cmyk色空間)に変換するための色変換テーブルを含んでいる。
図5に示すA2B0タグ、及び、B2A0タグは、知覚的(Perceptual)な色変換を行うための情報である。知覚的な色変換は、階調再現を重視しているので、主に、色域の広い写真画像の変換に用いられる。図5に示すA2B1タグ、及び、B2A1タグは、相対的で測色的(Media-Relative Colorimetric)な色変換、又は、絶対的で測色的(Absolute Colorimetric)な色変換を行うための情報である。測色的な色変換は、測色値に忠実であるので、主に、正確な色の一致が求められるデジタルプルーフの色校正出力用の変換に用いられる。図5に示すA2B2タグ、及び、B2A2タグは、彩度重視(Saturation)の色変換を行うための情報である。彩度重視の色変換は、色味の正確さよりも色の鮮やかさ重視しているので、主に、ビジネスグラッフィクスでのグラフ表示等の変換に用いられる。
(5)プロファイル調整システムで行われるプロファイル調整処理の具体例:
図6は、図1に示すホスト装置100で行われるプロファイル調整処理の例を示している。図7は、図6のステップS102で行われるプロファイル及びパラメーター設定処理の例を示している。むろん、これらの処理は、順番を入れ替える等、適宜、変更可能である。図8,9は、図7のステップS202で表示されるUI(ユーザーインターフェイス)画面800の例を示している。ホスト装置100は、マルチタスクにより複数の処理を並列して実行している。ここで、図7のステップS212は、第一指定工程ST1、第二指定工程ST2、第一指定機能FU1、第二指定機能FU2、第一指定部U1、及び、第二指定部U2に対応している。図7のステップS213〜S214は、第一目標受付工程ST3、第二目標受付工程ST4、第一目標受付機能FU3、第二目標受付機能FU4、第一目標受付部U3、及び、第二目標受付部U4に対応している。図7のステップS215は、調整範囲指定工程ST5、調整範囲指定機能FU5、及び、調整範囲指定部U5に対応している。図7のステップS216は、係数設定工程ST6、係数設定機能FU6、及び、係数設定部U6に対応している。図6のステップS104〜S120は、プロファイル調整工程ST7、プロファイル調整機能FU7、及び、プロファイル調整部U7に対応している。以下、「ステップ」の記載を省略する。
図6に示すプロファイル調整処理が開始されると、ホスト装置100は、図7に示すプロファイル及びパラメーター設定処理を行う(S102)。このプロファイル及びパラメーター設定処理が開始されると、ホスト装置100は、図8又は図9に示すUI画面800を表示装置115に表示する(図7のS202)。図8に示すUI画面800は、調整対象プロファイル選択領域805、組合せ指定領域810、目標受付領域840、「画像から指定」ボタン841、追加ボタン842、削除ボタン843、調整範囲指定欄850、インテント指定欄880、調整実施ボタン870、履歴ロードボタン881、及び、履歴セーブボタン882を有している。組合せ指定領域810は、入力プロファイル選択欄811,812、スポットカラー選択欄813、出力プロファイル選択欄815、調整データ選択欄816、調整対象色空間選択領域830、及び、詳細設定ボタン860を有している。図9に示すUI画面800は、図8に示す組合せ指定領域810が組合せ指定領域820に変わっている。組合せ指定領域820は、出力プロファイル選択欄821,822,823、入力プロファイル選択欄825、調整データ選択欄826、調整対象色空間選択領域830、及び、詳細設定ボタン860を有している。尚、図9に示す組合せ指定領域820は、第二入力プロファイル612を選択する欄(822,823)を複数有している。
ホスト装置100は、調整対象プロファイル選択領域805の「出力プロファイル」への選択操作を入力装置116により受け付けると、UI画面800を図9に示すような状態に切り替える。ホスト装置100は、調整対象プロファイル選択領域805の「入力プロファイル」への選択操作を入力装置116により受け付けると、UI画面800を図8に示すような状態に切り替える。
ホスト装置100は、上述した欄、及び、ボタンへの操作を入力装置116により受け付け(S210)、調整実施ボタン870への操作を受け付けるとプロファイル及びパラメーター設定処理を終了させる。S210の処理は、以下の処理S211〜S217を含んでいる。
(S211)入力プロファイル610と出力プロファイル620のいずれか一方を調整対象プロファイル550として受け付ける処理。
(S212)調整対象プロファイル550に組み合わせる要素の指定を受け付ける処理。
(S213)CMYK色空間(CS1)、cmyk色空間(CS2)、及び、Lab色空間(CS3)の中からいずれか一つを第一調整対象色空間CS7又は第二調整対象色空間CS8として受け付ける処理。
(S214)調整点P0(調整対象の色の例)を表す座標における調整の第一目標T1及び第二目標T2の入力を受け付ける処理。
(S215)第一の色空間CS1又はプロファイル接続空間CS3において調整対象プロファイル550のうち目標T0に基づいて調整する調整範囲の指定を受け付ける処理。
(S216)第一目標T1により調整する範囲と第二目標T2により調整する範囲とに重なりが生じた範囲における調整量を求めるための係数の設定を受け付ける処理。
(S217)調整対象プロファイル550の対応関係を規定するための複数のレンダリングインテントの中からいずれか一つを指定インテントとして受け付ける処理。
まず、図8,9を参照して、調整対象プロファイル550の選択を受け付けるS211の処理を説明する。
図8に示す組合せ指定領域810が表示されている場合、ホスト装置100は、出力プロファイル選択欄815への操作を入力装置116により受け付けることにより、記憶装置114に記憶されている出力プロファイル620の中から共通の出力プロファイルの選択操作を受け付ける。図9に示す組合せ指定領域820が表示されている場合、ホスト装置100は、入力プロファイル選択欄825への操作を入力装置116により受け付けることにより、記憶装置114に記憶されている入力プロファイル610の中から共通の出力プロファイルの選択操作を受け付ける。
次に、図8〜11を参照して、調整対象プロファイル550に組み合わせる要素の指定を受け付けるS212の処理を説明する。
図8に示す組合せ指定領域810が表示されている場合、ホスト装置100は、選択欄811,812,813への操作を入力装置116により受け付けることにより、記憶装置114に記憶されている入力プロファイル610及びスポットカラー645の中から要素の選択操作を受け付ける。
第一入力プロファイル選択欄811では、記憶装置114に記憶されている入力プロファイル610の中から色変換に使用する第一入力プロファイル611を選択可能である。
第二入力プロファイル選択欄812では、記憶装置114に記憶されている入力プロファイル610の中から色変換に使用する第二入力プロファイル612を選択可能である。第二入力プロファイル612を色変換に使用しない場合、第二入力プロファイル選択欄812を空欄にしておけばよい。
スポットカラー選択欄813では、記憶装置114に記憶されているスポットカラー645の中から出力プロファイル620に組み合わせるスポットカラーを選択可能である。スポットカラー645を出力プロファイル620に組み合わせない場合、スポットカラー選択欄813を空欄にしておけばよい。
ホスト装置100は、詳細設定ボタン860への操作を受け付けると、図10に示す詳細設定画面910を表示する。
図10に示す詳細設定画面910は、出力プロファイル選択欄911、入力プロファイル選択欄912、スポットカラー選択欄913、追加ボタン914、配分指定欄915、チェックボックス916、OKボタン917、等を有している。
各入力プロファイル選択欄912でも、記憶装置114に記憶されている入力プロファイル610の中から色変換に使用する入力プロファイルを選択可能である。「入力プロファイル1」の入力プロファイル選択欄912で選択された入力プロファイルは、第一入力プロファイル611となる。「入力プロファイル2」の入力プロファイル選択欄912で選択された入力プロファイルは、第二入力プロファイル612となる。第二入力プロファイル612を色変換に使用しない場合、「入力プロファイル2」の入力プロファイル選択欄912を空欄にしておけばよい。ホスト装置100は、上側の追加ボタン914への操作を受け付けると、入力プロファイル選択欄912を増やして色変換に使用する第二入力プロファイル612の追加を受け付ける。スポットカラー選択欄913では、記憶装置114に記憶されているスポットカラー645の中から出力プロファイル620に組み合わせるスポットカラーを選択可能である。スポットカラー645を出力プロファイル620に組み合わせない場合、スポットカラー選択欄813を空欄にしておけばよい。ホスト装置100は、下側の追加ボタン914への操作を受け付けると、スポットカラー選択欄913を増やして出力プロファイル620に組み合わせるスポットカラー645の追加を受け付ける。
ホスト装置100は、OKボタン917への操作を受け付けると、図8に示すUI画面800に戻す。
以上より、出力プロファイル620と組み合わせる第一要素として第一入力プロファイル611が第一入力プロファイル選択欄811において指定され、出力プロファイル620と組み合わせる第二要素として第二入力プロファイル612及びスポットカラー645が選択欄812,813において指定される。
図9に示す組合せ指定領域820が表示されている場合、ホスト装置100は、出力プロファイル選択欄821,822,823への操作を入力装置116により受け付けることにより、記憶装置114に記憶されている出力プロファイル620の中から要素の選択操作を受け付ける。
第一出力プロファイル選択欄821では、記憶装置114に記憶されている出力プロファイル620の中から色変換に使用する第一出力プロファイル621を選択可能である。
各第二出力プロファイル選択欄822,823では、記憶装置114に記憶されている出力プロファイル620の中から色変換に使用する第二出力プロファイル622を選択可能である。第二出力プロファイル622を一つしか使用しない場合、第二出力プロファイル選択欄823を空欄にしておけばよい。
ホスト装置100は、詳細設定ボタン860への操作を受け付けると、図11に示す詳細設定画面920を表示する。
図11に示す詳細設定画面920は、入力プロファイル選択欄921、出力プロファイル選択欄922、追加ボタン924、配分指定欄925、チェックボックス926、OKボタン927、等を有している。
各出力プロファイル選択欄922でも、記憶装置114に記憶されている出力プロファイル620の中から色変換に使用する出力プロファイルを選択可能である。「出力プロファイル1」の出力プロファイル選択欄922で選択された出力プロファイルは、第一出力プロファイル621となる。「出力プロファイル2」、及び、「出力プロファイル3」の出力プロファイル選択欄922で選択された出力プロファイルは、第二出力プロファイル622となる。第二出力プロファイル622を一つしか使用しない場合、「出力プロファイル3」の出力プロファイル選択欄922を空欄にしておけばよい。ホスト装置100は、追加ボタン924への操作を受け付けると、出力プロファイル選択欄922を増やして色変換に使用する第二出力プロファイル622の追加を受け付ける。
ホスト装置100は、OKボタン927への操作を受け付けると、図9に示すUI画面800に戻す。
以上より、入力プロファイル610と組み合わせる第一要素として第一出力プロファイル621が第一出力プロファイル選択欄821において指定され、入力プロファイル610と組み合わせる第二要素として第二出力プロファイル622が第二出力プロファイル選択欄822,823において指定される。
次に、図8,9を参照して、第一調整対象色空間CS7又は第二調整対象色空間CS8の指定を受け付けるS213の処理を説明する。尚、図18A〜18Cに示すように、調整対象色空間CS7,CS8を調整対象色空間CS6と総称する。図8,9に示す組合せ指定領域810,820には、調整対象色空間CS6として選択された箇所に実線の三角印が付され、調整対象色空間CS6として選択されていない箇所に破線の三角印が付されている。
図8に示す組合せ指定領域810において、ホスト装置100は、第一入力プロファイル選択欄811において選択された第一入力プロファイル611と、出力プロファイル選択欄815において選択された出力プロファイル620と、を組み合わせる場合、CMYK色空間(CS1)、cmyk色空間(CS2)、及び、Lab色空間(CS3)の中からいずれか一つを第一調整対象色空間CS7として受け付ける。図8には、第一入力プロファイル「Input_1.icc」と出力プロファイル「Output_0.icc」との組合せについてCMYK色空間が第一調整対象色空間CS7として指定されていることが示されている。
第二入力プロファイル選択欄812において選択された第二入力プロファイル612と、出力プロファイル選択欄815において選択された出力プロファイル620と、を組み合わせる場合、ホスト装置100は、CMYK色空間(CS1)、cmyk色空間(CS2)、及び、Lab色空間(CS3)の中からいずれか一つを第二調整対象色空間CS8として受け付ける。図8には、第二入力プロファイル「Input_2.icc」と出力プロファイル「Output_0.icc」との組合せについてcmyk色空間が第二調整対象色空間CS8として指定されていることが示されている。
スポットカラー選択欄813において選択されたスポットカラー645と、出力プロファイル選択欄815において選択された出力プロファイル620と、を組み合わせる場合、cmyk色空間(CS2)とLab色空間(CS3)のいずれか一方を第二調整対象色空間CS8として受け付ける。図8には、スポットカラー「NamedColor_1.icc」と出力プロファイル「Output_0.icc」との組合せについてLab色空間が第二調整対象色空間CS8として指定されていることが示されている。
図9に示す組合せ指定領域820において、ホスト装置100は、入力プロファイル選択欄825において選択された入力プロファイル610と、第一出力プロファイル選択欄821において選択された第一出力プロファイル621と、を組み合わせる場合、CMYK色空間(CS1)、cmyk色空間(CS2)、及び、Lab色空間(CS3)の中からいずれか一つを第一調整対象色空間CS7として受け付ける。図9には、入力プロファイル「Input_0.icc」と第一出力プロファイル「Output_1.icc」との組合せについてCMYK色空間が第一調整対象色空間CS7として指定されていることが示されている。
入力プロファイル選択欄825において選択された入力プロファイル610と、第二出力プロファイル選択欄822,823において選択された第二出力プロファイル622と、を組み合わせる場合、CMYK色空間(CS1)、cmyk色空間(CS2)、及び、Lab色空間(CS3)の中からいずれか一つを第二調整対象色空間CS8として受け付ける。図9には、第二出力プロファイル「Output_1.icc」の場合にcmyk色空間が第二調整対象色空間CS8として指定され、第二出力プロファイル「Output_2.icc」の場合にLab色空間が第二調整対象色空間CS8として指定されていることが示されている。
以上より、第一の色空間CS1、第二の色空間CS2、及び、プロファイル接続空間CS3の中からいずれか一つが第一調整対象色空間CS7として指定される。
さらに、図8,9,12,13等を参照して、調整点P0を表す座標における調整の第一目標T1及び第二目標T2の入力を受け付けるS214の処理を説明する。ここで、図12は、出力プロファイル620を調整対象とした場合の目標受付領域840を模式的に例示している。図13は、入力プロファイル610を調整対象とした場合の目標受付領域840を模式的に例示している。尚、目標T1,T2を目標T0と総称する。
図8に示す出力プロファイル選択欄815の中の調整データ選択欄816、及び、図9に示す入力プロファイル選択欄825の中の調整データ選択欄826においては、「絶対値」と「相対値」のいずれか一方を選択可能である。「絶対値」は、調整の目標T0を色空間の座標値として受け付ける選択肢である。「相対値」は、調整の目標T0を色空間の現在の座標値からの差分として受け付ける選択肢である。
ホスト装置100は、上述した組合せ指定領域810,820における選択に応じて目標受付領域840の入力項目を変える処理を行っている。調整データ選択欄816,826において「絶対値」が選択されると、図12,13に示すように、色空間の現在の座標値の表示欄とともに調整目標T0の座標値の入力欄が目標受付領域840に表示される。例えば、図12において第一入力プロファイルが「Input_1.icc」であって第一調整対象色空間CS7がCMYK色空間(CS1)である場合、CMYK色空間の第一目標T1の座標値(T_C,T_M,T_Y,T_K)の入力欄が目標受付領域840に表示されていることが示されている。図12において第二入力プロファイルが「Input_2.icc」である場合、cmyk色空間(CS2)の第二目標T2の座標値(T_c,T_m,T_y,T_k)の入力欄が目標受付領域840に表示されていることが示されている。図12においてスポットカラーが「NamedColor_1.icc」である場合、Lab色空間(CS3)の第二目標T2の座標値(T_L,T_a,T_b)の入力欄が目標受付領域840に表示されていることが示されている。図13において第一出力プロファイルが「Output_1.icc」である場合、CMYK色空間の第一目標T1の座標値(T_C,T_M,T_Y,T_K)の入力欄が目標受付領域840に表示されていることが示されている。図13において第二出力プロファイルが「Output_2.icc」である場合、cmyk色空間の第二目標T2の座標値(T_c,T_m,T_y,T_k)の入力欄が目標受付領域840に表示されていることが示されている。
調整データ選択欄816,826において「相対値」が選択されると、図8,9に示すように、色空間の現在の座標値からの差分としての調整目標T0の座標値(図8,9ではΔL,Δa,Δb)の入力欄が目標受付領域840に表示される。図8,9は、調整対象色空間CS6としてLab色空間が選択された場合の例を示している。
図14Aは、CMYK色空間(CS1)において調整目標T0を設定するための調整点P0を設定した様子を模式的に例示している。ここで、CMYK色空間は4次元の色空間であるため、図14AではC軸とM軸とY軸とで形成される3次元の仮想空間を示している。
例えば、ホスト装置100は、図8,9に示すUI画面800の「画像から指定」ボタン841の操作を受け付けると、CMYK色空間(CS1)を模式的に表す画面を表示装置115に表示し、入力装置116による操作に応じたCMYK値を取得して目標受付領域840の情報を更新する。新たな調整点P0が指定されると、ホスト装置100は、対応するID(識別情報)を付与し、取得したCMYK値、及び、該CMYK値から求められる出力色空間CS5の座標値等をIDに対応させて目標受付領域840に表示する。追加ボタン842が操作されると、ホスト装置100は、IDを追加し、目標受付領域840に追加したIDに対応する入力欄を増やす。削除ボタン843が操作されると、ホスト装置100は、削除するIDの指定を受け付け、指定されたIDに対応する入力欄を削除する。
また、ホスト装置100は、履歴ロードボタン881の操作を受け付けると、記憶装置114に記憶されている調整履歴700を読み出して目標受付領域840に追加する。履歴セーブボタン882の操作が受け付けられると、ホスト装置100は、目標受付領域840の情報を調整履歴700として記憶装置114に記憶する。
目標受付領域840で受け付けられる調整目標T0は、調整対象色空間選択領域830の選択内容、及び、調整データ選択欄816,826の選択内容に応じて、以下のように変わる。
(選択内容1)調整対象色空間CS6としてCMYK色空間が選択され、調整目標T0の入力に「絶対値」が選択された場合。この場合、調整目標T0の入力は、CMYK値(T_C,T_M,T_Y,T_Kとする。)となる。このCMYK値は、例えば、0〜100%で表現される。
(選択内容2)調整対象色空間CS6としてCMYK色空間が選択され、調整目標T0の入力に「相対値」が選択された場合。この場合、調整目標T0の入力は、CMYK値の現在値(C_C,C_M,C_Y,C_Kとする。)に対する目標値(T_C,T_M,T_Y,T_K)の差分(ΔC,ΔM,ΔY,ΔKとする。)となる。
(選択内容3)調整対象色空間CS6としてRGB色空間が選択され、調整目標T0の入力に「絶対値」が選択された場合。この場合、調整目標T0の入力は、RGB値(T_R,T_G,T_Bとする。)となる。このRGB値は、例えば、0〜100%で表現される。
(選択内容4)調整対象色空間CS6としてRGB色空間が選択され、調整目標T0の入力に「相対値」が選択された場合。この場合、調整目標T0の入力は、RGB値の現在値(C_R,C_G,C_Bとする。)に対する目標値(T_R,T_G,T_B)の差分(ΔR,ΔG,ΔBとする。)となる。
(選択内容5)調整対象色空間CS6としてLab色空間が選択され、調整目標T0の入力に「絶対値」が選択された場合。この場合、調整目標T0の入力は、Lab値(T_L,T_a,T_bとする。)となる。
(選択内容6)調整対象色空間CS6としてLab色空間が選択され、調整目標T0の入力に「相対値」が選択された場合。この場合、調整目標T0の入力は、Lab値の現在値(C_L,C_a,C_bとする。)に対する目標値(T_L,T_a,T_b)の差分(ΔL,Δa,Δbとする。)となる。
(選択内容7)調整対象色空間CS6としてcmyk色空間が選択され、調整目標T0の入力に「絶対値」が選択された場合。この場合、調整目標T0の入力は、cmyk値(T_c,T_m,T_y,T_kとする。)となる。このcmyk値は、例えば、0〜100%で表現される。
(選択内容8)調整対象色空間CS6としてcmyk色空間が選択され、調整目標T0の入力に「相対値」が選択された場合。この場合、調整目標T0の入力は、cmyk値の現在値(C_c,C_m,C_y,C_kとする。)に対する目標値(T_c,T_m,T_y,T_k)の差分(Δc,Δm,Δy,Δkとする。)となる。
図12に示すように、第一入力プロファイル611についての第一目標T1の入力欄に対しては、調整点P0を表す座標における調整の第一目標T1の入力が受け付けられる。第二入力プロファイル612についての第二目標T2の入力欄に対しては、調整点P0を表す座標における調整の第二目標T2の入力が受け付けられる。スポットカラー645についての第二目標T2の入力欄に対しては、調整点P0を表す座標における調整の第二目標T2の入力が受け付けられる。
図13に示すように、第一出力プロファイル621についての第一目標T1の入力欄に対しては、調整点P0を表す座標における調整の第一目標T1の入力が受け付けられる。第二出力プロファイル622についての第二目標T2の入力欄に対しては、調整点P0を表す座標における調整の第二目標T2の入力が受け付けられる。
さらに、図8,9,12,13等を参照して、S215の処理を説明する。
ホスト装置100は、調整目標T0に基づいて調整する調整範囲A0を色空間全体にするか否かの指定を調整範囲指定欄850において受け付ける。図8,9に示す調整範囲指定欄850の複数の指定項目には、「入力空間全域」と「半径」とが含まれている。「入力空間全域」が指定された場合、調整範囲A0は色空間全体に設定される。「半径」が指定された場合、ホスト装置100は、図12,13に示すように目標受付領域840の「Radius」の入力欄に調整点P0を基点とした半径の入力を受け付ける。この半径は、例えば、第一の色空間CS1におけるユークリッド距離の相対値0〜100%で表現される。図14Aには、半径(Radius)が指定された場合の調整範囲A0の例が模式的に示されている。
例えば、選択された入力プロファイル610の入力色空間CS4がCMYK色空間である場合の半径は、CMYK色空間におけるユークリッド距離の相対値で表現することができる。選択された入力プロファイル610の入力色空間CS4がRGB色空間である場合の半径は、RGB色空間におけるユークリッド距離の相対値で表現することができる。出力プロファイル620に組み合わせる第二要素としてスポットカラー645が選択された場合の半径は、Lab色空間におけるユークリッド距離の相対値で表現することができる。
以上より、第一の色空間CS1又はプロファイル接続空間CS3において調整対象プロファイル550のうち第一目標T1及び第二目標T2に基づいて調整する調整範囲A0が指定される。
さらに、図10,11,14Bを参照して、第一目標T1により調整する範囲(図14Bでは調整範囲A1)と第二目標T2により調整する範囲(図14Bでは調整範囲A2,A3)とに重なりが生じた範囲(図14Bでは重複範囲A4〜A7)における調整量Dを求めるための係数(図14Bでは重みa1,a2,a3)の設定を受け付けるS216の処理を説明する。
図10に示す配分指定欄915では、出力プロファイル620と組み合わせる要素のそれぞれに対して調整目標T0による調整の程度を表す調整量に重みを指定することができる。図10に示す例では、第一入力プロファイル「Input_1.icc」に対して重みa1=50.0%が指定され、第二入力プロファイル「Input_2.icc」に対して重みa2=20.0%が指定され、スポットカラー「NamedColor_1.icc」に対して重みa3=30.0%が指定されていることが示されている。チェックボックス916にチェック印を入れる操作が行われると、配分指定欄915の重みが均等に配分される。例えば、入力プロファイル610とスポットカラー645を合わせて3要素が指定されている場合、各配分指定欄915の重みは33.3%となる。
図11に示す配分指定欄925では、入力プロファイル610と組み合わせる要素のそれぞれに対して調整目標T0による調整の程度を表す調整量に重みを指定することができる。図11に示す例では、第一出力プロファイル「Output_1.icc」に対して重みa1=50.0%が指定され、第二出力プロファイル「Output_2.icc」に対して重みa2=20.0%が指定され、第二出力プロファイル「Output_3.icc」に対して重みa3=30.0%が指定されていることが示されている。チェックボックス926にチェック印を入れる操作が行われると、配分指定欄915の重みが均等に配分される。
図14Bに示すように、重複範囲A4〜A7における調整量Dは、例えば、以下の式により算出することができる。
(範囲A4の場合)
D=(a2×D2+a3×D3)/(a2+a3)
(範囲A5の場合)
D=(a1×D1+a3×D3)/(a1+a3)
(範囲A6の場合)
D=(a1×D1+a2×D2)/(a1+a2)
(範囲A7の場合)
D=(a1×D1+a2×D2+a3×D3)/(a1+a2+a3)
以上より、第一目標T1による調整の程度を表す第一調整量(D1)と、第二目標T2による調整の程度を表す第二調整量(D2,D3)と、に対する係数(a1,a2,a3)が設定される。
さらに、図8,9を参照して、指定インテントの選択を受け付けるS217の処理を説明する。
ホスト装置100は、調整対象プロファイル550の対応関係を規定するためのレンダリングインテントの指定をインテント指定欄880において受け付ける。図8,9に示すインテント指定欄880の複数の指定項目は、「Perceptual」(知覚的)、「Relative Colorimetric」(相対的測色的)、及び、「Saturation」(彩度重視)の3種類であるとする。むろん、指定項目に「Absolute Colorimetric」(絶対的測色的)が含まれてもよいし、「Perceptual」と「Relative Colorimetric」と「Saturation」の内の一部が指定項目に無くてもよい。図8,9には、指定インテントとして「Perceptual」が指定されている例が示されている。
以上より、調整対象プロファイル550の対応関係を規定するための複数のレンダリングインテントの中からいずれか一つが指定インテントとして受け付けられる。
ホスト装置100は、図8,9に示す調整実施ボタン870の操作を受け付けると、図7のS210の処理を終了させ、図6のS104以降の処理を行う。ここで、インテント指定欄880で「Perceptual」(知覚的)が指定された場合、ホスト装置100は、S104以降の処理においてプロファイル500のうち図5で示したA2B0タグ、及び、B2A0タグに従った情報を使用する。インテント指定欄880で「Relative Colorimetric」(相対的測色的)が指定された場合、ホスト装置100は、S104以降の処理においてプロファイル500のうち図5で示したA2B1タグ、及び、B2A1タグに従った情報を使用する。インテント指定欄880で「Saturation」(彩度重視)が指定された場合、ホスト装置100は、S104以降の処理においてプロファイル500のうち図5で示したA2B2タグ、及び、B2A2タグに従った情報を使用する。
以下、図15〜22も参照して、S104以降の処理を説明する。ここで、図15は、出力プロファイル620を調整対象プロファイル550として入力値Input_Pと調整量Δcmykとの対応データセットを生成する処理を例示している。図16は、入力プロファイル610を調整対象プロファイル550として入力値Input_Pと調整量ΔLabとの対応データセットを生成する処理を例示している。
まず、ホスト装置100は、目標受付領域840に入力された各調整点P0について、組合せ指定領域810,820で指定された組合せに従って現在の出力値CurrentOutを求める(図6のS104)。これは、被印刷物ME1に形成される出力画像IM0の色に対応する出力色cmykpを基準として調整を行うためである。指定インテントに応じた情報がプロファイルにある場合は、指定インテントに応じた情報に従って色変換が行われる。
ここで、図17Cに示すように、プロファイル(例えばICCプロファイル)に従った変換をficc(第1引き数,第2引き数,第3引き数)で表すことにする。ただし、第1引き数は、使用するプロファイルを表す。第1引き数において、InputProfileは入力プロファイルを表し、OutputProfileは出力プロファイルを表す。第2引き数において、A2Bはデバイスカラーからデバイス非依存カラーへの変換を表し、B2Aはデバイス非依存カラーからデバイスカラーへの変換を表す。第3引き数のInputは、調整点P0の入力値(CMYK、RGB、Lab、等)を表す。
図17A,17Bに示すように、色変換用にプロファイル610,620の組合せが指定された場合(a−1),(a−2)、各調整点P0の入力値Inputは、CMYK値(Cp,Mp,Yp,Kpとする。)又はRGB値(Rp,Gp,Bpとする。)となる。この場合、現在の出力値CurrentOutは、cmyk値(cp,mp,yp,kp)となる。
上記(a−1),(a−2)の場合、調整対象プロファイル550が入力プロファイル610であっても出力プロファイル620であっても、以下の式により現在の出力値CurrentOutを算出することができる(図17C参照)。
CurrentOut=ficc(OutputProfile,B2A,ficc(InputProfile,A2B,Input))
図示していないが、色変換用にスポットカラー645と出力プロファイル620との組合せが指定された場合、調整点P0の入力値Inputは、Lab値(Lp,ap,bpとする。)となる。この場合、現在の出力値CurrentOutも、cmyk値(cp,mp,yp,kp)となる。現在の出力値CurrentOutは、以下の式により算出することができる。
CurrentOut=ficc(OutputProfile,B2A,Input)
現在の出力値CurrentOutの算出後、ホスト装置100は、目標受付領域840に入力された各調整点P0について、組合せ指定領域810,820で指定された組合せに従って目標出力値TargetOutを求める(S106)。これは、被印刷物ME1に形成される出力画像IM0の色に対応する出力色cmykpを基準として調整を行うためである。指定インテントに応じた情報がプロファイルにある場合は、指定インテントに応じた情報に従って色変換が行われる。
例えば、図18Aに示すように色変換用にプロファイル610,620の組合せが指定されて調整対象色空間CS6に第一の色空間CS1が指定された場合(a−1−1)、第一の色空間CS1においてCMYK値(Cp,Mp,Yp,Kp)又はRGB値(Rp,Gp,Bp)に調整量AdjustDataが加えられる。この調整量AdjustDataは、相対値(ΔCp,ΔMp,ΔYp,ΔKp)又は相対値(ΔRp,ΔGp,ΔBp)で表される。調整後のCMYK値は(Cp+ΔCp,Mp+ΔMp,Yp+ΔYp,Kp+ΔKp)で表され、調整後のRGB値は(Rp+ΔRp,Gp+ΔGp,Bp+ΔBp)で表される。
上記(a−1−1)の場合、以下の式により目標出力値TargetOutを算出することができる(図19参照)。
TargetOut
=ficc(OutputProfile,B2A,ficc(InputProfile,A2B,Input+AdjustData))
上記式は、調整対象プロファイル550が出力プロファイル620であっても同じになる。
図18Bに示すように色変換用にプロファイル610,620の組合せが指定されて調整対象色空間CS6に第二の色空間CS2が指定された場合(a−1−2)、cmyk色空間(CS2)においてcmyk値(cp,mp,yp,kp)に調整量AdjustDataが加えられる。この調整量AdjustDataは、相対値(Δcp,Δmp,Δyp,Δkp)で表される。cmyk色空間において、調整後のcmyk値は、(cp+Δcp,mp+Δmp,yp+Δyp,kp+Δkp)で表される。
上記(a−1−2)の場合、以下の式により目標出力値TargetOutを算出することができる(図19参照)。
TargetOut
=ficc(OutputProfile,B2A,ficc(InputProfile,A2B,Input))+AdjustData
上記式は、調整対象プロファイル550が出力プロファイル620であっても同じになる。
図18Cに示すように色変換用にプロファイル610,620の組合せが指定されて調整対象色空間CS6に第三の色空間CS3が指定された場合(a−1−3)、Lab色空間(CS3)においてLab値(Lp,ap,bp)に調整量AdjustDataが加えられる。この調整量AdjustDataは、相対値(ΔLp,Δap,Δbp)で表される。Lab色空間において、調整後のLab値は、(Lp+ΔLp,ap+Δap,bp+Δbp)で表される。
上記(a−1−3)の場合、以下の式により目標出力値TargetOutを算出することができる(図19参照)。
TargetOut
=ficc(OutputProfile,B2A,ficc(InputProfile,A2B,Input)+AdjustData)
上記式は、調整対象プロファイル550が出力プロファイル620であっても同じになる。
図示していないが、色変換用にスポットカラー645と出力プロファイル620(調整対象プロファイル550)との組合せが指定されて調整対象色空間CS6に第二の色空間CS2が指定された場合、cmyk色空間(CS2)においてcmyk値(cp,mp,yp,kp)に調整量AdjustDataが加えられる。この調整量AdjustDataは、相対値(Δcp,Δmp,Δyp,Δkp)で表される。cmyk色空間において、調整後のcmyk値は、(cp+Δcp,mp+Δmp,yp+Δyp,kp+Δkp)で表される。この場合、以下の式により目標出力値TargetOutを算出することができる。
TargetOut=ficc(OutputProfile,B2A,Input)+AdjustData
色変換用にスポットカラー645と出力プロファイル620(調整対象プロファイル550)との組合せが指定されて調整対象色空間CS6に第三の色空間CS3が指定された場合、Lab色空間(CS3)においてLab値(Lp,ap,bp)に調整量AdjustDataが加えられる。この調整量AdjustDataは、相対値(ΔLp,Δap,Δbp)で表される。Lab色空間において、調整後のLab値は、(Lp+ΔLp,ap+Δap,bp+Δbp)で表される。この場合、以下の式により目標出力値TargetOutを算出することができる。
TargetOut=ficc(OutputProfile,B2A,Input+AdjustData)
尚、目標出力値TargetOutの算出は、調整目標T0が出力座標値で表されている場合には省略可能であり、調整目標T0が出力座標値で表されていない場合に限定して行ってもよい。
目標出力値TargetOutの算出後、ホスト装置100は、各調整点P0について、調整対象プロファイル550における入力値Input_P、及び、調整目標値TargetOut_Pを取得する(S108)。これは、調整対象プロファイル550における入力値と出力値との対応関係を調整するためである。指定インテントに応じた情報がプロファイルにある場合は、指定インテントに応じた情報に従って色変換が行われる。
図20Aに示すように、図17Aで示した(a−1)の場合、すなわち、色変換用にプロファイル610,620の組合せが選択されて調整対象プロファイル550に入力プロファイル610が指定された場合、プロファイル610,620の組合せの入力値Inputは調整対象プロファイル550における入力値Input_Pとして用いられる。調整対象プロファイル550の調整目標値TargetOut_P(Lab値)は、cmyk値である目標出力値TargetOutから算出することができる(図20C参照)。
Input_P=Input
TargetOut_P=ficc(OutputProfile,A2B,TargetOut)
調整対象プロファイル550の調整目標値TargetOut_P(Lab値)を目標出力値TargetOut(cmyk値)から求めるのは、出力画像IM0の色に対応する出力色cmykpを基準として調整を行うためである。
また、調整対象プロファイル550における現在の出力値CurrentOut_P(Lab値)は、以下の式で表される。
CurrentOut_P=ficc(InputProfile,A2B,Input)
調整目標T0の相対値である調整量ΔLabを調整対象プロファイル550の出力色空間CS5で表すと、TargetOut_P−CurrentOut_Pとなる。
図20Bに示すように、図17Bで示した(a−2)の場合、すなわち、色変換用にプロファイル610,620の組合せが選択されて調整対象プロファイル550に出力プロファイル620が指定された場合、プロファイル610,620の組合せの目標出力値TargetOutは調整対象プロファイル550における調整目標値TargetOut_Pとして用いられる。調整対象プロファイル550の入力値Input_P(Lab値)は、CMYK値又はRGB値である入力値Inputから算出することができる(図20C参照)。
Input_P= ficc(InputProfile,A2B,Input)
TargetOut_P=TargetOut
また、調整対象プロファイル550における現在の出力値CurrentOut_P(cmyk値)は、プロファイル610,620の組合せの現在の出力値CurrentOutである。
CurrentOut_P=CurrentOut
調整目標T0の相対値である調整量Δcmykを調整対象プロファイル550の出力色空間CS5で表すと、TargetOut_P−CurrentOut_Pとなる。
図示していないが、色変換用にスポットカラー645と出力プロファイル620(調整対象プロファイル550)との組合せが指定された場合、Lab値である入力値Inputは調整対象プロファイル550における入力値Input_Pとして用いられ、目標出力値TargetOutは調整対象プロファイル550における調整目標値TargetOut_Pとして用いられる。
Input_P=Input
TargetOut_P=TargetOut
また、調整対象プロファイル550における現在の出力値CurrentOut_P(cmyk値)は、スポットカラー645と出力プロファイル620との組合せの現在の出力値CurrentOutである。
CurrentOut_P=CurrentOut
調整目標T0の相対値である調整量Δcmykを調整対象プロファイル550の出力色空間CS5で表すと、TargetOut_P−CurrentOut_Pとなる。
出力プロファイル620を調整する場合、図15に示すように、出力プロファイル620に組み合わせる要素に応じて入力値Input_Pと調整量TargetOut_P−CurrentOut_P(Δcmyk)との対応データセットを生成することにしている。図21Aには、出力プロファイル620と組み合わせる各要素について入力値(L,a,b)と調整量(Δc,Δm,Δy,Δk)とが対応付けられたデータセットSET1を例示している。
図15に示す出力プロファイル調整データセット生成処理が開始されると、ホスト装置100は、出力プロファイル620と組み合わせる要素の一つを対象として、この要素がCMYK入力の入力プロファイル610であるか否かに応じて処理を分岐させる(S302)。CMYK入力の入力プロファイル610である場合、ホスト装置100は、入力プロファイル610を用いて調整点P0の入力値Input(CMYKin)を入力値Input_P(Lab値)に変換する(S304)。さらに、得られた入力値Input_P(Lab値)と調整量TargetOut_P−CurrentOut_P(Δcmyk)との対応データセットSET1を生成して(S306)、処理をS316に進める。
上記要素がCMYK入力の入力プロファイル610でない場合、ホスト装置100は、上記要素がRGB入力の入力プロファイル610であるか否かに応じて処理を分岐させる(S308)。RGB入力の入力プロファイル610である場合、ホスト装置100は、入力プロファイル610を用いて調整点P0の入力値Input(RGBin)を入力値Input_P(Lab値)に変換する(S310)。さらに、得られた入力値Input_P(Lab値)と調整量TargetOut_P−CurrentOut_P(Δcmyk)との対応データセットSET1を生成して(S312)、処理をS316に進める。
上記要素がRGB入力の入力プロファイル610でない場合、上記要素はLab指定のスポットカラー645である。この場合、ホスト装置100は、指定されたLab値である入力値Input_Pと調整量TargetOut_P−CurrentOut_P(Δcmyk)との対応データセットSET1を生成して(S314)、処理をS316に進める。
S302〜S314の処理は、出力プロファイル620と組み合わせる要素の全てについて行われる(S316)。
入力プロファイル610を調整する場合、図16に示すように、入力プロファイル610に組み合わせる要素のそれぞれについて入力値Input_Pと調整量TargetOut_P−CurrentOut_P(ΔLab)との対応データセットを生成することにしている。図21Bには、入力プロファイル610と組み合わせる各要素について入力値(C,M,Y,K)と調整量(ΔL,Δa,Δb)とが対応付けられたデータセットSET2を例示している。
図16に示す入力プロファイル調整データセット生成処理が開始されると、ホスト装置100は、入力プロファイル610と組み合わせる出力プロファイル620の一つを対象として、出力プロファイル620を用いて調整点P0の目標出力値TargetOut(cmyk値)を調整目標値TargetOut_P(Lab値)に変換する(S402)。さらに、得られた調整目標値TargetOut_P(Lab値)から現在の出力値CurrentOut_P(Lab値)を差し引いて調整量TargetOut_P−CurrentOut_P(ΔLab)を求め、調整点P0の入力値Input(CMYKin)である入力値Input_P(CMYK値)と調整量TargetOut_P−CurrentOut_P(ΔLab)との対応データセットSET2を生成する(S404)。
S402〜S404の処理は、入力プロファイル610と組み合わせる出力プロファイル620の全てについて行われる(S406)。
調整対象プロファイル550における入力値Input_P、及び、調整量TargetOut_P−CurrentOut_Pの取得後、ホスト装置100は、S110〜S112において、調整の第一目標T1及び第二目標T2に基づいて調整対象プロファイル550の調整範囲A0を調整する。
まず、図22A,22Bを参照して、調整範囲A0において調整対象プロファイル550を調整する概念を説明する。ここで、図22A,21Bにおいて、横軸は入力色空間CS4の或る座標軸に沿った入力値を示し、縦軸は出力色空間CS5の或る座標軸に沿った出力値を示している。例えば、入力色空間CS4がCMYK色空間である場合、横軸は、C軸、M軸、Y軸、又は、K軸となる。出力色空間CS5がLab色空間である場合、縦軸は、L軸、a軸、又は、b軸となる。横軸上の白丸は、格子点GD0を示している。
図22Aは、出力値を調整する場合の各格子点GD0の調整量ADを模式的に例示している。ユーザーが指定した調整点P0は、入力値Input_Pに対応している。ユーザーが調整目標T0として調整量AdjustDataを指示すると、入力値Input_Pに対応する現在の出力値CurrentOut_Pに調整量AdjustDataが加えられた調整目標値TargetOut_Pが設定される。むろん、調整対象色空間CS6がcmyk色空間であれば、現在の出力値CurrentOut_P、及び、調整目標値TargetOut_Pはcmyk値で表され、調整量AdjustDataはcmyk値の相対値(Δcp,Δmp,Δyp,Δkp)で表される。調整対象色空間CS6がLab色空間であれば、現在の出力値CurrentOut_P、及び、調整目標値TargetOut_PはLab値で表され、調整量AdjustDataはLab値の相対値(ΔLp,Δap,Δbp)で表される。
図8,9で示した調整範囲指定欄850及び目標受付領域840への入力により、調整量AdjustDataには調整範囲A0が設定される。調整範囲指定欄850に対して「半径」が指定された場合、基本的には、入力値Input_Pに対する出力値の調整量を最大にして調整範囲A0の境界で調整量を0にするようにしている。ただし、実際の調整は調整対象プロファイル550の格子点GD0に対して行われるため、設定された調整範囲A0よりも広い範囲まで調整が影響することがある。
図22Bは、入力値を調整する場合の各格子点GD0の調整量ADを模式的に例示している。ユーザーが指定した調整点P0は、入力値Input_Pに対応している。ユーザーが調整目標T0として調整量AdjustDataを指示すると、入力値Input_Pに調整量AdjustDataが加えられた入力値Input_P+AdjustDataに対応する出力値がユーザー指定の調整点P0において期待される出力値となる。むろん、調整対象色空間CS6がCMYK色空間であれば、入力値Input_PはCMYK値で表され、調整量AdjustDataはCMYK値の相対値(ΔCp,ΔMp,ΔYp,ΔKp)で表される。調整対象色空間CS6がLab色空間であれば、入力値Input_PはLab値で表され、調整量AdjustDataはLab値の相対値(ΔLp,Δap,Δbp)で表される。
上述した補正は、入力色空間CS4の全座標軸、及び、出力色空間CS5の全座標値について、行われる。
次に、図23A,23Bを参照して、調整範囲A0の各格子点GD0に調整量ADを設定する例を説明する。ここで、図23A,22Bにおいて、横軸は入力値を示し、縦軸は出力値の調整量ADを示している。また、横軸上の三角印は調整範囲A0にある格子点(最近傍格子点GDnearestを除く。)を示し、横軸上の四角印は調整範囲A0外の出力値が修正されない格子点を示している。
まず、図23Aに示すように、ホスト装置100は、各調整点P0について、調整点P0に最も近い格子点である最近傍格子点GDnearestに対する出力値の調整量AD1を決定する(図6のS110)。図23Aには、入力色空間CS4の或る座標軸上に調整点P0(入力値Input_P)が2点指定された場合の出力値の調整量AD1を決定する例を示している。図23Aの例では、入力値Input_Pに対する調整量AdjustDataをそのまま最近傍格子点GDnearestに対する出力値の調整量AD1にしている。むろん、本技術は、最近傍格子点GDnearestに対する出力値の調整量AD1を調整量AdjustDataにすることに限定されない。
最近傍格子点GDnearestに対する出力値の調整量AD1の決定後、図23Bに示すように、ホスト装置100は、対象プロファイル550に組み合わせる要素のそれぞれについて、調整範囲A0において最近傍格子点GDnearestの周囲にある格子点(三角印の格子点)に対する出力値の調整量AD2を決定する(図6のS112)。例えば、調整範囲A0外の格子点に対する出力値の調整量を0にしておき、上述した各最近傍格子点GDnearestに対する出力値の調整量AD1をAdjustDataにして、3次元又は4次元の3次スプライン関数による補間演算を行うことにより、周囲の格子点に対する出力値の調整量AD2を決定することができる。ここで、入力色空間CS4がCMYK色空間である場合は前記補間演算を4次元の3次スプライン関数により行えばよく、入力色空間CS4がLab色空間である場合は前記補間演算を3次元の3次スプライン関数により行えばよい。このような補間演算を行うことにより、周囲の格子点に対する出力値の調整量AD2が、各最近傍格子点GDnearestに対する出力値の調整量AD1と、調整範囲A0外の格子点に対する出力値の調整量「0」と、の間で滑らかに繋がる。
むろん、本技術は、補間演算にスプライン関数を用いることに限定されない。
本具体例では調整対象プロファイル550に複数の要素を組み合わせるため、組合せ対象が第一要素である場合に調整量AD1,AD2が設定された格子点GD0と、組合せ対象が第二要素である場合に調整量AD1,AD2が設定された格子点GD0と、が同じになることがある。この場合、図10,11で示した配分指定欄915,925に対して指定された重みに応じて格子点GD0に対する出力値の調整量AD1,AD2を配分すればよい。この配分は、例えば、図14Bで示した調整量Dにすることができる。
例えば、或る格子点GD0について、第一入力プロファイル611と出力プロファイル620とを組み合わせた場合に調整量D1=1.00及び重みa1=50.0%であって、第二入力プロファイル612と出力プロファイル620とを組み合わせた場合に調整量D2=2.00及び重みa2=20.0%であって、スポットカラー645と出力プロファイル620とを組み合わせた場合に調整量D3=3.00及び重みa1=50.0%であるとする。この場合の調整量Dは、(50.0×1.00+20.0×2.00+30.0×3.00)/(50.0+20.0+30.0)=1.80となる。
また、或る格子点GD0について、入力プロファイル610と第一出力プロファイル621とを組み合わせた場合に調整量D1=1.40及び重みa1=50.0%であって、第二入力プロファイル612と出力プロファイル620とを組み合わせた場合に調整量D2=2.10及び重みa2=20.0%であるとする。この場合の調整量Dは、(50.0×1.40+20.0×2.10)/(50.0+20.0)=1.60となる。
調整範囲A0の各格子点に対する出力値の調整量ADの決定後、ホスト装置100は、決定した調整量ADを調整対象プロファイル550に反映する(図6のS114)。すなわち、調整範囲A0の各格子点について、現在の出力値に調整量ADを加えた値を更新後の出力値として調整対象プロファイル550に対して書き込めばよい。例えば、調整対象プロファイル550の出力色空間CS5がcmyk色空間であれば、現在の出力値(cq,mq,yq,kqとする。)に調整量(Δcq,Δmq,Δyq,Δkqとする。)に加えた値(cq+Δcq,mq+Δmq,yq+Δyq,kq+Δkq)が更新後の出力値となる。調整対象プロファイル550の出力色空間CS5がLab色空間であれば、現在の出力値(Lq,aq,bqとする。)に調整量(ΔLq,Δaq,Δbqとする。)に加えた値(Lq+ΔLq,aq+Δaq,bq+Δbq)が更新後の出力値となる。ここでの変数qは、調整範囲A0内の格子点を識別する変数である。
以上のようにして、第二の色空間CS2において現在の出力値CurrentOutが目標出力値TargetOutに近付くように調整対象プロファイル550の対応関係が調整される。指定インテントに応じた情報が調整対象プロファイル550にある場合は、指定インテントに応じた対応関係において調整対象プロファイル550が調整される。
調整対象プロファイル550の更新後、ホスト装置100は、目標受付領域840に入力された各調整点P0について、更新後の調整対象プロファイル550、又は、更新後の調整対象プロファイル550を含むプロファイルの組合せを用いて現在の出力値CurrentOutを求める(S116)。更新後の現在の出力値CurrentOutは、図17Cを参照して説明したS104の処理と同じ式を用いて算出することができる。指定インテントに応じた情報がプロファイルにある場合は、指定インテントに応じた情報に従って色変換が行われる。
また、ホスト装置100は、目標受付領域840に入力された各調整点P0について、更新後の現在の出力値CurrentOutと目標出力値TargetOutとの差分dを求める(S118)。この差分は、例えば、調整対象プロファイル550の出力色空間CS5において出力値CurrentOutに対応する点と目標出力値TargetOutに対応する点とのユークリッド距離とすることができる。
その上で、ホスト装置100は、S108〜S120の繰り返し処理の終了条件が成立したか否かを判断し(S120)、終了条件が成立していない場合にはS108〜S120の処理を繰り返し、終了条件が成立した場合にはプロファイル調整処理を終了させる。例えば、全調整点P0について差分dが所定の閾値以下である場合に終了条件成立とすることができる。また、規定の回数に達した場合に終了条件成立としてもよい。
以上より、調整点P0に対応する入力座標値から現在の調整対象プロファイル550を含む組合せに従って得られる現在の出力値CurrentOutが目標出力値TargetOutに近付くように調整対象プロファイル550が調整される。このように、出力色cmykpを表す座標値を基準として調整対象プロファイル550が調整されるので、本具体例は、色空間の座標値の変換に使用するプロファイルを良好な色再現精度となるように調整することができる。その際、調整対象プロファイル550や調整対象色空間CS6を指定することができるので、本具体例は、ユーザーの利用環境に応じて柔軟に対応することができる。
また、本具体例は、一つの出力プロファイル620に対して、ターゲット印刷機用の第一入力プロファイル611の他、RGBデータに対する第二入力プロファイル612、Lab値で直接色を指定するスポットカラー645、等を組み合わせることができる。第一入力プロファイル611と出力プロファイル620との組合せだけで最適化するのではなく、別の要素(612,645)と出力プロファイル620との組合せで最適化することができるため、出力プロファイル620を調整するために組合せの対象を切り替える必要が無い。従って、複数の色変換を行う場合に出力プロファイルを調整する作業の利便性が向上する。
さらに、本具体例は、一つの入力プロファイル610に対して、被印刷物A用の第一出力プロファイル621の他、被印刷物B用の第二出力プロファイル622等を組み合わせることができる。入力プロファイル610と第一出力プロファイル621との組合せだけで最適化するのではなく、入力プロファイル610と他の要素(622)との組合せで最適化することができるため、入力プロファイル610を調整するために組合せの対象を切り替える必要が無い。従って、複数の色変換を行う場合に入力プロファイルを調整する作業の利便性が向上する。
(6)変形例:
本発明は、種々の変形例が考えられる。
例えば、出力デバイスは、インクジェットプリンターに限定されず、レーザープリンターといった電子写真方式のプリンター、3次元プリンター、表示装置、等でもよい。
画像を形成する色材の種類は、C,M,Y,Kに限定されず、C,M,Y,Kに加えて、Lc、Lm、Yよりも高濃度のDy(ダークイエロー)、Or(オレンジ)、Gr(グリーン)、Kよりも低濃度のLk(ライトブラック)、画質向上用の無着色の色材、等を含んでもよい。
むろん、第二の色空間は、cmyk色空間に限定されず、CMY色空間、RGB色空間、等でもよい。
ターゲットデバイスは、ターゲット印刷機に限定されず、表示装置等でもよい。
むろん、第一の色空間は、CMYK色空間に限定されず、CMY色空間、RGB色空間、等でもよい。
調整対象色空間の選択対象は、第一の色空間と第二の色空間とプロファイル接続空間との3種類に限定されず、第一の色空間と第二の色空間との2種類でもよいし、第一の色空間とプロファイル接続空間との2種類でもよいし、第二の色空間とプロファイル接続空間との2種類でもよい。
尚、出力プロファイルにスポットカラーを組み合わせず常に複数の入力プロファイルを組み合わせる場合や、出力プロファイルに入力プロファイルとスポットカラーとを常に組み合わせる場合も、本技術に含まれ、本技術の[態様1]の基本的な作用及び効果が得られる。
また、入力プロファイルを調整対象プロファイルにしない場合でも、出力プロファイルに複数の要素を組み合わせるのであれば、本技術の[態様1]の基本的な作用及び効果が得られる。
さらに、出力プロファイルを調整対象プロファイルにしない場合でも、入力プロファイルに複数の要素を組み合わせるのであれば、本技術の[態様2]の基本的な作用及び効果が得られる。
(7)結び:
以上説明したように、本発明によると、種々の態様により、複数の色変換を行う場合にプロファイルを調整する作業の利便性を向上させる技術等を提供することができる。むろん、独立請求項に係る構成要件のみからなる技術でも、上述した基本的な作用、効果が得られる。
また、上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術及び上述した例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も実施可能である。本発明は、これらの構成等も含まれる。
100…ホスト装置(プロファイル調整システムの例)、114…記憶装置、115…表示装置、116…入力装置、200…プリンター、300…ターゲット印刷機、400…RIP、500…プロファイル、550…調整対象プロファイル、610…入力プロファイル、611…第一入力プロファイル、612…第二入力プロファイル、620…出力プロファイル、621…第一出力プロファイル、622…第二出力プロファイル、630…デバイスリンクプロファイル、640…カラーライブラリー、645…スポットカラー、700…調整履歴、800…UI画面、805…調整対象プロファイル選択領域、810,820…組合せ指定領域、811,812…入力プロファイル選択欄、813…スポットカラー選択欄、815…出力プロファイル選択欄、816…調整データ選択欄、821,822,823…出力プロファイル選択欄、825…入力プロファイル選択欄、826…調整データ選択欄、830…調整対象色空間選択領域、840…目標受付領域、841…「画像から指定」ボタン、842…追加ボタン、843…削除ボタン、850…調整範囲指定欄、860…詳細設定ボタン、870…調整実施ボタン、910…詳細設定画面、911…出力プロファイル選択欄、912…入力プロファイル選択欄、913…スポットカラー選択欄、914…追加ボタン、915…配分指定欄、916…チェックボックス、920…詳細設定画面、921…入力プロファイル選択欄、922…出力プロファイル選択欄、924…追加ボタン、925…配分指定欄、926…チェックボックス、A0…調整範囲、CS1…第一の色空間、CS2…第二の色空間、CS3…プロファイル接続空間、CS4…入力色空間、CS5…出力色空間、CS6…調整対象色空間、CS7…第一調整対象色空間、CS8…第二調整対象色空間、GD0,GD1,GD2…格子点、GDnearest…最近傍格子点、P0…調整点、PR0…プロファイル調整プログラム、ST1…第一指定工程、ST2…第二指定工程、ST3…第一目標受付工程、ST4…第二目標受付工程、ST5…調整範囲指定工程、ST6…係数設定工程、ST7…プロファイル調整工程、T0…目標、T1…第一目標、T2…第二目標。

Claims (12)

  1. 第一の色空間の第一座標値から第二の色空間の第二座標値への変換に使用するプロファイルを調整するプロファイル調整方法であって、
    プロファイル接続空間の第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した出力プロファイルと組み合わせる第一要素として、前記第一座標値と前記第三座標値との対応関係を規定した第一入力プロファイルを受け付ける第一指定工程と、
    前記出力プロファイルと組み合わせる第二要素として、前記第一座標値と前記第三座標値との対応関係を規定した第二入力プロファイルと、前記第三座標値で表されたスポットカラーと、の少なくとも一方を受け付ける第二指定工程と、
    前記第一要素と前記出力プロファイルとに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第一目標を受け付ける第一目標受付工程と、
    前記第二要素と前記出力プロファイルとに従って前記第一座標値と前記第三座標値との少なくとも一方から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第二目標を受け付ける第二目標受付工程と、
    受け付けられた前記第一目標及び前記第二目標に基づいて前記出力プロファイルを調整するプロファイル調整工程と、を含む、プロファイル調整方法。
  2. 第一の色空間の第一座標値から第二の色空間の第二座標値への変換に使用するプロファイルを調整するプロファイル調整方法であって、
    前記第一座標値とプロファイル接続空間の第三座標値との対応関係を規定した入力プロファイルと組み合わせる第一要素として、前記第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した第一出力プロファイルを受け付ける第一指定工程と、
    前記入力プロファイルと組み合わせる第二要素として、前記第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した第二出力プロファイルを受け付ける第二指定工程と、
    前記入力プロファイルと前記第一要素とに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第一目標を受け付ける第一目標受付工程と、
    前記入力プロファイルと前記第二要素とに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第二目標を受け付ける第二目標受付工程と、
    受け付けられた前記第一目標及び前記第二目標に基づいて前記入力プロファイルを調整するプロファイル調整工程と、を含む、プロファイル調整方法。
  3. 前記第一目標受付工程では、前記第一の色空間、前記第二の色空間、及び、前記プロファイル接続空間の内の2種類以上の色空間の中からいずれか一つを第一調整対象色空間として受け付け、該第一調整対象色空間において調整対象の色を表す座標における調整の前記第一目標を受け付ける、請求項1又は請求項2に記載のプロファイル調整方法。
  4. 前記第二目標受付工程では、前記第一の色空間、前記第二の色空間、及び、前記プロファイル接続空間の内の2種類以上の色空間の中からいずれか一つを第二調整対象色空間として受け付け、該第二調整対象色空間において調整対象の色を表す座標における調整の前記第二目標を受け付ける、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロファイル調整方法。
  5. 前記プロファイル調整工程において調整する対象である調整対象プロファイルのうち前記第一目標及び前記第二目標に基づいて調整する調整範囲を受け付ける調整範囲指定工程をさらに含み、
    前記プロファイル調整工程では、前記第一目標及び前記第二目標に基づいて前記調整対象プロファイルの前記調整範囲を調整する、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプロファイル調整方法。
  6. 前記プロファイル調整工程では、調整する対象である調整対象プロファイルに対して前記第一目標により調整する範囲と前記第二目標により調整する範囲とに重なりが生じる場合、該重なりが生じた範囲において、前記第一目標による調整の程度を表す第一調整量と前記第二目標による調整の程度を表す第二調整量とを用いて求められる調整量となるように前記調整対象プロファイルを調整する、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプロファイル調整方法。
  7. 前記重なりが生じた範囲における調整量を求めるための前記第一調整量と前記第二調整量との少なくとも一方に対する係数の設定を受け付ける係数設定工程をさらに含み、
    前記プロファイル調整工程では、前記重なりが生じた範囲において、前記係数に従って前記第一調整量と前記第二調整量とを用いて求められる調整量となるように前記調整対象プロファイルを調整する、請求項6に記載のプロファイル調整方法。
  8. 前記プロファイル調整工程では、前記第一目標及び前記第二目標が前記第二座標値で表されていない場合、前記第一目標及び前記第二目標に対応する前記第二座標値を目標出力値として求め、前記調整対象の色を表す座標から、前記第一要素又は前記第二要素、及び、調整する対象である調整対象プロファイルに従って得られる前記第二座標値を前記目標出力値に近付けるように前記調整対象プロファイルを調整する、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載のプロファイル調整方法。
  9. 第一の色空間の第一座標値から第二の色空間の第二座標値への変換に使用するプロファイルを調整するためのプロファイル調整プログラムであって、
    プロファイル接続空間の第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した出力プロファイルと組み合わせる第一要素として、前記第一座標値と前記第三座標値との対応関係を規定した第一入力プロファイルを受け付ける第一指定機能と、
    前記出力プロファイルと組み合わせる第二要素として、前記第一座標値と前記第三座標値との対応関係を規定した第二入力プロファイルと、前記第三座標値で表されたスポットカラーと、の少なくとも一方を受け付ける第二指定機能と、
    前記第一要素と前記出力プロファイルとに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第一目標を受け付ける第一目標受付機能と、
    前記第二要素と前記出力プロファイルとに従って前記第一座標値と前記第三座標値との少なくとも一方から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第二目標を受け付ける第二目標受付機能と、
    受け付けられた前記第一目標及び前記第二目標に基づいて前記出力プロファイルを調整するプロファイル調整機能と、をコンピューターに実現させる、プロファイル調整プログラム。
  10. 第一の色空間の第一座標値から第二の色空間の第二座標値への変換に使用するプロファイルを調整するためのプロファイル調整プログラムであって、
    前記第一座標値とプロファイル接続空間の第三座標値との対応関係を規定した入力プロファイルと組み合わせる第一要素として、前記第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した第一出力プロファイルを受け付ける第一指定機能と、
    前記入力プロファイルと組み合わせる第二要素として、前記第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した第二出力プロファイルを受け付ける第二指定機能と、
    前記入力プロファイルと前記第一要素とに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第一目標を受け付ける第一目標受付機能と、
    前記入力プロファイルと前記第二要素とに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第二目標を受け付ける第二目標受付機能と、
    受け付けられた前記第一目標及び前記第二目標に基づいて前記入力プロファイルを調整するプロファイル調整機能と、をコンピューターに実現させる、プロファイル調整プログラム。
  11. 第一の色空間の第一座標値から第二の色空間の第二座標値への変換に使用するプロファイルを調整するプロファイル調整システムであって、
    プロファイル接続空間の第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した出力プロファイルと組み合わせる第一要素として、前記第一座標値と前記第三座標値との対応関係を規定した第一入力プロファイルを受け付ける第一指定部と、
    前記出力プロファイルと組み合わせる第二要素として、前記第一座標値と前記第三座標値との対応関係を規定した第二入力プロファイルと、前記第三座標値で表されたスポットカラーと、の少なくとも一方を受け付ける第二指定部と、
    前記第一要素と前記出力プロファイルとに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第一目標を受け付ける第一目標受付部と、
    前記第二要素と前記出力プロファイルとに従って前記第一座標値と前記第三座標値との少なくとも一方から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第二目標を受け付ける第二目標受付部と、
    受け付けられた前記第一目標及び前記第二目標に基づいて前記出力プロファイルを調整するプロファイル調整部と、を含む、プロファイル調整システム。
  12. 第一の色空間の第一座標値から第二の色空間の第二座標値への変換に使用するプロファイルを調整するプロファイル調整システムであって、
    前記第一座標値とプロファイル接続空間の第三座標値との対応関係を規定した入力プロファイルと組み合わせる第一要素として、前記第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した第一出力プロファイルを受け付ける第一指定部と、
    前記入力プロファイルと組み合わせる第二要素として、前記第三座標値と前記第二座標値との対応関係を規定した第二出力プロファイルを受け付ける第二指定部と、
    前記入力プロファイルと前記第一要素とに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第一目標を受け付ける第一目標受付部と、
    前記入力プロファイルと前記第二要素とに従って前記第一座標値から前記第二座標値に変換する場合において調整対象の色を表す座標における調整の第二目標を受け付ける第二目標受付部と、
    受け付けられた前記第一目標及び前記第二目標に基づいて前記入力プロファイルを調整するプロファイル調整部と、を含む、プロファイル調整システム。
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