JP2018206616A - プレスフィット端子及びその製造方法 - Google Patents

プレスフィット端子及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018206616A
JP2018206616A JP2017111244A JP2017111244A JP2018206616A JP 2018206616 A JP2018206616 A JP 2018206616A JP 2017111244 A JP2017111244 A JP 2017111244A JP 2017111244 A JP2017111244 A JP 2017111244A JP 2018206616 A JP2018206616 A JP 2018206616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
press
pin
contact
fit terminal
fit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017111244A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6631591B2 (ja
Inventor
遠藤 隆吉
Ryukichi Endo
隆吉 遠藤
拓也 武田
Takuya Takeda
拓也 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
I Pex Inc
Original Assignee
Dai Ichi Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Ichi Seiko Co Ltd filed Critical Dai Ichi Seiko Co Ltd
Priority to JP2017111244A priority Critical patent/JP6631591B2/ja
Priority to US16/606,152 priority patent/US11146001B2/en
Priority to CN201880028466.9A priority patent/CN110574238B/zh
Priority to PCT/JP2018/015685 priority patent/WO2018225383A1/ja
Priority to DE112018002870.4T priority patent/DE112018002870T5/de
Publication of JP2018206616A publication Critical patent/JP2018206616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6631591B2 publication Critical patent/JP6631591B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/50Fixed connections
    • H01R12/51Fixed connections for rigid printed circuits or like structures
    • H01R12/55Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals
    • H01R12/58Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals terminals for insertion into holes
    • H01R12/585Terminals having a press fit or a compliant portion and a shank passing through a hole in the printed circuit board
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/15Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure
    • H01R13/17Pins, blades or sockets having separate spring member for producing or increasing contact pressure with spring member on the pin
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/16Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for manufacturing contact members, e.g. by punching and by bending

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

【課題】プレスフィット取付対象に対する保持力を維持しつつ、プレスフィット取付対象の取付部分への挿入力を小さくすることができるプレスフィット端子及びその製造方法を提供する。【解決手段】プレスフィット端子1は、括れ部11を有する円柱状のピン10と、コンタクト20と、を有する。ピン10は、括れ部11よりも径が大きい大径部11Cが設けられている。コンタクト20は、プレスフィット取付対象である回路基板BのスルーホールHに接触する弾性接触片40を有し、回路基板Bへの取付時における、弾性接触片40が大径部11Cに接触しない第1位置と、回路基板Bからの離脱時における、弾性接触片40が大径部11Cに当接する第2位置との間を移動可能に括れ部11に組み付けられる。【選択図】図2

Description

本発明は、プレスフィット端子及びその製造方法に関する。
プレスフィット端子は、ガイドピンとコンタクトとを有し、例えば、回路基板に形成されたスルーホールに挿入されて用いられる。特許文献1には、この種のプレスフィット端子が開示されている。コンタクトが、スルーホール内の電極に接触することにより、プレスフィット端子とスルーホールとが電気的に接続される。
特許第4458181号公報
このようなプレスフィット端子には、スルーホールに挿入する際の挿入力が小さいことと、回路基板に対する保持力が高いこととの双方が求められる。しかしながら、スルーホールへの挿入力と、回路基板に対する保持力とは、トレードオフの関係にあり、挿入力を小さくすると、保持力も小さくなり、逆に、保持力を大きくすると、挿入力も大きくなる。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、プレスフィット取付対象に対する保持力を維持しつつ、プレスフィット取付対象の取付部分への挿入力を小さくすることができるプレスフィット端子及びその製造方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るプレスフィット端子は、
括れ部を有し、前記括れ部よりも径が大きい大径部が設けられている円柱状のピンと、
プレスフィット取付対象に接触する弾性接触片を有し、前記プレスフィット取付対象への取付時における、前記弾性接触片が前記大径部に接触しない第1位置と、前記プレスフィット取付対象からの離脱時における、前記弾性接触片が前記大径部に当接する第2位置との間を移動可能に前記括れ部に組み付けられるコンタクトと、
を備える。
前記プレスフィット端子は、
複数の前記弾性接触片を有し、
少なくとも1つの前記弾性接触片は、前記プレスフィット取付対象に係止する係止部を有していてもよい。
前記ピンは、前記括れ部の両端から延設するピン本体部及び先端部と、前記ピン本体部と前記括れ部との境界部分に設けられている第1の段差部と、前記括れ部と前記先端部との境界部分に設けられている第2の段差部と、を有し、
前記第1位置は、前記コンタクトが前記第1の段差部に接触する位置であり、前記第2位置は、前記コンタクトが前記第2の段差部に接触する位置であってもよい。
前記ピンは、単一の部品から構成されていてもよい。
前記先端部は、前記括れ部と別の部品から構成されていてもよい。
本発明の第2の観点に係るプレスフィット端子の製造方法は、
第1の観点に係るプレスフィット端子の製造方法であって、
単一の部材から形成される前記ピンを用意する工程と、
円筒状から少なくとも一部が展開されている前記コンタクトを用意する工程と、
前記括れ部に、前記コンタクトを巻き付ける工程と、
を含む。
本発明の第3の観点に係るプレスフィット端子の製造方法は、
第1の観点に係るプレスフィット端子の製造方法であって、
前記括れ部を有する第1ピン構成部材と、前記第1ピン構成部材とは別体の第2ピン構成部材と、を用意する工程と、
円筒状の前記コンタクトを用意する工程と、
前記括れ部に、前記コンタクトを嵌め込む工程と、
前記第1ピン構成部材に、前記第2ピン構成部材を取り付け、前記ピンを形成する工程と、
を含む。
前記第2ピン構成部材は、加締め又は溶着によって前記第1ピン構成部材の先端に固定されていてもよい。
本発明では、コンタクトが第1位置にある場合には、弾性接触片が大径部に接触しないため、弾性接触片の可撓性が維持されつつ、コンタクトが第2位置にある場合には、弾性接触片が大径部に当接するため、弾性接触片が撓みにくくなる。このため、プレスフィット取付対象に対するプレスフィット端子の保持力を維持しつつ、プレスフィット取付対象の取付部分へのプレスフィット端子の挿入力を小さくすることができる。
本発明の実施の形態1に係るプレスフィット端子の斜視図である。 プレスフィット端子の断面図である。 プレスフィット端子の分解斜視図である。 ピンの断面図である。 コンタクトが第1位置に配置されている場合のピン及びコンタクトの断面図である。 コンタクトが第2位置に配置されている場合のピン及びコンタクトの断面図である。 展開したコンタクトの斜視図である。 回路基板のスルーホールへのプレスフィット端子の取付方法を説明するための断面図(その1)である。 回路基板のスルーホールへのプレスフィット端子の取付方法を説明するための断面図(その2)である。 回路基板のスルーホールへのプレスフィット端子の取付方法を説明するための断面図(その3)である。 回路基板のスルーホールへのプレスフィット端子の取付方法を説明するための断面図(その4)である。 プレスフィット端子の作用を説明するための断面図である。 プレスフィット端子の製造方法を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るプレスフィット端子の断面図である。 実施の形態2に係るプレスフィット端子の製造方法を説明するための斜視図である。 実施の形態2におけるコンタクトが第1位置に配置されている場合のピン及びコンタクトの断面図である。 実施の形態2におけるコンタクトが第2位置に配置されている場合のピン及びコンタクトの断面図である。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1に係るプレスフィット端子1について、図を用いて説明する。なお、理解を容易にするために、プレスフィット端子1のピン10の中心軸A1方向に平行な方向をZ軸方向とするXYZ座標を設定し、適宜参照する。また、図中、同一または同等の部分には同一の符号を付す。
プレスフィット端子1は、例えば、60A〜80Aの大電流を通電することができる車載用部品の端子であり、例えば、プレスフィット取付対象である回路基板BのスルーホールHに電気的に接続されて用いられる。図1に示すように、プレスフィット端子1は、ピン10と、ばね性を有するコンタクト20とを備える。
図2及び図3に示すように、ピン10は、括れ部11を有する円柱状の部材であり、例えば、図示しない端子モジュールの外部接続用端子として機能する。ピン10は、括れ部11に加えて、ピン本体部12と、先端部13と、第1の段差部14と、第2の段差部15とを有する。
図4に示すように、括れ部11は、コンタクト20が組み付けられる部位である。括れ部11は、Z軸方向に長い略円柱形状に形成されている。括れ部11には、小径部11Aと、小径部11Aの両端部に形成されている大径部11B、11Cと、が設けられている。大径部11B、11Cは、小径部11Aの直径よりも大きな直径となるように形成されている。+Z側の大径部11Bと、−Z側の大径部11Cとは、同径となるように形成されている。括れ部11の先端からは、取付軸部16が−Z方向に延在している。
ピン本体部12は、括れ部11よりも径が大きい円柱形状に形成されている。ピン本体部12の上端(+Z側の端部)近傍には、例えば金属ワイヤがボンディングされる。ピン本体部12と括れ部11と取付軸部16とは、一つの素材に加工が施されることで、一体に形成されている一つの部品である。
先端部13は、本実施の形態1においては、ピン本体部12、括れ部11及び取付軸部16とは別体の部品である。先端部13は、−Z側の先端側が円錐面となっている円筒形状に形成されている。先端部13は、加締め又は溶着によって、取付軸部16に嵌め込まれて固着されている。先端部13は、コンタクト20がピン10から離脱することを防ぐストッパーとして機能する。
第1の段差部14は、ピン本体部12と括れ部11との境界部分、詳しくは、ピン本体部12と括れ部11の大径部11Bとの境界部分に設けられている。
第2の段差部15は、括れ部11と先端部13との境界部分、詳しくは、括れ部11の大径部11Cと先端部13との境界部分に設けられている。
図4に示すように、コンタクト20は、略円筒形状に形成されている導電性の部品である。コンタクト20は、Z軸方向の長さL1が、括れ部11のZ軸方向L2の長さよりも小さくなるように形成されている。これにより、コンタクト20は、図5に示す第1位置と、図6に示す第2位置との間を、ピン10に対して相対的に移動可能に括れ部11に組み付けられる。なお、第1位置は、コンタクト20の上側端面と第1の段差部14とが接触する位置であり、第2位置は、コンタクト20の下側端面と第2の段差部15とが接触する位置である。コンタクト20の移動可能距離は、長さL2から長さL1を減じた値(L2−L1)である。また、本発明で、「コンタクトが移動可能に括れ部に組み付けられる」ことは、コンタクト自身が移動しなくとも、ピン又は括れ部に対して相対的に移動することを含むものとする。
図3に示すように、コンタクト20は、上側連結部30と、4本の弾性接触片40と、下側連結部50とを備える。
上側連結部30は、弾性接触片40の上端(+Z側の端部)に連結されることにより、4本の弾性接触片40を支持する。上側連結部30は、そのXY断面が、一部が開放されたC字形状となるように形成されている。上側連結部30のC字形状の開放部分は、内部から外部に通じるスリット31として構成されている。なお、実施の形態1においては、上側連結部30には、スリット31が1つ形成されている。
この上側連結部30は、内径が、括れ部11の大径部11Bの外形とほぼ等しく、若しくは、やや大きめとなるように形成されている。これにより、上側連結部30は、大径部11Bに摺動可能に配置される。
弾性接触片40は、プレスフィット取付対象である回路基板BのスルーホールH(図1参照)の内壁面に接触する部位である。弾性接触片40は、ピン10の中心軸A1から外側に膨らんだ形状にそれぞれ形成され、スルーホールHへのプレスフィット端子1の挿入に伴って、内側に撓むように設けられている。
図7に示すように、4本の弾性接触片40のうち、2本の弾性接触片40は、係止部41を有する。係止部41は、プレスフィット取付対象である回路基板Bに係止する。
図3に示すように、下側連結部50は、弾性接触片40の下端(−Z側の端部)に連結されることにより、4本の弾性接触片40を、上側連結部30と共に支持する。下側連結部50は、そのXY断面が、一部が開放されたC字形状となるように形成されている。下側連結部50のC字形状の開放部分は、内部から外部に通じるスリット51として構成されている。なお、実施の形態1においては、下側連結部50には、スリット51が1つ形成されている。
この下側連結部50は、内径が、括れ部11の大径部11Cの外形とほぼ等しく、若しくは、やや大きめとなるように形成されている。これにより、下側連結部50は、大径部11Cに摺動可能に配置される。
次に、プレスフィット取付対象へのプレスフィット端子1の取付方法を、図を用いて説明する。本実施の形態1においては、プレスフィット取付対象は、回路基板Bであり、プレスフィット取付対象の取付部分は、回路基板BのスルーホールHである。
図8に示すように、プレスフィット端子1を挿入方向D1に移動させていくと、図9に示すように、コンタクト20がスルーホールHに挿入され、弾性接触片40の係止部41が、スルーホールHの開口の上側縁E1に接触する。このとき、コンタクト20は、括れ部11に沿って+Z方向に摺動し、コンタクト20の上側端面と第1の段差部14とが接触する第1位置に移動する。
さらに、コンタクト20がスルーホールHに挿入されていくと、図10に示すように、係止部41が開口の上側縁E1に案内されて、弾性接触片40が内側に撓む。このとき、コンタクト20は、第1位置にあるため、コンタクト20の弾性接触片40は、大径部11Cに接触していない。これにより、弾性接触片40は、内側に撓むことが可能になっている。
さらに、コンタクト20がスルーホールHに挿入されていくと、図11に示すように、係止部41が、スルーホールHを通過して、弾性接触片40の弾性が復帰し、スルーホールHの開口の下側縁E2に係止する。以上により、回路基板BのスルーホールHへのプレスフィット端子1の取付けが完了する。
次に、図12に示すように、回路基板BのスルーホールHに取り付けられたプレスフィット端子1に、離脱方向D2への引抜力が働くと、コンタクト20は、係止部41の係止効果によって、回路基板Bに対して移動しないが、プレスフィット端子1のピン10は、大径部11Bと上側連結部30とが摺動すると共に、大径部11Cと下側連結部50とが摺動して、コンタクト20の下側端面と第2の段差部15とが接触する第2位置に移動する。このとき、コンタクト20の弾性接触片40は、大径部11Cに当接している。これにより、弾性接触片40は、内側に撓むことができず、スルーホールHの開口の下側縁E2への係止部41の係止が外れにくくなる。
上述のように構成されているプレスフィット端子1は、以下のように製造される。
図13に示すように、先ず、第1の工程では、括れ部11を有する第1ピン構成部材10−1と、第1ピン構成部材10−1とは別体の第2ピン構成部材10−2とを用意する。
続いて、第2の工程では、円筒状のコンタクト20を用意する。
続いて、第3の工程では、第1ピン構成部材10−1の括れ部11に、コンタクト20を嵌め込む。嵌め込まれたコンタクト20は、括れ部11に配置される。
続いて、第4の工程では、第1ピン構成部材10−1の先端の取付軸部16に、第2ピン構成部材10−2を取り付け、図4に示すピン10を形成する。第2ピン構成部材10−2は、加締め又は溶着によって第1ピン構成部材10−1の取付軸部16に固定される。なお、第2ピン構成部材10−2の固定方法は、これに限られない。第2ピン構成部材10−2は、加締め及び溶着以外の方法によって第1ピン構成部材10−1の取付軸部16に固定されていてもよい。以上により、プレスフィット端子1が完成する。
以上、説明したように、本実施の形態1においては、図5及び図6に示すように、コンタクト20が第1位置にある場合には、弾性接触片40が大径部11Cに接触しないため、弾性接触片40の可撓性が維持されつつ、コンタクト20が第2位置にある場合には、弾性接触片40が大径部11Cに当接するため、弾性接触片40が撓みにくくなる。このため、回路基板Bに対するプレスフィット端子1の保持力を維持しつつ、回路基板BのスルーホールHへのプレスフィット端子1の挿入力を小さくすることができる。
本実施の形態1においては、回路基板BのスルーホールHへのプレスフィット端子1の挿入力を小さくできることから、プレスフィット取付対象である回路基板Bへのダメージを軽減させることができる。ひいては、プレスフィット端子1の取付けに伴って生ずることがある回路基板Bの白化やひずみの発生を抑えることができる。また、回路基板Bへの組付効率を向上させることができる。
また、本実施の形態1においては、離脱時にコンタクト20は、回路基板BのスルーホールHの摩擦力が働き、回路基板Bに対して移動しないものの、スルーホールHとの摩擦力と、係止部41の係止効果とによって、プレスフィット端子1は回路基板Bから容易に離脱しにくくなる。また、離脱時にはコンタクト20は第2位置にあるため、弾性接触片40は、括れ部11の大径部11Bとの当接により、バネ部(実質的に撓むことが可能な部分)が短くなり、プレスフィット端子1は回路基板Bから離脱しにくくなる。
弾性接触片40は、回路基板Bに係止する係止部41を有する。この係止部41が、スルーホールHの開口の下側縁E2に係止することにより、回路基板Bに対するプレスフィット端子1の保持力を向上させることができる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2に係るプレスフィット端子2について、図14及び図15を用いて説明する。なお、以下の実施の形態2では、理解を容易にするため、実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付し説明を省略すると共に、実施の形態1と異なる点を主に説明する。
図14に示すように、プレスフィット端子2は、ピン10と、ばね性を有するコンタクト20とを備える。ピン10は、括れ部11に加えて、ピン本体部12と、先端部13と、第1の段差部14と、第2の段差部15とを有する。実施の形態2に係るピン10においては、実施の形態1と異なり、括れ部11、ピン本体部12、及び先端部13は、単一の部材から構成されている。
上述のように構成されているプレスフィット端子2は、以下のように製造される。
図15に示すように、先ず、第1の工程では、単一の部材から形成されるピン10を用意する。
続いて、第2の工程では、円筒状から平板状に展開されているコンタクト20を用意する。第2の工程で用意されるコンタクト20は、完全に平板状に展開されている必要はない。
続いて、第3の工程では、ピン10の括れ部11に、平板状に展開されているコンタクト20を巻き付けて、コンタクト20を円筒状に形成する。
以上により、プレスフィット端子2が完成する。
以上、説明したように、本実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、コンタクト20が第1位置にある場合(図16)には、弾性接触片40が大径部11Cに接触しないため、弾性接触片40の可撓性が維持されつつ、コンタクト20が第2位置にある場合(図17)には、弾性接触片40が大径部11Cに当接するため、弾性接触片40が撓みにくくなる。このため、図14に示す回路基板Bに対するプレスフィット端子2の保持力を維持しつつ、回路基板BのスルーホールHへのプレスフィット端子2の挿入力を小さくすることができる。
本実施の形態2においては、回路基板BのスルーホールHへのプレスフィット端子2の挿入力を小さくできることから、プレスフィット取付対象である回路基板Bへのダメージを軽減させることができる。ひいては、プレスフィット端子2の取付けに伴って生ずることがある回路基板Bの白化やひずみの発生を抑えることができる。また、回路基板Bへの組付効率を向上させることができる。
また、本実施の形態2においては、離脱時にコンタクト20は、回路基板BのスルーホールHの摩擦力が働き、回路基板Bに対して移動しないものの、スルーホールHとの摩擦力と、係止部41の係止効果とによって、プレスフィット端子2は回路基板Bから容易に離脱しにくくなる。また、離脱時にはコンタクト20は第2位置にあるため、弾性接触片40は、括れ部11の大径部11Cとの当接により、バネ部(実質的に撓むことが可能な部分)が短くなり、プレスフィット端子2は回路基板Bから離脱しにくくなる。
弾性接触片40は、回路基板Bに係止する係止部41を有する。この係止部41が、スルーホールHの開口の下側縁E2に係止することにより、回路基板Bに対するプレスフィット端子2の保持力を向上させることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、本発明の実施の形態1、2では、4本の弾性接触片40のうち、2本の弾性接触片40が係止部41を有している。しかしながら、これに限られない。4本の弾性接触片40の全てが係止部41を有していてもよいし、4本の弾性接触片40の全てが係止部41を有さなくてもよい。しかしながら、回路基板Bに対するプレスフィット端子1、2の保持力の観点から、少なくとも1本の弾性接触片40が係止部41を有していることが好ましい。また、保持力の安定性の観点から、対向する2本の弾性接触片40が係止部41を有していることが好ましい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
1,2:プレスフィット端子、10:ピン、10−1:第1ピン構成部材、10−2:第2ピン構成部材、11:括れ部、11A:小径部、11B,11C:大径部、12:ピン本体部、13:先端部、14:第1の段差部、15:第2の段差部、16:取付軸部、20:コンタクト、30:上側連結部、31,51:スリット、40:弾性接触片、41:係止部、50:下側連結部、A1:中心軸、B:回路基板(プレスフィット取付対象)、H:スルーホール(プレスフィット取付対象の取付部分)、E1:上側縁、E2:下側縁、D1:挿入方向、D2:離脱方向。

Claims (8)

  1. 括れ部を有し、前記括れ部よりも径が大きい大径部が設けられている円柱状のピンと、
    プレスフィット取付対象に接触する弾性接触片を有し、前記プレスフィット取付対象への取付時における、前記弾性接触片が前記大径部に接触しない第1位置と、前記プレスフィット取付対象からの離脱時における、前記弾性接触片が前記大径部に当接する第2位置との間を移動可能に前記括れ部に組み付けられるコンタクトと、
    を備える、プレスフィット端子。
  2. 複数の前記弾性接触片を有し、
    少なくとも1つの前記弾性接触片は、前記プレスフィット取付対象に係止する係止部を有する、請求項1に記載のプレスフィット端子。
  3. 前記ピンは、前記括れ部の両端から延設するピン本体部及び先端部と、前記ピン本体部と前記括れ部との境界部分に設けられている第1の段差部と、前記括れ部と前記先端部との境界部分に設けられている第2の段差部と、を有し、
    前記第1位置は、前記コンタクトが前記第1の段差部に接触する位置であり、前記第2位置は、前記コンタクトが前記第2の段差部に接触する位置である、請求項1又は2に記載のプレスフィット端子。
  4. 前記ピンは、単一の部品から構成されている、請求項3に記載のプレスフィット端子。
  5. 前記先端部は、前記括れ部と別の部品から構成されている、請求項3に記載のプレスフィット端子。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のプレスフィット端子の製造方法であって、
    単一の部材から形成される前記ピンを用意する工程と、
    円筒状から少なくとも一部が展開されている前記コンタクトを用意する工程と、
    前記括れ部に、前記コンタクトを巻き付ける工程と、
    を含むプレスフィット端子の製造方法。
  7. 請求項1から5のいずれか一項に記載のプレスフィット端子の製造方法であって、
    前記括れ部を有する第1ピン構成部材と、前記第1ピン構成部材とは別体の第2ピン構成部材と、を用意する工程と、
    円筒状の前記コンタクトを用意する工程と、
    前記括れ部に、前記コンタクトを嵌め込む工程と、
    前記第1ピン構成部材に、前記第2ピン構成部材を取り付け、前記ピンを形成する工程と、
    を含むプレスフィット端子の製造方法。
  8. 前記第2ピン構成部材は、加締め又は溶着によって前記第1ピン構成部材の先端に固定される、請求項7に記載のプレスフィット端子の製造方法。
JP2017111244A 2017-06-06 2017-06-06 プレスフィット端子及びその製造方法 Expired - Fee Related JP6631591B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017111244A JP6631591B2 (ja) 2017-06-06 2017-06-06 プレスフィット端子及びその製造方法
US16/606,152 US11146001B2 (en) 2017-06-06 2018-04-16 Press-fit terminal and method for manufacturing press-fit terminal
CN201880028466.9A CN110574238B (zh) 2017-06-06 2018-04-16 压配合端子及其制造方法
PCT/JP2018/015685 WO2018225383A1 (ja) 2017-06-06 2018-04-16 プレスフィット端子及びその製造方法
DE112018002870.4T DE112018002870T5 (de) 2017-06-06 2018-04-16 Einpressanschluss und verfahren zur herstellung eines einpressanschlusses

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017111244A JP6631591B2 (ja) 2017-06-06 2017-06-06 プレスフィット端子及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018206616A true JP2018206616A (ja) 2018-12-27
JP6631591B2 JP6631591B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=64565782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017111244A Expired - Fee Related JP6631591B2 (ja) 2017-06-06 2017-06-06 プレスフィット端子及びその製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11146001B2 (ja)
JP (1) JP6631591B2 (ja)
CN (1) CN110574238B (ja)
DE (1) DE112018002870T5 (ja)
WO (1) WO2018225383A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11990715B2 (en) * 2020-12-11 2024-05-21 Raytheon Company Self-aligning radio frequency connector
CN114069284A (zh) * 2021-08-07 2022-02-18 长春捷翼汽车零部件有限公司 一种电连接结构
CN113488786B (zh) * 2021-09-08 2022-03-25 上海南空通讯电器设备启东有限公司 一种压接电路板接线端子及连接方法
CN114583521B (zh) * 2022-03-03 2022-11-29 深圳市拓普联科技术股份有限公司 一种鼓簧式连接器组装装置
DE102022122992A1 (de) 2022-09-09 2024-03-14 Harting Ag Elektrisches Kontaktelement sowie Industriesteckeranordnung damit

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0314782Y2 (ja) * 1986-10-31 1991-04-02
JP2000340285A (ja) * 1999-05-27 2000-12-08 Hirose Electric Co Ltd 圧入端子及びこれを有する電気コネクタ
JP2008293949A (ja) * 2007-04-27 2008-12-04 Advics:Kk プレスフィット端子およびそれを用いた液圧制御装置
JP2016100320A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 住友電装株式会社 接続端子
JP2017084553A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 株式会社デンソー 身体保護装置用ecu

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE20312802U1 (de) 2003-08-19 2003-12-11 Harting Automotive Gmbh & Co. Kg Hochstrom-Platinenverbinder
JP2008153137A (ja) 2006-12-19 2008-07-03 Fujitsu Ltd プリント基板向け接続端子およびプリント基板ユニット並びに電子機器
JP4458181B2 (ja) 2008-04-24 2010-04-28 ソニー株式会社 電気接触子および電子機器
JP5185022B2 (ja) 2008-08-27 2013-04-17 イリソ電子工業株式会社 電気接触子及びこれを用いたコネクタ
JP5541305B2 (ja) * 2012-03-16 2014-07-09 第一精工株式会社 プレスフィット用コネクタ端子
JP5360271B1 (ja) * 2012-07-10 2013-12-04 第一精工株式会社 電気コネクタ
EP2802042B1 (en) * 2013-05-10 2017-07-12 Orkli, S. Coop. Thermocouple connector adapted for being connected to a safety gas valve, and thermocouple
CN203503846U (zh) 2013-08-23 2014-03-26 沈阳兴华航空电器有限责任公司 一种鼓簧式弹性可靠接触件
JP5655914B1 (ja) * 2013-08-30 2015-01-21 第一精工株式会社 電気コネクタのハウジングおよび電気コネクタ並びにコネクタ端子の装着方法
JP6028699B2 (ja) * 2013-09-13 2016-11-16 第一精工株式会社 コネクタ端子および電気コネクタ並びに電気コネクタの製造方法
JP5692333B1 (ja) * 2013-10-30 2015-04-01 第一精工株式会社 電気コネクタのハウジング

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0314782Y2 (ja) * 1986-10-31 1991-04-02
JP2000340285A (ja) * 1999-05-27 2000-12-08 Hirose Electric Co Ltd 圧入端子及びこれを有する電気コネクタ
JP2008293949A (ja) * 2007-04-27 2008-12-04 Advics:Kk プレスフィット端子およびそれを用いた液圧制御装置
JP2016100320A (ja) * 2014-11-26 2016-05-30 住友電装株式会社 接続端子
JP2017084553A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 株式会社デンソー 身体保護装置用ecu

Also Published As

Publication number Publication date
US20210151912A1 (en) 2021-05-20
CN110574238B (zh) 2020-12-25
DE112018002870T5 (de) 2020-02-27
US11146001B2 (en) 2021-10-12
WO2018225383A1 (ja) 2018-12-13
CN110574238A (zh) 2019-12-13
JP6631591B2 (ja) 2020-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018225383A1 (ja) プレスフィット端子及びその製造方法
US9742115B2 (en) Connector
US9620900B2 (en) Coaxial connector with floating mechanism
US9484648B2 (en) Connector
US10096917B1 (en) Compliant pin with multiple engagement sections
JP6190348B2 (ja) コネクタの支持構造及びアダプタ
JP2015088334A (ja) 電気コネクタのハウジング
US20150295329A1 (en) Connector
JP6013731B2 (ja) コンタクトプローブおよびその製造方法
KR20150027273A (ko) 동축 커넥터
WO2015037696A1 (ja) プローブピンおよびicソケット
JP2015225701A (ja) プレスフィット端子
JP6460077B2 (ja) 接触部及びプレスフィット端子
US9899782B2 (en) Connector assembly and connector assembly mounted structure
JP5567523B2 (ja) 接続ピン
JP2015103441A (ja) ガイド装置
US11211195B2 (en) Noise current absorber
JP2016157642A (ja) シールド接続構造
JP2019050091A (ja) 同軸コネクタ及び同軸コネクタセット
JP2017010610A (ja) コネクタ
JP2016024893A (ja) 端子
JP2016004744A (ja) 端子金具
JP2016066406A (ja) コネクタ
JP2019016548A (ja) 端子及び端子構造体
JP2017142905A (ja) コネクタ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6631591

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees