JP2018205609A - トナー容器および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排出口を閉塞するシャッターに押し出されたトナーの漏出を抑制するトナー容器を提供する。【解決手段】トナーコンテナ15(トナー容器)は、内部に収容したトナーを外部に排出するための排出口50を有する容器本体30と、容器本体30との間に隙間を挟んで排出口50の周囲に設けられているシャッターマウント51と、容器本体30とシャッターマウント51との間に設けられ、開閉方向一方に移動して排出口50を閉塞させ、開閉方向他方に移動して排出口50を開放させる排出口シャッター53と、シャッターマウント51に固定され、排出口シャッター53が滑る状態で接触し、排出口50よりも開閉方向一方にずれた位置に凹む状態に形成されて開閉方向一方に移動する排出口シャッター53に押し出されたトナーを収容する凹部54を有しているフィルム52と、を備えている。【選択図】図10

Description

本発明は、トナー容器および画像形成装置に関する。
画像形成装置には、内部にトナーを収容したトナー容器が装着されている。
例えば、特許文献1に記載のトナーコンテナ(トナー容器)は、現像装置にトナーを供給するために画像形成装置に着脱自在に設けられている。現像装置には、トナー補給口を開閉するための第一のシャッターがスライド可能に設けられている。トナーコンテナの下部には、トナー排出口を開閉するための第二のシャッターがスライド可能に設けられている。トナーコンテナが画像形成装置に装着されると、第一および第二のシャッターは移動してトナー補給口およびトナー排出口を開放する。一方、トナーコンテナが画像形成装置から離脱されると、第一および第二のシャッターは移動してトナー補給口およびトナー排出口を閉塞する。
特開2012−118281号公報
しかしながら、上記のトナーコンテナでは、トナーコンテナの離脱に伴って第二のシャッターが移動すると、第二のシャッターに開口した排出口の内側に残されたトナーが押し出されて外部に漏れ出すことがあった。
本発明は、上記課題を解決するために、排出口を閉塞するシャッターに押し出されたトナーの漏出を抑制するトナー容器および画像形成装置を提供する。
上記した目的を達成するため、本発明のトナー容器は、内部に収容したトナーを外部に排出するための排出口を有する容器本体と、前記容器本体との間に隙間を挟んで前記排出口の周囲に設けられているマウントと、前記容器本体と前記マウントとの間に設けられ、開閉方向一方に移動して前記排出口を閉塞させ、開閉方向他方に移動して前記排出口を開放させるシャッターと、前記マウントに固定され、前記シャッターが滑る状態で接触し、前記排出口よりも開閉方向一方にずれた位置に凹む状態に形成されて開閉方向一方に移動する前記シャッターに押し出されたトナーを収容する凹部を有しているフィルムと、を備えている。
この場合、前記マウントは、前記排出口と前記凹部との間に亘って開口している長穴を有し、前記フィルムは、前記排出口に対向して開口しているフィルム側開口部を有し、前記シャッターは、開閉方向他方に移動して前記排出口を開放した場合に、前記排出口と前記フィルム側開口部とを連通させるシャッター側開口部を有し、前記凹部は、前記シャッターが前記排出口を閉塞した状態で、前記シャッター側開口部に対向する位置で前記フィルムに形成されていることが好ましい。
上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記の何れかのトナー容器と、前記シャッターが前記排出口を開放した状態で、前記トナー容器に連結され、前記排出口から排出されたトナーを用いて像担持体に担持された潜像をトナー像に現像する現像装置と、を備え、前記現像装置は、前記トナー容器との連結部分に凹む状態に形成されて前記フィルムの前記凹部が配置される装置側凹部を有している。
この場合、前記シャッターは、前記トナー容器を前記現像装置に連結する動作に連動して前記排出口を開放させ、前記トナー容器を前記現像装置から分離する動作に連動して前記排出口を閉塞させることが好ましい。
本発明によれば、排出口を閉塞するシャッターに押し出されたトナーの漏出を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す概略図(正面図)である。 本発明の一実施形態に係るトナー供給装置を示す斜視図である。 図2のIII−III断面図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置を示す斜視図である。 図4のV−V断面図である。 本発明の一実施形態に係るトナーコンテナを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトナーコンテナのトナー排出機構を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトナーコンテナの排出口シャッターが閉塞位置に配置された状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るトナーコンテナの排出口シャッターが開放位置に配置された状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るトナーコンテナの排出口シャッターが開放位置から閉塞位置に向かって移動する過程を示す断面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、各図に示す「L」は「左」を示し、「R」は「右」を示し、「U」は「上」を示し、「D」は「下」を示している。
[画像形成装置の全体構成]
図1を参照して、画像形成装置1の全体の構成について説明する。図1は画像形成装置1を示す概略図(正面図)である。
画像形成装置1は、プリント装置1Aと、スキャン装置1Bと、を備えた複合機である。プリント装置1Aは、外部機器(図示せず)から入力された画像を電子写真方式でシートSに印刷する。スキャン装置1Bは、プリント装置1Aの上面に配置され、原稿の画像情報を光学的に読み取る装置である。なお、スキャン装置1Bは公知の構造であるため、その詳細な説明は省略する。
プリント装置1Aは、略直方体状の外観を構成する装置本体2を備えている。装置本体2の下側には、紙製のシートSを収容する給紙カセット3が着脱可能に設けられている。装置本体2の上面には、排紙トレイ4が設けられている。なお、シートSは、紙製に限らず、樹脂製等であってもよい。
プリント装置1Aは、作像装置6と、定着装置7と、を装置本体2の内部に備えている。作像装置6は、給紙カセット3から排紙トレイ4まで延びた搬送路8の中間部に設けられている。定着装置7は、搬送路8の下流側に設けられている。
作像装置6は、感光体ドラム10(像担持体)と、転写ローラー11と、トナー供給装置12と、光走査装置13と、を含んでいる。感光体ドラム10は、軸周りに回転し、帯電装置(図示せず)によって帯電される。転写ローラー11は、感光体ドラム10に接触して転写ニップを形成している。トナー供給装置12は、現像装置14と、これに供給するトナー(現像剤)を収容するトナーコンテナ15と、を含んでいる。現像装置14は感光体ドラム10の左側に隣接し、トナーコンテナ15は現像装置14の左側に隣接している。なお、本実施形態では、トナーの一例として、磁性トナーから成る一成分現像剤が用いられているが、これに限らず、トナーとキャリア(強磁性体)とを含む二成分現像剤が用いられていてもよい。
光走査装置13は、トナーコンテナ15の上方に配置され、帯電した感光体ドラム10を露光して静電潜像を形成する。現像装置14は、トナーコンテナ15から供給されたトナーを用いて感光体ドラム10に担持された静電潜像をトナー像に現像する。感光体ドラム10に担持されたトナー像は、転写ニップを通過するシートSに転写される。定着装置7は、転写されたトナー像をシートSに定着させる。その後、シートSは、排紙トレイ4に排出される。
[トナー供給装置]
次に、図2ないし図9を参照して、トナー供給装置12について説明する。図2はトナー供給装置12を示す斜視図である。図3は、図2のIII−III断面図である。図4は現像装置14を示す斜視図である。図5は、図4のV−V断面図である。図6はトナーコンテナ15を示す斜視図である。図7はトナーコンテナ15のトナー排出機構34を示す斜視図である。図8は排出口シャッター53が閉塞位置P1に配置された状態を示す断面図である。図9は排出口シャッター53が開放位置P2に配置された状態を示す断面図である。
図2に示すように、トナー供給装置12は、現像装置14と、トナーコンテナ15と、を含んでいる。現像装置14とトナーコンテナ15とは横並びに隣接しているため、トナー供給装置12の高さが低く抑えられている。したがって、光走査装置13をトナーコンテナ15の上方に配置しても、画像形成装置1(装置本体2)の小型化を図ることができている(図1参照)。
<現像装置>
図2ないし図4に示すように、現像装置14は、筐体20と、2つの現像スクリュー21と、現像ローラー22と、現像駆動機構23と、を含んでいる。
筐体20は、例えば、合成樹脂製で前後方向に長い略直方体状に形成されている。筐体20の内部には、トナーコンテナ15から補給されたトナーが収容される。図4に示すように、筐体20の左上部には、筐体20の上面よりも一段下がった位置に接続面20Aが形成されている。接続面20Aには、トナーコンテナ15から補給されたトナーを受け入れるための補給口24が形成されている。接続面20Aには、前後方向(開閉方向)に移動して補給口24を開閉する補給口シャッター25が設けられている。補給口シャッター25は、前方に移動して補給口24を閉塞させ、後方に移動して補給口24を開放させる。なお、補給口シャッター25は、バネ等の付勢部材(図示せず)によって補給口24を閉じる方向に付勢されている。また、補給口24の周囲には、ゴム製等のシール(図示せず)が設けられている。
詳細は後述するが、接続面20Aは、トナーコンテナ15との連結部分となっている。また、現像装置14は、接続面20Aに凹む状態に形成された装置側凹部28を有している。装置側凹部28は、平面から見て、前後方向に長い略長方形状に形成され、接続面20Aにおいて略バスタブ状に窪んでいる。装置側凹部28は、補給口24の後方に隣接し、補給口24に連なった状態に形成されている(図8参照)。
図3および図5に示すように、2つの現像スクリュー21は、それぞれ、前後方向に延びたシャフトと、この外周面に固定された螺旋状の羽根と、を含んでいる。2つの現像スクリュー21は、筐体20の内部に左右方向に並んで配置され、筐体20に回転可能に支持されている。2つの現像スクリュー21は、軸周りに回転して筐体20内のトナーを攪拌しながら図5の矢印方向に循環させる機能を有している。なお、補給口24の直下に位置する現像スクリュー21の羽根は、他の部分よりも小さな直径になっている。
図2ないし図4に示すように、現像ローラー22は、前後方向に長い円筒状に形成されている。現像ローラー22は、筐体20の右上部から一部を露出させた状態で、筐体20に回転可能に支持されている。現像ローラー22は、筐体20内のトナーを感光体ドラム10の表面に搬送する機能を有している。
図4に示すように、現像駆動機構23は、駆動モーター26と、現像側ジョイント27と、を含んでいる。駆動モーター26は、ギア列やシャフト等(図示せず)を介して、各現像スクリュー21、現像ローラー22および現像側ジョイント27等に接続されている。現像側ジョイント27は、筐体20の後部に回転可能に支持され、その前端部を筐体20の後部から前方に露出させている。
<トナーコンテナ>
図2、図3および図6に示すように、トナー容器の一例としてのトナーコンテナ15は、容器本体30と、2つの攪拌部材31と、搬送スクリュー32と、容器側ジョイント33と、トナー排出機構34と、を含んでいる。このトナーコンテナ15は、装置本体2に着脱可能に装着されている。
容器本体30は、例えば、合成樹脂製で前後方向に長い略直方体状に形成されている。容器本体30の内部には、現像装置14に補給するためのトナーが収容される。容器本体30は、ケース部35と、リッド部36と、を含んでいる。
ケース部35は、前後方向に長い略バスタブ状に形成されている。ケース部35の内部には、トナーを収容するトナー収容室R1が形成されている(図3参照)。ケース部35の上端周縁部には、外側に広がる環状のケース側フランジ部40が形成されている(図6の破線参照)。ケース部35の右側上端部には接続フランジ部41が外側(右側)に延びた状態に形成され、その接続フランジ部41の先端部に右側のケース側フランジ部40が形成されている(図3参照)。つまり、右側一辺に形成されたフランジ形状は、他辺のフランジ形状よりも幅広く形成されている。トナーコンテナ15が装置本体2に装着されると、右側のケース側フランジ部40および接続フランジ部41は、現像装置14の接続面20Aに重ねられた状態になる(図3参照)。
リッド部36は、略板状に形成され、ケース部35の上面開口部を覆ってケース部35を密封する。リッド部36の外周部には、ケース側フランジ部40に超音波溶着される環状のリッド側フランジ部45が形成されている(図6の破線参照)。
リッド部36の右端部においてリッド側フランジ部45を避けた位置には、回転体収容部43およびジョイント収容部44が一体に形成されている。リッド部36をケース部35に接着した状態で、回転体収容部43およびジョイント収容部44は接続フランジ部41の上面に配置される。回転体収容部43は、リッド部36の上面から上方に膨出するように形成されている。回転体収容部43の内部右側には、搬送スクリュー32を収容するためのスクリュー配置室R2が形成されている(図3参照)。回転体収容部43の左側下面は、トナー収容室R1とスクリュー配置室R2とを連通させるように開口している(図3参照)。ジョイント収容部44は、回転体収容部43の後端部に連なった状態に形成されている。
図3に示すように、2つの攪拌部材31は、それぞれ、前後方向に延びた攪拌シャフト31Aと、これに固定された可撓性を有する攪拌片31Bと、を含んでいる。2つの攪拌部材31は、ケース部35の内部に左右方向に並んで配置され、ケース部35に回転可能に支持されている。各攪拌片31Bは攪拌シャフト31Aから径方向外側に延びて、その先端部が容器本体30の内壁の一部に接触するようになっている。各攪拌シャフト31Aの後端部はケース部35の後壁を貫通しており、ケース部35を貫通した各攪拌シャフト31Aの後端部には出力ギアG2が固定されている(図6参照)。また、ケース部35の後面には、各出力ギアG2に噛み合い、且つ駆動モーター26に回転駆動される中間ギアG1が設けられている(図6参照)。
図3に示すように、搬送スクリュー32は、前後方向に延びたシャフトと、その外周面に固定された螺旋状の羽根と、を含んでいる。搬送スクリュー32は、回転体収容部43の内部で回転可能に支持されている。搬送スクリュー32の後端部は、ジョイント収容部44まで延びている。
図6に示すように、容器側ジョイント33は、ジョイント収容部44の内部に配置され、搬送スクリュー32の後端部に着脱可能に取り付けられている。トナーコンテナ15が装置本体2に装着された状態で、容器側ジョイント33は現像側ジョイント27に連結し(図2参照)、駆動モーター26の駆動力を搬送スクリュー32に伝達する。
(トナー排出機構)
図3および図7に示すように、トナー排出機構34は、容器本体30内のトナーを現像装置14に向けて排出するために接続フランジ部41に設けられている。トナー排出機構34は、排出口50と、シャッターマウント51(マウント)と、フィルム52と、排出口シャッター53(シャッター)と、を含んでいる。
(排出口50)
排出口50は、容器本体30の内部に収容したトナーを現像装置14(外部)に排出するための開口である。排出口50は、容器本体30の接続フランジ部41の前側に形成されている(図3参照)。排出口50は、底面から見て、前後方向に長い略長方形状に形成されている。トナーコンテナ15が装置本体2に装着された状態で、排出口50は現像装置14の補給口24に対向するようになっている。
(シャッターマウント)
シャッターマウント51は、例えば、ABS(アクリロニトリル,ブタジエン,スチレン)樹脂製で、前後方向(開閉方向)に長い略矩形枠状(環状)に形成されている。つまり、シャッターマウント51には、前後方向に長い略長方形状の長穴51Aが形成されている(図7参照)。シャッターマウント51は、接続フランジ部41の下面41F(容器本体30の開口面)から下方に離間して設けられている。すなわち、シャッターマウント51は、接続フランジ部41の下面41F(容器本体30)との間に隙間を挟んで排出口50の周囲に設けられている(図8参照)。
(フィルム)
図7および図8に示すように、フィルム52は、前後方向に長い略長方形状に形成されている。フィルム52は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂製で、厚さ0.1mm程度に形成された薄膜である。フィルム52は、例えば、両面テープ等を用いてシャッターマウント51に貼付(固定)されて長穴51Aを略塞いでいる。また、フィルム52は、排出口50に対向して開口しているフィルム側開口部52Aを有している。フィルム側開口部52Aは、底面から見て、前後方向に長い略長方形状に形成されている。
フィルム52には、排出口50よりも後方(開閉方向一方)にずれた位置に凹部54が凹む状態に形成されている。凹部54は、平面(底面)から見て、前後方向に長い略長方形状に形成され、フィルム52において略バスタブ状に窪んでいる。凹部54は、例えば、フィルム52の一部に弛みを持たせつつ、フィルム52の他の部分をシャッターマウント51に接着することで形成される。なお、凹部54は、フィルム52を金型で挟むプレス加工で形成されてもよい。また、上記したシャッターマウント51の長穴51Aは、排出口50(フィルム側開口部52A)と凹部54との間に亘る範囲に開口している(図7参照)。
(排出口シャッター)
図7および図8に示すように、排出口シャッター53は、例えば、ABS樹脂製で、前後方向に長い略矩形板状に形成されている。排出口シャッター53は、接続フランジ部41の下面41F(容器本体30)とシャッターマウント51との間にスライド可能に設けられている(図8参照)。排出口シャッター53は、シャッターマウント51の長穴51A内に表出したフィルム52の上面を滑る状態で接触している。排出口シャッター53は、後方(開閉方向一方)に移動して排出口50を閉塞させ、前方(開閉方向他方)に移動して排出口50を開放させる。排出口シャッター53は、排出口50を閉じる閉塞位置P1(図8参照)と、排出口50を開く開放位置P2(図9参照)と、の間で移動する。なお、排出口シャッター53は、バネ等の付勢部材(図示せず)によって閉塞位置P1に向けて付勢されている。
排出口シャッター53は、前方(開閉方向他方)に移動して排出口50を開放した場合(開放位置P2に配置された状態)に、排出口50とフィルム側開口部52Aとを連通させるシャッター側開口部53Aを有している(図9参照)。シャッター側開口部53Aは、排出口シャッター53の後側に開口している。また、シャッター側開口部53Aは、平面(底面)から見て、前後方向に長い略長方形状に形成されている。
なお、図7に示すように、シャッター側開口部53Aは、平面(底面)から見て、上記したフィルム52のフィルム側開口部52Aと略同じ大きさとなる略長方形状に形成されている。また、上記したシャッターマウント51の長穴51Aは、平面(底面)から見て、シャッター側開口部53A等よりも前後方向および左右方向に大きい略長方形状に形成されている。また、上記したフィルム52の凹部54は、平面(底面)から見て、シャッター側開口部53Aよりも小さな略長方形状に形成されている。凹部54は、排出口シャッター53が排出口50を閉塞した状態で、シャッター側開口部53Aに対向する位置でフィルム52に形成されている(図8参照)。また、凹部54は、排出口シャッター53が排出口50を開放した状態で、接続面20Aに形成された装置側凹部28に配置されるようになっている(図9参照)。装置側凹部28は、平面(底面)から見て、凹部54よりも大きな略長方形状に形成されている。
また、図7に示すように、排出口シャッター53の前端部には、左右一対のアーム部53Bが形成されている。一対のアーム部53Bは、排出口シャッター53の側端面から左右方向外側に延びた後に屈曲して前方に向かって延びている。排出口シャッター53が開放位置P2に配置された状態で、一対のアーム部53Bの先端部がシャッターマウント51に形成された一対の係合穴(図示せず)に引っ掛かるようになっている。また、排出口シャッター53の前端下面には、突起部53Cが下方に向かって突出している。
[トナー供給装置の作用]
次に、図8ないし図10を参照して、トナー供給装置12の作用について説明する。図10は排出口シャッター53が開放位置P2から閉塞位置P1に向かって移動する過程を示す断面図である。
<トナーコンテナの装着>
トナーコンテナ15が装置本体2から離脱された状態(未装着状態)で、現像装置14の補給口シャッター25は、前方に移動して補給口24を閉塞している(図4参照)。また、この状態で、トナーコンテナ15の排出口シャッター53は、後方に移動して(閉塞位置P1に配置されて)排出口50を閉塞している(図8参照)。
トナーコンテナ15は、装置本体2の正面から後方に向かって押し込まれて装置本体2に装着される(図8の白抜き矢印参照)。トナーコンテナ15を押し込む過程で、シャッターマウント51の後端部は、現像装置14の補給口シャッター25に当接する(図示せず)。トナーコンテナ15の押し込みが進むと、補給口シャッター25は、後方に移動して補給口24を開放する。
また、トナーコンテナ15の押し込みが進むと、排出口シャッター53の突起部53Cが現像装置14の接続面20Aの一部に当接する(図8参照)。トナーコンテナ15の押し込みが更に進むと、排出口シャッター53は相対的に前方にスライドする。すなわち、排出口シャッター53は、閉塞位置P1から開放位置P2に移動して排出口50を開放する(図9参照)。
以上によって、トナーコンテナ15が装置本体2の所定位置に装着された状態になる。この状態で、排出口50、シャッター側開口部53A、フィルム側開口部52Aおよび補給口24は略一列に並ぶ位置に配置され、フィルム52の凹部54は装置側凹部28に配置される(図9参照)。また、トナーコンテナ15の容器側ジョイント33は、現像装置14の現像側ジョイント27に連結される(図2参照)。
トナーコンテナ15が現像装置14に連結された状態で、駆動モーター26が駆動されると、2つの攪拌部材31および搬送スクリュー32が、それぞれ軸周りに回転する(図3参照)。各攪拌部材31は、トナー収容室R1に貯留されたトナーをスクリュー配置室R2に向かって弾き飛ばす。搬送スクリュー32は、スクリュー配置室R2内のトナーを排出口50に向かって搬送する。トナーは、排出口50、シャッター側開口部53A、フィルム側開口部52Aおよび補給口24を通って現像装置14(筐体20)内に補給される(図9の白抜き矢印参照)。そして、現像装置14は、排出口シャッター53が排出口50を開放した状態で、トナーコンテナ15に連結され、排出口50から排出されたトナーを用いて感光体ドラム10に担持された潜像をトナー像に現像する。
ここで、補給口24の直下では現像スクリュー21の羽根が小径であるため(図5参照)、トナーの搬送力が弱くなっている。したがって、トナーコンテナ15から補給されたトナーは、補給口24の直下で滞留する。そして、現像装置14がトナーを消費すると、トナーがトナーコンテナ15から定常的に補給されるようになっている。以上のように、現像装置14は、補給口24内をトナーで満たすようにトナーコンテナ15からトナーの補給を受け、筐体20内に収容されるトナーの量を一定にする。
<トナーコンテナの離脱>
トナーコンテナ15に収容されたトナーを略使い切ると、トナーコンテナ15は、装置本体2から取り外され、新しいトナーコンテナ15に交換される。トナーコンテナ15は、手前側に引き出されることで、装置本体2の所定位置から離脱される(図9の破線矢印参照)。トナーコンテナ15を引き出すと、容器側ジョイント33と現像側ジョイント27との連結が解除される。トナーコンテナ15の引き出しが進むと、排出口シャッター53は、付勢部材に付勢され、相対的に後方にスライドする。すなわち、排出口シャッター53は、開放位置P2から閉塞位置P1に移動して排出口50を閉塞する(図8参照)。なお、トナーコンテナ15の引き出しが進むと、補給口シャッター25は、付勢部材に付勢され、前方に移動して補給口24を閉塞する(図4参照)。
図10に示すように、トナーコンテナ15を引き出すと、シャッターマウント51やフィルム52は容器本体30と共に前方に移動するため、排出口シャッター53は付勢部材に付勢されて相対的に後方に移動する。また、フィルム52の凹部54は、装置側凹部28内から補給口24内に移動する。ここで、補給口24等にはトナーが溜まっているため、排出口シャッター53は、補給口24等に溜まったトナーをすり切りながら相対的に後方に移動する。詳細には、シャッター側開口部53Aの前縁部53Fは、フィルム側開口部52Aの前縁部52Fおよび後縁部52Rとすれ違う。また、シャッター側開口部53Aの後縁部53Rは、フィルム側開口部52Aの後縁部52Rとすれ違う。シャッター側開口部53Aの内側に溜まったトナーは、後方(開閉方向一方)に相対移動する排出口シャッター53(前縁部53F)に押し出されて凹部54に流れ込むことになる。
そして、トナーコンテナ15は、後方に押し出されたトナーを凹部54に収容(保持)した状態で、装置本体2の外部に引き出される。トナーコンテナ15が完全に引き出されると、排出口シャッター53は閉塞位置P1に配置され、排出口50を閉塞する(図8参照)。なお、装置本体2から引き出された(取り出された)トナーコンテナ15は、リサイクルのために回収されたり、廃棄処分されたりすることになる。
以上説明した本実施形態に係るトナーコンテナ15では、凹部54が排出口50よりも後方(装着方向下流側)においてフィルム52に窪む構成とした。この構成によれば、排出口50を閉塞する排出口シャッター53に押し出されたトナーを、凹部54の内部空間に収容することができる。これにより、排出口50を閉塞する排出口シャッター53に押し出されたトナーの漏出を抑制することができる。
また、本実施形態に係るトナーコンテナ15では、凹部54が、閉塞位置P1に配置された排出口シャッター53のシャッター側開口部53Aに対向する構成とした。この構成によれば、シャッター側開口部53Aの内側に残されたトナーを適切に凹部54に保持させることができる。これにより、このトナーの漏出を有効に抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1によれば、排出口シャッター53が排出口50を開放した状態で、フィルム52の凹部54が装置側凹部28に配置されているため、凹部54をフィルム52の表面から凹んだ形状に維持することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1では、排出口シャッター53は、トナーコンテナ15を現像装置14に連結する動作に連動して排出口50を開放させ、トナーコンテナ15を現像装置14から分離する動作に連動して排出口50を閉塞させる構成とした。この構成によれば、トナーコンテナ15と現像装置14との連結解除(分離)に伴って排出口シャッター53が排出口50を閉塞し、この排出口シャッター53に押し出されたトナーを凹部54に収容することができる。これにより、トナーコンテナ15の分離時に、トナーの漏出を抑制することができ、このトナーによって画像形成装置1(装置本体2)の内部が汚染されることを抑制することができる。
なお、本実施形態に係る画像形成装置1では、排出口シャッター53(排出口50)の開閉動作が、トナーコンテナ15と現像装置14との連結動作に連動する構成としていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、トナーコンテナに排出口シャッター53を開閉操作するためのレバーが設けられていてもよい(図示せず)。この場合、トナーコンテナを装置本体2に装着した後にレバーを操作して排出口シャッター53を開閉させる。また、この場合、排出口シャッター53が排出口50を開放および閉塞した状態で、フィルム52の凹部54が現像装置14の装置側凹部28に配置されることになる。これにより、排出口50を閉塞する排出口シャッター53に押し出されたトナーを凹部54に収容することができ、このトナーの漏出を抑制することができる。
また、本実施形態に係る画像形成装置1は、所謂複合機であったが、これに限らず、例えば、プリンター、複写機、ファクシミリ等に本発明が適用されていてもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係るトナー容器および画像形成装置における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1 画像形成装置
10 感光体ドラム(像担持体)
14 現像装置
15 トナーコンテナ(トナー容器)
28 装置側凹部
30 容器本体
50 排出口
51 シャッターマウント(マウント)
51A 長穴
52 フィルム
52A フィルム側開口部
53 排出口シャッター(シャッター)
53A シャッター側開口部
54 凹部

Claims (4)

  1. 内部に収容したトナーを外部に排出するための排出口を有する容器本体と、
    前記容器本体との間に隙間を挟んで前記排出口の周囲に設けられているマウントと、
    前記容器本体と前記マウントとの間に設けられ、開閉方向一方に移動して前記排出口を閉塞させ、開閉方向他方に移動して前記排出口を開放させるシャッターと、
    前記マウントに固定され、前記シャッターが滑る状態で接触し、前記排出口よりも開閉方向一方にずれた位置に凹む状態に形成されて開閉方向一方に移動する前記シャッターに押し出されたトナーを収容する凹部を有しているフィルムと、を備えていることを特徴とするトナー容器。
  2. 前記マウントは、前記排出口と前記凹部との間に亘って開口している長穴を有し、
    前記フィルムは、前記排出口に対向して開口しているフィルム側開口部を有し、
    前記シャッターは、開閉方向他方に移動して前記排出口を開放した場合に、前記排出口と前記フィルム側開口部とを連通させるシャッター側開口部を有し、
    前記凹部は、前記シャッターが前記排出口を閉塞した状態で、前記シャッター側開口部に対向する位置で前記フィルムに形成されていることを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。
  3. 請求項1または2に記載のトナー容器と、
    前記シャッターが前記排出口を開放した状態で、前記トナー容器に連結され、前記排出口から排出されたトナーを用いて像担持体に担持された潜像をトナー像に現像する現像装置と、を備え、
    前記現像装置は、前記トナー容器との連結部分に凹む状態に形成されて前記フィルムの前記凹部が配置される装置側凹部を有していることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記シャッターは、前記トナー容器を前記現像装置に連結する動作に連動して前記排出口を開放させ、前記トナー容器を前記現像装置から分離する動作に連動して前記排出口を閉塞させることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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