JP2018204978A - 電流センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成でケースにコアを位置精度良く固定しつつコアが受ける応力を抑制できる電流センサを提供する。【解決手段】直線状の基部11と、一対の第1腕部12,13と、一対の第2腕部14,15と、を備え、積層方向に沿って視たときの外形が矩形状であるとともに、一対の第2腕部14,15の間にギャップが形成されるコア10と、ギャップに配置された磁気センサ21と、コア10及び磁気センサ21を収容するケース30と、を備え、ケース30は矩形筒状であって底面を有し、コア10は積層方向に垂直な面が底面に対向し、ケース30の内周壁は、圧入によりコア10に当接する複数の第1凸部34を有し、複数の第1凸部34は、少なくとも一部が一対の第1腕部12,13の夫々を挟んで対向する位置に設けられる。【選択図】図5

Description

本発明は、導電体に流れる電流を測定する電流センサに関する。
近年、モータを駆動源とするハイブリッド車両や電気自動車が普及している。モータ出力を適切に制御する上で、モータに流れる電流を測定することは重要である。このような電流の測定方法として、例えばDCブラシレスモータとインバータとを接続するバスバーに流れる電流に応じて当該バスバーの周囲に生じる磁界を磁性体からなるコアで集磁してホール素子等の磁気センサにより検出し、当該検出された磁界に基づいてバスバーに流れる電流を演算して求めるものがある(例えば特許文献1及び2)。
特許文献1に記載の電流センサは、一部にギャップが設けられた環状のコアと、当該ギャップに配置される磁気センサと、コア及び磁気センサとを収容する筒状のケースとを備える。ケースはバスバーが貫通する筒状部を有しており、筒状部の外面にコアを嵌め込み固定している。
特許文献2に記載の電流センサは、略長方形の外形を有するコアの外側の角部がL字状に切り欠かれて構成されている。コアを収容するケースには、コアのL字状の角部に対応する位置にL字状のリブを形成してコアの位置決めをしている。この状態で、ケースの内部にはポッティング材等の封止材が充填され、ケース内にコアが固定されてる。
特開2013−205194号公報 特開2002−296305号公報
磁性体からなるコアは、外周側の磁束密度が小さく、特に外側コーナーには殆ど磁束密度が集中しない。しかし、コアの内周側は磁束密度が大きく、特に内側コーナーに局部的に磁束密度が集中する。
特許文献1の電流センサでは、コアの内周側がケースに設けられた筒状部の外面に当接することでコアがケースに固定される。コアの内周側は、広範囲において磁束密度が大きい。このため、コアの内周側に筒状部の外面が当接し応力が作用することで、磁束を円滑に通過させることができずに飽和状態となって、残留磁束密度が増大してコアのヒステリシスが大きくなり易い。その結果、電流センサの検出精度を低下させる要因となっていた。こうしたコアにおいて磁束が飽和しないようにするには、コアのサイズを大きくする必要があり、電流センサにおいてコスト高の要因になる。
特許文献2の電流センサでは、ケースの内部にはポッティング材等の封止材を充填するため、充填圧によってコアが移動してしまい、電流センサにおいてケースの内部にコアを確実に位置決めすることができない。
上記実情に鑑み、簡単な構成でケースにコアを位置精度良く固定しつつコアが受ける応力を抑制できる電流センサが求められている。
電流センサの特徴構成は、電磁鋼板を積層して構成され、直線状の基部と、前記基部の両端から延設される一対の第1腕部と、一対の前記第1腕部の端部の夫々から対向する他方の前記第1腕部に向けて延設される一対の第2腕部と、を有し、積層方向に沿って視たときの外形が矩形状であるとともに、一対の前記第2腕部が対向する位置にギャップが形成されるコアと、前記ギャップに配置された磁気センサと、前記コア及び前記磁気センサを収容する樹脂製のケースと、を備え、前記ケースは矩形筒状であって底面を有し、前記コアは積層方向に垂直な面が前記底面に対向し、前記ケースの内周壁は、圧入により前記コアに当接する複数の第1凸部を有し、複数の前記第1凸部は、少なくとも一部が一対の前記第1腕部の夫々を挟んで対向する位置に設けられる点にある。
本構成によれば、ケースの内周壁の第1凸部は、外形が矩形状のコアのうち直線状の基部の両端から延設される一対の第1腕部を挟んで対向する位置に設けられており、圧入により一対の第1腕部の夫々が第1凸部によって両側から押圧される。これにより、コアはケースの内部において正確に位置決めすることができると共に、剛性の高い第1腕部の延設方向の両側から押圧しているので第1腕部の変形を抑制できる。また、コアのうち第1腕部を挟んで対向する位置はコアの角部に近接する位置である。したがって、第1凸部はコアのうち角部に近い部位に当接する。矩形状のコアにおいて角部は他の領域に比べて磁束密度が低い領域である。このため、第1凸部がコアに当接しても磁束密度にほとんど影響しない。すなわち、コアのうち磁束密度に影響の少ない部位に応力をかけるので、磁束密度が飽和し難い。これにより、電流センサは、コアのサイズを大きくすることなくコアにおける磁束密度の飽和を回避して電流センサの検出精度を高めることができる。
他の特徴構成は、前記ケースは、前記磁気センサを収容する筒状のセンサ収容部を備え、前記センサ収容部は、前記ギャップに配置されるとともに、一対の前記第2腕部に対向する位置に、圧入により当該第2腕部に当接する第2凸部を有する点にある。
本構成によれば、圧入によりコアのうち一対の第2腕部にケースに備えられたセンサ収容部の第2凸部が当接する。これにより、矩形状のコアは、第1腕部に沿う方向に加えて、第1腕部に直交する第2腕部に沿う方向においても、ケースに対する位置決めが可能になる。その結果、電流センサのケース内におけるコアの位置精度を高めることができる。
他の特徴構成は、前記ケースの前記底面には、前記第1凸部に隣接する領域に凹部が設けられている点にある。
電流センサでは、コアを収容するケースは樹脂によって形成されている。一方、コアは電磁鋼板が積層されて構成されている。このため、ケースにコアを収容する際に第1凸部がコアの外面に摺接されると、第1凸部は表面が削られて樹脂の削りカスが発生することがある。こうした樹脂の削りカスがケースの底面に存在すると、コアと樹脂の削りカスが接触して底面に対してコアが傾斜姿勢になるおそれがある。そこで、本構成では、ケースの底面には、第1凸部に隣接する領域に凹部が設けられている。これにより、コアの外面と第1凸部との摺接により樹脂の削りカスが発生したとしても、発生した樹脂の削りカスを凹部に溜めることができる。すなわち、凹部を樹脂の削りカスの溜り部として用いることができる。その結果、コアのうち底面に対向する部位が樹脂の削りカスに接触し難くなり、コアは適正な姿勢に保持され易くなる。
他の特徴構成は、前記第1凸部は、前記コアの積層方向の厚さの半分以下の領域において前記コアに当接する点にある。
本構成によれば、第1凸部は、コアの積層方向の厚さの半分以下の領域においてコアに当接するため、ケースにおいてコアの積層方向に沿う第1凸部の領域が少ない。その結果、コアにおいて磁束の流れが阻害される領域を低減することができる。また、例えば第1凸部をケースの底面近くの領域に設けることで、コアはケースに圧入し易くなる。
他の特徴構成は、前記ケースに収容された前記コアを覆うカバーを備え、前記カバーは、前記コアに対向する内面に第1突出部を有し、前記ケースの前記底面は、前記第1突出部に対向する位置に第2突出部を有し、前記コアは、前記第1突出部と第2突出部とによって挟持される点にある。
本構成によれば、コアは、カバーに設けられた第1突出部と、ケースの底面に設けられた第2突出部によって挟持される。これにより、コアは、ケース内の積層方向においても位置保持することができる。その結果、電流センサにおいてケース内のコアの位置精度を高めることができる。
他の特徴構成は、前記コアは、外側の角部の一部が積層方向に切り欠かれた段部を有し、前記段部が前記第1突出部と前記第2突出部によって挟持される点にある。
本構成によれば、第1突出部と第2突出部によってコアが挟持される領域が、コアの外側の角部の一部が積層方向に切り欠かれた段部によって構成されている。矩形状のコアにおいて角部は他の領域に比べて磁束密度が低い領域である。したがって、コアは、磁束密度の小さい領域においてカバー及びケースの突出部によって挟持される。これにより、電流センサは、コアのサイズを大きくすることなくコアにおける磁束密度の飽和を回避することができる。
第1実施形態の電流センサの分解斜視図である。 第1実施形態の電流センサの斜視図である。 第1実施形態の電流センサの平面図である。 第1実施形態のケース及びコアを示す平面図である。 第1実施形態の電流センサの要部平断面図である。 図5のVI−VI矢視断面図である。 図5のVII−VII矢視断面図である。 第2実施形態のコアの斜視図である。 第2実施形態の電流センサの要部平断面図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜4に示すように、電流センサ100は、コア10と、磁気センサ21が接続された回路基板20と、コア10及び磁気センサ21を収容する樹脂製のケース30と、樹脂製のカバー40と、を備えて構成される。電流センサ100は導体であるバスバー1が貫通挿入されており、当該バスバー1は、例えば、図示しない3相モータと3相モータに通電するインバータとに接続される。3相モータは、ハイブリッド車両や電気自動車等の動力源に用いられる。インバータは、バッテリ等から出力される直流電力を交流電力に変換する。バスバー1はインバータにより交流電力に変換された電圧及び電流を3相モータに供給する。そのため、本実施形態の電流センサ100は、バスバー1、コア10、及び、磁気センサ21を3組備えており、複数のバスバー1に流れる電流を被測定対象とする。
ケース30は、コア10及び磁気センサ21を収容する収容部31を3つ備えている。夫々の収容部31は、矩形筒状であって、底面32と側壁33とを有し、コア10は積層方向に垂直な面が底面32(図4参照)に対向する。底面32には中央部に開口32aが形成されている。
カバー40は、ケース30の収容部31全体を覆う形状に形成されている。カバー40がケース30に装着されることで、カバー40がケース30に収容されたコア10を覆うことになる。カバー40には、バスバー1の挿入孔41と、バスバー1を挿入する筒状のバスバー挿入部42とが備えられている。
電流センサ100は、ケース30の収容部31にコア10が収容され、ケース30に収容されたコア10に対して回路基板20とカバー40とが順に配置される(図1では回路基板20がカバー40に装置着された状態)。カバー40はビス等のねじ部材60を用いてケース30に固着される。ケース30及びカバー40には、ねじ部材60が差し込まれる孔部30a,40aが夫々設けられている。
図1に示すように、コア10は、電磁鋼板を積層して構成され、積層方向に沿って視たときの外形が矩形状に形成されている。コア10は、直線状の基部11と、基部11の両端から垂直に延設される一対の第1腕部12,13と、一対の第1腕部12,13の端部12a,13aの夫々から対向する他方の第1腕部13,12に向けて垂直に延設される一対の第2腕部14,15と、を備える。コア10のうち、一対の第2腕部14,15の間にギャップSが形成される。このように、コア10はC字状に形成されている。
コア10の基部11は、積層方向に沿って視たときの外周側において長手方向の中央部分に所定幅の拡張部19を有する。コア10の基部11に拡張部19を設けることで、コア10の領域が拡大するため、コア10において磁束密度の飽和が起こり難くすることができる(図4参照)。
回路基板20には、磁気センサ21として例えばホールICが実装されている。磁気センサ21は、ギャップSに配置される。
ケース30は、側壁33の内側(内周壁33a)に、コア10の圧入によりコア10に当接する複数の第1凸部34を有する。複数の第1凸部34は、少なくとも一部が一対の第1腕部12,13の夫々を挟んで対向する位置に設けられている(図5参照)。
ケース30は、磁気センサ21を収容する筒状のセンサ収容部35を有する。センサ収容部35は底面32から立設されてギャップSに配置される。センサ収容部35は、一対の第2腕部14,15に対向する位置に、圧入により第2腕部14,15に当接する第2凸部36を有する(図5参照)。ケース30は、底面32の外側に車体の取付部位(不図示)に固定される取付片55を有し、取付片55には貫通孔56が形成されている(図1参照)。
図5に示すように、ケース30の内周壁33aに形成された第1凸部34は、一対の第1腕部12,13を挟んで対向する位置に設けられており、コア10の圧入により一対の第1腕部12,13の夫々が第1凸部34によって両側から押圧される。これにより、コア10はケース30の内部において第1腕部12(13)に沿う方向の位置決めおよび固定が可能になると共に、剛性の高い第1腕部12(13)の延設方向の両側から押圧しているので第1腕部12(13)の変形を抑制できる。コア10のうち第1腕部12,13を挟んで対向する位置はコア10の角部17に近接する位置である。したがって、第1凸部34はコア10のうち角部17に近い部位に当接する。矩形状のコア10において角部17は他の領域に比べて磁束密度が低い領域である。このため、第1凸部34がコア10に当接しても磁束密度にほとんど影響しない。すなわち、コア10のうち磁束密度に影響の少ない部位に応力をかけるので、磁束密度が飽和し難い。これにより、コア10のサイズを大きくすることなくコア10における磁束密度の飽和を回避して電流センサ100の検出精度を高めることができる。
また、ケース30のセンサ収容部35は、一対の第2腕部14,15に対向する位置に第2凸部36,36を有し、コア10の圧入により一対の第2腕部14,15に第2凸部36、36が当接する。これにより、矩形状のコア10は、第1腕部12(13)に沿う方向に加えて、第1腕部12(13)に直交する第2腕部14(15)に沿う方向においても、ケース30に対する位置決めが可能になる。その結果、電流センサ100のケース30内におけるコア10の位置精度を高めることができる。
電流センサ100のケース30は樹脂によって成形されている。このため、コア10を収容する際に第1凸部34がコア10の外面に摺接されると、第1凸部34は表面が削られて樹脂の削りカスが発生することがある。こうした樹脂の削りカスがケース30の底面32に存在すると、コア10と樹脂の削りカスが接触して底面32に対してコア10が傾斜姿勢になるおそれがある。
そこで、図6に示すように、ケース30の底面32には、第1凸部34に隣接する領域に凹部37が設けられている。これにより、コア10の外面と第1凸部34との摺接により樹脂の削りカスが発生したとしても、発生した樹脂の削りカスを凹部37に溜めることができる。すなわち、凹部37を樹脂の削りカスの溜り部として用いることができる。その結果、コア10のうち底面32に対向する部位が樹脂の削りカスに接触し難くなり、コア10は適正な姿勢に保持され易くなる。図4では、2つの第1凸部34に対して1つの凹部37が横長に形成されている。凹部37は複数の第1凸部34に対して個別に設けられていてもよい。
図6に示すように、第1凸部34は、コア10の積層方向の厚さTの半分以下の領域においてコア10に当接する。すなわち、コア10の積層方向において、第1凸部34とコア10とが当接する領域Dは、コア10の積層方向の厚さTの半分以下である。これにより、ケース30においてコア10の積層方向に沿う第1凸部34の領域を少ない。その結果、コア10において磁束の流れが阻害される領域をを低減することができる。また、第1凸部34は内周壁33aにおいて底面32に近い領域に設けられているため、コア10はケース30に圧入し易くなる。
図1及び図7に示すように、カバー40の内面は第1突出部43を有しており、ケース30の底面32は第1突出部43に対向する位置に第2突出部51を有する。コア10は、積層方向においてカバー40の第1突出部43とケース30の第2突出部51とによって挟持することができる。
図1及び図7に示すように、コア10は、外側の角部17の一部が積層方向に切り欠かれた段部18を有する。コア10の角部17は積層方向の上部及び下部が切り欠かれており、カバー40に対向する段部18aとケース30の底面32に対向する段部18bとを有する。コア10は、段部18(18a,18b)が第1突出部43と第2突出部51とによって挟持される。ここで、矩形状のコア10では、角部17は他の領域に比べて磁束密度が低い領域である。このため、コア10の段部18a,18bが第1突出部43及び第2突出部51に挟持されても磁束密度にほとんど影響しない。すなわち、コア10のうち磁束密度に影響の少ない部位を切り欠くので、コア10の磁束密度が飽和し難い。
図1に示すように、第2突出部51はケース30の底面32の4カ所に設けられ、第1突出部43は、カバー40の外周側の2か所(コア10の基部11の両側に相当する位置)に設けられている。本実施形態では、第1突出部43は回路基板20の形状及び配置(図3参照)の関係で2か所のみに設けられている。回路基板20の形状及び配置を変更して第1突出部43を第2突出部51と同じく4カ所に設けてもよい。
図1及び図2に示すように、ケース30は、側壁33においてコア10の外側の角部17が対応する部位に縦溝38が形成されている。カバー40の第1突出部43は、縦溝38に沿ってケース30に挿入されてコア10の段部18aに当接する。これにより、カバー40の第1突出部43及びコア10の段部18の外側は縦溝38から露出する。これにより、電流センサ100はケース30の外方からコア10の積層方向における挟持状態を確認することができる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、コア10の外側の角部17に段部18を設ける例を示したが、図8に示すように、コア10は外側の角部17に段部を有しない形状であってもよい。このような形状のコア10であると、図9に示すように、ケース30の第1凸部34は、コア10の外部の角部17であって第1腕部12,13を挟んで対向する位置に設けることができる。したがって、本実施形態のように、コア10の圧入により第1凸部34がコア10の角部17に当接することで、コア10が受ける応力をより抑制することができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、3相に流れる電流を夫々計測する電流センサ100の例を示したが、電流センサ100は、1〜2相、又は、4相以上に流れる電流を計測するものあってもよい。電流センサ100は、自動車のモータとインバータとの間の電流路に限らず、他の種々の電流路の電流検出に採用してもよい。
(2)上記の実施形態では、カバー40にバスバー挿入部42を設ける例を示したが、これに代えてケース30にバスバー挿入部を設けてもよい。また、上記の実施形態では、電流センサ100がカバー40を備える例を示したが、回路基板20がケース30にビス止め等によって固定される場合には、電流センサ100はカバー40を備えずに構成してもよい。
本発明に係る電流センサは、各種の電気機器に広く利用することができる。
1 :バスバー
10 :コア
11 :基部
12、13 :第1腕部
12a,13a :端部
14、15 :第2腕部
17 :角部
18 :段部
21 :磁気センサ
30 :ケース
31 :収容部
32 :底面
33 :側壁
33a :内周壁
34 :第1凸部
35 :センサ収容部
36 :第2凸部
37 :凹部
40 :カバー
43 :第1突出部
51 :第2突出部
100 :電流センサ
D :第1凸部の当接領域
S :ギャップ
T :コアの積層方向の厚さ

Claims (6)

  1. 電磁鋼板を積層して構成され、直線状の基部と、前記基部の両端から延設される一対の第1腕部と、一対の前記第1腕部の端部の夫々から対向する他方の前記第1腕部に向けて延設される一対の第2腕部と、を有し、積層方向に沿って視たときの外形が矩形状であるとともに、一対の前記第2腕部の間にギャップが形成されるコアと、
    前記ギャップに配置された磁気センサと、
    前記コア及び前記磁気センサを収容する樹脂製のケースと、を備え、
    前記ケースは矩形筒状であって底面を有し、前記コアは積層方向に垂直な面が前記底面に対向し、
    前記ケースの内周壁は、圧入により前記コアに当接する複数の第1凸部を有し、
    複数の前記第1凸部は、少なくとも一部が一対の前記第1腕部の夫々を挟んで対向する位置に設けられる電流センサ。
  2. 前記ケースは、前記磁気センサを収容する筒状のセンサ収容部を備え、
    前記センサ収容部は、前記ギャップに配置されるとともに、一対の前記第2腕部に対向する位置に、圧入により当該第2腕部に当接する第2凸部を有する請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記ケースの前記底面には、前記第1凸部に隣接する領域に凹部が設けられている請求項1又は2に記載の電流センサ。
  4. 前記第1凸部は、前記コアの積層方向の厚さの半分以下の領域において前記コアに当接する請求項1から3のいずれか一項に記載の電流センサ。
  5. 前記ケースに収容された前記コアを覆うカバーを備え、
    前記カバーは、前記コアに対向する内面に第1突出部を有し、
    前記ケースの前記底面は、前記第1突出部に対向する位置に第2突出部を有し、
    前記コアは、前記第1突出部と前記第2突出部とによって挟持される請求項1から4のいずれか一項に記載の電流センサ。
  6. 前記コアは、外側の角部の一部が積層方向に切り欠かれた段部を有し、
    前記段部が前記第1突出部と前記第2突出部によって挟持される請求項5に記載の電流センサ。
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