JP2002296305A - 電流センサのコア - Google Patents

電流センサのコア

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JP2002296305A
JP2002296305A JP2001103037A JP2001103037A JP2002296305A JP 2002296305 A JP2002296305 A JP 2002296305A JP 2001103037 A JP2001103037 A JP 2001103037A JP 2001103037 A JP2001103037 A JP 2001103037A JP 2002296305 A JP2002296305 A JP 2002296305A
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Japan
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core
magnetic flux
corner
current sensor
flux density
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Application number
JP2001103037A
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English (en)
Inventor
Norio Miyahara
紀夫 宮原
Masahiro Kawaida
正広 川井田
Toru Iwasa
徹 岩佐
Kazuyuki Tamura
和之 田村
Taketoshi Kogure
健敏 小暮
Naohiko Okubo
尚彦 大久保
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Jeco Corp
Original Assignee
Jeco Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廉価でかつヒステリシスの小さなコアを提供
すること。 【解決手段】 コア31は、外形が略方形に形成される
とともに内周が外形と略相似形状の略方形に形成された
コア断片32を、3層積層させて連結したものである。
内側コーナー34(34a,34s)と、これに対向す
る外側コーナー33とを結ぶ基準線Mに対してオフセッ
トした位置には半抜き加工部36(36a,36s)が
設けられ、これによりの半抜き加工部36により各コア
断片32が連結されている。半抜き加工部36aは、反
開放端側のコーナー部31aを除く直線部31bに設け
られている。コア31の内側コーナー34はコアの厚さ
Dに対して曲率半径が1D以上の曲面に形成されてい
る。コア31の反開放端側の内側コーナー34aは、開
放端側の内側コーナー34sより大きな曲率半径を有す
る曲面に形成されていることが好ましい。コア31の外
側コーナー33は、略L字状に切り欠かいた構成となっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、バッテリ
ーと車輌電装品との間で入出力される電流を検出するた
めの電流センサに関し、特に電流センサのコアに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、バッテリー近傍において、バッテ
リーのターミナルに接続された導電部材に流れる電流の
磁束を検出することにより、バッテリーと車輌電装品と
の間で入出力される電流の強弱を検出するための電流セ
ンサが知られている。
【0003】図8に、従来の電流センサの一例を示す。
この電流センサ50は、合成樹脂製の電流センサ本体5
1と、基板73と、コア81と、電流センサ本体51の
開口を閉塞する蓋体91とを備えている。
【0004】電流センサ本体51は、上方開口した略箱
状の収容部52と、コネクタ(図示しない)を装着する
側方開口したコネクタ装着部69とを有する。電流セン
サ本体51の収容部52は、略箱形状の基板収容部53
と、略枠形状のコア収容部54とを有する。基板収容部
53内には、図示しない固定手段により基板73が収容
配置されている。基板73には、磁電変換部としてのホ
ール素子72が実装されている。基板収容部53の底壁
には、接続端子55が埋設され、その一端が基板収容部
53の底部から開口側に延出するとともに、他端がコネ
クタ装着部69の開口方向へ延出する(図示しない)よ
うに構成されている。そして、基板収容部53側の接続
端子55には基板73が接続されるとともに、コネクタ
装着部69側の接続端子55にはコネクタ(図示しな
い)が接続され、基板73とコネクタとは、接続端子5
5を介して電気的接続されている。コア収容部54の底
部略中央には、バスバー(図示しない)を挿通して、当
該バスバーに流れる電流の磁束を検出するための略コの
字形の検出孔56を有する検出部57が、開口側に突出
するように設けられている。そして、この検出部57を
取り囲むように、一部開放したギャップSを有するコア
81が図示しない固定手段によりコア収容部54に収容
され、その開放端間(ギャップS)の磁路中に、前記基
板73に実装されたホール素子72が介在されるように
収容配置されている。
【0005】コア81は、パーマロイなどの磁性体材料
をせん断加工して形成した板状のコア断片82を3層積
層させたものである。コア81(コア断片82)は、外
形が略方形を有するとともに、その略中央が外形と略相
似形状の略方形に形成されている。また、コア81(コ
ア断片82)の各コーナー部81a,81sには、それ
ぞれ、各コア断片82を相互に連結する連結部としての
半抜き加工部86(86a,86s)が設けられ、この
半抜き加工部86により各コア断片82が積層されてい
る。この半抜き加工部86(86a,86s)は、内側
コーナー84a,84sと、これに対向する外側コーナ
ー83とを結ぶ基準線M上に、それぞれ設けられてい
る。
【0006】そして、このコア81は、磁性体材料より
なるフープ材87を、プレス加工機などを用いてせん断
加工(プレス加工)することにより複数のコア断片82
を作製し、上述したように作製されたコア断片82の一
部に半抜き加工部86を設けることにより3層積層させ
て製造される。ここで、図9に示すように、一般に、フ
ープ材87をプレス加工する際には、プレス加工機(図
示しない)に対してフープ材87を位置決める或いはフ
ープ材87を送るためのガイド孔88を設ける必要があ
る。
【0007】さて、一般に、磁性体はヒステリシス特性
を有するため、電流センサ50において検出される測定
値は、コア81のヒステリシスにより変動し得る。従っ
て、コア81のヒステリシスを小さくすることが、検出
誤差を小さくして検出精度を向上させた高性能な電流セ
ンサ50を実現する上で重要である。そして、コア81
のヒステリシスは、磁性体材料そのものの物性によると
ころが大きいが、その他の因子として、コア81の残留
磁束密度(各磁区の残留磁束密度の総和)が密接に関連
していることが知られている。このコア81の残留磁束
密度は、一般的に、磁界を印加することによりコア81
内に生ずる磁束密度の大きさに関連し、その磁束密度が
大きいほど、残留磁束密度が増大してヒステリシスが大
きくなる。従って、磁界を印加することによりコア81
内に生ずる磁束密度の分布を均一にし、局部的な磁束密
度の集中が起こらないようにコア81の形状を設計する
ことが好ましい。
【0008】図10に、磁界を印加することにより生じ
た、上記従来の電流センサ50のコア81の磁束密度の
分布のシミュレーション結果を示す。尚、図10は、磁
束密度の等高線図(単位:mT、等高線間隔5mT)で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
流センサ50のコア81においては、図10に示すシミ
ュレーション結果から明らかなように、その形状が略方
形である場合は、コア81の外周側の磁束密度が小さ
く、特に外側コーナー83には殆ど磁束密度が集中しな
いが、コア81の内周側の磁束密度が大きく、特に内側
コーナー84に局部的に磁束密度が集中していた。とり
わけ、コア81の反開放端側の内側コーナー84aにお
いては、局部的に磁束密度が集中し、最大磁束密度の発
生個所となっていた。従って、コア81全体としては、
局部的な磁束密度の集中が生じて磁束密度の分布が均一
でなく、結果として、残留磁束密度が増大してコア81
のヒステリシスが大きくなり、電流センサ50の検出精
度を低下させる要因となっていた。
【0010】しかも、上記コア81(コア断片82)に
おいては、内側コーナー84に局部的に磁束密度が集中
していたにもかかわらず、この内側コーナー84の近傍
である各コーナー部81a,81s、より具体的には前
記基準線M上に、半抜き加工部86(86a,86s)
がそれぞれ設けられていた。ここで、半抜き加工部86
は、磁路が屈曲することによりその近傍の磁束密度を増
大させる。そのため、内側コーナー84に局部的に磁束
密度が集中し、コア81のヒステリシスが大きくなり、
電流センサ50の検出精度を低下させる要因となってい
た。特に、コア81の反開放端側の内側コーナー84a
においては、最大磁束密度の発生個所であることから、
この半抜き加工部86による影響がコア81のヒステリ
シスに対して直接的に影響を与えるおそれがある。
【0011】これらの問題は、ヒステリシスの小さな磁
性体材料を用いてコア81(コア断片82)を構成する
ことにより解決できる。しかし、ヒステリシスの小さな
磁性体材料は非常に高価であることから、製造コストの
上昇を招くため、実用的には不利不便である。
【0012】従って、換言すれば、上記従来の電流セン
サ50のコア81は、コア81のヒステリシスを考慮し
て設計されたものではなく、廉価でかつヒステリシスの
小さなコア81ではなかった。
【0013】一方、上述したようにフープ材87をプレ
ス加工してコア81(コア断片82)を製造するため
に、フープ材87を位置決め或いは送るためのガイド孔
88を設けるスペースを確保する必要があるため、歩留
まりが悪く、コア81の低コスト化を推進することがで
きないという問題があった。
【0014】本発明は、上記問題点に着目してなされた
ものであり、その目的は、廉価でかつヒステリシスの小
さな電流センサのコアを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、一部が開放されるとと
もに、内周が略方形に形成された複数のコア断片を積層
してなり、各コア断片を相互に連結する連結部を設けて
各コア断片を連結した電流センサのコアであって、前記
連結部を、コアの反開放端側の3辺により形成されるコ
ーナー部を除く直線部に設けたことを特徴とする。
【0016】このようにコアの反開放端側の3辺により
形成されるコーナー部を除く直線部に、換言すれば、コ
アの反開放端側の内側コーナーを避けて連結部を設ける
ことにより、コア内の最大残留磁束密度の発生個所であ
る反開放端側の内側コーナーへの磁束密度の集中を避け
ることができる。これにより、内側コーナーの磁束密度
を低減させて、コア内の最大残留磁束密度を小さくする
ことができ、局部的な磁束密度の集中を分散させてコア
内の磁束分布をより均一にすることができる。
【0017】従って、ヒステリシスの小さいコアを実現
することができ、ヒステリシスによるコアの性能劣化を
低減させることができる。そのため、高性能なコアを実
現することができる。このことは、換言すれば、従来と
比較してヒステリシスの大きな、すなわち、廉価な磁性
体材料を用いても、従来と同様のヒステリシス特性を有
するコアを実現でき、コアを廉価に製造することができ
ることを意味する。
【0018】請求項2に記載の発明は、一部が開放され
るとともに、内周が略方形に形成された複数のコア断片
を積層してなり、各コア断片を相互に連結する連結部を
設けて各コア断片を連結した電流センサのコアであっ
て、前記連結部を、コアの内側コーナーと、これに対向
する外側コーナーとを結ぶ基準線に対してオフセットし
た位置に設けたことを特徴とする。
【0019】このようにコアの内側コーナーと、これに
対向する外側コーナーとを結ぶ基準線に対してオフセッ
トした位置に連結部を設けることにより、コア内の最大
残留磁束密度の発生個所である内側コーナーへの磁束密
度の集中を避けることができる。これにより、内側コー
ナーの磁束密度を低減させて、コア内の残留磁束密度を
小さくすることができ、局部的な磁束密度の集中を分散
させてコア内の磁束分布をより均一にすることができ
る。
【0020】従って、ヒステリシスの小さいコアを実現
することができ、ヒステリシスによるコアの性能劣化を
低減させることができる。そのため、高性能なコアを実
現することができる。このことは、換言すれば、従来と
比較してヒステリシスの大きな、すなわち、廉価な磁性
体材料を用いても、従来と同様のヒステリシス特性を有
するコアを実現でき、コアを廉価に製造することができ
ることを意味する。
【0021】請求項3に記載の発明は、一部が開放され
るとともに、内周が略方形に形成された電流センサのコ
アであって、前記コアの反開放端側の内側コーナーを、
コアの厚さDに対して曲率半径が1D以上の曲面に形成
したことを特徴とする。
【0022】このようにコアの反開放端側の内側コーナ
ーをコアの厚さDに対して曲率半径が1D以上の曲面に
形成することにより、内側コーナー、特に、コア内の最
大残留磁束密度の発生個所である反開放端側の内側コー
ナーへの磁束密度の集中を避けることができる。これに
より、コア内の最大残留磁束密度を小さくすることがで
き、局部的な磁束密度の集中を分散させてコア内の磁束
分布をより均一にすることができる。
【0023】従って、ヒステリシスの小さいコアを実現
することができ、ヒステリシスによるコアの性能劣化を
低減させることができる。そのため、高性能なコアを実
現することができる。このことは、換言すれば、従来と
比較してヒステリシスの大きな、すなわち、廉価な磁性
体材料を用いても、従来と同様のヒステリシス特性を有
するコアをより廉価に製造することができることを意味
する。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の電流センサのコアにおいて、前記コアの反開放端側の
内側コーナーを、開放端側の内側コーナーより大きな曲
率半径を有する曲面に形成したことを特徴とする。
【0025】このように構成すると、コア内の最大残留
磁束密度の発生個所であるコアの反開放端側の内側コー
ナーの磁束密度を低減させるとともに、電流センサ本体
の設計変更を伴うことなく、従来の電流センサに適用可
能なヒステリシスの小さいコアを実現することができ
る。すなわち、コア内の最大残留磁束密度を極力小さく
するためには、コアの反開放端側の内側コーナーの曲面
をできるだけ曲率半径の大きな曲面に形成することが望
ましい。ところが、コアのすべての内側コーナーを曲率
半径の大きな曲面に形成すると、内側コーナーの曲面が
電流センサの検出部(検出孔)側へ張り出す構成となる
ため、電流センサの検出部(検出孔)の設計変更を行う
必要が生じる。従って、このようにコアの反開放端側の
内側コーナーを、開放端側の内側コーナーより大きな曲
率半径を有する曲面に形成、換言すれば、コアの反開放
端側のみ大きな曲率半径を有する曲面に形成すると、従
来の電流センサに適用可能な、ヒステリシスの小さいコ
アを実現することができる。
【0026】請求項5に記載の発明は、一部が開放され
るとともに、外形が略方形に形成された電流センサのコ
アであって、前記コアの外側コーナーを切り欠いたこと
を特徴とする。
【0027】このように構成すると、電流センサに組み
付ける際に、この切り欠いた部分を利用して、コア自体
を位置規制させることができるようになる。そのため、
電流センサ(本体)にコアを位置規制するためのスペー
スを設ける必要がなくなり、電流センサ全体の小型化を
図ることができる。また、上述したようにフープ材をプ
レス加工してコアを製造する場合には、この切り欠いた
外側コーナーにガイド孔を設けることができるため、ガ
イド孔を設けるためのスペースを確保する必要がなく、
材料の歩留まりを向上してさらに低コスト化を図ること
ができる。しかも、コアの外側コーナーは、磁束密度の
小さい部分であることから、この部分を切り欠いてもコ
ア内の最大残留磁束密度が増大することはなく、コアの
ヒステリシスに与える影響が小さい。従って、ヒステリ
シスの小さいコアを、低コストで実現することができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
具体化した電流センサの第1実施形態を、図1〜図3に
基づいて説明する。
【0029】図1に示すように、電流センサ10は、合
成樹脂製の電流センサ本体11と、基板23と、コア3
1と、合成樹脂製の蓋体41とを備えている。電流セン
サ本体11は、上方開口した略箱状の収容部12と、側
方開口した筒状のコネクタ装着部13とを有する。収容
部12の内周面には、断面略L字状の規制リブ12aが
複数形成されている。収容部12の開口端部には、蓋体
41を装着するための一対の係止孔20が一体成形され
ている。
【0030】収容部12は、略箱形状の基板収容部17
と、その基板収容部17の一部上面に位置する略枠形状
のコア収容部18とを有する。従って、収容部12は、
基板収容部17の底面17aとコア収容部18の底面1
8aとを有する高低2段の階段状の構造となっている。
【0031】基板収容部17の底面17aには、複数の
接続端子19が埋設され、その一端が基板収容部17の
底面17aから開口側に延出するとともに、他端がコネ
クタ装着部13の側方開口側へ延出(図示しない)する
ように構成されている。なお、コネクタ装着部13には
コネクタ(図示しない)が装着され、接続端子19のコ
ネクタ装着部13側の端部と接続されている。
【0032】基板収容部17内には、図示しない固定手
段により基板23が収容配置されている。基板23に
は、磁電変換部としてのホール素子22が実装されてい
る。また、基板23には複数の接続孔23aが設けら
れ、この接続孔23aに前述した接続端子19の基板収
容部17側の端部がハンダ付け固定されている。従っ
て、基板23は、接続端子19を介してコネクタ(図示
しない)と電気的接続され、ホール素子22から出力さ
れる検出信号が外部装置(図示しない)に出力されるよ
うに構成されている。
【0033】コア収容部18の底面18aの略中央に
は、車輌電装品と接続された導電部材としてのバスバー
(図示しない)に流れる電流の磁束を検出するための検
出部15が開口側に突出するように設けられている。検
出部15は、バスバーを挿通するための略コの字形の検
出孔14を有する。なお、検出部15の外周面には、規
制リブ15aが複数形成されている。
【0034】図2に示すように、コア収容部18内に
は、前記検出部15を取り囲むように、一部が開放さ
れ、その開放端間にギャップSを有するコア31が収容
配置されている。より具体的には、コア31は、基板収
容部17内にコア31のギャップSが突出し、前記基板
収容部17に収容配置された基板23の磁電変換部とし
てのホール素子22が、当該ギャップS間の磁路中の略
中央位置に介在されるように、コア収容部18の底面1
8aに載置されている。
【0035】コア31は、鉄、鉄系合金又はパーマロイ
などの磁性体材料をせん断加工して形成した板状のコア
断片32を、3層積層させたものである。コア31(コ
ア断片32)は、外形が略方形、より具体的には略直方
体に形成されるとともに、平面部の4隅、すなわち外側
コーナー33を略L字状に切り欠いた構成となってい
る。そして、コア31(コア断片32)は、この外側コ
ーナー33と前述した規制リブ12aとが係合するとと
もに、検出部15の規制リブ15aとコア31の内周と
が係合することにより、所定位置に位置規制されてい
る。
【0036】また、コア31(コア断片32)は、その
内周が外形と略相似形状の略方形に形成され、内側コー
ナー34(反開放端側の内側コーナー34a,開放端側
の内側コーナー34s)が曲面に形成されている。ここ
で、コア31(コア断片32)の内側コーナー34は、
コア31の厚さDに対して、曲率半径が1Dの曲面に形
成されている。なお、コア31(コア断片32)の内側
コーナー34の曲面は、特に限定するものではないが、
コア31の厚さDに対して、曲率半径が1D以上の曲面
であることが好ましい。
【0037】コア31(コア断片32)の内側コーナー
34(34a,34s)と、これに対向する外側コーナ
ー33とを結ぶ基準線Mに対して、反開放端側へオフセ
ットした位置には、各コア断片32を相互に連結する連
結部としての半抜き加工部36(36a,36s)がそ
れぞれ設けられ、この半抜き加工部36により各コア断
片32が連結されている。ここで、オフセットとは、一
般的には、基準線M上に半抜き加工部36の中心が位置
しない状態をいうが、ここでは、基準線M上に半抜き加
工部36の一部が位置しない状態をいう。
【0038】より具体的には、半抜き加工部36aは直
線部31bに設けられ、一方、半抜き加工部36sは開
放端側のコーナー部31sに設けられている。ここで、
直線部31bとは、略方形状のコア31(コア断片3
2)の反開放端側の3辺のうち、コア31(コア断片3
2)の外周側面と内周側面とが略平行となる部分であっ
て、内側コーナー34a,34sを含まない部分をい
う。また、コーナー部31aとは、コア31(コア断片
32)の反開放端側の3辺により形成される部分であ
り、内側コーナー34aを含む部分をいい、コーナー部
31sとは、コア31(コア断片32)の直線部31b
より開放端側の部分をいい、内側コーナー34sを含む
部分をいう(図1参照)。
【0039】図3に示すように、このコア31は、磁性
体材料よりなるフープ材37を、プレス加工機などを用
いてせん断加工(プレス加工)することにより複数のコ
ア断片32を作製し、上述したように作製されたコア断
片32の一部に半抜き加工部36を設けることにより3
層積層させて製造される。ここで、フープ材37をプレ
ス加工する際には、プレス加工機に対してフープ材37
を位置決める或いはフープ材37を送るためのガイド孔
38を設ける必要がある。ここでガイド孔38は、コア
31(コア断片32)の外側コーナー33の切り欠いた
部分に設けられている。
【0040】収容部12内には、シリコーンやウレタン
等の絶縁性を有するゲル材からなるポッティング材など
の封止材(図示しない)が充填され、この封止材の硬化
により、コア31、基板23及びホール素子22等が封
止され、収容部12内におけるコア31と基板23のホ
ール素子22との位置関係が位置決め固定されている。
【0041】蓋体41は、その略中央に前記バスバー
(図示しない)を挿通する挿通孔42が形成されるとと
もに、蓋体41の両側端部に一対のツメ43が一体成形
されている。そして、収容部12の上面開口の係止孔2
0に蓋体41のツメ43を係合させることにより、収容
部12の開口に蓋体41が取り付けられ、収容部12の
開口が蓋体41により閉塞される。
【0042】そして、この電流センサ10は、バスバー
に流れる電流によりコア31内に生じる磁束を、開放端
間(ギャップS)に介在されたホール素子22が検出す
ることにより、バッテリーに入出力される電流の強弱が
検出される。
【0043】図4に、磁界を印加することにより生じ
た、電流センサ10のコア31の磁束密度の分布のシミ
ュレーション結果を示す。尚、図4は、磁束密度の等高
線図(単位:mT、等高線間隔5mT)である。
【0044】このコア31の磁束密度の分布のシミュレ
ーション結果から、従来(図10参照)と比較して、磁
束密度の等高線の間隔が全体的に大きくなり、コア31
全体として局部的な磁束密度の集中が分散されて、磁束
密度の分布がより均一になり、コア31内の最大磁束密
度が低減されたことが明らかとなった。すなわち、上記
従来のコア81において、反開放端側の内側コーナー8
4aの磁束密度は約50mT、開放端側の内側コーナー
84sの磁束密度は約30mTであるのに対し、本実施
形態(図4参照)の反開放端側の内側コーナー34aの
磁束密度は約40mT、開放端側の内側コーナー34s
の磁束密度は25mTとなり、大幅に低下していること
が明らかとなった。
【0045】また、コア31の外側コーナー33を切り
欠いた構成としても、殆ど磁束密度が集中せず、また、
そもそも外側コーナー33の磁束密度が低いことから、
コア31内の最大磁束密度を増加させないことが明らか
となった。
【0046】さらに、コア31の内側コーナー34を曲
面に形成することにより、内側コーナー34の局部的な
磁束密度の集中が分散され、特に、反開放端側の内側コ
ーナー34aの磁束密度が低減されてコア31内の最大
磁束密度が低減されたことが明らかとなった。
【0047】加えて、磁束分布の等高線の湾曲状態から
明らかなように、半抜き加工部36の近傍に磁束密度の
集中がみられるが、半抜き加工部36を基準線Mからオ
フセットした位置、より具体的には、半抜き加工部36
aを直線部31bに、半抜き加工部36sをコーナー部
31sにそれぞれ設けたため、内側コーナー34(34
a,34s)への磁束の集中が分散されたことが明らか
となった。そして、特に、半抜き加工部36aを基準線
Mからオフセットして直線部31bに設けることによ
り、コア31内の最大磁束密度の低減に寄与することが
明らかとなった。
【0048】上記第1実施形態によれば、以下のような
作用効果が奏される。 (1) 内側コーナー34と、これに対向する外側コー
ナー33とを結ぶ基準線Mに対してオフセットした位置
に半抜き加工部36を設けた。
【0049】このように、基準線Mに対してオフセット
した位置に半抜き加工部36を設けることにより、内側
コーナー34への局部的な磁束密度の集中を避けること
ができるようになる。そして、内側コーナー34からの
オフセット量を大きくとり、反開放端側の内側コーナー
34aの磁束密度に影響を与えない個所に半抜き加工部
36を設けることにより、内側コーナー34aへの磁束
密度の集中を分散させて、最大磁束密度の低減に寄与す
ることができる。
【0050】(2) 半抜き加工部36aを反開放端側
のコーナー部31aを除く直線部31bに設けた。この
ように、半抜き加工部36aを、コア31の最大残留磁
束密度の発生個所である内側コーナー34aの近傍(コ
ーナー部31a)を避けて直線部31bに設けることに
より、内側コーナー34aへの磁束密度の集中を分散さ
せることができる。これにより、内側コーナー34aの
磁束密度を低減させてコア31内の最大残留磁束密度を
小さくすることができるとともに、局部的な磁束密度の
集中を分散させてコア31内の磁束分布をより均一にす
ることができる。
【0051】(3) コア31(コア断片32)の内側
コーナー34を、コア31の厚さDに対して曲率半径が
1Dの曲面に形成した。このように構成することによ
り、内側コーナー34への局部的な磁束密度の集中を分
散させてコア31内の磁束分布をより均一にすることが
できるとともに、特に、反開放端側の内側コーナー34
aの磁束密度を低減させて、コア31内の最大残留磁束
密度を小さくすることができる。
【0052】なお、磁性体材料をせん断加工するして形
成される従来の電流センサ10のコア31においては、
従来、内側コーナー34が、0.5〜1.0mm程度の
曲率半径を有する曲面に形成されたものが知られてい
る。しかし、この内側コーナー34の曲面は、コア31
の厚さDに対して1/10〜1/2程度の曲率半径であ
り、しかも、加工時における型持ちの利便性などの観点
から形成されたものであり、コア31のヒステリシスを
考慮して設計されたものではない。
【0053】(4) 一部開放したコア31(コア断片
32)の外形を略方形、すなわち略直方体に形成すると
ともに、その外側コーナー33を略L字状に切り欠い
た。このように構成すると、コア31を電流センサ本体
11のコア収容部18内に収容配置する際に、外側コー
ナー33と規制リブ12aとが係合して、外側コーナー
33がコア31を位置規制する位置決め部として機能す
る。これにより、電流センサ本体11に、コア31を位
置規制するためのスペースを設ける必要がなく小型化を
図ることができるとともに、簡易な構成で多機能化を図
り、しかも組付けが容易なコア31を実現することがで
きる。
【0054】また、プレス加工してコア断片32を作製
する場合には、フープ材37を位置決めるためのガイド
孔38を、その外側コーナー33の切り欠いた部分に設
けることができ、ガイド孔38を設けるスペースを別途
必要としないため、材料の歩留まりを向上させて(L1
>L2,図3及び図9参照)低コスト化を図ることがで
きる。
【0055】しかも、コア31の外側コーナー33は、
磁束密度の小さい部分であることから、この部分を切り
欠いてもコア31内の最大残留磁束密度が増大すること
はなく、コア31のヒステリシスに与える影響が小さ
い。従って、ヒステリシスの小さいコア31を、低コス
トで提供することができ、検出精度を向上させた高性能
な電流センサ10を実現することができる。
【0056】(第2実施形態)以下、本発明を具体化し
た電流センサの第2実施形態を、図5に基づいて説明す
る。なお、以降の各実施形態においては、各実施形態に
固有の構成のみを説明し、他の構成についての説明は省
略する。
【0057】図5に示すように、本実施形態において
は、コア31(コア断片32)の反開放端側の内側コー
ナー34aを、開放端側の内側コーナー34sよりも大
きな曲率半径を有する曲面に形成したほかは、上記第1
実施形態を同様の構成となっている。より具体的には、
コア31(コア断片32)の開放端側の内側コーナー3
4aは、コア31の厚さDに対して曲率半径が1Dの曲
面に形成され、一方、コア31(コア断片32)の開放
端側の内側コーナー34sは、上記従来と同じ曲面に形
成されている。
【0058】本実施形態によれば、上記(1)〜(4)
に記載の作用効果に加えて、さらに以下のような作用効
果が奏される。 (5)コア31(コア断片32)の反開放端側の内側コ
ーナー34aを、開放端側の内側コーナー34sよりも
大きな曲率半径を有する曲面に形成した。
【0059】このようにコア31の反開放端側の内側コ
ーナー34aのみ大きな曲率半径を有する曲面に形成す
ると、コア31の最大残留磁束密度の発生個所である反
開放端側の磁束密度を低減させることができるととも
に、電流センサ本体11(検出部15、検出孔14)の
設計変更を伴うことなく適用可能な、利便性の高いヒス
テリシスを小さなコア31を実現することができる。
【0060】尚、開放端側の内側コーナー34sについ
ては、曲面に形成されていない構成であっても、上記作
用効果に何ら影響を与えないことは明らかであるため、
開放端側の内側コーナー34sが曲面に形成されていな
い構成、例えば、エッジ上に形成された内側コーナー3
4sであっても構わない。
【0061】(第3実施形態)以下、本発明を具体化し
た電流センサの第3実施形態を、図6に基づいて説明す
る。
【0062】図6に示すように、本実施形態において
は、コア31(コア断片32)の反開放端側の内周を半
円形状に形成、換言すれば、反開放端側の内側コーナー
34aを半円形状に形成したほかは、上記第2実施形態
と同様の構成となっている。
【0063】本実施形態によれば、上記(1)〜(5)
に記載の作用効果に加えて、さらに以下のような作用効
果が奏される。 (6) コア31(コア断片32)の反開放端側の内周
を略半円形状に形成、換言すれば、反開放端側の内側コ
ーナー34aを略半円形状に形成した。
【0064】このように構成することにより、最大残留
磁束密度の発生個所であるコア31の反開放端側の内側
コーナー34aの磁束密度をより一層低減させて、コア
31内の最大残留磁束密度を小さくすることができ、局
部的な磁束密度の集中を分散させてコア31内の磁束分
布をより均一にすることができる。従って、ヒステリシ
スの小さいコア31を実現することができ、検出精度を
向上させた高性能な電流センサ10を実現することがで
きる。
【0065】尚、本発明は、前記各実施形態の構成に限
定されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない
範囲で、各部の構成を任意に変更して具体化することも
可能である。
【0066】・ コア31の外側コーナー33を切り欠
く形状を変更すること。例えば、図7に示すように、コ
ア31(コア断片32)の反開放端側の外側コーナー3
3を半円弧状に形成し、その外周を略半円形状に形成す
ること。
【0067】次に、上記実施形態及び別例から把握でき
る技術的思想について、それらの作用効果とともに以下
に記載する。 ・ 一部が開放されるとともに、内周が略方形に形成さ
れた電流センサのコアであって、前記コアの反開放端側
の内周を、略半円形状に形成したことを特徴とする電流
センサのコア。
【0068】このように、コアの反開放端側の内周を略
半円形状に形成すると、最大残留磁束密度の発生個所で
ある内側コーナーの磁束密度をより一層低減させて、局
部的な磁束密度の集中を分散させてコア内の磁束分布を
より均一にすることができる。従って、ヒステリシスの
小さいコアを実現することができる。
【0069】・ 請求項1から請求項5のいずれかに記
載のコアを適用することを特徴とする電流センサ。これ
により、廉価でかつ検出精度をより一層向上させた電流
センサを実現することができる。
【0070】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、連結部
を、コアの反開放端側の3辺により形成されるコーナー
部を除く直線部に設けたことにより、局部的な磁束密度
の集中を分散させてコア内の最大残留磁束密度を小さく
し、磁束分布をより均一にすることができる。従って、
ヒステリシスの小さいコアを実現することができる。
【0071】請求項2に記載の発明によれば、コアの内
側コーナーと、これに対向する外側コーナーとを結ぶ基
準線に対してオフセットした位置に連結部を設けたこと
により、局部的な磁束密度の集中を分散させてコア内の
最大残留磁束密度を小さくし、磁束分布をより均一にす
ることができる。従って、ヒステリシスの小さいコアを
実現することができる。
【0072】請求項3に記載の発明によれば、コアの内
側コーナーを、コアの厚さDに対して1D以上の曲率半
径を有する曲面に形成したため、局部的な磁束密度の集
中を分散させてコア内の最大残留磁束密度を小さくし、
磁束分布をより均一にすることができる。従って、ヒス
テリシスの小さいコアを実現することができる。
【0073】請求項5に記載の発明によれば、コアの外
側コーナーを切り欠いたため、この部分を利用して電流
センサ全体の小型化を図ることができる。また、せん断
加工によりコアを製造する場合には、この外側コーナー
を切り欠いた部分を利用して材料の歩留まりを向上させ
ることができる。従って、廉価でかつヒステリシスの小
さなコアを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の電流センサ及びコアを示す分
解斜視図。
【図2】 第1実施形態の電流センサ及びコアを示す平
面図。
【図3】 第1実施形態の電流センサのコアの製法を示
す概略図。
【図4】 第1実施形態の電流センサのコアの磁束密度
の分布を示すシミュレーション解析図。
【図5】 第2実施形態の電流センサのコアを示す平面
図。
【図6】 第3実施形態の電流センサのコアを示す平面
図。
【図7】 変形例の電流センサのコアを示す平面図。
【図8】 従来の電流センサ及びコアを示す分解斜視
図。
【図9】 従来の電流センサのコアの製法を示す概略
図。
【図10】 従来の電流センサのコアの磁束密度の分布
を示すシミュレーション解析図。
【符号の説明】
10…電流センサ、22…磁電変換部としてのホール素
子、31…コア、31a,31s…コーナー部、31b
…直線部、32…コア断片、33…外側コーナー、3
4,34a,34s…内側コーナー、36,36a,3
6s…連結部としての半抜き加工部、M…基準線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩佐 徹 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジ ェコー 株式会社内 (72)発明者 田村 和之 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジ ェコー 株式会社内 (72)発明者 小暮 健敏 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジ ェコー 株式会社内 (72)発明者 大久保 尚彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 Fターム(参考) 2G017 AA02 AB09 AC07 AD05 AD53 2G025 AA02 AB02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一部が開放されるとともに、内周が略方
    形に形成された複数のコア断片を積層してなり、各コア
    断片を相互に連結する連結部を設けて各コア断片を連結
    した電流センサのコアであって、 前記連結部を、コアの反開放端側の3辺により形成され
    るコーナー部を除く直線部に設けたことを特徴とする電
    流センサのコア。
  2. 【請求項2】 一部が開放されるとともに、内周が略方
    形に形成された複数のコア断片を積層してなり、各コア
    断片を相互に連結する連結部を設けて各コア断片を連結
    した電流センサのコアであって、 前記連結部を、コアの内側コーナーと、これに対向する
    外側コーナーとを結ぶ基準線に対してオフセットした位
    置に設けたことを特徴とする電流センサのコア。
  3. 【請求項3】 一部が開放されるとともに、内周が略方
    形に形成された電流センサのコアであって、 前記コアの反開放端側の内側コーナーを、コアの厚さD
    に対して曲率半径が1D以上の曲面に形成したことを特
    徴とする電流センサのコア。
  4. 【請求項4】 前記コアの反開放端側の内側コーナー
    を、開放端側の内側コーナーより大きな曲率半径を有す
    る曲面に形成したことを特徴とする請求項3に記載の電
    流センサのコア。
  5. 【請求項5】 一部が開放されるとともに、外形が略方
    形に形成された電流センサのコアであって、 前記コアの外側コーナーを切り欠いたことを特徴とする
    電流センサのコア。
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