JP2013217866A - 電気接続箱及び電流センサ - Google Patents

電気接続箱及び電流センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2013217866A
JP2013217866A JP2012090643A JP2012090643A JP2013217866A JP 2013217866 A JP2013217866 A JP 2013217866A JP 2012090643 A JP2012090643 A JP 2012090643A JP 2012090643 A JP2012090643 A JP 2012090643A JP 2013217866 A JP2013217866 A JP 2013217866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic core
bus bar
core
support
junction box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012090643A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokatsu Nakajima
浩勝 中嶋
Satoru Chazono
悟 茶園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2012090643A priority Critical patent/JP2013217866A/ja
Priority to PCT/JP2012/080857 priority patent/WO2013153699A1/ja
Publication of JP2013217866A publication Critical patent/JP2013217866A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/20Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices
    • G01R15/202Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices using Hall-effect devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

【課題】電気接続箱内でバスバーに流れる電流を計測する電流センサにおいて、電気接続箱への電流センサの組み付け作業の煩雑化を回避しつつ、電流センサの省スペース化を実現すること。
【解決手段】電気接続箱の筐体に収容される電流センサは、磁性体コア10及びホール素子20を一定の位置関係で支持する機器支持具40を備える。バスバーが貫通する機器支持具40は、磁性体コア10における両端からの一部の領域を除いて磁性体コア10の外縁部からはみ出さずに形成されている。機器支持具40のコア支持部43は、磁性体コア10をその内側面に接して支持するとともに、磁性体コア10の内縁部に対向して磁性体コア10の変位を制限する。機器支持具40の素子支持部44は、ホール素子20を磁性体コア10のギャップ部12内に支持する。ホール素子20が実装される回路基板は、機器支持具40の基板固定部46に固定される。
【選択図】図7

Description

本発明は、バスバーに流れる電流を計測する電流センサ及びそれを備える電気接続箱に関する。
ハイブリッド自動車又は電気自動車などの車両には、バッテリに接続されたバスバーに流れる電流を計測する電流センサが搭載されることが多い。また、そのような電流センサとしては、磁気比例方式の電流センサ又は磁気平衡方式の電流センサが採用される場合がある。
磁気比例方式又は磁気平衡方式の電流センサは、例えば、特許文献1,2に示されるように、磁性体コアと磁電変換素子とを備える。磁性体コアは、両端がギャップ部を介して対向し、バスバーが貫通する中空部の周囲を囲んで一連に形成された概ねリング状の磁性体である。磁性体の中空部は、被検出電流が通過する空間である。
また、磁電変換素子は、磁性体コアのギャップ部に配置され、中空部を貫通して配置されたバスバーを流れる電流に応じて変化する磁束を検出し、磁束の検出信号を電気信号として出力する素子である。磁電変換素子としては、通常、ホール素子が採用される。
磁気方式の電流センサにおいて、磁性体コアのギャップ部の幅、即ち、磁性体コアの両端面の間隔が広すぎると、電流センサ測の感度が低下する。そのため、磁性体コアの両端面は、比較的狭いギャップ部を介して対向して形成されており、磁性体コアのギャップ部の幅は磁性体コアの中空部の幅よりも狭い。
また、特許文献1,2に示されるように、電流センサは、磁性体コア、磁電変換素子、及び磁電変換素子が実装された回路基板などの必要機器を収容する非導電性の筐体を備え、防塵構造を有する電気部品として提供される。磁性体コア及び磁電変換素子は、その筐体によって一定の位置関係に支持される。なお、電流センサの筐体は、一般に、非導電性の樹脂部材により構成されている。
一方、特許文献3に示されるように、車両に搭載される電気部品は、バスバーとともに非導電性の筐体に収容されることによってユニット化された電気接続箱として車両に取り付けられることが多い。電気接続箱に収容される電気部品は、例えば、リレー、ヒューズ及び電流センサなどである。
特開2004−101384号公報 特開2009−128116号公報 特開2009−38890号公報
昨今、車両に搭載される電気接続箱の小型化の要求が厳しくなっており、それに伴い、電気接続箱に収容される電流センサの省スペース化の要求がますます厳しくなっている。
しかしながら、従来の電流センサは、磁性体コアなどの機器全体が一定の厚みを有する筐体で覆われていること、及び磁性体コアなどの機器とそれを内包する筐体との間に隙間が生じることなどに起因して、さらなる省スペース化が難しい構造を有している。
一方、電流センサを構成する複数の機器が個別に電気接続箱に組み付けられれば、電流センサの省スペース化が可能になるものの、電気接続箱への機器の組み付け作業が煩雑化する。
本発明は、電気接続箱内でバスバーに流れる電流を計測する電流センサにおいて、電気接続箱への電流センサの組み付け作業の煩雑化を回避しつつ、電流センサの省スペース化を実現することを目的とする。
第1の態様に係る電気接続箱は、以下に示される各構成要素を備える。
(1)第1の構成要素は、バスバーである。
(2)第2の構成要素は、バスバーに流れる電流を計測する電流センサである。その電流センサは、以下に示される磁性体コア、磁電変換素子、回路基板及び機器支持具を備える。磁性体コアは、磁性材料からなり、前記バスバーが貫通する中空部の周囲を囲んで一連に形成され、両端面が前記中空部の幅よりも狭い幅のギャップ部を介して対向する部材である。磁電変換素子は、磁性体コアのギャップ部に配置され、磁性体コアの中空部を通過する電流に応じて変化する磁束を計測する。回路基板は、磁電変換素子が実装された基板である。機器支持具は、非導電性材料からなり、バスバーが貫通するバスバー孔が形成されているとともに磁性体コアにおける両端からの一部の領域を除いて磁性体コアの外縁部からはみ出さずに形成され、磁性体コア及び磁電変換素子を一定の位置関係で支持する。さらに、機器支持具は、以下に示されるコア支持部、素子支持部及び基板固定部を有する。コア支持部は、磁性体コアの中空部を貫通するとともに磁性体コアの内縁部に対向して形成され、磁性体コアをその内側面に接して支持するとともに磁性体コアがその厚み方向において変位することを制限する部分である。素子支持部は、磁電変換素子をその磁気検出部が磁性体コアのギャップ部内に位置する状態で支持する部分である。基板固定部は、回路基板が固定された部分である。
(3)第3の構成要素は、非導電性材料からなり、バスバー及び電流センサを含む電気部品を収容する筐体である。
第2の態様に係る電気接続箱は、第1の態様に係る電気接続箱の一態様である。第2の態様に係る電気接続箱において、電流センサの機器支持具は、第一要素部材及び第二要素部材を備える。第一要素部材は、一体に成形された部材からなり、コア支持部、素子支持部及び基板固定部を有する部材である。第二要素部材は、一体に成形された部材からなり、磁性体コアの両端面に接してコア支持部に支持された磁性体コアが磁性体コアの厚み方向に直交する平面内で回転することを制限するコア回転制限部を有し、第一要素部材と組み合わされた部材である。さらに、コア支持部における磁性体コアの中空部を貫通する部分は、バスバー孔が貫通する方向である第一方向と前記バスバー孔の中心から前記磁電変換素子の前記磁気検出部が配置される位置の中心へ向かう第二方向とに直交する第三方向において、前記磁性体コアの両端面の間隔よりも大きな幅で形成されており、
前記コア支持部における前記磁性体コアの前記中空部を貫通する部分は、前記第一方向に直交するとともに前記第三方向に交差する方向において、前記磁性体コアの両端面の間隔よりも小さな幅で形成されている。
第3の態様に係る電気接続箱は、第2の態様に係る電気接続箱の一態様である。第3の態様に係る電気接続箱において、磁性体コアの内側面は円弧状の湾曲面であり、コア支持部における前記磁性体コアの前記中空部を貫通する部分の第三方向の両端部の面は、磁性体コアの内側面に沿う円弧状の湾曲面である。
第4の態様に係る電気接続箱は、第1の態様から第3の態様のいずれかに係る電気接続箱の一態様である。第4の態様に係る電気接続箱において、電流センサのコア支持部は、バスバー孔と磁性体コアの前記ギャップ部とを仕切る隔壁をなしている。
第5の態様に係る電気接続箱は、第4の態様に係る電気接続箱の一態様である。第5の態様に係る電気接続箱において、機器支持具は、磁電変換素子のリード端子が貫通する貫通孔が形成され磁性体コアのギャップ部における磁性体コアの外周側の開口を塞ぐギャップ蓋部をさらに有する。さらに、素子支持部は、磁電変換素子を支持するとともに磁性体コアのギャップ部における磁性体コアの厚み方向の開口を塞ぐ。
第6の態様に係る電気接続箱は、第1の態様から第5の態様のいずれかに係る電気接続箱の一態様である。第6の態様に係る電気接続箱は、回路基板において磁電変換素子と電気的に接続された端子及びその端子の周囲を囲み回路基板に固定された非導電性のハウジングを有するコネクタをさらに備える。
第7の態様に係る電気接続箱は、第1の態様から第5の態様のいずれかに係る電気接続箱の一態様である。第7の態様に係る電気接続箱は、回路基板において磁電変換素子と電気的に接続された端子及びその端子の周囲を囲み筐体の一部として成形された非導電性のハウジングとを有するコネクタをさらに備える。
第8の態様に係る電気接続箱は、第1の態様から第7の態様のいずれかに係る電気接続箱の一態様である。第8の態様に係る電気接続箱において、バスバーは、外周面が機器支持具におけるバスバー孔の周囲の面に沿う形状に形成されバスバー孔を貫通する中間部と、その中間部に連なり前段及び後段の他のバスバーと連結された両端部とを有する棒状の中継バスバーを含む。
また、第9の態様に係る電流センサは、以上に示された各態様のいずれかに係る電気接続箱が備える電流センサである。
第1〜第12の態様において、電流センサを構成する磁性体コア、磁電変換素子及び回路基板は、機器支持具を介して合体している。そのため、電流センサを構成する機器が個別に電気接続箱に組み付けられる場合とは異なり、電気接続箱への電流センサの組み付け作業は煩雑にならない。
さらに、第1〜第12の態様において、電流センサの機器支持具は、磁性体コアにおける両端からの一部の領域を除いて磁性体コアの外縁部からはみ出さずに形成されている。この場合、磁性体コアにおける両端部付近以外の部分においては、磁性体コアの輪郭形状が電流センサの輪郭形状となる。従って、第1〜第12の態様における電流センサは、従来の電流センサに比べて、磁性体コアを収容する筐体の厚みの分、及び磁性体コアと筐体との間の隙間の分だけ省スペース化されている。
ところで、磁気方式の電流センサにおいて、電流検出感度のばらつきを抑えるために、磁性体コアと磁電変換素子とが高い精度で位置決めされることが重要である。磁性体コアと磁電変換素子との位置決めの精度向上のために、磁性体コア、磁電変換素子及び磁電変換素子が実装された回路基板は、一体に成形された小さな部材によって支持されることが望ましい。一般に、一体に成形された小さな部材は、複数の部材の組み合わせにより構成された部材及び大きな部材に比べて、寸法誤差が小さいからである。
第2の態様において、磁性体コア、磁電変換素子及び回路基板は、一体に成形された第一要素部材によって支持され、さらに、第一要素部材のコア支持部及び素子支持部は、磁性体コアの内縁部から両端部に至る比較的小さな領域内に形成されている。そのため、磁性体コアと磁電変換素子とが高い精度で位置決めされ、電流検出感度のばらつきが抑えられる。
さらに、後述するように、第2の態様によれば、コア支持部における磁性体コアの中空部を貫通する支軸の部分が磁性体コアのギャップ部から中空部に挿入された後、磁性体コアが、そのギャップ部が第二方向を向く状態まで回転されれば、コア支持部は、磁性体コアを適切に支持することができる。
さらに、第2の態様において、磁性体コアが、そのギャップ部が第二方向を向く状態まで回転された後に、第一要素部材と第二要素部材とが組み合わされれば、第二要素部材の回転制限部によって磁性体コアの回転が制限され、磁性体コアが適切に位置決めされる。
また、第3の態様において、磁性体コアの内側面は円弧状の湾曲面であり、上記支軸の部分の第三方向の両端部の面は、磁性体コアの内側面に沿う円弧状の湾曲面である。この場合、上記支軸の部分が磁性体コアのギャップ部から中空部に挿入された後、磁性体コアを上記支軸の部分の湾曲面に摺動させつつ円滑に回転させることができる。
また、磁気方式の電流センサにおいて、磁性体コアは、ギャップ部と併せて円環状に形成されている場合、即ち、磁性体コアの内側面及び外側面が同心の円弧状の湾曲面である場合、最も効率的に磁束を集束させる。そのため、第3の態様によれば、磁束の収束効率が高い略円環状の磁性体コアを採用することができる。
また、第4の態様において、コア支持部は、バスバー孔と磁性体コアのギャップ部とを仕切る隔壁をなしている。そのため、バスバー孔を貫通するバスバーと磁性体コアのギャップ部に配置された磁電変換素子との間の沿面距離が長くなり、バスバーに加わるサージ電圧による磁電変換素子の故障が生じにくくなる。
また、第5の態様において、磁電変換素子が配置された磁性体コアのギャップ部は、磁電変換素子のリード端子が貫通する孔の部分を除いて、コア支持部、素子支持部及びギャップ蓋部によって四方から塞がれている。そのため、電気接続箱内の他の電気部品の発熱により一時的に過剰に高温となった空気が、磁電変換素子が存在する磁性体コアのギャップ部に流入しにくくなり、磁電変換素子の雰囲気温度の変動幅が小さく抑えられる。その結果、比較的高温に弱い磁電変換素子が、電気接続箱内の空気の一時的な過剰昇温によって故障することを回避できる。
また、第6の態様において、磁電変換素子と他の機器との電気的な接続を中継するコネクタのハウジングが回路基板に固定されている。そのため、他の機器に繋がったコネクタが電流センサのコネクタに対して着脱された場合に、コネクタのハウジングに加わる外力は、コネクタの端子と回路基板との接続部に作用することなく、機器支持具に固定された回路基板で受け止められる。その結果、コネクタの端子と回路基板との接続部が、コネクタのハウジングに加わる外力によって破損することが防がれる。
また、第7の態様において、磁電変換素子と他の機器との電気的な接続を中継するコネクタのハウジングが、電気接続箱の筐体の一部として成形されている。この場合、コネクタのハウジングに加わる外力は、コネクタの端子と回路基板との接続部に作用することなく、電気接続箱の筐体で受け止められる。その結果、コネクタの端子と回路基板との接続部が、コネクタのハウジングに加わる外力によって破損することが防がれる。
また、第8の態様においては、電流センサのバスバー孔を貫通する中継バスバーが、他のバスバーと連結されるため、電気接続箱に取り付けられる一般的な平板状のバスバーの幅に関わらず、小さな磁性体コアを採用することができる。そのため、電流センサのさらなる省スペース化が可能となる。
また、第8の態様において、機器支持具のバスバー孔を貫通する中継バスバーの中間部が、バスバー孔の周囲の面に沿う形状に形成されており、中継バスバーは機器支持具との間にほとんど隙間がない状態となっている。そのため、小さな磁性体コアが採用された場合でも、バスバー孔に挿入可能な範囲で極力太い中継バスバーが採用されることにより、中継バスバーの電気抵抗が小さく抑えられ、中継バスバーが電流によって過剰に発熱することが防止される。
本発明の第1実施形態に係る電気接続箱2の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電流センサ1の分解斜視図である。 電流センサ1の斜視図である。 電流センサ1の側面図及び背面図である。 電流センサ1の組み立て工程において磁性体コアが機器支持具に取り付けられる工程を示す斜視図である。 電流センサ1を構成する基本ユニット1xの分解断面図である。 電流センサ1を構成する基本ユニット1xの分解斜視図である。 電流センサ1を構成する基本ユニット1xの斜視図である。 電流センサ1を構成する基本ユニット1xの断面図である。 電気接続箱2における電流センサ1の部分の分解斜視図である。 電気接続箱2における電流センサの部分の第1の斜視図である。 電気接続箱2における電流センサの部分の第2の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る電気接続箱2Aにおける電流センサの部分の分解斜視図である。 電気接続箱2Aにおける電流センサの部分の斜視図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
<第1実施形態>
まず、図1を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る電気接続箱2の概略構成について説明する。
<電気接続箱の概略構成>
電気接続箱2は、例えば電気自動車又はハイブリッド自動車などの車両に取り付けられる電装ユニットである。図1に示されるように、電気接続箱2は、電流センサ1及びその他の電気部品6と、電気部品6接続されたバスバー9と、電流センサ1、電気部品6及びバスバー9を収容する筐体8とを備える。
なお、図1には、本体容器とその開口を塞ぐ蓋体とが分離した状態の筐体8が示され、筐体8の一部の表記は省略されている。また、図1において、筐体2及び電気部品6は、簡略に描かれている。
電流センサ1及びその他の電気部品6は、バスバー9とともに非導電性の筐体8に収容されることによってユニット化された電気接続箱2として車両に取り付けられる。電気接続箱2に収容される電流センサ1は、磁気方式の電流センサである。また、電気接続箱2に収容されるその他の電気部品6は、例えば、リレー及びヒューズなどである。
電気接続箱2の筐体8は、例えば、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)又はABS樹脂などの非導電性の樹脂の成形部材である。
電流センサ1は、例えば、バッテリとモータなどの機器とを電気的に接続するバスバー9に流れる電流を計測するセンサである。図1に示されるように、電流センサ1は、磁性体コア10、ホール素子20、中継バスバー30、機器支持具40及び回路基板50を備える。
<電流センサ>
次に、図2〜9を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る電流センサ1の構成について説明する。図2に示されるように、電流センサ1は、磁性体コア10、ホール素子20、回路基板50、コネクタ51及び機器支持具40を備える。
<磁性体コア>
磁性体コア10は、パーマロイ、フェライト又はケイ素鋼などの磁性材料からなる部材(磁性体)である。磁性体コア10は、例えば、磁性材料からなる粉体の焼結により成形された部材である。そのような磁性体コア10は、磁性材料からなる固体粉末の集合体が、型枠内で圧縮され、さらに、その磁性体材料の融点よりも低い温度で加熱されることによって固化及び成形された部材である。或いは、磁性体コア10は、複数枚の薄い板材が積層されるとともに接着された積層タイプの磁性体コアであってもよい。
また、磁性体コア10は、両端が数ミリメートル程度のギャップ部12を介して対向し、バスバーが貫通する中空部11の周囲を囲んで一連に形成された形状を有している。即ち、磁性体コア10は、狭いギャップ部12と併せて環状に形成されている。
本実施形態における磁性体コア10は、ギャップ部12と併せて円形状の中空部11を囲む円環状に形成されている。そのため、磁性体コア10の内側面及び外側面は、それぞれ同心の円弧状の湾曲面である。図6に示されるように、磁性体コア10は、その両端面が中空部11の幅D1よりも狭い幅D2のギャップ部12を介して対向する形状に形成されている。なお、ギャップ部12の幅D2は、磁性体コア10の両端面の間隔を意味する。
<ホール素子(磁電変換素子)>
ホール素子20は、磁性体コア10のギャップ部12に配置され、磁性体コア10の中空部11を通過する電流に応じて変化する磁束を計測し、磁束の計測信号を電気信号として出力する磁電変換素子の一例である。このホール素子20は、磁気検出部21とリード端子22とを有する。
磁気検出部21は、磁束の経路中に配置されて磁気を検出する素子の本体部である。また、リード端子22は、磁気検出部21から延び出て形成された導体であり、電力の入力端子及び検出信号の出力端子を含む。ホール素子20が出力する検出信号は、電流センサ1とは別に設けられた不図示の制御部に入力される。
ホール素子20は、予め定められた磁気検出部21の検出中心点が、磁性体コア10における対向する両端部の投影面の中心を結ぶ線上に位置し、かつ、表裏の面がギャップ部12に形成される磁束の方向に対して直交するように配置される。磁気検出部21の検出中心点は、通常、磁気検出部21のほぼ中心に位置する。
なお、図2に示される例では、電流センサ1は1つのホール素子20を備える。しかしながら、電流センサ1が、2つのホール素子20を備える場合もある。この場合、2つのホール素子20は、それぞれの磁気検出部21が重なる状態で磁性体コア10のギャップ部12に配置される。そして、2つのホール素子20各々が出力する検出信号を入力した制御部は、2つの検出信号の比較により、2つのホール素子20のいずれか一方に異常が生じたか否かを判定する。
<回路基板>
回路基板50は、ホール素子20のリード端子22と、そのリード端子22と電気的に接続される回路と、その回路と外部の制御部との接続を中継するコネクタ51の端子511とが実装された基板である。そのため、回路基板50には、ホール素子20のリード端子22が挿入される実装孔501と、コネクタ51の端子511が挿入される実装孔502とが形成されている。
回路基板50に実装された回路は、例えば、ホール素子20に供給される電流を調整する回路、及びホール素子20から出力される磁束の検出信号を増幅する回路などを含む。ホール素子20は、コネクタ51を含む回路基板50を介して、制御部などの外部の回路と接続される。
コネクタ51は、回路基板50においてホール素子20と電気的に接続された端子511と、端子511の周囲を囲む状態で端子511と合体した非導電性のハウジング512とを有する。コネクタ51のハウジング512は、例えば、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)又はABS樹脂などの非導電性の樹脂の成形部材である。
図2〜4に示されるように、本実施形態においては、コネクタ51のハウジング512は、ネジ7によって回路基板50に固定されている。そのため、回路基板50には、コネクタ51のハウジング512を固定する2つのネジ7の軸部が貫通する2つのネジ孔503が形成されている。
さらに、回路基板50には、回路基板50を機器支持具40に固定するネジ7が貫通するネジ孔504も形成されている。図2に示される例では、ネジ孔504は、回路基板50の両側の縁から内側へ窪んで形成された欠け部である。これにより、回路基板50が極力小さく形成されている。
<機器支持具>
機器支持具40は、非導電性材料からなり、磁性体コア10及びホール素子20を一定の位置関係で支持する部材である。電流センサ1の構成要素のうち、機器支持具40と、これに組み合わされた磁性体コア10及びホール素子20とのセットのことを、電流センサ1の基本ユニット1xと称する。図6,7は、それぞれ基本ユニット1xの分解断面図及び分解斜視図であり、図8,9は、それぞれ基本ユニット1xの斜視図及び断面図である。
図2,4〜9に示されるように、機器支持具40には、後述する中継バスバー30が貫通するバスバー孔433が形成されている。また、図3,4,7〜9に示されるように、機器支持具40は、磁性体コア10における両端からの一部の領域を除いて磁性体コア10の外縁部からはみ出さずに形成されている。そのため、筐体8内において、磁性体コア10の外縁部のうちの両端部付近以外の領域は露出している。
図2に示されるように、機器支持具40は、第一要素部材41及びこれと組み合わされる第二要素部材42とにより構成されている。第一要素部材41及び第二要素部材42は、それぞれ一体に成形された非導電性の部材である。第一要素部材41及び第二要素部材42は、例えば、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)又はABS樹脂などの非導電性の樹脂の成形部材である。
第一要素部材41及び第二要素部材42には、それらを組み合わせ状態で保持するロック機構47が設けられている。図2に示されるロック機構47は、第二要素部材42の両側方から内側へ突出して形成されて爪部471と、第一要素部材41の側面に形成された段差部472とにより構成されている。第二要素部材42の爪部471が、第一要素部材41の段差部472に引っ掛かることにより、第一要素部材41及び第二要素部材42は、それらが組み合わされた状態で保持される。
ここで、図2,6を参照しつつ、電流センサ1の説明の便宜のために用いる第一方向R1、第二方向R2及び第三方向R3の定義について説明する。以下の説明において、第一方向R1は、機器支持具40におけるバスバー孔433の貫通方向である。この第一方向R1は、後述する中継バスバー30が磁性体コア10の中空部11を貫通する方向でもあり、磁性体コア10の厚み方向でもある。また、第二方向R2は、バスバー孔433の中心P1からホール素子20の磁気検出部21が配置される位置の中心P2へ向かう方向である。この第二方向R2は、第一方向R1に対して直交する方向である。また、第三方向R3は、第一方向R1と第二方向R2とに直交する方向である。図2に示されるように、第一要素部材41及び第二要素部材42は、第二方向R2に沿って組み合わされる。
図2,6,7に示されるように、機器支持具40は、コア支持部43、素子支持部44、基板固定部46、コア回転制限部48及びギャップ蓋部49を有する。本実施形態においては、コア支持部43、素子支持部44及び基板固定部46は、機器支持具40を構成する第一要素部材41に形成されている。また、コア回転制限部48及びギャップ蓋部49は、機器支持具40を構成する第二要素部材42に形成されている。
<機器支持具:コア支持部>
コア支持部43は、磁性体コア10の中空部11を貫通するとともに磁性体コア10の内縁部に対向して形成され、磁性体コア10をその内側面に接して支持するとともに磁性体コア10が第一方向R1(厚み方向)において変位することを制限する部分である。
より具体的には、コア支持部43は、支軸部431と一対のコア変位制限部432とを有している。支軸部431は、磁性体コア10の中空部11を貫通し、磁性体コア10の内側面を支持する部分である。一対のコア変位制限部432は、磁性体コア10の表裏の面における内縁部に対向して形成され、磁性体コア10が第一方向R1(厚み方向)において変位することを制限する部分である。
図6に示されるように、コア支持部43の支軸部431は、第三方向R3において磁性体コア10の両端面の間隔D2よりも大きな幅W1で形成されている。さらに、支軸部431は、第三方向R3に交差する方向において、磁性体コア10の両端面の間隔D2よりも小さな幅W2で形成されている。本実施形態においては、支軸部431は、第二方向R2において、磁性体コア10の両端面の間隔D2よりも小さな幅W2で形成されている。
また、図6に示されるように、コア支持部43の支軸部431における第三方向R3の両端部の面4311は、磁性体コア10の内側面に沿う円弧状の湾曲面である。さらに、図6に示されるように、コア支持部43は、第三方向R3の両端部の面4311の一方から第二方向R2の側を経て第三方向R3の両端部の面4311の他方へ亘る一連の板状に形成されている。これにより、コア支持部43は、バスバー孔433とホール素子20の磁気検出部21が配置される空間とを仕切る隔壁をなしている。なお、ホール素子20の磁気検出部21が配置される空間は、磁性体コア10のギャップ部12である。
ところで、磁性体コア10の中空部11から表裏両面の内縁部に亘って形成されるコア支持部は、磁性体コア10を第一方向R1において挟むようにして組み合わされる2つの部材によって構成されることも考えられる。この場合、コア支持部における磁性体コア10の中空部11を貫通する支軸の部分の外径は、磁性体コア10の中空部11の幅D1よりも小さければ、磁性体コア10の両端面の間隔D2よりも大きくてよい。
しかしながら、本実施形態においては、磁性体コア10及びホール素子20が一体に成形された第一要素部材41によって支持される。この場合、図5,6に示されるように、電流センサ1の組み立て工程において、コア支持部43の支軸部431は、磁性体コア10のギャップ部12から中空部11へ挿入されることになる。
前述したように、コア支持部43の支軸部431は、第三方向R3に交差する方向において磁性体コア10の両端面の間隔D2よりも小さな幅W2で形成されている。そのため、支軸部431を磁性体コア10のギャップ部12から中空部11へ挿入することが可能である。さらに、支軸部431は、第三方向R3においては、磁性体コア10の両端面の間隔D2よりも大きな幅W1で形成されている。
即ち、支軸部431は、磁性体コア10のギャップ部12が第二方向R2を向く状態、即ち、磁性体コア10が保持されるべき状態において、磁性体コア10の両端面の間隔D2を超える範囲に亘って形成されている。そのため、支軸部431が磁性体コア10のギャップ部12から中空部11に挿入された後、磁性体コア10が、そのギャップ部12が第二方向R2を向く状態まで回転されれば、コア支持部43は、磁性体コア10を適切に支持することができる。
また、本実施形態においては、コア支持部43における支軸部431の内側面、即ち、バスバー孔433に対向する面は、支軸部431に支持された磁性体コア10の内側面が形成する円弧と同心の円筒状に形成されている。
<機器支持具:素子支持部>
素子支持部44は、ホール素子20をその磁気検出部21が磁性体コア10のギャップ部12内に位置する状態で支持する部分である。
図6,7,9に示される例では、素子支持部44は、磁性体コア10のギャップ部12を間にして第一方向R1において対向する一対の壁状に形成され、対向する面にホール素子20における磁気検出部21の縁部が嵌め入れられる溝441が形成された部分である。ホール素子20における磁気検出部21の縁部が素子支持部44の溝441に嵌め入れられることにより、磁気検出部21の検出中心点が磁性体コア10のギャップ部12内に位置決めされる。
また、素子支持部44は、磁性体コア10のギャップ部12を間にして対向する一対の壁状に形成されていることにより、磁性体コア10のギャップ部12における第一方向R1(磁性体コア10の厚み方向)の開口を塞いでいる。
<機器支持具:基板固定部>
基板固定部46は、回路基板50が固定された部分である。図7に示されるように、本実施形態における基板固定部46は、回路基板50の固定用の2つのネジ7各々が装着されるネジ孔461が形成された2つのネジ座である。回路基板50は、ネジ7によって基板固定部46に固定される。
<機器支持具:コア回転制限部>
また、図2,6,9に示されるコア回転制限部48は、第二要素部材42において突出して形成され、磁性体コア10の両端面に接してコア支持部43に支持された磁性体コア10が第一方向R1(磁性体コア10の厚み方向)に直交する平面内で回転することを制限する部分である。
磁性体コア10が、そのギャップ部12が第二方向R2を向く状態まで回転された後に、第一要素部材41と第二要素部材42とが組み合わされれば、第二要素部材42のコア回転制限部48によって磁性体コア10の回転が制限され、磁性体コア10が適切に位置決めされる。
<機器支持具:ギャップ蓋部>
また、図2,6,7,9に示されるギャップ蓋部49は、ホール素子20のリード端子22が貫通する貫通孔45が形成され、磁性体コア10のギャップ部12における磁性体コア10の外周側の開口を塞ぐ部分である。本実施形態においては、ホール素子20の複数のリード端子22が、スリット状の1つの貫通孔45を貫通している。
従って、ホール素子20の磁気検出部21が配置された磁性体コア10のギャップ部12は、ホール素子20のリード端子22が貫通する貫通孔45の部分を除いて、コア支持部43、素子支持部44及びギャップ蓋部49によって四方から塞がれている。
<電流センサの取り付け構造>
次に、図10〜12を参照しつつ、筐体8における電流センサ1の取り付け構造の一例について説明する。電流センサ1は、筐体8に収容されるバスバーの一部を構成する中継バスバー30が貫通した状態で筐体8内に取り付けられる。
<中継バスバー>
筐体8に収容されるバスバーには、電流センサ1のバスバー孔433を貫通する中継バスバー30と、その中継バスバー30の両方の端部32に連結される前段及び後段の他のバスバー9と、が含まれる。中継バスバー30は、他のバスバー9に対して独立した部材である。なお、図11の斜視図には、中継バスバー30がセットされた電流センサ1及び中継バスバー30に連結された他のバスバー9が示されている。また、図12の斜視図には、他のバスバー9と連結される前の中継バスバー30及びその中継バスバー30がセットされた電流センサ1が示されている。
中継バスバー30及び他のバスバー9は、例えば、軟銅又はアルミニウムなどの金属からなる導体である。中継バスバー30とこれに連結された前段及び後段の他のバスバー9とは、例えば、バッテリから電装機器へ至る電流伝送経路を形成する。中継バスバー30には、電流センサ1による計測対象の電流が流れる。
中継バスバー30の両方の端部32に連結される他のバスバー9は、平板状の導体である。一方、中継バスバー30は、他のバスバー9よりも幅が狭く厚みの大きな棒状の導体である。中継バスバー30における両方の端部32の間の中間部31は、機器支持具40のバスバー孔433を貫通する部分である。中間部31の外周面は、機器支持具40におけるバスバー孔433の周囲の面に沿う形状に形成されている。ここで、バスバー孔433の周囲の面は、コア支持部43の内側面である。
中継バスバー30の中間部31は、コア支持部43の内側面との間にほとんど隙間がない状態となっている。本実施形態においては、コア支持部43の内側面が円筒状の面であるため、中継バスバー30の中間部31は円柱状に形成されている。図10に示されるように、中継バスバー30は、電流センサ1のバスバー孔433に通される。
また、図11に示されるように、電気接続箱2において、中継バスバー30における中間部31に連なる両側の端部32は、前段及び後段の他のバスバー9と連結されている。図10に示されるように、中継バスバー30と平板状の他のバスバー9との接触面積が広く確保されるように、中継バスバー30の両側の端部32には、平坦な面が形成されている。
中継バスバー30の端部32と他のバスバー9とは、例えば、スポット溶接、かしめ接合又はネジ止めなどによって連結される。
<電流センサの支持部>
電気接続箱2の筐体8内には、電流センサ1を支持する部分が形成されている。図10に示される例では、電流センサ1を支持する部分として、基板支持部81と中継バスバー支持部82とが筐体8に形成されている。
基板支持部81は、電流センサ1の回路基板50を支持する部分であり、中継バスバー支持部82は、中継バスバー30の両側の端部32を支持する部分である。電流センサ1の機器支持具40は、回路基板50を介して基板支持部81によって支持されるとともに、中継バスバー30を介して中継バスバー支持部82によっても支持される。
図10に示される例では、基板支持部81は、回路基板50が嵌め入れられる溝811が形成された部分である。回路基板50は、例えば基板支持部81と筐体8を構成する蓋体に形成された突起部との間に挟み込まれることによって筐体8内に固定される。また、中継バスバー30は、例えば中継バスバー支持部82と筐体8の蓋体に形成された突起部との間に挟み込まれることによって筐体8内に固定される。
なお、回路基板50又は機器支持具40が、ネジなどによって筐体8内に固定されることも考えられる。
<効果>
以上に示した電流センサ1において、電流センサ1を構成する磁性体コア10、ホール素子20及び回路基板50は、機器支持具40を介して合体している。そのため、電流センサ1を構成する機器が個別に電気接続箱2の筐体8に組み付けられる場合とは異なり、筐体8への電流センサ1の組み付け作業は煩雑にならない。
さらに、電流センサ1の機器支持具40は、磁性体コア10における両端からの一部の領域を除いて磁性体コア10の外縁部からはみ出さずに形成されている。従って、磁性体コア10における両端部付近以外の部分においては、磁性体コア10の輪郭形状が電流センサ1の輪郭形状となっている。そのため、電流センサ1は、従来の電流センサに比べて、磁性体コアを収容する筐体の厚みの分、及び磁性体コアと筐体との間の隙間の分だけ省スペース化されている。
なお、電流センサ1は、筐体8内に収容されるため、電流センサ1自体が磁性体コア10などを収容する筐体を備えていなくても、電気的な絶縁性及び防塵性における問題は生じない。
また、電流センサ1において、磁性体コア10、ホール素子20及び回路基板50は、一体に成形された第一要素部材41によって支持され、さらに、第一要素部材41のコア支持部43及び素子支持部44は、磁性体コア10の内縁部から両端部に至る比較的小さな領域内に形成されている。そのため、磁性体コア10とホール素子20とが高い精度で位置決めされ、電流検出感度のばらつきが抑えられる。
さらに、電流センサ1の組み立て工程において、コア支持部43の支軸部431が磁性体コア10のギャップ部12から中空部11に挿入された後、磁性体コア10が、そのギャップ部12が第二方向R2を向く状態まで回転されれば、コア支持部43は、磁性体コア10を適切に支持することができる。
さらに、磁性体コア10が、そのギャップ部12が第二方向R2を向く状態まで回転された後に、第一要素部材41と第二要素部材42とが組み合わされれば、第二要素部材42のコア回転制限部48によって磁性体コア10の回転が制限され、磁性体コアが適切に位置決めされる。
また、磁性体コア10の内側面は円弧状の湾曲面であり、コア支持部43の支軸部431の第三方向R3の両端部の面4311は、磁性体コア10の内側面に沿う円弧状の湾曲面である。そのため、支軸部431が磁性体コア10の中空部11に挿入された後、磁性体コア10を支軸部431の湾曲した両端部の面4311に摺動させつつ円滑に回転させることができる。
また、磁気方式の電流センサ1において、ギャップ部12と併せて円環状に形成された磁性体コア10は、矩形状などの他の形状の磁性体コアに比べて効率的に磁束を集束させる。
また、電流センサ1のコア支持部43は、バスバー孔433と磁性体コア10のギャップ部12とを仕切る隔壁をなしている。そのため、バスバー孔433を貫通する中継バスバー30と磁性体コア10のギャップ部12に配置されたホール素子20との間の沿面距離が長くなり、中継バスバー30に加わるサージ電圧によるホール素子20の故障が生じにくくなる。
また、ホール素子20が配置された磁性体コア10のギャップ部12は、ホール素子20のリード端子22が貫通する貫通孔45の部分を除いて、コア支持部43、素子支持部44及びギャップ蓋部49によって四方から塞がれている。そのため、筐体8内の他の電気部品6の発熱により一時的に過剰に高温となった空気が、ホール素子20の磁気検出部21が存在する磁性体コア10のギャップ部12に流入しにくくなり、磁気検出部21の雰囲気温度の変動幅が小さく抑えられる。その結果、比較的高温に弱いホール素子20が、筐体8内の空気の一時的な過剰昇温によって故障することを回避できる。
また、ホール素子20と他の機器との電気的な接続を中継するコネクタ51のハウジング512が回路基板50に固定されている。そのため、他の機器に繋がった相手側コネクタが電流センサ1のコネクタ51に対して着脱された場合に、コネクタ51のハウジング512に加わる外力は、コネクタ51の端子511と回路基板50との接続部に作用することなく、機器支持具40に固定された回路基板50で受け止められる。その結果、コネクタ51の端子511と回路基板50との接続部が、コネクタ51のハウジング512に加わる外力によって破損することが防がれる。
また、電流センサ1のバスバー孔433を貫通する中継バスバー30が、他のバスバー9と連結されるため、電気接続箱2に取り付けられる一般的な平板状の他のバスバー9の幅に関わらず、小さな磁性体コア10を採用することができる。そのため、電流センサ1のさらなる省スペース化が可能となる。
また、機器支持具40のバスバー孔433を貫通する中継バスバー30の中間部31が、バスバー孔433の周囲の面に沿う形状に形成されており、中継バスバー30は機器支持具40との間にほとんど隙間がない状態となっている。そのため、小さな磁性体コア10が採用された場合でも、バスバー孔433に挿入可能な範囲で極力太い中継バスバーが採用されることによって中継バスバー30の電気抵抗が小さく抑えられ、中継バスバー30が電流によって過剰に発熱することが防止される。
<第2実施形態>
次に、図13,14を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係る電気接続箱2A及び電流センサ1Aについて説明する。電気接続箱2A及び電流センサ1Aは、図1〜11に示された電気接続箱2及び電流センサ1と比較して、回路基板及びコネクタの固定の構造のみが異なる。図13,14において、図1〜12に示される構成要素と同じ構成要素は、同じ参照符号が付されている。以下、電気接続箱2A及び電流センサ1における電気接続箱2及び電流センサ1と異なる点についてのみ説明する。
電気接続箱2Aは、コネクタ51Aと一体化された筐体8Aを備えている。また、電流センサ1Aは、コネクタ51を備えておらず、電流センサ1の回路基板50と構造が異なる回路基板50Aを備えている。即ち、電気接続箱2Aは、電気接続箱2の構成における回路基板50及びコネクタ51が回路基板50A及びコネクタ51Aに置き換えられた構成を有している。
電流センサ1Aは、回路基板50Aと電流センサ1の一部を構成する基本ユニット1xとを備えている。回路基板50Aは、基本ユニット1xの基板固定部46に対してネジ7により固定されている。
回路基板50Aは、ホール素子20のリード端子22と、そのリード端子22と電気的に接続される回路と、その回路と外部の制御部との接続を中継するコネクタ51Aの端子511とが実装された基板である。そのため、回路基板50Aには、ホール素子20のリード端子22が挿入される実装孔501と、コネクタ51Aの端子511が挿入される実装孔502とが形成されている。
コネクタ51Aは、回路基板50Aにおいてホール素子20と電気的に接続された端子511及びその端子511の周囲を囲む非導電性のハウジング512Aにより構成されている。電気接続箱2Aにおいて、コネクタ51Aのハウジング512Aは、筐体8Aの一部として成形されており、コネクタ51Aの端子511は、予め筐体8Aのハウジング512Aの部分に組み込まれている。
従って、コネクタ51Aの端子511は、回路基板50Aを含む電流センサ1Aが筐体8Aに取り付けられる際に、回路基板50Aの実装孔502の部分に実装される。
また、電気接続箱2Aにおいて、電流センサ1Aの回路基板50Aは、筐体8Aの基板支持部81Aに対してネジ7によって固定される。これにより、電流センサ1Aの機器支持具40は、回路基板50Aを介して基板支持部81Aによって支持されるとともに、中継バスバー30を介して中継バスバー支持部82によっても支持される。
電気接続箱2Aが採用されることにより、電気接続箱2が採用される場合と同様の効果が得られる。また、電気接続箱2Aにおいては、コネクタ51Aのハウジング512Aに加わる外力は、コネクタ51Aの端子511と回路基板50Aとの接続部に作用することなく、電気接続箱2Aの筐体8Aで受け止められる。その結果、コネクタ51Aの端子511と回路基板50Aとの接続部が、コネクタ51Aのハウジング512Aに加わる外力によって破損することが防がれる。
<その他>
電気接続箱2,2Aにおいて、回路基板50,50Aが筐体8,8Aの基板支持部81,81Aに支持される構造に代えて、機器支持具40が筐体8,8Aの一部で支持される構造が採用されてもよい。同様に、電気接続箱2,2Aにおいて、中継バスバー30が筐体8,8Aの中継バスバー支持部82に支持される構造に代えて、機器支持具40が筐体8,8Aの一部で支持される構造が採用されてもよい。
また、電流センサ1,1Aにおいて、磁性体コア10及びホール素子20を一定の位置関係で支持する機器支持具40が、第一方向R1において組み合わされる2つの要素部材によって構成されることも考えられる。
また、電流センサ1,1Aにおいて、機器支持具40における第二要素部材42の貫通孔45が、ホール素子20が備える複数のリード端子22各々について個別に形成されていることも考えられる。
また、電流センサ1,1Aにおいて、磁性体コア10が、ギャップ部12と併せて円環状以外の環状に形成されていることも考えられる。この場合、機器支持具40は、例えば第一方向R1において組み合わされる2つの要素部材によって構成される。
1,1A 電流センサ
10 磁性体コア
11 磁性体コアの中空部
12 磁性体コアのギャップ部
1x 基本ユニット
2,2A 電気接続箱
20 ホール素子
21 ホール素子の磁気検出部
22 ホール素子のリード端子
30 中継バスバー
31 中継バスバーの中間部
32 中継バスバーの端部
40 機器支持具
41 第一要素部材
42 第二要素部材
43 コア支持部
431 支軸部
4311 支軸部の端部の面
432 コア変位制限部
433 バスバー孔
44 素子支持部
441 溝
45 貫通孔
46 基板固定部
461 ネジ孔
47 ロック機構
471 爪部
472 段差部
48 コア回転制限部
49 ギャップ蓋部
50,50A 回路基板
501,502 実装孔
503,504 ネジ孔
51,51A コネクタ
511 コネクタの端子
512,512A コネクタのハウジング
6 電気部品
7 ネジ
8,8A 筐体
81,81A 基板支持部
811 溝
82 中継バスバー支持部
9 バスバー
D1 磁性体コアの中空部の幅
D2 磁性体コアの両端の間隔
P1 バスバー孔の中心
P2 磁気検出部が配置される位置の中心
R1 第一方向
R2 第二方向
R3 第三方向

Claims (9)

  1. バスバーと、
    前記バスバーに流れる電流を計測する電流センサと、
    非導電性材料からなり、前記バスバー及び前記電流センサが取り付けられた筐体と、を備える電気接続箱であって、
    前記電流センサは、
    磁性材料からなり、前記バスバーが貫通する中空部の周囲を囲んで一連に形成され、両端面が前記中空部の幅よりも狭い幅のギャップ部を介して対向する磁性体コアと、
    前記磁性体コアの前記ギャップ部に配置され、前記磁性体コアの前記中空部を通過する電流に応じて変化する磁束を計測する磁電変換素子と、
    前記磁電変換素子が実装された回路基板と、
    非導電性材料からなり、前記バスバーが貫通するバスバー孔が形成されているとともに前記磁性体コアにおける両端からの一部の領域を除いて前記磁性体コアの外縁部からはみ出さずに形成され、前記磁性体コア及び前記磁電変換素子を一定の位置関係で支持する機器支持具と、を備え、
    前記機器支持具は、
    前記磁性体コアの前記中空部を貫通するとともに前記磁性体コアの内縁部に対向して形成され、前記磁性体コアをその内側面に接して支持するとともに前記磁性体コアがその厚み方向において変位することを制限するコア支持部と、
    前記磁電変換素子をその磁気検出部が前記磁性体コアの前記ギャップ部内に位置する状態で支持する素子支持部と、
    前記回路基板が固定された基板固定部と、を有する、電気接続箱。
  2. 請求項1に記載の電気接続箱であって、
    前記機器支持具は、
    一体に成形された部材からなり、前記コア支持部、前記素子支持部及び前記基板固定部を有する第一要素部材と、
    一体に成形された部材からなり、前記磁性体コアの両端面に接して前記コア支持部に支持された前記磁性体コアが前記磁性体コアの厚み方向に直交する平面内で回転することを制限するコア回転制限部を有し、前記第一要素部材と組み合わされた第二要素部材と、を備え、
    前記コア支持部における前記磁性体コアの前記中空部を貫通する部分は、前記バスバー孔が貫通する方向である第一方向と前記バスバー孔の中心から前記磁電変換素子の前記磁気検出部が配置される位置の中心へ向かう第二方向とに直交する第三方向において、前記磁性体コアの両端面の間隔よりも大きな幅で形成されており、
    前記コア支持部における前記磁性体コアの前記中空部を貫通する部分は、前記第一方向に直交するとともに前記第三方向に交差する方向において、前記磁性体コアの両端面の間隔よりも小さな幅で形成されている、電気接続箱。
  3. 請求項2に記載の電気接続箱であって、
    前記磁性体コアの内側面は円弧状の湾曲面であり、
    前記コア支持部における前記磁性体コアの前記中空部を貫通する部分の前記第三方向の両端部の面は、前記磁性体コアの内側面に沿う円弧状の湾曲面である、電気接続箱。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電気接続箱であって、
    前記コア支持部は、前記バスバー孔と前記磁性体コアの前記ギャップ部とを仕切る隔壁をなしている、電気接続箱。
  5. 請求項4に記載の電気接続箱であって、
    前記機器支持具は、前記磁電変換素子のリード端子が貫通する貫通孔が形成され前記磁性体コアの前記ギャップ部における前記磁性体コアの外周側の開口を塞ぐギャップ蓋部をさらに有し、
    前記素子支持部は、前記磁電変換素子を支持するとともに前記磁性体コアの前記ギャップ部における前記磁性体コアの厚み方向の開口を塞ぐ、電気接続箱。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の電気接続箱であって、
    前記回路基板において前記磁電変換素子と電気的に接続された端子及び該端子の周囲を囲み前記回路基板に固定された非導電性のハウジングを有するコネクタをさらに備える、電気接続箱。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の電気接続箱であって、
    前記回路基板において前記磁電変換素子と電気的に接続された端子及び該端子の周囲を囲み前記筐体の一部として成形された非導電性のハウジングとを有するコネクタをさらに備える、電気接続箱。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の電気接続箱であって、
    前記バスバーは、外周面が前記機器支持具における前記バスバー孔の周囲の面に沿う形状に形成され前記バスバー孔を貫通する中間部と該中間部に連なり前段及び後段の他のバスバーと連結された両端部とを有する棒状の中継バスバーを含む、電気接続箱。
  9. バスバーに流れる電流を計測する電流センサであって、
    磁性材料からなり、前記バスバーが貫通する中空部の周囲を囲んで一連に形成され、両端面が前記中空部の幅よりも狭い幅のギャップ部を介して対向する磁性体コアと、
    前記磁性体コアの前記ギャップ部に配置され、前記磁性体コアの前記中空部を通過する電流に応じて変化する磁束を計測する磁電変換素子と、
    前記磁電変換素子が実装された回路基板と、
    非導電性材料からなり、前記バスバーが貫通するバスバー孔が形成されているとともに前記磁性体コアにおける両端からの一部の領域を除いて前記磁性体コアの外縁部からはみ出さずに形成され、前記磁性体コア及び前記磁電変換素子を一定の位置関係で支持する機器支持具と、を備え、
    前記機器支持具は、
    前記磁性体コアの前記中空部を貫通するとともに前記磁性体コアの内縁部に対向して形成され、前記磁性体コアをその内側面に接して支持するとともに前記磁性体コアがその厚み方向において変位することを制限するコア支持部と、
    前記磁電変換素子をその磁気検出部が前記磁性体コアの前記ギャップ部内に位置する状態で支持する素子支持部と、
    前記回路基板が固定された基板固定部と、を有する、電流センサ。
JP2012090643A 2012-04-12 2012-04-12 電気接続箱及び電流センサ Pending JP2013217866A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090643A JP2013217866A (ja) 2012-04-12 2012-04-12 電気接続箱及び電流センサ
PCT/JP2012/080857 WO2013153699A1 (ja) 2012-04-12 2012-11-29 電気接続箱及び電流センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090643A JP2013217866A (ja) 2012-04-12 2012-04-12 電気接続箱及び電流センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013217866A true JP2013217866A (ja) 2013-10-24

Family

ID=49327297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012090643A Pending JP2013217866A (ja) 2012-04-12 2012-04-12 電気接続箱及び電流センサ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2013217866A (ja)
WO (1) WO2013153699A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018136144A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 サン電子工業株式会社 電流検出器及び電子部品実装体
CN111751593A (zh) * 2019-03-28 2020-10-09 Tdk株式会社 电流传感器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3086130B1 (en) * 2015-04-21 2019-02-06 LEM Intellectual Property SA Current transducer with integrated primary conductor bar

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010071822A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Tdk Corp 電流センサ
JP2011254606A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電気接続箱

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018136144A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 サン電子工業株式会社 電流検出器及び電子部品実装体
CN111751593A (zh) * 2019-03-28 2020-10-09 Tdk株式会社 电流传感器

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013153699A1 (ja) 2013-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5464098B2 (ja) 電流検出装置
JP5724660B2 (ja) 電流検出装置
JP5673085B2 (ja) 電流検出装置
JP5817508B2 (ja) 電流検出装置
US20140225593A1 (en) Current detection device
US8952688B2 (en) Current Detector
JP5533441B2 (ja) 電流検出装置及びその製造方法
JP2017044486A (ja) 電流センサ
JP2013120177A (ja) 電流検出装置
JP2014020980A (ja) 電流センサとこれを備えたセンサ付きバスバー装置、インバータ装置及びコネクタ
JP2012042409A (ja) 電流検出装置
WO2013153699A1 (ja) 電気接続箱及び電流センサ
JP2013231691A (ja) 電流センサ
JP2012247241A (ja) 電流検出装置
WO2016047292A1 (ja) 電流センサ
JP2012058080A (ja) 電流検出装置
JP2012058199A (ja) 電流検出装置
JP2013002901A (ja) 電流検出装置
WO2013027424A1 (ja) 電流検出装置
JP2012145431A (ja) 電流検出装置
JP5948889B2 (ja) 電流検出装置
JP2014085278A (ja) 電流センサ
JP2013019795A (ja) 電流検出装置
WO2013114943A1 (ja) 電流検出装置及び磁性体コア
JP2013024571A (ja) バスバー