JP2018203833A - 樹脂組成物、フィルム、多層フィルム及び包装材 - Google Patents
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Description
本開示の樹脂組成物は、2,5−フランジカルボン酸単位と1,4−ブタンジオール単位とを構成単位として有するポリエステル樹脂(A)、及び、結晶化温度(Tc)が135℃以上のポリエステル樹脂(B)を含有することに一つの特徴を有する。
ポリエステル樹脂(A)は、2,5−フランジカルボン酸単位と1,4−ブタンジオール単位とを構成単位として有する。なお、ポリエステル樹脂(A)を構成する全構成単位中、2,5−フランジカルボン酸単位と1,4−ブタンジオール単位との合計は、特段の制限はないが、通常50モル%以上、好ましくは60モル%以上、より好ましくは70モル%以上、さらに好ましくは80モル%以上、特に好ましくは90モル%以上である。最も好ましくは、ポリエステル樹脂(A)は、2,5−フランジカルボン酸単位と1,4−ブタンジオール単位のみからなる。ポリエステル樹脂(A)は、ガスバリア性や(延伸する場合は)延伸性を有する。
ポリエステル樹脂(A)は2,5−フランジカルボン酸単位を含む。2,5−フランジカルボン酸単位を構成し得る単量体としては、2,5−フランジカルボン酸及びその誘導体が挙げられる。2,5−フランジカルボン酸の誘導体としては炭素数1〜4のアルキルエステルが挙げられ、中でもメチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル等が好ましく、メチルエステルがより好ましい。
ポリエステル樹脂(A)は1,4−ブタンジオール単位を含む。1,4−ブタンジオール単位を構成し得る単量体としては、1,4−ブタンジオール及びその誘導体が挙げられる。誘導体としては炭素数1〜4のアルキルエステルが挙げられ、中でもメチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル等が好ましく、メチルエステルがより好ましい。
ポリエステル樹脂(A)は、上記した課題を解決できる範囲で、上記した単位に加えて、それ以外の共重合単位を含んでいてもよい。その場合は、ポリエステル樹脂(A)の全構成単位中の10モル%以下、好ましくは5モル%以下とする。上限値以下とすることで、ポリエステル樹脂(A)の結晶性が維持され、耐熱性が得られる傾向にある。少量の共重合単位を構成し得る単量体としては、ヒドロキシカルボン酸、ジアミン、これらの誘導体等が挙げられる。
本開示の樹脂組成物においては、示差走査型熱量計(DSC)による測定においてポリエステル樹脂(A)に由来する結晶化ピークが確認される。この場合、ポリエステル樹脂(A)の結晶化温度(TC)が110℃以上であることが好ましく、120℃以上であることがより好ましく、130℃以上であることがさらに好ましく、135℃以上であることが特に好ましく、140℃以上であることが最も好ましい。ポリエステル樹脂(A)の結晶化温度(TC)が高温であるほど、高いガスバリア性を発揮する。例えば、溶融押出成形等の一般的な方法によって溶融させた樹脂組成物をフィルム状に成形する場合、溶融させた樹脂組成物を急速に冷却したとしてもポリエステル樹脂(A)が適切に結晶化し、フィルムに高いガスバリア性を確保できる。
尚、「結晶化温度(TC)」とは、示差走査型熱量計(DSC)を用いてJIS K−7121に準じて測定される結晶化温度をいう。具体的には、樹脂組成物をDSC測定パンに仕込み、窒素雰囲気下にて昇温速度10℃/分で300℃まで昇温し、3分保持した後に、降温速度10℃/分で0℃まで降温した場合に得られるDSC曲線において、降温時に確認される樹脂の結晶化に由来するピークの頂点における温度をいう。
尚、「還元粘度」とは、フェノール/テトラクロロエタン(1:1重量比)中、ポリエステル樹脂濃度0.5g/dlで、30℃にて測定した溶液粘度から求められるものである。
尚、「末端酸価」とは、中和滴定によって測定されるものである。具体的には、試料を粉砕した後、熱風乾燥機にて140℃で15分間乾燥させ、デシケーター内で室温まで冷却した試料から、0.1gを精秤して試験管に採取し、ベンジルアルコール3mlを加えて、乾燥窒素ガスを吹き込みながら195℃、3分間で溶解させ、次いで、クロロホルム5mlを徐々に加えて室温まで冷却する。この溶液にフェノールレッド指示薬を1〜2滴加え、乾燥窒素ガスを吹き込みながら撹拌下に、0.1Nの水酸化ナトリウムのベンジルアルコール溶液で滴定し、黄色から赤色に変じた時点で終了とする。また、ブランクとして、試料を溶解させずに同様の操作を実施し、以下の式(I)によって末端酸価を算出する。
末端酸価(μeq/g)=(a−b)×0.1×f/w (I)
(ここで、aは、試料の滴定に要した0.1Nの水酸化ナトリウムのベンジルアルコール溶液の量(μl)、bは、ブランクでの滴定に要した0.1Nの水酸化ナトリウムのベンジルアルコール溶液の量(μl)、wはポリエステル樹脂の試料の量(g)、fは、0.1Nの水酸化ナトリウムのベンジルアルコール溶液の力価である。)
力価(f)=0.1Nの塩酸水溶液の力価×0.1Nの塩酸水溶液の採取量(μl)/0.1Nの水酸化ナトリウムのベンジルアルコール溶液の滴定量(μl) (II)
ポリエステル樹脂(A)の製造方法としては、一般的なポリエステル樹脂の製造方法が採用できる。例えば、特許第5233390号明細書の記載を例示することができる。
本発明者らの新たな知見によれば、ポリエステル樹脂(A)を含む樹脂組成物中に、結晶化温度(TC)が135℃以上のポリエステル樹脂(B)をさらに含ませることでポリエステル樹脂(A)を適切に結晶化させることができる。
ポリエステル樹脂(B)は、135℃以上の結晶化温度を有する限りにおいて、ジカルボン酸単位に特段の制限はない。例えば、テレフタル酸単位やナフタレン−2,6−ジカルボン酸単位等の芳香族ジカルボン酸単位である。中でも、ポリエステル樹脂(B)はジカルボン酸単位としてテレフタル酸単位を含むことが好ましい。テレフタル酸単位を構成し得る単量体としてはテレフタル酸及びその誘導体が挙げられる。誘導体としては炭素数1〜4のアルキルエステルが挙げられ、中でもメチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル等が好ましく、メチルエステルがより好ましい。なお、主鎖に芳香環を有するポリエステル樹脂は結晶化温度が高くなる傾向がある。
ポリエステル樹脂(B)は、135℃以上の結晶化温度を有する限りにおいて、ジオール単位に特段の制限はない。例えば、脂肪族ジオール単位である。中でも、ポリエステル樹脂(B)はジオール単位として炭素数2以上8以下の脂肪族ジオール単位を含むことが好ましい。中でも炭素数2以上4以下の脂肪族ジオール単位を含むことがより好ましく、炭素数4の1,4−ブタンジオール単位を含むことがさらに好ましい。炭素数2以上8以下の脂肪族ジオール単位を構成し得る単量体としては、炭素数2以上8以下の脂肪族ジオール及びその誘導体が挙げられる。誘導体としては炭素数1〜4のアルキルエステルが挙げられ、中でもメチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル等が好ましく、メチルエステルがより好ましい。
ポリエステル樹脂(B)は、ポリエステル樹脂(A)と同様に、上記以外の少量の共重合単位を含んでいてもよい。共重合可能なジカルボン酸としては、芳香族ジカルボン酸化合物、脂肪族(脂環式も含む)ジカルボン酸、これらをエステル化等した誘導体等が挙げられ、共重合可能なジオールとしては、1,4−ブタンジオール以外の脂肪族ジヒドロキシ化合物、芳香族ジヒドロキシ化合物、ビスフェノール、これらの誘導体等が挙げられる。その他、少量の共重合単位を構成し得る単量体としては、ヒドロキシカルボン酸、ジアミン、これらの誘導体、ポリテトラメチレングリコール単位等がある。また、上述の共重合単位以外のその他の共重合単位として、3官能以上の官能基を含有する単位を導入してもよい。さらには、ポリエステル樹脂(B)の製造に際し、ポリエステル樹脂(A)の製造方法と同様に、鎖延長剤や末端封止剤を使用してもよい。
上述したように、ポリエステル樹脂(B)は結晶化温度(TC)が135℃以上である。好ましくは150℃以上、より好ましくは160℃以上、さらに好ましくは170℃以上、特に好ましくは180℃以上である。後述する推定メカニズムからすると、ポリエステル樹脂(B)の結晶化温度が高いほど、樹脂組成物を溶融状態から冷却した場合に高温で結晶核が生じ易く、ポリエステル樹脂(A)を容易に結晶化することができるものと考えられる。一方、結晶化温度(Tc)が高すぎるとポリエステル樹脂Aとの溶融混合が困難になることから、ポリエステル樹脂(B)の結晶化温度(Tc)は、好ましくは250℃以下であり、より好ましくは240℃以下であり、特に好ましくは230℃以下である。
尚、「固有粘度」とは、1,1,2,2−テトラクロロエタン/フェノール=1/1(重量比)の混合溶媒を用いて、温度30℃で測定されるものである。
ポリエステル樹脂(B)の製造方法は、一般的なポリエステル樹脂の製造方法が採用できる。例えば、特開2004−137455号公報を参照することができる。或いは、市販のPET樹脂やPBT樹脂を使用することも可能である。例えば、PBT樹脂としては、三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製NOVADURAN 5020(ホモポリブチレンテレフタレート樹脂、固有粘度1.20dl/g)や、ウィンテックポリマー株式会社製ジュラネックス500FP(ホモポリブチレンテレフタレート樹脂、固有粘度0.875dl/g)等が挙げられる。また、ポリブチレンテレフタレート系共重合体の市販品としては、例えば、三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社製NOVADURAN 5505S(固有粘度1.15dl/g)等が挙げられる。
本開示の樹脂組成物においては、上記したポリエステル樹脂(A)及びポリエステル樹脂(B)以外に、その特性が損なわれない範囲において、各種の添加剤、例えば熱安定剤、酸化防止剤、加水分解防止剤、結晶核剤、結晶化遅延剤、難燃剤、帯電防止剤、離型剤、潤滑剤、紫外線吸収剤、染料や顔料等の着色剤等を添加してもよい。また、ポリエステル樹脂(A)及び(B)以外の他の熱可塑性樹脂を配合してもよい。
本開示の樹脂組成物におけるポリエステル樹脂(A)の含有量は、上記した課題を解決できる限り、特に限定されるものではない。例えば、樹脂組成物においてポリエステル樹脂(A)を50質量%以上99.9質量%以下含ませることができる。下限がより好ましくは60質量%以上であり、上限がより好ましくは99質量%以下である。ポリエステル樹脂(A)の含有量を多くした場合、より高いガスバリア性を確保できる。
本開示の樹脂組成物は、上記した各成分を溶融混錬すること等によって容易に製造することができる。尚、本発明者らの知見によれば、ポリエステル樹脂(A)とポリエステル樹脂(B)とをそれぞれ溶融させた後で共押出等によって直接積層した場合においても、当該ポリエステル樹脂(A)からなる層とポリエステル樹脂(B)からなる層との少なくとも界面においてポリエステル樹脂(A)とポリエステル樹脂(B)とが混合され、ポリエステル樹脂(A)を適切に結晶化させることが可能な樹脂組成物からなる層が得られる。すなわち、本願にいう樹脂組成物とは、このように溶融樹脂を共押出等によって直接積層した場合に形成される混合層を含むものとする。
本開示の樹脂組成物は成形した後で各種用途に適用できる。例えば、当該樹脂組成物からなるフィルムや、当該樹脂組成物からなる層を備える多層フィルムや、当該樹脂組成物を含む包装材等である。
溶融押出成形等の一般的な成形方法により、本開示の樹脂組成物をフィルムとすることができる。フィルムは延伸されていても延伸されていなくてもよい。延伸フィルムの場合は、公知の方法に従って、一軸又は二軸延伸して延伸フィルムを得ることが出来る。二軸延伸は同時二軸延伸であっても逐次二軸延伸であっても構わない。上述したように、ポリエステル樹脂(A)はガスバリア性のほか延伸性にも寄与することから、フィルムを容易に延伸することができる。フィルムの厚み等は用途に応じて適宜決定すればよい。フィルムの製造方法は当業者にとって周知であることから、ここではこれ以上の詳細な説明を省略する。
共押出やドライラミネート等の一般的な成形方法により、本開示の樹脂組成物からなる層を備える多層フィルムを得ることができる。多層フィルムは延伸されていても延伸されていなくてもよい。延伸フィルムの場合は、公知の方法に従って、一軸又は二軸延伸して延伸フィルムを得ることが出来る。二軸延伸は同時二軸延伸であっても逐次二軸延伸であっても構わない。上述したように、ポリエステル樹脂(A)はガスバリア性のほか延伸性にも寄与することから、多層フィルムを容易に延伸することができる。多層フィルムの厚み等は用途に応じて適宜決定すればよい。尚、上述したように、ポリエステル樹脂(A)とその他の樹脂(ポリエステル樹脂(B)等)とを共押出等によって直接積層することで、結果的に、本開示の樹脂組成物を満たす層が形成されてもよい。もちろん、本開示の樹脂組成物とその他の樹脂又は樹脂組成物とを直接的又は間接的に積層して多層フィルムとしてもよい。多層フィルムの製造方法は当業者にとって周知であることから、ここではこれ以上の詳細な説明を省略する。
本開示の樹脂組成物は、ポリエステル樹脂(A)が結晶化温度を有し、高いガスバリア性を発揮することから包装材を構成する材料として好適である。例えば、野菜、果物、魚、肉、惣菜、レトルト食品、お菓子、調味料、洗剤、シャンプーなどの包装材に適用可能である。或いは、臭気の強い産業廃棄物や汚物等の医療用廃棄物の処理袋にも好適である。
1.1.ポリエステル樹脂(A)
攪拌装置、窒素導入口、加熱装置、温度計及び減圧口を備えた反応容器に、原料として、2,5−フランジカルボン酸ジメチル56.07重量部、1,4−ブタンジオール42.51重量部、及びオルトチタン酸テトライソプロピルを予め2重量%溶解させた1,4−ブタンジオール溶液1.42重量部を仕込んだ。
容器内容物を攪拌下、容器内に窒素ガスを導入し、減圧置換によって系内を窒素雰囲気にした。次に、160℃のオイルバスに反応容器を浸漬し、系内を攪拌しながら3時間反応させた。次に、2時間かけて240℃まで昇温し、続いて昇温開始から30分後に、1時間30分かけて180Pa以下になるように徐々に減圧した。さらに、この温度で加熱減圧状態を保持したまま重合を1時間継続した後、重合を終了し、ポリエステル樹脂(A)(ポリブチレン−2,5−フランジカルボキシレート)を得た。得られたポリエステル樹脂(A)の還元粘度は1.3dl/g、末端酸価は86μeq/gであった。
テレフタル酸、1,4−ブタンジオールの共重合ポリエステル樹脂(三菱エンジニアリングプラスチックス社製NOVADURAN 5008)を用いた。
結晶核剤としてタルク(富士タルク工業社製PKP−53S)、ポリエチレンワックス(Honeywell社製ACumist A6)を用いた。
2.1.結晶化温度
SII社製DSC−6220を使用しJIS K−7121に準じて樹脂組成物の結晶化温度を測定した。すなわち、各試料をDSC測定パンに仕込み、窒素雰囲気下にて昇温速度10℃/分で、300℃まで昇温し、3分保持した後に、降温速度10℃/分で0℃まで降温して測定を行った。降温時のDSC曲線における結晶化ピークの頂点の温度を結晶化温度(TC)とした。
[実施例1、2]
乾燥したポリエステル樹脂(A)とポリエステル樹脂(B)とを、ラボプラストミル(東洋精機社製、ローラミキサ R60)にて、下記表1に示した組成にて溶融混練することで、樹脂組成物を得た。混練温度は240℃、混練時間は3分間とした。下記表1に、得られた樹脂組成物の結晶化温度(TC)を示す。
ポリエステル樹脂(A)のみを用いたこと(比較例1)、ポリエステル樹脂(B)のみを用いたこと(比較例2)、或いは、ポリエステル樹脂(B1)の代わりに下記表1に示した組成にてタルクおよびポリエチレンワックスを混練したこと(参考例1〜3)以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を得た。下記表1に、得られた樹脂組成物の結晶化温度(TC)を示す。
一方、実施例2においては、145℃を頂点とする結晶化ピークと189℃を頂点とする結晶化ピークとが確認された。145℃がポリエステル樹脂(A)由来の結晶化温度で、189℃がポリエステル樹脂(B)由来の結晶化温度である。
表1に示す通り、2,5-フランジカルボン酸単位と、1,4−ブタンジオール単位を重たる構成単位とするポリエステル樹脂(A)は、上記した結晶化温度を有さずに非晶質のまま冷却される(比較例1)。このような場合、十分なガスバリア性等は確保できない。
一方、表1に示す通り、ポリエステル樹脂(A)を含む樹脂組成物において、ポリエステル樹脂(B)を混合した場合(実施例1、2)、ポリエステル樹脂(A)を適切に結晶化させることができることが分かる。これにより、樹脂組成物が高いガスバリア性等を発揮する。
特に、表1に示す通り、ポリエステル樹脂(A)を含む樹脂組成物において、特定のポリエステル樹脂(B)を添加した場合(実施例1、2)、従来公知の結晶核剤(タルクやワックス)を添加した場合(参考例1〜3)よりも樹脂組成物におけるポリエステル樹脂(A)の結晶化温度が高温となり、その温度は135℃以上に達することが分かる。
Claims (7)
- 2,5−フランジカルボン酸単位と1,4−ブタンジオール単位とを構成単位として有するポリエステル樹脂(A)、及び、結晶化温度(Tc)が135℃以上のポリエステル樹脂(B)を含有する、樹脂組成物。
- 前記ポリエステル樹脂(B)が、テレフタル酸単位と炭素数2以上8以下の脂肪族ジオール単位とを構成単位として有する、請求項1に記載の樹脂組成物。
- 前記脂肪族ジオールが1,4−ブタンジオール単位である、請求項2に記載の樹脂組成物。
- 前記ポリエステル樹脂(A)と前記ポリエステル樹脂(B)との合計の質量を基準(100質量%)として、前記ポリエステル樹脂(B)を0.1質量%以上50重量%以下含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物からなるフィルム。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物からなる層を備える多層フィルム。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物を含む包装材。
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