JP2018203091A - タンク兼クロスメンバ - Google Patents
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Abstract
【課題】タンクとしてもクロスメンバとしても使用する事が出来るタンク兼クロスメンバを提供する。【解決手段】サイドメンバ101と連結される筐体102と、筐体102内に形成される内部空間と、を備えるタンク兼クロスメンバ100によって課題を解決する事が出来る。【選択図】図2
Description
本発明は、タンクとしてもクロスメンバとしても使用する事が出来るタンク兼クロスメンバに関する。
従来のラダーフレームを有するトラック等の車両に於いては、タンクとクロスメンバとが別々に設置されている(例えば、特許文献1を参照)。
然し乍ら、タンクとクロスメンバとが別々に設置されていると、車両に於ける空間利用効率が低下する為、タンクとしてもクロスメンバとしても使用する事が出来るタンク兼クロスメンバを提供する事が望ましい。
従って、本発明は、タンクとしてもクロスメンバとしても使用する事が出来るタンク兼クロスメンバを提供する事を目的とする。
本発明は、左右一対のサイドメンバと連結される筐体と、前記筐体内に形成される内部空間と、を備えるタンク兼クロスメンバを提供する。
前記サイドメンバと連結される側の前記筐体の端部に取り付けられると共に前記サイドメンバに対し前記筐体の取り外しを可能とするブラケットを更に備える事が望ましい。
前記内部空間に配置されるバッフルプレートを更に備える事が望ましい。
前記バッフルプレートは、前記筐体の向かい合う面間に接続される事が望ましい。
前記バッフルプレートは、対角に配置される事が望ましい。
前記バッフルプレートは、前記筐体の底面を基点に起立される事が望ましい。
前記内部空間に配置される筒部を更に備える事が望ましい。
前記バッフルプレートは、前記筒部を基点に延在される事が望ましい。
前記筒部は、下端に於いて前記筐体の底面と接触しない事が望ましい。
本発明によって、タンクとしてもクロスメンバとしても使用する事が出来るタンク兼クロスメンバを提供する事が出来る。
以下、本発明の実施の形態の一例を添付図面に順って説明する。
図1及び2に示す様に、本発明の実施の形態に係るタンク兼クロスメンバ100は、左右一対のサイドメンバ101と連結される筐体102と、筐体102内に形成される内部空間103と、を備える。
筐体102は、例えば、サイドメンバ101の上部空間又は下部空間に突出しない直方体状の外形を呈する。筐体102がサイドメンバ101の上部空間又は下部空間に突出しない形状に形成される事によって、サイドメンバ101の外側に於ける自動車部品の配置自由度を向上させる事が出来る。更に、タンク兼クロスメンバ100を使用する事によって、本来はサイドメンバ101の外側に配置されるタンクをサイドメンバ101の内側に移動させる事が出来る為、自動車部品の配置自由度を向上させる事が出来る。また、筐体102は、例えば、図1の破線によって示した位置に於いて下部筐体104と上部筐体105とに分割される。下部筐体104と上部筐体105は、例えば、金属板をプレス成形する事によって形成される。下部筐体104と上部筐体105の屈曲部106は、例えば、円弧状に形成される。下部筐体104と上部筐体105は、例えば、溶接によって接合される。
内部空間103は、例えば、筐体102の底面107と、筐体102の天面108と、筐体102の前面109と、筐体102の背面110と、筐体102の左側面111と、筐体102の右側面112と、によって直方体状に区画される。内部空間103に液体が貯留される。液体としては、例えば、燃料、還元剤、冷却水、潤滑油、洗浄液等を挙げる事が出来る。尚、筐体102の上部に架装が設置される為、液体の注ぎ口は、筐体102の前面109又は筐体102の背面110に設置される。特に、注ぎ口が筐体102の前面109又は筐体102の背面110の中央に設置される事によって、筐体102の剛性の低下を最小限に抑制する事が出来る。
また、タンク兼クロスメンバ100は、サイドメンバ101と連結される側の筐体102の端部(即ち、左側面111と右側面112)に取り付けられると共にサイドメンバ101に対し筐体102の取り外しを可能とする(即ち車両に対しタンク兼クロスメンバ100の取り外しを可能とする)ブラケット113を更に備える。
ブラケット113は、左側面111又は右側面112と接合される接合部114と、接合部114の上端と接合部114の下端とを基点に垂直に起立される連結部115と、を有する。即ち、ブラケット113は、断面コ字状に形成される。
接合部114は、例えば、溶接によって左側面111又は右側面112と接合される。尚、接合部114は、ボルトとナットとを使用した締結によって左側面111又は右側面112と接合されても構わない。ナットとしては、例えば、溶接ナットを使用する事が出来る。また、ボルトが左側面111又は右側面112を垂直に貫通する様にボルトとナットとを締結し接合部114と左側面111又は右側面112とを接合する事も出来るし、筐体102にブラケット113を取り付ける為の舌片部を形成すると共に舌片部にブラケット113を取り付ける事によって筐体102とブラケット113とを固定する事も出来る。
連結部115は、サイドメンバ101と連結される部位であって、例えば、ボルトとナットとによってサイドメンバ101に固定される。従って、連結部115は、ボルトが挿通されるボルト孔116を有する。
また、タンク兼クロスメンバ100は、内部空間103に配置されるバッフルプレート117を更に備える。バッフルプレート117が内部空間103に配置される事によって、車両の振動に伴う液体の移動を抑制する事が出来る為、水位等を正確に検出する事が出来る様に成る。
バッフルプレート117は、筐体102の向かい合う面(例えば、左側面111と右側面112)間に接続される。バッフルプレート117が筐体102の向かい合う面間に接続される事によって、一方のブラケット113に加わった力を他方のブラケット113に伝え逃がす事が出来る為、クロスメンバの剛性に加担する事が出来る。即ち、応力を分散し一箇所に於ける応力の集中を緩和する事が出来る。
尚、バッフルプレート117が対角に配置される事によって、剛性の高い角部同士が結合され、捩じり剛性に対し有利と成り、筐体102の変形を最大限に抑制する事が出来る。即ち、筐体102に対しクロスメンバとして必要と成る剛性を与える事が出来る。
また、バッフルプレート117は、筐体102の底面107を基点に起立される。バッフルプレート117が筐体102の底面107を基点に起立される事によって液体の移動を最大限に抑制する事が出来る為、液体のスロッシングを早期に収束させる事が出来る。バッフルプレート117は、筐体102の剛性を高める観点から、溶接又はボルト締めによって筐体102に接合又は固定される。尚、バッフルプレート117をボルト締めによって筐体102に固定する場合は、バッフルプレート117を溶接によって筐体102に接合する場合よりも、タンク兼クロスメンバ100の組み立てを容易に行う事が出来る為、ボルト締めを採用する事によって、タンク兼クロスメンバ100の製造効率ひいては製造費を削減する事が出来る様に成る。
更に、タンク兼クロスメンバ100は、内部空間103に配置される筒部118を更に備え、バッフルプレート117は、筒部118を基点に延在される。
筒部118は、例えば、円筒状の外形を呈する。筒部118が円筒状に形成される事によって、例えば、角筒状に形成される場合よりも筒部118に於ける応力の集中を緩和する事が出来る為、筒部118を設置する事による筐体102の剛性の低下を抑制する事が出来る。筒部118は、センサ(例えば、水位センサ、濃度センサ、及び温度センサ)とポンプとを収容する収容部として機能する。
また、筒部118は、下端119に於いて筐体の底面107と接触しない。筒部118が下端119に於いて筐体の底面107と接触しない事によって、バッフルプレート117によって区画した全ての室を連通させる事が出来る為、内部空間103に貯留した液体の水位を全ての室に於いて均一にする事が出来る。更に、ポンプによって全ての室の液体を万遍無く吸い上げる事が出来る様に成る。
以上に説明した様に、タンク兼クロスメンバ100によれば、クロスメンバ自体にタンクとしての機能を持たせ、且つ、タンク自体にクロスメンバとしての機能を持たせる事によって、タンクとクロスメンバとを一体化させる事が出来る為、車両に於ける空間利用効率を最大限に確保する事が出来る。
尚、図3に示す様に、左側面201及び右側面202を接合したバッフルプレート203を上下非分割の筒状の筐体204に挿入し、左側面201と右側面202にブラケット205を固定したタンク兼クロスメンバ200とする事も出来る。この場合は、バッフルプレート203に複数の溶接ナット206が設けられ、筐体204にボルト孔207が設けられ、溶接ナット206とボルト孔207とを介しバッフルプレート203と筐体204とが固定される。また、バッフルプレート203と左側面201及び右側面202との接合はボルト孔208とボルト孔209とを通じボルト締めするか又は溶接する事によって行われる。
100 タンク兼クロスメンバ
101 サイドメンバ
102 筐体
103 内部空間
104 下部筐体
105 上部筐体
106 屈曲部
107 底面
108 天面
109 前面
110 背面
111 左側面
112 右側面
113 ブラケット
114 接合部
115 連結部
116 ボルト孔
117 バッフルプレート
118 筒部
119 下端
101 サイドメンバ
102 筐体
103 内部空間
104 下部筐体
105 上部筐体
106 屈曲部
107 底面
108 天面
109 前面
110 背面
111 左側面
112 右側面
113 ブラケット
114 接合部
115 連結部
116 ボルト孔
117 バッフルプレート
118 筒部
119 下端
Claims (9)
- 左右一対のサイドメンバと連結される筐体と、
前記筐体内に形成される内部空間と、
を備える
事を特徴とするタンク兼クロスメンバ。 - 前記サイドメンバと連結される側の前記筐体の端部に取り付けられると共に前記サイドメンバに対し前記筐体の取り外しを可能とするブラケットを更に備える
請求項1に記載のタンク兼クロスメンバ。 - 前記内部空間に配置されるバッフルプレートを更に備える
請求項1又は2に記載のタンク兼クロスメンバ。 - 前記バッフルプレートは、前記筐体の向かい合う面間に接続される
請求項3に記載のタンク兼クロスメンバ。 - 前記バッフルプレートは、対角に配置される
請求項3又は4に記載のタンク兼クロスメンバ。 - 前記バッフルプレートは、前記筐体の底面を基点に起立される
請求項3乃至5の何れか一項に記載のタンク兼クロスメンバ。 - 前記内部空間に配置される筒部を更に備える
請求項1乃至6の何れか一項に記載のタンク兼クロスメンバ。 - 前記バッフルプレートは、前記筒部を基点に延在される
請求項7に記載のタンク兼クロスメンバ。 - 前記筒部は、下端に於いて前記筐体の底面と接触しない
請求項7又は8に記載のタンク兼クロスメンバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017111574A JP2018203091A (ja) | 2017-06-06 | 2017-06-06 | タンク兼クロスメンバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017111574A JP2018203091A (ja) | 2017-06-06 | 2017-06-06 | タンク兼クロスメンバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018203091A true JP2018203091A (ja) | 2018-12-27 |
Family
ID=64955068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017111574A Pending JP2018203091A (ja) | 2017-06-06 | 2017-06-06 | タンク兼クロスメンバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018203091A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE2051198A1 (en) * | 2019-10-22 | 2021-04-23 | Finncont Group Oy | Container |
-
2017
- 2017-06-06 JP JP2017111574A patent/JP2018203091A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE2051198A1 (en) * | 2019-10-22 | 2021-04-23 | Finncont Group Oy | Container |
SE545079C2 (en) * | 2019-10-22 | 2023-03-21 | Finncont Group Oy | Liquid fuel container comprising baffle plates |
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Legal Events
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