JP2018201486A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2018201486A5
JP2018201486A5 JP2017232544A JP2017232544A JP2018201486A5 JP 2018201486 A5 JP2018201486 A5 JP 2018201486A5 JP 2017232544 A JP2017232544 A JP 2017232544A JP 2017232544 A JP2017232544 A JP 2017232544A JP 2018201486 A5 JP2018201486 A5 JP 2018201486A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acid
seq
acid sequence
replaced
position corresponding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017232544A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018201486A (ja
JP7165493B2 (ja
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Publication of JP2018201486A publication Critical patent/JP2018201486A/ja
Publication of JP2018201486A5 publication Critical patent/JP2018201486A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7165493B2 publication Critical patent/JP7165493B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Claims (16)

  1. FAD依存性グルコースデヒドロゲナーゼ(FAD-GDH)変異体であって、
    i) 配列番号1で示されるアミノ酸配列、
    ii) 配列番号1で示されるアミノ酸配列において、196位、228位、600位、267位、276位、55位、230位、235位、239位、435位、587位、588位、及び591位以外の位置で1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列、
    iii) 配列番号1、3、6若しくは40で示されるアミノ酸配列と90%以上の全長アミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列、又は
    iv) 配列番号1、3、若しくは6で示されるアミノ酸配列と70%以上の全長アミノ酸配列同一性を有し、かつ、相同性領域のアミノ酸配列が配列番号1で示されるアミノ酸配列における相同性領域と90%以上のアミノ酸配列同一性を有するアミノ酸配列を含み、
    配列番号1のアミノ酸配列における196位、228位、600位、267位、276位、55位、230位、235位、239位、435位、587位、588位、及び/又は591位に対応する位置に1以上のアミノ酸置換を有し、当該置換を有しない未改変のFAD依存性グルコースデヒドロゲナーゼと比較して、保存安定性が向上しているFAD依存性グルコースデヒドロゲナーゼ変異体。
  2. FAD-GDHにおいて、
    配列番号1のアミノ酸配列における196位に対応する位置のアミノ酸がチロシン、フェニルアラニン、リシン、グルタミン、アスパラギン、ヒスチジン、メチオニン、アラニン、若しくはアルギニンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における228位に対応する位置のアミノ酸がアスパラギン、トレオニン、ヒスチジン、セリン、グルタミン、若しくはシステインに置換されている、配列番号1のアミノ酸配列における600位に対応する位置のアミノ酸がイソロイシン、ロイシン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン若しくはトリプトファンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における267位に対応する位置のアミノ酸がアルギニン、ヒスチジン若しくはグルタミンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における276位に対応する位置のアミノ酸がイソロイシン、ロイシン、バリン、メチオニン、システイン、フェニルアラニン、トリプトファン若しくはチロシンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における55位に対応する位置のアミノ酸がアスパラギン、セリン、トレオニン、グルタミン若しくはシステインに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における230位に対応する位置のアミノ酸がグルタミン、セリン、トレオニン、アスパラギン、アルギニン、リシン、若しくはヒスチジンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における235位に対応する位置のアミノ酸がアラニン、セリン若しくはグリシンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における239位に対応する位置のアミノ酸がアラニン、セリン若しくはグリシンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における435位に対応する位置のアミノ酸がセリン、トレオニン、アスパラギン若しくはグルタミンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における587位に対応する位置のアミノ酸がアスパラギン酸若しくはグルタミン酸に置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における588位に対応する位置のアミノ酸がセリン、トレオニン、アスパラギン若しくはグルタミンに置換されている、及び/又は
    配列番号1のアミノ酸配列における591位に対応する位置のアミノ酸がリシン、アルギニン若しくはヒスチジンに置換されている、
    FAD-GDH変異体であって、当該置換を有しない未改変のFAD-GDHと比較して、保存安定性が向上している、請求項1に記載のFAD-GDH変異体。
  3. FAD-GDHにおいて、
    配列番号1のアミノ酸配列における196位に対応する位置のアミノ酸がチロシン、フェニルアラニン、リシン、グルタミン、アスパラギン、ヒスチジン、メチオニン、若しくはアラニンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における228位に対応する位置のアミノ酸がアスパラギン、トレオニン、若しくはヒスチジンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における600位に対応する位置のアミノ酸がイソロイシンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における267位に対応する位置のアミノ酸がアルギニンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における276位に対応する位置のアミノ酸がイソロイシンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における55位に対応する位置のアミノ酸がアスパラギンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における230位に対応する位置のアミノ酸がグルタミンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における235位に対応する位置のアミノ酸がアラニンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における239位に対応する位置のアミノ酸がアラニンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における435位に対応する位置のアミノ酸がセリンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における587位に対応する位置のアミノ酸がアスパラギン酸に置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における588位に対応する位置のアミノ酸がセリンに置換されている、及び/又は
    配列番号1のアミノ酸配列における591位に対応する位置のアミノ酸がリシンに置換されている、
    FAD-GDH変異体であって、当該置換を有しない未改変のFAD-GDHと比較して、保存安定性が向上している、請求項1又は2に記載のFAD-GDH変異体。
  4. さらに、
    配列番号1のアミノ酸配列における192位に対応する位置のアミノ酸がプロリンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における212位に対応する位置のアミノ酸がロイシンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における218位に対応する位置のアミノ酸がヒスチジンに置換されている、
    配列番号1のアミノ酸配列における226位に対応する位置のアミノ酸がトレオニンに置換されている、及び/又は
    配列番号1のアミノ酸配列における232位に対応する位置のアミノ酸がアラニンに置換されている、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のFAD-GDH変異体。
  5. i)配列番号1のアミノ酸配列における196位に対応する位置のアミノ酸がチロシン、フェニルアラニン、リシン若しくはアスパラギンに置換され、かつ配列番号1のアミノ酸配列における228位に対応する位置のアミノ酸がアスパラギン、トレオニン若しくはヒスチジンに置換されている変異体、
    ii)配列番号1のアミノ酸配列における192位に対応する位置のアミノ酸がプロリンに置換され、かつ、配列番号1のアミノ酸配列における196位に対応する位置のアミノ酸がチロシン、フェニルアラニン、リシン若しくはアスパラギンに置換されている変異体、iii) 配列番号1のアミノ酸配列における226位に対応する位置のアミノ酸がトレオニンに置換され、かつ配列番号1のアミノ酸配列における228位に対応する位置のアミノ酸がアスパラギン、トレオニン若しくはヒスチジンに置換されている変異体、
    iv) 配列番号1のアミノ酸配列における230位に対応する位置のアミノ酸がグルタミンに置換され、配列番号1のアミノ酸配列における232位に対応する位置のアミノ酸がアラニンに置換され、配列番号1のアミノ酸配列における235位に対応する位置のアミノ酸がアラニンに置換され、かつ配列番号1のアミノ酸配列における239位に対応する位置のアミノ酸がアラニンに置換されている変異体、
    v)配列番号1のアミノ酸配列における192位に対応する位置のアミノ酸がプロリンに置換され、配列番号1のアミノ酸配列における196位に対応する位置のアミノ酸がアスパラギンに置換され、配列番号1のアミノ酸配列における212位に対応する位置のアミノ酸がロイシンに置換され、配列番号1のアミノ酸配列における218位に対応する位置のアミノ酸がヒスチジンに置換され、配列番号1のアミノ酸配列における226位に対応する位置のアミノ酸がトレオニンに置換され、かつ配列番号1のアミノ酸配列における228位に対応する位置のアミノ酸がアスパラギンに置換されている192P/196N/212L/218H/226T/228N変異体、
    vi) 前記v)の変異体において、さらに、配列番号1のアミノ酸配列における230位に対応する位置のアミノ酸がグルタミンに置換され、配列番号1のアミノ酸配列における232位に対応する位置のアミノ酸がアラニンに置換され、配列番号1のアミノ酸配列における235位に対応する位置のアミノ酸がアラニンに置換され、配列番号1のアミノ酸配列における239位に対応する位置のアミノ酸がアラニンに置換されている192P/196N/212L/218H/226T/228N/230Q/232A/235A/239A変異体、及び
    vii) 前記vi)の変異体において、さらに配列番号40のアミノ酸配列を有するM3変異体、からなる群より選択され、当該置換を有しないFAD-GDHと比較して、保存安定性が向上している、請求項1〜4のいずれか1項に記載のFAD-GDH変異体。
  6. 加温前の未置換のFAD-GDHの酵素活性を100%としたときの、20-40℃でpH 7.4にて加温した未置換のFAD-GDHの残存活性(%)と、加温前のFAD-GDH変異体の酵素活性を100%としたときの、20-40℃でpH 7.4にて加温したFAD-GDH変異体の残存活性(%)とを比較して、
    (a)1週間加温した後の残存活性(%)が1%以上向上している、
    (b)2週間加温した後の残存活性(%)が3%以上向上している、
    (c)3週間加温した後の残存活性(%)が3%以上向上している、又は
    (d)4日間加温した後の残存活性(%)が1%以上向上している、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のFAD-GDH変異体。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のFAD-GDH変異体をコードするFAD-GDH遺伝子。
  8. 請求項7に記載のFAD-GDH遺伝子を含むベクター。
  9. 請求項8に記載のベクターが導入されている宿主細胞。
  10. 以下の工程を含むFAD-GDHを製造する方法:
    請求項9に記載の宿主細胞を培養する工程、
    前記宿主細胞中に含まれるFAD-GDH遺伝子を発現させる工程、及び
    前記培養物からFAD-GDHを単離する工程。
  11. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のFAD-GDH変異体を含むグルコースアッセイキット。
  12. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のFAD-GDH変異体を含むグルコースセンサー。
  13. 請求項12に記載のグルコースセンサーを有する持続血糖測定デバイス。
  14. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のFAD-GDH変異体を含む電極。
  15. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のFAD-GDH変異体、請求項11に記載のキット、請求項12に記載のセンサー、若しくは請求項13に記載のデバイス又は請求項14に記載の電極を用いるグルコース測定方法。
  16. 20〜40℃で、1日〜2週間の連続測定を行う、請求項15に記載の方法。
JP2017232544A 2017-06-05 2017-12-04 保存安定性に優れたグルコースデヒドロゲナーゼ及び持続血糖測定 Active JP7165493B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017111101 2017-06-05
JP2017111101 2017-06-05

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018201486A JP2018201486A (ja) 2018-12-27
JP2018201486A5 true JP2018201486A5 (ja) 2021-01-21
JP7165493B2 JP7165493B2 (ja) 2022-11-04

Family

ID=64954402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017232544A Active JP7165493B2 (ja) 2017-06-05 2017-12-04 保存安定性に優れたグルコースデヒドロゲナーゼ及び持続血糖測定

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7165493B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113588734A (zh) * 2021-07-17 2021-11-02 可孚医疗科技股份有限公司 一种电化学葡萄糖传感器及其电极制备方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010057427A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Toyobo Co Ltd グルコース脱水素酵素およびグルコースの電気化学測定法
JP2011103770A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Toyobo Co Ltd グルコース脱水素酵素およびグルコースの電気化学測定法
JP6455134B2 (ja) * 2014-12-22 2019-01-23 東洋紡株式会社 新規なグルコースデヒドロゲナーゼ
JP7109155B2 (ja) * 2015-06-04 2022-07-29 キッコーマン株式会社 フラビン結合型グルコースデヒドロゲナーゼを用いたグルコースの測定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20240124855A1 (en) Variants of a dna polymerase of the polx family
JP2022046503A5 (ja)
JP2004267216A5 (ja)
JP2017121261A5 (ja)
Biedenkopf et al. RNA binding of Ebola virus VP30 is essential for activating viral transcription
JP2008237210A5 (ja)
Kuroda et al. Alanine dehydrogenases from two Bacillus species with distinct thermostabilities: molecular cloning, DNA and protein sequence determination, and structural comparison with other NAD (P)+-dependent dehydrogenases
WO2010135491A3 (en) Fibroblast growth factor mutants having improved functional half-life and methods of their use
KR101726581B1 (ko) 개변 류신 탈수소효소
JP6249400B2 (ja) 新規dnaポリメラーゼ
US20230103175A1 (en) Transaminase mutant, immobilized transaminase and use in preparation of sitagliptin
WO2002086133A1 (fr) Additifs de milieu et milieux de culture de cellules animales
JP2016510990A5 (ja)
BR112016015218B1 (pt) Microrganismo com capacidade melhorada de produção de l-treonina e método para produzir l-treonina com o uso desse
JP2018201486A5 (ja)
CN107164538B (zh) 一种检测calr基因突变的内参扩增引物组合物及其扩增体系
Zheng et al. Fish TRIM21 exhibits antiviral activity against grouper iridovirus and nodavirus infection
Coppotelli et al. Functional characterization of the 258 A/G (D2-ORFa-Gly3Asp) human type-2 deiodinase polymorphism: a naturally occurring variant increases the enzymatic activity by removing a putative repressor site in the 5′ UTR of the gene
JP2005278453A (ja) 変異型チロシンリプレッサー遺伝子とその利用
CN109331171B (zh) 一种疟原虫蛋白的制备方法及其在抗肿瘤方面的应用
WO2022071417A1 (ja) フラビン依存性乳酸デヒドロゲナーゼを含む組成物の安定性を向上する方法
JP5821843B2 (ja) ジアホラーゼ活性を有するタンパク質
WO2022007542A1 (zh) 紫杉二烯合酶TcTS2、编码核苷酸序列及其应用
Wei et al. Molecular cloning and characterization of Aos1 and Uba2 from the orange-spotted grouper (Epinephelus coioides)
Xiao et al. DamIP: a novel method to identify DNA binding sites in vivo