JP2018200405A - プロジェクターおよびプロジェクターの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】交換前の投射レンズの種類と交換後の投射レンズの種類が同じであっても、投射レンズの交換を検出できる手法を提供する。【解決手段】プロジェクターは、投射レンズを移動させる駆動部と、画像光を投射レンズに通して投射する投射部と、プロジェクターへの電力の供給が止められる第1時点での投射レンズの位置である第1位置と、第1時点より後に電力の供給が開始される第2時点での投射レンズの位置である第2位置と、に基づいて、投射レンズが交換されたか否かを判断する判断部と、を含む。【選択図】図1
Description
本発明は、プロジェクターおよびプロジェクターの制御方法に関する。
特許文献1には、投射レンズの位置を調整するプロジェクターが記載されている。このプロジェクターでは、まず、投射レンズのズーム状態、フォーカス状態、レンズシフト状態等の設定データが記憶される。その後、このプロジェクターは、投射レンズの現在位置を検出し、投射レンズの位置を現在位置から設定データに応じた目標位置に移動する。
ところで、特許文献1に記載されたようなプロジェクターは、プロジェクターに供えられたセンサーを用いて投射レンズの位置を検出する。しかしながら、センサーの個体ばらつきのため、センサーの出力と投射レンズの実際の位置との対応関係は、設計段階で想定された対応関係とは異なってしまう。このため、プロジェクターは、実際に投射レンズを移動させてセンサーの出力と投射レンズの実際の位置との対応関係を確認する動作(レンズキャリブレーション)を実施する必要がある。そして、このレンズキャリブレーションは、投射レンズの交換に伴い実施される必要がある。よって、レンズキャリブレーションを適切なタイミングで実行するために、投射レンズが交換されたか否かを判断する技術が望まれる。
投射レンズには、投射レンズの種類を示すレンズタイプIDが設けられている。このため、今回の稼働時に確認したレンズタイプIDが、前回の稼働時に確認したレンズタイプIDと異なる場合に、投射レンズが交換されたと判断するプロジェクターも考えられる。
しかしながら、レンズタイプIDを用いて投射レンズの交換を判別する手法では、交換後の投射レンズのレンズタイプIDが、交換前の投射レンズのレンズタイプIDと同じである場合、投射レンズの交換を検出できない。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、交換前の投射レンズの種類と交換後の投射レンズの種類が同じであっても、投射レンズの交換を検出できる手法を提供することを解決課題とする。
本発明に係るプロジェクターの一態様は、プロジェクターであって、投射レンズを移動させる駆動部と、画像光を前記投射レンズに通して投射する投射部と、前記プロジェクターへの電力の供給が止められる第1時点での前記投射レンズの位置である第1位置と、前記第1時点より後に前記電力の供給が開始される第2時点での前記投射レンズの位置である第2位置と、に基づいて、前記投射レンズが交換されたか否かを判断する判断部と、を含むことを特徴とする。
プロジェクターへの電力の供給が止められている期間内に、投射レンズが交換された場合、交換前の投射レンズの種類と交換後の投射レンズの種類が同じであっても、電力の供給が止められている期間の前後で、投射レンズの位置が変化する可能性が高い。
この態様によれば、プロジェクターへの電力の供給が止められる第1時点での投射レンズの位置と、第1時点後に電力の供給が開始される第2時点での投射レンズの位置と、に基づいて、投射レンズが交換されたか否かが判断される。このため、交換前の投射レンズの種類と交換後の投射レンズの種類が同じであっても、投射レンズが交換されたか否かを判断可能になる。
プロジェクターへの電力の供給が止められている期間内に、投射レンズが交換された場合、交換前の投射レンズの種類と交換後の投射レンズの種類が同じであっても、電力の供給が止められている期間の前後で、投射レンズの位置が変化する可能性が高い。
この態様によれば、プロジェクターへの電力の供給が止められる第1時点での投射レンズの位置と、第1時点後に電力の供給が開始される第2時点での投射レンズの位置と、に基づいて、投射レンズが交換されたか否かが判断される。このため、交換前の投射レンズの種類と交換後の投射レンズの種類が同じであっても、投射レンズが交換されたか否かを判断可能になる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記判断部は、前記第1位置と前記第2位置が異なる場合に、前記投射レンズが交換されたと判断することが望ましい。
この態様によれば、交換前の投射レンズの種類と交換後の投射レンズの種類が同じであっても、その交換を検出可能になる。
この態様によれば、交換前の投射レンズの種類と交換後の投射レンズの種類が同じであっても、その交換を検出可能になる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記判断部は、前記第1位置と前記第2位置との距離が閾値よりも長い場合に、前記投射レンズが交換されたと判断することが望ましい。
第1位置と第2位置との少なくとも一方に誤差が含まれる可能性がある。この誤差が生じると、投射レンズが交換されていないのに、第1位置と第2位置が異なってしまう。
この態様によれば、第1位置と第2位置との距離が閾値よりも長い場合に、投射レンズが交換されたと判断する。このため、第1位置と第2位置が異なる場合に投射レンズが交換されたと判断する構成に比べて、第1位置と第2位置との少なくとも一方に誤差が含まれていても、この誤差のために、交換されていない投射レンズが交換されたと判定される確率を小さくできる。
第1位置と第2位置との少なくとも一方に誤差が含まれる可能性がある。この誤差が生じると、投射レンズが交換されていないのに、第1位置と第2位置が異なってしまう。
この態様によれば、第1位置と第2位置との距離が閾値よりも長い場合に、投射レンズが交換されたと判断する。このため、第1位置と第2位置が異なる場合に投射レンズが交換されたと判断する構成に比べて、第1位置と第2位置との少なくとも一方に誤差が含まれていても、この誤差のために、交換されていない投射レンズが交換されたと判定される確率を小さくできる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記投射レンズは、第1レンズと第2レンズとを含み、前記駆動部は、前記第1レンズと前記第2レンズとを移動させ、前記判断部は、前記第1時点での前記第1レンズの位置と前記第2時点での前記第1レンズの位置との関係と、前記第1時点での前記第2レンズの位置と前記第2時点での前記第2レンズの位置との関係と、に基づいて、前記投射レンズが交換されたか否かを判断することが望ましい。
この態様によれば、第1時点での第1レンズの位置と第2時点での第1レンズの位置との関係と、第1時点での第2レンズの位置と第2時点での第2レンズの位置との関係と、に基づいて、投射レンズが交換されたか否かが判断される。
このため、投射レンズが交換されたのに、第1時点と第2時点での第1レンズの位置関係が、偶然、投射レンズが交換されていないと判断される状態であっても、第1時点と第2時点での第2レンズの位置関係が、投射レンズが交換されたと判断される状態になっていれば、投射レンズが交換されたと判断することが可能になる。
この態様によれば、第1時点での第1レンズの位置と第2時点での第1レンズの位置との関係と、第1時点での第2レンズの位置と第2時点での第2レンズの位置との関係と、に基づいて、投射レンズが交換されたか否かが判断される。
このため、投射レンズが交換されたのに、第1時点と第2時点での第1レンズの位置関係が、偶然、投射レンズが交換されていないと判断される状態であっても、第1時点と第2時点での第2レンズの位置関係が、投射レンズが交換されたと判断される状態になっていれば、投射レンズが交換されたと判断することが可能になる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記投射レンズには、前記投射レンズの種類に応じた識別情報が付してあり、前記判断部は、さらに、前記第1時点での前記投射レンズの前記識別情報と、前記第2時点での前記投射レンズの前記識別情報と、の関係にも基づいて、前記投射レンズが交換されたか否かを判断することが望ましい。
この態様によれば、投射レンズが交換されたのに、投射レンズにおける第1時点と第2時点での位置の関係が、投射レンズが交換されていないと判断される状態になっても、第1時点での投射レンズの識別情報と第2時点での投射レンズの識別情報との関係に基づいて、投射レンズが交換されたと判断することが可能になる。
この態様によれば、投射レンズが交換されたのに、投射レンズにおける第1時点と第2時点での位置の関係が、投射レンズが交換されていないと判断される状態になっても、第1時点での投射レンズの識別情報と第2時点での投射レンズの識別情報との関係に基づいて、投射レンズが交換されたと判断することが可能になる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記投射レンズの位置を検出する検出部と、前記判断部が前記投射レンズは交換されたと判断した場合に、前記投射レンズの実際の位置と前記検出部が検出した位置との関係を計測することを促す画像光を、前記投射部に投射させる投射制御部と、をさらに含むことが望ましい。
この態様によれば、投射レンズの実際の位置と検出部が検出した位置との関係を計測することを促す画像光が投射されない構成に比べて、投射レンズが交換された場合、投射レンズの実際の位置と検出部が検出した位置との関係を計測する処理(レンズキャリブレーション)が実行されやすくなる。
この態様によれば、投射レンズの実際の位置と検出部が検出した位置との関係を計測することを促す画像光が投射されない構成に比べて、投射レンズが交換された場合、投射レンズの実際の位置と検出部が検出した位置との関係を計測する処理(レンズキャリブレーション)が実行されやすくなる。
上述したプロジェクターの一態様において、前記投射レンズの位置を検出する検出部と、前記判断部が前記投射レンズは交換されたと判断した場合に、前記投射レンズの実際の位置と前記検出部が検出した位置との関係を計測する計測部と、をさらに含むことが望ましい。
この態様によれば、投射レンズが交換された場合、投射レンズの実際の位置と検出部が検出した位置との関係を計測する処理(レンズキャリブレーション)を実行することが可能になる。
この態様によれば、投射レンズが交換された場合、投射レンズの実際の位置と検出部が検出した位置との関係を計測する処理(レンズキャリブレーション)を実行することが可能になる。
本発明に係るプロジェクターの動作制御方法の一態様は、プロジェクターの制御方法であって、画像光を生成するステップと、移動可能な投射レンズに前記画像光を通して投射するステップと、前記プロジェクターへの電力の供給が止められる第1時点での前記投射レンズの位置である第1位置と、前記第1時点より後に前記電力の供給が開始される第2時点での前記投射レンズの位置である第2位置と、に基づいて、前記投射レンズが交換されたか否かを判断するステップと、を含むことを特徴とする。
この態様によれば、交換前の投射レンズの種類と交換後の投射レンズの種類が同じであっても、投射レンズが交換されたか否かを判断可能になる。
この態様によれば、交換前の投射レンズの種類と交換後の投射レンズの種類が同じであっても、投射レンズが交換されたか否かを判断可能になる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を説明する。なお、図面において各部の寸法および縮尺は実際のものと適宜異なる。また、以下に記載する実施の形態は、本発明の好適な具体例である。このため、本実施形態には、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るプロジェクター100を示した図である。
まず、プロジェクター100の概要を説明する。
プロジェクター100は、画像光(画像)を、投射レンズユニット200が有するフォーカスレンズ201に通してスクリーンSCに投射する。スクリーンSCは、投射面の一例である。
図1は、第1実施形態に係るプロジェクター100を示した図である。
まず、プロジェクター100の概要を説明する。
プロジェクター100は、画像光(画像)を、投射レンズユニット200が有するフォーカスレンズ201に通してスクリーンSCに投射する。スクリーンSCは、投射面の一例である。
投射レンズユニット200は、プロジェクター100に対して着脱可能であり、また、交換可能である。投射レンズユニット200は、フォーカスレンズ201と、フォーカスリング202と、記憶部203と、を含む。
記憶部203は、投射レンズユニット200の種類に応じたレンズタイプIDを記憶している。レンズタイプIDは、投射レンズユニット200(フォーカスレンズ201)の種類に応じた識別情報の一例である。
フォーカスレンズ201は、投射レンズの一例である。
フォーカスリング202は、フォーカスレンズ201の光軸を回転軸として回転可能である。フォーカスレンズ201は、フォーカスリング202の回転に応じて、フォーカスレンズ201の光軸に沿って移動する。このため、フォーカスレンズ201の位置は、フォーカスリング202の位置(回転位置)と対応する。
フォーカスリング202は、フォーカスレンズ201の光軸を回転軸として回転可能である。フォーカスレンズ201は、フォーカスリング202の回転に応じて、フォーカスレンズ201の光軸に沿って移動する。このため、フォーカスレンズ201の位置は、フォーカスリング202の位置(回転位置)と対応する。
プロジェクター100は、フォーカスリング202を回転させることで、フォーカスレンズ201を移動させる。プロジェクター100は、フォーカスレンズ201を移動するごとに、移動後のフォーカスレンズ201の位置を検出する。
プロジェクター100は、フォーカスレンズ201の位置として、フォーカスリング202の位置(回転位置)を検出する。プロジェクター100は、フォーカスレンズ201の位置を検出するごとに、フォーカスレンズ201の位置の検出結果を示すフォーカスレンズ位置情報を、プロジェクター100に記憶する。
プロジェクター100は、フォーカスレンズ位置情報を既に記憶済みの状況で、フォーカスレンズ201の最新の位置を検出した場合、記憶済みのフォーカスレンズ位置情報を、フォーカスレンズ201の最新の位置を示すフォーカスレンズ位置情報に更新する。
このため、例えば、プロジェクター100への電力の供給が止められる時(以下「第1時点」とも称する)にプロジェクター100が記憶しているフォーカスレンズ位置情報は、第1時点でのフォーカスレンズ201の位置(以下「第1位置」とも称する)を示すことになる。
このため、例えば、プロジェクター100への電力の供給が止められる時(以下「第1時点」とも称する)にプロジェクター100が記憶しているフォーカスレンズ位置情報は、第1時点でのフォーカスレンズ201の位置(以下「第1位置」とも称する)を示すことになる。
また、プロジェクター100は、第1時点より後にプロジェクター100への電力の供給が開始されると、フォーカスレンズ201の位置を検出する。このときに検出されたフォーカスレンズ201の位置は、第1時点後にプロジェクター100への電力の供給が開始される時(以下「第2時点」とも称する)でのフォーカスレンズ201の位置(以下「第2位置」とも称する)を示すことになる。
ここで、プロジェクター100の搭載された投射レンズユニット200が交換された場合、第1位置は第2位置と異なる可能性が高い。プロジェクター100は、この点(投射レンズユニット200が交換された場合、第1位置は第2位置と異なる可能性が高いという点)を利用して、投射レンズユニット200の交換の有無を判断する。
プロジェクター100は、第2位置を検出すると、第1位置と第2位置とに基づいて、投射レンズユニット200(フォーカスレンズ201)が交換されたか否かを判断する。例えば、プロジェクター100は、第1位置が第2位置と異なる場合に、投射レンズユニット200が交換されたと判断する。
次に、プロジェクター100の構成について説明する。
プロジェクター100は、操作部11と、受信部12と、画像入力部21と、画像処理部22と、フレームメモリー23と、光変調部駆動部24と、光源駆動部25と、投射部30と、モーター41と、位置検出部42と、取得部43と、記憶部50と、制御部60と、を含む。
プロジェクター100は、操作部11と、受信部12と、画像入力部21と、画像処理部22と、フレームメモリー23と、光変調部駆動部24と、光源駆動部25と、投射部30と、モーター41と、位置検出部42と、取得部43と、記憶部50と、制御部60と、を含む。
操作部11は、プロジェクター100を操作するための各種操作キーを含む。例えば、操作部11は、プロジェクター100の電源オンまたは電源オフを指示するための電源キー、および、各種設定を行うためのメニューキー等を含む。操作部11は、操作キーが操作されると、操作された操作キーに対応した操作信号を制御部60に出力する。
受信部12は、リモコン300が送信した赤外線信号を受信する。リモコン300は、各種のボタンを備えており、これらのボタンの操作に応じて赤外線信号を送信する。受信部12は、リモコン300から受信した赤外線信号に応じた操作信号を、制御部60に出力する。
画像入力部21は、外部から入力された画像情報Dを受け取り、画像情報Dを画像処理部22に出力する。
画像処理部22は、制御部60の制御に従って、画像情報Dについてフレームメモリー23を用いて画像処理を施して画像信号を生成する。例えば、画像処理部22は、画像情報Dの示す画像の解像度が、投射部30の光変調部32の解像度と異なる場合、画像情報Dについて解像度を変換する処理を実行して画像信号を生成する。ここで、光変調部32は、RGBの三原色に対応した3枚の液晶パネルを備える。このため、画像処理部22は、R,G,Bの各原色に対応する画像信号を生成する。
光変調部駆動部24は、画像信号から、光変調部32の液晶パネルの動作に適したデータ信号を生成する。光変調部駆動部24は、データ信号に基づいて、光変調部32のRGBの液晶パネルの各画素に電圧を印加し、各液晶パネルに画像を描画する。
光源駆動部25は、制御部60の制御に従って、投射部30の光源部31を点灯させたり消灯させたりする。
投射部30は、画像情報Dに応じた画像光をフォーカスレンズ201に通して投射する。投射部30は、光源部31と、光変調部32と、を含む。
光源部31は、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)またはレーザー光源等からなる光源を備える。光源部31は、光源が発した光を光変調部32に導くリフレクターおよび補助リフレクターを備えてもよい。光源部31は、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群、偏光板、または、光源が発した光の光量を光変調部32に至る経路上で低減させる調光素子等(いずれも図示略)を備えてもよい。
光変調部32は、上述したように、RGBの三原色に対応した3枚の液晶パネルを備える。光変調部32の各液晶パネルは、対応する色のデータ信号に基づいて動作する。
光源部31が発した光は、不図示の光分離部によってRGBの3色の色光に分離される。RGBの色光は、それぞれ、対応する液晶パネル(光変調部32)に入射される。光変調部32の3枚の液晶パネルの各々は、透過型の液晶パネルであり、入射する光を変調して画像光を生成する。各液晶パネルで生成された画像光は、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系(不図示)によって合成されて画像光である投射画像になる。投射画像は、投射レンズユニット200のフォーカスレンズ201を通されてスクリーンSCに投射される。
モーター41は、駆動部の一例である。モーター41は、フォーカスリング202を回転させることによって、フォーカスレンズ201を移動させる。
位置検出部42は、検出部の一例である。位置検出部42は、フォーカスレンズ201の位置を検出する。位置検出部42は、フォーカスレンズ201の位置として、フォーカスリング202の位置(回転位置)を検出する。本実施形態では、位置検出部42は、フォーカスリング202の回転位置に応じて抵抗値が変化する可変抵抗を備え、この可変抵抗の抵抗値に応じた出力を、フォーカスレンズ201の位置の検出結果として出力する。なお、位置検出部42は、可変抵抗を備えた構成に限らず適宜変更可能である。
取得部43は、投射レンズユニット200の記憶部203からレンズタイプIDを取得する。
記憶部50は、コンピューター読み取り可能な記録媒体である。記憶部50は、例えば、フラッシュメモリー等である。なお、記憶部50は、フラッシュメモリーに限らず適宜変更可能である。記憶部50は、制御部60が実行する制御プログラムと、種々の情報(例えば、フォーカスレンズ位置情報、レンズタイプID)と、を記憶する。
制御部60は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のコンピューターである。制御部60は、1または複数のプロセッサーで構成されてもよい。制御部60は、記憶部50に記憶された制御プログラムを読み取り実行することによって、投射制御部61と、フォーカス制御部62と、判断部63と、レンズキャリブレーション実行部64と、を実現する。なお、制御部60を構成する1または複数のプロセッサーによって、投射制御部61と、フォーカス制御部62と、判断部63と、レンズキャリブレーション実行部64とが実現されてもよい。また、この1または複数のプロセッサーによって、画像処理部22が実現されてもよい。
投射制御部61は、操作部11または受信部12から受け取った操作信号に従って、画像処理部22と光変調部駆動部24と光源駆動部25とを制御して、投射部30に画像光(投射画像)を投射させる。
フォーカス制御部62は、操作部11または受信部12から受け取った操作信号に従って、モーター41を制御して、フォーカスレンズ201の位置を調整する。具体的には、フォーカス制御部62は、操作信号に従ってモーター41を駆動させてフォーカスリング202を回転させ、フォーカスリング202の回転に応じて、フォーカスレンズ201の位置を調整する。
また、フォーカス制御部62は、フォーカスレンズ201を移動させるごとに、位置検出部42からフォーカスレンズ201の位置の検出結果を取得する。フォーカス制御部62は、フォーカスレンズ201の位置の検出結果を示すフォーカスレンズ位置情報を、記憶部50に記憶する。
フォーカス制御部62は、記憶部50にフォーカスレンズ位置情報が既に記憶されている状況で、新たにフォーカスレンズ201の位置の検出結果を取得した場合、記憶済みのフォーカスレンズ位置情報を、フォーカスレンズ201の最新の位置を示すフォーカスレンズ位置情報に更新する。
フォーカス制御部62は、記憶部50にフォーカスレンズ位置情報が既に記憶されている状況で、新たにフォーカスレンズ201の位置の検出結果を取得した場合、記憶済みのフォーカスレンズ位置情報を、フォーカスレンズ201の最新の位置を示すフォーカスレンズ位置情報に更新する。
判断部63は、投射レンズユニット200(フォーカスレンズ201)が交換されたか否かを判断する。
判断部63は、プロジェクター100への電力の供給が開始されたときに記憶部50にフォーカスレンズ位置情報が記憶されていると、位置検出部42からフォーカスレンズ201の位置の検出結果を取得する。続いて、判断部63は、フォーカスレンズ位置情報が示すフォーカスレンズ201の位置(第1位置)と、位置検出部42から取得したフォーカスレンズ201の位置の検出結果(第2位置)と、に基づいて、投射レンズユニット200が交換されたか否かを判断する。例えば、判断部63は、第1位置と第2位置が異なる場合に、投射レンズユニット200が交換されたと判断する。
判断部63は、プロジェクター100への電力の供給が開始されたときに記憶部50にフォーカスレンズ位置情報が記憶されていると、位置検出部42からフォーカスレンズ201の位置の検出結果を取得する。続いて、判断部63は、フォーカスレンズ位置情報が示すフォーカスレンズ201の位置(第1位置)と、位置検出部42から取得したフォーカスレンズ201の位置の検出結果(第2位置)と、に基づいて、投射レンズユニット200が交換されたか否かを判断する。例えば、判断部63は、第1位置と第2位置が異なる場合に、投射レンズユニット200が交換されたと判断する。
また、判断部63は、プロジェクター100への電力の供給が開始されると、取得部43からレンズタイプIDを取得する。判断部63は、レンズタイプIDを取得した際に、記憶部50にレンズタイプIDが記憶されていない場合、取得したレンズタイプIDを記憶部50に記憶する。一方、判断部63は、レンズタイプIDを取得した際に記憶部50にレンズタイプIDが既に記憶されている場合、記憶部50に記憶されているレンズタイプIDと、取得したレンズタイプIDと、の関係にも基づいて、投射レンズユニット200が交換されたか否かを判断する。ここで、記憶部50に記憶されているレンズタイプIDは、第1時点でのレンズタイプIDであり、取得部43から取得されたレンズタイプIDは、第2時点でのレンズタイプIDである。
判断部63が投射レンズユニット200は交換されたと判断した場合、投射制御部61は、画像処理部22と光変調部駆動部24と光源駆動部25を制御して、レンズキャリブレーションを促す画像光を投射部30に投射させる。レンズキャリブレーションを促す画像光は、フォーカスレンズ201の実際の位置と位置検出部42が検出した位置との関係を計測することを促す画像光の一例である。
レンズキャリブレーションは、フォーカスレンズ201の実際の位置と位置検出部42が検出した位置との関係を計測する処理である。
本実施形態では、フォーカスレンズ201の移動可能な範囲は、フォーカスリング202が回転可能な範囲に対応する。このため、レンズキャリブレーションでは、まず、モーター41の回転によってフォーカスリング202が回転可能な範囲の一端まで回転され、その時の位置検出部42の出力(検出結果)が記録される。続いて、モーター41の回転によってフォーカスリング202が回転可能な範囲の他端まで回転され、その時の位置検出部42の出力(検出結果)が記録される。
本実施形態では、フォーカスレンズ201の移動可能な範囲は、フォーカスリング202が回転可能な範囲に対応する。このため、レンズキャリブレーションでは、まず、モーター41の回転によってフォーカスリング202が回転可能な範囲の一端まで回転され、その時の位置検出部42の出力(検出結果)が記録される。続いて、モーター41の回転によってフォーカスリング202が回転可能な範囲の他端まで回転され、その時の位置検出部42の出力(検出結果)が記録される。
レンズキャリブレーション実行部64は、モーター41と位置検出部42を用いて、レンズキャリブレーションを実行する。レンズキャリブレーション実行部64は、計測部の一例である。
次に、動作を説明する。
以下では、説明の簡略化を図るため、プロジェクター100への電力の供給が止められている期間内に、投射レンズユニット200が、投射レンズユニット200Aから投射レンズユニット200Bに交換されたとする。
以下では、説明の簡略化を図るため、プロジェクター100への電力の供給が止められている期間内に、投射レンズユニット200が、投射レンズユニット200Aから投射レンズユニット200Bに交換されたとする。
図2は、交換前の投射レンズユニット200Aのフォーカスレンズ201が移動可能な範囲SAと、交換後の投射レンズユニット200Bのフォーカスレンズ201が移動可能な範囲SBと、位置検出部42が出力可能な出力値の範囲SDの関係を示した図である。範囲SDは、0〜255の範囲とする。位置検出部42は、フォーカスレンズ201の位置を0〜255のいずれかの値で示す。
図2に示した例では、範囲SAを位置検出部42の出力値で表すと「30〜245」となる。また、範囲SBを位置検出部42の出力値で表すと「10〜225」となる。
このため、フォーカス制御部62は、投射レンズユニット200Aが搭載されている場合には、位置検出部42の出力値が「30〜245」となる範囲で、フォーカスレンズ201を移動させる。
一方、投射レンズユニット200Bが搭載されている場合には、フォーカス制御部62は、位置検出部42の出力値が「10〜225」となる範囲で、フォーカスレンズ201を移動させることが好ましい。
しかしながら、投射レンズユニット200Bへの交換の後にレンズキャリブレーションが実行されない場合、フォーカス制御部62は、位置検出部42の出力値が「30〜245」となる範囲で、フォーカスレンズ201を移動させてしまい、フォーカスレンズ201の位置を適切に制御することができなくなってしまう。
このため、本実施形態では、投射レンズユニット200Bへの交換を検出して、その交換を利用者に通知してレンズキャリブレーションの実行を促す。
このため、フォーカス制御部62は、投射レンズユニット200Aが搭載されている場合には、位置検出部42の出力値が「30〜245」となる範囲で、フォーカスレンズ201を移動させる。
一方、投射レンズユニット200Bが搭載されている場合には、フォーカス制御部62は、位置検出部42の出力値が「10〜225」となる範囲で、フォーカスレンズ201を移動させることが好ましい。
しかしながら、投射レンズユニット200Bへの交換の後にレンズキャリブレーションが実行されない場合、フォーカス制御部62は、位置検出部42の出力値が「30〜245」となる範囲で、フォーカスレンズ201を移動させてしまい、フォーカスレンズ201の位置を適切に制御することができなくなってしまう。
このため、本実施形態では、投射レンズユニット200Bへの交換を検出して、その交換を利用者に通知してレンズキャリブレーションの実行を促す。
図3は、プロジェクター100の動作のうち、投射レンズユニット200の交換に関する動作を説明するためのフローチャートである。記憶部50には、第1位置(プロジェクター100への電力の供給が止められる第1時点での投射レンズユニット200Aのフォーカスレンズ201の位置)を示すフォーカスレンズ位置情報と、第1時点での投射レンズユニット200AのレンズタイプIDとが記憶されているとする。
操作部11またはリモコン300の電源キーが操作され、プロジェクター100への電力の供給が開始されると、判断部63は、取得部43に、記憶部203からレンズタイプIDを取得させ、そのレンズタイプIDを取得部43から取得する。続いて、判断部63は、位置検出部42に、フォーカスリング202の位置を、フォーカスレンズ201の位置として検出させ、その検出結果を位置検出部42から取得する(ステップS1)。
ここで、ステップS1で取得されたレンズタイプIDは、第2時点のレンズタイプIDであり、ステップS1で取得されたフォーカスレンズ201の位置は、第2時点のフォーカスレンズ201の位置(第2位置)である。
ここで、ステップS1で取得されたレンズタイプIDは、第2時点のレンズタイプIDであり、ステップS1で取得されたフォーカスレンズ201の位置は、第2時点のフォーカスレンズ201の位置(第2位置)である。
続いて、判断部63は、記憶部50からレンズタイプIDを読み出す(ステップS2)。このレンズタイプIDは、第1時点のレンズタイプIDである。
続いて、判断部63は、ステップS2で取得した第1時点のレンズタイプIDが、ステップS1で取得した第2時点のレンズタイプIDと同じであると(ステップS3:YES)、記憶部50から、フォーカスレンズ位置情報を読み出す(ステップS4)。ここで、ステップS4で読み出されたフォーカスレンズ位置情報は、第1時点のフォーカスレンズ201の位置(第1位置)を示す。
続いて、判断部63は、ステップS4で読み出したフォーカスレンズ位置情報が示す第1位置が、ステップS1で取得した第2位置と異なっていると(ステップS5:NO)、投射レンズユニット200が交換されたと判断する。
ステップS5に応じて判断部63が投射レンズユニット200は交換されたと判断すると、投射制御部61は、画像処理部22と光変調部駆動部24と光源駆動部25を制御して、レンズキャリブレーションを促す画像光(例えば、「レンズキャリブレーションを行ってください」という文言を示すメッセージ)を、投射部30に投射させる(ステップS6)。
例えば、投射制御部61は、光源駆動部25に対して、光源部31を点灯させる点灯指示を出力し、また、光変調部駆動部24に対して、光変調部駆動部24を動作させる動作指示を出力し、また、画像処理部22に、レンズキャリブレーションを促す画像を示すレンズキャリブレーション画像情報を出力する。
画像処理部22は、レンズキャリブレーション画像情報を受け取ると、レンズキャリブレーション画像情報について画像処理を施して画像信号を生成し、この画像信号を光変調部駆動部24に出力する。光変調部駆動部24は、この画像信号に基づいて光変調部32を駆動する。このため、投射部30は、レンズキャリブレーションを促す画像光を、フォーカスレンズ201に通してスクリーンSCに投射する。
画像処理部22は、レンズキャリブレーション画像情報を受け取ると、レンズキャリブレーション画像情報について画像処理を施して画像信号を生成し、この画像信号を光変調部駆動部24に出力する。光変調部駆動部24は、この画像信号に基づいて光変調部32を駆動する。このため、投射部30は、レンズキャリブレーションを促す画像光を、フォーカスレンズ201に通してスクリーンSCに投射する。
使用者は、スクリーンSCに投射されたレンズキャリブレーションを促す画像を見て、レンズキャリブレーションが必要と認識すると、例えば、操作部11を操作して、レンズキャリブレーションの実行指示を入力する。操作部11は、レンズキャリブレーションの実行指示を受け取ると、レンズキャリブレーションの実行指示に応じた操作信号を制御部60に出力する。
制御部60のレンズキャリブレーション実行部64は、レンズキャリブレーションの実行指示に応じた操作信号に応じて、レンズキャリブレーションを実行する。
制御部60のレンズキャリブレーション実行部64は、レンズキャリブレーションの実行指示に応じた操作信号に応じて、レンズキャリブレーションを実行する。
その後、プロジェクター100は、通常の稼働を実行する。通常稼働中に、操作部11またはリモコン300が操作されて、フォーカス制御部62がモーター41を駆動してフォーカスレンズ201を移動すると、フォーカス制御部62は、位置検出部42からフォーカスレンズ201の位置の検出結果を取得する。続いて、フォーカス制御部62は、記憶部50に記憶されているフォーカスレンズ位置情報を、フォーカスレンズ201の最新の位置を示すフォーカスレンズ位置情報に更新する(ステップS7)。
以下、操作部11またはリモコン300の電源キーが操作されて、プロジェクター100への電力の供給が停止されるまで(ステップS8:NO)、ステップS7が実行される。プロジェクター100への電力の供給が停止されると(ステップS8:YES)、プロジェクター100は動作を停止する。
また、ステップS3で、第1時点のレンズタイプIDと第2時点のレンズタイプIDが異なる場合(ステップS3:NO)、判断部63は、投射レンズユニット200が交換されたと判断する。
ステップS3に応じて判断部63が投射レンズユニット200は交換されたと判断すると、判断部63は、記憶部50に記憶されている第1時点のレンズタイプIDを、ステップS1で取得した第2時点のレンズタイプIDに更新する(ステップS9)。このため、記憶部50には、交換後の投射レンズユニット200BのレンズタイプIDが記憶されることになる。その後、ステップS6が実行される。
なお、ステップS2で、第1時点のレンズタイプIDが記憶部50に記憶されていない場合にも、ステップS9が実行される。
ステップS3に応じて判断部63が投射レンズユニット200は交換されたと判断すると、判断部63は、記憶部50に記憶されている第1時点のレンズタイプIDを、ステップS1で取得した第2時点のレンズタイプIDに更新する(ステップS9)。このため、記憶部50には、交換後の投射レンズユニット200BのレンズタイプIDが記憶されることになる。その後、ステップS6が実行される。
なお、ステップS2で、第1時点のレンズタイプIDが記憶部50に記憶されていない場合にも、ステップS9が実行される。
また、ステップS5で、第1位置が第2位置と異なる場合、ステップS6が実行される。なお、ステップS4で、第1位置を示すフォーカスレンズ位置情報が記憶部50に記憶されていない場合にも、ステップS6が実行される。
本実施形態に応じたプロジェクター100およびプロジェクター100の制御方法では、交換前のフォーカスレンズ201の位置と、交換後のフォーカスレンズ201の位置とが一致する可能性は低いことを利用して、フォーカスレンズ201が交換されたか否かが判断される。具体的には、プロジェクター100への電力の供給が止められる第1時点でのフォーカスレンズ201の位置と、第1時点後に電力の供給が開始される第2時点でのフォーカスレンズ201の位置と、に基づいて、フォーカスレンズ201が交換されたか否かが判断される。このため、交換前の投射レンズユニット200Aの種類が交換後の投射レンズユニット200Bの種類と同じであっても、投射レンズユニット200が交換されたか否かを判断可能になる。
また、本実施形態では、投射レンズユニット200に、追加部品および追加機構のいずれも必要とせずに、同一レンズタイプの投射レンズユニット200の交換を検出することができる。例えば、以下に示す比較例1および比較例2では、追加部品が必要になる。
<比較例1>
比較例1では、投射レンズユニット200ごとに個別のシリアルIDが記録され、プロジェクター100が、投射レンズユニット200の個別のシリアルIDを確認することで、投射レンズユニット200の交換を検出する。
比較例1では、投射レンズユニット200に、個別のシリアルIDを記憶する専用部品(例えば、シリアルID記憶用の専用IC(Integrated Circuit))が追加部品として必要になる。また、比較例1は、シリアルIDが記憶されていない既に流通している投射レンズユニット200を使用できないという問題を有する。
なお、本実施形態のように、投射レンズユニット200を識別するための情報が、レンズタイプIDだけであれば、複数接点によるビット検出で実現できシンプルな構成を取ることができる。
比較例1では、投射レンズユニット200ごとに個別のシリアルIDが記録され、プロジェクター100が、投射レンズユニット200の個別のシリアルIDを確認することで、投射レンズユニット200の交換を検出する。
比較例1では、投射レンズユニット200に、個別のシリアルIDを記憶する専用部品(例えば、シリアルID記憶用の専用IC(Integrated Circuit))が追加部品として必要になる。また、比較例1は、シリアルIDが記憶されていない既に流通している投射レンズユニット200を使用できないという問題を有する。
なお、本実施形態のように、投射レンズユニット200を識別するための情報が、レンズタイプIDだけであれば、複数接点によるビット検出で実現できシンプルな構成を取ることができる。
<比較例2>
比較例2は、投射レンズユニット200の交換に伴うレンズキャリブレーションを不要にして、投射レンズユニット200の交換の検出を不要にする例である。
比較例2では、工場にて各投射レンズユニット200に対しレンズキャリブレーションが実行され、このレンズキャリブレーション結果が投射レンズユニット200に記録される。このため、比較例2でも、投射レンズユニット200に、レンズキャリブレーション結果を記録するための専用部品(例えば、レンズキャリブレーション結果記憶用の専用IC)が追加部品として必要になる。また、比較例2は、レンズキャリブレーション結果が記憶されていない既に流通している投射レンズユニット200を使用できないという問題を有する。
また、比較例2では、工場にて、レンズキャリブレーションが実行され、さらにレンズキャリブレーション結果の書込みが行われるため、工場のリードタイムが増加してしまうという問題が生じる。
比較例2は、投射レンズユニット200の交換に伴うレンズキャリブレーションを不要にして、投射レンズユニット200の交換の検出を不要にする例である。
比較例2では、工場にて各投射レンズユニット200に対しレンズキャリブレーションが実行され、このレンズキャリブレーション結果が投射レンズユニット200に記録される。このため、比較例2でも、投射レンズユニット200に、レンズキャリブレーション結果を記録するための専用部品(例えば、レンズキャリブレーション結果記憶用の専用IC)が追加部品として必要になる。また、比較例2は、レンズキャリブレーション結果が記憶されていない既に流通している投射レンズユニット200を使用できないという問題を有する。
また、比較例2では、工場にて、レンズキャリブレーションが実行され、さらにレンズキャリブレーション結果の書込みが行われるため、工場のリードタイムが増加してしまうという問題が生じる。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、次に述べるような各種の変形が可能である。また、次に述べる変形の態様の中から任意に選択された一または複数の変形を適宜組み合わせることもできる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、次に述べるような各種の変形が可能である。また、次に述べる変形の態様の中から任意に選択された一または複数の変形を適宜組み合わせることもできる。
<変形例1>
投射レンズユニット200に含まれる複数のレンズの位置を用いて、投射レンズユニット200が交換されたか否かが判断されてもよい。
投射レンズユニット200に含まれる複数のレンズの位置を用いて、投射レンズユニット200が交換されたか否かが判断されてもよい。
図4は、変形例1のプロジェクター100を示した図である。
変形例1では、投射レンズユニット200は、フォーカスレンズ201と、フォーカスリング202と、記憶部203に加えて、ズームレンズ204と、ズームリング205とを含む。
変形例1では、投射レンズユニット200は、フォーカスレンズ201と、フォーカスリング202と、記憶部203に加えて、ズームレンズ204と、ズームリング205とを含む。
フォーカスレンズ201は、第1レンズの一例である。ズームレンズ204は、第2レンズの一例である。フォーカスレンズ201とズームレンズ204は、投射レンズに含まれる。
ズームリング205は、ズームレンズ204の光軸を回転軸として回転可能である。ズームレンズ204は、ズームリング205の回転に応じて、ズームレンズ204の光軸に沿って移動する。このため、ズームレンズ204の位置は、ズームリング205の位置(回転位置)と対応する。
また、変形例1では、プロジェクター100は、さらに、モーター44と位置検出部45を含む。制御部60は、記憶部50に記憶された制御プログラムを読み取り実行することによって、さらに、ズーム制御部65を実現する。また、制御部60は、制御プログラムを読み取り実行することによって、判断部63の代わりに判断部63aを実現する。
モーター44は、モーター41と共に、駆動部に含まれる。モーター44は、ズームリング205を回転させることによって、ズームレンズ204を移動させる。
位置検出部45は、ズームレンズ204の位置を検出する。位置検出部45は、ズームレンズ204の位置として、ズームリング205の位置(回転位置)を検出する。位置検出部45は、ズームリング205の回転位置に応じて抵抗値が変化する可変抵抗を備え、この可変抵抗の抵抗値に応じた出力を、ズームレンズ204の位置の検出結果として出力する。なお、位置検出部45は、可変抵抗を備えた構成に限らず適宜変更可能である。
ズーム制御部65は、操作部11または受信部12から受け取った操作信号に従って、モーター44を制御して、ズームレンズ204の位置を調整する。具体的には、ズーム制御部65は、操作信号に従ってモーター44を駆動させてズームリング205を回転させ、ズームリング205の回転に応じて、ズームレンズ204の位置を調整する。
また、ズーム制御部65は、ズームレンズ204を移動させるごとに、位置検出部45からズームレンズ204の位置の検出結果を取得する。ズーム制御部65は、ズームレンズ204の位置の検出結果を示すズームレンズ位置情報を、記憶部50に記憶する。
ズーム制御部65は、記憶部50にズームレンズ位置情報が既に記憶されている状況で、新たにズームレンズ204の位置の検出結果を取得した場合、記憶済みのズームレンズ位置情報を、ズームレンズ204の最新の位置を示すズームレンズ位置情報に更新する。
ズーム制御部65は、記憶部50にズームレンズ位置情報が既に記憶されている状況で、新たにズームレンズ204の位置の検出結果を取得した場合、記憶済みのズームレンズ位置情報を、ズームレンズ204の最新の位置を示すズームレンズ位置情報に更新する。
判断部63aは、判断部63が有する機能に加えて、以下の機能を有する。
判断部63aは、第1時点でのフォーカスレンズ201の位置と第2時点でのフォーカスレンズ201の位置との関係と、第1時点でのズームレンズ204の位置と第2時点でのズームレンズ204の位置との関係と、に基づいて、投射レンズユニット200(フォーカスレンズ201とズームレンズ204)が交換されたか否かを判断する。
判断部63aは、第1時点でのフォーカスレンズ201の位置と第2時点でのフォーカスレンズ201の位置との関係と、第1時点でのズームレンズ204の位置と第2時点でのズームレンズ204の位置との関係と、に基づいて、投射レンズユニット200(フォーカスレンズ201とズームレンズ204)が交換されたか否かを判断する。
判断部63aは、プロジェクター100への電力の供給が開始されたときに、記憶部50にズームレンズ位置情報が記憶されていると、位置検出部45からズームレンズ204の位置の検出結果を取得する。プロジェクター100への電力の供給が開始されたときに記憶部50にズームレンズ位置情報が記憶されている場合、ズームレンズ位置情報が示すズームレンズ204の位置は、第1時点のズームレンズ204の位置であり、位置検出部45から取得したズームレンズ204の位置は、第2時点のズームレンズ204の位置である。
続いて、判断部63aは、第1時点のレンズタイプIDが第2時点のレンズタイプIDと異なるか、または、第1位置が第2位置と異なるか、または、第1時点のズームレンズ204の位置が第2時点のズームレンズ204の位置と異なる場合、投射レンズユニット200(フォーカスレンズ201とズームレンズ204)が交換されたと判断する。
変形例1によれば、例えば、投射レンズユニット200が交換されたのに、第1時点と第2時点でのフォーカスレンズ201の位置が偶然同じになっても、第1時点と第2時点でのズームレンズ204の位置が異なっていれば、投射レンズユニット200が交換されたと判断することが可能になる。このため、第1実施形態に比べて、投射レンズユニット200が交換されたのに交換されていないと判断される確率を小さくできる。
<変形例2>
第1実施形態において、判断部63は、第1位置と第2位置が異なる場合に投射レンズユニット200が交換されたと判断する代わりに、第1位置と第2位置との距離が閾値よりも長い場合に、投射レンズユニット200が交換されたと判断してもよい。この場合、閾値は記憶部50に記憶され、判断部63は記憶部50から閾値を読み出す。
第1実施形態において、判断部63は、第1位置と第2位置が異なる場合に投射レンズユニット200が交換されたと判断する代わりに、第1位置と第2位置との距離が閾値よりも長い場合に、投射レンズユニット200が交換されたと判断してもよい。この場合、閾値は記憶部50に記憶され、判断部63は記憶部50から閾値を読み出す。
位置検出部42が検出した第1位置と第2位置との少なくとも一方に誤差が含まれるおそれがある。上述した第1実施形態では、第1位置と第2位置との少なくとも一方に誤差が含まれていると、投射レンズユニット200が交換されていなくても第1位置が第2位置と異なり、投射レンズユニット200が交換されたと誤判断されてしまう。
変形例2では、第1位置と第2位置との距離が閾値よりも長い場合に、投射レンズが交換されたと判断する。このため、第1実施形態に比べて、第1位置と第2位置との少なくとも一方に誤差が含まれていても、この誤差のために、交換されていない投射レンズユニット200が交換されたと誤判定される確率を小さくできる。
変形例2では、第1位置と第2位置との距離が閾値よりも長い場合に、投射レンズが交換されたと判断する。このため、第1実施形態に比べて、第1位置と第2位置との少なくとも一方に誤差が含まれていても、この誤差のために、交換されていない投射レンズユニット200が交換されたと誤判定される確率を小さくできる。
<変形例3>
変形例1において、判断部63aは、第1時点のレンズタイプIDが第2時点のレンズタイプIDと異なるか、または、第1位置と第2位置との距離が第1閾値よりも長いか、または、第1時点のズームレンズ204の位置と第2時点のズームレンズ204の位置との距離が第2閾値よりも長い場合、投射レンズユニット200が交換されたと判断してもよい。この場合、第1閾値と第2閾値は記憶部50に記憶され、判断部63aは記憶部50から第1閾値と第2閾値とを読み出す。
変形例1において、判断部63aは、第1時点のレンズタイプIDが第2時点のレンズタイプIDと異なるか、または、第1位置と第2位置との距離が第1閾値よりも長いか、または、第1時点のズームレンズ204の位置と第2時点のズームレンズ204の位置との距離が第2閾値よりも長い場合、投射レンズユニット200が交換されたと判断してもよい。この場合、第1閾値と第2閾値は記憶部50に記憶され、判断部63aは記憶部50から第1閾値と第2閾値とを読み出す。
図5は、変形例3での判定例1を説明するための図である。
判定例1では、第1閾値および第2閾値として「15」が用いられ、第1時点のレンズタイプIDが第2時点のレンズタイプIDと同一であるとする。
判定例1では、第1位置が「86」であり、第2位置が「86」であり、第1位置と第2位置との距離が「0」となる。よって、第1位置と第2位置との距離は、第1閾値以下である。
また、判定例1では、第1時点のズームレンズ204の位置が「155」であり、第2時点のズームレンズ204の位置が「149」であり、第1時点のズームレンズ204の位置と第2時点のズームレンズ204の位置との距離が「6」となる。よって第1時点のズームレンズ204の位置と第2時点のズームレンズ204の位置との距離は、第2閾値以下である。
このため、判定例1では、判断部63aは、投射レンズユニット200が交換されていないと判断する。
判定例1では、第1閾値および第2閾値として「15」が用いられ、第1時点のレンズタイプIDが第2時点のレンズタイプIDと同一であるとする。
判定例1では、第1位置が「86」であり、第2位置が「86」であり、第1位置と第2位置との距離が「0」となる。よって、第1位置と第2位置との距離は、第1閾値以下である。
また、判定例1では、第1時点のズームレンズ204の位置が「155」であり、第2時点のズームレンズ204の位置が「149」であり、第1時点のズームレンズ204の位置と第2時点のズームレンズ204の位置との距離が「6」となる。よって第1時点のズームレンズ204の位置と第2時点のズームレンズ204の位置との距離は、第2閾値以下である。
このため、判定例1では、判断部63aは、投射レンズユニット200が交換されていないと判断する。
図6は、変形例3での判定例2を説明するための図である。
判定例2でも、第1閾値および第2閾値として「15」が用いられ、第1時点のレンズタイプIDが第2時点のレンズタイプIDと同一であるとする。
判定例2では、第1位置が「86」であり、第2位置が「15」であり、第1位置と第2位置との距離が「71」となる。よって、第1位置と第2位置との距離は、第1閾値よりも長い。
また、判定例2では、第1時点のズームレンズ204の位置が「155」であり、第2時点のズームレンズ204の位置が「150」であり、第1時点のズームレンズ204の位置と第2時点のズームレンズ204の位置との距離が「5」となる。よって第1時点のズームレンズ204の位置と第2時点のズームレンズ204の位置との距離は、第2閾値以下である。
このため、判定例2では、判断部63aは、投射レンズユニット200が交換されたと判断する。
判定例2でも、第1閾値および第2閾値として「15」が用いられ、第1時点のレンズタイプIDが第2時点のレンズタイプIDと同一であるとする。
判定例2では、第1位置が「86」であり、第2位置が「15」であり、第1位置と第2位置との距離が「71」となる。よって、第1位置と第2位置との距離は、第1閾値よりも長い。
また、判定例2では、第1時点のズームレンズ204の位置が「155」であり、第2時点のズームレンズ204の位置が「150」であり、第1時点のズームレンズ204の位置と第2時点のズームレンズ204の位置との距離が「5」となる。よって第1時点のズームレンズ204の位置と第2時点のズームレンズ204の位置との距離は、第2閾値以下である。
このため、判定例2では、判断部63aは、投射レンズユニット200が交換されたと判断する。
変形例3では、位置検出部42の検出結果および位置検出部45の検出結果に誤差が含まれていても、この誤差のために、交換されていない投射レンズユニット200が交換されたと誤判定される確率を小さくできる。
なお、第1閾値および第2閾値は「15」に限らず、それぞれ適宜変更可能である。
なお、第1閾値および第2閾値は「15」に限らず、それぞれ適宜変更可能である。
<変形例4>
投射レンズユニット200が、投射レンズの位置を移動させるディストーションリングを備えている場合、例えば、位置検出部42は、フォーカスリング202の位置(回転位置)の代わりに、ディスト―ションリングの位置(回転位置)を投射レンズの位置として検出してもよい。
投射レンズユニット200が、投射レンズの位置を移動させるディストーションリングを備えている場合、例えば、位置検出部42は、フォーカスリング202の位置(回転位置)の代わりに、ディスト―ションリングの位置(回転位置)を投射レンズの位置として検出してもよい。
<変形例5>
位置検出部42は、フォーカスリング202の位置ではなく、フォーカスレンズ201の位置を直接検出してもよい。また、位置検出部45は、ズームリング205の位置ではなく、ズームレンズ204の位置を直接検出してもよい。
位置検出部42は、フォーカスリング202の位置ではなく、フォーカスレンズ201の位置を直接検出してもよい。また、位置検出部45は、ズームリング205の位置ではなく、ズームレンズ204の位置を直接検出してもよい。
<変形例6>
判断部63は、第1時点のレンズタイプIDと第2時点のレンズタイプIDとの関係にかかわらずに、第1位置と第2位置との関係に基づいて、投射レンズユニット200が交換されたか否かを判断してもよい。この場合、レンズタイプIDを取得する必要がないので、取得部43が省略されてもよい。
また、判断部63aは、第1時点のレンズタイプIDと第2時点のレンズタイプIDとの関係にかかわらずに、第1位置と第2位置との関係と、第1時点でのズームレンズ204の位置と第2時点でのズームレンズ204の位置との関係と、に基づいて、投射レンズユニット200が交換されたか否かを判断してもよい。この場合も、レンズタイプIDを取得する必要がないので、取得部43が省略されてもよい。
判断部63は、第1時点のレンズタイプIDと第2時点のレンズタイプIDとの関係にかかわらずに、第1位置と第2位置との関係に基づいて、投射レンズユニット200が交換されたか否かを判断してもよい。この場合、レンズタイプIDを取得する必要がないので、取得部43が省略されてもよい。
また、判断部63aは、第1時点のレンズタイプIDと第2時点のレンズタイプIDとの関係にかかわらずに、第1位置と第2位置との関係と、第1時点でのズームレンズ204の位置と第2時点でのズームレンズ204の位置との関係と、に基づいて、投射レンズユニット200が交換されたか否かを判断してもよい。この場合も、レンズタイプIDを取得する必要がないので、取得部43が省略されてもよい。
<変形例7>
レンズキャリブレーション実行部64は、投射レンズユニット200が交換されたと判断された場合に、自動的にレンズキャリブレーションを実行してもよい。
レンズキャリブレーション実行部64は、投射レンズユニット200が交換されたと判断された場合に、自動的にレンズキャリブレーションを実行してもよい。
<変形例8>
レンズタイプIDと第2位置との組合せによって、投射レンズユニット200を個体識別することがおおよそ可能となる。そこで、レンズキャリブレーション実行部64が、レンズキャリブレーションの実行結果を、レンズタイプIDと第2位置との組合せに関連づけて、記憶部50に記憶すれば、レンズキャリブレーションの実行結果を投射レンズユニット200ごとに保存することが可能になる。この場合、レンズキャリブレーション実行部64は、一度、レンズキャリブレーションを実行した投射レンズユニット200に対しては、再度レンズキャリブレーションを実行せずに、記憶部50に記憶されているレンズキャリブレーションの実行結果を再利用することが可能になる。
レンズタイプIDと第2位置との組合せによって、投射レンズユニット200を個体識別することがおおよそ可能となる。そこで、レンズキャリブレーション実行部64が、レンズキャリブレーションの実行結果を、レンズタイプIDと第2位置との組合せに関連づけて、記憶部50に記憶すれば、レンズキャリブレーションの実行結果を投射レンズユニット200ごとに保存することが可能になる。この場合、レンズキャリブレーション実行部64は、一度、レンズキャリブレーションを実行した投射レンズユニット200に対しては、再度レンズキャリブレーションを実行せずに、記憶部50に記憶されているレンズキャリブレーションの実行結果を再利用することが可能になる。
<変形例9>
プロジェクター100の使用態様は、スクリーンSCに対して正面から投射画像を投射するフロントプロジェクション型の態様、および、透過型のスクリーンSCの背面に投射画像を投射する背面投射型の態様のいずれでもよい。
プロジェクター100の使用態様は、スクリーンSCに対して正面から投射画像を投射するフロントプロジェクション型の態様、および、透過型のスクリーンSCの背面に投射画像を投射する背面投射型の態様のいずれでもよい。
<変形例10>
光変調部32として液晶ライトバルブが用いられたが、光変調部32は液晶ライトバルブに限らず適宜変更可能である。例えば、光変調部32は、3枚の反射型の液晶パネルを用いた構成であってもよい。また、光変調部32は、1枚の液晶パネルを用いた方式、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスを用いた方式等の構成であってもよい。光変調部32として1枚のみの液晶パネルまたはDMDが用いられる場合には、色分離光学系および色合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネルおよびDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な構成は、光変調装置として採用できる。
光変調部32として液晶ライトバルブが用いられたが、光変調部32は液晶ライトバルブに限らず適宜変更可能である。例えば、光変調部32は、3枚の反射型の液晶パネルを用いた構成であってもよい。また、光変調部32は、1枚の液晶パネルを用いた方式、3枚のデジタルミラーデバイス(DMD)を用いた方式、1枚のデジタルミラーデバイスを用いた方式等の構成であってもよい。光変調部32として1枚のみの液晶パネルまたはDMDが用いられる場合には、色分離光学系および色合成光学系に相当する部材は不要である。また、液晶パネルおよびDMD以外にも、光源が発した光を変調可能な構成は、光変調装置として採用できる。
<変形例11>
制御部60が制御プロクラムを読み取り実行することによって実現される要素の全部または一部は、例えばFPGA(field programmable gate array)またはASIC(Application Specific IC)等の電子回路によりハードウェアで実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現されてもよい。
制御部60が制御プロクラムを読み取り実行することによって実現される要素の全部または一部は、例えばFPGA(field programmable gate array)またはASIC(Application Specific IC)等の電子回路によりハードウェアで実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現されてもよい。
200…投射レンズユニット、201…フォーカスレンズ、202…フォーカスリング、30…投射部、41…モーター、42…位置検出部、61…投射制御部、62…フォーカス制御部、63…判断部、64…レンズキャリブレーション実行部。
Claims (8)
- プロジェクターであって、
投射レンズを移動させる駆動部と、
画像光を前記投射レンズに通して投射する投射部と、
前記プロジェクターへの電力の供給が止められる第1時点での前記投射レンズの位置である第1位置と、前記第1時点より後に前記電力の供給が開始される第2時点での前記投射レンズの位置である第2位置と、に基づいて、前記投射レンズが交換されたか否かを判断する判断部と、
を含むことを特徴とするプロジェクター。 - 前記判断部は、前記第1位置と前記第2位置が異なる場合に、前記投射レンズが交換されたと判断することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
- 前記判断部は、前記第1位置と前記第2位置との距離が閾値よりも長い場合に、前記投射レンズが交換されたと判断することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
- 前記投射レンズは、第1レンズと第2レンズとを含み、
前記駆動部は、前記第1レンズと前記第2レンズとを移動させ、
前記判断部は、前記第1時点での前記第1レンズの位置と前記第2時点での前記第1レンズの位置との関係と、前記第1時点での前記第2レンズの位置と前記第2時点での前記第2レンズの位置との関係と、に基づいて、前記投射レンズが交換されたか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。 - 前記投射レンズには、前記投射レンズの種類に応じた識別情報が付してあり、
前記判断部は、さらに、前記第1時点での前記投射レンズの前記識別情報と、前記第2時点での前記投射レンズの前記識別情報と、の関係にも基づいて、前記投射レンズが交換されたか否かを判断することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のプロジェクター。 - 前記投射レンズの位置を検出する検出部と、
前記判断部が前記投射レンズは交換されたと判断した場合に、前記投射レンズの実際の位置と前記検出部が検出した位置との関係を計測することを促す画像光を、前記投射部に投射させる投射制御部と、をさらに含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプロジェクター。 - 前記投射レンズの位置を検出する検出部と、
前記判断部が前記投射レンズは交換されたと判断した場合に、前記投射レンズの実際の位置と前記検出部が検出した位置との関係を計測する計測部と、をさらに含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプロジェクター。 - プロジェクターの制御方法であって、
画像光を生成するステップと、
移動可能な投射レンズに前記画像光を通して投射するステップと、
前記プロジェクターへの電力の供給が止められる第1時点での前記投射レンズの位置である第1位置と、前記第1時点より後に前記電力の供給が開始される第2時点での前記投射レンズの位置である第2位置と、に基づいて、前記投射レンズが交換されたか否かを判断するステップと、
を含むことを特徴とするプロジェクターの制御方法。
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