JP2018199962A - 保護躯体及びその構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地中に埋設する筒状タンクを確実に保護することができる保護躯体及びその構築方法を提供することを目的とする。【解決手段】地中に埋設する円筒オイルタンク1を保護する保護躯体10の構築方法として、プレキャストコンクリート製のPca組立底部床版20を設置する底部床版設置・連結工程(ステップs3)、円筒オイルタンク1を設置するオイルタンク据え付け工程(ステップs4)、複数本のプレキャストコンクリート製のPca支柱部材40を円筒オイルタンク1の側方に設置するPca支柱建込み(ステップs5)、Pca組立上部床版30の下面位置まで埋め戻す二次埋戻し・転圧(ステップs9)、及び、複数のPca床版部材31を配置しPca床版部材31同士を連結するとともに、Pca支柱部材40の上端部に接合してPca組立上部床版30を構成する上部床版設置・連結・充填工程(ステップs10)をこの順で行う。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、危険物第4類に属する可燃性液体を貯蔵する燃料貯蔵用タンクなどの流体を貯蔵する横向き円筒状のタンクを地中に埋設するための保護躯体及び保護躯体の構築方法に関する。
例えば、燃料貯蔵用タンクを地中に埋設するためには、保護躯体で保護して埋設することが規定されている。このような保護躯体として、特許文献1に記載するように、工場で製作されたコンクリート製の躯体部材を現場で組み立てるプレキャストコンクリート製の保護躯体がある。
このようなプレキャストコンクリート製の保護躯体は、筒状タンクを載置する底部床版と、前記筒状タンクの上部に配置する上部床版と、前記底部床版上において前記筒状タンクの側方に配置され、前記上部床版を支持する複数本の支柱とで構成されるとともに、複数の床版部材を長さ方向に配置するとともに、連結して上部床版を構成している。
また、特許文献1に記載するようなプレキャストコンクリート製の保護躯体は、床版部材を支柱に接合するとともに、床版部材同士を連結して上部床版を構成し、保護躯体を組上げてから埋戻しするため、上部床版直下を埋戻しできないというような埋戻し不良などが生じると、保護躯体によるタンクの保護機能を損なったりするおそれがあった。
特開平5−98657号公報
そこで本発明は、地中に埋設する筒状タンクを確実に保護することができる保護躯体及びその構築方法を提供することを目的とする。
この発明は、地中に埋設する横向きの筒状タンクを保護する保護躯体の構築方法であって、プレキャストコンクリート製の底部床版を設置する底部床版設置工程、底部床版上に前記上部床版を支持する複数本のプレキャストコンクリート製の支柱と前記筒状タンクとを設置する支柱・タンク設置工程、前記筒状タンクの周囲を、前記上部床版の下面位置まで埋め戻す埋戻し工程、及び、前記筒状タンクの上部において、複数の床版部材を配置し、前記床版部材同士を連結するとともに、前記支柱の上部に接合して前記上部床版を構成する上部床版設置工程をこの順で行うことを特徴とする。
またこの発明は、地中に埋設する横向きの筒状タンクを保護する保護躯体であって、前記筒状タンクを載置する、プレキャストコンクリート製の底部床版と、前記筒状タンクの上部に配置する、プレキャストコンクリート製の上部床版と、前記底部床版上において前記筒状タンクの側方に配置され、前記上部床版を支持する複数本のプレキャストコンクリート製の支柱とで構成され、前記底部床版、及び前記上部床版は、前記筒状タンクの長さ方向に沿って複数配置された複数の床版部材を連結して構成され、前記上部床版を構成する各床版部材は、幅方向の両側のそれぞれに配置された支柱の上部に接合され、支柱で支持されていることを特徴とする。
上記「横向きの筒状タンク」とは、断面円形のみならず、八角形断面などの多角形断面等、適宜の断面形状の筒状であり、筒状体の断面が垂直方向、筒状体の長さ方向が水平方向となるように設置されたタンクをいう。
上記「前記上部床版の下面位置まで」は、上部床版の底面の位置であり、下面位置と同一の位置のみならず、床板部材の設置前に高さ調整すれば下面位置に対して少し控えた位置や超えた位置であってもよい。
上記「前記筒状タンクの周囲を、前記上部床版の下面位置まで埋め戻す埋戻し工程」は、上部床版の下面位置まで単一工程で埋め戻してもよいし、複数工程で埋め戻してもよい。さらには、筒状タンクの周囲を前記上部床版の下面位置まで同一の埋戻し材で埋め戻してもよいし、例えば、少し控えた位置まで埋め戻してから砕石など容易に高さ調整できる埋め戻し材で埋め戻すなど、複数種の埋め戻し材で埋め戻してもよい。
上記保護躯体の構築方法は、上記工程をこの順で行えば、各工程の前後に別の工程を行ってもよい。
この発明により、地中に埋設する筒状タンクを確実に保護することができる保護躯体を構築することができる。
詳述すると、プレキャストコンクリート製の前記底部床版を設置してから、前記底部床版上に前記上部床版を支持する複数本のプレキャストコンクリート製の支柱と前記筒状タンクとを設置し、前記筒状タンクの周囲を、前記上部床版の下面位置まで埋め戻してから、前記筒状タンクの上部において、複数の床版部材を配置し、前記床版部材同士を連結するとともに、前記支柱の上部に接合して前記上部床版を構成するため、前記上部床版の直下を確実に埋め戻すことができる。したがって、前記上部床版直下の埋戻し不良などに起因する保護躯体による保護機能の低下を防止し、確実に前記筒状タンクを保護することができる。
また、前記筒状タンクの周囲を、前記上部床版の下面位置まで埋め戻してから、前記筒状タンクの上部において、複数の床版部材を配置し、前記床版部材同士を連結するとともに、前記支柱の上部に接合して前記上部床版を構成するため、床版部材同士の連結作業、及び前記支柱の上端部と前記上部床版との接合作業が高所作業でなくなり、安全に安定して前記上部床版を構築することができる。
さらにまた、前記筒状タンクの周囲を、前記上部床版の下面位置まで埋め戻してから、前記筒状タンクの上部において、複数の床版部材を配置し、前記床版部材同士を連結するとともに、前記支柱の上部に接合して前記上部床版を構成するため、つまり、前記筒状タンクは埋戻し材で保護されているため、床版部材同士の連結作業、及び前記支柱の上端部と前記上部床版との接合作業によって前記筒状タンクを損傷することなく、安全に前記上部床版を構築することができる。
この発明の態様として、前記支柱を、前記上部床版を構成する各床版部材の幅方向の両側におけるそれぞれに1本ずつ配置してもよい。
この発明により、前記床版部材の四隅にそれぞれ前記支柱を配置する場合に比べて、前記筒状タンクの側方に配置される前記支柱と前記筒状タンクとの間にスペースを確保できるため、前記筒状タンクの下方を確実に埋戻しすることができる。したがって、前記筒状タンクの下方の埋戻し不良に伴う、筒状タンクの損傷等を防止し、確実に前記筒状タンクを保護することができる。
なお、四隅にそれぞれ配置した支柱に前記床版部材を接合する場合に比べ、前記上部床版を構成する各床版部材の幅方向の両側におけるそれぞれに1本ずつ配置した前記支柱に接合する場合、支柱に対して長さ方向に不安定になりやすいものの、前記筒状タンクの周囲を前記上部床版の下面位置まで埋め戻してから前記筒状タンクの上部に複数の床版部材を配置し、前記支柱と接合するとともに、前記床版部材同士を連結するため、つまり、埋戻し表面に複数の床版部材を配置して、前記支柱と接合するとともに、前記床版部材同士を連結できるため、安定した状態で安全に施工することができる。
またこの発明の態様として、前記底部床版を、複数の床版部材を配置し、前記床版部材同士を連結して構成し、前記底部床版、及び前記上部床版における前記床版部材同士の連結位置が等しくてもよい。
この発明により、前記底部床版及び前記上部床版を構成する各床版部材の長さ方向において支柱の位置を揃えることができるため、強度的に安定した保護躯体を構成することができる。
またこの発明の態様として、前記底部床版を構成する複数の床版部材を一体化手段で一体化してもよい。
この発明により、一体化手段によって、底部床板を構成する複数の床板部材を一体化して堅固な底部床板を構成することができる。
上記一体化手段は、床版部材同士の接続部分において両床板部材を跨いで固定される鋼製部材、床板部材を構成する配筋同士を連結する継手部材、あるいは、複数の床板部材に対してプレストレスを作用させるPC鋼材などとしてもよい。
またこの発明の態様として、前記支柱・タンク設置工程において、前記底部床版に対する前記支柱の設置姿勢を調整手段で調整してもよい。
上記「支柱の設置姿勢」は、前記底部床版に対する支柱の高さや向き、さらには傾きをいう。
この発明により、前記支柱を前記底部床版に対して精度良く設置することができる。
またこの発明の態様として、前記支柱の少なくとも下部を、必要強度を有する円形断面と同等以上の多角形断面で構成し、前記支柱・タンク設置工程において、前記多角形断面で構成する前記支柱の側面の通りで前記底部床版に対する前記支柱の設置姿勢を前記調整手段で調整してもよい。
上記「必要強度」は前記保護躯体を構成する支柱として要する強度であり、上述の「上記必要強度を有する円形断面」とは必要強度を満足する支柱として成立する円形の断面形状であり、上述の「必要強度を有する円形断面と同等以上の多角形断面」とは、必要強度を満足する断面円形の支柱と同等以上の強度を有する断面形状であり、断面四角形、六角形、八角形などの多角形断面をいう。
また、上述の「前記支柱の少なくとも下部を、必要強度を有する円形断面と同等以上の多角形断面で構成し」とは、高さ方向の下部のみを多角形断面で構成し、上部を円形や周方向の一部に平面を有する略円形断面で構成した支柱や、高さ方向のすべてを多角形断面で構成した支柱を含むものとする。
なお、前記支柱の多角形断面を高さ方向において一定の断面サイズで構成してもよいし、高さ方向において断面サイズが徐々に小さくなるテーパ状に構成してもよい。
また、高さ方向の下部のみが多角形断面で構成され、上部が周方向の一部に平面を有する略円形断面の支柱の場合、下部の多角形断面の側面と、上部の略円形断面における周方向の一部における平面で構成された側面とで連続した面を構成してもよい。
この発明により、必要強度を有する前記支柱をさらに精度よく設置することができる。詳述すると、少なくとも下部が、必要強度を有する円形断面と同等以上の多角形断面で構成された複数本の支柱を、例えば、高さ方向に延びる一側面を長さ方向に沿う方向に向けて設置すると、長さ方向から見て、複数本の前記支柱における高さ方向に延びる一側面によって仮想平面を構成するように設置姿勢を調整することで、複数本の前記支柱をさらに精度よく設置することができる。
またこの発明の態様として、前記上部床版の部材縁部における内部の配筋が、梁構造配筋であってもよい。
この発明により、前記支柱同士を跨ぐ前記上部床版の部材縁部は梁構造を構成できるため、保護躯体における側面において少なくとも前記支柱と前記上部床版の部材縁部とで少なくとも門型構造を構成できるため、あたかもフレーム構造の強度ある枠構造の保護躯体を構成することができる。
なお、前記上部床版のみならず前記底部床版の部材縁部における内部の配筋を梁構造配筋で構成してもよい。この場合、前記支柱と前記上部床版の部材縁部に加えて前記底部床版の部材縁部によって枠構造を構成でき、さらに強度の高い保護躯体を構成することができる。
この発明により、地中に埋設する筒状タンクを確実に保護することができる保護躯体及びその構築方法を提供することができる。
タンク保護躯体の斜視図。 タンク保護躯体の説明図。 タンク保護躯体の説明図。 プレキャスト支柱の説明図。 プレキャスト床版部材の説明図。 保護躯体の構築方法のフローチャート。 保護躯体の構築方法の説明図。 保護躯体の構築方法の説明図。 保護躯体の構築方法の説明図。 保護躯体の構築方法の説明図。 充填工程についての説明図。 保護躯体の構築方法の説明図。 保護躯体の構築方法の説明図。 他の実施形態のプレキャスト組立底部床版の説明図。 他の実施形態のプレキャスト組立底部床版の説明図。 他の実施形態のプレキャスト組立底部床版の説明図。
危険物第4類に属する可燃性液体などを貯蔵する横向き円筒状の円筒オイルタンク1を地中において保護する保護躯体10及び保護躯体10の構築方法について図面とともに以下で説明する。
図1はタンク保護躯体10の斜視図を示し、図2および図3はタンク保護躯体10の説明図を示し、図4はプレキャスト支柱部材40の説明図を示し、図5はプレキャスト床版部材21,31の説明図を示し、図6は保護躯体10の構築方法のフローチャートを示し、図7乃至図10及び図12乃至図13は保護躯体の構築方法の説明図を示し、図11は充填工程についての説明図を示している。
詳述すると、図2(a)は保護躯体10の平面図を示し、図2(b)は図3(a)におけるa−a矢視図を示し、図3(a)はタンク保護躯体10の正面図を示し、図3(b)は拡大側面図を示している。図4(a)はプレキャスト支柱部材40の斜視図を示し、図4(b)は図4(a)におけるb−b矢視図、c−c矢視図及びd−d矢視図を下から順に示している。
また、図4(c)は、プレキャスト床版部材31の上部接合部材32とプレキャスト支柱部材40の上端部とを接合する前の正面図を示し、図4(d)は、プレキャスト床版部材31の上部接合部材32とプレキャスト支柱部材40の上端部との接合状態の正面図を示し、図4(e)は、プレキャスト床版部材21の下部接合部材22とプレキャスト支柱部材40の下部とを接合する前の正面図を示し、図4(f)は、プレキャスト床版部材21の下部接合部材22とプレキャスト支柱部材40の下部との接合状態の正面図を示している。
図5(a)はプレキャスト床版部材31の斜視図を示し、図5(b)はプレキャスト床版部材21の斜視図を示し、図5(c)はプレキャスト組立床版20,30を構成するプレキャスト床版部材21,31の平面方向の概略配筋図を示し、図5(d)はプレキャスト床版部材21,31の正面方向の概略配筋図を示している。
図6は保護躯体10の構築方法のフローチャートを示し、図7(a)は掘削・床付け完了状態の斜視図を示し、図7(b)は砕石・基礎コンクリート構築完了状態の斜視図を示し、図8(a)はプレキャスト組立底部床版20の設置・連結状態の斜視図を示し、図8(b)はプレキャスト組立底部床版20の設置完了状態の斜視図を示している。
図9(a)はサポート部材50の設置完了状態の斜視図を示し、図9(b)は円筒オイルタンク1の据え付け完了状態の斜視図を示し、図10(a)はプレキャスト支柱部材40の建込み完了状態の斜視図を示し、図10(b)は一次埋戻し・転圧完了状態の斜視図を示し、図11(a)は上部接合部材32を充填材Fで充填する状態の概略断面図を示し、図11(b)は調整空間Sを充填材Fで充填する状態の概略断面図を示し、図12(a)は二次埋戻し・転圧完了状態の斜視図を示し、図12(b)はプレキャスト組立上部床版30の設置・連結状態の斜視図を示し、図13は保護躯体10の構築完了状態の斜視図を示している。
地中に埋設する円筒オイルタンク1を保護する保護躯体10は、概略的に、円筒オイルタンク1を載置するプレキャスト組立底部床版20(以下においてPca組立底部床版20という)と、円筒オイルタンク1の上部に配置するプレキャスト組立上部床版30(以下においてPca組立上部床版30という)と、Pca組立上部床版30を支持する複数本のプレキャスト支柱部材40(以下においてPca支柱部材40という)とで構成している。
危険物第4類に属する可燃性液体などの流体を貯蔵する円筒オイルタンク1は、横向き円筒状の燃料貯蔵用タンクであり、詳しくは、円筒オイルタンク1は、鋼製の地下貯蔵タンクの外側を、所定間隔を設けて強化プラスチックで覆った鋼製強化プラスチック製二重殻タンクで構成している。そして、横向き円筒状の円筒オイルタンク1の上部には、所定間隔を隔てて、注油口2、通気口3及び漏洩検知部4とが備えられている。
なお、鋼製強化プラスチック製二重殻タンクである円筒オイルタンク1は、公共建築設備工事標準などによって構造が規定された保護躯体で保護して、地中に埋設する必要がある。つまり、後述する保護躯体10は、公共建築設備工事標準などのこれらの規定を満足する構造で構成されている。
また、本実施形態の説明において、横向き円筒状である円筒オイルタンク1の長手方向(図2において左右方向)、つまり円筒状の高さ方向を長さ方向Lとし、横向き円筒状である円筒オイルタンク1の奥行方向(図3(b)において左右方向)、つまり円筒状の水平径方向を幅方向Wとし、円筒オイルタンク1を形成する円筒状の鉛直径方向を高さ方向Hとしている。
Pca組立底部床版20は、長さ方向Lが幅方向Wより長く、円筒オイルタンク1の平面視サイズよりひと回り大きな平面視長方形状の床版であり、複数のプレキャスト床版部材21(以下においてPca床版部材21という)を長さ方向Lに沿って配置するとともに、Pca床版部材21,21同士を連結して構成している。なお、本実施形態において、Pca組立底部床版20は、5枚のPca床版部材21を連結して構成している。
Pca床版部材21は、幅方向Wが長さ方向Lより長く、円筒オイルタンク1の平面視幅方向サイズより大きな幅方向Wの長さを有する平面視長方形状の床版部材であり、長さ方向Lに配置した複数のPca床版部材21のうち長さ方向Lに隣り合うPca床版部材21との対向部分に、長さ方向Lに隣り合うPca床版部材21と連結するための連結部材25を備えている。
また、Pca床版部材21の長さ方向Lの中央において、Pca組立底部床版20上に配置するPca支柱部材40の下端と接合するための下部接合部材22を、上面における幅方向Wの両側の縁部付近に備えている。下部接合部材22は、図4(e)及び図5(b)に示すように、Pca支柱部材40の下部との接合箇所において、中心に配置した建入調整金具23と、建入調整金具23に対して長さ方向L及び幅方向Wに所定間隔を隔てて植設した4本の調整ネジ鉄筋24で構成している。
なお、4本の調整ネジ鉄筋24のうち建入調整金具23に対して幅方向Wに所定間隔を隔てて植設した2本の調整ネジ鉄筋24aは、長さ方向Lに所定間隔を隔てて植設した2本の調整ネジ鉄筋24bより短い。
さらに、Pca床版部材21は、内部に配筋した鉄筋26のうち部材縁部における鉄筋26は、図5(c)乃至(e)に示すように、梁構造配筋(図5(c)及び(e)において破線で囲む領域Xの配筋)で構成されている。
Pca組立上部床版30は、長さ方向Lが幅方向Wより長く、円筒オイルタンク1の平面視サイズよりひと回り大きく、Pca組立底部床版20と同じ大きさの平面視長方形状の床版であり、複数のプレキャスト床版部材31(以下においてPca床版部材31という)を長さ方向Lに沿って配置するとともに、Pca床版部材31,31同士を連結して構成している。なお、本実施形態において、Pca組立上部床版30は、5枚のPca床版部材31を連結して構成している。
Pca床版部材31は、幅方向Wが長さ方向Lより長く、円筒オイルタンク1の平面視幅方向サイズより大きな幅方向Wの長さを有するとともに、Pca床版部材21と同じ大きさの平面視長方形状の床版部材であり、長さ方向Lに配置した複数のPca床版部材31のうち長さ方向Lに隣り合うPca床版部材31との対向部分に、長さ方向Lに隣り合うPca床版部材31と連結するための連結部材34を備えている。
また、Pca床版部材31の長さ方向Lの中央において、Pca組立上部床版30上に配置するPca支柱部材40の上端面に設けた接合ネジ鉄筋43と接合するための上部接合部材32を、上面における幅方向Wの両側の縁部付近に備えている。上部接合部材32は、図4(c)に示すように、Pca支柱部材40の上端部との接合箇所において、Pca支柱部材40の上端面に設けた接合ネジ鉄筋43を挿入するとともに、挿入された接合ネジ鉄筋43と内部で螺合して接合するように構成している。
さらに、Pca床版部材31は、内部に配筋した鉄筋のうち部材縁部における鉄筋33は、図5(c)乃至(e)に示すように、梁構造配筋(図5(c)及び(e)において破線で囲む領域Xの配筋)で構成されている。
また、Pca組立上部床版30において、円筒オイルタンク1の注油口2、通気口3及び漏洩検知部4に対応する箇所を構成するPca床版部材31には、注油口2、通気口3及び漏洩検知部4と連通するマンホール35を設けている。
なお、複数枚のPca床版部材31は、長さ方向Lの長さを全て同じように構成してもよいが、本実施形態の場合、上述したように、円筒オイルタンク1の注油口2、通気口3及び漏洩検知部4に対応する箇所にマンホール35を設けているため、マンホール35の位置に応じた長さでPca床版部材31を構成している。そのため、Pca床版部材31の長さがそれぞれ異なるが、高さ方向Hにおいて対応するPca床版部材21の長さ方向Lの長さと同じ長さとなるように、つまり高さ方向Hに対応するPca床版部材31とPca床版部材21とが同じ大きさで形成している。
Pca組立底部床版20の上面に設置し、Pca組立上部床版30を支持するPca支柱部材40は、横向きの円筒状である円筒オイルタンク1の高さ方向Hの高さより少し高い柱状体であり、高さ方向Hにおいて下方1/3程度の下部八角形部分41と、下部八角形部分41より上部の略円形断面状の上部略円形部分42とで構成している。
また、下部八角形部分41に、上述のPca組立底部床版20の下部接合部材22と協働して設置状態におけるPca組立底部床版20に対するPca支柱部材40の設置姿勢を調整する姿勢調整部44を備え、Pca支柱部材40の上端面には、上述のPca組立上部床版30の上部接合部材32に挿入して接合するための接合ネジ鉄筋43を備えている。
詳述すると、上部略円形部分42は、上部のPca組立上部床版30及び上載荷重を支持することができる強度を有する略円形断面であり、外周面の一部が平面状となる平側面部分42aを有している。このように構成された上部略円形部分42の上端面には、中心から所定間隔を隔てて2本の接合ネジ鉄筋43を長さ方向Lに沿って植設している。
なお、接合ネジ鉄筋43は、上部略円形部分42(Pca支柱部材40)の上端面にあらかじめ設けていてもよいが、上部略円形部分42(Pca支柱部材40)の上端面にあらかじめメス型アンカを設けておいて、Pca床版部材31(Pca組立上部床版30)との接合する際に、接合ネジ鉄筋43を装着するように構成してもよい。
下部八角形部分41は、上部のPca組立上部床版30及び上載荷重を支持することができる強度を有する略円形断面である上部略円形部分42と同等以上の強度を有する八角形断面であり、側面の一部が上部略円形部分42の平側面部分42aと連続し、平側面45を形成している。また、下部八角形部分41の下端には周状にスポンジ状のクッション材46を備え、下部八角形部分41の底面は上方に向かって凹状となる調整空間Sを形成している。
Pca組立底部床版20の下部接合部材22と協働してPca組立底部床版20に対する設置姿勢を調整する姿勢調整部44は、長さ方向L及び幅方向Wにそれぞれ所定間隔を隔てて配置した4本の調整ネジ鉄筋24をPca支柱部材40の底面から挿通する挿通穴441と、挿通穴441の上部で調整ネジ鉄筋24とナットを螺合して固定する定着穴442とで構成されている。
なお、幅方向Wに所定間隔を隔てて植設した2本の調整ネジ鉄筋24aに対して螺合する定着穴442aは、長さ方向Lに所定間隔を隔てて植設した2本の調整ネジ鉄筋24bに対して螺合する定着穴442bより低い位置に設けられている。つまり、定着穴442aと定着穴442bが高さ方向の位置が異なるため、定着穴442を設けたことによるPca支柱部材40の剛性低下を抑止している。
また、下部接合部材22を構成する建入調整金具23と当接する下部八角形部分41(Pca支柱部材40)の底面は、建入調整金具23によってPca支柱部材40の高さを調整可能にしているが、調整空間Sを構成するように上向きの凹状となる曲面で構成されているため、調整ネジ鉄筋24を用いて傾きが調整された場合であっても、高さ調整することができる。
このように構成されたPca支柱部材40は、Pca組立床版20,30を構成するPca床版部材21,31に対して、長さ方向Lの中央において幅方向Wの両側に設置される。つまり1枚のPca床版部材21,31に対して2本のPca支柱部材40が設置され、複数のPca床版部材21,31を連結して構成するPca組立床版20,30に対して、Pca床版部材21,31の枚数の倍の本数のPca支柱部材40が設置される。したがって、5枚のPca床版部材21,31を連結してPca組立床版20,30を構成する本実施形態では、幅方向Wの側部付近において長さ方向Lに5本のPca支柱部材40が並び、幅方向Wの両側で計10本のPca支柱部材40が設置されることとなる。
また、このように各要素が構成された保護躯体10は、Pca床版部材21を連結して構成されたPca組立底部床版20の上にサポート部材50を介して円筒オイルタンク1が設置され、円筒オイルタンク1の幅方向Wの両側にPca支柱部材40が設置され、円筒オイルタンク1の上部において、Pca床版部材31を連結して構成するPca組立上部床版30をPca支柱部材40の上端部と接合して構成している。
このとき、円筒オイルタンク1の側方に配置されるPca支柱部材40は、平側面45が幅方向Wの外側に向くように設置される。
続いて、上述のような構成の保護躯体10を構築して円筒オイルタンク1を埋設する保護躯体10の構築方法について図6乃至図13とともに説明する。
まず。図7(a)に示すように円筒オイルタンク1を埋設する箇所を所定深さまで掘削するとともに、砕石110及び基礎コンクリート100(以下において基礎コン100という)を敷設する箇所を掘り下げて床付けし(ステップs1(掘削・床付工程))、当該箇所に砕石110を敷設するとともに、敷設した砕石110の上に基礎コン100を所定厚みで打設する(ステップs2(砕石・基礎コン敷設工程):図7(b)参照)。
このとき、基礎コン100の上面は、Pca床版部材21を敷き並べることができるように水平に形成する。
続いて、基礎コン100の上面に、Pca床版部材21を長さ方向Lに沿って、連結部材25及び連結プレート27で連結しながら敷き並べてPca組立底部床版20を構成し(ステップs3(底部床版設置・連結工程):図8参照)、構成されたPca組立底部床版20の上面において円筒オイルタンク1を支持するサポート部材50を長さ方向Lに所定間隔を隔てて2つ設置・固定するとともに(図9(a)参照)、設置した2つのサポート部材50を跨ぐように円筒オイルタンク1を据え付ける(ステップs4(オイルタンク据え付け工程):図9(b)参照)。なお、ここで、Pca組立底部床版20の上面に固定されたサポート部材50に対して図示省略する固定バンドにて円筒オイルタンク1を固定している。
そして、図10(a)に示すように、Pca組立底部床版20上に据え付けられた円筒オイルタンク1の幅方向Wの側方にPca支柱部材40を配置し、Pca組立底部床版20と接合する(ステップs5(Pca支柱建込み工程))。
また、下部接合部材22と姿勢調整部44とでPca組立底部床版20に対するPca支柱部材40の設置姿勢を調整するとともに、挿通穴441及び定着穴442を通じて調整空間S、挿通穴441及び定着穴442を充填材Fで充填する(ステップs6(Pca支柱姿勢調整・充填工程))。
具体的には、図4(e)に示すように、Pca組立底部床版20に対してPca支柱部材40を接合するために、Pca支柱部材40が所定高さとなるように建入調整金具23を調整することで、建入調整金具23の先端をPca支柱部材40の底面に当接させてPca支柱部材40の高さを調整することができる。
また、Pca組立底部床版20に植設された4本の調整ネジ鉄筋24を、Pca支柱部材40の底面に設けた挿通穴441に挿入し、定着穴442で調整ネジ鉄筋24にナット(図示省略)を螺合して固定する。
このとき、長さ方向Lに所定間隔を隔てて配置した2本の調整ネジ鉄筋24bに対するナットの螺合量を定着穴442bで調整することでPca支柱部材40の長さ方向Lの傾きを調整することができる。同様に、幅方向Wに所定間隔を隔てて配置した2本の調整ネジ鉄筋24aに対するナットの螺合量を定着穴442aで調整することでPca支柱部材40の幅方向Wの傾きを調整することができる。
なお、幅方向Wの傾きについては、長さ方向Lに配置した複数本のPca支柱部材40において幅方向Wの外側に向けた平側面45が通るように調整することでより精度よく調整することができる。
このようにして、Pca組立底部床版20に対するPca支柱部材40の設置姿勢を調整したあと、図11(b)に示すように,挿通穴441及び定着穴442で構成する姿勢調整部44及び調整空間Sを充填材Fで充填して調整状態を固定する。
そして、図10(b)に示すように、円筒オイルタンク1の周囲を所定高さまで埋め戻し及び転圧を行う(ステップs7(一次埋戻し・転圧工程))。具体的には、円筒オイルタンク1の上部に備えた注油口2、通気口3及び漏洩検知部4などに対して、配管したりプロテクタを装着できる高さまで埋め戻しする。
上述のような一次埋戻し完了後、円筒オイルタンク1や注油口2、通気口3及び漏洩検知部4に対して配管したり、プロテクタを装着してから(ステップs8(配管・プロテクタ取り付け工程))、図12(a)に示すように二次埋戻し及び転圧を行う(ステップs9(二次埋戻し・転圧))。なお、二次埋戻し・転圧工程では、Pca組立上部床版30の底面の高さまで、つまり、Pca支柱部材40の上端位置付近まで埋め戻し、転圧する。
この状態で、二次埋戻しされた表面にPca床版部材31を長さ方向Lに沿って、連結するための連結部材34で連結しながら敷き並べてPca組立上部床版30を構成するとともに、上部接合部材32に充填材Fを充填する(ステップs10(上部床版設置・連結・充填工程):図12(a)及び図12(b)参照)。なお、充填材Fとしては無収縮モルタルなどの適宜の充填材料を用いることができる。
詳しくは、二次埋戻しされた表面にPca床版部材31を長さ方向Lに沿って敷設し、埋戻し表面に露出するPca支柱部材40の上端部に設けた接合ネジ鉄筋43を上部接合部材32に挿入してナットを螺合してPca支柱部材40とPca床版部材31とを接合するとともに、長さ方向Lに隣り合うPca床版部材31同士を連結しながらこれを繰り返してPca組立上部床版30を構成する。そのうえで、Pca床版部材31を連結して構成されたPca組立上部床版30における上部接合部材32に充填材Fを充填する(図11(a)参照)。
このようにしてPca組立上部床版30を構成して保護躯体10の組み付けが完了した状態で、図13に示すように、Pca組立上部床版30の周囲を整地して(ステップs11(整地工程))、円筒オイルタンク1を地中に埋設するための保護躯体10の構築は完了する。
上述したように、地中に埋設する横向きの円筒オイルタンク1を保護する保護躯体10として、円筒オイルタンク1を載置する、プレキャストコンクリート製のPca組立底部床版20と、円筒オイルタンク1の上部に配置する、プレキャストコンクリート製のPca組立上部床版30と、Pca組立底部床版20上において円筒オイルタンク1の側方に配置され、Pca組立上部床版30を支持する複数本のプレキャストコンクリート製のPca支柱部材40とで構成し、Pca組立床版20,30を、円筒オイルタンク1の長さ方向Lに沿って複数配置された複数のPca床版部材21,31を連結して構成し、Pca組立上部床版30を構成する各Pca床版部材31を、幅方向Wの両側のそれぞれに配置されたPca支柱部材40で支持しているため、地中に埋設する円筒オイルタンク1を確実に保護することができる保護躯体10を構築することができる。
また、このような構成の保護躯体10は、プレキャストコンクリート製のPca組立底部床版20を設置するPca組立底部床版設置・連結工程(ステップs3)、Pca組立底部床版20上にPca組立上部床版30を支持する複数本のプレキャストコンクリート製のPca支柱部材40と円筒オイルタンク1とを設置するオイルタンク据え付け工程(ステップs4)、Pca支柱建込み(ステップs5)及びPca支柱姿勢調整・充填工程(ステップs6)、円筒オイルタンク1の周囲を、Pca組立上部床版30の下面位置まで埋め戻す一次埋戻し・転圧工程(ステップs7)及び二次埋戻し・転圧(ステップs9)、並びに、円筒オイルタンク1の上部において、複数のPca床版部材31を配置してPca床版部材31同士を連結するとともに、Pca支柱部材40の上端部に接合してPca組立上部床版30を構成する上部床版設置・連結・充填工程(ステップs10)をこの順で行って構築するため、Pca組立上部床版30の直下を確実に埋め戻すことができる。したがって、Pca組立上部床版30の直下の埋戻し不良などに起因する保護躯体10による保護機能の低下を防止し、確実に円筒オイルタンク1を保護することができる。
また、円筒オイルタンク1の周囲を、Pca組立上部床版30の下面位置まで埋め戻してから、円筒オイルタンク1の上部において、複数のPca床版部材31を配置してPca床版部材31同士を連結するとともに、Pca支柱部材40の上端部に接合してPca組立上部床版30を構成するため、Pca床版部材31同士を連結する連結作業やPca床版部材31(Pca組立上部床版30)とPca支柱部材40の上端部とを接合する接合作業が高所作業でなくなり、安全に安定してPca組立上部床版30を構築することができる。
さらにまた、円筒オイルタンク1の周囲を、Pca組立上部床版30の下面位置まで埋め戻してから、円筒オイルタンク1の上部において、複数のPca床版部材31を配置してPca床版部材31同士を連結するとともに、Pca支柱部材40の上端部に接合してPca組立上部床版30を構成するため、つまり、円筒オイルタンク1は埋戻し材で保護されているため、Pca床版部材31同士を連結する連結作業やPca床版部材31(Pca組立上部床版30)とPca支柱部材40の上端部とを接合する接合作業によって円筒オイルタンク1を損傷することなく、安全にPca組立上部床版30を構築することができる。
また、Pca支柱部材40を、Pca組立上部床版30を構成する各Pca床版部材31の幅方向Wの両側におけるそれぞれに1本ずつ配置しているため、Pca床版部材31の四隅にそれぞれPca支柱部材40を配置する場合に比べて、円筒オイルタンク1の側方に配置されるPca支柱部材40と円筒オイルタンク1との間にスペースを確保できる。そのため、円筒オイルタンク1の下方を確実に埋戻しすることができる。したがって、円筒オイルタンク1の下方の埋戻し不良に伴う、円筒オイルタンク1の損傷等を防止し、確実に円筒オイルタンク1を保護することができる。
なお、四隅にそれぞれ配置したPca支柱部材40にPca床版部材31を接合する場合に比べ、Pca組立上部床版30を構成する各Pca床版部材31の幅方向Wの両側におけるそれぞれに1本ずつ配置したPca支柱部材40に接合する場合、Pca支柱部材40に対して長さ方向Lに不安定になりやすいものの、円筒オイルタンク1の周囲をPca組立上部床版30の下面位置まで埋め戻してから円筒オイルタンク1の上部に複数のPca床版部材31を配置し、Pca支柱部材40と接合するとともに、Pca床版部材31同士を連結するため、つまり、埋戻し表面に複数のPca床版部材31を配置して、Pca支柱部材40と接合するとともに、Pca床版部材31同士を連結できるため、安定した状態で安全に施工することができる。
また、Pca組立底部床版20を、複数のPca床版部材21を配置し、Pca床版部材21を連結して構成するとともに、高さ方向Hにおいて対応するPca床版部材21の長さ方向Lの長さと同じ長さとなるようにPca床版部材31を形成している、つまり高さ方向Hに対応するPca床版部材31とPca床版部材21とを同じ大きさで形成しているため、Pca組立床版20,30におけるPca床版部材21,31同士の連結位置が等しくなり、Pca組立床版20,30を構成する各Pca床版部材21,31の長さ方向LにおけるPca支柱部材40の位置を揃えることができる。したがって、強度的に安定した保護躯体10を構成することができる。
また、Pca支柱姿勢調整・充填工程(ステップs6)において、Pca組立底部床版20に対するPca支柱部材40の設置姿勢を下部接合部材22及び姿勢調整部44で調整するため、Pca支柱部材40をPca組立底部床版20に対して精度良く設置することができる。
また、Pca支柱部材40の下部八角形部分41が、必要強度を有する円形断面である上部略円形部分42と同等以上の多角形断面であり、Pca支柱姿勢調整・充填工程(ステップs6)において、多角形断面で構成するPca支柱部材40の平側面45の通りでPca組立底部床版20に対するPca支柱部材40の設置姿勢を下部接合部材22及び姿勢調整部44で調整するため、必要強度を有するPca支柱部材40をさらに精度よく設置することができる。
詳述すると、少なくとも下部が、必要強度を有する円形断面と同等以上の多角形断面で構成された複数本のPca支柱部材40を、高さ方向Hに延びる平側面45を幅方向Wの外側に向けて設置しているため、長さ方向Lから見て、複数本のPca支柱部材40における平側面45によって仮想平面を構成するように設置姿勢を調整することで、複数本のPca支柱部材40をさらに精度よく設置することができる。
また、Pca組立上部床版30の部材縁部の内部において、図5(c)及び(e)において破線で囲む領域Xの鉄筋26,33が梁構造配筋であるため、Pca支柱部材40同士を跨ぐPca組立床版20,30の部材縁部は梁構造を構成できるため、保護躯体10における側面においてPca組立床版20,30の部材縁部とPca支柱部材40とで枠型構造を構成でき、あたかもフレーム構造の強度ある保護躯体10を構成することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、この発明の底部床版設置工程は底部床版設置・連結工程(ステップs3)に対応し、
支柱・タンク設置工程、はオイルタンク据え付け工程(ステップs4)、Pca支柱建込み工程(ステップs5)及びPca支柱姿勢調整・充填工程(ステップs6)に対応し、
埋戻し工程は二次埋戻し・転圧(ステップs9)に対応し、
上部床版設置工程は上部床版設置・連結・充填工程(ステップs10)に対応し、
筒状タンクは、円筒オイルタンク1に対応し、
保護躯体は、保護躯体10に対応し、
底部床版は、プレキャスト組立底部床版20に対応し、
上部床版は、プレキャスト組立上部床版30に対応し、
支柱は、プレキャスト支柱部材40に対応し、
長さ方向は、長さ方向Lに対応し、
床版部材は、Pca床版部材21,31に対応し、
幅方向は、幅方向Wに対応し、
調整手段は、下部接合部材22及び姿勢調整部44に対応し、
配筋は、鉄筋26,33に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では上記横向きの円筒オイルタンク1は断面円形であったが、八角形断面などの多角形断面等、適宜の断面形状の筒状であってもよい。
また、上述のPca支柱部材40の下部である下部八角形部分41を断面四角形、六角形、十角形などの多角形断面で構成してもよい。
Pca支柱部材40の下部を下部八角形部分41で構成し、上部を上部略円形部分42で構成したが、Pca支柱部材40全体を下部八角形部分41や上部略円形部分42のいずれかと一様の断面形状で形成してもよい。また、上述の説明ではPca支柱部材40の下部八角形部分41や上部略円形部分42が高さ方向Hにおいて一様の断面サイズで構成したが、Pca支柱部材40としての必要強度を確保できれば、高さ方向Hの上方に向かって先細り状となるテーパ状に構成してもよい。
また、Pca組立上部床版30の上面が埋まるように表層を設けてもよい。
また、上述の説明では、オイルタンク据え付け工程(ステップs4)、Pca支柱建込み工程(ステップs5)及びPca支柱姿勢調整・充填工程(ステップs6)の順で施工するように説明したが、例えば、円筒オイルタンク1のサイズや施工環境等の条件によっては、Pca組立底部床版20上にPca支柱部材40を配置するとともに、Pca組立底部床版20と接合し(Pca支柱建込み工程)、Pca支柱部材40の設置姿勢を調整するとともに、挿通穴441及び定着穴442を通じて調整空間S、挿通穴441及び定着穴442を充填材Fで充填してから(Pca支柱姿勢調整・充填工程)、円筒オイルタンク1を据え付けてもよい(オイルタンク据え付け工程)。
さらに、幅方向Wの片側のPca支柱部材40のみをPca組立底部床版20上に配置するとともに、Pca組立底部床版20と接合し(Pca支柱建込み工程)、Pca支柱部材40の設置姿勢を調整するとともに、挿通穴441及び定着穴442を通じて調整空間S、挿通穴441及び定着穴442を充填材Fで充填してから(Pca支柱姿勢調整・充填工程)、円筒オイルタンク1を据え付け(オイルタンク据え付け工程)、最後に、幅方向Wの反対側のPca支柱部材40をPca組立底部床版20上に配置するとともに、Pca組立底部床版20と接合し(Pca支柱建込み工程)、Pca支柱部材40の設置姿勢を調整するとともに、挿通穴441及び定着穴442を通じて調整空間S、挿通穴441及び定着穴442を充填材Fで充填してもよい(Pca支柱姿勢調整・充填工程)。
上述の説明では、4本の調整ネジ鉄筋24のうち建入調整金具23に対して幅方向Wに所定間隔を隔てて植設した2本の調整ネジ鉄筋24aを、長さ方向Lに所定間隔を隔てて植設した2本の調整ネジ鉄筋24bより短く形成し、定着穴442aを、長さ方向Lに所定間隔を隔てて植設した2本の調整ネジ鉄筋24bに対して螺合する定着穴442bより低い位置に設けたが、幅方向Wに所定間隔を隔てて植設した2本の調整ネジ鉄筋24aを、長さ方向Lに所定間隔を隔てて植設した2本の調整ネジ鉄筋24bより長く形成し、定着穴442aを、長さ方向Lに所定間隔を隔てて植設した2本の調整ネジ鉄筋24bに対して螺合する定着穴442bより高い位置に設けてもよい。さらには、4本の調整ネジ鉄筋24を同じ長さで形成するとともに、4つの定着穴442を同じ高さ位置に設けてもよい。
また、上述のPca組立底部床版20は、複数のPca床版部材21を連結部材25で連結して構成したが、図14乃至図16に示すように、複数のPca床版部材21を一体化してPca組立底部床版20を構成してもよい。
詳述すると、図14に示すように、Pca組立底部床版20を構成する複数のPca床版部材21を一体化金具27で一体化してもよい。一体化金具27は、Pca床版部材21同士の底面側接続を跨ぐ、幅方向Wに長い平面視長方形状の金属製のプレート材271と、プレート材271に植設された、複数の取付けボルト272とで構成されている。
プレート材271は、Pca床版部材21を構成する幅方向Wに沿った断面における鉄筋量と同等以上の幅方向Wの断面を有するプレート体であり、幅方向Wに所定間隔を隔てて複数の取付けボルト272が上方に突出するように植設されるとともに、幅方向Wに所定間隔を隔てて植設された複数の取付けボルト272が、長さ方向Lの中心を跨いで長さ方向Lに所定間隔を隔てるように2列設けられている。なお、長さ方向Lに所定間隔を隔てて配置された2列の取付けボルト272の一方は、長さ方向Lに並べて配置されたPca床版部材21の一方に固定され、2列の取付けボルト272の他方が、長さ方向Lに並べて配置されたPca床版部材21の他方に固定される。
なお、このように構成された一体化金具27によって一体化されるPca床版部材21は、長さ方向Lの端部において、プレート材271が嵌り込む嵌め込み凹部27aが底面側に設けられ、取付けボルト272が挿通する高さ方向に貫通する貫通孔27bが取付けボルト272に対応して設けられる。
そして、Pca組立底部床版20を構成するにあたり、Pca床版部材21を長さ方向Lに沿って並べて配置する際に、一体化金具27における長さ方向Lの一方の取付けボルト272を一方のPca床版部材21の貫通孔27bに挿入するとともに、他方の取付けボルト272を他方の貫通孔27bに挿入し、プレート材271を嵌め込み凹部27aに嵌め込んで設置する。そして、貫通孔27bの上面側から図示するナットを取付けボルト272に螺合させて、一体化金具27をPca床版部材21に固定することで、長さ方向Lに並ぶPca床版部材21同士を一体化することができる。これを所定数のPca床版部材21に対して施すことで一体化金具27によって一体化されたPca組立底部床版20を構成することができる。
なお、図14において一体化金具27はPca床版部材21の全幅にわたって形成したが、プレート材271が、Pca床版部材21を構成する幅方向Wに沿った断面における鉄筋量と同等以上の幅方向Wの断面を有していれば、Pca床版部材21における幅方向Wの一部にのみ設けてもよいし、複数の一体化金具27を幅方向Wに所定間隔を隔てて設けてもよい。
また、Pca組立底部床版20を構成するPca床版部材21同士を一体化するための別の方法として、図15に示すように、Pca床版部材21を構成する鉄筋26のうち長さ方向Lの主鉄筋261の一方をPca床版部材21の端面から突出させ、他方の端部に機械式継手28を設ける。
そして、Pca組立底部床版20を構成するにあたり、Pca床版部材21を長さ方向Lに沿って並べて配置する際に、Pca床版部材21の端面から突出する主鉄筋261を、長さ方向Lに隣り合うPca床版部材21の他方側の端面に設けた機械式継手28に接続する。これにより、長さ方向Lに並ぶPca床版部材21の主鉄筋261が連続し、Pca床版部材21同士を一体化することができる。これを所定数のPca床版部材21に対して施すことで一体化金具27によって一体化されたPca組立底部床版20を構成することができる。
さらにまた、Pca組立底部床版20を構成するPca床版部材21同士を一体化するための別の方法として、図16に示すように、長さ方向Lに複数並べて配置するPca床版部材21に長さ方向Lに貫通する貫通孔を設けるとともに、貫通孔にPC鋼棒29を挿入するとともに緊張し、長さ方向Lに複数並ぶPca床版部材21にプレストレストを作用させる。これにより、長さ方向Lに並ぶ複数のPca床版部材21同士を一体化することができる。これを所定数のPca床版部材21に対して施すことで一体化金具27によって一体化されたPca組立底部床版20を構成することができる。
このように、一体化金具27や機械式継手28、あるいはPC鋼棒29を設けることにより、現場打ちした底部床版と同様の堅固で一致化された基礎としてPca組立底部床版20を構成することができる。なお、プレキャスト組立上部床版30を複数のプレキャスト床版部材31を連結して構成するものの、底部床板を現場打ちで構成してもよい。
1…円筒オイルタンク
10…保護躯体
20…プレキャスト組立底部床版
21…プレキャスト床版部材
22…下部接合部材
23…鉄筋
27…一体化金具
28…機械式継手
29…PC鋼棒
30…プレキャスト組立上部床版
31…プレキャスト床版部材
33…鉄筋
40…プレキャスト支柱部材
44…姿勢調整部
L…長さ方向
W…幅方向

Claims (12)

  1. 地中に埋設する横向きの筒状タンクを保護する保護躯体の構築方法であって、
    プレキャストコンクリート製の底部床版を設置する底部床版設置工程、
    底部床版上に前記上部床版を支持する複数本のプレキャストコンクリート製の支柱と前記筒状タンクとを設置する支柱・タンク設置工程、
    前記筒状タンクの周囲を、前記上部床版の下面位置まで埋め戻す埋戻し工程、
    及び、前記筒状タンクの上部において、複数の床版部材を配置し、前記床版部材同士を連結するとともに、前記支柱の上部に接合して前記上部床版を構成する上部床版設置工程をこの順で行う
    保護躯体の構築方法。
  2. 前記支柱を、
    前記上部床版を構成する各床版部材の幅方向の両側におけるそれぞれに1本ずつ配置する
    請求項1に記載の保護躯体の構築方法。
  3. 前記底部床版を、複数の床版部材を配置し、前記床版部材同士を連結して構成し、
    前記底部床版、及び前記上部床版における前記床版部材同士の連結位置が等しい
    請求項1又は2に記載の保護躯体の構築方法。
  4. 前記底部床版を構成する複数の床版部材を一体化手段で一体化する
    請求項3に記載の保護躯体の構築方法。
  5. 前記支柱・タンク設置工程において、前記底部床版に対する前記支柱の設置姿勢を調整手段で調整する
    請求項1乃至4のうちいずれかに記載の保護躯体の構築方法。
  6. 前記支柱の少なくとも下部を、
    必要強度を有する円形断面と同等以上の多角形断面で構成し、
    前記支柱・タンク設置工程において、前記多角形断面で構成する前記支柱の側面の通りで前記底部床版に対する前記支柱の設置姿勢を前記調整手段で調整する
    請求項5に記載の保護躯体の構築方法。
  7. 地中に埋設する横向きの筒状タンクを保護する保護躯体であって、
    前記筒状タンクを載置する、プレキャストコンクリート製の底部床版と、
    前記筒状タンクの上部に配置する、プレキャストコンクリート製の上部床版と、
    前記底部床版上において前記筒状タンクの側方に配置され、前記上部床版を支持する複数本のプレキャストコンクリート製の支柱とで構成され、
    前記底部床版、及び前記上部床版は、
    前記筒状タンクの長さ方向に沿って複数配置された複数の床版部材を連結して構成され、
    前記上部床版を構成する各床版部材は、幅方向の両側のそれぞれに配置された支柱の上部に接合され、支柱で支持されている
    保護躯体。
  8. 前記底部床版が、複数の床版部材を配置し、前記床版部材同士を連結して構成され、
    前記底部床版、及び前記上部床版において、前記床版部材同士を接続する連結位置が等しい
    請求項7に記載の保護躯体。
  9. 前記底部床版を構成する複数の床版部材を一体化する一体化手段が備えられた
    請求項8に記載の保護躯体の構築方法。
  10. 前記底部床版に対する前記支柱の設置姿勢を調整する調整手段が備えられた
    請求項7乃至9のうちいずれかに記載の保護躯体。
  11. 前記上部床版の部材縁部における内部の配筋が、梁構造配筋である
    請求項7乃至10のうちいずれかに記載の保護躯体。
  12. 前記支柱は、
    必要強度を有する円形断面と同等以上の多角形断面で少なくとも下部が構成されている
    請求項7乃至11のうちいずれかに記載の保護躯体。
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