JP2018199941A - 軽量盛土構造、および軽量盛土の構築方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施の一形態に係る埋設型枠材は、発泡樹脂ブロック上にコンクリート床版を形成するための型枠である。図1に示すように、埋設型枠材1は、形成するコンクリート床版の厚さに等しい高さを有する立設部位2と、底板部位3とを備えており、断面(立設部位2および底板部位3を通る断面)がL字形状である。
図3に示すように、埋設型枠材1は、固定部材9を、底板部位3の孔4に挿入して発泡樹脂ブロック10に突き刺すことにより、発泡樹脂ブロック10上に固定される。上記棒状の固定部材9は、発泡樹脂ブロック10に突き刺し易いように一方の先端部が尖っており、他方の先端部が埋設型枠材1を押さえることができるように膨らんでいる。より好ましくは、上記棒状の固定部材9は、上記他方の先端部が曲がったL字形状である。固定部材9の材質としては、鋼材が好適である。固定部材9の長さ(孔4に挿入される長さ)は、一つの埋設型枠材1を固定する固定部材9の本数にもよるが、150mm〜300mmであり、200mm程度が好適である。或いは、コンクリート床版の厚さと同等の長さから、2倍程度の長さが好適である。固定部材9の断面形状は、丸形、或いは三角形、正方形、六角形等の多角形が挙げられるが、特に限定されるものではない。固定部材9の径(断面形状が丸形である場合には直径、多角形である場合には最大径)は、発泡樹脂ブロック10に突き刺した状態での引抜抵抗や剪断抵抗を得るために、6mm以上であることが好ましい。上記径が6mm未満であると、固定に用いる固定部材9の本数(および孔4の個数)を極端に多くする必要が生じる。
図2,3に示すように、発泡樹脂ブロック10は、同体積の土砂の1/100程度の重量の、発泡スチロール(発泡ポリスチレン)製のブロック(EPSブロックとも称される)であり、多数積み上げることにより、盛土を形成することができるようになっている。尚、図2では、発泡樹脂ブロック10として、壁面材を直接設置可能な(壁面材と一体となる)発泡樹脂ブロックを例に挙げている。また、発泡樹脂ブロック10は、例えば2000×1000×500mm等の種々の寸法の規格品として市販されている。発泡樹脂ブロック10は、人力で容易に運搬および施工することができる。
図2,3に示すように、壁面材20は、発泡樹脂ブロック10の壁面側に固定される平板状の部材であり、軽量盛土の耐久性および耐候性を高める機能を有している。壁面材20の材質としては、高強度が要求されるので、繊維強化コンクリートが好適である。壁面材20は、工場で生産することができる。つまり、壁面材20は、軽量盛土の構築時に作製する必要は無く、予め生産しておく(プレキャスト製品として用意しておく)ことができる。そして、壁面材20は、工場で生産することができるので、壁面側に意匠を容易に形成することができる。
本発明の実施の一形態に係る軽量盛土の構築方法は、図2,3に示すように、発泡樹脂ブロック10上にコンクリート床版12を形成する工程を含む軽量盛土の構築方法であって、埋設型枠材1を、発泡樹脂ブロック10上に固定した後、立設部位2の高さに等しい厚さとなるようにコンクリートを打設する方法である。以下、軽量盛土の構築方法の一工程を順に説明する。
本発明の実施の一形態に係る軽量盛土構造は、図2,3に示すように、発泡樹脂ブロック10上にコンクリート床版12が形成された軽量盛土構造であって、埋設型枠材1を備え、上記埋設型枠材1は、発泡樹脂ブロック10上に固定されている構成である。
2 立設部位
3 底板部位
4 孔
9 固定部材
10 発泡樹脂ブロック
11 緊結金具
12 コンクリート床版
13 裏込材
14 緩衝材
15 鉄筋金網
20 壁面材
21 充填材
30 H型鋼
h 立設部位の高さ
l 埋設型枠材の長さ
t 底板部位の平均厚さ
w 底板部位の幅
Claims (9)
- 発泡樹脂ブロック上にコンクリート床版を形成する工程を含む軽量盛土の構築方法であって、
形成するコンクリート床版の厚さに等しい高さを有する立設部位と、平均厚さがコンクリート床版の厚さの30%以下である底板部位とを備えた、断面がL字形状の埋設型枠材を、発泡樹脂ブロック上に固定した後、立設部位の高さに等しい厚さとなるようにコンクリートを打設することを特徴とする軽量盛土の構築方法。 - 上記埋設型枠材は底板部位に複数の孔を有し、当該埋設型枠材を、その孔に棒状の固定部材を差し込むことによって発泡樹脂ブロック上に固定することを特徴とする請求項1に記載の軽量盛土の構築方法。
- 上記固定部材の径が6mm以上であることを特徴とする請求項2に記載の軽量盛土の構築方法。
- 上記埋設型枠材の長さがコンクリート床版の厚さの3〜15倍であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の軽量盛土の構築方法。
- 上記埋設型枠材は、底板部位において、立設部位との結合部分から先端部分に向かって、その長さが次第に短くなるように形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の軽量盛土の構築方法。
- 上記埋設型枠材が繊維補強セメントで形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の軽量盛土の構築方法。
- 発泡樹脂ブロック上に緩衝材を設置した後、埋設型枠材を設置することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の軽量盛土の構築方法。
- 発泡樹脂ブロック上にコンクリート床版が形成された軽量盛土構造であって、
打設されるコンクリート床版の枠材である埋設型枠材を備え、
上記埋設型枠材は、断面がL字形状であり、コンクリート床版の厚さに等しい高さを有する立設部位と、平均厚さがコンクリート床版の厚さの30%以下である底板部位とを備え、発泡樹脂ブロック上に固定されていることを特徴とする軽量盛土構造。 - 発泡樹脂ブロック上にコンクリート床版が形成された嵩上げ構造であって、
打設されるコンクリート床版の枠材である埋設型枠材を備え、
上記埋設型枠材は、断面がL字形状であり、コンクリート床版の厚さに等しい高さを有する立設部位と、平均厚さがコンクリート床版の厚さの30%以下である底板部位とを備え、発泡樹脂ブロック上に固定されていることを特徴とする嵩上げ構造。
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