JP2018199232A - 型締機、それを備えた中空成形機、及び中空成形品の製造方法 - Google Patents

型締機、それを備えた中空成形機、及び中空成形品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】例えば中空成形機等に好適であって、良質な型締機を提供すること。
【解決手段】一実施の形態に係る型締機40では、一対の金型41a,41bがそれぞれ取り付けられた一対の可動盤42a,42bを、ボールネジ48を介して金型41a,41bの閉じる方向に移動させる電動サーボモータ47と、一対の可動盤42a,42bの一方に取り付けられ、当該可動盤を金型の閉じる方向に押圧する油圧シリンダ46と、を備え、金型の初期位置からの移動距離が所定の距離以上になったときに電動サーボモータ47と油圧シリンダ46の両方を稼働させる。
【選択図】図15

Description

本発明は型締機、それを備えた中空成形機、及び中空成形品の製造方法に関する。
中空成形機(ブロー成形機)では、押出機に連結されたヘッドから押し出された筒状のパリソンを一対の金型で挟み込み、金型内のパリソン内部にエアを吹き込むことにより中空成形品を製造する。このような中空成形機において、開いた状態の一対の金型を閉じる方向に移動させてパリソンを挟み込む型締機を設けたものが知られている。
特許文献1では、一対の金型が互いに所定の間隔に近接するまでは、一対の金型を電動サーボモータにより移動させ、所定の間隔に近接したときには、電動サーボモータを停止させて油圧シリンダとタイバーをロック機構で締結し、その後は、タイバーを介して油圧シリンダにより一対の金型の型締めを行う。
特開2014−069417号公報
発明者は、開いた状態の一対の金型を閉じる方向に移動させる型締機の開発に際し、様々な課題を見出した。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態に係る型締機では、一対の金型がそれぞれ取り付けられた一対の可動盤を、ボールネジを介して金型の開閉方向に移動させる電動サーボモータ、及び一対の可動盤の一方に取り付けられ、当該可動盤を金型の閉じる方向に押圧する油圧シリンダを備え、金型の初期位置からの移動距離が所定の距離以上になったときに電動サーボモータと油圧シリンダの両方を稼働させる。
前記一実施の形態によれば、例えば中空成形機等に好適であって、良質な型締機を提供することができる。
実施の形態1に係る中空成形機及び中空成形品の製造方法の概要を示す模式的断面図である。 実施の形態1に係る中空成形機及び中空成形品の製造方法の概要を示す模式的断面図である。 実施の形態1に係る中空成形機及び中空成形品の製造方法の概要を示す模式的断面図である。 実施の形態1に係る中空成形機及び中空成形品の製造方法の概要を示す模式的断面図である。 車両用のプラスチック燃料タンクの外観写真である。 比較例1に係る型締機の概略構成を示す平面図である。 比較例1に係る型締機の型締め動作を模式的に示す平面図である。 比較例1に係る型締機の型締め動作を模式的に示す平面図である。 比較例1に係る型締機の型締め動作を模式的に示す平面図である。 比較例1に係る型締機の型締め動作を模式的に示す平面図である。 比較例1に係る型締機の型締め動作を模式的に示す平面図である。 比較例1に係る型締機により製造された中空成形品を示す模式的断面図である。 実施の形態1に係る型締機の概略構成を示す平面図である。 実施の形態1に係る型締機の型締め動作中における、金型の移動、電動サーボモータの動作及び油圧シリンダの油圧の動作について示すタイミングチャートである。 実施の形態1に係る型締機の型締め動作における処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1に係る型締機の型締め動作中におけるパリソンの成形状況について模式的に示す平面図である。 実施の形態1に係る型締機の型締め動作中におけるパリソンの成形状況について模式的に示す平面図である。 実施の形態1に係る型締機の型締め動作中におけるパリソンの成形状況について模式的に示す平面図である。 実施の形態1に係る型締機により製造された中空成形品を示す模式的断面図である。 実施の形態1に係る型締機の型開き動作中における、金型の移動、及び、電動サーボモータ及び油圧シリンダの油圧の動作について示すタイミングチャートである。
以下、具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜簡略化されている。
(実施の形態1)
<中空成形機の全体構成>
まず、図1を参照して、実施の形態1に係る中空成形機における全体構成について説明する。
実施の形態1に係る中空成形機は、パリソンを押出成形する押出ブロー成形機である。図1〜4は、実施の形態1に係る中空成形機及び中空成形品の製造方法の概要を示す模式的断面図である。なお、図1に示した右手系xyz座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。通常、xy平面が水平面であって、z軸プラス向きが鉛直上向きとなる。図1に示すように、実施の形態1に係る中空成形機1は、押出機10、ヘッド20、パリソン肉厚調整装置30、型締機40、及び下ピンチ装置61を備えている。
押出機10は、スクリュー式押出機であって、x軸方向に延設されたシリンダ11の内部にx軸方向に延設されたスクリュー12が収容されている。シリンダ11のx軸マイナス側端部の上側に、パリソン53の原料である樹脂ペレット51を投入するためのホッパ13が設けられている。ホッパ13から供給された樹脂ペレット51は、回転するスクリュー12の根元部から先端部に向かって、すなわちx軸プラス方向に押し出される。樹脂ペレット51は、シリンダ11の内部において回転するスクリュー12によって圧縮され、溶融樹脂52に変化する。なお、図示しないが、スクリュー12には、例えば、減速機を介してモータが駆動源として連結される。
ヘッド20は、押出機10のx軸プラス側端部に設けられたアダプタ14を介して、押出機10に連結されている。ヘッド本体21は、鉛直方向(z軸方向)に延設された円筒状の筐体であり、上端部(z軸プラス側端部)の側面において押出機10に連結されている。ヘッド本体21の上側には、後述するパリソン肉厚調整装置30のコア32を上下動させ、溶融樹脂52の吐出量を調整する吐出量調整装置22が設けられている。ヘッド本体21の内部には、吐出量調整装置22とパリソン肉厚調整装置30のコア32とを連結するように鉛直方向(z軸方向)に延設されたスピンドル23が収容されている。そして、ヘッド本体21の下端部(z軸マイナス側端部)には、パリソン肉厚調整装置30が設置されている。
パリソン肉厚調整装置30は、円錐台状の貫通孔を有する略円柱状のダイ31、ダイ31の貫通孔に挿入される略円錐台状のコア32、及びダイ31の先端部の内周面に設けられたフレキシブルリング33を備えている。ダイ31とコア32との隙間が樹脂流路である。当該樹脂流路を通過した溶融樹脂52が筒状に成形されて、吐出口からパリソン53として押し出される。
ここで、フレキシブルリング33とコア32とにより吐出口が規定される。すなわち、パリソン53の断面形状は、フレキシブルリング33と、コア32とによって規定される。吐出量調整装置22によりコア32を上下動させると、吐出口におけるコア32の径が変化する。そのため、フレキシブルリング33とコア32との間隔すなわちパリソン53の断面の肉厚が変化する。この肉厚の変化は、パリソン53の長手方向における変化である。
型締機40は、一対の金型41a、41bと、一対の可動盤42a、42bと、備えている。金型41a、41bは、それぞれ可動盤42a、42bに固定されている。可動盤42a、42bがx軸方向にスライドすることにより、金型41a、41bが開閉する。図1、図3は、金型41a、41bが開いた状態を示しており、図2は、金型41a、41bが閉まった状態を示している。なお、型締機40の詳細については後述する。下ピンチ装置61は、型締機40における金型41a、41bの下方位置に設けられ、パリソン肉厚調整装置30から押し出されたパリソン53の下部を挟持する。
次に、図1〜4を参照して、実施の形態1に係る中空成形機における中空成形品の製造方法について説明する。
図1に示すように、押出機10からx軸プラス方向に押し出された溶融樹脂52は、ヘッド20において鉛直方向下向き(z軸マイナス方向)に流動方向を変化させ、パリソン肉厚調整装置30からパリソン53として押し出される。
図1に示すように、中空成形機1では、金型41a、41bが開いた状態で、パリソン53が鉛直方向下向き(z軸マイナス方向)に所定量押し出される。図2に示すように、パリソン53が規定長さになると、下ピンチ装置61によってパリソン53の下部が挟持される。そして、金型41a、41bを閉じる方向に移動させる(金型41aをx軸プラス方向、金型41bをx軸マイナス方向に移動させる)とともに、コア32の中心に形成された流路からプリブローのガス(空気)を送りパリソン53を少し膨らませる。
その後、金型41a、41bが閉じると同時にプリブローの空気を停止し、図3に示すように、吹込針43をパリソン53に突き刺してパリソン53の内部に空気を送り、パリソン53を金型41a、41bの内面形状まで膨らませる。そして、膨らんで金型41a、41bの内側に押し付けられた状態の溶融樹脂であるパリソン53を冷却する。これにより、中空成形品54が製造される。
金型41a、41bが閉まった状態で、金型41a、41bをy軸マイナス方向に移動させると、パリソン53の押し出しを継続することができる。なお、金型41a、41bが閉まった状態で、y軸マイナス方向に移動せず、パリソン53の押し出しを停止してもよい。そして、図4に示すように、金型41a、41bが開き、中空成形品54が取り出された後、金型41a、41bがy軸プラス方向に移動して元の位置に戻る。
図4に示した中空成形品54は単純化されている。中空成形品54は、例えば、車両用のプラスチック燃料タンク(PFT:Plastic Fuel Tank)など複雑な形状を有するものであってもよい。図5は、車両用のプラスチック燃料タンクの外観写真である。実際のプラスチック燃料タンクは多数の凹凸を有し、駄肉が発生し易い複雑な形状を有している。
実施の形態1に係る中空成形機は、詳細について後述する型締機40を有しているため、製造する中空成形品の肉厚のばらつきを低減することができる。これにより、中空成形品の駄肉を削減し、軽量化することができる。従って、実施の形態1に係る中空成形機は、軽量化が特に要求される、上述した車両用のプラスチック燃料タンクを中空成形品として製造する用途に好適である。
<比較例1に係る型締機>
次に、発明者が事前に検討した比較例1に係る型締機について説明する。
図6は、比較例1に係る型締機440の概略構成を示す平面図である。なお、図6に示した右手系xyz座標は、図1と一致している。また、理解を容易にするため、図6において、金型41a,41bについては断面で示している。
図6に示すように、比較例1に係る型締機440は、一対の金型41a,41b、一対の可動盤442a,442b、油圧シリンダ480a,480b、左側ロッド481a,481b、右側ロッド482a,482b、ボールネジ48、電動サーボモータ47及び制御部463を備えている。
一対の可動盤442a,442bは、基台449上において、一対の金型41a,41bの開閉方向に対し垂直に、互いに対向して配置されている。一対の可動盤442a,442bには、一対の金型41a,41bがそれぞれ取り付けられている。
ボールネジ48は、基台449において、一対の金型41a,41bの開閉方向(x軸方向)に対して平行に配置され、互いに逆方向にネジ切りされた第1ネジ部48aと第2ネジ部48bを有する。例えば、第1ネジ部48aに右ネジが形成されている場合、第2ネジ部48bには左ネジが形成されている。一対の可動盤の一方である可動盤442aには、第1ネジ部48aと螺合する第1ナット部44aが設けられている。一対の可動盤の他方である可動盤442bには、第2ネジ部48bと螺合する第2ナット部44bが設けられている。すなわち、ボールネジ48を回転させることで、可動盤442aと可動盤442bを、互いに近づく方向、または互いに離れる方向に、同期して移動させることができる。電動サーボモータ47は、ボールネジ48を回転させる駆動源である。電動サーボモータ47の回転はタイミングベルト等を介してボールネジ48に伝達される。
左側ロッド481a,481bは、一対の金型41a,41bの開閉方向(x軸方向)に対して平行に延設され、左側に位置する可動盤442aにより摺動自在に支持されている。左側ロッド481a,481bにおける一端(左端)は、それぞれ、油圧シリンダ480a,480bのピストンに固定されている。すなわち、左側ロッド481a,481bは、それぞれ、油圧シリンダ480a,480bにより、一対の金型41a,41bの開閉方向(x軸方向)に移動される。左側ロッド481a,481bにおける他端(右端)には、連結部483a,483bがそれぞれ設けられている。
右側ロッド482a,482bは、一端(右端)が右側に位置する可動盤442bに固定されている。右側ロッド482a,482bにおける他端(左端)には、連結部484a,484bがそれぞれ設けられている。右側ロッド482a,482bにおける連結部484a,484bは、左側ロッド481a,481bにおける連結部483a,483bとそれぞれ連結させることができる。
電動サーボモータ47は、一対の金型41a,41bにおける初期位置から開閉方向への移動距離を検出する機能を有している。すなわち、電動サーボモータ47は、電動サーボモータ47の回転量を検出するロータリエンコーダ62を有している。ロータリエンコーダ62は、電動サーボモータ47の回転量を検出することで、結果的に、一対の金型41a,41bにおける初期位置から開閉方向への移動距離を検出する。制御部463は、電動サーボモータ47からの、一対の金型41a,41bにおける初期位置から開閉方向への移動距離の検出結果に基づいて、電動サーボモータ47及び油圧シリンダ480a,480bの駆動を制御する。
次に、比較例1に係る型締機440の型締め動作について説明する。
図7〜図11は、それぞれ、比較例1に係る型締機440の型締め動作を模式的に示す平面図である。なお、図7〜図11に示した右手系xyz座標は、図1と一致している。また、理解を容易にするため、図7、図8、図10、図11において、金型41a,41b及びパリソン53については断面で示し、図9において、連結部484a,484bについては断面で示している。
図7に示すように、制御部463は、電動サーボモータ47を駆動させてボールネジ48を回転させ、一対の可動盤442a,442bを互いに近接する方向に移動させる。これにより、開いた状態の一対の金型41a,41bは閉じる方向に移動する。このとき、パリソン53は、下部が下ピンチ装置61によって閉じられ、プリブローの空気により少しずつ膨らむ。
図8に示すように、一対の金型41a,41bにおける初期位置から開閉方向への移動距離が所定の距離に到達したとき(一対の金型41a,41bが初期位置から予備型閉位置まで移動したとき)に、制御部463は、電動サーボモータ47を一旦停止させて、一対の可動盤442a,442bを静止させる。そして、制御部463は、左側ロッド481a,481bと、右側ロッド482a,482bと、を連結するロッキング動作を行う。電動サーボモータ47を一旦停止させた際、プリブローの空気により膨らんだパリソン53は、破線で示す領域Aにおいて一対の金型41a,41bの内面と接触している。
図9に示すように、ロッキング動作では、左側ロッド481a,481bを、それぞれ、軸を中心に回転させる。これにより、連結部483a,483bが、連結部484a,484bに嵌合し、左側ロッド481a,481bと、右側ロッド482a,482bと、が連結される。このロッキング動作に要する期間は約0.5秒である。ロッキング動作中は、電動サーボモータ47を停止させている。
ロッキング動作のために電動サーボモータ47を一旦停止させている間、パリソン53における一対の金型41a,41bの内面と接触している箇所は、冷却されて徐々に固まる。このため、図10に示すように、ロッキング動作が完了したとき、パリソン53における一対の金型41a,41bと接触している箇所(破線で示す領域A)は、金型41a,41bの内面に固着している。ロッキング動作が完了した後、制御部463は、油圧シリンダ480a、480bを駆動させて、それぞれ、左側ロッド481a,481bをX軸方向のマイナス側に引っ張る。これにより、一対の可動盤442a,442bを互いに近接する方向に移動し、一対の金型41a,41bは閉じる方向に移動する。
図11に示すように、金型41a、41bが閉じた状態で、吹込針43によるパリソン53の内部へのガス(空気)の吹き込みにより、パリソン53を金型41a、41bの内面形状まで膨らませる。すなわち、パリソン53は、吹込針43による空気の吹き込みによりさらに膨張して肉厚が薄くなり、金型41a、41bの内面にフィットする。しかしながら、パリソン53における、ロッキング動作の完了時に一対の金型41a,41bの内面に固着した箇所(破線で示す領域A)は、吹込針43による空気の吹き込みによっても肉厚が薄くならない。
図12は、型締機440により製造された中空成形品454を示す模式的断面図である。なお、図12に示した右手系xyz座標は、図1と一致している。図12に示すように、ロッキング動作の完了時に一対の金型41a,41bの内面に固着した箇所454aでは、その他の箇所454bと比べて肉厚が厚くなる。すなわち、型締機440により製造された中空成形品454では、肉厚の分布が生じている。中空成形品454において十分な強度を保証するために、中空成形品454の肉厚の薄いその他の箇所454bについても所定の厚み以上にする必要がある。このため、中空成形品454の肉厚の厚い箇所454aでは、肉厚が無駄に厚くなる。このように、比較例1に係る型締機440では、製造した中空成形品において肉厚の分布が生じるので、中空成形品の駄肉を削減し、軽量化する効果が不充分であるという問題があった。
<実施の形態1に係る型締機>
次に、実施の形態1に係る型締機の詳細について説明する。なお、比較例1と共通の部分については共通の符号を付してその説明を省略する。
図13は、実施の形態1に係る型締機40の概略構成を示す平面図である。なお、図13に示した右手系xyz座標は、図1と一致している。また、理解を容易にするため、図13において、金型41a,41bについては断面で示している。
図13に示すように、実施の形態1に係る型締機40は、一対の金型41a,41b、一対の可動盤42a,42b、油圧シリンダ46、電動サーボモータ47、ボールネジ48、及び制御部63を備えている。一対の可動盤42a,42bは、基台49上において、一対の金型41a,41bの開閉方向に対し垂直に、互いに対向して配置されている。一対の可動盤42a,42bには、一対の金型41a,41bがそれぞれ取り付けられている。
ボールネジ48は、基台49において、一対の金型41a,41bの開閉方向(x軸方向)に対して平行に配置され、互いに逆方向にネジ切りされた第1ネジ部48aと第2ネジ部48bを有する。一対の可動盤の一方である可動盤42aには、第1ネジ部48aと螺合する第1ナット部44aが設けられている。一対の可動盤の他方である可動盤42bには、第2ネジ部48bと螺合する第2ナット部44bが設けられている。すなわち、ボールネジ48を回転させることで、可動盤42aと可動盤42bを、互いに近づく方向(金型41a,41bを閉じる方向)、または互いに離れる方向(金型41a,41bを開く方向)に、同期して移動させることができる。
油圧シリンダ46は、基台49上において一対の金型41a,41bの開閉方向に対し垂直に固定配置された固定盤64に固定されている。油圧シリンダ46のピストンロッド46aの先端は、一対の可動盤の一方である可動盤42aに取り付けられている。油圧シリンダ46は、可動盤42aを一対の金型が閉じる方向(x軸プラス方向)に押圧する。制御部63は、一対の金型41a,41bにおける初期位置から開閉方向への移動距離に基づいて、油圧シリンダ46及び電動サーボモータ47の駆動を制御する。
一対の金型41a,41bにおける初期位置から開閉方向への移動距離は、上述したように、電動サーボモータ47の有するロータリエンコーダ62により検出する。すなわち、制御部63は、電動サーボモータ47からの、一対の金型41a,41bにおける初期位置から開閉方向への移動距離の検出結果に基づき、油圧シリンダ46と電動サーボモータ47を稼働させる。なお、型締機40において、磁気式センサ、超音波式センサ、渦電流式センサ、光電式センサ、レーザ式センサなどの変位センサを位置検出部として別途設けて、一対の金型41a,41bにおける初期位置から開閉方向への移動距離を検出するようにしてもよい。型締機40において位置検出部を別途設けた場合、制御部63は、位置検出部からの、一対の金型41a,41bにおける初期位置から開閉方向への移動距離の検出結果に基づき、油圧シリンダ46と電動サーボモータ47を稼働させる。制御部63による、油圧シリンダ46及び電動サーボモータ47の駆動の制御方法の詳細については後述する。
型締機40は、一対の金型41a,41bの開閉方向(x軸方向)に対して平行に延在し、可動盤42a,42bにより摺動自在に支持されたタイバー45a,45bをさらに備えている。タイバー45aは、一対の可動盤42a,42bにおける、一対の金型41a,41bの開閉方向に垂直な方向(Z軸方向)の一端部(上方の端部)にて支持されている。タイバー45bは、一対の可動盤42a,42bにおける、一対の金型41a,41bの開閉方向に垂直な方向(Z軸方向)の他端部(下方の端部)にて支持されている。前述の油圧シリンダ46は、一対の可動盤42a,42bにおける、一対の金型41a,41bの開閉方向に垂直な方向(Z軸方向)の中央部に取り付けられている。一対の可動盤42a,42bに対して、タイバー45a,45b及び油圧シリンダ46を上述のように配置すると、一対の可動盤42a,42bを安定して移動させることができる。これにより、型締め力をバランス良く加えることができ、均等に型締めすることができる。
次に、型締機40の型締め動作について説明する。なお、以下の説明では、図13についても適宜参照する。
図14は、型締め動作中における、金型41aの移動、電動サーボモータ47の動作及び油圧シリンダ46の油圧の動作について示すタイミングチャートである。図14中の金型41aの移動を示すグラフにおいて、横軸は金型41aの開閉方向における初期位置からの移動距離[mm](以下、単に「移動距離」という)、縦軸は金型41aの移動速度[mm/sec]である。始めに、金型41aは、型開きした状態で型閉開始位置にある。すなわち、型閉開始位置では移動距離0である。なお、型締め動作中、金型41bは、ボールネジ48の回転により、金型41aと同期して、金型41aとは反対方向に移動する。
図14に示すように、金型41aの位置が型閉開始位置から予備型閉位置(移動距離200mm)までは電動サーボモータ47は位置制御により駆動される。ここで、位置制御とは、位置指令により電動サーボモータ47の回転角度(位置)と回転速度(移動速度)を制御する制御方式である。型閉開始位置から予備型閉位置までの期間において、電動サーボモータ47により、移動速度が150mm/sec以下の予め定められた目標速度に達するまで金型41aを加速させ、金型41aの移動速度が目標速度になった後、金型41aを等速で移動させる。
金型41aを等速で約3秒間移動させた後、電動サーボモータ47により、金型41aを減速させ、予備型閉位置で停止させる。予備型閉位置において金型41aを停止させている間(約2秒間)に、電動サーボモータ47の駆動制御方式を位置制御から速度制御に切替える。これにより、金型41aが予備型閉位置に達した後、電動サーボモータ47は速度制御により駆動される。ここで、速度制御とは、速度指令電圧に応じて無段階に電動サーボモータ47の速度を変える制御方式である。
電動サーボモータ47の制御方式を切替えた後、予備型閉位置から金型41aを再び閉じる方向に移動させるとともに、プリブローによるパリソン53内部への空気の送り込みを開始する。予備型閉位置から低速開始位置(移動距離550mm)までの期間において、電動サーボモータ47により、金型41aを加速させ、移動速度が300mm/secに達したところで金型41aを等速で移動させる。そして、電動サーボモータ47により、金型41aを等速で約2秒間移動させる。
金型41aが低速開始位置に到達した後、電動サーボモータ47により、金型41aの移動速度を150mm/secに減速させる。そして、金型41aの移動速度が150mm/secになった後、電動サーボモータ47により金型41aを等速で移動させる。また、金型41aが低速開始位置に到達した後、電動サーボモータ47にトルク制限(トルクリミット)をかける。ここで、トルク制限とは、電動サーボモータ47において、所定のトルク制限値以上のトルクが発生しないようにする制御である。電動サーボモータ47にトルク制限をかけると、速度制御において、電動サーボモータ47の実トルクが、トルク制限値以下であれば設定速度になるまで加速を行い、トルク制限値より大きくなると加速は行わずにトルク制限値とつり合う速度で運転する。
金型41aを150mm/secで等速移動させている間に、金型41aの位置が油圧駆動開始位置(550mm以上の所定の移動距離)になったところで、油圧シリンダ46の稼働を開始させる。つまり、金型41aの位置が油圧駆動開始位置(550mm以上の所定の移動距離)になったところで、電動サーボモータ47に加えて、油圧シリンダ46も稼働させる。油圧シリンダの稼働において、油圧シリンダ46に供給する油の流量を徐々に増加させる。なお、油圧駆動開始位置は、製造する中空成形品に応じた最適な位置に設定する。
油圧シリンダ46を稼働させた後、しばらくすると、油圧シリンダ46により金型41aに加えられる力が、電動サーボモータ47により金型41aに加えられる力を上回る。これにより、実際の金型速度が電動サーボモータ47による金型速度の指令値より大きくなる。このときの金型41aの位置を「駆動切り替わり位置」とする。
金型41aの位置が駆動切り替わり位置に到達した後、電動サーボモータ47が金型41aから受ける反力が増大する。しかしながら、電動サーボモータ47にはトルク制限がかけられているので、電動サーボモータ47は、金型41aの位置が駆動切り替り位置に到達した後、負荷の増大に追随して指令値を増大させることはない。すなわち、金型41aの位置が駆動切り替わり位置に到達した後、電動サーボモータ47によって、油圧シリンダ46の押圧力が強くなるのを妨げられることはなく、金型41aは油圧シリンダ46の押圧力によって移動する。金型41aの位置が型閉完了位置から保圧位置(移動距離595mm)までの期間では、パリソン53の食い切りをするために、金型41aは油圧シリンダ46により強力に押圧される。
図15は、型締機40の制御部463における、型締め動作での処理の流れを示すフローチャートである。図15に示すように、まず、電動サーボモータ47を位置制御により駆動させる(ステップS101)。次に、金型41aの位置が予備型閉位置まで来たか否かを判断する(ステップS102)。ステップS102において金型41aの位置が予備型閉位置まで来たと判断された場合、電動サーボモータ47の駆動を位置制御から速度制御に切替える(ステップS103)。
ステップS103に続いて、金型41aの位置が低速開始位置まで来たか否かを判断する(ステップS104)。ステップS104において金型41aの位置が低速開始位置まで来たと判断された場合、金型41aの移動速度を減速させるとともに電動サーボモータ47におけるトルク制限を開始する(ステップS105)。
ステップS105に続いて、金型41aの位置が油圧駆動開始位置まで来たか否かを判断する(ステップS106)。ステップS106において金型41aの位置が油圧駆動開始位置まで来たと判断された場合、油圧シリンダ46の稼働を開始する(ステップS107)。これにより、金型41aの位置が油圧駆動開始位置まで来たとき、すなわち、金型41aの初期位置からの移動距離が所定の距離以上になったときに、電動サーボモータ47と油圧シリンダ46の両方を稼働させることになる。
ステップS107に続いて、実際の金型速度が電動サーボモータ47による金型速度の指令値より大きいか否かを判断する(ステップS108)。ステップS108において実際の金型速度が電動サーボモータによる金型速度の指令値より大きいと判断された場合、トルク制限値を下げる(ステップS109)。次に、金型41aの位置が保圧位置まで来たか否かを判断する(ステップS110)。ステップS108において金型41aの位置が保圧位置まで来たと判断された場合、電動サーボモータ47のトルク制限値を0%に下げ(ステップS111)、処理を終了する。
図16〜図18は、それぞれ、型締機40の型締め動作中におけるパリソン53の成形状況について模式的に示す平面図である。なお、図16〜図18に示した右手系xyz座標は、図1と一致している。また、理解を容易にするため、図16〜図18において、金型41a,41b及びパリソン53については断面で示している。
図16に示すように、金型41aの位置が予備型閉位置にある状態から、電動サーボモータ47により一対の金型41a,41bを閉じる方向に移動させるとともに、プリブローによってパリソン53の内部に空気が送り込まれる。パリソン53の下部は下ピンチ装置61によって閉じられているので、プリブローの空気によりパリソン53は少しずつ膨らむ。
図17に示すように、一対の金型41a,41bを閉じる方向に移動させている途中で、プリブローの空気により膨らんだパリソン53の一部の箇所(破線で示す領域B)が金型41a,41bの内面に接触する。パリソン53の一部の箇所(破線で示す領域B)が金型41a,41bの内面に接触した後も、金型41a,41bを停止させることなく、金型41aの位置が保圧位置に達するまで金型41a,41bの移動は継続される。
図18に示すように、金型41a、41bが閉じた状態では、金型41a、41bは油圧シリンダ46により押圧されている。この状態で、吹込針43によるパリソン53の内部への空気の吹き込みにより、パリソン53を金型41a、41bの内面形状まで膨らませる。上述したように、プリブローにおいてパリソン53の一部の箇所が最初に接触した後、金型41a,41bを停止させず閉じる方向に移動を継続する。このため、パリソン53における金型41a,41bの内面に接触した箇所の冷却が進む前に、吹込針43によるパリソン53の内部への空気の吹き込みを開始することができる。つまり、パリソン53における金型41a,41bの内面に接触した箇所が冷却されて固着する前に、吹込針43によるパリソン53の内部への空気の吹き込みが開始される。これにより、吹込針43によるパリソン53の内部への空気の吹き込みによって、パリソン53の全ての箇所をほぼ均一に膨張させることができる。
図19は、型締機40により製造された中空成形品54を示す模式的断面図である。なお、図19に示した右手系xyz座標は、図1と一致している。図19に示すように、中空成形品54において肉厚の分布は実質的に生じていない。すなわち、プリブローにより最初に金型41a,41bの内面に接触した箇所54aの肉厚も他の箇所の肉厚とほぼ同じである。
以上の通り、実施の形態1に係る型締機では、比較例1に係る型締機と比べて、より均等にパリソンを膨張させることができる。その結果、比較例1に係る型締機に比べ、中空成形品の駄肉をより多く削減し、より軽量化することができる。
次に、型締機40の型開き動作について説明する。なお、以下の説明では、図13についても適宜参照する。
型締機40において、型締め動作が終了すると、中空成形品を取り出すために型開きをする。すなわち、金型41a、41bが開く方向に可動盤42a、42bを移動させ、金型41a、41bを初期位置に戻す。
図20は、型開き動作中における、金型41aの移動、及び、電動サーボモータ47及び油圧シリンダ46の油圧の動作について示すタイミングチャートである。金型41aの移動を示すグラフにおいて、横軸は金型41aの開閉方向における初期位置からの移動距離[mm](以下、単に「移動距離」という)、縦軸は金型41aの移動速度[mm/sec]である。型開き動作の開始時、金型41aの位置は保圧位置(移動距離595mm)にある。なお、型開き動作中、金型41bは、金型41aと同期して、金型41aとは反対方向に移動する。
図20に示すように、型開き動作中、電動サーボモータ47は位置制御により駆動され、油圧シリンダ46は停止させたままとする。まず、電動サーボモータ47により、保圧位置にある金型41aを移動速度が150mm/secに達するまで加速させる。そして、金型41aの移動速度が150mm/secになった後、金型41aを等速で約2秒間移動させる。この間に製造された中空成形品を取り出す。
金型41aを等速で約2秒間移動させた後、電動サーボモータ47により、金型41aを移動速度が300mm/secに達するまで加速させる。そして、金型41aを等速で約4秒間移動させた後、金型41aを減速させ、金型41aの位置が初期位置である型開開始位置に到達したところで金型41aを停止させる。
このように、型締機40では、型開き動作において、電動サーボモータ47を位置制御により駆動させて可動盤42a、42bを移動させる。これにより、金型41a、41bを素早く開くことができ、成形のサイクルタイムを短くすることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 中空成形機
10 押出機
11 シリンダ
12 スクリュー
13 ホッパ
14 アダプタ
20 ヘッド
21 ヘッド本体
22 吐出量調整装置
23 スピンドル
30 パリソン肉厚調整装置
31 ダイ
32 コア
33 フレキシブルリング
40 型締機
41a,41b 金型
42a,42b 可動盤
43 吹込針
44a 第1ナット部
44b 第2ナット部
45a,45b タイバー
46 油圧シリンダ
46a ピストンロッド
47 電動サーボモータ
48 ボールネジ
48a 第1ネジ部
48b 第2ネジ部
49 基台
51 樹脂ペレット
52 溶融樹脂
53 パリソン
54 中空成形品
61 下ピンチ装置
62 位置検出部
63 制御部
64 固定盤

Claims (19)

  1. 一対の金型と、
    前記一対の金型がそれぞれ取り付けられた一対の可動盤と、
    前記一対の可動盤の一方に取り付けられ、当該可動盤を前記一対の金型が閉じる方向に押圧する油圧シリンダと、
    前記一対の可動盤を前記一対の金型の開閉方向に移動させるための電動サーボモータと、
    前記油圧シリンダ及び前記電動サーボモータの駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記一対の金型の前記開閉方向における初期位置からの移動距離が所定の距離以上になったときに前記電動サーボモータと前記油圧シリンダの両方を稼働させる、型締機。
  2. 前記電動サーボモータは、前記移動距離を検出する機能を有し、
    前記制御部は、前記電動サーボモータからの前記移動距離の検出結果に基づき、前記電動サーボモータと前記油圧シリンダを稼働させる、請求項1に記載の型締機。
  3. 前記移動距離を検出する位置検出部をさらに有し、
    前記制御部は、前記位置検出部からの前記移動距離の検出結果に基づき、前記電動サーボモータと前記油圧シリンダを稼働させる、請求項1に記載の型締機。
  4. 前記開閉方向に対して前記一対の可動盤が垂直に対向して配置され、
    前記開閉方向に平行に配置され、互いに逆方向にネジ切りされた第1ネジ部と第2ネジ部を有するボールネジと、前記第1ネジ部と螺合し、前記一対の可動盤の一方に設けられた第1ナット部と、前記第2ネジ部と螺合し、前記一対の可動盤の他方に設けられた第2ナット部と、をさらに備え、
    電動サーボモータは前記ボールネジを回転させる、請求項1に記載の型締機。
  5. 前記制御部は、前記一対の金型を閉じる方向に移動させる際に、前記移動距離が前記所定の距離になるまでは前記電動サーボモータの駆動により前記一対の金型を移動させる、請求項1に記載の型締機。
  6. 前記制御部は、前記電動サーボモータと前記油圧シリンダの両方を稼働させるときには、前記電動サーボモータの駆動にトルク制限をかける、請求項1に記載の型締機。
  7. 前記制御部は、前記一対の金型を開く方向に移動させるときには、前記電動サーボモータの駆動により前記一対の金型を移動させる、請求項1に記載の型締機。
  8. 前記油圧シリンダは、前記一対の可動盤の一方における前記開閉方向に垂直な方向の中央部に取り付けられ、
    前記一対の可動盤における前記開閉方向に垂直な方向の一端部及び他端部において、前記開閉方向に摺動自在に取り付けられたタイバーをさらに備える、請求項1に記載の型締機。
  9. 溶融樹脂を押し出す押出機と、
    前記押出機に連結され、前記溶融樹脂からパリソンを成形するヘッドと、
    前記ヘッドの先端に設けられ、前記パリソンの肉厚を調整するパリソン肉厚調整装置と、
    一対の金型により前記パリソンを挟み込むと共に、挟み込んだ前記パリソンにガスを吹き込んで前記パリソンを前記一対の金型の内面形状まで膨らませる型締機と、を備え、
    前記型締機が、
    前記一対の金型がそれぞれ取り付けられた一対の可動盤と、
    前記一対の可動盤の一方に取り付けられ、当該可動盤を前記一対の金型が閉じる方向に押圧する油圧シリンダと、
    前記一対の可動盤を前記一対の金型の開閉方向に移動させるための電動サーボモータと、
    前記油圧シリンダ及び前記電動サーボモータの駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記一対の金型の前記開閉方向における初期位置からの移動距離が所定の距離以上になったときに前記電動サーボモータと前記油圧シリンダの両方を稼働させる、中空成形機。
  10. 前記電動サーボモータは、前記移動距離を検出する機能を有し、
    前記制御部は、前記電動サーボモータからの前記移動距離の検出結果に基づき、前記電動サーボモータと前記油圧シリンダを稼働させる、請求項9に記載の中空成形機。
  11. 前記移動距離を検出する位置検出部をさらに有し、
    前記制御部は、前記位置検出部からの前記移動距離の検出結果に基づき、前記電動サーボモータと前記油圧シリンダを稼働させる、請求項9に記載の中空成形機。
  12. 前記開閉方向に対して前記一対の可動盤が垂直に対向して配置され、
    前記開閉方向に平行に配置され、互いに逆方向にネジ切りされた第1ネジ部と第2ネジ部を有するボールネジと、前記第1ネジ部と螺合し、前記一対の可動盤の一方に設けられた第1ナット部と、前記第2ネジ部と螺合し、前記一対の可動盤の他方に設けられた第2ナット部と、をさらに備え、
    電動サーボモータは前記ボールネジを回転させる、請求項9に記載の中空成形機。
  13. 前記制御部は、前記一対の金型を閉じる方向に移動させる際に、前記所定の距離になるまでは前記電動サーボモータの駆動により前記一対の金型を移動させる、請求項9に記載の中空成形機。
  14. 前記制御部は、前記電動サーボモータと前記油圧シリンダの両方を稼働させるときには、前記電動サーボモータの駆動にトルク制限をかける、請求項9に記載の中空成形機。
  15. 前記制御部は、前記一対の金型が開く方向に前記一対の金型を移動させるときには、前記電動サーボモータの駆動により前記一対の金型を移動させる、請求項9に記載の中空成形機。
  16. 前記油圧シリンダは、前記一対の可動盤の一方における前記開閉方向に垂直な方向の中央部に取り付けられ、
    前記一対の可動盤における前記開閉方向に垂直な方向の一端部及び他端部において、前記開閉方向に摺動自在に取り付けられたタイバーをさらに備える、請求項9に記載の中空成形機。
  17. 肉厚を調整しつつ、溶融樹脂からパリソンを押出成形するステップと、
    電動サーボモータ及び油圧シリンダの少なくとも一方により一対の金型を閉じる方向に移動させて、押出成形された前記パリソンを前記一対の金型により挟み込むステップと、
    前記一対の金型により挟み込まれた前記パリソンにガスを吹き込むステップと、を備え、
    前記パリソンを前記一対の金型により挟み込むステップにおいて、前記一対の金型における初期位置から開閉方向への移動距離が所定の距離以上になったときに前記電動サーボモータと前記油圧シリンダの両方を稼働させる、中空成形品の製造方法。
  18. 前記一対の金型を閉じる方向に移動させる際に、前記所定の距離になるまでは前記電動サーボモータの駆動により前記一対の金型を移動させる、請求項17に記載の中空成形品の製造方法。
  19. 前記電動サーボモータと前記油圧シリンダの両方を稼働させるときには、前記電動サーボモータの駆動にトルク制限をかける、請求項17に記載の中空成形品の製造方法。
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