JP2018199202A - ガード装着機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピンドルを保持する軸受部の径が異なるディスクグラインダに対し、スピンドルとガードの中心を共通のアダプタで一致させることが出来る汎用性の高いガード装着機構を提供する。【解決手段】内蔵電動モータで回転駆動され、先端の一部におねじ部2を有するスピンドル3と、スピンドル3先端部に装着される円盤型刃具と、スピンドル3を軸支する軸受部6の外周を挟持するアダプタ7を構成に含み、円盤型刃具の外周の一部を覆うガード5とを有するディスクグラインダにおいて、アダプタ7とガード5を別体としアダプタ7に設けられた固定用ねじ穴34に対し、ガード5の一部に穿設された位置調整用穴37から、固定用ボルト40を締結する構成とした上で、ガード5にスピンドル3と同軸上にあるセンター穴31を穿設し、スピンドル3とセンター穴31の双方に対し隙間なく挿通可能な挿通穴32および挿通軸33を同軸上に有する調心器具30を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ディスクグラインダ等の電動工具に関するものである。
現在建築現場等で幅広く使用されるディスクグラインダは、例えば特許文献1で示される実施例に代表されるように、内蔵した電動モータで回転駆動されるスピンドルの先端に、円盤型刃具(砥石15)が装着されており、スピンドルを軸支する軸受部の外周をクランプするアダプタ部を構成に含み、円盤型刃具の同心円上で外周の一部を覆う、半円形のガード(砥石カバー7)を有している。
ところでディスクグラインダは、メーカーによって軸受部の外径が異なることが多い。
よってもし、図8に示す様に、軸受部6の外径が異なるディスクグラインダに対し、同じアダプタ付ガード46を装着した場合、円盤型刃具4とアダプタ付ガード46の中心軸に、ずれ47が発生することになる。
ずれ47が発生すると、円盤型刃具4とアダプタ付ガード46の内壁との間の隙間48が少なくなり、最悪の場合、両者が接触する可能性がある。また、あまりに小径の軸受部に装着した場合、アダプタ付ガード46のアダプタ部の変形が過大となり、破損する恐れもある。
そのため、基本的にガードは、各々のディスクグラインダの軸受部の外径に合った、専用のものを使用する必要がある。
一方でガードは、例えば特許文献2で示される実施例のように、集塵機能などを持たせたものが汎用品として提供されている。
本実施例ではアダプタ部(第一アダプタ31、第二アダプタ32)がガード(保護カバー1)に対し着脱可能な構成となっているので、装着するディスクグラインダの軸受部に合わせたアダプタを用意すれば、円盤型刃具(カッタ11)とガードの中心を一致させることが出来る。
しかし、市場に存在する様々なディスクグラインダの全てに対し、専用のアダプタを用意するのは現実的ではなく、またアダプタが増える程、装着時の間違いが生じやすくなる。
上記した問題点の解決策の一つとして、例えば特許文献3で示される実施例では、アダプタ部を3つの独立可動式の保持具(brackets34)で構成し、各々を弾性帯体(worm drive hose clamp42)で連結したガードが紹介されている。
本実施例では、軸受部の外径に合わせて各保持具の位置を調整出来るため、アダプタを交換することなく、様々なディスクグラインダへの装着が可能となる。
しかし本実施例において使用されている弾性帯体は変形自在であり、常に真円状態を保つことは出来ないため、特許文献3内における図4(FIG.4)に示される様に、状況によっては、ガード(body14)の中心と3つの保持具が挟持する軸受部の中心が一致しない可能性がある。
特開2017−80844号 公報 特開2009−172696号 公報 米国特許第8137165B2号 公報
上述した通り、ディスクグラインダは、円盤型刃具とガードの接触を避けるため、双方の中心位置を一致させなければならない。そのためにはディスクグラインダの軸受部に合ったアダプタを逐一用意する必要があり、様々なタイプのディスクグラインダに使用出来る、汎用性の高いガードを提供するのは現実的に困難であった。
本発明の目的は、スピンドルを保持する軸受部の径が異なるディスクグラインダに対し、スピンドルとガードの中心を、共通のアダプタで一致させることが出来る、汎用性の高いガード装着機構を提供することである。
本発明は、内蔵した電動モータで回転駆動され、先端の一部におねじ部2を有するスピンドル3と、スピンドル3先端部に装着される円盤型刃具4と、スピンドル3を軸支する軸受部6の外周を挟持するアダプタ7を構成に含み、円盤型刃具4の外周の一部を覆うガード5と、を有するディスクグラインダにおいて、アダプタ7とガード5を別体とし、アダプタ7に設けられた固定用ねじ穴34に対し、ガード5の一部に穿設された位置調整用穴37から、固定用ボルト40を締結する構成とした上で、ガード5にスピンドル3と同軸上にあるセンター穴31を穿設し、スピンドル3とセンター穴31の双方に対し隙間なく挿通可能な挿通穴32および挿通軸33を同軸上に有する調心器具30を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記アダプタ7を、ピン8で枢結させたクランプ(A)9、クランプ(B)10の2つからなる挟持具で構成し、クランプ(A)9の開放端側にピン8の中心軸と同方向に枢結されたボルトホルダ(A)12と、クランプ(B)10の開放端側にピン8の中心軸と同方向に枢結されたボルトホルダ(B)19に対し、ボルトホルダ(A)12の中心軸を横貫する通し穴25から、ボルトホルダ(B)19中心軸を横貫するクランプねじ穴26に向かって、クランプボルト27を架設したことを特徴とする。
また本発明は、上記アダプタ7の内周部に、軸受部6の外周に周設された溝29と嵌合する、爪28を設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記調心器具30の挿通穴32を、スピンドル3先端のおねじ部2と同じサイズのめねじ穴43で構成したことを特徴とする。
また本発明は、上記調心器具30に、ガード5のセンター穴31よりも大きい径を有する段差44を設けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、円盤型刃具4の回転軸となるスピンドル3の軸受部6を狭持するアダプタ7と、円盤型刃具4の外周の一部を覆うガード5とを連結する固定用ボルト40の位置を、ガード5に設けられた位置調整用穴37の範囲内で変更可能であるため、調心器具30を、スピンドル3と、ガード5の中心に穿設されたセンター穴31の、双方に挿通させた状態で固定用ボルト40を締結すれば、たとえ軸受部6の径が異なるディスクグラインダでも、円盤型刃具4とガード5の中心位置を一致させることができ、両者の接触を防止することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、クランプ(A)9、クランプ(B)10で構成されるアダプタ7を、軸受部6に設置し、クランプボルト27を締結すれば、クランプ(A)9、クランプ(B)10が、ピン8を支軸として閉じ、軸受部6を強固に狭持することが出来る。
このとき、クランプボルト27を保持するボルトホルダ(A)12、ボルトホルダ(B)19が共に、クランプ(A)9、クランプ(B)10の開閉運動に合わせて、ピン8の中心軸と同方向周りに回動するため、たとえ軸受部6の径が異なるディスクグラインダでも、クランプボルト27締結時の負荷は、双方のクランプにほぼ等しく分散され、どちらか一方に集中しにくい構造となっており、クランプの変形や破損を防止することが可能である。
請求項3記載の発明によれば、アダプタ7内周に設けられた爪28が、軸受部6外周に周設された溝29と嵌合するため、ガード5が意図せず軸受部6から脱落することを、防止することが可能である。
請求項4記載の発明によれば、調心器具30をスピンドル3のおねじ部2に螺合させることが出来るので、アダプタ7をガード5に装着する際、調心器具30が、意図せずスピンドル3から脱落することを、防止することが可能である。
請求項5記載の発明によれば、調心器具30をスピンドル3のおねじ部2に螺合させると同時に、段差44がガード5のセンター穴31周辺を押止するので、アダプタ7を、ガード5に仮固定することができ、その後の固定用ボルト40の締結作業を、安定した状態で行うことが可能である。
本発明ガード装着機構の、操作状況を示す斜視展開図 本発明ガード装着機構の、アダプタ部の構造を示す斜視展開図 本発明ガード装着機構の、装着状況を示す断面図 本発明ガード装着機構の、操作状況を示す斜視展開図 本発明ガード装着機構の、他実施例における装着状況を示す断面図 本発明ガード装着機構の、他実施例における装着状況を示す断面図 本発明ガード装着機構の、他実施例における斜視イメージ図 スピンドル軸受部が異なるディスクグラインダに、従来方式によるガードを装着した場合の状況を示すイメージ図
以下、本発明の実施形態の基本的な構造を説明する。
電動工具、例えば一般的なディスクグラインダでは、図1に示すように、ハウジング1の内部に収納された、図示しない電動モータにより回転駆動される、先端の一部におねじ部2が設けられたスピンドル3を有しており、スピンドル3を軸支する軸受部6の外周には、ガード5が、アダプタ7を介して装着されている。
本発明によるガード装着機構では、ガード5とアダプタ7とが別体で構成されている。
アダプタ7は、図2に示すように、ピン8で枢結させたクランプ(A)9、クランプ(B)10の、2つからなる挟持具で構成されている。
ピン8の一端はクランプ(A)9に圧入されており、もう一端に設けられたキャップ11が、クランプ(B)10を保持しており、クランプ(A)9とクランプ(B)10は、ピン8を支軸として、開閉自在な状態である。
クランプ(A)9の開放端側には、ボルトホルダ(A)12が、クランプ(A)9、およびクランプカバー(A)13の間で挟持されている。
ボルトホルダ(A)12は、両端に支持軸(A1)14、支持軸(A2)15を有しており、クランプ(A)9、およびクランプカバー(A)13に設けられた、軸穴(A1)16、軸穴(A2)17により枢結されている。
クランプカバー(A)13は、カバー固定ネジ18で、クランプ(A)9に締結されている。
一方、クランプ(B)10の開放端側には、ボルトホルダ(B)19が、クランプ(B)10、およびクランプカバー(B)20の間で挟持されている。
ボルトホルダ(B)19は、両端に支持軸(B1)21、支持軸(B2)22を有しており、クランプ(B)10、およびクランプカバー(B)20に設けられた、軸穴(B1)23、軸穴(B2)24により枢結されている。
クランプカバー(B)20は、カバー固定ネジ18で、クランプ(B)10に締結されている。
ボルトホルダ(A)12には、中心軸を横貫する通し穴25が、ボルトホルダ(B)19には、中心軸を横貫するクランプねじ穴26が、設けられており、通し穴25からクランプねじ穴26に向って、クランプボルト27が架設されている。
本発明によるガード装着機構では、第一に、アダプタ7をディスクグラインダの軸受部6に設置し、クランプボルト27を締結して、クランプ(A)9、クランプ(B)10を閉じ、両者で軸受部6を挟持固定する。
このときボルトホルダ(A)12およびボルトホルダ(B)19は、クランプ(A)9、クランプ(B)10の開口角度に伴い、各々の支持軸周りに回動するので、クランプボルト27締結時の負荷は、双方のクランプにほぼ等しく分散され、どちらか一方、どこか一か所に集中しにくい構造となっている。
またクランプ(A)9、クランプ(B)10の内周部(軸受部6との接触部)には、爪28が設けられており、これらの爪28は、図3に示す通り、軸受部6の外周に周設された溝29と嵌合する様、構成されているため、クランプボルト27を緩めない限り、アダプタ7が軸受部6から外れることはない。
そして第二に、スピンドル3に調心器具30を挿通し、その上から、ガード5中心に穿設されたセンター穴31を、調心器具30に通した状態で、アダプタ7とガード5を当接させる。
このとき、スピンドル3と、スピンドル3が通過する調心器具30の挿通穴32、およびセンター穴31と、センター穴31を通過する調心器具30の挿通軸33との間は、各々隙間なく構成されている。
調心器具30の挿通穴32と挿通軸33は同軸上にあるため、この時点で、スピンドル3とガード5は、中心位置が一致する様に位置調整されていることになる。
アダプタ7には、ガード5との連結用として、固定用ねじ穴34が複数個所設けられている。
固定用ねじ穴34には、ピン8の端面に設けられた基準ねじ穴35、そしてクランプ(A)9、およびボルトホルダ(A)12の端面に設けられた補助ねじ穴36の2種類がある。
一方、ガード5には、アダプタ7の固定用ねじ穴34に対応し、位置調整用穴37が複数個所設けられており、こちらも、基準ねじ穴35に対応した基準穴38、補助ねじ穴36に対応した補助長穴39の2種類がある。
補助長穴39は、基準穴38を中心とした円弧形状であるため、クランプ(A)9、クランプ(B)10の開口角度が変化しても、基準穴38から基準ねじ穴35へ、補助長穴39から補助ねじ穴36へ、それぞれ固定用ボルト40を締結することができ、その結果、アダプタ7とガード5を連結させることが可能である。
なお本実施例では、補助ねじ穴36を、クランプ(A)9側にのみ設けたが、これはクランプ(B)10側、または両方のクランプに設けても構わない。
そして第三に、図4に示す通り、調心器具30を抜き取り、フランジ41、円盤型刃具4をスピンドル3に設置し、スピンドル3先端のおねじ部2にロックナット42を締結すれば、装着作業完了である。
このときスピンドル3とガード5の中心は一致しているので、スピンドル3を回転軸とする円盤型刃具4も、ガード5中心に対し、ずれなく装着されていることになる。
次に本発明による別の実施形態を説明する。
図5に示す実施形態では、調心器具30の挿通穴を、スピンドル3先端のおねじ部2と同サイズのめねじ穴43で構成してあるため、調心器具30がスピンドル3から意図せず脱落することがなくなり、ガード5の装着作業性を高めることが出来る。
図6に示す実施形態では、調心器具30に、センター穴31よりも径の大きな段差44を設けてあるため、調心器具30を、スピンドル3のおねじ部2に螺合させた際に、段差44がガード5のセンター穴31周辺を押止するので、アダプタ7をガード5に仮固定することができ、結果として、ガード5の装着作業性を更に高めることが出来る。
図7に示す実施形態は、本発明によるガード装着機構を、集塵機能付ガード45に採用した際の実施例であり、このように付加価値を持たせた特殊なガードを、市場に存在する数多くのディスクグラインダに幅広く対応させる際の手段として、本発明は極めて有効なものとなる。
1 ハウジング
2 おねじ部
3 スピンドル
4 円盤型刃具
5 ガード
6 軸受部
7 アダプタ
8 ピン
9 クランプ(A)
10 クランプ(B)
11 キャップ
12 ボルトホルダ(A)
13 クランプカバー(A)
14 支持軸(A1)
15 支持軸(A2)
16 軸穴(A1)
17 軸穴(A2)
18 カバー固定ネジ
19 ボルトホルダ(B)
20 クランプカバー(B)
21 支持軸(B1)
22 支持軸(B2)
23 軸穴(B1)
24 軸穴(B2)
25 通し穴
26 クランプねじ穴
27 クランプボルト
28 爪
29 溝
30 調心器具
31 センター穴
32 挿通穴
33 挿通軸
34 固定用ねじ穴
35 基準ねじ穴
36 補助ねじ穴
37 位置調整用穴
38 基準穴
39 補助長穴
40 固定用ボルト
41 フランジ
42 ロックナット
43 めねじ穴
44 段差
45 集塵機能付ガード
46 アダプタ付ガード
47 ずれ
48 隙間
本発明は、内蔵した電動モータで回転駆動され、先端の一部におねじ部2を有するスピンドル3と、スピンドル3先端部に装着される円盤型刃具4と、スピンドル3を軸支する軸受部6の外周を挟持するアダプタ7を構成に含み、円盤型刃具4の外周の一部を覆うガード5と、を有するディスクグラインダにおいて、アダプタ7とガード5を別体とし、アダプタ7に設けられた固定用ねじ穴34に対し、ガード5の一部に穿設された位置調整用穴37から、固定用ボルト40を締結する構成とした上で、ガード5にスピンドル3と同軸上にあるセンター穴31を穿設し、スピンドル3に対し隙間なく挿通可能な挿通穴32と、センター穴31に対し隙間なく挿通可能な挿通軸33とを有し、挿通穴32と挿通軸33とを同軸上に設けた調心器具30を、ガード5やアダプタ7とは別体で備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記アダプタ7を、ピン8で枢結させた第1クランプ9、第2クランプ10の2つからなる挟持具で構成し、第1クランプ9の開放端側にピン8の中心軸と同方向に枢結された第1ボルトホルダ12と、第2クランプ10の開放端側にピン8の中心軸と同方向に枢結された第2ボルトホルダ19に対し、第1ボルトホルダ12の中心軸を横貫する通し穴25から、第2ボルトホルダ19中心軸を横貫するクランプねじ穴26に向かって、クランプボルト27を架設したことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、第1クランプ9、第2クランプ10で構成されるアダプタ7を、軸受部6に設置し、クランプボルト27を締結すれば、第1クランプ9、第2クランプ10が、ピン8を支軸として閉じ、軸受部6を強固に狭持することが出来る。
このとき、クランプボルト27を保持する第1ボルトホルダ12、第2ボルトホルダ19が共に、第1クランプ9、第2クランプ10の開閉運動に合わせて、ピン8の中心軸と同方向周りに回動するため、たとえ軸受部6の径が異なるディスクグラインダでも、クランプボルト27締結時の負荷は、双方のクランプにほぼ等しく分散され、どちらか一方に集中しにくい構造となっており、クランプの変形や破損を防止することが可能である。
本発明によるガード装着機構では、ガード5とアダプタ7とが別体で構成されている。
アダプタ7は、図2に示すように、ピン8で枢結させた第1クランプ9、第2クランプ10の、2つからなる挟持具で構成されている。
ピン8の一端は第1クランプ9に圧入されており、もう一端に設けられたキャップ11が、第2クランプ10を保持しており、第1クランプ9と第2クランプ10は、ピン8を支軸として、開閉自在な状態である。
第1クランプ9の開放端側には、第1ボルトホルダ12が、第1クランプ9、および第1クランプカバー13の間で挟持されている。
第1ボルトホルダ12は、両端に第1−1支持軸14、第1−2支持軸15を有しており、第1クランプ9、および第1クランプカバー13に設けられた、第1−1軸穴16、第1−2軸穴17により枢結されている。
第1クランプカバー13は、カバー固定ネジ18で、第1クランプ9に締結されている。
一方、第2クランプ10の開放端側には、第2ボルトホルダ19が、第2クランプ10、および第2クランプカバー20の間で挟持されている。
第2ボルトホルダ19は、両端に第2−1支持軸21、第2−2支持軸22を有しており、第2クランプ10、および第2クランプカバー20に設けられた、第2−1軸穴23、第2−2軸穴24により枢結されている。
第2クランプカバー20は、カバー固定ネジ18で、第2クランプ10に締結されている。
第1ボルトホルダ12には、中心軸を横貫する通し穴25が、第2ボルトホルダ19には、中心軸を横貫するクランプねじ穴26が、設けられており、通し穴25からクランプねじ穴26に向って、クランプボルト27が架設されている。
本発明によるガード装着機構では、第一に、アダプタ7をディスクグラインダの軸受部6に設置し、クランプボルト27を締結して、第1クランプ9、第2クランプ10を閉じ、両者で軸受部6を挟持固定する。
このとき第1ボルトホルダ12および第2ボルトホルダ19は、第1クランプ9、第2クランプ10の開口角度に伴い、各々の支持軸周りに回動するので、クランプボルト27締結時の負荷は、双方のクランプにほぼ等しく分散され、どちらか一方、どこか一か所に集中しにくい構造となっている。
また第1クランプ9、第2クランプ10の内周部(軸受部6との接触部)には、爪28が設けられており、これらの爪28は、図3に示す通り、軸受部6の外周に周設された溝29と嵌合する様、構成されているため、クランプボルト27を緩めない限り、アダプタ7が軸受部6から外れることはない。
アダプタ7には、ガード5との連結用として、固定用ねじ穴34が複数個所設けられている。
固定用ねじ穴34には、ピン8の端面に設けられた基準ねじ穴35、そして第1クランプ9、および第1ボルトホルダ12の端面に設けられた補助ねじ穴36の2種類がある。
補助長穴39は、基準穴38を中心とした円弧形状であるため、第1クランプ9、第2クランプ10の開口角度が変化しても、基準穴38から基準ねじ穴35へ、補助長穴39から補助ねじ穴36へ、それぞれ固定用ボルト40を締結することができ、その結果、アダプタ7とガード5を連結させることが可能である。
なお本実施例では、補助ねじ穴36を、第1クランプ9側にのみ設けたが、これは第2クランプ10側、または両方のクランプに設けても構わない。
1 ハウジング
2 おねじ部
3 スピンドル
4 円盤型刃具
5 ガード
6 軸受部
7 アダプタ
8 ピン
第1クランプ
10 第2クランプ
11 キャップ
12 第1ボルトホルダ
13 第1クランプカバー
14 第1−1支持軸
15 第1−2支持軸
16 第1−1軸穴
17 第1−2軸穴
18 カバー固定ネジ
19 第2ボルトホルダ
20 第2クランプカバー
21 第2−1支持軸
22 第2−2支持軸
23 第2−1軸穴
24 第2−2軸穴
25 通し穴
26 クランプねじ穴
27 クランプボルト
28 爪
29 溝
30 調心器具
31 センター穴
32 挿通穴
33 挿通軸
34 固定用ねじ穴
35 基準ねじ穴
36 補助ねじ穴
37 位置調整用穴
38 基準穴
39 補助長穴
40 固定用ボルト
41 フランジ
42 ロックナット
43 めねじ穴
44 段差
45 集塵機能付ガード
46 アダプタ付ガード
47 ずれ
48 隙間

Claims (5)

  1. 内蔵した電動モータで回転駆動され、先端の一部におねじ部2を有するスピンドル3と、スピンドル3先端部に装着される円盤型刃具4と、スピンドル3を軸支する軸受部6の外周を挟持するアダプタ7を構成に含み、円盤型刃具4の外周の一部を覆うガード5と、を有する電動工具において、アダプタ7とガード5を別体とし、アダプタ7に設けられた固定用ねじ穴34に対し、ガード5の一部に穿設された位置調整用穴37から、固定用ボルト40を締結する構成とした上で、ガード5にスピンドル3と同軸上にあるセンター穴31を穿設し、スピンドル3とセンター穴31の双方に対し隙間なく挿通可能な挿通穴32および挿通軸33を同軸上に有する調心器具30を備えたことを特徴とする、上記電動工具のガード装着機構。
  2. 上記アダプタ7を、ピン8で枢結させたクランプ(A)9、クランプ(B)10の2つからなる挟持具で構成し、クランプ(A)9の開放端側にピン8の中心軸と同方向に枢結されたボルトホルダ(A)12と、クランプ(B)10の開放端側にピン8の中心軸と同方向に枢結されたボルトホルダ(B)19に対し、ボルトホルダ(A)12の中心軸を横貫する通し穴25から、ボルトホルダ(B)19中心軸を横貫するクランプねじ穴26に向かって、クランプボルト27を架設したことを特徴とする、請求項1に記載のガード装着機構。
  3. 上記アダプタ7の内周部に、軸受部6の外周に周設された溝29と嵌合する、爪28を設けたことを特徴とする、請求項1に記載のガード装着機構。
  4. 上記調心器具30の挿通穴32を、スピンドル3先端のおねじ部2と同じサイズのめねじ穴43で構成したことを特徴とする、請求項1に記載のガード装着機構。
  5. 上記調心器具30に、ガード5のセンター穴31よりも大きい径を有する段差44を設けたことを特徴とする、請求項1又は4に記載のガード装着機構。
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