JP2018197124A - 包装袋 - Google Patents

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純子 橋詰
Junko Hashizume
純子 橋詰
徹 須田
Toru Suda
徹 須田
貴陽 長瀧
Takaaki Nagataki
貴陽 長瀧
世奈 三尾
Sena Mio
世奈 三尾
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Abstract

【課題】 咬合具により開口部を閉じた状態で包装袋内の空気を容易に抜くことができ、且つ、咬合部の嵩張りを抑え、自動包装機械の生産効率のよい咬合具を備えた包装袋を提供することを目的とする。【解決手段】 帯状の第1の咬合部材及び第2の咬合部材を備えた咬合具を包装袋の開口部の内面に開口部に沿って第1の咬合部材と第2の咬合部材が対向して配設され、相互に着脱自在に咬合することにより開口部を開閉する包装袋であって、第1の咬合部材が、帯状の第1基部、及び第1基部の一方の側に長手方向に沿って第1の咬合部を備え、第2の咬合部材が、帯状の第2基部、及び第2基部の一方の側に長手方向に沿って第2の咬合部を備え、第1の咬合部と第2の咬合部が着脱自在に咬合すると共に、第1の咬合部、または第2の咬合部が長手方向、且つ、厚み方向に凸部と凹部を備えることを特徴とする包装袋である。【選択図】 図1

Description

本発明は、食品、医薬品、工業製品、雑貨等の内容物が収納され、その内容物の一部を取り出した後、再封可能な相互に着脱自在に咬合する咬合具を備えた包装袋に関する。
従来、食品、医薬品、工業製品、雑貨等の内容物が収納される包装袋としては、開封後に開口部を繰り返し開閉可能とするために積層体からなる包装袋の開口部周辺の内側の層に開口部を開閉自在にする咬合具(チャック、ファスナーともいう。)を備えた包装袋が広く用いられている。咬合具としては、例えば、帯状の基部に長手方向に沿って形成された雄型咬合部を備えた第1の咬合部材と、帯状の基部に長手方向に沿って形成された雌型咬合部を備えた第2の咬合部材と、を有する咬合具が広く知られている。咬合具は包装袋を構成する積層体の開口部となる位置に、相互に着脱自在に咬合する一対の咬合具の雄型部材及び雌型部材をそれぞれ咬合部が対向するように配設され、開口部の対向する積層体の内側の層に第1の咬合部材及び第2の咬合部材がそれぞれ熱接着することにより取り付けられている。このような咬合具を備えた包装袋は開封後、雄型咬合部と雌型咬合部とを着脱することで、包装袋の開口部の開閉が繰り返し行え、便利なものである。
このような咬合具を備えた包装袋は、咬合具により開口部を閉じたとき、包装袋の内容物を収容する収容部内に残存する空気で包装袋が膨らんだ状態になることがある。この場合には、開口部を閉じた咬合具を部分的に咬合を解除して開き、包装袋内の残存空気を包装袋の外へ排出した後に再び咬合具を咬合し開口部を完全に閉じる。しかしながら、このような残存空気の排出操作は手間隙がかかり、面倒なものである。また、咬合具の咬合を閉じ忘れると内容物が包装袋の外へこぼれ落ちることがある。
そこで咬合具を閉じた状態で空気が抜ける袋として、開口部内側面に合成樹脂製雌雄爪型チャックを設けた袋体において、帯状のチャックが袋体にチャックの長手方向に間隔をおいて接着部で面接着され、隣接する接着部との間が非接着部であり通気部とされ、袋体内外の通気を可能としたチャック付袋体が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の包装袋(袋体)100は図7に示すように上部が開口されており、その近傍に咬合具110(チャック)を備えた自立袋である。咬合具110(チャック)は、第1基部112(ベース片)と第1の咬合部113(雌爪)を備えた第1の咬合部材111と、第2基部115(ベース片)と第2の咬合部116(雄爪)を備えた第2の咬合部材114からなり、非接着部は第1基部112(ベース片)、第2基部115(ベース片)が積層体120と接着しておらず、そのために当該非接着部分が通気口119となって、包装袋100の内外の通気を可能とするものである。
また、内容物を散乱させずに袋本体内の空気を抜き出すことができ、且つ、袋本体の開口部を閉じることができる嵌合具を備えた嵌合具付き袋体が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2の袋体は図8に示すように第2基部215(第1の基材)から立ち上がる突条の先端側の第1の頭部及び第2の頭部を有する第2の咬合部216(雄型嵌合部)と、第1の頭部が嵌まり込む第1の嵌合空間及び第2の頭部が嵌まり込む第2の嵌合空間を含む凹部を形成する第1の咬合部213(雌型嵌合部)とを有し、嵌合したときに第1の頭部及び第2の頭部の外面と第1の咬合部213(雌型嵌合部)の内面との少なくとも一部が長手方向に沿って連続的に密着する咬合具210(嵌合具)を具備する嵌合具付き袋体である。なお、第2基部215(第1の基材)及び第1基部212(第2の基材)はそれぞれ積層体220に接着されている。
特開2000−25795号公報 特開2015−16018号公報
しかし、特許文献1の包装袋100では、通気口119は非接着部とされた第1基部112、第2基部115と包装袋100の積層体120との間の間隙で構成されるために厚み方向の間隙が狭い上に通気口となる第1基部112、第2基部115の内縁から外縁に至る長さも長く空気が抜けるのに時間がかかり、面倒なものである。特許文献2の包装袋200(嵌合具付き袋体)は、図8において、咬合具210の第2の咬合部216の第1の頭部を第1の咬合部213の凹部の第1の嵌合空間に嵌め込んだ状態とすると、図示しないが、第2の咬合部216と第1の咬合部213との間に気体が通過する隙間が形成されるようになっており、袋体内の空気を抜くことができる。しかしながら、第2の咬合部216は厚み方向に第2基部215、突条の幹部、第2の頭部及び第1の頭部を備えた2段構造のために第1の咬合部213に第2の咬合部216を嵌合させた咬合具210の厚みが厚くなり嵩張るという問題がある。さらにその包装袋200(嵌合具付き袋体)を積み重ねると傾斜が激しくなる上に嵩張るので自動包装機械の袋供給部に供給できる数量が少なくなり生産効率が低下するという問題がある。
本発明は、咬合具により開口部を閉じた状態で包装袋内の空気を容易に抜くことができ、且つ、咬合部の嵩張りを抑え、自動包装機械の生産効率のよい咬合具を備えた包装袋を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を達成するためになされたものであり、請求項1記載の本発明は、帯状の第1の咬合部材及び第2の咬合部材を備えた咬合具を包装袋の開口部の内面に開口部に沿って前記第1の咬合部材と前記第2の咬合部材が対向して配設され、相互に着脱自在に咬合することにより前記開口部を開閉する包装袋であって、前記第1の咬合部材が、帯状の第1基部、及び前記第1基部の一方の側に長手方向に沿って第1の咬合部を備え、前記第2の咬合部材が、帯状の第2基部、及び前記第2基部の一方の側に長手方向に沿って第2の咬合部を備え、前記第1の咬合部と前記第2の咬合部が着脱自在に咬合すると共に、前記第1の咬合部、または前記第2の咬合部が長手方向、且つ、厚み方向に凸部と凹部を備えることを特徴とする包装袋である。
本発明の包装袋は、咬合具により開口部を閉じた状態で包装袋内の空気を容易に抜くことができ、且つ、咬合部の嵩張りを抑え、自動包装機械の生産効率のよいものとできる。
本発明の包装袋の第一実施形態を示す正面図及びA−A線断面図である。 本発明の包装袋の積層フィルムの構成例を示す説明図である。 本発明の包装袋の咬合具を示す斜視図と側面図であり、(イ)は第1の咬合部材、(ロ)は第2の咬合部材、(ハ)は咬合具が咬合された状態を示す側面図を示す。 図3の(ハ)において、B−B線、C−C線における断面図であって、(イ)は凸部における咬合具の咬合された状態を示す断面図であり、(ロ)は凹部における咬合具の咬合された状態を示す断面図である。 再封した状態を示す断面図であって、包装袋内の空気抜きを行う様子を説明する説明図である。 本発明に係る包装袋の第二実施形態を示す正面図である。 従来の咬合具付き包装袋の一例を示す断面図である。 従来の咬合具付き包装袋の他の例を示す断面図である。
上記の本発明について、図面等を用いて以下に詳述する。
図1は本発明の包装袋の第一実施形態を示す正面図及びA−A線断面図、図2は本発明の包装袋の積層フィルムの構成例を示す説明図、図3は本発明の包装袋の咬合具を示す斜視図と側面図であり、(イ)は第1の咬合部材、及び(ロ)は第2の咬合部材の斜視図であり、(ハ)は咬合具が咬合された状態を示す側面図、図4は図3の(ハ)において、B−B線、C−C線における断面図であって、(イ)は凸部における咬合具の咬合された状態を示す断面図であり、(ロ)は凹部における咬合具の咬合された状態を示す断面図、図5は再封した状態を示す断面図であって、包装袋内の空気抜きを行う様子を説明する説明図、図6は本発明に係る包装袋の第二実施形態を示す正面図、図7は従来の咬合具付き包装袋の一例を示す断面図、図8は従来の咬合具付き包装袋の他の例を示す断面図であり、図中の1は1、1’、100、200は包装袋、10、110、210は咬合具、11、111、211は第1の咬合部材、12、112、212は第1基部、13、113、213は第1の咬合部、14、114、214は第2の咬合部材、15、115、215は第2基部、16、116、216は第2の咬合部、17は凸部、18は凹部、19、119、219は通気口、2、102、202は上部熱融着部、3、4は側部熱融着部、5は下部熱融着部、6は開口部、7はノッチ、8は切取予定線、9は収容部、20、120、220は積層フィルム、21は基材層、22は中間層、23は熱融着性樹脂層、30は咬合具、31は第1の咬合部材、34は第2の咬合部材、Sは胴材、Bは底材、dは第1の咬合部の厚み方向の深さ、hは第2の咬合部の厚み方向の高さをそれぞれ示す。
図1は本発明の包装袋の第一実施形態を示す正面図及びA−A線断面図であり、図2は本発明の包装袋の積層フィルムの構成例を示す説明図であり、図3は本発明の包装袋の咬合具を示す斜視図であり、(イ)は第1の咬合部材、(ロ)は第2の咬合部材、(ハ)は咬合具が咬合された状態を示す側面図を示し、図4は図3の(ハ)において、B−B線、C−C線における断面図であって、図4(イ)は凸部における咬合具の状態を示す断面図であり、図4(ロ)は凹部における咬合具の状態を示す断面図である。
本発明の第一実施形態の包装袋1は、図1に示すように積層体20(図2参照)からなる胴材Sと、積層体20(図2参照)からなる底材Bと、咬合具10と、を備え、対向して配された2つの胴材Sの間の下部に底材Bが断面視V字状に折り込まれた状態で配され、周縁の上下に対向する位置に上部熱融着部2と下部熱融着部5を備え、左右に対向する位置に側部熱融着部3、4を備え、上部熱融着部2の内縁近傍に切取予定線8が設けられ、切取予定線8を切り取ることにより形成される開口部6の胴材Sの内面に開口部6に沿って帯状に咬合具10が設けられ、包装袋1は、咬合具10により、開口部6の側と収容部9により区画されている。包装袋1は、内容物が充填された後、上部熱融着部2で熱融着されることにより密封包装される。その後、底材Bを下にして載置すると内容物の自重によりV字状の折り込まれた底材Bが拡開され自立可能な自立袋となる。なお、包装袋1は、自立袋に限定されるものではなく、三方シールタイプ、四方シールタイプ等の平袋の形態でもよい。内容物の充填は咬合具10の咬合を解除し、上部から充填されるのが通常であるが、いずれかの側部に充填口を設け、充填後、側部熱融着部3または側部熱融着部4で熱融着して密封包装することもできる。また、切取予定線8の両端には切取開始が容易にとなるように側部熱融着部3、4の外縁から内方に切り込むノッチ7が形成されている。
咬合具10は、図1(ロ)に示すように帯状の第1の咬合部材11及び第2の咬合部材14を備え、包装袋1の胴材Sの内面に開口部6に沿って第1の咬合部材11と第2の咬合部材14が対向して配設され、相互に着脱自在に咬合する構成とされ、開口部6を開閉するものである。図1(ロ)では咬合具10の咬合を解除した状態で示し、第1の咬合部材11が雌型部材であり、第2の咬合部材14が雄型部材の例を示しているが、第1の咬合部材11が雄型部材であり、第2の咬合部材14が雌型部材であってもよい。
咬合具10は、対向する胴材Sの内面にそれぞれ第1の咬合部材11と第2の咬合部材14が熱接着され対向して配設されている。胴材S及び底材Bは積層体からなり、積層体の構成例を図2示す。
図2に示すように包装袋1を構成する胴材Sは、外側から順に、基材層21、中間層22、熱融着性樹脂層23が積層された積層体20が用いられる。また、底材Bも胴材Sと同様の積層体20を用いる。包装袋1は胴材Sのそれぞれの積層体20の熱融着性樹脂層23の面を内側に対向させて配し、その下部に底材Bの積層体20の熱融着性樹脂層23の側を外側にしてV字状に折り込み、胴材S及び底材Bの熱融着性樹脂層23の面を対向させて周縁を例えばヒートシールすることにより側部熱融着部3、4及び下部熱融着部5が形成されている。咬合具10の第1の咬合部材11及び第2の咬合部材14はそれぞれ胴材Sの積層体20の熱融着性樹脂層23にヒートシールされ接着されている。
基材層21は、包装袋1を構成する基本素材となることから、包装袋1の形成、加工等の条件に耐えうると共に、加工作業性、耐熱性、滑り性、耐ピンホール性、水蒸気またはガスに対するバリア性、印刷適性、その他の特性に優れ、その特性を損なうことなくそれらを良好に保持できるものであることが好ましい。
本発明に用いられる基材層21としては、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等の二軸延伸フィルム等を用いることができる。あるいは、上記のフィルムに酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等の無機物を蒸着して蒸着層を設けたものを用いることができる。通常、基材層21には印刷が施されることが多く、印刷適性が必要であるから二軸延伸フィルムが好ましい。基材層21を構成するフィルムの厚さとしては、基本素材としての強度、剛性などについて必要最低限に保持され得る厚さであればよいのであって、コストなどを勘案して決めればよいが、通常、9〜50μm程度である。
中間層22には、剛性や遮光性あるいはガスバリア性等が包装条件、輸送条件、内容物の保護機能条件により要求される場合に設けるものであり、上記基材層21に用いられるフィルムが使用できる。また、これらのフィルム等を一種以上組み合わせて積層したものでもよい。また、要求品質により中間層22を省略することもできる。
熱融着性樹脂層23は、熱によって胴材S及び底材Bの積層体20の熱融着性樹脂層23同士が相互に熱融着し得るものであればよく、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用して重合したエチレン・α−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマール酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂等から選ばれた1種ないし2種以上を使用することができる。熱融着性樹脂層23の厚さとしては、ヒートシール性等を考慮すると、20μm〜150μm程度が好ましく、40μm〜100μm程度がより好ましい。
基材層21、中間層22、熱融着性樹脂層23を積層する方法としては、例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール等の主剤とイソシアネート系の硬化剤を用いた2液硬化型ドライラミネート用接着剤を用いて積層するドライラミネーション法やポリプロピレン、ポリエチレン樹脂等を熱溶融押出しして積層する押出しラミネーション法が使用できる。レトルト適性を勘案するとドライラミネーション法が好ましい。
図3本発明の包装袋の咬合具を示す斜視図であり、(イ)は第1の咬合部材、(ロ)は第2の咬合部材、(ハ)は咬合具が咬合された状態を示す側面図を示す。
[第1の咬合部材]
第1の咬合部材11は、帯状の第1基部12、及び第1基部12の一方の側に長手方向に沿って形成された第1の咬合部13を備える。
第1の咬合部材11において、第1の咬合部13は、厚み方向(図3では上下方向)に凸部17と凹部18を備え、且つ、長手方向に凸部17と凹部18が交互に複数形成されている。凹部18の個数は、特に限定されず、凹部18の個数が多いほど、後述するが、収容部9の空気を抜くことが容易になる。また、凹部18は半楕円形で示したが、例えば、半円形状、波形形状等の曲線形状、あるいは三角形状、矩形状、五角形状等の多角形状等であってもよい。
凹部18の長手方向の長さは、通常0.5mm〜1.5mm程度である。大きすぎると第1の咬合部材11の第1の咬合部13と第2の咬合部材14の第2の咬合部16との咬合性が低下する。小さすぎると空気が抜けるのに時間がかかる。また、凹部18の第1の咬合部材11の厚み方向の深さは、第2の咬合部16が第1の咬合部13に咬合されたとき、凹部18において第2の咬合部16が咬合しない程度の深さでよい。そうすることにより凹部18と第2の咬合部16の間に隙間ができるので好ましい。
凸部17の長手方向の長さは、凹部18の長手方向の長さより十分に大きくし、第1の咬合部の強度低下を抑制することが好ましい。
第1の咬合部13は、第1基部12の幅方向の中央部分から円弧状に立ち上がり断面視アルファベットのCを横にした形状の雌型咬合部である。第1の咬合部13の形状は、第2の咬合部16と着脱することで包装袋1を繰り返し開閉できる形状であれば特に限定されない。
第1の咬合部材11を胴材Sに取り付ける際、第1の咬合部材11の第1基部12の幅方向の中央部分(第1の咬合部13が位置する部分)は胴材Sと非接着とされ、当該中央部分を跨ぐ幅方向の両側部分の第1基部12の第1の咬合部13が形成された反対側の他方の側が胴材Sと接着される。
[第2の咬合部材]
第2の咬合部材14は、帯状の第2基部15、及び第2基部15の一方の側に長手方向に沿って形成された第2の咬合部16を備える。第2の咬合部16は、第2基部15の幅方向の中央部分から上方に立ち上がり断面視スペード形状の雄型咬合部である。第2の咬合部16の形状は、第1の咬合部13と着脱することで包装袋1を繰り返し開閉できる形状であれば特に限定されない。
第2の咬合部16は第1の咬合部13に咬合されたとき、第1の咬合部13の凹部18において、凹部18と第2の咬合部16の間に隙間ができ、その隙間が通気口19とされ空気が抜ける構成となっている。
第2の咬合部材14を胴材Sに取り付ける際、第2の咬合部材14の第2基部15の幅方向の中央部分(第2の咬合部16が位置する部分)は胴材Sと非接着とされ、当該中央部分を跨ぐ幅方向の両側部分の第2基部15の第2の咬合部16が形成された反対側の他方の側が胴材Sと接着される。
図3(ハ)に咬合具10が咬合された状態を示す側面図であり、第1の咬合部13の厚み方向の深さd、第2の咬合部16の厚み方向の高さhとしたとき、第1の咬合部13と第2の咬合部16の間に間隙ができ、その間隙が通気口19とされている。
第1の咬合部材11及び第2の咬合部材14の幅方向の中央部分は、胴材Sと非接着とすることにより、第1の咬合部13と第2の咬合部16とが着脱されたとき、当該非接着部分が緩衝効果を発揮しよりスムーズな着脱自在性が得られる。
第1の咬合部材11が雌型咬合部、第2の咬合部材14が雄型咬合部として説明してきたが、第1の咬合部材11が雄型咬合部、第2の咬合部材14が雌型咬合部としてもよい。
咬合具10の材料としては、包装袋1の胴材Sの積層体20の熱融着性樹脂層23と相溶性を有する樹脂からなり、咬合具10は、図1に示すように、第1の咬合部材11は一方の側(図1の左側)の胴材Sに、第2の咬合部材14は他方の側(図1の右側)の胴材Sにヒートシールされる。このとき、第1の咬合部材11と第2の咬合部材14の間に遮熱板(図示しない)を介在させることにより、第1の咬合部材11の第1基部12(図3参照)と第2の咬合部材14の第2基部15の熱融着を防止する。
咬合具10の材料としては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体、アイオノマー等が挙げられ、これらの樹脂を1種または2種以上の樹脂組成物として用いられる。
図4は、図3の(ハ)において、B−B線、C−C線における断面図であって、(イ)は凸部における咬合具の咬合された状態を示す断面図であり、(ロ)は凹部における咬合具の咬合された状態を示す断面図である。図4(イ)に示すように凸部17において第1基部12、第1の咬合部13を備えた第1の咬合部材11と第2基部15、第2の咬合部16を備えた第2の咬合部材14は咬合されており、収容部9側と開口部6側との間は分断されている。図4(ロ)に示すように凹部18において第1の咬合部材11と第2の咬合部材14は咬合された状態において、第1の咬合部13の凹部18において、凹部18と第2の咬合部16の間に隙間ができ、その隙間が通気口19となっている。
つぎに図1、図5を参照しながら本発明の包装袋1の使用方法について説明する。
まず、ノッチ7より切取予定線8に沿って包装袋1を引裂き開封する。なお、切取予定線8は説明のために示したものであり、実際に示されていなくてもよいものである。また、切取予定線8に易開封性を付与する手段を施すこともできる。開封により露出した開口部6より胴材Sをそれぞれ相反する方向に引っ張ると咬合具10の咬合が解除され、収容部9に収容された内容物を必要なだけ取り出し、その後、咬合具10を咬合することにより再封できる。
図5に示すように凹部18には通気口19が形成されているので収容部9の側を押圧すると咬合具10により開口部6を閉じた状態で収容部9内の空気を包装袋1の外へ排出でき、包装袋1の嵩張りを抑制することができる。よって、咬合具10により開口部6を閉じた状態で包装袋1内の空気を容易に抜くことができ、しかも内容物が空気を抜くとき、包装袋1の外に散乱することがないので便利なものとなる。
図7に従来の一例として、例えば特許文献1の包装袋100を示したが、咬合具110(チャック)は、第1基部112(ベース片若しくはテープ状片)と第1の咬合部113(雌爪)を備えた第1の咬合部材111と、第2基部115(ベース片若しくはテープ状片)と第2の咬合部116(雄爪)を備えた第2の咬合部材114からなり、第1基部112、第2基部115は間隔をあけて包装袋100の積層体120の内面に接着されており、間隔をあけた部分が非接着とされ通気口119とされている。したがって、咬合具110を咬合した状態で空気を抜くことができるが、包装袋100では、通気口119は非接着部とされた第1基部112、第2基部115と包装袋100の積層体120との間の間隙で構成されるために厚み方向の高さ(間隙)がない上に通気口119となる第1基部112、第2基部115の内縁から外縁に至る長さも長く空気が抜けるのに時間がかかり、面倒なものである。本発明の包装袋1は図5に示すように通気口19は高さを有しており、確実に空気を抜くことができる。なお、上端は内容物を充填した後、熱接着され、上部熱融着部102が形成され密封される。
図8は従来のその他の例として、例えば、特許文献2に開示された包装袋200(嵌合具付き袋体)を示す。包装袋200は上部熱融着部202に沿って咬合具210(嵌合具)を備え、咬合具210は、第1基部212(第2の基材)と第1の咬合部213(雌型嵌合部)を備えた第1の咬合部材211(第2の嵌合部材)と、第2基部215(第1の基材)と第2の咬合部216(雄型嵌合部)を備えた第2の咬合部材214(第1の嵌合部材)からなり、第1基部212、第2基部215は包装袋200の積層体220の内面に接着されている。第2の咬合部216は厚み方向に第1の頭部と第2の頭部を備えた2段となっており、第1の咬合部213は第2の咬合部216が咬合される第1の嵌合空間と第2の嵌合空間を備えた2段となっている。しかし、咬合具210は2段構造のため厚み方向の高さが本発明の包装袋1の厚み方向の高さに比べ嵩張るという問題がある。従来の包装袋200は咬合具210の部分が嵩張るために、包装袋200を積み重ねると咬合具210の部分が盛り上がり、傾斜が激しくなる上に嵩張るので自動包装機械の袋供給部に供給できる包装袋200の数量が制限されるので少なくなり生産効率が低下するという問題がある。本発明の包装袋1は咬合具10の部分の嵩張りは少ないので包装袋200の傾斜に達するまでには多数の枚数を積み重ねることができる。したがって、本発明の包装袋1は嵩張りを抑えることができ、袋供給部における積載効率が優れ、袋供給のための時間ロスがなく、生産効率の良いものとできる。
図6は本発明に係る包装袋の第二実施形態を示す正面図である。第二実施形態の包装袋1’は、第一実施形態の包装袋1で説明した咬合具10を備え、さらに咬合具10と開口部6の間に咬合具30を備える。第一実施形態の包装袋1とは、咬合具30を備える点で相違するが、その他は第一実施形態の包装袋1と同じであり、同符号を付して説明を省略する。包装袋1’の咬合具30は、第1の咬合部材31と第2の咬合部材34からなり、第1の咬合部材31が雌部材、第2の咬合部材34が雄部材とされている。咬合具30としては、公知の咬合具を用いることができる。
第二実施形態の包装袋1’は、ノッチ7より切取予定線8に沿って引裂き開封する。開封により露出した開口部6より胴材Sをそれぞれ相反する方向に引っ張ると先ず咬合具30の咬合が解除され、さらに引っ張ると咬合具10の咬合が解除される。収容部9より内容物を必要なだけ取り出し、その後、咬合具10を咬合することにより再封できる。
そして、収容部9の側を押圧すると図5に示すように咬合具10の凹部18には通気口19が形成されているので開口部6を閉じた状態で収容部9内の空気を包装袋1の外へ排出でき、包装袋1’の嵩張りを抑制することができる。その後、咬合具30の第1の咬合部材31と第2の咬合部材34を咬合することにより、包装袋1’を密封する。咬合具30を設けることにより、包装袋1’の密封性がさらに向上するので好ましい。
なお、今まで説明してきた実施形態は、本発明の包装袋の二〜三の例を挙げたものであって、本発明にかかる包装袋はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範疇のものは、すべて本発明に含まれるものである。
1、1’、100、200 包装袋
10、110、210 咬合具
11、111、211 第1の咬合部材
12、112、212 第1基部
13、113、213 第1の咬合部
14、114、214 第2の咬合部材
15、115、215 第2基部
16、116、216 第2の咬合部
17 凸部
18 凹部
19、119、219 通気口
2、102、202 上部熱融着部
3、4 側部熱融着部
5 下部熱融着部
6 開口部
7 ノッチ
8 切取予定線
9 収容部
20 積層体
21 基材層
22 中間層
23 熱融着性樹脂層
30 咬合具
31 第1の咬合部材
34 第2の咬合部材
S 胴材
B 底材
d 第1の咬合部の厚み方向の深さ
h 第2の咬合部の厚み方向の高さ

Claims (1)

  1. 帯状の第1の咬合部材及び第2の咬合部材を備えた咬合具を包装袋の開口部の内面に開口部に沿って前記第1の咬合部材と前記第2の咬合部材が対向して配設され、相互に着脱自在に咬合することにより前記開口部を開閉する包装袋であって、
    前記第1の咬合部材が、帯状の第1基部、及び前記第1基部の一方の側に長手方向に沿って第1の咬合部を備え、
    前記第2の咬合部材が、帯状の第2基部、及び前記第2基部の一方の側に長手方向に沿って第2の咬合部を備え、
    前記第1の咬合部と前記第2の咬合部が着脱自在に咬合すると共に、
    前記第1の咬合部、または前記第2の咬合部が長手方向、且つ、厚み方向に凸部と凹部を備えることを特徴とする包装袋。
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