JP3153640U - チャック付き合成樹脂製袋 - Google Patents
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Abstract
Description
[第一課題解決手段]
主収納部を内部に有するものであって上辺部側に袋開口部のある袋本体が二枚の主フィルムで形成されているとともに、相対開閉自在な雌雄咬合型のチャックが袋本体の上辺部に沿って袋開口部の内面に設けられており、しかも袋本体には、これに組み合わされた補助フィルムを介して補助収納部が設けられているチャック付き合成樹脂製袋において、
二枚の主フィルムのうちのいずれか一方と補助フィルムについて、その一方の主フィルムの底辺部より補助フィルムが延長されて当該一方の主フィルムと補助フィルムとが一連で一体をなしていること、および、
一方の主フィルムにある補助フィルムが、その主フィルムの底辺部を折り曲げ箇所にして上向きに折り返されていること、および、
補助フィルムを上向きに折り返された一方の主フィルムとこれに対応する他方の主フィルムとが互いに重ね合わされ、かつ、各主フィルムの両側辺部と補助フィルムの両側辺部とが重層状態でシールされ、かつ、各主フィルムの上辺部も重層状態でシールされて、内部に主収納部をもつ袋本体が二枚の主フィルムにより形成されているとともに、上部開放型の補助収納部が一方の主フィルムと補助フィルムとで袋本体に組み合わせ形成されていること、および、
補助収納部の上辺部側にある補助フィルムの上端部と、袋本体における袋開口部の内面にあるチャックとの相対関係において、補助フィルムの上端部がチャックよりも下位にあること、および、
袋本体の底について、袋本体内に収納物が袋詰めされていないときには、袋本体の底が収納物の袋詰め用として開放されているものであり、かつ、袋本体の開放された底より袋本体内に収納物が袋詰されたときには、袋本体の底がその底辺部沿いにシールされるものであること
を特徴とする。
[第二課題解決手段]
主収納部を内部に有するものであって上辺部側に袋開口部のある袋本体が二枚の主フィルムで形成されているとともに、相対開閉自在な雌雄咬合型のチャックが袋本体の上辺部に沿って袋開口部の内面に設けられており、しかも袋本体には、これに組み合わされた補助フィルムを介して補助収納部が設けられているチャック付き合成樹脂製袋において、
二枚の主フィルムと補助フィルムについて、各主フィルムの底辺部より補助フィルムがそれぞれ延長されて、それぞれの主フィルムとそれぞれの補助フィルムとが一連で一体をなしていること、および、
二枚の主フィルムにある各補助フィルムが、各主フィルムの底辺部を折り曲げ箇所にしてそれぞれ上向きに折り返されていること、および、
補助フィルムを上向きに折り返された二枚の主フィルムが互いに重ね合わされ、かつ、各主フィルムの両側辺部と各補助フィルムの両側辺部とが重層状態でシールされ、かつ、各主フィルムの上辺部も重層状態でシールされて、内部に主収納部をもつ袋本体が二枚の主フィルムにより形成されているとともに、上部開放型で複数の補助収納部が各主フィルムと各補助フィルムとで袋本体にそれぞれ組み合わせ形成されていること、および、
各補助収納部の上辺部側にある各補助フィルムの上端部と、袋本体における袋開口部の内面にあるチャックとの相対関係において、各補助フィルムの上端部がチャックよりも下位にあること、および、
袋本体の底について、袋本体内に収納物が袋詰めされていないときには、袋本体の底が収納物の袋詰め用として開放されているものであり、かつ、袋本体の開放された底より袋本体内に収納物が袋詰されたときには、袋本体の底がその底辺部沿いにシールされるものであること
を特徴とする。
[第三課題解決手段]
上記第一課題解決手段1または上記第二課題解決手段に記載されたチャック付き合成樹脂製袋において、
補助フィルムが上向きかつ袋本体内に折り返されて補助収納部が袋本体内に形成されていることを特徴とする。
[第四課題解決手段]
上記第一課題解決手段1または上記第二課題解決手段に記載されたチャック付き合成樹脂製袋において、
補助フィルムが上向きかつ袋本体外に折り返されて補助収納部が袋本体外に形成されていることを特徴とする。
[第五課題解決手段]
上記第二課題解決手段に記載されたチャック付き合成樹脂製袋において、
一方の主フィルムにある補助フィルムが上向きかつ袋本体内に折り返され、かつ、他方の主フィルムにある補助フィルムが上向きかつ袋本体外に折り返されて、補助収納部が袋本体内外のそれぞれに形成されていることを特徴とする。
[第六課題解決手段]
上記第一課題解決手段〜上記第五課題解決手段のいずれかに記載されたチャック付き合成樹脂製袋において、
補助フィルムの上端部に、袋本体の両側辺部から遊離した摘み片が形成されていることを特徴とする。
[第七課題解決手段]
上記第一課題解決手段〜上記第六課題解決手段のいずれかに記載されたチャック付き合成樹脂製袋において、
補助フィルムの上端部に、袋本体の上辺部に沿う厚肉部が形成されていることを特徴とする。
[第八課題解決手段]
上記第一課題解決手段〜上記第七課題解決手段のいずれかに記載されたチャック付き合成樹脂製袋において、
主収納部内にのみ収納物が詰め込まれて補助収納部が空の状態に保持され、この状態で袋本体の底がその底辺部沿いにシールされるものであることを特徴とする。
(1) 袋本体が主収納部と補助収納部とを具備するものである。この場合の主収納部を収納物の袋詰めのみに充当し、収納物に起因して事後発生する滓入れや屑入れとして補助収納部を予定予備するなど、これらの使い分けによって所要の分別収納が可能になる。とくに収納物に起因して事後発生する滓や屑の処理に補助収納部をあてた場合には、モラル・エチケット・マナーなどの遵守や高揚に貢献できる。
(2) 上記のような分別収納において、補助収納部を事後使用のために空の状態にしておくというときは、主収納部のみに収納物を入れ、補助収納部には収納物が入り込むことのないような袋詰め作業を行わねばならない。この場合に底を開放されている袋本体は、これの上下反転で開放底が上を向くから、ここより主収納部内に収納物を簡単に入れることができる。それに袋本体の底を上向きにしたときは、上面開放型の補助収納部も上下反転状態になってその開口部を下向きにする。したがって上を向きの開放底側から主収納部内に収納物を入れるとき、開口部が下向きの補助収納部には収納物が侵入しない。ゆえに主収納部をターゲットにしてここにのみ確実に収納物を入れることができる。
(3) 主収納部に限定した収納物の袋詰めが、格別の手段を講ぜずとも単に袋本体を上下反転させるだけで能率よく実施することができる。したがって主収納部のみに収納物を入れた袋詰め製品の量産に適することとなる。
(4) 袋詰め状態のときの袋本体では、主収納部の収納物によって補助収納部が圧迫を受ける。これについて主フィルム(主収納部用)と補助フィルム(補助収納部用)との関係でいうと、補助フィルムは主フィルムに対して常に密接しがちということである。従来品において開封後の袋がこのような状況にあるときは、上面開放型の補助収納部を簡単に開くことができないのが通常である。これに対し、袋本体の両側辺部から遊離した摘み片が補助フィルムの上端部に形成されている本考案の場合は、その遊離した摘み片が形や向きを変えやすいものであるため、その変形自由度に依存して摘み片を簡単に把持し、それによって補助収納部を難なく開けることができる。
(5) 袋本体の上辺部に沿う厚肉部が補助フィルムの上端部に形成されているものは、そのフィルム上端部が他部よりもしっかりしたものになる。これはそこを掴んだり摘んだりするときに手掛かりとなり、それによって、そこを掴んだり摘んだりした際の手応えも得られる。かかる肉厚部が、密接しやすく引き離しがたいフィルムに形成されているときは、たとえフィルム相互が密接していても、その肉厚部を手掛かりにして該部を掴む(あるいは摘む)ことで、密接フィルム相互を簡単に引き離すことができる。したがってこの厚肉部があることにより、補助収納部を開けるときの補助フィルム上端部が取り扱いやすくなる。さらにいうと、補助フィルムの上端部に上記の摘み片があってそこに厚肉部が形成されているものでは、この二つの構成要素によって補助フィルム上端部がより取り扱いやすいものになり、補助収納部の開放容易性がさらに高まることとなる。
(6) 袋の主たる構成材料は、チャックを備えた主フィルムや補助フィルムだけでよいものである。これらについては所定どおりに折り込んだり重ね合わせたりし、その要所要所をシールするだけで、目的とする高機能の袋が得られるものである。これは、また、使用材料の増加を抑制しつつ簡潔な構成にまとめ上げたものであるから、高機能の袋について簡単で合理的な製造が実現する。
(7) この高機能の袋については、使用材料の増加が抑制できたり簡単で合理的な製造もはかれたりするので無駄なコストの発生を排除できることとなり、ひいては、それが製品段階でのコストダウンにも反映する。
12 主収納部
13 補助収納部
14 補助収納部
21 主フィルム
22 主フィルム
31 補助フィルム
32 補助フィルム
41 チャック
42 雌型咬合具
43 雄型咬合具
51 摘み片
61 厚肉部
71 サイドシール
72 サイドシール
73 アッパシール
74 ボトムシール
Claims (8)
- 主収納部を内部に有するものであって上辺部側に袋開口部のある袋本体が二枚の主フィルムで形成されているとともに、相対開閉自在な雌雄咬合型のチャックが袋本体の上辺部に沿って袋開口部の内面に設けられており、しかも袋本体には、これに組み合わされた補助フィルムを介して補助収納部が設けられているチャック付き合成樹脂製袋において、
二枚の主フィルムのうちのいずれか一方と補助フィルムについて、その一方の主フィルムの底辺部より補助フィルムが延長されて当該一方の主フィルムと補助フィルムとが一連で一体をなしていること、および、
一方の主フィルムにある補助フィルムが、その主フィルムの底辺部を折り曲げ箇所にして上向きに折り返されていること、および、
補助フィルムを上向きに折り返された一方の主フィルムとこれに対応する他方の主フィルムとが互いに重ね合わされ、かつ、各主フィルムの両側辺部と補助フィルムの両側辺部とが重層状態でシールされ、かつ、各主フィルムの上辺部も重層状態でシールされて、内部に主収納部をもつ袋本体が二枚の主フィルムにより形成されているとともに、上部開放型の補助収納部が一方の主フィルムと補助フィルムとで袋本体に組み合わせ形成されていること、および、
補助収納部の上辺部側にある補助フィルムの上端部と、袋本体における袋開口部の内面にあるチャックとの相対関係において、補助フィルムの上端部がチャックよりも下位にあること、および、
袋本体の底について、袋本体内に収納物が袋詰めされていないときには、袋本体の底が収納物の袋詰め用として開放されているものであり、かつ、袋本体の開放された底より袋本体内に収納物が袋詰されたときには、袋本体の底がその底辺部沿いにシールされるものであること
を特徴とするチャック付き合成樹脂製袋。 - 主収納部を内部に有するものであって上辺部側に袋開口部のある袋本体が二枚の主フィルムで形成されているとともに、相対開閉自在な雌雄咬合型のチャックが袋本体の上辺部に沿って袋開口部の内面に設けられており、しかも袋本体には、これに組み合わされた補助フィルムを介して補助収納部が設けられているチャック付き合成樹脂製袋において、
二枚の主フィルムと補助フィルムについて、各主フィルムの底辺部より補助フィルムがそれぞれ延長されて、それぞれの主フィルムとそれぞれの補助フィルムとが一連で一体をなしていること、および、
二枚の主フィルムにある各補助フィルムが、各主フィルムの底辺部を折り曲げ箇所にしてそれぞれ上向きに折り返されていること、および、
補助フィルムを上向きに折り返された二枚の主フィルムが互いに重ね合わされ、かつ、各主フィルムの両側辺部と各補助フィルムの両側辺部とが重層状態でシールされ、かつ、各主フィルムの上辺部も重層状態でシールされて、内部に主収納部をもつ袋本体が二枚の主フィルムにより形成されているとともに、上部開放型で複数の補助収納部が各主フィルムと各補助フィルムとで袋本体にそれぞれ組み合わせ形成されていること、および、
各補助収納部の上辺部側にある各補助フィルムの上端部と、袋本体における袋開口部の内面にあるチャックとの相対関係において、各補助フィルムの上端部がチャックよりも下位にあること、および、
袋本体の底について、袋本体内に収納物が袋詰めされていないときには、袋本体の底が収納物の袋詰め用として開放されているものであり、かつ、袋本体の開放された底より袋本体内に収納物が袋詰されたときには、袋本体の底がその底辺部沿いにシールされるものであること
を特徴とするチャック付き合成樹脂製袋。 - 補助フィルムが上向きかつ袋本体内に折り返されて補助収納部が袋本体内に形成されている請求項1または請求項2に記載されたチャック付き合成樹脂製袋。
- 補助フィルムが上向きかつ袋本体外に折り返されて補助収納部が袋本体外に形成されている請求項1または請求項2に記載されたチャック付き合成樹脂製袋。
- 一方の主フィルムにある補助フィルムが上向きかつ袋本体内に折り返され、かつ、他方の主フィルムにある補助フィルムが上向きかつ袋本体外に折り返されて、補助収納部が袋本体内外のそれぞれに形成されている請求項2に記載されたチャック付き合成樹脂製袋。
- 補助フィルムの上端部に、袋本体の両側辺部から遊離した摘み片が形成されている請求項1〜5のいずれかに記載されたチャック付き合成樹脂製袋。
- 補助フィルムの上端部に、袋本体の上辺部に沿う厚肉部が形成されている請求項1〜6のいずれかに記載されたチャック付き合成樹脂製袋。
- 主収納部内にのみ収納物が詰め込まれて補助収納部が空の状態に保持され、この状態で袋本体の底がその底辺部沿いにシールされるものである請求項1〜7のいずれかに記載されたチャック付き合成樹脂製袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009004557U JP3153640U (ja) | 2009-07-02 | 2009-07-02 | チャック付き合成樹脂製袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009004557U JP3153640U (ja) | 2009-07-02 | 2009-07-02 | チャック付き合成樹脂製袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3153640U true JP3153640U (ja) | 2009-09-10 |
Family
ID=54857855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009004557U Expired - Lifetime JP3153640U (ja) | 2009-07-02 | 2009-07-02 | チャック付き合成樹脂製袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3153640U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4753145B1 (ja) * | 2010-12-22 | 2011-08-24 | 株式会社リングストン | チャック付二重袋及びその製造方法 |
JP2019142540A (ja) * | 2018-02-20 | 2019-08-29 | サキョ−株式会社 | チャックによる再封可能な包装袋 |
JP2020001717A (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-09 | 株式会社フジシール | ジッパー付き袋 |
-
2009
- 2009-07-02 JP JP2009004557U patent/JP3153640U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4753145B1 (ja) * | 2010-12-22 | 2011-08-24 | 株式会社リングストン | チャック付二重袋及びその製造方法 |
JP2019142540A (ja) * | 2018-02-20 | 2019-08-29 | サキョ−株式会社 | チャックによる再封可能な包装袋 |
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