JP2018197081A - バックドア構造 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、バックドアパネルを構成するアウターパネルやインナーパネルの板厚を単純に薄くしただけでは、剛性不足となり、特に開閉時の耐久性が無くなるという課題があった。
図4に示すようにバックドアパネル50の下部においては、ドアロック機構(図示せず)を取り付けるためにインナーパネル51を切り起こして開口部51aを設けている。開口部51aの下方には、ドアロック機構を固定するための補強部材であるロックリインフォース52がインナーパネル51に対して固定されている。
しかしながら、バックドアパネル50を開いた状態から閉じる際(図4の二点鎖線のバックドアパネル50の状態が閉じた状態)、ライセンスプレート60の荷重が大きく、前記切り起こし部51bによる支持では足りず、アウターパネル55におけるライセンスプレート取付部55aが大きく変形し、亀裂が生じる虞があった。
例えば、特許文献1には、アウターパネルとインナーパネルとの間に補強部材を設けた構造が開示されている。
このような構成によれば、アウターパネル81とインナーパネル82とを結合する側壁部71が車両前後方向に沿って立設され、その両端の前記フランジ71a、71bが車両高さ方向に長く延びているため、W軸(車幅方向の軸)周りの荷重に対しての剛性が向上するようになされている。
しかしながら、前記補強部材70は、車幅方向に沿って一対の前記側壁部71が設けられ、それらは中央が開口した薄板状のベース部72を介して繋がっているが、車幅方向に沿ってアウターパネルとインナーパネルとを結合するものではない。
そのため、H軸(高さ方向の軸)周りの変形に対しては、耐久性(剛性)が低いという課題があった。また、前記補強部材70は、ライセンスプレートとの結合が無いため、ライセンスプレート締結部における耐久性が不十分であるという課題があった。
尚、前記補強部材は、車幅方向に長いメインプレートと、その左右両端から下方に延びる一対の脚部と、前記一対の脚部の下端に設けられた一対の脚固定部とを有し、前記メインプレートは、その一面側が前記アウターパネルに面接触した状態で結合されるとともに、他面側に前記インナーパネルの切り起こしの先端が結合され、前記一対の脚固定部は、前記インナーパネルに結合された前記ロックリインフォースに結合されていることが望ましい。
また、アウターパネルに対し補強部材の(車幅方向に長い)メインプレートが面接触して結合するため、ライセンスプレートの荷重を広い面積で受け止めて分散させることができる。また、広い面積でインナーパネルとアウターパネルとが結合されることで、W軸(車幅方向軸)周りの変形、及びH軸(高さ方向軸)周りの変形に対して強固な構造を得ることができる。
さらには、バックドアの剛性が向上するため、振動、こもり音を低減できるだけでなく、バックドアを構成するパネルの厚さをより薄く、軽量化することができる。
図3に示すように、補強部材10は、横長板状のメインプレート10aと、メインプレート10aの左右両端下部から下方に延びる脚部10bと、脚部10bの下端に設けられた脚固定部10cとを有する。
図2に示すように補強部材10は側面視においてZ字状に屈曲しており、メインプレート10aはアウターパネル側、脚固定部10cはインナーパネル2側に配置され、脚部10bがそれらを繋ぐ構成となっている。
また、前記脚部10b及び脚固定部10cには、高さ方向に長いビード12(図3において奥側に凹状に形成された部分)が形成されており、W軸(車幅方向軸)周りに対する変形に対して強固な構造となっている。
これにより図2に示すように開口部2aを閉じるようにして閉断面を形成し、インナーパネル2(ロックリインフォース4)とアウターパネル3との間の剛性を向上することができる。
特に、前記ライセンスプレート20がアウターパネル3と補強部材10とに共締めされるため、バックドア1を閉じる際に生じるライセンスプレート20からの荷重を、補強部材10を介し、インナーパネル2上に結合されたロックリインフォース4側において受け止めることができる。
また、このようにして構成されたバックドア構造において、バックドア1を閉じた際、インナーパネル2の切り起こし部2bだけでなく、補強部材10を介してロックリインフォース4側においてライセンスプレート20からの荷重を受け止めることができ、ライセンスプレート20取付部における破損等の発生を防止することができる。
また、アウターパネル3に対し補強部材10の(車幅方向に長い)メインプレート10aが面接触して結合するため、ライセンスプレート20の荷重を広い面積で受け止めて分散させることができる。また、広い面積でインナーパネル2とアウターパネル3とが結合されることで、W軸(車幅方向軸)周りの変形、及びH軸(高さ方向軸)周りの変形に対して強固な構造を得ることができる。
さらには、バックドア1の剛性が向上するため、振動、こもり音を低減できるだけでなく、バックドアを構成するパネルの厚さをより薄く、軽量化することができる。
更には、前記補強部材10のメインプレート10aから下方に延びた脚部10bに、高さ方向に長いビードが形成されていることによって、W軸周りの変形に対してもより強固な構造とすることができる。
例えば、補強部材10とインナーパネル2とアウターパネル3とがそれぞれ樹脂製である場合には、結合の手段として接着剤を用いることが望ましい。
実験条件としては、バックドアを開状態からバックドア自重により閉じた際の、ライセンスプレート締結部における破断が生じるまでの開閉動作の耐久回数について検証した(実施例1)。
その結果、バックドア開閉時におけるライセンスプレート締結部の破損が生じるまでの開閉回数は、実施例1での耐久回数が比較例1での耐久回数の略2倍に向上した。
この実施例の結果、本発明によれば、ライセンスプレート締結部における剛性が格段に向上することを確認することができた。
2 インナーパネル
2b 切り起こし部
3 アウターパネル
4 ロックリインフォース
10 補強部材
10a メインプレート
10b 脚部
10c 脚固定部
11 ビード
12 ビード
Claims (2)
- アウターパネルとインナーパネルとを備え、前記インナーパネルからの切り起こし部の先端が、前記アウターパネル上のライセンスプレートの裏側に配置されたバックドア構造であって、
前記アウターパネルと前記インナーパネルの間に配置された板状の補強部材を備え、
前記補強部材は、前記アウターパネルと前記インナーパネルとにより閉断面を構成するとともに、
下端側が前記インナーパネル上に結合されたロックリインフォースに結合され、
上端側が前記アウターパネルと前記ライセンスプレートとに共締めされていることを特徴とするバックドア構造。 - 前記補強部材は、車幅方向に長いメインプレートと、その左右両端から下方に延びる一対の脚部と、前記一対の脚部の下端に設けられた一対の脚固定部とを有し、
前記メインプレートは、その一面側が前記アウターパネルに面接触した状態で結合されるとともに、他面側に前記インナーパネルの切り起こしの先端が結合され、
前記一対の脚固定部は、前記インナーパネルに結合された前記ロックリインフォースに結合されていることを特徴とする請求項1に記載されたバックドア構造。
Priority Applications (1)
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- 2017-05-24 JP JP2017103010A patent/JP6713433B2/ja active Active
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