JP2018196106A - 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷物のトナー色との色相の差の有無に拘わらず手書きの記載を容易に調整する。【解決手段】画像形成装置は、CMYKの色材を使用して画像形成媒体に画像を形成して画像形成物として出力する画像形成部と、前記画像形成物上の画像を読み取って読取画像を表す画像データを生成する画像読取部と、前記読取画像を色変換し、CMYKの各階調値から構成されるCMYK画像データを生成する色変換処理部と、前記CMYK画像データを解析し、CMYKの階調値の少なくとも1つが予め設定されている所定の範囲内にある画素から構成されている第1の画像領域を抽出し、前記第1の画像領域を筆記具で描かれた画像である手書き画像と見做して調整するフィルター処理部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムに関し、特に、手書きの文字が描かれている印刷物の複写や画像の読み取りに関する。
印刷物に対して朱色の押印や朱書きメッセージといった手作業による処理がなされた後に原紙が必要となる場合がある。このような印刷物には、たとえば会社における契約書類や教育現場における回答用紙や問題用紙がある。かかる問題に対して、特許文献1は、原稿画像の所定の色部分(指定された消去色、たとえば朱色)を消去した色消去画像を簡単に形成することが可能な画像形成装置を提供する。
特開平9−214782号公報
しかし、たとえば学会やセミナーで印刷物が配布されたときには、その印刷物に対して講演内容の一部を手書きで補填する場合がある。このような場合、出張報告書には、手書きの記載を報告内容として記載し、添付資料として手書きの記載が削除された印刷物が望まれる場合もある。このような手書きの記載は、必ずしも印刷物のトナー色と相違する色相の色で記載されるとは限られず、黒のボールペンや鉛筆で記載されることも多い。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、印刷物のトナー色との色相の差の有無に拘わらず手書きの記載を容易に調整する技術を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、CMYKの色材を使用して画像形成媒体に画像を形成して画像形成物として出力する画像形成部と、前記画像形成物上の画像を読み取って読取画像を表す画像データを生成する画像読取部と、前記読取画像を色変換し、CMYKの各階調値から構成されるCMYK画像データを生成する色変換処理部と、前記CMYK画像データを解析し、CMYKの階調値の少なくとも1つが予め設定されている所定の範囲内にある画素から構成されている第1の画像領域を抽出し、前記第1の画像領域を筆記具で描かれた画像である手書き画像と見做して調整するフィルター処理部とを備える。
本発明の画像形成方法は、CMYKの色材を使用して画像形成媒体に画像を形成して画像形成物として出力する画像形成工程と、前記画像形成物上の画像を読み取って読取画像を表す画像データを生成する画像読取工程と、前記読取画像を色変換し、CMYKの各階調値から構成されるCMYK画像データを生成する色変換処理工程と、前記CMYK画像データを解析し、CMYKの階調値の少なくとも1つが予め設定されている所定の範囲内にある画素から構成されている第1の画像領域を抽出し、前記第1の画像領域を筆記具で描かれた画像である手書き画像と見做して調整するフィルター処理工程とを備える。
本発明は、CMYKの色材を使用して画像形成媒体に画像を形成して画像形成物として出力する画像形成部と、前記画像形成物上の画像を読み取って読取画像を表す画像データを生成する画像読取部とを有する画像形成装置を制御するための画像形成プログラムを提供する。前記画像形成プログラムは、前記読取画像を色変換し、CMYKの各階調値から構成されるCMYK画像データを生成する色変換処理部、及び前記CMYK画像データを解析し、CMYKの階調値の少なくとも1つが予め設定されている所定の範囲内にある画素から構成されている第1の画像領域を抽出し、前記第1の画像領域を筆記具で描かれた画像である手書き画像と見做して調整するフィルター処理部として前記画像形成装置を機能させる。
本発明によれば、印刷物のトナー色との色相の差の有無に拘わらず手書きの記載を容易に調整する技術を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10の全体構成を示す概略構成図である。 第1実施形態に係る画像形成装置10の機能的構成を示すブロックダイアグラムである。 第1実施形態に係る印刷処理の内容を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るフィルター処理の内容を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るフィルター処理の一例を示す説明図である。 第1実施形態に係るフィルター処理の対話型処理モードの例を示す説明図である。 第1実施形態に係るフィルター処理の対話型処理モードにおけるユーザーインターフェース画面の例を示す説明図である。 第2実施形態に係る手書き文字削除処理(文字欠落抑制モード)の内容を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る手書き文字削除処理の内容を示す説明図である。 第3実施形態に係るフィルター処理の内容を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るフィルター処理の対話型処理モードの例を示す説明図である。 第3実施形態に係るフィルター処理の他の例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照して以下の順序で説明する。
A.第1実施形態:
B.第2実施形態:
C.第3実施形態:
D.変形例:
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10の全体構成を示す概略構成図である。図2は、第1実施形態に係る画像形成装置10の機能的構成を示すブロックダイアグラムである。画像形成装置10は、制御部210と、画像形成部220と、操作表示部230と、記憶部240と、画像読取部100とを備えている。画像読取部100は、自動原稿送り装置(ADF)160と原稿台(コンタクトガラス)150とを有し、原稿から画像(原画像)を読み取ってデジタルデータである画像データIDを生成する。
画像形成部220は、画像データIDに基づいて印刷媒体(図示せず)に画像を形成して排出する。画像形成部220は、色変換処理部221と、色変換テーブル221aと、ハーフトーン処理部222と、ディザマトリックス222aと、画像出力部223とを備える。色変換処理部221は、RGBデータである画像データIDをCMYK画像データに色変換する。ハーフトーン処理部222は、ハーフトーン処理を実行してCMYK画像データのハーフトーンデータを生成する。画像出力部223は、ハーフトーンデータに基づいて画像を形成する。操作表示部230は、タッチパネルとして機能するディスプレイ(図示せず)や各種ボタンやスイッチ(図示せず)からユーザーの操作入力(単にユーザー入力とも呼ばれる。)を受け付ける。
制御部210は、RAMやROM等の主記憶手段、及びMPU(Micro Processing Unit)やCPU(Central Processing Unit)等の制御手段を備えている。また、制御部210は、フィルター処理部211を有し、各種I/O、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、バス、その他ハードウェア等のインターフェイスに関連するコントローラ機能を備え、画像形成装置10全体を制御する。
記憶部240は、非一時的な記録媒体であるハードディスクドライブやフラッシュメモリー等からなる記憶装置で、制御部210が実行する処理の制御プログラムやデータを記憶する。
記憶部240には、削除色情報241が記憶されている。削除色情報241は、筆記具と削除色を抽出するための閾値とが紐付けられている。削除色は、紐付けられている筆記具を使用して描かれている文字の色である。この例では、記憶部240には、削除色情報241として筆記具Aと筆記具Bとを含む複数の筆記具が登録されているものとする。
画像読取部100は、図2に示されるように、光源ドライバ111と、光源112とを備えている。光源112は、原稿Dに光を照射する複数のLED(図示せず)を有する。光源ドライバ111は、主走査方向に配列されている複数のLEDを駆動するLEDドライバであり、光源112のオンオフ駆動制御を行う。これにより、光源112は、可変の駆動デューティのパルス幅変調(PWM)で原稿Dの原稿面を照射光L1で照射することができる。
照射光L1は、原稿Dの面に垂直な方向に対して45度(傾斜した方向)の角度で照射される。原稿Dは、拡散反射光L2と、正反射光とを含む反射光を反射する。受光素子122は、拡散反射光L2を受光する。
画像読取部100は、さらに、図1に示されるように、原稿Dとイメージセンサ121との間に、第1反射鏡113と、第1キャリッジ114と、第2反射鏡115と、第3反射鏡116と、第2キャリッジ117と、集光レンズ118とを備えている。第1反射鏡113は、原稿Dからの拡散反射光L2を第2反射鏡115の方向に反射する。第2反射鏡115は、拡散反射光L2を第3反射鏡116の方向に反射する。第3反射鏡116は、拡散反射光L2を集光レンズ118の方向に反射する。集光レンズ118は、拡散反射光L2をイメージセンサ121が有する複数の受光素子122の各受光面(図示せず)に結像する。
イメージセンサ121は、R,G,Bの各色成分のカラーフィルタ(図示略)を使用してR,G,Bの3つの色をそれぞれ検知する3本のCCDラインセンサ(図示せず)である。イメージセンサ121は、主走査方向に延びている3本のCCDラインセンサで原稿を走査(副走査)して原稿上の画像をR,G,Bに対応する電圧値の組合せとして取得する。このように、イメージセンサ121は、光電変換処理を行って、主走査方向の画素毎のR,G,Bのアナログ電気信号を出力することができる。
第1キャリッジ114は、光源112と第1反射鏡113とを搭載し、副走査方向に往復動する。第2キャリッジ117は、第2反射鏡115と第3反射鏡116とを搭載し、副走査方向に往復動する。第1キャリッジ114及び第2キャリッジ117は、走査制御部として機能する制御部210によって制御される。これにより、光源112は原稿を副走査方向に走査することができるので、イメージセンサ121は、原稿上の2次元画像に応じてアナログ電気信号を出力することができる。
なお、自動原稿送り装置(ADF)160が使用される場合には、第1キャリッジ114及び第2キャリッジ117は、予め設定されている副走査位置に固定され、原稿Dの自動送りによって副走査方向の走査が行われる。なお、ADF160には、片面だけでなく両面を同時にあるいは逐次に読み取るものもある。
ADF160は、紙送りローラー161と、原稿読取スリット162とを備えている。紙送りローラー161は、原稿の自動送りを行い、原稿の読み取りが原稿読取スリット162を介して行われる。この場合には、第1キャリッジ114が予め設定されている副走査位置に固定されるので、第1キャリッジ114に搭載されている光源112も所定位置に固定されることになる。
画像読取部100は、図2に示されるように、さらに、信号処理部123と、シェーディング補正部124と、シェーディング補正テーブル124aと、ガンマ変換部125と、ガンマ変換テーブル125aと、AGC処理部130と、白基準板132(図1参照)とを備えている。
信号処理部123は、A/D変換機能を有する可変利得増幅器である。信号処理部123は、AGC処理部130で設定され、記憶部240に格納されている利得でアナログ電気信号を増幅し、増幅されたアナログ電気信号をA/D変換してデジタルデータとする。ガンマ変換部125及びガンマ変換テーブル125aについての説明は後述する。
AGC処理部130は、本実施形態では、黒基準信号と白基準信号とを使用して複数の受光素子122のそれぞれに対して最適な利得とオフセット値とを設定する利得調整部である。黒基準信号は、光源112がオフの状態における受光素子122のアナログ電気信号である。白基準信号は、原稿Dの代わりに白基準板132を照射したときの受光素子122のアナログ電気信号である。
AGC処理部130は、黒基準信号が信号処理部123によってA/D変換されたときの画像データIDのRGBの各階調値が最小値「0」となるようにオフセット値を設定する。AGC処理部130は、このオフセット値を使用して白基準信号が信号処理部123によってA/D変換されたときの画像データIDのRGBの各階調値が最大値「255」となるように利得を設定する。これにより、最小値「0」から最大値「255」までのダイナミックレンジを有効に利用することができる。
シェーディング補正部124は、デジタルデータに対してシェーディング補正を実行して画像データIDを生成する。シェーディング補正は、光源112の長さ方向の光量不均一性やレンズのコサイン4乗則による周辺減光、主走査方向に配列されている複数の受光素子122の感度ムラに起因して発生するシェーディングを抑制するための補正である。シェーディング補正には、シェーディング補正値が使用される。シェーディング補正値は、白基準板132を使用して生成され、シェーディング補正テーブル124aに格納される。
このように、画像読取部100は、原稿D上の画像を読み取って画像データIDを生成する。画像データIDは、原稿D上の画像をRGBの各階調値(0〜255)で表すRGB画像データである。
図3は、第1実施形態に係る印刷処理の内容を示すフローチャートである。ステップS10では、ユーザーは、画像読取操作を実行する。画像読取操作では、画像読取部100は、光源112から可変の駆動デューティのパルス幅変調(PWM)で適切な光量の照射光L1で原稿Dを照射し、原稿Dで反射されて原稿Dに表される画像に応じた色成分を有する拡散反射光L2をイメージセンサ121で受光する。
ステップS20では、イメージセンサ121は、光電変換処理を行って主走査方向の画素毎のR,G,Bのアナログ電気信号を出力することができる。
ステップS30では、信号処理部123は、AGC処理部130で設定された利得とオフセット値と使用し、RGBの各階調値が最小値「0」(光源112がオフの状態)から最大値「255」(白基準板132の読み取り時)までの範囲の階調値を出力することができる。ステップS40では、シェーディング補正部124は、デジタルデータに対してシェーディング補正を実行して画像データIDを生成する。
ステップS50では、ガンマ変換部125(図2参照)は、画像読取部100の特性に基づいてガンマ変換を行う。ガンマ変換には、ガンマ変換テーブル125aから読み出された値が使用される。ガンマ変換テーブル125aは、原稿上のグレーパッチの測色値から算出した所望の色空間(たとえばsRGBなど)でのRGB値(γ変換後)を用いて、ガンマ値を再帰的に設定して算出することができる。このようにして、画像データIDが生成される。
ステップS60では、色変換処理部221は、色変換テーブル221aを使用して、RGBデータである画像データIDを画像出力部223で使用される色材の色であるCMYK画像データに色変換する。CMYK画像データは、CMYKの各階調値(0〜255)から構成されているデータである。ステップS70では、フィルター処理部211は、手書き文字を削除する。
図4は、第1実施形態に係るフィルター処理(ステップS70)の内容を示すフローチャートである。ステップS71では、フィルター処理部211は、筆記具選択処理を実行する。筆記具選択処理では、ユーザーは、操作表示部230を介して予め登録されている筆記具Aと筆記具Bとを含む複数の筆記具のリスト中から筆記具を選択することができる。
この例では、ユーザーは、筆記具Aを選択したものとする。フィルター処理部211は、筆記具の選択に応じて、記憶部240に格納されている削除色情報241から筆記具Aに紐付けられているCMYKの各階調の閾値を読み出す。フィルター処理部211は、筆記具の選択の代わりに、操作表示部230を介して新規登録を受け付けることもできる。
ステップS72では、フィルター処理部211は、新規登録が選択された場合には、処理をステップS74に進め、筆記具の選択が行われた場合には、処理をステップS73に進める。本実施形態では、削除色情報には、CMYKの各階調値で表される色の範囲を規定するKの階調値の閾値Th1が含まれるものとする。
ステップS74では、ユーザーは、たとえば手書きに使用される筆記具で線や文字が描かれた原稿を画像読取部100で読み取ることによって削除色情報を登録することができる。フィルター処理部211は、原稿を画像読取部100で読み取って読取り画像データを生成し、ヒストグラム解析を実行して閾値を自動的に設定する。
図5は、第1実施形態に係るフィルター処理の一例を示す説明図である。図5(a)は、Kトナーのベタで印刷された文字画像TT1と、筆記具Aを使用して描かれている手書き文字HT1とが表示されている印刷物の読取画像PM1を示している。図5(b)は、Kトナーのベタで表示されている文字画像TT1に起因するピークP1と、筆記具Aを使用して描かれている手書き文字HT1に起因するピークP2と、白画素における印刷媒体の地肌色に起因するピークP3との3つのピークを有するヒストグラムH1を示している。
ヒストグラムH1は、Kトナーのベタで表示されている文字画像TT1が手書き文字HT1よりも高い濃度階調値を有していることを示している。トナーは、広い色空間(低反射率から高反射率までの範囲)を再現するために反射率が極めて低い色材を使用している。これに対し、筆記具(筆記具Aを含む)は、一般に広い色空間を再現することを目的としないので、黒トナーのように極めて低い反射率を有する必要はない。この結果、一般に、筆記具を使用して手書きで描かれた文字や線は、黒トナーのベタで再現されている線や文字をよりも低い濃度を有することを本願発明者は見いだした。
ステップS73では、ユーザーは、操作表示部230を介して処理モードを設定する。本実施形態では、処理モードには、対話型処理モードと、閾値自動設定処理モードとが含まれている。ステップS75では、フィルター処理部211は、対話型処理モードが選択された場合には、処理をステップS77に進め、閾値自動設定処理モードが選択された場合には、処理をステップS76に進める。
ステップS76では、フィルター処理部211は、閾値自動設定処理を実行する。閾値自動設定処理では、フィルター処理部211は、削除色情報に含まれているCMYKの各階調の閾値を手書き文字の削除のための閾値として自動的に設定する。この例では、筆記具Aは黒色の線を描くことができ、CMYKの各階調の閾値には、Kの階調値の閾値Th1と、CMYの各階調値の閾値(この例では、いずれもほぼゼロ)とが含まれているものとする。
ステップS79では、フィルター処理部211は、手書き文字削除処理を実行する。手書き文字削除処理では、フィルター処理部211は、Kの階調値の閾値Th1と、CMYの各階調値の閾値とを使用して手書き文字HT1を第1の画像領域として抽出し、第1の画像領域を削除する。
第1の画像領域とは、筆記具で描かれた画像である手書き画像と見做された領域である。本発明は、単色画像とカラー画像のいずれにも適用可能である。第1の画像領域は、CMYKの階調値の少なくとも1つが予め設定されている所定の範囲内にある画素から構成されている画像領域であればよい。この例では、第1の画像領域は、Kの階調値が閾値Th1(第1の閾値とも呼ばれる。)以下の画素から構成されている領域である。
これにより、フィルター処理部211は、手書き文字HT1が表示されている印刷物の読取画像PM1の読み取り画像から手書き文字HT1を削除して、読取画像PM1a(図5(c)参照)を生成することができる。
ステップS80では、ハーフトーン処理部222は、ディザマトリックス222aを使用してハーフトーン処理を実行し、CMYK画像データのハーフトーンデータを生成する。ステップS90では、画像出力部223は、スタートボタン232(後述)の操作に応じてハーフトーンデータに基づいて印刷媒体に画像を形成して出力する。印刷媒体は、画像形成媒体とも呼ばれる。印刷物は、画像形成物とも呼ばれる。
図6は、第1実施形態に係るフィルター処理の対話型処理モードの例を示す説明図である。図6(a)は、Kトナーのベタで印刷された文字画像TT1と、筆記具Aを使用して描かれている手書き文字HT1、筆記具Bを使用して描かれている手書き文字HT2とが表示されている印刷物の読取画像PM2を示している。図6(b)は、Kトナーのベタで表示されている文字画像TT1に起因するピークP1と、筆記具Aを使用して描かれている手書き文字HT1に起因するピークP2と、筆記具Bを使用して描かれている手書き文字HT2に起因するピークP4と、白画素における印刷媒体の地肌色に起因するピークP3との4つのピークを有するヒストグラムH2を示している。
図7は、第1実施形態に係るフィルター処理の対話型処理モードにおけるユーザーインターフェース画面231の例を示す説明図である。操作表示部230は、タッチパネルとして構成されているユーザーインターフェース画面231と、スタートボタン232とを有している。ユーザーインターフェース画面231には、読取画像PM2と、選択アイコン233と、解除アイコン234と、OKアイコン235とが表示されている。
ステップS77では、ユーザーは、ユーザーインターフェース画面231に表示されている読取画像PM2上でタッチして画像を指定する。選択アイコン233は、タッチすることによって指定された画像と同一のピーク(手書き文字HT1の場合には、ピーク2)に属する画像、すなわち読取画像PM2の一部を削除対象として選択することができる。
解除アイコン234は、タッチすることによって指定された画像と同一のピークに属する画像を削除対象から解除することができる。OKアイコン235は、読取画像PM2をタッチすることによって削除対象となった画像を読取画像PM2から削除して読取画像PM2aを生成して表示させる。
この例では、ユーザーは、手書き文字HT1のみを選択して削除するものとする。具体的には、ユーザーは、筆記具Aで描かれた手書き文字HT1を選択して選択アイコン233をタッチする。筆記具Aでは、CMYKの各階調の閾値には、Kの階調値の閾値Th1(この例では最高階調値の80%に相当)と、CMYの各階調値の閾値(この例では、いずれもほぼゼロ)とが含まれ、筆記具Bでは、CMYKの各階調の閾値には、Kの階調値の閾値Th2(この例では最高階調値の60%に相当)と、CMYの各階調値の閾値(この例では、いずれもほぼゼロ)とが含まれているものとする。なお、Kの階調値の閾値Th3については後述する。閾値Th1及び閾値Th2は、第1の閾値とも呼ばれる。
ステップS78では、フィルター処理部211は、閾値調整処理を実行する。この例では、手書き文字HT1のみが選択されているので、フィルター処理部211は、筆記具Aでの手書き文字HT1を削除対象とし、筆記具Bでの手書き文字HT2を削除対象としていない。よって、フィルター処理部211は、選択された一部(手書き文字HT1)を描いた筆記具で描かれた全画像を抽出するための閾値を設定し、すなわち閾値Th2より高く閾値Th1以下の階調値として閾値を設定する。これにより、フィルター処理部211は、手書き文字HT1の画像のみを削除対象とすることができる。
これにより、フィルター処理部211は、手書き文字HT1と同一の筆記具Aで描かれた画像のみをハイライトしてユーザーインターフェース画面231に表示させる。ユーザーは、OKアイコン235をタッチしてハイライトされた画像が削除された画像をユーザーインターフェース画面231に表示させることができる。これにより、ユーザーは、筆記具Aで描かれた画像のみが削除されたことを確認することができる。
このように、対話型処理モードでは、ユーザーは、手書き文字HT1と手書き文字HT2が描かれている読取画像を確認しつつ、一方の手書き文字のみあるいは両方の手書き文字を削除することができる。
このように、第1実施形態に係る画像形成装置10は、CMYKの各階調(CMYKの濃度値に対応)を解析することにより、色相差に依存することなく、トナーで形成されている画像と筆記具を用いて手書きで描かれている画像の区別が可能となる。これにより、画像形成装置10は、高い信頼性と精度で手書き文字を削除することができる。
B.第2実施形態:
図8は、第2実施形態に係る手書き文字削除処理(文字欠落抑制モード)の内容を示すフローチャートである。文字欠落抑制処理は、手書き文字削除処理(ステップS79)の処理モードの1つである。文字欠落抑制処理は、トナーで形成されている画像の濃度に何らかの理由でムラが発生した場合であっても文字情報の欠落を抑制することができる。
図9は、第2実施形態に係る手書き文字削除処理の内容を示す説明図である。図9(a)は、文字欠落抑制モードがオフの場合における手書き文字削除処理前の文字画像T1と手書き文字削除処理後の文字画像T1aとを示す説明図である。図9(b)は、文字欠落抑制モードがオンの場合における手書き文字削除処理前の文字画像T1と手書き文字削除処理後の文字画像T1bとを示す説明図である。文字画像T1,T1a,T1bは、説明を分かりやすくするために実際の画像よりも薄く描かれている。
ステップS791では、ユーザーは、操作表示部230を介して処理モードを設定する。本実施形態では、手書き文字削除処理の処理モードには、文字欠落抑制モード(オン又はオフ)がある。文字欠落抑制モードには、さらに最高濃度値参照モードと、閾値調整モードとがある。
ステップS792では、フィルター処理部211は、手書き文字削除の処理対象となる画素が高濃度領域と連続しているか否かを判断する。フィルター処理部211は、高濃度領域と連続していないと判断した場合には、処理をステップS797に進め、高濃度領域と連続していると判断した場合には、処理をステップS793に進める。
高濃度領域とは、第2の画像領域とも呼ばれ、Kの階調値の閾値Th3(図6(b)参照、この例では最高階調値の90%に相当)よりも高い階調値を有している画素から構成されている領域である。Kの階調値の閾値Th3は、Kのトナーのベタとして画像を再現している領域であるか否かを判断するための閾値である。閾値Th3は、第2の閾値とも呼ばれる。第2の画像領域は、Kの色材で再現された文字画像である印刷文字画像と見做された画像領域である。閾値Th3は、画像形成装置10が予め記憶部240に格納しているテストパターンを印刷し、それを画像読取部100で読み取ることによって自動的に生成することができる。印刷文字画像は、画像形成文字画像とも呼ばれる。
ステップS793では、フィルター処理部211は、最高濃度値参照モードが選択されている場合には、処理をステップS794に進め、最高濃度値参照モードが選択されていなかった場合には、処理をステップS795に進める。
ステップS794では、フィルター処理部211は、手書き文字削除の処理対象となる画素の階調値を連続している高濃度領域の画素値で置換して処理をステップS797に進める。すなわち、文字画像T1の例では、フィルター処理部211は、文字画像T1の濃度が高い部分の階調値で濃度が薄い部分の階調値を置換する。
ステップS795では、フィルター処理部211は、閾値調整モードが選択されている場合には、処理をステップS796に進め、最高濃度値参照モードが選択されていなかった場合(すなわち文字欠落抑制モードがオフ)には、処理をステップS797に進める。
ステップS796では、フィルター処理部211は、手書き文字削除の処理対象となる画素に適用される閾値を閾値Th1よりも低い閾値として予め設定されている閾値(この例では最高階調値の70%に相当)に変更する。これにより、フィルター処理部211は、文字欠落抑制処理がオンの場合では、筆記具で描かれた画像である手書き画像と見做された領域を第1の画像領域から除外し、すなわち、手書き文字として削除される画像領域から除外して文字情報の欠落を抑制することができる。
これにより、フィルター処理部211は、文字欠落抑制モードがオフの場合には、手書き文字削除処理によって文字画像T1を文字画像T1aに処理するのに対し、文字欠落抑制モードがオンの場合には、手書き文字削除処理によって文字画像T1を文字画像T1bに処理することができる(ステップS797)。
このように、第2実施形態に係る画像形成装置10は、色相差に依存することなく、トナーで形成されている画像と筆記具を用いて手書きで描かれている画像を区別して高い信頼性と精度で手書き文字を削除しつつ文字情報の欠落を抑制することができる。
なお、ステップS794では、フィルター処理部211は、手書き文字削除の処理対象となる画素の階調値を連続している高濃度領域の画素値で置換している。すなわち、文字画像T1の例では、フィルター処理部211は、文字画像T1の濃度が高い部分の階調値で濃度が薄い部分の階調値を置換している。これにより、文字要素の欠落を抑制している。
しかしながら、フィルター処理部211は、さらに、手書き文字削除の処理対象となる画素の階調値を連続している高濃度領域の画素値で置換し、その置換された画素値を手書き文字削除の処理対象となるか否かの判断に使用するだけでなく、その画素値を有する文字画像T1cとなるように画像を補完してもよい(図9(c)参照)。すなわち、フィルター処理部211は、手書き文字の範囲内の比較的に高い濃度の画素値に、手書き画像を構成する全ての画素の画素値を変更することができる。こうすれば、手書き文字の視認性をさらに高めることができる。
このような処理は、たとえば文字認識処理部を画像形成装置10に装備し、文字認識処理(OCR処理とも呼ばれる。)で文字を表している画像であることを確認し、補完後の手書き画像の手書き文字としての認識の確度値が補完前の手書き画像の手書き文字としての認識の確度値と比較して高い場合に制限してもよい。さらに、フィルター処理部211は、必ずしも高濃度領域の画素値で置換する必要はなく、文字画像T1の比較的に濃度が高い部分の階調値で濃度が薄い部分の画像を補完してもよい。
C.第3実施形態:
図10は、第3実施形態に係る手書きフィルター処理(ステップS70a)の内容を示すフローチャートである。フィルター処理(ステップS70a)は、調整内容設定処理(ステップS771)が追加され、手書き文字削除処理(ステップS79)が手書き文字調整処理(ステップS79a)に変更されている点でフィルター処理(ステップS70)と相違する。
図11は、第3実施形態に係るフィルター処理の対話型処理モードの例を示す説明図である。図11(a)は、第3実施形態に係るユーザーインターフェース画面231aを示している。第3実施形態に係るフィルター処理の対話型処理モードでは、対話型処理モードで使用されるユーザーインターフェース画面231がユーザーインターフェース画面231aに変更されている。ユーザーインターフェース画面231aは、削除アイコン236と、カラーパレットアイコン237とが追加されている点でユーザーインターフェース画面231と相違する。
調整内容設定処理(ステップS771)は、手書き文字選択処理(ステップS77)で選択された手書き文字の調整内容を選択する処理である。第1実施形態では、ユーザーが、ユーザーインターフェース画面231に表示されている読取画像PM3上でタッチして画像を指定し、選択アイコン233をタッチすると、選択された画像の調整内容が削除される。
しかしながら、第3実施形態は、手書き文字選択処理(ステップS77)で選択された画像の調整内容を調整内容設定処理(ステップS771)で設定可能としている。フィルター処理(ステップS70)では、ユーザーは、削除アイコン236をタッチすることによって調整内容を削除とし、カラーパレットアイコン237をタッチすることによって調整内容を色の変更とすることができる。変更後の色は、カラーパレットアイコン237で表示されるカラーパレットから選択することができる。
具体的には、ユーザーは、ユーザーインターフェース画面231aに表示されている読取画像PM3上でタッチして手書き文字HT1の画像を指定し、選択アイコン233をタッチすることによって指定された画像と同一のピーク(ピークP2(図6参照))に属する画像、すなわち読取画像PM3の一部を調整対象として選択することができる(ステップS77)。この点は、第1実施形態と同様である。
ユーザーは、削除アイコン236をタッチすることによって調整内容を削除とすることができる(ステップS771)。これにより、筆記具Aで描かれた手書き文字の全てが削除対象となる。
ユーザーは、さらに、ユーザーインターフェース画面231aに表示されている読取画像PM3上でタッチして手書き文字HT2の画像を指定し、選択アイコン233をタッチすることによって指定された画像と同一のピーク(ピークP4(図6参照))に属する画像を調整対象として選択することができる(ステップS77)。
ユーザーは、カラーパレットアイコン237をタッチすることによって調整内容を色変更とし、カラーパレット(図示略)を表示することができる(ステップS771)。これにより、ユーザーは、任意の色(この例では赤)を選択し、筆記具Bで描かれた手書き文字の全ての色を赤色に変更することができる。
ユーザーは、OKアイコン235をタッチすることによって、筆記具Bで描かれた手書き文字HT2を赤色の手書き文字HT2Rとし、筆記具Aで描かれた手書き文字を削除する。これにより、フィルター処理部211は、調整画像PM3を調整することによって調整画像PM3aを生成して表示させる。
図11(b)は、第3実施形態に係る調整内容の一例を示している。この例では、筆記具Aで描かれた手書き文字HT1の画像が削除され、筆記具Bで描かれた手書き文字の全ての色を赤色に変更されている。このように、第3実施形態は、第1実施形態と異なり、削除だけでなく色の変更も可能であり、手書き文字に使用された筆記具毎に調整内容を切り替えることができる。
図12は、第3実施形態に係るフィルター処理の他の例を示す説明図である。この例では、読取画像PM4には、筆記具Aで描かれた手書き文字が描かれ、筆記具Bで描かれた手書き文字は描かれていない。
フィルター処理の手書き文字選択処理(ステップS77)では、ユーザーは、ピンチアウト(ピンチオープンとも呼ばれる。)操作で領域を選択(抽出)することができる。ピンチアウト操作とは、タッチパネルパネルとして機能する操作表示部230を2本指でタッチしたまま、その間を広げて拡大する操作である。
具体的には、ユーザーは、ピンチアウト操作で抽出対象となる抽出対象領域S1を設定し、選択アイコン233をタッチすることによって抽出対象領域S1内の手書き文字(筆記具A)を自動的に選択することができる(ステップS77)。
ユーザーは、カラーパレットアイコン237をタッチすることによって調整内容を色変更とし、カラーパレット(図示略)を表示することができる(ステップS771)。これにより、ユーザーは、任意の色(この例では赤)を選択し、筆記具Aで描かれた手書き文字HT1を赤色の手書き文字HT1Rに調整することができる。
ユーザーは、新たにピンチアウト操作で抽出対象領域S2を設定し、選択アイコン233をタッチすることによって抽出対象領域S2内の手書き文字(筆記具A)を自動的に選択することができる(ステップS77)。
ユーザーは、削除アイコン236をタッチすることによって調整内容を削除とすることができる(ステップS771)。これにより、抽出対象領域S2内の手書き文字(筆記具A)の全てが削除対象となる。
ユーザーは、OKアイコン235をタッチすることによって、抽出対象領域S1内の筆記具Aで描かれた手書き文字HT1を赤色の手書き文字HT1Rに調整し、抽出対象領域S2内の筆記具Aで描かれた手書き文字HT1を削除することができる。一方、ユーザーは、抽出対象領域S1及び抽出対象領域S2のいずれにも該当しない手書き文字HT1を調整することなく残存させることができる。これにより、フィルター処理部211は、調整画像PM4を調整することによって調整画像PM4aを生成して表示させる。
このように、第3実施形態に係る画像形成装置10は、ユーザーインターフェース画面231aを提供することによって、手書き文字の調整内容や調整対象となる領域をユーザーが自由に設定できるようにしている。これにより、手書き文字の調整においてユーザーの利便性を高めることができる。
D.変形例:
本発明は、上記実施形態だけでなく、以下のような変形例でも実施することができる。
変形例1:上記実施形態では、筆記具A及び筆記具Bは、Kの階調値だけであって色相に差がない例が示されているが、色相に差があってもよい。具体的には、筆記具Aが黒のボールペンで筆記具Bが赤のサインペンである場合には、濃度に加えて色相を利用して区別するようにしてもよい。さらに、筆記具の識別には、CMYKの濃度が使用されているが、たとえば線の太さを利用するようにしてもよい。
変形例2:上記実施形態の文字欠落抑制処理は、高濃度領域に連続する領域の画素から構成される文字情報が手書き文字として削除されることを抑制しているが、処理の信頼性を高めるためにOCR処理と組み合わせることもできる。具体的には、たとえば文字欠落抑制処理オンの時に再現される画像のOCR処理の認識の確度値と文字欠落抑制処理オフの時に再現される画像のOCR処理の認識の確度値との間に予め設定された差が生じた場合にのみ文字欠落抑制処理を適用するようにしてもよい。認識の確度値とは、文字の認識の確からしさ、すなわち正しいとされる確率として算出された値である。
変形例3:上記実施形態では、文字領域やイメージ領域といった画像領域の種別を考慮することなく手書き文字削除処理を実行しているが、たとえば文字領域のみについて実行するようにしてもよい。具体的には、フィルター処理部211は、CMYK画像データを解析し、Kの色材で文字が再現されている領域である文字領域を検出し、検出された文字領域内でのみ第1の画像領域を抽出するようにしてもよい。文字領域内では、濃度閾値による手書き文字の識別の信頼性が高いので、手書き文字以外の画像の削除を抑制して、手書き文字の削除の信頼性を高めることができる。
10 画像形成装置
210 制御部
220 画像形成部
230 操作表示部
240 記憶部
100 画像読取部
111 光源ドライバ
112 光源
121 イメージセンサ
122 受光素子
123 信号処理部
124 シェーディング補正部
130 AGC処理部
150 原稿台
160 自動原稿送り装置
162 原稿読取スリット

Claims (12)

  1. CMYKの色材を使用して画像形成媒体に画像を形成して画像形成物として出力する画像形成部と、
    前記画像形成物上の画像を読み取って読取画像を表す画像データを生成する画像読取部と、
    前記読取画像を色変換し、CMYKの各階調値から構成されるCMYK画像データを生成する色変換処理部と、
    前記CMYK画像データを解析し、CMYKの階調値の少なくとも1つが予め設定されている所定の範囲内にある画素から構成されている第1の画像領域を抽出し、前記第1の画像領域を筆記具で描かれた画像である手書き画像と見做して調整するフィルター処理部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、さらに、
    操作表示部を備え、
    前記フィルター処理部は、前記手書き画像と見做された画像の削除と、色の変更とを含む前記調整の内容を設定するためのユーザー入力を前記操作表示部で受け付け、前記受け付けられたユーザー入力に応じて前記調整を行う画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置であって、
    前記色の変更は、手書き文字を構成する前記手書き画像の濃度を前記文字の範囲内で補完する処理を含み、
    前記補完は、前記文字の範囲内の比較的に高い濃度の画素値に前記手書き画像を構成する全ての画素の画素値を変更する処理を含んでいる画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置であって、さらに、
    前記手書き画像の前記手書き文字としての文字認識を実行する文字認識処理部を有し、
    前記フィルター処理部は、前記補完後の前記手書き画像の前記手書き文字としての認識の確度値が前記補完前の前記手書き画像の前記手書き文字としての認識の確度値と比較して高い場合に前記調整として前記補完を実行する画像形成装置。
  5. 請求項1記載の画像形成装置であって、さらに、
    操作表示部を備え、
    前記フィルター処理部は、前記第1の画像領域の抽出対象となる領域を設定するためのユーザー入力を前記操作表示部で受け付け、前記受け付けられたユーザー入力に応じて設定された領域内において、前記第1の画像領域を抽出する画像形成装置。
  6. 請求項1記載の画像形成装置であって、さらに、
    記憶部と操作表示部とを備え、
    前記フィルター処理部は、前記筆記具を使用して手書き画像が描かれた画像形成媒体を読み取って閾値を設定し、前記閾値を前記筆記具と紐づけて前記記憶部に記憶し、前記操作表示部で前記筆記具の選択を受け付け、前記選択された筆記具に紐づけられている閾値を使用して前記所定の範囲を設定する画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置であって、
    前記フィルター処理部は、前記操作表示部において、前記読取画像を表示して前記表示された読取画像の一部の選択を受け付け、前記選択された一部を描いた筆記具で描かれた画像を抽出するための閾値を設定し、前記設定された閾値を使用して前記所定の範囲を設定する画像形成装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、
    前記フィルター処理部は、Kの階調値が予め設定されている第1の閾値以下の画素から構成されている領域を前記第1の画像領域として抽出し、予め設定されている第2の閾値よりもKの階調値が高い画素から構成されている領域を第2の画像領域として抽出し、前記第2の画像領域をKの色材で再現された文字画像である画像形成文字画像と見做し、前記画像形成文字画像と見做された領域と連続している領域については前記第1の画像領域から除外する画像形成装置。
  9. 請求項8記載の画像形成装置であって、
    前記フィルター処理部は、前記第1の閾値よりも低い閾値として予め設定されている閾値よりもKの階調値が高い画素から構成されている領域を前記第1の画像領域から除外する画像形成装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置であって、さらに、
    前記フィルター処理部は、前記CMYK画像データを解析し、Kの色材で文字が再現されている領域である文字領域を検出し、前記検出された文字領域内で前記第1の画像領域を抽出する画像形成装置。
  11. CMYKの色材を使用して画像形成媒体に画像を形成して画像形成物として出力する画像形成工程と、
    前記画像形成物上の画像を読み取って読取画像を表す画像データを生成する画像読取工程と、
    前記読取画像を色変換し、CMYKの各階調値から構成されるCMYK画像データを生成する色変換処理工程と、
    前記CMYK画像データを解析し、CMYKの階調値の少なくとも1つが予め設定されている所定の範囲内にある画素から構成されている第1の画像領域を抽出し、前記第1の画像領域を筆記具で描かれた画像である手書き画像と見做して調整するフィルター処理工程と、
    を備える画像形成方法。
  12. CMYKの色材を使用して画像形成媒体に画像を形成して画像形成物として出力する画像形成部と、前記画像形成物上の画像を読み取って読取画像を表す画像データを生成する画像読取部とを有する画像形成装置を制御するための画像形成プログラムであって、
    前記読取画像を色変換し、CMYKの各階調値から構成されるCMYK画像データを生成する色変換処理部、及び
    前記CMYK画像データを解析し、CMYKの階調値の少なくとも1つが予め設定されている所定の範囲内にある画素から構成されている第1の画像領域を抽出し、前記第1の画像領域を筆記具で描かれた画像である手書き画像と見做して調整するフィルター処理部として前記画像形成装置を機能させる画像形成プログラム。
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