JP2018195569A - 点灯装置及び照明システム - Google Patents

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Abstract

【課題】壁スイッチに対する操作によって点灯状態を切り替えられ、かつ、誤動作の発生を抑制できる点灯装置を提供する。【解決手段】点灯装置20は、入力電力が供給され、第一光源11及び第二光源12に出力電力を供給する点灯装置20であって、第一光源11及び第二光源12の各々に供給する出力電力の比を切り替えるスイッチ回路70と、入力電力に対応する入力電圧が入力され、入力電圧に対応する制御電圧を、入力電圧に対して遅延させて出力する第一回路50と、制御電圧が入力され、入力電力が低下した場合における制御電圧の値に基づいて、スイッチ回路70を制御する制御回路80と、を備え、第一回路50の時定数は、入力電圧が上昇する場合より、入力電圧が低下する場合の方が大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、点灯装置、及び、当該点灯装置を備える照明システムに関する。
従来、壁スイッチによって点灯及び消灯を行うことができる照明器具において、壁スイッチに対する所定の操作によって、照明器具の点灯状態を変化させる技術が知られている。例えば、特許文献1には、白色LED(Light Emitting Diode)と黄色LEDとを備える照明器具において、壁スイッチをオン状態(つまり、導通状態)からオフ状態(つまり、遮断状態)に切り替えた後、所定時間内に再度オン状態に切り替えることによって、点灯させるLEDを切り替える技術が開示されている。これにより、特許文献1に開示された照明器具では、白色LED及び黄色LEDのうち一方を選択的に点灯させることができる。言い換えると、特許文献1に開示された照明器具においては、壁スイッチに対する操作によって、照明器具の発光色の切り替え、つまり、調色を行うことができる。
特開2016−189344号公報
しかしながら、特許文献1に記載の照明器具では、瞬時停電などに起因して照明器具に供給される電圧が変動した場合に、上述した壁スイッチに対する操作が行われた場合と同様に、発光色が切り替わるという誤動作が発生する問題がある。
そこで、本発明は、壁スイッチに対する操作によって点灯状態を切り替えられ、かつ、誤動作の発生を抑制できる点灯装置、及び、当該点灯装置を備える照明システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る点灯装置は、入力電力が供給され、第一光源及び第二光源に出力電力を供給する点灯装置であって、前記第一光源及び前記第二光源の各々に供給する前記出力電力の比を切り替えるスイッチ回路と、前記入力電力に対応する入力電圧が入力され、前記入力電圧に対応する制御電圧を、前記入力電圧に対して遅延させて出力する第一回路と、前記制御電圧が入力され、前記入力電力が低下した場合における前記制御電圧の値に基づいて、前記スイッチ回路を制御する制御回路と、を備え、前記第一回路の時定数は、前記入力電圧が上昇する場合より、前記入力電圧が低下する場合の方が大きい。
また、上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る照明システムは、上記点灯装置と、上記第一光源及び上記第二光源と、を備える。
本発明によれば、壁スイッチに対する操作によって点灯状態を切り替えられ、かつ、誤動作の発生を抑制できる点灯装置、及び、当該点灯装置を備える照明システムを提供できる。
図1は、実施の形態に係る点灯装置及び照明システムの回路構成の一例を示す回路図である。 図2は、比較例の点灯装置及び照明システムの回路構成を示す回路図である。 図3は、実施の形態に係る点灯装置の制御回路におけるCLK電圧及びVCC電圧の時間波形例を模式的に示すグラフである。 図4は、実施の形態に係る点灯装置及び照明システムの回路構成の一例を示す回路図である。 図5Aは、実施の形態に係る点灯装置の入力電圧が上昇する場合における第一回路の等価回路を示す回路図である。 図5Bは、実施の形態に係る点灯装置の入力電圧が低下する場合における第一回路の等価回路を示す回路図である。 図6は、実施の形態に係る点灯装置及び照明システムの回路構成の一例を示す回路図である。
以下では、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
(実施の形態1)
実施の形態1に係る点灯装置及び照明システムについて説明する。
[1−1.点灯装置及び照明システムの構成]
本実施の形態に係る点灯装置及び照明システムの構成について図面を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る点灯装置20及び照明システム10の回路構成の一例を示す回路図である。なお、図1には、照明システム10に電力を供給する電源14と、照明システム10の点灯又は消灯するための電源スイッチ15とが併せて示されている。
電源14は、例えば、電圧が100Vの交流電力を出力する商用電源などの系統電源である。
電源スイッチ15は、電源14から照明システム10へ電力を供給する電線に設けられたスイッチである。電源スイッチ15がオン状態である場合に、電源14から照明システム10へ電力が供給され、電源スイッチ15がオフ状態である場合に、電源14から照明システム10への電力供給が遮断される。電源スイッチ15として、例えば、家屋などの建築物の壁面に設けられたいわゆる壁スイッチなどを用いることができる。
照明システム10は、電源スイッチ15によって、点灯状態又は消灯状態に切り替えられるシステムである。照明システム10は、点灯装置20と、第一光源11及び第二光源12と、を備える。
第一光源11及び第二光源12は、それぞれ照明システム10の出射光を生成する光源である。第一光源11及び第二光源12は、例えば、直列接続された複数のLEDを備え、コンバータ回路40から供給される直流電力によって発光する。本実施の形態では、第二光源12は、第一光源11と発光色が異なる。例えば、第一光源11は、色温度5000K程度の寒色(昼白色)の光を出射し、第二光源12は、色温度2700K程度の暖色(電球色)の光を出射する。
点灯装置20は、入力電力が供給され、第一光源11及び第二光源12に出力電力を供給する装置である。図1に示されるように、点灯装置20は、スイッチ回路70と、第一回路50と、制御回路80とを備える。本実施の形態では、点灯装置20は、さらに、整流回路21と、平滑コンデンサ22と、抵抗要素23、24、25及び26と、コンバータ回路40と、を備える。
スイッチ回路70は、第一光源11及び第二光源12の各々に供給する出力電力の比を切り替える回路である。本実施の形態では、スイッチ回路70は、第一スイッチ71と、第二スイッチ72とを有する。第一スイッチ71は、第一光源11に直列接続され、制御回路80からの第一切替信号に基づいて、オン状態又はオフ状態に切り替えられるスイッチである。第二スイッチ72は、第二光源12に直列接続され、制御回路80からの第二切替信号に基づいて、オン状態又はオフ状態に切り替えられるスイッチである。第一スイッチ71及び第二スイッチ72としては、例えば、MOSFET(Metal−Oxide Semiconductor Field−Effect Transistor)を用いることができる。この場合、第一スイッチ71及び第二スイッチ72のゲート端子に、それぞれ第一切替信号及び第二切替信号が入力される。このようなスイッチ回路70を用いることにより、第一光源11及び第二光源12の各々の点灯又は消灯を切り替えることができる。したがって、照明システム10の点灯状態を、第一光源11だけを点灯させる第一点灯状態、第一光源11及び第二光源12の両方を点灯させる第二点灯状態、並びに、第二光源12だけを点灯させる第三点灯状態の三つの点灯状態のいずれかに切り替えることができる。照明システム10からは、第一点灯状態では暖色(色温度約2700K)の光が、第二点灯状態では中間色(色温度約3500K)の光が、第三点灯状態では寒色(色温度約5000K)の光が、それぞれ出射される。
このように、本実施の形態に係るスイッチ回路70によれば、簡素化された構成で、第一光源11及び第二光源12に供給される出力電力の比を切り替えることができる。また、本実施の形態に係る照明システム10においては、点灯状態を切り替えることによって照明システム10の発光色を切り替えることができる。つまり、照明システム10においては、電源スイッチ15を操作することによって調色を行うことができる。
第一回路50は、入力電力に対応する入力電圧が入力され、入力電圧に対応する制御電圧を、入力電圧に対して遅延させて出力する回路である。第一回路50には、整流回路21の高電位側の出力端子であるノードN1から入力電圧が入力され、コンバータ回路40から入力電圧から生成される電圧が入力される。また第一回路50は、制御回路80の電源端子VCCに制御電圧を出力する。第一回路50の動作の詳細については後述する。第一回路50は、制御電源回路510と、遅延回路520と、第二整流素子54と、を備える。制御電源回路510は、第一容量要素51を有する。遅延回路520は、第二容量要素52と、第一整流素子53とを有する。
第一容量要素51は、入力電圧に対応する電圧が印加される容量要素である。第二容量要素52は、入力電圧から生成される電圧が印加される容量要素である。なお、ここで、入力電圧から生成される電圧は、入力電圧に対応する電圧であってもよい。第一容量要素51及び第二容量要素52として、例えば、電解コンデンサを用いることができる。本実施の形態では、第二容量要素52は、第一容量要素51より容量が大きい。例えば、第一容量要素51及び第二容量要素52の容量は、それぞれ、10μF程度、及び、30μF程度であればよい。
第一容量要素51の高電位側の端子は、ノードN3において抵抗要素25の一方の端子と接続され、かつ、制御回路80の電源端子VCCにも接続される。第二容量要素52の高電位側の端子は、第一整流素子53と第二整流素子54との接続点であるノードN4に接続される。第一容量要素51及び第二容量要素52の低電位側の端子は接地される。
第一整流素子53は、一端及び他端がそれぞれ第一容量要素51及び第二容量要素52に接続され、第二容量要素52から第一容量要素51への電流を通過させ、第一容量要素51から第二容量要素52への電流を通過させない整流素子である。第一整流素子53として、例えば、ダイオードを用いることができる。第一整流素子53のカソード端子及びアノード端子が、それぞれ、ノードN3及びノードN4に接続される。
第二整流素子54は、第二容量要素52に直列接続される整流素子である。第二整流素子54は、コンバータ回路40から第二容量要素52への電流を通過させ、第二容量要素52からコンバータ回路40への電流を通過させない。これにより、第二容量要素52に蓄積された電荷がコンバータ回路40へ流出することを抑制できる。第二整流素子54として、例えば、ダイオードを用いることができる。第二整流素子54のカソード端子及びアノード端子が、それぞれ、ノードN4及び抵抗要素26の一端に接続される。
制御回路80は、第一回路50から制御電圧が入力され、入力電力が低下した場合における制御電圧の値に基づいて、スイッチ回路70を制御する回路である。制御回路80は、例えば、マイコン(マイクロコンピュータ)で実現される。マイコンは、プログラムが格納されたROM、RAM、プログラムを実行するプロセッサ(CPU)、タイマ、入出力回路などを有する1チップの半導体集積回路である。制御回路80は、クロック端子CLKと、接地端子GNDと、電源端子VCCと、駆動端子DRVと、第一切替端子SW1と、第二切替端子SW2とを有する。
クロック端子CLKは、ノードN1の電圧に対応する電圧が入力される端子であり、点灯装置20への入力電圧の低下を検出し、入力電圧の低下時間を計測するために用いられる。接地端子GNDは、制御回路80を接地するための端子である。電源端子VCCは、制御電圧が入力される端子である。電源端子VCCに入力される制御電圧は、スイッチ回路70の切り替えを行うために用いられる。駆動端子DRVは、コンバータ回路40のスイッチング素子41を駆動するための信号を出力する端子である。第一切替端子SW1及び第二切替端子SW2は、それぞれ、第一スイッチ71及び第二スイッチ72を制御するための端子であり、それぞれ第一切替信号及び第二切替信号を出力する。
整流回路21は、電源14からの入力電力を整流する回路である。整流回路21として、例えば、ダイオードブリッジを用いることができる。
平滑コンデンサ22は、整流回路21から出力されたリップルを有する電圧を平滑化する素子である。平滑コンデンサ22の二つの端子が、それぞれ、整流回路21の二つの出力端子に接続される。平滑コンデンサ22として、例えば、電解コンデンサを用いることができる。
抵抗要素23及び24は、平滑コンデンサ22によって平滑化された電圧を分圧するための要素である。抵抗要素23及び24は、直列接続され、抵抗要素23と抵抗要素24との接続点(ノードN2)における電圧が、制御回路80のクロック端子CLKに入力される。抵抗要素23及び24の各抵抗値は、電源14の出力電圧と、制御回路80のクロック端子CLKにおいて必要とされる電圧とに基づいて定められる。抵抗要素23及び24の抵抗値は、それぞれ、例えば、1000kΩ及び30kΩ程度であり、点灯装置20に電源14からAC100Vの電圧が供給される場合には、クロック端子CLKには約4Vの電圧が入力される。
抵抗要素25及び26は、第一回路50に流れる電流を低減するための保護抵抗である。抵抗要素25の一方及び他方の端子は、それぞれ平滑コンデンサ22の高電位側の端子(ノードN1)、及び、第一回路50に接続される。抵抗要素26の一方及び他方の端子は、それぞれコンバータ回路40及び第一回路50に接続される。抵抗要素25及び26の抵抗値は、例えば、100kΩ以上、1000kΩ以下程度である。
コンバータ回路40は、整流回路21によって整流され、平滑コンデンサ22によって平滑化された直流電力を出力電力に変換して、第一光源11及び第二光源12に供給する回路である。本実施の形態では、コンバータ回路40は、フライバック型のDC/DCコンバータである。コンバータ回路40は、スイッチング素子41と、トランス42と、整流素子43と、容量要素44とを有する。
スイッチング素子41は、チョッピング用の素子であり、必要とされる出力電力に応じたデューティ比で繰り返しオン状態及びオフ状態に切り替えられる。スイッチング素子41は、制御回路80の駆動端子DRVからの出力信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り替えられる。スイッチング素子41としては、例えば、MOSFETが用いられる。駆動端子DRVからの出力信号は、スイッチング素子41のゲート端子に入力される。
トランス42は、一次コイル42aと、二次コイル42bと、補助コイル42cとを有する。トランス42は、スイッチング素子41によってチョッピングされた電流のエネルギーを一次コイル42aから二次コイル42b及び補助コイル42cに伝達するインダクタである。一次コイル42aは、スイッチング素子41と直列接続される。補助コイル42cは、第一回路50に電圧を印可するためのインダクタであり、抵抗要素26を介して入力電圧から生成される電圧を第一回路50に印加する。
整流素子43は、コンバータ回路40に流れる電流を整流する素子である。整流素子43は、トランス42の二次コイル42bと直列接続される。整流された電力は、出力電力として第一光源11及び第二光源12に供給される。
容量要素44は、コンバータ回路40の出力電力を平滑化する要素である。本実施の形態では、容量要素44として電解コンデンサを用いることができる。
[1−2.動作]
本実施の形態に係る点灯装置20及び照明システム10の動作について説明する。以下では、本実施の形態に係る点灯装置20の効果を説明するために、比較例の点灯装置及び照明システムと比較しながら、図面を用いて説明する。
図2は、比較例の点灯装置920及び照明システム910の回路構成を示す回路図である。図2に示されるように、比較例の点灯装置920及び照明システム910は、第一回路950において、本実施の形態に係る点灯装置20及び照明システム10と相違し、その他の点において一致する。比較例の第一回路950は、第二容量要素52及び第一整流素子53を備えず、第二整流素子54がノードN3に接続される。つまり、比較例の第一回路950は、遅延回路520を備えない。
本実施の形態に係る点灯装置20の動作について説明する。
点灯装置20においては、電源スイッチ15においてユーザが所定の操作を行うことによって、点灯状態を上記の第一点灯状態、第二点灯状態及び第三点灯状態のいずれかに切り替えることができる。この所定の操作を以下では状態切替操作という。具体的には、状態切替操作は、ユーザが、電源スイッチ15をオン状態からオフ状態に切り替えた後、所定の制限時間内に、オフ状態からオン状態に切り替える操作である。ここで、所定の制限時間は例えば1秒程度である。例えば、点灯装置20が第一点灯状態であれば、状態切替操作によって第二点灯状態へと切り替えることができる。同様に、点灯装置20が第二点灯状態であれば、状態切替操作によって第三点灯状態へと切り替えることができ、点灯装置20が第三点灯状態であれば、状態切替操作によって第一点灯状態へと切り替えることができる。
このような動作を実現するために、制御回路80は、クロック端子CLK及び電源端子VCCに、それぞれ入力される入力電圧に対応する電圧(CLK電圧)及び制御電圧(VCC電圧)の変動を監視している。制御回路80は、クロック端子CLKに入力されるCLK電圧が閾値Vth以下になった時点において計時を開始する。本実施の形態では、閾値Vthは、1Vである。ここで、CLK電圧が閾値Vth以下である場合とは、電源スイッチ15がオフ状態である場合に対応する。
制御回路80は、CLK電圧が閾値Vth以下の状態が所定の時間Δtに亘って保持されたことを検知したとき、電源端子VCCに入力されるVCC電圧を検出する。本実施の形態では、所定の時間Δtは、例えば20msec程度である。制御回路80は、検出したVCC電圧がオフ電圧Voff以上、かつ、オン電圧Von以下である場合に、電源スイッチ15が再度オン状態に切り替えられたと判断して、点灯状態を切り替える。つまり、第一スイッチ71及び第二スイッチ72に、それぞれ、点灯状態を切り替えるための第一切替信号及び第二切替信号を出力する。本実施の形態では、VCC電圧がオフ電圧Voff以上、かつ、オン電圧Von以下である領域を発光色切替領域という。オフ電圧Voff及びオン電圧Vonは、例えば、それぞれ10V程度及び15V程度である。
また、制御回路80は、CLK電圧が閾値Vth以下の状態が所定の時間Δtに亘って保持されたことを検知したときに検出したVCC電圧が、リセット電圧Vrst以上、オフ電圧Voff未満である場合には、状態切替操作が行われなかったと判断して、点灯状態を変更しない。このような場合は、例えば、電源スイッチ15をオン状態からオフ状態に切り替えた後、再度オン状態に切り替えるまでの時間が所定の時間より長い場合に相当する。本実施の形態では、VCC電圧が、リセット電圧Vrst以上、オフ電圧Voff未満である領域を発光色維持領域という。リセット電圧Vrstは、例えば、2V程度である。
また、制御回路80は、CLK電圧が閾値Vth以下の状態が所定の時間Δtに亘って保持されたことを検知したときに検出したVCC電圧が、リセット電圧Vrst未満である場合には、点灯状態をリセットする。つまり、制御回路80は、点灯装置20の点灯状態を初期状態に戻す。このような場合は、電源スイッチ15を十分に長い時間オフ状態に維持した場合に相当する。上記初期状態は、第一点灯状態、第二点灯状態及び第三点灯状態の任意の一つの点灯状態に定めてよい。本実施の形態では、VCC電圧が、リセット電圧Vrst未満である領域をリセット領域ともいう。
なお、制御回路80は、CLK電圧が閾値Vthより大きくなったと判断した場合には、計時を中止する。
一方、比較例の点灯装置920においても、制御回路80は、本実施の形態に係る制御回路80と同様に動作する。しかしながら、比較例の点灯装置920は、第一回路950の構成において、本実施の形態に係る点灯装置20と相違するため、本実施の形態に係る点灯装置20と動作が異なる。
以下、本実施の形態に係る点灯装置20及び比較例の点灯装置920の動作について、動作例に基づいて説明する。図3は、本実施の形態に係る点灯装置20の制御回路80におけるCLK電圧及びVCC電圧の時間波形例を模式的に示すグラフである。CLK電圧及びVCC電圧の時間波形例が、それぞれ図3のグラフ(a)及びグラフ(b)に実線で示されている。なお、図3には、比較例の点灯装置920のCLK電圧及びVCC電圧の時間波形例が破線で示されている。
図3に示される動作例では、まず、図3の時点T0において、電源スイッチ15がオフ状態からオン状態に切り替えられる。これにより、ノードN1における入力電圧の上昇に伴って、CLK電圧及びVCC電圧が上昇する。時点T0の直後においては、本実施の形態及び比較例のいずれの点灯装置においても、第一容量要素51が充電されるため、第一容量要素51の容量によって定められる時定数にしたがって、CLK電圧及びVCC電圧が徐々に上昇する。なお、本実施の形態に係る点灯装置20においては、第一回路50の第二容量要素52も充電される。ここで、第一回路50は、一端及び他端がそれぞれ第一容量要素51及び第二容量要素52に接続され、第二容量要素52から第一容量要素51への電流を通過させ、第一容量要素51から第二容量要素52への電流を通過させない第一整流素子53を有する。このため、入力電圧が上昇する場合には、第一整流素子53がノードN3に接続されており、かつ、ノードN3の方が、ノードN4より電圧が高いことから、ノードN3とノードN4との間は、実質的に遮断されているとみなすことができる。したがって、本実施の形態に係る第一回路50から出力される制御電圧(つまりVCC電圧)は、ノードN1に第二容量要素52が接続されていない場合と同様に変化する。つまり、入力電圧が上昇する場合には、本実施の形態に係る第一回路50の時定数は、実質的に第一容量要素51だけによって定まるため、比較例の第一回路950の時定数と実質的に同一である。本実施の形態に係る点灯装置20では、第二容量要素52は、コンバータ回路40によって充電される。
これらのCLK電圧及び制御電圧が一定となった後、時点T1から時点T4において、状態切替操作を行う。具体的には、時点T1において、電源スイッチ15がオン状態からオフ状態に切り替えられる。これにより、入力電圧が低下するため、これに伴って、CLK電圧及びVCC電圧が低下する。ただし、本実施の形態では、入力電圧が低下する場合、つまり、ノードN1及びノードN3の電圧が低下する場合には、ノードN3よりノードN4の方が高電位となる。この場合、第二容量要素52から、第一整流素子53を経由して、ノードN3に電流が流れ得るため、第一回路50の時定数が、比較例の第一回路950の時定数と異なる。つまり、本実施の形態に係る第一回路は、入力電圧が低下する場合には、ノードN3に第二容量要素が直接接続されている回路と等価となる。このため、第一回路50の時定数は、第一容量要素51と、第一容量要素51に並列接続された第二容量要素52とによって定まる。したがって、入力電圧が低下する場合においては、第一回路50の時定数は、比較例の第一回路950の時定数より大きくなる。このように、本実施の形態では、入力電圧が上昇する場合より、入力電圧が低下する場合の方が、時定数が大きい第一回路50を備える点灯装置を、簡素化された構成で実現できる。
これにより、図3に示されるように、時点T1から時点T4において、本実施の形態に係るCLK電圧及びVCC電圧は、それぞれ比較例のCLK電圧及びVCC電圧より緩やかに低下する。
続いて、時点T1から時点T4までの期間における状態切替操作における制御回路80の動作について説明する。時点T1において、電源スイッチ15がオフ状態に切り替えられた後、CLK電圧が図3に示す電圧Vmaxから低下し、時点T3において、CLK電圧が閾値Vth以下となる。これに伴い、制御回路80はCLK電圧が閾値Vth以下となったことを検知すると、計時を開始する。その後、時点T4において、電源スイッチ15がオフ状態からオン状態に切り替えられる。これに伴い、CLK電圧及びVCC電圧が低下から上昇に転じる。ここで、時点T3から時間Δt経過した時点では、CLK電圧は閾値Vth以下であり、VCC電圧はオン電圧Von以下、かつ、オフ電圧Voff以上(図3の発光色切替領域)である。このため制御回路80は、状態切替操作が行われたと判断して点灯状態を切り替える。つまり、第一切替端子SW1及び第二切替端子SW2から、それぞれ第一スイッチ71及び第二スイッチ72に、点灯状態を切り替えるための第一切替信号及び第二切替信号を出力する。
一方、比較例の点灯装置920においても、同様に、時点T1から時点T4に亘って、CLK電圧が低下し、時点T2において、CLK電圧が閾値Vth以下となる。したがって、時点T2から制御回路80は計時を開始する。その後、時点T2から時間Δt経過した時点において、CLK電圧は閾値Vth以下であり、VCC電圧はオン電圧Von以下、かつ、オフ電圧Voff以上であるため、比較例の制御回路80は、状態切替操作が行われたと判断して点灯状態を切り替える。
なお、本実施の形態及び比較例の各点灯装置において、時点T4より大幅に遅れて、電源スイッチ15をオン状態に切り替えた場合、CLK電圧が閾値Vth以下になってから所定の時間Δt経過後に検出されるVCC電圧が、オフ電圧Voff以下になり得る。例えば、VCC電圧が、リセット電圧以上、オフ電圧未満であれば(図3の発光色維持領域)、制御回路80は、点灯状態を切り替えない。また、VCC電圧が、リセット電圧未満であれば(図3のリセット領域)、制御回路80は、点灯状態をリセットする。
続いて、時点T5から時点T7の期間に、電源14において瞬時停電が発生した場合の動作について説明する。時点T5から時点T7まで電源14において瞬時停電が発生した場合にも、電源スイッチ15をオフ状態にした場合と同様に、本実施の形態に係る点灯装置20及び比較例の点灯装置920に入力される入力電力が低下し、これに伴いノードN1における入力電圧が低下する。図3に示されるように、比較例の点灯装置920では、CLK電圧及びVCC電圧が本実施の形態より急峻に低下するため、時点T6において、CLK電圧が閾値Vth以下となる。ここで、瞬時停電では、一般に数10msec程度の期間に亘って停電状態が続き得ることから、CLK電圧が所定の時間Δt(20msec)以上に亘って閾値Vth以下に維持され得る。また、図3に示されるように、時点T6から所定の時間Δt経過後において、VCC電圧がオフ電圧Voff以上、かつ、オン電圧Von以下となり得る。したがって、比較例の点灯装置920では、瞬時停電発生時に、状態切替操作が行われたと判断して誤動作し得る。
一方、本実施の形態に係る点灯装置20でも、瞬時停電が発生した時点T5以降、入力電圧の低下に伴って、CLK電圧及びVCC電圧が低下する。しかしながら、上述のとおり本実施の形態に係る点灯装置20の第一回路50は、第二容量要素52及び第一整流素子53を備えるため、入力電圧が低下する場合の第一回路50の時定数は、比較例に係る第一回路950の時定数よりも大きい。したがって、本実施の形態においては、CLK電圧及びVCC電圧の低下は、比較例のCLK電圧及びVCC電圧の低下より緩やかである。このため、本実施の形態においては、CLK電圧は、比較例より遅れて、時点T7で閾値Vth以下となる。また、本実施の形態においては、入力電圧が上昇する場合には、第一回路50の時定数は比較例と同様であるため、比較例と同様に比較的急峻にCLK電圧が上昇する。これにより、時点T7から所定の時間Δt経過後のCLK電圧は、閾値Vthより高くなり、制御回路80における計時は停止されている。したがって、制御回路80は、状態切替操作が行われていないと判断し、点灯状態を切り替えない。
このように、本実施の形態では、入力電圧が低下する場合の第一回路50の時定数を、入力電圧が上昇する場合より大きい値とすることによって、入力電力が瞬間的に低下する場合に制御回路80に入力される電圧の変動を遅延させることができる。これにより、本実施の形態に係る点灯装置20では、入力電力の不安定性に起因する誤動作の発生を抑制できる。
なお、例えば、比較例の点灯装置920において、単に第一容量要素51として容量の大きい容量要素を用いることで、上述の誤動作の発生を抑制し得る。ただし、このような大容量の第一容量要素51を用いる構成においては、電源スイッチ15をオフ状態からオン状態に切り替える場合、つまり、入力電圧が上昇する場合に、VCC電圧の上昇が緩やかになる。したがって、比較例の点灯装置920においては点灯時における制御回路80の起動に比較的時間がかかる。一方、本実施の形態に係る点灯装置20では、入力電圧が上昇する場合の第一回路50の時定数は、入力電圧が低下する場合の第一回路50の時定数より小さいため、点灯時における制御回路80の起動を速やかに行うことができる。つまり、点灯装置20において速やかな点灯が可能となる。
また、本実施の形態では、第一回路50は、第二容量要素52に直列接続される第二整流素子54を有するため、第二容量要素52に充電された電荷がコンバータ回路40へ流出することを抑制できる。したがって、入力電圧が低下する場合に、第二容量要素52に充電された電荷が、実質的に第一整流素子53側だけに流出するため、第二容量要素52による時定数の増大効果をより一層高めることができる。
さらに、本実施の形態では、第二容量要素52は、第一容量要素51より容量が大きい。このように、第一容量要素51の容量を比較的小さくすることにより、点灯装置20の点灯時における制御回路80の起動をより一層速やかに行うことができる。つまり、点灯装置20においてより一層速やかな点灯が可能となる。また、第二容量要素52の容量を比較的大きくすることにより、入力電圧が低下する場合に制御回路80に入力される制御電圧の低下をより一層遅延させることができるため、入力電力の不安定性に起因する誤動作の発生をより一層抑制できる。
[1−3.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る点灯装置20は、入力電力が供給され、第一光源11及び第二光源12に出力電力を供給する点灯装置20であって、第一光源11及び第二光源12の各々に供給する出力電力の比を切り替えるスイッチ回路70と、入力電力に対応する入力電圧が入力され、入力電圧に対応する制御電圧を、入力電圧に対して遅延させて出力する第一回路50と、制御電圧が入力され、入力電力が低下した場合における制御電圧の値に基づいて、スイッチ回路70を制御する制御回路80と、を備え、第一回路50の時定数は、入力電圧が上昇する場合より、入力電圧が低下する場合の方が大きい。
このように、点灯装置20では、入力電力を変動させることによって、第一光源11及び第二光源12の点灯状態を切り替えることができる。このため、点灯装置20においては、電源14から、電源スイッチ15を介して入力電力を供給する場合に、電源スイッチ15を操作することによって、点灯状態を切り替えることができる。また、点灯装置20では、入力電圧が低下する場合の第一回路50の時定数を大きくすることによって、入力電力が不安定となった場合に、制御回路80に入力される制御電圧の変動を遅延させることができるため、不安定性に起因する誤動作の発生を抑制できる。さらに、点灯装置20では、入力電圧が上昇する場合の第一回路50の時定数を小さくすることによって、速やかな点灯を実現できる。
以上のように、点灯装置20において、第一回路50は、入力電圧に対応する電圧が印加される第一容量要素51と、入力電圧から生成される電圧が印加される第二容量要素52と、一端及び他端がそれぞれ第一容量要素51及び第二容量要素52に接続され、第二容量要素52から第一容量要素51への電流を通過させ、第一容量要素51から第二容量要素52への電流を通過させない第一整流素子53と、を有してもよい。
このような第一回路50の構成によれば、入力電圧が上昇する場合には、第一回路50の時定数が、実質的に第一容量要素51だけによって定まり、入力電圧が低下する場合には、第一回路50の時定数が、第一容量要素51と、第一容量要素51に並列接続された第二容量要素52とによって定まる。したがって、入力電圧が上昇する場合より、入力電圧が低下する場合の方が、時定数が大きい第一回路50を備える点灯装置を、簡素化された構成で実現できる。
以上のように、点灯装置20において、第二容量要素52は、第一容量要素51より容量が大きくてもよい。
このように、第一容量要素51の容量を比較的小さくすることにより、点灯装置20の点灯時における制御回路80の起動をより一層速やかに行うことができる。つまり、点灯装置20においてより一層速やかな点灯が可能となる。また、第二容量要素52の容量を比較的大きくすることにより、入力電圧が低下する場合に制御回路80に入力される制御電圧の低下をより一層遅延させることができるため、入力電力の不安定性に起因する誤動作の発生をより一層抑制できる。
以上のように、点灯装置20において、第一回路50は、さらに、第二容量要素52に直列接続される第二整流素子54を有してもよい。
これにより、第二容量要素52に充電された電荷がコンバータ回路40へ流出することを抑制できる。したがって、入力電圧が低下する場合に、第二容量要素52に充電された電荷が、実質的に第一整流素子53側だけに流出するため、第二容量要素52による時定数の増大効果をより一層高めることができる。
以上のように、点灯装置20において、スイッチ回路70は、第一光源11に直列接続され、制御回路80からの第一切替信号に基づいて、オン状態又はオフ状態に切り替えられる第一スイッチ71と、第二光源12に直列接続され、制御回路80からの第二切替信号に基づいて、オン状態又はオフ状態に切り替えられる第二スイッチ72と、を有してもよい。
これにより、簡素化された構成で、第一光源11及び第二光源12に供給される出力電力の比を切り替えることができる。
また、本実施の形態に係る照明システム10は、点灯装置20と、第一光源11及び第二光源12と、を備える。
これにより、上述の点灯装置20と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態に係る照明システムにおいて、第二光源12は、第一光源11と発光色が異なってもよい。
これにより、点灯状態を切り替えることによって、照明システム10から出射される光の光色を切り替えることができる。つまり、照明システム10においては、電源スイッチ15を操作することによって調色を行うことができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る点灯装置及び照明システムについて説明する。本実施の形態に係る点灯装置及び照明システムは、動作のばらつきを抑制するための構成を備える。以下、本実施の形態について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
まず、本実施の形態に係る点灯装置及び照明システムの構成について図面を用いて説明する。
図4は、本実施の形態に係る点灯装置120及び照明システム110の回路構成の一例を示す回路図である。
図4に示されるように、本実施の形態に係る点灯装置120及び照明システム110は、それぞれ、第一回路150の構成において、実施の形態1に係る点灯装置20及び照明システム10と相違する。以下、本実施の形態に係る第一回路150の構成について説明する。
図4に示されるように、第一回路150は、実施の形態1に係る第一回路50と同様に、入力電力に対応する入力電圧が入力され、入力電圧に対応する制御電圧を、入力電圧に対して遅延させて出力する回路である。第一回路150は、第一容量要素51と、第二容量要素52と、第一整流素子53と、第二整流素子54とを有する。本実施の形態では、第一回路150は、さらに、第一容量要素51に並列接続される第一抵抗要素55と、第二容量要素52に並列接続される第二抵抗要素56と、を有する。言い換えると、本実施の形態では、第一回路150は、制御電源回路1510と、遅延回路1520とを有し、制御電源回路1510は、第一容量要素51と第一抵抗要素55とを有し、遅延回路1520は、第二容量要素52と第二抵抗要素56とを有する。このように、第一抵抗要素55及び第二抵抗要素56を備えることにより、電源スイッチ15をオン状態からオフ状態に切り替える場合に、第一容量要素51及び第二容量要素52に充電された電荷を、それぞれ第一抵抗要素55及び第二抵抗要素56を介してアースに安定的に放電することができる。したがって、電源スイッチ15をオフした場合におけるVCC電圧の時間波形のばらつきを低減することができるため、電源スイッチ15をオン状態からオフ状態に切り替えてから、VCC電圧がリセット電圧Vrst未満となるまでに要する時間のばらつきを低減できる。
ここで第一回路150の各構成要素のパラメータについて、等価回路を用いて説明する。
図5Aは、本実施の形態に係る点灯装置120の入力電圧が上昇する場合における第一回路150の等価回路150Aを示す回路図である。図5Bは、本実施の形態に係る点灯装置120の入力電圧が低下する場合における第一回路150の等価回路150Bを示す回路図である。
点灯装置120の入力電圧が上昇する場合においては、第一整流素子53がノードN3に接続されており、かつ、ノードN3の方が、ノードN4より電圧が高いことから、ノードN3とノードN4との間は、実質的に遮断されているとみなすことができる。このため、図5Aに示されるように、第一回路150の等価回路150Aは、第一容量要素51と第一抵抗要素55とが並列接続された回路で表される。したがって、入力電圧が上昇する場合における第一回路150の時定数τ1は、第一容量要素51の容量をC1、第一抵抗要素55の抵抗値をR1として、以下のように表される。
τ1=C1×R1
一方、点灯装置120の入力電圧が低下する場合においては、第一整流素子53がノードN3に接続されており、かつ、ノードN3の方が、ノードN4より電圧が低いことから、ノードN3とノードN4との間は、実質的に導通しているとみなすことができる。このため、図5Bに示されるように、第一回路150の等価回路150Bは、第一容量要素51と第一抵抗要素55と第二容量要素52と第二抵抗要素56とが並列接続された回路で表される。したがって、入力電圧が低下する場合における第一回路150の時定数τ2は、第二容量要素52の容量をC2、第二抵抗要素56の抵抗値をR2として、以下のように表される。
τ2=(C1+C2)×R1×R2/(R1+R2)
ここで、本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、第一回路150の時定数は、入力電圧が上昇する場合より、入力電圧が低下する場合の方が大きい。つまり、τ1<τ2が成り立つように、各容量要素の容量、及び、各抵抗要素の抵抗値が設定される。例えば、第一容量要素51及び第二容量要素52の容量C1及びC2は、それぞれ、10μF程度、及び、30μF程度であり、第一抵抗要素55及び第二抵抗要素56の抵抗値R1及びR2は、それぞれ200kΩ程度及び100kΩ程度である。このような抵抗値を有する第一抵抗要素55及び第二抵抗要素56を用いることにより、実施の形態1に係る点灯装置20及び照明システム10と同様の効果を奏し、さらに、動作のばらつきを抑制できる点灯装置120及び照明システム110を実現できる。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る点灯装置及び照明システムについて説明する。本実施の形態に係る点灯装置及び照明システムは、制御回路のリセット動作を確実に行うことができる、つまり、制御電圧を確実に低下させることができる構成を有する。以下、本実施の形態について、実施の形態2との相違点を中心に説明する。
まず、本実施の形態に係る点灯装置及び照明システムの構成について図面を用いて説明する。
図6は、本実施の形態に係る点灯装置220及び照明システム210の回路構成の一例を示す回路図である。
図6に示されるように、本実施の形態に係る点灯装置220及び照明システム210は、それぞれ、第一回路250の構成において、実施の形態2に係る点灯装置120及び照明システム110と相違する。以下、本実施の形態に係る第一回路250の構成について説明する。
本実施の形態に係る第一回路250は、実施の形態2に係る第一回路150と同様の構成要素を有し、さらに、第一容量要素51に直列接続されるツェナーダイオード57を有する。ツェナーダイオード57は、電源スイッチ15をオン状態からオフ状態に切り替えた場合に、第一回路250から出力される制御電圧を確実にリセット電圧Vrst未満に低下させるための素子である。
図6に示されるように、電源14と点灯装置220との間に接続される電源スイッチ15が、電源14と点灯装置220とを接続する二本の電線のうち、片方だけを遮断する片切型のスイッチである場合に、特に、本実施の形態に係るツェナーダイオード57の効果が顕著となる。つまり、電源スイッチ15が片切型のスイッチである場合、電源スイッチ15がオフ状態であっても、一方の電線が電源14と点灯装置220とを接続されているため、電源14から点灯装置220に漏れ電流が流れ得る。これにより、電源スイッチ15をオン状態からオフ状態に切り替えた場合においても、第一回路250から出力される制御電圧が、リセット電圧Vrst未満に低下しない場合がある。
本実施の形態では、第一回路250のノードN3にツェナーダイオード57が接続されている。ここで、ツェナーダイオード57の降伏電圧を入力電圧より低く、リセット電圧Vrstより十分高い電圧に設定することで、電源スイッチ15をオフ状態とした場合に、第一回路250のノードN3に印加される電圧を確実にリセット電圧Vrst未満に低下させることができる。したがって、本実施の形態に係る点灯装置220では、制御回路80において確実にリセット動作を行うことができる。
(変形例など)
以上、本発明について、各実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記各実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記各実施の形態では、電源14として交流電源を用いたが、電源14として直流電源を用いてもよい。この場合、点灯装置20は、整流回路21及び平滑コンデンサ22を備えなくてもよい。
また、照明システムが備える光源の個数は、二個に限定されず、三個以上でもよい。
また、上記各実施の形態では、光源としてLEDを用いる例を示したが、光源の種類はLEDに限定されない。光源として、例えば、有機EL素子など、他の光学素子を用いてもよい。
また、上記各実施の形態では、第一光源11及び第二光源12は互いに異なる発光色を有したが、同一の発光色を有してもよい。この場合、例えば、第一光源11及び第二光源12が互いに異なる配光特性を有してもよい。また、第一光源11と第二光源とが異なる場所に配置されてもよい。
また、上記各実施の形態に係る照明システムは、一つの筐体内に収納されてもよいし、各光源がそれぞれ異なる筐体に収納されてもよい。また、点灯装置、各光源がそれぞれ別の筐体に配置され、それらの筐体が互いに電線によって接続されていてもよい。
また、上記各実施の形態では、スイッチ回路70は、第一光源11及び第二光源12に流れる電流をそれぞれ遮断し得る第一スイッチ71及び第二スイッチ72を備えたが、スイッチ回路70の構成はこれに限定されない。例えば、スイッチ回路70は、各光源に直列に接続された可変抵抗素子などを備えてもよい。この場合、各光源に直列接続された可変抵抗素子の抵抗値を変化させることによって、点灯装置が各光源に供給する出力電力の比を切り替えることができる。
また、第一容量要素51及び第二容量要素52は、電解コンデンサなどの素子でなくてもよく、浮遊容量などを用いた容量要素であってもよい。
また、各抵抗要素は、抵抗素子であってもよいし、電線などに含まれる抵抗要素であってもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10、110、210 照明システム
11 第一光源
12 第二光源
14 電源
20、120、220 点灯装置
50、150、250 第一回路
51 第一容量要素
52 第二容量要素
53 第一整流素子
54 第二整流素子
55 第一抵抗要素
56 第二抵抗要素
70 スイッチ回路
71 第一スイッチ
72 第二スイッチ
80 制御回路

Claims (9)

  1. 入力電力が供給され、第一光源及び第二光源に出力電力を供給する点灯装置であって、
    前記第一光源及び前記第二光源の各々に供給する前記出力電力の比を切り替えるスイッチ回路と、
    前記入力電力に対応する入力電圧が入力され、前記入力電圧に対応する制御電圧を、前記入力電圧に対して遅延させて出力する第一回路と、
    前記制御電圧が入力され、前記入力電力が低下した場合における前記制御電圧の値に基づいて、前記スイッチ回路を制御する制御回路と、を備え、
    前記第一回路の時定数は、前記入力電圧が上昇する場合より、前記入力電圧が低下する場合の方が大きい
    点灯装置。
  2. 前記第一回路は、
    前記入力電圧に対応する電圧が印加される第一容量要素と、
    前記入力電圧から生成される電圧が印加される第二容量要素と、
    一端及び他端がそれぞれ前記第一容量要素及び前記第二容量要素に接続され、前記第二容量要素から前記第一容量要素への電流を通過させ、前記第一容量要素から前記第二容量要素への電流を通過させない第一整流素子と、を有する
    請求項1に記載の点灯装置。
  3. 前記第二容量要素は、前記第一容量要素より容量が大きい
    請求項2に記載の点灯装置。
  4. 前記第一回路は、さらに、
    前記第一容量要素に並列接続される第一抵抗要素と、
    前記第二容量要素に並列接続される第二抵抗要素と、を有する
    請求項2又は3に記載の点灯装置。
  5. 前記第一回路は、さらに、
    前記第一容量要素に直列接続されるツェナーダイオードを有する
    請求項2又は3に記載の点灯装置。
  6. 前記第一回路は、さらに、
    前記第二容量要素に直列接続される第二整流素子を有する
    請求項2又は3に記載の点灯装置。
  7. 前記スイッチ回路は、
    前記第一光源に直列接続され、前記制御回路からの第一切替信号に基づいて、オン状態又はオフ状態に切り替えられる第一スイッチと、
    前記第二光源に直列接続され、前記制御回路からの第二切替信号に基づいて、オン状態又はオフ状態に切り替えられる第二スイッチと、を有する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の点灯装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の点灯装置と、
    前記第一光源及び前記第二光源と、を備える
    照明システム。
  9. 前記第二光源は、前記第一光源と発光色が異なる
    請求項8に記載の照明システム。
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