JP2018195452A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した出湯性能を得ることが可能な燃料電池システムを提供する。【解決手段】燃料電池システム10は、燃料電池セル81で発電を行う発電部17と、燃料電池セル81から排出される排ガスと冷媒W2との間で熱交換することで冷媒W2を加熱する冷媒加熱部19と、外部より供給された上水と冷媒W2との間で熱交換を行うことで上水を加熱すると共に、上水の流量に応じて冷媒W2と排ガスとの熱交換量を変更して排出する上水加熱部21と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電力と湯の供給が可能な燃料電池システムに関する。
住宅等に用いる従来の燃料電池システムとして以下のものが知られている(特許文献1参照)。
特開2015−002093号公報
従来の燃料電池システムでは、発電時に発生した熱を回収するために、オフガスの熱を熱交換器を用いて温水として回収して冷媒タンクに貯留し、貯留した温水を給湯や暖房等に利用することが行われている。しかしながら、安定した出湯性能を得るには改善の余地があった。
本発明は、上記事実を考慮して、安定した出湯性能を得ることが可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の燃料電池システムは、燃料電池で発電を行う発電部と、燃料電池から排出される排ガスと冷媒との間で熱交換することで前記冷媒を加熱する冷媒加熱部と、外部より供給された上水と前記冷媒との間で熱交換を行うことで前記上水を加熱すると共に、前記上水の流量に応じて前記冷媒と前記上水との熱交換量を変更し、加熱した前記上水を排出する上水加熱部と、を有する。
請求項1に記載の燃料電池システムでは、発電部の燃料電池で発電が行われる。
冷媒加熱部では、燃料電池から排出される排ガスと冷媒との間で熱交換が行われ、冷媒が加熱される。
上水加熱部では、外部より供給された上水と冷媒との間で熱交換が行われて上水が加熱される。また、上水加熱部では、上水の流量に応じて冷媒と上水との熱交換量を変更し、加熱した上水、即ち、湯を排出することができる。
請求項1に記載の燃料電池システムでは、外部より供給された上水を加熱して湯を作っており、冷媒を加熱したものを湯として使用しないので、従来の燃料電池システムのように冷媒が不足して給湯が出来なくなることが無い。
また、上水加熱部では、上水の流量に応じて冷媒と上水との熱交換量を変更することができ、例えば、上水の流量が多い場合には、熱交換量を多くして湯の温度低下を抑制することができる。一方、上水の流量が少ない場合には、熱交換量を少なくして、湯の温度上昇を抑制することができる。このように、請求項1に記載の燃料電池システムでは、上水の流量に応じて熱交換量を変更して湯の温度を一定に保つことができ、安定した出湯性能を得ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料電池発電システムにおいて、前記発電部は、燃料ガスと改質水とを供給して発電を行う燃料電池を備え、前記冷媒加熱部は、前記排ガスと前記冷媒との間で熱交換を行う排気熱交換器と、前記排気熱交換器へ供給する前記冷媒を貯留する冷媒タンクと、前記冷媒タンクと前記排気熱交換器との間で前記冷媒を循環させる第1の循環経路と、前記第1の循環経路に前記冷媒を循環させる熱回収ポンプと、を備え、前記上水加熱部は、前記冷媒タンクから供給される冷媒と外部より供給された上水との間で熱交換を行う上水熱交換器と、前記冷媒タンクと前記上水熱交換器との間で前記冷媒を循環させる第2の循環経路と、前記第2の循環経路に前記冷媒を循環させる予熱ポンプと、前記上水熱交換器で加熱された前記上水を排出する給湯経路と、前記上水の流量を計測する流量センサと、前記流量センサで計測された前記上水の流量に応じて前記予熱ポンプを制御する制御装置と、を備えている
請求項2に記載の燃料電池システムでは、燃料ガスと改質水とを燃料電池に供給することで、燃料電池は発電を行うと共に、高温の排ガスを排出する。高温の排ガスは、排気熱交換器で冷媒との間で熱交換を行う。なお、熱交換を行う冷媒は、冷媒タンクに貯留される。
熱回収ポンプを作動させることで、第1の循環経路は、冷媒タンクと排気熱交換器との間で冷媒を循環させるため、冷媒タンク内の冷媒は、排気熱交換器で加熱された後、冷媒タンク内に戻り、これによって冷媒タンク内の冷媒の温度が上昇する。
上水熱交換器は、暖められた冷媒タンクの冷媒と、外部より供給された上水との間で熱交換を行う。予熱ポンプを作動させることで、第2の循環経路は、冷媒タンクと上水熱交換器との間で冷媒を循環させるため、外部より供給された上水は、上水熱交換器で加熱されて暖められ、給湯経路から排出されて湯として利用される。
ここで、流量センサは、上水の流量を計測することができ、制御装置は、流量センサで計測された上水の流量に応じて予熱ポンプを制御することができる。より具体的には、制御装置は、上水熱交換器に流入する上水の流量が多い場合には、予熱ポンプで大量の冷媒を第2の循環経路に循環させて、上水熱交換器で大量の熱交換を行わせ、上水熱交換器から排出される上水の温度低下を抑制することができる。
一方、上水熱交換器に流入する上水の流量が少ない場合には、予熱ポンプで少量の冷媒を第2の循環経路に循環させて、上水熱交換器で少量の熱交換を行わせ、上水熱交換器から排出される上水の温度上昇を抑制することができる。
このように、請求項2に記載の燃料電池システムでは、上水熱交換器に流入する上水の流量に応じて予熱ポンプを制御することで、上水熱交換器から排出される上水の温度を一定に保つことができ、安定した出湯性能が得られる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の燃料電池システムにおいて、前記給湯経路に設けられ、外部より供給された上水と前記上水熱交換器で加熱された上水とを混合して排出する混合弁と、前記混合弁から排出される前記上水の温度を計測する温度センサと、を備え、前記制御装置は、前記温度センサで計測した前記上水の温度に基づいて前記混合弁を制御し、前記混合弁から排出される前記上水の温度が予め設定した上限温度を超えないように、前記上水熱交換器で加熱された前記上水に、外部より供給された加熱前の上水を混合する。
請求項3に記載の燃料電池システムでは、混合弁は、上水熱交換器で加熱された暖められた上水と、外部より供給された暖められていない上水とを混合して排出することができ、上水熱交換器で加熱された暖められた上水と、外部より供給された暖められていない上水との混合比を変えることで、混合弁から排出され上水の温度を調整することができる。
温度センサは、混合弁から排出される前記上水の温度を計測することができ、制御装置は、混合弁から排出される上水の温度に基づいて混合弁を制御し、混合弁から排出される上水の温度が予め設定した上限温度を超えないように、上水熱交換器で加熱された上水に、外部より供給された加熱前の上水を混合する。
請求項3に記載の燃料電池システムでは、上水の流量が急変した場合などで、予熱ポンプの制御による温度制御が間に合わないときに、混合弁から排出される上水の温度が予め設定した上限温度を超えないように、混合弁から排出される上水の温度を制御することができる。即ち、請求項3に記載の燃料電池システムでは、上水の流量に応じて予熱ポンプを制御することで湯温の主調整を行い、混合弁を制御することで湯温の微調整を行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の燃料電池システムにおいて、前記上水熱交換器に流入する前記冷媒タンクの前記冷媒の温度を計測する冷媒温度センサを備え、前記制御装置は、前記冷媒温度センサで計測した前記冷媒の温度に基づいて前記予熱ポンプを制御する。
請求項4に記載の発明では、制御装置は、上水熱交換器に流入する冷媒タンクの冷媒の温度に基づいて予熱ポンプを制御し、上水熱交換器での熱交換量を制御することができるので、上水熱交換器から排出される上水の温度を一定に保つことができ、安定した出湯性能が得られる。
以上説明したように、本発明の燃料電池システムによれば、安定した出湯性能を得ることが可能となる、という優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る燃料電池システムの構成を示す構成図である。 燃料電池モジュールの構成を示す構成図である。
以下、本発明の一実施形態に係る燃料電池システム10を図1、及び図2にしたがって説明する。本実施形態の燃料電池システム10は、一例として住宅に適用されるものである。
図1に示すように、本実施形態の燃料電池システム10は、冷媒タンク付き燃料電池ユニット12、及び冷媒タンク付き燃料電池ユニット12とは別体とれたバックアップ熱源機ユニット14の2ユニットで構成されている。冷媒タンク付き燃料電池ユニット12、及びバックアップ熱源機ユニット14は、一例として、屋外のコンクリート等で形成された基礎の上、ベランダ等に設置することができる。
(冷媒タンク付き燃料電池ユニットの構成)
冷媒タンク付き燃料電池ユニット12は、筐体16の内部に、発電を行うと共に排ガスを排出する発電部17、排ガスによって冷媒W2を加熱する冷媒加熱部19、及び冷媒W2によって上水を加熱する上水加熱部21が設けられている。
筐体16の内部には、都市ガス、空気(酸素)、及び改質水W1が供給されて発電を行う燃料電池モジュール18、都市ガスを燃料電池モジュール18に供給する燃料ガス管20、燃料ガス管20の中間部に設けられ都市ガス中に含まれる硫黄化合物を除去する脱硫器22、燃料電池モジュール18に供給する改質水W1を貯留する改質水タンク24、改質水タンク24の改質水W1の液面レベルを測定する液面レベルセンサ24A、改質水タンク24と燃料電池モジュール18とを連結する改質水供給管26、改質水タンク24の改質水W1を燃料電池モジュール18に供給するための改質水ポンプ28、燃料電池モジュール18で発電された電力を外部へ送電する配線66、配線66の中間部に設けられ、直流電力を交流電力に変換するインバーター68、空気ブロワ86が設けられた酸化ガス管88等が収容されており、発電部17は、これらの構成要素を含んで構成されている。
また、筐体16の内部には、冷媒W2を貯留する冷媒タンク30、燃料電池モジュール18から排出された排ガスと冷媒W2との間で熱交換を行う排気熱交換器31、燃料電池モジュール18と排気熱交換器31とを接続する第1排ガス管32、排気熱交換器31を通過した排ガスを筐体16の外部へ排出するための第2排ガス管34、排気熱交換器31の内部で生成された水分(排気熱交換器31の内部で凝集された排ガス中の水分)を改質水タンク24へ排出するための排水管35、冷媒タンク30の底部と排気熱交換器31とを連結し冷媒タンク30の冷媒W2を排気熱交換器31へ供給するための第1送出し側配管36、冷媒タンク30と排気熱交換器31とを連結し、冷媒タンク30の上部に連結され排気熱交換器31を通過した冷媒W2を冷媒タンク30へ戻すための第1戻し側配管38、第1送出し側配管36に設けられて冷媒タンク30の冷媒W2を排気熱交換器31側へ送り出すための熱回収ポンプ40、第1送出し側配管36に設けられて冷媒W2の熱を外部に放出可能とするラジエータ42、ラジエータ42に送風を行うラジエータファン43が収容されており、冷媒加熱部19は、これらの構成要素を含んで構成されている。
また、筐体16の内部には、冷媒タンク30の冷媒W2と外部から供給された上水との間で熱交換を行う上水熱交換器44、冷媒タンク30の上部に連結され冷媒タンク30と上水熱交換器44とを連結する第2送出し側配管46、上水熱交換器44に流入する冷媒W2の温度を計測する冷媒温度センサ47、上水熱交換器44を通過した冷媒W2を冷媒タンク30へ戻すための第2戻し側配管48、第2戻し側配管48に設けられて冷媒W2を冷媒タンク30へ戻すための予熱ポンプ50、外部(上水道)から供給された暖められていない上水を上水熱交換器44に供給する上水供給配管52、上水供給配管52の中間部から分岐された上水分岐配管54、上水熱交換器44を通過した上水を排出する給湯配管56、給湯配管56から供給された暖められた上水と上水分岐配管54から供給された暖められていない上水とを混合する混合弁62、混合弁62から筐体16の外部へ上水を排出する上水排出配管64、上水供給配管52を流れる上水の流量を計測する流量センサ67、一端が、上水供給配管52における流量センサ67の下流側で、かつ上水供給配管52と上水分岐配管54との接続部分の上流側に接続され、他端が上水排出配管64の中間部に接続される補助分岐配管69と、補助分岐配管69の中間部に設けられる高温出湯防止用の流量調整弁73と、上水排出配管64における補助分岐配管69との接続部分よりも下流側に設けられ、上水排出配管64を流れてバックアップ熱源機ユニット14に供給される上水の温度を計測する温度センサ77等が収容されており、上水加熱部21は、これらの構成要素を含んで構成されている。なお、本実施形態では、冷媒温度センサ47が、第2送出し側配管46に取り付けられているが、冷媒タンク30の上部に取り付けられていてもよい。
さらに、筐体16の内部には、冷媒タンク付き燃料電池ユニット12に設けられた各種電装部品の制御を行う制御装置70が収容されている。
ここで、筐体16の内部には、冷媒タンク30と排気熱交換器31との間で冷媒W2が循環する経路、即ち、第1送出し側配管36、及び第1戻し側配管38で第1の循環経路118が形成されている。筐体16の内部には、冷媒タンク30と上水熱交換器44との間で冷媒W2が循環する経路、即ち、第2送出し側配管46、及び第2戻し側配管48で第2の循環経路120が形成されている。また、筐体16の内部には、給湯配管56、及び上水排出配管64で給湯経路121が形成されている。
なお、筐体16の外部には、制御装置70に接続されて、外気温を測定する温度センサ65が設けられている。
本実施形態では、冷媒タンク30の冷媒W2として水が用いられている。冷媒タンク30の天井壁30Aには、冷媒タンク30の内外を貫通し、空気の出入を可能とする連通部としての開口部33が形成されている。また、冷媒タンク30には、上部に空間が設けられるように冷媒W2が貯留されており、タンク内の冷媒W2が熱膨張して体積が増加した場合においても、開口部33から冷媒W2が溢れ出ないように、冷媒タンク30に注入する冷媒W2の体積が決められている。
図2に示すように、燃料電池モジュール18は、筐体71の内部に、改質触媒72、バーナ74、及び燃料電池スタック76を主要な構成として備えている。
改質触媒72は、燃料ガス管20と接続されている。この改質触媒72には、脱硫器22にて硫黄化合物が吸着除去された都市ガスが燃料ガス管20を通じて供給される。この改質触媒72は、供給された都市ガス(原料ガス)を、改質水供給管26を通じて供給された改質水(凝縮水)W1を利用して水蒸気改質する。
バーナ74には、後述するスタック排ガス管80が接続されている。このバーナ74は、スタック排ガス管80を通じて供給されたバーナガス(未反応の水素ガスを含むスタック排ガス)を燃焼し、改質触媒72を加熱する。そして、この改質触媒72では、脱硫器22から供給された都市ガス(原料ガス)から、水素ガスを含む燃料ガスが生成される。この燃料ガスは、燃料ガス管75を通じて後述する燃料電池スタック76の燃料極78に供給される。
燃料電池スタック76は、固体酸化物形の燃料電池スタックであり、積層された複数の燃料電池セル81(図2では1つのみ図示)を有している。各燃料電池セル81は、電解質層82と、この電解質層82の表裏面にそれぞれ積層された燃料極78及び空気極84とを有している。
空気極84(カソード極)には、空気ブロワ86が設けられた酸化ガス管88を通じて酸化ガス(筐体16の外部の空気)が供給される。この空気極84では、下記式(1)で示されるように、酸化ガス中の酸素と電子とが反応して酸素イオンが生成される。この酸素イオンは、電解質層82を通って燃料極78に到達する。
(空気極反応)
1/2O+2e →O2− ・・・(1)
一方、燃料極78では、下記式(2)及び式(3)で示されるように、電解質層82を通ってきた酸素イオンが燃料ガス中の水素及び一酸化炭素と反応し、水(水蒸気)及び二酸化炭素と、電子が生成される。燃料極78で生成された電子は、外部回路を通って空気極84に到達する。そして、このようにして電子が燃料極78から空気極84に移動することにより、各燃料電池セル81において発電される。また、各燃料電池セル81は、発電時に上記反応に伴って発熱する。
(燃料極反応)
+O2− →HO+2e ・・・(2)
CO+O2− →CO+2e ・・・(3)
燃料電池スタック76に接続されたスタック排ガス管80の上流側は、燃料極排ガス管90及び空気極排ガス管92に分岐されており、この燃料極排ガス管90及び空気極排ガス管92は、燃料極78及び空気極84にそれぞれ接続されている。燃料極78から排出された燃料極排ガスと、空気極84から排出された空気極排ガスとは、燃料極排ガス管90及び空気極排ガス管92を通じて排出されると共に、スタック排ガス管80内にて混合されてスタック排ガスとされる。このスタック排ガスは、燃料極排ガスに含まれる未反応の水素ガスを含んでおり、上述の通り、バーナ74にバーナガスとして供給される。なお、このバーナ74に、バーナ排ガスを排気熱交換器31へ排出する第1排ガス管32が接続されている。
なお、制御装置70は、インバーター68より電力が供給され、改質水ポンプ28、熱回収ポンプ40、ラジエータファン43、予熱ポンプ50、補水弁60、混合弁62等の制御を行う。
(バックアップ熱源機ユニットの構成)
本実施形態のバックアップ熱源機ユニット14は、冷媒タンク付き燃料電池ユニット12から供給された湯を更に加熱して排出可能とした潜熱回収型の熱源機である。潜熱回収型の熱源機は、バーナ100の排気中の水蒸気を水(凝縮水)にすることにより、排気中の潜熱を回収して、熱効率を向上させたタイプの熱源機である。図1に示すように、バックアップ熱源機ユニット14の第1の筐体93の内部には、二次熱交換器91、一次熱交換器94、冷媒タンク付き燃料電池ユニット12からの湯を二次熱交換器91、一次熱交換器94に供給する配管96、一次熱交換器94を加熱する加熱装置としてのバーナ100、バーナ100に燃料ガスを供給する燃料ガス管102、熱交換器94を通った湯を排出する配管98、配管96の途中に接続された分岐管104と配管98とに接続された混合弁106、混合弁106から湯を排出する配管108、排出される湯の温度を計測する温度センサ109、制御装置110等が設けられている。制御装置110は、混合弁106、バーナ100へ送る燃料ガスの流量調整弁(図示せず)等の電装部品を制御する。
バックアップ熱源機ユニット14の下方には、排水を集めて下水等へ排水するための排水設備としての排水受け128が設けられている。排水受け128に流入した排水は、下水等に排出することができる。
本実施形態では、バックアップ熱源機ユニット14から排水(凝縮水)が排出される場合、該排水は排水管129を介して排水受け128に排水することができる。
本実施形態の改質水タンク24には、液面レベルセンサ24Aが設けられており、改質水タンク24に貯留した改質水W1の液面が予め設定した上限値に達したことが液面レベルセンサ24Aで検出されると、制御装置70は、改質水タンク24に貯留した改質水W1の液面が予め設定した上限値に達したことが分かるようになっている。
また、本実施形態の改質水タンク24には、中間部に排水ポンプ132を備えた排水管130が接続されており、排水ポンプ132が駆動されると、改質水タンク24の改質水W1が排水管130を通って排水受け128へ排出されるようになっている。制御装置70は、改質水W1の液面が予め設定した上限値に達したと判断すると、排水ポンプ132を駆動し、改質水タンク24に貯留した改質水W1の液面が予め設定した下限値になると排水ポンプ132を停止するように排水ポンプ132を制御するようになっている。これにより、余剰の改質水W1が排水受け128に排水され、発電に必要な量の改質水W1が残る。
なお、制御装置70による排水ポンプ132の制御は、上記に記載した例に限らない。例えば、改質水タンク24に貯留した改質水W1の液面が予め設定した上限値に達したことが液面レベルセンサ24Aで検出された場合、制御装置70は、排水ポンプ132を一定時間駆動して、一定量の改質水W1を排水受け128に排出するようにしてもよい。この場合、液面レベルセンサ24Aの代わりに、改質水W1の液面が予め設定した上限値に達した場合にスイッチが入る上限検知用のフロートスイッチを用いることができる。また、改質水W1の上限値を検出する上限検知用のフロートスイッチと、改質水W1の下限値を検出する下限検知用のフロートスイッチとを用い、改質水W1の液面が上限値に達したことが上限検知用のフロートスイッチで検出された場合、制御装置70は、改質水W1の液面が下限値に達したことが下限検知用のフロートスイッチで検出されるまで排水ポンプ132を駆動して、一定量の改質水W1を排水受け128に排出するようにしてもよい。
なお、冷媒タンク付き燃料電池ユニット12の燃料ガス管20、及びバックアップ熱源機ユニット14の燃料ガス管102には、都市ガスのガス供給管112が接続されている。
また、冷媒タンク付き燃料電池ユニット12の上水排出配管64とバックアップ熱源機ユニット14の配管96とは、接続配管114で接続されている。さらに、バックアップ熱源機ユニット14の配管108には、住宅の水機器に向けて湯を送る配管116が接続されている。
(作用、効果)
次に、本実施形態の燃料電池システム10の動作について説明する。
第一実施形態に係る燃料電池システム10では、改質触媒72から燃料ガスが燃料電池スタック76の燃料極78に供給されると共に、空気ブロワ86が作動して酸化ガス管88から酸化ガスとしての空気が燃料電池スタック76の空気極84に供給されると、この燃料電池スタック76において燃料ガス及び酸化ガスが反応し発電する。
この発電に伴い燃料電池スタック76からは、未反応の水素ガスを含むスタック排ガスが排出され、このスタック排ガスは、バーナガスとしてバーナ74にて燃焼され、このバーナ74からは、バーナ排ガスが排出される。このバーナ排ガスは、水蒸気を含んでおり、第1排ガス管32を通じて排気熱交換器31に供給される。
この排気熱交換器31では、バーナ排ガスと冷媒タンク30から供給された冷媒W2との間で熱交換がなされ、冷媒W2が加熱されると共にバーナ排ガスに含まれる水蒸気が凝縮される。このようにして生成された凝縮水(蒸留水)は、改質水W1として改質水タンク24に回収され、この改質水タンク24に回収された改質水は、改質水供給管26を通じて改質触媒72に供給され、この改質触媒72にて水蒸気改質用の水蒸気として利用される。なお、このようにして水分の除去されたバーナ排ガスは、第2排ガス管34を介して外部に排出される。
熱回収ポンプ40を作動させることで、第1の循環経路118は、冷媒タンク30と排気熱交換器31との間で冷媒W2を循環させるため、冷媒タンク30内の下側の冷媒W2は第1送出し側配管36を介して排気熱交換器31へ供給され、排気熱交換器31で加熱された後、冷媒タンク30の上側に戻り、これによって冷媒タンク内の冷媒W2の温度が上側から下側に向けて徐々に上昇する。
なお、冷媒タンク30の天井壁30Aには、内部と外部とを連通する開口部33が設けられているため、冷媒タンク30内の冷媒W2が温度上昇に伴って膨張しても、冷媒W2の上の空気は開口部33から外部へ排出されるので、タンク内の圧力上昇を抑制することができる。
暖められた冷媒タンク30の冷媒W2は、上水熱交換器44で、外部より供給された上水との間で熱交換を行うことができる。予熱ポンプ50を作動させることで、第2の循環経路120は、冷媒タンク30と上水熱交換器44との間で冷媒W2を循環させるため、外部の上水道から供給された上水は、上水熱交換器44で加熱されて暖められる。
上水熱交換器44で暖められた上水は、混合弁62、及び上水排出配管64を介して冷媒タンク付き燃料電池ユニット12の外部へ排出される。ここで、混合弁62は、上水熱交換器44で暖められた上水に、外部の上水道から供給された暖められていない上水を混合して排出することができ、また、上水熱交換器44で加熱された上水をそのまま排出することもできる。混合弁62は、制御装置70からの制御信号に基づいて、上水熱交換器44で暖められた上水と、外部の上水道から供給された暖められていない上水との混合比を変更して排出することができる。
ここで、流量センサ67は、上水熱交換器44に流入する上水の流量を計測することができ、制御装置70は、流量センサ67で計測された上水の流量に応じて予熱ポンプ50を制御することができる。一例として、制御装置70は、上水熱交換器44に流入する上水の流量が多い場合には、予熱ポンプ50で大量の冷媒W2を第2の循環経路120に循環させて、上水熱交換器で大量の熱交換を行わせ、上水熱交換器44から排出される上水の温度低下を抑制する。
一方、上水熱交換器44に流入する上水の流量が少ない場合には、第2の循環経路120における冷媒W2の循環量を減らして、上水熱交換器44での熱交換量を減らし、これにより上水熱交換器44から排出される上水の温度上昇を抑制する。
このように、本実施形態の燃料電池システム10では、上水熱交換器44に流入する上水の流量に応じて予熱ポンプ50を制御することで、上水熱交換器44から排出される上水の温度を一定に保つことができ、安定した出湯性能が得られる。なお、温度センサ77は、混合弁62から排出される上水の温度を計測することができ、制御装置70は、混合弁62から排出される上水の温度に応じて予熱ポンプ50を制御し、上水熱交換器44から排出される上水の温度を一定に保つことができる。
さらに、制御装置70は、上水熱交換器44に流入する冷媒W2の温度に応じて予熱ポンプ50を制御することで、上水熱交換器44から排出される上水の温度を一定に保つこともできる。
また、制御装置70は、予め設定した上限温度と、温度センサ77で計測された混合弁62から排出される上水の温度に基づいて混合弁62を制御し、上水熱交換器44で暖められた上水と外部の上水道から供給された暖められていない上水との混合比を変更することができる。制御装置70は、混合弁62から排出される上水の温度が予め設定した上限温度を超えないように、上水熱交換器44で加熱された上水に、外部より供給された加熱していない上水を混合するように混合弁62を制御することができる。
これにより、上水の流量が急変した場合などで、予熱ポンプ50の制御による温度制御が間に合わないときに、混合弁62を制御して外部より供給された加熱していない上水の混合量を増加することで、上限温度を超えた高温の上水が、冷媒タンク付き燃料電池ユニット12からバックアップ熱源機ユニット14に出湯することを抑制することができる。
さらに、本実施形態の燃料電池システム10では、混合弁62から排出される上水の温度が予め設定した上限温度を超えないように、高温出湯防止用の流量調整弁73を開くことで、上水熱交換器44で加熱された上水に外部より供給された加熱していない上水を混合し、上限温度を超えた高温の上水が、冷媒タンク付き燃料電池ユニット12からバックアップ熱源機ユニット14に出湯することを抑制することもできる。
なお、バックアップ熱源機ユニット14は、例えば、冷媒タンク30の冷媒W2の温度が低く、上水熱交換器44から排出される上水の温度が低い場合等に、冷媒タンク付き燃料電池ユニット12から供給される上水を更に加熱することができる。
制御装置110は、住宅に備えられている図示しないコントローラーで設定された湯温、及び温度センサ109で計測した湯温の温度測定データに基づいて混合弁106を制御し、混合弁106は、住宅に供給する湯の温度がコントローラーで設定された温度となるように熱交換器94で暖められた上水と外部から供給された暖められていない上水とを混合する。これにより、住宅に供給する湯の温度を、コントローラーで設定された湯温に保つことができる。
このように、本実施形態では、流量センサ67で計測された上水の流量に応じて予熱ポンプ50を制御してバックアップ熱源機ユニット14に供給する湯の温度を主調整し、バックアップ熱源機ユニット14では住宅に供給する湯の温度が、コントローラーで設定された湯温となるように微調整することができる。また、冷媒タンク付き燃料電池ユニット12は、バックアップ熱源機ユニット14に供給する上水を予め設定した温度に高めて一定にしておくことができるので、冷媒タンク付き燃料電池ユニット12から供給される上水の温度が低く、供給された上水をバックアップ熱源機ユニット14で更に加熱することを抑制できる。これにより、バックアップ熱源機ユニット14のバーナ100で用いる燃料ガスの使用量を抑えることができる。なお、バックアップ熱源機ユニット14は、図示しない住宅の風呂の追い炊きをする場合に使用することもできる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
上記実施形態の冷媒タンク30は、内部と外部とを連通する開口部33が上部に形成されている所謂開放型のタンクであったが、冷媒タンク30は、開口部33が設けられておらず、内部が密閉されている所謂密閉型タンクであってもよい。
上記実施形態の燃料電池システム10では、流量センサ67が上水供給配管52における補助分岐配管69との接続部分よりも上流側に設けられていたが、上水供給配管52における補助分岐配管69が接続されている部分と上水分岐配管54が接続されている部分との間に設けられていてもよく、上水供給配管52における上水分岐配管54が接続されている部分と上水熱交換器44との間に設けられていてもよく、給湯配管56に設けられていてもよく、上水排出配管64に設けられていてもよい。
上記実施形態では、燃料電池スタック76に供給する燃料ガスに都市ガスを用いた例を示したが、燃料ガスとしてプロパンガス等、都市ガス以外の可燃性ガスを用いることもできる。
10 燃料電池システム
17 発電部
19 冷媒加熱部
21 上水加熱部
30 冷媒タンク
31 排気熱交換器
40 熱回収ポンプ
44 上水熱交換器
47 冷媒温度センサ
50 予熱ポンプ
62 混合弁
67 流量センサ
70 制御装置
77 温度センサ
81 燃料電池セル(燃料電池)
118 第1の循環経路
120 第2の循環経路
121 給湯経路
請求項1に記載の燃料電池システムは、燃料電池で発電を行う発電部と、燃料電池から排出される排ガスと冷媒との間で熱交換することで前記冷媒を加熱する冷媒加熱部と、外部より供給された上水と前記冷媒との間で熱交換を行うことで前記上水を加熱すると共に、前記上水の流量に応じて前記冷媒と前記上水との熱交換量を変更し、加熱した前記上水を排出する上水加熱部と、を有し、前記発電部は、燃料ガスと改質水とを供給して発電を行う燃料電池を備え、前記冷媒加熱部は、前記排ガスと前記冷媒との間で熱交換を行う排気熱交換器と、前記排気熱交換器へ供給する前記冷媒を貯留する冷媒タンクと、前記冷媒タンクと前記排気熱交換器との間で前記冷媒を循環させる第1の循環経路と、前記第1の循環経路に前記冷媒を循環させる熱回収ポンプと、を備え、前記上水加熱部は、前記冷媒タンクから供給される冷媒と外部より供給された上水との間で熱交換を行う上水熱交換器と、前記冷媒タンクと前記上水熱交換器との間で前記冷媒を循環させる第2の循環経路と、前記第2の循環経路に前記冷媒を循環させる予熱ポンプと、前記上水熱交換器で加熱された前記上水を排出する給湯経路と、前記上水の流量を計測する流量センサと、前記流量センサで計測された前記上水の流量に応じて前記予熱ポンプを制御する制御装置と、を備えている
請求項1に記載の燃料電池システムでは、燃料ガスと改質水とを燃料電池に供給することで、燃料電池は発電を行うと共に、高温の排ガスを排出する。高温の排ガスは、排気熱交換器で冷媒との間で熱交換を行う。なお、熱交換を行う冷媒は、冷媒タンクに貯留される。
このように、請求項1に記載の燃料電池システムでは、上水熱交換器に流入する上水の流量に応じて予熱ポンプを制御することで、上水熱交換器から排出される上水の温度を一定に保つことができ、安定した出湯性能が得られる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料電池システムにおいて、前記給湯経路に設けられ、外部より供給された上水と前記上水熱交換器で加熱された上水とを混合して排出する混合弁と、前記混合弁から排出される前記上水の温度を計測する温度センサと、を備え、前記制御装置は、前記温度センサで計測した前記上水の温度に基づいて前記混合弁を制御し、前記混合弁から排出される前記上水の温度が予め設定した上限温度を超えないように、前記上水熱交換器で加熱された前記上水に、外部より供給された加熱前の上水を混合する。
請求項2に記載の燃料電池システムでは、混合弁は、上水熱交換器で加熱された暖められた上水と、外部より供給された暖められていない上水とを混合して排出することができ、上水熱交換器で加熱された暖められた上水と、外部より供給された暖められていない上水との混合比を変えることで、混合弁から排出され上水の温度を調整することができる。
請求項2に記載の燃料電池システムでは、上水の流量が急変した場合などで、予熱ポンプの制御による温度制御が間に合わないときに、混合弁から排出される上水の温度が予め設定した上限温度を超えないように、混合弁から排出される上水の温度を制御することができる。即ち、請求項2に記載の燃料電池システムでは、上水の流量に応じて予熱ポンプを制御することで湯温の主調整を行い、混合弁を制御することで湯温の微調整を行うことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の燃料電池システムにおいて、前記上水熱交換器に流入する前記冷媒タンクの前記冷媒の温度を計測する冷媒温度センサを備え、前記制御装置は、前記冷媒温度センサで計測した前記冷媒の温度に基づいて前記予熱ポンプを制御する。
請求項3に記載の発明では、制御装置は、上水熱交換器に流入する冷媒タンクの冷媒の温度に基づいて予熱ポンプを制御し、上水熱交換器での熱交換量を制御することができるので、上水熱交換器から排出される上水の温度を一定に保つことができ、安定した出湯性能が得られる。

Claims (4)

  1. 燃料電池で発電を行う発電部と、
    燃料電池から排出される排ガスと冷媒との間で熱交換することで前記冷媒を加熱する冷媒加熱部と、
    外部より供給された上水と前記冷媒との間で熱交換を行うことで前記上水を加熱すると共に、前記上水の流量に応じて前記冷媒と前記上水との熱交換量を変更し、加熱した前記上水を排出する上水加熱部と
    を有する燃料電池システム。
  2. 前記発電部は、燃料ガスと改質水とを供給して発電を行う燃料電池を備え、
    前記冷媒加熱部は、前記排ガスと前記冷媒との間で熱交換を行う排気熱交換器と、前記排気熱交換器へ供給する前記冷媒を貯留する冷媒タンクと、前記冷媒タンクと前記排気熱交換器との間で前記冷媒を循環させる第1の循環経路と、前記第1の循環経路に前記冷媒を循環させる熱回収ポンプと、を備え、
    前記上水加熱部は、前記冷媒タンクから供給される冷媒と外部より供給された上水との間で熱交換を行う上水熱交換器と、前記冷媒タンクと前記上水熱交換器との間で前記冷媒を循環させる第2の循環経路と、前記第2の循環経路に前記冷媒を循環させる予熱ポンプと、前記上水熱交換器で加熱された前記上水を排出する給湯経路と、前記上水の流量を計測する流量センサと、前記流量センサで計測された前記上水の流量に応じて前記予熱ポンプを制御する制御装置と、を備えている、請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記給湯経路に設けられ、外部より供給された上水と前記上水熱交換器で加熱された上水とを混合して排出する混合弁と、
    前記混合弁から排出される前記上水の温度を計測する温度センサと、
    を備え、
    前記制御装置は、前記温度センサで計測した前記上水の温度に基づいて前記混合弁を制御し、前記混合弁から排出される前記上水の温度が予め設定した上限温度を超えないように、前記上水熱交換器で加熱された前記上水に、外部より供給された加熱前の上水を混合する、請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記上水熱交換器に流入する前記冷媒タンクの前記冷媒の温度を計測する冷媒温度センサを備え、
    前記制御装置は、前記冷媒温度センサで計測した前記冷媒の温度に基づいて前記予熱ポンプを制御する、請求項2または請求項3に記載の燃料電池システム。
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