JP2018194945A - 靴製作システム、靴製作方法、及び靴製作用のコンピュータプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】各業者の複雑多岐にわたるプロセスにも効率よく対応することができ、受発注管理まで含めたトータルマネジメントを実現することができる靴製作システムを提供する。【解決手段】サーバ１０は、受注情報に基づいて顧客ＩＤ、足計測３Ｄデータ、及び要望情報を、木型製作情報、素材提供情報、及び靴製作情報と対応付けて受発注納期管理ＤＢにより管理し、木型製作者用端末装置３０に対して足計測３Ｄデータ及び要望情報に応じた木型情報を送信し、素材提供情報に基づき素材提供者用端末装置４０に対して要望情報に応じた素材情報を送信し、靴製作情報に基づき靴製作者用端末装置５０に対して依頼情報を送信する。【選択図】図１

Description

本発明は、靴製作システム、靴製作方法、及び靴製作用のコンピュータプログラムに関する。

従来の靴製作システムとしては、三次元足型計測器で顧客足型計測データを計測し、この顧客足型計測データに適合等する試し履き靴モデルを抽出し、その上で、試し履きによりフィット性の補正及び顧客の要求特性による補正を行い、この補正データにより顧客足型カルテを作成するとともに、顧客足型計測データ及び顧客足型カルテを靴型ライブラリに照会することで適合靴型やデータ及びソフトウェアを検索・選定し、得られた適合靴型やデータ及びソフトウェアに基づいて靴型製作指示や製靴指示を行い、そうして製作された靴を顧客に納品するように構成されたものが提案されている（例えば、特許文献１参照）。

特開２００２−１９９９０５号公報

しかしながら、上記従来の靴製作システムは、顧客要求事項に応じた品質マネジメントを重視し、顧客の足に確実に適合する靴を製作・販売することを主に目的とする一方、顧客要求事項の多様化に加えて靴製作に関わる業者の分業化も進んだ靴製作業態においては、各業者の複雑多岐にわたるプロセスに対応することができず、受発注管理まで含めたトータルマネジメントを実現し得るものではなかった。

本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、各業者の複雑多岐にわたるプロセスにも効率よく対応することができ、ひいては受発注管理まで含めたトータルマネジメントを実現することができる靴製作システム、靴製作方法、及び靴製作用のコンピュータプログラムを提供することを目的とする。

本発明の第１側面に係る靴製作システムは、
ユーザから受注元が靴を受注した際に、当該ユーザを識別するためのユーザ情報、当該ユーザの足を計測して得られた計測情報、及び当該ユーザが靴に関して要望する要望情報を入力して送信する受注端末手段と、
前記受注端末手段から送信された前記ユーザ情報、計測情報、及び要望情報を受信して処理する情報処理手段と、
靴型を製作する型製作者に供用され、当該型製作者を識別するための型製作者情報が割り当てられた型製作者用端末手段と、
靴の素材を提供する素材提供者に供用され、当該素材提供者を識別するための素材提供者情報が割り当てられた素材提供者用端末手段と、
靴を製作する靴製作者に供用され、当該靴製作者を識別するための靴製作者情報が割り当てられた靴製作者用端末手段と、を備え、
前記情報処理手段は、
前記ユーザ情報、計測情報、及び要望情報を、前記型製作者情報、素材提供者情報、及び靴製作者情報と対応付けて管理し、
前記型製作者情報に基づき前記型製作者用端末手段に対して、前記計測情報及び要望情報に応じた靴型に関する型情報を送信し、
前記素材提供者情報に基づき前記素材提供者用端末手段に対して、前記要望情報に応じた靴の素材に関する素材情報を送信し、
前記靴製作者情報に基づき前記靴製作者用端末手段に対して、受注した靴の製作を依頼するための依頼情報を送信することを特徴とする。

このような第１側面に係る靴製作システムによれば、受注元、型製作者、素材提供者、靴製作者といった受注から靴製作に至るまでの各業者のプロセスごとに、ユーザ情報、計測情報、要望情報、型情報、素材情報、依頼情報といった必要な情報を適宜送信することができるので、分業化された靴製作業態において効率的な情報の流れを実現することができ、各業者の複雑多岐にわたるプロセスにも効率よく対応することができる。

本発明の好ましい実施の形態としては、
前記型製作者用端末手段は、受信した前記型情報に基づいて、靴製作者への靴型の納期を示す型納期情報を送信し、
前記素材提供者用端末手段は、受信した前記素材情報に基づいて、靴製作者への素材の納期を示す素材納期情報を送信し、
前記情報処理手段は、
前記型納期情報及び素材納期情報を受信し、当該型納期情報及び素材納期情報に基づいて、靴の製作が可能となる予定時期を示す製作予定時期情報を生成する製作予定時期情報生成手段と、
前記製作予定時期情報生成手段により生成された前記製作予定時期情報を前記靴製作者用端末手段に対して送信する製作予定時期情報送信手段と、備え、
前記靴製作者用端末手段は、受信した前記製作予定時期情報に基づいて、受注元への完成した靴の納入予定時期を示す納入予定時期情報を前記情報処理手段に送信することを特徴とする。

このような構成によれば、受注から靴製作に至るまでの各業者間において、型納期情報、素材納期情報、製作予定時期情報、納入予定時期情報といった情報を適宜やり取りすることができるので、分業化された靴製作業態において納期に関する情報を効率よく情報収集するとともに、納期管理を適切に行うことができる。

本発明の第２側面に係る靴製作方法は、
ユーザから受注元が靴を受注した際に、当該ユーザを識別するためのユーザ情報、当該ユーザの足を計測して得られた計測情報、及び当該ユーザが靴に関して要望する要望情報を入力して送信する受注工程と、
前記受注工程で送信された前記ユーザ情報、計測情報、及び要望情報を受信して処理する情報処理工程と、を備え、
前記情報処理工程は、
前記ユーザ情報、計測情報、及び要望情報を、靴型を製作する型製作者を識別するための型製作者情報、靴の素材を提供する素材提供者を識別するための素材提供者情報、及び靴を製作する靴製作者を識別するための靴製作者情報と対応付けて管理する情報管理工程と、
前記型製作者情報に基づき型製作者が用いる端末に対して、前記計測情報及び要望情報に応じた靴型に関する型情報を送信する型情報送信工程と、
前記素材提供者情報に基づき素材提供者が用いる端末に対して、前記要望情報に応じた靴の素材に関する素材情報を送信する素材情報送信工程と、
前記靴製作者情報に基づき靴製作者が用いる端末に対して、受注した靴の製作を依頼するための依頼情報を送信する依頼情報送信工程と、を含むことを特徴とする。

本発明の第２側面に係る靴製作方法によれば、第１側面に係る靴製作システムと同様に、効率的な情報の流れを実現することができる。

本発明の第３側面に係る靴製作用のコンピュータプログラムは、
ユーザから受注元が靴を受注した際に、当該ユーザを識別するためのユーザ情報、当該ユーザの足を計測して得られた計測情報、及び当該ユーザが靴に関して要望する要望情報を入力して送信する受注端末手段として機能させるためのプログラムと、
前記受注端末手段から送信された前記ユーザ情報、計測情報、及び要望情報を受信して処理する情報処理手段として機能させるためのプログラムと、
靴型を製作する型製作者に供用され、当該型製作者を識別するための型製作者情報が割り当てられた型製作者用端末手段として機能させるためのプログラムと、
靴の素材を提供する素材提供者に供用され、当該素材提供者を識別するための素材提供者情報が割り当てられた素材提供者用端末手段として機能させるためのプログラムと、
靴を製作する靴製作者に供用され、当該靴製作者を識別するための靴製作者情報が割り当てられた靴製作者用端末手段として機能させるためのプログラムと、を備え、
前記情報処理手段として機能させるためのプログラムは、
前記ユーザ情報、計測情報、及び要望情報を、前記型製作者情報、素材提供者情報、及び靴製作者情報と対応付けて管理するためのプログラムと、
前記型製作者情報に基づき前記型製作者用端末手段に対して、前記計測情報及び要望情報に応じた靴型に関する型情報を送信するためのプログラムと、
前記素材提供者情報に基づき前記素材提供者用端末手段に対して、前記要望情報に応じた靴の素材に関する素材情報を送信するためのプログラムと、
前記靴製作者情報に基づき前記靴製作者用端末手段に対して、受注した靴の製作を依頼するための依頼情報を送信するためのプログラムと、を含むことを特徴とする。

本発明の第３側面に係る靴製作用のコンピュータプログラムによれば、第１側面に係る靴製作システムと同様に、効率的な情報の流れを実現することができる。

本発明によれば、各業者の複雑多岐にわたるプロセスにも効率よく対応することができ、ひいては受発注管理まで含めたトータルマネジメントを実現することができる靴製作システム、靴製作方法、及び靴製作用のコンピュータプログラムを提供することができる。

本発明の一実施形態に係る靴製作システムの概要を示す図である。 本発明の一実施形態に係る靴製作システムの機能ブロックを示す図である。 本発明の一実施形態に係る靴製作システムに適用されるデータベースを説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る靴製作システムの受注端末装置に表示される入力フォームの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る靴製作システムの木型端末装置及び素材端末装置に表示される入力フォームの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る靴製作システムの製作端末装置に表示される入力フォームの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る靴製作システムのサーバにより実行される受発注納期管理処理の一例を示すフローチャートである。

以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態（以下、実施形態）について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ構成には、同じ番号（符号）を付している。

まず、本発明の実施形態に係る靴製作システム１の概要について説明する。図１は、本発明の実施形態に係る靴製作システム１の概要を示す図である。本実施形態に係る靴製作システム１は、顧客（ユーザ）が靴を注文してから完成した靴が納品されるまでの受発注処理や納期管理を行うためのものである。

図１に示すように、靴製作システム１は、例えば、インターネットを介したクライアント・サーバシステムにより構築され、受発注処理及び納期管理に係る機能を担うサーバ１０、受注・販売元が入出力操作端末として用いる受注用端末装置２０、木型製作者が入出力操作端末として用いる木型製作者用端末装置３０、素材提供者が入出力操作端末として用いる素材提供者用端末装置４０、及び靴製作者が入出力操作端末として用いる靴製作者用端末装置５０を備える。

サーバ１０は、例えばＨＴＴＰ（Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）に基づいてクライアント上のＷｅｂブラウザとの間で各種の情報をやり取り可能なＷｅｂサーバが適用される。受注用端末装置２０、木型製作者用端末装置３０、素材提供者用端末装置４０、及び靴製作者用端末装置５０は、例えばインターネットを介してＷｅｂブラウザによりサーバ１０との間で各種の情報をやり取り可能なパーソナルコンピュータあるいはスマートフォン等が適用される。なお、サーバは、例えば受注用端末装置としても運用可能な一のコンピュータにサーバ機能をもたせることで共用してもよい。

サーバ１０は、受注用端末装置２０から送信された顧客の氏名を取得すると、それに応じて顧客ＩＤを自動的に割り振り、当該顧客の氏名及び顧客ＩＤを顧客識別情報として生成する。また、サーバ１０は、データベースを備え、受注用端末装置２０から顧客の氏名とともに送信された当該顧客の足を計測して得られた足計測３Ｄデータ（計測情報）、及び顧客が要望する要望情報を受注情報として取得し、この受注情報に受注日を含めるとともに先の顧客識別情報を関連付けて受注管理データベースにより管理する。データベースには、複数の木型製作者に関する木型製作情報（木型製作者ＩＤ及び木型情報）、複数の素材提供者に関する素材提供情報（素材提供者ＩＤ及び素材情報）、及び複数の靴製作者に関する靴製作情報（靴製作者ＩＤ及び依頼情報）が含まれており、サーバ１０は、顧客識別情報及び受注情報に応じた適当な木型製作情報、素材提供情報、及び靴製作情報をデータベースから抽出し、抽出した木型製作情報、素材提供情報、及び靴製作情報を、顧客識別情報及び受注情報と関連付けて受注管理データベースにより管理する。

また、サーバ１０は、木型製作情報に含まれる木型情報を木型製作者用端末装置３０に送信し、それに応じて木型製作者用端末装置３０から返信された木型の納期に関する納期情報を取得する。サーバ１０は、素材提供情報に含まれる素材情報を素材提供者用端末装置４０に送信し、それに応じて素材提供者用端末装置４０から返信された素材の納期に関する納期情報を取得する。サーバ１０は、取得した木型の納期情報と素材の納期情報とに基づいて靴の製作が可能となる予定時期を示す製作予定時期情報を生成し、この製作予定時期情報を含む依頼情報を靴製作者用端末装置５０に送信する。サーバ１０は、依頼情報に応じて靴製作者用端末装置５０から返信された受注・販売元への完成した靴の納入予定時期を示す納入予定時期情報を取得する。サーバ１０は、納入予定時期情報に基づいて受注・販売元が顧客に靴を納品可能な納品日を示す情報（納品日情報）を生成する。サーバ１０は、顧客ＩＤをインデックスとして、受注日を示す受注日情報のほか、納品日情報、木型の納期情報、素材の納期情報、製作予定時期情報、及び納入予定時期情報を関連付けて納期管理データベースにより管理する。

受注用端末装置２０は、受注・販売元において、顧客から靴の注文を受けた際に、当該顧客の氏名、顧客の足を計測して得られた足計測３Ｄデータ（計測情報）、及び顧客が要望する要望情報等を顧客受注入力フォームに入力可能とし、これらの情報を入力・送信操作に応じてサーバ１０に送信する。受注用端末装置２０は、サーバ１０から納品日等を示す納品情報を受信し、この情報を表示するとともに印刷可能とする。また、受注用端末装置２０は、顧客が操作する顧客端末(例えば、顧客が所有するパーソナルコンピュータや、スマートフォン、タブレット等の携帯端末等)に、顧客受注入力フォームを表示させるための顧客受注入力フォームデータを送信してもよい。これにより、顧客は、自分の足のサイズを知っている場合には、顧客端末から、自らの趣向に合った靴をオーダーすることができる。

木型製作者用端末装置３０は、木型製作者の側において、サーバ１０から木型情報を受信し、この情報を表示するとともに印刷可能とする。木型製作者用端末装置３０は、受信した木型情報に基づいて木型の納期を示す納期情報を木型納期入力フォームに入力可能とし、木型の納期情報を入力・送信操作に応じてサーバ１０に送信する。

素材提供者用端末装置４０は、素材提供者の側において、サーバ１０から素材情報を受信し、この情報を表示するとともに印刷可能とする。素材提供者用端末装置４０は、受信した素材情報に基づいて素材の納期を示す納期情報を素材納期入力フォームに入力可能とし、素材の納期情報を入力・送信操作に応じてサーバ１０に送信する。

靴製作者用端末装置５０は、靴製作者の側において、サーバ１０から依頼情報を受信し、この情報を表示するとともに印刷可能とする。靴製作者用端末装置５０は、受信した依頼情報に基づいて靴の納入予定時期を示す納入予定時期情報を納入予定時期入力フォームに入力可能とし、納入予定時期情報を入力・送信操作に応じてサーバ１０に送信する。

このような靴製作システム１によれば、受注・販売元、木型製作者、素材提供者、靴製作者といった靴の注文を受けてから靴の製作を経て納品に至るまでの各業者のプロセスごとに、足計測３Ｄデータ（計測情報）や要望情報を含む受注情報、木型情報、素材情報、依頼情報といった必要な情報を適宜送信することができるので、分業化された靴製作業態において効率的な情報の流れを実現することができ、各業者の複雑多岐にわたるプロセスにも効率よく対応することができる。

また、受注から靴の納品に至るまでの各業者間において、木型の納期情報、素材の納期情報、製作予定時期情報、納入予定時期情報、納品情報といった情報を適宜やり取りすることができるので、分業化された靴製作業態において納期に関する情報を効率よく情報収集するとともに、納期管理を適切に行うことができる。

次に、本発明の実施形態に係る靴製作システム１の機能構成について説明する。図２は、本発明の実施形態に係る靴製作システム１の機能ブロックを示す図である。

靴製作システム１は、サーバ１０、受注用端末装置２０、木型製作者用端末装置３０、素材提供者用端末装置４０、及び靴製作者用端末装置５０を備える。

サーバ１０は、送受信手段１１０、管理制御手段１２０、及び受発注納期管理データベース１３０（以下、「受発注納期管理ＤＢ」という）を備える。

送受信手段１１０は、受注用端末装置２０から顧客の氏名等を含む顧客情報とともに受注情報を受信し、納品情報を受注用端末装置２０に送信する。送受信手段１１０は、木型製作者用端末装置３０に木型情報を送信し、当該木型製作者用端末装置３０から送信された木型の納期情報を受信する。送受信手段１１０は、素材提供者用端末装置４０に素材情報を送信し、当該素材提供者用端末装置４０から送信された素材の納期情報を受信する。送受信手段１１０は、靴製作者用端末装置５０に依頼情報を送信し、当該靴製作者用端末装置５０から送信された納入情報を受信する。

受注情報には、受注日、顧客の足を計測して得られた足計測３Ｄデータ（計測情報）、顧客の要望である靴の種別、材質、色等といった要望情報が含まれる。納品情報には、対応する顧客ＩＤや靴、納品日等を示す情報が含まれる。

木型情報には、対応する顧客ＩＤや足計測３Ｄデータ（計測情報）、靴の種別や材質等を示す情報が含まれる。木型の納期情報には、木型製作者により入力された木型の納期を示す情報が含まれる。なお、木型情報は、製作された木型を識別する木型ＩＤや、製作された木型を計測することによって得られた木型計測データ（寸法で示すデータや、３Ｄスキャナや、公知の技術により、実際の木型から取得された３Ｄデータ等）を含んでもよい。また、顧客ＩＤや足計測３Ｄデータ（計測情報）、靴の種別や材質等を示す情報は、顧客一個人の情報に限らず、例えば、靴製作者や受注・販売元等が企画やデザインに基づくデータであってもよい。この場合、顧客ＩＤには、企画を識別する企画ＩＤや、デザインやデザインしたデザイナーを識別するデザインＩＤを含んでもよい。すなわち、木型情報は、ビスポーク用の情報に限らず、既製品用の情報であってもよい。また、木型情報は、木型の素材を示す情報(例えば、木製や樹脂製等)を含んでもよい。

ここで、ビスポークにおいて製作された木型(以下、「元木型」ともいう。)を、３Ｄスキャナや、公知の技術により、実際の木型から取得された３Ｄデータに基づき、３Ｄプリンタにより量産される場合がある(以下、「元木型」の３Ｄデータに基づき量産された木型を「量産木型」ともいう。)。この場合、量産木型の木型情報には、当該量産木型の元木型を識別できる情報が含まれているのが望ましい。また、同様に、元木型や量産木型をアレンジした場合、このアレンジした木型の木型情報には、元木型や量産木型を識別できる情報が含まれているのが望ましい。

素材情報には、対応する顧客ＩＤや靴の素材等を示す情報が含まれる。素材の納期情報には、素材提供者により入力された素材の納期を示す情報が含まれる。

依頼情報には、対応する顧客ＩＤや靴の種別、木型や素材を示す情報（構成情報）、製作予定時期等を示す情報が含まれる。納入情報には、靴製作者により入力された納入予定時期を示す情報が含まれる。なお、例えば、靴製作者において、３Ｄプリンタ等により、木型を製作できる場合には、依頼情報における木型を示す情報は、木型計測データであってもよい。

管理制御手段１２０は、受注情報に基づいて受発注納期管理ＤＢ１３０に含まれる後述の受注管理データベース（以下、「受注管理ＤＢ」という）の内容を更新する。また、管理制御手段１２０は、受注情報に基づいて木型情報や素材情報を生成し、これらの情報を送受信手段１１０に送信させる。

管理制御手段１２０は、木型や素材の納期情報に基づいて受発注納期管理ＤＢ１３０に含まれる後述の納期管理データベース（以下、「納期管理ＤＢ」という）の内容を更新する。管理制御手段１２０は、木型や素材の納期情報に基づいて製作予定時期情報を生成し、この製作予定時期情報を含む依頼情報を送受信手段１１０に送信させる。そして、管理制御手段１２０は、納入情報に基づいて納品情報を生成するとともに納期管理ＤＢの内容を更新し、納品情報を送受信手段１１０に送信させる。

受注用端末装置２０は、入力操作手段２１０、表示手段２２０、制御手段２３０、及び送受信手段２４０を備える。

入力操作手段２１０は、表示手段２２０に表示された顧客受注入力フォームにおいて、顧客の氏名や受注日、足計測３Ｄデータ、顧客の要望として靴の種別や材質等といった受注情報を入力するために用いられる。

表示手段２２０は、受注情報を入力するための顧客受注入力フォームを表示する。また、表示手段２２０は、サーバ１０から受信した顧客ＩＤや納品情報に基づく納品日を表示する。

制御手段２３０は、顧客受注入力フォームにおいて入力された情報を顧客情報及び受注情報として送受信手段２４０に送信させる。また、制御手段２３０は、サーバ１０から受信した顧客ＩＤや納品情報に基づく納品日を表示手段２２０に表示させる。

送受信手段２４０は、顧客情報及び受注情報をサーバ１０に送信し、サーバ１０から送信された顧客ＩＤや納品情報を受信する。

木型製作者用端末装置３０は、入力操作手段３１０、表示手段３２０、制御手段３３０、及び送受信手段３４０を備える。

入力操作手段３１０は、表示手段３２０に表示された木型納期入力フォームにおいて、木型の納期を入力するために用いられる。

表示手段３２０は、木型の納期を入力するための木型納期入力フォームを表示する。木型納期入力フォームの表示項目には、顧客ＩＤ、受注日、足計測３Ｄデータ、靴の種別、材質等のほか、サーバ１０により生成された木型を示す木型情報が含まれる。

制御手段３３０は、サーバ１０から受信した木型情報等に基づいて木型納期入力フォームを表示手段３２０に表示させる。制御手段３３０は、木型納期入力フォームにおいて入力された納期を木型の納期情報として送受信手段３４０に送信させる。

送受信手段３４０は、サーバ１０から送信された顧客ＩＤや木型情報等を受信し、木型の納期情報をサーバ１０に送信する。

素材者用端末装置４０は、入力操作手段４１０、表示手段４２０、制御手段４３０、及び送受信手段４４０を備える。

入力操作手段４１０は、表示手段４２０に表示された素材納期入力フォームにおいて、素材の納期を入力するために用いられる。

表示手段４２０は、素材の納期を入力するための素材納期入力フォームを表示する。素材納期入力フォームの表示項目には、顧客ＩＤ、受注日等のほか、サーバ１０により生成された素材を示す素材情報が含まれる。

制御手段４３０は、サーバ１０から受信した素材情報等に基づいて素材納期入力フォームを表示手段４２０に表示させる。制御手段４３０は、素材納期入力フォームにおいて入力された納期を素材の納期情報として送受信手段４４０に送信させる。

送受信手段４４０は、サーバ１０から送信された顧客ＩＤや素材情報等を受信し、素材の納期情報をサーバ１０に送信する。

靴製作者用端末装置５０は、入力操作手段５１０、表示手段５２０、制御手段５３０、及び送受信手段５４０を備える。

入力操作手段５１０は、表示手段５２０に表示された納入予定時期入力フォームにおいて、完成した靴の納入予定時期を入力するために用いられる。

表示手段５２０は、納入予定納期を入力するための納入予定時期入力フォームを表示する。納入予定時期入力フォームの表示項目には、顧客ＩＤ、受注日、靴の種別、木型や素材を示す情報（構成情報）等のほか、サーバ１０により生成された靴の製作予定時期を示す情報（製作予定時期情報）が含まれる。

制御手段５３０は、サーバ１０から受信した依頼情報に基づいて納入予定時期入力フォームを表示手段５２０に表示させる。制御手段５３０は、納入予定時期入力フォームにおいて入力された納入予定時期情報を納入情報として送受信手段５４０に送信させる。

送受信手段５４０は、サーバ１０から送信された依頼情報を受信し、納入情報をサーバ１０に送信する。

図３は、本発明の実施形態に係る靴製作システム１の受発注納期管理ＤＢ１３０の一例を説明するための図である。図３（ａ）は、受発注納期管理ＤＢ１３０に含まれる受注管理ＤＢを示し、図３（ｂ）は、受発注納期管理ＤＢ１３０に含まれる納期管理ＤＢを示している。

図３（ａ）に示すように、受注管理ＤＢは、顧客を識別するための顧客識別情報に含まれる顧客ＩＤをインデックスとし、顧客の氏名、受注情報（受注日、足計測３Ｄデータ、靴の種別、靴の表／中／底に係る材質、靴の色、その他要望）、木型製作情報（木型製作者ＩＤ、木型情報）、素材提供情報（素材提供者ＩＤ、素材情報）、靴製作情報（靴製作者ＩＤ、構成情報）を互いに対応付けた情報の集合体として構成される。

図３（ａ）に示す例において、顧客ＩＤは、受注情報を受信した顧客の氏名や受注日と対応付けて自動的に生成され、例えば、顧客氏名「鈴木●●」及び受注日「２０１７／３／１４」に対応する顧客ＩＤとしては、「Ａ０００１」が記憶されている。

また、顧客ＩＤ「Ａ０００１」に対応する受注情報としては、受注日「２０１７／３／１４」、足長・足囲・踵幅等を示す足計測３Ｄデータ「２７・２７．５・７．５」、靴の種別「ビジネス」、靴の表／中／底に係る材質「革／革／ゴム」、靴の色「黒」、その他要望「−（なし）」が記憶されている。

さらに、顧客ＩＤ「Ａ０００１」に対応する木型製作情報としては、所定のアルゴリズムにより抽出された木型製作者ＩＤ「Ｗ０００１」及び木型情報「Ａ」が記憶されている。この木型製作者ＩＤ「Ｗ０００１」に対応する木型製作者用端末装置３０に対して木型情報「Ａ」が送信される。

顧客ＩＤ「Ａ０００１」に対応する素材提供情報としては、所定のアルゴリズムにより抽出された素材提供者ＩＤ「Ｍ０００２」及び素材情報「ａａ」が記憶されている。この素材提供者ＩＤ「Ｍ０００２」に対応する素材提供者用端末装置４０に対して素材情報「ａａ」が送信される。

顧客ＩＤ「Ａ０００１」に対応する靴製作情報としては、所定のアルゴリズムにより抽出された靴製作者ＩＤ「Ｐ０００３」及び構成情報「Ａａａ」が記憶されている。構成情報「Ａａａ」は、木型情報「Ａ」と素材情報「ａａ」とをまとめた情報として生成・記憶され、靴製作者ＩＤ「Ｐ０００３」に対応する靴製作者用端末装置５０に送信される。

なお、図３（ａ）に示す例では、受注管理ＤＢにおいて、顧客ＩＤをインデックスとし、木型製作情報（木型製作者ＩＤ、木型情報）、素材提供情報（素材提供者ＩＤ、素材情報）、靴製作情報（靴製作者ＩＤ、構成情報）を互いに対応付けた情報の集合体として構成した例を示している。しかしながら、これに限らず、木型製作情報（木型製作者ＩＤ、木型情報）、素材提供情報（素材提供者ＩＤ、素材情報）、靴製作情報（靴製作者ＩＤ、構成情報）を、それぞれ個々のデータベースとして、受発注納期管理ＤＢ１３０や、その他の記憶手段に記憶していてもよい。

また、靴製作情報には、靴製作者の特徴を示す情報(経歴、デザインの傾向、靴づくりの理念等を示す情報)が含まれていてもよい。このような靴製作情報は、サーバ１０や、靴製作者用端末装置５０から、受注用端末装置２０や顧客が操作する顧客端末に送信され、表示可能としてもよい。これにより、顧客は、複数の靴製作者の中から、自分の趣向にあった靴製作者を選びやすくなる。

また、受注管理ＤＢは、顧客による、靴や、当該靴の木型、木型製作者、素材、素材提供者、靴製作者等に対する評価である評価情報を、木型製作情報、素材提供情報、靴製作情報に対応付けて、構成してもよい。このような評価情報は、サーバ１０や、靴製作者用端末装置５０から、受注用端末装置２０や顧客が操作する顧客端末に送信され、表示可能としてもよい。これにより、顧客は、自分の趣向にあった靴をオーダーする場合の指針を得ることができる。

図３（ｂ）に示すように、納期管理ＤＢは、顧客ＩＤをインデックスとし、受注日、納品日、木型納期、素材納期、製作予定時期、納入予定時期を互いに対応付けた情報の集合体として構成される。

図３（ｂ）に示す例において、顧客ＩＤ「Ａ０００１」に対応する情報としては、受注日「２０１７／３／１４」、納品日「２０１７／３／２０」、木型納期「２０１７／３／１６」、素材納期「２０１７／３／１６」、製作予定時期「２０１７／３／１６」、納入予定時期「２０１７／３／１９」が記憶されている。製作予定時期「２０１７／３／１６」は、木型納期及び素材納期のうち、遅い方の納期に基づいて所定のアルゴリズムにより算定・記憶され、製作予定時期情報として依頼情報に含めて靴製作者ＩＤ「Ｐ０００３」に対応する靴製作者用端末装置５０に送信される。納品日「２０１７／３／２０」は、靴製作者用端末装置５０からの納入予定時期「２０１７／３／１９」に基づいて所定のアルゴリズムにより算定・記憶され、納品情報として受注用端末装置２０に送信される。

図４〜６は、本発明の実施形態に係る靴製作システム１の各端末装置２０，３０，４０，５０に表示される入力フォームの一例を示す図である。

図４に一例として示すように、受注用端末装置２０の表示手段２２０には、顧客受注入力フォームが表示される。顧客受注入力フォームにおいて入力すべき項目としては、氏名、受注日、顧客の足を計測して得られた３Ｄデータ、靴の種別、材質、その他要望等がある。これらの項目に入力してＯＫボタンを操作すると、これらの情報が受注情報としてサーバ１０に送信される。そして、サーバ１０から自動的に対応する顧客ＩＤが送信され、対応する欄に顧客ＩＤが表示される。なお、顧客ＩＤは、受注用端末装置２０において手動あるいは自動で割り当てるようにしてもよい。

図５（ａ）に一例として示すように、木型製作者用端末装置３０の表示手段３２０には、木型納期入力フォームが表示される。木型納期入力フォームにおいては、参照すべき項目として、顧客ＩＤ、受注日、３Ｄデータ、靴の種別、材質、木型、その他要望が表示され、入力すべき項目としては、木型の納期が表示される。この木型の納期の項目に入力してＯＫボタンを操作すると、木型の納期を示す納期情報がサーバ１０に送信される。

図５（ｂ）に一例として示すように、素材提供者用端末装置４０の表示手段４２０には、素材納期入力フォームが表示される。素材納期入力フォームにおいては、参照すべき項目として、顧客ＩＤ、受注日、靴の素材、木型、その他要望が表示され、入力すべき項目としては、素材の納期が表示される。この素材の納期の項目に入力してＯＫボタンを操作すると、素材の納期を示す納期情報がサーバ１０に送信される。

図６に一例として示すように、靴製作者用端末装置５０の表示手段５２０には、納入予定時期入力フォームが表示される。納入予定時期入力フォームにおいては、参照すべき項目として、顧客ＩＤ、受注日、靴の種別、木型及び素材を示す構成情報、製作予定時期が表示され、入力すべき項目としては、完成した靴の納入予定時期が表示される。この納入予定時期の項目に入力してＯＫボタンを操作すると、納入予定時期を示す納入情報がサーバ１０に送信される。

次に、図７を参照して、本発明の実施形態に係る靴製作システム１のサーバ１０により実行される受発注納期管理処理について説明する。図７は、受発注納期管理処理を示すフリーチャートである。

まず、ステップＳ１において、送受信手段１１０は、受注用端末装置２０から顧客の氏名等とともに受注情報を受信する。このとき、当該顧客及び受注情報に対しては、管理制御手段１２０により顧客ＩＤが自動的に割り振られる。

次に、ステップＳ２において、管理制御手段１２０は、受発注納期管理ＤＢ１３０を参照し、受注情報に含まれる足計測３Ｄデータ、靴の種別、材質、その他要望に適した木型情報を生成するとともに、当該木型情報に応じた木型製作者を抽出する。そして、送受信手段１１０は、その木型製作者に対応する木型製作者ＩＤの木型製作者用端末装置３０に対して木型製作情報を送信する。

次に、ステップＳ３において、管理制御手段１２０は、受発注納期管理ＤＢ１３０を参照し、受注情報に含まれる靴の種別、材質、色、その他要望に適した素材情報を生成するとともに、当該素材情報に応じた素材提供者を抽出する。そして、送受信手段１１０は、その素材提供者に対応する素材提供者ＩＤの素材提供者用端末装置４０に対して素材提供情報を送信する。

次に、ステップＳ４において、送受信手段１１０は、木型製作情報に対応する木型製作者ＩＤの木型製作者用端末装置３０から木型納期を示す情報を受信したか否かを判定する。木型納期を示す情報を受信した場合（ステップＳ４：ＹＥＳ）、送受信手段１１０は、当該木型納期を示す情報を受注情報に対応付けて受発注納期管理ＤＢ１３０に格納し、次のステップに進む。木型納期を示す情報を受信していない場合（ステップＳ４：ＮＯ）、送受信手段１１０は、当該木型納期を示す情報を受信するまでステップＳ４の処理を繰り返し実行する。

次に、ステップＳ５において、送受信手段１１０は、素材提供情報に対応する素材提供者ＩＤの素材提供者用端末装置４０から素材納期を示す情報を受信したか否かを判定する。素材納期を示す情報を受信した場合（ステップＳ５：ＹＥＳ）、送受信手段１１０は、当該素材納期を示す情報を受注情報に対応付けて受発注納期管理ＤＢ１３０に格納し、次のステップに進む。素材納期を示す情報を受信していない場合（ステップＳ５：ＮＯ）、送受信手段１１０は、当該素材納期を示す情報を受信するまでステップＳ５の処理を繰り返し実行する。

次に、ステップＳ６において、管理制御手段１２０は、受信した木型納期及び素材納期に基づいて靴の製作を開始し得る靴の製作予定時期を決定し、当該製作予定時期を示す製作予定時期情報を木型納期及び素材納期を示す情報と対応付けて受発注納期管理ＤＢ１３０に格納する。このとき、管理制御手段１２０は、受発注納期管理ＤＢ１３０を参照し、木型情報及び素材情報に応じた靴製作者を抽出する。そして、送受信手段１１０は、その靴製作者に対応する靴製作者ＩＤの木型製作者用端末装置３０に対して製作予定時期を含む依頼情報を送信する。

次に、ステップＳ７において、送受信手段１１０は、依頼情報に対応する靴製作者ＩＤの靴製作者用端末装置５０から靴の納入予定時期を示す情報を受信したか否かを判定する。納入予定時期を示す情報を受信した場合（ステップＳ７：ＹＥＳ）、管理制御手段１２０は、当該納入予定時期を示す情報を顧客ＩＤや製作予定時期を示す情報等と対応付けて受発注納期管理ＤＢ１３０に格納し、次のステップに進む。納入予定時期を示す情報を受信していない場合（ステップＳ７：ＮＯ）、管理制御手段１２０は、納入予定時期を示す情報を受信するまでステップＳ７の処理を繰り返し実行する。

次に、ステップＳ８において、管理制御手段１２０は、納入予定時期に応じた納品日を決定し、当該納品日を示す情報も顧客ＩＤや製作予定時期を示す情報等と対応付けて受発注納期管理ＤＢ１３０に格納する。そして、送受信手段１１０は、納品日を含む納品情報を受注用端末装置２０に送信する。これにより、受注用端末装置２０の表示手段２２０には、受注した靴の納品日が提示される。

以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。

１ 靴製作システム
１０ サーバ（情報処理手段）
１１０ 送受信手段（製作予定時期情報送信手段）
１２０ 管理制御手段（製作予定時期情報生成手段）
１３０ 受発注納期管理データベース
２０ 受注用端末装置（受注端末手段）
２１０ 入力操作手段
２２０ 表示手段
２３０ 制御手段
２４０ 送受信手段
３０ 木型製作者用端末装置（型製作者用端末手段）
３１０ 入力操作手段
３２０ 表示手段
３３０ 制御手段
３４０ 送受信手段
４０ 素材提供者用端末装置（素材提供者用端末手段）
４１０ 入力操作手段
４２０ 表示手段
４３０ 制御手段
４４０ 送受信手段
５０ 靴製作者用端末装置（靴製作者用端末手段）
５１０ 入力操作手段
５２０ 表示手段
５３０ 制御手段
５４０ 送受信手段

Claims (4)

1. ユーザから受注元が靴を受注した際に、当該ユーザを識別するためのユーザ情報、当該ユーザの足を計測して得られた計測情報、及び当該ユーザが靴に関して要望する要望情報を入力して送信する受注端末手段と、
   前記受注端末手段から送信された前記ユーザ情報、計測情報、及び要望情報を受信して処理する情報処理手段と、
   靴型を製作する型製作者に供用され、当該型製作者を識別するための型製作者情報が割り当てられた型製作者用端末手段と、
   靴の素材を提供する素材提供者に供用され、当該素材提供者を識別するための素材提供者情報が割り当てられた素材提供者用端末手段と、
   靴を製作する靴製作者に供用され、当該靴製作者を識別するための靴製作者情報が割り当てられた靴製作者用端末手段と、を備え、
   前記情報処理手段は、
   前記ユーザ情報、計測情報、及び要望情報を、前記型製作者情報、素材提供者情報、及び靴製作者情報と対応付けて管理し、
   前記型製作者情報に基づき前記型製作者用端末手段に対して、前記計測情報及び要望情報に応じた靴型に関する型情報を送信し、
   前記素材提供者情報に基づき前記素材提供者用端末手段に対して、前記要望情報に応じた靴の素材に関する素材情報を送信し、
   前記靴製作者情報に基づき前記靴製作者用端末手段に対して、受注した靴の製作を依頼するための依頼情報を送信することを特徴とする、靴製作システム。
2. 前記型製作者用端末手段は、受信した前記型情報に基づいて、靴製作者への靴型の納期を示す型納期情報を送信し、
   前記素材提供者用端末手段は、受信した前記素材情報に基づいて、靴製作者への素材の納期を示す素材納期情報を送信し、
   前記情報処理手段は、
   前記型納期情報及び素材納期情報を受信し、当該型納期情報及び素材納期情報に基づいて、靴の製作が可能となる予定時期を示す製作予定時期情報を生成する製作予定時期情報生成手段と、
   前記製作予定時期情報生成手段により生成された前記製作予定時期情報を前記靴製作者用端末手段に対して送信する製作予定時期情報送信手段と、備え、
   前記靴製作者用端末手段は、受信した前記製作予定時期情報に基づいて、受注元への完成した靴の納入予定時期を示す納入予定時期情報を前記情報処理手段に送信することを特徴とする、請求項１に記載の靴製作システム。
3. ユーザから受注元が靴を受注した際に、当該ユーザを識別するためのユーザ情報、当該ユーザの足を計測して得られた計測情報、及び当該ユーザが靴に関して要望する要望情報を入力して送信する受注工程と、
   前記受注工程で送信された前記ユーザ情報、計測情報、及び要望情報を受信して処理する情報処理工程と、を備え、
   前記情報処理工程は、
   前記ユーザ情報、計測情報、及び要望情報を、靴型を製作する型製作者を識別するための型製作者情報、靴の素材を提供する素材提供者を識別するための素材提供者情報、及び靴を製作する靴製作者を識別するための靴製作者情報と対応付けて管理する情報管理工程と、
   前記型製作者情報に基づき型製作者が用いる端末に対して、前記計測情報及び要望情報に応じた靴型に関する型情報を送信する型情報送信工程と、
   前記素材提供者情報に基づき素材提供者が用いる端末に対して、前記要望情報に応じた靴の素材に関する素材情報を送信する素材情報送信工程と、
   前記靴製作者情報に基づき靴製作者が用いる端末に対して、受注した靴の製作を依頼するための依頼情報を送信する依頼情報送信工程と、を含むことを特徴とする、靴製作方法。
4. ユーザから受注元が靴を受注した際に、当該ユーザを識別するためのユーザ情報、当該ユーザの足を計測して得られた計測情報、及び当該ユーザが靴に関して要望する要望情報を入力して送信する受注端末手段として機能させるためのプログラムと、
   前記受注端末手段から送信された前記ユーザ情報、計測情報、及び要望情報を受信して処理する情報処理手段として機能させるためのプログラムと、
   靴型を製作する型製作者に供用され、当該型製作者を識別するための型製作者情報が割り当てられた型製作者用端末手段として機能させるためのプログラムと、
   靴の素材を提供する素材提供者に供用され、当該素材提供者を識別するための素材提供者情報が割り当てられた素材提供者用端末手段として機能させるためのプログラムと、
   靴を製作する靴製作者に供用され、当該靴製作者を識別するための靴製作者情報が割り当てられた靴製作者用端末手段として機能させるためのプログラムと、を備え、
   前記情報処理手段として機能させるためのプログラムは、
   前記ユーザ情報、計測情報、及び要望情報を、前記型製作者情報、素材提供者情報、及び靴製作者情報と対応付けて管理するためのプログラムと、
   前記型製作者情報に基づき前記型製作者用端末手段に対して、前記計測情報及び要望情報に応じた靴型に関する型情報を送信するためのプログラムと、
   前記素材提供者情報に基づき前記素材提供者用端末手段に対して、前記要望情報に応じた靴の素材に関する素材情報を送信するためのプログラムと、
   前記靴製作者情報に基づき前記靴製作者用端末手段に対して、受注した靴の製作を依頼するための依頼情報を送信するためのプログラムと、を含むことを特徴とする、靴製作用のコンピュータプログラム。
   
   

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