JP2018194650A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシ部材28による摩耗粉(熱移動補助部材24や定着ベルト21から発生)の除去不良に起因する画像品質の低下を抑える。【解決手段】無端状の定着ベルト21と、これのループ外側で定着ベルト21に当接して定着ニップを形成する加圧ローラ23と、ループ内側における定着ニップの裏側領域で定着ベルト21の内周面に摺擦する熱移動補助部材24と、定着ベルト21の内周面に当接するブラシ部材28とを有し、定着ニップに挟み込んだ記録シートに対してトナー像を定着せしめる定着装置において、ブラシ部材28の起毛を定着ベルト21の内周面に対してカウンター方向で当接させた。【選択図】図4

Description

本発明は定着装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、次のような定着装置が知られている。即ち、無端状の定着ベルト、これのループ外側で定着ベルトに当接して定着ニップを形成する外側部材、ループ内側における定着ニップの裏側領域で定着ベルトの内周面に摺擦する内側部材、及び定着ベルトの内周面に当接するブラシ部材を有する定着装置である。
特許文献1に記載の定着装置も、そのような構成になっている。そして、この定着装置では、定着ベルトの内側に配設された内側部材たる低摩擦シートと、定着ベルトとの摺擦部において、両者の摺擦に伴って低摩擦シートや定着ベルトの摩耗粉を発生させてしまう。この摩耗粉については、定着ベルトの内周面に当接するブラシ部材としてのファーブラシによって定着ベルトから除去することができるとされている。
しかしながら、この定着装置においては、ファーブラシによる摩耗粉の除去不良に起因して、画像品質を低下させるおそれがあった。
上述した課題を解決するために、本発明は、無端状の定着ベルトと、これのループ外側で前記定着ベルトに当接して定着ニップを形成する外側部材と、ループ内側における前記定着ニップの裏側領域で前記定着ベルトの内周面に摺擦する内側部材と、前記定着ベルトの内周面に当接するブラシ部材とを有し、前記定着ニップに挟み込んだ記録シートに対して画像を定着せしめる定着装置において、前記ブラシ部材の毛を前記内周面に対してカウンター方向で当接させたことを特徴とするものである。
本発明によれば、ブラシ部材による摩耗粉の除去不良に起因する画像品質の低下を抑えることができるという優れた効果がある。
実施形態に係る画像形成装置を示す概略構成図。 同画像形成装置の定着装置を示す概略構成図。 同定着装置における熱移動補助部材、ニップ形成部材、及びステー部材を示す分解斜視図。 同定着装置の定着ニップ周辺部を拡大して示す拡大構成図。 同定着装置のブラシ部材のブラシ部と定着ベルトとの当接部を拡大して示す拡大構成図。 実施例に係る定着装置におけるブラシ部材の自由端側を示す部分斜視図。 同ブラシ部材のブラシ部を拡大して示す拡大模式図。
以下、本発明を適用した定着装置及び画像形成装置の一実施形態について説明する。まず、実施形態に係る定着装置や画像形成装置の基本的な構成について説明する。
図1は、実施形態に係る画像形成装置100を示す概略構成図である。同図において、画像形成装置100は、タンデム方式のカラーレーザープリンタである。その装置本体の中央部には、イエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(Bk)のトナー像を作像する四つの作像部からなる画像ステーションが設けられている。
四つの作像部は、無端状の中間転写ベルト11の展張方向に沿って並置されており、互いに異なる色のトナーによって静電潜像を現像してトナー像を得る点の他は、互いに同様の構成となっている。
Y,M,C,Bk用の作像部は、Y,M,C,Bk用の静電潜像を担持するドラム状の感光体120Y,120C,120M,120Bkを有している。それら四つの作像部の下方には、Y,C,M,Bk用の感光体120Y,120C,120M,120Bkに対して光走査を行う光書込装置6が配設されている。
Y,M,C,Bk用の作像部において作像動作が開始されると、Y,C,M,Bk用の感光体120Y,120C,120M,120Bkが、駆動装置によって図中時計回り方向に回転駆動される。そして、感光体120Y,120C,120M,120Bkの表面が、帯電装置30Y,30C,30M,30Bkによって所定の極性に一様に帯電される。
光書込装置6は、光源としての半導体レーザー、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズ、折り返しミラー、光偏向手段としての回転多面鏡(ポリゴンミラー)などを有している。そして、帯電後の感光体120Y,120C,120M,120Bkの表面に、画像情報に基づいて生成した書き込み光(レーザー光)Lbを照射する。光書込装置に6は、フルカラー画像の画像情報をY,C,M,Bkの色情報に色分解したY,C,M,Bk用の画像情報が提供される。書き込み光Lbの照射により、感光体120Y,120C,120M,120Bkの表面には静電潜像が形成される。
感光体120Y,120C,120M,120Bk上に形成された静電潜像は、Y,C,M,Bkのトナーを用いる現像装置40Y,40C,40M,40Bkによって現像される。この現像により、感光体120Y,120C,120M,120Bkの表面には、Y,C,M,Bkトナー像が作像される。
四つの作像部の上方には、無端状の中間転写ベルト11を有する転写ユニット10が設けられている。転写ユニット10において、中間転写ベルト11のループ内側に配設されたY,C,M,Bk用の一次転写ローラ112Y,112C,112M,112Bkは、感光体120Y,120C,120M,120Bkとの間に中間転写ベルトを挟み込んでいる。これにより、感光体120Y,120C,120M,120Bkと、中間転写ベルト11との当接によるY,C,M,Bk用の一次転写ニップが形成されている。
作像動作が開始されると、転写ユニット10の駆動ローラ72が図中反時計回り方向に回転駆動して、中間転写ベルト11を図中矢印A1方向に無端移動させる。また、一次転写ローラ112Y,112C,112M,112Bkに、トナーの帯電極性とは逆極性の定電圧または定電流制御された電圧が印加される。これにより、Y,C,M,Bk用の一次転写ニップに一次転写電界が形成される。
感光体120Y,120C,120M,120Bk上に作像されたY,C,M,Bkトナー像は、Y,C,M,Bk用の一次転写ニップ内で、ニップ圧や一次転写電界の作用によって中間転写ベルト11上に順次重ね合わせて一次転写される。これにより、中間転写ベルト11の表面に四色のトナー像が担持される。
転写ユニット10において、駆動ローラ72は、中間転写ベルト11を介して二次転写ローラ5に対向する二次転写対向ローラとしても機能する。また、従動ローラ73は、中間転写ベルト11を介して転写ベルトクリーニング装置113に対向するクリーニングバックアップローラとしても機能する。更に、従動ローラ73は、中間転写ベルト11に対する張力付勢手段としての機能も備えているため、従動ローラ73には、バネなどを用いた付勢手段が設けられている。
Y,C,M,Bk用の一次転写ニップを通過した後の感光体120Y,120C,120M,120Bkには、中間転写ベルト11に一次転写されなかった転写残トナーが付着している。その転写残トナーは、Y,C,M,Bk用のクリーニング装置50Y,50C,50M,50Bkによって感光体120Y,120C,120M,120Bkから除去される。その後、感光体120Y,120C,120M,120Bkの表面は、除電装置によって除電されて表面電位が初期化される。
中間転写ベルト11の図中右側に配設された二次転写ローラ5は、中間転写ベルト11のおもて面に当接して二次転写ニップを形成しながら、中間転写ベルト11に従動して連れ回りする。この二次転写ローラ5には、電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)と交流電圧(AC)との少なくとも一方からなる二次転写バイアスが印加される。これにより、二次転写ニップには二次転写電界が形成される。
画像形成装置100の筐体内における最下部の領域には、記録シートSを積載収容する用紙給送装置61が配設されている。この用紙給送装置61は、最上位の記録シートSの上面に当接させている給送ローラ3を図中反時計回り方向に回転駆動することで、最上位の記録シートSを用紙搬送路に送り込む。
用紙搬送路は、記録シートSを用紙給送装置61から二次転写ニップを経由して装置外まで排出するための搬送路である。この用紙搬送路の二次転写ローラ5の位置よりも用紙搬送方向上流側には、二次転写ニップへ記録シートSを繰り出すように搬送するレジストローラ対4が配設されている。
用紙給送装置から用紙搬送路に送り込まれた記録シートSは、レジストローラ対4のレジストニップに突き当たって一時停止される。レジストローラ対4は、レジストニップに突き当たった記録シートSを、中間転写ベルト11上の四色のトナー像に同期させるタイミングで回転駆動して二次転写ニップに向けて送り出す。
二次転写ニップ内では、ニップ圧や二次転写電界の作用により、中間転写ベルト11上の四色のトナー像が記録シートSの表面に一括二次転写される。二次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト11には、記録シートSに二次転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、転写ベルトクリーニング装置113によって除去され、除去されたトナーは廃トナー収容器へと搬送され回収される。
中間転写ベルト11に当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有する転写ベルトクリーニング装置113は、中間転写ベルト11を介して従動ローラ73に対向するように配設されている。そして、クリーニングブラシとクリーニングブレードとにより、中間転写ベルト11上の転写残トナーを掻き取り除去する。転写ベルトクリーニング装置113から伸びた廃トナー移送ホースは、廃トナー収容器の入口部に接続されている。
記録シートSとしては、普通紙の他に、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ、OHPシート、記録シート等が挙げられる。用紙給送装置61の他に、手差しで記録シートSを供給できるように手差し給紙機構を設けてもよい。
二次転写ニップを通過した記録シートSは、定着装置20へと搬送され、定着装置20によって表面にトナー像が定着せしめられる。その後、定着装置20を通過した記録シートSは、排紙ローラ対7によって装置外へ排出され、排紙トレイ17上にストックされる。
なお、以上の説明は、記録シートS上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つの作像部のいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つまたは3つの作像部を使用して、2色または3色の画像を形成したりすることも可能である。
また、画像形成装置100の筐体の上部領域には、Y,C,M,Bkトナーを収容するトナーボトル9Y,9C,9M,9Bkが配設されている。これらのトナーボトル9Y,9C,9M,9Bkは、排紙トレイ17の下側に設けられた複数のボトル収容部それぞれに着脱可能に装着されている。
また、トナーボトル9Y,9C,9M,9Bkと、Y,C,M,Bk用の作像部の現像装置40Y,40C,40M,40Bkは、補給路によって接続されている。そして、現像装置40Y,40C,40M,40Bkには、その補給路を介してトナーボトル9Y,9C,9M,9Bk内のトナーが補給される。
定着装置20においては、定着ベルト21を、輻射によって加熱する方式を採用することで、金属熱伝導体を介して間接的に加熱する方式に比べて、加熱待機時からのファーストプリントタイムを短縮するようになっている。
図2は、実施形態に係る定着装置20を示す概略構成図である。定着装置20は、無端状の定着ベルト21、これのループ外側で定着ベルト21に当接して定着ニップを形成する外側部材たる加圧ローラ23、ループ内側で定着ベルト21における定着ニップの裏側領域に摺擦する内側部材たる熱移動補助部材24等を有している。また、定着ベルト21のループ内に配設されたニップ形成部材25、ハロゲンヒーター22A、22B、反射部材26、ステー部材27、ブラシ部材28などもしている。
加圧ローラ23は、ベルトループ内のニップ形成部材25に向けて付勢されながら、定着ベルト21のおもて面に当接して定着ニップを形成する。
定着ベルト21のループ内に配設されたハロゲンヒーター22A、22Bは、輻射によって定着ベルト21を内側から直接加熱する。ステー部材27に固定された反射部材26は、ハロゲンヒーター22A、22Bから発せられる輻射熱を定着ベルト21の内周面に向けて反射させる。これにより、ハロゲンヒーター22A、22Bの輻射熱をステー部材27に当てないようにすることで、ステー部材27を輻射で加熱してしまうことによる無駄なエネルギー消費を回避している。反射部材26を設ける代わりに、ステー部材27の表面に鏡面処理を施してもよい。
定着ベルト21の周方向における全域のうち、ハロゲンヒーター22A、22Bからの輻射熱によって加熱された領域は、定着ベルト21の無端移動に伴って定着ニップに進入する。この定着ニップの裏側では、薄厚の熱移動補助部材24が定着ベルト21の内周面とニップ形成部材25との間に介在している。そして、定着ベルト21の内周面における全域のうち、定着ニップの裏側領域に摺擦しながら、定着ベルト21の熱のベルト表面方向における均一化を助長する。これにより、定着ベルト21の幅方向における全域のうち、加圧ローラ23に当接しない両端部の温度上昇を抑えることができる。
熱移動補助部材24は、銅やアルミニウムなど熱伝導率が極めて高い材料からなる。定着ベルト21との摺動性を向上させるために、熱移動補助部材24の表面を、PTFEやPFAなどの摩擦抵抗の小さな樹脂でコーティングしてもよい。但し、良好な熱伝導性を発揮させるために、コーティング層については、10〜50[μm]程度の厚みにすることが望ましい。
熱移動補助部材24の形状は平坦状であるが、凹形状やその他の形状を採用してもよい。凹形状にした場合には、定着ニップ出口における記録シートS先端部の反り方向を加圧ローラ23寄りにするので、次のことが可能になる。即ち、定着ベルト21のおもて面からの記録シートSの分離性を向上させて、ジャムの発生を抑えることができる。
定着ベルト21のベルト基体は、ニッケルやステンレスなどの金属、あるいはポリイミドなどの耐熱性樹脂からなる無端ベルトまたは無端フィルムからなる。このベルト基体のおもて面に、PFAやPTFEなどの樹脂からなる離型促進層を被覆して、定着ベルト21のおもて面へのトナーの固着を抑制している。ベルト基材と離型促進層との間に、シリコーンゴムなどの弾性材料からなる弾性層を設けてもよい。
定着ベルト21に弾性層を設けない場合には、その分だけベルト全体の熱容量を低減して記録シートSへのトナー定着性を向上させることができる。但し、定着ベルト21のおもて面の微小な凹凸形状をトナー像に転写して画像のベタ部にユズ肌状の光沢ムラ(ユズ肌画像)を発生させ易くなる。これに対し、弾性層を設けた場合には、その分だけベルト全体の熱容量を増加させてしまうが、前述の光沢ムラの発生を抑えることができる。弾性層の厚みについては、100[μm]以上にすることが望ましい。
ステー部材27のベルト幅方向の両端部は、フランジに固定されている。このフランジは、定着ベルト21における定着ニップ以外の領域を保持してその形状を所定の形状に維持する役割も担っている。
加圧ローラ23は、芯金23aと、これの表面に被覆された弾性ゴム層23bと、これの表面に被覆されたPFA又はPTFEからなる離型促進層とを有している。そして、駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動する。この加圧ローラ23に当接する定着ベルト21は、加圧ローラ23との連れ回りによって図中反時計周り方向に無端移動する。
また、加圧ローラ23は、スプリングなどの付勢手段によって定着ベルト21に向けて付勢されてニップ形成部材25との間に定着ベルト21を挟み込みながら、弾性ゴム層23bを弾性変形させる。この弾性変形により、ローラ周方向の定着ニップの長さをより大きくする。
芯金23aとしては、中空構造のものを採用してもよいし、中空のないものを採用してもよい。中空構造のものを採用した場合には、中空内にハロゲンヒーターなどの熱源を設けてもよい。
弾性ゴム層23bの材料としては、ソリッドゴムを例示することができる。また、芯金23a内に熱源を設けていない場合には、弾性ゴム層23bの材料としてスポンジゴムを用いても良い。スポンジゴムを用いる方が、ソリッドゴムを用いる場合に比べて加圧ローラ23の断熱性を高めて定着ベルト21の熱を奪い難くすることができる。
図3は、熱移動補助部材24、ニップ形成部材25、及びステー部材27を示す分解斜視図である。同図において、ニップ形成部材25は、ステー部材27における定着ベルト21内周面との対向面に固定されている。この固定は、ボスとピンとの嵌合によって行ってもよいし、接着や溶着などによって行ってもよい。
熱移動補助部材24は、ニップ形成部材25における定着ベルト21内周面との対向面を覆うようにニップ形成部材25に嵌合する。嵌合に代えて、接着によって固定してもよい。
図2において、定着ベルト21のループ内で所定の位置を保つように固定された熱移動補助部材24と、無端移動する定着ベルト21とは、定着ベルト21の無端移動に伴って摺擦する。この摺擦により、定着ベルト21の内周面が経時的に摩耗して摩耗粉を発生させる。また、熱移動補助部材24として、表面にコーティング層を設けているものを用いる場合には、前述の摺擦により、コーティング層も経時的に摩耗して摩耗粉を発生させることもある。摩耗粉は、熱移動補助部材24と定着ベルト21の内周面との摺擦部に繰り返し進入することで、定着ベルト21の内周面にスジ状の傷を発生させる。そして、この傷は、定着ニップ内で定着ベルト21のおもて面にスジ状の凹部を形成することで、画像の光沢性や定着性にスジ状のムラを発生させて、画像品質を低下させてしまう。
次に、実施形態に係る定着装置20や画像形成装置100の特徴的な構成について説明する。
定着装置20は、定着ベルト21の内周面における全域のうち、定着ベルト21の無端移動に伴って熱移動補助部材24との摺擦部に進入する直前の領域に対し、ブラシ先端部を当接させるブラシ部材28を有している。
図4は、定着装置20の定着ニップ周辺部を拡大して示す拡大構成図である。図示のように、定着ベルト21のループ内側には、ブラシ部材28が配設されている。このブラシ部材28は、ニップ形成部材25に片持ち支持されるブラケット28a、ブラケット28aの自由端に固定された植毛基体28b、植毛基体28bに植毛された無数の起毛からなるブラシ部28cなどを具備している。そして、ブラシ部29cを、定着ベルト21の内周面における全域のうち、熱移動補助部材24と定着ベルト21の内周面との摺擦部に進入する直前の領域に当接させている。
熱移動補助部材24と定着ベルト21の内周面との摺擦によって摺擦部で発生した摩耗粉は、摺擦部をすり抜けた後、定着ベルト21の無端移動に伴って、前記領域に移動する。そして、ブラシ部材28のブラシ部28c内に捕捉される。この捕捉により、前記摺擦部に再進入する摩耗粉の量を減らすことで、前記摺擦部に進入した摩耗粉によって定着ベルト21の内周面にスジ状の傷を発生させることによる画像品質の低下を抑えることができる。但し、後述するように、ブラシ部28cの起毛をトレーリング方向で当接させると、摩耗粉の除去不良を発生させるおそれがある。これは次に説明する理由による。即ち、トレーリング方向は、ブラシ部28cの起毛の先端よりも根本側をベルト移動方向上流側に向ける方向である。このようなトレーリング方向で起毛を定着ベルト21の内周面に当接させる構成においては、起毛を、その先端側よりも根本側をベルト移動方向の上流側に向けて反らせる形状で湾曲させる。この形状では、定着ベルト21の内周面に付着している摩耗粉を、定着ベルト21の移動に伴って、まず始めに、ブラシ部28cの起毛の長手方向における全域のうち、先端よりも根本側にずれた領域であって、起毛とベルト内周面との当接部の入口になっている領域に接触させる。かかる領域に接触した摩耗粉に対しては、定着ベルト21の移動に伴って、起毛とベルト内周面との当接部の中に潜り込ませようとする力を主に付与する。このような力が付与される摩耗粉は、起毛とベルト内周面との当接部の中に容易に潜り込んだ後、当接部をすり抜けてしまい易くなる。このすり抜けが、摩耗粉の除去不良を引き起こす原因になるのである。
図5は、ブラシ部28cと定着ベルト21との当接部を拡大して示す拡大構成図である。同図において、ブラシ部28cは、定着ベルト21の内周面に対し、無数の起毛28dの毛先をカウンター方向で当接させるようになっている。毛先を毛の根本よりもベルト移動方向の上流側に位置させるカウンター方向では、起毛28dにおけるベルト対向面と、定着ベルト21の内周面とのなす角θが鋭角になる。
実施形態に係る定着装置20では、同図に示されるように、ブラシ部28cの起毛28dをカウンター方向で定着ベルト21の内周面に当接させるようになっている。かかる構成においては、起毛28dを、その根本側よりも先端側をベルト移動方向の上流側に向ける形状で湾曲させる。その起毛28dの先端部は、その先端をベルト移動方向の上流側に向ける斜めの姿勢をとりながら、定着ベルト21とともに自らに向けて移動してくる摩耗粉200を、自らの先端に接触させてベルト内周面から良好に掻き上げる。掻き上げられた摩耗粉200は、定着ベルト21とともに移動してくる後続の摩耗粉200に押されることで、起毛28dの表面上を先端側から根本側に沿って移動する。このような掻き上げ及び移動により、摩耗粉200がベルト内周面から良好に除去されて、ブラシ部28c内に捕捉される。よって、ブラシ部28cの起毛28dをトレーリング方向でベルト内周面に当接させる構成に比べて、ブラシ部材28による摩耗粉200の除去不良を抑えて、除去不良に起因する画像品質の低下を抑えることができる。
植毛基体28bの材料としては、樹脂材料、金属材料の何れを用いることも可能であるが、図示のように、定着ベルト21の内周面の湾曲形状にならわせて、植毛基体28bも湾曲させるように、可撓性のものを用いることが望ましい。植毛基体28bをベルト内周面にならわせて湾曲させることで、ほぼ全ての起毛28dをカウンター方向で当接させることが可能になる。
なお、特開2014−174358号公報に記載の定着装置は、定着ベルトの内側における定着ニップの裏側領域で定着ベルトの内周面に摺擦する部材と、定着ベルトとの摺擦抵抗を低減する狙いで、定着ベルトの内周面に潤滑剤を塗布する塗布手段を備えている。実施形態に係る定着装置20においても、熱移動補助部材24と、定着ベルト21の内周面との摺擦抵抗を低減する狙いで、定着ベルト21の内周面に潤滑剤を塗布する塗布手段を設けた場合には、次の効果を奏することもできる。即ち、定着ベルト21の裏面に塗布された潤滑剤のうち、余剰分をブラシ部材28のブラシ部28c内に一時的に捕捉しながら、ブラシ部28cからベルト裏面に再塗布することで、たれなどによる潤滑剤の損失量を低減することができる。
次に、実施形態に係る定着装置20や画像形成装置100に、より特徴的な構成を付加した実施例について説明する。なお、以下に特筆しない限り、実施例に係る定着装置20や画像形成装置100の構成は実施形態と同様である。
図6は、実施例に係る定着装置20におけるブラシ部材28の自由端側を示す部分斜視図である。また、図7は、ブラシ部材28のブラシ部28cを拡大して示す拡大模式図である。これらの図において、ブラシ部28cにおけるベルト移動方向(図中矢印x方向)と直交する方向(図中y方向)の長さは、次のような値になっている。即ち、記録シートSの最大搬送幅(記録シートの図中y方向の長さ)よりも大きく、且つ定着ベルト21の図中y方向の長さよりも小さい値になっている。
ブラシ部材28の植毛基体28bの定着ベルト21と対向する領域は湾曲形状になっており、その曲率は、定着ベルト21の曲率(ベルトを真円状の形状にした場合の曲率)よりも大きくなっている。これにより、定着ベルト21は、熱移動補助部材24と定着ベルト21との当接に進入する直前で、ブラシ部28cとの接触によって植毛基体28bと同じ曲率の湾曲形状に変形せしめられる。
ブラシ部28cは、図中y方向に延在する毛束列28fを、図中x方向に複数並べた構成になっている。また、毛束列28fは、複数の起毛28dを束ねた毛束28eを、図中y方向に所定のピッチで並べた構成になっている。また、毛束28eは、複数の起毛28dを根本側で束ねて、束ねた箇所から毛先に向けて扇状に広げた扇形状になっている。
複数の起毛28dの根本側を束ねた毛束28eにすることで、ブラシ部28c全体の剛性を高めて、起毛28dのベルト移動方向への反転反り(カウンター方向ではなく、トレーリング方向に反り返ってしまう)を抑えることができる。また、毛束28e内に捕捉した摩耗粉200を毛束28e内の根本側で保持して、毛束28eから定着ベルト21への摩耗粉200の再転移を抑えることもできる。
定着ベルト21の移動方向(図中x方向)で互いに隣り合う二つの毛束列28fは、それぞれの毛束28eの配列を次のような関係にするようになっている。即ち、一方の毛束列28fの中で互いに隣り合っている二つの毛束28eの束間に対し、他方の毛束列28fの毛束28eを対向させる関係である。かかる構成では、一方の毛束列28fにおける二つの毛束28eの束間をすり抜けた摩耗粉200を、他方の毛束列28fにおける毛束28eで捕捉することができる。
ブラシ部28cにおいては、前記二つの毛束28eの一方における一部の毛、及び、他方における一部の毛のそれぞれに対し、前記他方の毛束列28fの毛束28eにおける一部の毛を対向させている。これにより、定着ベルト21の幅方向(図中y方向)の全域に対して毛束28eを当接させて、全域において定着ベルト21に付着している摩耗粉200を毛束28eによって捕捉することができる。よって、ベルト幅方向における摩耗粉200の捕捉ムラを抑えることができる。
起毛28dとしては、導電性材料からなるものを用いている。これにより、ブラシ部28cの電荷をアースに逃がしてブラシ部28cの帯電を防止することで、トナーのブラシ部28cへの静電転移を防止することができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
[態様A]
態様Aは、無端状の定着ベルト(例えば定着ベルト21)と、これのループ外側で前記定着ベルトに当接して定着ニップを形成する外側部材(例えば加圧ローラ23)と、ループ内側における前記定着ニップの裏側領域で前記定着ベルトの内周面に摺擦する内側部材(例えば熱移動補助部材24)と、前記定着ベルトの内周面に当接するブラシ部材(例えばブラシ部材28)とを有し、前記定着ニップに挟み込んだ記録シート(例えば記録シートS)に対して画像を定着せしめる定着装置(例えば定着装置20)において、前記ブラシ部材の毛(例えば起毛28d)を前記内周面に対してカウンター方向で当接させたことを特徴とするものである。
かかる構成においては、次に説明する理由により、ブラシ部材による摩耗粉の除去不良に起因する画像品質の低下を抑えることができる。即ち、摩耗粉の除去不良が発生すると、除去し切れなかった摩耗粉がブラシ部材と定着ベルトの内周面との間をすり抜けた後、定着ベルトの無端移動に伴って、内側部材とベルト内周面との摺擦部に進入する。そして、内側部材やベルト内周面に擦り付けられることで、内側部材やベルト内周面にスジ状の傷を発生させる。この傷は、画像の光沢性や定着性にスジ状のムラを発生させ、画像品質を低下させてしまう。かかる画像品質の低下を抑えるために、ベルト内周面に当接させたブラシ部材によって摩耗粉を除去するのであるが、ブラシ部材の無数の毛をベルト内周面に当接させる態様によっては、摩耗粉の除去不良を引き起こすおそれがある。具体的には、ブラシ部材の毛の先端よりも根本側をベルト移動方向上流側に向けるトレーリング方向でブラシ部材の毛をベルト内周面に当接させたとする。この構成においては、ブラシ部材の毛を、その先端側よりも根本側をベルト移動方向の上流側に向ける形状で湾曲させる。この形状では、ベルト内周面に付着している摩耗粉を、定着ベルトの移動に伴って、まず始めに、ブラシ部材の毛の長手方向における全域のうち、先端よりも根本側にずれた領域であって、毛とベルト内周面との当接部の入口になっている領域に接触させる。かかる領域に接触した摩耗粉に対しては、定着ベルトの移動に伴って、毛とベルト内周面との当接部の中に潜り込ませようとする力を主に付与する。このような力が付与される摩耗粉は、毛とベルト内周面との当接部の中に容易に潜り込んだ後、当接部をすり抜けてしまい易くなる。このすり抜けが、摩耗粉の除去不良を引き起こす原因である。一方、態様Aにおいては、毛の根本側よりも先端側をベルト移動方向上流側に向けるカウンター方向でブラシ部材の毛をベルト内周面に当接させる。この構成においては、ブラシ部材の毛を、その根本側よりも先端側をベルト移動方向の上流側に向ける形状で湾曲させる。その毛の先端部は、その先端をベルト移動方向の上流側に向ける斜めの姿勢をとりながら、定着ベルトとともに自らに向けて移動してくる摩耗粉を、自らの先端に接触させてベルト内周面から良好に掻き上げる。掻き上げられた摩耗粉は、定着ベルトとともに移動してくる後続の摩耗粉に押されることで、毛の表面上を先端側から根本側に沿って移動する。このような掻き上げ及び移動により、摩耗粉がベルト内周面から良好に除去されて、ブラシ内に捕捉される。よって、ブラシ部材の毛をトレーリング方向でベルト内周面に当接させる構成に比べて、ブラシ部材による摩耗粉の除去不良を抑えて、除去不良に起因する画像品質の低下を抑えることができる。
[態様B]
態様Bは、態様Aにおいて、前記ブラシ部材のブラシ部(例えばブラシ部28c)にて、複数の毛を束ねた毛束(例えば毛束28e)を前記定着ベルトの無端移動方向(例えばx方向)と直交する方向(例えばy方向)に複数並べた毛束列(例えば毛束列28f)を、前記無端移動方向に複数並べたことを特徴とするものである。かかる構成では、複数の毛の根本側を束ねた毛束にすることで、ブラシ部全体の剛性を高めて、毛のベルト移動方向への反転反り(カウンター方向ではなく、トレーリング方向に反り返ってしまう)を抑えることができる。また、毛束内に捕捉した摩耗粉を毛束内の根本側で保持して、毛束から定着ベルトへの摩耗粉の再転移を抑えることもできる。
[態様C]
態様Cは、態様Bにおいて、前記毛束を根本側から毛先側に向けて広がる扇形状にしたことを特徴とするものである。かかる構成では、毛の突端のみならず、毛の先端部側面でも、定着ベルトに付着している摩耗粉をすくい上げて、摩耗粉の捕捉効率を高めることができる。
[態様D]
態様Eは、態様B又はCにおいて、前記毛束列の中で互いに隣り合っている二つの毛束の束間に対し、前記毛束列に隣り合っている別の毛束列の毛束を対向させたことを特徴とするものである。かかる構成では、一方の毛束列における二つの毛束の束間をすり抜けた摩耗粉を、他方の毛束列における毛束で捕捉することができる。
[態様E]
態様Eは、態様Dにおいて、前記二つの毛束の一方における一部の毛、及び、他方における一部の毛のそれぞれに対し、前記別の毛束列の毛束における一部の毛を対向させたことを特徴とするものである。かかる構成では、定着ベルトの幅方向の全域に対して毛束を当接させて、全域において定着ベルトに付着している摩耗粉を毛束によって捕捉することができる。よって、ベルト幅方向における摩耗粉の捕捉ムラを抑えることができる。
[態様F]
態様Fは、態様A〜Eの何れかにおいて、前記ブラシ部材の毛として、導電性材料からなるものを用いたことを特徴とするものである。かかる構成では、ブラシ部材のブラシ部の電荷をアースに逃がしてブラシ部の帯電を防止することで、トナーのブラシ部への静電転移を防止することができる。
[態様G]
態様Gは、記録シートにトナー像を形成するトナー像形成手段(例えば作像部、光書込装置6、転写ユニット10などからなるもの)と、前記記録シートにトナー像を定着せしめる定着装置とを備える画像形成装置(例えば画像形成装置100)において、前記定着装置として、態様A〜Fの何れかの定着装置を用いたことを特徴とするものである。
20:定着装置
21:定着ベルト
23:加圧ローラ(外側部材)
24:熱移動補助部材(内側部材)
25:ニップ形成部材
28:ブラシ部材
28a:ブラケット
28b:植毛基体
28c:ブラシ部
28d:起毛(毛)
28e:毛束
28f:毛束列
100:画像形成装置
200:摩耗粉
S:記録シート
特開2006−30746号公報

Claims (7)

  1. 無端状の定着ベルトと、これのループ外側で前記定着ベルトに当接して定着ニップを形成する外側部材と、ループ内側における前記定着ニップの裏側領域で前記定着ベルトの内周面に摺擦する内側部材と、前記定着ベルトの内周面に当接するブラシ部材とを有し、前記定着ニップに挟み込んだ記録シートに対して画像を定着せしめる定着装置において、
    前記ブラシ部材の毛を前記内周面に対してカウンター方向で当接させたことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1の定着装置において、
    前記ブラシ部材のブラシ部にて、複数の毛を束ねた毛束を前記定着ベルトの無端移動方向と直交する方向に複数並べた毛束列を、前記無端移動方向に複数並べたことを特徴とする定着装置。
  3. 請求項2の定着装置において、
    前記毛束を根本側から毛先側に向けて広がる扇形状にしたことを特徴とする定着装置。
  4. 請求項2又は3の定着装置において、
    前記毛束列の中で互いに隣り合っている二つの毛束の束間に対し、前記毛束列に隣り合っている別の毛束列の毛束を対向させたことを特徴とする定着装置。
  5. 請求項4の定着装置において、
    前記二つの毛束の一方における一部の毛、及び、他方における一部の毛のそれぞれに対し、前記別の毛束列の毛束における一部の毛を対向させたことを特徴とする定着装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の定着装置において、
    前記ブラシ部材の毛として、導電性材料からなるものを用いたことを特徴とする定着装置。
  7. 記録シートにトナー像を形成するトナー像形成手段と、前記記録シートにトナー像を定着せしめる定着装置とを備える画像形成装置において、
    前記定着装置として、請求項1乃至6の何れか一項に記載の定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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