JP2018193747A - 床施工方法及びスペーサー金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾性部材が許容値を超えて圧縮されることを抑制する。【解決手段】床施工方法40は、第1工程41〜第8工程48を備える。第1工程41は、梁11を固定する工程である。第2工程42は、梁11に弾性部材12を貼着する工程である。第3工程43は、梁11にスペーサー金具20を載置する工程である。第4工程44は、床パネル13を設置する工程である。第5工程45は、資材15を床パネル13Aに載置する工程である。第6工程46は、梁11に防火材17を貼着する工程である。第7工程47は、資材15を使用する工程である。第8工程48は、梁11と床パネル13との間からスペーサー金具20を引き抜く工程である。【選択図】図8

Description

本発明は、梁と床パネルとの間に弾性部材が配置される床の施工方法、及び当該施工方法に使用されるスペーサー金具に関する。
特許文献1は、床構造物を開示する。この床構造物は、床梁と、床梁の上面に載置された防振材と、防振材に載置された床パネルとを備える。防振材は、床パネルの振動を低減させ、また、床パネルの振動を低周波数化する。
特開2015−17491号公報
床パネルに加わる荷重によって圧縮された弾性部材(防振材)は、当該荷重が取り去られた後、元の形状に復元する。しかしながら、発明者らは、弾性部材の圧縮率が許容値を超え、かつ、長期間に亘って弾性部材が圧縮されると、弾性部材が元の形状に復元しなくなるという知見を得た。
また、建築物の施工において、室内の内装材は、外装が完成した後に室内に搬入することが困難なため、床が施工されると、施工された床に載置されることがある。内装材は、例えば1ヶ月の長期にわたって床に載置される場合もある。
内装材は、弾性部材を許容値を超えて圧縮させることがある。結果、内装材が使用された後、弾性部材が元の形状に復元しないという問題が生じる。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、床の施工において、弾性部材が許容値を超えて圧縮されることを抑制する手段を提供することにある。
(1) 本発明に係る床施工方法は、梁と、当該梁の上に位置し上下方向に弾性変形可能な弾性部材と、当該梁の上に位置するスペーサー金具と、当該弾性部材及び当該スペーサー金具の上に位置する床パネルとにより構成される床構造物を構築する第1工程と、上記床パネルに資材を載置する第2工程と、上記資材を使用した後、上記床パネルにより構築される階層の下方の天井が施工される前に、上記スペーサー金具を上記梁と上記床パネルとの間から引き抜く第3工程と、を含む。
第1工程において、梁の上に弾性部材及びスペーサー金具を載置し、弾性部材及びスペーサー金具の上に床パネルが載置される。或いは、梁の上に弾性部材を載置し、弾性部材の上に床パネルを載置し、その後、梁と床パネルとの間にスペーサー金具が差し込まれる。スペーサー金具が下に配置された床パネルの上に、資材が載置される。床パネルと梁との間に配置されたスペーサー金具は、資材の重量により弾性部材が圧縮されることを防止する。スペーサー金具は、資材が使用された後、すぐ下の階の天井が施工される前に、梁と床パネルとの間から引き抜かれる。スペーサー金具が引き抜かれると、床パネルは、弾性部材によって支持される。
(2) 好ましくは、上記第1工程において、上記弾性部材及び上記スペーサー金具を上記梁に載置した後に、当該弾性部材及び当該スペーサー金具の上方に上記床パネルを載置してもよい。
スペーサー金具は、予め資材が載置されると決められている床パネルの下に配置される。スペーサー金具を弾性部材と一緒に配置するから、梁と床パネルとの間にスペーサー金具を差し込む手間が省かれる。
(3) 好ましくは、上記第1工程において、上記床パネルを上記弾性部材の上方に載置した後に、当該梁と当該床パネルとの間に上記スペーサー金具を挿入してもよい。
例えば、床パネルを設置した後に、資材を追加して床に載置する必要が生じた場合に、追加する資材を置く床パネルの下にスペーサー金具が差し込まれる。したがって、急な予定変更にも対応することができる。
(4) 好ましくは、上記第1工程において、上記弾性部材の上に位置する複数の上記床パネルのうちの一部を上記スペーサー金具の上方に配置し、上記第2工程において、上記資材を、下方に上記スペーサー金具が位置する上記床パネルに載置してもよい。
資材が載置される床パネルの下にのみスペーサー金具を配置するから、複数の床パネルの全てに対してスペーサー金具を配置する場合に比べ、スペーサー金具を配置する手間、及びスペーサー金具を引き抜く手間が少なくなる。その結果、床構造物の施工の手間が低減する。また、スペーサー金具の使用量も少なくでき、部材コストを抑えることができる。
(5) 好ましくは、上記梁は、上記弾性部材が載置される上面であって、一定幅で一方向に延びる上面を有しており、上記第1工程において、上記梁の上面の上方に位置する一つの上記床パネルに対して少なくとも2つの上記弾性部材を上記一方向に離間して配置し、上記スペーサー金具を、上記一方向において当該弾性部材の間に配置してもよい。
梁の上面の面積は限られている。限られた上面の面積を有効に利用して、スペーサー金具を配置することができる。
(6) 好ましくは、上記第3工程において、上記梁を防火材で覆った後に、上記スペーサー金具を上記梁と上記床パネルとの間から引き抜いてもよい。
(7) 好ましくは、上記資材は、上記床パネルにより構築される階層に使用される内装材であってもよい。
内装材は、外装が完成した後に使用されるから、長期に亘って床パネルの上に載置される可能性が高い。スペーサー金具は、内装材が使用された後に梁と床パネルとの間から引き抜かれる。したがって、弾性部材が長期に亘って圧縮されることが防止される。
(8) 本発明に係るスペーサー金具は、平板と、上記平板の厚み方向のうちの少なくとも一方へ上記平板から突出する突出片と、備える。上記平板は、上記突出片が突出する一方を向く外面から当該一方へ突出し、上記突出片の外面と交差する第1方向へ延びるビードを有する。上記ビードは、上記第1方向と交差し、かつ上記平板の外面に沿った第2方向に離間された少なくとも一対である。
スペーサー金具は、突出片が金槌などで叩かれることにより、梁と床パネルとの間に差し込まれ、或いは引き抜かれる。スペーサー金具は、ビードを梁側として、また、ビードが延びる第1方向に沿って梁と床パネルとの間に差し込まれ、或いは引き抜かれる。
スペーサー金具は、ビードが延びる第1方向に沿って梁と床パネルとの間に差し込まれ、或いは引き抜かれるから、スペーサー金具を差し込む際、或いは引き抜く際にスペーサー金具が梁及び床パネルから受ける抵抗が低減する。その結果、スペーサー金具を梁と床パネルとの間に差し込む作業、及び引き抜く作業が容易になる。
また、ビードは、第2方向に離間された少なくとも一対であるから、スペーサー金具が傾いたり、がたついたりすることがなく、床パネルがスペーサー金具に安定して支持される。
また、ビードは、突出片が突出する一方を向く外面から当該一方へ突出し、また、スペーサー金具は、ビードを梁側として梁と床パネルとの間に差し込まれるから、ビードによって床パネルが傷つくことがない。
また、ビードが設けられることにより、平板の強度が高められるとともに、スペーサー金具の厚み(平板の厚みとビードの高さとの和)を厚くすることができる。すなわち、弾性部材の厚みよりも小さい厚みの金属板を材料としてスペーサー金具を製造することができる。
(9) 好ましくは、上記突出片から遠ざかる方向へ延びる上記ビードの端は、上記平板の端と離間していてもよい。
上記突出片から遠ざかる方向へ延びる上記ビードの端は、上記平板の端と離間するから、ビードの端が平板の端まで延びる場合と比べ、スペーサー金具を梁と床パネルとの間に差し込み易くなる。すなわち、床構造物の施工が容易になる。
(10) 好ましくは、上記平板の外面に、当該平板の挿入位置を現す表記が示されていてもよい。
表記は、例えば、刻印、けがき、シールなどである。平板の外面に表記がされることにより、スペーサー金具の挿入不足や、過挿入が防止される。
本発明に係る床施工方法によれば、弾性部材が許容値を超えて圧縮されることを抑制することができる。
図1は、実施形態に係る床構造物10の斜視図である。 図2は、実施形態に係る床構造物10の分解斜視図である。 図3は、資材15が載置された状態の床構造物10の斜視図である。 図4は、実施形態に係る床構造物10の平面図である。 図5は、図4におけるV断面図である。 図6は、図4におけるVI断面図である。 図7は、実施形態に係るスペーサー金具20の図であって、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は左側面図である。 図8は、実施形態に係る床施工方法40を説明する説明図である。 図9は、変形例1に係る床施工方法50を説明する説明図である。 図10は、変形例2に係るスペーサー金具60の図であって、(A)は正面図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は左側面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
本実施形態の床施工方法40(図8)によって施工される床構造物10が図1に示される。床構造物10は、複数の階層を有する鉄骨の住宅やマンションなどの床である。
床構造物10は、図2に示されるように、複数本の梁11と、梁11に載置された弾性部材12と、弾性部材12に載置された床パネル13とを備える。
梁11は、例えばH形鋼である。図示例では、8本のH形鋼の梁11が使用されている。梁11は、他の梁11と固定されている。各梁11は、一方向に延びる一定幅の上面11Aをそれぞれ有している。複数本の梁11は、上面11Aを面一として組まれている。上面11Aは、複数個の弾性部材12を載置される。
また、図5及び図6に示されるように、梁11は、防火材17を貼着されている。防火材17は、例えば、ロックウールである。防火材17は、例えば、溶接ピンによって梁11に貼着される。この防火材を使用するときは、耐火構造物とする。
弾性部材12は、接着剤や両面テープを用いて梁11の上面11Aに貼着されている。弾性部材12は、上下方向18を厚み方向とする板状であり、かつ、上面が長方形状である。弾性部材12は、少なくとも上下方向18において弾性変形可能な材質により製造されている。例えば、ポリウレタンなどが弾性部材12として用いられる。
弾性部材12は、載置される床パネル13の四隅となる位置にそれぞれ貼着されている。したがって、一の床パネル13が載置される4個の弾性部材12は、互いに離間する。離間する2個の弾性部材12の間に、スペーサー金具20が配置される。
スペーサー金具20は、後述されるように、床構造物10が施工される際に使用され、その後、取り外される。すなわち、スペーサー金具20は、床施工方法40の治具である。
スペーサー金具20は、図7に示されるように、平板21と、平板21から平板21の厚み方向33へ突出する突出片22とを備える。スペーサー金具20は、例えば、鋼板などの板材をプレス機によって長方形状にせん断加工し、その後、曲げ加工等を行うことにより製造される。
平板21は、厚み方向33において互いに対向する表面21A及び裏面21Bを有する。表面21A及び裏面21Bは、ともに長方形状である。以下では、長方形状の表面21Aの長手方向を第1方向31とし、短手方向を第2方向32として説明がされる。第1方向31と第2方向32と平板21の厚み方向33とは互いに直交する。
第1方向31における平板21の半部(図7(C)において点線でハッチングされた部分)は、後述されるように、梁11と床パネル13との間に配置或いは挿入される部分である。以下では、当該半部を挿入部21Cとして説明がされる。
挿入部21Cは、一対のビード23によって補強されている。ビード23は、表面21Aから凹み、裏面21Bから膨出している。ビード23は、例えば、プレス加工によって形成される。
一対のビード23は、第1方向31に沿ってそれぞれ設けられている。第1方向31におけるビード23の一端(図7(C)における右端)は、第1方向31における平板21のほぼ中央に位置する。第1方向31におけるビード23の他端(図7(C)における左端)は、平板21の端(図7(C)における左端)の近傍まで延びている。ビード23の当該他端が平板21の端まで延ばされないのは、挿入部21Cを梁11と床パネル13との間に差し込む際の作業性を良くするためである。具体的に説明すると、ビード23が平板21の端まで形成されると、平板21を梁11と床パネル13との間に差し込む際、ビード23によって、平板21を差し込み難くなる。上述のように、ビード23の端(左端)が平板21の端(左端)まで延ばされないことにより、スペーサー金具20を梁11と床パネル13との間に差し込む際の作業性が良くなる。
第1方向31におけるビード23の両端は、平面視において半円形状とされる。半円形状とされることにより、ビード23の加工が容易になり、かつ、挿入部21Cを梁11と床パネル13との間に挿入する際にスペーサー金具20が受ける抵抗が低減する。すなわち、スペーサー金具20を梁11と床パネル13との間に挿入する際の作業性が良くなる。
一対のビード23は、第2方向32に離間して設けられている。したがって、スペーサー金具20は、傾いたりがたつくことなく安定して床パネル13を支持することができる。
平板21の厚み寸法、及び平板21の裏面21Bからのビード23の膨出寸法は、上下方向18における弾性部材12の寸法である厚み寸法に応じた寸法とされている。具体的に説明すると、弾性部材12は、長期間に亘って許容値を超えて圧縮されると復元力が低下する。当該許容値は、例えば、弾性部材12の厚み寸法の10%である。すなわち、弾性部材12は、長期間に亘って90%以下に圧縮されると、復元力を失うことがある。したがって、スペーサー金具20は、平板21の厚み寸法と、平板21の裏面21Bからのビード23の膨出寸法との和が、弾性部材12の厚み寸法の90%以上となるように設定されている。例えば、弾性部材12の厚み寸法が6mmである場合、スペーサー金具20は、平板21の厚み寸法と平板21の裏面21Bからのビード23の膨出寸法との和が5.5mmとなるように製造される。例えば、スペーサー金具20は、厚みが4.5mmの鋼板を用いて製造され、かつ、ビード23の膨出寸法が1mmとされる。一般流通される鋼板の板厚は規格により決まっているが、弾性部材12の厚み寸法に合わせてビード23の膨出寸法を変更すればよいから、弾性部材12の厚み寸法に合わせて特殊な板厚の鋼板を用いる必要がない。すなわち、ビード23が設けられることにより、スペーサー金具20の歩留まりが良くなる。
また、平板21の厚み寸法と平板21の裏面21Bからのビード23の膨出寸法との和は、弾性部材12の厚み寸法よりも小さくされている。当該和が弾性部材12の厚み寸法よりも小さくされることにより、スペーサー金具20を梁11と床パネル13との間に挿入し易くなり、また、スペーサー金具20を梁11と床パネル13との間から引き抜き易くなる。
平板21には、シール25が貼り付けられている。シール25は、挿入部21Cに近接させて平板21の平板21の表裏両面21A、21Bに貼り付けられる。シール25には、例えば、「←ココマデ」が表記されている。シール25は、本発明の表記に相当する。
シール25は、挿入位置(すなわち、挿入部21C)を作業者に認識させる。すなわち、作業者は、シール25で示される挿入位置までスペーサー金具20を梁11と床パネル13との間に挿入する。或いは、作業者は、シール25を目安として、梁11の上にスペーサー金具20を配置する。なお、作業者は、スペーサー金具20を梁11と床パネル13との間に挿入する際は、平板21の裏面21Bに貼り付けられたシール25を視認し、梁11の上にスペーサー金具20を配置する際は、平板21の表面21Aに貼り付けられたシール25を視認する。
突出片22は、第1方向31における平板21の端(図7(B)における右端)から厚み方向に沿って突出する。具体的には、突出片22は、ビード23が膨出する向きと同じ向き(図7(A)における下向き)に平板21から突出する。後述されるように、スペーサー金具20は、突出片22を下側として梁11と床パネル13との間に挿入され、また、引き抜かれる。したがって、突出片22と同じ向きに膨出するビード23は、床パネル13ではなく、梁11と接触する。上述のように、梁11は、H形鋼であり、後述される床パネル13はコンクリートスラブなどである。したがって、スペーサー金具20を梁11と床パネル13との間に挿入する際、或いは引き抜く際に、ビード23によって床パネル13が破損することがない。
突出片22は、平板21が梁11と床パネル13との間に挿入される際や引き抜かれる際に金槌などによって叩かれる部分である。したがって、平板21からの突出片22の突出寸法は、金槌などによって叩き得る長さにされる。具体的には、上記突出寸法は、7cm程度に設定される。
突出片22は、金槌などによって叩かれるため、リブ24によって補強されている。リブ24は、平板21と突出片22とのエッジ部に設けられている。リブ24は、例えば、エッジ部をプレス加工することにより設けられる。
突出片22は、図6に示されるように、防火材17を梁11に貼着する際に支障とならないように、挿入部21Cから離間されて設けられている。例えば、突出片22は、約12cm程度、挿入部21Cから離間される。
床パネル13は、上下方向18を厚み方向とする板状であって、かつ、上面が長方形状である。床パネル13は、コンクリートスラブや、ALCや、床スラブや、砂状の無機物が充填された中空部を有するセメント板などである。図示例では、11枚の床パネル13が床構造物10に用いられている。各床パネル13の厚みは同一である。各床パネル13のサイズ(上面の面積)は、構築される床構造物10の仕様に合わせられる。図示例では、4種類のサイズの床パネル13が用いられている。
一部の床パネル13は、図3に示される資材15を載置される。各図では、資材15が載置される床パネル13は、特に床パネル13Aとされている。図示例では、11枚の床パネル13のうち、4枚の床パネル13Aに資材15が載置されている。
資材15は、図5に示されるように、床パネル13の上面に載置された隣木16に載置される。資材15は、床構造物10と同一階の天井(不図示)の施工に用いられる床下地材などの内装材である。
[床施工方法40]
以下、上述の梁11、弾性部材12、床パネル13、及びスペーサー金具20を用いた床構造物10の施工方法である床施工方法40が説明される。
床施工方法40は、図8に示されるように、第1工程41から第8工程48を備える。すなわち、第1工程41から第8工程48により、床構造物10が施工される。
第1工程41は、複数の梁11を固定する工程である。作業者は、例えば、クレーン装置に吊るされた梁11を不図示の柱に固定する。また、作業者は、柱に固定した梁11同士を固定する。作業者は、梁11の上面11A同士が面一となるように、梁11を配置して固定していく。
第2工程42は、梁11の上面11Aに複数の弾性部材12を貼着する工程である。作業者は、図2及び図4に示されるように、梁11の上面11Aであって、床パネル13の四隅となる位置に両面テープなどを貼り付け、当該両面テープに弾性部材12を貼着する場合もある。作業者は、弾性部材12に両面テープを貼り付け、その後、弾性部材12を上面11Aに貼着する。或いは、作業者は、接着剤を用いて弾性部材12を上面11Aに貼着する場合もある。
第3工程43は、梁11の上面11Aにスペーサー金具20を配置する工程である。作業者は、梁11の上面11Aであって、図3に示される資材15が載置される床パネル13Aに対応してスペーサー金具20を配置する。具体的には、作業者は、図2及び図4に示されるように、資材15が載置される床パネル13Aの四隅を支持する複数個の弾性部材12の間にスペーサー金具20を配置する。
作業者は、図6に示されるように、突出片22を下側にして梁11の上面11Aにスペーサー金具20を配置する。また、作業者は、シール25(図7)の端を梁11の上面11Aの縁11Bに一致させて、スペーサー金具20を梁11の上面11Aに貼着する。
第4工程44は、弾性部材12及びスペーサー金具20に床パネル13を載置する工程である。作業者は、弾性部材12及びスペーサー金具20に床パネル13を載置する。例えば、作業者は、床パネル13をクレーン装置を用いて吊るし、弾性部材12の上に載置する。
第5工程45は、資材15を床構造物10に運び込むとともに床パネル13Aに隣木16を置き、資材15を隣木16に載置する工程である。作業者は、まず、直下にスペーサー金具20が配置された床パネル13Aに隣木16を載置する。次に、作業者は、資材15である床下地材をクレーン装置などを用いて床構造物10上に運び込み、隣木16に載置する。
第6工程46は、梁11に防火材17を貼着する工程である。例えば、作業者は、梁11の側面にロックウールなどの防火材17を巻いた後、防火材17に溶接ピンを突き刺す。その後、当該溶接ピンの先端を梁11の側面に溶接する。このようにして、作業者は、防火材17を梁11の側面に貼着する。
第7工程47は、資材15を用いて床構造物10と同一階の内装を施工する工程である。作業者は、資材15を使って、床構造物10と同一階の内装を施工する。具体的には、作業者は、資材15である床下地材の荷解きを行い、床下地材を設置していく。
第8工程48は、床構造物10の下側からスペーサー金具20を引き抜く工程である。作業者は、金槌などを用いて突出片22を叩くことにより、梁11と床パネル13Aとの間からスペーサー金具20を引き抜く。引き抜かれたスペーサー金具20は、再利用され、或いは使い捨てられる。
第1工程41〜第4工程44は、本発明の第1工程に相当する。また、第5工程45は、本発明の第2工程に相当する。また、第6工程46〜第8工程48は、本発明の第3工程に相当する。
[効果]
本実施形態の床施工方法40では、資材15が載置される床パネル13Aを支持する各弾性部材12の間にスペーサー金具20を配置するから、資材15の重量によって弾性部材12が許容値を超えて圧縮されることがない。また、資材15が使用された後にスペーサー金具20を引き抜くから、スペーサー金具20によって、床構造物10の防振性能が損なわれることもない。
また、梁11にスペーサー金具20を載置した後に床パネル13を設置するから、梁11と床パネル13との間にスペーサー金具20を金槌などで叩いて挿入する手間が省かれる。その結果、施工性が良くなる。
また、資材15が載置される床パネル13Aに対してのみスペーサー金具20を配置するから、全ての床パネル13Aに対してスペーサー金具20を配置する場合に比べ、スペーサー金具20の数量が少なくなり、また、作業者の作業量が少なくなる。その結果、施工性が良くなる。
また、資材15が載置される床パネル13Aの四隅を支持する各弾性部材12の間にスペーサー金具20を配置するから、資材15の重量をスペーサー金具20で確実に受けることができる。その結果、弾性部材12の復元力が失われるおそれをさらに低減できる。
本実施形態では、スペーサー金具20が突出片22を備えるから、突出片22を金槌などで叩いてスペーサー金具20を梁11と床パネル13との間から引き抜くことができる。
また、スペーサー金具20は、引き抜く方向である第1方向31に延びるビード23を備えるから、スペーサー金具20と梁11との接触面積が小さくなり、スペーサー金具20を梁11と床パネル13との間から容易に引き抜くことができる。
また、ビード23は、梁11側となる裏面21Bから膨出するから、ビード23によって床パネル13が傷つくおそれがない。
また、ビード23は、第2方向32に離間して一対が設けられているから、傾いたり、がたつくことなく安定して床パネル13が支持される。
また、ビード23の膨出寸法によって挿入部21Cの厚みを調整できるから、スペーサー金具20の歩留まりが良くなる。
また、スペーサー金具20は、表記としてシール25が貼着されているから、スペーサー金具20の配置位置や挿入位置を作業者に容易に認識させることができる。その結果、作業の確実性が向上する。
また、スペーサー金具20の突出片22は、挿入部21Cから離間されて設けられているから、梁11に防火材17を貼着する際に、突出片22が支障となることがない。すなわち、防火材17を梁11に貼着する際の作業性が確保されている。
[変形例1]
上述の実施形態の床施工方法40では、スペーサー金具20を梁11に載置した後で床パネル13を設置する例が説明された。本変形例では、床パネル13を設置した後にスペーサー金具20が梁11と床パネル13との間に挿入される例が説明される。なお、上述の実施形態と同じ構成、工程には、同一の符号が付されて説明が省略される。
本変形例の床施工方法50は、図9に示されるように、第3工程43及び第4工程44の代わりに第3工程53及び第4工程54を備える。
第3工程53は、弾性部材12に床パネル13を載置する工程である。すなわち、本変形例では、床パネル13は、まず、弾性部材12に載置される。作業者は、弾性部材12を梁11に貼着した後、クレーン装置などを用いて床パネル13を弾性部材12に載置する。
第4工程54は、梁11と床パネル13との間にスペーサー金具20を挿入する工程である。作業者は、まず、挿入部21Cの先端を梁11と床パネル13との間に差し込む。なお、梁11と床パネル13と間は、弾性部材12の厚みに応じた隙間がある。その後、作業者は、金槌などにより突出片22を叩き、梁11と床パネル13との間にスペーサー金具20を挿入する。挿入する際、作業者は、シール25によって挿入部21Cの挿入位置を確認する。
[効果]
本変形例の床施工方法50は、例えば、資材15を追加して床パネル13に載置する際などに行われる。すなわち、床パネル13を設置した後に、資材15の急な追加が生じても、スペーサー金具20を梁11と床パネル13との間に挿入して、弾性部材12が許容値を超えて圧縮されることを防止することができる。
スペーサー金具20は、第1方向31におけるビード23の一端が挿入部21Cの先端から離間されているから、挿入部21Cを梁11と床パネル13との間に差し込む際に、ビード23が支障となることがない。その結果、床構造物10の施工性が良くなる。
また、第1方向31におけるビード23の両端が半円形状に加工されているから、ビード23の形成が容易であり、かつ、スペーサー金具20を梁11と床パネル13との間に挿入する際に、スペーサー金具20が受ける抵抗が低減する。その結果、スペーサー金具20を梁11と床パネル13との間に挿入する作業が容易になる。
[変形例2]
本変形例では、図10に示されるスペーサー金具60が説明される。なお、上述の実施形態と同じ構成には、同一の符号が付されて説明が省略される。
スペーサー金具60は、平板21と突出片22とを備える。また、スペーサー金具60は、ビード23の代わりに補強板26を備え、リブ24の代わりに側板27を備える。
補強板26は、平板21の先端部(図10(C)における左端部)であって、裏面21Bに、スポット溶接などによって固着されている。補強板26のエッジは、例えばグラインダなどによって研磨される。
平板21の厚み及び補強板26の厚みは、弾性部材12の厚みに対応している。具体的に説明すると、例えば、弾性部材12の厚みが6mmである場合、平板21の厚みは3.2mmとされ、補強板26の厚みは2.3mmとされる。すなわち、平板21の厚み寸法と補強板26の厚み寸法との和は、上述の実施形態と同様に5.5mmとされる。
側板27は、例えば溶接によって平板21及び突出片22と結合される。側板27は、側面視において三角形状である。側板27は、上述の実施形態のリブ24と同様に、突出片22の強度を高める。すなわち、突出片22が金槌などで叩かれても、側板27によって、突出片22の変形が防止される。
[効果]
本変形例では、補強板26が平板21に固着されているから、ビード23よりも平板21の強度が高められる。また、補強板26の厚み寸法を大きくすることにより、平板21の厚み寸法を小さくすることができる。したがって、厚みの薄い鋼板を用いて平板21及び突出片22を製造することができる。その結果、スペーサー金具60の歩留まりが良くなる。
[その他の変形例]
上述の実施形態では、梁11が組まれた後で弾性部材12が梁11に貼着される例が説明された。しかしながら、梁11を製造する工場や倉庫など建築現場以外の場所において梁11に弾性部材12が予め貼着されていてもよい。その場合、床施工方法40、50において、第2工程42が省かれる。同様に、梁11を製造する工場や倉庫など建築現場以外の場所において梁11にスペーサー金具20が予め貼着されいてもよい。その場合、床施工方法40において、第3工程43が省かれる。
上述の実施形態では、表記の一例としてシール25が説明された。しかしながら、シール25の代わりに、平板21の裏面21Bや表面21Aに挿入位置を示す刻印が施されたり、けがき線が付されたりしてもよい。すなわち、刻印やけがき線は、表記の他の例である。
上述の実施形態では、シール25が平板21の表裏両面21A、21Bに貼り付けられた例が説明された。しかしながら、床パネル13が設置される前に全てのスペーサー金具20を梁11に載置する場合は、シール25は、平板21の表面21Aのみに貼り付けられていてもよい。また、床パネル13を設置した後に全てのスペーサー金具20が床パネル13と梁11との間に挿入される場合は、シール25は、平板21の裏面21Bのみに貼り付けられていてもよい。
上述の実施形態では、2個の弾性部材12の間に1個のスペーサー金具20を配置する例が説明された。しかしながら、2個の弾性部材12の間に複数個のスペーサー金具20が配置されてもよい。
10・・・床構造物
11・・・梁
12・・・弾性部材
13・・・床パネル
15・・・資材
16・・・隣木
17・・・防火材
20・・・スペーサー金具
21・・・平板
22・・・突出片
23・・・ビード
25・・・シール(表記)
31・・・第1方向
32・・・第2方向
33・・・厚み方向
40、50・・・床施工方法

Claims (10)

  1. 梁と、当該梁の上に位置し上下方向に弾性変形可能な弾性部材と、当該梁の上に位置するスペーサー金具と、当該弾性部材及び当該スペーサー金具の上に位置する床パネルとにより構成される床構造物を構築する第1工程と、
    上記床パネルに資材を載置する第2工程と、
    上記資材を使用した後、上記床パネルにより構築される階層の下方の天井が施工される前に、上記スペーサー金具を上記梁と上記床パネルとの間から引き抜く第3工程と、を含む床施工方法。
  2. 上記第1工程において、上記弾性部材及び上記スペーサー金具を上記梁に載置した後に、当該弾性部材及び当該スペーサー金具の上方に上記床パネルを載置する請求項1に記載の床施工方法。
  3. 上記第1工程において、上記床パネルを上記弾性部材の上方に載置した後に、当該梁と当該床パネルとの間に上記スペーサー金具を挿入する請求項1に記載の床施工方法。
  4. 上記第1工程において、上記弾性部材の上に位置する複数の上記床パネルのうちの一部を上記スペーサー金具の上方に配置し、
    上記第2工程において、上記資材を、下方に上記スペーサー金具が位置する上記床パネルに載置する請求項1から3のいずれかに記載の床施工方法。
  5. 上記梁は、上記弾性部材が載置される上面であって、一定幅で一方向に延びる上面を有しており、
    上記第1工程において、上記梁の上面の上方に位置する一つの上記床パネルに対して少なくとも2つの上記弾性部材を上記一方向に離間して配置し、上記スペーサー金具を、上記一方向において当該弾性部材の間に配置する請求項1から4のいずれかに記載の床施工方法。
  6. 上記第3工程において、上記梁を防火材で覆った後に、上記スペーサー金具を上記梁と上記床パネルとの間から引き抜く請求項1から5のいずれかに記載の床施工方法。
  7. 上記資材は、上記床パネルにより構築される階層に使用される内装材である請求項1から6のいずれかに記載の床施工方法。
  8. 平板と、
    上記平板の厚み方向のうちの少なくとも一方へ上記平板から突出する突出片と、備えるスペーサー金具であって、
    上記平板は、上記突出片が突出する一方を向く外面から当該一方へ突出し、上記突出片の外面と交差する第1方向へ延びるビードを有しており、
    上記ビードは、上記第1方向と交差し、かつ上記平板の外面に沿った第2方向に離間された少なくとも一対であるスペーサー金具。
  9. 上記突出片から遠ざかる方向へ延びる上記ビードの端は、上記平板の端と離間している請求項8に記載のスペーサー金具。
  10. 上記平板の外面に、当該平板の挿入位置を現す表記が示されている請求項8又は9に記載のスペーサー金具。
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