JP2018192628A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】品質に優れた印刷を行うことができるインクジェットプリンタを提供する。【解決手段】プリンタ10は、プライマーを吐出する第1ノズルと、インクを吐出する第2ノズルと、第1ノズルおよび第2ノズルが形成された第1ノズル面とを有する第1インクヘッド40Aと、インクヘッド40Aおよび第1吸引ポンプ93Aを制御する制御装置50と、を備え、制御装置50は、受信部52が印刷指示信号を受信したときに、ノズル面と第1キャップとの間に形成された密閉空間内の流体を第1吸引ポンプ93Aによって吸引するクリーニング動作を実行するクリーニング部54と、クリーニング部54によってクリーニング動作が実行された後に、インクヘッド40Aを制御して記録媒体上に画像を印刷する印刷部56と、を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、光硬化性インクを使用したインクジェットプリンタ(以下、単に「光硬化型のプリンタ」ということがある。)が知られている。光硬化型のプリンタは、インクヘッドから光硬化性のインクを吐出し、吐出したインクに光を照射する。これにより、記録媒体上で素早くインクが硬化されてインク層が形成され、所望の画像を印刷することができる。
光硬化型のプリンタでは、例えば、樹脂材料や金属材料等の非インク吸収性の記録媒体に印刷を行うことがある。しかし、光硬化性のインクはこのような記録媒体に対する定着性が低いため、高品質の印刷を実現することが困難であった。かかる問題に対処すべく、特許文献1には、非インク吸収性の記録媒体の表面に粘着性を有するプライマーを吐出してプライマー層を形成し、プライマー層の上に光硬化性のインクを吐出することによって印刷を行うインクジェット記録装置が開示されている。プライマー層を形成することによって、記録媒体に対する光硬化性のインクの定着性が向上する。よって、光硬化性のインクとの定着性が低い記録媒体であっても、質の高い印刷を適切に行い得る。
特許5817059号公報
ところで、プライマーをインクヘッドのノズルから吐出させるとき、1つのインクヘッドにプライマーを吐出するノズルと、プライマー以外のインク(例えば画像形成用インク)を吐出するノズルとが形成されている態様が知られている。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、プライマーを吐出するノズルと、プライマー以外のインクを吐出するノズルとを有するインクヘッドを用いて品質に優れた印刷を行うことができるインクジェットプリンタを提供することである。
本願発明者は、1つのインクヘッドにおいて、プライマーを吐出するノズルと、プライマー以外のインクを吐出する他のノズルとが形成されている場合に、印刷終了後から所定の時間が経過すると他のノズルに目詰まりが発生してしまい、他のノズルに吐出不良が発生することに気が付いた。また、他のノズルに吐出不良が一度発生してしまうと、他のノズルから所定量のインクを定期的に吐出するフラッシング処理では吐出不良が改善しないことにも気が付いた。本願発明者は、鋭意検討した結果、印刷開始前に他のノズルが形成されたノズル面をキャップで覆うことで形成された密閉空間内の流体を吸引するクリーニング動作を実行することで、他のノズルの目詰まりが解消され、所望の画像を高品質で印刷できることを見出した。
本発明に係るインクジェットプリンタは、記録媒体に光硬化性を有するプライマーを吐出する第1ノズルと、前記記録媒体に光硬化性を有すると共に前記プライマーよりも粘着性の低いインクを吐出する第2ノズルと、前記第1ノズルおよび前記第2ノズルが形成された第1ノズル面とを有する第1インクヘッドと、前記第1ノズル面を覆うように前記第1インクヘッドに着脱可能に形成され、前記第1インクヘッドに取り付けられたときに前記第1ノズル面との間に第1密閉空間が形成される第1キャップと、前記第1密閉空間内の流体を吸引する第1吸引装置と、前記第1キャップを、前記第1キャップが前記第1ノズル面を覆うキャップ位置と、前記第1キャップが前記第1ノズル面から離隔した離隔位置との間で移動させる移動機構と、前記第1インクヘッドおよび前記第1吸引装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、印刷指示信号を受信する受信部と、前記受信部が前記印刷指示信号を受信したときに、前記第1密閉空間内の流体を前記第1吸引装置によって吸引するクリーニング動作を実行するクリーニング部と、前記クリーニング部によって前記クリーニング動作が実行された後に、前記第1インクヘッドを制御して前記記録媒体上に画像を印刷する印刷部と、を備えている。
本発明のインクジェットプリンタによると、第1インクヘッドは、プライマーを吐出する第1ノズルと、インクを吐出する第2ノズルとを備えているため、印刷終了後から所定の時間が経過したときに第2ノズルに目詰まりが発生する虞がある。このため、印刷指示を受信した後に、第2ノズルからインクを吐出すると吐出不良によって印刷された画像の品質が低下してしまう虞がある。しかしながら、本発明のインクジェットプリンタでは、受信部が印刷指示を受信して第1ノズルおよび第2ノズルからプライマーおよびインクをそれぞれ吐出する前に、クリーニング部が第1キャップと第1ノズル面との間に形成された第1密閉空間内の流体を第1吸引装置によって吸引するように制御する。これにより、第2ノズル内のインクも吸引され、第2ノズルの目詰まりが解消する。このように、第1インクヘッドを制御して第1ノズルおよび第2ノズルからプライマーおよびインクをそれぞれ吐出する前に、第2ノズルの目詰まりを解消するクリーニング動作が実行されるため、所望の画像を高品質で印刷することができる。
本発明によれば、プライマーを吐出するノズルと、プライマー以外のインクを吐出するノズルとを有するインクヘッドを用いて品質に優れた印刷を行うことができるインクジェットプリンタを提供することができる。
一実施形態に係るプリンタの正面図である。 一実施形態に係るキャリッジの記録媒体と対向する側の面の構成を示す模式図である。 一実施形態に係るキャッピング装置の周辺の構成を示す正面図である。 一実施形態に係るプリンタのブロック図である。 プリンタが記録媒体に印刷を行う手順を示したフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタ(以下、「プリンタ」という。)について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら本発明を特に限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ10の正面図である。以下の説明では、プリンタを正面から見たときに、プリンタ10から遠ざかる方を前方、プリンタ10に近づく方を後方とする。左、右、上、下とは、プリンタ10を正面から見たときの左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味するものとする。また、図面中の符号Yは主走査方向を示している。ここでは、主走査方向Yは左右方向である。符号Xは副走査方向を示している。ここでは、副走査方向Xは前後方向であり、平面視において主走査方向Yと直交している。ただし、上記方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではなく、本発明を何ら限定するものでもない。
プリンタ10は、インクジェット式のプリンタである。プリンタ10は、家庭用のプリンタと比較すると主走査方向Yに長い、いわゆる大型のプリンタである。例えば、プリンタ10は業務用のプリンタである。本実施形態では、プリンタ10は、ロール状の記録媒体5を順次前方に移動させると共に、主走査方向Yに移動するキャリッジ30に搭載されたインクヘッド40A、40B、40C(図2参照)からプライマーおよび画像形成用インク(例えばプロセスカラーインクやホワイトインク等)が吐出することによって、記録媒体5上に画像を印刷する。
記録媒体5を形成する材料は特に限定されない。記録媒体5は、光硬化性の画像形成用インクや光硬化性のプライマーに対して浸透性を示す浸透性のシートやフィルムであってもよいし、光硬化性の画像形成用インクや光硬化性のプライマーに対して浸透性を示さない非浸透性のシートやフィルムであってもよい、また、記録媒体5は、例えば、光硬化性の画像形成用インクやプライマーに対して浸透性を示す基材の表面に樹脂等を塗布したコーティングシートやコーティングフィルム等であってもよい。
浸透性のシートやフィルムとしては、例えば、普通紙やインクジェット用印刷紙等の紙類等が挙げられる。また、非浸透性のシートやフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン樹脂等のポリエーテル系樹脂、ポリカーボネート(PC)系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素系樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)等のアクリル系樹脂等の樹脂製、ステンレス、アルミニウム、鉄、銅等の金属製、ガラス製、ゴム製、および、これらの材質を複数組み合わせて複合化した複合シートやフィルム等が挙げられる。また、コーティングシートやコーティングフィルムとしては、例えば、塗工紙、アート紙、コート紙、キャスト紙、マット紙、グロス紙等が挙げられる。
図1に示すように、プリンタ10は、プリンタ本体10aと、脚11と、操作パネル12と、プラテン16と、制御装置50とを備えている。プリンタ本体10aは、主走査方向Yに延びたケーシングを有する。脚11は、プリンタ本体10aを支持するものであり、プリンタ本体10aの下面に設けられている。操作パネル12は、例えばプリンタ本体10aの右側の前面に設けられている。ただし、操作パネル12の位置は特に限定されない。操作パネル12は、例えば、ユーザが印刷に関する操作を行うものである。図示は省略するが、操作パネル12には、例えば、解像度、インクの濃さなどの印刷に関する情報や、印刷中のプリンタ10のステータスなどが表示される表示部、および、印刷に関する情報を入力するための入力部などが備えられている。
プラテン16は、記録媒体5への印刷の際、記録媒体5を支持するものである。プラテン16には、記録媒体5が載置される。記録媒体5への印刷は、プラテン16上で行われる。プラテン16は主走査方向Yに延びている。
図1に示すように、プリンタ10は、キャリッジ30と、ヘッド移動機構31とを備えている。ヘッド移動機構31は、プラテン16に載置された記録媒体5に対してキャリッジ30を相対的に主走査方向Yに移動させる機構である。ヘッド移動機構31は、キャリッジ30を主走査方向Yに移動させる。なお、ヘッド移動機構31の構成は特に限定されない。ヘッド移動機構31は、ガイドレール20と、プーリ21と、プーリ22と、無端状のベルト23と、キャリッジモータ24とを備えている。ガイドレール20は、キャリッジ30の主走査方向Yへの移動をガイドするものである。ガイドレール20は、プラテン16の上方に配置されている。ガイドレール20は主走査方向Yに延びている。プーリ21は、ガイドレール20の左端部分に設けられている。プーリ22は、ガイドレール20の右端部分に設けられている。ベルト23は、プーリ21とプーリ22とに巻き掛けられている。右側のプーリ22には、キャリッジモータ24が接続されている。ただし、キャリッジモータ24は、左側のプーリ21に接続されていてもよい。ここでは、キャリッジモータ24が駆動して、プーリ22が回転することで、プーリ21とプーリ22との間においてベルト23が走行する。
キャリッジ30は、ベルト23に取り付けられている。キャリッジ30は、ガイドレール20に係合しており、ガイドレール20に摺動自在に設けられている。キャリッジ30には、インクヘッド40A、40B、40C(図2参照)が搭載されている。キャリッジモータ24の駆動によってベルト23が走行して、キャリッジ30が主走査方向Yに移動することに伴い、キャリッジ30に搭載されたインクヘッド40A、40B、40Cは主走査方向Yに移動する。
プリンタ10は、媒体搬送機構32を備えている。媒体搬送機構32は、プラテン16に載置された記録媒体5をキャリッジ30に対して相対的に副走査方向Xに移動させるものである。ここでは、媒体搬送機構32は、プラテン16に載置された記録媒体5を副走査方向X(図2参照)に移動させる。なお、媒体搬送機構32の構成は特に限定されない。媒体搬送機構32は、グリットローラ25と、ピンチローラ26と、フィードモータ27(図4参照)とを備えている。グリットローラ25は、プラテン16に設けられている。ここでは、グリットローラ25の一部はプラテン16に埋設されている。ピンチローラ26は、記録媒体5を上から押え付けるものである。ピンチローラ26は、グリットローラ25と上下方向で対向するように、グリットローラ25の上方に配置されている。ピンチローラ26は、記録媒体5の厚みに応じて、上下方向に移動可能に構成されていてもよい。なお、グリットローラ25およびピンチローラ26のそれぞれの配置位置および数は特に限定されない。本実施形態では、グリットローラ25およびピンチローラ26は、プラテン16の左端部および右端部にそれぞれ配置されている。図4に示すように、フィードモータ27は、グリットローラ25に接続されている。グリットローラ25とピンチローラ26との間に記録媒体5が挟まれた状態で、フィードモータ27が駆動してグリットローラ25が回転すると、記録媒体5は副走査方向Xに搬送される。
図2に示すように、インクヘッド40A、40B、40Cは、前後方向の長さが左右方向の長さよりも長い形状に形成されている。インクヘッド40A、40B、40Cは、同じ形状かつ同じ大きさに形成されている。インクヘッド40A、40B、40Cは、副走査方向Xに並ぶ複数の第1ノズル41と、副走査方向Xに並ぶ複数の第2ノズル42と、第1ノズル41および第2ノズル42が形成されたノズル面43を備えている。第1ノズル41内および第2ノズル42内は、負圧(大気圧より低い圧力)に設定されている。なお、第1ノズル41および第2ノズル42は微小であるため、図2では複数の第1ノズル41および複数の第2ノズル42を直線で表している。本実施形態では、例えば、インクヘッド40Aの第1ノズル41は、プライマーを吐出する。インクヘッド40Aの第2ノズル42は、ホワイトインクを吐出する。インクヘッド40Bの第1ノズル41は、シアンインクを吐出する。インクヘッド40Bの第2ノズル42は、マゼンタインクを吐出する。インクヘッド40Cの第1ノズル41は、イエローインクを吐出する。インクヘッド40Cの第2ノズル42は、ブラックインクを吐出する。各第1ノズル41および第2ノズル42から吐出されるインクは上記のものに限定されない。本実施形態では、インクヘッド40A、40B、40Cは、第1ノズル41および第2ノズル42の2種類のノズルを備えているが、3種類以上のノズルを備えていてもよい。
プライマーは、記録媒体5と画像形成用インク(例えば、プロセスカラーインクやホワイトインク)との定着性を高めるために用いられる。プライマーは光硬化性を有する。プライマーは粘着性を有する。プライマーの粘着性は、画像形成用インクの粘着性よりも高い。即ち、プライマーの粘着力は、画像形成用インクの粘着力より大きい。ここで、プライマーおよび画像形成用インクの粘着性の大小比較は、JIS Z 0237に規定されている「傾斜式ボールタック」の手法に準じて行う。即ち、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルムに対して10mm四方(1cm)当たり50μlのプライマーまたは画像形成用インクを吐出したもの(厚さ約0.5mm)を試験片として用い、プライマーおよび画像形成用インクが光硬化しないように遮光環境下にて「傾斜式ボールタック」の手順に準じて両者の粘着性の大小比較を行う。プライマーは、光(例えば紫外線)が照射されると硬化する性質を有する。プライマーは、顔料等の着色剤を含まず、光重合性モノマーと光重合開始剤系と結着剤(バインダー樹脂)を含み、必要に応じてその他の各種添加剤、例えば、光増感剤、重合禁止剤、捕捉剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、表面調整剤、レベリング剤、増粘剤、分散剤、消泡剤、防腐剤、溶剤等を含み得る。プライマーの色としては、例えば、透明、白、グレー等が挙げられる。記録媒体5と、画像形成用インクによって形成されたインク層との間に、プライマーによって形成されたプライマー層が設けられることで、記録媒体5に対するインク層の定着性が高まる。プライマー層はインク層に比べてひっかき硬度(鉛筆法:JIS K 5600−5−4)が相対的に小さい。例えば、プライマー層の表面硬度はBであり、インク層の表面硬度は2H〜3Hである。
画像形成用インクは、記録媒体5に印刷画像を形成するために用いられる。画像形成用インクは光硬化性を有する。画像形成用インクは粘着性を有する。画像形成用インクは、光(例えば紫外線)が照射されると硬化する性質を有する。画像形成用インクは、顔料等の着色剤と光重合性モノマーと光重合開始剤系とを含み、必要に応じてその他の各種添加剤、例えば、光増感剤、重合禁止剤、捕捉剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、界面活性剤、レベリング剤、増粘剤、分散剤、消泡剤、防腐剤、溶剤等を含み得る。画像形成用インクは、有色インクである。画像形成用インクは、例えば、プロセスカラーインクやホワイトインクである。例えば、プロセスカラーインクとしては、例えば、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインク、ライトシアンインク、ライトマゼンタインク等が挙げられる。
図1に示すように、プリンタ10は、紫外線照射装置45、46を備えている。紫外線照射装置45、46は、記録媒体5に吐出されたプライマーおよび画像形成用インクに光(典型的には紫外線)を照射する。これにより、記録媒体5上にプライマー層およびインク層が形成される。紫外線照射装置45、46は、キャリッジ30に搭載されている。紫外線照射装置45、46は、キャリッジ30を介してガイドレール20(図1参照)に沿って主走査方向Yに移動する。図2に示すように、紫外線照射装置45は、インクヘッド40Aの左方に配置されている。紫外線照射装置46は、インクヘッド40Cの右方に配置されている。紫外線照射装置45、46と、インクヘッド40A、40B、40Cとは、副走査方向Xに関して揃った位置に配置されている。
図3に示すように、プリンタ10は、キャッピング装置90を備えている。キャッピング装置90は、第1キャップ91Aと、第2キャップ91Bと、第3キャップ91Cと、キャップ移動機構92と、第1吸引ポンプ93Aと、第2吸引ポンプ93Bとを備えている。第1キャップ91A、第2キャップ91B、第3キャップ91Cおよびキャップ移動機構92は、ガイドレール20の右端部に位置するホームポジションHPに配置されている。ここで、ホームポジションHPとは、印刷待機時、すなわち、印刷が行われていないときに、キャリッジ30およびインクヘッド40A、40B、40Cが待機する位置である。ただし、ホームポジションHPの位置は特に限定されず、ガイドレール20の左端部であってもよい。
第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cは、それぞれ、インクヘッド40A、40B、40Cの第1ノズル41および第2ノズル42(図2参照)に付着したインクが硬化して第1ノズル41および第2ノズル42が目詰まりすることを抑制する部材である。第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cは、印刷待機時において、ノズル面43を覆うように下方からインクヘッド40A、40B、40Cにそれぞれ装着される。即ち、キャリッジ30がホームポジションHPに位置するときには、第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cは、インクヘッド40A、40B、40Cにそれぞれ装着されている。キャップ移動機構92は、第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cを支持している。キャップ移動機構92は、第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cをインクヘッド40A、40B、40Cに対してそれぞれ着脱可能なように移動させる機構である。本実施形態では、キャップ移動機構92は、第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cを上下方向に移動させるものである。キャップ移動機構92は、移動機構の一例である。キャップ移動機構92の構成は特に限定されないが、例えば、駆動モータ92aを備えている。キャップ移動機構92は、駆動モータ92aを駆動させることによって、第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cを上下方向に移動させる。キャップ移動機構92は、第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cを上方に移動させることによって、第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cがノズル面43を覆うキャップ位置に移動させる。これにより、第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cは、インクヘッド40A、40B、40Cにそれぞれ装着される。第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cがインクヘッド40A、40B、40Cにそれぞれ取り付けられたときに、第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cとノズル面43との間に密閉空間48がそれぞれ形成される。キャップ移動機構92は、後述するクリーニング動作後かつ印刷開始前に、第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cを下方に移動させることによって、第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cがノズル面43から離隔した離隔位置に移動させる。これにより、第1キャップ91A、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cは、それぞれ、インクヘッド40A、40B、40Cから取り外される。
第1吸引ポンプ93Aは、インクヘッド40Aに第1キャップ91Aが装着されている状態において、密閉空間48内の流体(例えばインクおよびプライマー)を吸引する。これにより、密閉空間48内は、大気圧より低い圧力となる。この結果、第1吸引ポンプ93Aは、インクヘッド40Aの第1ノズル41および第2ノズル42内のプライマーおよびインクを吸引する。第1吸引ポンプ93Aの吸引口は、第1キャップ91Aに接続されている。第1吸引ポンプ93Aの排出口は、廃液タンク95に接続されている。第1吸引ポンプ93Aに吸引された密閉空間48内の流体は、廃液タンク95に貯留される。第2吸引ポンプ93Bは、インクヘッド40Bおよびインクヘッド40Cに第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cがそれぞれ装着されている状態において、密閉空間48内の流体(例えばインク)を吸引する。これにより、密閉空間48内は、大気圧より低い圧力となる。この結果、第2吸引ポンプ93Bは、インクヘッド40Bおよびインクヘッド40Cの第1ノズル41および第2ノズル42内のインクを吸引する。第2吸引ポンプ93Bの吸引口は、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cに接続されている。第2吸引ポンプ93Bの排出口は、廃液タンク95に接続されている。第2吸引ポンプ93Bに吸引された密閉空間48内の流体は、廃液タンク95に貯留される。上記吸引は、第1ノズル41および第2ノズル42の吐出不良を解消させる作業であり、インクヘッド40A、40B、40Cの第1ノズル41および第2ノズル42の詰まりを予防するための作業である。第1吸引ポンプ93Aおよび第2吸引ポンプ93Bは、吸引装置の一例である。
図3に示すように、プリンタ10は、ワイパー97を備えている。ワイパー97は、キャッピング装置90の左方に配置されている。ワイパー97は、インクヘッド40A、40B、40Cのノズル面43をワイピングする部材である。ワイパー97は、ガイドレール20より下方に配置されている。ワイパー97は、キャリッジ30がワイパー97の上方を通過するとき、ノズル面43に接するように構成されている。ワイパー97は、板状の部材であって、例えばゴムなどによって形成されている。
図4に示すように、制御装置50は、記録媒体5への印刷を制御する装置である。制御装置50の構成は特に限定されない。制御装置50は、例えばマイクロコンピュータである。マイクロコンピュータのハードウェアの構成は特に限定されないが、例えば、ホストコンピュータなどの外部機器から印刷データなどを受信するインターフェイス(I/F)と、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU:central processing unit)と、CPUが実行するプログラムを格納したROM(read only memory)と、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAM(random access memory)と、プログラムや各種データを格納するメモリなどの記憶装置と、を備えている。図1に示すように、制御装置50は、プリンタ本体10aの内部に設けられている。ただし、制御装置50はプリンタ本体10aの内部に設けられていなくてもよい。例えば、制御装置50は、プリンタ本体10aの外部に設置されたコンピュータなどであってもよい。この場合、制御装置50は、有線または無線を介してプリンタ本体10aと通信可能に接続されている。
図4に示すように、制御装置50は、操作パネル12と、ヘッド移動機構31のキャリッジモータ24と、媒体搬送機構32のフィードモータ27と、インクヘッド40A、40B、40Cと、キャッピング装置90の駆動モータ92aと、第1吸引ポンプ93Aと、第2吸引ポンプ93Bと、紫外線照射装置45、46と通信可能に接続している。制御装置50は、操作パネル12、キャリッジモータ24、フィードモータ27、インクヘッド40A、40B、40C、駆動モータ92a、第1吸引ポンプ93A、第2吸引ポンプ93B、および、紫外線照射装置45、46を制御する。
図4に示すように、制御装置50は、キャリッジモータ24の駆動を制御することで、プーリ22の回転、および、ベルト23(図1参照)の走行を制御する。これにより、制御装置50は、インクヘッド40A、40B、40Cの主走査方向Yへの移動を制御する。制御装置50は、フィードモータ27の駆動を制御してグリットローラ25の回転を制御する。これにより、プラテン16に載置された記録媒体5の副走査方向Xへの移動を制御する。制御装置50は、インクヘッド40A、40B、40Cがインクまたはプライマーを吐出するタイミングやインク等の吐出量等を制御する。制御装置50は、駆動モータ92aの駆動を制御することによって、キャップ91A、91B、91Cの上下方向への移動を制御する。制御装置50は、第1吸引ポンプ93Aがインクヘッド40A内のインクおよびプライマーを吸引するタイミングなどを制御する。制御装置50は、第2吸引ポンプ93Bがインクヘッド40B、40C内のインクを吸引するタイミングなどを制御する。制御装置50は、記録媒体5に吐出されたプライマーやインクに対して紫外線照射装置45、46から紫外線を照射するタイミング等を制御する。
図4に示すように、制御装置50は、記憶部51と、受信部52と、クリーニング部54と、印刷部56とを備えている。上述した各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。例えば、上述した各部は、プロセッサによって行なわれるものであってもよい。
受信部52は、印刷指示信号を受信する。印刷指示信号は、例えば、操作パネル12を操作したりプリンタ10に接続された外部コンピュータ100を操作したりすることによって、作業者が所定の画像の印刷を決定した際に制御装置50に送信される信号である。受信部52は、外部コンピュータ100から印刷指示信号を受信するとき、所定の画像の画像データも合わせて受信する。
クリーニング部54は、受信部52が印刷指示信号を受信した後、クリーニング動作を開始する。ここで、クリーニング動作とは、印刷待機時に、ホームポジションHP(図3参照)において、インクヘッド40A、40B、40Cに対して行われる動作である。クリーニング動作とは、少なくともプライマーを吐出する第1ノズル41を有するインクヘッド40Aに対して行われる動作である。クリーニング部54は、第1キャップ91Aがインクヘッド40Aに装着された状態において、第1吸引ポンプ93Aを駆動させて密閉空間48内の流体を吸引する。これにより、インクヘッド40Aの第1ノズル41および第2ノズル42内からプライマーおよびインクが排出され、吐出不良の発生を抑制することができる。また、クリーニング部54は、第2キャップ91Bおよび第3キャップ91Cがインクヘッド40B、40Cにそれぞれ装着された状態において、第2吸引ポンプ93Bを駆動させて密閉空間48内の流体を吸引する。これにより、インクヘッド40B、40Cの第1ノズル41および第2ノズル42内からインクが排出され、吐出不良の発生を抑制することができる。クリーニング部54は、印刷開始前には必ず第1吸引ポンプ93Aを駆動するが、第2吸引ポンプ93Bは必ずしも駆動しなくてもよい。即ち、クリーニング部54は、プライマーを吐出するノズルを備えていないインクヘッド40B、40Cに関しては、受信部52が印刷指示信号を所定の回数(例えば3回〜10回程度)受信したときに第2吸引ポンプ93Bを駆動してクリーニング動作を実行してもよい。クリーニング部54は、受信部52が印刷指示信号を受信した回数(即ち印刷回数)を計数する。なお、クリーニング部54は、作業者が操作パネル12の図示しないクリーニングボタンを押すことによって、印刷開始前に関わらず、第1吸引ポンプ93Aおよび第2吸引ポンプ93Bを駆動させてクリーニング動作を実行することができる。
印刷部56は、印刷動作を制御するものである。印刷部56は、記憶部51に予め記憶された画像データ、または、外部コンピュータ100などによって指定された画像データに基づいて、記録媒体5上に画像の印刷を行う。印刷部56は、クリーニング部54によってクリーニング動作が実行された後に、記録媒体5上に画像の印刷を行う。詳しくは、印刷部56は、キャリッジ30を主走査方向Yに移動させるようにヘッド移動機構31を制御すると共に、各インクヘッド40A、40B、40Cを制御して各第1ノズル41および第2ノズル42からのプライマーおよび画像形成用インクの吐出を制御して、プラテン16に載置された記録媒体5上に画像を印刷する。通常は、記録媒体5上にプライマーが吐出され、その後に画像形成用インクが吐出される。このとき、印刷部56は、紫外線照射装置45、46を制御して、記録媒体5に吐出されたプライマーや画像形成用インクを硬化させる。また、印刷部56は、記録媒体5が順次前方に搬送されるように、媒体搬送機構32を制御する。本実施形態では、記録媒体5上に画像の印刷が行われる直前には、必ずクリーニング部54によってクリーニング動作が実行される。
次に、プリンタ10が記録媒体5に印刷を行う手順について説明する。
ステップS10において、作業者は、例えば、外部コンピュータ100を操作して所定の画像の印刷を決定する。これにより、外部コンピュータ100から受信部52に印刷指示信号が送信され、受信部52は印刷指示信号を受信する。
ステップS20において、クリーニング部54は、受信部52が印刷指示信号を受信した後、クリーニング動作を開始する。クリーニング部54は、例えば、第1吸引ポンプ93Aを駆動させて密閉空間48内の流体を吸引する。これにより、インクヘッド40Aの第1ノズル41および第2ノズル42内からインクが排出され、吐出不良の発生を抑制することができる。
ステップS30において、印刷部56は、クリーニング部54によってクリーニング動作が実行された後に、記録媒体5上に画像の印刷を行う。印刷開始前に、プライマーを吐出する第1ノズル41に隣接する第2ノズル42内のインクが排出されているため、印刷中に第2ノズル42に吐出不良が発生することが抑制される。即ち、記録媒体5上に品質に優れた画像を印刷することができる。
以上のように、本実施形態のプリンタ10によると、インクヘッド40Aは、プライマーを吐出する第1ノズル41と、インクを吐出する第2ノズル42とを備えているため、印刷終了後から所定の時間が経過したときに第2ノズル42に目詰まりが発生する虞がある。このため、受信部52が印刷指示信号を受信した後に、第2ノズル42からインクを吐出すると吐出不良によって印刷された画像の品質が低下してしまう虞がある。しかしながら、受信部52が印刷指示信号を受信して第1ノズル41および第2ノズル42からプライマーおよびインクをそれぞれ吐出する前に、クリーニング部54がキャップ91Aとインクヘッド40Aのノズル面43との間に形成された密閉空間48内の流体を第1吸引ポンプ93Aによって吸引するように制御する。これにより、インクヘッド40Aの第2ノズル42内のインクも吸引され、第2ノズル42の目詰まりが解消する。このように、インクヘッド40Aを制御してインクヘッド40Aの第1ノズル41および第2ノズル42からプライマーおよびインクをそれぞれ吐出する前に、第2ノズル42の目詰まりを解消するクリーニング動作が実行されるため、所望の画像を高品質で印刷することができる。また、第2ノズル42から吐出されるインクがホワイトインクの場合、印刷終了後から所定の時間が経過したときに第2ノズル42に目詰まりが発生しやすい傾向にあるため、印刷開始前にクリーニング動作を実行する効果がより発揮される。
本実施形態のプリンタ10によれば、クリーニング部54は、受信部52が印刷指示信号を受信したときに、インクヘッド40Aのノズル面43とキャップ91Aとの間に形成された密閉空間48内の流体を前記第1吸引ポンプ93Aによって吸引し、インクヘッド40Bのノズル面43とキャップ91Bとの間に形成された密閉空間48内の流体およびインクヘッド40Cのノズル面43とキャップ91Cとの間に形成された密閉空間48内の流体を前記第2吸引ポンプ93Bによって吸引しなくてもよい。インクヘッド40B、40Cの第1ノズル41および第2ノズル42はプライマーを吐出しないため、これらの第1ノズル41および第2ノズル42の目詰まりの発生は比較的起こりにくい。このため、印刷開始前には、インクヘッド40B、40Cについてはクリーニング動作を実行しなくても画像の品質が低下しにくい。インクヘッド40B、40Cについてはクリーニング動作を実行しないため、クリーニング動作によるインクの消耗を抑制することができる。
本実施形態のプリンタ10によれば、クリーニング部54は、受信部52が印刷指示信号を所定の回数受信したときに、インクヘッド40Bのノズル面43とキャップ91Bとの間に形成された密閉空間48内の流体およびインクヘッド40Cのノズル面43とキャップ91Cとの間に形成された密閉空間48内の流体を第2吸引ポンプ93Bによって吸引してもよい。画像の印刷回数が多くなるにつれて、インクヘッド40B、40Cの第1ノズル41および第2ノズル42において目詰まりが発生する可能性が高まるため、所定の回数ごとにクリーニング動作を行うことで、画像の品質の低下を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。しかし、上述の各実施形態は例示に過ぎず、本発明は他の種々の形態で実施することができる。
上述した実施形態では、プリンタ10は、第1吸引ポンプ93Aおよび第2吸引ポンプ93Bの2つの吸引ポンプを備えていたが、吸引ポンプは1つであってもよいし、キャップ91A、91B、91Cごとに専用の吸引ポンプを設けてもよい。また、第1吸引ポンプ93Aは、第1キャップ91Aおよび第2キャップ91Bに接続され、第2吸引ポンプ93Bは、第3キャップ91Cに接続されていてもよい。
5 記録媒体
10 プリンタ
40A、40B、40C インクヘッド
41 第1ノズル
42 第2ノズル
43 ノズル面
50 制御装置
52 受信部
54 クリーニング部
56 印刷部
91A、91B、91C キャップ
93A 第1吸引ポンプ
93B 第2吸引ポンプ

Claims (4)

  1. 記録媒体に光硬化性を有するプライマーを吐出する第1ノズルと、前記記録媒体に光硬化性を有すると共に前記プライマーよりも粘着性の低いインクを吐出する第2ノズルと、前記第1ノズルおよび前記第2ノズルが形成された第1ノズル面とを有する第1インクヘッドと、
    前記第1ノズル面を覆うように前記第1インクヘッドに着脱可能に形成され、前記第1インクヘッドに取り付けられたときに前記第1ノズル面との間に第1密閉空間が形成される第1キャップと、
    前記第1密閉空間内の流体を吸引する第1吸引装置と、
    前記第1キャップを、前記第1キャップが前記第1ノズル面を覆うキャップ位置と、前記第1キャップが前記第1ノズル面から離隔した離隔位置との間で移動させる移動機構と、
    前記第1インクヘッドおよび前記第1吸引装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    印刷指示信号を受信する受信部と、
    前記受信部が前記印刷指示信号を受信したときに、前記第1密閉空間内の流体を前記第1吸引装置によって吸引するクリーニング動作を実行するクリーニング部と、
    前記クリーニング部によって前記クリーニング動作が実行された後に、前記第1インクヘッドを制御して前記記録媒体上に画像を印刷する印刷部と、を備えている、インクジェットプリンタ。
  2. 前記記録媒体に前記インクを吐出する第3ノズルおよび第4ノズルと、前記第3ノズルおよび前記第4ノズルが形成された第2ノズル面とを有する第2インクヘッドと、
    前記第2ノズル面を覆うように前記第2インクヘッドに着脱可能に形成され、前記第2インクヘッドに取り付けられたときに前記第2ノズル面との間に第2密閉空間が形成される第2キャップと、
    前記第2密閉空間内の流体を吸引する第2吸引装置と、を備え、
    前記移動機構は、前記第2キャップを、前記第2キャップが前記第2ノズル面を覆うキャップ位置と、前記第2キャップが前記第2ノズル面から離隔した離隔位置との間で移動させ、
    前記制御装置は、前記第2インクヘッドおよび前記第2吸引装置を制御し、
    前記クリーニング部は、前記受信部が前記印刷指示信号を受信したときに、前記第1密閉空間内の流体を前記第1吸引装置によって吸引し、前記第2密閉空間内の流体を前記第2吸引装置によって吸引せず、
    前記印刷部は、前記第1インクヘッドおよび前記第2インクヘッドを制御して前記記録媒体上に画像を印刷する、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記クリーニング部は、前記受信部が前記印刷指示信号を所定の回数受信したときに、前記第2密閉空間内の流体を前記第2吸引装置によって吸引する、請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記インクは、ホワイトインクである、請求項1から3のいずれか一項に記載のインクジェットプリンタ。
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