JP2018192159A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】全相励磁による通常停止も、1相励磁等によるバウンド停止も、何れも、表示対象図柄を適正位置に良好に表示させる。
【解決手段】リールを定常回転から通常の第1態様で停止させて表示対象図柄を所定位置に表示させるとき、表示対象図柄が所定位置に止まるタイミングで、ステッピングモータに全相励磁を印加し、リールを定常回転からバウンドする第2態様で停止させて表示対象図柄を所定位置に表示させるとき、全相励磁と同タイミングで、一部の相を励磁する非全相励磁を印加する。非全相励磁は、非全相励磁を印加する直前の励磁パターンの次に更新が予定される励磁パターンを飛び越して更新を進めた飛び越し励磁パターンから成る。
【選択図】図13
【解決手段】リールを定常回転から通常の第1態様で停止させて表示対象図柄を所定位置に表示させるとき、表示対象図柄が所定位置に止まるタイミングで、ステッピングモータに全相励磁を印加し、リールを定常回転からバウンドする第2態様で停止させて表示対象図柄を所定位置に表示させるとき、全相励磁と同タイミングで、一部の相を励磁する非全相励磁を印加する。非全相励磁は、非全相励磁を印加する直前の励磁パターンの次に更新が予定される励磁パターンを飛び越して更新を進めた飛び越し励磁パターンから成る。
【選択図】図13
Description
本発明は、回胴式遊技機、その他のスロットマシン、ぱちんこ遊技機、アーケードゲーム機等の遊技機に関する。特に、ステッピングモータにより駆動するリールを備える遊技機に係る。
特許文献1に、1相励磁と2相励磁を交互に繰り返す1−2相励磁によりリールを定常回転させている状態から、全相励磁を印加してリールを停止させる通常の停止態様(段落0045)と、1相励磁を印加してリールを順方向及び逆方向に振れながらバウンド停止させる特定の停止態様(段落0044)とを設け、特定の遊技状態と関連づけてリールの停止態様を変更することにより、遊技者に有利な状態等にあることを示唆させる演出を行う遊技機が開示されている。
全相励磁は、一の相とその反転相、他の相とその反転相を同時に励磁することによりステータの残留磁気を直ちに打ち消し、ロータがステータの残留磁気の影響を受けることなく、ロータ小歯がステータ磁極に広い面積で対面する安定位置に滑らかに停止できる。一方、全相励磁に代えて1相励磁を印加すると、一の相とその反転相、或は、他の相とその反転相の、1相励磁が印加されるどちらかの磁極対にロータ小歯が引き付けられるため、バウンドを生じさせて停止できる。
通常、全相励磁の開始から停止までの慣性で滑る変位量(ステップ角)を考慮して、表示対象図柄が表示窓中の適正位置で止まるタイミングで全相励磁を印加するため、1−2相励磁の2相励磁後に全相励磁を印加するのに代えて、2相励磁後に次更新予定の1相励磁を印加すると、その1相励磁位置でリールが急停止して表示対象図柄が適正位置から上にズレて止まるか、あるいは、その1相励磁位置で止まりきれずに励磁ポインタが更に8ステップ分(1−2相励磁パターンの繰返し単位分)進んだ位置でリールが停止し、図柄が適正位置から下に大きくズレて止まる。よって、表示図柄の視認性が大きく損なわれる恐れがある。
本発明の課題は、全相励磁による通常停止も、1相励磁等によるバウンド停止も、何れも、表示対象図柄を適正位置に良好に表示できる遊技機を提供する点にある。
図面の符号を括弧内に付記して例示する。
一の相(A相)、他の相(B相)、前記一の相の反転相(Aバー相)、前記他の相の反転相(Bバー相)に対応した各磁極に正巻線及び逆巻線を巻回したステータと、複数のN極小歯及びS極小歯をもつロータとを有するステッピングモータ(SM)を用い、前記各相に対する励磁パターンの更新により、複数の図柄をもつリール(1L,1C,1R)を定常回転させる遊技機を前提とする。
一の相(A相)、他の相(B相)、前記一の相の反転相(Aバー相)、前記他の相の反転相(Bバー相)に対応した各磁極に正巻線及び逆巻線を巻回したステータと、複数のN極小歯及びS極小歯をもつロータとを有するステッピングモータ(SM)を用い、前記各相に対する励磁パターンの更新により、複数の図柄をもつリール(1L,1C,1R)を定常回転させる遊技機を前提とする。
以上のものにおいて、
前記リールを定常回転から第1態様(通常態様)で停止させて表示対象図柄を所定位置に表示させるとき、前記表示対象図柄が所定位置に止まるタイミングで、前記ステータの全部の相を励磁する全相励磁を印加する仕様にしていると共に、
前記リールを定常回転から前記第1態様と異なる第2態様(バウンド態様)で停止させて表示対象図柄を所定位置に表示させるとき、前記全相励磁を印加するタイミングと同じタイミングで、前記ステータの一部の相を励磁する非全相励磁を印加する仕様にしており、
前記非全相励磁は、この非全相励磁を印加する直前の励磁パターンの次に更新が予定される励磁パターンを飛び越して更新を進めた飛び越し励磁パターンから成る。
前記リールを定常回転から第1態様(通常態様)で停止させて表示対象図柄を所定位置に表示させるとき、前記表示対象図柄が所定位置に止まるタイミングで、前記ステータの全部の相を励磁する全相励磁を印加する仕様にしていると共に、
前記リールを定常回転から前記第1態様と異なる第2態様(バウンド態様)で停止させて表示対象図柄を所定位置に表示させるとき、前記全相励磁を印加するタイミングと同じタイミングで、前記ステータの一部の相を励磁する非全相励磁を印加する仕様にしており、
前記非全相励磁は、この非全相励磁を印加する直前の励磁パターンの次に更新が予定される励磁パターンを飛び越して更新を進めた飛び越し励磁パターンから成る。
前記非全相励磁を構成する前記飛び越し励磁パターンの好適例は、印加直前の励磁パターンの次更新励磁パターンを飛び越して更新を進めた次の8種類となる。
1)一の相の励磁による1相励磁(A相励磁)
2)他の相の励磁による1相励磁(B相励磁)
3)一の相の反転相の励磁による1相励磁(Aバー相励磁)
4)他の相の反転相の励磁による1相励磁(Bバー相励磁)
5)一の相と、他の相及び他の相の反転相の励磁による3相励磁(A相励磁、B相励磁、Bバー相励磁)
6)他の相と、一の相及び一の相の反転相の励磁による3相励磁(B相励磁、A相励磁、Aバー相励磁)
7)一の相の反転相と、他の相及び他の相の反転相の励磁による3相励磁(Aバー相励磁、B相励磁、Bバー相励磁)
8)他の相の反転相と、一の相及び一の相の反転相の励磁による3相励磁(Bバー相励磁、A相励磁、Aバー相励磁)
このうち、5)は1)と、6)は2)と、7)は3)と、8)は4)とほぼ等価になる。B相励磁とBバー相励磁により、磁極B及び磁極Bバーの磁束は打ち消され、A相励磁とAバー相励磁により、磁極A及び磁極Aバーの磁束は打ち消されるからである。
1)一の相の励磁による1相励磁(A相励磁)
2)他の相の励磁による1相励磁(B相励磁)
3)一の相の反転相の励磁による1相励磁(Aバー相励磁)
4)他の相の反転相の励磁による1相励磁(Bバー相励磁)
5)一の相と、他の相及び他の相の反転相の励磁による3相励磁(A相励磁、B相励磁、Bバー相励磁)
6)他の相と、一の相及び一の相の反転相の励磁による3相励磁(B相励磁、A相励磁、Aバー相励磁)
7)一の相の反転相と、他の相及び他の相の反転相の励磁による3相励磁(Aバー相励磁、B相励磁、Bバー相励磁)
8)他の相の反転相と、一の相及び一の相の反転相の励磁による3相励磁(Bバー相励磁、A相励磁、Aバー相励磁)
このうち、5)は1)と、6)は2)と、7)は3)と、8)は4)とほぼ等価になる。B相励磁とBバー相励磁により、磁極B及び磁極Bバーの磁束は打ち消され、A相励磁とAバー相励磁により、磁極A及び磁極Aバーの磁束は打ち消されるからである。
以上により、非全相励磁は、この非全相励磁を印加する直前の励磁パターンの次に更新が予定される励磁パターンを飛び越して更新を進めた飛び越し励磁パターンから成るため、印加直前の励磁パターンに続いて次更新予定の1相励磁パターンにより停止させる場合のように、リールが急停止して表示対象図柄が適正位置から上にズレて止まるのを防止できると共に、リールがその1相励磁パターンの印加位置で止まりきれずに励磁パターンの繰り返し単位分進んだ位置でやっと停止して図柄が適正位置から下に大きくズレて止まるのを防止できる。よって、全相励磁の印加による第1態様の停止も、非全相励磁の印加による第2態様の停止も、何れの場合も、表示対象図柄が適正位置から大きくズレて表示されてしまうのを防止でき、停止態様を複数として遊技演出を豊富にできながら、何れの停止態様についても表示図柄の視認性を良好にできる。
以上のもので、 定常回転中の前記各相に対する励磁パターンの更新は、励磁ポインタの更新により1相励磁パターンと2相励磁パターンとを交互に繰り返す1−2相励磁により実行し、
前記全相励磁と前記非全相励磁とは、定常回転中の2相励磁パターンの次に印加する仕様にしており、
前記全相励磁を印加した後に励磁を開放するときに前記全相励磁の印加直前の2相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数(3ステップ)と、前記非全相励磁を印加するときに印加直前の2相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数(3ステップ)とを同じにしている。
前記全相励磁と前記非全相励磁とは、定常回転中の2相励磁パターンの次に印加する仕様にしており、
前記全相励磁を印加した後に励磁を開放するときに前記全相励磁の印加直前の2相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数(3ステップ)と、前記非全相励磁を印加するときに印加直前の2相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数(3ステップ)とを同じにしている。
磁化は、必ずS極とN極が対になって生じる。磁界では、プラス又はマイナスの電荷を単独で取り出せる真電荷に相当する物理的因子は存在し得ないからである。このため、定常回転中の各相に対する励磁パターンの更新は、例えば、下記番号の励磁ポインタ0,1,2,3,4,5,6,7,0,・・・の更新により、ステータの磁極に対し、S極とN極を対に生じさせながら実行される。ここでは、番号0,2,4,6の1相励磁パターンと番号1,3,5,7の2相励磁パターンとを交互に繰り返す1−2相励磁により実行するものとしている。
0.一の相の1相励磁(A相1相励磁)は、
磁極Aの正巻線A1をオン、
磁極Aバーの逆巻線A2をオンとし、
磁極AをS極、磁極AバーをN極に磁化する。
1.一の相と他の相の2相励磁(AB相2相励磁)は、
磁極Aの正巻線A1及び磁極Bの正巻線B1をオン、
磁極Aバーの逆巻線A2及び磁極Bバーの逆巻線B2をオンにし、
磁極A及び磁極BをS極、磁極Aバー及び磁極BバーをN極に磁化する。
磁極Aの正巻線A1をオン、
磁極Aバーの逆巻線A2をオンとし、
磁極AをS極、磁極AバーをN極に磁化する。
1.一の相と他の相の2相励磁(AB相2相励磁)は、
磁極Aの正巻線A1及び磁極Bの正巻線B1をオン、
磁極Aバーの逆巻線A2及び磁極Bバーの逆巻線B2をオンにし、
磁極A及び磁極BをS極、磁極Aバー及び磁極BバーをN極に磁化する。
2.他の相の1相励磁(B相1相励磁)は、
磁極Bの正巻線B1をオン、
磁極Bバーの逆巻線B2をオンとし、
磁極BをS極、磁極BバーをN極に磁化する。
3.他の相と、一の相の反転相の2相励磁(BAバー相2相励磁)は、
磁極Bの正巻線B1及び磁極Aバーの正巻線A1バーをオン、
磁極Bバーの逆巻線B2及び磁極Aバーの逆巻線A2をオンにし、
磁極B及び磁極AバーをS極、磁極Bバー及び磁極AをN極に磁化する。
磁極Bの正巻線B1をオン、
磁極Bバーの逆巻線B2をオンとし、
磁極BをS極、磁極BバーをN極に磁化する。
3.他の相と、一の相の反転相の2相励磁(BAバー相2相励磁)は、
磁極Bの正巻線B1及び磁極Aバーの正巻線A1バーをオン、
磁極Bバーの逆巻線B2及び磁極Aバーの逆巻線A2をオンにし、
磁極B及び磁極AバーをS極、磁極Bバー及び磁極AをN極に磁化する。
4.一の相の反転相の1相励磁(Aバー相1相励磁)は、
磁極Aバーの正巻線A1バーをオン、
磁極Aの逆巻線A2バーをオンとし、
磁極AバーをS極、磁極AをN極に磁化する。
5.一の相の反転相と、他の相の反転相の2相励磁(AバーBバー相2相励磁)は、
磁極Aバーの正巻線A1バー及び磁極Bバーの正巻線B1バーをオン、
磁極Aの逆巻線A2バー及び磁極Bの逆巻線B2バーをオンにし、
磁極Aバー及び磁極BバーをS極、磁極A及び磁極BをN極に磁化する。
磁極Aバーの正巻線A1バーをオン、
磁極Aの逆巻線A2バーをオンとし、
磁極AバーをS極、磁極AをN極に磁化する。
5.一の相の反転相と、他の相の反転相の2相励磁(AバーBバー相2相励磁)は、
磁極Aバーの正巻線A1バー及び磁極Bバーの正巻線B1バーをオン、
磁極Aの逆巻線A2バー及び磁極Bの逆巻線B2バーをオンにし、
磁極Aバー及び磁極BバーをS極、磁極A及び磁極BをN極に磁化する。
6.他の相の反転相の1相励磁(Bバー相1相励磁)は、
磁極Bバーの正巻線B1バーをオン、
磁極Bの逆巻線B2バーをオンとし、
磁極BバーをS極、磁極BをN極に磁化する。
7.他の相の反転相と、一の相の2相励磁(BバーA相2相励磁)は、
磁極Bバーの正巻線B1バー及び磁極Aの正巻線A1をオン、
磁極Bの逆巻線B2バー及び磁極Aバーの逆巻線A2をオンにし、
磁極Bバー及び磁極AをS極、磁極B及び磁極AバーをN極に磁化する。
磁極Bバーの正巻線B1バーをオン、
磁極Bの逆巻線B2バーをオンとし、
磁極BバーをS極、磁極BをN極に磁化する。
7.他の相の反転相と、一の相の2相励磁(BバーA相2相励磁)は、
磁極Bバーの正巻線B1バー及び磁極Aの正巻線A1をオン、
磁極Bの逆巻線B2バー及び磁極Aバーの逆巻線A2をオンにし、
磁極Bバー及び磁極AをS極、磁極B及び磁極AバーをN極に磁化する。
なお、オン以外の他の巻線は全てオフである。また、上記のものでS極はN極に、N極はS極に読み替えてもよい。
全相励磁を印加する直前の2相励磁パターンは、番号1,3,5,7の何れか一つとなるが、何れも、ステータの各磁極つまり、磁極A、磁極B、磁極Aバー、磁極Bバーに巻回した正巻線と逆巻線のどちらか一方側はオンに、他方側はオフにある。この状態から全相励磁を印加すると、直前までオフであった他方側巻線が電源に接続されて閉じた回路を形成し、この閉じた回路に直前からオンであった一方側巻線による磁束が急激に鎖交することになる。このため、電磁誘導により他方側巻線に鎖交磁束の変化を妨げる向きに磁束を生じさせる誘導起電力に基づく誘導電流が流れる。この誘導電流は電源からの電流と同じ向きとなる。よって、一方側巻線による磁束を他方側巻線による反対磁束で急激に打ち消し、ステータの全部の相の磁極は速やかに除磁され、ステータは単なる鉄の塊に近い状態となる。
したがって、全相励磁を印加した場合、直前までの定常回転中の励磁パターンの更新による回転磁界を直ちに打ち消し、ステータの残留磁気を低減できる。これにより、ロータの挙動が不安定になるのを低減でき、ロータの慣性力が減衰してロータのN極小歯及び/又はS極小歯がステータの磁極に広い面積で近接して対面する1相励磁位置に相当する停止安定位置に滑らかに停止する。表示対象図柄が所定位置に止まるタイミングで全相励磁を印加しているため、表示対象図柄は適正位置に表示できることになる。全相励磁を印加した後に励磁を開放するとき、すなわち全部の相をオンからオフにするとき、全相励磁の印加直前の2相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数は、ロータが慣性で変位する変位量に相当することになる。
全相励磁に代え、非全相励磁すなわち飛び越し励磁パターンを印加するとき、直前の2相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数を、全相励磁によるロータの慣性による変位量に相当する励磁開放時の励磁ポインタの進み数と同じにしているため、飛び越し励磁パターンは、全相励磁を印加した場合の停止位置において、一の相とその反転相、或は、他の相とその反転相のどちらかの磁極対にロータのN極小歯及び/又はS極小歯を引き付けることになり、直前の2相励磁パターンの少し先において効果的に急制動をかけることができる。よって、非全相励磁を印加した場合も、全相励磁を印加した場合と同じ適正位置にて、表示対象図柄を良好に表示できる。
以上のもので、 定常回転中の前記各相に対する励磁パターンの更新は、励磁ポインタの更新により1相励磁パターンと2相励磁パターンとを交互に繰り返す1−2相励磁により実行し、
前記全相励磁と前記非全相励磁とは 定常回転中の1相励磁パターンの次に印加する仕様にしており、
前記全相励磁を印加した後に励磁を開放するときに前記全相励磁の印加直前の1相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数(4ステップ)よりも、前記非全相励磁を印加するときに印加直前の1相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数(2ステップ)を小さくしている。
前記全相励磁と前記非全相励磁とは 定常回転中の1相励磁パターンの次に印加する仕様にしており、
前記全相励磁を印加した後に励磁を開放するときに前記全相励磁の印加直前の1相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数(4ステップ)よりも、前記非全相励磁を印加するときに印加直前の1相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数(2ステップ)を小さくしている。
本来、第1態様で停止させる全相励磁も、第2態様で停止させる非全相励磁も、定常回転中の2相励磁パターンの次に印加するのが好ましい。全相励磁を印加するときに電磁誘導に基づく誘導電流により電源負荷を軽減できながら残留磁気による影響を速やかに低減でき、全相励磁を印加する場合も非全相励磁を印加する場合も表示対象図柄を同じ適正位置に表示できるからである。しかし、表示対象図柄をリールの停止操作から所定位置まで引き込むのに要する時間が所定の許容値ギリギリになる場合等には、第1態様で停止させる全相励磁も、第2態様で停止させる非全相励磁も、定常回転中の1相励磁パターンの次に印加するのが適切になる場合がある。
この場合、1相励磁パターンの次に全相励磁を印加することになるが、2相励磁パターンの次に全相励磁を印加する場合に比べて、ロータが慣性で変位する変位量がより小さくなる要因は生じない。このため、1相励磁と全相励磁の間に2相励磁パターンを挿入した場合とほぼ同じ停止安定位置(1相励磁位置)で止まることになる。よって、全相励磁を印加した後に励磁を開放するとき、全相励磁の印加直前の1相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数は、2相励磁パターンの次に全相励磁を印加した場合の2相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数よりもほぼ1だけ大きい数となる。なお、この場合、表示対象図柄は適正位置から僅かに下に表示されることになる。
一方、1相励磁パターンの次に非全相励磁を印加する場合、直前の1相励磁位置の次の2相励磁位置を飛び越した一つ先の1相励磁位置において、一の相とその反転相、或は、他の相とその反転相のどちらかの磁極対にロータのN極小歯及び/又はS極小歯を引き付けて急制動をかけることが可能になる。このため、非全相励磁を印加するとき、印加直前の1相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数は、2相励磁パターンの次に非全相励磁を印加した場合の2相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数よりもほぼ1だけ小さい数となる。よって、全相励磁を印加した後に励磁を開放するときに印加直前の1相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数よりも、非全相励磁を印加するときに印加直前の1相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数を小さくすることにより、非全相励磁を印加した場合、表示対象図柄を適正位置に良好に表示できることになる。
以上のそれぞれのものにおいて、前記全相励磁を印加した後に励磁を開放するまでの全相励磁時間(201.15ms)よりも、前記非全相励磁を印加した後に励磁を開放するまでの非全相励磁時間(250.32ms)を長くしている。
これにより、非全相励磁を印加した場合、全相励磁を印加する場合に比べて、直前までの定常回転中の励磁パターンの更新による回転磁界の影響を含むステータの残留磁気の影響が残り、非全相励磁時間を全相励磁時間と同じにしていると、非全相励磁から励磁を開放したときに、ロータが非全相励磁の印加中に停止していた1相励磁位置に対応した停止安定位置から、別の停止安定位置等に変位する恐れがあるが、非全相励磁時間を全相励磁時間よりも長くしているため、そのような恐れを低減できる。
図1に、本発明を適用する回胴式遊技機を示す。回胴式遊技機は、一般にパチスロと呼ばれ、遊技機規則、すなわち平成16年(2004年)1月30日の国家公安委員会規則第1での改正を経た昭和60年(1985年)2月12日の国家公安委員会規則第4「遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則」に適合するスロットマシンである。なお、用語及びその技術内容は現行の遊技機規則に準じている。
遊技機筐体8Bは、ハニカムリアキャビネット8R及びキャビネット枠8W、扉状の上下フロントキャビネット8E,8Fを備える。上フロントキャビネット8Eには、演出動画や、いわゆるアシストタイムATによる指示情報信号に対応したナビ等をフルカラーで映し出す上部液晶表示装置71、サーチライトを模したドットマトリクス表示装置73、リールパネル8、展開及び収納可能な組ランプe1〜3をもつ左上可動ランプE1,同組ランプe4〜6をもつ右上可動ランプE2,同組ランプe7〜9をもつ左下可動ランプE3,同組ランプe10〜12をもつ右下可動ランプE4、左上ランプE5,右上ランプE6、リールパネル8を囲む門型ランプE7〜E11を備える。なお、左右は、遊技機に対面した遊技者目線における左右を意味する。
下フロントキャビネット8Fには、操作部8S、演出用の下部液晶ボタンABを兼用し且つ上部液晶表示装置71と協働した演出動画等を表示させる可動式ビジョンATVから成る下部液晶表示装置72、その両脇のサイドランプE12,E13を備える。91〜94はBGMや各種効果音等を出音するスピーカ、8Mはメダル払出口、8Gはメダル受皿である。筐体8Bの内部には、「ド、ド、ド、ドォー」等の重低音の再生により振動を発生させるウーハー90を内蔵している。
リールパネル8の透明な表示窓80の内部には、複数の回胴すなわち可変表示要素となる左リール1L、中リール1C、右リール1Rを備え、それぞれのリール帯10L,10C,10Rの外周に全部で20コマ配列した図柄のうち連続する3コマを窓越しに臨ませている。定常回転時を含む通常の正転時、各図柄は上から下にスクロールする。表示窓80の窓越しに表示される複数列及び複数段の図柄表示位置、すなわち、左・中・右リール1L,1C,1Rの3列とそれぞれの上・中・下の3段との、列と段で特定される3×3=9個の図柄表示位置において、例えば中段ライン(左中−中中−右中)のみを有効ラインとしている。なお、他のラインを含めて2本以上のラインを有効ラインとしてもよい。
操作部8Sには、遊技媒体たる遊技メダルを投入するメダル投入口2i、開始ボタンbi・上下左右の移動ボタンb1〜4・終了ボタンboをもち、音量、光量、BGM、キャラクター等を選択変更できる実機カスタマイズ用の十字キーユニットBT、貯留装置の電磁的記録すなわちクレジットから一回の遊技に必要な規定数例えば3枚の掛けメダルを引き落とすベットボタン3、クレジット等に残る数のメダルをメダル受皿8Gに落す精算ボタン4、各リール1L,1C,1Rの可変表示(回転)を開始させるスタートスイッチとなるスタートレバー5、各リール1L,1C,1Rに対応して設け、対応するリールの可変表示(回転)を個別に停止させるストップスイッチとなる左ストップボタン6L、中ストップボタン6C、右ストップボタン6R、メダル投入口2i下流のメダル詰り時に押すリジェクトボタン2R、ドアキーの操作穴8Kを備える。
また、現時のクレジット数を表示させるクレジット表示器DL1、入賞による払出メダル枚数を表示させると共にアシストタイムATによる指示機能の作動時に指示情報信号を識別する番号を表示させるメインモニタMAを兼ねるペイアウト表示器DL2、そのドットを利用し、アシストタイムATを生起可能な有利区間への移行が決定された次遊技から有利区間中にあるとき点灯させ、有利区間が終了した次遊技からの通常区間中に消灯させる区間表示器Ek、充当掛けメダルが1枚、2枚、3枚になる毎に点灯させる1〜3枚ランプEL1〜3、掛けメダルが受付可能なとき点灯させるベットランプELb、スタートレバー5による始動操作が可能なとき点灯させるスタートランプELs、再遊技に係る図柄の組合せが表示されて再遊技が作動したとき点灯させるリプレイランプELrを含む遊技基本ランプ類30を備える。
ベットランプELbの点灯時、掛けメダルが0の状態でメダル投入口2iからメダル1枚を入れると1枚ランプEL1が点灯し、さらに1枚入れると2枚ランプEL2が点灯し、さらに1枚入れると3枚ランプEL3が点灯し、規定数に達する。規定数の掛けメダルになると、スタートランプELsが点灯し、スタートレバー5による始動操作が可能になる。規定数に達した状態からスタートレバー5を操作しないでメダル投入口2iにさらにメダルを入れると、クレジット表示器DL1のカウンタを進め、所定上限数である50枚まで貯留可能となる。入賞により払出されたメダルも50枚まではクレジットに加算され、50枚を超えて払出されたメダルは、メダル払出口8Mからメダル受皿8Gに受止められる。
図2に示すように、各リール帯10L,10C,10Rの外周面には、赤7、黒バー、チェリー、スイカ、ベル、リプレイ、ブランク1、ブランク2、ブランク3、ブランク4の全10種類の図柄を、図柄番号0,1〜19に対応させ且つ独特の縦の並びに従って印刷等により描いている。各リール帯10L,10C,10Rの上端と下端は結ばれて輪状になり、エンドレスに図柄をスクロールさせる。
各リール1L,1C,1Rは20コマの図柄を配する20コマリールである。各リール1L,1C,1Rの駆動には、21コマリール駆動用の1ステップ角が約1.43度、1−2相励磁により504ステップで一回転する仕様のステッピングモータSMを用いている。21コマリールの場合、一図柄あたり504/21=24ステップの均等ステップ数を割付けることができるが、20コマリールでは、504/20=25.2で整数解にならないため、不均等ステップ数を割付けている。ステップ数の多い方を26、ステップ数の少ない方を24としている。何れも偶数としている。図柄番号0〜19を5で割った整数解の余りが奇数となる図柄番号1,3,6,8,11,13,16,18の図柄に少ない方の24ステップを割付け、その他の図柄番号0,2,4,5,7,9,10,12,14,15,17,19の図柄に多い方の26ステップを割付けている。
図3に示すように、各リール1L,1C,1Rは、ステッピングモータSM(12L,12C,12R)の駆動軸たるシャフトSHに直結させる中心部のハブ13と、放射状に延びる複数本例えば4本のスポーク14と、各リール帯10L,10C,10を巻回して貼付ける左右のリング15a,15bと複数の連結片15cをもつリム15とを構成要素にもち、これら各構成要素を光透過性又は光反射性のよい素材例えば透明樹脂材料で形成したリールドラム16を有する。各リール1L,1C,1Rに設けるインデックスID(1Li,1Ci,1Ri)は、リールドラム16の3本のスポーク14に設ける爪穴17aに二股爪17bを係合させる3箇所の取付部17を介して取付け、正転時のオンエッジ部18aとオフエッジ部18bを見込む角度が180度で、丁度半周ずつオン期間とオフ期間とが生起される半円弧状で、且つ遮光性のよい素材例えば黒色樹脂材料で形成した帯部品18から成る。
3箇所の取付部17による3点支持により帯部品18は、両端が突っ張り且つ真ん中が中心に向けて押され、シャフトSHの中心から等距離の弓状に良好に保持される。帯部材18は、静止部材側に支持するホトセンサから成る各インデックスセンサIDs(11L,11C,11R)のギャップGP中を通過する。帯部品18がギャップGPの光を遮るオンエッジ部18aの通過とその光を再び通過させるオフエッジ部18bの通過が丁度半周毎に現れ、一回転中、2箇所のリール変位角すなわちオンエッジ対応角とオフエッジ対応角とで、ステッピングモータSMに供給する励磁パルスのステップ数を補正可能にしている。備考欄では、光の遮断及び通過位置に楔の先端を向けた簡略表記によりインデックスセンサIDsを示している。各インデックスセンサIDs及び各ステッピングモータSMは、筐体内の収めるリールボックスの構成要素の一つとなるモータプレート19に支持している。
表示窓80中の例えば上段に定める所定基準位置に対し、図柄番号8番の図柄が通過終盤に達し、この図柄に割付けたステップ数24の初期値23から0に向けてカウントダウンする降順管理のステップ数が1になったとき、オンエッジ部18aがインデックスセンサIDsに到達してインデックスセンサIDsがオフからオンに切換わるオンエッジが検出される予定となり、オンエッジの検出によりオンエッジ補正がされる。同じく上段に定める所定基準位置に対し、図柄番号8番から180度変位した図柄番号18番の図柄が通過終盤に達し、この図柄に割付けたステップ数24の初期値23から0に向けてカウントダウンする降順管理のステップ数が1になったとき、オフエッジ部18bがインデックスセンサIDsから離間してインデックスセンサIDsがオンからオフに切換わるオフエッジが検出される予定となり、オフエッジの検出によりオフエッジ補正がされる。
オンエッジの検出時、所定基準位置を通過中の図柄の図柄番号を管理する図柄カウンタFGCに図柄番号8番の8を、所定基準位置を通過中の図柄のステップ数を管理するステップカウンタSPCに1を上書きにより各格納する。オンエッジの検出直前の図柄カウンタFGCの図柄番号及びステップカウンタSPCのステップ数が本来のあるべき図柄カウンタFGC=8、ステップカウンタSPC=2(1の直前の2)ではなく、仮にズレが生じていたとしても、オンエッジの検出により図柄カウンタFGCに8、ステップカウンタSPCに1を格納することにより、補正(オンエッジ補正)がされることになる。なお、図柄カウンタFGC及びステップカウンタSPCは、各リール1L,1C,1R毎に主制御装置MCのRWM上に設けている。
オフエッジの検出時、図柄カウンタFGCに図柄番号18番の18を、ステップカウンタSPCに1を上書きにより各格納する。オフエッジの検出直前の図柄カウンタFGCの図柄番号及びステップカウンタSPCのステップ数が本来のあるべき図柄カウンタFGC=18、ステップカウンタSPC=2(1の直前の2)ではなく、仮にズレが生じていたとしても、オフエッジの検出により図柄カウンタFGCに18、ステップカウンタSPCに1を格納することにより、補正(オフエッジ補正)がされることになる。
所定基準位置は有効ラインと一致させても一致させなくてもよく、表示窓80中の中段や下段に定めてもよいし、表示窓80外に定めてもよい。所定基準位置と有効ラインとが異なる場合には、所定基準位置に停止対象とする図柄を停止させると、有効ラインに当せん役に対応した図柄が表示される関係になるように停止対象の図柄を決定することになる。また、インデックスは、任意の固定した回転角においてリール一回転毎にオン又はオフが少なくとも1回検出されるものであれば、リールに一体化する突起物等をセンサで検知するものや、ステッピングモータのシャフトに一体化するディスクの切欠き等をセンサで検知するもの等、どのようなタイプのものでもよい。
図4に示すように、遊技機筐体8Bの内部に組込む制御装置CNは、遊技の進行を管理し、内部抽せん、入賞によるメダルの払出し、再遊技の作動、役物の作動、アシストタイムATの作動等の遊技者利益に関係する主遊技制御を実行させる所謂メイン側と呼ばれる遊技機規則でいう主基板に対応する主制御装置MCと、この主制御装置MCから一方向性通信仕様に従って送信する情報を受信して主制御装置MCでの決定事項に基づいて演出制御を実行させる所謂サブ側と呼ばれる遊技機規則でいう周辺基板に対応する周辺制御装置SCとを含む。一方向性通信仕様とは、主基板に関して遊技機規則で規定する「周辺基板が送信する信号を受信することができるものでないこと」を満たす通信仕様をいう。
主制御装置MCは、ROM及びRWMを内蔵したメインCPUを備える。メインCPUは、Z80互換チップから成り、基本的なZ80仕様に所定の遊技機用拡張仕様を適用しており、例えば12MHzのシステムクロック動作環境下で使用している。入力ポートI1には、各リールのインデックスセンサIDs、各ストップボタン6L,6C,6R、ベットボタン3、精算ボタン4、スタートレバー5、投入口2i下流のメダルセレクター2に設ける投入センサーSEN0及び通過センサーSEN1,2、メダルセレクター2からメダルを引き継ぐRシュートに設けるRシュートセンサーSEN3、メダル払出装置HPの出口に設ける払出センサーSEN4、メダル払出装置HPのバケット容量を超えて余剰に投入されたメダルを貯める補助収納庫に設けるオーバーフローセンサーSEN5、フロントキャビネット8E,8Fの開放を検出するドア開閉スイッチSi1、遊技場係員による操作により設定1(低)〜設定6(高)の6段階何れかに定める設定変更スイッチSi2等の各信号を入力している。
出力ポートO1から、LEDドライバDr0を介して各ストップボタンに内蔵する停止表示器61,62,63すなわち停止不可表示時に点灯させる赤LED61R,62R,63R及び停止可能表示時に点灯させる青LED61B,62B,63Bを、モータドライバDr1を介して各リールに駆動軸SHを直結させるステッピングモータ12L,12C,12R(SM)を、LEDドライバDr2を介して遊技基本ランプ類30を、ソレノイドドライバDr3を介してメダルセレクター2からメダルを離脱させるブロッカー爪部28を突出させるブロッカーソレノイド28sを、モータドライバDr4を介してメダル払出装置HPのメダル払出モータHPmを各制御している。
メインCPUのROM上には、スタートレバー5の操作を契機に、ハード又はソフトウェア上で高速更新する例えば2バイトカウンタから抽出する乱数値が、その取り得る0〜65535の範囲内において役に対応づけて区分した何れの当せんエリア(籤(くじ)ともいう)に属するかに応じて、再遊技役、入賞役(小役)、役物に係る何れかの当せん役又は不当せんを決定する内部抽せん手段K、スタートレバー5の操作後で且つ前遊技の開始から4.1秒経過後に全リールを正転側に加速処理して定常回転速度に到達させる回胴回転装置制御手段V1と各リールを対応するストップボタンの操作により個別に停止させて有効ラインに当せん役に対応した図柄の組合せの表示を許容させる回転停止装置制御手段V2とを含むリール制御手段Vを設けている。
また、遊技結果が入賞なら所定配当数のメダルを払出すメダル払出手段M、遊技結果が再遊技の作動なら次ゲームの掛けメダルを同一規定数で自動投入するメダル自動投入手段Q、遊技結果が再遊技確率の変動等を伴うのなら遊技状態を移行させる遊技状態移行手段J、所定のフリーズ抽せんにより当せん役別に定めた所定確率により各リールを逆回転等させる所定の回胴演出の当否を決定するフリーズ抽せん手段W、その当せんに係る回胴演出を実行させる回胴演出実行手段Gを設けている。
回胴回転装置制御手段V1による加速処理中、全リール1L,1C,1Rの全図柄に対して、内部抽せんで決定した当せん役に応じて、再遊技役>入賞役(小役)>役物の順に従う役別優先順位付けと、当せん役が入賞役(小役)の場合には、払出枚数が多い高配当の小役を優先引込みする枚数優先及び/又は図柄の組合せの種類が多い小役を優先引込みする個数優先に対応させる役内優先順位付けとをした停止候補検索データをRWM上で初期作成し、回転停止装置制御手段V2でする停止制御に備える。
停止候補検索データは、例えば、当せん役がリプレイ図柄の三つ揃いによる再遊技役なら、リプレイ図柄を有効ラインの中段に表示させる一つ上の図柄(規準位置となる上段の図柄)に第1優先データ80Hを、他の図柄に最低優先データ10Hを割付けたものとなる。当せん役が9枚のメダルを払出すスイカ図柄の三つ揃いによる入賞役なら、スイカ図柄を中段に表示させる一つ上の図柄に第2優先データ40Hに配当の9を加算した49Hを、他の図柄に10Hを割付けたものとなる。当せん役が1種ビッグRBB(第一種特別役物に係る役物連続作動装置)に係る赤7の三つ揃いによる役物なら、赤7図柄を中段に表示させる一つ上の図柄に第3優先データ20Hを、他の図柄に最低優先データ10Hを割付けたものとなる。
なお、RBBの当せんフラグが持ち越されたRBB内部中に、図柄の組合せの一部に赤7図柄を含む再遊技役に当せんした場合は、その一部の赤7図柄を中段に表示させる一つ上の図柄は、20H+80H=A0Hを割付けたものとなり、図柄の組合せの一部に赤7図柄を含む例えば「赤7」−「ベル」−「ベル」による3枚配当の入賞役に当せんした場合は、その一部の赤7図柄を中段に表示させる一つ上の図柄は、20H+43H=63Hを割付けたものとなる。
回転停止装置制御手段V2による第1番目の停止では、ストップボタン6L,6C,6Rによる停止操作の検出に基づいて対応する停止要求フラグをオンにしたとき、原則として、図柄カウンタFGCに記録された現在図柄を除いた後続5コマの図柄について、例外として、ステップカウンタSPCが初期ステップ数近傍値(26ステップ数の図柄は25、24ステップ数の図柄は23)の場合は図柄カウンタFGCに記録された現在図柄を含めた5コマの図柄について、加速処理中に作成した停止候補検索データに基づき、優先データが最大値となる図柄を検索するロジック演算を行うと共に、最大値となる図柄が複数ある場合は予めROM上で定義した停止テーブルを参照することにより、最も引込み優先順位の高い唯一の停止図柄を決定する。そして、図柄カウンタFGCが決定した停止図柄の図柄番号に更新されて現在図柄=停止図柄になったとき、第1停止に係るリールのステッピングモータSMに、所定時間についてオンを継続させる全相励磁又は非全相励磁による停止励磁パターンを印加する。
なお、本実施形態のものでは、2種ビッグCBB(第二種特別役物に係る役物連続作動装置)に係る黒バーの三つ揃いによる役物も定義しており、2種ビッグCBB作動中における第二種特別役物CBの作動中、少なくとも1以上のリール例えば右リール1Rについては、第1規定時間の「190ms以内の停止」に代えて、第2規定時間の「75ms以内の停止」を実現するため、右リール1Rに限り、原則として、図柄カウンタFGCに記録された現在図柄を除いた後続2コマの図柄から、例外として、ステップカウンタSPCが初期ステップ数近傍値(26ステップ数の図柄は25〜22、24ステップ数の図柄は23,22)の場合は図柄カウンタFGCに記録された現在図柄を含めた2コマの図柄から、停止図柄を決定する仕様にしている。
第1停止が完了すると、次のストップボタンの操作を受付可能とするまでの停止操作間隔期間中(例えば約200msの間)に、第1停止による表示出目に応じて、表示の対象外となる図柄及び又は図柄の組合せの種類の数が変わることとなる図柄について、未停止リールの停止候補検索データを書き換え、第2番目以後の停止に備える。第2番目の停止では、第1番目の停止後に書き換えた停止候補検索データに基づき、上記同様なロジック演算あるいはロジック演算及び停止テーブルの参照により唯一の停止図柄を決定し、図柄カウンタFGCにおいて現在図柄=停止図柄となったとき、第2停止に係るリールのステッピングモータSMに、所定時間についてオンを継続させる全相励磁又は非全相励磁による停止励磁パターンを印加する。
第2停止が完了すると、最後のストップボタンの操作を受付可能とするまでの停止操作間隔期間中(例えば約200msの間)に、第1,第2停止による表示出目に応じて、表示の対象外となる図柄及び又は当せんしていない役の完成を阻止するために蹴飛ばして停止不可とする図柄について、未停止リールの停止候補検索データを書き換え、第3番目の停止に備える。停止不可となる図柄の一つ上の図柄には停止不可の00Hを割付ける。第3番目の停止では、第2番目の停止後に書き換えた停止候補検索データに基づき、上記同様なロジック演算あるいはロジック演算及び停止テーブルの参照により唯一の停止図柄を決定し、図柄カウンタFGCにおいて現在図柄=停止図柄となったとき、第2停止に係るリールのステッピングモータSMに、所定時間についてオンを継続させる全相励磁又は非全相励磁による停止励磁パターンを印加する。こうして、全リール1L,1C,1Rの停止が完了し、1回の遊技の結果が導出される。
また、メインCPUのROM上には、アシストタイムATの作動を設定の違いによらない均一な当せん確率にて抽せんするRBB等の内部当せん役等と関連付けた所定作動条件下で決定するAT作動決定手段H1、アシストタイムATの作動を延長させることとなる継続ゲーム数等の上乗せを内部当せん役等と関連付けた所定上乗せ条件下で決定するAT上乗せ決定手段H2、アシストタイムATの作動決定から作動終了までを管理するAT継続管理手段H3、ストップボタン6L,6C,6Rの押し順に正解できたときに投入数を超える数のメダルを獲得できる押し順小役についての正解押し順ナビ等のAT指示情報を主制御装置MCで管理するメインモニタMAに出力させると共に周辺制御装置SCで管理する液晶表示装置71等に出力させるAT指示情報出力手段H4を設けている。
赤7の三つ揃いに対応させる1種ビッグRBBに当せんしたとき、内部抽せんに引き続いてする振分抽せん(2段階抽せん)により、例えば128/256=1/2の確率でアシストタイムATの当せんとし、押し順小役についての正解押し順ナビを出すと共に、再遊技確率が高い高確遊技状態に移行できる昇格再遊技役の押し順ナビを出し、高確遊技状態に移行させて、いわゆるアシストリプレイタイムARTを実行可能にしている。
周辺制御装置SCは、ROM及びRWMをもつサブCPUを備える。サブCPUは、32ビットRISC(Reduced Instruction Set Computer)チップマイコンから成り、例えば200MHzを超えるシステムクロック動作環境下で使用している。サブCPUは、汎用ポート制御機能Po、調歩同期式シリアルUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)及びクロック同期式シリアルによるシリアル通信機能Sr、I2C(Inter−Integrated Circuit)コントロール機能Ii等の、入出力ポートI2/O2を介した通信制御機能と共に、演出制御の対象デバイス毎の専用制御機能を備える。
専用制御機能として、上下の液晶表示装置71,72に動画等を表示させる液晶表示機能Sy1、スピーカ91〜94及び/又はウーハー90から効果音等を出力させる音声出力機能Sy2、各種ランプE1〜E13及び表示窓80に臨む9つの図柄をリール帯の背面から照明するリールバックランプBL1〜9を点灯等させる電飾制御機能Sy3、可動ランプE1〜E4の展開及び収納用のモータm1〜m4を駆動させるモータ制御機能Sy4等の各種機能を内蔵する。RTCは、二次電池Btでバックアップするリアルタイムクロックであり、遊技待機中、同一機種間で、下部液晶表示装置72から上部液晶表示装置71に一斉に蝶が舞い上がる等の同期演出が行えるようにしている。
入力ポートI2には、主制御装置MCからの送信情報、十字キーユニットBT、下部液晶ボタンABの信号を入力している。主制御装置MCからの送信情報には、メイン側初期化完了情報、ベットボタン3の操作情報を含むメダル投入情報、スタートレバー5の操作情報を含むリール始動情報、内部抽せんによる当せんフラグ情報、ストップボタン6L,6C,6Rの操作情報、遊技結果情報、遊技状態情報、フリーズ及び回胴演出情報、CZ,ARTを含む有利区間移行情報、指示情報、上乗せ情報、有利区間終了情報、エラー情報等、主制御装置MCで検出し又は決定若しくは実行する各種制御情報が含まれる。
サブCPUによる演出制御の対象デバイスには、上下の液晶表示装置71,72の背後に配置する面光源ユニットであって、パルス幅変調PWMによるデューティ比の変更により輝度を調整可能としたLEDバックライトによるディスプレイ用バックライト71B,72Bも含む。各液晶表示装置71,72は、各LCDドライバDr5,6を介して制御し、各バックライト71B,72Bは、各LEDドライバDr7,8を介して制御している。ドットマトリクス表示装置73は専用のLEDドライバDr9を介して制御している。各種ランプE1〜13及びリールバックランプBL1〜9は、I2C仕様のLEDドライバDr10〜13を介して制御している。モータm1〜m4は、モータドライバDr14を介して制御している。スピーカ91〜94及びウーハー90は、デジタル/アナログ変換機能付きアンプDr15,16を介して制御している。下部液晶ボタンABをロックしてその押圧を禁止する下部液晶ボタンロッカーARは、ソレノイドドライバDr17を介して制御している。
サブCPUのROM上には、主制御装置MCから受信する主遊技制御の情報、及び/又は、周辺制御装置SCの現在の演出制御の情報に基づいて、サブ側の演出状態を管理する演出状態管理手段Zを設けている。この演出状態管理手段Zは、主遊技制御の情報及び/又は演出制御の情報に基づいて、演出対象とする複数のデバイスで協働した演出、或は、特定のデバイスによる単独の演出を実行させる演出メッセージを決定する演出メッセージ決定手段Yを含む。
演出状態管理手段Zの統括下、演出メッセージ決定手段Yでの決定等に基づいて作動する次の各手段を設けている。すなわち、上部液晶表示装置71に指示情報出力手段H3から出力する指示情報信号に従ったナビ、例えば、第1番目に左ストップボタン6Cを押す押し順に正解したとき9枚のメダルを払出す3択ベル役(入賞役)の当せん時に「左第1停止」に対応するボタン位置対応ナビ「1××」等を表示させる表示ナビ手段X1、この表示ナビに連動してスピーカ91〜94から操作すべきストップボタンが左か中か右かを音声で知らせる音声ナビ手段X2を設けている。
また、遊技状態、回胴演出、有利区間等に応じて液晶表示装置71,72及びドットマトリクス表示装置73に映し出す動画等を変更表示させる画像演出手段X3、これに連動して各種ランプE1〜13の点灯及び発光色を制御するランプ演出手段X4、スピーカ91〜94から効果音やBGMを出音させる音声演出手段X5、モータm1〜4により可動ランプE1〜E4の展開及び収納を制御するメカ演出手段X6、下部液晶ボタンABの押圧タイミング等に合わせてウーハー90を作動させる振動演出手段X7等を設けている。
図5は、ステッピングモータSMの内部構造を直線上に展開して示したものである。ステッピングモータSMは、積層鋼板から成る鉄芯外周に1ピッチずつずらせた63対のN極小歯Rn及びS極小歯Rsをもつ永久磁石内蔵式のロータRmと、各磁極内周に6個のステータ小歯Stをもつ積層鋼板から成る4種類の磁極、すなわち、A相正巻線A1及びAバー相逆巻線A2バーを巻回した一の相に対応する磁極A、B相正巻線B1及びBバー相逆巻線B2バーを巻回した他の相に対応する磁極B、Aバー相正巻線A1バー及びA相逆巻線A2を巻回した一の相の反転相に対応する磁極Aバー(Aの反転磁極。以下、磁極Cともいう)、Bバー相正巻線B1バー及びB相逆巻線B2を巻回した他の相の反転相に対応する磁極Bバー(Bの反転磁極。以下、磁極Dともいう)を全部で2組備えるステータSwとを有する。
円周方向に、A,B,C,D,A,B,C,Dの各磁極が並ぶ。磁極は全部で8極ある。各磁極は外周の環状磁路Sqで一体化される。なお、一回転に要するステップ数及び又は小歯の構成を変更することにより、A,B,C,Dの各磁極を、1組或は3組等としてもよい。
A相正巻線A1とA相逆巻線A2とは磁極への巻回方向は逆だが直列接続され、励磁パターンのA相オンにより、磁極AをS極、磁極CをN極にする。B相正巻線B1とB相逆巻線B2とは磁極への巻回方向は逆だが直列接続され、励磁パターンのB相オンにより、磁極BをS極、磁極DをN極とする。Aバー相正巻線A1バーとAバー相逆巻線A2バーとは磁極への巻回方向は逆だが直列接続され、励磁パターンのAバー相オンにより、磁極CをS極、磁極AをN極とする。Bバー相正巻線B1バーとBバー相逆巻線B2バーとは磁極への巻回方向は逆だが直列接続され、励磁パターンのBバー相オンにより、磁極DをS極、磁極BをN極とする。それぞれ、アンペアの右ネジの法則による。
小歯を一つにした等価モデルで示すとおり、0「A相1相励磁」位置は、ロータのN極1番(N1極。以下、同様)はS極の磁極Aに、ロータのS極3番(S3極。以下、同様)はN極の磁極Cに広い面積で各対面し、一の停止安定位置PAとなる。2「B相1相励磁」位置は、N2極はS極の磁極Bに、S4極はN極の磁極Dに広い面積で各対面し、一の停止安定位置PBとなる。4「Aバー相1相励磁」位置は、N3極はS極の磁極Cに、S5極はN極の磁極Aに広い面積で各対面し、一の停止安定位置PCとなる。6「Bバー相1相励磁」位置は、N4極はS極の磁極Dに、S1極はN極の磁極Bに広い面積で各対面し、一の停止安定位置PDとなる。
1「A相及びB相の2相励磁」では、磁極A,BがS極、磁極C,DがN極となる。3「B相及びAバー相の2相励磁」では、磁極B,CがS極、磁極D,AがN極となる。5「Aバー相及びBバー相の2相励磁」では、磁極C,DがS極、磁極A,BがN極となる。7「Bバー相及びA相の2相励磁」では、磁極D,AがS極、磁極B,CがN極となる。これら1、3、5、7の2相励磁位置は、0、2、4、6の1相励磁位置に比べて、不安定な位置にあり、ステータSw側の磁化を取り除くと、ロータRm側の永久磁石作用により、最短移動により停止安定位置PA,PB,PC,PDの何れかで止まる。
定常回転中の各相に対する励磁パターンの更新は、励磁ポインタの更新により1相励磁パターンと2相励磁パターンとを、1割込時間t=1.49ms毎に交互に繰り返す1−2相励磁により実行する。励磁ポインタ0の「A相1相励磁」から励磁ポインタ7の「Bバー相及びA相の2相励磁」までの8ステップにより、ある一つの小歯が1小歯分について移動する。ロータRmの小歯は63対あるため、8×63=504ステップで一回転することになる。各リール1L,1C,1Rにおいて、ステップ数の多い26ステップの図柄も、ステップ数の少ない24ステップの図柄も、何れも26,24という偶数であるため、図柄の1コマ移動は、1相励磁に始まり、2相励磁で終わらせることができる。励磁ポインタの更新順序が0,1,2,3,4,5,6,7,0,1,2・・・の場合は正転、0,7,6,5,4,3,2,1,0・・・の場合は逆転することになる。
1相励磁位置に対応する何れかの停止安定位置PA,PB,PC,PDで止まっている停止状態から正転側に加速処理して定常回転に到達させる加速シーケンスは、励磁ポインタをプラス1した2相励磁パターンから励磁を始める。例えば、最初は42割込時間(42t=62.58ms)の長いオン時間の2相励磁、このオン時間を管理するシーケンスカウンタの1減算結果(1割込毎の減算結果)が0となった次のステップ更新で9割込時間(9t=13.41ms)の1相励磁、以後、11割込時間(11t=16.39ms)の2相励磁、1割込時間(t=1.49ms)の1相励磁、4割込時間(4t=5.96ms)の2相励磁、1割込時間(t=1.49ms)の1相励磁、2割込時間(2t=2.98ms)の2相励磁、1割込時間(t=1.49ms)の1相励磁、1割込時間(t=1.49ms)の2相励磁と、徐々にオン時間を短くしていき、72t=107.28ms経過後に定常回転に到達させる。
定常回転に到達後、0〜数十ms例えば50msの所定の停止禁止期間を確保した後、各リール1L,1C,1Rについて最先のオンエッジ又はオフエッジの検出による初回補正をした後、各ストップボタン6L,6C,6Rに内蔵した赤LED61R,62R,63Rの点灯を青LED61B,62B,63Bの点灯に代え、ストップボタン6L,6C,6Rの操作を受付可能にする。
受付可能下での各ストップボタン6L,6C,6Rの操作により対応する停止要求フラグをオンとし、これに基づいて対応するリール1L,1C,1Rを定常回転から滑らかに停止させる通常態様たる第1態様の停止時、A相,B相,Aバー相,Bバー相の全相を所定時間について励磁(オン)する全相励磁による停止励磁パターンを印加する仕様にしている。この全相励磁は、図柄カウンタFGCにおいて現在図柄=停止図柄となるタイミングで印加する。
受付可能下での各ストップボタン6L,6C,6Rの操作により対応する停止要求フラグをオンとし、これに基づいて対応するリール1L,1C,1Rを定常回転から順方向に行き過ぎた後に逆方向に引き戻す肉眼で確認可能な比較的大きな振動(バウンド)を伴わせて急停止させるバウンド態様たる第2態様の停止時、A相,B相,Aバー相,Bバー相の何れか一つの相を所定時間について励磁(オン)する1相励磁による非全相励磁による停止励磁パターンを印加する仕様にしている。この非全相励磁は、全相励磁を印加する場合と同様、図柄カウンタFGCにおいて現在図柄=停止図柄となるタイミングで印加する。この非全相励磁は、この非全相励磁を印加する直前の励磁パターンの次に更新が予定される励磁パターンを飛び越して更新を進めた飛び越し励磁パターンから成る。
本実施形態では、1種ビッグRBBに当せんし、2段階抽せんにより1/2の確率でアシストタイムATにも当せんし、RBBの作動終了後にアシストリプレイタイムARTへの移行が確定しているときで、かつ、RBBの当せんゲーム又はRBB内部中のゲームにおいて、赤7図柄を有効ラインに表示できるとき、非全相励磁の印加によるバウンド態様の第2態様にて停止させ、これ以外、すなわち、RBBに非当せんのとき、RBBに当せんしてもアシストタイムATに非当せんのとき、RBB及びATに当せんしても赤7図柄を有効ラインに表示できないときは、全相励磁の印加による通常態様の第1態様にて停止させる仕様にしている。
これに代え、又は、これに加えて、内部抽せんでの当せん確率が比較的低い特定の入賞役及び/又は再遊技役(レア役)に当せんし、この当せんによりアシストタイムATの初当たりや継続ゲーム数の上乗せ等が決定された場合に、バウンド態様の第2態様の停止をしてもよい。また、アシストタイムATとは無関係に、或は、該当する図柄を有効ラインに表示できるか否かにかかわらず、特定の役物や入賞役や再遊技役に当せんしたときに、バウンド態様の第2態様の停止をしてもよい。
図6に示すように、原則として、全相励磁は、定常回転中の2相励磁パターンの次に印加する仕様にしている。図示例では、励磁ポインタ7の「Bバー相及びA相の2相励磁」の次に全相励磁を印加している。全相励磁直前の「Bバー相及びA相の2相励磁」では、磁極Aの正巻線A1、磁極Bの逆巻線B2バー、磁極Aバーの逆巻線A2、磁極Bバーの正巻線B1バーはオンであり、各磁極の一方側巻線のみがオン状態にある。
この状態から全相励磁を印加すると、直前までオフであった各磁極の他方側巻線が電源に接続されて閉じた回路を形成し、この閉じた回路に直前からオンであった一方側巻線による磁束が急激に鎖交し、電磁誘導により他方側巻線に鎖交磁束の変化を妨げる向きに磁束を生じさせる、電源からの電流と同じ向きの誘導電流が流れる。このため、一方側巻線による磁束を他方側巻線による反対磁束で急激に打ち消し、ステータの残留磁気を直ちに低減できる。
全相励磁の開始位置は1相励磁位置の停止安定位置に対応するが、ロータの慣性力により、この位置で止まることはできず、次の2相励磁位置も停止安定位置ではないため通り過ぎ、この通過以後の1相励磁位置(停止安定位置)まで変位する。本実施形態のものでは、全相励磁の直前の2相励磁位置から数えて3ステップ先の1相励磁位置(停止安定位置)まで変位する。よって、直前の2相励磁位置から1.43/2×3≒2.15度変位する。3ステップ先の1相励磁位置で、順方向に僅かにオーバーシュートすることがあるが、ロータのN極小歯及び/又はS極小歯がステータの磁極に広い面積で近接して対面する位置に直ぐに引き戻され、肉眼では振動の確認がほぼ困難な綺麗な挙動により、3ステップ先の1相励磁位置に滑らかに停止する。
直前の2相励磁位置から3ステップ先で停止する約2.15度の変位量を考慮して、直前の2相励磁位置を実際の停止位置から3ステップ手前に設定し、この位置で図柄カウンタFGCの更新がされる関係にしているため、図柄カウンタFGCにおいて現在図柄=停止図柄のタイミングで全相励磁を印加すると、直前の2相励磁位置から3ステップ分変位して、停止図柄(上段図柄)の一つ下の有効ラインの中段に対応した表示対象図柄を、所定位置たる表示窓80中の中段適正位置に表示できる。
全相励磁の開始からオンを継続する停止励磁時間たる全相励磁時間は、135割込に相当する135t=201.15msとしている。この全相励磁時間の経過後、A相,B相,Aバー相,Bバー相の全相をオンからオフにして励磁を開放する。このとき、全相励磁の印加直前の2相励磁パターンに対応した励磁ポインタをプラス3して進める。このプラス3の励磁ポインタの進み数は、直前の2相励磁位置から慣性で変位する変位量に相当する。直前の2相励磁位置の励磁ポインタが7であるから、プラス3すると励磁ポインタは10となり、10は、10−8=2の2ということになる。次ゲームの開始により加速を再開するとき、励磁ポインタをプラス1した励磁ポインタ3の「B相及びAバー相の2相励磁」パターンから励磁を始めることになる。
図6の例では、励磁ポインタ7の「Bバー相及びA相の2相励磁」の次に全相励磁を印加したが、励磁ポインタ1の「A相及びB相の2相励磁」の次に全相励磁を印加した場合、励磁ポインタ1から3ステップ分変位して停止し、励磁開放時に励磁ポインタを1+3=4とし、4+1の励磁ポインタ5の「Aバー相及びBバー相の2相励磁」パターンから加速を再開することになる。また、励磁ポインタ3の「B相及びAバー相の2相励磁」の次に全相励磁を印加した場合、励磁ポインタ3から3ステップ分変位して停止し、励磁開放時に励磁ポインタを3+3=6とし、6+1の励磁ポインタ7の「Bバー相及びA相の2相励磁」パターンから加速を再開することになる。さらに、励磁ポインタ5の「Aバー相及びBバー相の2相励磁」の次に全相励磁を印加した場合、励磁ポインタ5から3ステップ分変位して停止し、励磁開放時に励磁ポインタを5+3=8の0とし、0+1の励磁ポインタ1の「A相及びB相の2相励磁」パターンから加速を再開することになる。
図7に示すように、原則として、非全相励磁の飛び越し1相励磁は、定常回転中の2相励磁パターンの次に印加する仕様にしている。図示例では、励磁ポインタ7の「Bバー相及びA相の2相励磁」の次に、励磁ポインタを3進めて7+3=10すなわち励磁ポインタ2の「B相1相励磁」の非全相励磁を印加している。この場合、直前の励磁ポインタ7の「Bバー相及びA相の2相励磁」から、3ステップ先の励磁ポインタ2の「B相1相励磁」位置において、S極に磁化された磁極BにロータのN極小歯が引き付けられ、N極に磁化された磁極BバーにロータのS極小歯が引き付けられる。
このため、慣性力に磁極からの吸引力が加わり、全相励磁を印加した場合よりも急速に3ステップ変位が生じ、順方向に比較的大きくオーバーシュートする。しかし、直ぐに、S極に磁化された磁極BにロータのN極小歯が再び引き付けられ、N極に磁化された磁極BバーにロータのS極小歯が再び引き付けられて急に逆戻りする。逆戻りし過ぎるが、再び、順方向に引戻される。複数回の振動の後、しばらくして振動が減衰して静定する。こうして、肉眼で確認できる比較的大きな振動を伴い、直前の2相励磁位置から3ステップ先でバウンド停止する。
2相励磁後に非全相励磁を印加するタイミングは、2相励磁後に全相励磁を印加するタイミングと同じタイミングに設定している。3ステップ先で停止する約2.15度の変位量を考慮して、直前の2相励磁位置を実際の停止位置から3ステップ手前に設定し、この位置で図柄カウンタFGCの更新がされる関係にしているため、図柄カウンタFGCにおいて現在図柄=停止図柄のタイミングで非全相励磁たる飛び越し1相励磁を印加すると、直前の2相励磁位置から3ステップ分変位して、停止図柄(上段図柄)の一つ下の有効ラインの中段に対応した表示対象図柄を、所定位置たる表示窓80中の中段適正位置に表示できる。
非全相励磁たる飛び越し1相励磁の開始からオンを継続する停止励磁時間たる非全相励磁時間は、全相励磁時間よりも長い、168割込に相当する168t=250.32msとしている。この非全相励磁時間の経過後、全相をオフにして励磁を開放する。既に飛び越し1相励磁の開始時に励磁ポインタをプラス3して7+3=10の2に進めているため、飛び越し1相励磁の開始時の励磁ポインタの2が励磁開放時にも維持される。次ゲームの開始により加速を再開するとき、励磁ポインタをプラス1した励磁ポインタ3の「B相及びAバー相の2相励磁」パターンから励磁を始めることになる。
非全相励磁時間は全相励磁時間よりも長いものとしているため、非全相励磁を印加した場合にもステータの残留磁気の影響を低減でき、励磁開放時にロータが別の停止安定位置等に変位する恐れを低減できる。なお、図7のもので、「B相1相励磁」による飛び越し1相に代えて、「B相、A相、Aバー相の3相励磁」に代えてもよい。この場合、A相とAバー相との同時励磁により、磁極Aと磁極Aバーの残留磁気を急速に低減でき、非全相励磁時間を、全相励磁時間と同じか、又は、全相励磁時間に近づけることができる。
図7の例では、励磁ポインタ7の「Bバー相及びA相の2相励磁」の次に励磁ポインタを3進めた励磁ポインタ7+3=10で2の「B相1相励磁」による飛び越し1相励磁を印加したが、励磁ポインタ1の「A相及びB相の2相励磁」の次に励磁ポインタ1+3=4の「Aバー相1相励磁」による飛び越し1相励磁を印加してもよい。また、励磁ポインタ3の「B相及びAバー相の2相励磁」の次に励磁ポインタ3+3=6の「Bバー相1相励磁」による飛び越し1相励磁を印加してもよい。さらに、励磁ポインタ5の「Aバー相及びBバー相の2相励磁」の次に励磁ポインタ5+3=8で0の「A相1相励磁」による飛び越し1相励磁を印加してもよい。これらの場合に、飛び越し1相励磁の「Aバー相1相励磁」は「Aバー相、B相、Bバー相の3相励磁」に、同「Bバー相1相励磁」は「Bバー相、A相、Aバー相の3相励磁」に、同「A相1相励磁」は「A相、B相、Bバー相の3相励磁」にそれぞれ置換してもよい。
図8に示すように、例外として、全相励磁は、定常回転中の1相励磁パターンの次に印加する場合がある。図示例では、励磁ポインタ0の「A相1相励磁」の次に全相励磁を印加している。全相励磁直前の「A相1相励磁」では、磁極Aの正巻線A1、磁極Aバーの逆巻線A2はオンにあり、A相及びAバー相の磁極については電磁誘導に基づく誘導電流により残留磁気を直ちに低減できる。しかし、磁極B及び磁極Bバーの正巻線及び逆巻線は何れもオフであるため、対抗する磁束を同時に生じさせることになる磁極Bの正巻線B1と逆巻線B2バーのインピーダンスは過渡的に高い状態にあり、電流は流れにくく、同様に、対抗する磁束を同時に生じさせることになる磁極Bバーの正巻線B1バーと逆巻線B2のインピーダンスは過渡的に高い状態にあり、電流は流れにくく、B相及びBバー相の磁極については残留磁気の低減効果は遅れる。
このため、1相励磁後に全相励磁を印加する場合は、2相励磁後に全相励磁を印加する場合に比べて、ロータが慣性で変位する変位量がより小さくなる要因は生じず、励磁ポインタ0の「A相1相励磁」と全相励磁の間に励磁ポインタ1の「A相及びB相の2相励磁」パターンを挿入した場合とほぼ同じ停止安定位置(1相励磁位置)で止まることになる。よって、全相励磁を印加した後に励磁を開放するとき、全相励磁の印加直前の1相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数は、2相励磁パターンの次に全相励磁を印加した場合の2相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数よりもほぼ1だけ大きい数すなわち本実施形態のものでは4となる。全相励磁時間は、135割込に相当する135t=201.15msであり、励磁開放時、励磁ポインタを0+4=4とし、加速再開時は励磁ポインタ5の「Aバー相及びBバー相の2相励磁」から励磁を始める。
1相励磁後に全相励磁を印加する場合、オールオフの正巻線及び逆巻線に同時に電流を流す必要があるため電源負荷が大きくなるが、直前の1相励磁位置に対応する励磁ポインタから4ステップ先の1相励磁位置(停止安定位置)に、2相励磁後に全相励磁を印加した場合とほぼ遜色のない滑らかな挙動により停止させることができる。
ここで、原則とする2相励磁後の全相励磁を印加するタイミングよりも1ステップ手前の1相励磁位置の次に全相励磁を印加することができると仮定すると、直前の1相励磁位置から4ステップ分変位して、停止図柄(上段図柄)の一つ下の有効ラインの中段に対応した表示対象図柄を、所定位置たる表示窓80中の中段適正位置に表示できることになる。しかし、この仮定によれば、図柄カウンタFGCの更新前に全相励磁を印加することに帰し、この仮定自体が不適となる。結局、2相励磁後の全相励磁を原則としている以上、原則とする2相励磁後の全相励磁を印加するタイミングよりも1ステップ以上遅れたタイミングで全相励磁を印加することになり、表示対象図柄は適正位置から僅かに下に表示されることになる。
図8の例では、励磁ポインタ0の「A相1相励磁」の次に全相励磁を印加したが、励磁ポインタ2の「B相1相励磁」の次に全相励磁を印加した場合、励磁ポインタ2から4ステップ分変位して停止し、励磁開放時に励磁ポインタを2+4=6とし、6+1の励磁ポインタ7の「Bバー相及びA相の2相励磁」パターンから加速を再開することになる。また、励磁ポインタ4の「Aバー相1相励磁」の次に全相励磁を印加した場合、励磁ポインタ4から4ステップ分変位して停止し、励磁開放時に励磁ポインタを4+4=8の0とし、0+1の励磁ポインタ1の「A相及びB相の2相励磁」パターンから加速を再開することになる。さらに、励磁ポインタ6の「Bバー相1相励磁」の次に全相励磁を印加した場合、励磁ポインタ6から4ステップ分変位して停止し、励磁開放時に励磁ポインタを6+4=10の2とし、2+1の励磁ポインタ3の「B相及びAバー相の2相励磁」パターンから加速を再開することになる。
図9に示すように、例外として、非全相励磁の飛び越し1相励磁は、定常回転中の1相励磁パターンの次に印加する場合がある。図示例では、励磁ポインタ0の「A相1相励磁」の次に飛び越し1相励磁を印加している。この飛び越し1相励磁は、励磁ポインタを1進めた励磁ポインタ1の「A相及びB相の2相励磁」パターンを飛び越した励磁ポインタ2の「B相1相励磁」パターンとしている。この場合、直前の励磁ポインタ0の「A相1相励磁」から、2ステップ先の励磁ポインタ2の「B相1相励磁」位置において、S極に磁化された磁極BにロータのN極小歯が引き付けられ、N極に磁化された磁極BバーにロータのS極小歯が引き付けられる。
このため、慣性力に磁極からの吸引力が加わり、全相励磁を印加した場合よりも急速に2ステップ変位が生じ、順方向に大きくオーバーシュートするが、更に8ステップ先まで変位することは粗ない。よって、直ぐに、S極に磁化された磁極BにロータのN極小歯が再び引き付けられ、N極に磁化された磁極BバーにロータのS極小歯が再び引き付けられて急に逆戻りする。逆戻りし過ぎるが、再び、順方向に引戻される。複数回の振動の後、しばらくして振動が減衰して静定する。こうして、肉眼で確認できる比較的大きな振動を伴い、直前の1相励磁位置から2ステップ先でバウンド停止する。
1相励磁後に非全相励磁を印加するタイミングは、1相励磁後に全相励磁を印加するタイミングと同様、原則とする2相励磁後の全相励磁を印加するタイミングよりも1ステップ以上遅れたタイミングとなる。このため、その遅れが1ステップの場合、2ステップ分の変位により、停止図柄(上段図柄)の一つ下の有効ラインの中段に対応した表示対象図柄を、所定位置たる表示窓80中の中段適正位置に表示できることになる。非全相励磁時間は、168割込に相当する168t=250.32msである。
図9の例では、励磁ポインタ0の「A相1相励磁」の次に励磁ポインタを2進めた励磁ポインタ0+2=2の「B相1相励磁」による飛び越し1相励磁を印加したが、励磁ポインタ2の「B相1相励磁」の次に励磁ポインタ2+2=4の「Aバー相1相励磁」による飛び越し1相励磁を印加してもよい。また、励磁ポインタ4の「Aバー相1相励磁」の次に励磁ポインタ4+2=6の「Bバー相1相励磁」による飛び越し1相励磁を印加してもよい。さらに、励磁ポインタ6の「Bバー相1相励磁」の次に励磁ポインタ6+2=8で0の「A相1相励磁」による飛び越し1相励磁を印加してもよい。これらの場合に、飛び越し1相励磁の「Aバー相1相励磁」は「Aバー相、B相、Bバー相の3相励磁」に、同「Bバー相1相励磁」は「Bバー相、A相、Aバー相の3相励磁」に、同「A相1相励磁」は「A相、B相、Bバー相の3相励磁」にそれぞれ置換してもよい。
図10に、1.49msの1割込時間毎にする各リール1L,1C,1Rの各ステッピングモータSMの制御フローを示す。先ず、ステッピングモータSMのモータ状態が、停止状態、加速状態、定常回転状態、停止中状態(停止状態に至るまでの過渡的状態)の何れにあるかを管理するRWM上に設けるモータ状態フラグを確認する(ステップs1、以下、s+ステップ番号で表記する)。停止状態なら何もせず即終了となる(s2でYES)。s3でYESとなる加速状態は、スタートレバー5の操作後で且つ前遊技の開始から最低遊技間隔の4.1秒経過後にセットされる。加速処理では、シーケンスカウンタの1減算結果が0になる毎に(s4でYES)、42割込の2相励磁から始める加速シーケンスの励磁パルスパターンを順にセットし(s5)、加速シーケンスが終了しないうちは(s6でNO)、セットした励磁パルスパターンのオン時間に対応した割込数をシーケンスカウンタにセットする(s7)。加速シーケンスが終了すると(s6でYES)、補正ポイントフラグIPFに初期値0をセットし(s8)、モータ状態を定常回転状態にセットする(s9)。
定常回転状態になると(s10でYES)、1割込毎に1相励磁パターン又は2相励磁パターンを交互にセットし(s11)、今回2相励磁(次回1相励磁)であるとき(s12でYES)、又は、インデックスセンサIDsの検出結果に変化がなくインデックスIDのエッジ検出が未だないとき(s13でNO)、所定上限を超えて長期間インデックスIDのエッジが検出されない上限逸脱による回転エラーの有無を判定する(s14)。上限逸脱による回転エラーがないとき(s14でNO)、一図柄のステップ数を管理するステップカウンタSPCが既に0に達している場合は(s15でYES)、図柄カウンタFGCの現在図柄番号を更新し(s16)、更新した図柄番号に対応するステップ数の初期値をステップカウンタSPCにセットする(s17)。ステップカウンタSPCが0に達していない場合は(s15でNO)、ステップカウンタSPCを1減算して更新する(s18)。
定常回転処理において、インデックスセンサIDsの検出結果が変化してインデックスIDのエッジが検出されても(s13でYES)、未だインデックスフラグがオンされていないとき(s19でNO)、インデックスセンサIDsがオフからオンに変化するオンエッジの検出であった場合は(s20でYES)、補正ポイントフラグIPFが未だ初期値0のとき(s21でYES)、定常回転状態にあるかを再確認した後(S22でYES)、補正ポイントフラグIPFにオンエッジ対応角にて初回補正をする旨の「1」をセットし(S23)、インデックスフラグをオフからオンにし(S24)、オンエッジ補正により初回補正をする(S25)。この初回補正後、補正ポイントフラグIPF=1に基づいて(S26でYES)、オンエッジ補正により第2回目以降の補正がされる(S25)。初回補正がオンエッジ補正でなくオフエッジ補正となる場合は、オンエッジが検出されても、IPFが1でないことに基づいて(S26でNO)、オンエッジ補正はされない。
一方、定常回転処理において、インデックスセンサIDsの検出結果が変化してインデックスIDのエッジが検出されても(s13でYES)、未だインデックスフラグがオンされていないとき(s19でNO)、インデックスセンサIDsがオンからオフに変化するオフエッジの検出であった場合は(s20でNO)、補正ポイントフラグIPFが未だ初期値0のとき(s27でYES)、定常回転状態にあるかを再確認した後(s28でYES)、補正ポイントフラグIPFにオフエッジ対応角にて初回補正をする旨の「2」をセットし(s29)、インデックスフラグをオフからオンにし(s30)、オフエッジ補正により初回補正をする(s31)。この初回補正後、補正ポイントフラグIPF=2に基づいて(s32でYES)、オフエッジ補正により第2回目以降の補正がされる(s31)。初回補正がオフエッジ補正でなくオンエッジ補正となる場合は、オフエッジが検出されても、IPFが2でないことに基づいて(s32でNO)、オフエッジ補正はされない。
定常回転処理において、インデックスIDのエッジが検出され且つインデックスフラグがオンのときは(s19でYES)、所定下限を超えて短期間のうちにインデックスIDのエッジが検出される下限逸脱による回転エラーの有無を判定し(s33)、回転エラーがない場合は(s33でNO)、インデックスフラグがオンであることを再確認した(s34)直後に停止要求フラグのオンを確認し(s35)、インデックスフラグがオンで且つ停止要求フラグがオンのとき(s34でYES且つs35でYES)、インデックスIDのエッジの検出による補正は行わずに、ステップカウンタSPCの更新等(s15〜s18)を経て、停止要求フラグのオンに基づく停止処理を行うことになる(s36)。停止要求フラグがオンで(s36でYES)、図柄カウンタFGCの現在図柄が停止図柄に決定した図柄に更新されて現在図柄=停止図柄となったとき(s37でYES)、インデックスフラグのオンを再確認した後(s38でYES)、停止要求フラグをリセットし(s39)、アシストリプレイタイムARTへの移行が確定し且つ赤7図柄を中段に表示できるときは非全相励磁(飛び越し1相励磁)、これ以外は全相励磁による停止励磁パターンをセットし(s40)、非全相励磁時間又は全相励磁時間による停止励磁時間をセットし(s41)、モータ状態を停止中状態にセットする(s42)。
モータ状態が停止中状態にある停止中処理では、停止相励磁時間を減算し(s43)、その結果が0となってタイムアップした後(s44でYES)、励磁を開放し(s45)、モータ状態を停止状態にセットする(s46)。こうして、各リール1L,1C,1R毎の回転及び停止の制御がされる。なお、上限逸脱又は下限逸脱による回転エラーが検出された場合、モータ状態を加速状態にセットし(s47)、加速処理から処理を繰り返すことになる。上限逸脱による回転エラーの検出(s14)は2相励磁のときに行い、下限逸脱による回転エラーの検出(s33)は1相励磁のときに行うこととしており、エラーを判定するためのカウンタビット数を節約している。
図11に、主制御装置MCでする遊技メインフローからコールするリール停止制御処理、並びに、この中でサブルーチンコールする検索対象コマ決定処理のフローを示す。これらリール停止制御処理及び検索対象コマ決定処理は、割込み毎に実行する図10のモータ制御処理と共に、リール制御手段Vを構成する。スタートレバー5の操作を契機とした内部抽せんでの当せん役(或は当せんエリア)に応じて、加速処理中、全リール1L,1C,1Rの全図柄に対して、停止候補検索データをRWM上で初期作成する(s50)。
全リール1L,1C,1Rの加速処理が終了して定常回転に達し、全インデックスフラグがオンとなってストップボタン6L,6C,6Rの操作が受付可能になり(s51)、何れかの停止操作が有ると(s52)、検索対象コマ決定処理を実行する(s53)。
先ず、図柄カウンタFGCから基準位置に到達して通過中の現在図柄の番号を取得し(s54)、CBB作動中のCB作動中か否かを判定し(s55)、CBB作動中のCB作動中なら短い第2規定時間75ms以内に停止させるべきリールすなわち右リール1Rか否かを判定する(s56)。CB作動中でない場合、又は、CB作動中でも第1規定時間190ms以内の停止でよいリール(左リール1L又は中リール1C)の停止の場合、検索コマ数に5(5コマ)をセットし(s57)、後の判定に用いる比較ステップ数に現在図柄が26ステップ図柄なら26−1=25をセットし(s58)、26ステップ図柄でない24ステップ図柄なら(s59)、24−1=23をセットする(s60)。CBB作動中の第2規定時間75ms以内に停止すべきリール(この場合右リール1R)の停止の場合、検索コマ数に2(2コマ)をセットし(s61)、比較ステップ数に現在図柄が26ステップ図柄なら26−4=22をセットし(s62)、26ステップ図柄でない24ステップ図柄なら(s63)、24−2=22をセットする(s64)。
続いて、ステップカウンタSPCの値と比較ステップ数を比較し(s65)、ステップカウンタSPCの値が比較ステップ数以上でないときは(s66)、現在図柄番号に対して一つ上流に位置する図柄をストップボタンの押下位置図柄つまり0コマ目の図柄とし(s67)、ステップカウンタSPCの値が比較ステップ数以上のときは、現在図柄番号の図柄を押下位置図柄つまり0コマ目の図柄とする(s68)。
以上により、第1規定時間190ms以内での停止では、ステップカウンタSPCの値が到達当初ステップ数を一回目に数えた1回だけの許容回数内の更新ステップ数つまり26ステップ図柄では25、24ステップ図柄では23のとき、現在図柄を0コマ目とした5コマの範囲で停止図柄を決定し、ステップカウンタSPCの値が許容回数の1回を越えて更新の進んだ更新ステップ数つまり26ステップ図柄では24〜0、24ステップ図柄では22〜0のとき、現在図柄を含まずに一つ上流の図柄を0コマ目とした5コマの範囲で停止図柄を決定することになる。
また、第2規定時間75ms以内での停止では、ステップカウンタSPCの値が到達図柄を更新させるまでに要するステップ更新回数が非許容回数の22回以下となる前の更新ステップ数つまり26ステップ図柄では25〜22、24ステップ図柄では23と22のとき、現在図柄を0コマ目とした2コマの範囲で停止図柄を決定し、ステップカウンタSPCの値が到達図柄を更新させるまでに要するステップ更新回数が非許容回数の22回以下となった後の更新ステップ数つまり26ステップ図柄も24ステップ図柄も何れも21〜0のとき、現在図柄を含まずに一つ上流の図柄を0コマ目とした2コマの範囲で停止図柄を決定することになる。
検索対象コマ決定処理からのサブルーチンリターン後、5コマ又は2コマの検索対象コマについて停止候補検索データ上に記録されたデータを比較判定するロジック演算を行い(s69)、5コマ中又は2コマ中の最大値が一つの場合(s70)、その最大値の図柄を停止図柄に決定する(s71)。最大値が複数ある場合は、予めROMに常駐させた停止テーブルを参照して唯一の最大値の図柄を停止図柄に決定する(s72)。
一のリールの停止が完了すると、全リール1L,1C,1Rが停止されるまで(s73)、次のストップボタンの操作を受付可能とするまでの停止操作間隔期間中に、停止済みの出目に応じて、表示の対象外となる図柄及び又は当せんしていない役の完成を阻止するために蹴飛ばして停止不可とする図柄について、未停止リールの停止候補検索データを書き換え、次の停止操作に備える(s74)。全リール1L,1C,1Rが停止されると、遊技結果を判定し(s75)、例えば、入賞の場合は所定配当のメダルを払出すことになる。
図12[A]に示すように、1種ビッグRBBの当せん時、例えば、24ステップ図柄の番号8の赤7図柄が上段に現れ、図柄カウンタFGC=8、ステップカウンタSPC=22(21〜0でも同じ)で停止操作した場合、検索対象5コマのうち、赤7図柄を除く上流5コマのうち、0コマ目の番号7の図柄が20H、1コマ目の番号6の図柄が10H、2コマ目の番号5の図柄が10H、3コマ目の番号4の図柄が10H、4コマ目の番号3の図柄が10Hのため、最大値20Hの0コマ目が停止図柄に決定される。
よって、1コマ未満の0コマ滑りにより、図柄カウンタFGCが7に更新され、ステップカウンタSPCが初期値25に更新されたとき、停止励磁パターンを印加する。アシストリプレイタイムARTへの移行が確定していない場合、全相励磁を印加し、ARTへの移行が確定している場合、非全相励磁たる飛び越し1相励磁を印加することになる。何れも、図柄カウンタFGC=7、ステップカウンタSPC=25直前の、FGC=8、SPC=0の2相励磁位置から3ステップ先の表示窓80中の中段適正位置に、赤7図柄を、全相励磁印加時は通常停止でき、非全相励磁印加時はバウンド停止させることができる。
図12[B]に示すように、1種ビッグRBBの当せん時、例えば、24ステップ図柄の番号8の赤7図柄が上段に現れ、図柄カウンタFGC=8、ステップカウンタSPC=23で停止操作した場合、検索対象5コマのうち、赤7図柄を含む上流5コマのうち、0コマ目の番号8の図柄が10H、1コマ目の番号7の図柄が20H、2コマ目の番号6の図柄が10H、3コマ目の番号5の図柄が10H、4コマ目の番号4の図柄が10Hのため、最大値20Hの1コマ目が停止図柄に決定される。
よって、1コマ滑りにより、図柄カウンタFGCが7に更新され、ステップカウンタSPCが初期値25に更新されたとき、停止励磁パターンを印加する。アシストリプレイタイムARTへの移行が確定していない場合、全相励磁を印加し、ARTへの移行が確定している場合、非全相励磁たる飛び越し1相励磁を印加することになる。何れも、図柄カウンタFGC=7、ステップカウンタSPC=25直前の、FGC=8、SPC=0の2相励磁位置から3ステップ先の表示窓80中の中段適正位置に、赤7図柄を、全相励磁印加時は通常停止でき、非全相励磁印加時はバウンド停止させることができる。
図13[C]に示すように、1種ビッグRBBの当せん時、例えば、26ステップ図柄の番号7のリプレイ図柄が上段に現れ、図柄カウンタFGC=7、ステップカウンタSPC=24(23〜0でも同じ)で停止操作した場合、検索対象5コマのうち、リプレイ図柄を除く上流5コマのうち、0コマ目の番号6の図柄が10H、1コマ目の番号5の図柄が10H、2コマ目の番号4の図柄が10H、3コマ目の番号3の図柄が10H、4コマ目の番号2の図柄が20Hのため、最大値20Hの4コマ目が停止図柄に決定される。
よって、4コマ滑りにより、図柄カウンタFGCが2に更新され、ステップカウンタSPCが初期値25に更新されたとき、停止励磁パターンを印加する。アシストリプレイタイムARTへの移行が確定していない場合、全相励磁を印加し、ARTへの移行が確定している場合、非全相励磁たる飛び越し1相励磁を印加することになる。何れも、図柄カウンタFGC=2、ステップカウンタSPC=25直前の、FGC=3、SPC=0の2相励磁位置から3ステップ先の表示窓80中の中段適正位置に、赤7図柄を、全相励磁印加時は通常停止でき、非全相励磁印加時はバウンド停止させることができる。
図13[D]に示すように、1種ビッグRBBの当せん時、例えば、26ステップ図柄の番号7のリプレイ図柄が上段に現れ、図柄カウンタFGC=7、ステップカウンタSPC=25で停止操作した場合、検索対象5コマのうち、リプレイ図柄を含む上流5コマのうち、0コマ目の番号7の図柄が20H、1コマ目の番号6の図柄が10H、2コマ目の番号5の図柄が10H、3コマ目の番号4の図柄が10H、4コマ目の番号3の図柄が10Hのため、最大値20Hの0コマ目が停止図柄に決定される。
この場合、停止図柄に決定された図柄は、既に基準位置に到達している0コマ目の番号7の図柄となるため、図柄カウンタFGC=7で、ステップカウンタSPCが初期値25から24に更新されたとき、停止励磁パターンを印加する。アシストリプレイタイムARTへの移行が確定していない場合、全相励磁を印加し、ARTへの移行が確定している場合、非全相励磁たる飛び越し1相励磁を印加することになる。何れも、図柄カウンタFGC=7、ステップカウンタSPC=24直前の、FGC=7、SPC=25の1相励磁位置の後に停止励磁パターンを印加することになるが、全相励磁印加時は、FGC=7、SPC=25の1相励磁位置から4ステップ先の表示窓80中の中段適正位置から2ステップ下に、赤7図柄を通常停止させ、非全相励磁印加時は、FGC=7、SPC=25の1相励磁位置から2ステップ先の表示窓80中の中段適正位置に、赤7図柄をバウンド停止させる。
上記実施形態では、定常回転中の2相励磁後に全相励磁を印加した場合、直前の2相励磁位置から数えて3ステップ先の1相励磁位置で停止する仕様のものを用い、直前の2相励磁位置を実際の停止位置から3ステップ手前に設定し、この位置で図柄カウンタFGCが更新される関係にし、2相励磁後の全相励磁後の励磁開放時の励磁ポインタの進み数を3、2相励磁後の非全相励磁(飛び越し1相励磁)印加時の励磁ポインタの進み数を3、1相励磁後の全相励磁後の励磁開放時の励磁ポインタの進み数を4、1相励磁後の非全相励磁印加時の励磁ポインタの進み数を2とした。しかし、定常回転中の2相励磁後に全相励磁を印加した場合、直前の2相励磁位置から数えて5ステップ先の1相励磁位置で停止する仕様のものなら、直前の2相励磁位置を実際の停止位置から5ステップ手前に設定し、この位置で図柄カウンタFGCが更新される関係にし、2相励磁後の全相励磁後の励磁開放時の励磁ポインタの進み数を5、2相励磁後の非全相励磁印加時の励磁ポインタの進み数を5、1相励磁後の全相励磁後の励磁開放時の励磁ポインタの進み数を6、1相励磁後の非全相励磁印加時の励磁ポインタの進み数を4とする等、2相励磁後の全相励磁の印加開始から停止までの変位量に応じて、図柄カウンタFGCの更新位置及び各励磁ポインタの進み数を設定すればよい。
上記実施形態では、回胴式遊技機に本発明を適用したが、その他のスロットマシン、ぱちんこ遊技機等に本発明を適用してもよい。以上の説明中、具体的数字や図柄等は一例示に過ぎない。
上記実施形態では、回胴式遊技機に本発明を適用したが、その他のスロットマシン、ぱちんこ遊技機等に本発明を適用してもよい。以上の説明中、具体的数字や図柄等は一例示に過ぎない。
1L;左リール,1C;中リール,1R;右リール
2i;メダル投入口、2;メダルセレクター
3;ベットボタン、4;精算ボタン
5;スタートレバー、6L,6C,6R;各ストップスイッチ
71;上部液晶表示装置、72;下部液晶表示装置
8;リールパネル、80;表示窓、90;振動発生装置
CN;制御装置、MC;主制御装置、SC;周辺制御装置
K;内部抽せん手段、V;リール制御手段
V1;回胴回転装置制御手段、V2;回転停止装置制御手段
SM(12L,12C,12R);ステッピングモータ
ID(1Li,1Ci,1Ri);インデックス
IDs(11L,11C,11R);インデックスセンサ
2i;メダル投入口、2;メダルセレクター
3;ベットボタン、4;精算ボタン
5;スタートレバー、6L,6C,6R;各ストップスイッチ
71;上部液晶表示装置、72;下部液晶表示装置
8;リールパネル、80;表示窓、90;振動発生装置
CN;制御装置、MC;主制御装置、SC;周辺制御装置
K;内部抽せん手段、V;リール制御手段
V1;回胴回転装置制御手段、V2;回転停止装置制御手段
SM(12L,12C,12R);ステッピングモータ
ID(1Li,1Ci,1Ri);インデックス
IDs(11L,11C,11R);インデックスセンサ
Claims (4)
- 一の相、他の相、前記一の相の反転相、前記他の相の反転相に対応した各磁極に正巻線及び逆巻線を巻回したステータと、複数のN極小歯及びS極小歯をもつロータとを有するステッピングモータを用い、前記各相に対する励磁パターンの更新により、複数の図柄をもつリールを定常回転させる遊技機において、
前記リールを定常回転から第1態様で停止させて表示対象図柄を所定位置に表示させるとき、前記表示対象図柄が所定位置に止まるタイミングで、前記ステータの全部の相を励磁する全相励磁を印加する仕様にしていると共に、
前記リールを定常回転から前記第1態様と異なる第2態様で停止させて表示対象図柄を所定位置に表示させるとき、前記全相励磁を印加するタイミングと同じタイミングで、前記ステータの一部の相を励磁する非全相励磁を印加する仕様にしており、
前記非全相励磁は、この非全相励磁を印加する直前の励磁パターンの次に更新が予定される励磁パターンを飛び越して更新を進めた飛び越し励磁パターンから成ることを特徴とする遊技機。 - 定常回転中の前記各相に対する励磁パターンの更新は、励磁ポインタの更新により1相励磁パターンと2相励磁パターンとを交互に繰り返す1−2相励磁により実行し、
前記全相励磁と前記非全相励磁とは、定常回転中の2相励磁パターンの次に印加する仕様にしており、
前記全相励磁を印加した後に励磁を開放するときに前記全相励磁の印加直前の2相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数と、前記非全相励磁を印加するときに印加直前の2相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数とを同じにしている請求項1記載の遊技機。 - 定常回転中の前記各相に対する励磁パターンの更新は、励磁ポインタの更新により1相励磁パターンと2相励磁パターンとを交互に繰り返す1−2相励磁により実行し、
前記全相励磁と前記非全相励磁とは 定常回転中の1相励磁パターンの次に印加する仕様にしており、
前記全相励磁を印加した後に励磁を開放するときに前記全相励磁の印加直前の1相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数よりも、前記非全相励磁を印加するときに印加直前の1相励磁パターンに対応した励磁ポインタから進める励磁ポインタの進み数を小さくしている請求項1記載の遊技機。 - 前記全相励磁を印加した後に励磁を開放するまでの全相励磁時間よりも、前記非全相励磁を印加した後に励磁を開放するまでの非全相励磁時間を長くしている請求項1〜3何れか一項に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017100418A JP2018192159A (ja) | 2017-05-19 | 2017-05-19 | 遊技機 |
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-
2017
- 2017-05-19 JP JP2017100418A patent/JP2018192159A/ja active Pending
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