JP2018191966A - スライダー及びスライダー付き袋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示は、チャックの開閉の繰り返しによってチャックの爪部が変形することを防止して、チャックの密閉性を保持することができるスライダー及びスライダー付き袋体を提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係るスライダー20は、チャック10の上に跨って配置される頂壁部21と、頂壁部21の対向する2辺から下垂してチャック10の両側に配置される両側壁部22a,22bと、頂壁部21のチャック10側の表面から両側壁部22a,22b間に突出して第1帯部13と第2帯部14との間に配置される開口用ガイド23と、を有し、幅広部24の幅は、チャック10が閉状態における第1帯部13と第2帯部14との距離よりも大きく、かつ、開口用ガイド23は、相互に咬合する第1爪部11a,11bと第2爪部12a,12bとの間には挿入されない。【選択図】図5

Description

本開示は、スライダー及びスライダー付き袋体に関する。
袋体の開口部に設けられたチャック(ファスナー又はジッパーと呼ばれることもある。)の開閉をスライダーによって行うスライダー付き袋体が開示されている(例えば、特許文献1〜7を参照。)。また、スライダーによってファスナの噛合部材を噛合させながら超音波によって噛合部材の接合部を融着させて、水密ファスナを形成する技術が開示されている(例えば、特許文献8を参照。)。
触知性のための凹凸が形成されたチャックが開示されている(例えば、特許文献9を参照。)。また、チャックの連結部材の両端に高圧縮部材を設けることによって、連結部材が捻れたり潰れたりすることを防止する技術が開示されている(例えば、特許文献10を参照。)。
特開平7−165244号公報 特開平7−132942号公報 特開平5−124107号公報 WO1998/048655 WO2003/035498 WO1998/010674 WO1999/024325 特開平1−187297号公報 WO1996/028063 特開2000−255597号公報
従来のスライダー付き袋体では、例えば、特許文献4の図3に示されるように、スライダーの頂壁から下垂する開口用ガイド(隔離脚部23)がチャックの咬合する爪部(最上部閉鎖要素16a,17a)間に挿入されることで、チャックの咬合が解除される。しかし、スライダーの開口用ガイドがチャックの爪部間に挿入される場合、チャックの開閉の繰り返しによってチャックが変形して密閉性が低下する問題があった。これまで、この問題を解決する方法は開示されていない。
本開示は、チャックの開閉の繰り返しによってチャックの爪部が変形することを防止して、チャックの密閉性を保持することができるスライダー及びスライダー付き袋体を提供することを目的とする。
本発明に係るスライダーは、収容部と開口部とを有する袋体と、前記開口部に設けられ、互いに咬合する少なくとも一対の第1爪部及び第2爪部と、前記第1爪部が設けられた第1帯部と、前記第2爪部が設けられた第2帯部とを有するチャックと、該チャックに装着され、該チャックの一端部と他端部との間をスライドし、前記一端部側にスライドすることによって前記チャックを閉状態とし、かつ、前記他端部側にスライドすることによって前記チャックを開状態とするスライダーと、を備えるスライダー付き袋に適用される前記スライダーにおいて、該スライダーは、前記チャックの上に跨って配置される頂壁部と、該頂壁部の対向する2辺から下垂して前記チャックの両側に配置される両側壁部と、前記頂壁部の前記チャック側の表面から両側壁部間に突出して前記第1帯部と前記第2帯部との間に配置される開口用ガイドと、を有し、該開口用ガイドの突出方向に向かって見た前記開口用ガイドの形状は、幅広部と、該幅広部の前記他端部側に連接し、前記幅広部から離れるにつれて幅狭となる第1先細り部と、を有し、前記幅広部の幅は、前記チャックが閉状態における前記第1帯部と前記第2帯部との距離よりも大きく、かつ、前記開口用ガイドは、相互に咬合する前記第1爪部と前記第2爪部との間には挿入されないことを特徴とする。
本発明に係るスライダーでは、前記第1帯部及び前記第2帯部の少なくともいずれか一方は、前記開口用ガイドに対向する部分に、触知性向上手段を有し、前記開口用ガイドは、前記幅広部に、前記スライダーのスライド時に前記触知性向上手段に接触する突起を有することが好ましい。触知性向上手段によって知覚されるチャックの開閉の触感をより強くすることができる。
本発明に係るスライダーでは、前記第1帯部及び前記第2帯部の少なくともいずれか一方は、前記開口用ガイドに対向する部分に、触知性向上手段を有し、前記開口用ガイドは、前記第1先細り部に、前記スライダーのスライド時に前記触知性向上手段に接触する突起を有することが好ましい。触知性向上手段によって知覚されるチャックの開閉の触感をより強くすることができる。
本発明に係るスライダーでは、前記両側壁部に対する前記突起の先端までの距離は、前記両側壁部に対する前記幅広部までの距離と同じであるか又は前記両側壁部に対する前記幅広部までの距離よりも大きいことが好ましい。触知性向上手段によって知覚されるチャックの開閉の触感をより強くしながら、円滑な開閉を実現することができる。
本発明に係るスライダーでは、前記開口用ガイドは、前記収容部側に凸となる横断面形状を有することが好ましい。触知性向上手段によって知覚されるチャックの開閉の触感をより強くすることができる。
本発明に係るスライダーでは、前記開口用ガイドは、前記収容部側に凹となる横断面形状を有することが好ましい。スライダーをより円滑に移動させることができる。また、爪部の変形をより防止することができる。
本発明に係るスライダーでは、前記開口用ガイドは、前記頂壁部側の寸法が前記収容部側の寸法よりも小さいテーパー状の横断面形状を有することが好ましい。触知性向上手段によって知覚されるチャックの開閉の触感をより強くすることができる。
本発明に係るスライダーでは、前記開口用ガイドの突出方向に向かって見た前記開口用ガイドの形状は、前記幅広部の前記一端部側に連接し、前記幅広部から離れるにつれて幅狭となる第2先細り部を更に有することが好ましい。チャックの密閉性を向上させることができる。
本発明に係るスライダー付き袋体は、収容部と開口部とを有する袋体と、前記開口部に設けられ、互いに咬合する少なくとも一対の第1爪部及び第2爪部と、前記第1爪部が設けられた第1帯部と、前記第2爪部が設けられた第2帯部とを有するチャックと、本発明に係るスライダーと、を備えることを特徴とする。
本発明に係るスライダー付き袋体では、前記チャックは、前記第1爪部又は前記第2爪部のうち最も前記収容部側に配置される最内爪部よりも前記収容部側に設けられた係合片を更に備えることが好ましい。チャックの密閉性を向上させることができる。
本発明に係るスライダー付き袋体では、前記最内爪部は、前記係合片側に第1係合部を有し、前記係合片は、前記第1係合部に係合する第2係合部を有することが好ましい。チャックの密閉性をより向上させることができる。
本開示によれば、チャックの開閉の繰り返しによってチャックの爪部が変形することを防止して、チャックの密閉性を保持することができるスライダー及びスライダー付き袋体を提供することができる。
本実施形態に係るスライダー付き袋体の一例を示す正面図である。 図1のX−X線端面図である。 図1のA部分拡大図であり、触知性向上手段、第1爪部及び第2爪部を透視した図である。 チャックの変形例を示す端面図である。 図1のY−Y線端面図である。 本実施形態に係るスライダーであって、第一例の開口用ガイドを有するスライダーの一例を示す底面図である。 本実施形態に係るスライダーであって、第二例の開口用ガイドを有するスライダーの一例を示す底面図である。 本実施形態に係るスライダーであって、第三例の開口用ガイドを有するスライダーの一例を示す底面図である。 図8のB部分拡大図である。 図8のC−C線断面図である。 第四例の開口用ガイドを示す底面図である。 第五例の開口用ガイドを示す端面図である。 第六例の開口用ガイドを示す端面図である。 第七例の開口用ガイドを示す端面図である。
次に、本発明について実施形態を示して詳細に説明するが本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。本発明の効果を奏する限り、実施形態は種々の変形をしてもよい。
図1は、本実施形態に係るスライダー付き袋体の一例を示す正面図である。図2は、図1のX−X線端面図である。本実施形態に係るスライダー付き袋体100は、図1に示すように、収容部2と開口部3とを有する袋体1と、開口部3に設けられ、互いに咬合する少なくとも一対の第1爪部11a,11b(図2に図示)及び第2爪部12a,12b(図2に図示)と、第1爪部11a,11bが設けられた第1帯部13と、第2爪部12a,12bが設けられた第2帯部14とを有するチャック10と、スライダー20と、を備える。
袋体1は、例えば、合成樹脂製のフィルムからなり、例えば、図1に示すように、該フィルムを半折して、両側部4を熱融着などで接合して形成される。収容部2は、袋体1の内部空間である。開口部3は、フィルムを半折した折返し部に対向する辺に設けられた非接合部であり、収容部2に収容される物品の出し入れをする部分である。
チャック10は、袋体1の開口部3を繰り返し開閉可能とする合成樹脂製の部材であり、図2に示すように、第1帯部13と第2帯部14とを互いに対向させて、図1に示すように、袋体1の開口部3の全体にわたって設けられる。第1帯部13は、図2に示すように、開口部3における対向する2枚のフィルム3a,3bのうち一方のフィルム3aに設けられる。第2帯部14は、開口部3における対向する2枚のフィルム3a,3bのうち他方のフィルム3bに設けられる。図2では、第1帯部13及び第2帯部14がフィルム3a,3bと別体の部材である形態を示したが、本発明はこれに限定されず、フィルム3a,3bと一体成形品であってもよい。第1爪部11a,11bは、第1帯部13の内表面(第2帯部14側の表面)から突出する部分である。第2爪部12a,12bは、第2帯部14の内表面(第1帯部13側の表面)から突出する部分である。第1爪部11a,11bと第2爪部12a,12bとは対を成しており、互いに咬合する形状を有する。図2では、一例として第1爪部11a,11b及び第2爪部12a,12bが二対設けられた形態を示したが、本発明はこれに限定されない。また、第1爪部11a,11b及び第2爪部12a,12bの形状は、図2では一例として鉤爪型を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、雌雄咬合型であってもよい。第1爪部11a,11bと第2爪部12a,12bとが咬合されるとチャック10が閉状態となり、第1爪部11a,11bと第2爪部12a,12bとの咬合が解除されるとチャック10が開状態となる。また、第1帯部13及び第2帯部14の外表面には、それぞれ第1帯部13及び第2帯部14の外表面から外側に突出する突条部15が設けられる。
チャック10の端部E1,E2には、スライダー20がチャック10の端部E1,E2から離脱することを防止する停止部16が設けられる。停止部16は、例えば、第1帯部13及び第2帯部14を相互に熱融着させて形成される。
図3は、図1のA部分拡大図であり、触知性向上手段、第1爪部及び第2爪部を透視した図である。第1帯部13及び第2帯部14の少なくともいずれか一方は、開口用ガイド23(図5に図示)に対向する部分に、触知性向上手段17を有することが好ましい。触知性向上手段17は、チャックの開閉を触感で知覚するための加工部であり、例えば、くぼみ(図3に図示)又は突起(不図示)である。スライダーをスライドさせると開口用ガイド23(図5に図示)が触知性向上手段17に接触して、指に振動が伝達されたり、耳にカチカチと音が聞こえたりする。触知性向上手段17が設けられる開口用ガイド23(図5に図示)に対向する部分は、例えば、第1帯部13及び第2帯部14の上端部13a,14aの内表面である。
図4は、チャックの変形例を示す端面図である。本実施形態に係るスライダー付き袋体では、チャック10は、第1爪部11a,11b又は第2爪部12a,12bのうち最も収容部2側に配置される最内爪部(図4では第2爪部12b)よりも収容部2側に設けられた係合片18を更に備えることが好ましい。係合片18は、第1帯部13及び第2帯部14のうち最内爪部(図4では第2爪部12b)が設けられていない方(図4では第1帯部13)の内表面から内側に向けて突出する。係合片18を設けることで、チャック10の密閉性をより向上させることができる。図4では、一例として最内爪部が第2爪部12bである形態を示したが、最内爪部が第1爪部11bである場合、係合片18は第2帯部14に設けられる。
本実施形態に係るスライダー付き袋体100では、最内爪部(図4では第2爪部12b)は、係合片18側に第1係合部18aを有し、係合片18は、第1係合部18aに係合する第2係合部18bを有することが好ましい。第1係合部18aは、最内爪部(図4では第2爪部12b)の下側表面から下方に突出する突起であることが好ましい。第2係合部18bは、係合片18の上側表面から上方に突出する突起であることが好ましい。第1係合部18aと第2係合部18bとが係合することで、チャック10の密閉性をより向上させることができる。
本実施形態に係るスライダー20は、図1に示すように、チャック10に装着されてスライダー付き袋100に適用される。スライダー20は、チャック10の一端部E1と他端部E2との間をスライドして、チャック10を開閉する合成樹脂製の部材である。スライダー20がチャック10の一端部E1側にスライドすることによって、図2に示すように第1爪部11a,11bと第2爪部12a,12bとを咬合して、チャック10を閉状態とする。また、スライダー20がチャック10の他端部E2側にスライドすることによって、図5に示すように第1爪部11a,11bと第2爪部12a,12bとの咬合を解除して、チャック10を開状態とする。
図5は、図1のY−Y線端面図である。図6は、本実施形態に係るスライダーであって、第一例の開口用ガイドを有するスライダーの一例を示す底面図である。本実施形態に係るスライダー20は、図5又は図6に示すように、チャック10の上に跨って配置される頂壁部21と、頂壁部21の対向する2辺から下垂してチャック10の両側に配置される両側壁部22a,22bと、頂壁部21のチャック10側の表面から両側壁部22a,22b間に突出して第1帯部13と第2帯部14との間に配置される開口用ガイド23と、を有する。
スライダー20は、図5に示すように、Πの字型(逆U字型)となる横断面形状を有する。スライダー20の頂壁部21は、第1帯部13及び第2帯部14の上端縁に沿って配置される。頂壁部21の内表面(チャック10側の表面)には、頂壁部21の内表面から下方に突出する開口用ガイド23が設けられる。開口用ガイド23は、第1帯部13と第2帯部14との間を内側から押し広げて、第1爪部11a,11bと第2爪部12a,12bとの咬合を解除させる。スライダー20の両側壁部22a,22bは、第1帯部13及び第2帯部14の外表面に沿って配置される。両側壁部22a,22bの外表面には、図1に示すように、チャックの10の開閉時に指が引っかかりやすくするための、凹凸などの滑り止め加工29が施されていることが好ましい。両側壁部22a,22bの内表面には、それぞれ両側壁部22a,22bの内表面から内側に向けて突出する脚部26が設けられる。脚部26が、第1帯部13及び第2帯部14の外表面に設けられた突条部15に係合することで、スライダー20がチャック10に跨設された状態を保持したまま、チャック10に沿って移動することができる。両側壁部22a,22bの内表面には、図6に示すように、それぞれ両側壁部22a,22bの内表面から内側に向けて突出する絞り部27が設けられる。絞り部27は、開口用ガイド23よりもチャックの他端側E2(図1に図示)に配置される。スライダー20をチャック10の一端側E1に移動させるとき、絞り部27が開口用ガイド23に追尾することとなる。そして、絞り部27によって、第1帯部13及び第2帯部14が外面から押圧されて、第1爪部11a,11bと第2爪部12a,12bとが咬合される。また、両側壁部22a,22bのいずれか一方は、図5に示すように、脚部26よりも下方に壁面を延在させた延在部28を有することが好ましい。延在部28を設けることで、スライダー付き袋体100の製造時にスライダー20を整列・供給するパーツフィーダーにおいて、スライダー20の整列性を向上させることができる。
開口用ガイド23の突出方向に向かって見た開口用ガイド23の形状(以降、開口用ガイド23の底面形状ということもある。)は、図6に示すように、幅広部24と、幅広部24の他端部E2側に連接し、幅広部24から離れるにつれて幅狭となる第1先細り部25と、を有する。幅広部24は、開口用ガイド23の底面形状において幅が最も広い部分である。幅広部24の幅は、図5に示すように、チャック10が閉状態における第1帯部13と第2帯部14との距離よりも大きい。これによって、開口用ガイド23を第1爪部11a,11bと第2爪部12a,12bとの間に挿入しなくても、第1帯部13と第2帯部14との間を内側から押し広げることができ、第1爪部11a,11bと第2爪部12A,12Bとの咬合を解除させることができる。幅広部24の幅は、開口用ガイド23の底面形状において、スライダー20のスライド方向に直交する方向の長さである。第1先細り部25の底面形状は、幅広部24の他端部E2側に頂点を有するテーパー形状であることが好ましく、例えば、幅広部24を底辺とする二等辺三角形である。また、幅広部24の一端部E1側に連接する部分の形状は、図6では一例として、一端部E1側が凹曲面となっている形態を示したが、本発明はこれに限定されない。
開口用ガイド23は、図5に示すように、相互に咬合する第1爪部11a,11bと第2爪部12a,12bとの間には挿入されない。開口用ガイド23の底面23aは、第1爪部11a,11b及び第2爪部12a,12bのうち最も上方(スライダー20の頂壁部21側)に設けられた最外第1爪部11a及び最外第2爪部12aよりも上方に配置される。より好ましくは、開口用ガイド23の底面23aが、最外第1爪部11a及び最外第2爪部12aの上面に接する位置に配置される。これによって、スライダー20をより安定してスライドさせることができる。開口用ガイド23が第1爪部11a,11bと第2爪部12a,12bとの間に挿入されると、第1爪部11a,11b及び第2爪部12a,12bが開口用ガイド23によって内側から押し広げられて、開口用ガイド23の側面と両側壁部22a,22bの内表面との間で押し潰されて変形し、チャック10の密閉性が低下する問題があるところ、開口用ガイド23が第1爪部11a,11bと第2爪部12a,12bとの間に挿入されないことで、第1爪部11a,11b及び第2爪部12a,12bが変形することを防止することができる。
次に、開口用ガイドの変形例について、図7〜図14を参照して説明する。
図7は、本実施形態に係るスライダーであって、第二例の開口用ガイドを有するスライダーの一例を示す底面図である。図7には、スライダー30がチャック10の一端部E1(図1に図示)にある時のチャック10の断面を図示した。スライダー30では、第二例の開口用ガイド33の底面形状は、幅広部34と、幅広部34の他端部E2側に連接する第1先細り部35と、幅広部34の一端部E1側に連接し、幅広部34から離れるにつれて幅狭となる第2先細り部36とを有する。幅広部34及び第1先細り部35は、図6に示す第一例の開口用ガイド23と同様の構成である。第2先細り部36は、スライダー30をチャック10の一端部E1に移動させたとき、停止部16と第1帯部13と第2帯部14とで形成される空間Gに入り込む部分である。第2先細り部36が空間Gに入り込むことで、チャック10の密閉性を向上させることができる。第2先細り部36の底面形状は、空間Gを埋める形状であることが好ましく、例えば、幅広部34を底辺とし、頂点を丸めた二等辺三角形である。
図8は、本実施形態に係るスライダーであって、第三例の開口用ガイドを有するスライダーの一例を示す底面図である。図9は、図8のB部分拡大図である。図10は、図8のC−C線断面図である。本実施形態に係るスライダー40では、図3に示すように、第1帯部13及び第2帯部14の少なくともいずれか一方は、開口用ガイド43に対向する部分に、触知性向上手段17を有し、開口用ガイド43は、図8に示すように、幅広部44に、スライダー40のスライド時に触知性向上手段17に接触する突起49を有することが好ましい。突起49が触知性向上手段17に接触することで、触知性向上手段17によって知覚されるチャック10の開閉の触感をより強くすることができる。突起49は、図8に示すように、幅広部44から両側壁部22a,22bに向けて突出させた部分である。突起49の形状は、特に限定されず、開口用ガイド43の底面形状において、最も突出する部分が鋭角にとがった形状(図9に図示)とするか、又は、最も突出する部分を丸めた形状(不図示)としてもよい。突起49は、図10に示すように、開口用ガイド43の側面の高さ方向の全体にわたって設けるか、又は、開口用ガイド43の側面のうち触知性向上手段17に接触する部分だけに設けてもよい(不図示)。
図11は、第四例の開口用ガイドを示す底面図である。本実施形態に係るスライダーでは、図3に示すように、第1帯部13及び第2帯部14の少なくともいずれか一方は、開口用ガイド53に対向する部分に、触知性向上手段17を有し、開口用ガイド53は、図11に示すように、第1先細り部55に、スライダーのスライド時に触知性向上手段17に接触する突起59を有することが好ましい。突起59は第1先細り部55に設けられている以外は、図8に示す幅広部44に設けられた突起49と基本的な構造を同じくする。突起59が触知性向上手段17に接触することで、触知性向上手段17によって知覚されるチャック10の開閉の触感をより強くすることができる。
図11に、側壁部22aの内壁面に対する平行線を線Lとして示した。両側壁部22a,22bに対する突起59の先端までの距離は、両側壁部22a,22bに対する幅広部54までの距離と同じであるか(不図示)又は両側壁部22a,22bに対する幅広部54までの距離よりも大きい(図11に図示)ことが好ましい。すなわち、図11に示すように、突起59は線Lよりも内側にあり、突起59が幅広部54よりも両側壁部22a,22b側に突出しないので、触知性向上手段17によって知覚されるチャック10の開閉の触感をより強くしながら、円滑な開閉を実現することができる。
突起49又は突起59は、図6に示した形状を有する開口用ガイド23に設けてもよい(変形例。不図示。)。
図12は、第五例の開口用ガイドを示す端面図である。本実施形態に係るスライダー60では、開口用ガイド63は、収容部2側に凸となる横断面形状を有することが好ましい。開口用ガイド63の横断面形状を収容部2側に凸とすることで、最外第1爪部11a及び最外第2爪部12aが開口用ガイド63の底面63aに当たって下方に押し下げられて、第1帯部13又は第2帯部14の上端部が開口用ガイド63に押し付けられる。その結果、触知性向上手段17(図3に図示)によって知覚されるチャック10の開閉の触感をより強くすることができる。
図13は、第六例の開口用ガイドを示す端面図である。本実施形態に係るスライダー70では、開口用ガイド73は、収容部2側に凹となる横断面形状を有することが好ましい。開口用ガイド73の横断面形状を収容部2側に凹とすることで、最外第1爪部11a及び最外第2爪部12aが開口用ガイド73の底面73aに当たりにくくなる。その結果、スライダー70をより円滑に移動させることができる。また、最外第1爪部11a及び最外第2爪部12aの変形をより防止することができる。
図14は、第七例の開口用ガイドを示す端面図である。本実施形態に係るスライダー80では、開口用ガイド83は、頂壁部21側の寸法が収容部2側の寸法よりも小さいテーパー状の横断面形状を有することが好ましい。開口用ガイド83の横断面形状をテーパー状とすることで、第1帯部13又は第2帯部14の上端部が開口用ガイド83により強く接触する。その結果、触知性向上手段17(図3に図示)によって知覚されるチャック10の開閉の触感をより強くすることができる。
1 袋体
2 収容部
3 開口部
3a,3b フィルム
4 両側部
10 チャック
11a,11b 第1爪部
11a 最外第1爪部
12a,12b 第2爪部
12a 最外第2爪部
13 第1帯部
14 第2帯部
15 突条部
16 停止部
17 触知性向上手段
18 係合片
18a 第1係合部
18b 第2係合部
20 スライダー
21 頂壁部
22a,22b 両側壁部
23 開口用ガイド
23a 開口用ガイドの底面
24 幅広部
25 第1先細り部
26 脚部
27 絞り部
28 延在部
29 滑り止め加工
30 スライダー
33 開口用ガイド
34 幅広部
35 第1先細り部
36 第2先細り部
40 スライダー
43 開口用ガイド
44 幅広部
49 突起
53 開口用ガイド
54 幅広部
55 第1先細り部
59 突起
60 スライダー
63 開口用ガイド
63a 開口用ガイドの底面
70 スライダー
73 開口用ガイド
73a 開口用ガイドの底面
80 スライダー
83 開口用ガイド
100 スライダー付き袋体
E1 チャックの一端部
E2 チャックの他端部
G 空間

Claims (11)

  1. 収容部と開口部とを有する袋体と、
    前記開口部に設けられ、互いに咬合する少なくとも一対の第1爪部及び第2爪部と、前記第1爪部が設けられた第1帯部と、前記第2爪部が設けられた第2帯部とを有するチャックと、
    該チャックに装着され、該チャックの一端部と他端部との間をスライドし、前記一端部側にスライドすることによって前記チャックを閉状態とし、かつ、前記他端部側にスライドすることによって前記チャックを開状態とするスライダーと、を備えるスライダー付き袋に適用される前記スライダーにおいて、
    該スライダーは、前記チャックの上に跨って配置される頂壁部と、該頂壁部の対向する2辺から下垂して前記チャックの両側に配置される両側壁部と、前記頂壁部の前記チャック側の表面から両側壁部間に突出して前記第1帯部と前記第2帯部との間に配置される開口用ガイドと、を有し、
    該開口用ガイドの突出方向に向かって見た前記開口用ガイドの形状は、幅広部と、該幅広部の前記他端部側に連接し、前記幅広部から離れるにつれて幅狭となる第1先細り部と、を有し、
    前記幅広部の幅は、前記チャックが閉状態における前記第1帯部と前記第2帯部との距離よりも大きく、かつ、前記開口用ガイドは、相互に咬合する前記第1爪部と前記第2爪部との間には挿入されないことを特徴とするスライダー。
  2. 前記第1帯部及び前記第2帯部の少なくともいずれか一方は、前記開口用ガイドに対向する部分に、触知性向上手段を有し、
    前記開口用ガイドは、前記幅広部に、前記スライダーのスライド時に前記触知性向上手段に接触する突起を有することを特徴とする請求項1に記載のスライダー。
  3. 前記第1帯部及び前記第2帯部の少なくともいずれか一方は、前記開口用ガイドに対向する部分に、触知性向上手段を有し、
    前記開口用ガイドは、前記第1先細り部に、前記スライダーのスライド時に前記触知性向上手段に接触する突起を有することを特徴とする請求項1に記載のスライダー。
  4. 前記両側壁部に対する前記突起の先端までの距離は、前記両側壁部に対する前記幅広部までの距離と同じであるか又は前記両側壁部に対する前記幅広部までの距離よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載のスライダー。
  5. 前記開口用ガイドは、前記収容部側に凸となる横断面形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のスライダー。
  6. 前記開口用ガイドは、前記収容部側に凹となる横断面形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のスライダー。
  7. 前記開口用ガイドは、前記頂壁部側の寸法が前記収容部側の寸法よりも小さいテーパー状の横断面形状を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のスライダー。
  8. 前記開口用ガイドの突出方向に向かって見た前記開口用ガイドの形状は、前記幅広部の前記一端部側に連接し、前記幅広部から離れるにつれて幅狭となる第2先細り部を更に有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のスライダー。
  9. 収容部と開口部とを有する袋体と、
    前記開口部に設けられ、互いに咬合する少なくとも一対の第1爪部及び第2爪部と、前記第1爪部が設けられた第1帯部と、前記第2爪部が設けられた第2帯部とを有するチャックと、
    請求項1〜8のいずれか一つに記載のスライダーと、を備えることを特徴とするスライダー付き袋体。
  10. 前記チャックは、前記第1爪部又は前記第2爪部のうち最も前記収容部側に配置される最内爪部よりも前記収容部側に設けられた係合片を更に備えることを特徴とする請求項9に記載のスライダー付き袋体。
  11. 前記最内爪部は、前記係合片側に第1係合部を有し、
    前記係合片は、前記第1係合部に係合する第2係合部を有することを特徴とする請求項10に記載のスライダー付き袋体。
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