JP5435311B2 - スライドファスナー - Google Patents

スライドファスナー Download PDF

Info

Publication number
JP5435311B2
JP5435311B2 JP2011545865A JP2011545865A JP5435311B2 JP 5435311 B2 JP5435311 B2 JP 5435311B2 JP 2011545865 A JP2011545865 A JP 2011545865A JP 2011545865 A JP2011545865 A JP 2011545865A JP 5435311 B2 JP5435311 B2 JP 5435311B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastener
fastener element
pair
base
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011545865A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011074055A1 (ja
Inventor
和夫 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK Corp filed Critical YKK Corp
Publication of JPWO2011074055A1 publication Critical patent/JPWO2011074055A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5435311B2 publication Critical patent/JP5435311B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B19/00Slide fasteners
    • A44B19/24Details
    • A44B19/36Means for permanently uniting the stringers at the end; Means for stopping movement of slider at the end

Landscapes

  • Slide Fasteners (AREA)

Description

この発明は、スライドファスナーに関し、より詳細には、スライドファスナーのファスナーエレメントに取り付けられる止具に関する。
従来のスライドファスナーとしては、一対のファスナーテープと、一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部にそれぞれ設けられるファスナーエレメント列と、ファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダーと、を備え、ファスナーエレメント列の所望の位置のファスナーエレメントに上止具を後付けするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2008/0196219号明細書
しかしながら、上記特許文献1に記載のスライドファスナーでは、上止具の係合部がファスナーエレメントの基部の噛合頭部から離間する側の端縁と係合するため、上止具は基部よりも外側にはみ出た状態になっている。このため、スライドファスナーが極度に幅方向に湾曲した場合、上止具の両側面に上止具に隣接するファスナーエレメントの基部が接触するので、上記湾曲を妨げてしまう可能性があると共に、上止具に係合が外れる方向の力が作用して、上止具が離脱してしまう可能性があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ファスナーエレメントに上止具を取り付けたとしても、スライドファスナーの湾曲性を確保することができ、また、湾曲時における上止具の離脱を防止することができるスライドファスナーを提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1)一対のファスナーテープと、一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部にそれぞれ設けられ、複数のファスナーエレメントから構成される一対のファスナーエレメント列と、ファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダーと、ファスナーエレメントに取り付け可能な止具と、を有するスライドファスナーであって、ファスナーエレメントは、テープ側縁部に取り付けられる基部と、基部から相手側のファスナーテープに向けて延設され、対向するファスナーエレメントと噛合する噛合頭部と、基部と噛合頭部との間に形成される首部と、を備え、止具は、ファスナーテープの表裏方向に平行に配置される上壁及び下壁と、上壁及び下壁を連結する一対の側壁と、上壁、下壁、及び一対の側壁により囲まれ、ファスナーエレメントを収容するエレメント収容部と、エレメント収容部内に形成され、ファスナーエレメントを収容した状態でファスナーエレメントと係合する係合部と、を備え、止具とファスナーエレメントの係合状態において、止具の基部側の端縁は、基部の噛合頭部から離間する側の端縁よりも噛合頭部側に位置することを特徴とするスライドファスナー。
(2)ファスナーエレメントは、基部の表裏方向両側面にそれぞれ形成される凹部を備え、止具の係合部は、凹部と係合することを特徴とする(1)に記載のスライドファスナー。
(3)止具の係合部は、ファスナーエレメントの噛合頭部と係合することを特徴とする(1)に記載のスライドファスナー。
(4)ファスナーエレメントは、首部から延出する一対の肩部と、噛合頭部の先端部に形成され、相手側のファスナーエレメントの肩部が嵌入する溝部と、を備え、止具は、一対の側壁の内面から互いに近接する方向に突設され、止具とファスナーエレメントの係合状態において、噛合頭部及び肩部と当接する一対の突起部を備えることを特徴とする(1)又は(2)に記載のスライドファスナー。
(5)止具の高さ寸法は、スライダーの上翼板の内面と下翼板の内面との間の隙間寸法より大きく設定され、且つ止具の上壁及び下壁に、側壁に向かうに従って止具の高さ寸法が漸次小さくなる傾斜面がそれぞれ形成されることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載のスライドファスナー。
本発明のスライドファスナーによれば、止具とファスナーエレメントの係合状態において、止具の基部側の端縁は、基部の噛合頭部から離間する側の端縁よりも噛合頭部側に位置するため、湾曲時に止具の両側面に止具に隣接するファスナーエレメントの基部の角部が接触することがない。これにより、ファスナーエレメントに止具を取り付けたとしても、スライドファスナーの湾曲性を確保することができ、また、湾曲時における止具の離脱を防止することができる。
本発明に係るスライドファスナーの第1実施形態を説明する表面図である。 図1に示すスライドファスナーの上止具を取り付ける前の状態の拡大斜視図である。 図1に示すスライドファスナーの上止具を取り付ける前の状態の拡大表面図である。 図3のA―A線矢視断面図である。 図1に示すスライドファスナーの上止具を取り付けた後の状態の拡大表面図である。 図5のB―B線矢視断面図である。 図5に示すファスナーテープを幅方向に湾曲させた状態を説明する拡大表面図である。 上止具が取り付けられたファスナーエレメントの周辺を噛合頭部側から見た図である。 本発明に係るスライドファスナーの第2実施形態を説明する拡大斜視図である。 図9に示すスライドファスナーの上止具を取り付けた後の状態の拡大断面図である。 本発明に係るスライドファスナーの第3実施形態を説明する拡大表面図である。 図11に示すスライドファスナーの上止具を取り付けた後の状態の拡大断面図である。 本発明に係るスライドファスナーの第4実施形態を説明する拡大表面図である。 図13に示すスライドファスナーの上止具を取り付けた後の状態の拡大表面図である。 図13に示すスライドファスナーの上止具を取り付けた後の状態の拡大断面図である。
以下、本発明に係るスライドファスナーの各実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以後の説明において、ファスナーテープに関しては、表側とは図1の紙面に対して手前側、裏側とは図1の紙面に対して奥側、上側とは図1の紙面に対して上側、下側とは図1の紙面に対して下側、左側とは図1の紙面に対して左側、右側とは図1の紙面に対して右側とし、スライダーに関しては、上側とは図1の紙面に対して手前側、下側とは図1の紙面に対して奥側、前側とは図1の紙面に対して上側、後側とは図1の紙面に対して下側、左側とは図1の紙面に対して左側、右側とは図1の紙面に対して右側とする。また、ファスナーテープの左右方向は幅方向とも言う。
(第1実施形態)
まず、図1〜図8を参照して、本発明に係るスライドファスナーの第1実施形態について説明する。
本実施形態のスライドファスナー10は、図1及び図2に示すように、左右一対のファスナーテープ20と、左右一対のファスナーテープ20の対向するテープ側縁部20aに取り付けられる左右一対のファスナーエレメント列30と、ファスナーエレメント列30を噛合・分離させるスライダー40と、を備える。そして、スライダー40を前後方向に摺動させることにより、ファスナーエレメント列30が噛合・分離される。なお、図1中の符号11はファスナーテープ20に取り付けられる魚網である。また、ファスナーテープ20は織製及び編製のテープの他に網面状のテープであってもよい。また、図1中の符号12は下止具である。また、下止具12の代わりに蝶棒、箱棒、及び箱体からなる開離嵌挿具を取り付けてもよい。なお、以下の説明において、スライドファスナー10の長さ方向を前後方向と定義し、特に、スライダー40がファスナーエレメント列30を噛合させるためにファスナーエレメント列30に対して相対的に移動する方向を前方とし、ファスナーエレメント列30を分離させるために移動する方向を後方とする。また、スライドファスナー10の表裏方向を高さ方向と定義する。さらに、スライドファスナー10の表面に平行で長さ方向に直交する方向を幅方向とする。
左右一対のファスナーエレメント列30の各々は、複数のファスナーエレメント31から構成されており、このファスナーエレメント31は、例えば、ポリアミド、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレートなどの合成樹脂を用いて、ファスナーテープ20のテープ側縁部20aに射出成形されている。
ファスナーエレメント31は、図2〜図4に示すように、ファスナーテープ20のテープ側縁部20aの表裏両面に取り付けられる基部32と、基部32から相手側のファスナーテープ20に向けて延設され、対向するファスナーエレメント31と噛合する噛合頭部33と、基部32と噛合頭部33との間に形成され、噛合頭部33よりも幅狭な首部34と、首部34から延出する一対の肩部35と、噛合頭部33の先端部に形成され、相手側のファスナーエレメント31の肩部35が嵌入する溝部36と、基部32の表裏方向両側面にそれぞれ形成される凹部37と、を備える。凹部37は、基部32の周縁部よりも高さ方向の寸法が小さく、且つ噛合頭部33及び首部34の高さ方向の寸法よりも小さく形成されており、後述する上止具50の係合部55が凹部37に入り込むことで係合する被係合部である。
また、本実施形態のスライドファスナー10では、図1、図5及び図6に示すように、左右一対のファスナーエレメント列30のファスナーエレメント31に上止具50がそれぞれ取り付けられており、この上止具50は、使用者により所望の位置のファスナーエレメント31に取り付けることが可能である。これにより、使用場所に合わせて、スライダー40の摺動可能範囲(スライドファスナー10を開く範囲)を変更することが可能となる。なお、上止具50は、左右一対のファスナーエレメント列30のどちらか一方のみに取り付けてもよい。
また、図1のように、ファスナーエレメント列30の途中のファスナーエレメント31に上止具50を取り付けた場合、上止具50より上方のファスナーエレメント31は噛合されない。しかし、その噛合されない部分を別の紐等で巻き付けて縛る際に、ファスナーエレメント31があることで縛りやすくなる。
上止具50は、図2〜図6に示すように、筒状の略直方体であり、ファスナーテープ20の表裏方向に平行に配置される上壁51及び下壁52と、上壁51及び下壁52を連結する一対の側壁53と、上壁51、下壁52、及び一対の側壁53により囲まれ、ファスナーエレメント31を収容するエレメント収容部54と、上壁51及び下壁52の内面からエレメント収容部54内に向けて互いに接近する方向に突出形成され、ファスナーエレメント31の凹部37,37と係合する一対の係合部55と、一対の側壁53のそれぞれに形成され、ファスナーテープ20のテープ側縁部20aを収容するテープ収容スリット56と、を備える。これにより、上止具50は、ファスナーエレメント31をそのエレメント収容部54に収容した状態で取り付けられる。また、上止具50とファスナーエレメント31との係合状態において、上止具50のファスナーエレメント31の基部32側の端縁50aを有し、この端縁50aに、エレメント収容部54に連続し、ファスナーエレメント31を挿通可能な開口部を有する。上止具50とファスナーエレメント31とが係合するには、ファスナーエレメント31の噛合頭部33を、エレメント収容部54の開口部側(エレメント収容部54の端縁50a側)から挿通させ、上止具50の開口部側の端縁が首部34を超えて、基部32上に位置した状態で係合する。ここで、開口部側の端縁と上止具50の基部32側の端縁50aは同じ箇所を表す。また、後述する第4実施形態においても、開口部を有し、その開口部側の端縁と上止具80の基部32側の端縁80aは同じ箇所を表す。
また、図3及び図4に示すように、上止具50の一対の側壁53には、テープ収容スリット56の最奥部に隣接するように配置され、一対の側壁53の内面から互いに近接するように一対の突起部57が突設されている。この一対の突起部57は、図5に示すように、上止具50とファスナーエレメント31の係合状態において、ファスナーエレメント31の噛合頭部33及び肩部35と当接するように構成されている。ここで、突起部57は、噛合頭部33の側面(スライドファスナー10の長手方向の面)と当接し、肩部35の噛合頭部33側に当接する。
そして、本実施形態では、図5及び図6に示すように、上止具50とファスナーエレメント31の係合状態において、上止具50の基部32側の端縁50aは、基部32の噛合頭部33から離間する側の端縁32aよりも噛合頭部33側に位置している。これにより、図7に示すように、湾曲時に上止具50の一対の側壁53に上止具50に隣接するファスナーエレメント31の基部32の角部が接触することがない。つまり、上止具50とファスナーエレメント31の係合状態においては、ファスナーエレメント31の基部32は、上止具50より外側に露呈している。また、基部32の端縁32aは、ファスナーテープ20上に位置し、スライダー40が噛合・分離時に摺動する際に、スライダー40の不図示のフランジと接触する箇所でもある。
また、本実施形態では、図8に示すように、上止具50の高さ寸法Hは、スライダー40の上翼板41の内面と下翼板42の内面との間の隙間寸法Sより大きく設定され、且つ上止具50の上壁51及び下壁52に、側壁53に向かうに従って高さ寸法Hが漸次小さくなる傾斜面58がそれぞれ形成されている。
以上説明したように、本実施形態のスライドファスナー10によれば、上止具50とファスナーエレメント31の係合状態において、上止具50の基部32側の端縁50aは、基部32の噛合頭部33から離間する側の端縁32aよりも噛合頭部33側に位置するため、湾曲時に上止具50の一対の側壁53に上止具50に隣接するファスナーエレメント31の基部32の角部が接触することがない。これにより、ファスナーエレメント31に上止具50を取り付けたとしても、スライドファスナー10の湾曲性を確保することができ、また、湾曲時における上止具50の離脱を防止することができる。上止具50とファスナーエレメント31の係合状態において、上壁51、下壁52、及び一対の側壁53により囲まれるエレメント収容部54にファスナーエレメント31が収容されるので、係止状態において、ファスナーエレメント31に上止具50をぐらつくことなく取り付けることができる。また、図6に示すように、係合状態において、上止具50の上壁51及び下壁52の内面(互いに対向する面)は、ファスナーエレメント31の表裏面と対面している。
また、本実施形態のスライドファスナー10によれば、上止具50が、上止具50とファスナーエレメント31の係合状態において、ファスナーエレメント31の噛合頭部33及び肩部35と当接する一対の突起部57を備えるため、上止具50のファスナーエレメント31に対する係合の安定性を向上することができる。
また、本実施形態のスライドファスナー10によれば、上止具50の高さ方向の寸法がファスナーエレメント31の高さ方向の寸法より大きく形成されるため、スライダー40の上翼板41と下翼板42が上止具50に当接することによりスライダー40の摺動が停止する。これにより、スライダー40がファスナーエレメント列30から脱落するのを確実に防止することができ、さらに、上止具50の高さ寸法Hが、スライダー40の上翼板41の内面と下翼板42の内面との間の隙間寸法Sより大きく設定され、且つ上止具50の上壁51及び下壁52に、側壁53に向かうに従って高さ寸法Hが漸次小さくなる傾斜面58がそれぞれ形成されるため、上止具50の側端部がスライダー40の上翼板41と下翼板42との間に入り込むようになっている。これにより、上止具50を取り付けたファスナーエレメント31の姿勢を安定化することができると共に、スライダー40が上止具50に接触して停止する際の上止具50の破損を防止することができる。
(第2実施形態)
次に、図9及び図10を参照して、本発明に係るスライドファスナーの第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態のスライドファスナー10では、図9及び図10に示すように、ファスナーテープ20のテープ側縁部20aに、ファスナーエレメント列30の代わりに、ファスナーエレメント列60が射出成形されている。
ファスナーエレメント列60の各々は、複数の互いに独立したファスナーエレメント61から構成されており、このファスナーエレメント61は、ファスナーテープ20のテープ側縁部20aに取り付けられる基部62と、基部62から相手側のファスナーテープ20に向けて延設され、対向するファスナーエレメント61と噛合する噛合頭部63と、基部62と噛合頭部63との間に形成され、噛合頭部63よりも幅狭な首部64と、首部64から延出する一対の肩部65と、噛合頭部63の先端部に形成され、相手側のファスナーエレメント61の肩部65が嵌入する溝部66と、基部62の表裏方向両側面にそれぞれ形成され、上止具50の一対の係合部55がそれぞれ係合する係合段部67と、を備える。係合段部67は、基部32の一部の高さ方向の寸法が噛合頭部33及び首部34の高さ方向の寸法よりも小さく形成されることで段差状とし、上止具50の係合部55が係合段部67と係合する。また、係合段部67により、基部32の一部が凹んでいるので、本実施形態の凹部を構成する。
また、本実施形態では、図10に示すように、上止具50とファスナーエレメント61の係合状態において、上止具50の基部62側の端縁50aは、基部62の噛合頭部63から離間する側の端縁62aよりも噛合頭部63側に位置している。これにより、上記第1実施形態の図7と同様に、湾曲時に上止具50の一対の側壁53に上止具50に隣接するファスナーエレメント61の基部62の角部が接触することがない。
その他の構成については、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、図11及び図12を参照して、本発明に係るスライドファスナーの第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態のスライドファスナー10では、図11及び図12に示すように、ファスナーテープ20のテープ側縁部20aに、ファスナーエレメント列30の代わりに、ファスナーエレメント列70が射出成形されている。
ファスナーエレメント列70の各々は、複数のファスナーエレメント71から構成されており、このファスナーエレメント71は、ファスナーテープ20の表側に配置される表面部72Aと、ファスナーテープ20の裏側に配置される裏面部72Bと、を一体に備える。
表面部72Aは、テープ側縁部20aに取り付けられる基部73と、基部73から相手側のファスナーテープ20に向けて延設される略三角形状の頭部74と、基部73の表側面に形成され、上止具50の係合部55が係合する凹部37と、を備える。
裏面部72Bは、テープ側縁部20aに取り付けられる基部73と、基部73から相手側のファスナーテープ20に向けて延設され、対向するファスナーエレメント71の裏面部72Bと噛合する噛合頭部75と、基部73と噛合頭部75との間に形成され、噛合頭部75よりも幅狭な首部76と、基部73の裏側面に形成され、上止具50の係合部55が係合する凹部37と、を備える。
また、本実施形態では、図12に示すように、上止具50とファスナーエレメント71の係合状態において、上止具50の基部73側の端縁50aは、基部73の噛合頭部75から離間する側の端縁73aよりも噛合頭部75側に位置している。これにより、上記第1実施形態の図7と同様に、湾曲時に上止具50の一対の側壁53に上止具50に隣接するファスナーエレメント71の基部73の角部が接触することがない。
以上説明したように、本実施形態のスライドファスナー10によれば、ファスナーエレメント71が、上記第1実施形態のファスナーエレメント31の肩部35及び溝部36を備えていないため、金型コストを低減することができ、スライドファスナー10の製造コストを低減することができる。
その他の構成については、上記第1実施形態と同様である。
(第4実施形態)
次に、図13〜図15を参照して、本発明に係るスライドファスナーの第4実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態のスライドファスナー10では、図13及び図14に示すように、ファスナーエレメント31に、上止具50の代わりに、上止具80が取り付けられている。なお、上止具80は、上記第2及び第3実施形態のファスナーエレメント61,71に取り付けられてもよい。
上止具80は、図13〜図15に示すように、有底筒状の略直方体であり、ファスナーテープ20の表裏方向に平行に配置される上壁81及び下壁82と、上壁81及び下壁82を連結する一対の側壁83と、上壁81、下壁82、及び側壁83により形成される筒状体の一端を閉塞する前壁84と、上壁81、下壁82、一対の側壁83、及び前壁84により囲まれ、ファスナーエレメント31を収容するエレメント収容部85と、一対の側壁83の内面からエレメント収容部85内に向けて突出形成され、ファスナーエレメント31の噛合頭部33と係合する一対の係合部86と、一対の側壁83のそれぞれに形成され、ファスナーエレメント31の肩部35を収容する肩部収容スリット87と、を備える。また、一対の係合部86は、互いの側壁83に向かって突出して形成され、その一対の係合部86の間の寸法は、噛合頭部33におけるスライドファスナー10の長手方向の寸法よりも小さく設定される。これにより、一対の係合部86が噛合頭部33に係合可能となる。
そして、本実施形態では、図14及び図15に示すように、上止具80とファスナーエレメント31の係合状態において、上止具80の基部32側の端縁80aは、基部32の噛合頭部33から離間する側の端縁32aよりも噛合頭部33側で、首部34上に位置している。これにより、湾曲時に上止具80の一対の側壁83に上止具80に隣接するファスナーエレメント31の基部32が接触することがない。
以上説明したように、本実施形態のスライドファスナー10によれば、上止具80とファスナーエレメント31の係合状態において、上止具80の基部32側の端縁80aは、基部32の噛合頭部33から離間する側の端縁32aよりも噛合頭部33側で、首部34上に位置するため、湾曲時に上止具80の一対の側壁83に上止具80に隣接するファスナーエレメント31の基部32が接触することがない。これにより、ファスナーエレメント31に上止具80を取り付けたとしても、スライドファスナー10の湾曲性を確保することができ、また、湾曲時における上止具80の離脱を防止することができる。
また、本実施形態のスライドファスナー10によれば、上止具80の一対の側壁83にファスナーエレメント31の肩部35を収容する肩部収容スリット87がそれぞれ形成されるため、上止具80のファスナーエレメント31に対する係合の安定性を向上することができる。
その他の構成については、上記第1実施形態と同様である。
10 スライドファスナー
20 ファスナーテープ
20a テープ側縁部
30 ファスナーエレメント列
31 ファスナーエレメント
32 基部
32a 端縁
33 噛合頭部
34 首部
35 肩部
36 溝部
37 凹部
40 スライダー
41 上翼板
42 下翼板
50 上止具(止具)
50a 端縁
51 上壁
52 下壁
53 側壁
54 エレメント収容部
55 係合部
56 テープ収容スリット
57 突起部
58 傾斜面
60 ファスナーエレメント列
61 ファスナーエレメント
62 基部
62a 端縁
63 噛合頭部
64 首部
65 肩部
66 溝部
67 係合段部(凹部)
70 ファスナーエレメント列
71 ファスナーエレメント
72A 表面部
72B 裏面部
73 基部
73a 端縁
74 頭部
75 噛合頭部
76 首部
80 上止具(止具)
80a 端縁
81 上壁
82 下壁
83 側壁
84 前壁
85 エレメント収容部
86 係合部
87 肩部収容スリット
H 高さ寸法
S 隙間寸法

Claims (5)

  1. 一対のファスナーテープ(20)と、
    前記一対のファスナーテープの対向するテープ側縁部(20a)にそれぞれ設けられ、複数のファスナーエレメント(31,61,71)から構成される一対のファスナーエレメント列(30,60,70)と、
    前記ファスナーエレメント列を噛合・分離させるスライダー(40)と、
    前記ファスナーエレメントに取り付け可能な止具(50,80)と、を有するスライドファスナーであって、
    前記ファスナーエレメント(31,61,71)は、
    前記テープ側縁部に取り付けられる基部(32,62,73)と、
    前記基部から相手側の前記ファスナーテープに向けて延設され、対向する前記ファスナーエレメントと噛合する噛合頭部(33,63,75)と、
    前記基部と前記噛合頭部との間に形成される首部(34,64,76)と、を備え、
    前記止具(50,80)は、
    前記ファスナーテープの表裏方向に平行に配置される上壁(51,81)及び下壁(52,82)と、
    前記上壁及び前記下壁を連結する一対の側壁(53,83)と、
    前記上壁、前記下壁、及び前記一対の側壁により囲まれ、前記ファスナーエレメントを収容するエレメント収容部(54,85)と、
    前記エレメント収容部内に形成され、前記ファスナーエレメントを収容した状態で前記ファスナーエレメントと係合する係合部(55,86)と、を備え、
    前記止具と前記ファスナーエレメントの係合状態において、前記止具の前記基部側の端縁(50a,80a)は、前記基部の前記噛合頭部から離間する側の端縁(32a,62a,73a)よりも前記噛合頭部側に位置することを特徴とするスライドファスナー。
  2. 前記ファスナーエレメント(31,71)は、前記基部(32,73)の表裏方向両側面にそれぞれ形成される凹部(37,67)を備え、
    前記止具(50)の前記係合部(55)は、前記凹部と係合することを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー。
  3. 前記止具(80)の前記係合部(86)は、前記ファスナーエレメント(31,61)の前記噛合頭部(33,63)と係合することを特徴とする請求項1に記載のスライドファスナー。
  4. 前記ファスナーエレメント(31,61)は、前記首部(34,64)から延出する一対の肩部(35,65)と、前記噛合頭部(33,63)の先端部に形成され、相手側の前記ファスナーエレメントの前記肩部が嵌入する溝部(36,66)と、を備え、
    前記止具(50)は、前記一対の側壁(53)の内面から互いに近接する方向に突設され、前記止具と前記ファスナーエレメントの係合状態において、前記噛合頭部及び前記肩部と当接する一対の突起部(57)を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のスライドファスナー。
  5. 前記止具(50)の高さ寸法(H)は、前記スライダー(40)の上翼板(41)の内面と下翼板(42)の内面との間の隙間寸法(S)より大きく設定され、且つ前記止具の前記上壁(51)及び前記下壁(52)に、前記側壁(53)に向かうに従って前記止具の高さ寸法が漸次小さくなる傾斜面(58)がそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスライドファスナー。
JP2011545865A 2009-12-14 2009-12-14 スライドファスナー Active JP5435311B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2009/070844 WO2011074055A1 (ja) 2009-12-14 2009-12-14 スライドファスナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011074055A1 JPWO2011074055A1 (ja) 2013-04-25
JP5435311B2 true JP5435311B2 (ja) 2014-03-05

Family

ID=44166857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011545865A Active JP5435311B2 (ja) 2009-12-14 2009-12-14 スライドファスナー

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5435311B2 (ja)
CN (1) CN102665476B (ja)
TW (1) TWI403283B (ja)
WO (1) WO2011074055A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6789632B2 (ja) * 2016-01-15 2020-11-25 Ykk株式会社 セラミックス部品及びこれを含むファスナーストリンガー、並びにファスナーストリンガーの製造方法
WO2018211712A1 (ja) * 2017-05-19 2018-11-22 Ykk株式会社 スライドファスナー
JP7072648B2 (ja) * 2018-05-15 2022-05-20 Ykk株式会社 セラミックスファスナーエレメントの製造方法及びファスナーストリンガーの製造方法
CN110279198A (zh) * 2019-05-27 2019-09-27 江苏驰马拉链科技股份有限公司 一种加强型宝塔链牙及拉链

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2044161A (en) * 1934-08-10 1936-06-16 John S Forster Separable fastener
US2983016A (en) * 1958-04-18 1961-05-09 Talon Inc End stop for slide fasteners
US3905073A (en) * 1973-12-29 1975-09-16 Yoshida Kogyo Kk Top stops for slide fasteners
US4137608A (en) * 1977-10-11 1979-02-06 Textron Inc. Slide fastener with adjustable stop
JPH02107309U (ja) * 1989-02-16 1990-08-27
US5749134A (en) * 1996-07-18 1998-05-12 Zemitis; Martin S. Slide fastener repair system
US20080196219A1 (en) * 2007-02-15 2008-08-21 Ykk Corporation Of America Stop for slide fasteners

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4062617B2 (ja) * 2003-10-17 2008-03-19 Ykk株式会社 線条スライドファスナーの上止

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2044161A (en) * 1934-08-10 1936-06-16 John S Forster Separable fastener
US2983016A (en) * 1958-04-18 1961-05-09 Talon Inc End stop for slide fasteners
US3905073A (en) * 1973-12-29 1975-09-16 Yoshida Kogyo Kk Top stops for slide fasteners
US4137608A (en) * 1977-10-11 1979-02-06 Textron Inc. Slide fastener with adjustable stop
JPH02107309U (ja) * 1989-02-16 1990-08-27
US5749134A (en) * 1996-07-18 1998-05-12 Zemitis; Martin S. Slide fastener repair system
US20080196219A1 (en) * 2007-02-15 2008-08-21 Ykk Corporation Of America Stop for slide fasteners

Also Published As

Publication number Publication date
TW201119601A (en) 2011-06-16
CN102665476A (zh) 2012-09-12
TWI403283B (zh) 2013-08-01
JPWO2011074055A1 (ja) 2013-04-25
CN102665476B (zh) 2015-05-13
WO2011074055A1 (ja) 2011-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI305714B (en) Slide fastener
JP6266226B2 (ja) 施錠可能バックル
EP1714575B1 (en) Top end stops for slide fastener
CN1669496B (zh) 扣件
JP5019401B2 (ja) ファスナー用スライダ
US9549593B2 (en) Slide fastener with separable bottom end stop
JPWO2018069971A1 (ja) 防水性スライドファスナー
JP5435311B2 (ja) スライドファスナー
US9126724B2 (en) Child-resistant zipper assemblies and packages utilizing the same
TWI528912B (zh) buckle
WO2012020499A1 (ja) スライドファスナー
KR101413400B1 (ko) 슬라이드 파스너용 슬라이더
JP2008281169A (ja) 保持具
KR20020033548A (ko) 슬라이드 파스너용 개리 삽입구
JP4822187B2 (ja) 隠しスライドファスナー
JP6764883B2 (ja) バックル
JP2007236958A6 (ja) 隠しスライドファスナー
JP2010201021A (ja) 鍵付きバックル
WO2014207840A1 (ja) スライドファスナ用チェーンキャップ並びにスライドファスナチェーン
WO2015071945A1 (ja) ファスナーチェーン及びスライドファスナー
WO2014184851A1 (ja) スライドファスナー
WO2017104007A1 (ja) ファスナーストリンガー及びスライドファスナー
JP4825161B2 (ja) なす環
JP6605296B2 (ja) バックル
JP2006149707A (ja) スライドファスナーチエン

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5435311

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150