JP2018191754A - 線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造、指輪並びにブレスレット - Google Patents

線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造、指輪並びにブレスレット Download PDF

Info

Publication number
JP2018191754A
JP2018191754A JP2017096164A JP2017096164A JP2018191754A JP 2018191754 A JP2018191754 A JP 2018191754A JP 2017096164 A JP2017096164 A JP 2017096164A JP 2017096164 A JP2017096164 A JP 2017096164A JP 2018191754 A JP2018191754 A JP 2018191754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core material
wire core
fixing member
joint
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017096164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6830248B2 (ja
Inventor
望月 昭仁
Akihito Mochizuki
昭仁 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pia Jewelry Kk
Original Assignee
Pia Jewelry Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pia Jewelry Kk filed Critical Pia Jewelry Kk
Priority to JP2017096164A priority Critical patent/JP6830248B2/ja
Publication of JP2018191754A publication Critical patent/JP2018191754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6830248B2 publication Critical patent/JP6830248B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Abstract

【課題】例えば、0.6mm、0.8mmというような金属製の細い線芯材と金属製飾り部品を十分な強度で一体化した線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造、指輪並びにブレスレットを提供する【解決手段】固定部材16は穴15を貫通孔14に合わせて第1の飾り部品10の内壁にロウ付けである固定部材接合部17によって接合され、線芯材2は貫通孔14から穴15に挿通された形態で、固定部材16の圧着による第1の線芯材接合部18によって接合され、線芯材2と固定部材16はロウ付けである第2の線芯材接合部19によって接合されている。【選択図】図2

Description

本発明は装身具に係り、特にコイルスプリング形態の線材(以下「コイルスプリング線材」ともいう。)に貴金属部位を有する飾り部品を施した形態の指輪やブレスレット等のコイルスプリング状装身具に好適な、線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造、当該線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造を有する指輪並びに当該線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造を有するブレスレットに関する。
従来、細い金属線をコイル状スプリング線芯材に、パイプや貫通孔を有する玉状の飾り部品を多数通し設けた形態の指輪やブレスレットが知られていて、このコイル状スプリング線芯材は形状記憶材料によって螺旋形態に形成されており、力を加えていない時は螺旋が密に重なり概略リング状に形成され、かつ、軸方向に少し力を加えて引っ張ると、螺旋が引き延ばされてほぼ一直線になるまで伸長させることが可能なよう構成されている。また、線芯材の先端には、回転自在に線芯材に挿通された球状や円筒状の飾り部品(装飾部2)の抜け防止を兼ねる球体状の飾り部品が接着等により取り付け固定されている。(例えば特許文献1)
特許文献1において、線芯材の太さは直径が1mm以下(請求項4)、「形状記憶材料の弾性率にもよるが、人の力で容易に変形可能な例えば、0.1〜3mmの直径」(段落[0019])としている。
また、特許文献2において線芯材の先端には、線芯材に挿通された多数の中空玉7の抜け防止を兼ねる筒状部材からなる飾り部品が取り付け固定されている、という技術が記載されている。それは、接着剤によって接着固定するものと解するのが相当である。
また、線芯材を挿入する止穴を有する真珠玉が、接着剤によって接着固定されているものが知られてれている。
また、本願図面の図12に示す従来技術のものは、略直径2mm〜2.5mmの太めの金属製のコイル状スプリング線芯材の先端にロウ付け接合により金属性の台座からなる金属製飾り部品が設けられ、この台座の上にダイヤモンドなどの宝石からなる宝石飾り部品が台座爪、台座縁による把持固定ないし接着固定等により固定されている。
実用新案登録願第3200874号公報 実用新案登録願第3205549号公報
上述した特許文献1、2の従来技術はいずれも、0.4mm〜0.7mm程度の金属製の細い線芯材をコイルにしたもの(コイル状スプリング線芯材)を使用しているために、この細い線芯材の先端側に飾り部品を溶接接合、接着接合ないしロウ付け接合しても、その接合面積が小さいためにその接合を保持する保持力が弱く、かつ、接合箇所が破損しやすい脆弱な接合になってしまうものであった。特にチタン合金製の細い線芯材と金やプラチナのロウ付け接合は脆弱なものとなるものであった。
このため、金属製の胴幅3mm以上の金属製の台座(上に宝石を固定する)や、胴幅3mm以上のそれ自体が金属製の飾りとなる金属製飾り部品を、回らないように、抜けないようにかつ接合箇所が破損しないように一体化することができ難いものであった。
この問題を解決するために、本願図面の図12に示す従来技術ように線芯材を2mm〜2.5mmという太い線心材とすることで、該太い線芯材の先端に金属製の台座をロウ付け接合でも、抜けない、回らないかつ接合箇所が破損しない強度を実現している。
しかし、太い線芯材としたためにばね力が著しく強くなることから、指の太さの適用範囲が著しく狭くなるという問題を有するものであった。
また、太い線芯材での指の太さの適用範囲広くしようとすると、線芯材の形状記憶力を著しく弱めなければならず、所定のコイル形状の形状記憶力が維持できない、変形しやすくなるという問題を有するものであった。
太い線芯材においては、特に、高価な小径金球、小径プラチナ球等(以下「小径金球」ともいう。)を線心材が見えない隙間なく小径金球で埋め尽くす形態の指輪においては、太い線芯材を通すための通し孔が大きくなるためにその分だけ小径金球の横幅が短くなり、そのため使用小径金球数が多くなり、結果コスト高になるものであったし、短い横幅である小径金球は球体というよりもリング体に近くなるので、デザイン的にも問題を有するものであった。
また、小径金球も球形状とするためには太い線芯材にあった大径のものにすることがデザイン的に求められ、デザイン性を優先して大径にすると金球のコストが著しく増大するものであった。
本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑み、0.2mm〜1.0mmという金属製の細い線芯材の特に先端側に金属製飾り部品を一体化してなる線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造、指輪並びにブレスレットを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下に述べる構成としている。
<請求項1発明>
貴金属部位を有する装飾具用の飾り部品と、
この飾り部品に接合された、穴を有する又は溝を有する固定部材と、
前記貴金属部位に前記固定部材を固定部材ロウ付け接合、固定部材溶接接合又は固定部材接着接合している固定部材接合部と、
前記固定部材の前記穴内又は前記溝内に一部部位を位置されてなる線芯材と、
この線芯材と前記固定部材とを該線芯材が回らないようにかつ抜けないように、前記固定部材の圧着による線芯材圧着接合、前記固定部材と前記線芯材のロウ付けによる線芯材ロウ付け接合、前記固定部材と前記線芯材の溶接による線芯材溶接接合、前記固定部材と前記線芯材の接着による線芯材接着接合、又は前記線芯材圧着接合と該線芯材圧着接合以外の他の前記線芯材接合の複数接合によって、前記固定部材と前記線芯材とを接合してなる線芯材接合部と、
前記固定部材接合部と前記線芯材接合部とによって、前記飾り部品、前記固定部材及び前記線芯材を一体化してなる一体化部と、を備えてなることを特徴とする線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造である。
<請求項2発明>
前記線芯材接合部が、前記線芯材圧着接合と前記線芯材ロウ付け接合とによるもの、前記線芯材圧着接合と前記線芯材ロウ付け接合とによるもの、前記線芯材圧着接合と前記線芯材溶接接合とによるもの、前記線芯材圧着接合と前記線芯材接着接合とによるもの、のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造である。
<請求項3発明>
前記貴金属部位に密閉形態ないし一部開口形態の中空部が設けられ、前記貴金属部位に前記中空部に貫通している前記線芯材を通す線芯材通し部が設けられ、前記線芯材通し部に前記線芯材が通され、前記固定部材が前記中空部内に設けられ、前記線芯材通し部に通されて該線芯材通し部から出た前記線芯材の一部部位が前記固定部材内に位置されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造である。
<請求項4発明>
貴金属部位を有する装飾具用の飾り部品と、
この前記貴金属部位の外側に接合された、穴を有する又は溝を有する固定部材と、
この固定部材の略前部を又は一部を収納してなる貫通孔を有する中空形態の貴金属製中空部品と、
前記貴金属部位に前記固定部材を固定部材ロウ付け接合、固定部材溶接接合又は固定部材接着接合している固定部材接合部と、
前記固定部材の前記穴内又は前記溝内に一部部位を位置されてなる線芯材と、
この線芯材と前記固定部材とを該線芯材が回らないようにかつ抜けないように、前記固定部材の圧着による線芯材圧着接合、前記固定部材と前記線芯材のロウ付けによる線芯材ロウ付け接合、前記固定部材と前記線芯材の溶接による線芯材溶接接合、前記固定部材と前記線芯材の接着による線芯材接着接合、又は前記線芯材圧着接合と該線芯材圧着接合以外の他の前記線芯材接合の複数接合によって、前記固定部材と前記線芯材とを接合してなる、前記貴金属製中空部品内に設けられた線芯材接合部と、
前記固定部材接合部と前記線芯材接合部とによって、前記飾り部品、前記固定部材及び前記線芯材を一体化してなる一体化部と、を備えてなることを特徴とする線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造である。
<請求項5発明>
前記請求項1,2、3又は4記載の線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造を有するとともに、前記線芯材がコイルスプリング形態を形状記憶した形状記憶合金からなるコイルスプリグ線芯材であり、該コイルスプリグ線芯材には貫通孔を有する多数の球が、該貫通孔に該コイルスプリグ線芯材を挿通させて回転自在に設けられてなることを特徴とする指輪である。
<請求項6発明>
前記請求項1,2、3又は4記載の線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造を有するとともに、前記線芯材がコイルスプリング形態を形状記憶した形状記憶合金からなるコイルスプリグ線芯材であることを特徴とするブレスレットである。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
<請求項1記載の発明の効果>
固定部材は線芯材を挿通ないし内部に位置させるものである。
よって線芯材よりも大きい形態である固定部材が飾り部品に接合され、この固定部材内に線芯材が接合(一体化)しての、飾り部品、固定部材及び前記線芯材の一体化構造であるので、固定部材と飾り部品の確りとした強靭な接合(一体化)によって、線芯材が抜けない、回らない、接合箇所が破損しないという強靭なものを実現している。
これによって、例えば太さ0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.7mm、0.8mm、0.9mmというような細線からなる、純チタン製又はチタン合金製のコイルスプリグ線芯材と貴金属性飾り部品の強靭な接合(一体化)による一体化構造を実現するものである。
<請求項2発明の効果>
請求項1記載の発明と同様な効果を奏するとともに、線芯材接合部が線芯材圧着接合とロウ付け、溶接、接着のいずれかの複数接合であるので、線芯材のより強靭な接合(一体化)を実現する。
<請求項3発明の効果>
請求項1又は2記載の発明と同様な効果を奏するとともに、中空部を有する貴金属部位の該中空部内に固定部材が設けられた(位置された)構成であるので、固定部材および接合される線芯材部位が外観からは見えない隠れた形態とできる。
<請求項4発明の効果>
請求項1記載の発明と同様な効果を奏するとともに、一体化部の形成の全てを飾り部品の外側で行うものであるので、例えば、完成した飾り部品(例えば、宝石および底板を設け磨きをかけた飾り部品)への固定部材、又は固定部材および貴金属中空部品の接合を可能等する。
<請求項5発明の効果>
前記請求項1,2、3又は4記載の発明の機能を有するコイルスプリグ形態の指輪を実現する。
<請求項6発明の効果>
前記請求項1,2、3又は4記載の発明の機能を有するコイルスプリグ形態のブレスレットを実現する。
本発明の実施例1を示す斜視図。 本発明の実施例1の部分拡大断面図。 本発明の実施例2の部分拡大断面図。 本発明の実施例3の部分拡大断面図。 本発明の実施例4の部分拡大断面図。 本発明の実施例5の部分拡大断面図。 本発明の実施例6の部分拡大断面図及びA−A線部分B−B線部分拡大断面図。 本発明の実施例7の部分拡大断面図。 本発明の実施例8の部分拡大断面図。 本発明の実施例9の部分拡大断面図。 本発明の実施例10の部分拡大断面図。 従来技術を示す斜視図。f
以下、本発明を実施するための最良の形態である実施例について説明する。但し、本発明をこれら実施例のみに限定する趣旨のものではない。また、後述する実施例の説明に当って、前述した実施例の同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図1、2に示す本発明の実施例1において、装身具である指輪1は次に述べるような構成となっている。
太さが略0.6mmのチタン製(純チタン、ニッケルチタン合金、64合金、15−3−3−3合金など。)のコイルスプリング形態に形状記憶された線芯材2(コイル状スプリング線芯材)と、
この線芯材2の一方の先端側に設けられた、側壁3、底板4、中空部5、天板6、宝石把持爪7を有する台座(高さ3.2mm〜3.4mm、長さ4mm〜4.3mm、横幅4mm〜4.3mm)である貴金属性部位8を有し、貴金属性部位3の上部に宝石把持爪7で把持した宝石9(ダイヤモンド、ルビー、サファイヤ等)を設けてなる第1の飾り部品10と、
線芯材2の他方の先端側に設けられた第2の飾り部品11と、
第1の飾り部品10と第2の飾り部品11の間を埋め尽くすように線芯材2上に設けられた多数の、貴金属性(金、プラチナ、銀等)の直径2.5mm、線芯材2を挿通させる0.65mm〜0.7mmの貫通孔12a、12bを有する中空球形態の、第1の飾り部品10よりも小形態の貴金属製中空部品13と、からなっている。
線芯材2と第1の飾り部品10の一体化は次のようになっている。
第1の飾り部品10の側壁3には線芯材2を挿通させる0.65mm径の貫通孔14が設けられている。
中空部5内に外径1.1mm、穴径0.65mmの穴15を有する円筒形の固定部材16が設けられている。
固定部材16は穴15を貫通孔14に合わせて第1の飾り部品10の内壁にロウ付け接合である固定部材接合部17によって接合(一体化)されている。
線芯材2は貫通孔14から穴15に挿通された形態で、固定部材16の一部に圧力をかけ圧し潰した圧着による線芯材圧着接合である第1の線芯材接合部18によって接合(一体化)されている。
さらに、線芯材2と固定部材16は該固定部材16の開放側でロウ付けによる線芯材ロウ付け接合である第2の線芯材接合部19によって接合(一体化)されている。
固定部材接合部17、第1の線芯材接合部18、第2の線芯材接合部19とによって、第1の飾り部品10、固定部材16及び線芯材2を一体化構造とした一体化部20を形成している。
第1の飾り部品10、第2の飾り部品11の隣の貴金属製中空部品13、13はロウ付け接合による中空部品接合部22によって接合(一体化)されている。
ロウ付けはレーザロウ付け又は抵抗ロウ付けなどである。
チタン線と貴金属との溶接は、酸素、水素、窒素が無い状態で行うのがよく、真空溶接又は酸素、水素、窒素を含まないの不活性ガス雰囲気中で行うレーザ溶接、または、ガスシールドのみで大気中の不純物の侵入を防いでのレーザ溶接などで行う。溶接ではチタンのみにレーザを照射してチタンの溶解で行うのがよい。
製造は、線芯材2を貫通孔14に通し、次に線芯材2に固定部材16を取付け、第1の線芯材接合部18を形成して線芯材2に固定部材16を接合固定し、固定部材接合部17を形成し、底板4と天板6をロウ付けで取付け、磨き、宝石9を取付け、貴金属製中空部品13を中空部品接合部22を形成し接合する。
宝石によって中空部5内が見えないのであれば、天板は必ずしも必要ではなく、この場合は側壁3に宝石把持爪7を設けた形態とするのもよい。
また、第1の線芯材接合部18の形成は側壁3の一部を開口として、該開口側から圧着具等によって圧着形成するのもよい。
貴金属製中空部品には、球体(円球体、楕円球体、多角球体)、円筒形態、多角形態など多様な形態の中空体を含む。
強靭で安定した形状記憶を有する例えばチタン合金製の線芯材はその比強度大きく(以下「高比強度形状記憶線芯材」ともいう。)、よってコイルスプリグ線芯材とした形態ではその締め付け付勢力(締め付けばね力)も強いために、線芯材を太さが1mm以上のものでは、指輪においては、例えば細い指である小指に違和感の無い弱付勢力に設定しても、太い指である中指への装着では締め付け違和感の強いものになってしまうものであった。
したがって、「高比強度形状記憶線芯材」においては、可能な限り(例えば、0.3mm〜0.8mm)の太さの線芯材とすることで、例えば小指への装着、中指への装着においても、締め付け感や違和感を与えない弱い締め付けによる装着を可能とする。
装身具をブレスレットとした形態においては、線芯材2の線径は0.8mmとし、固定部材16の外径は1.3mm、穴15の穴径は0.85mmとするのがよい。
コイル外径は人の手首に対応しかつ掌を通す内径である、指輪よりも大径であるものである。
以下に述べる指輪の実施例においても、その技術的思想、構成はブレスレットにも適用されるものである。
図3に示す本発明の実施例2において、前記実施例1と主に異なる点は、中空部品接合部を線芯材2、貴金属部位8および貴金属製中空部品13の貫通孔12b側をロウ付けによって接合してなる中空部品接合部24とし、一体化部を固定部材接合部17、第1の線芯材接合部18、第2の線芯材接合部19、中空部品接合部24とによって、第1の飾り部品10、固定部材16、1つの貴金属製中空部品13及び線芯材2を一体化構造とした一体化部25としてなる指輪26を形成した点にある。
より強靭な一体化構造を実現している。
図4に示す本発明の実施例3において、前記実施例1と主に異なる点は、第1の飾り部品10の隣の貴金属製中空部品13の貫通孔12b側をロウ付けにより接合してなる中空部品接合部28を形成し、一体化部を固定部材接合部17、第1の線芯材接合部18、第2の線芯材接合部19、中空部品接合部22、中空部品接合部28とによって、第1の飾り部品10、固定部材16、1つの貴金属製中空部品13及び線芯材2を一体化構造とした一体化部29としてなる指輪30を形成した点にある。
より強靭な一体化構造を実現している。
図5に示す本発明の実施例4において、前記実施例1と主に異なる点は、側壁3の貫通孔を固定部材16が嵌る形態の貫通孔32とし、固定部材16を貫通孔32に嵌めた形態で固定部材接合部17を形成して接合し、側壁3の外側から固定部材16と挿通されている線芯材2をロウ付けによって接合してなる線芯材接合部33を形成し、一体化部を固定部材接合部17、第1の線芯材接合部18、第2の線芯材接合部19、線芯材接合部33とによって、第1の飾り部品10、固定部材16及び線芯材2を一体化構造とした一体化部34としてなる指輪35を形成した点にある。
図6に示す本発明の実施例5において、前記実施例1と主に異なる点は、固定部材をコの字型、Uの字型、L字型又はV字型等の溝37を有する棒状の固定部材38とし、第1の線芯材接合部18を形成しない形態とした、一体化部を固定部材接合部17、第2の線芯材接合部19とによって、第1の飾り部品10、固定部材38及び線芯材2を一体化構造とした一体化部39としてなる指輪40した点にある。
また、中空部品接合部22は形成していない。
図7に示す本発明の実施例6において、前記実施例2と主に異なる点は、固定部材をその穴を線芯材2が2本入る形態の穴42としてなる固定部材43とし、線芯材2の端方を曲げ折って穴42に入れて日本入り形態として、固定部材43を圧着して第1の線芯材接合部18を形成して接合した形態で、第2の線芯材接合部19の無い形態の、一体化部を固定部材接合部17、第1の線芯材接合部18、中空部品接合部24とによって、第1の飾り部品10、固定部材38、1つの貴金属製中空部品及び線芯材2を一体化構造とした一体化部44としてなる指輪45を形成した点にある。
第1の線芯材接合部18に加えて第2の線芯材接合部19を形成する形態もよい。
また、第1の線芯材接合部18を形成しない形態で、第2の線芯材接合部19を形成する形態もよい。
図8に示す本発明の実施例7において、前記実施例5と主に異なる点は、線芯材2の端方を曲げ折って穴42に入れて日本入り形態とした状態で溝37に入れ、固定部材38を圧着して第1の線芯材接合部18を形成し接合し、第2の線芯材接合部19を形成し接合強化してなる形態とし、一体化部を固定部材接合部17、第1の線芯材接合部18、第2の線芯材接合部19とによって、第1の飾り部品10、固定部材38及び線芯材2を一体化構造とした一体化部47してなる指輪48した点にある。
図9に示す本発明の実施例8において、前記実施例1と主に異なる点は、固定部材16が貴金属部位8の側壁3の外側に接合され、固定部材16は貴金属部位8に隣接する1つの貴金属製中空部品13内に位置され、前記貴金属製中空部品13は固定部材16および貴金属部位8に接合されてなる指輪50を形成した点にある。
一体化は、固定部材16の穴15に、線芯材2が貫通孔14に挿通する部位を突き出させた形態で第1の線芯材接合部18の形成により接合し、次に線芯材2と固定部材16の貴金属部位8から離れた側をロウ付けにより線芯材接合部51を形成して接合し、次に予め線芯材2に取り付けてある前記貴金属製中空部品13を固定部材16にかぶせる形態で該貴金属製中空部品13内に収納し、その形態で線芯材2を貫通孔14に挿入し固定部材16を側壁3に押しつけた状態で貴金属製中空部品13、固定部材16、貴金属部位8をロウ付けにより三部品接合部52(固定部材16と貴金属部位8の接合である固定部材接合部を含んでいる。)を形成し接合する。
第1の線芯材接合部18、線芯材接合部51、三部品接合部52によって、第1の飾り部品10、固定部材38、1つの貴金属製中空部品13及び線芯材2を一体化構造とした一体化部53を形成している。
一体化部53形成の全てが飾り部品(ここでは、第1の飾り部品10)の外で行うものであえるので、完成した飾り部品(例えば、宝石および底板を設け、磨きをかけた飾り部品。)への三部品接合部52の形成接合で該飾り部品への接合を完了とすることを可能とするものである。
貴金属製中空部品13は固定部材16への接合のみとし、貴金属製中空部品13の貴金属部位8への直接的な接合は無い形態とするのもよい。
貴金属部位8の貫通孔14を設けない構成とし、線芯材2は貴金属部位8内には位置しない構成とするのもよい。
貫通孔14に変えて貫通孔32ないし同径の止穴を設け、該貫通孔32ないし該止穴に固定部材16の一部を挿入してた形態で三部品接合部52を形成接合するのもよい。
図10に示す本発明の実施例9において、前記実施例8と主に異なる点は、側壁3の内側から貴金属部位8と線芯材2をロウ付けによる線芯材接合部55を形成し接合した形態とし、第1の線芯材接合部18、線芯材接合部51、三部品接合部52、線芯材接合部55によって、第1の飾り部品10、固定部材38、1つの貴金属製中空部品13及び線芯材2を一体化構造とした一体化部56を有する指輪57を形成した点にある。
図11に示す本発明の実施例10において、前記実施例2と主に異なる点は、貫通孔14の対抗側側壁に貫通孔60を設け、線芯材2を貫通孔14と貫通孔60を通し、中空部5内の線芯材2上には貫通孔14から貫通孔60の距離と略同じ長さの固定部材16が設けられ、第1の線芯材接合部18の形成によって第1の線芯材接合部18と固定部材16が接合一体化され、固定部材16の両側が固定部材接合部17、固定部材接合部61によって接合一体化され、貴金属部位8の左右隣の貴金属製中空部品13、13と該貴金属部位8および線芯材2は中空部品接合部24、中空部品接合部62によって接合一体化されてなる指輪63を形成した点にある。
第1の線芯材接合部18、固定部材接合部17、固定部材接合部61、中空部品接合部24、中空部品接合部62によって、第1の飾り部品10、固定部材16、2つの貴金属製中空部品13及び線芯材2を一体化構造とした一体化部64を形成している。
本発明は装身具の分野、特に指輪とブレスレットを提供する産業で利用される。
1:指輪、
2:線芯材、
3:側壁、
4:底板、
5:中空部、
6:天板、
7:宝石把持爪、
8:貴金属部位、
9:宝石、
10:第1の飾り部品、
11:第2の飾り部品、
12a、12b:貫通孔、
13:貴金属製中空部品、
14:貫通孔、
15:穴、
16:固定部材、
17:固定部材接合部、
18:第1の線芯材接合部、
19:第2の線芯材接合部、
20:一体化部、
22:中空部品接合部、
24:中空部品接合部、
25:一体化部、
26:指輪、
28:中空部品接合部、
29:一体化部、
30:指輪、
32:貫通孔、
33:線芯材接合部、
34:一体化部、
35:指輪、
37:溝、
38:固定部材、
39:一体化部、
40:指輪、
42:穴、
43:固定部材、
44:一体化部、
45:指輪、
48:指輪、
50:指輪、
51:線芯材接合部、
52:三部品接合部、
53:一体化部、
55:線芯材接合部、
56:一体化部、
57:指輪、
60:貫通孔、
61:固定部材接合部、
62:中空部品接合部、
63:指輪、
64:一体化部。

Claims (6)

  1. 貴金属部位を有する装飾具用の飾り部品と、
    この飾り部品に接合された、穴を有する又は溝を有する固定部材と、
    前記貴金属部位に前記固定部材を固定部材ロウ付け接合、固定部材溶接接合又は固定部材接着接合している固定部材接合部と、
    前記固定部材の前記穴内又は前記溝内に一部部位を位置されてなる線芯材と、
    この線芯材と前記固定部材とを該線芯材が回らないようにかつ抜けないように、前記固定部材の圧着による線芯材圧着接合、前記固定部材と前記線芯材のロウ付けによる線芯材ロウ付け接合、前記固定部材と前記線芯材の溶接による線芯材溶接接合、前記固定部材と前記線芯材の接着による線芯材接着接合、又は前記線芯材圧着接合と該線芯材圧着接合以外の他の前記線芯材接合の複数接合によって、前記固定部材と前記線芯材とを接合してなる線芯材接合部と、
    前記固定部材接合部と前記線芯材接合部とによって、前記飾り部品、前記固定部材及び前記線芯材を一体化してなる一体化部と、を備えてなることを特徴とする線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造。
  2. 前記線芯材接合部が、前記線芯材圧着接合と前記線芯材ロウ付け接合とによるもの、前記線芯材圧着接合と前記線芯材ロウ付け接合とによるもの、前記線芯材圧着接合と前記線芯材溶接接合とによるもの、前記線芯材圧着接合と前記線芯材接着接合とによるもの、のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造。
  3. 前記貴金属部位に密閉形態ないし一部開口形態の中空部が設けられ、前記貴金属部位に前記中空部に貫通している前記線芯材を通す線芯材通し部が設けられ、前記線芯材通し部に前記線芯材が通され、前記固定部材が前記中空部内に設けられ、前記線芯材通し部に通されて該線芯材通し部から出た前記線芯材の一部部位が前記固定部材内に位置されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造。
  4. 貴金属部位を有する装飾具用の飾り部品と、
    この前記貴金属部位の外側に接合された、穴を有する又は溝を有する固定部材と、
    この固定部材の略前部を又は一部を収納してなる貫通孔を有する中空形態の貴金属製中空部品と、
    前記貴金属部位に前記固定部材を固定部材ロウ付け接合、固定部材溶接接合又は固定部材接着接合している固定部材接合部と、
    前記固定部材の前記穴内又は前記溝内に一部部位を位置されてなる線芯材と、
    この線芯材と前記固定部材とを該線芯材が回らないようにかつ抜けないように、前記固定部材の圧着による線芯材圧着接合、前記固定部材と前記線芯材のロウ付けによる線芯材ロウ付け接合、前記固定部材と前記線芯材の溶接による線芯材溶接接合、前記固定部材と前記線芯材の接着による線芯材接着接合、又は前記線芯材圧着接合と該線芯材圧着接合以外の他の前記線芯材接合の複数接合によって、前記固定部材と前記線芯材とを接合してなる、前記貴金属製中空部品内に設けられた線芯材接合部と、
    前記固定部材接合部と前記線芯材接合部とによって、前記飾り部品、前記固定部材及び前記線芯材を一体化してなる一体化部と、を備えてなることを特徴とする線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造。
  5. 前記請求項1,2、3又は4記載の線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造を有するとともに、前記線芯材がコイルスプリング形態を形状記憶した形状記憶合金からなるコイルスプリグ線芯材であり、該コイルスプリグ線芯材には貫通孔を有する多数の球が、該貫通孔に該コイルスプリグ線芯材を挿通させて回転自在に設けられてなることを特徴とする指輪。
  6. 前記請求項1,2、3又は4記載の線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造を有するとともに、前記線芯材がコイルスプリング形態を形状記憶した形状記憶合金からなるコイルスプリグ線芯材であることを特徴とするブレスレット。
JP2017096164A 2017-05-15 2017-05-15 線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造、指輪並びにブレスレット Active JP6830248B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017096164A JP6830248B2 (ja) 2017-05-15 2017-05-15 線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造、指輪並びにブレスレット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017096164A JP6830248B2 (ja) 2017-05-15 2017-05-15 線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造、指輪並びにブレスレット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018191754A true JP2018191754A (ja) 2018-12-06
JP6830248B2 JP6830248B2 (ja) 2021-02-17

Family

ID=64570215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017096164A Active JP6830248B2 (ja) 2017-05-15 2017-05-15 線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造、指輪並びにブレスレット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6830248B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01262803A (ja) * 1988-04-13 1989-10-19 Orient Watch Co Ltd 腕時計
JPH09103310A (ja) * 1995-10-13 1997-04-22 Tsuu Net:Kk ネックレス等の身飾品
JP2007512920A (ja) * 2003-12-04 2007-05-24 ハリー ウィンストン インコーポレイテッド 宝飾品のための可撓性連結具及び製造方法
US20120111053A1 (en) * 2010-11-05 2012-05-10 Chi Huynh Article of jewelry having repulsive magnetic elements and methods of manufacturing

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01262803A (ja) * 1988-04-13 1989-10-19 Orient Watch Co Ltd 腕時計
JPH09103310A (ja) * 1995-10-13 1997-04-22 Tsuu Net:Kk ネックレス等の身飾品
JP2007512920A (ja) * 2003-12-04 2007-05-24 ハリー ウィンストン インコーポレイテッド 宝飾品のための可撓性連結具及び製造方法
US20120111053A1 (en) * 2010-11-05 2012-05-10 Chi Huynh Article of jewelry having repulsive magnetic elements and methods of manufacturing

Also Published As

Publication number Publication date
JP6830248B2 (ja) 2021-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3493185B2 (ja) アクセサリーチェーン・紐体ストッパー
US7533464B2 (en) Ring assembly method
US20120000038A1 (en) Jewelry clasp and methods thereof
JP2008237562A (ja) 装身具
EP1517420A3 (en) Spark plug and related manufacturing method
JP2018191754A (ja) 線芯材と装身具用飾り部品の一体化構造、指輪並びにブレスレット
JP3527692B2 (ja) 装飾部材及びその製造方法
US6564583B2 (en) Jewelry with girdle-grooved stone
JP4638652B2 (ja) 宝石ストランド用の隠れたコネクター
CN108885427A (zh) 包括端部件的指针和组装方法
JP2001286313A (ja) 装飾具用ワイヤ
JP6828994B2 (ja) ピアス用ピン、ピアス、及びピアスの製造方法
JP7378862B1 (ja) ピアスポスト、ピアスおよびピアスポストの取り付け方法
JP7011353B1 (ja) 装身具用芯線
JP3228360U (ja) 装身具用引輪
JP3106133U (ja) 指輪
EP1068815A2 (en) Decorative member and process for producing the decorative member
JP4206330B2 (ja) 指輪及びその組み付け方法
JP6777709B2 (ja) 貴石類と金属類との接合方法
JP2020092958A (ja) 連結型身飾り品形成部材および身飾り品
JP2005261862A (ja) 宝石保持具及びそれを用いた宝飾品
JP2002253313A (ja) 装身具の結合装置
JP3018033U (ja) 真珠の連結構造体
JP2009050422A (ja) 装飾用ピンキャッチ
JP3583419B1 (ja) スプリング装身具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6830248

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150