JP2009050422A - 装飾用ピンキャッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】真珠や宝石に形成された一方が開口され他方が塞がれた且つ奥端が半円球形態の嵌め込み穴に形成されてしまった凸部位を避けることができ、接着剤が該ピン挿入孔に進入しない装飾用ピンキャッチを提供することを目的としている。
【解決手段】弾性部材からなる円柱形態のキャッチ本体2と、このキャッチ本体2の上部にに形成された、傾斜角度本形態では56度の円錐台形態の狭まり部3と、前記キャッチ本体2の底部にピン挿入口5を有して該ピン挿入口5から上部に向かって形成され且つ先端が塞がれたピアスピン6が挿入されるピン挿入深さが4.3mmのピン挿入孔7とからなっている。
【選択図】図1
【解決手段】弾性部材からなる円柱形態のキャッチ本体2と、このキャッチ本体2の上部にに形成された、傾斜角度本形態では56度の円錐台形態の狭まり部3と、前記キャッチ本体2の底部にピン挿入口5を有して該ピン挿入口5から上部に向かって形成され且つ先端が塞がれたピアスピン6が挿入されるピン挿入深さが4.3mmのピン挿入孔7とからなっている。
【選択図】図1
Description
本発明は、主にピアスイヤリングのピアスピンをキャッチする装飾用ピンキャッチに関する。
従来の装飾用ピンキャッチには次のようなものが知られている。
<特許文献1の装飾用ピンキャッチ>
貫通したピン挿入孔を有するシリコンゴム製の半円球体の半円球弾性体、底部にピン挿入口を有し且つ該底部の左右にピンを弾性挟持する湾曲ピン挟持部を有する金属製部材からなる金属製ピンキャッチ体、前記半円球弾性体に前記金属ピンキャッチ体を内蔵してなる装飾用ピンキャッチである。
<特許文献2の装飾用ピンキャッチ>
貫通したピン挿入孔を有するシリコンゴム製の円柱体の円柱弾性体からなる装飾用ピンキャッチである。
<特許文献3の装飾用ピンキャッチ>
一方が開口され他方が塞がれた円形穴を有してなる真珠や宝石などの球体装飾体、一方が開口し他方もピンが通る開口とされその角が湾曲され且つ内部に挿入されたピアスピンを弾性挟持するバネ性受け止め片を備えた金属製部材からなる筒状本体、前記円形穴に前記筒状本体を全部収納し接着してなる装飾用ピンキャッチである。
<特許文献4の装飾用ピンキャッチ>
一方が開口され他方が半球形状で塞がれた円筒形の弾性高分子化合物からなり且つ開口近く内側に対向する用に二つ円形溝を有してなる装飾体、底部にピン挿入口を有し且つ該底部の左右にピンを弾性挟持する湾曲ピン挟持部を有する金属製部材からなる金属製ピンキャッチ体、前記二つの円形溝に湾曲ピン挟持部の外側を嵌め込で前記装飾体に前記金属製ピンキャッチ体を収納固定してなる装飾用ピンキャッチである。
<特許文献5の装飾用ピンキャッチ>
樹脂材料からなるピアスピンの全部が挿入され且つ耳たぶのピン通し孔に通る太さの有底円筒状(一方が開口され他方が塞がれた形態)のピン挿入穴を有する円筒部、この円筒部の先端側を先細に形成してなるテーパー部、開口側に設けた大径のフランジとからなるピアス装着用保護具である。
ピアスピントともに耳たぶのピン通し孔に通し、突き出た部位が装飾用ピンキャッチに挿入され挟持されるもので、ピアスピンと耳たぶ肉が直接接触しないようにして、耳たぶにかぶれ等の症状を生じさせないようにするものである。
特開2005−204991号公報
特開平7−8309号公報(図5)
実用新案登録第32128019号公報(図3)
特開2004−223195号公報(図5、図6)
実開平5−70327号公報(図2、図5)
<特許文献1の装飾用ピンキャッチ>
貫通したピン挿入孔を有するシリコンゴム製の半円球体の半円球弾性体、底部にピン挿入口を有し且つ該底部の左右にピンを弾性挟持する湾曲ピン挟持部を有する金属製部材からなる金属製ピンキャッチ体、前記半円球弾性体に前記金属ピンキャッチ体を内蔵してなる装飾用ピンキャッチである。
<特許文献2の装飾用ピンキャッチ>
貫通したピン挿入孔を有するシリコンゴム製の円柱体の円柱弾性体からなる装飾用ピンキャッチである。
<特許文献3の装飾用ピンキャッチ>
一方が開口され他方が塞がれた円形穴を有してなる真珠や宝石などの球体装飾体、一方が開口し他方もピンが通る開口とされその角が湾曲され且つ内部に挿入されたピアスピンを弾性挟持するバネ性受け止め片を備えた金属製部材からなる筒状本体、前記円形穴に前記筒状本体を全部収納し接着してなる装飾用ピンキャッチである。
<特許文献4の装飾用ピンキャッチ>
一方が開口され他方が半球形状で塞がれた円筒形の弾性高分子化合物からなり且つ開口近く内側に対向する用に二つ円形溝を有してなる装飾体、底部にピン挿入口を有し且つ該底部の左右にピンを弾性挟持する湾曲ピン挟持部を有する金属製部材からなる金属製ピンキャッチ体、前記二つの円形溝に湾曲ピン挟持部の外側を嵌め込で前記装飾体に前記金属製ピンキャッチ体を収納固定してなる装飾用ピンキャッチである。
<特許文献5の装飾用ピンキャッチ>
樹脂材料からなるピアスピンの全部が挿入され且つ耳たぶのピン通し孔に通る太さの有底円筒状(一方が開口され他方が塞がれた形態)のピン挿入穴を有する円筒部、この円筒部の先端側を先細に形成してなるテーパー部、開口側に設けた大径のフランジとからなるピアス装着用保護具である。
ピアスピントともに耳たぶのピン通し孔に通し、突き出た部位が装飾用ピンキャッチに挿入され挟持されるもので、ピアスピンと耳たぶ肉が直接接触しないようにして、耳たぶにかぶれ等の症状を生じさせないようにするものである。
前記した特許文献1−5の従来技術は次のような欠点があった。
特に、珊瑚、トルコ石、瑪瑙などを球体形成した球体宝石(球体装飾体)にピンキャッチをはめ込むための一方が開口され一方が塞がれた穴(溝)を形成する場合には、その生産性およびコストパフォーマンスの高さから(穴あけ時間が短い、多数個に同時に穴あけができる、刃物の使用およびメンテナンスが無い)サンドブラスト法(削る部位以外をゴム部材などで覆い、微細な金属粒や砂やセラミック粒を吹き付け所定部位を削り塞がり穴(溝)を形成する工法)によって行なっている。
このサンドブラスト法により直径が6mm程度の球体宝石に形成できる穴の開口は球体形態という美観を崩さないためには直径4mm程度までが限界であるとともに、塞がり部位(有底部位=有天井部位)は略半円球面形態(塞がり湾曲有底部位)となるものである。
この条件で6mmの球体宝石に形成されるキャッチ体を嵌め込む嵌め込み穴は、球体宝石部位が埋没して宝石価値が失われない強度のある宝石肉厚(1.1mm)とするために、開口直径3.8mm、深さ4.2mm(内壁垂直部位2.2mm、半円球面部位2.0mm)である。
但し、サンドブラスト法であるので、研磨切削具などによる穴あけのような精密内形成はできず、特に半円球面部位には中心部外の形状が均一にならず凸部位が残る、出っ張り面が形成されることが少なくないものである。
また、ピアスピンの長さは最も多く使用されているものが9mmであり、それを通す耳たぶの厚さは個人差はあるが5mm程度である。よって、ピアスピンの耳たぶの外に突き出す部位は4mm程度である。
上記条件のものを以下「サンドブラスト特定穴形成装飾体」という。
<特許文献1の装飾用ピンキャッチの欠点>
(1)前記「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の開口3.8mmの嵌め込み穴に嵌め込む形態は半円球弾性体の高さが1.85mmであり、これに開口縁を保護するためのフランジの厚み0.3mmを加えた2.15mmがピン挿入孔の深さであることから、嵌め込んだ状態で深さ2.05mmの空間が形成され、接着するためにはその空間を接着剤で満たさなくてはならず接着剤の使用が大量になるとともに、内壁と半円球弾性体との当接面、近接面、密着面が殆ど無いので接着強度が弱く剥がれてしまう危険が大になるものである。
また、行き場を失った接着剤が食み出してくるので、その処理をしなければならないものである。
(2)前記「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の嵌め込み部の2.05mmが接着剤で埋められているので、ピアスピンの挿入できる深さはピン挿入孔の深さの2.15mmとなり、耳たぶとの間に1.85mmの隙間が形成されてしまうので、フィット感がなく使用感の悪い且つ抜けやすいという欠点を有するとともに、ピン挿入孔が貫通孔であるため、接着剤が該ピン挿入孔に進入して更に短くしてしまい、より耳たぶとの隙間の大きいものになってしまうという欠点を有するものであった。
(3)ピン挿入孔の深さが2.15mmであるため、そのままの使用ではピアスピンを1.85mmは貫通突きださなければならず、よってピン挿入孔は貫通孔としなければならないものであり、該ピン挿入孔を塞ぎ孔にするという発想には容易には想到し得ない困難性を有するものである。
<特許文献2の装飾用ピンキャッチの欠点>
(1)前記「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の開口3.8mmの嵌め込み穴に全体を全て嵌め込む円柱弾性体の長さは2.2mmであり、嵌め込んだ状態で深さ2.0mmの空間が形成されものである。
よって、図8−(c)に示すようにピアスピンの挿入できる深さはフランジの0.3mmを加えたピン挿入孔の2.5mmとなり、耳たぶとの間に1.7mmの隙間が形成されてしまうので、フィット感がなく使用感が悪い且つ抜けやすいという欠点を有するとともに、ピン挿入孔が貫通孔であるため、接着剤が該ピン挿入孔に進入して更に短くしてしまい、より耳たぶとの隙間を大きくしてしまうという欠点を有するものであった。
また、ピン挿入孔をピンの4mmが全部が挿入できる長さにすると、図8−(d)に示すように、装飾体から著しくキャッチ体がはみ出した美観の悪いものになってしまうものである。
(2)ピン挿入孔が2.5mmであるため、そのままの使用ではピアスピンの1.7mmは貫通させ突きださなければならず、よってピン挿入孔は貫通孔としなければならないものであり、該ピン挿入孔を塞ぎ孔にするという発想に容易には想到し得ない困難性を有するものである。
<特許文献3の装飾用ピンキャッチの欠点>
(1)奥端は3分の1程度を開口部(平面)としそこから角を湾曲カットした形態である。
よって、前記「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の開口3.8mmの嵌め込み穴に嵌め込む形態は筒状本体の高さが3.5mmであり、フランジの厚みが0.3mmあるのでピンの挿入深さは3.8mmであり、嵌め込んだ状態で深さ0.4mmの空間が形成される。
しかるに、嵌め込み部の0.4mmが接着剤で埋められているので、ピアスピンの挿入できる深さはピンの挿入深さの3.8mmとなり、耳たぶとの間に0.4mmの隙間が形成されてしまうので、フィット感の弱い使用感の悪いという欠点を有するとともに、奥端の開口部から接着剤が進入して更に短くしてしまい、より耳たぶとの隙間が大きくなるという欠点を有するものであった。
図8−(b)に示すように湾曲角が当る部いの塞がり部位に凸部17なり出っ張りが形成されている場合は、さらにピアスピンの挿入深さは短縮され、耳たぶとの隙間が大きくなるもので、不良品が多く生じさせてしまうものである。
(2)ピンの挿入深さは3.8mmであるため、そのままの使用ではピアスピンを0.4mmは通さなければならず、筒状本体は貫通形態としなければならないものであり、該筒状本体の奥端を塞ぎ形態にするという発想に容易には想到し得ない困難性を有するものである。
(4)ピアスピンを弾性挟持するバネ性受け止め片は金属製部材であり、繰り返しの使用により付勢挟持力が弱くなって行き、使用できる回数が少ない耐久性に劣るという欠点を有するものであった。
<特許文献4の装飾用ピンキャッチの欠点>
(1)金属製ピンキャッチ体が嵌る二つ円形溝を設ける構成であるため、円形溝から金属製ピンキャッチ体が外れない嵌め込み強さを得るため、該円形溝の深さは少なくとも1mmは必要であり、装飾体の肉厚は1.5mmは必要である。
しかるに、この条件において、前記「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の開口3.8mmの嵌め込み穴に嵌め込む形態は装飾体の高さが4.2mmであり、肉厚1.5mmであるので、ピアスピンの挿入距離は4.2−1.5+0.3(フランジ)=3.0mmであり、装飾体と耳たぶとの間には1.2mmの隙間が形成されてしまうので、フィット感が弱く使用感が悪いという欠点を有するものである。
図8−(b)に示すように塞がり部位に凸部17なり出っ張りが形成されている場合は、さらにピアスピンの挿入深さは短縮され、耳たぶとの隙間が大きくなるものである。
(2)ピアスピンを付勢挟持する湾曲ピン挟持部は金属製部材であり、繰り返しの使用により付勢挟持力が弱くなって行き、使用できる回数が少ない耐久性に劣るという欠点を有するものである。
(3)「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の嵌め込み穴にピッタリと入る形態であるので、該嵌め込み穴あるいは装飾体(キャッチ体)に接着剤を塗布して該嵌め込み穴に装飾体を嵌め込んだ場合、余分な接着剤の行き場がないために、その分だけ嵌め込み深さが短くなり、不良品の発生や品質にバラつきが生じると言う欠点を有するものであった。
<特許文献5の装飾用ピンキャッチの技術>
円筒部の先端側を先細に形成してなるテーパー部を見た目では、本願発明の形態と似ているように見えるが、これは、本質的に異なるものであることを述べておくためのものである。
すなわち、引用文献5のものはピアスピントともに耳たぶのピン通し孔に通し、突き出た部位が装飾用ピンキャッチに挿入され挟持さるもので、ピアスピンと耳たぶ肉が直接接触しないようにして、耳たぶにかぶれ等の症状を生じさせないようにするものである。
よって、そのピン挿入孔のピン挿入深さはピンと同じないしそれ以上のものとなるもので、例えば最も多く普及しているピン長さ9mmのピアスピンではピン挿入深さは9mm以上と言うことになる。
「円筒部の先端側を先細に形成してなるテーパー部」は、耳たぶのピン通し孔に通しやすく、ピンキャッチに挿入し易くするためのものであって、円筒部(ピンキャッチ本体にあたる部位)は9mm以上であり、「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の4.5mmの嵌め込み穴から4.5mmも出てしまうものであるから本願発明とは全く無関係の技術である。
よって、特許文献5のものから本願発明を容易には想到し得ないものである。
特に、珊瑚、トルコ石、瑪瑙などを球体形成した球体宝石(球体装飾体)にピンキャッチをはめ込むための一方が開口され一方が塞がれた穴(溝)を形成する場合には、その生産性およびコストパフォーマンスの高さから(穴あけ時間が短い、多数個に同時に穴あけができる、刃物の使用およびメンテナンスが無い)サンドブラスト法(削る部位以外をゴム部材などで覆い、微細な金属粒や砂やセラミック粒を吹き付け所定部位を削り塞がり穴(溝)を形成する工法)によって行なっている。
このサンドブラスト法により直径が6mm程度の球体宝石に形成できる穴の開口は球体形態という美観を崩さないためには直径4mm程度までが限界であるとともに、塞がり部位(有底部位=有天井部位)は略半円球面形態(塞がり湾曲有底部位)となるものである。
この条件で6mmの球体宝石に形成されるキャッチ体を嵌め込む嵌め込み穴は、球体宝石部位が埋没して宝石価値が失われない強度のある宝石肉厚(1.1mm)とするために、開口直径3.8mm、深さ4.2mm(内壁垂直部位2.2mm、半円球面部位2.0mm)である。
但し、サンドブラスト法であるので、研磨切削具などによる穴あけのような精密内形成はできず、特に半円球面部位には中心部外の形状が均一にならず凸部位が残る、出っ張り面が形成されることが少なくないものである。
また、ピアスピンの長さは最も多く使用されているものが9mmであり、それを通す耳たぶの厚さは個人差はあるが5mm程度である。よって、ピアスピンの耳たぶの外に突き出す部位は4mm程度である。
上記条件のものを以下「サンドブラスト特定穴形成装飾体」という。
<特許文献1の装飾用ピンキャッチの欠点>
(1)前記「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の開口3.8mmの嵌め込み穴に嵌め込む形態は半円球弾性体の高さが1.85mmであり、これに開口縁を保護するためのフランジの厚み0.3mmを加えた2.15mmがピン挿入孔の深さであることから、嵌め込んだ状態で深さ2.05mmの空間が形成され、接着するためにはその空間を接着剤で満たさなくてはならず接着剤の使用が大量になるとともに、内壁と半円球弾性体との当接面、近接面、密着面が殆ど無いので接着強度が弱く剥がれてしまう危険が大になるものである。
また、行き場を失った接着剤が食み出してくるので、その処理をしなければならないものである。
(2)前記「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の嵌め込み部の2.05mmが接着剤で埋められているので、ピアスピンの挿入できる深さはピン挿入孔の深さの2.15mmとなり、耳たぶとの間に1.85mmの隙間が形成されてしまうので、フィット感がなく使用感の悪い且つ抜けやすいという欠点を有するとともに、ピン挿入孔が貫通孔であるため、接着剤が該ピン挿入孔に進入して更に短くしてしまい、より耳たぶとの隙間の大きいものになってしまうという欠点を有するものであった。
(3)ピン挿入孔の深さが2.15mmであるため、そのままの使用ではピアスピンを1.85mmは貫通突きださなければならず、よってピン挿入孔は貫通孔としなければならないものであり、該ピン挿入孔を塞ぎ孔にするという発想には容易には想到し得ない困難性を有するものである。
<特許文献2の装飾用ピンキャッチの欠点>
(1)前記「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の開口3.8mmの嵌め込み穴に全体を全て嵌め込む円柱弾性体の長さは2.2mmであり、嵌め込んだ状態で深さ2.0mmの空間が形成されものである。
よって、図8−(c)に示すようにピアスピンの挿入できる深さはフランジの0.3mmを加えたピン挿入孔の2.5mmとなり、耳たぶとの間に1.7mmの隙間が形成されてしまうので、フィット感がなく使用感が悪い且つ抜けやすいという欠点を有するとともに、ピン挿入孔が貫通孔であるため、接着剤が該ピン挿入孔に進入して更に短くしてしまい、より耳たぶとの隙間を大きくしてしまうという欠点を有するものであった。
また、ピン挿入孔をピンの4mmが全部が挿入できる長さにすると、図8−(d)に示すように、装飾体から著しくキャッチ体がはみ出した美観の悪いものになってしまうものである。
(2)ピン挿入孔が2.5mmであるため、そのままの使用ではピアスピンの1.7mmは貫通させ突きださなければならず、よってピン挿入孔は貫通孔としなければならないものであり、該ピン挿入孔を塞ぎ孔にするという発想に容易には想到し得ない困難性を有するものである。
<特許文献3の装飾用ピンキャッチの欠点>
(1)奥端は3分の1程度を開口部(平面)としそこから角を湾曲カットした形態である。
よって、前記「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の開口3.8mmの嵌め込み穴に嵌め込む形態は筒状本体の高さが3.5mmであり、フランジの厚みが0.3mmあるのでピンの挿入深さは3.8mmであり、嵌め込んだ状態で深さ0.4mmの空間が形成される。
しかるに、嵌め込み部の0.4mmが接着剤で埋められているので、ピアスピンの挿入できる深さはピンの挿入深さの3.8mmとなり、耳たぶとの間に0.4mmの隙間が形成されてしまうので、フィット感の弱い使用感の悪いという欠点を有するとともに、奥端の開口部から接着剤が進入して更に短くしてしまい、より耳たぶとの隙間が大きくなるという欠点を有するものであった。
図8−(b)に示すように湾曲角が当る部いの塞がり部位に凸部17なり出っ張りが形成されている場合は、さらにピアスピンの挿入深さは短縮され、耳たぶとの隙間が大きくなるもので、不良品が多く生じさせてしまうものである。
(2)ピンの挿入深さは3.8mmであるため、そのままの使用ではピアスピンを0.4mmは通さなければならず、筒状本体は貫通形態としなければならないものであり、該筒状本体の奥端を塞ぎ形態にするという発想に容易には想到し得ない困難性を有するものである。
(4)ピアスピンを弾性挟持するバネ性受け止め片は金属製部材であり、繰り返しの使用により付勢挟持力が弱くなって行き、使用できる回数が少ない耐久性に劣るという欠点を有するものであった。
<特許文献4の装飾用ピンキャッチの欠点>
(1)金属製ピンキャッチ体が嵌る二つ円形溝を設ける構成であるため、円形溝から金属製ピンキャッチ体が外れない嵌め込み強さを得るため、該円形溝の深さは少なくとも1mmは必要であり、装飾体の肉厚は1.5mmは必要である。
しかるに、この条件において、前記「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の開口3.8mmの嵌め込み穴に嵌め込む形態は装飾体の高さが4.2mmであり、肉厚1.5mmであるので、ピアスピンの挿入距離は4.2−1.5+0.3(フランジ)=3.0mmであり、装飾体と耳たぶとの間には1.2mmの隙間が形成されてしまうので、フィット感が弱く使用感が悪いという欠点を有するものである。
図8−(b)に示すように塞がり部位に凸部17なり出っ張りが形成されている場合は、さらにピアスピンの挿入深さは短縮され、耳たぶとの隙間が大きくなるものである。
(2)ピアスピンを付勢挟持する湾曲ピン挟持部は金属製部材であり、繰り返しの使用により付勢挟持力が弱くなって行き、使用できる回数が少ない耐久性に劣るという欠点を有するものである。
(3)「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の嵌め込み穴にピッタリと入る形態であるので、該嵌め込み穴あるいは装飾体(キャッチ体)に接着剤を塗布して該嵌め込み穴に装飾体を嵌め込んだ場合、余分な接着剤の行き場がないために、その分だけ嵌め込み深さが短くなり、不良品の発生や品質にバラつきが生じると言う欠点を有するものであった。
<特許文献5の装飾用ピンキャッチの技術>
円筒部の先端側を先細に形成してなるテーパー部を見た目では、本願発明の形態と似ているように見えるが、これは、本質的に異なるものであることを述べておくためのものである。
すなわち、引用文献5のものはピアスピントともに耳たぶのピン通し孔に通し、突き出た部位が装飾用ピンキャッチに挿入され挟持さるもので、ピアスピンと耳たぶ肉が直接接触しないようにして、耳たぶにかぶれ等の症状を生じさせないようにするものである。
よって、そのピン挿入孔のピン挿入深さはピンと同じないしそれ以上のものとなるもので、例えば最も多く普及しているピン長さ9mmのピアスピンではピン挿入深さは9mm以上と言うことになる。
「円筒部の先端側を先細に形成してなるテーパー部」は、耳たぶのピン通し孔に通しやすく、ピンキャッチに挿入し易くするためのものであって、円筒部(ピンキャッチ本体にあたる部位)は9mm以上であり、「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の4.5mmの嵌め込み穴から4.5mmも出てしまうものであるから本願発明とは全く無関係の技術である。
よって、特許文献5のものから本願発明を容易には想到し得ないものである。
本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑みてなされたものであって、次に述べる装飾用ピンキャッチを提供することを目的としている。
(1)第1の目的は、真珠や宝石に形成された一方が開口され他方が塞がれた且つ奥端が半円球形態の嵌め込み穴に、キャッチ本体を殆ど全部を嵌め込み収納した状態において、接着剤による十分な接着力が得られ、該嵌め込み穴の奥端部に該キャッチ本体の先端部が当接状態を含む当接近似状態となり、前記嵌め込み穴の前記半円球形態部位に形成されてしまった凸部位を避けることができ、接着剤が該ピン挿入孔に進入しない装飾用ピンキャッチを提供することを目的としている。
(2)第2の目的は、前記(1)によって、ピン挿入孔に挿入されたピアスピンを確実に挟持するとともに、ピン挟持力が弱体化しない高耐久性の装飾用ピンキャッチを提供することを目的としている。
(3)第3の目的は、前記(1)、(2)によって、装飾体の嵌め込み穴に接着剤を使用せず非接着でキャッチ本体が抜けないように固定される装飾用ピンキャッチを提供することを目的としている。
(1)第1の目的は、真珠や宝石に形成された一方が開口され他方が塞がれた且つ奥端が半円球形態の嵌め込み穴に、キャッチ本体を殆ど全部を嵌め込み収納した状態において、接着剤による十分な接着力が得られ、該嵌め込み穴の奥端部に該キャッチ本体の先端部が当接状態を含む当接近似状態となり、前記嵌め込み穴の前記半円球形態部位に形成されてしまった凸部位を避けることができ、接着剤が該ピン挿入孔に進入しない装飾用ピンキャッチを提供することを目的としている。
(2)第2の目的は、前記(1)によって、ピン挿入孔に挿入されたピアスピンを確実に挟持するとともに、ピン挟持力が弱体化しない高耐久性の装飾用ピンキャッチを提供することを目的としている。
(3)第3の目的は、前記(1)、(2)によって、装飾体の嵌め込み穴に接着剤を使用せず非接着でキャッチ本体が抜けないように固定される装飾用ピンキャッチを提供することを目的としている。
本発明の前記ならびのそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は次に述べる構成となっている。
<請求項1記載の発明>
シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、合成ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材などの弾性部材からなる略円柱ないし円台形態のキャッチ本体と、このキャッチ本体の上部に該キャッチ本体と一体的に形成された、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部と、前記キャッチ本体の底部にピン挿入口を有して該ピン挿入口から上部に向かって形成され且つ先端が塞がれた塞がり孔である、ピンが挿入されるピン挿入深さが3mm〜7mmの範囲のピン挿入孔とからなるとともに、宝石部材や金属製部材などの装飾体、この装飾体に形成された一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴、この嵌め込み穴に前記キャッチ本体の全体が殆ど収まる形態であり、該嵌め込み穴の内壁面と当接ないし近接した接着面である該キャッチ本体の高さが1.5mm〜4.0mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
略円錐形態ないし略円錐台形態とは、外側に少し湾曲膨らんだ形態、内側に少し湾曲凹んだ形態を含むものであり、好ましくは内側に少し湾曲凹んだ形態がよい。
当接には、押し圧密着も含まれる。
上部、底部などの位置関係は、図面の正面図を基準にしたものである。
<請求項2記載の発明>
シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、合成ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材などの弾性部材からなる略円柱ないし円台形態のキャッチ本体と、このキャッチ本体の上部に該キャッチ本体と一体的に形成された、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部と、前記キャッチ本体の底部にピン挿入口を有して該ピン挿入口から上部に向かって形成され且つ先端が塞がれた塞がり孔である、耳たぶのピン通し孔に通され該耳たぶから突き出されたピアスピンの突き出し部分の3mm〜7mmの全部が挿入される深さである3mm〜7mmの範囲のピン挿入孔と、前記キャッチ本体の下部に内臓された、ピン挿入口を有する底部、この底部の左側から延びて内側に湾曲するように形成された左湾曲部、前記底部の右側から延びて内側に湾曲するように形成された右湾曲部とからなり、前記右湾曲部と前記左湾曲部の内側にも弾性部材が充満され、該右湾曲部と該左湾曲部でピン挿入孔に挿し込まれたピンを弾性挟持する金、ホワイトゴール、プラチナ、硬質合成樹脂性部材、弾性セラミックなどの硬質性部材からなる硬質ピンキャッチ体とからなるとともに、宝石部材や金属製部材などの装飾体、この装飾体に形成された一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴、この嵌め込み穴に前記キャッチ本体の全体が殆ど収まる形態であり、該嵌め込み穴の内壁面と当接ないし近接した接着面となる該キャッチ本体の高さが1.5mm〜3.5mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
<請求項3記載の発明>
請求項1、2いずれか記載の発明の構成において、キャッチ本体の下部に高さ0.2mm〜0.4mmの範囲のフランジが設けられ、前記キャッチ本体の直径が3.5mm〜4.0mmの範囲であり、前記キャッチ本体の高さが1.8mm〜2.4mmの範囲であり、前記フランジの底面あるいは硬質ピンキャッチ体の底面からのピン挿入孔の長さが4mm〜5.5mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
<請求項4記載の発明>
請求項1、2、3いずれか記載の発明の構成において、一方が開口され他方が塞がれた塞ぎ形態の嵌め込み穴を設けた宝石や真珠などの装飾体、前記嵌め込み穴にキャッチ本体の殆ど全部を収納し且つ接着してなることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
<請求項5記載の発明>
請求項1、2、3いずれか記載の発明の構成において、一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴を有してなる金属性の装飾体本体、前記嵌め込み穴の内壁のキャッチ本体が当接する部位に突設された、該キャッチ本体に食い込み抜けなくする顎部位とからなる金属製装飾体、前記キャッチ本体の殆ど全部を前記嵌め込み穴に非接着状態で収納してなることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
顎部位は、金属性の装飾体本体の内側に予めロウ付けなどにより設けられてなる形態、金属性の装飾体本体の側壁に貫通孔が設けられ、嵌め込み穴にキャッチ本体を嵌め込んだ状態にして、該貫通孔から顎部位となるピンを刺し込み該ピンを外側からレーザー光線や内叩き(鍛造)により固定し磨いて設ける形態がある。
<請求項6記載の発明>
請求項1、2、3、4、5いずれか記載の発明の構成において、狭まり部を円柱形態にするとともに、該狭まり部の太さをキャッチ本体の2分の1以下としてなることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
<請求項1記載の発明>
シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、合成ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材などの弾性部材からなる略円柱ないし円台形態のキャッチ本体と、このキャッチ本体の上部に該キャッチ本体と一体的に形成された、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部と、前記キャッチ本体の底部にピン挿入口を有して該ピン挿入口から上部に向かって形成され且つ先端が塞がれた塞がり孔である、ピンが挿入されるピン挿入深さが3mm〜7mmの範囲のピン挿入孔とからなるとともに、宝石部材や金属製部材などの装飾体、この装飾体に形成された一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴、この嵌め込み穴に前記キャッチ本体の全体が殆ど収まる形態であり、該嵌め込み穴の内壁面と当接ないし近接した接着面である該キャッチ本体の高さが1.5mm〜4.0mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
略円錐形態ないし略円錐台形態とは、外側に少し湾曲膨らんだ形態、内側に少し湾曲凹んだ形態を含むものであり、好ましくは内側に少し湾曲凹んだ形態がよい。
当接には、押し圧密着も含まれる。
上部、底部などの位置関係は、図面の正面図を基準にしたものである。
<請求項2記載の発明>
シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、合成ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材などの弾性部材からなる略円柱ないし円台形態のキャッチ本体と、このキャッチ本体の上部に該キャッチ本体と一体的に形成された、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部と、前記キャッチ本体の底部にピン挿入口を有して該ピン挿入口から上部に向かって形成され且つ先端が塞がれた塞がり孔である、耳たぶのピン通し孔に通され該耳たぶから突き出されたピアスピンの突き出し部分の3mm〜7mmの全部が挿入される深さである3mm〜7mmの範囲のピン挿入孔と、前記キャッチ本体の下部に内臓された、ピン挿入口を有する底部、この底部の左側から延びて内側に湾曲するように形成された左湾曲部、前記底部の右側から延びて内側に湾曲するように形成された右湾曲部とからなり、前記右湾曲部と前記左湾曲部の内側にも弾性部材が充満され、該右湾曲部と該左湾曲部でピン挿入孔に挿し込まれたピンを弾性挟持する金、ホワイトゴール、プラチナ、硬質合成樹脂性部材、弾性セラミックなどの硬質性部材からなる硬質ピンキャッチ体とからなるとともに、宝石部材や金属製部材などの装飾体、この装飾体に形成された一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴、この嵌め込み穴に前記キャッチ本体の全体が殆ど収まる形態であり、該嵌め込み穴の内壁面と当接ないし近接した接着面となる該キャッチ本体の高さが1.5mm〜3.5mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
<請求項3記載の発明>
請求項1、2いずれか記載の発明の構成において、キャッチ本体の下部に高さ0.2mm〜0.4mmの範囲のフランジが設けられ、前記キャッチ本体の直径が3.5mm〜4.0mmの範囲であり、前記キャッチ本体の高さが1.8mm〜2.4mmの範囲であり、前記フランジの底面あるいは硬質ピンキャッチ体の底面からのピン挿入孔の長さが4mm〜5.5mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
<請求項4記載の発明>
請求項1、2、3いずれか記載の発明の構成において、一方が開口され他方が塞がれた塞ぎ形態の嵌め込み穴を設けた宝石や真珠などの装飾体、前記嵌め込み穴にキャッチ本体の殆ど全部を収納し且つ接着してなることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
<請求項5記載の発明>
請求項1、2、3いずれか記載の発明の構成において、一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴を有してなる金属性の装飾体本体、前記嵌め込み穴の内壁のキャッチ本体が当接する部位に突設された、該キャッチ本体に食い込み抜けなくする顎部位とからなる金属製装飾体、前記キャッチ本体の殆ど全部を前記嵌め込み穴に非接着状態で収納してなることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
顎部位は、金属性の装飾体本体の内側に予めロウ付けなどにより設けられてなる形態、金属性の装飾体本体の側壁に貫通孔が設けられ、嵌め込み穴にキャッチ本体を嵌め込んだ状態にして、該貫通孔から顎部位となるピンを刺し込み該ピンを外側からレーザー光線や内叩き(鍛造)により固定し磨いて設ける形態がある。
<請求項6記載の発明>
請求項1、2、3、4、5いずれか記載の発明の構成において、狭まり部を円柱形態にするとともに、該狭まり部の太さをキャッチ本体の2分の1以下としてなることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
<請求項1記載の発明の効果>
シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、合成ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材などの弾性部材からなる略円柱ないし円台形態のキャッチ本体と、このキャッチ本体の上部に該キャッチ本体と一体的に形成された、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部と、前記キャッチ本体の底部にピン挿入口を有して該ピン挿入口から上部に向かって形成され且つ先端が塞がれた塞がり孔である、耳たぶのピン通し孔に通され該耳たぶから突き出されたピアスピンの突き出し部分の3mm〜7mmの全部が挿入される深さである3mm〜7mmの範囲のピン挿入孔とからなるとともに、宝石部材や金属製部材などの装飾体、この装飾体に形成された一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴、この嵌め込み穴に前記キャッチ本体の全体が殆ど収まる形態であり、該嵌め込み穴の内壁面と当接ないし近接した接着面である該キャッチ本体の高さが1.5mm〜4.0mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成しているので、
(1)めのう、トルコ石、珊瑚などの宝石からなる装飾体(サンドブラスト特定穴形成装飾体)に、サンドブラスト法によって形成された有底部位(塞がり部位)が略半円球面形態の嵌め込み穴の該有底部位に凸部位があっても、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部により、該有底部位との先端部位を除く他の部位には隙間が形成され、該凸部位が狭まり部に当ることが回避されるので、キャッチ本体の殆ど全部が確実に前記嵌め込み穴に嵌め込み納めることができるので、嵌め込み不良品を少なくできるという効果を奏する。
装飾体の嵌め込み穴の有底部位(=有天井部位)は半円球面形態とする形態が装飾体の埋没しない強度の肉厚を得ながら最も深い(長い)嵌め込み穴を形成することができる。本願発明の「傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部」は、この嵌め込み穴の最奥端(中央部位)まで端部を接着剤や凸部位などの阻害要因を回避して確実に届かせることができるものであり、最も長いピン挿入孔を実現できるものである。
(2)傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部と高さが1.5mm〜4.0mmの範囲のキャッチ本体により、装飾体の有底部位(塞がり部位)が略半円球形態の嵌め込み穴の、該半円球形態部位に当ることなく先端を該嵌め込み穴の最奥まで確実に届くようにできるので、キャッチ本体のピン挿入孔の深さを最大限とすることができるとともに、接着面であるキャッチ本体と装飾体の嵌め込み穴とが確実に当接(密着、押し圧密着を含む)ないし近接した状態となるので、接着剤による接着が確実に行われ十分な接着強度を得たものにすることができるという効果を奏する。
また、ピン挿入孔を最大限とできるので、キャッチ本体はキャッチ本体(狭まり部を含む)の長さを最も短い小型のものにできるという効果を奏する。具体的には、ピンの耳たぶから突き出た部位が4mm(pんの全長9mmで耳たぶの肉厚5mmが最も多い一般的なものである。)である場合は、ピン挿入孔は4mm〜5mm程度でよく、装飾体の嵌め込み部開口縁を保護するフランジを厚み0.3mmでキャッチ本体最下部に設けたとして、高さ(全長)4.5mm、胴太さ直径3.7mmの小型とすることができ、球形態の装飾体の最も薄い肉厚部位を1mmとした場合、装飾体は6mmの球体という小型を実現するものである。装飾体の素材によっては肉厚を0.5mm程度まで薄くできこの場合は、直径は5mmの装飾体とでき、金やホワイトゴールドなどの貴金属製素材の場合は、肉厚を0.1mm〜0.2mm程度まで薄くでき、この場合は直径は4.2mmから4.4mm程度の球形装飾体とできる。
(3)嵌め込み穴に抜け防止のキャッチ本体に食い込む顎部位を設けた金などの貴金属製部材からなる装飾体に取り付ける場合は、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部により押し込みが容易且つスムーズの押し嵌め込むことができ、嵌め込んだ状態では前記あご部位がキャッチ本体に食い込み、抜けない固定状態となるので、接着剤の必要の無い嵌め込み固定形態を実現する。
(4)ピン挿入孔は塞がれ形態(有底形態=有天井形態)であるので、接着剤がピン挿入孔に入り該ピン挿入孔を短くすることが起きないものである。
(5)嵌め込み穴やキャッチ体に塗布した接着剤の余分なものが、狭まり部と該嵌め込み穴の塞がり湾曲有底部位(=湾曲有天井部位)との間に形成される隙間に溜まり、接着剤によりキャッチ本体の押し嵌め込みが阻止されず、嵌め込み不足による不良品や品質のバラつきが生じないという効果を奏する。
<請求項2記載の発明の効果>
シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、合成ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材などの弾性部材からなる略円柱ないし円台形態のキャッチ本体と、このキャッチ本体の上部に該キャッチ本体と一体的に形成された、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部と、前記キャッチ本体の底部にピン挿入口を有して該ピン挿入口から上部に向かって形成され且つ先端が塞がれた塞がり孔である、耳たぶのピン通し孔に通され該耳たぶから突き出されたピアスピンの突き出し部分の3mm〜7mmの全部が挿入される深さである3mm〜7mmの範囲のピン挿入孔と、前記キャッチ本体の下部に内臓された、ピン挿入口を有する底部、この底部の左側から延びて内側に湾曲するように形成された左湾曲部、前記底部の右側から延びて内側に湾曲するように形成された右湾曲部とからなり、前記右湾曲部と前記左湾曲部の内側にも弾性部材が充満され、該右湾曲部と該左湾曲部でピン挿入孔に挿し込まれたピンを弾性挟持する金、ホワイトゴール、プラチナ、硬質合成樹脂性部材、弾性セラミックなどの硬質性部材からなる硬質ピンキャッチ体とからなるとともに、宝石部材や金属製部材などの装飾体、この装飾体に形成された一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴、この嵌め込み穴に前記キャッチ本体の全体が殆ど収まる形態であり、該嵌め込み穴の内壁面と当接ないし近接した接着面となる該キャッチ本体の高さが1.5mm〜3.5mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成しているので、前記請求項1記載の発明と同様な効果を奏するとともに、硬質性部材から成り且つ樹脂性弾性部材で覆われ固定された左右湾曲部の硬質ピンキャッチ面でピンを弾性挟持するものであるので、変形し難く減らない硬質面でピンを弾性挟持し且つ弾性体の弾性力+硬質キャッチ本体の弾性力による弾性挟持であので、弾性力が変化しないキャッチ本体の該弾性力と該キャッチ本体にピンがめり込まない硬質ピンキャッチの硬質面での弾性挟持であるので、弾性挟持力がの弱体化が生じない常に一定の安定した挟持力と耐久性を実現するものである。
<請求項3記載の発明の効果>
請求項1、2いずれか記載の発明の構成において、キャッチ本体の下部に高さ0.2mm〜0.4mmの範囲のフランジが設けられ、前記キャッチ本体の直径が3.5mm〜4.0mmの範囲であり、前記キャッチ本体の高さが1.8mm〜2.4mmの範囲であり、前記フランジの底面あるいは硬質ピンキャッチ体の底面からのピン挿入孔の長さが4mm〜5.5mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成しているので、
請求項1、2いずれか記載の発明と同様な効果を奏するとともに、全長(高さ)4.5mm程度の小型を実現しているので、取り付ける装飾体が球体装飾体である場合、直径5mm〜6mmの球体という小型を実現するという効果を奏する。
<請求項4記載の発明の効果>
請求項1、2、3いずれか記載の発明の構成において、一方が開口され他方が塞がれた塞ぎ形態の嵌め込み穴を設けた宝石や真珠などの装飾体、前記嵌め込み穴にキャッチ本体の殆ど全部を収納し且つ接着してなることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成しているので、
このような構成としても前記請求項1、2、3いずれか記載の発明の効果と同様な効果を奏する。
<請求項5記載の発明の効果>
請求項1、2、3いずれか記載の発明の構成において、一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴を有してなる金属性の装飾体本体、前記嵌め込み穴の内壁のキャッチ本体が当接する部位に突設された、該キャッチ本体に食い込み抜けなくする顎部位とからなる金属製装飾体、前記キャッチ本体の殆ど全部を前記嵌め込み穴に非接着状態で収納してなることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
このような構成としても前記請求項1、2、3いずれか記載の発明の効果と同様な効果を奏するとともに、接着剤を使用しないのでその分だけ材料費、接着剤塗布作業コストなどがなくなり、生産性も高くなり全体として低コスト化を実現するという効果を奏する。
また、金属製装飾体であるので、それに棒状(湾曲もの、曲がりくねったもの)や他の形態の金属製部材をロー付けするなどしてとりつけ、これに小さな宝石などを取りつけた装飾を施すことなどが自在にできるという効果を奏する。
<請求項6記載の発明の効果>
請求項1、2、3、4、5いずれか記載の発明の構成において、狭まり部を円柱形態にするとともに、該狭まり部の太さをキャッチ本体の2分の1以下としてなることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成しているので、
「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の嵌め込み穴の略半円球面の塞がり部位と狭まり部の間にはより大きな隙間が形成されるので、より不良品の発生を少なくできるという効果を奏する。
狭まり部はキャッチ本体の2分の1以下の細い円柱形態であり、内部に0.5mm〜0.6mmのピン挿入孔を有するので、肉厚が薄く曲がりやすいものである。よって、嵌め込み穴への嵌め込み接着はピン挿入孔より少し短い長さの強靭なセットピンを該ピン挿入孔へ挿入した状態で行う製造方法によって行うのがよい。
<請求項1記載の発明の効果>
シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、合成ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材などの弾性部材からなる略円柱ないし円台形態のキャッチ本体と、このキャッチ本体の上部に該キャッチ本体と一体的に形成された、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部と、前記キャッチ本体の底部にピン挿入口を有して該ピン挿入口から上部に向かって形成され且つ先端が塞がれた塞がり孔である、耳たぶのピン通し孔に通され該耳たぶから突き出されたピアスピンの突き出し部分の3mm〜7mmの全部が挿入される深さである3mm〜7mmの範囲のピン挿入孔とからなるとともに、宝石部材や金属製部材などの装飾体、この装飾体に形成された一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴、この嵌め込み穴に前記キャッチ本体の全体が殆ど収まる形態であり、該嵌め込み穴の内壁面と当接ないし近接した接着面である該キャッチ本体の高さが1.5mm〜4.0mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成しているので、
(1)めのう、トルコ石、珊瑚などの宝石からなる装飾体(サンドブラスト特定穴形成装飾体)に、サンドブラスト法によって形成された有底部位(塞がり部位)が略半円球面形態の嵌め込み穴の該有底部位に凸部位があっても、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部により、該有底部位との先端部位を除く他の部位には隙間が形成され、該凸部位が狭まり部に当ることが回避されるので、キャッチ本体の殆ど全部が確実に前記嵌め込み穴に嵌め込み納めることができるので、嵌め込み不良品を少なくできるという効果を奏する。
装飾体の嵌め込み穴の有底部位(=有天井部位)は半円球面形態とする形態が装飾体の埋没しない強度の肉厚を得ながら最も深い(長い)嵌め込み穴を形成することができる。本願発明の「傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部」は、この嵌め込み穴の最奥端(中央部位)まで端部を接着剤や凸部位などの阻害要因を回避して確実に届かせることができるものであり、最も長いピン挿入孔を実現できるものである。
(2)傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部と高さが1.5mm〜4.0mmの範囲のキャッチ本体により、装飾体の有底部位(塞がり部位)が略半円球形態の嵌め込み穴の、該半円球形態部位に当ることなく先端を該嵌め込み穴の最奥まで確実に届くようにできるので、キャッチ本体のピン挿入孔の深さを最大限とすることができるとともに、接着面であるキャッチ本体と装飾体の嵌め込み穴とが確実に当接(密着、押し圧密着を含む)ないし近接した状態となるので、接着剤による接着が確実に行われ十分な接着強度を得たものにすることができるという効果を奏する。
また、ピン挿入孔を最大限とできるので、キャッチ本体はキャッチ本体(狭まり部を含む)の長さを最も短い小型のものにできるという効果を奏する。具体的には、ピンの耳たぶから突き出た部位が4mm(pんの全長9mmで耳たぶの肉厚5mmが最も多い一般的なものである。)である場合は、ピン挿入孔は4mm〜5mm程度でよく、装飾体の嵌め込み部開口縁を保護するフランジを厚み0.3mmでキャッチ本体最下部に設けたとして、高さ(全長)4.5mm、胴太さ直径3.7mmの小型とすることができ、球形態の装飾体の最も薄い肉厚部位を1mmとした場合、装飾体は6mmの球体という小型を実現するものである。装飾体の素材によっては肉厚を0.5mm程度まで薄くできこの場合は、直径は5mmの装飾体とでき、金やホワイトゴールドなどの貴金属製素材の場合は、肉厚を0.1mm〜0.2mm程度まで薄くでき、この場合は直径は4.2mmから4.4mm程度の球形装飾体とできる。
(3)嵌め込み穴に抜け防止のキャッチ本体に食い込む顎部位を設けた金などの貴金属製部材からなる装飾体に取り付ける場合は、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部により押し込みが容易且つスムーズの押し嵌め込むことができ、嵌め込んだ状態では前記あご部位がキャッチ本体に食い込み、抜けない固定状態となるので、接着剤の必要の無い嵌め込み固定形態を実現する。
(4)ピン挿入孔は塞がれ形態(有底形態=有天井形態)であるので、接着剤がピン挿入孔に入り該ピン挿入孔を短くすることが起きないものである。
(5)嵌め込み穴やキャッチ体に塗布した接着剤の余分なものが、狭まり部と該嵌め込み穴の塞がり湾曲有底部位(=湾曲有天井部位)との間に形成される隙間に溜まり、接着剤によりキャッチ本体の押し嵌め込みが阻止されず、嵌め込み不足による不良品や品質のバラつきが生じないという効果を奏する。
<請求項2記載の発明の効果>
シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、合成ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材などの弾性部材からなる略円柱ないし円台形態のキャッチ本体と、このキャッチ本体の上部に該キャッチ本体と一体的に形成された、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部と、前記キャッチ本体の底部にピン挿入口を有して該ピン挿入口から上部に向かって形成され且つ先端が塞がれた塞がり孔である、耳たぶのピン通し孔に通され該耳たぶから突き出されたピアスピンの突き出し部分の3mm〜7mmの全部が挿入される深さである3mm〜7mmの範囲のピン挿入孔と、前記キャッチ本体の下部に内臓された、ピン挿入口を有する底部、この底部の左側から延びて内側に湾曲するように形成された左湾曲部、前記底部の右側から延びて内側に湾曲するように形成された右湾曲部とからなり、前記右湾曲部と前記左湾曲部の内側にも弾性部材が充満され、該右湾曲部と該左湾曲部でピン挿入孔に挿し込まれたピンを弾性挟持する金、ホワイトゴール、プラチナ、硬質合成樹脂性部材、弾性セラミックなどの硬質性部材からなる硬質ピンキャッチ体とからなるとともに、宝石部材や金属製部材などの装飾体、この装飾体に形成された一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴、この嵌め込み穴に前記キャッチ本体の全体が殆ど収まる形態であり、該嵌め込み穴の内壁面と当接ないし近接した接着面となる該キャッチ本体の高さが1.5mm〜3.5mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成しているので、前記請求項1記載の発明と同様な効果を奏するとともに、硬質性部材から成り且つ樹脂性弾性部材で覆われ固定された左右湾曲部の硬質ピンキャッチ面でピンを弾性挟持するものであるので、変形し難く減らない硬質面でピンを弾性挟持し且つ弾性体の弾性力+硬質キャッチ本体の弾性力による弾性挟持であので、弾性力が変化しないキャッチ本体の該弾性力と該キャッチ本体にピンがめり込まない硬質ピンキャッチの硬質面での弾性挟持であるので、弾性挟持力がの弱体化が生じない常に一定の安定した挟持力と耐久性を実現するものである。
<請求項3記載の発明の効果>
請求項1、2いずれか記載の発明の構成において、キャッチ本体の下部に高さ0.2mm〜0.4mmの範囲のフランジが設けられ、前記キャッチ本体の直径が3.5mm〜4.0mmの範囲であり、前記キャッチ本体の高さが1.8mm〜2.4mmの範囲であり、前記フランジの底面あるいは硬質ピンキャッチ体の底面からのピン挿入孔の長さが4mm〜5.5mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成しているので、
請求項1、2いずれか記載の発明と同様な効果を奏するとともに、全長(高さ)4.5mm程度の小型を実現しているので、取り付ける装飾体が球体装飾体である場合、直径5mm〜6mmの球体という小型を実現するという効果を奏する。
<請求項4記載の発明の効果>
請求項1、2、3いずれか記載の発明の構成において、一方が開口され他方が塞がれた塞ぎ形態の嵌め込み穴を設けた宝石や真珠などの装飾体、前記嵌め込み穴にキャッチ本体の殆ど全部を収納し且つ接着してなることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成しているので、
このような構成としても前記請求項1、2、3いずれか記載の発明の効果と同様な効果を奏する。
<請求項5記載の発明の効果>
請求項1、2、3いずれか記載の発明の構成において、一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴を有してなる金属性の装飾体本体、前記嵌め込み穴の内壁のキャッチ本体が当接する部位に突設された、該キャッチ本体に食い込み抜けなくする顎部位とからなる金属製装飾体、前記キャッチ本体の殆ど全部を前記嵌め込み穴に非接着状態で収納してなることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成している。
このような構成としても前記請求項1、2、3いずれか記載の発明の効果と同様な効果を奏するとともに、接着剤を使用しないのでその分だけ材料費、接着剤塗布作業コストなどがなくなり、生産性も高くなり全体として低コスト化を実現するという効果を奏する。
また、金属製装飾体であるので、それに棒状(湾曲もの、曲がりくねったもの)や他の形態の金属製部材をロー付けするなどしてとりつけ、これに小さな宝石などを取りつけた装飾を施すことなどが自在にできるという効果を奏する。
<請求項6記載の発明の効果>
請求項1、2、3、4、5いずれか記載の発明の構成において、狭まり部を円柱形態にするとともに、該狭まり部の太さをキャッチ本体の2分の1以下としてなることを特徴とする装飾用ピンキャッチを構成しているので、
「サンドブラスト特定穴形成装飾体」の嵌め込み穴の略半円球面の塞がり部位と狭まり部の間にはより大きな隙間が形成されるので、より不良品の発生を少なくできるという効果を奏する。
狭まり部はキャッチ本体の2分の1以下の細い円柱形態であり、内部に0.5mm〜0.6mmのピン挿入孔を有するので、肉厚が薄く曲がりやすいものである。よって、嵌め込み穴への嵌め込み接着はピン挿入孔より少し短い長さの強靭なセットピンを該ピン挿入孔へ挿入した状態で行う製造方法によって行うのがよい。
以下、図面に示す発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。但し、それらのみに本発明を限定する趣旨のものではない。
図1ないし図8に示す本発明を実施するための最良の第1の実施の形態において1は装飾用ピンキャッチであって、この装飾用ピンキャッチ1はシリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、合成ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材などの弾性部材(本形態では透明シリコンゴム製部材)からなる略円柱ないし円柱形態のキャッチ本体2と、このキャッチ本体2の上部に該キャッチ本体2と一体的に形成された、傾斜角度45度〜66度(本形態では56度)の円錐形態ないし円錐台形態(本形態では上部を1mmの平面とした円錐台形態)の狭まり部3と、前記キャッチ本体2の底部にピン挿入口5を有して該ピン挿入口5から上部に向かって形成され且つ先端が塞がれた塞がり孔である、耳たぶ40のピン通し孔41に通され該耳たぶ40から突き出されたピアスピン6(太さ0.5mmが一般的)の突き出し部分の3mm〜7mmの(本形態では4mm)全部が挿入される深さである3mm〜7mmの範囲(本形態では4.3mm)のピン挿入孔7と、前記キャッチ本体2の底部を形成した厚み0.3mm、直径4.3mmで0.3mmの鍔部位を該キャッチ本体2の外側部に突き出したフランジ4と、前記キャッチ本体2の下部に内臓された、前記ピン挿入口5と連絡するピン挿入口8および誘い込み9(開口幅1.8mm)を有する露出された底部10、この底部10の左側から外上に延びて内側に湾曲するように形成された左湾曲部11、前記底部10の右側から外上に延びて内側に湾曲するように形成された右湾曲部12とからなり、前記右湾曲部12と前記左湾曲部11の内側にも弾性部材(本形態では透明シリコンゴム製部材)が充満(充填)され、該右湾曲部12と該左湾曲部11でピン挿入孔7に挿し込まれたピアスピン6を弾性挟持する金、ホワイトゴール、プラチナ、硬質合成樹脂性部材、弾性セラミックなどの硬質性部材(本形態では0.3mm厚の18Kの金製部材)からなる硬質ピンキャッチ体13とからなるとともに、
トルコ石、瑪瑙、珊瑚、翡翠、ガラスなどの球体宝石部材からなる装飾体14、この装飾体14に形成された一方が開口され他方が塞ぎ形態(有底穴形態)の嵌め込み穴15、この嵌め込み穴15に前記キャッチ本体2の全体が殆ど収まる形態であり、該装飾体14の該嵌め込み穴15の内壁面と当接ないし近接した接着面となる該キャッチ本体2の高さが1.5mm〜4.0mmの範囲(本形態では2.2mm)である構成となっている。
嵌め込み穴15はサンドブラスト法により形成された、3.6mm〜4.0mmの塞がり部位(有底部位)は略半円球形態の湾曲塞がり部位18となっているものである。
トルコ石、瑪瑙、珊瑚、翡翠、ガラスなどの球体宝石部材からなる装飾体14、この装飾体14に形成された一方が開口され他方が塞ぎ形態(有底穴形態)の嵌め込み穴15、この嵌め込み穴15に前記キャッチ本体2の全体が殆ど収まる形態であり、該装飾体14の該嵌め込み穴15の内壁面と当接ないし近接した接着面となる該キャッチ本体2の高さが1.5mm〜4.0mmの範囲(本形態では2.2mm)である構成となっている。
嵌め込み穴15はサンドブラスト法により形成された、3.6mm〜4.0mmの塞がり部位(有底部位)は略半円球形態の湾曲塞がり部位18となっているものである。
フランジ4は、高さ(厚)0.2mm〜0.4mmの範囲が良く、好ましくは0.25〜0.35mm、最も好ましくは0.27mm〜0.33mmが良い。
キャッチ本体2の直径は、3.5mm〜4.0mmの範囲が良く、好ましくは3.3mm〜3.8mmが良い。
キャッチ本体2の高さは1.8mm〜2.4mmの範囲で良く、好ましくは2.0mm〜2.2mmが良い。キャッチ本体2の円柱形態には臼形態、和太鼓形態、台形形態、逆台形形態なども本願発明の技術的範囲に含まれるものである。
狭まり部3の傾斜角度は傾斜角度45度〜66度が良く、好ましくは傾斜角度50度〜60度が良く、最も好ましくは傾斜角度54度〜58度が良い。狭まり部3の傾斜面は直線傾斜面の限定されるものではなく、緩やかな凸湾曲、緩やかな凹湾曲も本願発明の技術的範疇に含むものである。
ピン挿入孔7は4mm〜5.5mmの範囲が良く、好ましくは4.5mm〜5mmが良い。
キャッチ本体2の直径は、3.5mm〜4.0mmの範囲が良く、好ましくは3.3mm〜3.8mmが良い。
キャッチ本体2の高さは1.8mm〜2.4mmの範囲で良く、好ましくは2.0mm〜2.2mmが良い。キャッチ本体2の円柱形態には臼形態、和太鼓形態、台形形態、逆台形形態なども本願発明の技術的範囲に含まれるものである。
狭まり部3の傾斜角度は傾斜角度45度〜66度が良く、好ましくは傾斜角度50度〜60度が良く、最も好ましくは傾斜角度54度〜58度が良い。狭まり部3の傾斜面は直線傾斜面の限定されるものではなく、緩やかな凸湾曲、緩やかな凹湾曲も本願発明の技術的範疇に含むものである。
ピン挿入孔7は4mm〜5.5mmの範囲が良く、好ましくは4.5mm〜5mmが良い。
狭まり部3の最上部の平面の角は湾曲角にするのが、より該平面と湾曲塞がり部位18との間に形成する隙間を短くするので、ピン挿入孔7をその分長くできる。
硬質ピンキャッチ体は硬質ピンキャッチ体13にのみ限定されるものでは無く他の形態には多様な形態がある。例えば、ピン挿入口8から対抗する一対のピンを挟持する硬質部をわずかに内側に湾曲立ち上げたもの、底部左右から延ばした平板部(スリット付き)をピンを挟持する対抗面を湾曲させたものなどである。
キャッチ本体2のピン挿入孔7はピアスピン6と同じ太さか、0.1mm程度狭いないし0.1mm程度広いものでよく、ピアスピン6の抜けないように保持する付勢挟持は硬質ピンキャッチ体13の弾性挟持によるものである。右湾曲部12と左湾曲部11はピアスピン6を案内保持するスリット19が形成され、右湾曲部12と左湾曲部11のスリット19のピン挟持面の対抗距離はピアスピン6の直径距離よりもある程度狭(0.2mm〜0.4mm)くなっている。
底部10が露出しない形態も本願発明の技術的範疇に含まれるものである。
硬質ピンキャッチ体は硬質ピンキャッチ体13にのみ限定されるものでは無く他の形態には多様な形態がある。例えば、ピン挿入口8から対抗する一対のピンを挟持する硬質部をわずかに内側に湾曲立ち上げたもの、底部左右から延ばした平板部(スリット付き)をピンを挟持する対抗面を湾曲させたものなどである。
キャッチ本体2のピン挿入孔7はピアスピン6と同じ太さか、0.1mm程度狭いないし0.1mm程度広いものでよく、ピアスピン6の抜けないように保持する付勢挟持は硬質ピンキャッチ体13の弾性挟持によるものである。右湾曲部12と左湾曲部11はピアスピン6を案内保持するスリット19が形成され、右湾曲部12と左湾曲部11のスリット19のピン挟持面の対抗距離はピアスピン6の直径距離よりもある程度狭(0.2mm〜0.4mm)くなっている。
底部10が露出しない形態も本願発明の技術的範疇に含まれるものである。
図6、図7において、装飾体14に装飾用ピンキャッチ1を嵌め込んで接着剤16で接着一体化して装飾用ピンキャッチ20を形成している。
図7において、装飾部材23を有するピアスイヤリング22のピアスピン6を耳たぶ40のピン通し孔41に通し、ピアスピン6の耳たぶ40から突き出した4mmほどの突き出し部位をピン挿入孔7に通して装飾用ピンキャッチ20を取り付けている。
図7において、装飾部材23を有するピアスイヤリング22のピアスピン6を耳たぶ40のピン通し孔41に通し、ピアスピン6の耳たぶ40から突き出した4mmほどの突き出し部位をピン挿入孔7に通して装飾用ピンキャッチ20を取り付けている。
図8に示すように、本願発明(図8−(a))と従来技術(図8−(b)(c))の差は一目瞭然である。
長さ9mmのピンで、耳たぶ40から突き出た4mmを全部挿し込むことができるように、ピン挿入孔の深さは4mmが必要であるとともに、できる限り装飾体を小さいものとするためには、ピン挿入孔の深さは4mm〜4.5mmである。
さらに硬質ピンキャッチ体をキャッチ本体に内臓するものであるため、キャッチ本体の太さは直径3.5mm程度が限界である。
本実施の形態はこれらの条件を全てクリアーするとともに、図8−(a)に示すようにサンドブラスト法により形成された嵌め込み穴15の湾曲塞がり部位18に凸部17や出っ張りなどができたものでも、傾斜角度45度〜66度(本形態では56度)の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部3により、それら障害を回避してキャッチ本体3(キャッチ本体3および狭まり部2)の全部を嵌め込み穴15に納めることができるものである。
長さ9mmのピンで、耳たぶ40から突き出た4mmを全部挿し込むことができるように、ピン挿入孔の深さは4mmが必要であるとともに、できる限り装飾体を小さいものとするためには、ピン挿入孔の深さは4mm〜4.5mmである。
さらに硬質ピンキャッチ体をキャッチ本体に内臓するものであるため、キャッチ本体の太さは直径3.5mm程度が限界である。
本実施の形態はこれらの条件を全てクリアーするとともに、図8−(a)に示すようにサンドブラスト法により形成された嵌め込み穴15の湾曲塞がり部位18に凸部17や出っ張りなどができたものでも、傾斜角度45度〜66度(本形態では56度)の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部3により、それら障害を回避してキャッチ本体3(キャッチ本体3および狭まり部2)の全部を嵌め込み穴15に納めることができるものである。
(発明を実施するための異なる形態)
次に、本発明を実施するための異なる形態について説明する。なお、これら本発明を実施するための異なる形態の説明に当たって、本発明を実施するための最良の第1の実施の形態をはじめ前述した実施の形態との同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に、本発明を実施するための異なる形態について説明する。なお、これら本発明を実施するための異なる形態の説明に当たって、本発明を実施するための最良の第1の実施の形態をはじめ前述した実施の形態との同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図9ないし図11に示す本発明を実施するための最良の第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と主に異なる点は、装飾体を一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴15を有してなる金、ホワイトゴールド、銀、プラチナ、チタンなどの貴金属製部材からなる肉厚0.3mmの金属性の端部が半球形態で胴部が円筒形態の装飾体本体25、前記嵌め込み穴15の内壁のキャッチ本体2が当接する部位に突設された、該キャッチ本体2に食い込み抜けなくする鋭利な形態の顎部位26とからなる金属製装飾体27とし、この金属製装飾体27の前記開口から前記キャッチ本体2を押し嵌め込んで、該キャッチ本体2の殆ど全部を前記嵌め込み穴15に非接着状態で収納してなる装飾用ピンキャッチ28を形成した点にある。
図12ないし図16に示す本発明を実施するための最良の第3の実施の形態において、前記第1の実施の形態と主に異なる点は、硬質ピンキャッチ体13の無い弾性部材のみからなる装飾用ピンキャッチ30を形成した点にある。
背面図は正面図と同じに現れる。左側面図は右側面図と同じに現れる。
背面図は正面図と同じに現れる。左側面図は右側面図と同じに現れる。
図17に示す本発明を実施するための最良の第4の実施の形態において前記第2の実施の形態と主に異なる点は、金属製装飾体27の胴部分に貫通孔32を2〜4箇所設け、この貫通孔32から鋭利な先端の顎ピン33を中のキャッチ本体2に突き刺し、顎ピン33の外の部位をレーザー光線で加熱溶融して溶接し磨いてなる装飾用ピンキャッチ34を形成した点にある。
顎ピン33を貫通孔32にハンマーで叩き打ち込み、鍛造接合させて磨いてなるものもよい。
顎ピン33を貫通孔32にハンマーで叩き打ち込み、鍛造接合させて磨いてなるものもよい。
図18ないし図20に示す本発明を実施するための最良の第5の実施の形態において前記第2の実施の形態と主に異なる点は、装飾体本体25に直径3mmほどの金、ホワイトゴールド、銀、プラチナなどの貴金属製部材からなる15個の球装飾部材35を側面から看て略Cの字ないし略Uの字を描き、正面から看て装飾体本体25から外側にだんだんに逃げて行く先端側が該装飾体本体25から離れた重ならない、略Uの字を描くように連結してなる湾曲装飾体36を設けてなる装飾用ピンキャッチ37を形成した点にある。
装飾用ピンキャッチ37は左右対称の一対物(装飾用ピンキャッチ37a、装飾用ピンキャッチ37b)として提供される。「側面から看て略Cの字ないし略Uの字を描き、正面から看て装飾体本体25から外側にだんだんに逃げて行く先端側が概装飾体本体26から離れた重ならない、略Uの字を描くように連結してなる湾曲装飾体36」であるので、左の耳たぶと右の耳たぶへのどちらに取り付けるかによって、球装飾部材35群をピアスイヤリング22の装飾体23の外側に位置させたり内側に位置させることができ、2種類の装飾形態を実現するという効果を奏する。
これはピアスイヤリング22を耳たぶの表側のみならず裏側に位置させた場合にも同様である。
<付記>
[請求項6]装飾体本体25に金、ホワイトゴールド、銀、プラチナなどの貴金属製部材からなる略Cの字ないし略Uの字を描き、正面から看て装飾体本体25から外側にだんだんに逃げて行く先端側が該装飾体本体から離れた該装飾体本体と重ならない略Uの字を描くようにしてなる湾曲装飾体を設けてなることを特徴とする請求項5記載の装飾用ピンキャッチ。
装飾用ピンキャッチ37は左右対称の一対物(装飾用ピンキャッチ37a、装飾用ピンキャッチ37b)として提供される。「側面から看て略Cの字ないし略Uの字を描き、正面から看て装飾体本体25から外側にだんだんに逃げて行く先端側が概装飾体本体26から離れた重ならない、略Uの字を描くように連結してなる湾曲装飾体36」であるので、左の耳たぶと右の耳たぶへのどちらに取り付けるかによって、球装飾部材35群をピアスイヤリング22の装飾体23の外側に位置させたり内側に位置させることができ、2種類の装飾形態を実現するという効果を奏する。
これはピアスイヤリング22を耳たぶの表側のみならず裏側に位置させた場合にも同様である。
<付記>
[請求項6]装飾体本体25に金、ホワイトゴールド、銀、プラチナなどの貴金属製部材からなる略Cの字ないし略Uの字を描き、正面から看て装飾体本体25から外側にだんだんに逃げて行く先端側が該装飾体本体から離れた該装飾体本体と重ならない略Uの字を描くようにしてなる湾曲装飾体を設けてなることを特徴とする請求項5記載の装飾用ピンキャッチ。
図21に示す本発明を実施するための最良の第6の実施の形態において前記第5の実施の形態と主に異なる点は、湾曲装飾体を外側に宝石を埋め込む宝石埋め込み部38を15箇所設け、この宝石埋め込み部38にダイヤ、ルビー、装飾ガラスなどの宝石部材39を入れ爪で押えた形態で埋め込んでなる湾曲装飾体36Aとした装飾用ピンキャッチ37Aを形成した点にある。
図18ないし図20に示す本発明を実施するための最良の第7の実施の形態において前記第1の実施の形態と主に異なる点は、狭まり部をキャッチ本体の2分の1以下の太さ(本実施の形態では0.8mm〜2.5mm、好ましくは1mm〜1.8mm)の太さの円柱形態とした狭まり部50としてなる装飾用ピンキャッチ51を形成した点にある。
接着剤を塗布した装飾体14の嵌め込み穴15にキャッチ本体2を嵌め込み装飾用ピンキャッチ54を形成する場合、接着剤に押されて狭まり部50が曲がってしまうのを防ぐために、台座52に固定された強靭な0.6mm太さで長さ4mm(ピン挿入孔7より0.3mm短い)のセットピン53をピン挿入孔7に挿し込んだ状態で嵌め込み接着を行う。
接着剤を塗布した装飾体14の嵌め込み穴15にキャッチ本体2を嵌め込み装飾用ピンキャッチ54を形成する場合、接着剤に押されて狭まり部50が曲がってしまうのを防ぐために、台座52に固定された強靭な0.6mm太さで長さ4mm(ピン挿入孔7より0.3mm短い)のセットピン53をピン挿入孔7に挿し込んだ状態で嵌め込み接着を行う。
本発明は宝飾品を製造する産業で利用される。
1:装飾用ピンキャッチ、 2:キャッチ本体、
3:狭まり部、 4:フランジ、
5:ピン挿入口、 6:ピアスピン、
7:ピン挿入孔、 8:ピン挿入口、
9:誘い込み、 10:底部、
11:左湾曲部、 12:右湾曲部、
13:硬質ピンキャッチ体、 14:装飾体、
15:嵌め込み穴、 16:接着剤、
17:凸部、 18:湾曲塞がり部位、
19:スリット、 20:装飾用ピンキャッチ、
22:ピアスイヤリング、 23:装飾部材、
25:装飾体本体、 26:顎部位、
27:金属製装飾体、 28:装飾用ピンキャッチ、
30:装飾用ピンキャッチ、 31:誘い込み、
32:貫通孔、 33:顎ピン、
34:装飾用ピンキャッチ、 35:球装飾部材、
36:湾曲装飾体、 37:装飾用ピンキャッチ、
40:耳たぶ、 41:ピン通し孔、
50:狭まり部、 51:装飾用ピンキャッチ、
52:台座、 53:セットピン、
54:装飾用ピンキャッチ。
3:狭まり部、 4:フランジ、
5:ピン挿入口、 6:ピアスピン、
7:ピン挿入孔、 8:ピン挿入口、
9:誘い込み、 10:底部、
11:左湾曲部、 12:右湾曲部、
13:硬質ピンキャッチ体、 14:装飾体、
15:嵌め込み穴、 16:接着剤、
17:凸部、 18:湾曲塞がり部位、
19:スリット、 20:装飾用ピンキャッチ、
22:ピアスイヤリング、 23:装飾部材、
25:装飾体本体、 26:顎部位、
27:金属製装飾体、 28:装飾用ピンキャッチ、
30:装飾用ピンキャッチ、 31:誘い込み、
32:貫通孔、 33:顎ピン、
34:装飾用ピンキャッチ、 35:球装飾部材、
36:湾曲装飾体、 37:装飾用ピンキャッチ、
40:耳たぶ、 41:ピン通し孔、
50:狭まり部、 51:装飾用ピンキャッチ、
52:台座、 53:セットピン、
54:装飾用ピンキャッチ。
Claims (6)
- シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、合成ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材などの弾性部材からなる略円柱ないし円台形態のキャッチ本体と、
このキャッチ本体の上部に該キャッチ本体と一体的に形成された、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部と、
前記キャッチ本体の底部にピン挿入口を有して該ピン挿入口から上部に向かって形成され且つ先端が塞がれた塞がり孔である、耳たぶのピン通し孔に通され該耳たぶから突き出されたピアスピンの突き出し部分の3mm〜7mmの全部が挿入される深さである3mm〜7mmの範囲のピン挿入孔とからなるとともに、
宝石部材や金属製部材などの装飾体、この装飾体に形成された一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴、この嵌め込み穴に前記キャッチ本体の全体が殆ど収まる形態であり、該嵌め込み穴の内壁面と当接ないし近接した接着面である該キャッチ本体の高さが1.5mm〜4.0mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチ。 - シリコンゴム製部材、天然ゴム製部材、合成ゴム製部材、弾性合成樹脂製部材などの弾性部材からなる略円柱ないし円台形態のキャッチ本体と、
このキャッチ本体の上部に該キャッチ本体と一体的に形成された、傾斜角度45度〜66度の略円錐形態ないし略円錐台形態の狭まり部と、
前記キャッチ本体の底部にピン挿入口を有して該ピン挿入口から上部に向かって形成され且つ先端が塞がれた塞がり孔である、耳たぶのピン通し孔に通され該耳たぶから突き出されたピアスピンの突き出し部分の3mm〜7mmの全部が挿入される深さである3mm〜7mmの範囲のピン挿入孔と、
前記キャッチ本体の下部に内臓された、ピン挿入口を有する底部、この底部の左側から延びて内側に湾曲するように形成された左湾曲部、前記底部の右側から延びて内側に湾曲するように形成された右湾曲部とからなり、前記右湾曲部と前記左湾曲部の内側にも弾性部材が充満され、該右湾曲部と該左湾曲部でピン挿入孔に挿し込まれたピンを弾性挟持する金、ホワイトゴール、プラチナ、硬質合成樹脂性部材、弾性セラミックなどの硬質性部材からなる硬質ピンキャッチ体とからなるとともに、
宝石部材や金属製部材などの装飾体、この装飾体に形成された一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴、この嵌め込み穴に前記キャッチ本体の全体が殆ど収まる形態であり、
該嵌め込み穴の内壁面と当接ないし近接した接着面となる該キャッチ本体の高さが1.5mm〜3.5mmの範囲であることを特徴とする装飾用ピンキャッチ。 - キャッチ本体の下部に高さ0.2mm〜0.4mmの範囲のフランジが設けられ、前記キャッチ本体の直径が3.5mm〜4.0mmの範囲であり、前記キャッチ本体の高さが1.8mm〜2.4mmの範囲であり、前記フランジの底面あるいは硬質ピンキャッチ体の底面からのピン挿入孔の長さが4mm〜5.5mmの範囲であることを特徴とする請求項1、2いずれか記載の装飾用ピンキャッチ。
- 一方が開口され他方が塞がれた塞ぎ形態の嵌め込み穴を設けた宝石や真珠などの装飾体、前記嵌め込み穴にキャッチ本体の殆ど全部を収納し且つ接着してなることを特徴とする請求項1、2、3いずれか記載の装飾用ピンキャッチ。
- 一方が開口され他方が塞ぎ形態の嵌め込み穴を有してなる金属性の装飾体本体、前記嵌め込み穴の内壁のキャッチ本体が当接する部位に突設された、該キャッチ本体に食い込み抜けなくする顎部位とからなる金属製装飾体、前記キャッチ本体の殆ど全部を前記嵌め込み穴に非接着状態で収納してなることを特徴とする請求項1、2、3いずれか記載の装飾用ピンキャッチ。
- 狭まり部を円柱形態にするとともに、該狭まり部の太さをキャッチ本体の2分の1以下としてなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5いずれか記載の装飾用ピンキャッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007219256A JP2009050422A (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 装飾用ピンキャッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007219256A JP2009050422A (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 装飾用ピンキャッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007219256A Pending JP2009050422A (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 装飾用ピンキャッチ |
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JP (1) | JP2009050422A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6057310B1 (ja) * | 2015-11-17 | 2017-01-11 | 有限会社丸山 | ピアス用キャッチ |
-
2007
- 2007-08-27 JP JP2007219256A patent/JP2009050422A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6057310B1 (ja) * | 2015-11-17 | 2017-01-11 | 有限会社丸山 | ピアス用キャッチ |
WO2017086292A1 (ja) * | 2015-11-17 | 2017-05-26 | 有限会社丸山 | ピアス用キャッチ |
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