JP2018191467A - 可変ギャップモータ - Google Patents

可変ギャップモータ Download PDF

Info

Publication number
JP2018191467A
JP2018191467A JP2017093867A JP2017093867A JP2018191467A JP 2018191467 A JP2018191467 A JP 2018191467A JP 2017093867 A JP2017093867 A JP 2017093867A JP 2017093867 A JP2017093867 A JP 2017093867A JP 2018191467 A JP2018191467 A JP 2018191467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mover
teeth
center
stator
gap motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017093867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6761778B2 (ja
Inventor
中村 公昭
Kimiaki Nakamura
公昭 中村
正雄 永野
Masao Nagano
正雄 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2017093867A priority Critical patent/JP6761778B2/ja
Publication of JP2018191467A publication Critical patent/JP2018191467A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6761778B2 publication Critical patent/JP6761778B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Retarders (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

【課題】エネルギー効率の高い可変ギャップモータを提供する。【解決手段】可変ギャップモータ10は、回転出力を得るため、内歯28を有する可動子16を偏心揺動させて外歯30を有する外歯歯車18を回転させる。可動子16を偏心揺動させるため、界磁用固定子14の固定子突極22に巻回された界磁用コイル24への通電を制御して、回転磁界を発生させる。回転磁界による電磁力の向きQが可動子16の中心から内歯28と外歯30との間の噛み合い領域の中心への向きPに対してなす角度の平均値が、90°より大きく、かつ180°より小さくなるように、界磁用コイル24への通電を制御する。内歯28と外歯30との噛み合い領域に伝達された電磁力は、周方向分力だけでなく、径方向分力も内歯28及び外歯30の歯形に基づく楔効果により外歯歯車18を回転させるように作用するため、出力トルクが増大する。【選択図】図2

Description

本開示は、可変ギャップモータに関し、さらに詳細には、内接式遊星歯車機構が組み込まれた可変ギャップモータに関する。
内接式遊星歯車機構が組み込まれた可変ギャップモータとして、円環状の界磁用固定子と、界磁用固定子の径方向内方に界磁用固定子に対して相対回転不能にかつ相対揺動可能に配置され、内周面に形成された内歯を有する円環状の可動子と、可動子の径方向内方に配置され、内歯に噛み合う外歯を外周面に有する外歯歯車と、外歯歯車と同軸に回転する出力軸とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。界磁用固定子は、周方向に所定の間隔で配置され、多相電流の各相の電流を通電させるコイルが巻回された複数の固定子突極(磁極)を有する。可動子は、対応する固定子突極との間に磁束が通過する磁気ギャップ(エアギャップ)を画定するべく外周面に形成された複数の可動子突極を有する。外歯歯車は可動子の偏心揺動によって回転し、出力トルク(回転出力)が発生する。このとき、可動子を偏心揺動させるために、回転磁界による電磁力が可動子の中心から内歯と外歯との噛み合い領域の中心への向きに対して平均して90°の角度をなすように、コイルへの通電が制御されている。
特開平4−317552号公報 特開2017−28808号公報
このような可変ギャップモータにおいて、入力電力に対する出力トルクの割合、すなわちエネルギー効率を高めることが望まれている。そこで、本発明は、エネルギー効率の高い可変ギャップモータを提供することを目的とする。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、周方向に所定の間隔で配置された、多相電流の各相の電流を通電させるコイル(24)が巻回された複数の固定子突極(22)を有する円環状の界磁用固定子(14)と、前記界磁用固定子の径方向内方に前記界磁用固定子に対して相対回転不能にかつ相対揺動可能に配置され、対応する前記固定子突極との間に磁束が通過する磁気ギャップを画定するべく外周面に形成された複数の可動子突極(26)及び内周面に形成された内歯(28)を有する円環状の可動子(16)と、前記可動子の径方向内方に配置され、前記内歯に噛み合い、かつ前記内歯より少ない歯数の外歯(30)を外周面に有する外歯歯車(18)とを備え、前記固定子突極に発生させた回転磁界が前記可動子を偏心揺動させることにより、前記外歯歯車から回転出力を発生する可変ギャップモータ(10)であって、前記回転磁界による電磁力の向き(Q)が前記可動子の中心から前記内歯と前記外歯との間の噛み合い領域の中心への向き(P)に対してなす第1角度(θ)の平均値が、90°より大きく、かつ180°より小さくなるように、前記コイルへの通電を制御するように構成されたことを特徴とする。前記第1角度の平均値が、120°以上、かつ165°以下であることが好ましい。
ここで「相対回転不能かつ相対揺動可能」とは、可動子が界磁用固定子に対して周方向に沿って転動することは防止されるが、小さな角度範囲における可動子の外歯歯車の軸線に平行な軸線回りの運動は許容してもよく、回転磁界を発生させたときに、可動子が転動せず、かつ可動子の中心が円軌道を描くように可動子が変位することが可能な状態を意味する。
この構成によれば、内歯と外歯との噛み合い領域に伝達された電磁力は、周方向成分分力と径方向成分分力とに分解できるところ、周方向分力だけでなく、径方向分力も楔効果によって外歯歯車を回転させるように作用するため、出力トルクを増大させ、可変ギャップモータのエネルギー効率を高めることができる。
本発明の少なくともいくつかの実施形態は、上記構成において、前記可動子の偏心揺動による、前記内歯と前記外歯との噛み合いが終わる位置から前記可動子の前記中心への向き(R)が、前記可動子の前記中心から前記内歯と前記外歯との間の噛み合い領域の前記中心への向きに対してなす第2角度(θ)が、前記第1角度の平均値以上であることを特徴とする。前記第2角度が、前記第1角度の平均値に等しいことが好ましい。
この構成によれば、楔効果が効率的に生じるため、出力トルクを増大させ、可変ギャップモータのエネルギー効率を高めることができる。
本発明による可変ギャップモータによれば、エネルギー効率を高めることができる。
実施形態に係る可変ギャップモータを示す正面図 実施形態に係る可変ギャップモータの作動状態における変化を示す説明図 実施形態に係る可変ギャップモータにおける角度関係を示す説明図 実施形態に係る可変ギャップモータにおける、電磁力の径方向分力による楔効果を示す模式的説明図 実施形態の変形例に係る可変ギャップモータの作動状態を示す説明図 荷重と電磁力の作用方向との関係を示すグラフ
図1を参照して、本発明の実施形態に係る可変ギャップモータ10の構造を説明する。図1は、可変ギャップモータ10を模式的に示す正面図である。可変ギャップモータ10はリラクタンス方式のものである。
実施形態の可変ギャップモータ10は、アウターケース(固定部材)12と、アウターケース12内に固定された円環状の界磁用固定子14と、界磁用固定子14の内方に配置されて偏心揺動する円環状の可動子16と、可動子16の内方に配置されて、可動子16の偏心揺動によって回転する外歯歯車18と、外歯歯車18に固定されて外歯歯車18と同軸に回転する出力軸20とを備える。
界磁用固定子14には、内周より径方向内方に突出した6個の固定子突極(ティース)22が周方向に所定の間隔をおいて形成されている。各々の固定子突極22の根元部の外周には界磁用コイル24が巻回されている。
可動子16は強磁性を有する鋼板の積層体によって構成されている。可動子16には外周より径方向外方に突出した6個の可動子突極(ティース)26が、固定子突極22に対向するように形成されている。固定子突極22と可動子突極26との間隙は、磁束が通過する磁気ギャップ(エアギャップ)を構成し、間隙の幅は界磁用固定子14に対する可動子16の偏心揺動によって変化する。固定子突極22及び可動子突極26の数は、変更してもよいが、それぞれ3個以上は必要である。
可動子16が、界磁用固定子14に対して相対回転不能にかつ相対揺動可能となるように、可動子16と、アウターケース12及び/又は界磁用固定子14との間に連結機構27が設けられている。連結機構27は、周方向に沿って所定の間隔で、界磁用固定子14の内周面及び可動子16の外周面に互いに対向するように設けられた複数対の凹部27a,27aと、各対の凹部に緩く受容されるアウターケース12に固定されて軸線方向に延在する複数のピン27bとから構成される。なお、「相対回転不能かつ相対揺動可能」とは、可動子16が界磁用固定子14に対して周方向に沿って転動することは防止されるが、可動子16の界磁用固定子14の中心軸と平行な軸線回りの運動は許容してもよく、回転磁界を発生させたときに、可動子16が転動せず、かつ可動子16上の任意の点が円軌道を描くように可動子16が変位することが可能な状態を意味する。
可動子16の内周面には内歯28が形成されている。これにより、可動子16は内接式遊星歯車装置の内歯部材を兼ねており、内接式遊星歯車装置の入力部材をなす。
外歯歯車18は、出力軸20を介してアウターケース12に回転可能に支持されている。外歯歯車18の外周には複数の外歯30が形成されている。外歯30は、内歯28と同一ピッチで設けられ、外歯30の歯数は、内歯28の歯数より少なくとも1つ以上少ない。外歯歯車18は、出力軸20に対して同軸であり、かつ一体に回転する。可動子16の中心Cは、外歯歯車の回転中心Cに対して軸線方向に直交する方向に偏心量Eだけずれており、偏心量Eは、内歯28及び外歯30の歯丈より大きい。可動子16は、回転位相が変化しない(周方向に沿って転動しない)ように、かつ、その中心Cが外歯歯車18の軸線回りに偏心量Eを半径とする円軌道を描くように変位すること、すなわち、偏心揺動が可能である。外歯30における、外歯歯車18の回転中心Cに対する可動子16の中心Cとは反対側の所定の範囲は、所定の範囲の内歯28と噛合している。
可動子16の回転位相が変化せず、かつ内歯28と外歯30とが噛み合っているため、可動子の偏心揺動によって外歯歯車18が回転する。内歯28及び外歯30の歯形は、インボリュート歯形であるが、楔形若しくは台形、又はこれに類する先細形状の歯形に変更してもよい。
上述の構成により、界磁用固定子14と可動子16とが可変ギャップ方式のモータをなす。制御部32が界磁用コイル24への通電を制御することにより、固定子突極22に回転磁界が発生する。回転磁界が可動子16を偏心揺動すると、可動子16の回転位相が変化せず、かつ内歯28と外歯30とが噛み合っているため、可動子16の中心Cが円軌道で変位することにより外歯歯車18が回転し、出力軸20に回転出力が発生する。
この可動子16の偏心揺動において、界磁用固定子14は、可動子16の偏心揺動を阻害することなく、可動子16から反力を受け止める反力部材をなす。外歯30の歯数をZa、内歯28の歯数をZbとした場合、減速比G=Za/(Za−Zb)をもって外歯歯車18が可動子16の揺動回転数に対し減速回転する。外歯30の歯数は、内歯28の歯数より少なくとも1つ以上少ないため、回転磁界を時計回りに発生させて、可動子16を時計回りに偏心揺動させると、外歯歯車18及び出力軸20は、反時計回りに回転する。
図2及び図3を参照して、制御部32(図1参照)による界磁用コイル24の通電の制御と、この制御によってもたらされる作用効果について説明する。なお、図2では、連結機構27の図示を省略している。以下の説明において、6個の界磁用コイル24を、それぞれ区別するときは、図2の各図の紙面の上部のものから時計回りに、a〜fの添え字を付して説明する。また、向きは、可動子16の中心Cから紙面の上方に向かう向きに対する時計回りの角度で示す。
図2(1)に示すように、可動子16の内歯28と外歯歯車18の外歯30とが、紙面の下部の一定の領域で噛み合っており(以下、「噛み合い領域」という)、可動子の中心Cから噛み合い領域の中心への向きPは、180°である。可動子の中心Cから噛み合い領域の中心への向きPが、150°〜210°のときは、互いに隣接する2つの界磁用コイル24f,24aに通電し、330°の向きQで電磁力を発生させる。すると、可動子16に電磁力が作用し、外歯歯車18は反時計回りに回転する。電磁力と外歯歯車18の噛み合い領域からの反力により、60°の向きの可動子突極26が界磁用固定子14に近接するように可動子16が偏心揺動する。また、噛み合い領域が時計回りに変位する。可動子16の中心Cから噛み合い領域の中心への向きPと電磁力の向きQとがなす第1角度θは、120°〜180°であり、その平均値は、150°である。
可動子16の中心Cから噛み合い領域の中心への向きPが、210°になると、界磁用コイル24fへの通電を停止するとともに、界磁用コイル24bへの通電を開始する。すなわち、互いに隣接する2つの界磁用コイル24a,24bに通電し、電磁力の向きQを、図2(2)に示すように30°にする。可動子16の中心Cから噛み合い領域の中心への向きPが270°になるまで、界磁用コイル24c,24dに通電する(図2(2)では、向きPが240°の状態を示している)。この区間における、可動子16の中心Cから噛み合い領域の中心への向きPと電磁力の向きQとがなす角度関係は、図2(1)に代表される、界磁用コイル24f,24aに通電したときと同様である。従って、可動子16に電磁力が作用し、外歯歯車18は反時計回りに回転し、電磁力と外歯歯車18の噛み合い領域からの反力によって可動子16は120°の向きの可動子突極26が界磁用固定子14に近接するように偏心揺動し、噛み合い領域が時計回りに変位する。
以下、同様に、向きPが270°〜330°の時は、互いに隣接する2つの界磁用コイル24b,24cに通電し、電磁力の向きQを、図2(3)に示すように90°にする。向きPが330°〜390°(30°)の時は、互いに隣接する2つの界磁用コイル24c,24dに通電し、電磁力の向きQを、図2(4)に示すように150°にする。向きPが30°〜90°の時は、互いに隣接する2つの界磁用コイル24d,24eに通電し、電磁力の向きQを、図2(5)に示すように210°にする。向きPが90°〜150°の時は、互いに隣接する2つの界磁用コイル24e,24fに通電し、電磁力の向きQを、図2(6)に示すように210°にする。向きPが150°になると、図2(1)に示すように再び互いに隣接する2つの界磁用コイル24f,24aに通電する。このような通電の制御を繰り返すことにより、回転磁界が発生して可動子16の偏心揺動が継続し、それにより外歯歯車18及び出力軸20が回転する。
本実施形態では、電磁力の向きQが、向きPに対してなす第1角度θの平均値を150°としたが、この角度の平均値は、90°より大きく180°より小さい範囲で変更可能である。
電磁力は、噛み合い領域の中心から可動子16の中心Cに向かう向き(向きPと同一方向であって逆向き)の径方向分力と、これに直交する向きの周方向分力とに分解できる。周方向分力だけでなく、径方向分力も、可動子16を介して外歯歯車18を回転させるように作用する。
図4を参照して、径方向分力が可動子16を介して外歯歯車18を回転させるように作用することを説明する。内歯28及び外歯30の歯形は、先細となっている。図2に図示したように時計回りに回転磁界を発生させ、外歯歯車18を時計回りに回転させる場合、噛み合い領域では、内歯28の反時計回り側の歯面と外歯30の時計回り側の歯面とが接している。電磁力の径方向分力が可動子16は径方向内側に吸引する。この時、内歯28及び外歯30の歯形は先細になっているため、内歯28の反時計回り側の歯面が外歯30の時計回り側の歯面を径方向内側に向かって摺動すると、内歯28が外歯30を反時計回りの周方向に押し出す。このような楔効果により、電磁力の径方向分力が外歯歯車18を回転させる力として作用する。すなわち、径方向分力を作用させることによって、出力トルクが増大する。
再び図2及び図3を参照する。内歯28と外歯30との噛み合いが終わる位置から可動子16の中心Cへの向きを向きRとすると、向きRが向きPに対してなす第2角度θは、電磁力の向きQが向きPに対してなす第1角度θの平均値以上であることが好ましく、さらに好ましくは、向きRが向きPに対してなす第2角度θは、電磁力の向きQが向きPに対してなす第1角度θの平均値に等しい。すなわち、図5の如く、向きRは、平均して向きQに一致することになる。このような構成とすることで、外歯歯車18を回転させるときに、周方向逆向きに向けて外歯30を押し出すように楔効果が生じる部分を抑制し、出力トルクを増大させることができる。
図6は、上記実施形態に対応する実施例で測定した、荷重と電磁力の作用方向との関係を示すグラフである。可動子にばねをつけて回転軸をまわした状態で測定したため、歯の噛み合いにより、可動子が動きばねが変化する。横軸は、可動子を引く向きQが向きPに対してなす角度を示す。軸トルクから換算した歯への力の可動子16が引っ張る力に対する倍率が高いほど、出力トルクが大きいことを示す。
従来技術では、横軸に示す角度が90°となるように設定されていたが、この角度が90°より大きく、180°より小さい範囲では、90°の時よりも倍率が高いことが示された。また、倍率は、90°から約150°の角度では概ね漸増した。約120°以上かつ約165°以下の角度で、倍率が約1.3倍以上となり、約135°以上かつ約160°以下の角度で、倍率が約1.35倍以上となった。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10:可変ギャップ式モータ
12:アウターケース
14:界磁用固定子
16:可動子
18:外歯歯車
20:出力軸
22:固定子突極
24:界磁用コイル
26:可動子突極
28:内歯
30:外歯
32:制御部
C1:外歯歯車の回転中心
C2:可動子の中心
E:偏心量
P:可動子の中心から内歯と外歯との噛み合い領域の中心への向き
Q:電磁力の向き
R:内歯及び外歯の噛み合いが終わる位置から、可動子の中心への向き
θ:第1角度(向きPに対する向きQの角度)
θ:第2角度(向きPに対する向きRの角度)

Claims (4)

  1. 周方向に所定の間隔で配置された、多相電流の各相の電流を通電させるコイルが巻回された複数の固定子突極を有する円環状の界磁用固定子と、
    前記界磁用固定子の径方向内方に前記界磁用固定子に対して相対回転不能にかつ相対揺動可能に配置され、対応する前記固定子突極との間に磁束が通過する磁気ギャップを画定するべく外周面に形成された複数の可動子突極及び内周面に形成された内歯を有する円環状の可動子と、
    前記可動子の径方向内方に配置され、前記内歯に噛み合い、かつ前記内歯より少ない歯数の外歯を外周面に有する外歯歯車とを備え、
    前記固定子突極に発生させた回転磁界が前記可動子を偏心揺動させることにより、前記外歯歯車から回転出力を発生する可変ギャップモータであって、
    前記回転磁界による電磁力の向きが前記可動子の中心から前記内歯と前記外歯との間の噛み合い領域の中心への向きに対してなす第1角度の平均値が、90°より大きく、かつ180°より小さくなるように、前記コイルへの通電を制御するように構成されたことを特徴とする可変ギャップモータ。
  2. 前記第1角度の平均値が、120°以上、かつ165°以下であることを特徴とする請求項1に記載の可変ギャップモータ。
  3. 前記可動子の偏心揺動による、前記内歯と前記外歯との噛み合いが終わる位置から前記可動子の前記中心への向きが、前記可動子の前記中心から前記内歯と前記外歯との間の噛み合い領域の前記中心への向き対してなす第2角度が、前記第1角度の平均値以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の可変ギャップモータ。
  4. 前記第2角度が、前記第1角度の平均値に等しいことを特徴とする請求項3に記載の可変ギャップモータ。
JP2017093867A 2017-05-10 2017-05-10 可変ギャップモータ Active JP6761778B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017093867A JP6761778B2 (ja) 2017-05-10 2017-05-10 可変ギャップモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017093867A JP6761778B2 (ja) 2017-05-10 2017-05-10 可変ギャップモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018191467A true JP2018191467A (ja) 2018-11-29
JP6761778B2 JP6761778B2 (ja) 2020-09-30

Family

ID=64478902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017093867A Active JP6761778B2 (ja) 2017-05-10 2017-05-10 可変ギャップモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6761778B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4412794A (en) * 1981-01-30 1983-11-01 The Bendix Corporation Ultra-high torque actuators
JP2016161117A (ja) * 2015-03-05 2016-09-05 Ntn株式会社 サイクロイド減速機およびこれを備えたモータ駆動装置
JP2017028808A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 本田技研工業株式会社 可変ギャップ式モータ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4412794A (en) * 1981-01-30 1983-11-01 The Bendix Corporation Ultra-high torque actuators
JP2016161117A (ja) * 2015-03-05 2016-09-05 Ntn株式会社 サイクロイド減速機およびこれを備えたモータ駆動装置
JP2017028808A (ja) * 2015-07-17 2017-02-02 本田技研工業株式会社 可変ギャップ式モータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6761778B2 (ja) 2020-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6448202B2 (ja) 仮想楕円モータ
JPH0469042A (ja) ハイブリッド形ステッピングモータ
JP2016537946A (ja) 電子制御式交直両用電動機
JP2006271056A (ja) 回転電機
JP2012205441A (ja) 減速機付きモータ装置
RU2538478C1 (ru) Мотор-редуктор с интегрированным прецессирующим зубчатым колесом (варианты)
JP6025761B2 (ja) 駆動ユニット
JP6761778B2 (ja) 可変ギャップモータ
JP2017025979A (ja) 揺動許容の連結機構及び内接式遊星歯車装置
JP6427470B2 (ja) 可変ギャップ式モータ
JP2006333566A (ja) 回転電機
JP2011067070A (ja) 電動機
JP2022166721A (ja) 可変ギャップモータ
JP6441757B2 (ja) 偏心方向検出装置および可変ギャップ式モータ
JP2018011438A (ja) ギアドモータ
JP2019009899A (ja) 駆動装置
JP6823537B2 (ja) 可変ギャップ式モータ
JP2016039669A (ja) 回転式アクチュエータ
JP3694251B2 (ja) 減速機構を備えた誘導子型回転電機
JP2015201922A (ja) スイッチトリラクタンスモータ
JP7392677B2 (ja) 電動駆動装置
JP4446095B2 (ja) 回転伝達装置、発電装置及び移動装置
JP2009165238A (ja) 同期モータの逆回転防止機構
JP2008259316A (ja) 電動モータ及び電動モータを用いた車両開閉体の駆動装置
JP5264164B2 (ja) 駆動力出力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6761778

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150