JP2018191148A - 制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】パケット毎の通信品質をより適切に保証すること。【解決手段】移動体通信におけるEPS(Evolved Packet System)ベアラにてユーザパケットを中継するeNB(evolved Node B)1により実行される、通信品質を保証するための制御方法であって、受信したユーザパケットに含まれるパラメータに基づいて、新たに確立するベアラのQoS(Quality of Service)に関するQoSパラメータを決定し、決定したQoSパラメータに基づいたベアラを新たに確立し、確立したベアラを介して当該ユーザパケットを中継する中継ステップを含む。中継ステップは、受信したユーザパケットに含まれる複数のパラメータに基づいてQoSパラメータを決定してもよい。また、中継ステップは、パラメータとQoSパラメータとが対応付けられた対応情報にさらに基づいてQoSパラメータを決定してもよい。【選択図】図9
Description
本発明は、移動体通信におけるパケットを中継するノードにより実行される、通信品質を保証するための制御方法に関する。
下記非特許文献1には、移動体通信におけるQoS(Quality of Service)制御が開示されている。
3GPP TS 23.203 V14.3.0 (2017-03)
従来の移動体通信におけるQoS制御では、特定の通信路において、中継ノードによってパケットが中継される際に、全てのパケットに対して共通のQoSパラメータが付加されることがある。このように共通のQoSパラメータが付加されることで、パケット毎の通信品質を保証することができないという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するために、パケット毎の通信品質をより適切に保証することができる制御方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の一側面に係る制御方法は、移動体通信においてパケットを中継するノードにより実行される、通信品質を保証するための制御方法であって、受信したパケットに含まれるパラメータに基づいて、新たに確立する通信路のQoS(Quality of Service)に関するQoSパラメータを決定し、決定したQoSパラメータに基づいた通信路を新たに確立し、確立した通信路を介して当該パケットを中継する中継ステップ、を含む。
このような制御方法によれば、受信したパケットに含まれるパラメータに基づいてQoSパラメータが決定され、決定されたQoSパラメータに基づいて新たに確立された通信路を介してパケットが中継される。これにより、例えば、パケット毎に適切なQoSパラメータに基づいて新たに確立された通信路を介して当該パケットが中継されるため、パケット毎の通信品質をより適切に保証することができる。
本発明によれば、パケット毎の通信品質をより適切に保証することができる。
以下、図面とともに通信端末の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の説明における実施形態は、本発明の具体例であり、特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限定されないものとする。
まず、従来技術について説明する。図1は、従来のLTE(Long Term Evolution)アーキテクチャにおけるパケット通信の概念図である。図1に示す通り、LTEにはノードとして、UE(User Equipment)、eNB(evolved Node B)、SGW(Serving Gateway)、PGW(PDN(Packet Data Network) Gateway)、MME(Mobility Management Entity)及びサーバが含まれる。これらノードはLTE等の移動体通信網における一般的なノードであり、詳細な説明を省略するが、以下に簡単に説明する。
UEは、移動体通信を行うスマートフォンや電子機器等のコンピュータ端末である。eNBは、いわゆる基地局である。SGWは、eNB等の基点となり、PGWとの間でユーザパケット(ユーザデータのパケット、U−Planeパケット)の中継処理を行うゲートウェイ装置である。PGWは、PDN(アクセス先である外部のネットワーク)とコアネットワークとのゲートウェイとして機能するゲートウェイ装置である。MMEは、移動体通信における移動制御を行うサーバ装置である。サーバは、アクセス先であるPDN等に含まれるサーバ装置である。なお、eNB〜SGW〜PGW間(eNBからコアネットワークへの接続経路)をモバイルバックホールと呼ぶ。
UEとeNBは無線で互いに接続可能である。eNBとSGW、eNBとMME、SGWとMME、SGWとPGW、及びPGWとサーバは有線(一部無線でも可)で互いに接続可能である。
LTEでは、UEが外部PDNと通信するために、EPS(Evolved Packet System)ベアラを確立する。ベアラ(GTP(GPRS(General Packet Radio Service) Tunneling Protocol)トンネル)とは、通信性能(遅延や帯域等)を確保した論理的なパケット通信路である。図1に示す通り、EPSベアラは、UEとeNB間の無線ベアラ、eNBとSGW間のS1ベアラ、及びSGWとPGW間のS5/S8ベアラから構成される。UEは、EPSベアラ確立後、共通のQoS(Quality of Service)パラメータを用いてユーザパケットをやりとりする。なお、1つのEPSベアラに対して単一の共通のQoSパラメータしか指定することができない。
EPSベアラにおけるQoSパラメータは、QCI(QoS Class Identifier)、ARP(Allocation and Retention Priority)、APN−AMBR(Aggregated Maximum Bitrate)及びUE−AMBRである。QCIは、パケット転送品質(パケットロス率、パケット遅延量)の基準値として使用される値である。図2は、3GPP(Third Generation Partnership Project)規定のQCIパラメータを示すテーブル図である。ARPは、ベアラの優先度を示す値(LTEでは緊急呼と優先呼の識別等)である。APN−AMBRは、UE〜PGW間における、全non−GBR(Guaranteed Bitrate)ベアラの合計伝送速度の最大値である。UE−AMBRは、UEにおける、全non−GBRベアラの合計伝送速度の最大値である。なお、EPSベアラの種類として、転送レートが保証されているGBRベアラと、転送レートが保証されていないnon−GBRベアラとがある。GBRベアラの場合、QoSパラメータとしてGBR及びMBR(Maximum Bitrate)も設定される。GBRは、GBRベアラで保障される伝送速度である(UL(Uplink、上り)/DL(Downlink、下り)それぞれに対して設定される)。MBRは、GBRベアラで出しうる最大伝送速度である(UL/DLそれぞれに対し設定される)。
ここで、上述の通り、UEとサーバ間でやりとりされるユーザパケットは、共通のQoSパラメータを用いるため、異なるアプリケーションを通す場合、品質保証ができない場合がある。すなわち、指定されたQoSでユーザパケットを転送するが、アプリケーション毎に差別化したQoS保証を確立することができない。例えば、VoLTE(Voice over LTE)のようなパケット通信に基づいた音声通信では、優先度の高いEPSベアラ(EPSベアラ2)を別途確立するが、ユーザデータは当初確立したEPSベアラ(EPSベアラ1)を使用するため適用することができない。EPSベアラ振分技術で可能だとしても、粗い粒度(EPSベアラ1又はEPSベアラ2)でしかQoSを保証できない。
また、S1ベアラ区間ではユーザパケットはGTPでカプセリングされる。図3は、S1ベアラ区間であるeNBとSGW間のパケットのプロトコルスタックを示すテーブル図である。図3に示すInnerのパラメータを含むユーザパケットは、S1ベアラ区間では、図3に示すOuterのパラメータが付加される。しかしながら、Outerの(QoSを示す)DSCP(Differential Services Code Point)値はQCIとの対応表から算出されるため、元のユーザパケット(すなわちアプリケーション)の優先度を無視してしまう。例えば、InnerのDSCP値としてあるQoSを示す値が設定されたユーザパケットがEPSベアラを通過する際に、S1ベアラ区間において、付加されたOuterのDSCP値として別の異なるQoSを示す値が設定された場合、QoSを保証できない。
図4は、従来のGTPカプセリングの処理を示すシーケンス図である。まず、通常のアタッチシーケンスに沿って、UE〜S/PGW(SGWとPGWの集合体を便宜上「S/PGW」と記す)間においてEPSベアラが確立される(ステップS1)。続いて、UE〜サーバB間においてユーザパケットの転送(中継)処理が行われる(UEからサーバBへの転送はUL、サーバBからUEへの折り返しの転送はDLである)。具体的には、まず、UEがeNBに対して、ユーザパケットを送信する(ステップS2)。S2にて送信されるユーザパケットには、優先度が高いことを示すQoSパラメータがInnerに設定されているものとする。次に、eNBがS/PGWに対して、S2にて送信されてきたユーザパケットを転送する(ステップS3)。S3にて転送されるユーザパケットには、eNBによるGTPカプセリングが施されており、優先度が低いことを示すQoSパラメータを含むOuterが付加されている。S2にて送信されるユーザパケットには優先度が高いことを示すQoSパラメータが設定されているにも関わらず、S3にて優先度が低いことを示すQoSパラメータが設定された理由としては、例えば上述のように、Outerとして付加されるQoSパラメータが、EPSベアラのQCIから一律に算出されるため等である。
次に、S/PGWがサーバBに対して、S3にて転送されてきたユーザパケットを転送する(ステップS4)。S4にて転送されるユーザパケットには、S/PGWによるGTPデ・カプセリングが施されており、Outerが除去され、S2にて送信されるユーザパケットと同様に、優先度が高いことを示すQoSパラメータがInnerに設定されている。
次に、サーバBがS/PGWに対して、ユーザパケットを送信する(ステップS5)。S5にて送信されるユーザパケットには、S2にて送信されるユーザパケットと同様に、優先度が高いことを示すQoSパラメータがInnerに設定されている。次に、S/PGWがeNBに対して、S5にて送信されてきたユーザパケットを転送する(ステップS6)。S6にて転送されるユーザパケットには、S/PGWによるGTPカプセリングが施されており、優先度が低いことを示すQoSパラメータを含むOuterが付加されている。S5にて送信されるユーザパケットには優先度が高いことを示すQoSパラメータが設定されているにも関わらず、S6にて優先度が低いことを示すQoSパラメータが設定された理由としては、例えば上述のように、Outerとして付加されるQoSパラメータが、EPSベアラのQCIから一律に算出されるため等である。
次に、eNBがUEに対して、S6にて転送されてきたユーザパケットを転送する(ステップS7)。S7にて転送されるユーザパケットには、eNBによるGTPデ・カプセリングが施されており、Outerが除去され、S5にて送信されるユーザパケットと同様に、優先度が高いことを示すQoSパラメータがInnerに設定されている。
以上のS3及びS6にて示されたように、従来技術では、eNB〜S/PGW区間はQoS保証を行うことは困難である。
上述の従来技術の問題点に鑑み、本発明の実施形態に係る通信システム7は、UEが移動体通信網(モバイルネットワーク)を介して通信する際、ユーザパケットに対して適切なQoSパラメータを割り当てることで一定の通信品質を保つことを目的とする。当該目的を達成するために、通信システム7は、例えば、UEのユーザ側で使用するアプリケーションに応じた適切なQoSパラメータのベアラを確立する。これにより、通信システム7は、新規ベアラ確立による、モバイルバックホール向けのユーザパケットのQoS保証を行うことができる。以下、具体的に説明する。
図5は、本発明の実施形態に係る通信システム7のシステム構成を示す図である。図5に示す通り、通信システム7は、eNB1、SGW2、PGW3、MME4、サーバ5及びUE6を含んで構成されている。eNB1、SGW2、PGW3、MME4、サーバ5及びUE6は、それぞれ、上述の従来技術において説明したeNB、SGW、PGW、MME、サーバ及びUEと同様であり、同様の機能を備えている。以下では差分についてのみ説明する。なお、eNB1及びSGW2は、LTE等の移動体通信においてパケットを中継するノードである。
図6は、eNB1の機能ブロック図である。図6に示す通り、eNB1は、受信部10、格納部11、決定部12、確立部13及び中継部14を含んで構成される。
図6に示す機能ブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、eNB1は、コンピュータとして機能してもよい。図7は、eNB1のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のeNB1は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。eNB1のハードウェア構成は、図7に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
eNB1における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の受信部10、決定部12、確立部13及び中継部14などは、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、本実施形態で説明する動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、上述の受信部10、決定部12、確立部13及び中継部14などは、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本実施形態に係るページング方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。例えば、上述の格納部11などは、ストレージ1003で実現されてもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、上述の受信部10及び中継部14などは、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、eNB1は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
以下、図6に示すeNB1の各機能ブロックについて説明する。
受信部10は、UE6等から送信されたユーザパケットを受信する。受信部10は、受信したユーザパケットを決定部12、確立部13及び中継部14に出力する。
格納部11は、ユーザパケットに含まれるパラメータと、新たに確立するベアラ(通信路)のQoSに関するQoSパラメータとが対応付けられた対応情報を格納する。図8は、格納部11によって格納された対応情報の2つのテーブル例を示す図である。図8(a)は、ユーザパケットに含まれるポート番号(パラメータ)と、新たに確立するベアラのQoSパラメータとが対応付けられた対応情報のテーブル例である。図8(b)は、ユーザパケットに含まれるDSCP値(パラメータ)と、新たに確立するベアラのQoSパラメータとが対応付けられた対応情報のテーブル例である。
決定部12は、受信部10によって受信(出力)されたユーザパケットに含まれる一つ以上(複数を含む)のパラメータに基づいて、新たに確立する通信路のQoSパラメータを決定する。決定部12は、格納部11によって格納された対応情報にさらに基づいてQoSパラメータを決定してもよい。決定部12は、決定したQoSパラメータを確立部13に出力する。
例えば、決定部12は、受信部10によって受信されたユーザパケットに含まれるポート番号を取得し、格納部11によって格納された図8(a)に示す対応情報のテーブル例において、取得したポート番号に対応付けられたQoSパラメータを取得し、取得したQoSパラメータを、最終的なQoSパラメータとして決定する。
また例えば、決定部12は、受信部10によって受信されたユーザパケットに含まれるDSCP値を取得し、格納部11によって格納された図8(b)に示す対応情報のテーブル例において、取得したDSCP値に対応付けられたQoSパラメータを取得し、取得したQoSパラメータを、最終的なQoSパラメータとして決定する。
また例えば、決定部12は、受信部10によって受信されたユーザパケットに含まれるポート番号及びDSCP値を取得し、格納部11によって格納された図8(a)に示す対応情報のテーブル例において、取得したポート番号に対応付けられたQoSパラメータを取得すると共に、格納部11によって格納された図8(b)に示す対応情報のテーブル例において、取得したDSCP値に対応付けられたQoSパラメータを取得し、取得した2つのQoSパラメータの比較結果、重み係数等による重み付け、平均値等に基づいて、新たなQoSパラメータを算出し、算出した新たなQoSパラメータを、最終的なQoSパラメータとして決定する。この例ではユーザパケットに含まれるポート番号及びDSCP値を利用したが、ユーザパケットに含まれるポート番号、DSCP値、宛先IPアドレス及び宛先HTTPアドレス等を利用して同様に新たなQoSパラメータを算出する等、決定部12は、複数のパラメータに基づいてQoSパラメータを決定してもよい。
なお、決定部12は、格納部11によって格納された対応情報を利用(参照)すると説明したが、対応情報は、eNB1内ではなく、通信システム7に含まれるその他のノードや、通信システム7の外側の外部サーバに格納されており、決定部12はネットワークアクセス等を介することで、他のノードや外部サーバから対応情報を取得し、QoSパラメータを決定する際に取得した対応情報を利用してもよい。
確立部13は、決定部12によって決定(出力)されたQoSパラメータに基づいたベアラを新たに確立する。具体的には、確立部13は、決定部12によって決定されたQoSパラメータであるQCI、DSCP、ARP、APN−AMBR及びUE−AMBRに基づいて、LTE等の既存技術により、eNB1からSGW2を介してPGW3までのベアラを新たに確立する。
中継部14は、確立部13によって確立されたベアラを介して、受信部10によって受信(出力)されたユーザパケットを、次のノード等に中継(送信)する。
なお、確立部13は、決定部12によって決定(出力)されたQoSパラメータに基づいたベアラが、すでに確立済みであれば、新たなベアラを確立せずに、すでに確立済みの、決定部12によって決定(出力)されたQoSパラメータに基づいたベアラを介した中継を行ってもよい。確立部13は、上述の確立済みであるか否かの判定は、既に確立済みのベアラの識別情報、特性、及び基づいたQoSパラメータ等のリスト(ベアラを確立した際やベアラを削除した際にリストは更新される)を参照する等して判定する。
以上がeNB1の各機能ブロックについての説明である。
図9は、本実施形態に係る通信システム7による新規ベアラ確立の処理(制御方法)を示すシーケンス図である。まず、通常のアタッチシーケンスに沿って、UE6〜S/PGW2,3間においてEPSベアラが確立される(ステップS10)。
次に、UE6がeNB1に対して、サーバ5A宛のユーザパケットを送信する(ステップS11)。S11にて送信されるユーザパケットには、通信量が多い大容量向けである旨を示すパラメータが含まれているものとする。次に、eNB1にて、新たに確立するベアラのQoSパラメータが決定される(ステップS12、中継ステップ)。具体的には、eNB1の受信部10、格納部11及び決定部12により、S11にて送信されたユーザパケットに設定されているパラメータ及び対応情報に基づいて、新たに確立するベアラのQoSパラメータが決定される。S11にて送信されたユーザパケットには、通信量が多い大容量向けである旨を示すパラメータが含まれているため、S12にて決定されるQoSパラメータは、通信量が多い大容量向けである旨を示すQoSパラメータとなる。次に、eNB1の確立部13がS/PGW2,3に対して、新たに確立するベアラであるベアラ1の確立要求を送信する(ステップS13、中継ステップ)。確立要求には、S12にて決定されたQoSパラメータ等が含まれる。次に、S/PGW2,3がeNB1に対して、S13の確立要求の応答として、ベアラ1の確立完了(を伝える旨の情報)を送信する(ステップS14、中継ステップ)。
次に、eNB1〜S/PGW2,3間でベアラ1が新たに確立される(ステップS15、中継ステップ)。ベアラ1は、S12にて決定された通信量が多い大容量向けである旨を示すQoSパラメータに基づいて確立されたものであるため、大容量向けのベアラとなる。次に、eNB1の中継部14により、S15にて新たに確立されたベアラ1を介して、S11にて送信されたユーザパケットが中継される。以上により、UE6〜サーバ5A間において、新たに確立されたベアラ1を介した通信が行われる(ステップS16、中継ステップ)。
次に、UE6がeNB1に対して、サーバ5B宛のユーザパケットを送信する(ステップS17)。S17にて送信されるユーザパケットには、通信遅延が少ない低遅延向けである旨を示すパラメータが含まれているものとする。次に、eNB1にて、新たに確立するベアラのQoSパラメータが決定される(ステップS18、中継ステップ)。具体的には、eNB1の受信部10、格納部11及び決定部12により、S17にて送信されたユーザパケットに設定されているパラメータ及び対応情報に基づいて、新たに確立するベアラのQoSパラメータが決定される。S17にて送信されたユーザパケットには、通信遅延が少ない低遅延向けである旨を示すパラメータが含まれているため、S18にて決定されるQoSパラメータは、通信遅延が少ない低遅延向けである旨を示すQoSパラメータとなる。次に、eNB1の確立部13がS/PGW2,3に対して、新たに確立するベアラであるベアラ2の確立要求を送信する(ステップS19、中継ステップ)。確立要求には、S18にて決定されたQoSパラメータ等が含まれる。次に、S/PGW2,3がeNB1に対して、S19の確立要求の応答として、ベアラ2の確立完了(を伝える旨の情報)を送信する(ステップS20、中継ステップ)。
次に、eNB1〜S/PGW2,3間でベアラ2が新たに確立される(ステップS21、中継ステップ)。ベアラ2は、S18にて決定された通信遅延が少ない低遅延向けである旨を示すQoSパラメータに基づいて確立されたものであるため、低遅延向けのベアラとなる。次に、eNB1の中継部14により、S21にて新たに確立されたベアラ2を介して、S17にて送信されたユーザパケットが中継される。以上により、UE6〜サーバ5B間において、新たに確立されたベアラ2を介した通信が行われる(ステップS22、中継ステップ)。
次に、eNB1により、ベアラ1に関するタイムアウト時間(eNB1で予め設定されたタイムアウト値)満了、又はUE6からの通信完了や切断要求が検知される(ステップS23)。次に、eNB1がS/PGW2,3に対して、ベアラ1の切断要求を送信する(ステップS24)。次に、S/PGW2,3がeNB1に対して、S24の切断要求の応答として、ベアラ1の切断完了(を伝える旨の情報)を送信する(ステップS25)。S24又はS25の後に、ベアラ1は切断(削除)される。なお、S23〜S25の処理は、S22の後に実行されることに限るものではなく、S16の後であればいつ実行されてもよい。
なお、通信システム7における通信は、UE6〜eNB1間はS10にて確立されたEPSベアラを利用し、eNB1〜S/PGW2,3間はS15又はS21にて新たに確立されたベアラを利用する。eNB1は、UE6からのユーザパケットを受信した際に(S11やS17の後)、S10にて確立されたEPSベアラをeNB1側で一旦終端してもよい。また、パケットを中継する際に当該パケットに含まれるパラメータに基づいて新たなベアラを確立し、確立したベアラを介して当該パケットを中継するノードは、上述のようにeNB1に限るものではなく、例えばS1ベアラ区間に存在するいかなる(プロキシ)ノード(例えばIPSecの終端装置等)であってもよい。
次に、本実施形態のように構成された通信システム7の作用効果について説明する。
本実施形態の通信システム7によれば、受信したユーザパケットに含まれるパラメータに基づいてQoSパラメータが決定され、決定されたQoSパラメータに基づいて新たに確立されたベアラを介して当該ユーザパケットが中継される。これにより、例えば、ユーザパケット毎に適切なQoSパラメータに基づいて新たに確立されたベアラを介して当該ユーザパケットが中継されるため、ユーザパケット毎の適切なQoS保証を行うことができる。
また、本実施形態の通信システム7によれば、受信したユーザパケットに含まれる複数のパラメータに基づいて決定されたQoSパラメータに基づく(新たに確立された)ベアラを介して当該ユーザパケットが中継される。これにより、ユーザパケットのステータスをより反映した、より適切なQoSパラメータに基づくベアラを介して中継することができるため、パケット毎のより適切なQoS保証を行うことができる。
また、本実施形態の通信システム7によれば、パラメータとQoSパラメータとが対応付けられた対応情報にさらに基づいてQoSパラメータが決定される。これにより、より確実及びより高速に適切なQoSパラメータに基づくベアラを介して中継することができるため、パケット毎のより適切なQoS保証を行うことができる。
以上の通り、本実施形態の通信システム7によれば、UE6で利用されるアプリケーションに応じて使用するベアラを変更する(又は新たに確立する)ことでS1ベアラ区間も優先度を落とすことなく通信することができる。例えば、大容量向けのユーザパケットであれば大容量用のベアラ1に振り分け、低遅延向けのユーザパケットであれば低遅延用のベアラ2に振り分け、低消費電力向けのユーザパケットであれば低消費電力用のベアラ3に振り分けることができる。また、アプリケーション特性に基づいてQoSパラメータが設定されるため、eNB1〜S/PGW2,3間で特性の異なる複数のベアラを確立することができる。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、当業者にとっては、本実施形態が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本実施形態は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本実施形態に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において特定の装置によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。例えば、特定の装置が基地局であった場合においては、当該基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局および/または基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS−GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS−GW)であってもよい。
情報等は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。
本明細書で使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的なものではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素(例えば、TPCなど)は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
基地局は、1つまたは複数(例えば、3つ)の(セクタとも呼ばれる)セルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、および/または基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部または全体を指す。さらに、「基地局」「eNB」、「セル」、および「セクタ」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
移動通信端末は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した場合においては、その要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。本明細書において、文脈または技術的に明らかに1つのみしか存在しない装置である場合以外は、複数の装置をも含むものとする。
本開示の全体において、文脈から明らかに単数を示したものではなければ、複数のものを含むものとする。
1…eNB、2…SGW、3…PGW、4…MME、5…サーバ、6…UE、7…通信システム、10…受信部、11…格納部、12…決定部、13…確立部、14…中継部。
Claims (3)
- 移動体通信においてパケットを中継するノードにより実行される、通信品質を保証するための制御方法であって、
受信した前記パケットに含まれるパラメータに基づいて、新たに確立する通信路のQoS(Quality of Service)に関するQoSパラメータを決定し、決定した前記QoSパラメータに基づいた前記通信路を新たに確立し、確立した前記通信路を介して当該パケットを中継する中継ステップ、
を含む制御方法。 - 前記中継ステップは、受信した前記パケットに含まれる複数の前記パラメータに基づいて前記QoSパラメータを決定する、
請求項1に記載の制御方法。 - 前記中継ステップは、前記パラメータと前記QoSパラメータとが対応付けられた対応情報にさらに基づいて前記QoSパラメータを決定する、
請求項1又は2に記載の制御方法。
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US11652707B2 (en) | 2020-08-20 | 2023-05-16 | Hitachi, Ltd. | Network management system and method |
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