JP2018056857A - ユーザ装置、基地局及びコアネットワーク - Google Patents
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Abstract
【課題】フローベースQoS制御のためのベアラ設定技術を提供することである。【解決手段】本発明の一態様は、基地局との無線通信によりデータを送受信する送受信部と、前記データに対してQoS処理を実行するQoS処理部とを有するユーザ装置であって、所定のイベントの発生に応答して、前記QoS処理部は、データ無線ベアラ(DRB)を前記基地局に設定させるためのメッセージを送信するユーザ装置に関する。【選択図】図7
Description
本発明は、無線通信システムに関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)では、第5世代(5G)無線通信システムを実現するため、新たな無線アクセス技術(NR)及び次世代コアネットワーク(Next Gen CN)が議論されている。
パケットのQoS(Quality of Service)制御について、LTE(Long Term Evolution)のQoSフレームワークでは、QoSの種類はQCI(QoS Class Identifier)により定義され、EPS(Evolved Packet System)ベアラは、QCIと一対一に対応付けされ、E−RAB(Evolved Radio Access Bearer)(S1ベアラ)とDRB(Data Radio Bearer)とから構成される。すなわち、E−RABとDRBとは、QCIと一対一に対応付けされる。
図1に示されるように、EPSベアラが確立される毎に、C−planeシグナリングによって、E−RABがコアネットワーク(CN)と基地局(evolved Node B:eNB)との間に設定され、DRBが基地局とユーザ装置(UE)との間に設定される。具体的には、ダウンリンク通信の場合、S1 E−RAB SETUP REQUESTが、MME(Mobility Management Entity)から基地局に送信され、RRC Connection Reconfiguration(drb−toAddModList)が、基地局からユーザ装置に送信される。他方、アップリンク通信の場合、NAS Service Request/PDU Connection Requestが、ユーザ装置からMMEに送信され、S1 E−RAB SETUP REQUESTが、MMEから基地局に送信され、RRC Connection Reconfiguration(drb−toAddModList)が、基地局からユーザ装置に送信される。
例えば、図2に示されるように、Service Request手順では、ユーザ装置は、NAS(Non Access Stratum)によりService RequestをMMEに送信する。コアネットワークにおいて、ユーザ装置に対する認証及びセキュリティ処理が実行された後、MMEは、E−RABを設定するためにInitial Context Setup Requestを基地局に送信し、基地局は、ユーザ装置に対してDRBを設定する。その後、ユーザ装置は、設定されたDRB及びE−RABを介しコアネットワークにアップリンクデータを送信することが可能になる。
一方、5GのQoSフレームワークでは、図3に示されるように、ネットワーク内では上述したE−RABの代わりにフローベースQoS制御の採用が検討されている。すなわち、ユーザ装置と基地局との間の区間にはDRBが設定される一方、基地局とコアネットワークとの間の区間にはトンネルが設定され、各種データフローがまとめてトンネルを介し送信される。
具体的には、フローベースQoS制御では、各QoSとE−RAB及びDRBとは一対一に対応付けされず、PDN(Packet Data Network)毎に1つのPDU(Protocol Data Unit)トンネル(上述したE−RAB(S1ベアラ)に相当)が確立され、異なるQoSを有するパケットがPDUトンネルで送信される。各パケットは、QoSインデックスを示すU−planeマーキングを有し(GTPヘッダにマーキングされる)、ダウンリンク通信の場合、基地局(gNB)は、当該U−planeマーキングに従って当該パケットを何れのDRBにマッピングするか決定する。以降において、当該U−planeマーキングは、FPI(Flow Priority Identifier)及び/又はQoSインデックス(QoS#)として参照されうる。また、PDUセッション確立では、MMEは、許可されているQoSの種類をC−planeシグナリングにより基地局に通知し、基地局は、当該通知に基づきDRBを確立する。例えば、ダウンリンク通信では、図4に示されるように、ダウンリンクパケットに付与されたFPIに従ってQoS制御が実行されうる。
3GPP TR 38.912 V0.0.1(2016−06)
3GPP TR 38.913 V0.4.0(2016−06)
3GPP TR 38.804 V0.3.0(2016−08)
3GPP TR 23.799 V1.0.0(2016−09)
上述したように、5GシステムのQoSフレームワークでは、基地局は、許可されているQoSの情報を有しているが、リソースの浪費を回避するため、当初から許可されているQoSインデックスに対応するDRBを設定せず、パケットを受信した際に対応するDRBを確立している。この結果、図5に示されるように、QoS#1のダウンリンクパケットを受信した基地局によって対応するDRB#1は設定されている。しかしながら、QoS#2,3のダウンリンクパケットは受信されていないため、対応するDRB#2は設定されない。このタイミングで、ユーザ装置においてQoS#2のアップリンクパケットが発生した場合、ユーザ装置は、当該アップリンクパケットを送信することができない。
上述した問題点を鑑み、本発明の課題は、フローベースQoS制御のためのベアラ設定技術を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、基地局との無線通信によりデータを送受信する送受信部と、前記データに対してQoS処理を実行するQoS処理部とを有するユーザ装置であって、所定のイベントの発生に応答して、前記QoS処理部は、データ無線ベアラ(DRB)を前記基地局に設定させるためのメッセージを送信するユーザ装置に関する。
本発明によると、フローベースQoS制御のためのベアラ設定技術を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
以下の実施例では、各種QoSインデックスを有するデータがトンネルを介しコアネットワークと基地局との間で一緒に送受信されるフローベースQoS制御を利用した無線通信システムが開示される。後述される実施例を概略すると、対応するデータ無線ベアラ(DRB)が未設定であるアップリンクデータがユーザ装置において発生したとき、ユーザ装置は、当該DRBを基地局に設定させるためのメッセージを当該基地局に送信するか、あるいは、当該メッセージを基地局に送信するようコアネットワークに要求する。これにより、ユーザ装置は、DRBの設定を自律的に要求することが可能になり、DRBが設定されていないアップリンクデータを送信することが可能になる。
図6を参照して、本発明の一実施例による無線通信システムを説明する。図6は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。
図6に示されるように、無線通信システム10は、ユーザ装置(UE)100、基地局(NR Node又はgNB)200及びコアネットワーク(CN)300を有する。以下の実施例では、無線通信システム10は、3GPPのRel−14以降の規格に準拠した無線通信システム(例えば、5Gシステム)であるが、本発明はこれに限定されるものでなく、フローベースQoS制御を適用する他の何れかの無線通信システムであってもよい。
ユーザ装置100は、スマートフォン、携帯電話、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine−to−Machine)用通信モジュールなどの無線通信機能を備えた何れか適切な情報処理装置であり、コアネットワーク300の管理の下で基地局200に無線接続し、無線通信システム10により提供される各種通信サービスを利用する。以下の実施例では、ユーザ装置100は、ASプロトコルに従うASレイヤを用いて基地局200と信号を送受信する一方、NASプロトコルに従うNASレイヤを用いてコアネットワーク300と信号を送受信する。
基地局200は、1つ以上のセルを提供し、MME(Mobility Management Entity)、S−GW、PDN GW等を含むコアネットワーク300の管理の下で当該セルを介しユーザ装置100と無線通信する。図示された実施例では、1つの基地局200しか示されていないが、一般には、無線通信システム10のサービスエリアをカバーするよう多数の基地局200が配置される。
コアネットワーク300は、位置登録、基地局間ハンドオーバ、セル再選択、間欠受信制御などの各種無線制御によって基地局200とユーザ装置100との間の無線通信を管理すると共に、インターネットなどの外部ネットワークとユーザ装置100との間のゲートウェイとして機能する。また、コアネットワーク300と基地局200との間にはトンネルが設定され、当該トンネルを介しデータフローがコアネットワーク300と基地局200との間で送受信される。各データにはQoSインデックス(FPI)が割り当てられる。コアネットワーク300からデータを受信すると、又は、後述されるようにコアネットワーク300からのベアラ確立要求に従って、基地局200は、受信したデータフローに対応する、又はベアラ確立要求に示される無線ベアラをユーザ装置100に対して設定し、ユーザ装置100は、当該無線ベアラを介しデータを基地局200に送信する。
次に、図7を参照して、本発明の一実施例によるユーザ装置を説明する。図7は、本発明の一実施例によるユーザ装置の機能構成を示すブロック図である。
図7に示されるように、ユーザ装置100は、送受信部110及びQoS処理部120を有する。
送受信部110は、基地局200との無線通信によりデータを送受信する。具体的には、送受信部110は、基地局200との間でアップリンク/ダウンリンク制御チャネルの設定等及び当該制御チャネルを介した制御信号の送受信、及びアップリンク/ダウンリンクデータチャネルなどの設定等及び当該データチャネルを介したデータ等(たとえば、ユーザデータ)の送受信を行う。QoS制御について、送受信部110は、基地局200によって設定されたデータ無線ベアラ(DRB)を介し対応するQoSインデックス(QoS#)を有するアップリンク/ダウンリンクデータを送受信する。
QoS処理部120は、データに対してQoS処理を実行する。本実施例では、QoS処理部120は、所定のイベントの発生に応答して、DRBを基地局200に設定させるためのメッセージを送信する。例えば、当該所定のイベントは、対応するDRBが設定されていないアップリンクデータの発生であってもよく、QoS処理部120は、当該アップリンクデータのQoSインデックス(QoS#)に対応するDRBを基地局200に設定させるためのメッセージ(DRBRequest又はDRBActivation)を送信してもよい。
上述したように、基地局200は、許可されているQoSインデックスを示す許可QoS情報をコアネットワーク300から事前に取得し、ダウンリンク通信では、コアネットワーク300からユーザ装置100宛のダウンリンクデータを受信すると、受信したデータのQoSインデックスに対応するDRBをユーザ装置100に対して設定する。他方、アップリンク通信では、ユーザ装置100においてアップリンクデータが発生すると、当該アップリンクデータのQoSインデックスに対応するDRBがすでに設定されている場合、QoS処理部120は、当該DRBにマッピングすることによって、当該アップリンクデータを基地局200に送信できる。他方、対応するDRBが設定されていない場合、あるいは、ユーザ装置100が有するアップリンクTFT(Traffic Flow Template)に該当するU−planeデータが発生した場合、QoS処理部120は、当該アップリンクデータのQoSインデックスに対応するDRBを基地局200に設定させるためのメッセージを送信する。
一実施例では、QoS処理部120は、当該メッセージを基地局200に送信してもよい。具体的には、QoS処理部120は、送信対象のアップリンクデータのQoSインデックスに対応するDRBを基地局200に設定させるためのDRB確立要求(DRBRequest)を基地局200に送信してもよい。例えば、DRB確立要求は、RRC(Radio Resource Control)シグナリングにより送信されてもよい。また、DRB確立要求は、要求するDRBに対応するQoSインデックス(QoS#)を含むものであってもよい。
あるいは、他の実施例では、QoS処理部120は、DRBを基地局200に設定させるようコアネットワーク300に要求するため、当該メッセージをコアネットワーク300に送信してもよい。具体的には、QoS処理部120は、基地局200にDRB確立要求を直接送信する代わりに、DRB確立要求を基地局200に送信するようコアネットワーク300に要求するため、DRB起動要求(DRBActivation)をコアネットワーク300に送信してもよい。例えば、DRB起動要求は、NG1及び/又はNASシグナリングにより送信されてもよく、要求するDRBに対応するQoSインデックスを含むものであってもよい。
次に、図8を参照して、本発明の一実施例による基地局を説明する。図8は、本発明の一実施例による基地局の機能構成を示すブロック図である。
図8に示されるように、基地局200は、通信制御部210及びDRB管理部220を有する。
通信制御部210は、ユーザ装置100との無線通信を制御する。具体的には、通信制御部210は、1以上のセルを介しユーザ装置100との間で各種制御信号及びデータ信号を送受信する。具体的には、通信制御部210は、コアネットワーク300から受信したダウンリンクデータをユーザ装置100に送信すると共に、ユーザ装置100から受信したアップリンクデータをコアネットワーク300に送信する。
DRB管理部220は、ユーザ装置100に対するデータ無線ベアラ(DRB)を管理する。本実施例では、基地局200にDRBを設定させるためのメッセージを受信すると、DRB管理部220は、当該メッセージにおいて要求されたQoSインデックスが許可されている場合、当該QoSインデックスに対応するDRBをユーザ装置100に対して設定する。
具体的には、ユーザ装置100又はコアネットワーク300からDRB確立要求を受信すると、DRB管理部220は、要求されたDRB及び/又は要求されたQoSインデックスに対応するDRBが許可されているか判断する。許可されている場合、例えば、RRC Connection Reconfiguration(drb−ToAddModList)などのDRB確立設定をユーザ装置100に送信し、当該DRBをユーザ装置100に対して設定する。ここで、DRB管理部220は、許可QoS情報をコアネットワーク300から事前に取得し、当該許可QoS情報を参照して要求されたDRBが許可されているか判断してもよい。
また、RRC Connection Reconfigurationは、設定するDRBと要求されたQoSインデックスとの関係を明示するため、当該DRBに対応するQoSインデックスを有してもよい。当該RRC Connection Reconfigurationを受信すると、ユーザ装置100は、設定されたDRBの識別子(DRB#)と対応するQoSインデックスとの関連付け情報を保持してもよい。
上述したように、当該QoSインデックスは、フロー優先度(FPI)であってもよい。DRBが設定されると、ユーザ装置100は、DRB確立完了(RRC Connection Reconfiguration Complete)を基地局200に通知し、設定されたDRBにマッピングすることによって、当該QoSインデックスを有するアップリンクデータの送信を開始する。
他方、DRBが許可されていない場合、DRB管理部220は、DRBRequestFailureをユーザ装置100に送信することによって、要求されたDRBの設定を拒絶してもよい。又は、DRBEstablishmentFailureをコアネットワーク300に送信することによって、要求されたDRBの設定を拒絶してもよい。更に、ユーザ装置100へのDRBRequestFailureの送信と、コアネットワーク300へのDRBEstablishmentFailureの送信の両方を、要求されたDRBの設定の拒絶のために実行してもよい(両者の送信タイミングは任意であってよい)。
次に、図9を参照して、本発明の第1実施例によるDRB確立処理を説明する。第1実施例では、ユーザ装置100がDRB確立要求を基地局200に直接送信することによって、DRBが確立される。図9は、本発明の第1実施例によるDRB確立処理を示すシーケンス図である。
図9に示されるように、ステップS101において、ユーザ装置100においてアップリンクデータが発生したが、当該アップリンクデータのQoSインデックス(例えば、QoS#1)に対応するDRBは当該時点において未設定であると確認される。
ステップS102において、ユーザ装置100は、QoS#1に対応するDRBを基地局200に確立させるためのDRB確立要求(RRC Connection Reconfiguration−DRBRequest)を基地局200に送信する。
ステップS103において、基地局200は、保持する許可QoS情報にQoS#1があるか検索し、QoS#1が許可されているか判断する。QoS#1が許可されている場合、当該処理はステップS104に移行し、許可されていない場合、ステップS108に移行する。
ステップS104において、基地局200は、QoS#1に対応するDRBを設定するため、DRB確立設定(RRC Connection Reconfiguration(drb−ToAddModList))をユーザ装置100に送信する。ここで、当該DRB確立設定は、設定するDRBに対応するQoSインデックス(例えば、QoS#1)を含むものであってもよい。
ステップS105において、ユーザ装置100は、DRB確立完了(RRC Connection Reconfiguration Complete)を基地局200に送信する。
ステップS106において、ユーザ装置100は、設定したDRB#1とQoS#1とを関連付けて記憶する。
ステップS107において、ユーザ装置100は、設定されたDRB#1を介しQoS#1のアップリンクデータを基地局200に送信する。
ステップS108において、基地局200は、DRBRequestFailureをユーザ装置100に送信することによって、要求されたDRB#1の設定を拒絶してもよい。例えば、DRBRequestFailureは、拒絶されたQoS#、拒絶原因(Cause)などを含むものであってもよい。
次に、図10を参照して、本発明の一実施例によるコアネットワークを説明する。図10は、本発明の一実施例によるコアネットワークの機能構成を示すブロック図である。
図10に示されるように、コアネットワーク300は、UEインタフェース部310及び基地局インタフェース部320を有する。
UEインタフェース部310は、ユーザ装置(UE)100とのシグナリング処理を実行する。具体的には、UEインタフェース部310は、NAS及び/又はNG1シグナリングによりユーザ装置100とやりとりする。
基地局インタフェース部320は、基地局200とのシグナリング処理を実行する。具体的には、基地局インタフェース部320は、S1及び/又はNG−Cシグナリングにより基地局200とやりとりする。
本実施例では、UEインタフェース部310が、ユーザ装置100から基地局200にデータ無線ベアラ(DRB)を設定させるためのメッセージを受信すると、基地局インタフェース部320は、基地局200に当該DRBを設定するよう指示する。具体的には、UEインタフェース部310が、基地局200にDRB確立要求を送信するようコアネットワーク300に要求するためのDRB起動要求(DRBActivation)をNAS及び/又はNG1シグナリングによってユーザ装置100から受信すると、基地局インタフェース部320は、S1及び/又はNG−CシグナリングによってDRB確立要求(DRBEstablishmentCommand)を基地局200に送信する。
例えば、DRB起動要求は、要求するDRBに対応するQoSインデックスを含むものであってもよく、DRB確立要求は、DRB起動要求におけるQoSインデックスを含むものであってもよい。当該DRB確立要求を受信すると、基地局200は、上述したDRB確立処理と同様に、ユーザ装置100に対してDRBを設定する。
次に、図11を参照して、本発明の第2実施例によるDRB確立処理を説明する。第2実施例では、ユーザ装置100は、第1実施例のようにDRB確立要求を基地局200に直接送信する代わりに、DRB起動要求をコアネットワーク300に送信することによって、DRB確立要求を基地局200に送信するようコアネットワーク300に要求する。図11は、本発明の第2実施例によるDRB確立処理を示すシーケンス図である。
図11に示されるように、ステップS201において、ユーザ装置100においてアップリンクデータが発生したが、当該アップリンクデータのQoSインデックス(例えば、QoS#1)に対応するDRBは当該時点において未設定であると確認される。
ステップS202において、ユーザ装置100は、DRB起動要求(DRBActivation)をコアネットワーク300に送信し、QoS#1に対応するDRBを基地局200に確立させるためのDRB確立要求(DRBEstablishmentCommand)を基地局200に送信するようコアネットワーク300に要求する。
ステップS203において、コアネットワーク300は、QoS#1を含むDRB確立要求を基地局200に送信する。なお、基地局200に事前に通知した許可QoS情報にQoS#1が含まれていない場合、コアネットワーク300は、QoS#1を含むDRB確立要求を送信することによって、QoS#1を許可QoS情報に追加するよう基地局200に明示的に指示してもよい。なお、QoS#1は、NG1シグナリングのピギーバック方式によってユーザ装置100へ通知してもよい。
ステップS204において、基地局200は、保持する許可QoS情報にQoS#1があるか検索し、QoS#1が許可されているか判断する。QoS#1が許可されている場合、当該処理はステップS205に移行し、許可されていない場合、ステップS209に移行する。なお、QoS#1が許可QoS情報に検出されなかったとしても、基地局200は、コアネットワーク300からのQoS#1を含むDRB確立要求がQoS#1の非明示的な追加又はQoS#1の明示的な追加と判断し、ユーザ装置100に対してQoS#1に対応するDRBを設定してもよい。
ステップS205において、基地局200は、QoS#1に対応するDRBを設定するため、DRB確立設定(RRC Connection Reconfiguration(drb−ToAddModList))をユーザ装置100に送信する。ここで、当該DRB確立設定は、設定するDRBに対応するQoSインデックス(例えば、QoS#1)を含むものであってもよい。なお、QoS#1は、NG1シグナリングのピギーバック方式によってユーザ装置100へ通知してもよい。
ステップS206において、ユーザ装置100は、DRB確立完了(RRC Connection Reconfiguration Complete)を基地局200に送信する。
ステップS207において、ユーザ装置100は、設定されたDRB#1とQoS#1とを関連付けて記憶する。
ステップS208において、ユーザ装置100は、設定されたDRB#1を介しQoS#1のアップリンクデータを基地局200に送信する。
ステップS209において、基地局200は、DREEstablishmentFailureをコアネットワーク300に送信することによって、要求されたDRB#1の設定を拒絶してもよい。例えば、DREEstablishmentFailureは、拒絶されたQoS#、拒絶原因(Cause)などを含むものであってもよい。
ステップS210において、基地局200は、DRBRequestFailureをユーザ装置100に送信することによって、要求されたDRB#1の設定を拒絶してもよい。例えば、DRBRequestFailureは、拒絶されたQoS#、拒絶原因(Cause)などを含むものであってもよい。
なお、上記実施の形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施の形態におけるユーザ装置100、基地局200及びコアネットワーク300は、本発明の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図13は、本発明の一実施例によるユーザ装置100、基地局200及びコアネットワーク300のハードウェア構成を示すブロック図である。上述のユーザ装置100、基地局200及びコアネットワーク300は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ユーザ装置100、基地局200及びコアネットワーク300のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
ユーザ装置100、基地局200及びコアネットワーク300における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信や、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述のベースバンド信号処理部104、呼処理部105などは、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールやデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態で説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ装置100、基地局200及びコアネットワーク300の各構成要素による処理は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD−ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、上述のユーザ装置100、基地局200及びコアネットワーク300の各構成要素は、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001やメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、ユーザ装置100、基地局200及びコアネットワーク300は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本明細書で説明した各態様/実施例は、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、FRA(Future Radio Access)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施例の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局200によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局および/または基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)によって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MMEおよびS-GW)であってもよい。
情報等は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施例は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア及びデジタル加入者回線(DSL)などの有線技術及び/又は赤外線、無線及びマイクロ波などの無線技術を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC)は、キャリア周波数、セルなどと呼ばれてもよい。
本明細書で使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本明細書で説明した情報、パラメータなどは、絶対値で表されてもよいし、所定の値からの相対値で表されてもよいし、対応する別の情報で表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスで指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的なものではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本明細書で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素(例えば、TPCなど)は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
基地局は、1つまたは複数(例えば、3つ)の(セクタとも呼ばれる)セルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、および/または基地局サブシステムのカバレッジエリアの一部または全体を指す。さらに、「基地局」、「eNB」、「セル」、および「セクタ」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。基地局は、固定局(fixed station)、NodeB、eNodeB(eNB)、アクセスポイント(access point)、フェムトセル、スモールセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。本明細書で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及び/又はプリント電気接続を使用することにより、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどの電磁エネルギーを使用することにより、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
「含む(include)」、「含んでいる(including)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つまたは複数のフレームで構成されてもよい。時間領域において1つまたは複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つまたは複数のスロットで構成されてもよい。スロットはさらに時間領域において1つまたは複数のシンボル(OFDMシンボル、SC-FDMAシンボル等)で構成されてもよい。無線フレーム、サブフレーム、スロット、およびシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、およびシンボルは、それぞれに対応する別の呼び方であってもよい。例えば、LTEシステムでは、基地局が各移動局に無線リソース(各移動局において使用することが可能な周波数帯域幅や送信電力等)を割り当てるスケジューリングを行う。スケジューリングの最小時間単位をTTI(Transmission Time Interval)と呼んでもよい。例えば、1サブフレームをTTIと呼んでもよいし、複数の連続したサブフレームをTTIと呼んでもよいし、1スロットをTTIと呼んでもよい。リソースブロック(RB)は、時間領域および周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域では1つまたは複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。また、リソースブロックの時間領域では、1つまたは複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1サブフレーム、または1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームは、それぞれ1つまたは複数のリソースブロックで構成されてもよい。上述した無線フレームの構造は例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、スロットに含まれるシンボルおよびリソースブロックの数、および、リソースブロックに含まれるサブキャリアの数は様々に変更することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 無線通信ネットワーク
100 ユーザ装置
200 基地局
300 コアネットワーク
100 ユーザ装置
200 基地局
300 コアネットワーク
Claims (6)
- 基地局との無線通信によりデータを送受信する送受信部と、
前記データに対してQoS処理を実行するQoS処理部と、
を有するユーザ装置であって、
所定のイベントの発生に応答して、前記QoS処理部は、データ無線ベアラ(DRB)を前記基地局に設定させるためのメッセージを送信するユーザ装置。 - 前記QoS処理部は、前記メッセージを前記基地局に送信する、請求項1記載のユーザ装置。
- 前記QoS処理部は、前記DRBを前記基地局に設定させるようコアネットワークに要求するため、前記メッセージを前記コアネットワークに送信する、請求項1記載のユーザ装置。
- 前記所定のイベントは、対応するDRBが設定されていないアップリンクデータの発生を含み、
前記QoS処理部は、前記アップリンクデータのQoSインデックスに対応するDRBを前記基地局に設定させるためのメッセージを送信する、請求項1乃至3何れか一項記載のユーザ装置。 - ユーザ装置との無線通信を制御する通信制御部と、
前記ユーザ装置に対するデータ無線ベアラ(DRB)を管理するDRB管理部と、
を有する基地局であって、
当該基地局にDRBを設定させるためのメッセージを受信すると、前記DRB管理部は、前記メッセージにおいて要求されたQoSインデックスが許可されている場合、前記QoSインデックスに対応するDRBを前記ユーザ装置に対して設定する基地局。 - ユーザ装置(UE)とのシグナリング処理を実行するUEインタフェース部と、
基地局とのシグナリング処理を実行する基地局インタフェース部と、
を有するコアネットワークであって、
前記UEインタフェース部が、前記ユーザ装置から前記基地局にデータ無線ベアラ(DRB)を設定させるためのメッセージを受信すると、前記基地局インタフェース部は、前記基地局に前記DRBを設定するよう指示するコアネットワーク。
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