JP2018191020A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】FDに蓄えられた電荷を、リセット動作を行わずに複数回読み出しするように駆動して、欠陥画素を補正するために必要なデータ容量を低減する撮像装置を提供する。【解決手段】撮像装置100は、撮像素子102と、撮像素子に含まれる欠陥画素に対し、補正を行う欠陥補正部111を有する。撮像装置は、撮像素子の1行の読み出しにおいて、フォトダイオードのリセット動作後、ノイズ信号を読み出してから光信号を連続して複数回読み出すことで、複数枚の画像を読み出す。欠陥補正部は、複数画像読み出しで得られる第1の画像データの欠陥画素情報を示す情報と、第2の画像データの欠陥画素情報のうち、第1の欠陥画素情報と重複した画素位置情報を除いた欠陥画素情報とを持ち、第1の欠陥画素情報と第2の欠陥画素情報に基づいて第2の画像データに対して欠陥画素を指定し、指定された欠陥画素を補正する。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像素子を有する撮像装置に関し、特に撮像信号を複数回読み出す駆動モードにおいて、撮像素子の画像信号に対する欠陥補正に関する。
従来、デジタルカメラなどの撮像装置に用いられるCCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサなどの撮像素子は、光電変換部をそれぞれ含む複数の画素が2次元的に配列された画素配列を有している。画素配列は、その全体に均一なレベルの入射光が照射された場合に、特異なレベルの電気信号しか得られない欠陥画素を含むことが多い。この欠陥画素から出力された信号をそのまま用いて画像を得た場合、その画像の画質が劣化する。
特許文献1では、工場出荷時に予め不揮発性メモリに格納された撮像素子の欠陥画素のアドレス等の欠陥画素情報を参照して、欠陥画素を補正している。
特開2011−82634号公報
上述の特許文献1に開示された従来技術では、撮像素子の全画素を対象として欠陥画素を抽出している。ここで、フローティングデフュージョンに蓄えられた電荷を、リセット動作を行わずに複数回読み出しするような駆動の場合を考える。リセットレベル信号を読み出してから撮像信号を読み出すまでの時間が長いほど、容量及びスイッチによるリーク電流の影響を受けやすくなり、欠陥画素が増えていく。複数回読み出す場合は、何回目の読み出しかによりリセットレベル信号を読み出してからな時間が変わるため、それぞれの画像に対し欠陥画素を補正できるような欠陥画素情報が必要となる。
しかしこの手法では欠陥画素情報が多くなり、限られた不揮発性メモリの容量を圧迫するといった問題がある。
そこで、本発明の目的は、撮像信号を複数回読み出す駆動モードにおいて、撮像素子の欠陥画素を補正するために必要なデータ容量を低減することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、
二次元状に配置された複数の光電変換素子により構成される撮像素子と、
前記撮像素子に対し、1行の読み出しにおいて、フォトダイオードのリセット動作後、ノイズ信号を読み出してから光信号を連続して複数回読み出すことで、複数枚の画像を読み出す複数画像読み出し手段と、
画素欠陥の画素位置を画像に対して指定する欠陥指定手段と、
前記欠陥指定手段に基づいて指定された画素を補正する補正手段と、
前記複数画像読み出し手段より得られる第1の画像データの欠陥画素情報を示す第1の欠陥画素情報と、
前記複数画像読み出し手段より得られる第2の画像データの欠陥画素情報のうち、第1の欠陥画素情報と重複した画素位置情報を除いた欠陥画素情報を示す第2の欠陥画素情報を持ち、
前記欠陥指定手段は、第1の欠陥画素情報と第2の欠陥画素情報に基づいて第2の画像データに対して欠陥画素を指定し、
前記補正手段は、指定された欠陥画素を補正することを特徴とする。
本発明に係る撮像装置によれば、撮像信号を複数回読み出す駆動モードにおいて、欠陥画素を補正するために必要なデータ容量を低減することができる。
本発明の第1乃至第2の実施形態に係る撮像装置の全体構成を示す図である。 本発明の第1乃至第2の実施形態に係る撮像素子の全体構成を示す図である。 撮像素子の1画素の構成を示す図である。 列共通読出し回路の構成図である。 読出し動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置で使用される補正部の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置のメモリに格納された欠陥画素情報の一例を示す図である。 本発明の第1乃至第2の実施例に係わる撮像装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係わる撮像装置で使用される補正部の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係わる撮像装置のメモリに格納された欠陥画素情報の一例を示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
以下、図1を参照して、本発明の第1の実施例による、撮像装置の構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る撮像装置100の全体構成を示した図である。
撮像レンズ101は、被写体からの光を撮像素子102上に結像させる。撮像素子102は、撮像レンズ101により結像された被写体像を光電変換する。本実施形態では、撮像素子102として、CMOSイメージセンサが使用される。撮像素子102は、複数の画素が行列状に配列された画素配列を有する。撮像素子102から出力されるアナログ画像信号は、AFE(Analog Front End)103によりアナログデジタル変換(AD変換)を行う。
DSP(Disital Signal Processer)104は、AFE103から出力されるデジタル画像信号に対する各種画像処理や圧縮・伸張処理などを行なう。記録媒体105は、DSP104により処理された画像データを記録する。表示部106は、DSP104により処理された撮影画像や各種メニュー画面などを表示し、液晶ディスプレイ(LCD)などが使用される。タイミングジェネレータ(TG)107は、撮像素子102に制御信号を供給する。CPU108は、AFE103、DSP104、TG107の制御を行う。本実施例では、撮像素子100の外部にAFE103、TG107を配置しているが、それらは撮像素子内に内蔵される構成であってもかまわない。
RAM109は、AFE103でデジタル変換された画像データや、後述の画像処理部110で処理された画像データを記憶する画像データ記憶手段の機能と、後述のCPU108が動作を行う際のワークメモリの機能を兼備する。
なお、本実施例では、これらの機能を、RAM109を用いて行うようにしているが、アクセス速度が十分に速くて動作上問題のないレベルのメモリであれば、他のメモリを適用することも可能である。また、RAM109には後述する欠陥画素のアドレス情報を含む。110は、撮影された静止画または動画の補正・圧縮等の処理を行う画像処理部である。また、後述するゲインの異なる2枚の画像を合成し、ハイダイナミックレンジ(以下、HDRと表す)画像の生成機能を備える。111は、撮像素子に含まれる欠陥画素に対し、補正を行う欠陥補正部である。補正の詳細に関しては後述する。
図2は、撮像素子102の全体構成を示す図である。
画素領域PAには、画素200がp11〜pknのように行列状に配置されている。また、各画素200は、それぞれフォトダイオード(以下、PDと表す)201を有する。図示しないが、単位画素200の上部には、それぞれ1つのマイクロレンズが配される。PD201には、撮影レンズの射出瞳の異なる領域を通過した光束が、このマイクロレンズを通り入射する。
ここで、画素200の1画素毎の構成について図3を用いて説明する。
前述したPD201は、入射した光信号を光電変換し、露光量に応じた電荷を蓄積する。それぞれ垂直走査回路401の制御信号txをHighレベルにすることで転送ゲート202がONになり、PD201に蓄積されている電荷がフローティングデフュージョン(以下、FDと表す)部203に転送される。FD部203は、増幅MOSトランジスタ204のゲートに接続されており、PD201からFD部203に転送されてきた電荷量に応じた電圧信号を出力する。
制御信号resをHighレベルにすることでリセットスイッチ205がONになり、FD部203がリセットされる。また、PD201の電荷をリセットする場合には、制御信号resと制御信号txとを同時にHighレベルとする。これにより、転送ゲート202及びFDリセットスイッチ205を両方ONし、FD部203経由でPD201をリセットする。画素選択スイッチ206は、制御信号selをHighレベルとすることによりONし、増幅MOSトランジスタ204で電圧に変換された画素信号が画素部200の出力端子voutに出力される。
次に、列共通読み出し回路300の構成について図4を用いて説明する。
第1の光信号転送スイッチ303は、画素200から読み出される画素の信号を第1の光信号保持容量305に転送するためのスイッチである。制御信号tsa1をHighレベルにすることにより、第1の光信号転送スイッチ303がONになる。そして、垂直出力線301の光信号が第1の光信号転送スイッチ303を介して第1の光信号保持容量305に記憶される。
第1のノイズ信号転送スイッチ304は、画素200から読み出されるノイズ信号を第1のノイズ信号保持容量306に転送するためのスイッチである。制御信号tn1をHighレベルにすることにより、第1のノイズ信号転送スイッチ304がONになる。そして、垂直出力線301のノイズ信号が第1のノイズ信号転送スイッチ304を介して第1のノイズ信号保持容量306に記憶される。
NMOSトランジスタ307と電流源309とは、ソースフォロワ回路を構成する。そして、ソースフォロワ回路の入力となるNMOSトランジスタ307のゲート側には、第1の光信号保持容量305が接続されている。また、ソースフォロワ回路の出力であるNMOSトランジスタ307のソース側は、第2の光信号転送スイッチ311に接続される。
第2の光信号転送スイッチ311は、ソースフォロワ回路の出力を第2の光信号保持容量313に転送するためのスイッチである。制御信号tsa2をHighレベルにすることにより、第2の光信号転送スイッチ311がONになる。そして、第1の光信号保持容量305に保持された信号量に応じた信号が、第2の光信号転送スイッチ311を介して、第2の光信号保持容量313に記憶される。
また、NMOSトランジスタ308と電流源310とは、ソースフォロワ回路を構成し、ソースフォロワ回路の入力となるNMOSトランジスタ308のゲート側には、第1のノイズ信号保持容量306が接続されている。ソースフォロワ回路の出力であるNMOSトランジスタ308のソース側は、第2のノイズ信号転送スイッチ312に接続される。
第2のノイズ信号転送スイッチ312は、ソースフォロワ回路の出力を第2のノイズ信号保持容量314に転送するためのスイッチである。制御信号tn2をHighレベルにすることにより、第2のノイズ信号転送スイッチ312がONになる。そして、第1のノイズ信号保持容量306に保持された信号量に応じた信号が、第2のノイズ信号転送スイッチ312を介して、第2のノイズ信号保持容量314に記憶される。第2の光信号保持容量313、第2のノイズ信号保持容量314は、それぞれ列共通読み出し回路300の出力端子vs、vnに接続されている。
図2に戻り、列共通読み出し回路300の出力端子vs、vnには、それぞれ水平転送スイッチ315,316が接続されている。水平転送スイッチ315,316は、水平走査回路402の制御信号hsr*(*は列番号)によって制御される。そして、制御信号hsr*がHighレベルになることにより、水平転送スイッチ315,316がONになり、第2の光信号保持容量313、第2のノイズ信号保持容量314の信号がそれぞれ水平出力線317,318へ転送される。
水平出力線317,318は、差動増幅器319の入力に接続されており、差動増幅器319では、光信号とノイズ信号の差分をとると同時に所定のゲインをかけ、最終的な画像信号として出力端子320へ出力する。水平出力線リセットスイッチ321,322は、制御信号chresがHighになることによってONされ(閉状態)、各水平出力線317,318がリセット電圧Vchresにリセットされる。
図5を用いて撮像信号を読み出す場合の撮像素子102の読出し動作について説明する。
制御信号sel_n、tx_n、res_nはそれぞれ、n行目の画素の駆動を制御する制御信号sel、tx、resを示す。
まず、制御信号sel_nをHighレベルにしてn行目の画素の画素選択スイッチ206をONする。その後、制御信号res_nをLowレベルにしてリセットスイッチ205をOFFし、FD部203のリセットを開放する。
次に、制御信号tn1をHighレベルにして、第1のノイズ信号転送スイッチ304をONし、第1のノイズ信号保持容量306にN信号を記憶する。続いて制御信号tn1をLowにし、第1のノイズ信号転送スイッチ304をOFFした後、制御信号tsa1をHighレベルにして第1の光信号転送スイッチ303をONする。それと共に、制御信号tx_nをHighレベルにすることで転送ゲート202をONする。
この動作により、選択されているn行目のPD201に蓄積されていた電荷に応じた信号が増幅MOSアンプ204、画素選択スイッチ206を介して垂直出力線301へ出力される。更に、第1の光信号転送スイッチ303を介して第1の光信号保持容量305へ記憶される。
次に、制御信号tsa1をLowレベルにすると共に、制御信号tx_nをLowレベルにして転送ゲート202をOFFにした後、制御信号tsa2をHighレベルにすることにより、第2の光信号転送スイッチ311をONする。これによりNMOSトランジスタ307と電流源309で構成されるソースフォロワ回路と第2の光信号転送スイッチ311を経由して、第2の光信号保持容量313へ光信号を書き込む。この動作により、第2の光信号保持容量313には、n行目のPD201に蓄積されていた電荷に応じた信号が記憶される。また、これと並行して、制御信号tn2をHighレベルにして第1のノイズ信号保持容量306に保持されているn行目のノイズ信号を第2のノイズ信号保持容量314へ再度書き込む。
複数枚の画像を得たい場合、第2の光信号転送スイッチ311をONにすることから、第2のノイズ信号保持容量314へ書き込む動作を繰り返すことで、可能となる。
所望枚数分の回数、読み出し動作を行った後、制御信号res_nをHighレベルにしてFD部203をリセットすると共に、制御信号sel_nをLowレベルにすることにより、n行目の垂直転送動作を終了する。
続いて、水平走査回路402の動作により、第2の光信号保持容量313の信号、第2のノイズ信号保持容量314の信号が水平出力線317,318と差動増幅器319を介して出力端子320に出力される。これにより画像信号が撮像素子102から読み出される。
ここで、本実施例における、画素欠陥の原因について説明する。本実施例における画素欠陥は、2種類あり、第1の欠陥としてPD201に不純物が混入した場合や、転送ゲートの異常があった場合であり、電荷蓄積を終えてから画像信号の読み出しまでの時間に影響されることのない画素欠陥である。第2の欠陥として、FD部に蓄えられた電荷量がリーク電流の影響により減っていくことにより生じた場合であり、リセットレベル信号を読み出してから撮像信号を読み出すまでの時間により変化する画素欠陥である。
次に欠陥補正回路について図6を用いて説明する。
図6の欠陥補正部111内、601、602は欠陥指定回路である。欠陥指定回路601にはRAM109に格納される、複数回読み出しした最初の画像信号の(以下、この時の画像を第1の画像と表す)基本欠陥画素情報604が入力され、欠陥アドレスに該当する画素に欠陥であるフラグを付加する。欠陥指定回路602にはRAM109に格納される、第1の画像と複数回読み出しした2回目の画像信号(以下、この時の画像を第2の画像と表す)の差分として現れる、追加欠陥画素情報604が入力され、欠陥アドレスに該当する画素に欠陥であるフラグ(欠陥フラグ)を付加する。欠陥補正回路603は入力された画素に欠陥フラグが付加されていた場合には、周辺の同じカラーフィルターが配置される画素値を使用して画素値の補間(欠陥補正)を行う。
RAM109に格納される欠陥画素情報は、図7に示すような、アドレス、輝度レベル、欠陥の種別からなる。図7(a)は基本欠陥画素情報の一例であり、ノイズ信号の読み出しを行ってからの時間により変化しない欠陥画素の情報(第1の画像、第2の画像共通の欠陥画素の情報)を持つ。図7(b)は追加欠陥画素情報の一例であり、時間により変化する欠陥画素の情報(第2の画像のみが持つ欠陥画素の情報)を持つ。基本欠陥画素情報604は、撮像素子の検査工程にて複数回読み出し駆動を行い得られた第1の画像に対し評価して抽出された欠陥画素の情報である。また、追加欠陥画素情報605は、撮像素子の検査工程にて複数回読み出し駆動を行い得られた第2の画像に対し評価して抽出された欠陥画素のうち、基本欠陥画素情報604に含まれる情報を削除した、複数回読み出し時特有の欠陥画素の情報である。第1の画像は基本欠陥画素情報604を用いて欠陥画素補正を行い、第2の画像は基本欠陥画素情報604と追加欠陥画素情報605の両方を用いて欠陥画素補正を行う。なお、この欠陥画素抽出処理は、撮像装置100の外部で行っても良いし、撮像装置100での撮影時に、撮影した画像データより行っても良い。すなわち、撮像素子102が単体の状態で行っても良いし、撮像素子102が撮像装置に組み込まれた状態で行っても良い。
次に本実施例における撮像装置の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、ユーザーによってHDR撮影が開始されると、ステップS100にて撮像素子102から画像信号が読み出される。読み出された画像はAFE103にてデジタルデータに変換され、RAM109に格納される。この時、ノイズ信号の読み出しを行った後に、FDをリセットせずに続けて動作を行うことで、2枚の画像(第1の画像と第2の画像)を得る。ここで、HDR画像の生成を行おうとした場合、PreAmp315によりかけられる増幅を、第1の画像、第2の画像それぞれで設定し、異なる感度の2枚の画像を得る。
次にステップS101にて、CPU108はRAM109から欠陥補正部111に第1の画像を転送する。同時にCPU108は基本欠陥画素情報604を欠陥指定回路601に転送する。
欠陥指定回路601では基本欠陥画素情報604に従って第1の画像に対して欠陥フラグを付加する。その後第1の画像は欠陥指定回路602に入力されるが、ここでの処理は行わない。欠陥補正回路603に入力され、欠陥フラグが付加された画素が欠陥補正された後にRAM109へ格納される。
次にステップS102にて、CPU108はRAM109から欠陥補正部111に読みだされた第2の画像を転送する。同時にCPU108は基本欠陥画素情報604を欠陥指定回路601に転送し、追加欠陥画素情報605を欠陥指定回路602に転送する。
欠陥指定回路601では基本欠陥画素情報604に従って第2の画像に対して欠陥フラグを付加する。その後第2の画像は欠陥指定回路602に入力され、追加欠陥画素情報605に従って欠陥フラグを付加する。その後欠陥補正回路603に入力され、欠陥フラグが付加された画素が欠陥補正された後にRAM109へ格納される。
ここで、第2の画像に対して欠陥フラグを付与する際、基本欠陥画素情報604と追加欠陥画素情報605を、内部メモリを用いマージ処理を行っても良い。その場合、欠陥指定回路602は不要となる。
その後ステップS103では、CPU108はRAM109に格納される欠陥補正された読みだされた第1の画像、第2の画像それぞれを画像処理部110に転送する。画像処理部110では欠陥補正をされた第1の画像と第2の画像を合成し、HDR画像を生成する。生成されたHDR画像は、画像処理部110で圧縮等の処理を行った後、ステップS104において記録媒体105へ記録し、処理を終了する。
上述された第1の実施形態では、PDの異常や転送ゲートの異常に原因のある欠陥と、FD部の電荷量がリーク電流の影響で減っていくことにより発生する欠陥のアドレス情報を分けて持つ。これにより、撮像信号を複数回読み出すような駆動モードでも、PDの異常や転送ゲートに異常に原因のある欠陥に対して重複してアドレス情報を持つことなく、記憶する欠陥情報量を低減することができる。
本実施例では、2枚の画像を画像合成してHDR画像を生成する場合の手法に関して述べたが、その限りではない。複数回読み出しを3回以上行い画像を取得する場合、また新たに欠陥画素情報を持っても良いし、基本欠陥画素情報と追加欠陥画素情報を元に、欠陥画素を予測しても良い。
また、本実施例では撮像信号にPreAmp315により増幅率を変えて読み出す場合について述べたが、増幅率を変えることなく、同じ状態の信号を複数回読み出しを行っても良い。この場合には、複数回読み出しを行い加算平均処理を行うことで、ノイズリダクションの効果が望まれる。
他にも、瞳分割方式のようなPDが分割されている撮像素子から得た撮像信号を用いて焦点検出を行う技術が開示されているが、一部もしくは全てのPDから画像を読み出す際の適用も可能である。
続いて、本発明の第2の実施形態よる撮像装置の一例について説明する。なお、本実施形態による撮像装置の構成は、図1に示す撮像装置100と同様である。
第2の実施形態において、欠陥補正回路の構成が第1の実施形態とは異なる。図9を用いて、第2の実施形態の欠陥補正回路の構成を説明する。
図9において、欠陥補正部111内、901は欠陥指定回路である。欠陥指定回路901にはRAM109に格納される、合成欠陥画素情報902が入力され、欠陥アドレスに該当する画素に欠陥であるフラグを付加する。欠陥補正回路903は入力された画素に欠陥フラグが付加されていた場合には、周辺の同じカラーフィルターが配置される画素値を使用して画素値の補間(欠陥補正)を行う。
RAM109に格納される合成欠陥画素情報903は、撮像素子の検査工程にて複数回読み出し駆動を行い得られた第1の画像に対し評価して抽出された欠陥画素の情報と、第2の画像に対して評価して抽出された欠陥画素のうち第1の画像に対し評価して抽出された欠陥画素の情報を削除した、複数回読み出し時特有の欠陥画素の情報を含む。つまり、合成欠陥画素情報903は、基本欠陥画素情報604と、追加欠陥画素情報605の双方の情報を併せ持つ。ただし、基本欠陥画素情報604で得られる情報と、追加欠陥画素情報605で得られる情報を区別するため、欠陥の種類に差を持たせて記憶する。
図10を例にあげ説明する。
仮に画素欠陥に白輝点とリークによる画素欠陥があった場合、複数回読み出し時特有の欠陥画素の情報(実施例1で述べた追加画素欠陥情報605の情報)には、同じ種類の欠陥であっても、別の種類として情報を持つ。そして欠陥補正回路903は、第1の画像に対しては白欠陥画素とリーク欠陥画素に対し欠陥フラグを付加し、第2の画像に対しては全ての欠陥の種類に対し欠陥フラグを付加する。
なお、この欠陥画素抽出処理は、撮像装置100の外部で行っても良いし、撮像装置100での撮影時に、撮影した画像データより行っても良い。すなわち、撮像素子102が単体の状態で行っても良いし、撮像素子102が撮像装置に組み込まれた状態で行っても良い。
上述された第2の実施形態では、PDの異常や転送ゲートの異常に原因のある欠陥と、FD部の電荷量がリーク電流の影響で減っていくことにより発生する欠陥のアドレス情報を、共通の情報として、欠陥の種類を分けて持つ。これにより、撮像信号を複数回読み出すような駆動モードでも、PDの異常や転送ゲートに異常に原因のある欠陥に対して重複してアドレス情報を持つことなく、記憶する欠陥情報量を低減することができる。さらに、欠陥指定回路を複数用意することなく処理が可能となるため、第1の実施例に対し回路規模を縮小することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 撮像装置、101 撮像レンズ、102 撮像素子、103 AFE、
104 DSP、105 記録媒体、106 表示部、107 TG、
108 CPU、109 RAM、110 画像処理部、111 欠陥補正部、
200 画素、201 フォトダイオード、202 転送ゲート、203 FD部、
204 増幅MOSトランジスタ、205 リセットスイッチ、
206 画素選択スイッチ、300 列共通読出し回路、301 垂直出力線、
303 第1の光信号転送スイッチ、304 第1のノイズ信号転送スイッチ、
305 第1の光信号保持容量、306 第1のノイズ信号保持容量、
307 NMOSトランジスタ、308 NMOSトランジスタ、309 電流源、
310 電流源、311 第2の光信号転送スイッチ、
312 第2のノイズ信号転送スイッチ、313 第2の光信号保持容量、
314 第2のノイズ信号保持容量、315,316 水平転送スイッチ、
317,318 水平出力線、319 差動増幅器、320 出力端子、
321,322 水平出力線リセットスイッチ、401 垂直走査回路、
601,602,901 欠陥指定回路、603,902 欠陥補正回路、
604,605,903 欠陥画素情報

Claims (9)

  1. 二次元状に配置された複数の光電変換素子により構成される撮像素子と、
    前記撮像素子に対し、1行の読み出しにおいて、フォトダイオードのリセット動作後、ノイズ信号を読み出してから光信号を連続して複数回読み出すことで、複数枚の画像を読み出す複数画像読み出し手段と、
    画素欠陥の画素位置を画像に対して指定する欠陥指定手段と、
    前記欠陥指定手段に基づいて指定された画素を補正する補正手段と、
    前記複数画像読み出し手段より得られる第1の画像データの欠陥画素情報を示す第1の欠陥画素情報と、
    前記複数画像読み出し手段より得られる第2の画像データの欠陥画素情報のうち、第1の欠陥画素情報と重複した画素位置情報を除いた欠陥画素情報を示す第2の欠陥画素情報を持ち、
    前記欠陥指定手段は、第1の欠陥画素情報と第2の欠陥画素情報に基づいて第2の画像データに対して欠陥画素を指定し、
    前記補正手段は、指定された欠陥画素を補正することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の欠陥画素情報で指定される画素の欠陥は、フォトダイオードや読み出し回路の異常により生じることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記欠陥手段は、第1の欠陥画素情報と第2の欠陥画素情報を切り替えて参照することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記第2の欠陥画素情報は、ノイズ信号を読み出してから、光信号を読み出す動作を行うまでの時間に関連して持つことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像信号読み出し手段は、条件の異なる複数枚の画像を用いることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像信号読み出し手段は、複数枚の画像を読み出す場合、同じ状態での信号を読み出すことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像信号読み出し手段は、信号を所定の増幅率で増幅させる撮像信号増幅手段を持ち、複数枚の画像を読み出す場合、前記撮像信号増幅手段は異なる増幅率での信号を読み出すことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像素子は、1つのマイクロレンズに複数の光電変換素子を備え、撮影光学系を瞳分割する画素を有し、前記撮像信号読み出し手段は、複数枚の画像を読み出す場合、前記複数の光電変換素子から読み出しを行う信号を変更することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  9. 二次元状に配置された複数の光電変換素子により構成される撮像素子と、
    前記撮像素子に対しリセットせず、複数枚の撮像信号を読み出す複数画像読み出し手段と、
    前記複数画像読み出し手段で得られた複数枚の画像を合成する画像合成手段と、
    画素欠陥の画素位置を画像に対して指定する欠陥指定手段と、
    前記欠陥手段に基づいて指定された画素を補正する補正手段と、
    前記複数画像読み出し手段より得られる最初の画像データの欠陥画素情報を示す第1の欠陥画素情報と、
    前記複数画像読み出し手段より得られる2枚目以降の画像データの欠陥画素情報のうち、第1の欠陥画素情報と重複した画素位置情報を除いた欠陥画素情報を示す第2の欠陥画素情報を持ち、
    前記欠陥指定手段は、欠陥画素情報に含まれる情報から、画像データに対し欠陥画素として指定する欠陥画素を、ノイズ信号を読み出してから光信号を読み出すまでの時間により変更することを特徴とする撮像装置。
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