JP2018190579A - 導電部材の接続構造およびそれを備える電動コンプレッサ - Google Patents

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Abstract

【課題】金属製基板に対する導電部材の接続の自由度が高められた導電部材の接続構造およびそれを備える電動コンプレッサを提供する。
【解決手段】接続構造100において、基板1には、導電板2、絶縁層4、およびベース基板3を厚み方向に貫通する貫通孔5が形成されている。接続構造100は、貫通孔5および孔部41cに挿通された軸部12と、軸部12の第1端に設けられ、接続部41上に係止された頭部11と、軸部12の第2端に設けられ、ベース基板3上に係止されたナット14と、を含む締結部材10を備える。ベース基板3は、貫通孔5を取り囲む隔離部21と、隔離部21を取り囲む周辺部22とを含む。隔離部21と周辺部22との間には、隔離部21を取り囲むと共に厚み方向において絶縁層4に達する樹脂部30が設けられる。締結部材10のナット14は、樹脂部30および隔離部21の範囲内に収まっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、導電部材の接続構造およびそれを備える電動コンプレッサに関する。
特許文献1に記載されるように、アルミニウム基板上の銅パターンに端子が接続された接続構造が知られている。この接続構造では、端子は、銅パターンにはんだ付けで固定される。銅パターンには、H形状の電極パターンが形成される。この電極パターンに、端子がはんだ付けされる。
実開平5−79974号公報
アルミニウム等の金属製基板は、放熱性に優れるため、大電流用のインバータやコンバータ等に採用され得る。たとえば基板の表面側に銅箔等からなる回路が形成され、基板の裏面側にベース基板が設けられる。その回路に外部回路を電気的に接続する場合、導電部材(たとえば端子)が用いられる。導電部材は、上記特許文献1に記載されるように、基板の表面にはんだ付けされる。
一般に、大電流が流れる導電部材のサイズは大きい。また放熱性の良いベース基板に対するはんだ付けには、大きな熱量が必要である。また、たとえば導電部材の近くにMOSFET(Metal-Oxide-semiconductor field-effect transistor)等の半導体素子が実装されている場合には、はんだ付けのための熱で半導体素子が損傷する虞もある。このように、はんだ付けは、いくつかの制限を伴う接続方法である。
本発明は、金属製基板に対する導電部材の接続の自由度が高められた導電部材の接続構造およびそれを備える電動コンプレッサを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、基板の第1面に設けられた回路に導電部材が電気的に接続される導電部材の接続構造であって、基板は、第1面側に配置されて回路が形成された導電板と、第1面とは反対の第2面側に配置された金属製のベース基板と、導電板とベース基板との間に配置された絶縁層と、を有し、基板には、導電板、絶縁層、およびベース基板を厚み方向に貫通する貫通孔が形成されており、導電部材には貫通孔に連通する孔部が形成されており、基板に対して導電部材を固定する固定部材であって、貫通孔および孔部に挿通され、第1面側の第1端と第2面側の第2端とを含む軸部と、軸部の第1端に設けられ、孔部よりも大きく、導電部材上に係止された第1端部と、軸部の第2端に設けられ、貫通孔よりも大きく、ベース基板上に係止された第2端部と、を含む固定部材を備え、ベース基板は、貫通孔を取り囲む隔離部と、隔離部を取り囲む周辺部とを含み、隔離部と周辺部との間には、隔離部を取り囲むと共に厚み方向において絶縁層に達する樹脂部が設けられ、固定部材の第2端部は、樹脂部および隔離部の範囲内に収まっている。
この導電部材の接続構造によれば、基板には、導電板、絶縁層、およびベース基板を厚み方向に貫通する貫通孔が形成されている。この貫通孔および導電部材の孔部に、固定部材の軸部が挿通される。軸部の両端に設けられた第1端部および第2端部が導電部材上およびベース基板上に(より詳細には隔離部上に)係止されることにより、導電部材が基板に対して固定される。固定部材の第2端部はベース基板の隔離部に接触するが、隔離部は、絶縁層に達する樹脂部によって、周辺部に対して絶縁されている。固定部材の第2端部は、樹脂部および隔離部の範囲内に収まっており、周辺部に接触することはない。したがって、周辺部は、導電部材、導電板、固定部材および隔離部から絶縁されており、導電板の回路とベース基板の周辺部との短絡は生じない。このように貫通孔と、軸部を含む固定部材とを用いて導電部材が接続されるため、上記した従来技術(たとえばはんだ付け接続構造)に伴う制限は軽減されている。よって、金属製基板に対する導電部材の接続の自由度が高められている。
いくつかの態様において、固定部材は、軸部と第1端部および第2端部のいずれか一方とを含むボルトと、第1端部および第2端部のいずれか他方であるナットと、を有し、ナットに対してボルトの軸部がねじ込まれることにより基板に対して導電部材を固定する。この場合、ボルトおよびナットにより、基板に対して導電部材を容易に締結固定できる。
いくつかの態様において、隔離部は、厚み方向に直交する方向における基板の端縁部に設けられ、樹脂部は基板の端縁部に達する。基板の端縁部とは、たとえば、基板の辺部や角部である。樹脂部は基板の端縁部に達するように設けられるので、樹脂部、および、樹脂部に取り囲まれた隔離部を容易に形成することができる。
いくつかの態様において、隔離部は矩形形状をなす。矩形形状の隔離部は、隔離部が円形である場合に比して、その面積が大きい。よって、第2端部の座面に適している。樹脂部も矩形形状となるので、樹脂部を形成しやすい。第2端部が矩形形状である場合は、隔離部は、第2端部の形状に適合するので、その面積を最小限とすることができる。その結果として、たとえば周辺部による冷却性能を十分に確保することができる。
本発明の別の態様に係る電動コンプレッサは、基板を有し、上記のいずれかの導電部材の接続構造によって基板に導電部材が電気的に接続されたモータと、モータに連結されたコンプレッサと、を備える。この場合、大電流が流され得る電動コンプレッサに対しても、導電部材の接続の自由度が高められる。
本発明のいくつかの態様によれば、金属製基板に対する導電部材の接続の自由度が高められる。
本発明の一実施形態に係る接続構造を示す断面図である。 図1の接続構造を示す底面図である。 図1の接続構造が電動コンプレッサに適用された例を示す模式図である。 比較例に係る接続構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1および図2を参照して、本実施形態の接続構造100について説明する。接続構造100は、金属製基板である基板1に端子(導電部材)40を電気的に接続するための構造である。基板1は、たとえば、大電流が流されるパワー基板である。基板1に接続される端子40は、大電流を流すための端子である。端子40は、たとえばバスバ等であってもよい。
端子40は、基板1に接続される平板状の接続部41と、接続部41に連続して設けられた引出部42とを有する。端子40は、たとえばL字状の部品であるが、端子40の形状はL字状に限られない。端子40の引出部42は、たとえば電源に接続される。
基板1には、複数の端子40が接続されてもよい。1つまたは複数の接続構造100は、基板1の辺部1c(図2参照)に設けられる。接続構造100は、基板1の角部に設けられてもよい。全体として矩形形状の基板1は、辺部1cや角部等の端縁部を有する。接続構造100は、これらの端縁部に設けられる。端縁部とは、基板1の厚み方向に直交する方向における端縁部を意味する。なお、接続構造100が、基板1の端縁部以外の部分、たとえば中央部に設けられてもよい。
基板1は、端子40が接続される面である第1面1aと、第1面1aとは反対の第2面1bとを含む。基板1は、第2面1b側に金属製のベース基板3を有する。これにより、基板1の放熱性が高められている。基板1の第2面1bは、後述の隔離部21を除く領域において、図示しない冷却手段に接続されてもよい。
基板1は、第1面1a側に配置された導電板2と、第2面1b側に配置された金属製のベース基板3と、導電板2とベース基板3との間に配置された絶縁層4とを有する。ベース基板3、絶縁層4および導電板2は、この順に積層され、互いに接合されている。導電板2は、第1面1aに相当する表面2aと、導電板2とは反対の裏面2bとを含む。ベース基板3は、第2面1bに相当する裏面3bと、裏面3bとは反対の表面3aとを含む。絶縁層4は、導電板2の裏面2bに対面する表面4aと、表面4aとは反対でベース基板3の表面3aに対面する裏面4bとを含む。導電板2の裏面2bと絶縁層4の表面4aとは平面状に接触している。ベース基板3の表面3aと絶縁層4の裏面4bとは平面状に接触している。
導電板2は、たとえば金属箔である。導電板2は、たとえば銅箔等であってもよい。導電板2には、端子40が電気的に接続される回路が形成されている。
ベース基板3は、たとえばアルミニウム製の基板である。ベース基板3は、たとえば、接続構造100が適用される機器に取り付けられる。ベース基板3は、インバータやコンバータ等で発生する熱を放散させる冷却部である。ベース基板3は、図示しない冷却手段に接続されてもよい。ベース基板3は、鉄または銅などからなってもよい。
絶縁層4は、たとえば熱硬化性樹脂からなる。絶縁層4は、たとえばエポキシ樹脂からなってもよい。絶縁層4は、導電板2に対してベース基板3を絶縁する。絶縁層4を構成する材料としては、他の公知の絶縁材料が用いられてもよい。
接続構造100は、基板1に対して端子40を固定するための締結部材(固定部材)10を備える。本実施形態では、締結部材10として、ボルト13およびナット(第2端部)14が用いられる。以下、締結部材10を用いた固定構造について詳細に説明する。
図1に示されるように、基板1には、その厚み方向に貫通する貫通孔5が形成されている。貫通孔5は、導電板2、絶縁層4、およびベース基板3を厚み方向に貫通するスルーホールである。より詳細には、導電板2には、たとえば円筒状の孔部2cが形成されている。絶縁層4には、たとえば円筒状の孔部4cが形成されている。ベース基板3には、たとえば円筒状の孔部3cが形成されている。これらの孔部2c、孔部4c、および孔部3cは、互いに連通している。孔部2c、孔部4c、および孔部3cが合わさって、基板1の貫通孔5が形成されている。
これらの孔部2c、孔部4c、および孔部3cの各軸線は一致してもよい。すなわち、孔部2c、孔部4c、および孔部3cが1本の軸線に対して同心状に形成されてもよい。孔部2c、孔部4c、および孔部3cの各直径は等しくてもよい。
一方、端子40の接続部41には、たとえば円筒状の孔部41cが形成されている。接続部41は導電板2の表面2aに重ねられており、上記した回路に接触している。孔部41cは貫通孔5に連通している。
締結部材10のボルト13の軸部12は、端子40の孔部41cおよび基板1の貫通孔5に挿通されている。軸部12は、孔部41cに配置される第1端と、貫通孔5の第2面1b側から突出する第2端とを含む。ボルト13は、軸部12の第1端に設けられた頭部(第1端部)11を含む。頭部11の直径(軸部12の軸線に垂直な方向の幅)は、孔部41cの直径よりも大きく、たとえば貫通孔5の直径よりも大きい。頭部11は、接続部41上に係止されている。頭部11は、回転工具が嵌合可能な六角形状をなしてもよい。頭部11に所定の回転工具が嵌合可能であればよい。頭部11の形状は限定されない。たとえば頭部11の形状は皿状であってもよい。
ナット14は、軸部12の第2端に設けられている。ナット14の直径(軸部12の軸線に垂直な方向の幅)は、貫通孔5の直径よりも大きく、たとえば孔部41cの直径よりも大きい。ナット14は、ベース基板3の裏面3b上に係止されている。
接続構造100では、ナット14に対してボルト13がねじ込まれることにより、基板1に対して端子40の接続部41が固定されている。基板1の第2面1b側に配置されるナット14は、たとえばベース基板3の裏面3bに固定されていてもよい。ナット14は、基板1とは別体の部材の凹部に収容されていてもよい。この場合、ナット14はフローティングナットであってもよい。ナット14は六角形状に限られず、四角形であってもよい。ナット14を工具等で把持する必要のない構成を採用すれば、たとえば基板1の第2面1b側のスペースが限られている場合でも、締付けの作業性は確保される。
締結部材10の締結力により、ボルト13の頭部11は接続部41に圧着(接触)しており、ナット14はベース基板3に圧着(接触)している。基板1および接続部41は、頭部11およびナット14によって挟まれ、固定されている。
ここで、図1および図2に示されるように、ベース基板3は、貫通孔5を取り囲む隔離部21と、隔離部21を更に取り囲む周辺部22とを含む。隔離部21および周辺部22は、たとえば、同じ材料からなり、同じ厚みを有する。隔離部21は、たとえば、矩形形状をなす(図2参照)。周辺部22は、図示しない冷却手段に接続されてもよい。
隔離部21と周辺部22との間には、樹脂部30が設けられている。樹脂部30は、たとえば熱硬化性樹脂からなる。樹脂部30は、隔離部21と周辺部22との間に、たとえば隙間なく充填されてもよい。樹脂部30は、たとえばエポキシ樹脂からなってもよい。なお、樹脂部30を構成する材料はエポキシ樹脂に限られない。樹脂部30は、他の熱硬化性樹脂からなってもよい。
図2に示されるように、樹脂部30は、隔離部21を取り囲んでいる。基板1の辺部1cに設けられた接続構造100において、U字状(またはC字状)をなす樹脂部30の2つの端面30c,30cは、辺部1cに達している。また、図1に示されるように、樹脂部30は、厚み方向において絶縁層4に達している。すなわち、樹脂部30は、その全長にわたって、絶縁層4の裏面4bに接触している。樹脂部30は、周辺部22に対して隔離部21を電気的に絶縁する。
締結部材10のナット14は、隔離部21の範囲内に収まっている。ナット14は、樹脂部30および隔離部21の範囲内に収まっていればよい。すなわち、ナット14は、周辺部22に接触しないように、ナット14の大きさと隔離部21および樹脂部30の大きさとが設定されている。言い換えれば、ナット14の外接円(各頂点を通る円)が樹脂部30および隔離部21の範囲内に収まっていればよい。ナット14の外接円が樹脂部30よりはみ出なければよい。ナット14の外接円は、樹脂部30の内縁部30bより内側に位置するか、または内縁部30bに交差してもよいが、樹脂部30の外縁部30aには交差しない。
続いて、接続構造100の製造方法について説明する。まず、ベース基板3にU字状(またはC字状)の孔部(ざぐり)が形成される(スリット加工)。これにより、樹脂部30に相当する領域が形成される。この孔部の両端部を切断するように、ベース基板3が切断される。これにより、端面30cに相当する部分が形成される。ベース基板3の表面3a上に、絶縁層4が形成される。続いて、孔部に樹脂部30が形成される。このとき、樹脂部30は、絶縁層4に達するように形成される。さらに絶縁層4上に回路が形成される。そして、樹脂部30に囲まれた中央の領域に、厚み方向に貫通する貫通孔5が形成される。基板1の第1面1aに端子40の接続部41をあてがい、孔部41cおよび貫通孔5にボルト13を通して、第2面1b側に配置したナット14に対してねじ込むことにより、端子40が基板1に固定される。
接続構造100は、あらゆる電気機器に用いられ得る。たとえば、図3に示されるように、接続構造100は、大電流が流される電動コンプレッサ50に適用されてもよい。電動コンプレッサ50は、空気を圧縮し、圧縮した空気をエンジン等に供給する。電動コンプレッサ50は、インバータ54と、モータ52と、回転軸53を介してモータ52に連結されたコンプレッサ51と、を含む。インバータ54は、電源70から供給された直流の電力を交流電力に変換し、交流電力をモータ52に供給する。モータ52は、インバータ54から交流電力を供給されることにより駆動する。モータ52の回転軸53に取り付けられたコンプレッサ51は、モータ52が駆動することで回転する。コンプレッサ51の回転により、空気が圧縮される。接続構造100は、たとえばインバータ54に設けられる。なお、接続構造100は、電源70とインバータ54との間に設けられて、これらを電気的に接続するための構造であってもよい(図3中の仮想線参照)。
端子40の接続構造100によれば、基板1には、導電板2、絶縁層4、およびベース基板3を厚み方向に貫通する貫通孔5が形成されている。この貫通孔5および端子40の孔部41cに、締結部材10の軸部12が挿通される。軸部12の両端に設けられた頭部11およびナット14が端子40上およびベース基板3上に(より詳細には隔離部21上に)係止されることにより、端子40が基板1に対して固定される。締結部材10のナット14はベース基板3の隔離部21に接触するが、隔離部21は、絶縁層4に達する樹脂部30によって、周辺部22に対して絶縁されている。締結部材10のナット14は、樹脂部30および隔離部21の範囲内に収まっており、周辺部22に接触することはない。したがって、周辺部22は、端子40、導電板2、締結部材10および隔離部21から絶縁されており、導電板2の回路とベース基板3の周辺部22との短絡は生じない。このように貫通孔5と、軸部12を含む締結部材10とを用いて端子40が接続されるため、上記した従来技術(たとえばはんだ付け接続構造)に伴う制限は軽減されている。よって、金属製基板に対する端子40の接続の自由度が高められている。
たとえば、締結部材10のスペースが確保されればよいので、はんだ部210が設けられる場合に比して、省スペースが実現される。また、導電部材の近くにMOSFET等の半導体素子が実装されている場合でも、はんだ付けのための熱で半導体素子が損傷する又は破壊されるといった事態が回避される。また、図4に示される接続構造200のように、はんだ部210においてはんだ付けされた第1接続部材201に対して、外部回路の端子である第2接続部材202を別途締結部材203によって締結あるいは溶接する手間が必要である。上記実施形態では、簡易な構成で端子40を接続することができる。端子40をはんだ付けする必要がなくなり、基板1の実装工程で過度な熱量が不要となり、他の実装部品への熱ストレスが軽減される。基板1へのバスバ等の端子40の接続が容易になり、基板1および端子40の形状設計自由度が広がる。さらに、周辺部22は基板1の放熱性を高める。周辺部22が外部の冷却手段に接続され、冷却されることで、基板1の放熱性は更に高められる。
締結部材10のボルト13およびナット14により、基板1に対して端子40を容易に締結固定できる。ボルト13およびナット14によって端子40を基板1に直接締結できる。
樹脂部30は基板1の辺部1cに達するように設けられるので、樹脂部30、および、樹脂部30に取り囲まれた隔離部21を容易に形成することができる。
矩形形状の隔離部21は、隔離部21が円形である場合に比して、その面積が大きい。よって、ナット14の座面に適している。樹脂部30も矩形形状となるので、樹脂部30を形成しやすい。ナット14が矩形形状である場合は、隔離部21は、ナット14の形状に適合するので、その面積を最小限とすることができる。その結果として、たとえば周辺部22による冷却性能を十分に確保することができる。
電動コンプレッサ50に接続構造100が適用された場合、大電流が流され得る電動コンプレッサ50に対しても、端子40の接続の自由度が高められる。たとえば、電動コンプレッサ50のインバータ54に採用され得るパワー基板(金属製基板)に対しても端子40を容易に接続できる。周辺部22は基板1の放熱性を高める。周辺部22が外部の冷却手段に接続され、冷却されることで、基板1の放熱性は更に高められる。
本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。たとえば、隔離部の形状は他のいかなる形状であってもよい。隔離部は、基板1の端部に設けられなくてもよい。
固定部材の構成は適宜、変更され得る。たとえば、軸部と第2端部が一体になっており、ボルトが基板1の第2面1b側から挿入され、端子40の接続部41側にナットが設けられてもよい。スタッドボルトに対して、第1端部に相当するナットと、第2端部に相当するナットとがねじ込まれてもよい。締結部材以外が採用されてもよい。たとえば、リベット構造やソケット構造が採用されてもよい。かしめ構造が採用されてもよい。
接続構造100は、非接触給電システム等に適用されてもよい。
1 基板
1a 第1面
1b 第2面
1c 辺部(端縁部)
2 導電板
3 ベース基板
4 絶縁層
5 貫通孔
10 締結部材(固定部材)
11 頭部(第1端部)
12 軸部
13 ボルト
14 ナット(第2端部)
21 隔離部
22 周辺部
30 樹脂部
40 端子(導電部材)
41c 孔部
50 電動コンプレッサ
51 コンプレッサ
52 モータ
100 接続構造

Claims (5)

  1. 基板の第1面に設けられた回路に導電部材が電気的に接続される導電部材の接続構造であって、
    前記基板は、
    前記第1面側に配置されて前記回路が形成された導電板と、
    前記第1面とは反対の第2面側に配置された金属製のベース基板と、
    前記導電板と前記ベース基板との間に配置された絶縁層と、を有し、
    前記基板には、前記導電板、前記絶縁層、および前記ベース基板を厚み方向に貫通する貫通孔が形成されており、前記導電部材には前記貫通孔に連通する孔部が形成されており、
    前記基板に対して前記導電部材を固定する固定部材であって、前記貫通孔および前記孔部に挿通され、前記第1面側の第1端と前記第2面側の第2端とを含む軸部と、前記軸部の前記第1端に設けられ、前記孔部よりも大きく、前記導電部材上に係止された第1端部と、前記軸部の前記第2端に設けられ、前記貫通孔よりも大きく、前記ベース基板上に係止された第2端部と、を含む前記固定部材を備え、
    前記ベース基板は、前記貫通孔を取り囲む隔離部と、前記隔離部を取り囲む周辺部とを含み、
    前記隔離部と前記周辺部との間には、前記隔離部を取り囲むと共に前記厚み方向において前記絶縁層に達する樹脂部が設けられ、
    前記固定部材の前記第2端部は、前記樹脂部および前記隔離部の範囲内に収まっている、導電部材の接続構造。
  2. 前記固定部材は、
    前記軸部と前記第1端部および前記第2端部のいずれか一方とを含むボルトと、
    前記第1端部および前記第2端部のいずれか他方であるナットと、を有し、
    前記ナットに対して前記ボルトの前記軸部がねじ込まれることにより前記基板に対して前記導電部材を固定する、請求項1に記載の導電部材の接続構造。
  3. 前記隔離部は、前記厚み方向に直交する方向における前記基板の端縁部に設けられ、前記樹脂部は前記基板の前記端縁部に達する、請求項1または2に記載の導電部材の接続構造。
  4. 前記隔離部は矩形形状をなす、請求項1〜3のいずれか一項に記載の導電部材の接続構造。
  5. 前記基板を有し、請求項1〜4のいずれか一項に記載の導電部材の接続構造によって前記基板に前記導電部材が電気的に接続されたモータと、
    前記モータに連結されたコンプレッサと、を備える電動コンプレッサ。
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