JP2018189818A - 画像表示パネル用前面ミラー及びミラーディスプレイ - Google Patents

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弘照 長谷川
Hiroteru Hasegawa
弘照 長谷川
祐子 伊藤
Yuko Ito
祐子 伊藤
山本 博紀
Hironori Yamamoto
博紀 山本
一雄 酒井
Kazuo Sakai
一雄 酒井
宏一郎 市橋
Koichiro Ichihashi
宏一郎 市橋
竜也 三沢
Tatsuya Misawa
竜也 三沢
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Abstract

【課題】煩雑な作業を必要とせず、低コストに既存の画像表示パネルをミラーディスプレイとして利用できる画像表示パネル用前面ミラー、及び該画像表示パネル用前面ミラーを用いたミラーディスプレイを提供することを目的とする。
【解決手段】画像表示パネルに装着可能な枠体12と、枠体12の開口部14に取り付けられ、前記画像表示パネルの前面側に配置されるハーフミラー16と、を備える、画像表示パネル用前面ミラー10。また、画像表示パネルと、前記画像表示パネルに装着された画像表示パネル用前面ミラー10とを備える、ミラーディスプレイ。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示パネル用前面ミラー及びミラーディスプレイに関する。
美容室や理容室等の店舗や個人用の化粧設備にはミラーが広く用いられている。しかし、通常、ミラーのみを使用する場合は該ミラーに映る自身の特定の部分のみしか見ることができず、特に自身の後ろ側を見るには別にミラーを用意して合わせ鏡するとする必要があり煩雑である。
ところで、画像表示パネルの前面側にハーフミラーを設け、カメラで撮影した映像等を画像表示パネルに映して見たり、ハーフミラーに反射した像を見たりすることができるミラーディスプレイが知られている(例えば、特許文献1、2)。このようなミラーディスプレイを用いれば、例えば、自身の後ろ側はカメラで撮影して画像表示パネルに映すことで視認できる一方、自身の前側はハーフミラーで反射した像として視認することができる。
特開2002−229494号公報 特許第5249743号公報
しかし、特許文献1、2のような従来のミラーディスプレイを用いる場合は、ハーフミラーが備わっていない既存の画像表示パネルを該ミラーディスプレイに置き換えなければならず、煩雑な作業を必要とするうえ、コスト面でも不利である。
また、特許文献1、2のような従来のミラーディスプレイでは、特に画像表示パネルに表示された像とハーフミラーで反射された像とを同時に見るときに、画像表示パネルから発せられる光が邪魔となるために、ハーフミラーで反射された像の視認性が低下しやすい。
本発明は、煩雑な作業を必要とせず、低コストに既存の画像表示パネルをミラーディスプレイとして利用できるようにする画像表示パネル用前面ミラー、及び該画像表示パネル用前面ミラーを用いたミラーディスプレイを提供することを目的とする。また、本発明は、画像表示パネルに表示された像とハーフミラーで反射された像とを同時に見る場合であっても、ハーフミラーで反射された像の視認性に優れたミラーディスプレイを提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成を有する。
[1]画像表示パネルに装着される枠体と、前記枠体に取り付けられ、前記画像表示パネルの前面側に配置されるハーフミラーと、を備える、画像表示パネル用前面ミラー。
[2]前記ハーフミラーの裏面側に、前記ハーフミラーの一部の領域を覆うように設けられた遮光体をさらに備える、[1]に記載の画像表示パネル用前面ミラー。
[3]前記ハーフミラーの前面に反射防止層が設けられている、[1]又は[2]に記載の画像表示パネル用前面ミラー。
[4]画像表示パネルと、前記画像表示パネルに装着された[1]〜[3]のいずれかに記載の画像表示パネル用前面ミラーとを備える、ミラーディスプレイ。
[5]画像表示パネルと、前記画像表示パネルの前面側に、前記画像表示パネルの表示部全体を覆うように設けられたハーフミラーと、前記画像表示パネルと前記ハーフミラーの間に、前記ハーフミラーの一部の領域を覆うように設けられた遮光体と、を備える、ミラーディスプレイ。
[1]〜[3]に係る発明の画像表示パネル用前面ミラーを用いれば、煩雑な作業を必要とせず、低コストに既存の画像表示パネルをミラーディスプレイとして利用することができる。
[4]に係る発明のミラーディスプレイであれば、煩雑な作業を必要とせず、低コストに既存の画像表示パネルをミラーディスプレイとして利用することができる。
[5]に係る発明のミラーディスプレイであれば、画像表示パネルに表示された像とハーフミラーで反射された像とを同時に見る場合であっても、ハーフミラーで反射された像の視認性に優れている。
本発明の画像表示パネル用前面ミラーの一例を前面側から見た斜視図である。 図1の画像表示パネル用前面ミラーを裏面側から見た斜視図である。 図1の画像表示パネル用前面ミラーのA−A断面図である。 図1の画像表示パネル用前面ミラーのB−B断面図である。 図1の画像表示パネル用前面ミラーにおける背面板を取り除いた状態を裏面側から見た斜視図である。 画像表示パネル用前面ミラーにおけるハーフミラー部分の断面図である。 画像表示装置が備える画像表示パネルに図1の画像表示パネル用前面ミラーを装着したミラーディスプレイを示した斜視図である。 図7のミラーディスプレイのC−C断面図である。 本発明の画像表示パネル用前面ミラーの他の例を裏面側から見た斜視図である。 本発明のミラーディスプレイの一例における枠体以外の部分を示した斜視図である。 図10のミラーディスプレイのD−D断面図である。
[第1の発明]
第1の発明は、画像表示パネルに装着される枠体と、前記枠体に取り付けられ、前記画像表示パネルの前面側に配置されるハーフミラーと、を備える、画像表示パネル用前面ミラーである。第1の発明の画像表示パネル用前面ミラーは、例えば、既存の画像表示パネルに装着することで、ミラーディスプレイとして使用することができる。
以下、第1の発明の画像表示パネル用前面ミラーの一例について、図1〜5に基づいて説明する。なお、以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
本実施形態の画像表示パネル用前面ミラー10は、画像表示パネルに装着可能な枠体12と、枠体12の開口部14に取り付けられたハーフミラー16と、遮光体18と、背面板20とを備えている。
この例の枠体12は、正面視形状が横長の長方形状の環状になっている正面部22と、正面部22の外縁から裏面側に向かって立ち上がる四角筒状の筒部24とを備えている。枠体12は、筒部24の内側に正面視形状が横長の長方形状の画像表示パネルが嵌まり込むようになっている。
なお、枠体12の形状は、前記した形状には限定されず、装着対象の画像表示パネルの形状に応じて適宜設定すればよい。例えば画像表示パネルの正面視形状が縦長の長方形状の場合は、枠体12の正面視形状も縦長の長方形状とすることができる。
枠体12の厚さは、強度、軽量化等を考慮して適宜決定すればよく、例えば、20〜100mmとすることができる。
枠体12を形成する材料としては、特に限定されず、例えば、合成樹脂、金属等が挙げられる。なかでも、枠体12としては、加工性及び剛性の点から、金属製が好ましい。枠体12を形成する材料としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
枠体12を形成する金属としては、アルミニム、ステンレス等が挙げられる。
枠体12を形成する合成樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれも使用可能である。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロビレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS共重合体樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂としては、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、アクリル酸エステル樹脂等が挙げられる。
枠体12の正面部22には、正面視形状が横長の長方形状の開口部14が形成されている。開口部14の正面視形状及び大きさは、画像表示パネルに表示される映像が充分に視認できる形状及び大きさであればよく、画像表示パネルの表示部の形状及び大きさに応じて適宜設定すればよい。
枠体12の開口部14には、正面視形状が横長の長方形状のハーフ(干渉膜)ミラー16が取り付けられている。ハーフミラー16は、入射してくる光の一部を反射し、一部を透過させることができる。ハーフミラー16の裏面16b側に画像表示パネルを配置した状態では、該画像表示パネルに表示された映像がハーフミラー16を透過し、ハーフミラー16の前面16a側から該映像を見ることができる。また、同時にハーフミラー16の前面16aが鏡面としても機能する。
ハーフミラー16の正面視形状は、開口部14の形状に応じて適宜設定すればよい。
ハーフミラー16としては、入射光の一部を透過し、かつ一部を反射する機能を有するミラーであればよく、公知のハーフミラーを使用することができる。
ハーフミラー16の具体的な態様としては、例えば図6に例示したものが挙げられる。この例のハーフミラー16は、透明基材26と、透明基材26の裏面側、すなわち画像表示パネルが配置される側に設けられたハーフミラー層28とを備えている。
透明基材26を構成する材料としては、特に限定されず、例えば、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、エポキシ樹脂等の透明樹脂材料;ガラス等が挙げられる。
透明基材の厚みは、例えば、0.5〜5mmとすることができる。
ハーフミラー層28は、ハードコート層29と、3つの低屈折率層28aと、3つの高屈折率層28bとを備えている。ハーフミラー層28においては、透明基材26の裏面にハードコート層29が設けられ、ハードコート層29の透明基材26と反対側に、透明基材26側から低屈折率層28a、高屈折率層28b、低屈折率層28a、高屈折率層28b、低屈折率層28a、高屈折率層28bがこの順に交互に設けられている。
ハーフミラー層における低屈折率層と高屈折率層の数は、3つには限定されず、2つ以下であってもよく、4つ以上であってもよい。ハーフミラー層における低屈折率層と高屈折率層の数が多いほど、反射率が高くなる。
ハードコート層29としては、透明性を有し、耐擦傷性を向上させる公知のハードコート層を採用することができ、例えば、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等を用いることができる。
ハードコート層29の厚さは、耐擦傷性を発揮でき、十分な強度を有するものであればよく、例えば、0.5〜30μmとすることができる。
ハードコート層29の形成方法としては、均一な膜厚で形成できるものであればよく、例えば、公知のコーティング法を用いることができる。
低屈折率層28aを形成する材料としては、公知の材料を使用でき、例えば、シリカ粒子、ケイ素化合物、非晶質フッ素系樹脂等が挙げられる。低屈折率層28aを形成する材料としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
高屈折率層28bを形成する材料としては、公知の材料を使用でき、例えば、チタン化合物、ジルコニア化合物等が挙げられる。高屈折率層28bを形成する材料としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
低屈折率層28aの屈折率は、1.29〜1.48が好ましく、1.29以上1.45未満がより好ましい。
高屈折率層28bの屈折率は、1.60〜2.30が好ましく、1.70〜2.10がより好ましい。
低屈折率層28aの屈折率と高屈折率層28bの屈折率との差は、0.15〜1.0が好ましく、0.20〜0.80がより好ましい。
低屈折率層28a及び高屈折率層28bの厚さはそれぞれ、40〜200nmが好ましく、50〜110nmがより好ましい。厚さが前記範囲内であれば、反射光が着色せず、白色光となる。
低屈折率層28a及び高屈折率層28bの形成方法としては、均一な膜厚で形成できるものであればよく、例えば、公知のコーティング法を用いることができる。
なお、ハーフミラー16としては、前記した態様には限定されず、例えば、透明基材及び該透明基材上に形成された金属薄膜とを備えるハーフミラーを用いてもよい。
金属薄膜を構成する材料としては、特に限定されず、例えば、チタン、クロム、アルミニウム、銀、錫等が挙げられる。金属薄膜は、例えば、メッキ、蒸着、スパッタ等により形成することができる。金属薄膜の厚みは、例えば、1〜100nmとすることができる。
ハーフミラー16の反射率は、15〜60%が好ましく、20〜50%がより好ましい。ハーフミラー16の反射率が前記範囲の下限値以上であれば、ハーフミラー16の前面16a側から反射像を視認しやすくなり、ミラーとしての機能が充分に得られやすい。ハーフミラー16の反射率が前記範囲の上限値以下であれば、ハーフミラー16の裏面16b側に位置する画像表示パネルに表示された映像を視認しやすくなる。
この例では、図6に示すように、ハーフミラー16の前面16aには、反射防止層30が設けられている。このように、第1の発明では、ハーフミラーの前面に反射防止層が設けられていることが好ましい。これにより、ハーフミラー16の裏面16b側に位置する画像表示パネルに表示された映像がより視認しやすくなる。
反射防止層30は、ハーフミラー16側から順にハードコート層31と、高屈折率層30aと、低屈折率層30bとを備えている。ハードコート層31としては、ハーフミラー層28で挙げたハードコート層29と同じものが挙げられる。
高屈折率層30aを形成する材料としては、特に限定されず、例えば、チタン化合物、ジルコニア化合物等が挙げられる。高屈折率層30aを形成する材料としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
低屈折率層30bを形成する材料としては、特に限定されず、例えば、シリカ粒子、ケイ素化合物、非晶質フッ素系樹脂等が挙げられる。低屈折率層30bを形成する材料としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
高屈折率層30aの屈折率は、1.60〜2.30が好ましく、1.70〜2.10がより好ましい。
低屈折率層30bの屈折率は、1.29〜1.48が好ましく、1.29以上1.45未満がより好ましい。
高屈折率層30aの屈折率と低屈折率層30bの屈折率との差は、0.15〜1.0が好ましく、0.20〜0.80がより好ましい。
高屈折率層30a及び低屈折率層30bの厚さはそれぞれ、40〜200nmが好ましく、50〜110nmがより好ましい。厚さが前記範囲内であれば、反射光が着色せず、白色光となる。
高屈折率層30a及び低屈折率層30bの形成方法としては、均一な膜厚で形成できるものであればよく、例えば、公知のコーティング法を用いることができる。
この例の画像表示パネル用前面ミラー10では、ハーフミラー16の裏側に、ハーフミラー16を左右に二分したときの一方の領域を覆うように正面視形状が矩形状の遮光体18が設けられている。第1の発明では、このようにハーフミラーの裏面側に、ハーフミラーの一部の領域を覆うように設けられた遮光体をさらに備えることが好ましい。これにより、ハーフミラー16における遮光体18を設けた領域では、裏面16b側から前面16a側に向かって進む光が遮光体18で遮られることで、ハーフミラー16を透過しなくなる。このように、ハーフミラー16における遮光体18を設けた領域では、ハーフミラー16の裏面16b側に位置する画像表示パネルから発せられた光がハーフミラー16を透過しないため、ハーフミラー16による反射像の視認性が高まる。
一方、ハーフミラー16における遮光体18が設けられていない領域では、ハーフミラー16の裏面16b側に位置する画像表示パネルから発せられた光がハーフミラー16を透過するため、画像表示パネルに映された映像をハーフミラー16の前面16a側から視認することができる。
例えば、ハーフミラー16の裏面16b側に位置する画像表示パネルにおける、ハーフミラー16における遮光体18が設けられていない領域に対応する領域に映像を映す。また、ハーフミラー16における遮光体18が設けられている領域に反射像が映るようにする。これにより、画像表示パネルに表示した映像と反射像とを優れた視認性で同時に視認することができる。
遮光体18の正面視形状及び大きさは、ハーフミラー16において画像表示パネルの映像を透過する領域と、反射像を見る領域をどのように設定するかによって適宜設定すればよい。
遮光体18の厚さは、特に限定されず、例えば、0.2〜3mmとすることができる。
遮光体18の透過率は、1%以下であることが好ましい。
遮光体18の色は、画像表示パネルの映像が表示されていない状態の色と同じ黒とすることが好ましい。
遮光体18としては、特に限定されず、遮光板であってもよく、遮光フィルムであってもよい。遮光体18としては、表面に光沢がないものを用いる。「表面に光沢がない」とは、光沢度(グロス値)が5以下(堀場製作所株式会社製のグロスチェッカーIG−320を用いて測定した)であることを意味する。
遮光体18を形成する材料としては、光を遮ることができるものであればよく、例えば、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等が挙げられる。遮光体18を形成する材料としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
枠体12における背面側には背面板20が取り付けられている。枠体12を画像表示パネルに装着した状態で枠体12の背面側に背面板20が取り付けられることで、枠体12を画像表示パネルにしっかりと固定することができる。
背面板20の正面視形状及び大きさは、画像表示パネルの形状等に応じて適宜設定すればよい。この例の背面板20の正面視形状は横長の長方形状であり、枠体12の筒部24の背面側に取り付けたときに筒部24の下側が開口するようになっている。
背面板20の厚さは、特に限定されず、例えば、1〜5mmとすることができる。
背面板20を形成する材料としては、例えば、合成樹脂、金属等が挙げられる。背面板20を形成する合成樹脂、金属としては、枠体12を形成する合成樹脂、金属として挙げたものと同じものが挙げられる。背面板20を形成する材料としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
画像表示パネル用前面ミラー10の製造方法は、特に限定されない。例えば、枠体12を搬送しながら、その枠体12の開口部14にハーフミラー16を取り付け、ハーフミラー16の裏面16b側に遮光体18を取り付けた後、背面板20を取り付ける方法等が挙げられる。枠体12の開口部14にハーフミラー16を取り付ける方法、及びハーフミラー16の裏面16b側に遮光体18を取り付ける方法には、公知の方法を採用することができる。
画像表示パネル用前面ミラー10を、既存の画像表示パネルに装着することでミラーディスプレイとすることができる。例えば、画像表示装置40が備える画像表示パネル42に画像表示パネル用前面ミラー10を装着する態様について、図7及び図8に基づいて説明する。
開口部14にハーフミラー16を取り付け、さらにハーフミラー16の裏側に遮光体18を取り付けた状態の枠体12を、画像表示装置40が備える画像表示パネル42に対してその前面側から嵌め込む。そして、枠体12の背面側に背面板20を取り付け、枠体12を画像表示パネル42に装着した状態で固定する。これにより、画像表示パネル42と、画像表示パネル42に装着された画像表示パネル用前面ミラー10とを備え、画像表示パネル42の前面側に表示部全体を覆うようにハーフミラー16が配置されたミラーディスプレイ100を形成することができる。このように、画像表示パネル用前面ミラー10を用いることで、煩雑な作業を必要とせず、低コストに既存の画像表示パネル42をミラーディスプレイ100として利用することができる。
ミラーディスプレイ100では、ハーフミラー16における遮光体18を設けた領域112においては、画像表示パネル42から発せられた光は遮光体18で遮られる。そのため、領域112においては、ハーフミラー16による反射像を優れた視認性で視認することができる。また、ハーフミラー16における遮光体18が設けられていない領域114では、画像表示パネル42から発せられた光がハーフミラー16を透過するため、画像表示パネル42に映された映像をハーフミラー16の前面16a側から視認することができる。このように、画像表示パネル42の領域114に映像を映すことで、ハーフミラー16における領域112に映った反射像と、領域114に映された映像とを同時に優れた視認性で視認することができる。
以上説明したように、第1の発明の画像表示パネル用前面ミラーは、画像表示パネルに装着可能な枠体の開口部にハーフミラーが取り付けられている。そのため、既存の画像表示パネルに枠体を装着することで、画像表示パネルの前面側にハーフミラーが配置されたミラーディスプレイを、簡便に低コストに得ることができる。
また、第1の発明の画像表示パネル用前面ミラーにおいて、ハーフミラーの裏面側にハーフミラーの一部の領域を覆うように遮光体を設けることで、画像表示パネルに表示された像とハーフミラーで反射された像とを同時に見る場合であっても、画像表示パネルに表示された像とハーフミラーで反射された像の両方を優れた視認性で視認することができる。
なお、第1の発明の画像表示パネル用前面ミラーは、前記した画像表示パネル用前面ミラー10には限定されない。例えば、第1の発明の画像表示パネル用前面ミラーは、ハーフミラーを左右に二分した一方の領域を覆うように遮光体を設ける態様には限定されず、ハーフミラーにおいて遮光体で画像表示パネルからの光を遮る領域は、適宜設定することができる。また、第1の発明の画像表示パネル用前面ミラーは、遮光体を備えないものであってもよい。
第1の発明の画像表示パネル用前面ミラーは、図9に例示した画像表示パネル用前面ミラー10Aであってもよい。図9における図2と同じ部分は同符合を付して説明を省略する。画像表示パネル用前面ミラー10Aは、枠体12の代わりに枠体12Aを備え、背面板20を備えず、3つのクリップ部32を備える以外は画像表示パネル用前面ミラー10と同様の態様である。
枠体12Aは、正面視形状が横長の長方形状の環状になっている正面部22と、正面部22の上端部から裏面側に突き出るように設けられた上縁に沿って延びる上面部23とを備えている。
3つのクリップ部32は、枠体12Aにおける上面部23の長さ方向に間隔を開けて、上面部23からそれぞれが下方に垂れ下がるように設けられている。3つのクリップ部32は、それぞれ下端部に向かうにつれてハーフミラー16に近づくように設けられている。画像表示パネル用前面ミラー10Aにおいては、ハーフミラー16とクリップ部32によって画像表示部を挟み込むようにして、画像表示パネルの前面側に枠体12Aを装着することができる。
[第2の発明]
第2の発明のミラーディスプレイは、画像表示パネルと、画像表示パネルの前面側に、画像表示パネルの表示部全体を覆うように設けられたハーフミラーと、画像表示パネルとハーフミラーの間に、ハーフミラーの一部の領域を覆うように設けられた遮光体と、を備える。第2の発明のミラーディスプレイは、画像表示パネルに表示された像とハーフミラーで反射された像とを同時に見る場合であっても、画像表示パネルに表示された像とハーフミラーで反射された像の両方を優れた視認性で視認することができる。
以下、第2の発明のミラーディスプレイの一例について、図10及び図11に基づいて説明する。なお、以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
本実施形態のミラーディスプレイ200は、画像表示パネル210と、ハーフミラー220と、遮光体230とを備えている。ハーフミラー220は、枠体222(図10では不図示)に取り付けられた状態で、画像表示パネル210の前面側に、画像表示パネル210の表示部全体を覆うように設けられている。遮光体230は、画像表示パネル210とハーフミラー220の間に、ハーフミラー220における半分の領域を覆うように設けられている。
画像表示パネル210としては、特に限定されず、公知の画像表示パネルを採用することができる。
画像表示パネル210の正面視形状は、特に限定されず、通常は矩形状である。
ハーフミラー220及び遮光体230としては、特に限定されず、第1の発明で挙げたハーフミラー及び遮光体と同じものが挙げられる。
ミラーディスプレイ200では、ハーフミラー220の裏側に、ハーフミラー220を左右に二分したときの一方の領域を覆うように正面視形状が矩形状の遮光体230が設けられている。これにより、ハーフミラー220における遮光体230を設けた領域では、画像表示パネル210から発せられた光が遮光体230で遮られる。そのため、ハーフミラー220における遮光体230を設けた領域では、画像表示パネル210から発せられた光が邪魔にならず、ハーフミラー220による反射像の視認性が高まる。これに対して、ハーフミラー220における遮光体230が設けられていない領域では、画像表示パネル210から発せられた光がハーフミラー220を透過するため、画像表示パネル210に映された映像をハーフミラー220の前面220a側から視認することができる。
このように、ミラーディスプレイ200では、画像表示パネル210における遮光体230がない領域に映像を映すことで、その映像とハーフミラー220における遮光体230が設けられた領域に映った反射像とを、同時に優れた視認性で視認することができる。
ミラーディスプレイ200の製造方法は、特に限定されない。例えば、画像表示パネル210を搬送しながら、その画像表示パネル210の前面側に遮光体230を取り付けた後、さらにディスプレイの枠体222の開口部に取り付けた状態のハーフミラー220を取り付ける方法等が挙げられる。枠体222の開口部にハーフミラー220を取り付ける方法、及び画像表示パネル210に遮光体230を取り付ける方法には、公知の方法を採用することができる。
以上説明したように、第2の発明のミラーディスプレイにおいては、画像表示パネルと、画像表示パネルの前面側に設けられたハーフミラーの間に、ハーフミラーの一部の領域を覆うように遮光体が設けられている。そのため、画像表示パネルに表示された像とハーフミラーで反射された像とを同時に見る場合であっても、遮光体が設けられている領域では画像表示パネルの光が邪魔にならないため、画像表示パネルに表示された像とハーフミラーで反射された像の両方を優れた視認性で視認することができる。
なお、第2の発明のミラーディスプレイは、前記したミラーディスプレイ200には限定されない。例えば、第2の発明のミラーディスプレイは、ハーフミラーを左右に二分した一方の領域を覆うように遮光体を設ける態様には限定されず、ハーフミラーにおいて遮光体で画像表示パネルからの光を遮る領域は、適宜設定することができる。
10,10A…画像表示パネル用前面ミラー、12,12A…枠体、14…開口部、16…ハーフミラー、18…遮光体、20…背面板、30…反射防止層、42…画像表示パネル、100,200…ミラーディスプレイ、210…画像表示パネル、220…ハーフミラー、230…遮光体。

Claims (5)

  1. 画像表示パネルに装着される枠体と、
    前記枠体に取り付けられ、前記画像表示パネルの前面側に配置されるハーフミラーと、を備える、画像表示パネル用前面ミラー。
  2. 前記ハーフミラーの裏面側に、前記ハーフミラーの一部の領域を覆うように設けられた遮光体をさらに備える、請求項1に記載の画像表示パネル用前面ミラー。
  3. 前記ハーフミラーの前面に反射防止層が設けられている、請求項1又は2に記載の画像表示パネル用前面ミラー。
  4. 画像表示パネルと、前記画像表示パネルに装着された請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示パネル用前面ミラーとを備える、ミラーディスプレイ。
  5. 画像表示パネルと、前記画像表示パネルの前面側に、前記画像表示パネルの表示部全体を覆うように設けられたハーフミラーと、前記画像表示パネルと前記ハーフミラーの間に、前記ハーフミラーの一部の領域を覆うように設けられた遮光体と、を備える、ミラーディスプレイ。
JP2017092328A 2017-05-08 2017-05-08 画像表示パネル用前面ミラー及びミラーディスプレイ Pending JP2018189818A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021220810A1 (ja) * 2020-04-28 2021-11-04 Agc株式会社 ハーフミラーの固定器具
WO2022050216A1 (ja) * 2020-09-04 2022-03-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 表示装置
KR20220085940A (ko) * 2020-12-16 2022-06-23 동의대학교 산학협력단 화장품 테스트용 뷰티 미러

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