JP2019015884A - ハーフミラー及びミラーディスプレイ - Google Patents

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弘照 長谷川
Hiroteru Hasegawa
弘照 長谷川
祐子 伊藤
Yuko Ito
祐子 伊藤
山本 博紀
Hironori Yamamoto
博紀 山本
一雄 酒井
Kazuo Sakai
一雄 酒井
宏一郎 市橋
Koichiro Ichihashi
宏一郎 市橋
竜也 三沢
Tatsuya Misawa
竜也 三沢
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Abstract

【課題】ミラーとしての機能を確保しつつ、画像表示パネルに表示された画像が暗くなったり変色したりすることを抑制でき、該画像の視認性に優れるハーフミラー、及び該ハーフミラーを利用したミラーディスプレイの提供を目的とする。【解決手段】透明基板12と、透明基板12上に設けられた干渉膜14とを備え、干渉膜14が、チタン化合物及びジルコニウム化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種又はケイ素化合物と高屈折率用無機粒子を含む高屈折率膜20を含み、透明基板12の干渉膜14と反対側から入射する波長550nmの光の反射率が15〜40%であり、干渉膜14側から入射する波長550nmの光の吸収率が5%以下であり、全光線透過率が60〜85%である、画像表示パネルの前面側に配置されるハーフミラー10。【選択図】図1

Description

本発明は、ハーフミラー及びミラーディスプレイに関する。
美容室や理容室等の店舗や個人用の化粧設備にはミラーが広く用いられている。しかし、通常、ミラーのみを使用する場合は該ミラーに映る自身の特定の部分のみしか見ることができず、特に自身の後ろ側を見るには別にミラーを用意して合わせ鏡するとする必要があり煩雑である。
ところで、画像表示パネルの前面側にハーフミラーを設け、カメラで撮影した映像等を画像表示パネルに映して見たり、ハーフミラーに反射した像を見たりすることができるミラーディスプレイが知られている(例えば、特許文献1、2)。このようなミラーディスプレイを用いれば、例えば、自身の後ろ側はカメラで撮影して画像表示パネルに映すことで視認できる一方、自身の前側はハーフミラーで反射した像として視認することができる。
特開2002−229494号公報 特許第5249743号公報
しかし、特許文献1、2のような従来のミラーディスプレイでは、画像表示パネルに表示された画像がハーフミラーによって暗くなったり変色したりするために画像の視認性が低下する。
本発明は、ミラーとしての機能を確保しつつ、画像表示パネルに表示された画像が暗くなったり変色したりすることを抑制でき、該画像の視認性に優れるハーフミラー、及び該ハーフミラーを利用したミラーディスプレイの提供を目的とする。
本発明は、以下の構成を有する。
[1]画像表示パネルの前面側に配置されるハーフミラーであって、透明基板と、前記透明基板上に設けられた干渉膜とを備え、前記干渉膜が高屈折率膜を含み、前記高屈折率膜が、チタン化合物及びジルコニウム化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属化合物又はケイ素化合物と高屈折率用無機粒子を含み、前記透明基板の前記干渉膜と反対側から入射する波長550nmの光の反射率が15〜40%であり、前記干渉膜側から入射する波長550nmの光の吸収率が5%以下であり、全光線透過率が60〜85%である、ハーフミラー。
[2]前記高屈折率用無機粒子がチタニア粒子又はジルコニア粒子である、屈折率が1.60〜2.30の高屈折率膜を有する請求項1に記載のハーフミラー。
[3]前記高屈折率膜が金属キレート化合物をさらに含み、前記高屈折率膜中の前記金属化合物100質量部又は前記ケイ素化合物100質量部に対する前記金属キレート化合物の割合が0.1〜20質量部である、[1]又は[2]に記載のハーフミラー。
[4]前記干渉膜が、ケイ素化合物と低屈折率用無機粒子を含む低屈折率膜をさらに含む、[1]〜[3]のいずれかに記載のハーフミラー。
[5]前記低屈折率用無機粒子が中空シリカ粒子である、屈折率が1.29〜1.48の低屈折率膜を有する、[4]に記載のハーフミラー。
[6]前記低屈折率膜が金属キレート化合物をさらに含み、前記低屈折率膜中の前記ケイ素化合物100質量部に対する前記低屈折率用無機粒子の割合が2〜200質量部あり、かつ前記金属キレート化合物の割合が0.1〜20質量部である、[4]又は[5]に記載のハーフミラー。
[7]画像表示パネルと、前記画像表示パネルの前面側に設けられた[1]〜[6]のいずれかに記載のハーフミラーとを備える、ミラーディスプレイ。
本発明のハーフミラー及びミラーディスプレイは、ミラーとしての機能を確保しつつ、画像表示パネルに表示された画像が暗くなったり変色したりすることを抑制でき、該画像の視認性に優れる。
本発明のハーフミラーの一例を示した断面図である。 本発明のハーフミラーの他の例を示した断面図である。 本発明のミラーディスプレイの一例を示した斜視図である。 図3のミラーディスプレイのA−A断面図である。 図3のミラーディスプレイの画像表示パネル用前面ミラーを前面側から見た斜視図である。 図3のミラーディスプレイの画像表示パネル用前面ミラーを背面側から見た斜視図である。 図5の画像表示パネル用前面ミラーのB−B断面図である。 図5の画像表示パネル用前面ミラーのC−C断面図である。 図6の画像表示パネル用前面ミラーの背面板を取り除いた状態を背面側から見た斜視図である。 画像表示パネル用前面ミラーの他の例を示した斜視図である。 本発明のミラーディスプレイの位置例における枠体以外の部分を示した斜視図である。 図11のミラーディスプレイのD−D断面図である。
以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
[ハーフミラー]
本発明のハーフミラーは、画像表示パネルの前面側に配置されるハーフミラーである。
本発明のハーフミラーは、透明基板と、前記透明基板上に設けられた干渉膜とを備える。干渉膜は、チタン化合物及びジルコニウム化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属化合物又はケイ素化合物と高屈折率用無機粒子を含む高屈折率膜を含む。
本発明のハーフミラーにおける透明基板の干渉膜と反対側から入射する波長550nmの光の反射率は、15〜40%であり、20〜30%が好ましい。反射率が前記範囲の下限値以上であれば、ミラーとしての機能が充分に発揮される。反射率が前記範囲の上限値以下であれば、ハーフミラーの背面側の画像表示装置に表示された画像の視認性に優れる。
本発明のハーフミラーにおける干渉膜側から入射する波長550nmの光の吸収率は、5%以下であり、0.1〜3%が好ましい。吸収率が前記範囲の上限値以下であれば、ハーフミラーの背面側の画像表示パネルに表示された画像が暗くなったり変色したりすることを抑制できる。
本発明のハーフミラーにおける干渉膜側から入射する波長550nmの光の全光線透過率は、60〜85%であり、70〜80%が好ましい。全光線透過率が前記範囲の下限値以上であれば、ハーフミラーの背面側の画像表示パネルに表示された画像が見やすくなる。全光線透過率が前記範囲の上限値以下であれば、ミラーとしての機能が発揮される。
ハーフミラーにおける波長550nmの光の反射率、吸収率及び全光線透過率は、干渉膜を形成する材料の種類及び割合を調節することで調節できる。
以下、本発明のハーフミラーの一例について、図1に基づいて説明する。
本実施形態のハーフミラー10は、図1に示すように、透明基板12と、透明基板12上に設けられた干渉膜14とを備えている。ハーフミラー10は、干渉膜14が画像表示パネル側となるように、画像表示パネルの前面側に配置される。
透明基板12を構成する材料としては、特に限定されず、例えば、ポリメタクリル酸メチル、ポリカーボネート、エポキシ樹脂等の透明樹脂材料;ガラス等が挙げられる。
透明基板12の厚みは、例えば、0.5〜5mmとすることができる。
本発明では、干渉膜は、高屈折率膜を必須として含み、必要に応じて低屈折率膜、ハードコート層をさらに含む。干渉膜は、波長550nmの光の反射率、吸収率及び全光線透過率を前記した範囲に調節しやすい点から、高屈折率膜と低屈折率膜とを含むことが好ましい。
この例の干渉膜14は、ハードコート層16と、3つの低屈折率膜18と、3つの高屈折率膜20とを備えている。干渉膜14においては、透明基板12の画像表示パネル側にハードコート層16が設けられ、ハードコート層16の透明基板12と反対側に、透明基板12側から低屈折率膜18、高屈折率膜20、低屈折率膜18、高屈折率膜20、低屈折率膜18、高屈折率膜20がこの順に交互に設けられている。
干渉膜における低屈折率膜と高屈折率膜の数は、3つには限定されず、2つ以下であってもよく、4つ以上であってもよい。干渉膜における低屈折率膜と高屈折率膜の数が多いほど、反射率が高くなる。
ハードコート層16としては、透明基板12が樹脂材料の場合に設けられ、透明性を有し、耐擦傷性を向上させる公知のハードコート層を採用することができ、例えば、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等を用いることができる。
ハードコート層16の厚さは、耐擦傷性を発揮でき、十分な強度を有するものであればよく、例えば、0.5〜30μmとすることができる。
高屈折率膜20は、チタン化合物及びジルコニウム化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属化合物又はケイ素化合物と高屈折率用無機粒子を含む。金属化合物としては、チタン化合物のみを使用してもよく、ジルコニウム化合物のみを使用してもよく、チタン化合物とジルコニウム化合物の両方を使用してもよい。
チタン化合物としては、例えば、チタントリメトキシド、チタントリエトキシド、チタントリ−n−プロポキシド、チタントリ−i−プロポキシド、チタントリ−n−ブトキシド、チタントリ−sec−ブトキシド、チタントリ−tert−ブトキシド、イソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)チタン、テトライソプロポキシチタン、テトラ−n−ブトキシチタン、テトラメトキシチタン等が挙げられる。
ジルコニウム化合物としては、例えば、ジアセチルアセトントリブトキシジルコニウム、テトラ−n−ブトキシジルコニウム、n−プロポキシドジルコニウム等が挙げられる。
金属化合物としては、高屈折率の点から、チタン化合物が好ましく、チタントリ−n−ブトキシド、テトラ−n−ブトキシチタンがより好ましい。金属化合物としては、1種のみを使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
ケイ素化合物としては、例えば、下式(1)で表される化合物が挙げられる。
−Si(OR4−n ・・・(1)
ただし、式(1)中、Rはアルキル基又はアルケニル基であり、Rはアルキル基又はアルコキシアルキル基であり、nは0〜2の整数である。
Rのアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基が挙げられる、
Rのアルケニル基としては、例えば、ビニル基、アリル基が挙げられる。
Rのアルキル基又はアルケニル基は、置換基を有していてもよい。置換基としては、塩素等のハロゲン原子、メルカプト基、アミノ基、(メタ)アクロイル基、オキシラン環含有基等が挙げられる。
のアルキル基としては、Rで挙げた基と同じ基が挙げられる。
のアルコキシアルキル基としては、上記のアルキル基のうち、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等のアルコキシ基を置換基として有している基が挙げられる。
RとRは、互いに同一の基であってもよく、異なる基であってもよい。
ケイ素化合物としては、例えば、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン等のテトラアルコキシシラン;メチルトリメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン等のトリアルコキシシラン;ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン等のジアルコキシシラン;が挙げられる。
ケイ素化合物としては、1種のみを使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
高屈折率用無機粒子としては、屈折率が1.70〜2.80の金属酸化物粒子が挙げられる。中でも、チタニア粒子(屈折率=2.71)やジルコニア粒子(屈折率=2.40)が好ましい。高屈折率用無機粒子は、1種のみを使用してもよく、2種を組み合わせて使用してもよい。
高屈折率膜20中には金属キレート化合物を含んでもよい。例えば、アルミニウム、チタン、スズ、ジルコニウム等の金属キレート化合物が挙げられ、膜強度や高硬度の点から、アルミニウムキレートが好ましい。金属キレート化合物としては、1種のみを使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
アルミニウムキレートとしては、例えば、アルミニウムエチルアセトアセテートイソプロピレート、アルミニウムアルキルアセトアセテートジイソプロピレート、アルミニウムトリス(アセチルアセトネート)、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、アルミニウムモノアセチルアセトネートビス(エチルアセトアセテート)が挙げられる。
高屈折率膜20は、金属化合物又はケイ素化合物を主成分とする。
高屈折率膜20中の金属化合物100質量部又はケイ素化合物100質量部に対する金属キレート化合物の割合は、0.1〜20質量部が好ましく、0.1〜15質量部がより好ましく、5〜10質量部がさらに好ましい。前記金属キレート化合物の割合が前記範囲の下限値以上であれば、良好な光学特性が得られる。前記金属キレート化合物の割合が前記範囲の上限値以下であれば、キレートの析出が無く良好な膜が得られる。
高屈折率膜20の厚さは、40〜200nmが好ましく、50〜110nmがより好ましい。高屈折率膜20の厚さが前記範囲内であれば、反射光が着色せず、白色光となる。
高屈折率膜20の屈折率は、1.60〜2.30が好ましく、1.70〜2.10がより好ましい。
低屈折率膜18は、ケイ素化合物と低屈折率用無機粒子を含む。
低屈折率用無機粒子としては、例えば、中空シリカ粒子(屈折率=1.25)、フッ化マグネシウム(屈折率=1.38)等が挙げられる。なかでも、膜の機械的強度の点から、中空シリカ粒子が好ましい。
低屈折率用無機粒子は、低屈折率の点から、無機中空粒子であることが好ましく、中空シリカ粒子が特に好ましい。
低屈折率用無機粒子としては、1種のみを使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
無機粒子の平均粒径は、5〜150nmが好ましく、30〜100nmがより好ましい。
なお、無機粒子の平均粒径は、レーザ回折散乱法により測定される体積基準の平均粒径である。
低屈折率膜18も金属キレート化合物を含んでもよい。使用する金属キレート化合物としては、例えば、高屈折率膜で挙げたものと同じものが挙げられる。低屈折率膜18に使用する金属キレート化合物としては、1種のみを使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
低屈折率膜18中のケイ素化合物100質量部に対する低屈折率用無機粒子の割合は、2〜200質量部が好ましく、5〜150質量部がより好ましい。前記無機粒子の割合が前記範囲の下限値以上であれば、良好な膜強度が得られる。前記無機粒子の割合が前記範囲の上限値以下であれば、基板と良好な密着性が得られる。
低屈折率膜18中のケイ素化合物100質量部に対する金属キレート化合物の割合は、0.1〜20質量部が好ましく、0.1〜15質量部がより好ましく、1〜10質量部がさらに好ましい。前記金属キレート化合物の割合が前記範囲の下限値以上であれば、良好な反射防止効果が得られる。前記金属キレート化合物の割合が前記範囲の上限値以下であれば、キレートの析出が無く良好な膜が得られる。
低屈折率膜18の厚さは、40〜200nmが好ましく、50〜110nmがより好ましい。低屈折率膜18の厚さが前記範囲内であれば、反射光が着色せず、白色光となる。
低屈折率膜18の屈折率は、1.29〜1.48が好ましく、1.29以上1.45未満がより好ましい。
低屈折率膜18の屈折率と高屈折率膜20の屈折率との差は、0.15〜1.0が好ましく、0.20〜0.80がより好ましい。
ハーフミラー10の製造方法は、特に限定されない。具体的には、ハードコート層、低屈折率膜及び高屈折率膜の形成方法としては、均一な膜厚で形成できるものであればよく、ディップコート法が好ましい。
以上説明したように、本発明のハーフミラーにおいては、特定の金属化合物又はケイ素化合物と高屈折率用無機粒子を含む高屈折率膜を含む干渉膜を備え、波長550nmの光の反射率、吸収率及び全光線透過率が特定の範囲に制御されている。これにより、ミラーとしての機能を充分に確保できるうえ、画像表示パネルに表示された画像が暗くなったり変色したりすることを抑制でき、該画像の視認性に優れる。
なお、本発明のハーフミラーは、前記したハーフミラー10には限定されない。例えば、本発明のハーフミラーにおける干渉膜は、低屈折率膜及びハードコート層のいずれか一方又は両方を有していなくてもよい。
本発明のハーフミラーは、透明基板における干渉膜と反対側に反射防止層を設けてもよい。反射防止層を設けることで、ハーフミラーの背面側の画像表示パネルに表示された画像がより視認しやすくなる。具体的には、例えば、図2に例示したハーフミラー10Aが挙げられる。図2における図1と同じ部分は、同符号を付して説明を省略する。
ハーフミラー10Aは、図2に示すように、透明基板12と、透明基板12の一方の表面12aに設けられた干渉膜14と、透明基板12における干渉膜14と反対側の表面12bに設けられた反射防止層30とを備えている。ハーフミラー10Aは、干渉膜14が画像表示パネル側となるように、画像表示パネルの前面側に配置される。
反射防止層30は、ハーフミラー10側から順にハードコート層31と、高屈折率層30aと、低屈折率層30bとを備えている。ハードコート層31としては、干渉膜14で挙げたハードコート層16と同じものが挙げられる。
高屈折率層30aを形成する材料としては、特に限定されず、例えば、チタン化合物、ジルコニウム化合物等又はケイ素化合物と高屈折率用無機粒子が挙げられる。高屈折率層30aを形成する材料としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
低屈折率層30bを形成する材料としては、特に限定されず、例えば、低屈折率用無機粒子、ケイ素化合物、非晶性フッ素系樹脂等と低屈折率用無機粒子の組み合わせが挙げられる。低屈折率層30bを形成する材料としては、ケイ素化合物と非晶性フッ素系樹脂は1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
高屈折率層30aの屈折率は、1.60〜2.30が好ましく、1.70〜2.10がより好ましい。
低屈折率層30bの屈折率は、1.29〜1.48が好ましく、1.29以上1.45未満がより好ましい。
高屈折率層30aの屈折率と低屈折率層30bの屈折率との差は、0.15〜1.0が好ましく、0.20〜0.80がより好ましい。
高屈折率層30a及び低屈折率層30bの厚さはそれぞれ、40〜200nmが好ましく、50〜110nmがより好ましい。厚さが前記範囲内であれば、反射光が着色せず、白色光となる。
高屈折率層30a及び低屈折率層30bの形成方法としては、均一な膜厚で形成できるものであればよく、例えば、公知のコーティング法を用いることができる。
[ミラーディスプレイ]
本発明のミラーディスプレイは、画像表示パネルの前面側に設けられた本発明のハーフミラーとを備える。本発明のミラーディスプレイの態様は、本発明のハーフミラーを画像表示パネルの前面側に設ける以外は特に限定されない。
以下、本発明のミラーディスプレイの一例について、図3〜9に基づいて説明する。
本実施形態のミラーディスプレイ100は、図3及び図4に示すように、画像表示装置40が備える画像表示パネル42と、ハーフミラー10を備える画像表示パネル用前面ミラー50とを備えている。
本実施形態の画像表示パネル用前面ミラー50は、図5〜9に示すように、画像表示パネルに装着可能な枠体52と、枠体52の開口部54に取り付けられたハーフミラー10と、遮光体56と、背面板58とを備えている。
枠体52は、正面視形状が横長の長方形状の環状になっている正面部60と、正面部60の外縁から裏面側に向かって立ち上がる四角筒状の筒部62とを備えている。枠体52は、筒部62の内側に正面視形状が横長の長方形状の画像表示パネル42が嵌まり込むようになっている。
なお、枠体52の形状は、前記した形状には限定されず、装着対象の画像表示パネルの形状に応じて適宜設定すればよい。例えば画像表示パネルの正面視形状が縦長の長方形状の場合は、枠体52の正面視形状も縦長の長方形状とすることができる。
枠体52の厚さは、強度、軽量化等を考慮して適宜決定すればよく、例えば、20〜100mmとすることができる。
枠体52を形成する材料としては、特に限定されず、例えば、合成樹脂、金属等が挙げられる。なかでも、枠体52としては、加工性及び剛性の点から、金属製が好ましい。枠体52を形成する材料としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
枠体52を形成する金属としては、アルミニム、ステンレス等が挙げられる。
枠体52を形成する合成樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれも使用可能である。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロビレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS共重合体樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂等が挙げられる。熱硬化性樹脂としては、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、アクリル酸エステル樹脂等が挙げられる。
枠体52の正面部60には、正面視形状が横長の長方形状の開口部54が形成されている。開口部54の正面視形状及び大きさは、画像表示パネルに表示される映像が充分に視認できる形状及び大きさであればよく、画像表示パネルの表示部の形状及び大きさに応じて適宜設定すればよい。
枠体52の開口部54には、正面視形状が横長の長方形状のハーフミラー10が取り付けられている。ハーフミラー10の正面視形状は、開口部54の形状に応じて適宜設定すればよい。
画像表示パネル用前面ミラー50では、ハーフミラー10の裏側に、ハーフミラー10を左右に二分したときの一方の領域を覆うように正面視形状が矩形状の遮光体56が設けられている。これにより、ハーフミラー10における遮光体56を設けた領域では、ハーフミラー10に背面側から入射してくる光が遮光体56で遮られることで、ハーフミラー10を透過しなくなる。このように、ハーフミラー10における遮光体56を設けた領域では、ハーフミラー10の背面側に位置する画像表示パネル42から発せられた光がハーフミラー10を透過しないため、ハーフミラー10による反射像の視認性が高まる。
一方、ハーフミラー10における遮光体56が設けられていない領域では、ハーフミラー10の背面側に位置する画像表示パネル42から発せられた光がハーフミラー10を透過するため、画像表示パネルに表示された画像をハーフミラー10の前面側から視認することができる。
例えば、ハーフミラー10の背面側に位置する画像表示パネル42における、ハーフミラー10における遮光体56が設けられていない領域に対応する領域に映像を映す。また、ハーフミラー10における遮光体56が設けられている領域に反射像が映るようにする。これにより、画像表示パネルに表示した映像と反射像とを優れた視認性で同時に視認することができる。
遮光体56の正面視形状及び大きさは、ハーフミラー10において画像表示パネル42の映像を透過する領域と、反射像を見る領域をどのように設定するかによって適宜設定すればよい。
遮光体56の厚さは、特に限定されず、例えば、0.2〜3mmとすることができる。
遮光体56の透過率は、1%以下であることが好ましい。
遮光体56の色は、画像表示パネル42の映像が表示されていない状態の色と同じ黒とすることが好ましい。
遮光体56としては、特に限定されず、遮光板であってもよく、遮光フィルムであってもよい。遮光体56としては、表面に光沢がないものを用いる。「表面に光沢がない」とは、光沢度(グロス値)が5以下(堀場製作所株式会社製のグロスチェッカーIG−320を用いて測定した)であることを意味する。
遮光体56を形成する材料としては、光を遮ることができるものであればよく、例えば、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等が挙げられる。遮光体56を形成する材料としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
枠体52における背面側には背面板58が取り付けられている。枠体52を画像表示パネル42に装着した状態で枠体52の背面側に背面板58が取り付けられることで、枠体52を画像表示パネル42にしっかりと固定することができる。
背面板58の正面視形状及び大きさは、画像表示パネルの形状等に応じて適宜設定すればよい。この例の背面板58の正面視形状は横長の長方形状であり、枠体52の筒部62の背面側に取り付けたときに筒部62の下側が開口するようになっている。
背面板58の厚さは、特に限定されず、例えば、1〜5mmとすることができる。
背面板58を形成する材料としては、例えば、合成樹脂、金属等が挙げられる。背面板58を形成する合成樹脂、金属としては、枠体52を形成する合成樹脂、金属として挙げたものと同じものが挙げられる。背面板58を形成する材料としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
画像表示パネル用前面ミラー50の製造方法は、特に限定されない。例えば、枠体52を搬送しながら、その枠体52の開口部54にハーフミラー10を取り付け、ハーフミラー10の背面側に遮光体56を取り付けた後、背面板58を取り付ける方法等が挙げられる。枠体52の開口部54にハーフミラー10を取り付ける方法、及びハーフミラー10の背面側に遮光体56を取り付ける方法には、公知の方法を採用することができる。
ミラーディスプレイ100では、画像表示パネル用前面ミラー50の枠体52を、画像表示装置40が備える画像表示パネル42に前面側から嵌め込む。そして、枠体52の背面側に背面板58を取り付け、枠体52を画像表示パネル42に装着した状態で固定する。これにより、画像表示パネル42と、画像表示パネル42に装着された画像表示パネル用前面ミラー50とを備え、画像表示パネル42の前面側に表示部全体を覆うようにハーフミラー10が配置されたミラーディスプレイ100を形成することができる。ハーフミラー10を用いることで、既存の画像表示パネルを利用してミラーディスプレイとすることができる。
以上説明した本発明のミラーディスプレイは、本発明のハーフミラーを備えているため、ミラーとしての機能が充分に確保されているうえ、画像表示パネルに表示された画像が暗くなったり変色したりすることが抑制され、該画像の視認性に優れている。
なお、本発明のミラーディスプレイは、前記したミラーディスプレイ100には限定されない。本発明のミラーディスプレイは、画像表示パネル用前面ミラー50の代わりに、図10に例示した画像表示パネル用前面ミラー50Aを用いるものであってもよい。図10における図6と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。画像表示パネル用前面ミラー50Aは、枠体52の代わりに枠体52Aを備え、背面板58を備えず、3つのクリップ部63を備える以外は画像表示パネル用前面ミラー50と同様の態様である。
枠体52Aは、正面視形状が横長の長方形状の環状になっている正面部60と、正面部60の上端部から裏面側に突き出るように設けられた上縁に沿って延びる上面部53とを備えている。
3つのクリップ部63は、枠体52Aにおける上面部53の長さ方向に間隔を開けて、上面部53からそれぞれが下方に垂れ下がるように設けられている。3つのクリップ部63は、それぞれ下端部に向かうにつれてハーフミラー10に近づくように設けられている。画像表示パネル用前面ミラー50Aにおいては、ハーフミラー10とクリップ部63によって画像表示パネル42を挟み込むようにして、画像表示パネル42の前面側に枠体52Aを装着することで、画像表示パネル42の前面側にハーフミラー10を配置することができる。
本発明は、図11及び図12に例示したミラーディスプレイ200であってもよい。
ミラーディスプレイ200は、画像表示パネル210と、ハーフミラー10と、遮光体220とを備えている。ハーフミラー10は、枠体230(図11では不図示)に取り付けられた状態で、画像表示パネル210の前面側に、画像表示パネル210の表示部全体を覆うように設けられている。遮光体220は、画像表示パネル210とハーフミラー10の間に、ハーフミラー10における半分の領域を覆うように設けられている。
遮光体220としては、遮光体56と同じものが挙げられる。
本発明のミラーディスプレイは、ハーフミラーを左右に二分した一方の領域を覆うように遮光体を設ける態様には限定されず、ハーフミラーにおいて遮光体で画像表示パネルからの光を遮る領域は、適宜設定することができる。また、本発明のミラーディスプレイは、ハーフミラーの画像表示パネル側に遮光体を設けないものであってもよい。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明は以下の記載によっては限定されない。
[略号]
略号は以下の意味を示す。
TEOS:テトラエトキシシラン、
γ−GPS:3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
ALCH:アルミニウムキレート、
TTB:テトラ−n−ブトキシチタン、
IPA:イソプロピルアルコール。
[反射率、吸収率及び全光線透過率]
反射率は、日本分光(株)社製 分光光度計「V−570」により測定した。
吸収率は、計算値(吸収率=100−反射率−透過率)により算出した。
全光線透過率は、日本分光(株)社製 分光光度計「V−570」により測定した。
[屈折率]
屈折率は、反射率から導いた計算式により算出した。
[鏡面性]
各例で得たミラーディスプレイを前面側から見たときの反射像を目視にて確認し、鏡面性を以下の評価基準で評価した。
◎:反射像が鮮明に見える。
○:反射像が充分に見える。
×:反射像が充分に見えない。
[色相変化及び明度変化]
各例で得たミラーディスプレイについて、画像表示パネルに画像を表示し、該画像を目視にて確認し、色相変化及び明度変化を以下の評価基準で評価した。
(色相変化)
○:画像の色相の変化があまりない。
×:画像の色相の変化が大きい。
(明度変化)
○:画像が充分に明るい。
×:画像が暗くなる。
[実施例1]
IPAに0.05N塩酸を加えた液に、TEOSを100質量部、中空シリカ粒子(平均粒径:40nm、屈折率=1.25)を5質量部、及びALCHを2.5質量部加えて混合して溶液Aを調製した。また、IPA液に、TTBを100質量部及びALCHを5質量部加えて混合して溶液Bを調製した。
透明基板としてガラス板(厚み3mm)を用い、透明基板を溶液Aに浸漬し、引き上げた後に乾燥して低屈折率膜を形成した。次いで、透明基板を溶液Bに浸漬し、引き上げた後に乾燥して低屈折率膜上に高屈折率膜を形成し、透明基板上に干渉膜を備えるハーフミラーを得た。
得られたハーフミラーを用い、図1及び図2に例示したミラーディスプレイ100と同様の態様のミラーディスプレイを作製した。なお、ハーフミラーは干渉膜を画像表示パネル側に向けて画像表示パネルの前面側に配置した。
[実施例2]
低屈折率膜を形成する溶液Aに用いる成分の組成を表1に示すとおりに変更した以外は、実施例1と同様にしてハーフミラーを作製し、ミラーディスプレイを得た。
[実施例3]
IPAに0.05N塩酸を加えた液に、γ−GPSを100質量部及び中空シリカ粒子(平均粒径:40nm,屈折率=1.25)を150質量部加えて混合して溶液Cを調製した。また、IPAに0.05N塩酸を加えた液に、γ−GPSを100質量部及びジルコニア粒子(平均粒径:60nm,屈折率=2.40)を360質量部加えて混合して溶液Dを調製した。
透明基板としてアクリル樹脂板(厚み3mm)を用い、透明基板にハードコート層を設けた後に溶液Cに浸漬し、引き上げた後に乾燥して低屈折率膜を形成した。次いで、透明基板を溶液Dに浸漬し、引き上げた後に乾燥して、低屈折率膜上に高屈折率膜が形成された干渉膜を形成した。
次いで、干渉膜形成側にマスキングし、透明基板からハードコート層、高屈折率膜、低屈折率膜の順に積層し、透明基板の干渉膜の反対側に反射防止層を形成してハーフミラーを得た。
得られたハーフミラーを用いる以外は、実施例1と同様にしてミラーディスプレイを得た。
[比較例1]
透明基板としてガラス板(厚み3mm)の一方の表面にクロム蒸着を施し、厚み30nmの干渉膜を形成してハーフミラーを得た。
[比較例2]
低屈折率膜を形成する溶液Aに用いる成分の組成を表1に示すとおりに変更した以外は、実施例1と同様にしてハーフミラーを作製し、ミラーディスプレイを得た。
各例におけるハーフミラーにおける透明基板の干渉膜と反対側から入射する波長550nmの光の反射率、干渉膜側から入射する波長550nmの光の吸収率及び全光線透過率を表1に示す。また、鏡面性、色相変化及び明度変化の評価結果を表1に示す。
Figure 2019015884
表1に示すように、波長550nmの光の反射率、吸収率及び全光線透過率が本発明で規定する範囲に制御された実施例1〜3では、ミラーとしての機能が充分に確保されており、また画像表示パネルに表示された画像が暗くなったり変色したりすることが抑制され、該画像の視認性に優れていた。
一方、クロム蒸着により干渉膜を形成した比較例1では、画像表示パネルに表示された画像が変色し、全光線透過率が低いため視認性が劣っていた。また、ハーフミラーの反射率が15%未満で、全光線透過率が85%超である比較例2では、ミラーとしての機能が充分に確保されなかった。
10,10A…ハーフミラー、12…透明基板、14…干渉膜、16…ハードコート層、18…低屈折率膜、20…高屈折率膜、30…反射防止層、100、200…ミラーディスプレイ。

Claims (7)

  1. 画像表示パネルの前面側に配置されるハーフミラーであって、
    透明基板と、前記透明基板上に設けられた干渉膜とを備え、
    前記干渉膜が高屈折率膜を含み、
    前記高屈折率膜が、チタン化合物及びジルコニウム化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種の金属化合物又はケイ素化合物と高屈折率用無機粒子を含み、
    前記透明基板の前記干渉膜と反対側から入射する波長550nmの光の反射率が15〜40%であり、
    前記干渉膜側から入射する波長550nmの光の吸収率が5%以下であり、全光線透過率が60〜85%である、ハーフミラー。
  2. 前記高屈折率用無機粒子がチタニア粒子又はジルコニア粒子である、屈折率が1.60〜2.30の高屈折率膜を有する、請求項1に記載のハーフミラー。
  3. 前記高屈折率膜が金属キレート化合物をさらに含み、
    前記高屈折率膜中の前記金属化合物100質量部又は前記ケイ素化合物100質量部に対する前記金属キレート化合物の割合が0.1〜20質量部である、請求項1又は2に記載のハーフミラー。
  4. 前記干渉膜が、ケイ素化合物と低屈折率用無機粒子を含む低屈折率膜をさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のハーフミラー。
  5. 前記低屈折率用無機粒子が中空シリカ粒子である、屈折率が1.29〜1.48の低屈折率膜を有する、請求項4に記載のハーフミラー。
  6. 前記低屈折率膜が金属キレート化合物をさらに含み、
    前記低屈折率膜中の前記ケイ素化合物100質量部に対する前記低屈折率用無機粒子の割合が2〜200質量部であり、かつ前記金属キレート化合物の割合が0.1〜20質量部である、請求項4又は5に記載のハーフミラー。
  7. 画像表示パネルと、前記画像表示パネルの前面側に設けられた請求項1〜6のいずれか一項に記載のハーフミラーとを備える、ミラーディスプレイ。
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