JP2018189114A - 車両用部品構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】プッシュリベットを用いて車両用部品を所望の取付け対象部位に取付ける作業の容易化などを的確に図り、もって車両の生産性の向上や、製造コストの低減などを適切に実現し得る車両用部品構造を提供する。
【解決手段】車両用部品構造Aは、プッシュリベットRのグロメット4の脚部40が、車両用部品2の取付け孔21aに挿通した状態に設定されており、車両用部品2には、脚部40が取付け孔21aから抜けることを阻止するように、プッシュリベットRのグロメット4のフランジ部42に係合するプッシュリベット取付け用の係合部3が設けられている。
【選択図】 図4
【解決手段】車両用部品構造Aは、プッシュリベットRのグロメット4の脚部40が、車両用部品2の取付け孔21aに挿通した状態に設定されており、車両用部品2には、脚部40が取付け孔21aから抜けることを阻止するように、プッシュリベットRのグロメット4のフランジ部42に係合するプッシュリベット取付け用の係合部3が設けられている。
【選択図】 図4
Description
本発明は、自動車などの車両の構成部品として用いられる車両用部品構造に関する。
車両用部品を車両本体に取り付けるための手段として、プッシュリベットを用いる手段がある(たとえば特許文献1,2などを参照)。
プッシュリベットは、グロメットと、このグロメットの脚部の内側に挿入されるピンとを組み合わせて構成されている。グロメットの脚部を、車両用部品およびその取付け対象部位にそれぞれ設けられた取付け孔に一連に挿入させた状態において、前記ピンを前記脚部の先端部側に押し込むと、前記脚部の外径または幅が拡大する。その結果、車両用部品および取付け対象部位からプッシュリベットが外れないようになり、車両用部品と取付け対象部位とを締結することができる。また、ピンをグロメットから取り外すと、グロメットの脚部を元の外径または幅に復元させることができる。このため、前記の締結状態を解除し、車両用部品を取付け対象部位から取り外すことも可能であり、便利である。
プッシュリベットは、グロメットと、このグロメットの脚部の内側に挿入されるピンとを組み合わせて構成されている。グロメットの脚部を、車両用部品およびその取付け対象部位にそれぞれ設けられた取付け孔に一連に挿入させた状態において、前記ピンを前記脚部の先端部側に押し込むと、前記脚部の外径または幅が拡大する。その結果、車両用部品および取付け対象部位からプッシュリベットが外れないようになり、車両用部品と取付け対象部位とを締結することができる。また、ピンをグロメットから取り外すと、グロメットの脚部を元の外径または幅に復元させることができる。このため、前記の締結状態を解除し、車両用部品を取付け対象部位から取り外すことも可能であり、便利である。
しかしながら、従来においては、次に述べるように、改善すべき余地があった。
第1に、従来の車両の製造ラインにおいては、車両用部品とプッシュリベットとは別々に準備された状態で、その使用に供されている。このため、車両用部品をたとえば車体に取付ける場合には、車両用部品を片手で把持し、かつ反対側の片手で車両用部品の取付け孔にプッシュリベットが挿入保持された状態を維持させつつ、車両用部品と車体との双方の取付け孔を位置合わせする必要がある。また、そのような位置合わせを行なった後には、車両用部品が位置ずれなどを生じないように留意しつつ、プッシュリベットのピンをグロメットの脚部の先端部側に強く押し込む必要がある。したがって、これら一連の作業は容易ではない。したがって、生産性が悪く、車両の製造コストを低減する上で、未だ改善の余地がある。
第2に、前記した一連の作業時には、作業者がプッシュリベットを誤って落下させる虞がある。落下したプッシュリベットが、車体の内側に紛れ込んだままとすることは回避する必要があるが、プッシュリベットを探し出すには、たとえば生産ラインを停止させねばならないような場合もある。これでは、生産性が一層悪化する。
第3に、車両用部品や取付け対象部位に設けられている取付け孔は、これらの取付け孔に対するグロメットの脚部の挿入作業をできる限り円滑に行なうことができるようにする観点から、グロメットの脚部の外径または幅に対し、比較的大きな遊び代をもった内径寸法にする必要がある。ところが、このようにすると、車両用部品の建付け精度が悪化する。
第2に、前記した一連の作業時には、作業者がプッシュリベットを誤って落下させる虞がある。落下したプッシュリベットが、車体の内側に紛れ込んだままとすることは回避する必要があるが、プッシュリベットを探し出すには、たとえば生産ラインを停止させねばならないような場合もある。これでは、生産性が一層悪化する。
第3に、車両用部品や取付け対象部位に設けられている取付け孔は、これらの取付け孔に対するグロメットの脚部の挿入作業をできる限り円滑に行なうことができるようにする観点から、グロメットの脚部の外径または幅に対し、比較的大きな遊び代をもった内径寸法にする必要がある。ところが、このようにすると、車両用部品の建付け精度が悪化する。
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、プッシュリベットを用いて車両用部品を所望の取付け対象部位に取付ける作業の容易化などを的確に図り、もって車両の生産性の向上や、製造コストの低減などを適切に実現し得る車両用部品構造を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される車両用部品構造は、取付け孔を有する車両用部品と、この車両用部品を所望の取付け対象部位に取付けるためのプッシュリベットと、を備えており、前記プッシュリベットは、脚部の基端部側にフランジ部が連設されたグロメットと、前記脚部の内側に挿入されて保持可能であり、かつ前記脚部の先端部側への押し込み、およびその解除により前記脚部の外径または幅を拡縮可能とするピンと、を備えている、車両用部品構造であって、前記グロメットは、前記脚部が前記取付け孔に挿通した状態に設定されており、前記車両用部品には、前記脚部が前記取付け孔から抜けることを阻止するように、前記フランジ部に係合するプッシュリベット取付け用の係合部が設けられていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、プッシュリベットは、車両用部品の取付け孔にグロメットの脚部が差し込まれ、かつその抜け止めが図られた状態で車両用部品に取付けられている。このため、車両用部品を所望の取付け対象部位に取付ける際には、車両用部品を片手で把持して移動させるだけで、グロメットの脚部を取付け対象部位に設けられている取付け孔に対し、容易に位置合わせすることが可能である。作業者は、反対側の片手で、車両用部品の取付け孔にプッシュリベットが挿入された状態を維持させるような必要はない。プッシュリベットのピンを脚部の先端部側に押し込む操作は、前記した反対側の片手で簡単に行なうことが可能である。このようなことから、本発明によれば、前記従来技術と比較して、作業性がよい。したがって、車両の生産性を高め、製造コストの低減を図る上で有利となる。
第2に、車両用部品の取付け作業時に、プッシュリベットを誤って落下させる虞もなくすことが可能である。したがって、前記従来技術とは異なり、落下したプッシュリベットを探し出すことを目的として、生産ラインを停止させるといった無駄を無くすこともできる。その結果、車両の生産性をより高めることができる。
第3に、グロメットの脚部は、車両用部品の取付け孔に予め挿通されており、この取付け孔を脚部の外径または幅に対して、大きな遊び代をもった内径寸法にする必要はない。また、本発明によれば、既述したように、取付け対象部位の取付け孔に対する脚部の位置合わせ作業は容易化されるため、この取付け孔の内径も、脚部の外径または幅に対して、大きな遊び代をもった寸法に設定する必要はない。このようなことから、前記従来技術よりも車両用部品の建付け精度をよくすることが可能である。
第1に、プッシュリベットは、車両用部品の取付け孔にグロメットの脚部が差し込まれ、かつその抜け止めが図られた状態で車両用部品に取付けられている。このため、車両用部品を所望の取付け対象部位に取付ける際には、車両用部品を片手で把持して移動させるだけで、グロメットの脚部を取付け対象部位に設けられている取付け孔に対し、容易に位置合わせすることが可能である。作業者は、反対側の片手で、車両用部品の取付け孔にプッシュリベットが挿入された状態を維持させるような必要はない。プッシュリベットのピンを脚部の先端部側に押し込む操作は、前記した反対側の片手で簡単に行なうことが可能である。このようなことから、本発明によれば、前記従来技術と比較して、作業性がよい。したがって、車両の生産性を高め、製造コストの低減を図る上で有利となる。
第2に、車両用部品の取付け作業時に、プッシュリベットを誤って落下させる虞もなくすことが可能である。したがって、前記従来技術とは異なり、落下したプッシュリベットを探し出すことを目的として、生産ラインを停止させるといった無駄を無くすこともできる。その結果、車両の生産性をより高めることができる。
第3に、グロメットの脚部は、車両用部品の取付け孔に予め挿通されており、この取付け孔を脚部の外径または幅に対して、大きな遊び代をもった内径寸法にする必要はない。また、本発明によれば、既述したように、取付け対象部位の取付け孔に対する脚部の位置合わせ作業は容易化されるため、この取付け孔の内径も、脚部の外径または幅に対して、大きな遊び代をもった寸法に設定する必要はない。このようなことから、前記従来技術よりも車両用部品の建付け精度をよくすることが可能である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図5において、本実施形態の車両用部品構造Aは、自動車(車両)のフロント部1に配索されたハーネス10を保護するためのカバーとしての車両用部品2と、この車両用部品2に取付けられたプッシュリベットRと、プッシュリベット取付け用の係合部3を構成する補助部材3Aとを備えている。
図1において、自動車のフロント部1は、エンジンルーム11を覆うためのフード(不図示)が上方に開いた状態であり、符号12は、ヘッドランプである。ハーネス10は、エンジンルーム内の前部に位置しており、たとえばフロント部1に別途設けられた車両前方監視用のカメラ、あるいは障害物検知用のレーダ装置などをECUと接続するためのものである。ハーネス10の横には、フードを閉じた際にこのフードと当接して衝撃を緩和するためのゴム製などの緩衝用の受け部材13を支持する支持部14が設けられている。この支持部14は、たとえば金属製であり、その上面には、車両用部品2の取付けに利用される取付け孔14a(本発明でいう車両用部品に設けられた取付け孔には相当しない)が設けられている。
車両用部品2は、ハーネス10を覆うためのカバー本体部20、およびこのカバー本体部20に連設されたブラケット部21を備えている。このブラケット部21に、プッシュリベットR、およびプッシュリベット取付け用の係合部3を構成する補助部材3Aが取付けられている(図3および図4も参照)。前記各部は、樹脂製である。ブラケット部21は、好ましくは、受け部材13の支持部14の一部分に対し、その上方からガタツキが無い状態、または少ない状態で覆い被せることが可能な構成とされている。
プッシュリベットRは、図4〜図6に示すように、グロメット4と、このグロメット4の脚部40の外径または幅を拡縮させるためのピン5とを組み合わせて構成されている(図4および図5におけるグロメット4の断面は、その形状が理解し易い箇所の断面としている)。プッシュリベットRとしては、従来既知のものを用いることが可能であり、その説明は簡単に行なうこととする。すなわち、図6において、グロメット4は、拡縮変形可能な脚部40の基端部に、略円板状のフランジ部42が連設された構成である。脚部40は、基本的な概略形態は略円筒状であるが、その周壁には、軸長方向に延びた複数のスリット41が設けられ、前記周壁は、複数の分割脚40aとして分割されている。ピン5は、複数のスリット41に進入される複数のガイドリブ52を外周面に有し、かつ脚部40の内側に差し込まれる軸部50、およびこの軸部50の基端部に連設されたフランジ状の頭部51を備えている。軸部50が脚部40の内側に差し込まれた状態においては、軸部50の先端部50aが脚部40よりも下方に突出し、かつこの先端部50aの上面の係止部50bに脚部40の先端部が係止可能である。このことにより、ピン5は、脚部40の上方に抜けない状態となり、グロメット4に適切に保持される。
ピン5が、図4および図6(a)〜(d)に示す状態よりもさらに下方に押し込まれた
場合には、図5に示すように、グロメット4の脚部40の先端部は、軸部50によって外方に押し広げられる。その際、脚部40の先端部は、ピン5に別途設けられた凹部50cに係入し、グロメット4に対するピン5の相対的な位置決め固定が図られる。
場合には、図5に示すように、グロメット4の脚部40の先端部は、軸部50によって外方に押し広げられる。その際、脚部40の先端部は、ピン5に別途設けられた凹部50cに係入し、グロメット4に対するピン5の相対的な位置決め固定が図られる。
ただし、グロメット4とピン5との前記した位置決め固定状態は、次のような要領で解除することが可能である。すなわち、グロメット4のフランジ部42の上面部には、複数の凸状部42aが間隔を隔てて設けられている(図6も参照)。互いに隣接する凸状部42aどうしの相互間の領域S1は、マイナスドライバなどのツール90(図8(b)にその一部を示す)をフランジ部42の上面とピン5の頭部51との隙間に挿入させるための部分として利用可能である。後述するように、補助部材3Aを利用してブラケット部21にグロメット4を固定させる場合には、少なくとも1つの領域S1は補助部材3Aによって閉塞されないようにし、開放状態の領域S1を利用してフランジ部42の上面とピン5の頭部51との隙間にツール90を挿入させることが可能とされている。ツール90を利用して、ピン5の頭部51に上向きの力を加えることにより、脚部40の先端部をピン5の凹部50cから離脱させ、ピン5を図4および図6(a)〜(d)に示す元の位置に復帰させることが可能である。このことにより、グロメット4の脚部40の外径または幅は縮小し、元のサイズに戻る。
図3および図4において、前記したプッシュリベットRは、車両用部品2のブラケット部21に設けられた取付け孔21aに、グロメット4の脚部40が挿入された状態に設定され、かつ係合部3を利用して車両用部品2に対する固定が図られている。係合部3は、補助部材3Aをブラケット部21に取付けることにより構成されている。補助部材3Aは、たとえば図7に示すように、平面視略円弧状の本体部30に、内向き突出状の複数の突片部31と、下向き突出状(図7(b)の右側への突出状)の複数の突起部32とが連設された構成である。図8に示すように、補助部材3Aは、複数の突片部31がフランジ部42の複数の凸状部42aどうしの相互間領域S1に進入するように設定されている。また、ブラケット部21のうち、フランジ部42の周囲には、複数の孔部28が設けられており、これらの孔部28に突起部32を挿入することにより、補助部材3Aがブラケット部21に固定されている(図4も参照)。好ましくは、突起部32は、熱溶着などの手段を用いてブラケット部21に接合されている。補助部材3Aの複数の突片部31は、フランジ部42の上面部に係合し、グロメット4が上方に抜けることを阻止しており、これら複数の突片部31が、本実施形態における係合部3を構成している。
次に、前記した車両用部品構造Aの作用について説明する。
まず、図1に示したハーネス10を車両用部品2のカバー本体部20によって覆うには、ブラケット部21を支持部14に被せるように設定した上で、プッシュリベットRのグロメット4の脚部40、およびピン5の軸部50を、支持部14の取付け孔14aに挿入させる。次いで、ピン5の頭部51を下方に押し込み、図5に示すように、脚部40の外径または幅を拡大させる。すると、脚部40の先端寄り領域は、取付け孔14aの内径よりも大きくなって、この取付け孔14aの内周面に圧接し、車両用部品2のブラケット部21と支持部14とは適切に締結される。このことにより、車両用部品2の取付け固定を適切に図り、ハーネス10を保護することができる。
前記した一連の作業を行なう場合、作業者は、車両用部品2とプッシュリベットRとを両手で別々に把持するような必要はない。車両用部品2を片手で把持して移動させるだけで、この車両用部品2に取付けられているプッシュリベットRのピン5の先端部50aおよび脚部40を、支持部14の取付け孔14aに容易かつ迅速に位置合わせして挿入させることが可能である。また、プッシュリベットRのピン5を下方に押し込む操作も容易に行なうことが可能である。このようなことから、車両用部品2の取付け作業性は良好であ
り、迅速性にも優れる。その結果、車両の生産性を高め、車両の製造コスト低減を促進することができる。
り、迅速性にも優れる。その結果、車両の生産性を高め、車両の製造コスト低減を促進することができる。
また、プッシュリベットRは車両用部品2に確実に取付けられているため、車両用部品2の取付け作業時において、プッシュリベットRが車両用部品2から外れて不用意に落下するような虞もない。さらに、2つの取付け孔21a,14aは、プッシュリベットRの挿入作業の容易化を図ることを目的として、遊び代の大きいものとする必要もなくすことができる。したがって、2つの取付け孔21a,14aの遊び代を小さくし、車両用部品2の取付け構造における建付け精度を高めることも可能となる。
補助部材3Aの突片部31は、フランジ部42の凸状部42aの相互間領域S1に嵌入し、凸状部42aと係合している。このため、フランジ部42が回転することも阻止される。したがって、車両用部品2に対するプッシュリベットRの取付けがより適正なものとなる。なお、本実施形態においては、車両用部品2を取付けるためのプッシュリベットRが1つのみとされているが、ブラケット部21は支持部14に対してガタツキの無い、または少ない状態に被さっているため、車両用部品2の取付け固定を適切に図ることが可能である。
図9は、本発明の他の実施形態を示している。同図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付すこととし、重複説明は省略する。
図9に示す実施形態においては、車両用部品2の取付け孔21aに、車両用部品2の側方に向けて開口した切欠き部27が形成されている。プッシュリベットRは、この切欠き部27から取付け孔21aに挿入されている。切欠き部27の幅Laは、プッシュリベットRの脚部40の外径Daまたは幅よりも小さいが、切欠き部27の周辺部に力を加えて幅Laを拡大させることにより、切欠き部27を利用してプッシュリベットRを取付け孔21a内に進入させることが可能である。
一方、プッシュリベット取付け用の係合部3は、車両用部品2に一体的に形成されており、この係合部3の一側方は、この係合部3と車両用部品2の上面部29との間に、フランジ部42を進入可能とするように開放状態とされている。
一方、プッシュリベット取付け用の係合部3は、車両用部品2に一体的に形成されており、この係合部3の一側方は、この係合部3と車両用部品2の上面部29との間に、フランジ部42を進入可能とするように開放状態とされている。
本実施形態においても、係合部3によってプッシュリベットRを車両用部品2に取付けて固定させておくことができ、前記実施形態と同様な作用を得ることが可能である。また、係合部3は、車両用部品2に一体的に形成されているため、補助部材3Aを車両用部品2に組み付けるような手間を不要とすることも可能である。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る車両用部品構造の各部の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
プッシュリベットとしては、種々の構造のものを用いることが可能である。要は、グロメットとピンとを組み合わせて構成され、グロメットは、脚部の基端部側にフランジ部が連設された構成とされ、かつピンは、前記脚部の先端部側への押し込み、およびその解除により前記脚部の外径または幅を拡縮可能とする構成であればよい。
本発明は、1つの車両用部品に、複数のプッシュリベットを取付けた構成とすることもできる。この場合、複数のプッシュリベットの形状やサイズを相違させた構成とすることも可能である。
本発明は、1つの車両用部品に、複数のプッシュリベットを取付けた構成とすることもできる。この場合、複数のプッシュリベットの形状やサイズを相違させた構成とすることも可能である。
本発明でいう車両用部品は、ハーネス用のカバーに限定されず、それ以外のカバーであってもよいことは勿論のこと、これ以外の様々な部品(各種の外装部品、内装部品、電装品など)を適用対象とすることが可能である。したがって、車両用部品の取付け対象部位
も限定されない。
も限定されない。
A 車両用部品構造
R プッシュリベット
2 車両用部品
21a 取付け孔(車両用部品の)
3 プッシュリベット取付け用の係合部
3A 補助部材
4 グロメット
40 脚部
42 フランジ部
5 ピン
R プッシュリベット
2 車両用部品
21a 取付け孔(車両用部品の)
3 プッシュリベット取付け用の係合部
3A 補助部材
4 グロメット
40 脚部
42 フランジ部
5 ピン
Claims (1)
- 取付け孔を有する車両用部品と、
この車両用部品を所望の取付け対象部位に取付けるためのプッシュリベットと、
を備えており、
前記プッシュリベットは、脚部の基端部側にフランジ部が連設されたグロメットと、前記脚部の内側に挿入されて保持可能であり、かつ前記脚部の先端部側への押し込み、およびその解除により前記脚部の外径または幅を拡縮可能とするピンと、を備えている、車両用部品構造であって、
前記グロメットは、前記脚部が前記取付け孔に挿通した状態に設定されており、
前記車両用部品には、前記脚部が前記取付け孔から抜けることを阻止するように、前記フランジ部に係合するプッシュリベット取付け用の係合部が設けられていることを特徴とする、車両用部品構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017089877A JP2018189114A (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 車両用部品構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017089877A JP2018189114A (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | 車両用部品構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022001774A (ja) * | 2020-06-19 | 2022-01-06 | 古河電気工業株式会社 | 被装着部材の固定構造、装着部品、及び、装着部品の固定方法 |
-
2017
- 2017-04-28 JP JP2017089877A patent/JP2018189114A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022001774A (ja) * | 2020-06-19 | 2022-01-06 | 古河電気工業株式会社 | 被装着部材の固定構造、装着部品、及び、装着部品の固定方法 |
JP7458249B2 (ja) | 2020-06-19 | 2024-03-29 | 古河電気工業株式会社 | 被装着部材の固定構造、装着部品、及び、装着部品の固定方法 |
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Date | Code | Title | Description |
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