JP2018188216A - エアゾール容器のロック機構及びこれを用いたエアゾール容器 - Google Patents

エアゾール容器のロック機構及びこれを用いたエアゾール容器

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Abstract

【課題】少ない部材点数で構成されるエアゾール容器のロック機構及びこれを用いたエアゾール容器を提供する。【解決手段】ロック機構は、肩カバー10とカバーキャップとから構成される。肩カバー10は、前面部に噴射口を備え、エアゾール缶のステムに装着される円筒状の噴射ボタン12を備え、噴射ボタン12は肩カバー10の台座部にヒンジ13を介して結合される。噴射ボタン12の円柱側面の少なくとも一部に切欠部122が形成され、カバーキャップの下端部内周面には、切欠部122に対応してリブ状の規制突起22が形成される。カバーキャップを肩カバー10に対して相対的に回動させ、規制突起22が切欠部122に対向する位置とされた場合に噴射ボタンがロック解除状態となり、規制突起22が切欠部122に対向しない位置とされた場合に噴射ボタン12がロック状態となる。【選択図】図8

Description

本発明は、エアゾール容器の噴射ボタンをロックすることのできるエアゾール容器のロック機構、及びこれを用いたエアゾール容器に関する。
噴射ボタンを押し下げ操作することで噴射口から内容物を噴出させるように構成したエアゾール容器として様々なものが販売されている。この種のエアゾール容器は、液状の内容物(例えば化粧料や整髪料)をLPGガスなどの噴射剤とともに充填した構成となっている。そして、使用者の噴射ボタン押し下げ操作により容器内に充填された液状の内容物が噴射剤に付勢されて噴射口から外部に噴射される。
そのため、使用する意図が全くないにも拘わらず、噴射ボタンを不用意に押すと内容物が噴出する虞がある。さらに、化粧料等のエアゾール容器には、外出先においても使用できるように携帯性を持たせた小型のものも存在している。このようなエアゾール容器をバッグ等に収納して携行した場合、外部から衝撃を受けたりバッグ内の他の物品と接触したりすることで、噴射ボタンが不用意に押し下げられて内容物が噴出する虞がある。
このような問題を解決するために、噴射ボタンが不用意に押し下げられることを防止するロック機構を備えたエアゾール容器が提案されている(特許文献1)。特許文献1のロック機構は、エアゾール缶のステムに装着される噴射ボタンと、噴射ボタンの周囲を囲んで上下動自在に露出させるように組付けられたキャップと、噴射ボタンの周囲を囲んで上下動自在に挿通させるとともにエアゾール缶の上部に嵌着された肩カバーとから構成されている。特許文献1のロック機構では、キャップは肩カバーの上側に周方向に回動可能に嵌着されており、キャップを肩カバーに対して周方向反時計周り又は周方向時計周りに回動させる操作により、ロック状態およびロック解除状態の切り替えを行うことができる。
特開2011−105342号公報
特許文献1のロック機構は、噴射ボタン、キャップおよび肩カバーの3つの部材により構成されている。しかしながら、このようなロック機構において部材点数をさらに削減することができれば、部材調達コストの削減や、部材組付け工程の簡略化等のメリットが得られることは言うまでもない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、少ない部材点数で構成されるエアゾール容器のロック機構及びこれを用いたエアゾール容器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のエアゾール容器のロック機構は、エアゾール缶の上部に嵌着される肩カバーと、前記肩カバーに対して周方向に回動可能となるように上側から嵌着されるカバーキャップとからなり、前記肩カバーは、エアゾール缶のステムに装着される前面部に噴射口を備えた噴射ボタンと、その内部で前記噴射ボタンを上下動自在に挿通する第1中央孔部を備えた台座部と、前記噴射ボタンが前記第1中央孔部内で上下移動することを許容する一方、前記噴射ボタンが前記台座部に対して周方向に相対的に回動することを防止するように、前記噴射ボタンを前記台座部に結合するヒンジとを有しており、前記カバーキャップは、前記噴射ボタンを上下動自在に露出させる第2中央孔部を有しており、前記カバーキャップの下端部内周面には、リブ状の規制突起が形成され、前記カバーキャップを前記肩カバーに対して相対的に回動させ、前記規制突起が平面視で前記噴射ボタンの下端部の外周縁と重なり合わない位置とされた場合に前記噴射ボタンが上下動可能であるロック解除状態となり、前記規制突起が平面視で前記噴射ボタンの下端部の外周縁と重なり合う位置とされた場合に前記噴射ボタンが下動不能であるロック状態となることを特徴としている。
上記の構成によれば、カバーキャップを肩カバーに対して相対的に回動させる簡単な操作により、エアゾール容器をロック状態またはロック解除状態に変換することができる。また、肩カバーでは、ヒンジによって噴射ボタンを台座部に結合することで、噴射ボタンが上下移動することを許容する一方、噴射ボタンが台座部に対して周方向に相対的に回動することを防止できる。これにより、ロック機構を肩カバーおよびカバーキャップの2つの部材で構成することができる。
また、上記エアゾール容器のロック機構では、前記噴射ボタンの外形は略円柱形状であり、前記噴射ボタンの外形側面の少なくとも一部に円柱側面の一部を面取りした切欠部が形成され、前記カバーキャップを前記肩カバーに対して相対的に回動させ、前記規制突起が前記切欠部に対向する位置とされた場合に前記噴射ボタンが前記ロック解除状態となり、前記規制突起が前記切欠部に対向しない位置とされた場合に前記噴射ボタンが前記ロック状態となる構成とすることができる。
さらに、本発明のエアゾール容器は、上記記載のエアゾール容器のロック機構を備えていることを特徴としている。
本発明のエアゾール容器のロック機構及びエアゾール容器は、ロック機構を肩カバーおよびカバーキャップの2つの部材で構成することができ、部材点数の削減によって、部材調達コストの削減や、部材組付け工程の簡略化等のメリットが得られるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態を示すものであり、エアゾール容器のロック機構がロック解除状態にある場合の前面斜視図である。 図1のロック機構における肩カバーを示す図であり、(a)は前面斜視図、(b)は後面斜視図である。 図1のロック機構における肩カバーを示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図である。 図1のロック機構におけるカバーキャップを示す図であり、(a)は前面斜視図、(b)は後面斜視図である。 図1のロック機構におけるカバーキャップを示す図であり、(a)は平面図、(b)は底面図である。 エアゾール容器のロック機構がロック状態にある場合の前面斜視図である。 図1のロック機構の平面図であり、(a)はロック解除状態、(b)はロック状態を示す図である。 図1のロック機構の底面図であり、(a)はロック解除状態、(b)はロック状態を示す図である。 ロック機構の変形例を示す底面図であり、(a)はロック解除状態、(b)はロック状態を示す図である。 ロック機構の変形例を示す底面図であり、(a)はロック解除状態、(b)はロック状態を示す図である。 本発明のロック機構が適用されるエアゾール容器の概略構成を示す分解斜視図である。
以下、本発明に係るエアゾール容器のロック機構(以下、単にロック機構と称す)の好適な実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係るロック機構の一実施形態を示す図であり、ロック機構の前面斜視図(斜め前方から見た斜視図)である。ここでは、エアゾール容器の噴射口が存在する側を前面側(前方)、その反対側を後面側(後方)としている。尚、図1におけるロック機構は、後述するロック解除状態を示している。
本実施の形態に係るロック機構は、肩カバー10およびカバーキャップ20の2つの部材により構成される。肩カバー10は、エアゾール缶50(図11参照)の上部に直接嵌着されるものであり、噴射ボタン12をその一部として備えている。カバーキャップ20は、肩カバー10の上側に周方向に回動可能に嵌着され、噴射ボタン12の周囲を囲んで上下動自在に露出させるように肩カバー10に組み付けられる。以下、これらの構成要素について詳細に説明する。
図2および図3は、図1のロック機構における肩カバー10を示す図であり、図2(a)は前面斜視図、図2(b)は後面斜視図、図3(a)は平面図、図3(b)は底面図である。肩カバー10は、大略的には、台座部11と噴射ボタン12とをヒンジ13により結合し、これらを一体化した構造とされている。
台座部11は、その内部で噴射ボタン12を上下動自在に移動させるべく形成された第1中央孔部111を備えた円筒形状とされている。また、台座部11の外周側面は、下部環状壁部112と、下部環状壁部112の上方に形成される上部環状壁部113とから構成されている。下部環状壁部112の外径は、例えば、エアゾール缶50の外径と同じ寸法とされ、上部環状壁部113の外径は下部環状壁部112よりも僅かに小さい寸法とされる。
上部環状壁部113には、下部環状壁部112の上端から離間する位置に、少なくとも一つの回転用突起114が形成されている。回転用突起114は、下方に向かうにつれて上部環状壁部113の壁面からの突出量が大きくなるようなテーパ面114aを有する突起とされている。
噴射ボタン12は、台座部11の第1中央孔部111内に配置され、かつ、周方向の1箇所でヒンジ13を介して台座部11に結合されている。噴射ボタン12は、噴射口121が上部環状壁部113の上端面よりも上方に位置するように配置されている。ヒンジ13は、幅の狭い平板状に形成されており、一端が台座部11に接続され、他の一端が噴射ボタン12に接続されている。
ヒンジ13は、噴射ボタン12が第1中央孔部111内で上下移動することを許容する一方、噴射ボタン12が台座部11に対して周方向に相対的に回動することを防止する。ヒンジ13を用いて噴射ボタン12を台座部11に結合することにより、使用者が噴射ボタン12の上面を指で押し、噴射ボタン12を台座部11に対して相対的に押し下げることが可能である。尚、図2では、ヒンジ13は噴射ボタン12の後面側に設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ヒンジ13は噴射ボタン12の前面側に設けられていてもよい。
噴射ボタン12は、その外形が略円柱形状であるが、円柱側面の少なくとも一部に切欠部122を有している。図2に示す噴射ボタン12では、切欠部122は、円柱側面の一部を面取りして形成される平坦面とされている。尚、図2および図3では、切欠部122は、噴射ボタン12の中心を挟んで2箇所に形成されているが、切欠部122の数は特に限定されるものではなく、1箇所であってもよく、3箇所以上であってもよい。また、切欠部122の形状も、平坦面に限定されるものではなく、例えば、上下方向に延びる溝形状の切欠部であってもよい。
図4および図5は、図1のロック機構におけるカバーキャップ20を示す図であり、図4(a)は前面斜視図、図4(b)は後面斜視図、図5(a)は平面図、図5(b)は底面図である。
カバーキャップ20は、噴射ボタン12の周囲を囲んで上下動自在に露出させるべく形成された第2中央孔部21を備えた略円筒状とされている。カバーキャップ20の下端部の外径は、例えば、下部環状壁部112の外径と同じ寸法とされる。
第2中央孔部21の下端部内周面には、該ロック機構がロック状態とされている時に噴射ボタン12の下動を規制するためのリブ状の規制突起22が設けられている。規制突起22は、噴射ボタン12の切欠部122に対応するように、切欠部122と同数備えられていることが好ましいが、規制突起22は少なくとも一つあればよい。
カバーキャップ20の前面部には噴射ボタン12の噴射口121を臨ませるための円筒形の噴射窓23が水平方向に開設され、噴射窓23の後端は第2中央孔部21の上端開口部に連通している。また、噴射窓23と相対するカバーキャップ20の後方部には、噴射ボタン12の後面部を露出させるための後方凹部24が形成されている。尚、本実施形態では、カバーキャップ20に円筒形の噴射窓23を設けた構成を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、噴射窓23に代えて、上部が開放されたU字形状の噴射凹部が形成されていても良い
カバーキャップ20の周壁下端部の内周面には環状の係合突起25が形成されている。この環状の係合突起25は、肩カバー10の上側からカバーキャップ20を嵌着したときに肩カバー10の外周面に設けられている回転用突起114に係合してカバーキャップ20の不本意な分離を阻止するとともに、周方向の円滑な相対回動を可能にするガイドの役割を果たす。尚、回転用突起114にはテーパ面114aが形成されているため、カバーキャップ20を肩カバー10に組み付ける際には、カバーキャップ20を上方から押し込むだけで容易に組み付け可能である一方、一旦組み付けられた後は、係合突起25と回転用突起114との係合により不本意な分離が阻止される。
続いて、上記構成からなるロック機構の作用について、図1および図6〜図8を参照して説明する。図6は、ロック機構がロック状態にある場合の前面斜視図である。図7は、ロック機構の平面図であり、(a)はロック解除状態、(b)はロック状態を示す。図8は、ロック機構の底面図であり、(a)はロック解除状態、(b)はロック状態を示す。
本実施の形態に係るロック機構を備えたエアゾール容器を使用する際には、ロック機構は図1,図7(a)および図8(a)に示すロック解除状態にある。このロック解除状態では、噴射ボタン12の噴射口121はカバーキャップ20の噴射窓23に臨んでおり(図1参照)、エアゾール容器の使用者は噴射窓23を通して噴射口121を視認することでロック解除状態であることを確認できる。
また、ロック解除状態では、カバーキャップ20における規制突起22が噴射ボタン12の切欠部122と対向する位置となる。この場合、図7(a)および図8(a)に示すように、規制突起22は、切欠部122と対向することで、平面視(上方から見た場合)で噴射ボタン12の下端部の外周縁と重なり合わない。したがって、使用者が噴射ボタン12の上面を指で押し下げた場合に、噴射ボタン12の下動が規制されることはなく、エアゾール容器の内容物を噴射させることができる。
上述のロック解除状態から、カバーキャップ20を周方向反時計周り(矢印R1参照)に回動させると、カバーキャップ20の規制突起22が噴射ボタン12の切欠部122と対向しない位置に移動し、ロック状態となる。この場合、図7(b)および図8(b)に示すように、規制突起22は、平面視で噴射ボタン12の下端部の外周縁と重なり合う。したがって、使用者が噴射ボタン12の上面を指で押し下げた場合に、噴射ボタン12の下動が規制突起22によって規制され、エアゾール容器の内容物を噴射させることができなくなる。
また、ロック機構のロック状態では、噴射ボタン12の噴射口121はカバーキャップ20の噴射窓23に臨まない位置となって、カバーキャップ20により目視不能に隠蔽される(図6参照)。
このように、ロック解除状態では噴射口121が噴射窓23に臨んで目視可能とされる一方、ロック状態では噴射口121が目視不能に隠蔽されるため、エアゾール容器の使用者はロック状態にあることを容易に視認することができ、ロック機構が解除されているにも拘らずロックされているとの誤った判断によって噴射ボタン12を押し下げ操作する誤操作の発生を回避することができる。上述のロック状態から、カバーキャップ20を周方向時計周り(矢印R2参照)に回動させると、再びロック解除状態となる。
このように、カバーキャップ20を周方向反時計周り(矢印R1参照)又は周方向時計周り(矢印R2参照)に回動させる簡単な操作によりエアゾール容器をロック状態またはロック解除状態に変換することができる。これらの状態の確認は噴射窓23を通して噴射ボタン12の噴射口121を目視できるか否かによって容易に行うことができる。また、ロック機構を構成する専用の部材追加が不要であることで部品点数増加の抑制による構造の簡素化を実現できる。しかも、カバーキャップ20の着脱は不要であるから、使用の都度キャップを取り外し使用後にはキャップを取り付ける面倒な手間が不要になる。
尚、図示は省略しているが、上述したロック機構では、カバーキャップ20の回動を適正な回動範囲内に規制するストッパー機構や、カバーキャップ20がロック位置やロック解除位置に到達したときにクリックを発生させるクリック発生機構を備えていることが好ましい。このクリックによってエアゾール容器のロック状態またはロック解除状態への変換動作を聴覚と手応えによって確認することができる。
尚、上記説明において、噴射ボタン12は、その外形を略円柱形状とし、円柱側面の少なくとも一部に切欠部122を設けた形状を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。噴射ボタン12は、カバーキャップ20を回転させることでロックおよびロック解除できる形状であればよく、図9に示す楕円形状や、図10に示す多角形形状であってもよい。
図9に示すロック機構では、ロック解除状態では規制突起22が噴射ボタン12の楕円の短径部分と対向し(図9(a)参照)、ロック状態では規制突起22が噴射ボタン12の楕円の長径部分と対向する(図9(b)参照)ようにすれば、カバーキャップ20を周方向反時計周り(矢印R1参照)又は周方向時計周り(矢印R2参照)に回動させる簡単な操作によりエアゾール容器をロック状態またはロック解除状態に変換することができる。
また、図10に示すロック機構では、ロック解除状態では規制突起22が噴射ボタン12の多角形の辺部分と対向し(図10(a)参照)、ロック状態では規制突起22が噴射ボタン12の多角形の頂点部分と対向する(図10(b)参照)ようにすれば、カバーキャップ20を周方向反時計周り(矢印R1参照)又は周方向時計周り(矢印R2参照)に回動させる簡単な操作によりエアゾール容器をロック状態またはロック解除状態に変換することができる。尚、図10では、噴射ボタン12の多角形形状として6角形を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の多角形(例えば、正方形や長方形)であってもよい。
続いて、本発明のロック機構が適用されるエアゾール容器の一実施形態を、図11を参照して説明する。図11は、エアゾール容器の概略構成を示す分解斜視図である。
このエアゾール容器は、エアゾール缶50の上部に肩カバー10を嵌着させ、さらに肩カバー10の上部にカバーキャップ20を嵌着させて構成される。また、エアゾール缶50のステム51には、噴射ボタン12が装着される。
ロック機構がロック解除状態である時に、エアゾール容器の使用者が噴射ボタン12を指先で押し下げて下降させると、ステム51はエアゾール缶50内部の弾性部材(図示せず)の付勢力に抗して押し下げられる。これによりエアゾール缶50内の内容物が噴射剤に付勢されて噴射口121から噴射される。このとき、噴射口121はカバーキャップ20の噴射窓23に臨んでいるので、噴射口121から噴射された上記内容物は噴射窓23を通って外部に噴出する。また、使用者が噴射ボタン12の押し下げを解除すると、ステム51は弾性部材の付勢力により上限位置に復帰すると共にエアゾール缶50の内容物の噴射が終了する。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
10 肩カバー
11 台座部
111 第1中央孔部
112 下部環状壁部
113 上部環状壁部
114 回転用突起
12 噴射ボタン
121 噴射口
122 切欠部
13 ヒンジ
20 カバーキャップ
21 第2中央孔部
22 規制突起
23 噴射窓
24 後方凹部
25 係合突起
50 エアゾール缶
51 ステム

Claims (3)

  1. エアゾール缶の上部に嵌着される肩カバーと、
    前記肩カバーに対して周方向に回動可能となるように上側から嵌着されるカバーキャップとからなり、
    前記肩カバーは、
    エアゾール缶のステムに装着される前面部に噴射口を備えた噴射ボタンと、
    その内部で前記噴射ボタンを上下動自在に挿通する第1中央孔部を備えた台座部と、
    前記噴射ボタンが前記第1中央孔部内で上下移動することを許容する一方、前記噴射ボタンが前記台座部に対して周方向に相対的に回動することを防止するように、前記噴射ボタンを前記台座部に結合するヒンジとを有しており、
    前記カバーキャップは、前記噴射ボタンを上下動自在に露出させる第2中央孔部を有しており、
    前記カバーキャップの下端部内周面には、リブ状の規制突起が形成され、
    前記カバーキャップを前記肩カバーに対して相対的に回動させ、前記規制突起が平面視で前記噴射ボタンの下端部の外周縁と重なり合わない位置とされた場合に前記噴射ボタンが上下動可能であるロック解除状態となり、前記規制突起が平面視で前記噴射ボタンの下端部の外周縁と重なり合う位置とされた場合に前記噴射ボタンが下動不能であるロック状態となることを特徴とするエアゾール容器のロック機構。
  2. 請求項1に記載のエアゾール容器のロック機構であって、
    前記噴射ボタンの外形は略円柱形状であり、前記噴射ボタンの外形側面の少なくとも一部に円柱側面の一部を面取りした切欠部が形成され、
    前記カバーキャップを前記肩カバーに対して相対的に回動させ、前記規制突起が前記切欠部に対向する位置とされた場合に前記噴射ボタンが前記ロック解除状態となり、前記規制突起が前記切欠部に対向しない位置とされた場合に前記噴射ボタンが前記ロック状態となることを特徴とするエアゾール容器のロック機構。
  3. 請求項1または2に記載のエアゾール容器のロック機構を備えていることを特徴とするエアゾール容器。
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