JP2009227281A - 飲料用容器のキャップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯用魔法瓶等の飲料用容器におけるキャップ装置であり、ロック手段と施錠手段の組付け作業が容易であると共に、好適に施錠及び解錠を行うことができる装置を提供する。
【解決手段】キャップ部材(4)を閉位置でロック係止するロック手段(12)を該キャップ部材(4)と肩部材(3)の正面部の相互に設けた飲料用容器において、前記ロック手段(12)をロック係止状態で施錠する施錠手段(14)をキャップ部材(4)の正面部に上下スライド自在に設けることにより組付け作業を容易としている。施錠手段(14)は、下動したときロック手段(12)を施錠する構成とされ、飲料用容器の底部に衝撃等が与えられて施錠手段(14)が自重で下動しようとする場合、下動方向が施錠方向とされているので、施錠状態から不慮に解錠されることはない。
【選択図】図5

Description

本発明は、携帯用魔法瓶等の飲料用容器におけるキャップ装置に関する。
容器本体の上部開口に飲口付きの肩部材を装着し、飲口を開閉するキャップ部材を肩部材に設けた飲料用容器が公知とされている。キャップ部材は、肩部材の背面部に水平方向の枢軸を介して枢結され、肩部材に被冠される閉位置と肩部材を開放する開位置との間で回動自在とされている。肩部材の正面部とキャップ部材の正面部との相互には、キャップ部材を閉位置に回動した状態で係脱自在に係止するロック手段が設けられている。
一般的に、ロック手段は、肩部材の正面部に横軸回りに揺動自在に設けたロックボタンと、該ロックボタンに係脱自在に係止するようにキャップ部材の正面部に設けた係止部とから構成されている。ロックボタンは、横軸よりも下方位置の押しボタン部と上方位置の爪片を備え、爪片を常時背面方向に回動するように付勢するスプリングを設けている。これに対して、係止部は、キャップ部材を閉位置に回動したとき前記爪片の背部に沿って進入するガイド壁と該爪片に係止する係止凹部を備えている。
そこで、キャップ部材を開位置から閉位置まで回動すると、ワンタッチで前記ロック手段による自動ロックが行われる。飲料を飲用する場合は、ユーザの指先で前記押しボタン部を押せば爪片が係止凹部から退避し、キャップ部材を開位置に回動できるので、露出した飲口から飲料を飲用すれば良い。
ところで、キャップ部材を閉位置に回動した不使用状態において、ユーザの誤動作や外力により押しボタン部が押されると、不慮にキャップ部材が開放され、飲料が飲口から漏洩するという問題がある。そこで、前記ロック手段の係止を解除不能に施錠する施錠手段を設けたものが提案されている。
特開2005−193944号公報
従来技術(特許文献1)において、施錠手段は、上下方向にスライド自在であり、ロックボタンの直下に配置されている。施錠手段を上動させると、該施錠手段の上端部が押しボタン部の背面側に進入し、押しボタンを押動不能に施錠する。つまり、この状態で押しボタンを押してもロックボタンは揺動せず、従って、爪片を係止凹部から退避することができないので、ロック手段の係止が解除不能に施錠される。
しかしながら、施錠手段は、上動した状態で施錠を行うものであるから、容器の底部に振動や衝撃等を受けるとユーザが知らない間に下動てしまい、解錠されるという問題がある。この点に関して、上動位置で係止する係止手段を設ければ、施錠手段が容易に下動することはないが、係止手段の係止が固いと、施錠手段の上下スライド操作が困難となり、操作性が低下する。
特に、構造的に、揺動自在なロックボタンとスライド自在な施錠手段を近接した状態で肩部材の正面部の狭隘なスペースに配置することは、組付け作業が困難であるという問題がある。
本発明は、ロックボタンを肩部材に設ける一方、施錠手段をキャップ部材に設けることにより、部品の組付け作業を容易に行い得る装置を提供する。
また、本発明は、施錠手段を下動した状態でロック手段の施錠を行うことができるように構成することにより、容器の底部に振動や衝撃等を受けても、施錠手段が不慮に解錠されることはなく、しかも、施錠手段の上下スライド操作を円滑に行うことができる装置を提供する。
そこで、本発明が手段として構成したところは、容器本体の上部開口に装着される飲口付きの肩部材と、前記飲口を開閉するキャップ部材とから成り、前記キャップ部材は、前記肩部材の背面部に水平方向の枢軸を介して枢結され、前記肩部材に被冠される閉位置と前記肩部材を開放する開位置との間で回動自在とされ、前記肩部材の正面部とキャップ部材の正面部との相互に、キャップ部材を閉位置に回動した状態で係脱自在に係止するロック手段と、該ロック手段の係止を解除不能に施錠する施錠手段を設けた構成において、キャップ部材を閉位置に回動したとき前記ロック手段に対向する該キャップ部材の正面部に前記施錠手段を上下スライド自在に設け、該施錠手段を下動することにより前記ロック手段を施錠するように構成して成る点にある。
前記ロック手段は、肩部材の正面部に横軸回りに揺動自在に設けたロックボタンと、該ロックボタンに係脱自在に係止するようにキャップ部材の正面部に設けた係止部とから構成され、前記ロックボタンは、横軸よりも下方位置の押しボタン部と上方位置の爪片を備え、爪片を常時背面方向に回動するように付勢するスプリングを設けており、前記係止部は、キャップ部材を閉位置に回動したとき前記爪片の背面側に沿って進入するガイド壁と該爪片に係止する係止凹部を備えており、前記施錠手段は、キャップ部材の前記ガイド壁から上方に延びる延長壁に沿って上下スライド自在なスライダーを構成し、該スライダーを施錠位置まで下動したとき前記爪片の正面側を被うことにより該爪片を係止凹部から退避不能に拘束し、該スライダーを解錠位置まで上動したとき前記爪片の正面側を開放することにより該爪片を係止凹部から退避可能に解放するように構成されている。
前記スライダーは、キャップ部材の延長壁の両側に形成されたリブ壁の間にスライド自在に嵌入され、該スライダーの両側に出没自在な突起片を備えると共に、該突起片を両リブ壁に向けて付勢するコイルスプリングを設けており、前記両リブ壁は、スライダーを施錠位置に下動した状態で前記突起片を嵌入させる施錠凹部と、スライダーを解錠位置に上動した状態で該突起片を嵌入させる解錠凹部を形成している。
前記スライダーを施錠位置に下動した状態で、前記コイルスプリングの上方に設けたスライダーの当接片に該下動方向に対向する方向から当接する当接面を形成したストッパ片を前記延長壁に設けており、該ストッパ片は、前記当接面の下側にコイルスプリングに圧接する圧接面を形成している。
請求項1に記載の本発明によれば、キャップ部材4の正面部に施錠手段14を上下スライド自在に設け、該施錠手段14を下動することによりロック手段12を施錠する構成であるから、容器本体2と、肩部材3と、キャップ部材4を分離した状態で、肩部材3にロック手段12のロックボタン16を組付け、キャップ部材4に施錠手段14を組付けた後、キャップ部材4を開放付勢手段11と共に枢軸10を介して肩部材3の背面部に枢結すれば、飲料用容器1が完成するので、部品の組付け作業が容易となる。
そして、施錠手段14を下動方向に移動した状態でロック手段12の施錠を行う構成であるから、容器の底部に振動や衝撃等が加えられても施錠手段14が不慮に解錠されることはない。
請求項2に記載の本発明によれば、施錠手段14は、キャップ部材4のガイド壁21から上方に延びる延長壁24に沿って上下スライド自在なスライダー26を構成し、該スライダー26を施錠位置まで下動したとき爪片19の正面側を被うことにより該爪片19を係止凹部22から退避不能に拘束し、該スライダー26を解錠位置まで上動したとき前記爪片19の正面側を開放することにより該爪片19を係止凹部22から退避可能に解放する構成であるから、施錠手段14を下動することによりロック手段12を施錠した状態で、容器の底部に振動や衝撃等が与えられることにより施錠手段14が自重により下動する場合でも、下動方向が施錠方向とされているので、不慮に解錠されることがないという効果がある。
請求項3に記載の本発明によれば、スライダー26の両側にコイルスプリング33により付勢された突起片32、32を設け、スライダー26を施錠位置まで下動したとき、突起片32、32をリブ壁25a、25aの施錠凹部34、34に嵌入させ、スライダー26を解錠位置まで上動したとき、突起片32、32をリブ壁25a、25aの解錠凹部35、35に嵌入させる構成であるから、施錠状態においてスライダー26を施錠位置に確実に固定できると共に、解錠状態でのロック解除時に開放付勢手段11により自動開放されるキャップ部材4の遠心力を受ける場合でも、スライダー26が解錠位置に確実に固定されるという効果がある。
請求項4に記載の本発明によれば、スライダーを施錠位置に向けて下動したとき、スライダー26の当接片36をストッパ片37の当接面38に当接させ停止させる構成であるから、スライダー26が施錠位置で正確に停止することにより突起片32、32を施錠凹部34、34に確実に嵌入させることができる。そして、施錠状態において、ストッパ片37の圧接面39をコイルスプリング33に圧接させる構成であるから、スライダー26がコイルスプリング33を介して下向きに付勢され、少なくとも上動を妨げられるので、飲料用容器1に振動や衝撃が加えられても、スライダー26が簡単に飛び跳ねて上動するようなことはなく、施錠状態を維持できる。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。図1及び図2に示すように、飲料用容器1は、容器本体2と、該容器本体2の上部開口に装着される肩部材3と、前記肩部材3に枢結され該肩部材3に被冠される閉位置と該肩部材3を開放する開位置との間で回動自在なキャップ部材4とを備えている。
容器本体2は、ステンレス製の内外容器2a、2bにより真空断熱壁を形成した魔法瓶タイプとされ、雄ネジ5aを形成した肩部6aから上方に径小とされて延長する開口縁7を形成している。
肩部材3は、合成樹脂により成形され、前記雄ネジ5aに螺合する雌ネジ5bを形成した肩部6bから上方に小径とされて延長する飲口8を形成している。尚、肩部材3の両側にはストラップ係止用の突軸9、9(図1参照)が設けられている。
このような飲料用容器1は、図2に示す左側を正面側F、右側を背面側Rとしており、ユーザは、正面側Fから飲口8に唇を当て、飲料用容器1を傾けることにより容器本体2に充填された飲料を飲用できる。
キャップ部材4は、肩部材3の背面部に水平方向の枢軸10を介して枢結され、該枢軸10に付設された鶴巻バネ等の開放付勢手段11によりキャップ部材4を開位置に開放するように付勢され、該開放付勢手段11に抗してキャップ部材4を閉位置まで回動したとき、肩部材3の正面部とキャップ部材4の正面部との相互に設けられたロック手段12によりワンタッチで自動的に係止される。ロック手段12はボタンタイプとされ、ユーザが指先で押すとロック係止が解除され、解除と同時にキャップ部材4は開放付勢手段11により開位置まで自動的に回動される。尚、キャップ部材4を閉位置に回動した状態で、該キャップ部材4の頂部内側に設けたシール材13が飲口8の開口を水密的に閉鎖する。
キャップ部材4の正面部には施錠手段14が上下スライド自在に設けられており、キャップ部材4を閉位置に回動したとき、該施錠手段14が前記ロック手段12に対向する。即ち、施錠手段14を下動することにより、前記ロック手段12が施錠されるように構成している。この施錠状態において、ロック手段12はボタンを押してもロック係止を解除する方向に作動しない。
図3ないし図5に示すように、前記ロック手段12は、肩部材3の正面部に横軸15を介して揺動自在に設けられたロックボタン16と、該ロックボタン16に係脱自在に係止するようにキャップ部材4の正面部に設けた係止部17とから構成されている。
図5に拡大図を示すように、前記ロックボタン16は、横軸15よりも下方位置の押しボタン部18と上方位置の爪片19を備え、爪片19を常時背面方向に回動するように付勢するスプリング20を押しボタン部18と肩部材3の間に介装している。この際、爪片19は背面側に突出する係止爪19aを備えている。これに対して、前記係止部17は、爪片19の背面側に沿って進入するガイド壁21と前記係止爪19aに係止する係止凹部22を備えている。
そこで、キャップ部材4を開位置から閉位置まで回動すると、前記ガイド壁21が爪片19の背面側に進入しつつロックボタン16をスプリング20に抗して揺動させ、係止凹部22が爪片19の背面側に進入すると、ロックボタン16がスプリング20により復動して係止爪19aを係止凹部22に係止する。従って、キャップ部材4を閉位置に回動するだけで、ロック手段12によるロックがワンタッチで自動的に行われる。
ロック手段12によるロックを解除するには、スプリング20に抗して押しボタン部18を押すと、爪片19が係止部17から退避し、係止爪19aと係止凹部22の係止を解除するので、キャップ部材4は、開放付勢手段11により開位置まで自動的に回動する。
図3(A)に示すように、肩部材3は、正面部に左右のリブ壁23a、23aを含むリブ状のU形壁23を形成し、該U形壁23の内部空間にロックボタン16を収納しており、爪片19を肩部材3の上方に突出している。
キャップ部材4の正面部には、前記ガイド壁21から上方に延びる延長壁24が形成され、ガイド壁21及び延長壁24の左右に設けられたリブ壁25a、25aを含むリブ状の逆U形壁25を形成しており、キャップ部材4を閉位置に回動した状態で、前記逆U形壁25のリブ壁25a、25aが前記U形壁23のリブ壁23a、23aに連なるように構成している。そこで、逆U形壁25の内部空間に施錠手段14が収納されている。
施錠手段14は、逆U形壁25の内部空間に収納された上下スライド自在なスライダー26を構成し、図5に示すように、下端部の背面側に拘束部27を突設すると共に正面側に指かけ部28を突設しており、図4(A)に示すように、左右の嵌合片29、29をリブ壁25a、25aの上下方向に延びる溝30、30に嵌合することにより上下スライド自在に構成されている。そこで、スライダー26を図5に示す施錠位置まで下動すると、拘束部27が爪片19の正面側を被うことにより、該爪片19の正面方向の揺動を阻止する。つまり、押しボタン部18を押してもロックボタン16は揺動せず、係止爪19aを係止凹部22に係止したロック状態を維持する。反対に、スライダー26を図6(B)に示す解錠位置まで上動すると、拘束部27が爪片19の上方に移動して解錠されるので、押しボタン部18を押せば、ロックボタン16が揺動して係止爪19aを係止凹部22から退避させ、ロック係止を解除することによりキャップ部材4を開位置に回動する。
図4及び図5に示すように、スライダー26の上端部の背面側には、両側壁31、31から出没自在な突起片32、32が設けられており、両突起片32、32の間にコイルスプリング33を介装することにより、両突起片32、32をリブ壁25a、25aに向けて付勢している。そこで、リブ壁25a、25aの内側面には、下側に配置された施錠凹部34、34と、上側に配置された解錠凹部35、35が形成されており、スライダー26を施錠位置まで下動したとき突起片32、32を施錠凹部34、34に嵌入係止し、スライダー26を解錠位置まで上動したとき突起片32、32を解錠凹部35、35に嵌入係止するように構成されている。この際、突起片32、32の先端は球面状に形成されており、従って、突起片32、32を施錠凹部34、34に嵌入係止した状態からスライダー26に上向きの力を加えると、先端の球面をガイドとして突起片32、32が没入しつつ施錠凹部34、34から退避することによりスライダー26の上動を可能にする。反対に、突起片32、32を解錠凹部35、35に嵌入係止した状態からスライダー26に下向きの力を加えたときも、同様に突起片32、32が没入してスライダー26の下動を可能にする。
前記コイルスプリング33のハウジングを構成する上壁により形成された当接片36がスライダー26の背面側に形成され、該当接片36の突出端は延長壁24の表面に近接する。そこで、スライダー26を施錠位置まで下動したとき、該下動方向に対向する方向から当接片36に当接するストッパ片37が延長壁24に突設されている。ストッパ片37は、当接片36の下面に当接する当接面38を形成すると共に、該当接面38から下向きで背面側に傾斜するテーパ面となる圧接面39を形成しており、該圧接面39をコイルスプリング33に圧接するように構成している。
(施錠状態)
図3に示す状態において、キャップ部材4は閉位置まで回動され、ロック手段12によりロック係止され、しかも、施錠手段14によりロック手段12の係止を解除不能に施錠されている。即ち、ロック手段12は、ロックボタン16の爪片19の係止爪19aを係止部17の係止凹部22に係止している。また、施錠手段14は、スライダー26を施錠位置まで下動され、当接片36をストッパ片37の当接面38に当接し、突起片32、32を施錠凹部34、34に嵌入している。従って、押しボタン部18を押してもロックボタン16は揺動せず、係止爪19aを係止凹部22に係止したロック状態が維持され、施錠された状態にある。
この施錠状態において、施錠手段14のスライダー26は、コイルスプリング33により付勢された突起片32、32を施錠凹部34、34に嵌入しているので、位置決め状態で固定されている。しかも、ストッパ片37の圧接面39がコイルスプリング33に圧接され、該コイルスプリング33を介してスライダー26を下向きに付勢しているので、飲料用容器1に振動や衝撃が加えられても、スライダー26が簡単に飛び跳ねて上動するようなことはなく、施錠状態を維持する。
(施錠解除)
上記の状態から図6に示すように、スライダー26を上動させると、施錠手段14による施錠状態が解除される。ユーザの指先を指かけ部28に当てることによりスライダー26を押し上げると、突起片32、32が先端の球面をガイドとして施錠凹部34、34から退避する。また、コイルスプリング33が圧接面39のテーパ面に沿って弾性変形しつつストッパ片37を乗り越えて上方に移動する。スライダー26の上壁(当接片36)が逆U形壁25の頂壁に当接する解錠位置までスライダー26を上動すると、突起片32、32が解錠凹部35、35に嵌入し、該解錠位置でスライダー26を係止固定する。
(ロック解除)
上記のように施錠手段14を上動した状態で、拘束部27が爪片19の上方に移動することにより解錠しているので、図7(A)に示すように、ロックボタン16の押しボタン部18を押せば、爪片19が揺動して係止爪19aを係止凹部22から退避させ、ロック係止を解除する。それと同時に、図7(B)に示すように、キャップ部材4は、開放付勢手段11により開位置に回動する。
(ロック係止と施錠係止)
キャップ部材4を開位置から閉位置まで回動すると、ガイド壁21が爪片19の背面側に進入しつつロックボタン16をスプリング20に抗して揺動させ、係止凹部22が爪片19の背面側に進入すると、ロックボタン16がスプリング20により復動して係止爪19aを係止凹部22に係止し、キャップ部材4を閉位置にてロック係止する。
そこで、ユーザの指先を指かけ部28に当てることによりスライダー26を押し下げると、突起片32、32が先端の球面をガイドとして解錠凹部35、35から退避することによりスライダー26を下動させ、コイルスプリング33がストッパ片37を乗り越えて下方に移動するや否や、当接片36がストッパ片37の当接面38に当接することによりスライダー26を施錠位置で停止させ、突起片32、32を施錠凹部34、34に嵌入する。
(部品の組付け作業)
図8(B)から理解できるように、ロック手段12の一方を構成するロックボタン16は、スプリング20を介装させながら横軸15をU形壁23の内部に組付けることにより、肩部材3の正面部に装着される。ロック手段12の他方を構成する係止部17は、合成樹脂製のキャップ部材4のガイド壁21に係止凹部22を成形することにより構成されている。尚、係止凹部22は、貫通孔により構成しても良く、或いは突起等により間接的に凹縁を形成するものでも良く、要するに係止爪19aに係止することによりキャップ部材4の開放を阻止する凹縁を備えた形状のものであれば良い。
これに対して、施錠手段14は、コイルスプリング33と突起片32、32を組付けながらスライダー26を逆U形壁25の内部に組付けることにより、キャップ部材4の正面部に装着される。
従って、容器本体2と、肩部材3と、キャップ部材4を分離した状態で、肩部材3にロックボタン16を組付け、キャップ部材4に施錠手段14を組付けた後、キャップ部材4を開放付勢手段11と共に枢軸10を介して肩部材3の背面部に枢結すれば、飲料用容器1が完成するので、部品の組付け作業は簡単容易である。
本発明の1実施形態の外観を示す正面図である。 本発明の1実施形態の中央縦断側面である。 施錠状態における本発明の要部を示しており、(A)は正面図、(B)は縦断側面図である。 施錠手段の実施例を示しており、(A)は横断平面図、(B)は縦断正面図である。 ロック手段と施錠手段を示す縦断側面拡大図である。 施錠解除状態における本発明の要部を示しており、(A)は縦断正面図、(B)は縦断側面図である。 施錠解除後のロック解除状態を示しており、(A)はロック解除した状態を示す縦断側面図、(B)はロック解除によりキャップ部材が開位置に回動した状態を示す縦断側面図である。
符号の説明
1 飲料用容器
2 容器本体
3 肩部材
4 キャップ部材
8 飲口
10 枢軸
11 開放付勢手段
12 ロック手段
13 シール手段
14 施錠手段
15 横軸
16 ロックボタン
17 係止部
18 押しボタン部
19 爪片
19a 係止爪
20 スプリング
21 ガイド壁
22 係止凹部
23 U形壁
24 延長壁
25 逆U形壁
25a リブ壁
26 スライダー
27 拘束部
28 指かけ部
29 嵌合壁
30 溝
32 突起片
33 コイルスプリング
34 施錠凹部
35 解錠凹部
36 当接片
37 ストッパ片
38 当接面
39 圧接面

Claims (4)

  1. 容器本体(2)の上部開口に装着される飲口付きの肩部材(3)と、前記飲口(8)を開閉するキャップ部材(4)とから成り、前記キャップ部材(4)は、前記肩部材(3)の背面部に水平方向の枢軸(10)を介して枢結され、前記肩部材に被冠される閉位置と前記肩部材を開放する開位置との間で回動自在とされ、前記肩部材(3)の正面部とキャップ部材(4)の正面部との相互に、キャップ部材(4)を閉位置に回動した状態で係脱自在に係止するロック手段(12)と、該ロック手段(12)の係止を解除不能に施錠する施錠手段(14)を設けた構成において、
    キャップ部材(4)を閉位置に回動したとき前記ロック手段(12)に対向する該キャップ部材の正面部に前記施錠手段(14)を上下スライド自在に設け、該施錠手段(14)を下動することにより前記ロック手段(12)を施錠するように構成して成ることを特徴とする飲料用容器のキャップ装置。
  2. 前記ロック手段(12)は、肩部材(3)の正面部に横軸回りに揺動自在に設けたロックボタン(16)と、該ロックボタンに係脱自在に係止するようにキャップ部材(4)の正面部に設けた係止部(17)とから構成され、
    前記ロックボタン(16)は、横軸(15)よりも下方位置の押しボタン部(18)と上方位置の爪片(19)を備え、爪片(19)を常時背面方向に回動するように付勢するスプリング(20)を設けており、前記係止部(17)は、キャップ部材(4)を閉位置に回動したとき前記爪片(19)の背面側に沿って進入するガイド壁(21)と該爪片(19)に係止する係止凹部(22)を備えており、
    前記施錠手段(14)は、キャップ部材(4)の前記ガイド壁(21)から上方に延びる延長壁(24)に沿って上下スライド自在なスライダー(26)を構成し、該スライダー(26)を施錠位置まで下動したとき前記爪片(19)の正面側を被うことにより該爪片を係止凹部から退避不能に拘束し、該スライダー(26)を解錠位置まで上動したとき前記爪片(19)の正面側を開放することにより該爪片を係止凹部から退避可能に解放するように構成されて成ることを特徴とする請求項1に記載の飲料用容器のキャップ装置。
  3. 前記スライダー(26)は、キャップ部材の延長壁(24)の両側に形成されたリブ壁(25a)(25a)の間にスライド自在に嵌入され、該スライダーの両側に出没自在な突起片(32)(32)を備えると共に、該突起片(32)(32)を両リブ壁(25a)(25a)に向けて付勢するコイルスプリング(33)を設けており、
    前記両リブ壁(25a)(25a)は、スライダー(26)を施錠位置に下動した状態で前記突起片を嵌入させる施錠凹部(34)(34)と、スライダー(26)を解錠位置に上動した状態で該突起片(32)(32)を嵌入させる解錠凹部(35)(35)を形成して成ることを特徴とする請求項2に記載の飲料用容器のキャップ装置。
  4. 前記スライダー(26)を施錠位置に下動した状態で、前記コイルスプリング(33)の上方に設けたスライダーの当接片(36)に該下動方向に対向する方向から当接する当接面(38)を形成したストッパ片(37)を前記延長壁(24)に設けており、該ストッパ片(37)は、前記当接面(38)の下側にコイルスプリング(33)に圧接する圧接面(39)を形成して成ることを特徴とする請求項3に記載の飲料用容器のキャップ装置。
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