JP2018188156A - 封筒用紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】封入される内容物にしわが生じることを防止する。
【解決手段】第1構成用紙109と、第1構成用紙109と折り曲げ線P2aを介して封筒展開方向に沿って連設された第2構成用紙113とを備え、封入封緘装置5で、搬送ローラ72により回転軸方向に部分的にニップされて搬送される内容物Bを第1構成用紙109と第2構成用紙113との間に挟み込みながら、封筒折りローラにより所定の圧力でニップされつつ折り曲げ線で折られて内容物Bが封入される封筒用紙P2において、内容物Bが封筒折りローラにニップされた状態で搬送ローラ72により搬送されたときに内容物Bが滑動するように、第1構成用紙109および第2構成用紙113の内面に折り曲げ線P2aに沿って滑性剤が塗工された滑動部113が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、封入される内容物にしわが生じることを防止する封筒用紙に関する。
近年、ダイレクトメール等の封筒の利用拡大に伴い、封筒自動作製システムによって封筒を作製する際に用いられる封筒用紙についても種々の開発がなされている(特許文献1参照)。そして、先行技術に係る封筒用紙の構成について説明すると、次のようになる。
先行技術に係る封筒用紙は、矩形の第1構成紙を備えており、この第1構成紙には、矩形の第2構成紙が第1折り部を介して封筒展開方向(搬送方向)に沿って連設されている。また、第2構成紙には、矩形の第3構成紙が第2折り部を介して封筒展開方向に沿って連設されている。
封筒自動作製システムは、内容物用紙を折り畳み、折り畳まれた内容物を搬送ローラが搬送する。そして、上下一対の封筒折りローラが、搬送された内容物を上述した封筒用紙に封入する。
ここで、搬送ローラは、回転軸と、この回転軸に固定され、折り畳まれた内容物をニップするグリップ部とを有する。この搬送ローラのグリップ部は、用紙皺などのダメージ低減のため回転軸方向に部分的に設けられている。また、封筒折りローラは、回転軸と、この回転軸に固定され、折り畳まれた内容物を上下方向から封筒用紙で挟み込んだ状態でニップするグリップ部とを有している。この封筒折りローラのグリップ部は、折り畳まれた内容物と封筒用紙とをニップして封筒用紙を折り畳むため回転軸方向に連続的に設けられている。
特開2013−166286号公報
上述したように、特許文献1に記載の封筒自動作製システムの搬送ローラのグリップ部は回転軸方向に部分的に設けられているので、折り畳まれて搬送ローラにより搬送された内容物の先端部(折り部)のうち、搬送ローラのグリップ部によりニップされた部分は増し折りされる。これにより、内容物の先端部の増し折りされた部分は搬送方向に凸状に張り出し、増し折りされない部分は張り出していない状態となる場合があった。
また、内容物の先端部の増し折りされた部分は内容物用紙の厚みが薄くなり、増し折りされない部分は厚くなる傾向がある。
すなわち、搬送ローラによる内容物の部分的な増し折りにより、内容物の先端部の形状が不均一となる場合があった。
この状態で内容物が封筒用紙に内包されて封筒折りローラにて封入されると、封筒用紙と共に内容物の凸状に張り出した部分が先に封筒折りローラにニップされ、その後、張り出していない部分がニップされる。そして、先にニップされた位置が固定されて封筒折りローラにて上下方向からニップされて封筒に封入されると、搬送ローラに増し折りされない箇所でしわが発生する恐れがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、封入される内容物にしわが生じることを防止する封筒用紙を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る封筒用紙の第1の特徴は、
第1構成用紙と、前記第1構成用紙と折り曲げ線を介して封筒展開方向に沿って連設された第2構成用紙とを備え、封入封緘装置で、搬送ローラによりこの搬送ローラの回転軸方向に部分的にニップされて搬送される内容物を前記第1構成用紙と前記第2構成用紙との間に挟み込みながら、封筒折りローラにより所定の圧力でニップされつつ前記折り曲げ線で折られて前記内容物が封入される封筒用紙において、
前記内容物が前記封筒折りローラにニップされた状態で前記搬送ローラにより搬送されたときに前記内容物が滑動するように、前記第1構成用紙および前記第2構成用紙の内面に前記折り曲げ線に沿って滑性剤が塗工された滑動部が設けられたことにある。
本発明に係る封筒用紙によれば、封入される内容物にしわが生じることを防止することができる。
封入封緘システムで本発明の一実施形態である封筒用紙を用いて封筒が形成されることを説明する説明図である。 本発明の一実施形態である封筒用紙を用いて封筒を作製する封入封緘システムの模式的な正面図である。 本発明の一実施形態である封筒用紙を封筒内側から見た図である。 (a)は、封入封緘装置が備える搬送ローラにより搬送される内容物を説明した説明図であり、(b)は、(a)の破線で囲った箇所の拡大図である。 封筒折りローラによって封筒用紙へ封入される内容物を説明した説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
また、以下の説明では、用紙としてどのサイズの用紙であっても適用可能である。また、以下の実施の形態では、例えばインクジェットで印刷するが、他の手法で印刷してもよく、本発明では印刷形式は特に限定されない。
<封入封緘システムの構成>
本発明の一実施形態である封筒用紙を作製する封入封緘システムの構成について説明する。なお、説明中において、「上流」とは、内容物用紙等の搬送方向から見て上流のことをいい、「下流」とは、内容部用紙等の搬送方向から見て下流のことをいう。また、図2で、「L」は正面から見た左方向、「R」は正面から見た右方向を示す。
図1は、封入封緘システムで本発明の一実施形態である封筒用紙を用いて封筒が形成されることを説明する説明図であり、図2は、本発明の一実施形態である封筒用紙を用いて封筒を作製する封入封緘システムの模式的な正面図である。
図1、図2に示すように、封入封緘システム1は、画像形成装置3と封入封緘装置5とを有する。画像形成装置3は、複数枚の内容物用紙P1及び封筒用紙P2に印刷を行い、印刷済みの複数枚の内容物用紙P1及び封筒用紙P2から内容物B及び封筒Eをそれぞれ形成して、内容物Bを封入した状態で封筒Eを封緘することにより、封書Mを作製するシステムである。
画像形成装置3の装置筐体7内には、ジョブに含まれる画像データ(内容物画像データ及び封筒画像データ)に基づいて内容物用紙P1及び封筒用紙P2に印刷を行うインクジェット方式の印刷部9が設けられている。この印刷部9は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色のインクを吐出する複数のライン型のインクヘッド11A,11B,11C,11Dを備えている。
インクヘッド11A,11B,11C,11Dの下方には、環状のプラテンベルト14が設けられており、内容物用紙P1及び封筒用紙P2が搬送路上を所定の搬送速度で搬送されながら、インクヘッド11A,11B,11C,11Dから吐出されたインクにより内容物用紙P1及び封筒用紙P2に印刷される。
また、装置筐体7内には、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を搬送するためのループ状の印刷搬送路13が印刷部9を囲むように設けられている。
装置筐体7内における印刷部9の下方には、複数枚の内容物用紙P1を印刷部9側(印刷搬送路13側)へ順次給紙する複数の内容物用紙給紙部15が上下方向に段状に設けられている。各内容物用紙給紙部15は、複数枚の内容物用紙P1を積載する給紙トレイ17と、この給紙トレイ17に積載された複数枚の内容物用紙P1を印刷部9側へ順次送り出す複数の給紙ローラ19とを備えている。
また、装置筐体7内の左部には、内容物用紙P1を印刷部9側へ搬送するための給紙搬送路21が設けられており、この給紙搬送路21は、上流端側(基端側)に2つの分岐部分21aを有している。更に、給紙搬送路21の各分岐部分21aの端部は、対応する内容物用紙給紙部15に接続してあり、給紙搬送路21の下流端部(先端部)は、印刷搬送路13に接続してある。
装置筐体7の左側部には、封筒用紙P2を印刷部9側(印刷搬送路13側)へ給紙する封筒用紙給紙部23が設けられており、この封筒用紙給紙部23は、複数枚の封筒用紙P2を積載する給紙トレイ25と、この給紙トレイ25に積載された封筒用紙P2を印刷部9側へ送り出す複数の給紙ローラ27とを備えている。また、装置筐体7内の左部には、封筒用紙P2を印刷部9側へ搬送するための給紙搬送路29が設けられており、この給紙搬送路29の上流端部(基端部)は、封筒用紙給紙部23に接続してあって、給紙搬送路29の下流端部(先端部)は、印刷搬送路13に接続してある。
なお、内容物用紙P1は、給紙トレイ25に載置されてもよいし、封筒用紙P2は、給紙トレイ17に載置されてもよい。
給紙搬送路29を搬送された封筒用紙P2、及び給紙搬送路21を搬送された内容物用紙P1は、レジストローラ30に突き当てられる。これにより、封筒用紙P2及び内容物用紙P1に弛みが生じ、この弛みにより封筒用紙P2及び内容物用紙P1の先端の位置あわせと斜行修正がなされ、その後、所定のタイミングで印刷部9へ向かって搬送される。
印刷搬送路13の左側上部には、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を一時的に収容するカセット31が設けられている。また、装置筐体7内の左部からカセット31内にかけて、内容物用紙P1及び封筒用紙P2を表裏反転させて印刷部9側へ搬送するためのスイッチバック搬送路33が設けられている。
装置筐体7内の左部には、印刷搬送路13から送り出された内容物用紙P1及び封筒用紙P2を封入封緘装置5側(右方向)へ搬送するための連絡搬送路35が設けられている。
封入封緘装置5の装置筐体41内には、連絡搬送路35(画像形成装置3)から送り出された印刷済みの内容物用紙P1及び封筒用紙P2を右方向へ搬送するための導入搬送路43が設けられている。
導入搬送路43の下流は、印刷済みの内容物用紙P1等(内容物Bを含む)を搬送するための内容物用紙搬送路45、および印刷済みの封筒用紙P2を搬送するための封筒用紙搬送路47に分岐し、さらに下流で合流している。
装置筐体41内における内容物用紙搬送路45と封筒用紙搬送路47の合流部の下流側(出口側)には、内容物Bを封入した状態で封筒E等(封書Mを含む)を搬送するための封入済封筒搬送路49が設けられている。そして、この封入済封筒搬送路49は、装置筐体41の上部まで延びている。
内容物用紙搬送路45の途中には、整合部51が設けられている。この整合部51は、導入搬送路43から送り出された印刷済みの複数枚の内容物用紙P1が封筒にまとめて入るように集積して整合するものである。また、整合部51は、印刷済みの複数枚の内容物用紙P1を待機させる整合ゲート(待機ゲート)53を備えており、この整合ゲート53は、内容物用紙搬送路45を開状態と閉状態に切り替え可能になっている。
内容物用紙搬送路45における整合部51の出口側(下流側)には、内容物形成部55が設けられており、この内容物形成部55は、整合部51から送り出された整合済みの複数枚の内容物用紙P1(以下、適宜に内容物用紙P1という)を折り曲げて内容物Bを形成するものである。そして、内容物形成部55の具体的な構成は、次のようになる。
装置筐体41内における整合部51の出口側(下流側)には、主折りローラ57が回転可能に設けられており、装置筐体41内における主折りローラ57に隣接した位置には、主折りローラ57と協働して内容物用紙P1を内容物用紙搬送路45から導入する導入ローラ59が回転可能に設けられている。また、装置筐体41内における主折りローラ57の下側には、主折りローラ57と導入ローラ59によって導入された内容物用紙P1を案内するガイド板61が設けられている。更に、ガイド板61には、内容物用紙P1(の先端)に突き当たって内容物用紙P1の折り曲げ線P1a付近にたるみを与える突当て部材63が設けられており、この突当て部材63は、適宜の第1位置調節モータ(図示省略)の駆動によりガイド板61に沿って位置調節可能である。そして、装置筐体41内における主折りローラ57に隣接しかつ導入ローラ59に対向した位置には、中間ローラ65が回転可能に設けられており、この中間ローラ65は、内容物用紙P1の折り曲げ線P1a付近をたるませた状態で主折りローラ57と協働して内容物用紙P1を折り曲げ線P1aから折り曲げるものである。
装置筐体41内における主折りローラ57の図に向かって左側には、主折りローラ57と中間ローラ65によって折り曲げられた内容物用紙P1を案内するガイド板67が設けられている。また、ガイド板67には、内容物用紙P1(の先端)に突き当たって内容物用紙P1の折り曲げ線P1b付近にたるみを与える突当て部材69が設けられており、この突当て部材69は、適宜の第2位置調節モータ(図示省略)の駆動によりガイド板67に沿って位置調節可能である。更に、装置筐体41内における主折りローラ57に隣接しかつ中間ローラ65に対向した位置には、導出ローラ71が回転可能に設けられており、この導出ローラ71は、内容物用紙P1の折り曲げ線P1b付近をたるませた状態で主折りローラ57と協働して内容物用紙P1を折り曲げ線P1bから折り曲げつつ、内容物用紙搬送路45側へ導出するものである。
内容物用紙搬送路45と封筒用紙搬送路47の合流部には、前折り部73が設けられており、この前折り部73は、連絡搬送路35から送り出された印刷済みの封筒用紙P2(以下、適宜に封筒用紙P2という)の折り畳むものである。そして、前折り部73の具体的な構成は、次のようになる。
内容物用紙搬送路45と封筒用紙搬送路47の合流部には、主折りローラ75が回転可能に設けられており、装置筐体41内における主折りローラ75に隣接した位置には、主折りローラ75と協働して封筒用紙P2を封筒用紙搬送路47から導入する導入ローラ77が回転可能に設けられている。また、装置筐体41内における主折りローラ75の下側には、主折りローラ75と導入ローラ77によって導入された封筒用紙P2を案内するガイド板79が設けられている。更に、ガイド板79には、封筒用紙P2(の先端)に突き当たって封筒用紙P2の折り曲げ線P2a付近にたるみを与える突当て部材81が設けられており、この突当て部材81は、適宜の第3位置調節モータ(図示省略)の駆動によりガイド板79に沿って位置調節可能である。そして、装置筐体41内における主折りローラ75に隣接しかつ導入ローラ77に対向した位置には、導出ローラ83が回転可能に設けられている。この導出ローラ83は、封筒用紙P2の折り曲げ線P2a付近をたるませた状態で主折りローラ75と所定の圧力でニップしながら封筒用紙P2を折り曲げ線P2aから折り曲げつつ、搬送ローラ72により搬送された内容物Bを内包しながら、封筒形成部85側へ送り出す。主折りローラ75および導出ローラ83は、回転軸(図示省略)と、この回転軸に固定され、折り畳まれた内容物を上下方向から封筒用紙で挟み込んだ状態でニップするグリップ部(図示省略)とを有している。このグリップ部は、折り畳まれた内容物Bと封筒用紙P2とをニップして封筒用紙P2を折り曲げるため回転軸方向に連続的に設けられている。この主折りローラ75と導出ローラ83とを総称して封筒折りローラという。
前折り部73の下流側には、内容物Bが封入された封筒用紙P2を封筒形成部85側へ送り出す搬送ローラ74,76を備えており、この搬送ローラ74,76は、駆動モータ(図示しない)の駆動により回転駆動する駆動ローラと、駆動ローラの回転駆動により回転する従動ローラとの一対のローラとして構成されている。
さらに、前折り部73の下流側には、封筒形成部85が設けられており、この封筒形成部85は、前折り部73から送り出された封筒用紙P2を折り曲げて封筒Eを形成するものである。そして、封筒形成部85の具体的な構成は、次のようになる。
装置筐体41内における前折り部73の出口側(下流側)には、主折りローラ87が回転可能に設けられており、装置筐体41内における主折りローラ87に隣接した位置には、主折りローラ87と協働して封筒用紙P2を封筒用紙搬送路47から導入する導入ローラ89が回転可能に設けられている。また、装置筐体41内における主折りローラ87の下側には、主折りローラ87と導入ローラ89によって導入された封筒用紙P2を案内するガイド板91が設けられている。更に、ガイド板91には、封筒用紙P2(の先端)に突き当たって封筒用紙P2の折り曲げ線P2b付近にたるみを与える突当て部材93が設けられており、この突当て部材93は、適宜の第4位置調節モータ(図示省略)の駆動によりガイド板91に沿って位置調節可能である。また、ガイド板91に沿って、突当て部材93の近傍には、後述する封筒用紙P2の水糊が塗工されている接着剤塗工部に水を塗布する加水機構99が設けられている。
そして、装置筐体41内における主折りローラ87に隣接しかつ導入ローラ89に対向した位置には、最終折りローラ95が回転可能に設けられており、この最終折りローラ95は、封筒用紙P2の折り曲げ線P2b付近をたるませた状態で主折りローラ87と協働して封筒用紙P2を折り曲げ線P2bから折り曲げるものである。
封入済封筒搬送路49の下流には、封緘部86が設けられており、この封緘部86は、封筒形成部85から送り出された封筒Eを封緘するものである。また、封緘部86は、封筒Eを挟持して押圧する封緘ローラ対88を備えており、この封緘ローラ対88は、適宜の封緘モータ(図示省略)の駆動により回転可能である。ここで、封筒Eは、封緘ローラ対88によって挟持して押圧されることにより、封筒用紙P2に予め塗布した感圧接着剤の接着作用によって封緘されるようになっている。
さらに、封入済封筒搬送路49の下流側には、正常に封緘され、封入済封筒搬送路49から送り出された封書Mを排出する封書排出部92が設けられている。
本発明の一実施形態に係る封筒用紙について図3を参照して説明する。
図3に示すように、本発明の一実施形態に係る封筒用紙P2は、封入封緘システム1によって内容物Bを封入した封筒Mを作製する際に用いられるものであって、矩形の第3構成用紙107を備えている。また、第3構成用紙107には、矩形の第1構成用紙109が折り曲げ線P2bを介して封筒展開方向(搬送方向)EDに沿って連設されており、この第1構成用紙109には、第2構成用紙113が折り曲げ線P2aを介して封筒展開方向EDに沿って連設されている。
そして、第3構成用紙107は、封筒展開方向EDの一端側に、開閉口としてのフラップ部117を有している。更に、第3構成用紙107,第1構成用紙109,第2構成用紙113の封筒内側面及び封筒外側面は、インクジェット方式の印刷部9によって文書、図形等が印刷されるようになっており、折り曲げ線P2aが前折り部73により折られ、折り曲げ線P2bが封筒形成部85により折られることによって、封筒用紙P2が折り畳まれるようになっている。
第3構成用紙107,第1構成用紙109,第2構成用紙113の封筒内側面における封筒展開方向に直交する方向(用紙短辺方向)SDの両側縁には、感圧接着剤(圧着糊)を塗工した塗工部119,121が封筒展開方向EDに沿ってそれぞれ形成されている。
第2構成用紙113の封筒外側面の一部であって折り曲げ線P2aの折り曲げによってフラップ部117と接触する部位には、フラップ部117を閉じるための水糊(接着剤の一例)を塗工した接着剤塗工部123が直交する方向SDに沿って形成されており、接着剤塗工部123は、一対の塗工部119,121の先端に挟まれている。
また、第1構成用紙109および第2構成用紙113の内面には、前折り部73により折られる折り曲げ線P2aに沿って所定の範囲で滑動部131が設けられている。この滑動部131は、封筒用紙P2と内容物Bとが封筒折りローラ(主折りローラ75および導出ローラ83)によりニップされた状態で、内容物Bが搬送ローラ72によって搬送されたときに内容物Bが滑動するように滑性剤が塗工されている。滑性剤としては、例えば、シリコン樹脂やフッ素樹脂など摩擦力を低減させる素材が用いられる。すなわち、滑性剤は、封筒用紙P2と内容物Bとが封筒折りローラによりニップされた状態で、内容物Bが搬送ローラ72によって搬送されたときに内容物Bが滑動する程度の低摩擦係数を実現するような素材で形成されていればよい。例えば、搬送ローラ72のニップ圧、搬送ローラ72のグリップ部の素材、内容物用紙の紙質、内容物用紙の剛性に基づいて、上記の低摩擦係数を実現する素材を選定すればよい。
図4(a)は、封入封緘装置5が備える搬送ローラ72により搬送される内容物Bを説明した説明図であり、図4(b)は、図4(a)の破線で囲った箇所の拡大図である。
図4に示すように、内容物形成部55において内容物用紙P1が折り曲げられて形成された内容物Bは、主折りローラ57と協働して導出ローラ71により内容物用紙搬送路45を搬送された後、搬送ローラ72により封筒折りローラ(主折りローラ75および導出ローラ83)へ搬送される。
搬送ローラ72は、図示しない搬送モータの駆動により回転する回転軸72aと、回転軸72aに固定され、内容物Bをニップするグリップ部72b,72cとを備えている。グリップ部72b,72cは、回転軸72a方向(SD方向)に部分的に設けられている。
そのため、内容物Bのうち、領域B2,B4が、グリップ部72b,72cによりニップされて搬送されるが、領域B1,B3,B5は、グリップ部72b,72cによりニップされない。
折り曲げ線P2aで折り曲げられた内容物Bの先端部のうち、先端部BB,BDは、グリップ部72b,72cによりニップされることにより増し折りされる。その一方、先端部BA,BC,BEは、グリップ部72b,72cによりニップされないので増し折りされない。これにより、先端部BA,BC,BEに比べて、グリップ部72b,72cにより増し折りされた先端部BB,BDは搬送方向に凸状に長さT1だけ張り出す。
また、先端部BA,BC,BEが増し折りされないことにより、その分、領域B1,B3,B5は、領域B2,B4に比べて、第1構成用紙109と第2構成用紙113との間隔(厚み)が広く上下方向に膨らみが生じる。
このように、内容物Bは、搬送方向の長さおよび厚みが不均一な状態で搬送ローラ72により封筒折りローラへ搬送される。
図5(a),(b)は、封筒折りローラによって封筒用紙P2へ封入される内容物Bを説明した説明図である。
図5(a)に示すように、内容物Bは、搬送方向の長さおよび厚みが不均一な状態で搬送ローラ72により封筒折りローラへ搬送される。この図では、グリップ部72b,72cによりニップされない領域B1,B3,B5の内容物Bを実線で図示し、グリップ部72b,72cによりニップされた領域B2,B4の内容物Bを破線で図示している。
そして、図5(b)に示すように、内容物Bが封筒折りローラ(主折りローラ75および導出ローラ83)へ搬送されると、搬送ローラ72による内容物Bの突き当てにより、封筒用紙P2は折り曲げ線P2aから折り曲げられる。そして、折り曲げ線P2aから折り曲げられて内容物Bを上下方向から挟み込んだ封筒用紙P2が主折りローラ75と導出ローラ83とで所定の圧力でニップされる。
このとき、内容物Bの搬送方向に凸状に張り出した先端部BB,BDは、第1構成用紙109および第2構成用紙113の滑動部131に接触しながら先端部BA,BC,BEより先に封筒折りローラにニップされる。その後、さらに搬送ローラ72により内容物Bが搬送されると、先端部BA,BC,BEが滑動部131に接触しながら封筒折りローラにニップされる。
滑動部131は内容物Bが滑動するように滑性剤が塗工されているので、先端部BA,BC,BEより先に先端部BB,BDが封筒折りローラにニップされたとしても、先端部BB,BDの位置は固定されず滑動する。
具体的には、先端部BA,BC,BEが封筒折りローラにニップされるとき、先端部BA,BC,BEは先端部BB,BDよりゆるく折られているので、第1構成用紙109と第2構成用紙113との間隔が広く上下方向に膨らみが生じている。
そのため、先端部BA,BC,BEが封筒折りローラによりニップされて増し折りされることで、この膨らみが解消されるように内容物BがSD方向に広がろうとする。
このとき、内容物Bの先端部は滑動部131に接触しているが、内容物Bの先端部と滑動部131との間に働く摩擦力は小さい。そのため、封筒折りローラにニップされた位置がずれ、先端部BA,BC,BEの膨らみが解消されるように封筒用紙BがSD方向に広がる。これにより、封筒折りローラにニップされたときに、しわが発生することを防止できる。
以上のように、本発明の一実施形態である封筒用紙P2は、内容物Bが封筒折りローラにニップされた状態で搬送ローラ72により搬送されたときに内容物Bが滑動するように、折り曲げ線で折られた第1構成用紙109および第2構成用紙113の内面に折り曲げ線P2aに沿って滑性剤が塗工された滑動部131が設けられている。
そのため、搬送ローラ72による内容物B2の部分的な増し折りにより、内容物Bの先端部の形状が不均一となった場合においても、封筒折りローラにニップされたときに、しわが発生することを防止できる。
(付記)
本出願は、以下の発明を開示する。
(付記1)
第1構成用紙と、前記第1構成用紙と折り曲げ線を介して封筒展開方向に沿って連設された第2構成用紙とを備え、封入封緘装置で、搬送ローラによりこの搬送ローラの回転軸方向に部分的にニップされて搬送される内容物を前記第1構成用紙と前記第2構成用紙との間に挟み込みながら、封筒折りローラにより所定の圧力でニップされつつ前記折り曲げ線で折られて前記内容物が封入される封筒用紙において、
前記内容物が前記封筒折りローラにニップされた状態で前記搬送ローラにより搬送されたときに前記内容物が滑動するように、前記第1構成用紙および前記第2構成用紙の内面に前記折り曲げ線に沿って滑性剤が塗工された滑動部が設けられた
ことを特徴とする封筒用紙。
1 封入封緘システム
3 画像形成装置
5 封入封緘装置
9 印刷部
51 整合部
55 内容物形成部
71 導出ローラ
72,74,76 搬送ローラ
72a 回転軸
72b,72c グリップ部
73 前折り部
75 主折りローラ
77 導入ローラ
83 導出ローラ
85 封筒形成部
86 封緘部
87 主折りローラ
88 封緘ローラ対
89 導入ローラ
92 封書排出部
107 第3構成用紙
109 第1構成用紙
113 第2構成用紙
117 フラップ部
119,121 塗工部
123 接着剤塗工部
131 滑動部

Claims (1)

  1. 第1構成用紙と、前記第1構成用紙と折り曲げ線を介して封筒展開方向に沿って連設された第2構成用紙とを備え、封入封緘装置で、搬送ローラによりこの搬送ローラの回転軸方向に部分的にニップされて搬送される内容物を前記第1構成用紙と前記第2構成用紙との間に挟み込みながら、封筒折りローラにより所定の圧力でニップされつつ前記折り曲げ線で折られて前記内容物が封入される封筒用紙において、
    前記内容物が前記封筒折りローラにニップされた状態で前記搬送ローラにより搬送されたときに前記内容物が滑動するように、前記第1構成用紙および前記第2構成用紙の内面に前記折り曲げ線に沿って滑性剤が塗工された滑動部が設けられた
    ことを特徴とする封筒用紙。
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