JP2018184892A - エンジンの制御方法及びエンジンの制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
1.エンジン1の全体構成
本実施形態に係るエンジン1の全体構成について、図1を用い説明する。
本実施形態に係るエンジン1を制御するための制御システムについて、図2を用い説明する。
エンジン本体10における吸気バルブ21周りの構成について、図3を用い説明する。
クランクプレート19の構成とクランク角速度情報の検出について、図4及び図5を用い説明する。図4は、クランクプレート19の構成を示す模式斜視図である。図5は、クランク角センサSNS1から入力されるパルス信号をクランク角の変化軸上で示す図である。
これは、区間Int5においては、圧縮漏れがなく気筒11aの筒内圧が高くなるためにピストン14の上昇速度が遅くなることによるものである。
PCM2によるデポジット付着判定及びデポジット除去の具体的な方法について、図6を用い説明する。図6は、PCM2が実行するデポジット付着判定及びデポジット除去の各制御方法を示すフローチャートである。
本実施形態に係るPCM2によるデポジット除去制御の具体例について、図7及び図8を用い説明する。図7は、実施例1に係るエンジンの制御において、アクセルオフからキーオフまでの間における吸気シャッターバルブ開度制御を示すタイミングチャートである。図8は、実施例2に係るエンジン1の制御において、アクセルオフからキーオフまでの間における吸気シャッターバルブ開度制御を示すタイミングチャートである。
先ず、実施例1について、図7を用い説明する。実施例1は、吸気バルブ21及び排気バルブ22とバルブシート12aとの間にデポジットが噛み込んでいない場合を想定している。
次に、実施例2について、図8を用い説明する。実施例2では、吸気バルブ21及び排気バルブ22の少なくとも一方と、バルブシート12aとの間にデポジットが噛み込んでいる場合を想定している。
本実施形態では、制御部であるPCM2は、アクセルがオフ状態である期間中に、デポジットの噛み込み有りと判定し、且つ、シフトポジションが走行レンジ(一例として、Dレンジ)から非走行レンジ(一例として、Pレンジ)に切り替えられたと判定した場合には、吸気シャッターバルブ36の開度をOV0からOV1に変更することにより、吸気圧をデポジット非噛み込み時(デポジットの噛み込みがない場合)よりも高い吸気圧とする。このため、本実施形態では、PCM2がデポジットの噛み込み有りと判定した場合に、キーオフの前(エンジン停止前)に、燃焼圧(筒内圧)を高めることで噛み込んだデポジットを押し潰し、除去することができる。
上記実施形態では、2つのターボ過給機61,62を備えるエンジン1を一例としたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、1つのターボ過給機を備える構成を採用することもできるし、ターボ過給機の代わりにスーパーチャージャーや電動ターボ過給機を採用することもできる。
2 PCM
3 変速機(変速装置)
10 エンジン本体
12a バルブシート
19 クランクプレート
21 吸気バルブ
21a バルブ傘部
22 排気バルブ
30 吸気通路
33 サージタンク
36 吸気シャッターバルブ
51a EGRバルブ
61 第1ターボ過給機
62 第2ターボ過給機
Claims (7)
- エンジンの制御方法において、
吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方と、バルブシートとの間へのデポジットの噛み込みの有無を判定するデポジット付着判定ステップと、
前記エンジンに接続された変速装置におけるギヤポジションが走行レンジであるか非走行レンジであるかの情報を取得するギヤポジション情報取得ステップと、
前記エンジンの燃焼室に供給する吸気圧の制御を実行する吸気圧制御ステップと、
を備え、
前記デポジットの噛み込み無しと判定した場合であって、前記ギヤポジションが前記走行レンジから前記非走行レンジに切り替えられ、当該非走行レンジが維持されている場合には、前記吸気圧を第1吸気圧とし、
前記デポジットの噛み込み有りと判定した場合であって、前記ギヤポジションが前記走行レンジから前記非走行レンジに切り替えられ、当該非走行レンジが維持されている場合には、前記吸気圧を前記第1吸気圧よりも高い第2吸気圧とする、
エンジンの制御方法。 - 請求項1記載のエンジンの制御方法であって、
前記エンジンの前記燃焼室には、吸気通路が接続されており、
前記吸気通路中には、開閉動作自在の吸気シャッターバルブが介挿されており、
前記吸気圧制御ステップでは、
前記吸気シャッターバルブの開度を第1開度とすることにより、前記吸気圧を前記第1吸気圧とし、
前記吸気シャッターバルブの開度を前記第1開度よりも大きい第2開度とすることにより、前記吸気圧を前記第2吸気圧とする、
エンジンの制御方法。 - 請求項1又は請求項2記載のエンジンの制御方法であって、
前記エンジンのアイドルストップの実行を制御するアイドルストップ制御ステップ、をさらに備え、
前記デポジットの噛み込み無しと判定した場合には、前記アイドルストップを実行し、
前記デポジットの噛み込み有りと判定した場合には、前記アイドルストップの実行を抑制する、
エンジンの制御方法。 - エンジンの制御装置において、
前記エンジンの燃焼室に接続され、当該燃焼室に供給される吸気圧の調節が可能に構成された吸気通路と、
前記エンジンに接続された変速装置におけるギヤポジションが走行レンジであるか非走行レンジであるかのギヤポジション情報の入力を受け付け、吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方と、バルブシートとの間へのデポジットの噛み込みの有無を判定するとともに、前記燃焼室への前記吸気圧の制御を実行する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
吸気バルブ及び排気バルブの少なくとも一方と、バルブシートとの間へのデポジットの噛み込み無しと判定した場合であって、前記ギヤポジションが前記走行レンジから前記非走行レンジに切り替えられ、当該非走行レンジが維持されている場合には、前記吸気圧を第1吸気圧とし、
前記デポジットの噛み込み有りと判定した場合であって、前記ギヤポジションが前記走行レンジから前記非走行レンジに切り替えられ、当該非走行レンジが維持されている場合には、前記吸気圧を前記第1吸気圧よりも高い第2吸気圧とする、
エンジンの制御装置。 - 請求項4記載のエンジンの制御装置であって、
前記吸気通路中には、開閉動作自在の吸気シャッターバルブが介挿されており、
前記制御部は、
前記吸気シャッターバルブの開度を第1開度とすることにより、前記吸気圧を前記第1吸気圧とし、
前記吸気シャッターバルブの開度を前記第1開度よりも大きい第2開度とすることにより、前記吸気圧を前記第2吸気圧とする、
エンジンの制御装置。 - 請求項4又は請求項5記載のエンジンの制御装置であって、
前記エンジンのアイドルストップを実行可能なアイドルストップ機構、をさらに備え、
前記制御部は、
前記デポジットの噛み込み無しと判定した場合には、前記アイドルストップ機構による前記アイドルストップを実行させ、
前記デポジットの噛み込み有りと判定した場合には、前記アイドルストップ機構による前記アイドルストップの実行を抑制させる、
エンジンの制御装置。 - エンジンの制御装置において、
前記エンジンの燃焼室に接続され、当該燃焼室に供給される吸気圧の調節が可能に構成された吸気通路と、
前記エンジンのクランク角速度を検出するクランク角センサと、
アクセルのオン・オフ状態に関するアクセル開度情報、及び前記エンジンに接続された変速装置におけるギヤポジションが走行レンジであるか非走行レンジであるかのギヤポジション情報、及び前記クランク角センサからのクランク角速度情報を受け付けるとともに、前記燃焼室への前記吸気圧の制御を実行する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記アクセルがオフ状態である期間中において、
前記クランク角速度情報を基とする、前記エンジンにおける圧縮行程中での所定のクランク角範囲の通過に要する第1通過時間と、前記エンジンにおける前記圧縮行程後での所定のクランク角範囲の通過に要する第2通過時間との比が、所定の閾値よりも大きい場合であって、前記ギヤポジションが前記走行レンジから前記非走行レンジに切り替えられ、当該非走行レンジが維持されている場合には、前記吸気圧を第1吸気圧とし、
前記比が前記所定の閾値以下である場合であって、前記ギヤポジションが前記走行レンジから前記非走行レンジに切り替えられ、当該非走行レンジが維持されている場合には、前記吸気圧を前記第1吸気圧よりも高い第2吸気圧とする、
エンジンの制御装置。
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